スコシフシギな世界-藤子・F・不二雄ブログ

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2011.06.22
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生命が存在していると
いわれている惑星
「グリーゼ581c」の発見などで
世界的に、宇宙人の話が
盛り上がっているように思えます。

■ 俗に「宇宙人の恋人」と呼ばれている壁画

エルサルバドル 宇宙人の恋人

中米のエルサルバドルにある洞窟の壁画です。
二人仲良く手をつないでいるようなイラストですね。
頭の部分は、ツノというよりも
宇宙服の一部のようにも見えますね。
(画像は エルサルバドルの洞窟壁画・公式サイト より)

この洞窟の壁画は、およそ
紀元前400~1200年頃といわれてますが
一部の専門家からは、紀元前7000年頃ともいわれてます。
一体どのような意味を持って描かれたのでしょう・・・
そして、宇宙人は昔からいたのでしょうか?


地球から宇宙へ旅立ち
生命のいる惑星を探し
宇宙人との遭遇を求める地球人たちの物語。
藤子・F・不二雄先生のスコシフシギな
SF短編 『宇宙人』を紹介したいと思います。


■ 宇宙空間を飛ぶ宇宙船
藤子・F・不二雄 宇宙人 宇宙船 次元転移 宇宙

地球から飛び立った宇宙船に
3人の男たちが乗っている。


■ 目的の星が見つかる
藤子・F・不二雄 宇宙人 宇宙船 出発 目的の星

生命反応があると思われる惑星を発見。


■ 生命体に期待を寄せる3人
藤子・F・不二雄 宇宙人 第三惑星 生物


■ もしかしたら人類か!?
藤子・F・不二雄 宇宙人 人類


■ 外見はどうあれ とにかく宇宙人に会いたい
藤子・F・不二雄 宇宙人 怪物 巡り会う 生物の進化



■ モニタから外を眺める福島氏
藤子・F・不二雄 宇宙人 大森林 気配

惑星へ着陸を開始するが
まだ、何の反応もない。


■ 他の生命体(宇宙人)がいる可能性は高いはず
藤子・F・不二雄 宇宙人 生命発生 銀河系

この惑星に、期待が掛かる。


■ モニタに何かが・・・!!
藤子・F・不二雄 宇宙人 光 森林

福島氏は、光を見た。
画面の光は、生命体を表していた。


■ 福島氏は 二人を呼び出す
藤子・F・不二雄 宇宙人 森林 探す

さきほどの画面を見せようと
再び探し出す福島氏。


■ 結局 見つからないまま・・・
藤子・F・不二雄 宇宙人 兆候 地下都市 原始エネルギー 反応

できる限りのことをしてみたが
まったく手がかりがなかった。さっきの光はなんだったのか・・・


■ 明日は降り立って調査することに
藤子・F・不二雄 宇宙人 実地踏査 睡眠


■ 宇宙人を探しに宇宙船から出る
藤子・F・不二雄 宇宙人 探す


■ 何の手がかりもつかめぬまま夜が更ける
藤子・F・不二雄 宇宙人 夜 空 月


■ 戻るように指示が出る
藤子・F・不二雄 宇宙人 帰投

残念ながら、何も得られぬまま
日が暮れてしまった。


■ あれは・・・!?
藤子・F・不二雄 宇宙人 空中


■ ヤリなのか・・・!?
藤子・F・不二雄 宇宙人 ヤリ 発見

福島氏は、ついに
この惑星で最大の発見をした。


■ 磨製石器だった!!
藤子・F・不二雄 宇宙人 磨製石器 石器文化 人類

見るからに手作りである。動物が作ったとは思えない。
人類に似た生き物が作ったものと考えられる。


■ 艇長は 興味を示さない・・・
藤子・F・不二雄 宇宙人 ヤリ 出発

ヤリをほっぽり投げ、この惑星を発つという・・・


■ 人間よりも優れた知性体と巡り会いたい
藤子・F・不二雄 宇宙人 時間がない すぐれた知性体

地球は行き詰っている。それを打開するため
なんとしても、宇宙人に出会いたかった。


■ 出発する前に 語りだす福島氏
藤子・F・不二雄 宇宙人 若い文化を持つ宇宙人

この惑星を去る前に
福島氏が、秘めた想いを語る。


■ 会えなかった宇宙人にメッセージを送る
藤子・F・不二雄 宇宙人 行き詰まり 間違った


■ 宇宙船が飛び立つと・・・!!
藤子・F・不二雄 宇宙人 宇宙船 猿人 原住民

原住民が姿を現した!!


■ 見たものを洞窟の壁に描き出した
藤子・F・不二雄 宇宙人 洞窟 壁画 宇宙人の恋人 中米 エルサルバドル

宇宙人を捜し求めていた、福島氏たち地球人でしたが
彼ら原住民(猿人)には、地球人の方が宇宙人に見えたのでした・・・


F先生は、海外の文化や歴史に興味をもたれていました。
よく海外旅行にも行かれていたことも、知られています。

冒頭で紹介した宇宙人の壁画を
F先生が、エルサルバドルの洞窟で見られたときに
きっと、インスピレーションを感じ取られたのでしょう。

「この壁画を描いた者は、もしかして宇宙人を見たのでは」
F先生は、そんな発想を持たれ
仮説のストーリーを組み立てたのかもしれません。
それが、この「宇宙人」というSF短編というわけです。

もしかしたら、遠い昔(紀元前)にも、すでに
宇宙人は、やってきていたのかもしれませんね。
果たして、私たち人類は、宇宙人と遭遇する日が来るのでしょうか・・・


■ 少年SF短篇集 2巻 「宇宙人」収録

少年SF短編集 第2巻 (藤子・F・不二雄大全集) / 藤子・F・不二雄 著





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Last updated  2011.06.23 23:34:49
コメント(16) | コメントを書く


■コメント

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Re:SF短編「宇宙人」 ~未知との遭遇を目指して~(06/22)  
happy-gai  さん
”F先生が、エルサルバドルの洞窟で見られたときに
きっと、インスピレーションを感じ取られたのでしょう。”
まさにその通りですね。
ネオリーブスさんの冒頭の写真紹介からこのストーリー紹介まで大変分かりやすい説明でした。 (2011.06.23 10:43:54)

「若い文化」というのがいいですね。  
曽根スウプ  さん
こんにちは♪

「発展途上」等、上から目線の云い方ではなく、「若い文化」として敬意を持ってメッセージを送る福島氏がいいです(^^)
しかも助けを求めるのではなく、同じ過ちを犯さないで欲しいと。
この想い、届いているといいですね(^^)
偶然にも彼の名前が「福島」なのがまたいいなと思いました。

地球人にとって異星の生命体は宇宙人ですが、あちらからしたら地球人が宇宙人。
どの星も自分の星、すなわち「地球」なわけですしね。
『ミノタウロスの皿』もそうですが、「相手視点」に立つことができる藤子先生の感性がとても好きです(^^)

こんなに宇宙は広いんですから、間違いなく宇宙人は「いる」と思っています。親しみを持ってくれるかどうかは何ともいえませんが^^;

それにしても、こんなにも不思議で奇抜で妙に説得力のある色々な話を思いつかれる先生の頭の中ってどうなってるんでしょうね(笑)
一度覗かせて頂きたいものです。叶わぬ夢ですが・・・。


(2011.06.23 15:32:52)

こんばんは!  
風とケーナ  さん
降り立った星の人々に渾身の思いで訴える福島氏の言葉に心打たれます。
F先生は、福島氏の言葉を通して、読者の私たちにも訴えかけてくださっているのかもしれませんね。

エルサルバドルにある洞窟の壁画も大変興味深いです!
現地を訪れて、是非、実際に見てみたいです(*^-^*)

(2011.06.23 23:47:17)

Re:SF短編「宇宙人」 ~未知との遭遇を目指して~(06/22)  
sala4649  さん
他の星から見ると確かに私達は、宇宙人ですね。
宇宙から見た地球人は、どんな風に見えていたのでしょうか。
少なくともこんな宇宙人になどなりたくないと思われないようにしたいものです。 (2011.06.23 23:58:52)

Re:SF短編「宇宙人」 ~未知との遭遇を目指して~(06/22)  
思えば擬音もパロディも藤子先生からもらって使いました。
結構いただきました。

でもなんかやはり私とはかなりスケールがちがうなと実感します。

宇宙人としてきた人間の方が、星の原住民に宇宙人と呼びかけるのはちょっと変ですね?

(2011.06.24 02:03:29)

Re:SF短編「宇宙人」 ~未知との遭遇を目指して~(06/22)   
リラ さん
エルサルバドルの壁画は実に神秘的ですね~。
F先生の科学知識が遺憾なく発揮されていて、本格的なSFになってるのですね。
少し気になったんですが、「未知の文明を探している」彼らは、物語の中で「地球人」と自称しているんでしょうか? 紹介を見る限りでは、「宇宙人」「我々の文明」という少々曖昧な単語は、どちらが地球人とも取れるように作ったのかな? と言う印象を受けました。 (2011.06.24 14:40:02)

Re:SF短編「宇宙人」 ~未知との遭遇を目指して~(06/22)  
nekochan_59  さん
エルサルバドルの洞窟で壁画を見て、ここまでのスト-リーを考えるところは流石だと思います。

興味深く読ませて頂きありがとうございます。
(2011.06.24 18:47:18)

happy-gaiさんへ   
>ネオリーブスさんの冒頭の写真紹介からこのストーリー紹介まで大変分かりやすい説明でした。

ありがとうございます。
洞窟壁画の画像を探すのに時間がかかりました。
この公式サイトの画像のおかげで
ストーリーの盛り上がりが強まったかなと思います 
   (2011.06.25 00:37:44)

曽根さんへ   
>「若い文化」として敬意を持ってメッセージを送る福島氏がいいです(^^)

これは、人類愛に近いものですね。
F先生の素敵な人間味が溢れているように思えますね~

>偶然にも彼の名前が「福島」なのがまたいいなと思いました。

そうですね。私も同じように感じました。
同じ過ちを繰り返さないようにというメッセージは
今の日本と重なる部分がありますね。

>『ミノタウロスの皿』もそうですが、「相手視点」に立つことができる藤子先生の感性がとても好きです(^^)

視野が広いですよね。まさに宇宙規模ですね。
このような感覚は宇宙へ飛び立ったら必要でしょうね。

>こんなにも不思議で奇抜で妙に説得力のある色々な話を思いつかれる先生の頭の中ってどうなってるんでしょうね(笑)

まさに、Fワールドなのでしょうね。
ひとつの世界であり、ひとつの宇宙かもしれませんね~ 
   (2011.06.25 00:43:58)

ケーナさんへ   
>F先生は、福島氏の言葉を通して、読者の私たちにも訴えかけてくださっているのかもしれませんね。

そのような見方もできますね。
見知らぬ惑星も、私たちの地球も
これから誤った方向へ進まないでほしいという
メッセージと、とらえることもできますね。

>エルサルバドルにある洞窟の壁画も大変興味深いです!
>現地を訪れて、是非、実際に見てみたいです(*^-^*)

ケーナさんもですか!
実は、私も現地へ行って壁画を見てみたいと思ってます。
「エルサルバドルSF短編ツアー」を計画したいです(笑) 
   (2011.06.25 00:47:47)

salaさんへ   
>少なくともこんな宇宙人になどなりたくないと思われないようにしたいものです。

そうですね。戦争をしたり、自然を破壊したり
危険な生き物だと映るかもしれませんね。
もっと向上していきたいものですね 
   (2011.06.25 01:15:00)

Master Pさんへ   
>思えば擬音もパロディも藤子先生からもらって使いました。

擬音は、マンガに欠かせない存在ですね。
パロディが豊富にあるのもマンガの特徴ですね。
どちらも、見事に使いこなしているのがF先生ですね。

>宇宙人としてきた人間の方が、星の原住民に宇宙人と呼びかけるのはちょっと変ですね?

「宇宙人」は、いわば総称なので
それほど深い意味は持っていないのでしょう。
私たちが、日本人以外を「外国人」と呼ぶのと同じですね。
相手にしたら、私たちも「外国人」の訳ですから 
   (2011.06.25 01:19:47)

リラさんへ   
>「未知の文明を探している」彼らは、物語の中で「地球人」と自称しているんでしょうか?

そういう場面はありません。ただ、福島氏の子供時代もあり
「人類の月面着陸」などが登場し、地球が舞台に
なっていることは明らかになってます。

>どちらが地球人とも取れるように作ったのかな? と言う印象を受けました。

リラさんの推理されていることも分かります。
福島氏たちは、実は地球人ではなく
最後に登場した原住民こそが地球人だった・・・
というオチもあるという考えでしょうか。
そうするとエルサルバドルの壁画とピッタリ
つながりますね。そうした考えもあるかもしれませんね。
リラさんの深い考察を楽しませていただきました。ありがとうございます 
   (2011.06.25 01:27:30)

nekochanさんへ   
>エルサルバドルの洞窟で壁画を見て、ここまでのスト-リーを考えるところは流石だと思います。

F先生は、宇宙や宇宙人への興味も強かったと思いますので
いつも、大きな空想を思い浮かべていたのかもしれませんね 
   (2011.06.25 01:30:22)

流石の展開  
マニアックホームセンター さん
地球人が主人公と思わせておいて、実は・・・という、まさに藤子マジック全開のお話ですよね。

時代的に、ノストラダムスなんかの終末論的な話が横行してたこの時代。単なるパニック描写にせず、読者の感性に訴える台詞。とても考えさせられますよね。

でも、今の混沌とした時代。F先生の風刺が見てみたかったです。 (2011.06.25 05:58:11)

マツケンさんへ   
>地球人が主人公と思わせておいて、実は・・・という、まさに藤子マジック全開のお話ですよね。

「宇宙人」という極めてシンプルなタイトルが
思わぬマジックになってますね。このひねりが面白いですね。

>単なるパニック描写にせず、読者の感性に訴える台詞。とても考えさせられますよね。

F先生は、単なるパニックは好んでいないようですね。
パニック的であっても、必ずテーマがありますね。
私たちが考えるべきことが提示されてるように思えます。
もっともっとSF短編(もちろん短編以外も)を
読んでみたかったですね~ 
   (2011.06.26 23:19:41)

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