さてさて、今日は短くきっぱり行きたいと思いまーす。 今回のこのアルバムライブ録音です。 欧州ジャズの嵐の吹き荒れる今日この頃ですが、、メンバーをみて、お気に入りのミュージシャンがいましたか? Emanuele CIsiは、毛深いお髭がセクシーなテナー界の巨匠コルトレーン&ロリンズを敬愛するサックス。 「Urban Adventures/Emanuele Cisi」や「May Day /Emanuele Cisi & Paolo Birro」なんてところで出てきます。でも、たぶん、、このお方を日本で有名にしたのは「隠れた天使」って、豪華メンバーによる秀作。ロマーノ、ナタリー、レミ、フレス、って、そりゃあなたマニア涎ものです。 ソンでもって、ドラムFabrizio Sferraは、Enrico Pieranunzi、Stefano Battaglia、Danilo Rea等、、そりゃ、日本でも常に欧州ファンに人気のある方々のレギュラーバンドにいたりするわけです。
で、今回のわたくし的お楽しみは、、Furio Di Castri 。 元々、ピーコック的アプローチ、渋い音の選択、良く歌いまくるベースでわたくしは大好きなのです。 フレスとのアルバムはどれもおきいりでっす。あまりに沢山あって、ここであげることできないです。 彼の参加作品は、、わたくし的購買意欲直結なのでーーす。 ブログにはレビューはあげられなかったけど、去年、手に入れた「 L'esigenza Di Andare Verso Il Basso/Furio Di Castri 」なんて、ソロアルバムなんだけど、そりゃすげぇかっこいいプレイの連続で口があんぐりでした。 そう、キャストリは最近絶好調なのよ。でも、なかなか清く正しいジャズラヴァーに訴える作品はないんです。(爆) 例のイタリアライブシリーズ2008では、アコーディオンとオペラ特集だし。。ちょっと前には、グエンリー、リタさま、と、ザッパ&モンクの曲なんか取あげた取り扱い注意だったし。(爆) でも、ベースプレイは、どうしちゃったの?って感じで、かっこいいのだ!ホントなんだから。
Ravalseもシシの曲。シシの演奏の向こうに、キャストリの影がずっと蠢き、ふと前に回ったときにそのダークな存在感に圧倒される。渋いけど、めちゃメロディアス。 The Way You Cook Tonightは、お察しの通り。(笑) 例のスタンダードを「彼ら流にお料理した」演奏。聴き慣れたテーマが時々顔だします。 アップテンポでガンガン走り抜けてみんなで大笑い!みたいな、ライブならではのエキサイティングなサービス精神たっぷりな演奏でっす。 そして、なんと、、最後はモンクのPannonica。他人事とは、、思えません。(爆) キャストリはソロアルバムでも、これを演奏してましたので、キャストリのお気に入りナンバーかもね。 モンクの独特なフラフラ歩きはお見事に表現されてまして、非常に楽しい、でも、3人の親密なやり取りが手に取るようにわかるスズック的お楽しみな演奏になりました。 しかし、モンクの曲が最後に来ると、、なんだかアンコールし損なうよねぇ。。(爆) 終演。
誰にお勧めとか、考えたくないアルバム。(爆) 超個人的趣味、、でも、中味はしっかりみたいな。
1 Welcome 2 Days of Wine and Roses 3 Madrugada 4 Not a Boogaloo 5 Ravalse 6 The Way You Cook Tonight 7 Pannonica
Emanuele CIsi (sax) Furio Di Castri (b) Fabrizio Sferr (ds)