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2009.12.17
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それは、本人ならきっと
100倍も1000倍にも膨らむことでしょう。
それこそ生き地獄のような無念で悲痛の思いでしょう。

私はマイケルファンですが
テレビの特集は、あまり見たくありませんでした。
『メディアはどうせ、面白おかしく見世物にするだけだろう』
と思っているからです。けれど
日テレの「マイケル・ジャクソン 愛と哀しみの真実」は
見出しに、少しだけ違っているなと感じ取りました。
なので、「少しだけ」期待して見ました。
なぜ「少しだけ」かというのは、これまで
ずっと、真実が報道されず裏切られてきたからです。

前半は、週刊誌やワイドショーが取り上げるような
「相変わらず」と思わせる下世話な特集もありました。
私が期待していた11月17日のニュースは
ありませんでした。これは、また次回に触れます。
長くなりますので、番組の話に進みましょう。

さて、番組ですが・・・
「よくぞ、ここまでやってくれた」
という、見事な作りでした。


『事実無根からでっち上げられた事件。1つ目』
これが、マイケルを地獄に引きずり込む、悪夢の始まりでした。
マイケルから、脅して金を取ろうと目論む男がいました。
自分の子供が虐待されたとでっち上げて
それを恐喝の種にして、マイケルに持ちかけようと・・・

スーパースターに妬みがあったのか
黒人差別が根強く残る合衆国だったからか
マイケルは、警察からも狙われてしまいました。
手錠を掛けられたマイケル・・・ 犯罪者扱いのマイケルの写真・・・
簡単にテレビで報道されてしまいました。確たる証拠もないのに。
あれがテレビで流れてしまったら、内容は何も知らなくとも
誰もが誤って、マイケルを勘違いしてしまったことでしょう。

後に、児童虐待に遭った子供本人が、テレビに出て
 「その事実はなかった。父親の強要だった」と告白しています。
 Youtubeの動画でも残っています。少年は顔モザイクで映ってます。
 これだけでも、マイケルの身の潔白は証明されています。

これは、だいぶ前のことです。ファンには周知の真実です。
アメリカでも、あまり大きく取り上げてくれませんでした。
日本の記者たちだって、このことを知っていたはずでしたが
「正しいことは報道せず、金になる悪い噂しか好まない」ので
広まらなかったのでしょう。マスコミは金でしか動きません。
マスコミの噂に汚染されてしまった人々は、大きな話しか信じないので
マイケルの歌やパフォーマンスは何も知らず
つまらない低俗な噂だけを信じて、文句をいって嫌うのです。

『事実無根からでっち上げられた事件。2つ目』
1つ目の事件で、マイケルからは大金が奪えると
金に目がくらんだ人間の屑が、マイケルを襲います。
マイケルと仲良くなった家族が、マイケルの家へ遊びに行き
マイケルの金で1日中、楽しく買い物をして
飲んで食べて豪遊して、挙句の果てに、家族全員で
「私たちは監禁された。子供は虐待にあった」とウソをついて
マイケルから金を奪い取ろうとしました。
しかし、全てウソと判断され裁判では負けました。
マイケルは無罪を勝ち取りました。
当たり前だ。ふざけるな。

 この部分は番組の再現VTRでもやってましたが
 この家族は、皆マイケルの金で、遊びほうけていたのです。
 しかもこの時、 マイケルは遠く離れたラスベガスにいたことが証明されています。
 虐待はおろか、マイケルは不在で何をしようにも、何もできません。

子供にまで演技を仕組んだ母親。
そして、親に洗脳されてしまった子供たち。
幼かったことは理由にはなりませんが、子供たちよりも
一番罪が重いのはウソをでっちあげた母親でしょう。
マイケルを地獄に落としたあなたは生きている資格はありません。
どうか明日にでも、今日にでも、1分後にも
人生が終わり、地獄へ落ちてほしい。

この2つの事件で
マイケルは身も心も引き裂かれてしまいました。
薬が必要になってしまいました。
音楽に打ち込むこともできなくなってしまいました。
マイケルの寿命を縮めたのは、間違えなく
これらの事件でした。そしてマスコミです。
マスコミをうっかり信じてしまった者たちも加担者です。

日テレの「マイケルの愛と哀しみの真実」は
「これはこれで画期的であった」と称えたいと思います。
日テレの番組制作者に、マイケルを愛する人がいたのが救いでした。
私は、社員でもありません。関係者の友人も一人もいません。
でも、分かるのです。上辺だけではこうした製作はできません。
よかった。マイケルを陥れる番組ではなかった。
私の率直な感想は、「ああ、少し救われた・・・」という思いでした。
テレビの影響は巨大ですから。日本だって世界だって動かせます。
真実があろうと、ファンが何といおうと
何も変えられないのです。でも、少しは救われました。

この番組によって、一人でも多くの人に
「マイケルは無実だったのか。本当にかわいそうだった」
そう、伝えることができたなら
非常に意義があったことでしょう。
テレビで正義が伝えられたということは
本当に素晴らしいことです。


もちろん、完璧ではなく、気になるてんも一部ありました。
番組の冒頭では、視聴率稼ぎのためか
「全く不要の、つまらない下世話な特集」がありました。
ここは、とても不愉快でした。
けれど、伝えられるべきことは伝えられました。
ここが、私が最初にいった、期待してなかった理由です。
でも、やはり称えましょう。
日テレはいい番組を製作したと。

マイケルの素晴らしい曲もパフォーマンスも知らないで
欲望にまみれたマスコミが、でっちあげている悪い噂だけしか
頭になかった者も、目が覚めてほしいものです。

番組の中で、マイケルの日常を映した場面がありました。
マイケルの車が行き着いた先に、女の子のファンが
密かに待ち構えいた、という光景がありました。
おそらくドイツ人なのでしょう。
彼女は「ドイツはあなたを愛してます」といいます。
そして、マイケルも「ぼくもドイツを愛しているよ」と答えます。
短いけれど、なんともスケールの大きな言葉ですね。
さすがは世界のマイケル!!
1つの国から愛しているといわれるなんて!!
こうした、ファンとの温かい交流は
今まで、ほとんど取り上げられることがありませんでした。
いつだって、面白おかしく書き立てるメディア・・・
そして、それらを間に受け取ってしまう、愚かな群集。


いつの日か、「世界はあなたを愛しています」と
マイケルに伝えられる日が来てほしい。
"The whole world loves you, Michael"





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Last updated  2009.12.19 02:28:11
コメント(20) | コメントを書く


■コメント

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マイケルLOVE  
ちょこ90508  さん
同感です
TV観ました。とてもとても、可哀想なマイケル・・・。涙があふれました。
マイケルは、偉大です。そして、寛大な人。ピュアーな人。
もう、世界中は、分かってくると思います。 (2009.12.18 06:53:27)

Re:マイケル・ジャクソン 愛と哀しみの真実(12/17)  
みみ☆19  さん
私もみました。富もある人特有の悩みをもっていると思いました。
後半の弁護士は、とても紳士で好感をもちました。前半の事件の相手側のスタッフという女性には、こんなこと暴露していいのか疑問でしたが。

たいしてお金はありませんが、利用されていると仕事をしていると集まってくる関係者に感じることがあります。夫の親族ですけど。私だけとなったらかかわらないだろうって。頼られているというよりも利用されていると感じてしまいます。

 マイケルは、繊細で大人になりきれなかったピュアな人ですよね。 (2009.12.18 07:49:28)

ごめんね  
Velvet†Room  さん
すごくよく気持ちがわかるから、コメント逆にできないわ。
ちゃんと読んだからね。
(2009.12.18 08:31:38)

メディアも群集も  
ai*kero  さん
元を正せば、ひとりひとりの人に行き着きます。
ひとりの人として「負」の感情をどう扱っていくか…をいつも考えています。

マイケルは世界規模で有名なポップスターですから
誹謗中傷も集中したことでしょうね。

因果応報といいますが、現実には相応の罰が与えられているとは思えない
ことも多くありますね。でも!お天道さまはすべてを見ていますよ!
(2009.12.18 10:44:13)

Re:マイケル・ジャクソン 愛と哀しみの真実(12/17)  
k-coggy  さん
私もテレビ見ました。
旦那が好きで見ていて、最初はつまらないと思っていました。
マスコミの力ってすごいですよね。
私は今まで、子供を窓から宙づりにするマイケル。
児童虐待で訴えられるマイケル。
そんな感じのマイケルしか見えませんでした。

でもテレビを見て、
すごく純粋でいい人だったんだなぁと思いました。
ちょっと普通じゃないところもあるけど、絶対に悪い人じゃなさそう。

なんでもそうですが、マスコミには”おもしろいネタ”じゃなくて、”真実”を流して欲しいです。 (2009.12.18 10:53:09)

Re:マイケル・ジャクソン 愛と哀しみの真実(12/17)  
nekochan_59  さん
どこの国のマスコミもそうですが、話題になると思ったら徹底的にやるけど、誤りだと解かっても決して同じ様には詫びないですネ。

彼も間違いなく被害者のひとりだと確信しました。
(2009.12.18 19:30:32)

Re:マイケル・ジャクソン 愛と哀しみの真実(12/17)  
ルイボスT  さん
マイケル嫌いな人って私の周りにはいないのです!

分かっている人は分かってますよ♪

私も入院中に酷い不眠で睡眠剤の点滴したけど、
アレは多すぎですね~(>。<)

使っていい量は決められているのにな~ (2009.12.18 19:36:14)

こんばんは  
風とケーナ  さん
マスコミの持つネガティブな影響力の大きさを知りながら、それを悪用するやり方には(そうしたマスコミにも、人々にも)、心底、憤りを感じます。
今回のマイケルの番組、惜しくも見ることができませんでしたが、ネオ・リーブスさんの記事を拝見して、自分も少し救われる思いになりました。
「ドイツはあなたを愛してます」という女性の言葉も、強く胸を打ちます。
意義深い大切な記事をお書きくださいまして、本当にありがとうございました。
(2009.12.18 20:42:33)

Re:マイケル・ジャクソン 愛と哀しみの真実(12/17)  
もちこ2100  さん
こんばんは!
この番組は録画したけれどまだ観てません。。。
マイケルさんの真実の部分が取り上げられたのであれば、それは画期的な番組ですよね。
彼が受け止めた誹謗中傷は、計り知れない傷を残したことでしょうね。。。
それでも人を愛し、平和を愛し続けたマイケルさん。。。
ようやくその背負ってきた物から解放され、再起するという瞬間。。。
その復活すら許されなかったなんてあまりにも悲しい人生ですよね。
でも、わたしはきっといつまでもマイケルさんの音楽と共に生きていくと思うし、そう言う人も沢山いるのだと思います。
残念な最期ではあったけれど、彼は世界中の人に愛されて居るんだと、すごくわかる気もします。 (2009.12.18 22:33:48)

Re:マイケル・ジャクソン 愛と哀しみの真実(12/17)  
YU-MISIA  さん
ファンならではの見方ですね~

マイケルを好きとか嫌いとかで見たことはないですが報道された事がすべて真実・・という見方をしたことはありません

過剰な報道と見ていましたよ・・多少なりとも真実が明らかになってファンの方にとってはとてもよかったことですね~♪

これからももっと真実がわかれば良いなと思います。

いつもありがとうございます♪ (2009.12.18 23:59:51)

ちょこ90508さんへ   
>マイケルは、偉大です。そして、寛大な人。ピュアーな人。
>もう、世界中は、分かってくると思います。

この再現ドラマは欧米では放送されたようですね。
アジアやあらゆる国で流れ、世界に広まれば
マイケルの無実と、今まで以上の素晴らしさがわかるでしょうね 
   (2009.12.19 02:30:59)

みみ☆19さんへ   
>前半の事件の相手側のスタッフという女性には、こんなこと暴露していいのか疑問でしたが。

むしろ立派だったと称えたいですね。
普通は、相手側に完全に染まるのが弁護士ですが
それを覆して、顔と名前を公表して
真実を語ったのは、勇気もあり正義の行動だと思いました。
マイケルは、大人にならず、子供のような
心を持ち続けた人でしたね 
   (2009.12.19 02:34:18)

Velさんへ   
>すごくよく気持ちがわかるから、コメント逆にできないわ。

ありがとうございます。
読んでいただけただけで、感謝してます。
なんとも、いたたまれない気持ちになると思います 
   (2009.12.19 02:36:06)

ai*keroさんへ   
>マイケルは世界規模で有名なポップスターですから
>誹謗中傷も集中したことでしょうね。

スーパースターでも、批判される人と
そうでない人もいますよね。
風向きや運などもありますね。
運だけで片付けたくはないのですが
不幸にも、メディアの標的に狙われたのがマイケルでした。

>因果応報といいますが、現実には相応の罰が与えられているとは思えないことも多くありますね。

普通の生活では、目に見えず分かりませんが
必ず因果応報はあると信じています 
   (2009.12.19 02:40:29)

k-coggyさんへ   
>なんでもそうですが、マスコミには”おもしろいネタ”じゃなくて、”真実”を流して欲しいです。

これは、国が動いて規制を作ってくれない限りは
無理そうですね。マイケルの寿命を縮めたマスコミは
何の罰もないのが納得がいきません。
ほとんど殺人行為です。重く罰してほしいです 
   (2009.12.19 02:44:31)

nekochan_59さんへ   
>誤りだと解かっても決して同じ様には詫びないですネ。
>彼も間違いなく被害者のひとりだと確信しました。

やりたいことだけやって、責任は取らない。
人の人生を踏みつけてお金を取るのは
犯罪行為です。どうにかマスコミを罰せたいですね 
   (2009.12.19 02:47:08)

ルイボスTさんへ   
>マイケル嫌いな人って私の周りにはいないのです!
>分かっている人は分かってますよ♪

そうですか。嬉しいことを聞きました。
私の周りもファンが多いのですが
無関心な人も多いので・・・
この番組を気に、変わってくれたらなと思います 
   (2009.12.19 02:48:36)

ケーナさんへ   
>今回のマイケルの番組、惜しくも見ることができませんでしたが、ネオ・リーブスさんの記事を拝見して、自分も少し救われる思いになりました。

私の感情も入ってしまっている
書きなぐりのような日記になってしまい
お礼をいわれるほどではないのですが
嬉しくなりました。ありがとうございます。

>「ドイツはあなたを愛してます」という女性の言葉も、強く胸を打ちます。

"Germany loves you."
"I love Germany, too"
こうした、ファンとの触れ合いのシーンは
山ほどあるはずなのに、全然映されたことがありません。
本当に少しだけです。テレビには、今からでも
もっと感動的なシーンを流してほしいものです 
   (2009.12.19 02:53:29)

もちこさんへ   
本当に画期的でした。初めて
報道(テレビ)が有意義な役割を果たした、といえるでしょう。

>ようやくその背負ってきた物から解放され、再起するという瞬間。。。

長い月日が流れて、もう一度ファンのためにと
立ち上がったロンドン公演でしたが・・・
マスコミに寿命が奪われていましたね。

>でも、わたしはきっといつまでもマイケルさんの音楽と共に生きていくと思うし、そう言う人も沢山いるのだと思います。

マイケルの音楽とパフォーマンス(CD&DVD)が
いつでもそばにあれば、マイケルは永遠に生き続けています。
私は今でも、マイケルからは活力をもらっていますから 
   (2009.12.19 02:59:54)

YU-MISIAさんへ   
>過剰な報道と見ていましたよ・・多少なりとも真実が明らかになってファンの方にとってはとてもよかったことですね~♪

ファンかどうか関係なく
「マスコミの報道は、鵜呑みにしない」と
しっかりとした理解をもつYU-MISIAさんのような方も
おられると思います。
マスコミはそれを押しのける力があるので
その存在が腐敗してますね。変化を期待したいものです 
   (2009.12.19 03:04:03)

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