Chris Potter Undergroundは、ベースレスでフェンダーローズ、ギター、ドラムという編成で、ファンクな路線です。各個人の鋭さを際だたせて、レスポンスの良さ、空間使いのおもしろさ等、ハードに自分たちのグループとしての音楽を追究しています。前回は、ライブ盤「Follow the Red Line」でして、ライブにしか無いスリリングな緊張感で凄いことになっていたのですが、、あれから、二年。。今回も凄かったァ。
タイトル曲、もう、頭から変態リズムでファンクな楽曲でっす。フリーインプロなんだそうですが、この緊密な高密度な感じ、、それでいながら、自由自在な感じ、もう、1曲目からメロメロ。 二曲目のオリエンタルなテーマが出てくるFacing Eastも、わたくし的には壺壺でっす。不思議なメロディにのって徐々に一体感を増して行く感じはたまりません。ギターがジャズギターを吹っ切って、ノイジーな感じ含めてもいけてる。その凄さを痛感して、リピートしたくなる曲が3曲目Rumples。うねうねとギターとサックスが進行していくさまはスリリングで思わず、固唾を呑んで聴き入ってしまいマッス。アダムロジャーズは、このバンドでのはじめてのアルバムの時に、クランツのエッジの聴いたギターにしてやられてた気がしますが、ここでは、なんか、神がかってすげぇ、、ハードに弾きまくってます。そこにここぞとばかりにからみつくクリポタのサックスも硬派でスピード感に溢れていてそれでいて、イケイケなのだ!これにノックアウトされないクリポタファンはいないだろう。もう、めちゃめちゃかっこいい。 熱い余韻をさますようにバスクラから、、朴訥な感じで始まるボブディランの It Ain't Me Babe。フェンダーの響きも心に響きますねぇ。。テナーに持ち替えて?からのソロはお馴染みエモーショナルでアグレッシブだ。しかし、両方ともいい音ですよねぇ。。メロメロだ。。