スコシフシギな世界-藤子・F・不二雄ブログ

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2010.08.21
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恋愛禁止が原則らしいですね。
これは、アイドルというのは
擬似恋愛を売るのが職業だからでしょう。
ファンに、恋愛感情を持ってもらうのが仕事です。
そのためには、恋人がいることはNGになってしまいます。

アイドルと実際に付き合うのは
もちろん無理だと分かっていても
熱狂的なファンにとっては「もしも」と
宝くじのような期待を持つことがあるかもしれません。

けれど、その「もしも」が起こってしまったら…?
冴えない浪人生が、可愛いアイドルと付き合うことになる
藤子・F・不二雄先生の、スコシフシギなSF短編
『有名人販売株式会社』を紹介したいと思います。




■ 人気アイドルの亜伊ドール
藤子・F・不二雄 SF短編 有名人販売株式会社 亜伊ドール


■ アイドルのテレビ放送
藤子・F・不二雄 SF短編 有名人販売株式会社 亜伊ドール コンサート テレビ

鷲塚与太三郎(わしづかよたさぶろう)は
亜伊ドールのコンサートをテレビで見ていた。
与太三郎は、浪人生だった。
勉強に励まなくてはいけないのだが
大好きな亜伊ドールが、頭から離れずにいた。


■ 家に分からない荷物が届く
藤子・F・不二雄 SF短編 有名人販売株式会社 宅急便 荷物 到着


■ 注文した覚えはない
藤子・F・不二雄 SF短編 有名人販売株式会社 重たい荷物


■ 箱の中にはなんと亜伊ドールが…!?
藤子・F・不二雄 SF短編 有名人販売株式会社 アイドルが届く 亜伊ドール


■ 質問をする与太三郎
藤子・F・不二雄 SF短編 有名人販売株式会社 亜伊ドール 驚く鷲塚与太三郎

亜伊ドールは「なんでもする」と答え
サインをもらったり、握手してもらったり
与太三郎は、大喜び。
しかし、喜びもつかの間
亜伊ドールは、消えてしまった…


■ 友達に事情を話す
藤子・F・不二雄 SF短編 有名人販売株式会社 亜伊ドールが二日間帰って来ない

幻想ではなく、本当にアイドルが家に来たと
友人に、懸命に説明をする。


■ 友人はある考えが浮かぶ
藤子・F・不二雄 SF短編 有名人販売株式会社のうわさは本当

クローン技術が発達し、人間もクローンで作り出そう
という計画が持ち上がったが、人権・宗教問題で
反対運動が起こり、計画は消えてしまった。


■ しかし陰ではクローン人間製造が行われていたという
藤子・F・不二雄 SF短編 有名人販売株式会社 クローン人間密造 DNA

優秀な人材のクローンや
美男美女のクローンなどの需要があり
クローン人間は発売されていた。


■ 思わず本音が…(笑)
藤子・F・不二雄 SF短編 有名人販売株式会社 ふざけた名前 鷲塚与太三郎 表札

有名人販売会社が、買い主の鷲塚氏を訪ねた。


■ 同姓同名だった
藤子・F・不二雄 SF短編 有名人販売株式会社 同姓同名

豪邸に住む、鷲塚与太三郎という老人が
クローン人間を注文していた。
ところが、同姓同名の、浪人生の与太三郎の方に
間違えて配達されて、亜伊ドールが届いたのだった。


■ おじいさんは不満
藤子・F・不二雄 SF短編 有名人販売株式会社 インプリンティング

クローン人間の亜伊ドールは
持ち主に忠実であるように作られているのだが
彼女は、一番最初に浪人生の与太三郎に開封されたため
このおじいさんには、従おうとしなかった。


■ 工場で処分が決まってしまう
藤子・F・不二雄 SF短編 有名人販売株式会社 欠陥商品 処分

亜伊ドールは、誤配もあり
持ち主に気に入ってもらえなかったので
処分が決定してしまった…


■ 二人は逃げる
藤子・F・不二雄 SF短編 有名人販売株式会社 亜伊ドールと鷲塚与太三郎 逃避行

処分されるところを、亜伊ドールは逃げ出した。
そして、与太三郎の家は分かられているので
雨の中、二人は急いで街を離れた。
遠く、山奥へ身を隠した。


■ クローン人間密造が摘発される
藤子・F・不二雄 SF短編 有名人販売株式会社 摘発


■ クローンの亜伊ドールも押収されることになる
藤子・F・不二雄 SF短編 有名人販売株式会社 亜伊ドールの不安


■ そしてまた亜伊ドールは消えてしまう
藤子・F・不二雄 SF短編 有名人販売株式会社 亜伊ドールはどこへ行った

現れては消え、現れては消え…
ショックで悲しみにくれる与太三郎…
亜伊ドールは、どこへ消えてしまったのか?
最後は、ハッピーエンドが待っています。


「もしもアイドルと付き合えたら…」という男子の願いを
F先生は、マンガの中で叶えてくれたのかもしれませんね。
ですが、単に「付き合えてラッキー」で終わるのではなく
アイドルに手に届くような、届かないような距離感が
物語を盛り上げてくれます。

この作品は'84年に発表されました。
クローンがニュースで大々的に取り上げられたのは
クローン羊が生まれ、話題を呼んだ'97年のことです。
F先生は、一足早く、クローンを題材に物語を描きました。
こうしたところに、F先生お得意の未来予測が表れていますね。
ちなみに、日本及び諸外国では
人間へのクローン技術の使用は禁じられてます





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Last updated  2010.08.22 01:30:14
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