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このブログで、再三、触れてきたことなので、読者の皆様方におかれましても、これからお話することについては、ご認識を深く形成されておられることと思います。 長崎地方裁判所の刑事部・書記官2名と総務課・課長補佐が「裁判員になったことによるトラブルである可能性がある。そうでなくても、一般論として警察が解決すべき事案である」と認め、警察に相談する旨を指導した「嫌がらせ行為」の事案について、事情を把握したにもかかわらず、警察が十分な対応をしなかったため、「嫌がらせ行為」のトバッチリを受けた僕の老父(88歳)が転倒。頭を強打して、硬膜下血腫を罹患して、2度の手術と入院を余儀なくされた件です。 本日、病院で検査を受けた所、3度目の手術が必要である旨を主治医の先生から伝えられました。 3度目の手術は、大掛かりなもので、1,2回目の手術のように、頭蓋骨に穴を開けるだけでは済まず、頭蓋骨を外さなければならないと言われました。 理不尽にも、執拗に「嫌がらせ行為」を仕掛けて来る加害者も加害者ですが、相談を受けた当初に「解決すべき案件です」と言明しながら、なかなか、加害者の行為を止めさせることが出来ない所轄署の対応に、お世話になっている最高裁判所メンタルサポートの複数のカウンセラーが、僕との電話での会話中、「警察は不甲斐ない」とダメ出しをするのです。 所轄署は何もやっていない訳ではありません。 たまに警察も本気になって、組織的に動いて、「嫌がらせ行為」を沈静化させることがありましたが、警察はその状態を長く維持しません。早くて数週間、遅くとも数か月後には、加害者はまた「嫌がらせ行為」を再開する。 このようなことを、ずっと繰り返して来たのです。 警察は加害者から舐められているのです。 僕を支援して下さる方々のうち、圧倒的多数の人達が、「警察の本気はポーズだけ。この案件を解決する気はない。似蛭田妖さんがブログで騒ぎ、新聞記者や政治家、警察以外の国家機関に相談するから、時々、本気で動いているように演技しているだけだ」と言っています。 だから、「似蛭田妖さんのお父様(88歳)が転倒して頭を強打。硬膜下血腫を罹患されたことは、警察に責任がある」と皆さんが異口同音に仰るのです。 このことについて、警察に言うと、「誰がそんな事を言っているんですか! 確認を取りますよ!」と怒鳴る警察官がいました。 それで、僕はそういった人達の名前を伝えたのです。10人以上の実名ですが。「警察に実名を出してもらって、構いません」と事前に了解を取らせていただいた方々です。 ところが、怒鳴った警察官は、確認なんて取らない。 確認を取ると、薮蛇になることを、よーく、自覚しているわけです。 既述したことですが、所轄署の警務課長Mが、フルネームで名乗って、「似蛭田妖さんが我々に相談しておられる本件は、時間はかかっていますが、解決すべき案件であると、警察は判断しています」という音声を、僕はICレコーダーに録取したのです。 また、その部下の警務課相談係長S、それに複数の署員らが、「被害を受けたら、情報を提供して下さい。いつでも良いですから、警察に連絡を」と言っている音声のデータもあるのです。 ところが、ある時、言われた通り、電話したら、所轄署の末端の警察官Uが「何で、自分が似蛭田妖さん、貴方の相手をいちいち電話でしなければならないのですか。警務課長が貴方に何を言ったか、そんなこと、私は知りませんよ。警務課長の認識が正しいかどうか、自分は貴方に言うことは出来ないからね」と吐き捨てました。(この音声も録音しました) 対馬放火殺人事件では、捜索差し押さえ時に、後々、被疑者の犯人性を証明する重要な証拠品となる黒サンダルに素手で触れた警察官がいたり、これもまた、被疑者の犯人性を証明するガソリン携行缶の取っ手部分の指紋採取に失敗して再鑑定を不能にした鑑識担当者がいたり、法廷で偽証罪を構成するかも知れない、すれすれの不適切証言をする職員がいたり、メディア関係者に犯人は殺害されたS子さんの交際関係者で決まりだと嘘の情報を流す警察官がいたり、・・・・・ 僕は、対馬放火殺人事件の公判廷にいて、警察の失態の一部始終を知っているから、自分が警察から、このような憂き目に遭わされても、驚きはしないのです。「裁判員に選任され、就任した人、全員に、一般論として、警察の良くない話をすることになっている」とK裁判長が話したことは既述しましたが、この言葉の意味が、裁判員を退任後、じわじわと理解できるようになって行きました。 そして、今では、とっても、よーく、理解しております! K裁判長どの! K裁判長とはいろいろとありましたが、この点については、K裁判長の言う通りであったことを、僕は素直に認めます。 K裁判長どの。お見それいたしました。 長崎地方裁判所刑事部1号評議室。 ここに初めて入った日に、K裁判長より、一般論として、警察の良くない話を、正裁判員6名と補充裁判員6名は聞かせられました。
2021.03.31
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今月19日、名古屋地裁で「あっ」と驚く判決文が朗読されました。 覚醒剤を使用したとして覚醒剤取締法違反罪に問われた被告に対し、「警察官が秘密裏に被告の飲料に覚醒剤を混入させた疑いがある」として、無罪が言い渡されたのです。 この、愛知県警東海署のでっち上げ事件の概略は、被告人の交際相手から嘘の覚せい剤使用情報を掴まされた警察官が捜査を開始。被告人の部屋から覚せい剤、注射器などを発見できず、また被告人の尿から使用反応が出なかったにもかかわらず、被告人を犯人にすることに拘泥。ついには、取調室で覚せい剤入りのお茶や水を大量に飲ませ、自作自演で覚せい剤取締法違反事件を作出したというものです。 この事件について、既述の有名進学高校経由・東大卒のエリート検事は、東大グループの裁判官仲間、検察官仲間の共通認識について、次のように仰ったそうです。「今回の無罪判決は、別に驚くようなことじゃないよ。愛知県警は以前から、覚せい剤関連の事件を自作自演してきた。俺たち東大卒検察官や東大卒裁判官の間では有名な話だったんだよ。愛知県警の捜査員が家宅捜索したら、すぐに目に付くような場所に覚せい剤が置いてあるってことがよくあった。不自然だろ。被疑者は知らないと言うし、被疑者の尿から使用反応は出ない。捜査員が持って行って置いたことがバレバレじゃないか」 今回、この無罪判決を宣告した裁判長は板津正道さんです。 板津正道裁判長は、「最高裁判所事務総局人事局任用課長」の経験者です。 このポストは、将来、最高裁判事になることが約束されたエリート裁判官しか務めることができないと言われているので、板津正道さんは裁判所組織を代表する法の番人であると考えてよいかと思います。 愛知県警東海警察署。 覚せい剤入りのお茶が出された取調室は、この建物の中にあるだぎゃ。 観光客の皆さん。この地域のご当地グルメには、手羽先、味噌カツ、きしめん、天むす等があるだぎゃ。 食べる時、近くに警察官がいてよ、味がおかしな時は、注意するだぎゃ。 それはコロナ感染ではないだぎゃ。覚せい剤が入れられているでよ。 ホテルの部屋の僅かな変化にも、敏感になってちょ。 警察官が、こっそり、覚せい剤を置いているかも知れないでよ。
2021.03.25
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今回は、現在、猛威を振るっていて収束の気配を見せないコロナ禍の問題について、お話しようと思います。 多くの識者、専門家が早い段階から、無症状者も対象としたPCR検査体制の拡充を主張してきたにも拘らず、政府はその必要性を否定し続けてきました。 この主張は、有名進学高校経由・東大卒専門家の方々も異口同音に仰っておられるそうです。 PCR検査を拡充せず、限定的に行って来た結果、感染者と感染ルートを把握することに失敗し、このような状態で、経済活性策のGOTO事業を行ったことも裏目に出て、もはや、緊急事態宣言を出しても「お手上げ」の状況を招いてしまいました。 コロナ対策が失敗したことは明らかです。 最近、テレビに出演した政府首脳に近い評論家が激白。 政権中枢は、PCR検査を広げるように指示したにもかかわらず、厚生労働省サイドが難色を示し、従わせることが出来なかったから、今日の「お手上げ」状況に至ってしまったことが暴露されました。 その上、この状況は、さらに悪くなって行くことが確実です。 コロナウイルスの複数の変異株が確認され、これらは従来型よりも感染しやすく、かつ重篤化しやすいと専門家が警鐘を鳴らしています。 ひょっとすると、年内に予定されているワクチンを接種しても効果が薄いか、無いことも考えられるそうです。 すべては、初動の失敗によって、コロナ対策は後手後手を余儀なくされて来ました。 莫大な予算を計上して、相当な人とモノを投入して対策している割には、効果が上がっていないのです。 ところで、皆さんは、かつて、テレサテンという歌姫がいたことを知っておられますか。 彼女の代表曲に「時の流れに身をまかせ」というヒット曲がありました。 この曲の替え歌があるそうです。 つい最近、ある人から教えてもらいました。 こんな替え歌を作られて、国民に謳われるようじゃ、おしめえよ、と某閣僚どのが言われそうですが。 それでは、その替え歌の歌詞を以下に紹介します。 「時の流れに身をまかせ」(替え歌バージョン) もしも分科会 入らなければ わたしは何を してたでしょうか コロナ禍だけど 論文書いて 普通の暮らし できたでしょうか 時の流れに 身をまかせ 政府の色に 染められ 科学の常識 それさえ 曲げることも しかたない だけど お願い 怒らないでね 今は 本当のことは 話せない 早い段階でPCR検査体制を整備して、全国一斉に「無症状者」も対象にした検査を行なうべきだったと、有名進学高校経由・東大卒専門家の方々が異口同音に仰るのだそうです。
2021.03.16
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僕は、子供の頃から、何ら問題なく、法と倫理を守って生きてきました。 ところが、中学時代、全く落ち度がないにも拘らず、既述のようなバッシングを受け、受験勉強を妨害され続け、挙句の果てに、暴力行為によって怪我をさせられ、志望していた進学高校3校の受験の機会を奪われました。 このことは、その後の僕の人生に多大なる影響を与えました。 そして、これも既述したことですが、世の中には理不尽な体験をした人に「いい勉強になったな」などと言って、その体験をポジティブに捉え、前向きに生きる契機とするよう教示する方がいらっしゃいますが、ある一定限度を超える被害を受けた場合、そんな話をされて、「はい、そうですね」なんて言えない訳ですよ。 この「ある一定限度を超える被害」というのは、その被害を受けた本人が判断することであって、本人でないと分からないことなのです。 そもそも、そう教示される方も、所詮人事だから、そんなことが言えるのだと思う。 ご自分やご家族が被害を受けられれば、他人が大したことではないと思うことでも、大騒ぎされるのではないでしょうか。 灘中灘高から東大理Ⅲへ行かれ、東大医学部を卒業された精神科医の和田秀樹先生はベストセラーの「感情的にならない本」の中で、成る程と首肯できるようなことを述べられております。 その和田秀樹先生ですら、感情的になられたことがあると、和田先生の灘高時代のの後輩の方から、僕は聞いたことがあるのです。 だから、この僕に「感情的にならないで」と言える人はいないはずなんですよ。 理不尽な謂れなき攻撃を受け、相当な被害を受けて、感情的にならず、なぜ、我慢し続けなければならないのですか! さりとて、相手が暴力で向かって来たから、こっちも暴力で、というわけにも行きません。法治国家に生きているんですから。 それで、結局、僕は、僕が受けた理不尽な被害を広く世間に訴えることにしました。 そんな時、たまたま、知人から打診されたのが、文部科学大臣杯全国青年弁論大会の地区予選への出場でした。 僕は、弁論なんて、やったことはありませんでした。 僕は人前で話すことが苦手で、そんなことをやることが分かっていれば、前日の夜から眠れず、悩み抜くような人間でした。 しかし、これは、大勢の人に、僕が受けた理不尽な被害について聞いていただくチャンスだと思い、随分と無理をして、出場したのです。 数週間で、弁論の全てを勉強。猛特訓を。 原稿(話す内容)は自分で考えましたが、発声やアクセント、身振り手振り、間の置き方などのテクニカルな指導は受けました。 指導していただいた方々には、今でも、感謝の念に堪えません。 そして、僕は地区予選を勝ち抜き、全国大会へ。 大勢の聴衆と主催者とテレビ局のカメラが揃う前で、僕は、中学時代に受けた理不尽を訴えました。 内容が内容だっただけに、凄い反響でした。 この反響については別の機会にお話しようと思います。 文部科学大臣杯全国青年弁論大会は今も続いています。
2021.03.15
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先月、2月24日付けで、佐賀県警の女性の本部長が、体調不良で業務に支障を来すことを理由に離任。警察庁長官官房付に異動待機となりました。 この女性本部長は一昨年、九州管内では初の女性の県警本部長として鳴り物入りで着任。以降、問題なく仕事をこなしてきましたが、大宰府主婦暴行死事件を招いた佐賀県警鳥栖警察署の失態を庇う発言をしました。 女性本部長は、事件前に被害者家族から再三、相談を受けながら、ずっと放置をしていた鳥栖署の一部始終を知って、悩んでいたと見られています。 それで、開会中の佐賀県議会で、警察に不利な答弁をするのではないかと不安に感じた県警幹部が警察庁に嘆願。警察庁が更迭の判断を下したと識者たちは考えています。 この識者たちの見立てが正しいとするとですよ。 この交代劇(更迭劇)に関与なさった警察庁と佐賀県警の皆様方。 やはり、女性の本部長は、厳しい議会の追及に耐え切れず、うっかり、「警察の失敗です。すいませんでした」という禁断のセリフを言ってしまうのではないかと心配されたのですか? 女性だから議会を乗り切ることは無理だ、と判断されたんですかね。 そもそも、この大宰府主婦暴行死事件は、犯人だけではなく鳥栖警察署にも大きな責任があると圧倒的多数の市民が考えているのですが。 警察が動いていれば、主婦は殺害されることはなかったと、みんな、言っている。 警察が市民に寄り添ってくれないって、みんな、嘆いているんだよ。 警察は何のためにあるんですか? 警察は誰を何を守るんですか? 警察が市民目線を失念するようじゃ、昔の特別高等警察と同じじゃないか! 大宰府主婦暴行死事件では、警察は主婦の命を守ることができなかった。 人の命より大切なものなんて、この世にはないんだよ! 臭い物に蓋をするのではなくて、大宰府主婦暴行死事件での失敗を真摯に受けて止めて反省しないと、今後も、類似の失敗を何度でも繰り返すことになるぞ。 突然の異例の交代劇でメディア各社にあらゆる角度からいろいろな報道をされた佐賀県警の前本部長。 厳しい質問をする議員の後ろには市民がいることを忘れないで下さい。 非を認めると地獄。認めなくても、結果は同じでしたよね。
2021.03.14
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ずいぶんと間が空いてしまいましたが、2月11日分「僕のプロフィル的な話(20) 中学卒業後もMが寄って来た! 」の続きです。 それは、大学在学中のことでした。 また、Mが僕の家に来て、騒動を起こしたのです。しかも、これもまた、試験前というタイミングでした。 僕は東京の大学に行きましたが、幾つかの試験を地元九州の会場で受けるために帰郷。家で直前対策の勉強をしていました。 僕が在籍していた大学は、Mなどの学力で入試を突破できるような大学ではありません。 また、この幾つかの試験と言うのも、Mなどは合格するどころか、そもそも、受験することさえ出来ない、難しい試験でした。 つまり、僕がMに言いたかったことは、「貴様が到底出来ないことを僕がやるからと言って、逆恨みから、妨害することは止めてくれよ」ということでした。 トラブルが起きたのは夜でした。 僕の家の前の道路(公道)は、夜でも街頭が整備されているので、安全に往来できます。その明るさは、道路と個人の敷地の境界付近も明瞭に視覚できるほどのものです。 だから、僕が知る限り、夜、歩いたとしても、道路または道路に隣接する敷地の出入り口付近で転倒するとか、何かに衝突するなんていうことは1度も無かったのです。夜でも10メートル以上先から歩いて来る人物を知ることが出来ました。 その(トラブルが起きた)時、たまたま、僕は家の敷地内の道路に近い場所で、軽く体操をしていました。 1日中、ずっと部屋で勉強していたので、その合間に、気分転換も兼ねてこのようなことをやっていたのです。 すると、同世代の若い男3人が話しながら、僕の家の前を通りかかり、そのうちの1人が、僕の家の敷地内に数歩、足を踏み入れ、顔を僕の家の玄関に向けながら「ここは似蛭田妖の家だぞ」と言いました。 この時、僅か数十センチの距離で、そこに居た僕と、その輩との顔が向き合いました。 その輩は・・・ 何と! Mだったのです! 視力が悪い僕が気付いたくらいだから、(僕よりも視力が良い)Mが気付かない筈はありませんでした。 そして、Mは、僕と顔を合わせた後も、僕の家の敷地内に留まり、家の奥を覗こうとしました。 ここで、僕は叫んだのです。「おい、何か用があるのか!」 すると、Mは逃げようとしました。僕はすかさず、また叫びました。「おい、貴様! 住居不法侵入は止めろ! 何回、同じ迷惑行為を繰り返すんだよ。用も無いのに、人の家に来るな。もう2度と来るな。分かったか!」 これに対し、Mも暴言で応戦。簡単に引き下がりません。 Mは自分の行動がトラブルの原因であることを認めず、激昂。 あわや、殴り合いの喧嘩になるところで、僕の両親とMの連れの2人が間に入り、暴力沙汰になることは回避されました。 暴力沙汰にはならなくても、僕はまた、高校受験直前に暴力を受けた際のように、試験に向けて精神を集中している直前期、またもや、スムーズに勉強しているルーティンをMから乱されることになりました。 幸い、この後、受験した試験は全て合格しましたが、後味の悪さが残りました。 繰り返しますが、Mは、その時も、トラブルが起きた原因が自分にあることを素直に認めませんでした。また、過去に僕に行なった暴力行為等についても全く反省していませんでした。 Mは反省しないから、何度でも、同じ失敗を繰り返したのです。 既述の通り、中3時の担任は「話せば分かる」を連呼しましたが、Mのような反省しない奴にはどんなに話した所で、分かることなんてあり得ないのです。 僕が10代20代の頃はこのような本はありませんでした。 Mのような人間が一定数、この社会には存在します。 攻撃の動機が妬みが転化した逆恨みである場合、その対策は更に厄介になります。
2021.03.11
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本日は、一昨年12月に29歳という若さで自ら命を絶った検事さんの件で、広島地検と広島高検の両ホームページにある「ご意見・ご要望」フォームに書き込んで送信した内容を、皆様方にお見せしようと思います。 一応、ホームページには、「皆様方の貴重なご意見等については,今後の検察運営の参考とさせていただきますが,個別に回答することはいたしておりませんので,あらかじめご了承ください」とありますので、残念ながら、広島地検と高検側のリアクションをうかがい知ることは出来ません。 以下がその全文です。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・「ご意見・ご要望」の担当者様。出来ましたら、以下の内容を幹部の方にお伝え下さいます様、お願い申し上げます。制限字数(1000字)に納まらないので、数回に分けて送信いたしますことをご了承くださいませ。広島高検検事長 様広島地検検事正 様 僕は裁判員経験者です。凶器とガソリン携行缶を準備した犯人によって、父娘2人が惨殺され、証拠隠滅のために放火され、住居が全焼した事件でした。 しかも、直接証拠が皆無で自白も無かったため、識者達による前評判は「死刑か無罪」になるという両極端なものでした。 ところが、結果は無期懲役。この判決は、高裁、最高裁から支持され、確定。被告人は受刑者となりました。 裁判員裁判判決後の記者会見では裁判員たちが異口同音に、極めて難しい判断であったこと、いろいろなストーリーが考えられることを発言。翌日の新聞でも取り上げられました。多くの識者は「ギリギリ有罪になった」「冤罪の可能性もある」などと話しています。 傍聴すれば分かることですが、この裁判は地検の死刑主張が認められませんでした。起訴状の内容も半分は認められず、訴因変更がなされました。 無期懲役に不満な長崎地検は死刑を求めて控訴しましたが、福岡高裁の判断は既述の通り、地裁と同様の無期懲役の判断。ここで、可笑しなことが起きました。 福岡高検は、この高裁判決を受け入れて、死刑を求めて上告することをしなかったのです。多くの識者は、検察も冤罪の可能性に気付いたからだと言っています。 さて、裁判員の任務終了後、僕は苦しくなり、心を病んで、裁判所指定のメンタルヘルス業者のケアを受けたり、専門の精神科医に受診して、今日に至っています。 評議の内容を誰にも話せないということが、苦悩をより大きくしているのです。 裁判員裁判のことを完全に忘れることは出来ません。忘れようと思っても無理なのです。なぜなら、裁判員業務が終わって、新聞で控訴審の内容を知って、驚きました。警察と検察が裁判員裁判で隠していたことを知ったからです。その隠していたことは1つ、2つではありません。被告人を有利にする事情が幾つも隠されていました。だから、新聞記者は、こんなことが裁判員裁判で明らかになっていたら、無罪になっていただろうと言うのです。 傍聴すれば分かることですが、裁判員裁判では、検察側の鑑定証人の法医学者が、裁判員の質問に端を発した矛盾の暴露により、裁判官からも追及され、法廷で火だるまになりました。それで、検察の立場は丸潰れ。記者の半分は無罪判決が出るかもしれないと思ったそうです。 また、この記者たちは「検察は話を作っている」とも言っているのです。 率直な話。僕は、新聞記者達から、警察と検察、それに裁判所の良くないことを知っていて、それを評議の秘密のために話すことが出来ないから、苦しんでいると思われています。 僕がこのような状態にあることについて、検察も責任を感じるべきだと思われているのです。 評議の秘密があるから、一般論としてしか発言できませんが、言います。 僕は、検察には良くない部分が沢山あると考えています。 検察は何のためにあるのですか? 検察庁のホームページでは次のように説明しています。「検察庁では検察官・検察事務官などが執務しており,検察官は,刑事事件について捜査及び起訴・不起訴の処分を行い,裁判所に法の正当な適用を請求し,裁判の執行を指揮監督するなどの権限を持っているほか,公益の代表者として民法など各種の法律により数多くの権限が与えられています。検察は,国家社会の治安維持に任ずることを目的とし,検察権の行使に当たって,常に不偏不党・厳正公平を旨とし,また,事件処理の過程において人権を尊重すべきことを基本としています」 事実を隠したり、嘘をでっち上げることは説明していません。 話は変わりますが、一昨年12月、広島地検公判部で、当時時29歳の検事さんが自ら命を絶つという悲しい出来事があったことが報道されました。 地検公判部の中で最多の業務を与えて、長時間労働をさせたうえ、公判部長が裁決した案件を次席検事は裁決を拒否。机をバンバン叩きながら、「お前は司法修習生以下だ」と罵声を浴びせたとのこと。 複数のネタ元が確かであると判断したから、メディア各社は報道したんじゃないですか。この件に関する広島地検と高検の内部調査にご遺族も納得しておられずに公務災害を申請されたとか。検察内部にも同様に納得していない人達が多くいらっしゃるとか。 識者は、広島地検と高検は、個体側要因を持ち出して、長時間労働とパワハラ言動によって当時29歳の検事が自殺したことを隠そうとしていると言っています。 検察が、自分達の内部で起きた自殺案件ですら、嘘を付いて真実を隠し、国民を騙そうとするのなら、逮捕、起訴したりする本来の業務でも、同様の不正を行っていると国民から疑われても仕方がないのではないでしょうか。 ご遺族の公務災害の申請には、厳正公平、真摯に対応していただきたいと思います。法の正当な適用を望む次第です。 広島地方検察庁と広島高等検察庁が入居している広島法務総合庁舎。立派な建物の中では立派な仕事をしていただきたいものです。「ファインジャッジ」好きなカープファンも大勢、この公務災害申請の成り行きを注視していると思いますがねえ。 ご存知の通り、広島カープのチームカラーは「赤」。 だから、広島地検と広島高検の皆様方。ご遺族が申請された公務災害の調査では、真っ赤な嘘は付かないで、赤の他人にも分かるように、赤裸々に真実を語って下さいませ。
2021.03.09
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本日は、この僕、似蛭田妖から、このブログをご覧になっておられる皆様方にまた、お礼を申し上げさせていただきたいと思います。 昨日のことですが、この「悩める裁判員経験者・似蛭田妖のブログ」の累計アクセス数が5万を超えました。 全て、皆様方のおかげでございます。 どうも有難うございます。心より感謝申し上げます。 昨年3月7日に、対馬放火殺人事件の裁判員を務めたことによる後遺症から精神的にどうしようもなくなって、評議の秘密を漏らさない範囲で情報発信をしようと決意して、このブログを開設しました。 明日でブログ開設から1年になります。 始めた当初にお話したように、僕の目的は経済的利益を得ることではありません。アフィリエイトで収入を得ようなどとは考えておりません。それで、アフィリエイトとは無縁で来ましたし、今後も、この姿勢を貫かせていただきたいと考えております。 アフィリエイトを目にすることが楽しみで、それが無いことを寂しく感じられる読者の方がいらっしゃるかも知れませんが、どうか、この旨をご理解くださいます様、お願い申し上げます。 僕は、経済的目的から、このような情報発信をしていると思われたくないのです。 利益を得るために、話を作っている等という疑念を持たれたくもないのです。 どうか、ご理解くださいませ。 さて、この「悩める裁判員経験者・似蛭田妖のブログ」は楽天ブログに設けられています。 楽天ブログの経験がおありの方はご存知かと思いますが、楽天ブログではアクセス数を記事別に確認することが出来ます。 それで、読者の皆様方が、僕が記述してきたことのうち、どのようなことに関心を持たれ、より多く閲覧されたのかということを把握して来た次第です。 誤解なさらないで下さい。 僕はアクセス数を伸ばすために、このデータを参考にして、丸々、読者の皆様方に迎合した記事を書いて来たわけではありません。 これは、たまたま、僕が問題を感じて取り上げてきた話題に、読者の皆様方が反応された結果なのです。 読者の皆様方のうち圧倒的多数の方々は、裁判所、検察、それに警察に対して(僕が)不満を述べることに大きな関心を持たれています。 その方々の中には、直接、僕に意見表明される方々もいらっしゃるので分かることですが、ほとんどの方々が、裁判所、検察、警察に対して、不信感と反市民的な悪感情を抱いておられます。 僕も、好んで、裁判所、検察、警察の良くない部分を取り上げてきたのではありません。 対馬放火殺人事件の裁判員を務め、その後遺症で苦しんでいるからだけでなく、真っ当にこの国に生きる市民の1人として、黙認することは出来ないと考えました。 この「悩める裁判員経験者・似蛭田妖のブログ」を閲覧される方々は一般の市民の皆様方だけではありません。新聞社、出版社などのメディア関係、弁護士、医師、大学教員、国会議員、県議市議など、専門的な立場の方々もいらっしゃいます。 中には、元裁判官、元検察官、元警察官僚、あるいは、現職の裁判官、検察官、警察官僚の方々もいらっしゃいます。 現職の方々は表立って言われませんが、元裁判官、元検察官、元警察官僚の方々のうち、かなりの割合の人達が「似蛭田妖さん。あなたが言っている通りです」と僕の主張を全肯定されてきたのです。 子供の頃から優等生で、有名進学高校を経由して、文Ⅰに合格。東大法学部の在学中に旧司法試験と上級職国家公務員試験に合格したような人達が、「似蛭田妖さん。今の裁判所、検察、警察は腐っています」と言っておられるのです。 この「悩める裁判員経験者・似蛭田妖のブログ」をご覧になっておられる一般の方々も、同様の認識を持っておられるのだろうと思っております。 裁判所は何のためにあるのですか? 検察は何をすべきですか? 警察は誰を守るべきですか? なぜ、法にも道徳・倫理にも反することなく、真っ当に生きている人間が、不当な扱いを受けて、苦しめられなければならないのですか? 皆さんは、今の人生を終って、あの世に行って、もし、もう1度、この人間社会に生まれて来れるチャンスがあるとしたら、「もう1度、この人間社会に生まれてきたい」と思われますか?「もう1度、人間社会に生まれさせて下さい」と言われるような人間社会であってほしい。 そのために、裁判所と検察、警察には、しっかりしてもらわないといけないのです。 読者の皆様方。 どうか、今後とも、宜しくお願い申し上げます。 コロナ禍の中、劇場版『鬼滅の刃』は興行収入と観客動員数の新記録を更新中です。 ヒロインの竈門禰󠄀豆子は鬼になっても人間の心を失いません。兄の竈門炭治郎(主人公)と共に鬼から人間社会を守るために戦います。 竹の口輪を取ってあげると、「人間であっても、人間の心を持っていない輩がいる!」と禰󠄀豆子は叫びそうです。
2021.03.06
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本日は、今、国会で問題となっていることに関連する内容をお話しようと思います。 菅総理大臣の長男(東北新社勤務)が、総務省幹部らを接待していたことが発覚して、現職の幹部らが国家公務員法上の処分を受け、総務省OBの内閣広報官が辞職した件です。 1人あたり、7万数千円もする贅沢なディナーが振る舞われていたことがばれて、国民感情を悪くしました。 過去、昭和の時代から、公務員と民間業者との関係については、汚職事件が起こる都度、適度な距離を取る必要性が確認されて来ました。平成になると、国家公務員倫理法・倫理規定が制定され、抜本的に解決したかに見えました。 ところが、その後も、時々、指導すべき業者から接待を受けているのではないかと疑われることがありました。 今回、それが姿を現したのです。 しかし、「何てこと、やってるんだ」と口角泡を飛ばす論客には申し訳ないのですが、このことについて、既出のA検事とその同級生の方々は「運悪く、ばれちまったな」とバツが悪そうに言われたのだそうです。 有名進学高校経由の東大卒でいらっしゃいます、A検事とその同級生の方々は、ご自分達が裁判官、検察官、弁護士、官僚、医師、実業家、政治家などであるだけでなく、もともと、法曹一族、官僚一族、政治家一族などにお生まれになっておられるので、その辺の、昔から現在に至る事情を知悉しておられるのだそうです。 中には、ずばり、汚職事件で懲戒免職になられた身内をお持ちの方もいらっしゃるそうです。 驚くことに、A検事とその同級生の方々は、民間業者による官僚の接待について、一定の理解を示しているのだそうです。 その理由をA検事は次のように言われたそうです。「子供の頃から、進学塾に通って頑張って、灘、開成、筑駒目指して。そいで、受かったらよ、今度は東大文Ⅰ目指してよ。東大在学中によお、司法試験と上級職国家公務員試験と外交官試験のうち、2つに受かってよお。これだけ頑張って、激烈な競争に勝ち抜いて来たら、裁判官になって、最低でも高裁長官になる。出来ることなら最高裁判事だけどな。検察だったら、最低、高検の検事長だよ」「でも、あれなんだよ。どんなに社会的地位を極めて、年取って勲章貰ってもよお。世の中、やっぱり、金なんだよ。金が無いと豊かな生活はできないだろ。女房子供を幸せにしてやることは出来ない。親孝行も出来ない。俺たちに比べれば、学力が劣ってるのに、商社や外資系に行った連中を見ろ。あっという間に年収3000万、5000万だぞ。だからな、金銭的に裁判官、検察官、官僚なんて、安月給って感覚なんだよ。有名進学高校経由の東大卒の待遇にしちゃ、決して、良いわけじゃない」「だから、分かるんだよ。霞が関行ったって(官僚になったって)裁判官、検察官と大差ない。局長や事務次官になったって、商社や外資系に勤める30代社員とどっこいどっこいの年収じゃねえか」 このA検事の発言に、大手法律事務所のパートナー弁護士をしている同級生の方と、理Ⅲに行って医師をしている同級生の方が次のように反論されたそうです。「おまえ、それなら、検察官にならなかったら良かったじゃないか。企業などの金持ち相手専門の弁護士になれば良かったじゃないか」「今はどうか、分かんないけど、検察は、ちょっと前まで、裏金があって、それで良い思いをしてきたんじゃないか。おまえ、正規の収入の他に、年間いくら貰ってたんだよ。いや、いくら、くすねていたんだよ」 すると、A検事曰く。「まさか、検察が、こんな長時間労働で割が合わない職場だとは思わなかったんだよ。あーあ、金持ち相手専門の弁護士になるか、そもそも、文Ⅰなんて行かずに、慶応医か医科歯科大か千葉医に行って、美容外科医になれば良かったなあ。理Ⅲは無理かも知れないから」「おい、検察の裏金の話はご法度だぞ。おまえら、この話題には触れるな。大変なことになるぞ」 結局、官僚が受ける業者の接待について、この方々の見解は次のように一致したのだそうです。「公務員の倫理規定で、業者に手心を加えちゃいけませんって、言ったってな。現実には、我々の仲間内のように、同級生の友達から頼まれたら、嫌とは言えないだろうしな。官僚に、完全にコネに左右されるなって命令することは酷だよ。官僚が、ある程度、コネで動くことがあっても仕方ないじゃないか」「ただし、その謝礼は露骨にしちゃダメだと思う。巧くやらないと、やる方も、受ける方も墓穴を掘る。金額的な問題もあるだろう」 最後に、A検事は先輩検事から聞いた話として、次のことを呟かれたそうです。「今回の菅総理大臣の長男の接待なんて、金額的には、たいしたことじゃねえよ。昔の接待に比べればな。昔、銀行のMOF担がやっていた大蔵官僚の接待なんていうのは、もっともっと、凄かったそうだぞ。この接待の一部については贈収賄が認定されたから東京地検特捜部が動いたが、摘発対象になったのは、すべての業者の大蔵官僚接待のうちのほんの一部だ。検察はな、豪華な接待のほぼ全てを把握していたんだよ」「今回、内閣広報官が受けた、7万数千円のディナー程度で驚くな。昔の大蔵官僚はな。一晩で50万円以上の接待を頻繁に受けていたんだよ。そして、別れる前にはな。車代と言って10万くらい包んで貰っていたってよ。昔の大蔵官僚にはな。今の財務官僚以上にな、東大在学中の司法試験合格者が沢山いたんだよ。そいで、法曹蹴って大蔵行ったもんだから、自分達は裁判官や検察官より偉いと思っていた。だから銀行のMOF担は最高の接待をやったんだよ」「銀座、赤坂は当たり前。貸きり屋形船も当たり前。女性を要求する大蔵官僚にはな、20代の娘をあてがってやったってさ。MOF担が事前にホテルの予約までやっていたってよ。一応な、こんなことも、当時の特捜部は調べていたんだよ。当時の検事達は捜査しながら、羨ましいって、自分達も、こんな接待受けてみたいって、こぼしていたってよ」 大蔵官僚の接待の実態は、検察がメディアにリークした後、当事者の著作によっても明らかにされました。 検察が大蔵官僚と銀行との癒着を暴いたから、大蔵省は解体され、財務省と金融庁に分離されました。このことによって、かつての大蔵官僚の力が削がれました。 検察は憎い。また、その検察と同調した裁判所も許せない、ということで、大蔵官僚接待事件から数年後、今度は金融権力側から、検察と裁判所に対する報復攻撃が始まりました。 A検事曰く、金融権力側の言い分はこのようなものだったそうです。「東大法学部で上位30人に入って、上級職国家公務員試験と司法試験を両方とも在学中に受かった俺たち大蔵官僚よりも格下の、お前ら、裁判官と検察官が、俺たちに向かってくるから、こっちも黙っていねえんだよ。お前らも叩けば埃が出るんだよ」 この報復攻撃については、別の機会に詳述することとします。
2021.03.04
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前回分「29歳検事の自殺に関わった「広島地検の次席検事」(2)。」と関係がある話をさせていただきます。 河井克行衆院議員と妻の案里参院議員の買収事件においては、広島地検は東京地検と合同で捜査活動に勤しみ、ついに2人を逮捕するという検察の本義を全うすることが出来ました。 圧倒的多数の国民は、この検察の仕事に溜飲を下げ、検察は近年大きく落ち込んでいた国民の信頼を少しは回復したのでした。 この河井夫妻の買収選挙事件の捜査に、29歳検事の自殺に関わった次席検事どのも躍起となり、各種対応に追われていたとのことでした。 この事件を検察が手掛けるきっかけとなったのは、広島県内の有権者や大学教授など、多くの人達が、相次いで告発状を広島地検に提出したことです。 その告発状騒動が始まったのが、一昨年11月。29歳検事が自殺する1か月前です。 次席検事はこの2か月前の9月に広島地検に着任したばかり。「広島にやってきた早々、とんでもない騒動に巻き込まれることになった。これは嫌だな。出来ることなら、こんな告発状、受理したくない」と内心、思いましたよね。 ねっ、そうですよね。次席検事どの。個人的には乗り気じゃなかったですよね。 河井夫妻と事を構えるということになると、その背後にいる安倍首相(当時)や菅官房長官(当時)、自民党の二階幹事長等とも事を構えるということに繋がりますからね。 次席検事どのは、次のことが頭にこびりついて、相当悩みましたよね。「こりゃ、先々の検事正昇格にマイナスになる」 そんな、広島地検に多く寄せられる告発状をどうするか、その取扱いについて、受理する受理しないということを熟慮、検討している最中に、自殺した29歳検事が他事件の論告内容の決裁のために次席検事の部屋にやって来たのでした。 そこで、次席検事は感情的になって、机をバンバン叩きながら、「お前は司法修習生以下だ」と罵声を浴びせたというものでした。 識者と検察関係者の多くは、この次席検事の29歳検事を自殺に追い込んだパワハラ行為と河井夫妻の事件は密接に関わっていると考えているのです。 まあ、関わっていると言っても、所詮、次席検事殿の心の問題だったわけですがね。 普通、現金を配った側だけでなく、貰った側も処罰されるべきなのですが、なぜか、この事件では、貰った方々は全員「お咎めなし」という検察の判断でした。「大勢の人間が告発状を出すし、新聞社やテレビ局が大騒ぎするので、河井夫妻だけはやっつけますが、政府、自民党本部、それに広島の県議、市議、支持者の方々には目を瞑ります。だから、どうか、検察法務省の人事には首を突っ込まないで下さい」 識者の多くは、このような配慮と思惑が検察首脳にあったと考えているのですが、これは広島地検の次席検事殿にとっても、願ってもないことでした。 「権力から睨まれると怖い」 それは、検察官だけでなく、裁判官、財務官僚なども、常々、恐れていることです。 既出のA検事も、有名進学高校経由の東大卒でありながら、同様のことを仰ったそうです。 A検事の同級生で東大医学部を卒業された医学者の方々でさえ、権力とは事を構えたくないと考えられているそうです。 結果的に、この河井夫妻の買収事件は、広島地検の検事正や次席検事の判断ではなく、東京地検や最高検など検察中枢の判断によって、事件として手掛けることが決まりました。 だから、広島地検の次席検事どのが悩む必要なんて無かったと多くの識者、検察関係者は言うのです。 河井夫妻が仕出かしたことは、成る程、悪いことです。逮捕され起訴されても仕方のないことです。 でもね、次席検事どの。 河井夫妻は人を殺してはいませんよね。人を死に追い詰めることもやっていませんよね。 それに比べると、広島地検公判部で一番多くの仕事を与えて、一番多くの時間外労働をさせた上に、机をバンバン叩きながら、「お前は司法修習生以下だ」と罵倒して、自殺に追い込んだ御仁の所業の方が遥かに罪深いと、圧倒的多数の世間の人達が言っているんですがね。 このことについて、次席検事どのが引き合いに出した司法修習生がどう判断するか、とても興味があります。彼らに訊いてみても良いですか? たぶん、「人命より尊いものなんて、この世にない」と異口同音に答えると思うのですが、この答えは間違っていますか? 次席検事どの。
2021.03.03
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前回分「29歳検事の自殺に関わった「広島地検の次席検事」(1)。」の続きです。 一昨年9月に広島地検に着任した次席検事が、12月に公判部に属する(当時)29歳の検事を、机をバンバン叩きながら、「お前は司法修習生以下だ」と激しく罵倒。その直後、この検事は自殺しました。 この後の広島地検と広島高検の対応も、また、大いに問題があると、識者のみならず、検察関係者までが憤慨しているそうです。 なぜなら、この検事は自殺前に、知人にこの出来事の詳細を知らせており、もはや、広島地検と広島高検が事後的に事実関係を改竄しようとしても、そんなことは出来っこない状況にあったからです。 一昨年12月にこの検事が自殺した後、広島地検と広島高検はそれぞれ内部調査をして、自殺の原因を「本人の個人的なもの」と結論付けました。 広島地検と広島高検は、ご遺族であるご両親にも、嘘の説明をしていました。 ご両親が、自殺前の次席検事とのやり取りを知ったのは、広島地検や広島高検から教えられたからではありません。自殺した検事から一部始終を知らされていた知人から教えられたからでした。 なぜ、広島地検と広島高検は、ご両親に本当の話をしなかったのでしょうか? 識者とご両親に同情する検察関係者の全員が、「表に出ると、咎められる、やましい行為だから、組織ぐるみで隠さなければならないという認識があったからだ」と言っておられるのです。 この点について、既出の(有名進学高校経由・東大卒で、法務省での勤務歴もおありになられる)A検事は、次のように仰ったそうです。「一昨年の9月に広島地検にやって来た次席検事が、パワハラオヤジの本領を発揮して、その年の12月には自殺者を出したってことだ。自殺した29歳の検事が詳細を知人に証拠として残る形で伝えていたことを知らずに、揉み消そうとしたんだろうよ。馬鹿だぜ。そんなことすると、自分で自分の首を絞めることになるのによ。この次席検事が広島地検の検事正と広島高検の検事長に泣きついて、組織ぐるみで検事のパワハラ自殺を隠ぺいすることになったんだろうよ」 白を黒にすることもあれば、黒を白にすることもある検察の方々。 全ての検察官がそうだとは思いたくありませんが。 しかし、ね。 何だかんだ言ったって、所詮、白は白、黒は黒なんだよ! 事実をありのまま、曝け出して、適正に評価することが出来ないんなら、検察官の仕事が行えるわけないじゃないか。 こんなことだから、検察に対する国民の信頼が地に落ちるんじゃないのか。 いつまで経っても、この国から冤罪が無くならないのは、このような検察の体質が改善されないからじゃないのか! このように、自殺した(当時)29歳の検事は、次席検事から理不尽なパワハラ行為を受けたことをSNSで知人に知らせていました。 ねえ、広島地検の次席検事どの。 公判部長検事の決裁がちゃんと通った論告の文面だったと言うのに、何処がダメだったんですか? 実は、ダメな所なんて何処にもなくて、単に、この検事にイチャモン付けて、いじめたかっただけだろうと言う識者や検察関係者もいらっしゃるんですよ。 現在、広島地検内部にも貴方に批判的な職員が結構な人数いらっしゃるそうですが、その方々にも、机をバンバン叩きながら、「司法修習生以下だ」と怒鳴り上げるおつもりなのですか?
2021.03.01
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