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1984年10月に発売された谷村新司さんの12枚目のアルバム。このアルバムは前作「抱擁」の流れを汲んだ女歌で構成されてるアルバムです。「抱擁」は白を基調にした水彩画でしたが「棘」はモノクロで女性が寒さに凍えてるような黒を基調にしたジャケットです。最初に観た時はかなりHEAVYな印象で怨念のような怖さも感じたのを覚えています。最後の最後にアンサーソング的な驚きが。A面 ★以外は全曲、作詞・作曲 谷村新司さん 1曲目「レストランの片隅で」 編曲 馬飼野俊一さん2曲目「誘惑」 ★作曲 直井潤さん 編曲 佐々木まことさん3曲目「青春残酷物語」 編曲 佐々木まことさん4曲目「流行の女達」 編曲 佐々木まことさん5曲目「月曜の朝8:00」 編曲 佐々木まことさんB面 ★以外は全曲、作詞・作曲 谷村新司さん 1曲目「棘」 ★作曲・編曲 馬飼野俊一さん2曲目「夜顔」 編曲 竜崎孝路さん3曲目「嫉妬(ジェラシー)」 編曲 佐々木まことさん4曲目「男と女」 編曲 馬飼野俊一さん5曲目「この胸にもう一度-Let us try again-」 編曲 服部克久さんLP裏ジャケアルバム「棘」は前作「抱擁」での悲しみよりもさらに深く重い恋愛と失恋を歌っているように思います。各楽曲の場面に合った街の雑踏やレストランでの音などがSEで曲間に入ってくる構成です。1曲目「レストランの片隅で」は、どんな激しい曲や大笑いさせたMCの後でも、一瞬で世界を変えてしまう楽曲です。この曲を歌う時は一脚の椅子が用意され、そこに上着を掛けこの曲のドラマの世界を作り上げていきます。青山劇場でのロングランリサイタルでは欠かせい曲でもありました。(歌わない年ももちろんありましたが…)シアトリカルな演出と絶妙の照明でステージにぐいぐいと引き込まれていきます。2曲目「誘惑」は、ばんばひろふみさんの「黄昏物語」と競作です。ちんぺいさんの「誘惑」は作詞 谷村新司さん 作曲 直井潤さん、編曲 佐々木まことさんバンバンの「黄昏物語」は作詞 KAAN/竜真知子さん,作曲 直井潤さん,編曲 瀬尾一三さん歌詞とアレンジはまったく違うけどメロディーはまったく同じです。聴き比べてみるのも楽しいと思います。3曲目「青春残酷物語」はリードトラックでシングルカットされた曲です。1984〜85のツアーで歌ってから、多分歌っていないと思う。4曲目「流行の女達」この曲もコンサートではよくセットリストに入る曲です。5曲目「月曜の朝8:00」 この曲も哀しい女の歌です。コンサートでは最近、あまり歌っていないように思う。B面1曲目「棘」 朝丘雪路さんがカバーして歌いました。1984年11月5日発売。朝丘さんのバージョンも愚かな女の悲しみが溢れていて感動的です。2曲目「夜顔」この曲は第二弾シングルでした。「夜のヒットスタジオ」で初めて歌った時は衝撃だった人も多いのかも。歌詞にも増してサテン地にスパンコールが付いてる黒手袋を使い、手の演技をしながらの歌唱でした。コンサートに行っていない3年前のアリスのイメージを持ってた人は驚いたんじゃないかと思う。3曲目「嫉妬(ジェラシー)」この曲も当時のいくつかのツアーで歌ったきり最近は歌っていないと思う。1984年12月大阪城ホールでのこの曲のインパクトは強烈でした。4曲目「男と女」 ボサノバの渋いアレンジが大好きでした。この曲もコンサートでまた聴きたい曲です。5曲目「この胸にもう一度-Let us try again-」この曲もコンサートで聴きたい1曲です。このアルバムで唯一の男歌です。9人の女たちへの最後の懺悔も込めてるような…でもHappy Endにはならないような気がしてしまう曲。「CORAZON」の反対って言うか・・・。歌詞ブックレットも全てモノクロです。ちんぺいさんの写真は1枚もありません。ちんぺいさんのオリジナルアルバムも全て書いたと思ってたら、まだまだ残ってる。「引き潮」なんて3回も長いブログ書いてしまってるのに…。1983年ツアーの写真「棘」のチラシチラシ裏CD、2種類
2021年01月07日
43年前の今日、初めて生で「スナイパー」を聴いた。この「トワイライトタイム コンサート」はあまり知られていないツアーでした。コンサートの告知やチケットなどにも、ツアータイトルは何も掲載されてなく緞帳が上がってはじめて電飾で「Twilight Time」と飾られていた。トワイライトタイムとは「黄昏時」の事です。このツアー、雑誌などにもほとんど掲載される事なく、唯一この記事だけだったように思う。「ジングルベル」で決めポーズしてた所かな。セットリスト第一部 Percussion 松田幸一さん G徳武弘文さん Key 乾裕樹さん Bass 山口さん1曲目「スナイパー」2曲目「ラスト・チャンス」MC3曲目「熱い吐息」MC4曲目「老人」MC5曲目「ハートブレイク」MC6曲目「今はもうだれも」7曲目「帰らざる日々」第二部1曲目「もろびとこぞりて」(アリス+関西学院大学グリークラブ)2曲目「ジングルベル」きんちゃんソロ(アリス+関西学院大学グリークラブ)3曲目「赤鼻のトナカイ」〜「ジングルベル」(アリス+関西学院大学グリークラブ)MC(3人のクリスマスの思い出を一人ずつ話した)4曲目「サンタが町にやってくる」(ヴァース部分はちんぺいさんソロ)(アリス+関西学院大学グリークラブ)5曲目「ホワイトクリスマス」(アリス+関西学院大学グリークラブ)MC6曲目「雪の降る街を」(無伴奏で客席と一緒に歌った)MC7曲目「街路樹は知っていた」(アリス+ストリングス)MC8曲目「帰り道」(アリス+ストリングス)9曲目「この空の下」」(アリス+ストリングス)MC10曲目「砂の道」(3人だけの演奏)11曲目「遠くで汽笛を聞きながら」(3人だけの演奏)MC12曲目「冬の稲妻」(3人だけの演奏)アンコール13曲目「聖しこの夜」(ピアノのみの演奏) 予約完了の連絡票この2daysが神戸新聞会館興行部としての最後のアリスの主催。この次の1978年3月からは、畑山さんが独立してハタケヤマ・アート・ディレクション(HAD)の主催で神戸、明石、姫路、加古川、西脇、高槻、大阪などのアリスのコンサートを開催しました。「スナイパー」が初めてアリスのセットリストに入ったツアーです。ちんぺいさんのソロアルバム「黒い鷲」に収録されてる楽曲で、アリスでよくライブで演奏されてたバージョンよりもテンポもゆったりとしたものでした。この初ライブバージョンはアルバム「黒い鷲」のテンポとほぼ同じでした。この時のアレンジが最高で、緞帳がまだ閉まっている中、16刻むEギターと松田さんの重くハードなタンバ、そしてキンちゃんのドラム、R&Bなノリのインストが始まって、決めがあってから松田さんがコンガを連打し始めると緞帳が上がっていく。そこには「Twilight Time」と描かれた電飾の吊り物。あの時のテンポで、あの時のアレンジで今のアリスでやれば最高だと思う。アリさんのコンガときんちゃんのドラムが絡み合って最高でした!2曲目「ラスト・チャンス」はべーやんが庄野真代さんに書いた楽曲。この曲はこの時しか歌っていません。3曲目「熱い吐息」はこのツアーの時の歌唱と演奏が最高だったと思う。この年の春のツアー「エンドレス・ロード」でも演奏されましたが、緊張感もアレンジのカッコ良さも「トワイライトタイム コンサート」が凄かった。普段は3人の演奏で「熱い吐息」は演奏されていましたが、バックバンドがついての演奏はリサイタルや大きなコンサートだけなので数えるほどでした。4曲目「老人」はべーやんのソロアルバムからの曲でアリさんのブルースハープが感動的だった曲。この曲は1978年春のツアーまでセットリストに入り続けていました。5曲目「ハートブレイク」は中村行延さんにべーやんが書いた曲。中村行延さんのシングル「サンシャインヒル」のB面と、アルバム「PAGE FIRST」のB面3曲目に収録されてるおしゃれなシティポップ風ナンバー。この曲もこのツアーでしか歌われていません。6曲目「今はもうだれも」7曲目「帰らざる日々」の連続演奏はこの頃よくやってた曲順です。「帰らざる日々」でアコーディオンを入れたのはこのツアーからです。第二部はとりあえずオリジナル曲の事だけを・・・7曲目「街路樹は知っていた」はストリングスの弦楽四重奏的な演奏から始まった。自分はこの時の「街路樹は知っていた」がとにかく最高だったと思ってる。間奏はピアノソロときんちゃんのブルースハープソロで構成されていました。アリスの3人とストリングスでの演奏、最高でした。「街路樹は知っていた」はこの日の約2ヶ月前に神戸国際会館で3人だけの演奏でも聴いていました。この曲が好きすぎてその時も凄く感動したのを覚えてる。8曲目「帰り道」もスタジオバージョンにほぼ忠実に演奏されました。それまで3人だけでの演奏でしか聴いた事がなかったので、ストリングスの入った「帰り道」はいつも以上に感動的でした。そして続いての「この空の下」もストリングスときんちゃんのピアノ、べーやんのマンドリン、ちんぺいさんのギターで演奏されました。「この空の下」もこの時のアレンジが自分の中では最高でした。10曲目「砂の道」から「遠くで汽笛を聞きながら」「冬の稲妻」は3人だけの演奏。3人だけの「冬の稲妻」は約2ヶ月前の神戸国際会館でも聴いていました。10月24日の神戸公演は久しぶりに「黒い瞳の少女」から始まったコンサートでした。3人だけの「冬の稲妻」はきんちゃんのタンバの迫力が「明日への讃歌」以上の凄さでした。自分は3人だけの「冬の稲妻」は最高だと思ってたけど、友人たちはどうしてもエレキから始まるあの演奏を期待してしまってたようで不満そうでした^^;バンド演奏の「冬の稲妻」ならその後、数え切れないほど聴けたのだから3人だけの「冬の稲妻」の貴重さが今はわかってると思う^^1977年夏、「エンドレスロード ツアー」中のアリス初めてライブで「冬の稲妻」と「街路樹は知っていた」を聴いたコンサートチケット。HADでのみ販売されてた写真HADとして初めて作ったポスター
2020年12月19日
堀内孝雄さんの1993年12月1日発売のシングル。この曲は年末ドラマ「鶴姫伝奇」の主題歌でした。1曲目「波の調べに」作詞 小椋佳さん 作曲 堀内孝雄さん 編曲 川村栄二さん小椋佳さんと組んで、もう何曲目だろうか。多くの曲をべーやんと小椋佳さんで作ったけど、有名な曲以外にも名曲が多い。二人で作った楽曲だけ全曲収録してまとめて聴けるアルバムを出して欲しい。この曲のメロディーが好きなのはもちろんの事、歌詞がいろんな意味に取れて考えさせられる。「♪ 気付けば君は戦いの船 舳先に立って風邪と争い 水平ははるか 沖を見据えて 易しい水路 選ぼうとしない」べーやんの歌唱も胸に迫ってきて感動させられます。2曲目「花影の道」作詞 小椋佳さん 作曲 堀内孝雄さん 編曲 川村栄二さんカップリング曲も小椋さんとべーやんの共作。自分は「波の調べに」よりも、この「花影の道」が好きで当時は何度も聴いた・アルバム「夢の道草」の5曲目に収録されています。(「波の調べに」はアルバム「夢の道草」のラストに収録されています)歌詞は難しいのですが、聴き込んでいくと、少しずつ自分なりに分かり出して感動が倍増します。この2曲はべーやんのソロをあまり知らない人におすすめの2曲。アルバム「夢の道草」も良いアルバムです。
2020年11月27日
堀内孝雄さんの36枚目のシングル「続・竹とんぼ」。この曲ももちろん「はぐれ刑事純情派」の主題歌でした。1曲目「続・竹とんぼ -青春のしっぽ-」作詞 荒木とよひささん 作曲 堀内孝雄さん 編曲 川村栄二さん1998年発売の34枚目シングル「竹とんぼ」の続編として作られた曲。ニュース音声のSEが流れ始めこの曲のイントロが流れる。ニュースの内容は暴力でしか自分を表現できない印象の学生運動の大騒ぎ音声。歌の主人公はその頃の自分の愚かさと恥ずかしさに気づいて嘆いてるようにも聴こえる楽曲としては、やっぱり「竹とんぼ」の方がアレンジも良いし、歌詞も良い。続編も人生の落ちこぼれ的な嘆きと愚痴の歌ですが、べーやんが歌うと柔らかく聞こえてあまり惨めさを感じさせすぎないので良い。「竹とんぼ」のカップリング曲「あいつの背中」はメロディーも歌詞もアレンジも歌唱も全て最高です!「あいつの背中」の作詞は徳永章さんです。2曲目「微光(ほのあかり)」作詞 小椋佳さん 作曲 堀内孝雄さん 編曲 川村栄二さんべーやんと小椋佳さんは何曲も二人で作っていますが、この曲はその中でもベスト5に入るほど自分は好きな曲です。このシングルを買った時は、このカップリング曲ばかり何度も聴いてたのを思い出す。本当にいい曲で歌詞もメロディーも優しく前向きで感動できます。小椋佳さんの歌詞は聴けば聞くほどに多くの事に気づいてくる。
2020年10月18日
堀内孝雄さんの1997年4月発売の18枚目のフルアルバム。このアルバムの事はかなり前に一度書いてるかも知れないけど、べーやんのソロアルバムの中で急にふと聴きたくなる事の多いアルバムのひとつです。1曲目「愛が見えますか」 作詞 たきのえいじさん 作曲 堀内孝雄さん 編曲 川村栄二さん2曲目「男でもなく 女でもなく」 作詞 荒木とよひささん 作曲 堀内孝雄さん 編曲 今泉敏郎さん3曲目「何気ない季節を」 作詞 もときあつ子さん 作曲 堀内孝雄さん 編曲 川村栄二さん4曲目「気にせんといて」 作詞 たきのえいじさん 作曲 堀内孝雄さん 編曲 今泉敏郎さん5曲目「身も心も」 作詞 たきのえいじさん 作曲 堀内孝雄さん 編曲 川村栄二さん6曲目「俺の中の人生(たび)びとよ」 作詞 もときあつ子さん 作曲 堀内孝雄さん 編曲 今泉敏郎さん7曲目「最終便」 作詞 たきのえいじさん 作曲 堀内孝雄さん 編曲 今泉敏郎さん8曲目「心の翼」 作詞 荒木とよひささん 作曲 堀内孝雄さん 編曲 川村栄二さん9曲目「老友(とも)」 作詞 荒木とよひささん 作曲 堀内孝雄さん 編曲 川村栄二さん10曲目「坂道」 作詞 荒木とよひささん 作曲 堀内孝雄さん 編曲 川村栄二さん1曲目「愛が見えますか」は「はぐれ刑事 純情派」の主題歌。作詞のたきのえいじさんとべーやんの曲は相性が良くて好きな曲が多い。1994年シングル「夢の道草」辺りから、たきのさんと組むようになってきて、シングル「東京発」でもドラマ主題歌曲として組んでいます。初期のべーやんのソロからずっと聴いてる人なら絶対に即、反応するのが、6曲目「俺の中の人生(たび)びとよ」です!「俺の中のたびびとよ」と言えば1981年スペッキーのCMソングにもなった「青春まよい人」のサビ部分です。「♪ 目を覚ませ 俺の中の旅人よ 目を覚ませ 俺の中の旅人よ 青春を昨日の歌に口ずさむな」軽快な8ビートのロックナンバーでした。この「俺の中の人生(たび)びとよ」もアコギの音が心地よいロックナンバーです。「青春まよい人」のアンサーソングとも取れる楽曲です。「♪ もう一度 勇気を持って 俺の中の人生(たびびと)よ」「♪ もう一度 踏み出してゆけ 俺の中の人生(たびびと)よ」アレンジもカッコ良いし大好きな曲です。アルバムの後半を飾る3曲はべーやんの1997年までの集大成とも思える名曲3曲です。8曲目「心の翼」 9曲目「老友(とも)」 10曲目「坂道」はべーやんの音楽性の幅の広さを実感できる3曲です。6曲目「俺の中の人生(たび)びとよ」も含めるとさらによくわかる。9曲目「老友(とも)」は70年代ブリティッシュロックのアコギのアレンジのようなシブさにべーやんの書く柔らかく優しいメロディーがハマりすぎて鳥肌です。歌詞も今になってやっと分かり始めて23年前に聴いた時とはまったく感動が違ってきています。10曲目「坂道」は何度も書いてると思う。名曲中の名曲です。ここに書かなかった曲も全てべーやんらしい楽曲でアリス中心に聴くファンも、ソロ中心に聴くファンにとっても満足できる名曲揃いです。「身も心も」「最終便」「気にせんといて」の3曲は物悲しく、想いが深い女歌です。べーやんの歌唱も最高です。シングル「愛が見えますか」はカップリング曲が「老友(とも)」です。両曲ともアルバムと同じバージョン
2020年10月17日
1987年12月に発売されたアリスの10枚目のアルバム。1981年11月に活動停止してから1回目の再始動はアルバム制作とテレビでのライブ演奏のみでした。1987年12月と言えば谷村新司さんは翌年の春から始まるプロジェクト「ヨーロッパ三部作」の準備に入っていて、1986年末から年末恒例の青山劇場1ヶ月のロングラン・リサイタル『CORAZON』をスタートさせたばかりで大忙しの時期。堀内孝雄さんは翌年からスタートした「はぐれ刑事純情派」の主題歌「ガキの頃のように」を筆頭に19シリーズ全ての主題歌を担当。歌謡曲の世界に進出して、1990年にはレコード大賞、歌謡大賞、有線放送大賞を受賞!堀内孝雄さんも大忙しの時期に突入してきていました。必然的にアリスとしてのツアーは見送られレコード制作のみになった。それでもアリスファンは狂喜乱舞だった。その時の発売されたのが「ALICE X」A面1曲目「さよならDJ」 作詞 谷村新司 作曲 堀内孝雄 編曲 佐々木誠2曲目「BURAI」 作詞 谷村新司 作曲 堀内孝雄 編曲 佐々木誠3曲目「アガサ」 作詞 谷村新司 作曲 矢沢透 編曲 佐々木誠4曲目「平凡」 作詞 谷村新司 作曲 堀内孝雄 編曲 佐々木誠5曲目「テーブルという名の海」 作詞 谷村新司 作曲 矢沢透 編曲 佐々木誠B面1曲目「4月の魚」 作詞 谷村新司 作曲 矢沢透 編曲 佐々木誠 2曲目「穏やかな月」 作詞 谷村新司 作曲 堀内孝雄 編曲 佐々木誠3曲目「心の場所」 作詞 谷村新司 作曲 堀内孝雄 編曲 佐々木誠4曲目「19の時」 作詞 谷村新司 作曲 矢沢透 編曲 佐々木誠 5曲目「セントエルモスの火」 作詞・作曲 谷村新司 編曲 佐々木誠 アリスがアルバムを作っていると聞いた時は、コンサートツアーへの期待をみんな持ってたけど、冷静にソロとしての状況を見ると、無理なことがわかってきていて、アルバムリリースの頃にはコンサートへの期待は無くなっていた。それでも、新曲を10曲リリースしてくれただけでコンサートツアーへの第一歩だと思えたし、新曲が聴けるだけで幸せを感じていたファンは多いと思う。(アリスのコンサートが実現したのは、ここから13年後の神戸国際会館での1本のみのコンサートだった。その年の夏、派手にアリーナツアーで本格的なライブ活動始動)このアルバムからアリスとしてセットリストに入ったのはA面2曲目「BURAI」のみ。「BURAI」はアリーナやスタジアムでのライブには絶対にセットリストに入る盛り上がる曲。ちんぺいさんはソロで一度だけ、A面1曲目「さよならDJ」を歌ってくれたように思う。このアルバムの中の1曲(タイトルは書かないけど)ミキシングで大きな失敗したままリリースされてる曲があるようです。この時期は特に忙しくて時間もなく気がつかなかったのだろうか・・・。それを知ってもまったく気にならないし、そのまま方が逆に良いんじゃないかと思ってしまう。A面5曲目「テーブルという名の海」は2001年にリリースした「ALICE 0001」の中にセルフカバーで歌詞も少し変えてレコーディングされました。新しいバージョンも好きですが、オリジナルの方が聴き慣れ過ぎてたせいかどうしてもしっくりくる。【2コーラス目】オリジナル「♪目の前のあなたが 遠ざかる少しずつ もう戻れない 燃えていた あの頃の岸辺には」2001年バージョン「♪目の前のあなたに 叫んでも届かない 動き始めたこの船に あなたは乗るはずもない」【最後の繰り返し部分(SAXソロのあと)】オリジナル「♪向かい合う二人の前に テーブルという名の海 あなたが思う程に 私、バカじゃない 3度目はもう振り向かないわ」2001年バージョン「♪向かい合う二人の前に テーブルという名の海 青い波間に沈むきらめきの日々よ もう微笑むことは 二度とないの」改めてアルバム通して聴くと、全体のまとまりも良いし名曲の宝庫だと実感した。ライブ映えしそうな曲は、「さよならDJ」「アガサ」「4月の魚」「心の場所」「19の時」の5曲が特にライブで聴きたい。「19の時」のべーやんの歌唱がカッコいい!めちゃくちゃ好きなべーやんのソロ曲「Don't Stop My Love」の歌唱に少し雰囲気が似てるのも良い!放送局などに配布されたリーフレット「ALICE X」発売時に作られた封筒と便箋のセットテレビ出演を知らせるチラシ「ALICE X」のCDいろいろ「ALICE X」カセットテープ
2020年10月13日
谷村新司さんのリサイタルに行ってきました。このリサイタルは2020年4月に国立劇場3daysと大阪フェスティバルホールで予定されてた公演の延期公演です。東京の3daysは中止になってしまいましたが、大阪公演のみ開催できる事になった。この大阪公演も最初は7月に延期公演が発表されましたが、再び延期になり今回の再延期公演となった。客席は1席飛ばしでキャパの半分のみの観客。そのためファンクラブ会員のみのチケット販売になった。ちんぺいさんの元気な姿が観られて、ハリのある声量豊かな歌唱を再び生で聴くことが出来ただけで胸が熱くなりました。新曲「グレイス」はオープニングとアンコールラストで2回歌われましたが、アンコールでの「グレイス」は未発表の歌詞も追加され曲の構成も変えたロングバージョン!これは最高でした!1曲目「グレイス」2曲目「面影」 3曲目「熱い吐息」4曲目「真夜中のカーニバル」5曲目「この空の下」6曲目「陽はまた昇る」7曲目「ダンディズム」8曲目「忘れないで」9曲目「心花伝」10曲目「サライ」11曲目「悲しみの器」12曲目「いい日旅立ち〜いい日旅立ち・西へ」13曲目「少年の墓」14曲目「浪漫鉄道 -蹉跌篇- 」15曲目「群青」16曲目「昴」17曲目「グレイス」未発表ロングバージョンニューアルバム「谷村文学選2020 ~グレイス~」をほぼアルバム曲順通りに全曲とその間に2曲「忘れないで」と「サライ」を追加して構成されたライブでした。「面影」の1974年オリジナルバージョンでギターを弾いてるのが石間秀機さんだと初めて知った。アルバム「蜩」は曲ごとのミュージシャンのクレジットがないため複数いる楽器は誰が弾いてるのかわからなかった。「面影」も矢島賢さんか石間秀機さんのどちらなのかずっと謎だった。46年経ってやっと謎が解けた^^「蜩」のアルバム全曲編曲している篠原信彦さんと同じバンド「トランザム」のギタリストの石間秀機さんです。「少年の墓」は生で聴くとより感動が深かった。本当に良い歌詞、良いメロディーで発売当時から大好きな曲でした。「悲しみの器」のサンズバンドの演奏は心がこもってて演奏だけで泣けそうでした。「真夜中のカーニバル」「ダンディズム」の演奏もカッコ良かった。今日はMCも少なめで休憩もなく曲をどんどん歌う構成だったので、ちんぺいさんも大変なように思うけど、17曲完璧に歌い上げるカッコ良さに感動でした。あとはライブ配信の視聴チケットを買って、すぐに観ようと思う^^;10月6日まで何度でも観ることができる^^今日のライブ配信チケットはぴあ、ローソンチケットなどで購入できます。3500円。今日はパンフレットもなかったので、今年の新作ハンドタオルの写真を。アリスもそうだけど、ちんぺいさんのグッズのタオルは必ず今治タオルです!アーティストグッズとは思えない品質の良さで毎回必ずタオルは買っています。今回のハンドタオルはかなり大判で34cm×36cmです。日本製綿100%で安心!他にアロマキャンドルのネロリも買った。ネロリの香りは心が落ち着いて緊張や不安を和らげてくれる。好きな香りです。1974年「蜩」広告1972年10月ちんぺいさんのギターケースにはくずれパンダのシールが。1973年ジャンジャンでのライブ
2020年10月01日
堀内孝雄さんの35周年時に発売された2枚組アルバム。Disc 1が2006年のニューアルバムDisc 2がそれまでのベスト盤Disc 11曲目「涙のとなり」2曲目「人間劇場」3曲目「傘になれたら」4曲目「海猫」5曲目「巷の夢の」6曲目「人生キミのもの」7曲目「不忍の恋」8曲目「秋霖(ニューバージョン)」9曲目「のどか」10曲目「限りないあこがれの中へ(ニューバージョン)」1枚がベスト盤なので、2枚組の企画盤扱いになってしまって、27枚目のオリジナルアルバムとしてのDisc1は存在感がやや薄くなった印象でもったいないように思う。まず「秋霖」のニューバージョンが最高です!「秋霖」は1991年アルバム「GENTS」に収録されていた曲です。作詞は阿久悠さんで両バージョンとも編曲は川村栄二さんです。べーやんが書いたメロディーが凄く好きで歌唱もニューバージョンの方がさらに好きです。1曲目「涙のとなり」のミディアムテンポのソフトロックでべーやん得意の心地良いメロディーと歌唱。アリスの楽曲としてもそのまま使えそうな楽曲です。2曲目「人間劇場」は一瞬、村田英雄さんの「人生劇場」と読み間違えてしまうけど、スローブルースナンバーです。3曲目「傘になれたら」も初期のべーやんのソロアルバムにでも入っていそうな雰囲気もする曲。間奏の二胡の演奏で一瞬でが曲の世界が広がっていく感じも好きです。4曲目「海猫」は歌謡曲寄りのロッカバラードでこの曲もカッコ良い曲です。5曲目「巷の夢の」は斬新なディストーションギターのアレンジが印象に残る。壮大な時代劇のテーマ曲に合いそうな名曲です。6曲目「人生キミのもの」はべーやんに珍しい明るく軽快なブルーグラスナンバー。城田じゅんじさんと木田高介さんが頭の中に出て来そうな演奏です。7曲目「不忍の恋」はリードトラックで先行シングル曲。「愛染橋」の進化した形のような名曲です。9曲目「のどか」は、本当にのどかな光景や風景が次々と登場して、子供の頃に田舎に遊びに行って過ごした日々が頭に浮かんでくる。10曲目「限りないあこがれの中へ(ニューバージョン)」は、1979年のオリジナルのイメージそのままです。2006年のべーやんの声と歌い方で聴くと、また違った風景が浮かんできて聴き入ってしまう。オリジナルのオーボエのインパクトはやっぱり強烈に印象に残っていますが。Disc 21曲目「狂った果実」2001年バージョン アリス2曲目「遠くで汽笛を聞きながら」2001年バージョン アリス3曲目「冬の稲妻」2001年バージョン アリス4曲目「帰り道」オリジナル アリス5曲目「過ぎゆくものは…」オリジナル アリス6曲目「君のひとみは10000ボルト」7曲目「言葉にならない贈りもの」アルバムバージョン8曲目「ページ99」9曲目「デラシネ」シングル・バージョン10曲目「L・A・NITE」11曲目「涙を捨てる街」1998年バージョン12曲目「あいつが死んだ晩」2004年バージョン13曲目「愛しき日々」14曲目「恋唄綴り」15曲目「影法師」16曲目「東京発」17曲目「竹とんぼ」Disc2で驚くのは5曲目「過ぎゆくものは…」が選曲された事。この曲はシングル「それぞれの秋」のB面に収録されていてオリジナルアルバムにどこにも収録されていません。凄く好きだった曲なのでこんな風に2000年代に再び息を吹き返したように登場したのはうれしかった。10曲目「L・A・NITE」が選ばれてるのもうれしい。2006年ツアーパンフちんぺいさんときんちゃんからのメッセージ
2020年09月28日
堀内孝雄さんの31枚目のシングル。この曲もテレビドラマ『はぐれ刑事純情派』の主題歌です。先週のライブの時にべーやんがしみじみ語ってたけど、映画やドラマの主題歌を作って歌った数は日本一なんじゃないかと思う。他にCM曲も凄い数作って歌っています。 テレビドラマの主題歌は1980年「本郷菊坂赤門通り」の主題歌「裸樹」に始まり全36作品を担当しています。映画主題歌も「小説吉田学校」で担当。CMソングは全12曲作って歌っています。他にも記念行事などのテーマ曲も合わせると優に50曲を超える作品を提供して歌っています。べーやんが書くメロディーは映画やドラマを邪魔する事なく作品に溶け込むので重宝されるのだと思う。ホントに日本のシンガソングライターで、主題歌を書いて歌った数は日本で一番多いのかも。1曲目「酔いれんぼ」作詞 荒木とよひささん 作曲 堀内孝雄さん 編曲 川村栄二さんこの曲はかなり演歌寄りの楽曲です。ただ、アレンジが演歌調を意識して作られているので強調されて感じますが、このメロディーに違う歌詞が乗って、フォークやロック寄りのアレンジになれば、70年代のソロアルバムやアリスの曲になれてしまいます。べーやんの歌唱も演歌寄りのビブラートなど意識して歌っています。自分は演歌も大好きなので問題なく楽しめます。この曲もべーやんが作ったメロディーは本当に良い!2曲目「心の思うまま・美しく」作詞 荒木とよひささん 作曲 堀内孝雄さん 編曲 服部克久さんカップリング曲は演歌色がまったくないバラード曲です。1983年「I A.M. P.M.」や1980年「デラシネ」に収録されていても何の違和感も感じない曲。べーやんは演歌を取り込んだ事で楽曲の幅が凄く広がった。「DAY BREAK」のようなHEAVYなロックアルバムも作れるし、そのジャンルに合った歌唱を的確にやってしまうのもカッコイイ所です。 また70代で歌う「DAY BREAK」のようなROCKなソロアルバムも1枚作ってほしい。
2020年09月11日
堀内孝雄さんの毎年恒例のビルボードライブ大阪でのライブが今年も無事開催されました!堀内 孝雄さん / (Vocals, Guitar)経田 康さん / (Guitar)林 政宏さん/ (Piano)新型コロナウイルス感染症対策で、いつのも座席配置と違っていて会場の雰囲気も違ってました。べーやんはすこぶる元気で高音の伸びも低音の響きも素晴らしかった!MCはいつも通りに脱線しまくりだったりで…楽しいライブでした。セットリスト1曲目「デラシネ」 シングルバージョンに近いテンポとアレンジでした2曲目「惜春会」3曲目「秋止符」4曲目「遠くで汽笛を聞きながら」5曲目「南回帰線」6曲目「空蝉の家」7曲目「都会の天使たち」8曲目「恋唄綴り」9曲目「ガキの頃のように」10曲目「東京発」11曲目「愛しき日々」12曲目「坂道」「アリスV」レコーディングで「遠くで汽笛を聞きながら」のエレキギター録りした時のエピソードを初めて聞いた。あの伝説のようになってるEギターを弾いたのは矢島賢さんです。Gソロも1発録りだったそうです。そんな話を今頃、聞けて感動しました。矢島賢さんと言えば昨日書いたりりィさんの「ダルシマ」も矢島さんのギターです。「無関係のさよなら」「パイプ・ラブ」のHEAVYなリフとハードなGソロももちろん矢島さん。「りんごを食べないで」のJAZZ,フュージョン系のGソロも素晴らしい旅先のホテルで夜中にこの曲の歌詞を何度もちんぺいさんが書き直した話もまたしてくれた。「南回帰線」は3人の演奏なのにかなり音圧のある迫力で最高でした。べーやんも昔のように懐かしいフェイクを入れまくりでカッコ良かった!最後の曲「坂道」は一ヶ月前に久々に聴きこんでブログに書いた所だったので、今回、生で聴けて感動でした。CDの歌唱より、やっぱりライブで聴く「坂道」の方が数倍素晴らしいと思った。今回はカラオケ音源で歌ってくれましたが、ギター1本の弾き語りででも聴きたい曲です。
2020年09月06日
ユニバーサルの通販で注文した特典DISC付きの「谷村文学選 2020グレイス」が届いた。本作品の方は昨日書いたので。1「スペシャル・メッセージ 今、逢えない貴方へ」2「グレイス」カラオケ3「心花伝」カラオケ4「浪漫鉄道 -蹉跌篇- [2020 Version]」カラオケ5「群青 [2020 Version]」カラオケちんぺいさんの声は毎週MBS「アリスのヤングタウン」で聴いていますが、小学生の頃から尊敬し続けてきたちんぺいさんの言葉は他の誰よりも素直に心に入ってきます。そしてその後に流れ始める「グレイス」の演奏に感動で胸が熱くなります。宮下文一さん、比山貴咏史さん、三松亜美さん3人のゴスペルのようなコーラスパートのハーモニーも力強く美しい。やたらと音を重ねる事のない演奏だけでも感動できるそこにちんぺいさんの全て包み込むようなボーカルが重なると世界の色が一瞬で変わります。今日は昨日よりもう少し前のアリスの写真を1972年9月 『アリス I』発売直後のコンサート 大阪厚生年金会館大ホール同じく1972年9月 明日への讃歌きんちゃんの顔が見えない・・・1972年12月 雑誌のクリスマス企画
2020年08月26日
谷村新司さんの新譜が届きました。今日はまず、かなり前に予約してたAmazonからの分が届いた。特典ディスク付きは多分明日届くのかな。ユニバーサル ミュージックの通販とファンクラブで申し込めば特典ディスクが付きます。今日届いたAmazon購入分も帯のバーコードを切り取って送れば特典ディスクがもらえます。(Amazonや他のCD店で買った人は8月31日までの期間なので忘れないように)さっそくワクワクしながら聴きました。今回、収録曲を知った時から楽しみで仕方なかった。1曲目「グレイス」 新曲20202曲目「面影」 新録[2020 Version]3曲目「熱い吐息」 新録[2020 Version]4曲目「真夜中のカーニバル」「EARLY TIMES」[2018 Version]5曲目「この空の下」 新録[2020 Version]6曲目「陽はまた昇る」 「EARLY TIMES」[2018 Version]7曲目「心花伝」 新曲20208曲目「ダンディズム」 新録[2020 Version]9曲目「悲しみの器」 新録[2020 Version]10曲目「いい日旅立ち~いい日旅立ち・西へ」新録[2020 Version]11曲目「少年の墓」 新録[2020 Version]12曲目「浪漫鉄道 -蹉跌篇- 」 新録[2020 Version]13曲目「群青」 新録[2020 Version]14曲目「昴」 「EARLY TIMES」[2018 Version]一番楽しみにしていた曲は「悲しみの器」です。今のちんぺいさんの声で絶対に聴きたかった曲。キーも今回の方が重みや深みが強く感じられて凄くいい!1995年に初めて聴いた時よりも、今のちんぺいさんの声で聴いた方がより楽曲の良さが強く伝わってきます。この曲には精神的にしんどい時などに、何度も助けられた。元々、森進一さんのために書き下ろした曲でした。森さんのバージョンも全ての音を思い出せるほどに聴き込みました。今回の2020年バージョンで完結したって言うか、これ以上の「悲しみの器」はもう作られないように思う。5年前の2015年「NIHON ハレバレ」のツアーで「悲しみの器」は久々にセットリスト入りしました。あの時も生で聴けて感動しましたが、次のツアーでまた聴けたら最高です!そして「面影」と「熱い吐息」の2曲!この選曲にも驚きだったし、うれしすぎた。この2曲は1977年頃までのアリスのコンサートでアリスの曲として3人でよく演奏してた2曲。ここに「サンセット」と「砂の道」が加わればあの頃のアリスのステージでの定番曲が揃います^^;(「サンセット」はこの中で一番セットリスト入りが少なかったけど)「面影」は、1974年オリジナルのあの「いなたい」アレンジと演奏の雰囲気はなくなったけど、今、こんな形で復活した事がとにかくうれしい。ちんぺいさんの声も自然とあの頃のような若さや青さを感じられて凄く新鮮です。1981年11月後楽園での「面影」は、自分が思い入れの強かった「面影」とは何か違っていて神戸国際会館や明石市民会館、神戸文化ホールなどで聴いた「面影」のような感動がなかった。1974年12月29日神戸国際会館で初めて聴いた生の「面影」の衝撃が忘れられない。「熱い吐息」は1976年末〜1977年は必ずといっていいほどアリスのナンバーとしてセットリストに入っていました。毎回、喉を潰してしまうんじゃないかと思うほどに激しく乱暴な歌い方で物凄い迫力でした。アリスのどのナンバーよりHEAVYでした。ちんぺいさんとべーやんの掻き鳴らすギターときんちゃんのタンバ!ラジオのライブで3人だけの「熱い吐息」は音源が残っていますが、ライブ会場じゃないとあの迫力が感じられないのが残念。ちんぺいさんのボーカルもラジオスタジオなので少し控えめですが、それでも凄いがなりです。1977年12月トワイライトタイムツアーの時のちんぺいさんの歌唱が最強でした。本当に喉、大丈夫??っていつも思ってた。でもそれがめちゃくちゃカッコ良かった!トワイライトタイムツアーは3人だけの演奏じゃなくバックバンドありですが、エンドレスロード の時よりも遥かにアレンジも良かった。そして「少年の墓」のリメイクにも驚いた。改めて聴いてみて、本当に名曲だと実感した。「JADE」のツアーはちんぺいさんの初めてのソロコンサートツアーでした。(アダモとのジョイントツアーはありましたが…)次のコンサートツアーで歌えば、初めて生で聴くことになるんじゃないかな。一番、「文学選」らしいような気がする曲です。「この空の下」は1997年「生成」に一度リメイクして収録されました。でも、今回のバージョンは1976年「引き潮」のオリジナルバージョンに近いアレンジなのでイントロでいきなり鳥肌でした。できれば間奏もあのまま残してほしかった・・・。ラジオの最後に毎回流してた時にあの間奏のフレーズで毎回泣きそうになってた。この曲もアリスのコンサートでセットリストによく入っていました。3人だけの演奏の「この空の下」、大好きでした。新曲の2曲はダウンロード販売が始まった時に書いたので。「群青」「浪漫鉄道 -蹉跌篇- 」の新録も感動でした。「文学選」・・・で、頭に今浮かぶちんぺいさんの楽曲「印象派の街」「魂のゆりかご」「遠い花火」「暗い桟橋」「セレナーデ」「ファイアフライ-螢-」「家路 -私が死んだ日-」「冬のメリゴーランド」「シェヘラザード」「刹那愛」「愛・地獄編」「サンセット(蒼い夕日)」「ひまわり」「海猫」「生成」「口笛が聞こえる町」「黒い鷲」「忘れないで」「ジュピター」「東京綺譚」「Afterglow」「冬の扉」「10年前」「追憶」「残照」「挽歌」「この世が終わるとき(When The World Ends)」「この胸にもう一度-Let's us try again-」「歳月」「ぬくもり」「半空」「ノスタルジア」「心の痛み-NOBODY IN MY HEART-」 ・・・・きりがないけど、何曲も浮かんでくる。1974年1stソロアルバム「蜩」の広告不思議な写真。道の真ん中に椅子を置いて座ってます^^;どこかのコンサート会場の裏手とか駐車場とかなのかな。1976年5月発売の「谷村新司 歌詩集 讃歌」よりこれも「谷村新司 歌詩集 讃歌」より
2020年08月26日
堀内孝雄さんの2002年3月発売のシングル。この曲は「はぐれ刑事純情派」の主題歌でした。 1曲目「かくれんぼ」作詞 荒木とよひささん 作曲 堀内孝雄さん 編曲 今泉俊郎さんこのシングルは、23rdアルバム「永遠の夏」のリードトラックとしてアルバムの一ヶ月前に先行発売されました。ライトなべーやんファンがタイトルで間違いやすいのは、「酔いれんぼ」「竹とんぼ」「かくれんぼ」の3曲。・・・そんな事はないか・・^^;5文字で「・・・んぼ」がオリジナル曲にそれもシングルに3曲もあるのは珍しいと思う。その中では「竹とんぼ」が一番有名だと思いますが。自分はこの3曲の中ならこの「かくれんぼ」が一番好きです。懐かしい感じのフォーク調のアレンジが曲の世界をよりわかりやすくしてくれています。編曲の今泉俊郎さんはもう12年前に亡くなっています。ふきのとうのレコードやコンサートでピアノを弾いてた事でも有名ですが、その後作曲家、編曲家としても活躍しました。べーやんの曲も多く編曲してくれています。この「かくれんぼ」の最初に「もういいかい?」「ま〜だだよ」そして最後に「もういいかい?」「もういいよ」と子供の声が入りますが、この声はモーニング娘の中澤裕子さんと矢口真里さんという方がナレーションしています。2曲目「愛の話は」作詞 小椋佳さん 作曲 堀内孝雄さん 編曲 川村栄二さんこの曲はべーやんの王道メロディを楽しめるしアレンジも凝っていて凄く気に入っています。アルバム「永遠の夏」もこの前久しぶりに聴いたけど、やはり良い曲が多く収録されています。タイトル曲「永遠の夏」と「古きギターを抱いて」「忘我奪魂」の3曲は特に大好きな曲。「忘我奪魂」なんてアリスでそのままやってもカッコ良くなりそうです。べーやんの歌唱が最高にカッコいい曲です。アルバム最後の2曲「月夜のうさぎ」「俺がいつの日か」も心に沁みる名曲です。
2020年08月13日
美樹克彦さんの7枚目のシングル。「大巨獣ガッパ」の主題歌を歌う1年前です。美樹克彦さんのシングルのポーズが独特です。カメラマンが決めたのではなく美樹克彦さん本人が考えてポーズ極めてるような気がする。片腕を真横に伸ばしてるのがいくつかあります。そんなポーズって他ではあまり見ないのでジャケットにも個性が出るように拘ってるように感じる。A面「赤いヘルメット」(雑誌「明星」募集歌当選作)作詞 松木あきをさん 作曲 北原じゅんさん サビが「♪ バーバーババーバーババーバーババーバーババ〜〜〜」という凄く斬新な歌詞です。彼女にふられた悲しみを捨てるためにバイクを飛ばしている様を歌っています。曲調もアップテンポのROCKです。「大巨獣ガッパ」の主題歌に近い感じです。イントロはDeep Purpleの「Fireball」のようなドラムのフィルインから始まります^^;「大巨獣ガッパ」の主題歌のカッコ良さには勝てませんが、この曲もなかなかカッコ良い!B面「わが青春の第一ページ」作詞 星野哲郎さん 作曲 北原じゅんさん 少し水前寺清子さんが歌いそうなアレンジと歌詞です。ま、歌詞は星野哲郎さんなので水前寺さんっぽくなって当然ですが。この曲はアルバム「赤いヘルメット」には収録されていないので、シングル盤でのみ聴く事ができます。4曲入りEPのジャケットこの美樹克彦さん、22〜3歳の頃の堀内孝雄さんに似てるように思う。一時期、美樹克彦さんもヤングジャパンに所属していました。このアルバムはCD化されています。「赤いヘルメット」までのシングル曲などを集めたベスト盤です。
2020年08月07日
谷村新司さんのソロ2作目。1975年12月20日発売。このアルバムに収録されてる楽曲を単体では何度も書いていたので、ずっと前にこのアルバムの事は書いてると思ってた。小学生の頃から聴き過ぎて身体に沁み込んでしまってるアルバムです。書く前からめちゃくちゃ長くなりそうな気がしています。「海猫」のジャケット写真の元ネタ。この写真を反転させて加工しています。全曲 作詞・作曲 谷村新司さん 編曲 篠原信彦さんA面1曲目「ハーバー・ライト(港の灯)」2曲目「ひまわり」3曲目「ぬくもり」4曲目「雨やどり」5曲目「夢行燈」B面1曲目「サンセット(蒼い夕日)」2曲目「讃歌」3曲目「都忘れ」4曲目「海猫」5曲目「砂の道」1曲目「ハーバー・ライト(港の灯)」を初めて聴いた時に、アリスとしてのちんぺいさんとはまったく違う世界に入り込んでいて戸惑った人も多いと思う。物凄く好きな曲です。(このアルバム全曲物凄く好きなのですが…^^;)完全なJAZZの世界です。ちんぺいさんのボーカルも高音ファルセットを多用してたりしてアリスで聴くボーカルとはまた違った歌唱です。25歳でここまで大人の世界を創り上げるのは凄いとしか言えない。前作の1stソロアルバム「蜩」はまだアリス寄りな楽曲も多く、アリスファンの多くの人がすぐに受け入れられたと思うけど、この「海猫」のアルバムは戸惑った人がきっといたと思う。この曲は1977年の「アリス エンドレスロード 全国縦断ツアー」でのみ歌われました。グレーのロングコートの襟を立てて20代にしては背伸びしたような演出にみんな驚いたと思う。コート姿で上手袖から登場した時は客席から少し笑い声が漏れたりしてた・・・。ライブ盤でもイントロと歌い出しまでは笑い声が入ってたりします。ただ笑ってた客もすぐにモロJAZZの世界とちんぺいさんのボーカル力に引き込まれ聴き入ってた。(神戸と京都ではあまり笑い声はなかったと思うけど、大阪3Daysは…。大阪なので仕方ない^^)2曲目「ひまわり」は、このアルバムで特に好きな曲のうちの1曲。ライブでは聴いた事がありません。イントロから歌い出しの少し遠目に感じるエフェクトの感じとか、極上の歌メロとか何も文句のつけようがない名曲です。サビの高音のハモリをべーやんが歌ってアリスのコンサートでもやってほしかった。二人のソロアルバムの楽曲もアリスのコンサートのセットリストに普通によく入ってました。「面影」「老人」「蜩」「サンセット(蒼い夕日)」「砂の道」「君がいるから」「熱い吐息」「この空の下」「スナイパー(狙撃手)」「飛び立てジェット・プレーン」「あなたのすべてを」「冬の嵐」・・・など。ライトなアリスファンなら、どれもアリスの楽曲だと思ってたんじゃないかな。3曲目「ぬくもり」の歌詞はよく何かと取り上げられたりしてたのを思い出す。「詩とメルヘン」にも、「海猫」発売の1年後に掲載されました。そこにちんぺいさんは短い文章を寄せています。「自分にとっていいと思うのは、自分にとっていい詩。 自分にとってよくないと思うものも、いい詩。 そのどちらも感じないものは、悲しい詩。 少なくとも私にとっては、いい詩でも、あなたにとっては悲しい詩かも…(新司)」他に「♪机の横には 君がくれたバイロン」という一節を取り上げて評論してる文章もありました。この曲もコンサートでは聴いた事がない。生で聴かせるとさらに曲の良さが伝わりそうに思う曲です。4曲目「雨やどり」アルバム1曲目から重く少しDARKな世界なので、ここで少しホッとできる人もいたと思う。この曲も気持ち良さは、ドラムのスティックブラシの録り方。このドラム、誰が叩いてるんだろ?このアルバムはまったくミュージシャンのクレジットがない。アレンジャーが篠原信彦さんなのでチト河内さんじゃないかと想像してます。この曲もライブのセットリストに入った事はないと思う。5曲目「夢行燈」七五調の大正演歌。1stソロ「蜩」に収録されてる「恋唄」をさらに深めた印象の楽曲。正直、小学生の頃はあまり好きじゃなかったけど、大人になってからは悲しい歌詞と粋な演出に惹かれる。ファルセットの高音は森進一さんのようなビブラートも入りちんぺいさんの歌唱の幅の広さに感動もできる。森進一さんがカバーすれば絶対に良いと思う曲。B面1曲目「サンセット(蒼い夕日)」はアリスのコンサートでも何度も歌ってくれた曲です。アリス3人での演奏も素晴らしかった。この曲のためにきんちゃんはボサノバギターを猛特訓したとか…。アゴゴベルのみの演奏から始まるボサノバナンバー。カッコ良さの極致のような楽曲。アレンジも最高だし、ドラムの音もガットギターの音もフルートの音も、凄く拘って録音したのがわかる。ちんぺいさんのボーカルに軽くかかってるリバーブとか完璧なんじゃないかと・・・。こんなカッコ良い曲を25歳で作ってたちんぺいさんの凄さを聴く度に感じる。2曲目「讃歌」は、1975年12月23日神田共立講堂 と12月30日大阪フェスティバルホールでセットリスト入りしました。アリスでの演奏じゃなくソロコーナーの1曲として歌われました。ライブでの歌唱は、あのレコードでの熱唱を遥かに上回る歌唱で本物のボーカリストとしての力を見せつけた瞬間でした。自分は勝手に思ってるんだけど、この曲は「海を渡る蝶」収録の名曲「愛」の元になってると思ってる。「讃歌」がなければ「愛」も生まれてなかった・・・3曲目「都忘れ」この曲は女優の水沢有美さんとのデュエット。二人でコンサートで歌ったのは1975年12月23日神田共立講堂のみだと思う。4曲目「海猫」この曲もコンサートでは聴いた事がない。シングルでもなく、ライブで歌う事もないのになぜかよく知られてる曲。他のアルバムタイトル曲の「蜩」「引き潮」「黒い鷲」「喝采」といった曲よりも確実に知られている。自分が想像するに、アリス活動停止間際に発売されたちんぺいさんのベスト盤のタイトルが「海猫・群青」で、これが左右したのじゃないかと思ってる。このアルバムは東芝時代とポリスターの「群青」までの楽曲からチョイスしたベスト盤。じわじわ売れ続けたベスト盤でした。その1年前にも「MY SONGS 1974-1979 谷村新司ベスト・アルバム」というベスト盤が発売されそこにも「海猫」が収録されていました。この曲、いつか生で歌ってくれる事を願ってる。5曲目「砂の道」の事はよく書いてると思う。アリスのコンサートでも1976年春〜1978年秋まではほぼセットリスト入りしてた。この曲はアリスの3人での演奏が特に好きです。あのライブでの迫力は3人だけで演奏してるとは思えないほど。「栄光への脱出 武道館ライブ」にも収録されてるので有名になりました。「ひまわり」「ぬくもり」「サンセット(蒼い夕日)」「讃歌」「海猫」の5曲がセットリスト入りしたら泣く^^「海猫」からは「砂の道」しかライブで歌ってくれる可能性はほぼないと思うけど、いつもわずかな期待をいつもしています。まだまだ、このアルバムに関しては書く事があるので「引き潮」の時のようにいつかPART2で書くかも知れません^^;CDは3種類出ましたが、どれも今では手に入らなくなってしまっています。カセットテープはこの頃では珍しく正式な曲順通りです。Q盤シリーズの「海猫」は未開封で保存してます^^;「ぬくもり」が掲載された「詩とメルヘン」
2020年08月07日
1997年11月発売のシングル。べーやんのファンクラブから会報の特別号として65分収録のDVDが届いた。そのDVDの後半はギター弾き語りのLIVEでした。べーやんのファンクラブもちんぺいさんのファンクラブも入っていて得した気分に確実にさせてくれる。チケットの先行発売にしてもそうですが、会報も毎回豪華で文句なし。DVDに収録されてた弾き語り楽曲は、「あなたが美しいのは」「青春追えば(ゆめおえば)」「恋文」「風は知らない」の4曲。「風は知らない」はザ・タイガースのカバー曲です。 1曲目「坂道」作詞 荒木とよひささん 作曲 堀内孝雄さん 編曲 川村栄二さんコンサートの本編ラストやアンコールで歌われてた曲です。(アルバム「愛が見えますか」のラストに収録されています)メロディーの素晴らしさに、多くの人が共感できるような普遍的な歌詞とばっちり合って歌の世界にすぐに引き込まれる楽曲です。レコーディングされてる歌唱よりもライブで聴くべーやんの歌唱の方がまだ更に素晴らしい。べーやんも確実にライブの人なので、生で聴く方が楽曲の良さがより伝わります。今回のファンクラブのDVDのライブ映像でも、何の照明もなく録音も簡単な物なのに凄い説得力です。今の声で徳永章さん作詞の「懐かしい友のうたう歌」が聴きたい。2曲目「気にせんといて」作詞 たきのえいじさん 作曲 堀内孝雄さん 編曲 今泉敏郎さん懐かしい街並みが浮かんできそうな大阪弁の歌謡曲になっています。(アルバム「愛が見えますか」の4曲目に収録されています)シングルA面になってたら有線で人気出そうに思うキャッチーさもある良い曲です。
2020年08月02日
2002年10月26日から青山劇場で12日間開催された谷村新司さんの30周年記念コンサート。フジテレビハイビジョンで放映された物を久しぶりに全編観てた。この時、既にしばらくコンサートツアーを止めようと心に決めていたんじゃないかと思う。ちょうど1年後に同じ青山劇場で開催された「La Strada Ⅶ 「句読点」」でしばらく単発のコンサートのみになり、全国ツアーは数年封印された。2004年3月から数年間、上海音楽学院教授に就任したりと、それまでの活動とは違った音楽活動を多く始めた時期でもありました。「La Strada Ⅴ 30周年 青山劇場スペシャル」セットリスト1曲目「明星」2曲目「九龍の出来事」3曲目「サンフランシスコ」4曲目「階」5曲目「冬の稲妻」6曲目「ジョニーの子守唄」7曲目「夢去りし街角」8曲目「遠くで汽笛を聞きながら」9曲目「つらつらと」10曲目「今のままでいい」11曲目「秋止符」12曲目「22歳」13曲目「ガラスの花」14曲目「最後のI LOVE YOU」15曲目「Far away」16曲目「スーパースター」17曲目「残照」18曲目「陽はまた昇る」19曲目「チャンピオン」20曲目「群青」21曲目「昴」22曲目「サライ」30周年という事もあり、集大成的な内容で新しいアルバムを出さなかったツアーなのでこれまでのみんなが聴きたいと思うだろう曲をチョイスした感じです。自分的にはオープニングが「明星」だった事が特にうれしかった。「九龍の出来事」「サンフランシスコ」と続く渋い曲順も凄く良い!16曲目「スーパースター」もかなり久しぶりに生で聴いたと思う。このコンサートでもライティングの素晴らしさは群を抜いていた。音響もいつもの事ながらパーフェクトだった!「サンフランシスコ」 「冬の稲妻」「ジョニーの子守唄」「Far away」「残照」のこの照明も素晴らしかった「チャンピオン」「昴」「サライ」ライティングを中心に載せました。ちんぺいさんのソロコンサートもアリスのコンサートもライティングが楽しみの一つです。延期になってしまってた今年の秋からのコンサートツアーもどんなセットリスト、ライティングなのか今から楽しみです。
2020年07月29日
ジャケット写真撮影時にどのアーティストでも通常は何十枚も写真を撮ります。その中から選ばれた1枚がジャケット写真になります。ジャケットに使用されなかった写真でシングルジャケットを作ってみた。チャンピオン右が本物のジャケット。左が使われなかった写真で作ってみたジャケット。「冬の稲妻」右が本物のジャケット。左が使われなかった写真で作ってみたジャケット。「涙の誓い」右が本物のジャケット。左が使われなかった写真で作ってみたジャケット。「二十歳の頃」右が本物のジャケット。左が使われなかった写真で作ってみたジャケット。「青春時代」右が本物のジャケット。左が使われなかった写真で作ってみたジャケット。この写真はストーリーがあって、べーやんの手に鳩が止まっているのを、きんちゃんが覗き込んでいてちんぺいさんは遠巻きに見ていたら、鳩が飛び立ってみんなが笑顔になった瞬間の写真が選ばれてジャケット写真になった。コロナでライブにも芝居にも行く事もなく持て余した時間でこんな事ばかりしてた。いろいろボツになった写真から選んでいる作業も妙に楽しかった。他にもこの表情でジャケットを作ってみたいってのが数枚あるので、また作ってみようと思う^^
2020年07月10日
1999年11月にリリースされたアルバム。谷村新司さんの楽曲をJAZZにアレンジして演奏録音されたアルバムです。Andy Ezrin Trio(アンディ・エスリン・トリオ)アンディー・エスリン pianoザック・ダンジガー ds井上陽介 bass1曲目「いい日旅立ち」2曲目「昴」3曲目「帰らざる日々」4曲目「22歳」5曲目「忘れていいの」6曲目「三都物語」7曲目「群青」8曲目「チャンピオン」9曲目「涙の誓い」10曲目「陽はまた昇る」これまでにもアリスの楽曲やちんぺいさんのソロの楽曲をインストにアレンジしたアルバムは多くあります。フルオーケストラで交響曲のようにアレンジしたものや、80年代流行ったフュージョンアレンジにしたもの、そしてジャズアレンジのアルバムも数枚リリースされました。ジャズアルバムに関しては、このアルバムが一番好きかも。中でも「陽はまた昇る」のアレンジと演奏は最高です。「群青」や「昴」なんて、どうJAZZにするのだろう?って思う人が多いと思うけどこれがカッコいいjAZZになっています。より自然にJAZZ化してるのは「いい日旅立ち」かな。「帰らざる日々」は一番激しく斬新です。トリオの演奏でここまでカッコ良く出来るのかと鳥肌ものです。「チャンピオン」はいろんなインストが発表されてるけど、この曲インストにするのは難しいのかあまりしっくりと感じた事がない。シンフォニックでも何か特に良いと思えた事はない。「涙の誓い」のチョイスは不思議だったけど、予想以上に曲の世界に引き込まれる。ちんぺいさんの楽曲はもろにジャジーな曲やブルージーな曲が多くあるので、そのどれかをよりJAZZにするのを聴いてみたいとこのアルバムが発売された時から思ってた。「引き潮」「ハーバー・ライト(港の灯)」「暗い桟橋」「Left Alone」「琥珀の夢」「ノスタルジア」「月曜の朝8:00」「雨やどり」など、自分の特に好きな曲ばかりです。このほとんどの曲がちんぺいさんが20代半ばで作った曲です。初期のソロアルバムはアリスファンがついて行けないほどマニアックでした。
2020年05月31日
アリスのカセットテープのみの企画ベスト。活動停止まででもかなり多くの種類のベストカセットが発売されました。このカセットは音の良さを全面に出したベストです。当時、聴き比べてみて何となくノイズが少ない気がする・・・程度でしたが、何十年ぶりにカセットデッキで聴いてみたら他のセルカセットとは明らかに違いがわかった。テープの質がいいのか、音揺れ、音伸びはまったくなかった。他のベストテープと同じ条件で保管してあるので違いがはっきりわかった。だからと言って…そんなに驚くほど音が良いわけじゃない^^;LPで聴く方が良いし、最新リマスターのCDで聴く方が数段音が良い。選曲や曲順は、「BEST NOW」などの有名なベストよりも好きかもしれない。SIDE 11曲目「明日への讃歌」1975年バージョン2曲目「遠くで汽笛を聞きながら」3曲目「誰もいない」4曲目「帰り道」5曲目「走っておいで恋人よ」6曲目「愛の光」アルバムバージョン7曲目「あの日のままで」8曲目「僕の想うこと」SIDE 21曲目「今はもうだれも」2曲目「さらば青春の時」3曲目「おまえ」4曲目「青春時代」5曲目「走馬燈」6曲目「紫陽花」7曲目「帰らざる日々」シングルバージョン8曲目「最後のアンコール」レコード、カセット、そして忘れならないのが8トラ。もう8トラなんて聴く術もないと思ってたら、友人の家に使っていない8トラカラオケの機械があるとの事で、何年か前にアリスの8トラを持ってそいつの家に行った。そいつの家で飲みながら「アリス BEST NOW」の8トラを聴いた。なんか懐かしい感じの音質だった。「ガッシャン!」ってカセットを押し込む感触とか懐かしさの極致でした^^『アリス BEST NOW』の8トラの選曲はカセットのBEST NOWと同じ。ただSIDE4までありますが・・・・^^1986年に発売されたEMI時代とポリスター時代のレーベルの垣根を超えたベストテープの選曲もかなりおもしろい。誰が選曲、曲順決めをしたのだろう?と想像するのも楽しい選曲です。Part 1とPart 2の2本で発売されています。年代で分けてる事でもなく、ランダムにアリスとソロの曲がごちゃ混ぜになってます。
2020年05月18日
谷村新司さんの新曲が配信スタートです!この2曲は5月27日発売予定のニューアルバム「谷村文学選2020 ~グレイス~」に収録予定の2曲。一足先に配信のみで2曲をノーカットで聴く事ができます。『グレイス』作詞・作曲 谷村新司さん 編曲 石坂慶彦さん今、人間として一番大切にしなければいけない「Grace」という言葉を改めて考え直させてくれる強く優しい楽曲です。こんな時に「Grace」を無くしてしまうと、それはもう人間ではなくなるように思う。ゴスペルようなコーラスのみのアカペラで始まります。歌詞はちんぺいさんが、アリスの初期から一貫して一切ブレずに変わっていないメッセージです。結局どんな状況になっても、何よりも一番大切な物を歌い続けているちんぺいさんだからずっと尊敬できるし、歌声に感動できる。自分自身が100%そうなれないから、聴き続けているのかも知れない。メロディーはソロのちんぺいさんの王道的な壮大なイメージ。アレンジの石坂慶彦さんは、ソロでもアリスでもピアノを担当してる天才ピアノストです。焦りや恐怖に支配された時に醜い本性を出して他人を押しのけ合い優しい人は譲ってしまう。中島みゆきさんも2月のコンサートでそうならない事を憂いていました。『心花伝』作詞・作曲 谷村新司さん 編曲 石坂慶彦さん「心花伝」は、広大なアジアを感じさせられるメロディーと、日本人が持っているはずの奥ゆかしさを忘れないように思い出させてくれるような楽曲です。2000年発表の名曲「風姿花伝」の続編なのかも知れない。「風姿花伝」の歌詞はもっと激しい哀れさや悲しみを感じましたが、その一歩先を悟った大きさを感じる。でも、何度も聴いて何年か後にはまた違った物を発見して感動するのだろうと…。
2020年05月01日
1994年〜1995年にかけて開催された「CORAZON Ⅷ BLACK AND BLUE TOUR」の1曲目に歌われた、この時のライブでのみ聴く事ができた曲です。全71本の公演でした。(青山劇場20本含む)コンサートでこの「BLACK AND BLUE」を聴いて、きっと次のアルバムに収録してくれるだろうと思い込んでたこの時の「BLACK AND BLUE TOUR」は、1993年4月にポリスターレコードからの最後のアルバム「バサラ」と1995年11月にポニーキャニオン移籍第一弾「I・T・A・N」の間の新しいアルバムを出していない時期のツアーでした。なので、ツアーのセットリストはこれまでのベスト的な内容でした。その中で唯一、聴けた新曲がこの「BLACK AND BLUE」です。これがまためちゃくちゃカッコイイ曲で、あのままお蔵入りにするのが勿体無い曲。『BLACK AND BLUE』作詞・作曲 谷村新司さん 編曲 佐孝康夫さんThe Black and blue 憧憬は 醒めない昼の夢 ほろ苦い酒に似て 人を酔わせるThe Black and blue 三日月に きらめく凪の海過ぎ去りし恋もまた 甘い傷跡 生まれて消えていく この波の間に間に人はただ夢を見て そして溶けてゆくThe Black and blue ひとときの 安らぎそれさえも崩れゆく砂の城 遠いまぼろし(間奏SAXソロ)The Black and blue 海鳴りは あの日の風の音どこからか 流れ来る JAZZの響きかThe Black and blue 百億の きらめく星の海散り散りに揺れている 夢の抜け殻生まれて消えていく この波の間に間に人はただ夢を見て そして溶けてゆくThe Black and blue ひとときの 安らぎそれさえも崩れゆく砂の城 遠いまぼろし 崩れゆく砂の城 遠いまぼろし SAXのフリーソロと共に紗幕の向こうに港と倉庫の舞台セットが浮かび上がる。青い港の灯りの中、ちんぺいさんの歌声がじっとりとこのジャズブルースのシブシブの世界を舞台、客席に染み込ませていく。自分はちんぺいさんの、この世界が大好きで「BLACK AND BLUE TOUR」で初めて聴いた時は鳥肌が止まらなかった。「引き潮」「暗い桟橋」「ハーバー・ライト(港の灯)」「煙草のけむり」「 Left Alone」「Vega」「JADE-翡翠-」「ファイアフライ-螢-」「アゲイン」「哀しみの終る時」「愛去りて」「イカロス」・・・・ ちんぺいさんのソロの中でかなり重要な世界かも知れない。「BLACK AND BLUE」はレコーディングのタイミングを逃したのか、最初からライブのみで歌うつもりだったのか。「I・T・A・N」に入れるには浮きそうなので無理だとしても「21世紀BEST OF THE BLUE 1982〜1997」の中のボーナストラック的な存在としてレコーディングして入れるべきだったように思う。良い曲だから勿体ない。せっかく「青」つながりなのに。(青いりんごのジャケットのCDです。赤りんごと対になってる。2枚同時発売)「BLACK AND BLUE TOUR」セットリスト1曲目「BLACK AND BLUE」2曲目「狂った果実」3曲目「夢去りし街角」4曲目「男と女」5曲目「三都物語」6曲目「炭坑節 英語バージョン」7曲目「最後の I Love You」8曲目「Faraway」9曲目「レストランの片隅で」10曲目「帰らざる日々」11曲目「ダンディズム」12曲目「陽はまた昇る」13曲目「遠くで汽笛を聞きながら」14曲目「群青」15曲目「チャンピオン」16曲目「マイボーイ」17曲目「昴」このツアー、曲数が少ないのとレアな曲が少なくて当時はちょっと不満に感じてた。「男と女」はあまりセットリストに入らないのでレア曲。せめてバサラのツアーでセットリストから外れた「バサラ」からの曲をやってくれたらうれしかったのに。「シンガポール・スリング」一択ですが^^;6曲目「炭坑節 英語バージョン」は曲数が少なすぎるので1曲としてカウントしました^^;曲数少ない分、MCはかなり充実していました。詩の朗読もありました。10曲目「帰らざる日々」は、「絶対手拍子させない!」って思えるアレンジでこの時の「帰らざる日々」は演出も含め大好きです。この詩を朗読「マイボーイ」のアウトロではバックに客船が浮かび上がってくる数え切れないほどの星球と昴色に染まるステージ。変幻自在の舞台装置。この時、バンドは奈落で演奏。
2020年04月24日
谷村新司さんの25枚目のソロアルバム。ポニーキャニオンから出した三部作のような3文字タイトルの3作品の3作目。23th 1作目「I・T・A・N イタン」、24th 2作目「生成 KINARI キナリ」、25th 3作目「ラバン」なのですが、その前の22枚目のアルバムも「バサラ」と3文字でした。アリスがソロアルバムを各自作り始めた頃に、ライブのMCやラジオなどでアリス3人がよく笑いあってた話題。ちんぺいさんのソロアルバムは短いタイトル、べーやんのソロアルバムは長いタイトル。「蜩」「海猫」「引き潮」「黒い鷲」「喝采」「昴」・・・が、ちんぺいさん「言葉にならない贈りもの」「忘れかけていたラブソング」「あいつが死んだ晩」「ソング・フォーエバー」・・・が、べーやん。このタイトルの長さの違いの話題もよくしてたし、きんちゃんがMCなどでよく「蜩」の事を「その日暮らし」とか、「黒い鷲」の事を「黒イワシ」とか「引き潮」の事を「引き際」とか…(「海猫」も何か言ってたけど忘れた) 言って、3人で笑い合ってたのを思い出す。話は戻って、ポニーキャニオンでの3作品は実はどれもかなりの名盤です。1作目「I・T・A・N」は、 JACK ELLIOTT、PHIL RAMONEのプロデュースで全編Los AngelesとNew Yorkで制作されました。アメリカの選りすぐりのミュージシャンを揃えてレコーディング。1作目「I・T・A・N」だけが、特別感あるように感じがちですが、アメリカでの経験を踏まえた上で制作された「生成」と「ラバン」は、それまでのちんぺいさんの世界をより深く広く感じられる作品の宝庫です。正直、何年か前まで「ラバン」だけ前の2作に比べると弱いような気がしてました。今は逆に3作品の中で「ラバン」が一番好きになってるかも知れない。1曲目「ラバン」 編曲 鈴木和郎さん2曲目「Radio Days」 編曲 鈴木和郎さん3曲目「遠い花火」 編曲 小島久政さん4曲目「ラ・ストラーダ」 編曲 小島久政さん5曲目「CRAZY」 編曲 小島久政さん6曲目「DECEMBER SONG」 編曲 鈴木和郎さん7曲目「夕凪」 編曲 鈴木和郎さん8曲目「パンセ」 編曲 小島久政さん9曲目「心の駅」 編曲 鈴木和郎さん10曲目「君の歌」 編曲 鈴木和郎さんこのアルバムは二人のアレンジャーで作られています。ピアノの名手、鈴木和郎さんとギタリストの小島久政さんが担当。ピアニストとギタリストの編曲の違いなんかを感じながら聴くのも楽しい。1曲目「ラバン」針のない「羅針盤」の事で、針は聴く者自身で方向は自分の思いのまま決めれば良いとちんぺいさんが話してた。「♪人は誰でも傷つくけれど だから明日は強くなれる 夜空には星が 人には夢がなければ 生きていても 淋しいだけ うつむいたままじゃ 星を見つけられない 朝の来ない夜はない This is my way」今の地球の状況を思いながら聴くと心が少し柔らかくなれる。サウンドは菅沼孝三さんのドラムと岡尚史さんのベースのリズム隊がとんでもなくカッコイイ!2曲目「Radio Days」ブルージーなアレンジで古き良き時代を思い起こすようなノスタルジックな曲。鈴木さんのピアノソロ最高です!これの倍あっても良いのにって思ってしまう。この曲も菅沼孝三さんのドラムと岡尚史さんのベースのリズム隊最高!3曲目「遠い花火」初恋と望郷がテーマになっているフォークナンバーです。小島久政さんの繊細なアレンジが歌詞をより浮き彫りにしています。4曲目「ラ・ストラーダ」イントロは変拍子のハードプログレのようなアレンジ!歌が入ると軽快な8ビートでアリスの曲としてもバッチリ合うような曲です。ちんぺいさんは1曲目「ラバン」が一連のアリスサウンドに近いと語っていましたが、「ラバン」は完全にちんぺいさんのソロの世界で、この曲の方がアリスっぽいと思える。5曲目「Crazy」この曲を作ったきっかけが、ちんぺいさんにしては珍しい。エアロスミスのライブに行ってエアロの「Crazy」を聴いて、自分も「Crazy」というタイトルの曲を作ってみようと思ったとか。ちんぺいさんは50ty's、60ty'sの世界にしています。6曲目「DECEMBER SONG」鈴木さんのフルオーケストラアレンジが素晴らしく、感動的な楽曲になっています。7曲目「夕凪」ちんぺいさんの王道の一つ「ボサノバ」の大人な世界です。サビはキャッチーなのでシングル向きなのかも知れない曲。ちんぺいさんの作るボサノバはハズレなしだと思ってる。最初のボサノバ曲は多分「サンセット(蒼い夕日)」だと思う。これは最高すぎる名曲です。アリスの初期の頃、コンサートで何度も聴かせてくれたのにもうまったく歌ってくれる気配すらない・・・(T-T)あんなカッコイイ曲を放置してるのが勿体なさすぎる。「煙草のけむり」「哀しみの終る時」なんかもめちゃくちゃカッコイイ曲です。(「真夜中のカーニバル」だけは、リレコーディングしてくれてライブでも歌ってくれました)8曲目「パンセ」ちんぺいさんが究極のラブソングだと語っていた曲。「プライス・オブ・ラブ」収録の「DREAMS COME TRUE」と並ぶドストレートなラブソンフかも知れない。9曲目「心の駅」ちんぺいさんは、発売当初にこう語っています。「谷村作品の中でも、これからずっと永く歌い続けていく作品のひとつになると、 自信を持っている曲です」ホントにその通りになってる。鈴木和郎さんの編曲の凄さもずっと感じさせられる曲です。唱歌のようなイントロも効果的で、子供から年を重ねた大人にまで全ての年代の心を動かせる事ができる歌詞とメロディー、そしてアレンジ。「昴」「群青」「陽はまた昇る」「いい日旅立ち」に並ぶちんぺいさんの代表曲のひとつと言っても過言じゃない名曲です。10曲目「君の歌」あの頃、流行りだったUnpluggedを意識してレコーディングしたようです。ギター、ベース、コンガのみの演奏。アリスやちんぺいさんの事を書き始めると、書きたい事が次々に出てきて、どんどん長くなってしまう。「ラバン」の事でまだまだ書き足りないけど、長すぎるのでこの辺りで。「ラバン」のツアーパンフレットは表紙が真っ黒な段ボールで何も書いてないので・・・。表紙開けると、このマークが。
2020年04月20日
気がつくと800万アクセス超えてた。1979年6月に発売された谷村新司さんの1stソロシングル。5枚目のアルバム「喝采」からのシングルカット。アルバムは5枚目なのにシングルは1枚目?って思う人が多いのかも。1974年に1stソロアルバム「蜩」を出してから毎年年末に「海猫」「引き潮」「黒い鷲」と4枚のソロアルバムを出して1979年4月に5枚目の「喝采」を発売。そこからのシングルカットとして「陽はまた昇る」が6月に発売されました。あたりまえの日常が崩された時に聴くと、いつも以上に胸に迫る名曲です。阪神淡路大震災の時もこの曲を信じて毎日過ごしていたように思う。「陽はまた昇る」は1979年フジテレビのドラマ「陽はまた昇る」の主題歌でもありました。このドラマは「フジテレビ開局20周年記念特別番組」として全21話放映されました。救急病院の中での患者との出会いと別れをテーマにして、様々な出来事を描いたドラマでした。そこにこの曲はハマり過ぎているほどにハマっていました。1979年9月15日 横浜スタジアムA面「陽はまた昇る」作詞・作曲 谷村新司さん 編曲 青木望さんコンサートでは半レギュラーな存在で、ちんぺいさんのコンサートに行けば聴ける確率はかなり高いと思う。アリスの頃からコンサートで歌ってたので、その都度いろんな聞こえ方がしたのを思い出す。アリスのコンサート時に感動した「陽はまた昇る」は、1979年「限りなき挑戦」ツアーでのツアーラスト「横浜スタジアム公演」のバージョンはもちろん「限りなき挑戦」ツアーでのアレンジや歌い方に感動した。しかし・・・それ以上に感動したのは1979年12月のクリスマスコンサートで歌った「陽はまた昇る」夏のツアー、秋のツアーと歌い込んでの集大成的なイメージを受ける歌唱でした。アレンジも「限りなき挑戦」の時と少し変えて、よりドラマチックに作られてた印象です。ちんぺいさんのソロツアーの中ではダントツに2002年「半空ツアー」での「陽はまた昇る」です。この曲を歌う前のMCも胸に響いた。『孤独に慣れる覚悟』と『悔いなく生きる覚悟』について、そして亡くなったちんぺいさんの両親の話と共に話してくれました。「陽はまた昇る」のイントロが流れ出すと、それだけで胸が熱くなった。そして、「陽はまた昇る」のアウトロの音が伸び、途切れた瞬間に「魂のゆりかご」のイントロが始まる。「陽はまた昇る」と「魂のゆりかご」を連続で聴かされたら泣くのを我慢できなかった。今、この日常が壊された世の中を感じながら「魂のゆりかご」を聴くと、あの頃以上に胸に響いて乗り越える力が出てくる。「♪人生は時に残酷で 憎しみさえも振りまいて 人生は突然の別れさえも 君に与えるけれど いいか、それこそが君の歌 人生は魂のゆりかご」B面「LEFT ALONE」作詞・作曲 谷村新司さん 編曲 篠原信彦さん10代の自分でもこの曲のシブさに聴くたびに酔ってた。重くダークなジャジーでブルージーな世界。コントラバスの音とフレーズのカッコ良さはいつ聴いても鳥肌です。いつもより少しボリュームを上げて聴くのがより効果的にこの曲の良さを感じられると思う。ライブでは1979年6月〜7月のアダモとのジョイントコンサートの時に初めて生で聴いた。(このチケットはマクビティのクッキーの外箱の一部を応募券に貼って送ると抽選で当たる)あんまり好きじゃないのにクッキー買いまくって食べて応募してやっと当たった。ペアで当選で会場で座席抽選・・・。これは最悪で大阪フェスは立ち見だった^^;「「EARLY TIMES」~38年目の昴~」の時に入れて欲しかった曲の中の1曲。DVD「ALICE THE MOVIE 美しき絆」より
2020年04月09日
映画「化粧」の主題歌として作られたシングル。1984年5月公開の松竹映画「化粧」はVHSのみでDVD化されていません。当時、一度観たきりなので内容も憶えてないけど、京マチ子さんも出てるし、もう一度観たいとずっと思ってる映画です。キャストもかなり豪華なのでそろそろDVD化されるんじゃないかと思ってる^^A面「爛漫」作詞・作曲 谷村新司さん 編曲 福井峻さん1984年と言えば谷村新司さんはアルバム「抱擁」を発表。女歌を中心に作っていた時期です。このA面は特にその頃の女歌のイメージはなく、アジアのミュージシャンを集めてアジア各国でコンサートしていた「PAX MUSICA」の影響が大きく出てるような楽曲です。ちんぺいさんはいくつかの王道路線がありますが、確実にその中の一つの王道的な曲になってます。正直、30年ぶりぐらい久々にシングル盤で聴いたけど不思議にメロディーも歌詞もほとんど覚えてた。編曲の福井峻さんはアルバム「抱擁」の中でも多くの曲を編曲。「22歳」も福井峻さんの編曲です。B面「淋しい電話」作詞・作曲 谷村新司さん 編曲 信田かずおさんこのB面は「抱擁」に入っててもおかしくない女歌の王道です。編曲の信田かずおさんは、さだまさしさんのバンドのピアニストだった方です。ちんぺいさんは電話をテーマにした楽曲が多くありますが、この曲も健気で哀しい女の歌になっています。やや心細い印象の松坂さんの歌唱が、よりこの曲を引き立てています。ちんぺいさんの毎年恒例の国立劇場3daysも中止の発表がありました。どんなセットリストで聴かせてくれるのか楽しみにしてましたが、残念だけど今は仕方ない。すでに行く予定だったの多くのチケットの払い戻しもあるし、これから先持ってるチケットもきっとほとんど払い戻しになるんだろうな。最大5月いっぱいは全てのコンサート、演劇、ミュージカルも厳しいような気がする。6月から出来る保証なんてないけど^^; あと2ヶ月くらいで終息すればいいのに。希望的観測で7月から全てのコンサートも演劇もミュージカルも開幕できれば良いと願ってる。それより早く開幕できればそれに越した事はないけど・・・。
2020年03月26日
2012年発売の坂本冬美さんのシングル。1曲目「人時 -ひととき-」作詞・作曲 谷村新司さん 編曲 萩田光雄さんかなり久しぶりに聴いてみたら、歌詞もメロディーもちんぺいさんの王道路線で優しく胸に沁みてきました。発売した頃に聴いた時は「あ〜良い曲だな」程度の感想が、何年か後に聴いたら涙が出てくるほど感動する事があるのがちんぺいさんの作る曲。発光してからかなり遅れて雷鳴が届くようなそんな感じです。坂本冬美さんの抑えた歌唱も素晴らしく、心を打ちます。イントロはホルンの音で始まります、ホルンのイントロと言えば「昴」ですが、萩田光雄さんはその辺も少し意識したのだろうか? マーチのスネアドラムのようなアレンジにしても意識してるような…ピアノ、Keyはエルトン永田さん、Aギターは笛吹利明さん、ドラムは長谷部徹さん、ベースは長岡道夫さん、そしてホーンセクションと豪華なミュージシャンが演奏した音です。この曲は 神戸ワールド記念ホールで開催された『40周年特別記念コンサート ~ 40vibration ~』でちんぺいさん本人も押尾コータローさんとのコラボで歌いました。 2曲目「こころが」作詞 松尾潔さん 作曲 松尾潔さん・豊島吉宏さん 編曲 船山基紀さんおしゃれな歌謡曲で、一時期のニューアダルトミュージックのような感じの音です。坂本冬美さんの感情豊かな歌唱に聴き惚れます。
2020年02月21日
谷村新司さんの隠れた名曲「ノーザンエクスプレス」は、オリジナルアルバムにも収録されてなく、シングルにもなっていません。収録されたのは1993年発売のベスト盤「THE MAN / SHINJI TANIMURA BEST SELECTION」と同じく1993年発売のベスト盤「谷村新司ベスト-旅コレクション-」に収録されています。この2枚とも廃盤になっていると思います。「ノーザンエクスプレス」作詞・作曲 谷村新司さん 編曲 重実徹さんアコギのストローク1本で始まり音が重なっていくアレンジのロックナンバー。ちんぺいさんの歌詞もメロディーもワクワクさせてくれる力強い楽曲です。それから重実徹さんのアレンジのカッコ良さがこの曲を何倍にもカッコ良くさせています。重実徹さんは斉藤ノブさん率いる「NOBU CAINE」のメンバーで、自分は日本のkeyboardistの中でベスト10に入るほど好きなミュージシャンでもあります。この「ノーザンエクスプレス」、ちんぺいさんの今のサポートバンド「サンズバンド」で演奏したらきっと最高だろうと思う曲。ギターの林勇治さんは立奏用ギタースタンドが必需ですが。ギター、一人なのでちんぺいさんもアコギ弾かなくてはいけなくなる^^アリスのコンサートツアーも終わってしまって、しばらくソロのアリスを楽しむ時期です。4月の国立劇場3daysと大阪フェス公演はどんなセットリストになるのだろう?また、あまり最近歌わなくなった名曲や歌った事のない名曲をセットリストに入れてほしい。こんなセットリストは有りえないけど、今、生で聴きたい曲。1部1曲目「ノーザンエクスプレス」2曲目「ファイアフライ-螢-」3曲目「I・T・A・N」4曲目「刹那愛」5曲目「シンガポール・スリング」6曲目「インディゴ・ブルー」7曲目「伽羅」8曲目「愛」2部9曲目「ラバン」10曲目「冬のメリゴーランド」11曲目「愚かしく美しく」12曲目「追憶」13曲目「9月のマリー -ヴィエナ讃歌-」14曲目「悲しみの器」15曲目「魂のゆりかご」16曲目「風の暦」17曲目「群青」18曲目「DREAMS COME TRUE」19曲目「昴」アンコール20曲目「クリムゾン」21曲目「THE NAME」か「追憶」か「半空 Nakazora」か「生成」か「青空」か「ラストニュース」「蜩」〜「引き潮」の3枚からの楽曲が一番聴きたいけど、この前東芝EMI時代のソロ曲をまとめて選曲してくれたので、もう無理かも。ヨーロッパ三部作とポニキャン時代の曲も多めに歌ってほしいと思う。「ノーザンエクスプレス」をオープニングで歌った」1993年「THE MAN」日本武道館公演「インディゴ・ブルー」の時の照明も最高だった!本編ラストの「ラストニュース」大きい布が降りてきて、もう一度オープニングの「ノーザンエクスプレス」のサビを繰り返す「ノーザンエクスプレス」と「空にしずめる物語」が貴重
2020年02月19日
アリスのツアーラストに行ってきました。大阪城ホール2days、両日盛り上がりは凄かった。今日は寒さも和らいで昨日よりも暖かく大阪城公園の様子も明るく感じた。今回のツアーは全44公演。今日がその44公演目。アリスの3人は変わりなく、パワフルで完璧なステージを楽しませてくれた。ただ、客席の熱量が凄まじさに乗せられて3人もいつもより少し熱い歌唱、演奏になってました。派手な仕掛けやギミックや大人数のバックバンドじゃなくても、必要最小限のシンプルさで10000人近い観客を2時間40分釘付けにできる力を持ってるバンドはそんなにいないと思う。セットリストは昨日と同じ。1曲目「LIBRA -右の心と左の心-」 2曲目「BURAI」 3曲目「今はもうだれも」 4曲目「冬の稲妻」 5曲目「ジョニーの子守唄」 6曲目「君のひとみは10000ボルト」 7曲目「涙の誓い」 8曲目「夢去りし街角」 9曲目「DAY BREAKER-解放-」 10曲目「12°30'」 11曲目「センチメンタル・ブルース」 12曲目「愛の光」 13曲目「知らない街で」 14曲目「走っておいで恋人よ」 15曲目「あなたのために」 16曲目「帰り道」べーやんソロコーナー 17曲目「あなたがいるだけで」きんちゃんソロコーナー 18曲目「それぞれの秋」ちんぺいさんソロコーナー 19曲目「秋止符」 20曲目「限りなき挑戦-OPEN GATE-」 21曲目「エスピオナージ」 22曲目「狂った果実」 23曲目「帰らざる日々」 24曲目「遠くで汽笛を聞きながら」 25曲目「チャンピオン」 26曲目「さらば青春の時」 27曲目「明日への讃歌」とうとう最高のツアーが終わってしまった。しばらくは今回のツアーの余韻で過ごせそうです。もっと観に行きたかったけど、それでも15公演観に行く事ができた。仕事や他の用事との兼ね合いで15回がギリギリだった。今回のツアー、いろんな場面で何度、涙腺崩壊したかわからない。3人が揃って舞台の上にいるのを観ただけで泣ける事も多々あった。ツアーラストなので・・・秋の日比谷野音だけで歌った「さよなら昨日までの悲しい思い出」を「明日への讃歌」の前にでも歌ってくれたらうれしかったんだけど。関西の人気テレビ番組「ヤングオーオー」で何度か歌われたので、関西では知ってる人も多いんじゃないかと…。セカンドライブのラストにも収録されているし。 これ以上曲数増えるのは3人の負担になるだけなので無理はわかってる^^;この前のヤンタンで、きんちゃんがアリスはもう古典落語のようなものって語ってたのを聴いて妙に納得した。サゲは決まっててそこに持って行くプロセスがいろいろあるって。演じ手によっておもしろさがまったく変わるように、サゲに至るまでまだまだ出していないスパイスがあるので、次のアリスは何を聴かせてくれるのも楽しみ。いつか必ず出さないといけないスパイスはラテンのアリス!これは絶対!「スナイパー」「つむじ風」「メシア」「逃亡者」など…(「ラ・カルナバル」もあるけど、ま、いいか…^^;)次はちんぺいさんの国立劇場です。どんなセットリストで楽しませてくれるか今から楽しみです。昨年は久々に「CORAZON」を聴かせてくれて、その一年前はアルバム「引き潮」や「喝采」からあっと驚くようなセットリストで楽しませてくれた。今年は何が飛び出すか・・・。ヨーロッパ三部作中心とかなら最高なんだけど。べーやんのソロコンサートも楽しみ!早く発表してほしい^^きんちゃんも前にラジオで話してたJAZZ Bandをやりたいって話してたのが実現するのを願ってる。
2020年02月09日
とうとうツアーラスト大阪城ホールの1日目が来てしまった。2019年5月5日から始まった今回のアリスの再始動ツアーは、これまでの中で最高のコンサートツアーだったと言っても過言じゃない。初期からのファンにしても3人のパワフルなステージに大満足のツアーでした。あの頃よりもカッコ良いアリスの3人が目の前に存在してる事が未だに夢だとしか思えないような奇跡のような時間でした。本人たち3人もこんなにカッコ良い70歳になれるなんて30歳の大ブームの頃はきっと思いもしなかったと思う。今が一番カッコ良いなんて最高すぎると思う。今日のセットリストはアリーナバージョンです。アリーナバージョンは休憩なし2時間30分ぶっ通しのスペシャルバージョン!通常バージョンでセットリストに入ってた「黒い瞳の少女」と「街路樹は知っていた」の2曲は予想通りカットされました。2月2日の佐賀公演がきっと聴き納めになるから、佐賀に一緒に行った仲間としっかり聴こうと話していました。その代わりにアリーナバージョンは「BURAI」「帰り道」「あなたがいるだけで」「それぞれの秋」の4曲がセットリスト入り。1曲目「LIBRA -右の心と左の心-」 2曲目「BURAI」 3曲目「今はもうだれも」 4曲目「冬の稲妻」 5曲目「ジョニーの子守唄」 6曲目「君のひとみは10000ボルト」 7曲目「涙の誓い」 8曲目「夢去りし街角」 9曲目「DAY BREAKER-解放-」 10曲目「12°30'」 11曲目「センチメンタル・ブルース」 12曲目「愛の光」 13曲目「知らない街で」 14曲目「走っておいで恋人よ」 15曲目「あなたのために」 16曲目「帰り道」べーやんソロコーナー 17曲目「あなたがいるだけで」きんちゃんソロコーナー 18曲目「それぞれの秋」ちんぺいさんソロコーナー 19曲目「秋止符」 20曲目「限りなき挑戦-OPEN GATE-」 21曲目「エスピオナージ」 22曲目「狂った果実」 23曲目「帰らざる日々」 24曲目「遠くで汽笛を聞きながら」 25曲目「チャンピオン」 26曲目「さらば青春の時」 27曲目「明日への讃歌」最高のツアーラスト1日目でした!70歳のバンドのLIVEとは思えないHARDなステージに観客の熱いノリ。大阪城ホール2daysを立ち見まで出すほど超満員にさせる事も凄い。アリスは関西近郊だけで、神戸2days、東大阪、和歌山、堺、京都と6公演もありました。そのどこの会場もSOLD OUTで動員力の強さも見せつけた。明日はツアーラスト。今回の再始動で終わる事はないと宣言してくれているのがうれしい。次のアリスまでは各ソロのライブを堪能します。休む間も無く、ソロのコンサートの予定も発表されています。70代のアーティストのスケジュールだとは思えないパワフルさ。
2020年02月08日
谷村新司さんの1981年の作品。「浅き夢」はコンサートではたしか一度も歌われてないんじゃないかな… 1982年「ONE AND ONLY」ツアーでも歌われなかったし、1983「EMBLEM」ツアーも1983年クリスマスの初大阪城ホールコンサート「Alone Together」でも歌っていなかったと思う。1984「SOMEDAY SOMEWHERE SOMEHOW」ツアーでも多分、歌っていない。なにか歌ったような気もするし… 全ツアーのセットリストを記録しておけばよかった。毎年、フジテレビでハイビジョン放送されるようになってから以降にも歌っていないと思う。「海を渡る蝶」全曲をちんぺいさん本人が解説してるパンフレットを久しぶりに読んでてアナログ盤で「浅き夢」をどうしても聴きたくなって夜中に聴いてた。解説が掲載されてるパンフレットはマスコミ宣伝用のレコード会社が作ったものだったと思う。当時、何度も読んでたはずなのに、初めて読んだような感覚になった。この曲の解説でちんぺいさんは「コンチネンタル・タンゴ風に文語体のイメージで書きました。 僕は文語体のイメージが昔から好きなので、「昴」でも使ってみたわけなんです。 曲を書いていて文語体の方がメロディーに乗りやすい事があるんですね。 「なれど」とか「されど」とか… 口語体にはないリズムと色があるんです。 郷愁というか、帰郷する者のときめきとむなしさを歌っています。 ひさしぶりに故郷の土の上に立ってみると、その思い出にときめき、その変貌に胸のいたみを 感じるのではないでしょうか。 胸にせまってくるのは、やっぱり春の夢…」このちんぺいさんの文章を読んで改めて聴いてみると、それまで見えてた景色とは違うものが見えてきて鳥肌でした。ちんぺいさんはこの曲を書いたのは31歳の時。とにかく「凄い」の一言。左ページは、こすぎじゅんいちさんの、これまでのソロ活動に対しての文章。右ページはちんぺいさん本人の全曲解説。三つ折りになってる中は、LPの歌詞カードにもある写真。左側にはLPの歌詞カードにも掲載されてる文章。(切れていますが)右下には、このアルベムへの思いが書かれています。海を渡る蝶僕のなかに、古き良き時代があります。自分のなかに自然にそれがあるのです。明治生まれの父親をひきづっているからかもしれません。『海を渡る蝶』というアルバムの中には、そんな古い日本の心の形、感情、情景が歌いこめられています。それは、僕の心の部屋のひとつ……海を渡ろうとする一匹の白い蝶の翼にこめた志に、いまの僕自身を重ねあわせる。その「想い」は僕を熱くする。鼓舞する……。そう、自分自身が、どっぷりつかって聞けるアルバムが欲しかったのです。 このアルバムには、僕の音楽のひとつのくぎりになるだろうと思います。いま、32歳の僕が納得いくところまで、この世界を描いたと思っています。 次は、僕のまた違った心の部屋……明るい、グレン・ミラーのようなちょっとオールドな感じで、気軽に口づさめるような歌を聞いてもらいたいと思っています。-----------------------------------------------------------------------------「海を渡る蝶」の次に出したアルバムは「JADE/翡翠」です。気軽に口づさめるような曲は1曲も入ってないような・・・・^^;強いて言えば「シェヘラザード」だけかな。「愛・地獄編」や「心の痛み-NOBODY IN MY HEART-」「RESISTANCE-ピアニストは撃たないで-」なんて軽く口づさむとかなり怖い^^ちんぺいさんの中では次のアルバムの構想は出来てたのかも知れない。アリスの活動停止があって、予定が違ってしまったのかも知れない。「JADE/翡翠」の次に出した「エンブレム」なら、まだ軽く口づさめるような曲が多いように思える。グレン・ミラーのようではないけどオールドな感じの軽い感じの曲はいくつか入ってます。実は先に「エンブレム」を出すつもりだったのかも。DREAM SIDEの「夢の世代」「朝日を求めて」「太陽の誘惑」「名画物語」は完全にそんな感じ。(アルバム「エンブレム」はA面B面じゃなく、DRAGONとDREAMのSIDEに分かれていました。)アルバム「エンブレム」の解説パンフレット
2020年02月05日
堀内孝雄さんが1977年6月にリリースした2ndソロアルバム「忘れかけていたラブ・ソング」に収録曲。べーやんは、作曲だけのイメージが強いと思いますが、自ら作詞も数曲担当しています。この「道程(みち)」もその数曲のうちの1曲です。(アリスの楽曲にもべーやん作詞の楽曲はあります「夏の日に」「そこにいる貴方」)名曲「トラベリング・マン」もべーやん自身の作詞です。「道程(みち)」作詞・作曲 堀内孝雄さん 編曲 ラストショー演奏はもちろんラストショーです。村上律さんのペダルスティールの印象的なイントロで始まるカントリーロックなナンバーです。徳武弘文さんのEギターとのユニゾンや掛け合いなども楽しめます。リズム隊は、ドラム島村英二さん、ベース河合徹三さんです。そして!ハーモニカはもちろん松田幸一さん。べーやんの歌唱は温かく優しい。今のべーやんが歌うとどんな感じになるのだろう?聴いてみたい。アルバム「忘れかけていたラブ・ソング」の中で、MIXの音が一番好きかも知れない。「君がいるから」「飛び立てジェットプレーン」の演奏もMIXも気持ち良いROCKで大好きです。べーやんのこの2ndアルバムはラストショーチームと石川鷹彦さんチームで6曲と4曲で作られています。石川鷹彦さんチームの楽曲もどれも素晴らしく、凄く充実してる2ndアルバムだと思う。「道程(みち)」のライブバージョンに関しては、残ってるものはほとんどないように思う。1979年の2回目のソロコンサートツアーで4曲目に歌われた。この曲を歌う前のMCでは「自分で詞を書いた曲をやります。どこかで聞いたような歌詞が所々に出てきますが…」と客席を笑わせてから歌い始めた。レコードのバージョンとは違い、べーやんのアルペジオ1本で静かに歌い始めた。「いつまで どこまで行けるのだろう 流され流した この道のりを」次からバンドが入ってきて、レコードバージョンに近い演奏になっていきました。「ふりかえる 夢にすべてを 捧げた 自分が選んだ ささやかなこの人生」サビはレコードよりもやや激しい演奏でした。ライブでもハーモニカは松田幸一さん!レコードとまったく同じフレーズを吹いてくれました。「道程」は、このアルバムの中の曲で一番最初にギター練習をして弾き語りできるようになった曲だったので変に思い入れが強い。このアルバムで一番好きな曲は「懐かしい友のうたう歌」ですが、「道程」「忘れかけていたラブ・ソング」「憂世」「僕を育ててくれたあなたへ」も思い入れの強い曲です。テスト盤の時点では、アルバムジャケットの写真も違ってた。帯の文字もシンプルで、多分フォントも含め(仮)状態だったと思われる。(カラー写真が存在するのかは謎。帯の色とか気になる。)この写真はアルバムの歌詞カードなどにも結局使われていない。こちらが、発売されたジャケットと帯テスト盤には一度も針を落としていない新品状態。今夜、聴いてみようかと思ってる。CDは廃盤になったまま、リマスターされる事もなく今でも高値でやりとりされています。一番上が最初に出た3200円盤。シュリンク取っていない未開封の新品のまま置いてます^^;2番目は消費税導入時に価格が変わったもの。3番目はOTOGRAシリーズ。これが一番オリジナルに近い色合いのジャケットです。
2020年02月03日
昨日の熊本城ホールに続き、佐賀公演!熊本駅から在来線乗り継ぎ2時間かけて佐賀駅へ。新幹線使えば早く行けたけど、いつもアリスを観に行く6人でゆっくり話しながら行くのもいい。最高の音の熊本公演の感動のまま佐賀市文化会館へ!佐賀公演も早くにソールドアウトの貴重な公演。佐賀公演が終われば大阪城ホール2daysのみなので集中して楽しみました。セットリストは昨日の熊本と同じですが、一応。第一部 1曲目「愛の光」 2曲目「知らない街で」 3曲目「走っておいで恋人よ」 4曲目「黒い瞳の少女」 5曲目「あなたのために」 6曲目「街路樹は知っていた」 7曲目「明日への讃歌」 第二部 8曲目「LIBRA -右の心と左の心- 」 9曲目「今はもうだれも」 10曲目「冬の稲妻」 11曲目「ジョニーの子守唄」 12曲目「君のひとみは10000ボルト」 13曲目「涙の誓い」 14曲目「夢去りし街角」 15曲目「DAY BREAKER-解放-」 16曲目「12°30' 」 17曲目「センチメンタル・ブルース」 18曲目「秋止符」 19曲目「限りなき挑戦-OPEN GATE-」 20曲目「エスピオナージ」 21曲目「狂った果実」 22曲目「帰らざる日々」 23曲目「遠くで汽笛を聞きながら」 24曲目「チャンピオン」 25曲目「さらば青春の時」今日の佐賀公演はちょっとだけ問題があった^^;自分の結構近くにいたアリスの3人よりずっと年上風のおじいさん・・・。第1部始まって「愛の光」「知らない街で」でいつものように観客が立ち上がった。その時はおじいさんも立ち上がって観ていた。1部は、そのあとはみんな座って聴く曲だけなので問題なかった。問題は第2部から。2部の1曲目は「LIBRA」・・・いつものようにみんなが一斉に立ち上がった。するとおじいさん、持ってた杖で前方の立ち上がってる女性たちを突いたり叩いたり…「座れ!」と叫んでるようだった。叩かれた人は痛かったんじゃないかな。ホールの人は止めに来る事もなく、激しいナンバーなのにみんな強制的に座らされた感じ^^;ホール関係や主催の人も気づいてたと思うが、注意しにいくと、さらに大ごとになりかねないのであのままにしていた方が良かったのかも知れない。その人、他にもいろいろ問題あったんだけど…。ま、活動停止までのアリスのコンサートは「チャンピオン」でも「ジョニーの子守唄」「冬の稲塚」でも野外ライブ以外は立ち上がる事はなかったけど…今は違うから。その光景を見ている自分たちも嫌な気分になったけど、叩かれたり突かれた人は怖かったと思う。周りはこれ以上波風立たせないように静観してる感じだった。そんなアクシデントも忘れて後半は感動しっぱなしでした。客席の雰囲気がいつもと何か違う事をステージ上の3人とミュージシャンは感じてたかも知れないけど、アンコールの物凄い拍手の大きさと、3人が舞台に戻ってきてもいつまでも止まらない拍手に観客はみんな大満足してた事がメンバーに伝わったと思いたい。これもまた、思い出になる^^;昔、2階席から紙飛行機飛ばした人に、凄い怒ったちんぺいさん、チューイングガムをパチンパチンとずっと鳴らしてた2階席の人に怒った時も一度目は優しく注意して「もう言わないから」と言ったにも関わらず、その人たちは続けてたのでちんぺいさんの雷が落ちた。ちんぺいさんもその時は20代だったから・・・。今ならまったく違う対処の仕方を選ぶと思う。あの時は関係ないみんなが震え上がったから^^;そんな事も今では強く印象に残ってる思い出。昔からのファンは何度も怖いちんぺいさんを観てきたから自分だけ目立つような事は絶対にしないと思うし、しようとも思わない^^;何年か前のソロツアーで、どこだったか・・高知だったか・・で、カバー曲を連続で歌ってる時に2階席から、「人の曲はいらない」的な事を叫んだ人に対しての応じ方は凄いなと思った。数え切れないほどのアクシデントを乗り越えた百戦錬磨のアリスの3人なので、今なら最善の方法を選んでくれる。(海千山千と書きかけて、それは褒め言葉じゃなくて、貶す言葉なので百戦錬磨がバッチリはまる)ツアーラスト2公演は、アリーナバージョンになると思うので、ひょっとして「黒い瞳の少女」「街路樹は知っていた」は武道館の時のようにカットされるのだろうか…佐賀が今回のツアーでこの2曲の聴き納めになってしまうのかも・・・。どんなセットリストになるのかも楽しみ。自分は通常バージョンのままでも最高に楽しめますが。終演後は臨時バスで佐賀駅へ。特急かもめに乗って博多駅へ。そのかもめ号が動物との接触で9分遅れで佐賀駅に入ってこない。乗らないといけない新幹線に乗れるのか不安になりながらも、遅れは9分のままで博多に到着。駅弁買って、予定通りの新幹線で帰ってきた。いろいろと濃い内容の2日間でした^^;
2020年02月03日
昨日からアリスのコンサートを観に九州に行ってました。2月1日熊本城ホール、2月2日佐賀市文化会館の2連チャン。まず、熊本城ホールでの「ALICE AGAIN 2019-2020 限りなき挑戦 」2300人を超えるキャパの誇るメインホールにさらに立ち見まで売れ切れての超満員!昨年の12月にオープンしたばかりの最高のホールでした!6年ぶりの熊本でのアリスライブ。序盤は静かな盛り上がりから2部の終盤には凄い盛り上がりに。とりあえず、いつも書いてるけどセットリストを第一部 1曲目「愛の光」 2曲目「知らない街で」 3曲目「走っておいで恋人よ」 4曲目「黒い瞳の少女」 5曲目「あなたのために」 6曲目「街路樹は知っていた」 7曲目「明日への讃歌」 第二部 8曲目「LIBRA -右の心と左の心- 」 9曲目「今はもうだれも」 10曲目「冬の稲妻」 11曲目「ジョニーの子守唄」 12曲目「君のひとみは10000ボルト」 13曲目「涙の誓い」 14曲目「夢去りし街角」 15曲目「DAY BREAKER-解放-」 16曲目「12°30' 」 17曲目「センチメンタル・ブルース」 18曲目「秋止符」 19曲目「限りなき挑戦-OPEN GATE-」 20曲目「エスピオナージ」 21曲目「狂った果実」 22曲目「帰らざる日々」 23曲目「遠くで汽笛を聞きながら」 24曲目「チャンピオン」 25曲目「さらば青春の時」46年前からアリスのコンサートに行き続けてるけど、今のアリスが一番好きかも知れない。★「今はもうだれも」の発売前の3人だけの熱いステージも最高でした、★「冬の稲妻」での大ブレイク後のそれまでのファンが追いつけない勢いあるステージも最高でした。★活動停止のツアーは凄さよりも辛さが勝ってしまって心の底から楽しめなかったかも知れないけどあれはあれで最高の「謀反ツアー」でした。★そして、2000年活動停止後初のコンサート! 1日だけの神戸国際会館でのステージは感動しすぎて、夢の中みたいで目の前でアリスの3人が演奏してるのに実感がない不思議な感動。★2000年大都市アリーナツアーも、アリスの凄さを思い知る事ができた最高のツアー。★2009年40公演の全国ツアーでは「Going Home」という名曲を観客全員で創り上げた奇跡のツアー。★2010年東京ドーム公演を瞬殺で完売し底力を見せつけた37曲5時間近くにも及ぶ奇跡のステージ。★2013年47都道府県全て回った60本にもなったパワフルなステージも最高だった。そして今、現在開催中のアリス3人70歳になった2019-2020のツアー!あの頃の自分は、70歳のアリスが「LIBRA」や「エスピオナージ」「狂った果実」をあの頃のパワーのまま聴けるなんて絶対に思ってなかったし60歳でも激しくパワフルなアリスはありえないと思ってたと思う。「明日への讃歌」なんて、1979年「限りなき挑戦」での演奏や歌唱より、今の方が凄いっていう事を驚異的に感じる。ちんぺいさんが「チャンピオン」や「夢去りし街角」をリリースした異様なアリスブームの頃によくMCで「アリスは今、夏から秋へと向かっています。アリスの冬は、ピアノ1本とギターで静かなバラードを小さいホールで歌っている。それまで歌い続けたい」みたいな事を語ってましたが、小さいホールどころか、今週は大阪城ホール2days!静かなバラードはセットリストの中に数えるほどです^^; あの頃以上に激しい新曲もあるし、25曲中、2曲以外はフルコーラスで演奏して歌ってくれてる事が何よりうれしい!70歳のアリスがこんな凄い事になってると、1981年活動停止発表で生きていく活力が抜けかけてた自分が知ると、あそこまで落ち込まずにすんだのに^^;熊本の土曜の夜は歓楽街は凄い人で、コロナウイルスなんて忘れてしまいそうなほどの賑わい。入りたい店をいくつか決めてたのですが、ことごとく満員で入れない。先週の金沢の時は予約してたのですんなり行きたい店に入れましたが、今回は熊本を甘くみてた。お店の数がハンパないので、どこか入れるだろうと・・・。でも、いくつかあった候補の一番下だったお店に入る事ができた。馬刺し、からし蓮根、一文字くるくるなど、熊本の名物を中心に注文。元々、わけぎ好きなので一文字くるくるは結局5人で3回お代わり注文した^^;熊本で飲んだ翌日は、在来線で佐賀に向かった。その前に熊本駅で昼食。馬ミンチカレー。なかなかボリュームがあって美味しかった。佐賀公演につづく・・・
2020年02月03日
1月26日、アリスの金沢公演に行ってきました。北陸でのライブは、いつも観客が熱く盛り上がるので楽しみにしていました。北陸の中でも特に福井と金沢は凄く盛り上がる印象がある。今のツアーのMCでちんぺいさんが、「ロックとフォークの野外フェスでビール瓶が飛んできた」と語っていますが、このエピソードの一つは1975年7月の福井県敦賀での野外オールナイトコンサートでの出来事です。他の場所でもあったそうですが・・・。暴れる観客に負けない「数少ない武闘派フォークバンドだった」と本人たちも語っています^^;金沢歌劇座は金沢市観光会館から2007年に名前を変えたホール。すぐ近くにある本多の森ホールよりキャパも一回り大きく、音もこっちのホールの方が好き。金沢は観客はやはり物凄く熱かった!地鳴りのような手拍子と、地震か?と思ったほどの床の振動^^;アリスの3人も驚いてるような表情で、熱く激しい2時間30分・・・。特に2階席が凄かったような気がした。二人の声量と声の伸びは抜群で、きんちゃんの力強いドラムとパーカッション、改めて今回のアリスツアーの凄さを実感しました。フルコーラス歌わないのは「今はもうだれも」と「君のひとみは10000ボルト」のみ。あとは全てフルコーラス!公開ゲネプロの時は2曲ともフルコーラスでしたが、新曲を1曲加えたので、「今はもうだれも」が1ハーフになってしまった。「君のひとみは10000ボルト」に関しては、早い段階で1ハーフになりましたが・・・。2コーラス目の「♪まぶしすぎる朝に出会った時の そんな心のときめきを〜……」ここの歌詞が久々に聴けたと思ってうれしかったのですが・・・。第一部 1曲目「愛の光」 2曲目「知らない街で」 3曲目「走っておいで恋人よ」 4曲目「黒い瞳の少女」 5曲目「あなたのために」 6曲目「街路樹は知っていた」 7曲目「明日への讃歌」 第二部 1曲目「LIBRA -右の心と左の心- 」 2曲目「今はもうだれも」 3曲目「冬の稲妻」 4曲目「ジョニーの子守唄」 5曲目「君のひとみは10000ボルト」 6曲目「涙の誓い」 7曲目「夢去りし街角」 8曲目「DAY BREAKER-解放-」新曲 9曲目「12°30' 」 10曲目「センチメンタル・ブルース」 11曲目「秋止符」 12曲目「限りなき挑戦-OPEN GATE-」新曲 13曲目「エスピオナージ」 14曲目「狂った果実」 15曲目「帰らざる日々」 16曲目「遠くで汽笛を聞きながら」 17曲目「チャンピオン」 18曲目「さらば青春の時」 終演後は、ホールから片町2丁目交差点までぶらぶら歩いて、お目当の居酒屋へ!神戸の夜の寒さよりも暖かく感じる金沢でした。雪なんてまったくどこにもないので滑る怖さもなく良かったけど。入った居酒屋は、石川県の地酒が豊富で飲みたかったお酒がいっぱいありました!地酒と地魚、金沢居酒屋。交差点すぐの地下でわかりやすい場所でした。昨夜は5人で行きましたが、全員アリスのリストバンドをしてたのもあって、店長さんが気を利かせてくれて、アリスの曲を爆音で流してくれました^^;それも1979年武道館ライブからと、1978年武道館ライブからの音源でした^^造り盛り、肉のプレート、金沢おでん、へしこ、など料理も良かったし、萬歳楽2種類呑めたのもうれしかった。酸っぱいもの好きな自分にとって、かなりうれしいめちゃ酸っぱいレモンサワーも美味しかった。載せるのを忘れてた。金沢といえば「チャンピオンカレー」どことなくアリスの「チャンピオン」のフォントに似てるような・・・。敦賀辺りから金沢まで、北陸新幹線の工事中の高架橋をずっと横に見ながらサンダーバードに乗っていました。敦賀からのコースは、どのルートに決まったのだろ?とりあえず敦賀-金沢間が出来る。サンダーバードは敦賀行きってのも出来るのだろうか?いずれサンダーバードも消える運命。「特急雷鳥」って名前の方が好きだったけど。「スーパー雷鳥」が登場して、それが「サンダーバード」になった。458系国鉄色の特急が懐かしい。サイドのエンブレムはカッコ良いけど。
2020年01月27日
堀内孝雄さんの2004年発売の25枚目のソロアルバム。このアルバムもフォークから歌謡曲テイスト強めの楽曲まで、いろいろな楽曲が楽しめます。 1曲目「儲かりまっか」 作詞 相田毅さん 編曲 今泉敏郎さん2曲目「別れはいつも」 作詞 荒木とよひささん 編曲 川村栄二さん3曲目「花火 ハート・ナビ」 作詞 三浦徳子さん 編曲 川村栄二さん4曲目「縁」 作詞 小椋佳さん 編曲 今泉敏郎さん5曲目「秘めごと」 作詞 荒木とよひささん 編曲 今泉敏郎さん6曲目「また会えるよね」 作詞 今井千尋さん 編曲 川村栄二さん7曲目「あいつが死んだ晩 [New]」作詞 岩谷時子さん 編曲 川村栄二さん8曲目「花になれ」 作詞 阿久悠さん 編曲 川村栄二さん9曲目「カラスの女房 [New]」 作詞 荒木とよひささん 編曲 川村栄二さん10曲目「まっすぐに」 作詞 小椋佳さん 編曲 川村栄二さん 作曲は全曲 堀内孝雄さんです。昨夜、東京でアリスを観て帰りの新幹線の中で「縁」と「GENTS」の2枚のアルバムを聴いた。「縁」を通して聴くのは、かなり久しぶりだったので新鮮だった。前にも書いたかも知れないけど6曲目「また会えるよね」〜8曲目「花になれ」の3曲の流れが最高!6曲目「また会えるよね」の作詞は今井千尋さんは元Something ELseのメンバー。歌詞は素朴で可愛いくて、べーやんの作ったメロディーは優しく暖かい。そこにアレンジが少しプログレっぽかったりするので、不思議さも加わって魅力的な楽曲になっています。べーやんの歌唱もクセを消した真っ直ぐな歌唱。民族楽器の 「ウドゥ」の効果が絶大!7曲目「あいつが死んだ晩 (新録音)」雨と雷鳴の音のSEから始まる。これは1978年12月23〜25のアリス クリスマスコンサートでのアレンジを思い出させる演出。ギターアルペジオを複雑にしているのと、SAXを派手に入れてるのと、渋いベースラインが活きてるアレンジです。ニューバージョンなどは新録に関してはオリジナル以上の作品になる事はどんなアーティストでもほとんどないと思うけど、この新録音は成功例だと思う。8曲目「花になれ」はやっぱりさすが、阿久悠さんと思える歌詞です。この曲は田川寿美さんに提供した曲です。田川さんのタイトルは「花になれ −うめ さくら あやめ あじさい ひがんばな−」です。これは本当に良い曲!べーやんの歌唱も胸に響くし、楽曲の素晴らしさが光る曲です。このアルバムでダントツに一番好きな曲!「また会えるよね」「あいつが死んだ晩 (新録音)」「花になれ」の3曲の流れは本当に最高です。このアルバムが出た頃、この3曲ばかり聴いてた。他にも良い曲もあるけど、この3曲が素晴らしすぎるので他の曲は霞んでしまう。「花火 ~ハート・ナビ~」「別れはいつも」の2曲も比較的好きな曲です。ひょうきん写真2枚^^
2020年01月20日
アリス東京国際フォーラム公演観て来ました。昨日の18日と今日19日の2daysの2日目。18日はどうしても行けなくて残念でしたが、今日、最高のステージを観せてくれたので大満足です。今日のセットリストは通常バージョン。6月6.7日 日本武道館2days、10月26日 日比谷野外音楽堂でのセットリストは特別編成バージョン。武道館と日比谷も違うセットリストで楽しませてくれた。東京で通常バージョンを観るのは初めて。1月10日の八王子公演は通常バージョンだったようです。2019年5月5日・6日神戸国際会館からスタートしたアリスのツアー、もう残すところ6本になりました。そのうちの5本行きます。通常セットリスト(ツアー9月から新曲が1曲追加されたバージョン)第一部1曲目「愛の光」2曲目「知らない街で」3曲目「走っておいで恋人よ」4曲目「黒い瞳の少女」5曲目「あなたのために」6曲目「街路樹は知っていた」7曲目「明日への讃歌」第二部1曲目「LIBRA -右の心と左の心- 」2曲目「今はもうだれも」3曲目「冬の稲妻」4曲目「ジョニーの子守唄」5曲目「君のひとみは10000ボルト」6曲目「涙の誓い」7曲目「夢去りし街角」8曲目「DAY BREAKER-解放-」新曲9曲目「12°30' 」10曲目「センチメンタル・ブルース」11曲目「秋止符」12曲目「限りなき挑戦-OPEN GATE-」新曲13曲目「エスピオナージ」14曲目「狂った果実」15曲目「帰らざる日々」16曲目「遠くで汽笛を聞きながら」17曲目「チャンピオン」18曲目「さらば青春の時」二人の声ときんちゃんのパワーは70歳と71歳だとは絶対に思えない声量と迫力!25曲、ほとんどフルコーラスで聴かせてくれるのもうれしい!この激しいセットリストで全46公演も全力でパフォーマンスする姿に感動です。アリスは歌、演奏、音響、照明、全て本当のプロフェッショナルの集団。超シンプルな舞台なのに、渋くてカッコ良く、衰えを知らない強さと優しさを感じるステージです。第一部の初期の編成も鳥肌立ちっぱなしの素晴らしさ。「明日への讃歌」の楽曲自体の力の凄さと、三人だけの演奏なのに信じられないほどの迫力。ツアー始まった頃よりもパワーは確実に増している。今日でこのツアー観るのが10回目だったけど、ツアーラストが来るのを考えたくない…ずっとやっててほしい^^;「DAY BREAKER-解放-」のべーやんの歌唱が、東大阪、堺、京都で聴いた時よりも数段カッコ良くなっていた。崩し方や声の出し方がカッコ良すぎ!「エスピオナージ」「狂った果実」の緊張感と熱さもどんどん増してるように思う。それから凄く感じた事が、「帰らざる日々」の手拍子。東京はさすが歌詞をみんなが理解してるのか、ほとんど手拍子してる人がいなかった。これは物凄く感動した。「さすが東京!」と思ってしまった。東京のファンは青山劇場の繊細なステージによって色々と弁えるようになったのかも知れない。関西は宴会乗りが好きだから仕方ないのかも・・・ 自殺の歌だと知らないで聴いてる人が多いのかも知れない^^; 楽しそうに手拍子してる人は特に関西に多いような気がする。「♪ズンチャ ズンチャ」のリズムが出るとどんな悲しい曲でも手もみしながら手拍子したくなるのが関西人の常なのか…まあ、受け取り方は自由で良いとは思うけど。(昔、「冬の嵐」で手拍子しようとしてる人がいたときはびっくりしたけど…3拍子なのに…)自分は「帰らざる日々」はシーンと静かにちんぺいさんのその時々の細かい歌唱のニュアンスをじっくり聴きたい派なので手拍子ない方がうれしいのですが・・・。今日の「帰らざる日々」の集中力は凄かった!!「遠くで汽笛を聞きながら」と「さらば青春の時」は、これまでにコンサートで確実に100回以上は聴いてるけど、不思議な曲で飽きる事はないどころか、毎回新鮮に聴ける曲。一連のヒット曲も、不思議と毎回歌っても飽きない。たまに超レアな楽曲を数曲入れてくれるだけで、一連のヒット曲も新鮮に感じられる。2019年〜2020年前半はアリス1色です。他にもいろいろ観ますが、今はアリス。4月からのちんぺいさんのソロリサイタルも楽しみ。お祝い花の数も凄かった。日比谷や武道館の時も凄かったけど今日は特に多いような気がした。そのほんの一部分だけ。この何倍もあったと思う。アリスのステージセットで一番妙だったのが、このジャングルのセット。奥の観葉植物の中に炭酸ガス噴射装置が仕組まれていて「スナイパー」や「チャンピオン」の時に凄い音を立てて噴射してた。これ、誰の案だったんだろ? HADの社長かも^^;舞台上がジャングルなのでカナブンやスズメバチが飛んで来てちんぺいさんも大騒ぎしてた。4月29日大自然広がる田舎の野外ステージ、その上、舞台上花も多かったのでそりゃ飛んで来る。
2020年01月19日
2001年1月17日神戸国際会館で1回だけのアリス復活コンサートのチケット取りは大変でした。多分、これまで数多くの人気アーティストのチケット争奪戦に参加してきたけど、この時のアリスが最高だったかも。ファンクラブ、主催者の先行はなく、ぴあ、e+などのプレイガイド発売も一切なし!往復はがきでの抽選のみ。たしか神戸市民枠は少しあったと思う。仲間内はみんな往復はがき大量に買って申し込み、それでも当たらなかった人も多かった。一人2枚まで買えたので仲間内は何とかみんな入れたように記憶してる。チケットの申し込み方法この日は開場時から異様な熱気と、不思議な静けさが入り混じった客席だった。活動停止してから20年! 3人揃って初めてステージに立つ!ソロのコンサートは毎年何度も観てるのに、3人揃う事がまだ信じられないような感覚のまま客席にいたように思う。コンサートが終わっても、はじまってからの記憶が飛んでしまってるような、夢だったような感覚のままだった。テレビカメラが入っていて、ちゃんと記録に残してくれてたので思い出せる。後にDVDとしても発売されました。できればDVDは完全ノーカットで収録してほしかった。95%以上は収録されてるので満足してるのですが・・・。前半は3人だけの演奏のシンプルなステージ。アリスは超シンプルなセット、照明でも観客を満足させる事ができるバンドです。「散りゆく花」「愛の光」「知らない街で」「あなたのために」・・・古くからのアリスファンにとっては夢のようなセットリスト。「羊飼いの詩」「誰もいない」「走馬燈」「おまえ」「帰り道」と、神戸新聞会館興行部時代のアリスを聴いてるのかのような夢のようなセットリストです。後方の幕があがるとバックバンドが登場して「今はもうだれも」「冬の稲妻」「涙の誓い」「ジョニーの子守唄」「君のひとみは10000ボルト」「夢去りし街角」など、大ヒット曲をほとんどフルコーラスで演奏!「狂った果実」「帰らざる日々」「遠くて汽笛を聞きながら」も全力で歌い上げた。「チャンピオン」アンコール「走っておいで恋人よ」アリスのシンボルのペガサスが降りて来て、ポスターやチラシそのものに。星球も美しかった。最後は「明日への讃歌」でした!この時から19年後の現在も「明日への讃歌」は歌ってくれていますが、この時より今の方が迫力があってパワフルな事にちょっと驚愕した^^vさあ!東京国際フォーラムで今年初のアリスのライブ!DVDのエンドロールに畠山さんの名前ももちろん出ています。アリスの映像作品に畠山さんの名前が残ってる事が一番うれしい。
2020年01月18日
1995年1月17日 阪神・淡路大震災から25年。毎年、1月17日が来ると身体が怠く感じたり思い出したくない情景を頭に浮かべてしまう。生まれた時から住んでる地域もビルの倒壊、火災、地割れなどかなり酷かった。20日頃までの記憶は断片的にしか残っていない。そして2001年1月17日、神戸にアリスが帰って来た。小学生時代からアリスのコンサートによく行ってた。アリスを組む前の谷村新司さん、堀内孝雄さんは神戸を中心にアマチュア活動をしていてそのままアリス結成後も神戸は特別な場所として毎年、何度もコンサートを開催してくれた。神戸に住んでいなければ、自分も子供の頃からアリスの生のステージを観ることもなかったと思う。アリスが神戸で活動して全国的に人気が高まった一つの要因に畠山きよしさんの存在があります。畠山さんは神戸新聞会館興行部の方で、アリスを大きく育てた一人と言えます。アリスのデビューから1978年春までは大阪での興行も畠山さんが担当していました。1977年12月19日大阪厚生年金会館での「アリス・トワイライトコンサート」を最後に神戸新聞会館興行部から独立、HAD(ハタケヤマ・アート・ディレクション)を立ち上げられました。HADになってからの第一弾は1978年3月18・19日大阪厚生年金会館2daysそして4月7日8日神戸文化ホール2daysでした。この4公演は物凄い競争率でチケット難で有名。「冬の稲妻」の大ヒット、そして「涙の誓い」をリリース直後のコンサート。それでも当日券は必ず置いているのが畠山さんでした^^;1978年後半から大阪でのコンサートはキョードー大阪が主催するようになった。それまでは西は姫路、加古川、明石、北は豊岡、三田、三木、東は高槻まで広い範囲でアリスコンサートの主催をしていました。(大阪南部はサモンミュージック、枚方、寝屋川などはシン音楽事務所が担当する事が多かった)畠山さんは本当におもしろい人で、アリスのコンサート当日には開場の3時間前ぐらいに行って、当日券売り場の準備などしてる畠山さんとよくお話してもらってた。「おう!また早く来たんか?」「ちんぺい君もまだ入ってないで」「良い席来たか?」とか毎回同じような会話してコンサートが始まるのをワクワク待ってる小学〜中学生でした。入り待ちは怖いので^^;ほとんどしなかった。それよりも畠山さんと話すのが楽しみだった。(畠山さんは谷村さんの事を「ちんぺい君」といつも呼んでた)アリス以外のいろんなコンサートの招待券をもらった事もあった。自分は神戸国際会館よりも神戸文化ホールでの思い出の方が多いように思う。正面の階段を上りきった正面に畠山さんがいつも窓口を作って座ってた姿を思い出す。ロビーではバイトの人たちが座り込んでチラシのホッチキス止めとかしてて、その奥ではかすかにサウンドチェックしてる音が漏れていた。畠山さんはすでに亡くなられていますが、この2001年1月17日の1回だけのアリス復活をHADで主催できたのが、なぜか自分の事のようにうれしかった。あの時も畠山さんと少しお話させてもらったけど、自分も興奮状態で何を話したのか覚えていない。神戸新聞会館時代のチケット袋と、チケットが送られてくる封筒。必ず先行予約販売で買ってた。畠山さん主催のコンサートは全て郵送でチケットを買ってました。プレイガイドなどで徹夜で並ぶのはキョードー大阪主催の時から。(梅田の丸ビルによく並んだ)この時のチケットは1976年12月23日大阪厚生年金会館のチケットが入ってた封筒と袋。その日の3時公演でべーやんが倒れて、自分が取ってた6時公演は二人で乗り切った。後半、べーやんが戻って来て「ロンリーロンサムナイト」1曲だけ弾き語りで歌った。かなり長くなりそうなので、2回に分ける事にする。
2020年01月18日
1973年7月5日発売のアリスのシングル。この曲は現在ツアー中の「ALICE AGAIN 2019-2020 限りなき挑戦 -OPEN GATE-』のセットリストにも入っています。10日後には東京国際フォーラムで2020年初のアリスのライブを観に行きます。今回のアリスのコンサートツアーは日本武道館2days、日比谷野外音楽堂、そして東京国際フォーラム2daysと、東京は3カ所で開催されました。武道館と日比谷ではセットリストをガラリと変えてたので、今回の東京フォーラムはどんな企画があるのか楽しみです!2019年〜2020年は、ほぼアリス1色になっています。アリスのツアーが終われば、すぐに谷村新司さんのソロリサイタルもあります!これも楽しみすぎる。右がETP-2672の500円盤 左がETP-10232の1976年値段改定後の600円盤中古レコード店などでオリジナルの500円盤を探す時はレコード袋の色で探すと早い。A面「愛の光」作詞・作曲 谷村新司さん 編曲 アリス「愛の光」は初期のアリスのほぼ鉄板オープニング曲でした。1975年春からは一時期「黒い瞳の少女」がオープニング曲になった事もあり、「今はもうだれも」が出てからは、「今はもうだれも」がオープニング曲になる事もあった。1981年11月7日後楽園球場での活動停止発表後のツアーラストのオープニング曲は、この「愛の光」でした。1973年6月5日にアリスのセカンドアルバム「ALICE II」が発売され、その一ヶ月後7月5日に「愛の光」がシングルカットされた。アルバムバージョンは4分58秒でイントロダクションSEに振り子時計の時を告げる音とぜんまいばねの動力の音、その後にローズピアノの静かな演奏・・・いきなり始まるチェンバロのイントロ。子供の頃、いつ始まるのかドキドキしながら聴いてたのを思い出す。ライブではアリス3人だけで演奏して歌うのが決まりのようになっています。ファンもギター2本、コンガ、二人のボーカルだけ十分過ぎるほどの迫力ある演奏なのは分かってる。でも一度だけバンド演奏で「愛の光」が演奏されたツアーがあった。1978年春のツアーでちんぺいさんが倒れて二人のアリスになるまでの約20本のみ、特別バージョンの「愛の光」が聴けた。3人の演奏プラス、ピアノとベースが加わったバージョン。リフはピアノが担当。実はこのバージョンはオフィシャルで残っています。1978年5月にNHK-FMでスタジオ生ライブがありました。1時間番組でしたが、大満足な内容でした。1978年春ツアーを短縮した物で「スナイパー」〜「愛の光(バンドバージョン)」から始まるライブ。この放送を録音した物は今でもよく聴いています。「老人」「帰り道」「冬の嵐」「走っておいで恋人よ」「遠くで汽笛を聞きながら」「涙の誓い」「冬の稲妻」の全9曲でした。アリスでの「老人」は貴重。アルバムもシングルも発売する前に演奏された「愛の光」がライブ盤で発売されています。1973年5月1日(火) 16時開場 17時開演 日本武道館公演東芝EMIの所属アーティストが多く出演した「ラブ・ジェネレーション ツアー」の初日。ここでアリスは発売前の「愛の光」を3人のみで演奏。現在の「愛の光」ライブバージョンとほぼ同じ形がこの時すでに出来上がっていました。2枚組のライブ盤に収録されたアリスの曲は「愛の光」と「誰もいない」の2曲。「誰もいない」もレコード発売前の演奏でした。この2枚組ライブ盤でレコード発売前の「愛の光」と「誰もいない」が聴けます。(LPとCD)CDでも出ましたが、これはBOXセットでのみ買えます。B面「帰り道」作詞 谷村新司さん 作曲 堀内孝雄さん 編曲 アリス 青木望さんこの曲も初期のアリスのライブではよく歌われた曲。べーやんのソロコーナー的にべーやんの弾き語りで演奏されることが多かった。1978年5月のNHK-FMでの演奏はべーやんの弾き語りとボリューム奏法を中心にしたEギターのみ。ライブ盤で聴けるのは1979年「限りなき挑戦/アリス・ライブ 美しき絆 」(1コーラスのみ)1981年「3人だけの後楽園 VERY LAST DAY」他。元日からNHKラジオでアリスの特番がありました。100分番組で70の質問に答える企画。最初から絶対無理だと思ってたけど、予想通りほぼ雑談で盛り上がり、質問に答えたのは20枚ほどだったかな。曲がちょっと多すぎたのもあるけど・・・。3時間番組だったとしても70の質問に答えるのは無理だと思う。話がおもしろすぎる。今の3人の仲の良さ、強い信頼関係は強力です。とにかくおもしろかった。質問自体は当たり障りないものばかりでしたが、いろんな方向へ話を広げて、はちゃめちゃになっていくのがいつも最高です。毎週金曜日に放送してるヤングタウンはこのままずっと続けて欲しい。おもしろすぎて毎週死ぬほど笑ってしまうw白い袋に入ってる方が値段改定前のオリジナル盤。1973年11月のアリス「ALICE II」発売前夜のライブ。ジャンジャンにまだ出演してた頃です。
2020年01月07日
1981年11月7日後楽園球場のライブを最後に活動停止したアリスが、2001年20年ぶりに全国ツアー「ALICE LIVE 2001 WE ARE HERE」全8公演を開催。7月20日 21日 日本武道館8月2日 札幌月寒グリーンドーム8月18日 19日 名古屋レインボーホール8月25日 福岡国際センター9月1日 2日 大阪城ホールツアーに合わせて全曲新たにレコーディングした往年の名曲12曲と新曲2曲を収録したアルバムをリリース。(「ALICE 0001」)その新曲2曲の「ライトハウス 」と「LOVE SONGを忘れない」です。活動停止後1987年に「BURAI」が収録されている「ALICE X」(全新曲)を発売しましたが、この時ライブは1本も行われなかった。「ライトハウス」作詞 谷村新司さん 作曲 堀内孝雄さん 編曲 明石昌夫さん編曲の明石昌夫さんは多くのアーティストの編曲を担当してる方で、アリスとの関わりはこの「ALICE 0001」のみ。アルバム全曲、明石昌夫さんが担当。ほとんどの曲をオリジナルアレンジから大きくは崩さずにアレンジされていましたが、「散りゆく花」「テーブルという名の海」「何処へ」の3曲は大胆にアレンジを変えました。この3曲のアレンジも自分は気に入っています。「何処へ」は賛否両論ありましたが…。「テーブルという名の海」の歌詞は「ALICE X」の物に新たに書き加えられてる部分があります。この部分深読みすると、この時のアリスの状況や想いを胸の奥で歌っているように思える。概要は通常のラブソングのように書かれていますが…。「ALICE X」が出た時からそんな風に聴いてたので歌詞が加えられ自分の中でより意味深になった。書き加えられた歌詞は「目の前のあなたに叫んでも届かない 動き始めたこの舟にあなたは乗る筈もない」「青い波間に沈む きらめきの日々よ もう微笑むことは二度とないの」「ライトハウス」の歌詞は「BURAI」同様にべーやんが歌う部分の歌詞はべーやんの事を重ねて書いていると思う。(この前のインタビューでBURAIの事は初めて語っていました)歌詞の根底に活動停止前後からこの時までの思いが綴られている。まだ少しぎこちない雰囲気も感じられた2001年の再始動ツアー。それでもツアーラストの大阪城ホールでは、1981年以前のアリスより屈強な物が芽生えたようなそんな気がした。アンコール、この日2回目の「ライトハウス」でちんぺいさんが歌えなくなるほど泣いてしまった。べーやんが「ちんぺいっっ!」って叫んだのもあるけど、その前の部分で二人顔を見合わせて歌ってる時からちんぺいさんは完全に涙目になってきていた。自分はこの2001年の再始動ツアー終了時に、これが本当に最後かも知れない・・・とどこか心の奥で思ったりもした。それから8年後に再びアリスが動き始める。2009年ツアーの「GOING HOME」の感動を経て、60歳としては驚異的な本数の2013年ツアーでより3人の絆の強さが感じられた。現在の2019〜2020年のツアーは1971〜1981年の10年間の活動時よりも屈強なアリスを感じられて、ファンとしては嬉しい限りです。どの会場で観ても3人は毎回心底楽しそうで、今のツアーは観られるだけ観ようと2020年もいろいろと地方に行くつもりです。「LOVE SONGを忘れない」作詞 谷村新司さん 作曲 矢沢透さん 編曲 明石昌夫さんこの曲も本当に名曲です。きんちゃんの作ったメロディーの美しさと、Cメロの展開とかゾクゾクする楽曲です。この曲もアリスそのものの事に受け取って聴いてしまってる。一番心が震える所は「♪今も輝く想いそれだけを 君に伝える為に(僕は生きてきたよ)」それから2番の二人の歌い分けの歌詞と二人でハモって歌う歌詞の意味を深読みしてしまう。「遠くすぎた夏よ 震えるほど懐かしく 息をすれば涙に変わる 熱さと過ごした日々 ふたたび出逢うまでの 悲しみも今は遠くに 君が見える光の中に今 あの日の君が見える」毎週ラジオ(ヤングタウン)で、自由にハチャメチャに楽しそうに話してる3人・・・1981年謀反ツアーを奥歯噛み締めながら観ていた自分は信じられないと思う。 もうすぐ東京国際フォーラムでのコンサート!2020年は東京から!ツアーラストの大阪城ホール公演はライブネットで全国で中継されました。「ALICE LIVE 2001 WE ARE HERE」ツアーラスト公演はDVDで発売しています。ハイビジョン収録されているので、Blu-rayで再発してほしい。「ALICE IN KOBE 2001.1.17」もBlu-ray化してほしい。
2020年01月04日
1979年12月20日発売のシングル。「秋止符」は、シングル「美しき絆〜Hand in Hand〜」と同時発売でした。そしてデビューからずっと所属していた「東芝EMI」から出す最後のシングルでした。レコード会社移籍で契約上のリリースなのかと思えるものが多くリリースされた。1979年後半にアリスが東芝EMIからリリースしたものはシングル2枚、アルバム1枚、LP2枚組ライブアルバム、ベスト版カセット3種類、そして1980年になっても「紫陽花」と「黒い瞳の少女」をシングルカット、LP2枚組ベスト盤を2種類、LP3枚組BOX、カセットテープのベスト盤3種類と東芝EMIから発売される物が異様に多かった。全て持ってる音だけど、全部買ってしまうのがファンの性・・・一度も針を落としていないレコードも(特にベスト盤)もかなり多い。バージョン違いだとか、デモ音源とかなら聴きまくってるかも知れないけど。A面「秋止符」作詞 谷村新司さん 作曲 堀内孝雄さん 編曲 石川鷹彦さん1979年6月5日発売「ALICE VII」からのシングルカット。既に2曲シングル曲が収録されているので、アルバム発売時点で「秋止符」はシングルカットする予定はなかったように思う。ドラマで流れて話題になったのもあって急遽シングルカットしたのかも知れない。1979年8月1日からの「限りなき挑戦ツアー」で初めてコンサートで歌ってから、セットリストから外れた事は海外公演の数回を除いて一度もないように思う。1981年「謀反ツアー」では、コンサート前半に演歌風アレンジにしてお笑いコーナーとして歌われた。通常バージョンも後できっちり歌った。1979年12月25日大阪厚生年金会館でのコンサートでは「秋止符」を2回連続で歌った。2コーラス目の歌詞を前後逆に歌ってしまいアウトロも終わってから、べーやんが「3番と4番を逆に歌ってしまったので、もう一度歌わせてください」と話すと、ちんぺいさんも「もう一度やりましょう」と。連続で2度聴けてちょっとお得な日でした。B面「ゴールは見えない」作詞 谷村新司さん 作曲 矢沢透さん 編曲 石川鷹彦さんこの曲も1979年6月5日発売「ALICE VII」からのシングルカットです。コンサートのセットリストには1979年8月1日〜9月15日「限りなき挑戦」ツアーと1980年春と夏のツアー(演奏されなかった日も多い)で演奏。なぜかライブアルバム「限りなき挑戦/アリス・ライヴ-美しき絆 Hand in Hand」ではこの曲がカットされています。映画「ALICE THE MOVIE 美しき絆」の中には収録されたのでオフィシャルでライブ映像と音源は残ったので良かった。1979年「限りなき挑戦ツアー」で「ゴールは見えない」を歌う前のMCは、その「ALICE THE MOVIE 美しき絆」を撮影してる話をしていた。ちんぺいさんが通ってた小学校での撮影秘話や演技の難しさなどおもしろおかしく話した。撮影話の後は決まって1980年にあるモスクワオリンピックや、モントリオールオリンピックのマラソンの話。そして「ゴールは見えない」に繋げていました。この曲はライブで聴く方がカッコ良さ倍増する曲なのに、再始動でも一度も歌われていない。キーも高くないし(べーやんの上のハモりはかなり高い音が続きますが・・・)、ライブ映えする曲なんだけどなぁ。1986年発売のちんぺいさんのソロシングル「祇園祭」はジャケットも歌詞も「秋止符」へのオマージュのように思えてならない。「祇園祭」が発売された時にこのジャケットが「秋止符」みたいだと思った人は多いはず。
2019年12月28日
谷村新司さん作詞、作曲の天海祐希さんが劇中で歌った名曲。1曲目「風のシャムロック」作詞・作曲 谷村新司さん 編曲 池田賢治さん「エールの残照」の主題歌として、宝塚歌劇に谷村新司さんが初めて書き下ろした楽曲。クラシカル・ロマンス「エールの残照」1994年6月24日〜8月8日 宝塚大劇場1994年11月2日〜11月27日 東京宝塚劇場1995年4月13日〜5月5日 全国ツアー25公演天海祐希さんのトップスター時代の作品の中ならダントツに一番好きな作品です。天海さんのトップ時代の作品はバウホール「ある日どこかで」も含め全て観ていますが、再演モノや企画モノが多く作品にはあまり恵まれていなかった印象。貴重なあてがきオリジナル作品のうち1作は震災のために宝塚大劇場公演は中止になったし。その中で「エールの残照」は唯一、まともにあて書きされた名作。谷村新司さんは1993年発売「バサラ」を発売して、1995年「ITAN」との間にこの作品を書き上げてます。この1993年と1995年の間に谷村さんはレコード会社を移籍するという大きな出来事があった。で、この「風のシャムロック」は「バサラ」に入ってたとしても違和感ないし、「ITAN」に入ってたとしても違和感のない雰囲気の楽曲です。ただ、歌詞は「エールの残照」の内容に沿ったように書かれてるので、このままだと少し違和感あるけど…。松任谷由実さんが涼風真世さん主演の「PUCK」に書いた「ミッドサマー・イブ」も後に歌詞だけ変えて「Misty China Town」としてレコーディングしてアルバム「TEARS AND REASONS」に収録されました。ちんぺいさんもいつか歌詞を変えて「風のシャムロック」を歌ってほしい。(そのままの歌詞でももちろんうれしいけど)2曲目「残照のようにひそやかに」作詞 谷正純さん 作曲・編曲 吉崎賢治さんこの曲も「エールの残照」の中で歌われる挿入歌。宝塚歌劇らしい名曲です! 3曲目「TAKARAZUKA・オーレ」作詞 植田紳爾さん 作曲・編曲 寺田瀧雄さん宝塚歌劇のショーナンバーの中ではかなり上位にランクされるような名曲です。この曲は当時2番手の久世星佳さんが歌っています。劇場で観終わって外に出てもずっとメロディーとサビの歌詞が頭をぐるぐる回る系の中毒性のあるショーナンバーです。ここまで曲の印象が強いと全員で踊ってる振り付けやフォーメーションなんかも不思議と頭の中に浮かんでくる。各国を回っていく趣向のショーは後にもいろいろありましたが、この作品は超えられrない。舞台装置も海外からの装置デザイナーが参加してたり、衣装もラスベガスのショー衣装の第一人者にデザインを頼んだ事もあり斬新で見応えのあるショーになってました。そこで!この主題歌! この公演は3回しか劇場で観ていないのに頭の中に鮮明に残ってる場面がいくつもあります。シャムロック役ははまり役でした。月組組長を1993年「グランドホテル」で辞め、専科に入った汝鳥怜さん。専科に行ってから初めて月組の大劇場公演に出演しました!汝鳥怜さんの芝居で作品が何倍も深みを帯びました。天海祐希さんも好きでしたが、この頃は麻乃佳世さんを観るために月組公演に行ってたように思う。
2019年12月12日
堀内孝雄さんの1983年3月発売のシングル。この曲は映画「小説吉田学校」の主題歌でした。A面「少年達よ」作詞 小椋佳さん 作曲 堀内孝雄さん 編曲 羽田健太郎・川村栄二さんべーやんが小椋佳さんと組んだ1作目の曲。後に「憧れ遊び」「愛しき日々」など多くの楽曲で組んでいます。中でも自分は、この1作目に組んだ「少年達よ」が一番好きです。映画の中でもべーやんの作ったこの曲のメロディーがそこここに流れてきます。ドラマチックな政治劇に合った壮大なメロディーに感動です。映画「小説吉田学校」のサウンドトラック盤には、どこにも収録されていない、「バラード 少年達よ」が1曲目に収録されています。このバージョンはCD化もされてないように思う。ゆったりと、完全アンプラグド演奏で聴かせてくれます。1コーラスだけなのが残念。1コーラスだけでも3分20秒ありますが…。サントラ盤は他に「愛のゆくえ」「夢の行方」の2曲がべーやんが作ったメロディーをモチーフにゴージャスなアレンジで演奏されます。A面最後にシングル「少年達よ」のB面「仮面舞踏会」が収録。B面最後に通常版の「少年達よ」が収録されています。B面「仮面舞踏会」作詞 小椋佳さん 作曲 堀内孝雄さん 編曲 川村栄二さんこの曲は多分、ライブで歌っていないように思う。1983年4月5日〜7月13日までの「Step By Step TOUR」の時に歌ったかも知れないけど…。あの時は6月5日大阪厚生年金会館と6月21日神戸文化ホールの2公演しか観れなかったから、はっきり思い出せない。追加公演で大阪フェスティバルホールにも行ったような気がする。「Step By Step TOUR」は、アルバム「I A.M P.M.」からの楽曲を多く演奏。前のアルバム「DAY BREAK」から「今は春だから…」と「サークル・ゲーム」「Change Your Mind」を引き続きセットリストに入れてたように思う。この「仮面舞踏会」はそれまでの懐かしいべーやんの雰囲気と、新しいべーやんが入り混じったような大好きな曲です。アルバム「I A.M P.M.」に「少年達よ」は収録されていますが、「仮面舞踏会」は収録されていません。シングル盤で聴くか、サントラ盤で聴くしかなさそうです。映画のサントラ盤「小説吉田学校」のDVD久しぶりに通してこの映画を観たけど、キャストが半端なく豪華です!うまくハマってる人も多い。吉田茂役の森繁さんはもちろんですが、田中角栄役の西郷輝彦さんが最高!イメージと少し違うキャストもいますが、その人に見えてきてしまう瞬間があったりします。吉田茂さんが飼ってるシェパードが可愛すぎて、シェパードの場面ばかり観てしまう^^;名場面!エンドロールは激しく打ち付ける波の前に一人立ちはだかる森繁久弥さん。シェパードはうれしそうに左右にずっと走っています。左右にきっとトレーナーがいて、交互に名前呼んでるんだろうなぁ。走り方がうれしそうで可愛くてたまらない。この場面は森繁さんの袖にじゃれそうになって、森繁さんが焦ってちょっとびびってる所。シェパードがうれしそうで何よりです^^;
2019年12月07日
今日発売のデーモン閣下の新曲です。初回生産限定盤には特典DVD付き!アリスが全面プロデュース!各自が一人のアーティストをプロデュースした事はありましたが、アリス三人で一人のアーティストをプロデュースするのは初めてです。この企画のきっかけは今年の春にデーモン閣下がちんぺいさんに楽曲提供をしたのが最初でした。アリス3人としての楽曲提供を希望したそうです。快諾したちんぺいさんは、べーやん、きんちゃんにも話すと、トントン拍子で話が進んだそうです。いつも思うけど、アリスは仕事が早い!早くても丁寧にクオリティーの高い物を仕上げる。初夏に楽曲を作り始め、7月にはデモ音源が出来上がり、8月にはレコーディング。アリスは現在40カ所以上回る全国ツアー真っ最中で、8月はツアーのお休み月でした。この時しかレコーディングする時間がなく、そこに照準を合わせて作り上げたようです。アリスはツアーの合間、8月に「DAY BREAKER -解放-」をレコーディングする予定だったので、ちょうどスタジオ入りしてるのもあって上手く時間が噛み合ったのも奇跡に近い。「DAY BREAKER -解放-」のレコーディングと同時進行でデーモン閣下の「NEO」も作り上げた。レコーディングミュージシャンは、今アリスのツアーを回ってるメンバーと同じです。なのでドラムはもちろん、きんちゃんです!「NEO」と「エスピオナージ」の2曲をレコーディング。1曲目「NEO」作詞 谷村新司さん 作曲 堀内孝雄さん 編曲 矢沢透さん何と贅沢な作家陣^^ アリスのメンバー3人をフルで使った豪華さ!デーモン閣下からの「アリスらしい曲を」とのリクエストだったらしく、1980年〜1981年頃のアリスサウンドに近い音になってます。「ALICE IX 謀反」に入っててもおかしくないようなハードなサウンドです。それから今のアリスの音とも言える。2013年「ALICE XI」や、今年出た新曲「限りなき挑戦」などのハードな部分をそのまま受け継いでいる音創りにも思う。歌詞もメロディーもアリスらしさがそこここに散りばめられています。デーモン閣下の歌唱力は誰もが認める素晴らしさなので、アリスが作ったこの「NEO」を最大限にカッコ良く歌ってくれています。コーラスもアリスの3人で歌っています。2曲目「エスピオナージ」作詞・作曲 谷村新司さん 編曲 アリスアリスのシングルの中でも一番HARDだと思うこの曲を選ぶのはナイスだと思った。アルバム曲なら「エスピオナージ」よりもHARDな曲はもっとありますが、カバーするのならシングル曲の方がいい。この曲は、今のアリスのツアーでもセットリストに入ってるので、バンドメンバーも手慣れてる曲ですが、ツアーでの演奏とまったく同じノリじゃなく、よりHARDに感じられる。そう言えばツアーのお休み期間が終わって9月からツアー再開した時の「エスピオナージ」は何がどう変わったかわからなかったけど、よりカッコ良くHARDになってると感じた。たしか、9月東大阪や堺、京都のライブに行った時の感想にそんな風に書いたように思う。きっと、レコーディングスタジオでいつも以上に何度も演奏したからなのかも知れない。アコギはちんぺいさん、べーやんが弾いています!そのままアリスサウンドです。もちろんコーラスも二人の声がガンガンに聴こえます!4曲目に入ってるこの曲のカラオケを聴くと、二人の声がより鮮明に聴けます。デーモン閣下はハイトーンシャウトの凄さと高音で安定感ある素晴らしい歌唱のイメージです。「エスピオナージ」はかなり低音部分が多い曲ですが、デーモン閣下の低音の響きも凄くカッコ良い!最後のサビ部分を3度上で歌うのも鳥肌ものでした。レコーディングメンバー(いつものアリスツアーのメンバーです)ドラム 矢沢透さんギター 林勇治さんベース 大野弘毅さんピアノ 石坂慶彦さんKEY 瀬戸谷芳治さんAG 谷村新司さんAG 堀内孝雄さん特典DVDにはアリスのインタビューやレコーディング風景、そして「NEO」のMVも収録。30分!「NEO」のMVも独特な世界観のある素晴らしい作品になってます。
2019年12月03日
2019年6月に開催されたアリスの日本武道館公演のBlu-ray/DVDが発売されました!「ALICE AGAIN 2019-2020 限りなき挑戦 -OPEN GATE」TOURは来年の2月大阪城ホール2daysまでまだまだ続きます。今回の再始動ツアーは、ほとんどのアリスファンが感じてると思うけど、これまでの再始動コンサートの中で、アリスの3人の演奏や歌が特別充実してて、そして3人がこれまで以上にカッコ良く感じられる。初期からのファンでさえも大満足なコンサートツアーです。3人揃って70歳を迎えても、大満足させてくれるパワーは神懸かってるような信じられないような特別な物を毎回感じる。このツアー、10回近く観ていますが観る毎に感動が大きくなっていく。1曲目の「LIBRA -右の心と左の心-」この武道館公演は武道館に合った構成に変えて、新たにセットリストを組んでいました。この前の日比谷野音も野音に合った内容に変えて全く違うセットリストで聴かせてくれる。アリスはいつも余裕が感じられて、昔からのファンとしても誇らしさすら感じます。コンサート本数も70歳のアーティストだと言うことを忘れさせるような本数。全40カ所47公演!大御所さんになると大都市の大きい会場に各地方から観客を集めるようになってしまうけど、アリスの小さい街でも自ら出向いていくスタンスは、「冬の稲妻」で大ブレイクする前から売れた後もまったく変わらない。本当にファンを大切にしてるのがよくわかる。そして、さらに今回のアリスツアーの合間に各ソロでのコンサートもやってるという・・・。どれも手抜きのないクオリティーの高いライブを楽しませてくれます。この日のライブはWOWOWで生中継されました。録画したものを何度も観てるのに、今日、また2回通して観ても感動は変わらない。ほとんど中継のその映像ですが、音のMIXは違うように思います。アコギのストロークがかなり前に感じる。ちょっと前過ぎるかも。コンガをもっと前に出して欲しいかな。「明日への讃歌」に関しては特に会場で生で聴かないと、あの凄さは絶対にわからない。これまでにもライブレコーディングされた「明日への讃歌」はいろいろありますが、とにかくコンサート会場で生で聴いてほしい1曲です。でも、今回の武道館Blu-rayの「明日への讃歌」のMIXは、かなり良い線いってるように思う。生での体感の半分は感じられる^^;1曲目「LIBRA -右の心と左の心-」2曲目「BURAI」3曲目「今はもうだれも」4曲目「冬の稲妻」5曲目「ジョニーの子守唄」6曲目「君のひとみは10000ボルト」7曲目「涙の誓い」8曲目「夢去りし街角」9曲目「12°30'」10曲目「センチメンタル・ブルース」11曲目「愛の光」12曲目「知らない街で」13曲目「走っておいで恋人よ」14曲目「あなたのために」15曲目「帰り道」16曲目「風に星に君に」17曲目「それぞれの秋」18曲目「秋止符」19曲目「限りなき挑戦-OPEN GATE-」20曲目「エスピオナージ」21曲目「狂った果実」22曲目「帰らざる日々」23曲目「遠くで汽笛を聞きながら」アンコール24曲目「チャンピオン」25曲目「さらば青春の時」Wアンコール26曲目「明日への讃歌」年明けると、アリスツアーのラストスパートで、ほぼアリス中心で2月8日の大阪城ホールまで行ける限り、ツアーを追いかけたいと思ってる。ツアーラストの大阪城が終わると、がっくり力が抜けてしまいそうな気がする^^;特典映像のオープニングは、「ALICE THE MOVIE 美しき絆」の冒頭シーンを再現したかのような時計が時を刻む音と、ステージを組み立てる所から観客を入れるまでの早送り映像。そしてリハーサル風景や、開演間近かの舞台袖の様子など。終演後の3人のインタビューも貴重。終演後の3人ブックレットの表紙は1979年ライブ盤「アリス限りなき挑戦」のジャケットを彷彿させるデザイン。階段上がる順番が違うけど・・・。ブックレット裏表紙には、その1979年の写真も載っています。3人のハーモニーで「12°30'」「明日への讃歌」
2019年11月27日
堀内孝雄さんが2003年3月にリリースしたシングル。1曲目「河」作詞 たきのえいじさん 作曲 堀内孝雄さん 編曲 川村栄二さんライブでのアレンジも良いのですが、たまにスタジオ録音バージョンをじっくり聴くと心にグッときます。たきのさんの歌詞も誰にでも当てはまるような部分が多く、多くの人が共感できるような世界です。ドラマチックなアレンジとメロディーに、べーやんのソウルフルな歌唱が乗ると楽曲の世界に一気に引き込まれる。「あいつが死んだ晩」に入っていそうな、ちょっと懐かしいべーやんが書いたようなメロディーラインです。今年7月のソロライブでかなり久しぶりにこの曲を生で聴いた。自分がその前に生で聴いたのは2010年9月大阪国際交流センター大ホールのライブの時だったと思う。2曲目「ちぎれたボタン」作詞 荒木とよひささん 作曲 堀内孝雄さん 編曲 川村栄二さん少しROCKなべーやんを感じられる曲です。アレンジもかなりHARD攻めています。初めて聴いた時にも鳥肌だった。この曲、かなり久しぶりに爆音で聴いたら、改めて名曲だと感動しました。なかなかCDシングルのB面曲聴く事もないのですが、24枚目のアルバム「河」にも「ちぎれたボタン」は収録されています。「河」の発表会キャンペーン「河」のジャケット撮影時の別カット
2019年11月06日
アリスのライブを観に日比谷野外音楽堂に行ってきました。2019年5月5日から始まって2020年2月までの現在続いてるコンサートツアーとは違うセットリスト。タイトルも「東京2020 オリンピック・パラリンピックに向けたコンサート ALICE LIVE-YELL」です。2013年のツアーの時も日比谷野音は特別メニューで開催されたので、今回も期待は大きかった!そして今回も期待以上の感動でした!17時30分、開演とほぼ同時に冷んやりとしてる客席にポツポツと雨が降り始めました。それでも1曲目から総立ちの大盛り上がりで、気がつくと中盤に差し掛かった頃には雨も完全に上がってた。イントロダクション「Chariots of Fire」1曲目「限りなき挑戦-OPEN GATE-」2曲目「LIBRA -右の心と左の心- 」3曲目「BURAI」4曲目「今はもうだれも」5曲目「冬の稲妻」6曲目「ジョニーの子守唄」7曲目「君のひとみは10000ボルト」8曲目「涙の誓い」9曲目「夢去りし街角」10曲目「DAY BREAKER-解放-」日本オリンピック委員会専務理事「福井 烈(つよし)さん」パラリンピック女子アルペンスキー元日本代表「大日方邦子さん」女子ウエイトリフティング強化オリンピアン「三宅宏実さん」パラリンピック女子射撃競技の元日本代表「田口亜希さん」4人のゲストへのインタビューなど。11曲目「チャンピオン」(大型モニターに歌詞が出てアスリートと客席全員で合唱)12曲目「走馬燈」13曲目「誰もいない」14曲目「あなたのために」15曲目「好きじゃないってさ」16曲目「さよなら昨日までの悲しい思い出」17曲目「あなたのために」18曲目「走っておいで恋人よ」べーやんの70歳誕生日イベント。「Happy Birthday to You」の合唱。19曲目「カリフォルニアにあこがれて」20曲目「秋止符」21曲目「エスピオナージ」22曲目「狂った果実」23曲目「帰らざる日々」24曲目「遠くで汽笛を聞きながら」25曲目「明日への讃歌」26曲目「限りなき挑戦-OPEN GATE-」27曲目「チャンピオン」今回、超貴重だったのは16曲目「さよなら昨日までの悲しい思い出」です!ライブ盤「アリス・セカンド・ライブ」のラストにも収録されてる曲。この曲を生で聴いたのは1977年10月24日神戸国際会館が最後だったような気がする。この時もべーやんの誕生日3日前でそんな話をしてたように思う。28歳になる時だったかな。それとこの日、初めて生で「冬の稲妻」を神戸で披露した日。3人だけの「冬の稲妻」でした。きんちゃんはタンバ!1976年1月31日神戸国際会館と1975年4月20日神戸文化ホール、1974年12月29日神戸国際会館でも歌ったと思う。1976年頃までは、時々、セットリストに入ってた印象。本編ラストか1部ラストに歌ってたような記憶があります。「好きじゃないってさ」は1979年12月クリスマスコンサートツアーから数年振りにセットリストに復活して1981年2月まで、ほぼ毎回セットリストに入ってました。「走馬燈」「誰もいない」は、再活動後も何度か歌ってくれたけど、何回セットリストに入ってもうれしい曲です。「カリフォルニアにあこがれて」も久しぶりに聴けて感動です。あの頃のままの熱唱でした!この前の堺か東大阪の時、ちんぺいさんのMCの時にべーやんがBGMで「ロンリーロンサムナイト」らしきギターをポロポロ鳴らしてて、また生で聴きたいと強く思った。静かで地味な曲だけど、べーやんにしか、あの心細げな寂しさは出せない。ちんぺいさんときんちゃんもソロコーナーあるのかと思ったけど、今回はなかった。あの頃、よくコンサートで歌ってくれてた「サンセット」「熱い吐息」が聴きたい。きんちゃんもコンサートでよく歌ってた「緑をかすめて」「想春賦」「雨降りは大好き」が聴きたい^^:「白い夏」「ある日の午後」「レンガ通り」「ボッサ・デ・スー」でも、どれでもうれしい。今日も二人の声は絶好調!きんちゃんのドラムもパーカッションもパワーは昔のまま!3人が70歳なんて毎回、生で観ていて聴いていて信じられなくなる瞬間がある。60歳の時よりも、今の方があの頃に近い迫力なんて凄い。アリスのライブを観るのは、今日が年内最後でした。2020年1月から遠征しまくりでアリスを追いかけます^^;6月の武道館でのライブがBlu-rayで発売決定!『ALICE AGAIN 2019-2020 限りなき挑戦 -OPEN GATE-』LIVE at NIPPON BUDOKAN』11月27日発売!特典映像もあるようです!amazonならデカジャケ特典バージョンもあるようです。そして!8月にレコーディングしてたデーモン閣下の情報も解禁になったようです。アリス3人で全面プロデュースした新曲「NEO」が12月4日に発売。作詞 谷村新司作曲 堀内孝雄編曲 矢沢透そして3人でコーラスとしても参加!カップリング曲はなんと!「エスピオナージ」です!これもアリス3人での編曲で新たに甦ります!DVD付きの初回バージョンには、アリスの3人との打ち合わせからレコーディング風景のドキュメントも収録されてるそうです。アリス3人で誰かをプロデュースするなんて初めての事なので、これも楽しみです!今日は神戸から日帰り。16時20分に東京に着いて、20時50分の新幹線で帰宅。帰ってきてゆっくりしてたら、こんな時間に。日比谷のゴジラがこんな事になってた。ルパン三世が、ゴジラのお宝をいただくってどういうこと? ^^:
2019年10月27日
アリスの全てのシングルAB面収録の「ALL TIME COMPLETE SINGLE COLLECTION」が本日発売!1972年「走っておいで恋人よ」から1988年「平凡」までの全シングルと2019年レコーディングされた新曲「DAY BREAKER -解放-」と「限りなき挑戦 -OPEN GATE-」の2曲、そして2013年制作「It's a Time ~時は今~」を加えた全46曲収録されています。全曲2019年デジタルリマスターされています。シングルのB面曲などはCD化はされていても、音圧が低いままの物が多かったりして今回のリマスターでほぼ全曲最高の音で聴けるようになりました。かなりお買い得なアルバムです!音質は文句なしの良さです。アルバムを通して聴く前に自分はまず「青春ノート」「言葉にならない贈りもの」「ゴールは見えない」「ピンク・シャンパン」「過ぎゆくものは…」「四月の魚」「アガサ」を、それまでの中で一番新しいリマスター盤と比べて聴いてみた。リマスター効果がある曲が多く感じた。ほぼ変わらない物も数曲ありましたが。これで、シングル曲は全て同じクオリティーの音質で聴けるようになったのが最高にうれしい!通常盤は3枚組、初回限定盤にはDVDが1枚付いての4枚組です。DVDの内容は、新曲「限りなき挑戦 -OPEN GATE-」のMVと、3人の座談会の様子^^;テーブルに全シングル盤を並べて、その時々の思い出などを面白おかしく話しています。現在、MBSラジオで放送している「ヤングタウン」のスタジオで収録しています。出来るものなら、ボーナストラックとして非売品盤の「美しき絆」「デラ」もデジタルリマスターで初CD化してほしかった。「青春讃歌」「天神は朝」「ウェザーコック」「雨の朝 東京に死す -The Last Time Saw Tokyo-」のリマスターバージョンもあれば完璧。amazonで買うとデカジャケ付きも販売しています。「限りなき挑戦 -OPEN GATE-」座談会の様子ヤンタンのままのノリで爆笑トークもあります。
2019年10月22日
昨日の堺に引き続き、今日は京都でアリスのライブに行って来ました。今日もアリスの3人はパワー全開で感動的な演奏と歌を楽しませてくれました。新しくなった京都会館で初めてライブを観ました。前の京都会館は、アリスはもちろん、ちんぺいさんのソロ、中島みゆきさんで何度も来てました。ステージの奥行きがあまりないので、舞台セットを組むと客席ギリギリで歌うなんて事も何度かあった。京都会館で思い出す事・・・1978年5月28日の京都会館で「砂塵の彼方」をコンサート初披露しました。ちんぺいさんが休養中でべーやんときんちゃん2人のアリスでした。1978年8月武道館で聴かせてくれた「砂塵の彼方」とはまた違ったアレンジになってました。本日、10月20日で思い出す事・・・1979年の出来事。1979年10月20日はアリスにとって最大のハプニングと言ってもいいコンサートの日。20日明石市民会館、21日加古川市民会館、22日神戸国際会館の3連続コンサート。その初っ端の明石。台風で新幹線が遅れ開演時間なのにバックバンドが到着していない。急遽、3人だけのアリスで18時半〜20時まで3人で相談しながらのセットリスト考えながらのコンサート。照明も音響もその場で作っていく。前にも書いたような気もするけど・・・1979年10月20日セットリスト(明石市民会館)1曲目「愛の光」2曲目「今はもうだれも」3曲目「あなたのために」4曲目「青春時代」5曲目「おまえ」6曲目「紫陽花」7曲目「誰もいない」8曲目「あなたがいるだけで」9曲目「カリフォルニアにあこがれて」10曲目「この空の下」<ここでバックバンド到着>11曲目「遠くで汽笛を聞きながら」12曲目「チャンピオン」13曲目「帰らざる日々」14曲目「美しき絆」いつもより曲数は少なめでしたが、時間はいつもより少し長かった。MCと打ち合わせの時間がスリリングで楽しめた^^;翌日の加古川、その次の神戸公演は問題なく1979年秋ツアーの通常セットリストで開催。2019年10月20日京都 セットリスト 第一部 1曲目「愛の光」 2曲目「知らない街で」 3曲目「走っておいで恋人よ」 4曲目「黒い瞳の少女」 5曲目「あなたのために」 6曲目「街路樹は知っていた」 7曲目「明日への讃歌」 第二部 1曲目「LIBRA -右の心と左の心- 」 2曲目「今はもうだれも」 3曲目「冬の稲妻」 4曲目「ジョニーの子守唄」 5曲目「君のひとみは10000ボルト」 6曲目「涙の誓い」 7曲目「夢去りし街角」 8曲目「DAY BREAKER-解放-」 9曲目「12°30' 」 10曲目「センチメンタル・ブルース」 11曲目「秋止符」 12曲目「限りなき挑戦-OPEN GATE-」 13曲目「エスピオナージ」 14曲目「狂った果実」 15曲目「帰らざる日々」 16曲目「遠くで汽笛を聞きながら」 17曲目「チャンピオン」 18曲目「さらば青春の時」今日も3人は最高でした。二人の歌は良いし、演奏も良い!文句なしの2時間半でした。終演後は先斗町まで歩いて、ラム肉とイタリアンが美味しい飲み屋へ。前にも行った事ある店でしたが、日曜の夜と言うことで混雑もなくゆっくり出来た。京都に来ること自体、半年以上ぶりでしたが、昼間の観光客の多さに毎回驚く^^;きんちゃんが加入して3人のアリスになった直後の写真
2019年10月21日
アリスのライブに行って来ました!今日は堺に出来た真新しいホール「フェニーチェ堺」での公演。9月12日の東大阪公演以来のアリスライブ!1ヶ月開くと、もう全て新鮮で初見かのように興奮して楽しめた。毎回書いてるかも分からないけど、今回のツアーは40年前のパワーと緊張感が甦っていてこれまでのどの再活動ツアーよりも興奮できる最高のステージになっています。そして日を追うごとに更に最高の物になってきていて、今日が今回のツアー観た中で最高のライブでした。二人の声の張りも40年前と変わらないほどの突き抜け感。きんちゃんのドラムの迫力とリズムの心地良さも、数回あった再活動ツアーの中で今回のツアーがダントツに良い!特に「LIBRA」「エスピオナージ」「狂った果実」は30代のアリスを聴いてるのかと錯覚してしまうほどのカッコ良さ。今回のツアーのために作った新曲2曲のクオリティーも高くて何度聴いても飽きないしカッコ良く感じる。第一部の初期の頃や3人の演奏を中心にしたアコースティックなステージも目を閉じて聴くと、3人だけで回ってた頃の空気感に完全に戻っていて目頭が熱くなる。バックバンドがいない頃のアリスもかなりの回数観て来たので、あの頃の独特なステージの雰囲気が今回の再活動ツアーで完全体として甦ってるように感じる。そりゃ、活動停止後、初めて3人揃って舞台に立った2001年神戸国際会館でのコンサートの興奮は忘れられないけど、あの時はきっとアリスの3人も観る側も、平常心から程遠い興奮の中で夢のような嘘のような時間の中で、感動で泣くなんて次元を遥かに超えた所で感動してた。まるで活動停止なんてしてなかったかのような、1981年からそのままワープしてきたようなあの頃のアリスの空気を一番感じられるのは今回のツアーだと思う。当たり前のようにアリスが存在してた頃に引き戻してくれるツアーです。今回のツアーがよりアリスらしく感じられるのは、3人揃ってのラジオ番組MBS「ヤングタウン」の存在が大きいように思う。毎週、仲良く楽しそうに話してる3人の声が聞けるだけでこっちは幸せな気分になれます^^:やっぱり自分にとって、誰よりも最高のアーティストはアリスなんだと改めて今日も強く感じた。セットリスト 第一部 1曲目「愛の光」 2曲目「知らない街で」 3曲目「走っておいで恋人よ」 4曲目「黒い瞳の少女」 5曲目「あなたのために」 6曲目「街路樹は知っていた」 7曲目「明日への讃歌」 第二部 1曲目「LIBRA -右の心と左の心- 」 2曲目「今はもうだれも」 3曲目「冬の稲妻」 4曲目「ジョニーの子守唄」 5曲目「君のひとみは10000ボルト」 6曲目「涙の誓い」 7曲目「夢去りし街角」 8曲目「DAY BREAKER-解放-」 9曲目「12°30' 」 10曲目「センチメンタル・ブルース」 11曲目「秋止符」 12曲目「限りなき挑戦-OPEN GATE-」 13曲目「エスピオナージ」 14曲目「狂った果実」 15曲目「帰らざる日々」 16曲目「遠くで汽笛を聞きながら」 17曲目「チャンピオン」 18曲目「さらば青春の時」明日は京都です。2日続けてアリスが聴ける幸せに浸りたいと思う。アリスとして堺でコンサートしたのは、この1978年5月20日が最後でした。(ソロでは来てますが)しかし、たしかこの日はちんぺいさんが倒れて長期入院していたため、べーやんときんちゃん2人のコンサート。そしてこの時の堺市民会館が、生まれ変わってフェニーチェ堺に。アリスとして3人で来れなかったあの日、2019年になって3人揃ってのアリスコンサートが今日、新しくなったホールで実現されました。武道館じゃなく、どこか地方公演での「10000人の讃歌」。センターにべーやんが座っていて、ちんぺいさんがべーやんの肩に手をかけての並びはかなり珍しい。この時、べーやんの体調が悪かったのだろうか・・・。
2019年10月20日
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