発達障がいな息子たちとの日常

発達障がいな息子たちとの日常

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2007.03.13
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カテゴリ: 子供たちのハナシ
今日はスクールカウンセラーの先生との
2回目のカウンセリングでした。

先日の 校長室での会談 もあったので
聞きたいことも言いたいこともあったので
ちょうどよいタイミングでした。
(ただ連絡が直前だったのが不満でしたけど

「misaくんの様子はどうですか?」

「私としては少しだけですが良い方へ
変化があると思っていたんですが…」
と言ってから、
連絡ノートをこちらから止めたこと や、校長室での話をしました。

「そんなおえらい先生も含めた3対1はキツいわよね」と同情してくれてから
ノートについては初めは驚いた様子でしたが、
事情を話すとニコッと笑って
「お若い先生でしたもんね、いっぱいいっぱいになっちゃったのね。そりゃ止めて正解だったわよ」。
ただ、止めてしまってから学校での様子が分からないので心配だと言うと、

「misaくんに聞きましょう。

その時の先生の対応や言葉、お友達とのやり取りでmisaくんが不満に思っていることを言ったら、misaくんの前で紙に書いてください。
そして『ママもよく知りたいから、先生に電話して聞いてみるね』と言ってみて。
ウソついてたら驚くでしょうし、本当なら喜ぶでしょう。
その日のよかったことも一緒に書いてね。
それをしばらく続けたら、そのうちに今度は『ママは今手が離せないから』と上手に言って、misaくん本人に書かせるようにしていってね。

逆にいいことは、書き留めておけば読み戻すことができて、読むたびによい自分がイメージできるんですよ」

なるほど、確かに私もこのブログのおかげで
とても救われていますから

だけど今のmisaに『書く』という行為はものすごくムリっぽいので
書かせるのは随分先のことになりそう(^_^;)

「misaくんは聞けば言いそう?」と聞かれたので
「それが、あれからちょっと意識が変わってきたようで、
『今日ケンカしちゃった』とか『暴力ふるった』とか
すまなそうに自分から言いにくるようになったんです」
「あら~すごい変化じゃないそれは大きく前進したわよスマイルお母さんそう報告されて叱ってない?」
「はいもちろん。先生のご指示通り、いったん受け止めてから『どうしてそうなっちゃったの』と聞いてます」
「そうそう、それでいいのよ、それだからmisaくんも話せるんだから。お母さん上手上手前回は2月20日でしょう?こんな短期間でこんな風に前進するなんて、よっぽどお母さん頑張ってるわねスマイル

ほ、ほめられた・・・号泣
しかも前進してると認めてもらえた・・・号泣

「でも叱らないことでお母さんストレス感じてない?」
「それが、初めは意識して叱らないようにしていたんですけど、この頃はそれがフツウになってきて、逆に以前よりラクになったんです」
「わ~それはよかったスマイルお母さんのそういう変化もmisaくんはちゃんと感じ取ってるのよ。お母さん大好きな子だから。いいよいいよ、この調子

なんだか雲の上に乗ったような気持ちでした

それから、
前回の話で分かった、misaの赤ちゃん返りの状況が
校長先生たちに伝わっていなかったと言いましたが
それにはあまり返答がなく
「じゃあきちんとお話できたんですね?分かってもらえました?」と聞き返されたので、
misaは授業中でも折り紙やお絵かきでも何でもいいと言われたことを話しました。
そして、
教務主任の
「今までは教室から外へ出ると追いかけてたんだけど、追いかけてるとすっごく嬉しそうにキャッキャ言って逃げるんです。でも外へはいかないんですよ。それが分かったから追いかけるのやめたんですよ。そしたらね、自分から戻ってくるんです。単純に、追いかけてほしかっただけなのね。」
という話も伝えました。

すると、

「あ、戻ってくるようになったんだスマイルそれはスゴイ
戻ってくるってことは心が安定してきた証拠よ
確かに追いかけられると嬉しいんだけど、たぶん今までは追いかけるのを止めれば『追いかけてこないなら好きなことしよ~』ってずっと教室に戻らなかったでしょう。それが、追いかけられなくて寂しくなって自分から戻ってくるというのは、ものすごい変化なのよう~ん、いいじゃない

え~そうなんだ~
またまた気分が上昇

でも、

「『折り紙でも何でもいい』なんてことはダメ授業は授業です」
「あのでも…校長先生もいいと…」
「それは先生方がその方がラクだからでしょ。折り紙やってれば静かなんだから。でもそれはmisaくんのためにはならないよね」
「はぁ…でも私もそれでみんなに迷惑かけないのならって思っちゃったので…」
「みんなに迷惑かけないことよりも、misaくん本人の学力の方が大切じゃない?」
「え・・・いやぁワタシ的には、勉強はできなくてもいいから、とにかく他人に迷惑はかけないでほしいと・・・」
「じゃあ6年生になってもずっと折り紙でもいい?」
「いやそれは・・・」
「考えてみて。お母さんたちはとりあえず3年生のうちは、と思ってても、misaくんは言葉の通りに素直に受け止める子でしょ?お母さんも先生も折り紙でいいって言ったんだ、ってずっとやってますよ。4年生になればなったで、いくら幼児と言っても少しは成長がほしいじゃない?ちゃんと導いてあげないと、いつまでも幼児のままですよ」
「はい・・・」
「こう言ってください。『授業はちゃんと受けようね。でも疲れちゃった時は仕方ないから少しだけお絵かきか折り紙やってもいいよ。休憩したらまた授業は受けようね』あくまでも折り紙やお絵かきは、がんばった後のごほうびです」

ところで、

と先生は問題を変えて、
「お父さんはどうです?misaくんとの関わりは何か変わりました?」
「え~と(^_^;)
あまり家にはいない人物なので、関わり、と言っても難しいですが、
misaの話は全部伝えているので一緒に悩んだりはしています。
父親の存在や役割が大きいということも話したので色々と考えてはいるようですが
まだ先日も『いっそオレがガツンとやった方がいいんじゃないか』なんて言って…
主人は『叱る=叩く』なので、絶対にやめてね、と止めたんです」
「叩くのはダメ、絶対にダメ。あのね、お父さんに伝えてください。

叩いて叱るのは3歳まで

言葉ではなかなか分からない年齢だから、痛さで教えるというだけ。
4歳以上は言葉で分かります。

10歳を超えてから叩かれると、恨みが残る

もしも叩くのなら、

首から上は絶対に叩いてはダメ

首から上はその人そのものなので
そこを叩くということは、

その人の人格すべてを否定することになる

手が悪いことしたのなら、その手だけが悪い、と手を叩く。
誰かを蹴っ飛ばす足は、その足が悪い、と足を叩く。

あなたが悪いのではなく、あなたの言うことを聞かない手や足が悪い

手がいけない、足がいけない、と言われた方が、何が悪い行為なのかがハッキリしてくるのよ。
お父さんは優しくなったんだから、もう叩くのはやめましょう。
でもこれから一度か二度は、人間としてどうしても許せないこともあるでしょうから、
そういう時のために、お父さんの一発はとっておいてね。
『あんなに優しいお父さんが殴るなんて、よっぽど悪いことしちゃったんだな』って本人にも分かるでしょう」

なるほど~

・・・って、
そう言われたら、私の今までの叱り方って、
misaの全てを否定する、最低な叱り方…しょんぼり
怖かっただろうなぁ・・・しょんぼり

「misaくんお父さんは好きなんでしょ?」
「そうみたいです、今は。昔は怖いだけの存在だったと思いますけど、この頃は自分からよく父親の話題を出すし、弟が父親を悪く言ったりすると必ずかばうんです」
「うわ~理想的じゃないと~ってもいい感じすべてがよい方向に変わってきてるじゃない、よかったよかったスマイル

なんだかこの先生にこう言われると
本当に安心できるのです。
とっても癒やされました。

そして
4年生に向けての準備として
発達テスト(?)を受けることになりました。
専門の心理士さんが行うもので、
会話やゲームなどから、その子の苦手なことや得意なことを分析するそうです。
それがハッキリとデータになれば
4年生での担任にも、指導や対応を考慮してもらえるから、ということで。

いつまでも幼児ではいけない。

そうなんですよね。
今のmisaはものすごく可愛いけど、
年相応ではないのだから・・・

今日も、
実りの多いカウンセリングでした。





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Last updated  2007.03.15 00:06:18
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Re:叩いて叱るは3歳まで(03/13)  
haruharu318  さん
よかったですね~!!!

私もものすごく勉強になりました!叱らないということって親も大変だけど、子供にとっては素直になりやすいですよね。いまだに子供時代の気持が残っている私です^^;

やっぱり折り紙とかで人に迷惑かけないのも大切だけど、そればかりじゃ心配でしたものね。

この辺がアメとムチというかけじめなんですね。

叱らずに受け止めてから質問。肝に命じます。

それでどんどこかあさんが楽になりました。というのもすごくやってみよう!と想えます。

愚痴よりも、よかった探しをしたほうが楽になるのとおなじですね。

首から上はたたいてはだめ。そうですね。頭は大事な脳みそがつまってますしね。

私の通うことばの教室の先生もこんなかんじです。

ほんと子育てって親育てですよね。

今回も本当に勉強になりました。ありがとうございます! (2007.03.15 00:39:54)

Re:叩いて叱るは3歳まで  
ほっぺ☆ さん
たあくさん書きたいことがあるけど携帯だから。(^_^;)
頭は叩いちゃ駄目→幼稚園の時講演会で同じような話を聞きました。うちの元夫がすぐ頭の天辺から叩いたんですね…何度はなしても(苦笑) 子どもは登園拒否やヒステリックなど情緒が不安定になり、反面父親の前ではおとなしくしていた。
幼稚園でよく言われたのが、自分がやりたいことが出来る子はあとから伸びると言うこと。小学校で落ち着きがなく振る舞うかもしれないけど幼児期に自分の基礎を固めている子は強いんです。3年間待ってください。 ってこと。→misaくんは幼児期にできなかった自分固めをいま取り返しているのかな?と思ったよ。いつまでもそのままじゃないと思うから少しずつ変化していくと思う。
追い掛けてほしくて逃げる→丁度長女が年長(4~5)になったときの行動に似てる。長男が年長の時にもそういう子が何人もいた。その間他の子が放置されるから問題のように思うけど、追い掛けてもらうことはとても大事なことなんだって。
初めは戻るまで何度でも追い掛ける→これで信頼関係ができる。
次は回数や距離を少なくする→自分から戻るようになる。
最後に放っておく→行かなくなる。
つきはなすことは駄目だけど、甘やかすだけでも駄目。いつまでも赤ちゃんじゃないことを本人が自覚することが大事だからって。 だからあと一歩だよ!って思いました♪
(2007.03.15 09:15:42)

haruharu318さん  
>叱らないということって親も大変だけど、子供にとっては素直になりやすいですよね。

子供は、叱って…とうか、怒って脅していれば言うこときくものなんですよね。コワイから(^_^;)
そういう私も実母がとってもコワイ人だったから、こういう母親になんか絶対になるもんか!と思っていたはずなのに…(^_^;)
ホント子育てって難しいです(*_*;) (2007.03.16 22:54:48)

ほっぺ☆さん  
>自分がやりたいことが出来る子はあとから伸びると言うこと。misaくんは幼児期にできなかった自分固めをいま取り返しているのかな

そうですよね~
私はmisaやnaoの自主性が育つ大切な時期に、その芽を摘んでいたかもしれないなぁ(:_;)

>初めは戻るまで何度でも追い掛ける→これで信頼関係ができる。
>次は回数や距離を少なくする→自分から戻るようになる。
>最後に放っておく→行かなくなる。

とっても分かりやすい!!ありがとうございます。
信頼関係ができてからこそ、放っておけるものなんですね~。
やっぱりそこには愛が必要ってことですね! (2007.03.16 22:59:52)

Re:叩いて叱るは3歳まで(03/13)  
harrypotter2007  さん
う~ん。難しいもんだいですね。今の考え方では、少しの事でも。。。暴力だの。虐待だの躾と紙一重だとおもます。個々に任せるしかないと思いますが。私の考えでは、三つ子の魂百までと言われるように。三歳までは、親の責任でしっかりと躾をすませなければならないと思います。発達段階で子どもにとってクリアすうべき事を親がしっかりと体験させなければならないと思います。ものの善悪をしっかりと教えることが重要だと思います。生死に関わる事もしっかりと教え込む事が大切だと思います。他人を傷つける様なことをしたとき・卑怯な事等などは、年齢に関係なく、叱る必要がある。身体に思いこませていかなければならないと思います。 (2007.03.21 20:10:20)

harrypotter2007さん  
>暴力だの。虐待だの躾と紙一重だとおもます。

本当にそうですよね。どこまでがしつけでどこまでが暴力なのか、誰が判断するのか、ですよね。

>生死に関わる事、他人を傷つける様なことをしたとき・卑怯な事等などは、年齢に関係なく、叱る必要がある。身体に思いこませていかなければならないと思います。

私もそう思います。そう思ってきたので、子供が小さい頃も大きくなってからも、「生死に関わる事」「社会的に迷惑な事」「他人を傷つける事」の3つだけは、厳しく激しく叱責してきました。
でもその叱り方には問題があったと反省しています。
たとえしつけでも、子供からすれば暴力に違いないです。
(2007.03.21 23:18:07)

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