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国立(こくりつ)高校に合格するのは非常に難しい。私立高校も難関高校となると非常に難しい。合格するには両者とも特別な訓練が必要になります。関東では、たとえばもっともハイレベルな受験パターンとして、筑波大学附属駒場高校と開成高校を受験するパターンがあります。
しかしながら(これは大学受験におけるトップレベルの国立大学と早慶の受験にもある程度当てはまるのですが)入試問題の傾向がハッキリと異なります。
一般的に国立高校(都県立でも日比谷・西・船橋などの独自入試を行う高校を含み)の傾向はいわば 「基礎の応用」
と表現できます
。難解な単語や複雑な文法は使わない代わりに、公立中学で習う範囲の知識を非常に応用させた問題を出題します。簡単な知識を使って思考力を試す試験です。
たとえば、筑波大附属高校の過去問で次のようなものが出題されました。「今度あなたの町に遊びに行きます。私があなたの町に行ったら、町の中を案内してください」(たしかこんな内容でした)英作文。。。大抵の中学生は「行ったら」を見た瞬間、「if I visit」とためらいもなく書いてしまうところです。正解は「when I visit」ですね。行くことが予め確定しているので「時間の問題」ですよね。
一方私立難関高校の傾向は、一般的には 「発展の基礎」
です
。思考力はさして問題としない代わりに難解な単語や塾に通っていないと絶対に習わないような文法を使うことがあります。早稲田大学高等学院なんかだと長文の中に仮定法を使った文が4~5文くらい含まれていることもあります。思考力を試す私立高校ももちろんありますので(例えば桐朋高校など)、あとは個別具体的に研究することをお勧めします。
そろそろ志望校に向けた個別の対策に目を向けていく時期ですので、傾向は夏前までに押さえておきましょう。過去問の練習素材としては、国立高校と都県立の独自入試はある程度似ているといってもよいので、互いに参考にしてみてもいいかと思います。私立には多種多様な傾向があるのでなんともいえませんが、一般的にほぼ同じくらいの偏差値の学校であれば傾向もだいたい似ています。