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アリスの東大阪公演に行ってきました。9月にオープンしたばかりの新築の香りが漂うホール。最近多くなった、オペラハウスのような創りで美しいホールでした。ALICEのコンサートは6月30日の山口県の周南市文化会館以来。2ヶ月間空くと、また新鮮に感じられて感動の嵐でした!そして9月からの後半戦からは、セットリストに新曲が1曲追加されました。この曲が、これまた良い曲で早くまたライブで聴きたいと思わせる曲でした!セットリスト第一部 1曲目「愛の光」 2曲目「知らない街で」 3曲目「走っておいで恋人よ」 4曲目「黒い瞳の少女」 5曲目「あなたのために」 6曲目「街路樹は知っていた」 7曲目「明日への讃歌」 第二部 1曲目「LIBRA -右の心と左の心- 」 2曲目「今はもうだれも」 3曲目「冬の稲妻」 4曲目「ジョニーの子守唄」 5曲目「君のひとみは10000ボルト」 6曲目「涙の誓い」 7曲目「夢去りし街角」 <8曲目「DAY BREAKER-解放-」>新曲 9曲目「12°30' 」 10曲目「センチメンタル・ブルース」 11曲目「秋止符」 12曲目「限りなき挑戦-OPEN GATE-」 13曲目「エスピオナージ」 14曲目「狂った果実」 15曲目「帰らざる日々」 16曲目「遠くで汽笛を聞きながら」 17曲目「チャンピオン」 18曲目「さらば青春の時」新曲が1曲加わったからか「今はもうだれも」が1ハーフになりました。これまではフルコーラスでしたが、1ハーフになったので、1番の歌い出しからべーやんも歌っています。第二部の8曲目に新曲「DAY BREAKER-解放-」が追加されました。ミディアムテンポのソフトロックな曲です。13曲目「エスピオナージ」が、よりカッコよく感じたのは、Keyの音色が少し変わったのか、ツアー1ヶ月の休みの間に、新たに少しアレンジ加えたのか・・・「エスピオナージ」のノリが変わったように感じた。来年2月の大阪城ホール2daysのチラシ。一般発売は11月16日。前回の大阪城ホール2daysも即完売だった。ちんぺいさん、べーやん、きんちゃん3人とも絶好調で、MCでは毎週のヤンタンで感じられる仲の良さを感じられ、ずっとアリスのファンで良かった!と思える瞬間が何度もあった^^;今回のツアーは、6年前の前回の47都道府県を制覇したアリスのツアーよりも、さらにパワフルで感動的なコンサートツアーだと絶賛されてるのが観に行けばわかると思う。今回も47公演と大規模なツアーです。70歳になっても、地方をくまなく回ろうとしてくれるアリスは最高です!真新しいホール!東大阪市文化創造館この前の9月4日にきんちゃんにサインしてもらった。2人は後ろ向いてて、1人ずつ正面向いて撮影してる、ちょっと珍しい写真^^;
2019年09月13日
1978年12月5日発売のシングル「チャンピオン」のB面。オリジナルアルバムには収録されずに、後にCDで「シングルス」や一部のベスト盤に収録。LPで聴くには「ALICE MEMORIAL 1976〜1979」で聴くのが良いかも。「ALICE MEMORIAL 1976〜1979」での曲の並びが自分は好きで、「つむじ風」〜「フィーネ」〜「君よ涙でふりかえれ」〜「チャンピオン」の順で収録されてます。「君よ涙でふりかえれ」作詞 谷村新司さん 作曲 堀内孝雄さん 編曲 石川鷹彦さんゴールデントリオとも言えるこの3人が「冬の稲妻」以降のほとんどのシングルヒットを作った。「冬の稲妻」「ジョニーの子守唄」「夢去りし街角」「秋止符」「狂った果実」の5曲のシングル。「涙の誓い」「チャンピオン」は、作詞・作曲 谷村新司さん 編曲 石川鷹彦さんです。「チャンピオン」のB面に収録されてる、この「君よ涙でふりかえれ」は、コンサートでは一度も歌われていません。セットリストに入れるタイミングを外したのか、楽曲としてメンバーがそれほど気に入っていなかったのかは不明。このシングルが発売され大ヒットしてた1979年年明けに始まったコンサートツアーが「ALICE HAND IN HAND CONCERT」で、体育館を中心に大きな会場を回ったツアー。このコンサートは、通常のコンサートではなく、観客全員明治チョコレートを購入して包み紙を送って抽選で招待されるコンサート。毎回、2組のゲストも出演して、アリスは13曲の演奏。(他の2組は4曲ずつの演奏)ほとんどの会場が昼夜2回公演でHARDなスケジュールでした。大阪公演は、大阪府立体育館で昼夜二回公演。通常の曲数のコンサートだったなら、ひょっとしてセットリスト入りしてたのかも知れない。1979年7月28日つま恋での「HOT JAM'79」で、歌ってくれてたらきっと感動的な場面になっただろうと予想できる。「遠くで汽笛を聞きながら」と対になっている印象もあるこの曲は比較的、具体的な描写もあってちんぺいさんの幼い頃のイメージが浮かんでくるようです。歌詞の中に「♪父に連れられはじめての映画にいった時のこと」と、あります。これは後に映画館に初めてちんぺいさんが行った時の事を語っていて、「父親と一緒に「黒い牡牛」を観た」と話してるのを聞いて、この曲をすぐさま思い出した。「黒い牡牛」は1966年アメリカ映画です。テレビの洋画劇場でも何度も放映されたと思う。昨年Blu-ray化されています。観たい人は廃盤にならないうちに買う事をおすすめ。主人公の少年が幼い頃から一緒に育ってきたような牡牛が、闘牛の牛として売られていく話。アカデミー原案賞を始め多くの賞を獲ってる名作です。自分はこの映画が好きでした。ちんぺいさんは、どんな映画かあまり覚えていなさそうでしたが…音楽も良くてサントラ盤も持っていました。自分が幼い頃、母方の田舎にもいつも牛が2頭飼われていて、何のための牛かは子供の頃から分かってたけど、藁の束を食べさせてあげたり、頭を撫でたりと牛のそばによくいた記憶がある。そんな事もあって、この映画は特別な思い入れがあったのかも知れない。「君よ涙でふりかえれ」を、今、この歳になってじっくり聴くと、学生の頃に聴いて感動してた時とはまったく違う風景が浮かんだりして久しぶりに繰り返し何度も聴いていた。べーやんの歌唱がまためちゃくちゃ良い・・・。今のアリスで聴いてみたい1曲です。映像も満足できる美しさになっています。DVDでも発売されています。再発されたサントラ盤。オリジナルはダブルジャケットだったらしい・・・。
2019年08月25日
三田村邦彦さんの1983年発売のシングル。この曲はNHKドラマ「壬生の恋歌」の主題歌でした。A面「透きとおる季節」作詞 三田村邦彦さん、山川啓介さん 作曲 堀内孝雄さん 編曲 石川鷹彦さん完全に記憶から消えていたこの曲の事を思い出したのは、毎週BSフジで土曜日に放映している「水前寺清子の人生は三百六十五歩のマーチ」に三田村さんがゲスト出演した時にこの曲の事を話してたのを聞いて。「水前寺清子の人生は三百六十五歩のマーチ」は必ず毎週録画して観ている唯一のテレビ番組です。テレビ番組はほとんど観ない中、この番組だけは毎週楽しみにしてる。様々なジャンルから一人のゲストを招いて2時間たっぷりと、その人の半生を振り返る番組。この前の吉幾三さんの回も、その前のIKKOさんの回も感動的でした。三田村さんがゲストの回で最後に水前寺さんが、「これからやりたい事は?」と聞いた所、「また歌をやっていきたい」と話し、この曲の話になりました。自分が主演で、作詞も自分でして堀内孝雄さんに曲も書いてもらい、NHKドラマの主題歌となると確実に紅白に出られると思い込んでてたら、あまり売れなかった・・・と笑い話のように話してました。実際、名曲なのですが、ヒットはしなかった。レコード会社のプロモーションのせいだとは思うけど。三田村邦彦さんはシングルもアルバムも多くリリースしていて、ライブ盤もリリースしてるほど。一時期はシンガーとしてもかなり力を入れていました。本人もたくさんオリジナル曲があるので、これから歌っていきたいと語っていました。ロッカバラードで石川さんのアレンジも良く、アリスの名曲「君よ涙でふりかえれ」を彷彿とさせるようなバラードになっています。三田村さんの嫌味のないストレートな歌唱にもぴったりな曲です。B面「HAPPY & BLUE」作詞 山川啓介さん 作曲 黒住憲五さん 編曲 矢野立美さん「HAPPY & BLUE」と口出すと、敏いとうとハッピー&ブルーしか頭に浮かばない^^;「♪わたし祈ってます〜」と口ずさんでしまう。文字で「HAPPY & BLUE」と見ると、そんな風には思わないけど・・・ややHARDなアレンジの歌謡ロックです。このアレンジの方はひょっとしてWhitesnake好きなのか?と思う。1981年作「Don't Break My Heart Again」を思い出させるような部分がいくつかあったりして。
2019年08月23日
1995年10月発売の堀内孝雄さんと斉藤慶子さんのデュエットソング。この曲は、作詞家の荒木とよひささんの作家生活30周年記念曲でした。各メーカーが、新ジャンルのニュー・アダルトミュージック推しで定着させようとしてた時代。それからCDグラフィック(CD-G) なる物が出てきた頃。CDの空き容量に歌詞や文字などの情報を追加記録。CD-G対応プレイヤーでテレビに接続すれば視聴できた。1曲目「悲しい乾杯」作詞 荒木とよひささん 作曲 堀内孝雄さん 編曲 今泉敏郎さん8cmシングルCDをまとめて置いてる棚にこのCDを発見。完全に記憶から消えてた楽曲でした。当時もそんなに回数多く聴いてなかったと思う。たしかこの曲は3枚組の「シングルA面コレクション」にだけ収録されてたような…。桂銀淑さんと歌った「都会の天使たち」は今でもソロバージョンで歌いますが、この曲を生で聴いた事ってなかったような気がする。斉藤慶子さんは女優としては知られていますが、80年代前半には歌手デビューもしています。2曲目「恋人たちの森」作詞 荒木とよひささん 作曲 堀内孝雄さん 編曲 今泉敏郎さんしっとりとしたデュエットソング。こっちの曲の方が歌詞もメロディーも好きだった。キャッチーなのは確実に「悲しい乾杯」の方ですが・・・
2019年07月18日
堀内孝雄さんのライブに行ってきました。ちょうど一週間前にも、ここで一路真輝さんのライブを観たばかり。同じ場所なのに、来てる観客の雰囲気が変わればまったく違う空間に感じるから不思議^^;新旧織り交ぜた幅広い時代から選曲されたセットリストでした。今回はあまり歌わない曲も歌うとの事だったので、何を聴かせてくれるのか楽しみにしてた。1曲目「惜春会」 2010年「Thank You ~愛すべき男たち~」8曲目2曲目「みんな少年だった」 2018年55枚目のシングル3曲目「旅人のように」 1989年「Hello Forty」10曲目4曲目「いつまでも Love song」 2007年「いつまでも ラブソング」2曲目5曲目「ガキの頃のように」 1988年シングル6曲目「都会の天使たち」 1992年シングル7曲目「河」 2003年シングル8曲目「羊飼いの詩」 1972年『ALICE I』4曲目9曲目「冬が終って」 1972年『ALICE I』2曲目10曲目「遠くで汽笛を聞きながら」 1976年「ALICE V」2曲目11曲目「愛しき日々」 1986年シングル今回のセットリストで特に珍しいのは「冬が終わって」です。でも、この曲は1998年シングル「カラスの女房」のカップリング曲としてソロバージョンをレコーディングしています。アリスでは、ちんぺいさんが歌ってる曲です。べーやんの作曲なのに1972年当時、なぜべーやんがこの曲を歌わなかったかと言う謎が47年経った今、初めて聞いた^^;その頃、中低音域が苦手だったべーやんが「歌えない」とちんぺいさんに託したそうです。(初期の頃、べーやんは高音域で透明感のある声でハモるのが凄く良かった)これと少し似ているパターンが「ALICE IV」収録の「想春賦」でも起きました。レコーディングはちんぺいさんが、きんちゃんの作った拷問のような旋律を絞り出して歌って収録しましたが、ライブでやる事になった時、今度は逆にちんぺいさんがべーやんに歌唱を託した。そしてちんぺいさんはピアニカに・・・^^;(この曲は、超名曲で歌詞もメロディも秀逸です。難関は強烈な音域の幅の広さ)あまりにもキーが高いので、コードを少し変えてメロディ下げて新たなライブバージョンを作りました。ライブのセットリストに入って間もない頃、ラジオスタジオのライブでべーやんが「想春賦」を歌った時に歌い終わった後「だから・・この曲ラジオで歌うの…やだったのに…」とボソボソ言ってる声が入っています。いやいや、めちゃくちゃ良かったのに。「想春賦」に関しては、1975年12月23日神田共立でのライブでバンド演奏で多分、初めて歌いました。この時はAメロだけきんちゃんが歌って、難しい所を全てべーやんが歌った^^;コードを変えたバージョンじゃなく、オリジナルメロディーで歌っています。多分、べーやんが歌った一番高い音なんじゃないかな。超ハイトーンを透明感のあるファルセットでべーやんが歌って切ってました。元々、この曲はきんちゃんが自分で歌って「ALICE IV」に収録される予定だったのに、スタジオで歌ってみたら、まったく歌えなかった・・・というオチ。そして、ちんぺいさんが歌う事に・・・。きんちゃんは、ちんぺいさんに頼んでおきながら、ちんぺいさんの歌入れの光景を笑い話にしてMCでよく話してた。ラジオ放送で残ってるMCもあります。きんちゃん「ちんぺいさんでも大変らしくて、すごい顔…あ、凄い顔じゃない… 額にいっぱいしわ寄せて、絞り出すかのように歌ってて、大変悪い事をしました」と、ラジオ収録のあるライブでのMCでも客席を爆笑にしてました^^;3曲目に歌ってくれた「旅人のように」は、NHKみんなの歌でも流れた曲。2018年「みんな少年だった」のカップリング曲として新たにレコーディングしています。ニューバージョンも凄く良い!今年は特に、喉の調子も絶好調で、どの曲の歌唱も素晴らしかった。もうあと5曲くらうが聴きたいっていつも思ってしまう。ビルボードライブ大阪は時間も決まってるので、このセットリストでギリギリいっぱいなのも分かる。「言葉にならない贈りもの」「忘れかけていたラブ・ソング」「デラシネ」「デイ・ブレイク」に収録されている名曲の数々もいつか歌ってほしい。「Song Forever」や「あいつが死んだ晩」の楽曲にも良い曲がいっぱいある。
2019年07月15日
日本のロックバンド「トランザム」の1981年発売シングル。トランザムは1974年にデビューアルバム「トランザム」をリリース。メンバーはその後もスタジオ、ライブで活躍してるミュージシャンが揃っています。チト河内さん、後藤次利さん、篠原信彦さん、石間秀機さん、富倉安生さんらが在籍。A面「Mr. ウェルビー」作詞 三浦徳子さん 作曲 堀内孝雄さん 編曲 大村雅朗さん日本ユニセフ協会公認曲。ウエストコーストロックの王道的なアレンジとメロディー。この頃、特にべーやんの得意とするジャンルの一つです。爽やかで軽快なノリは「青春まよい人」を彷彿させます。「青春まよい人」は名曲なのに、べーやんはライブでもほとんど歌わない曲。1981年のソロツアーでは歌ってましたが・・・。1983年は「青春まよい人」〜「今は春だから」のメドレーになっていて、スタジオバージョンよりもテンポを落としてゆったりとした演奏だった。「今は春だから」はスタジオバージョンと同じ軽快なテンポでした。「夏によろしく」「風に寄せて」「想い出通り」「真赤なアカシア」「エイプリルレイン」「南回帰線」「西風の中で」「心の歌を」「飛び立てジェット・プレーン」「銀河の果てまで」・・・べーやんのソロ曲で軽快なロックナンバーはこの辺りの曲です。B面「Mr. Wellbe」作詞 三浦徳子さん・英語詞 関森れいさん 作曲 堀内孝雄さん 編曲 大村雅朗さんMr. ウェルビーの英語バージョン。ウエストコースト調の曲は英語の方がカッコ良く聞こえるのは仕方ない。自分もB面ばかり聴いてるし、心地良さが倍増します。「南回帰線」1981年ツアー
2019年07月11日
昨日は山口県周南市にALICEのコンサートを観に行ってきました。今まで行った事のないコンサートホールに行こうって事で、ツアー前半は周南市文化会館に決めた。日曜日は大雨かも知れないと言われてたけど、ほとんど降らずに傘もほぼ使うことはなかった。6月6日に行った日本武道館公演だけの特別メニューから通常ツアーセットリストに戻ってまた違った盛り上がりと感動に2時間半浸ってました。第一部1曲目「愛の光」2曲目「知らない街で」3曲目「走っておいで恋人よ」4曲目「黒い瞳の少女」5曲目「あなたのために」6曲目「街路樹は知っていた」7曲目「明日への讃歌」第二部1曲目「LIBRA -右の心と左の心- 」2曲目「今はもうだれも」3曲目「冬の稲妻」4曲目「ジョニーの子守唄」5曲目「君のひとみは10000ボルト」6曲目「涙の誓い」7曲目「夢去りし街角」8曲目「12°30' 」9曲目「センチメンタル・ブルース」10曲目「秋止符」11曲目「限りなき挑戦-OPEN GATE-」12曲目「エスピオナージ」13曲目「狂った果実」14曲目「帰らざる日々」15曲目「遠くで汽笛を聞きながら」16曲目「チャンピオン」17曲目「さらば青春の時」2曲目の「知らない街で」では、ちんぺいさんが5弦を切った。あんなに派手に弦を切ったのを見るのは久しぶりかも知れない。「愛の光」も「知らない街で」も確実にちんぺいさんのピッキングが強くなっている。弦を切るのを観てうれしいってのもおかしな話ですが、70年代のアリスコンサートでちんぺいさんが弦を切らない事の方が珍しかったような気さえする。切れてダランと垂れ下がってる弦(4弦〜6弦)を、ブリッジの穴から引き抜き千切る時のちんぺいさんがかっこよかった^^;ちんぺいさんのアコギの中にはボールエンドが何個溜まってるんだろ?とか小学生の頃は思ってた。サウンドホールを下にしてギターを揺するとコロコロとボールエンドがいっぱい出てくるような想像してた。ライブが終われば当然毎回、中に入ったボールエンドは取ってると思うけど。ちんぺいさんは5弦か4弦を一番よく切ってたように思う。3人だけでツアーを回ってる頃は「熱い吐息」「今はもうだれも」「散りゆく花」「もう二度と」「やさしさに包まれて」の5曲でちんぺいさんはよく弦を切ってた。べーやんが弦を切る事はほとんどなかったと記憶してる。数回だけ3弦か2弦を切ってたように思う。1部ラストの「明日への讃歌」は今回も圧巻でした。二人の声は日に日にパワーを増してるんじゃないかと思うほどです。きんちゃんのタンバはさらに音数が増えたように感じるほど迫力を増してた。アコースティックギター2本、パーカッション、ツインボーカルだけで、こんなにパワーを感じられる演奏ができる70歳は多分、この世にいないと思う。今の「明日への讃歌」を聴くだけでも、アリスのライブに行く価値はじゅうぶんにある。2部の盛り上がりは武道館以上だったような気さえする。周南市の観客の熱さは強烈だった。「今はもうだれも」「ジョニーの子守唄」などのヒット曲で観客全員が大合唱してるように思えるほどに会場全体から歌声が聞こえた。今回唯一の新曲「限りなき挑戦-OPEN GATE-」も回を重ねるほどに確実にカッコ良さは増している。二人のボーカルも演奏も全て重みと厚みを増してるように感じた。「エスピオナージ」「狂った果実」の2曲は特に、これまでのどの再始動ライブよりも歌も演奏も最高にカッコイイ!これからコンサートツアーの中盤、後半と今以上にどんどんカッコ良くなるアリスに期待。今回のアリスは半端なくカッコイイ!初めて来た周南市文化会館は年季の入った重みのあるホールだった。コンサート後はゆっくり飲めた。4時半開演だったので7時に終わってブラブラ歩いて飲屋街へ。山口県の地酒の揃ってる店に一軒目に入って、有名な「獺祭」以外の地酒をその店にある種類全て飲んだ^^;「獺祭」は神戸でも大阪でも最近、どこでも飲めるようになったので・・・。酒の肴は、九州に近いのもあって九州料理っぽい物も多く、味付けも好みだったので、今回一緒に行った3人とも大満足でした。二軒目は、チェーン店的な居酒屋だったので、味やメニューはそこそこ。午前2時過ぎまで飲んでホテルに帰った。6時間以上飲んでた^^;最寄りの駅は徳山駅。のぞみもたまに止まる。ホテルの部屋の景色は港と工場と島。港の方へ行きたかったけど、行く時間もなく景色だけ見た。
2019年07月01日
谷村新司さんの14枚目のソロシングル。この曲は作曲の佐藤隆さんも競作という形でシングル発売しています。A面「12番街のキャロル」作詞 谷村新司さん 作曲 佐藤隆さん 編曲 佐々木まことさん13枚目のソロアルバム「人間交差点-ヒューマン・スクランブル-」からのシングルカット。アルバムと、このシングルは同時発売でした。1985年7月1日発売。発売当時はあまり好きではない曲だったけど、1997年生成ツアーで聴いてから好きになった曲。1997年「LA STRADA 生成」での、アレンジがかなりカッコ良かった。スタジオバージョンよりも、AメロはJAZZっぽさを前に出して、サビではビートをもっと強く出してて、間奏はアップテンポの4ビートになって、ピアノソロ。このツアーはギターの古川望さんの兄である古川初穂さんがピアニストで参加!弟の古川望さんと兄弟で参加していました。間奏ソロはもちろん古川初穂さんです。ピアノソロ、あとひと回し欲しいくらいだった。それにドラムが菅沼孝三さん!!強力なメンバーでした。菅沼孝三さんは3年ほどちんぺいさんのバックバンドに参加していました。1997年ライブバージョンでは、ちんぺいさんのボーカルもさらにドラマチックでした。B面「マラソンマン」作詞・作曲 谷村新司さん 編曲 佐々木まことさんこの曲も13枚目のソロアルバム「人間交差点-ヒューマン・スクランブル-」からのシングルカット。この曲も、ライブのセットリスト入りする事は少なかった曲。シングル、アルバム発売日にさらにもう一枚、シングルカットされシングルが出ました。変なリリースの仕方するなぁって当時、友人たちと話してた。もう一枚のシングルは「刑事」です。B面はなぜか「マイ・ボーイ」でした。アルバム「人間交差点-ヒューマン・スクランブル-」は、先行シングルでさらにもう1枚、1985年3月に「愛の誓い -Give it today-」も発売されてました。1985年は7月に「人間交差点」、そして11月に「伽羅」を発売。この年はずっとレコーディングしてたんじゃないかと思ってしまうほどに詰まってリリースしています。自分はシングルカットするなら、絶対に「階段のオスカー」が良いと思ってた。この曲を「夜のヒットスタジオ」でコンサートで見せたようにバックバンドと共に振りを合わせて踊ったりしたら話題になったに違いないと今でも思ってる。アルバム「人間交差点-ヒューマン・スクランブル-」の中で一番好きな曲は、昔も今も「柊の街 -RAINY DAY-」ですが、この曲はシングル向きではないので・・・。この前のソロコンサートで歌ってくれた「エデンの夏」も好きな曲です。1997年~1998年ツアー「LA STRADA 生成」での「12番街のキャロル」の照明「LA STRADA 生成」の舞台セットは正面に緩やかな石畳の階段のようなセットがありました。「ペルソナ」を歌っている所。照明の色や当て具合で、レンガの石畳のように見えたり、苔むしてる道に見えたり・・・さまざまな表情を見せた舞台装置でした。「トマト」を歌ってる所「Far away」はそんなに好きな曲ではないけど、毎ツアーこの曲の時のライティングが凄いので、どんなライティングになるのか楽しみだった曲。この時の「Far away」も美しい!「昴」の時にはコロッセオのようなセットが奈落から上がってくる。菅沼孝三さん大阪公演のチラシ
2019年06月24日
この曲はべーやんの4thアルバム「ソング・フォーエヴァー」に収録されている曲で1979年9月5日アルバムと同時発売されたシングル。4thアルバムはアメリカのナッシュビルのミュージシャンを起用して、全曲ナッシュビルでレコーディングした名盤です。A面「忘れな詩 - Song Forever -」作詞 中村行延さん 作曲 堀内孝雄さん 編曲 Bergen Whiteべーやんの楽曲の中でも1,2を争うほどにソウルフルに歌い上げる感動的なナンバーです。1979年末、この曲を歌う前のMCでは「10年後20年後、もし、ひょっとして僕らが…自分が去って行くときに こういった心境になるかも知れない。どっかの片隅に覚えていてくだされば 自分もみなさんも、なんか一時期を楽しく過ごしたんじゃないかと思い出せるのじゃないかと…」その時から、もう40年過ぎてるけど今でもアリスはこの頃に負けてないパワーで2時間半のステージを全国40公演以上回ってる。べーやんもきっと、この1979年の時点では今の自分の勇姿が想像も出来なかったのだろうと思う。また同時期の違うアリスのコンサートソロコーナーでは「多分、40代、50代ぐらいになると我々は現役をいつかは退く日がやってくると思います。 そんな去って行く時にみなさんに送りたい言葉というか、そんな感じなんですけど、 まあ、時期的にはまだ早いと思いますが、こういう心境になるのではなかろうかと もし40代50代に次の歌がもう一度新たな気持ちで歌えるために 40代50代にかけて頑張って歌っていこうと…忘れな詩を」この曲を歌う前にべーやんがいつも、こんな感じのMCを毎回していたので、自分の20年後なんかを想像したり、その時にアリスがもう存在していないのだろうか…とか思いを巡らせてべーやんの歌声を聴いてたのを思い出す。1980年ソロコンサートで「忘れな詩」を歌う前のMCではファンと自分とのあり方のような事をかなり長く語っていました。「うちのバンドのリーダーも言っておりますが、親しいと、馴れ馴れしさは違うような気がする。 僕らはこういった職業にいますから、みなさんはご存知だけ思いますが、 僕の方は知らないんで、よっ!とか肩叩かれても、こんな顔をしてしまったりします(ムスッとし た表情を作ってみせた)それはなんかしょうがないと思ってますし、 なんかいつも笑顔でいることは僕ははっきりいって出来ない人間で・・・」この時期、べーやんはよくこの手の話題をMCで話してました。友人たちと何か大きなイヤな事があったのだろうかと、話したのを思い出します。そして次の曲の「忘れな詩」に繋がるMCになっていく事が何度かありました。「50くらいになった時に自分が引退という形になった時に、自分も自他共に認めるというか 回りももうやめとけ、見苦しいとそう言われる時になった時に さりげなく「おおきにっ」って感じで終わりたいと思いますけどね。」 それからアメリカレコーディングでの詳しい話を唯一長く話してくれたコンサートツアーでした。「忘れな詩」のピアノを弾いたHargus Robbinsさんは盲目のピアニストでべーやんの思った通りのタッチで演奏してくれた感動を何度か話してました。この「忘れな詩」の、素晴らしいイントロもHargus Robbinsさんがスタジオで即興で作り上げたそうです。Hargus Robbinsさんは81歳で御健在です。「忘れな詩」をソウルフルに歌い上げるべーやんに毎回、心を震わせて聴いてました。B面「風に寄せて」作詞 山本雄二さん 作曲 堀内孝雄さん 編曲 Bergen Whiteこの曲はライブではスタジオバージョンよりもかなりテンポアップして演奏されてました。元々はべーやんが1977年発売の山本雄二さんのアルバムに書いた曲でした。べーやんがソロアルバムに収録する事になって、山本さんはべーやんに合った歌詞に一部書き換えました。山本雄二さんのアルバム「風によせて」には、べーやんは11曲中7曲を作曲しています。中でも「夢追い人」「かすみ草」「限りないあこがれの中へ」の3曲はめちゃくちゃ良い!「限りないあこがれの中へ」は後にべーやんも「ソング・フォーエヴァー」に収録しました。べーやんの歌唱が絶品です!そしてオーボエの音が心に響く。そしてBergen Whiteさんのアレンジが悲しくなるほどに美しく繊細です。
2019年06月20日
1990年代前半に盛り上がりかけた音楽ジャンル。明確な定義はないのですが、元フォークシンガー系が、少し演歌寄りの楽曲を歌ったり、ド演歌シンガーが、ややポップス、フォーク寄りを歌うってイメージです。このCDはその時期ポリスターレコードに所属してたアーティストで構成された企画アルバムです。1曲目「都会の天使たち」堀内孝雄さん & 桂銀淑さん2曲目「愛しき日々」堀内孝雄さん3曲目「Loving You, もう一度」ばんばひろふみさん4曲目「いい女だね」ばんばひろふみさん5曲目「大阪レイニーデー」高山厳さん6曲目「握りこぶしのブルース」高山厳さん7曲目「心凍らせて」高山厳さん8曲目「恋唄綴り」堀内孝雄さん9曲目「三都物語」谷村新司さん10曲目「いい日旅立ち」谷村新司さん11曲目「I Will Follow You」ばんばひろふみさん12曲目「泣いてもいいか」やしきたかじんさん13曲目「たった独りのアンコール」やしきたかじんさん14曲目「東京」やしきたかじんさん15曲目「昴」谷村新司さんこの中で谷村新司さんの3曲は「ニューアダルトミュージック」とはちょっと違う気がする。谷村新司さんのシングル曲の中で、「ニューアダルトミュージック」に無理やり当てはめるとしたら、シングルバージョン「今のままでいい」、「男と女に戻る時 With Tomoko」、「夜顔」辺りじゃないかと思う。「昴」1980年作品だし、「いい日旅立ち」はまったく違うと思う。ギリ「三都物語」が、その中に入っても違和感ないか・・・。「ニューアダルトミュージック」は、堀内孝雄さん「恋唄綴り」と高山厳さんの「心凍らせて」の大ヒットによって少し定着したジャンルのように思う。ここに入ってる「愛しき日々」は少し違うようにも思う。ばんばひろふみさんの「Loving You, もう一度」と、そのカップリング曲だった「I Will Follow You」の2曲は凄く良い曲です。ばんばん作詞、筒美京平さん作曲、船山基紀さん編曲の名曲2曲。「いい女だね」は徳間時代の楽曲。高山厳さんの3曲の中から、だんとつで「大阪レイニーデー」が好きです。この曲は「心凍らせて」の3年前に出したシングルでBOROさんの作った曲。BOROさん本人も翌年、シングルで発売。「心凍らせて」のカップリング曲「握りこぶしのブルース」は芳野藤丸さんの編曲が凄く良い。カップリング曲のこっちの方が好きだった。
2019年06月19日
アリスの武道館公演に行ってきました。通常ツアーのセットリストと違い、休憩なし2時間30分の特別メニュー。何が凄いかって全26曲、40年前の武道館7daysやってた頃に負けないほどのパワーで圧倒された!70歳の3人のオリジナルメンバーのままのアリスが武道館に立って、パワフルに歌い演奏してるのを観られただけでも、これまで生きていて良かったと心底思えた。40年前の「限りなき挑戦」ツアーの頃から、ちんぺいさんはMCで「アリスにも秋が来てゆっくり山を降りていく時季がきます。50歳くらいになった時に 小さなホールでピアノ1本だけで歌ってる、そんなアリスも楽しみです」みたいな話をいろんな会場でしていたけど・・・今、70歳で武道館2days満員にして、それもあの頃と変わらないパワーで歌ってる・・・それもオリジナルメンバー3人とも衰える事なく、あの頃より激しいセットリストでプレイしている。40年前にはきっと本人たちも70歳になった時に「狂った果実」や「エスピオナージ」でシャウトしてるとは想像もできなかったのだろうなぁ。3人ともカッコ良すぎる!まだまだやるよと、ちんぺいさんが言ってくれた言葉が、これからの元気の源になれそうです。ツアーは2020年まで続きます。11月以降のスケジュールもそろそろ発表されると思う。1曲目「LIBRA -右の心と左の心-」2曲目「BURAI」3曲目「今はもうだれも」4曲目「冬の稲妻」5曲目「ジョニーの子守唄」6曲目「君のひとみは10000ボルト」7曲目「涙の誓い」8曲目「夢去りし街角」9曲目「12°30'」10曲目「センチメンタル・ブルース」11曲目「愛の光」12曲目「知らない街で」13曲目「走っておいで恋人よ」14曲目「あなたのために」15曲目「帰り道」べーやんソロ16曲目「風に星に君に」きんちゃんソロ17曲目「それぞれの秋」ちんぺいさんソロ18曲目「秋止符」19曲目「限りなき挑戦-OPEN GATE-」20曲目「エスピオナージ」21曲目「狂った果実」22曲目「帰らざる日々」23曲目「遠くで汽笛を聞きながら」24曲目「チャンピオン」25曲目「さらば青春の時」26曲目「明日への讃歌」今回の再始動は、公演を重ねるごとに二人の声が若くなってきてるように思う。二人のアコギは、今回ピックアップだけじゃなく、マイクで拾ってます。3人だけの演奏だけじゃなく、バンドサウンドの時でもアコギの音が生きてて最高です。今回の特別メニューで、セットリストから外れたのは「黒い瞳の少女」と「街路樹は知っていた」の2曲。新たに加わった曲は「BURAI」「帰り道」「風に星に君に」「それぞれの秋」の4曲。構成は大幅に変更され、武道館で盛り上がる曲順として完璧だと思った。1979年1973年
2019年06月07日
アリスのコンサートツアー2日目観てきました。今日も神戸国際会館の客席の熱気は昨日の初日に負けないほどの凄さでした。3人のパワーは70歳なんて到底思えないほど、熱く力強くて力を十分にもらえました。終演後は友人たちと土佐料理の居酒屋へ。そこで土佐料理を楽しんで、高知県の地酒をいろいろ楽しんでから、三宮の老舗のスナックへ。店のママさんは80歳を超える方で、90歳と80歳代のスタッフが頑張ってるスナック。戦前、戦後の神戸の話や懐かしい話をいっぱいしてから、再びはしごで焼き鳥屋へ。今日はなんだかんだで、かなりお酒飲んだと思う。今日もアリスの3人は最高でした!!毎週のヤンタン(関西で放送してるラジオ番組)を聞いてても分かりますが、3人が心底仲良く楽しそうにやってるので、観てる側も物凄い元気と勇気をもらえる。オリジナルメンバーが、誰一人欠けることなく、それも本当に仲良くやってるのが一番うれしい。アリスは自分にとって他と比べられない特別なバンドなので、今も3人揃ってステージに立ってる事だけで幸せ感じさせてくれる唯一のアーティストです。今日のコンサートのMCで、ちんぺいさんが黄色いマークIIに乗っていたって話。なぜか真夏にエアコンを切って我慢大会のようになり、ザ・ムッシュの章ちゃんが倒れたって話は初めて聞く話だった。モノクロ写真なので、これがそうなのか分からないけど・・・これは今日、語られてた黄色いマークIIなのだろうか。これもちんぺいさんの車だけど、これは白だから、乗り換えて2台目なのだろうか。ネタバレ セットリスト第一部 1曲目「愛の光」 2曲目「知らない街で」 3曲目「走っておいで恋人よ」 4曲目「黒い瞳の少女」 5曲目「あなたのために」 6曲目「街路樹は知っていた」 7曲目「明日への讃歌」 第二部 1曲目「LIBRA -右の心と左の心- 」 2曲目「今はもうだれも」 3曲目「冬の稲妻」 4曲目「ジョニーの子守唄」 5曲目「君のひとみは10000ボルト」 6曲目「涙の誓い」 7曲目「夢去りし街角」 8曲目「12°30' 」 9曲目「センチメンタル・ブルース」 10曲目「秋止符」 11曲目「限りなき挑戦-OPEN GATE-」 12曲目「エスピオナージ」 13曲目「狂った果実」 14曲目「帰らざる日々」 15曲目「遠くで汽笛を聞きながら」 16曲目「チャンピオン」 17曲目「さらば青春の時」 次に関西でアリスが観られるのは、和歌山、東大阪、堺、京都です。細かく回ってくれてうれしい。1972年頃、数字が書かれたTシャツをよく着ていたちんぺいさん。これは『96』これは『32』これは『88』
2019年05月07日
とうとうアリスの再始動ツアーが開始!それも神戸から!5月3日の千葉、市川のゲネプロの時とは明らかに違う熱気に満ちた会場の空気とアリスの3人。何人もの知り合いに久しぶりに会場で出会い、驚きの再会もいくつかあって感動でした。40年前によくアリスのコンサートに行ってた友人たちとの再会が出来たのも、アリスが今でも3人で活動してくれてるからこそです。終演後はいつも一緒にちんぺいさん、べーやんのソロライブに行ってる仲間8人で飲み会。懐かしい話や、今の話など話題が尽きずに楽しく飲みました。明日もまた飲み会はあるけど…^^;令和元年、3人の素晴らしい演奏、歌声が聴ける幸せを噛み締めてツアー初日を楽しみました。45年前に初めてアリスのコンサートを観た神戸国際会館で、3人のアリスを今、観ている事に感動しながら時間があっという間に過ぎていった。神戸国際会館の前で友人をボーッと待ってる時に、周りの景色を見ながら思い出したことがあったので。多分、誰も語っていない、アリスの話をひとつ・・・神戸国際会館から少し南に行った所に神戸市役所があります。そこに、神戸では有名だった「花時計」がありました。昨年、60年近く時を刻んでいた「花時計」が撤去されました。そして、今年3月、元の場所から南へ500mの場所に新たに移転して復活しました。神戸市民なら、この「花時計」は一度は見たことがある有名なシンボルでした。季節ごとに植えられる花が変わり、そこで待ち合わせする人も多かった。実は、アリスも「花時計」という曲を作って歌っています。この曲はレコーディングされる事もなく、ラジオの公開番組などで歌われただけでした。ちんぺいさんも、この曲の存在をきっと忘れていると思うけど・・・。(きんちゃんは完全に忘れてた^^;)「べっこスクエアー」の収録の時などに、ちんぺいさんもこの花時計の前のベンチで本を読んだりしたんじゃないかと想像できる。風通りが良く、日陰になってて気持ちいい空間にこの「花時計」はありました。『花時計』 作詞・作曲 谷村新司さん 編曲 アリス1 髪にこぼれた花びらは 忘れられない贈り物 時には夜明けを告げたって 二人の心は戻らない 大人になって ゆくあなた 私は静かに 待ちましょう2 二つの針が出会うのは きっとつぼみの開く頃 今は黙っているほうが 二人のためかも知れません 大人になって ゆくあなた 私は静かに 待ちましょう3 春はすみれの花言葉 ひまわり揺れる夏の日々 秋にはコスモスひらひらと 枯葉は思い出連れていく 大人になって ゆくあなた 私は静かに 待ちましょう 私は静かに 待ちましょうシモンズのために作った曲じゃないかと思えるような歌詞とメロディーです。シモンズのシングル、1973年6月発売「恋の悩みは不思議なもの」を作った時に候補曲として作られた曲のようにも思える。1971年12月発売の「ふり向かないで」もちんぺいさんの作詞・作曲ですが、この時のタイミングで作った曲ではないと思う。サビの「♪大人になってゆくあなた〜」からべーやんが上のパートを歌ってハモります。曲調は、「ALICE I」に収録されてる「ブラウンおじさん」とほぼ同じテンポで、同じ3拍子です。3パターンのライブ音源がありますが、そのどれも微妙に演奏も違うので、どれが決まりのアレンジかは謎です。2コーラス目から歌い出すバージョンもあるのですが、きっとこの歌詞が正しいように思います。ここからネタバレです。まだセットリストとか知りたくない人は要注意5月3日公開ゲネプロとの違いをまず・・・第二部の「君のひとみは10000ボルト」「涙の誓い」が曲順入れ替え。そして「君のひとみは10000ボルト」の2コーラス目をカット。「♪まぶしすぎる朝に出会った時の そんな心のときめきを 知らぬ間にふりまき消えていった 季節はずれのミストレル」の部分だけですが・・・。「愛の光」のイントロが始まった瞬間に、初めてアリスをこの神戸国際会館で観た時もこの曲から始まったなぁ・・・とその時の光景が浮かんだ。 あの頃は開演前は緞帳が閉まってて、イントロの音と同時に緞帳が上がっていく演出でした。その演出は興奮度が高いと思うけど、今はアリスでもソロでも緞帳を降ろしてる事はほとんどない。緞帳が上がると真っ赤なホリゾントに3人が浮かび上がる演出には興奮でした。1975年頃は2ベルが鳴って客電が少し暗くなって、緞帳の中で1曲、カバー曲を演奏してから緞帳が上がると共に「愛の光」が始まった事も何度かあった。「500Miles」「Seven Daffodils」など、ややゆったりとした曲をイントロダクションとして演奏してました。(フルコーラス歌うのではなく、1コーラスのみだったように思う)中には「Early in the Morning」や「Sometimes I Feel Like A Motherless Child」を歌った時もあったようです。自分はその日に観ることができなかったのが残念。「500Miles」「Seven Daffodils」の2曲だけははっきり覚えてる。「Seven Daffodils」を緞帳の中で歌って、1曲目が「黒い瞳の少女」だった事もあった。神戸初日セットリスト第一部 1曲目「愛の光」 2曲目「知らない街で」 3曲目「走っておいで恋人よ」 4曲目「黒い瞳の少女」 5曲目「あなたのために」 6曲目「街路樹は知っていた」 7曲目「明日への讃歌」 第二部 1曲目「LIBRA -右の心と左の心- 」 2曲目「今はもうだれも」 3曲目「冬の稲妻」 4曲目「ジョニーの子守唄」 5曲目「君のひとみは10000ボルト」 6曲目「涙の誓い」 7曲目「夢去りし街角」 8曲目「12°30' 」 9曲目「センチメンタル・ブルース」 10曲目「秋止符」 11曲目「限りなき挑戦-OPEN GATE-」 12曲目「エスピオナージ」 13曲目「狂った果実」 14曲目「帰らざる日々」 15曲目「遠くで汽笛を聞きながら」 16曲目「チャンピオン」 17曲目「さらば青春の時」 「明日への讃歌」のタンバの音圧は今日も最高でした。「明日への讃歌」は、こうじゃないと!「街路樹は知っていた」の2コーラス目で歌詞違ってたけど、その部分、通常ならちんぺいさんとのハモりだったけど、今回はべーやん一人で歌ってるので、この曲をあまり知らない人には気づかれないまま通り過ぎた^^; 「悲しそうに」を「寂しそうに」と間違えて歌ったのは何度か聴いた事あるけど、「楽しそうに」は初めて^^;新曲「限りなき挑戦-OPEN GATE-」も、ゲネプロの時よりも迫力を増し、感動も倍増!「狂った果実」のべーやんのフェイクと、あの頃のままの歌い方に何度も鳥肌でした。「帰らざる日々」でのちんぺいさんの歌唱も、あの頃に引き戻されるような歌い回しでいつも以上に感動できる「帰らざる日々」でした。手拍子もいつもより遥かに少なくなり楽曲としての良さを噛み締めて聴けるようになってきた。初めてコンサートで「帰らざる日々」を聴いた時の感動が蘇った。シングル発売されて間もなかった頃で、客席は静まり返って聴けた良い思い出。明日ももちろん行きます!WOWOWで6月7日(金)日本武道館公演が生中継されます!
2019年05月06日
ファンクラブ会員のみ観る事ができる公開ゲネプロに行ってきました。16時半開演だったので、余裕で日帰り出来た。この公開ゲネプロは、結構ギリギリに発表されファンクラブのみでの販売。今日の予定がすでに決まってて行けなかった人も多いようです。明後日の5月5日がツアー初日なので、そこに照準を合わせてた人も多く、千葉まで行くのが無理なのも仕方ない・・・。千葉の市川に神戸から行ってみて、以前のアリス公開ゲネプロの座間よりは、断然行きやすかったし時間もかからなかった。ゲネプロという事でグッズ関係の販売はないのかと思いきや、全て取り揃えて販売してました。商品数が多いので、一人一人の購入にかなり時間がかかるので、神戸の初日などは早めに物販コーナーに行くのがおすすめです。自分は、荷物になるので今日はツアーパンフ代わりのMOOK本とマフラータオルやタオルハンカチなどかさばらない物だけ数点購入しました。デザインもなかなか良い物揃いなので、欲しいものだらけです。3人揃ってのアリスを久しぶりに体感して、「やっぱり3人のアリスは良い!」と感動しっぱなしでした。この後、ネタバレ書くので・・・ツアーパンフ代わりのMOOK本。今と過去のアリスがかなり濃い内容で掲載されています。普通のツアーパンフだと思ったら大間違いの、これまでになかったアリスの集大成の本になってます。このツアーに合わせて発売された2枚組のアルバムの楽曲全曲が歌われました。2部構成で、第1部は3人だけのアリスを中心にアコースティックナンバーの嵐!第二部は、誰もが知ってるヒットナンバーを中心に激しいナンバーや新曲も。ネタバレと言っても、すでに、5月1日発売のアルバムタイトルが「ALICE AGAIN 限りなき挑戦-OPEN GATE- THE SETLIST」って事なので誰もが察してると思う^^;第一部1曲目「愛の光」2曲目「知らない街で」3曲目「走っておいで恋人よ」4曲目「黒い瞳の少女」5曲目「あなたのために」6曲目「街路樹は知っていた」7曲目「明日への讃歌」第二部1曲目「LIBRA -右の心と左の心- 」2曲目「今はもうだれも」3曲目「冬の稲妻」4曲目「ジョニーの子守唄」5曲目「涙の誓い」6曲目「君のひとみは10000ボルト」7曲目「夢去りし街角」8曲目「12°30' 」9曲目「センチメンタル・ブルース」10曲目「秋止符」11曲目「限りなき挑戦-OPEN GATE-」12曲目「エスピオナージ」13曲目「狂った果実」14曲目「帰らざる日々」15曲目「遠くで汽笛を聞きながら」16曲目「チャンピオン」17曲目「さらば青春の時」全24曲 全曲ほぼフルコーラスの演奏今回の「明日への讃歌」のPAバランスは、1974年〜1975年に聴いた、あのど迫力を久々に体感して鳥肌でした。きんちゃんのタンバが昔のコンサートでの音量のままPAから出てて最高でした!この迫力のままで「やさしさに包まれて」「熱い吐息」が聴きたい^^;「12°30' 」「センチメンタル・ブルース」は繋げて演奏したけど、ほぼフルコーラスです。この2曲が聴けた事も奇跡のようです。今日はファンクラブ会員のみの客席だったせいもあって「帰らざる日々」の手拍子がほとんどなくてじっくり聴けて、いつも以上に感動しました。弁えてる人が多い事にも感動。手拍子が入らないだけで、こんなに聞こえ方が違うのかと、改めてこの曲の良さに浸ってました。手拍子、どうしてもしたいと思う人はしてもいいと思う。昔、ちんぺいさんがよく言ってた「自分がこの曲が楽しい曲だと思えば、それはきっとあなたにとって楽しい曲」それは昔も今もちんぺいさんは変わってない。リズム的に手拍子したくなる気持ちもわかるけど、自分は楽しい曲だとは思わないので手拍子しませんが…。例えば「青春残酷物語」や「神のマリオネット」で手拍子が起きたとしてもしても、ちんぺいさんは何も言わないと思う。1970年後半頃、なぜか「街路樹は知っていた」を歌う前だけ、ちんぺいさんは「次の曲は手拍子はなしで聴いて下さい」って言ってたのが印象に残ってる。前置きを言わない時に手拍子が始まって、イントロを止めた事もあったほど・・・。2部が「LIBRA -右の心と左の心- 」で始まるのは最高にカッコよかった!「限りなき挑戦」だから「Wild Wind-野性の疾風」を入れてくるかと、タイトルは発表された時は思ったけど「LIBRA -右の心と左の心- 」とは・・・^^新曲「限りなき挑戦-OPEN GATE-」は生で聴くとさらに迫力とカッコ良さに鳥肌でした!今日はゲネプロだったので、本番の神戸初日はさらに緊張感と迫力のあるステージになる事を期待して。5月5日のツアー初日楽しみ! 初めて来たホールでした。東京へ向かう新幹線の車窓から。珍しく、いい感じでくっきりと富士山が見えてたので、写真撮った^^富士山を撮る時は何かいつも、この位置から撮ってるような気がする。トラックがいっぱい停まってるこの場所・・。200km以上のスピードで走ってるので、偶然にしては・・・開演前
2019年05月04日
5月5日神戸国際会館からスタートするアリスの再始動コンサートツアー。今回の再始動に合わせて企画された2枚組のアルバムです。新曲を1曲含む、24曲収録。コンサートツアーのセットリストに入ってる曲をほぼ収録してるそうで、初めてアリスのライブを観る人にもツアーの予習として聴き込めば、会場でより楽しめると思う。全曲24bit 2019年デジタルリマスタリングです!Disc 11曲目「限りなき挑戦-OPEN GATE-」2曲目「知らない街で」3曲目「愛の光」4曲目「走っておいで恋人よ」5曲目「黒い瞳の少女」6曲目「あなたのために」7曲目「街路樹は知っていた」8曲目「明日への讃歌」9曲目「LIBRA-右の心と左の心-」10曲目「今はもうだれも」11曲目「冬の稲妻」12曲目「ジョニーの子守唄」Disc 21曲目「涙の誓い」2曲目「君のひとみは10000ボルト」3曲目「夢去りし街角」4曲目「12°30'」5曲目「センチメンタル・ブルース」6曲目「秋止符」7曲目「エスピオナージ」8曲目「狂った果実」9曲目「帰らざる日々」10曲目「遠くで汽笛を聞きながら」11曲目「チャンピオン」12曲目「さらば青春の時」この選曲を見て、ツアーの雰囲気が浮かんで来る。曲順もこのまま演奏したとしても違和感ない。このCDの曲順のままなのか、曲順は違うのか・・・。休憩を入れて2部構成になるのなら、Disc 1の8曲目までが1部で「LIBRA-右の心と左の心-」からが2部かな。「限りなき挑戦-OPEN GATE-」だけは「LIBRA」の前か、後かって感じだけど。新曲だからDisc 1の1曲目に収録してるだけのように思う。もし「限りなき挑戦-OPEN GATE-」がライブの1曲目だとしたら、2曲目が「知らない街で」には、ならないと思う。でも、ライブの1曲目が「知らない街で」〜2曲目「愛の光」だとしたら2009年ツアーと同じになるけど…。「今はもうだれも」から「君のひとみは10000ボルト」まではメドレー形式にするので、2部の曲数が多くなってるのかも・・・とかも予想できる。「12°30'」と「センチメンタル・ブルース」もセットリストに入ってるなら、かなり貴重な曲になる。「センチメンタル・ブルース」が演奏されたのは、1978年8月29日30日 9月1日の武道館のみ。その時はきんちゃん一人で歌って、ちんぺいさんとべーやんはダンサーでした^^;今回もし、ちんぺいさんが歌うのなら、初めてオリジナルの形でライブ演奏される事になる。「LIBRA-右の心と左の心-」は1981年「謀反ツアー」のオープニング曲で、再始動としては、2010年2月28日に東京ドームで開催されたライブでのみ演奏されました。特にマニアックな楽曲は「12°30'」「センチメンタル・ブルース」「LIBRA-右の心と左の心-」の3曲。「明日への讃歌」も最近演奏されたのは、2013年9月日比谷野音と2010年の東京ドームの2回。「あなたのために」も東京ドーム公演以来かな。2001年1月17日神戸国際会館での「あなたのために」は感動的だった。明々後日には、どうなのかハッキリわかる^^「スナイパー」「つむじ風」はやはり出来ないのか…。ティンバレス使うと、もう一人ドラマーを雇わないといけないから出来ないのか・・・。パーカッション兼ドラマーで良い人いればいいんだけど。きんちゃんがドラム叩いてる間は、パーカッションを演奏してくれたら・・・。
2019年04月30日
1978年4月5日発売「ALICE VI」のA面3曲目に収録されてる名曲です。この曲はそれまでのアリスの楽曲では出てこないような言葉が多く散りばめられある種、異色な作品でした。「栄光への脱出 / アリス武道館ライヴ」に収録された事で有名になった。イントロの前にちんぺいさんが短い詩を朗読して、SEで兵士たちの足音をかなり大きな音で流した事で強く印象付けられた。「1978年 我々は生きている。 自由であるということにも気付かずに生きている。 かつて、この自由という言葉に命をかけて死んで行った多くの若者がいる。 ある者は真の自由のために、そしてまたある者は愛する人を守るために 時代を嘆きながら 戦場に散って行った。 時に時代は優しく 時に時代ほど残酷なものはない」SEで戦闘機の飛ぶ音と爆撃音、そして武器がぶつかり合う音、兵士の足音がどんどんクレッシェンドして爆音になっていく。武道館3日間のあとも、この演出のまま全国ツアーでも披露されました。武道館の時も圧迫感のある迫力のSEでしたが、地方公演になってからさらに音を大きくして恐怖を感じるほどの爆音で兵士の足音と武器がぶつかる音が会場に響いた。「砂塵の彼方」を初めて舞台で演奏したのは、1978年5月28日京都会館でした。この曲を歌う前のMCでべーやんは「まだやってない曲をやります。今日、まるっきし初めてです。」この時はちんぺいさんが休養中で、べーやんときんちゃん2人のステージ。もちろん、詩の朗読の演出はなく、イントロの演奏も武道館以降とは少し違ってました。アルバムでも、この曲の編曲は「ラスト・ショー」が担当しています。この二人のアリスのバックバンドも「ラスト・ショー」だったので、一から練習しなくても出来たと想像できる。「砂塵の彼方」は1978年5月28日京都から、1979年7月28日つま恋でのHOT JAM'79までセットリストに入っていました。(途中、1978年12月13日〜25日のクリスマスコンサート期間のみセットリストから外れた)HOT JAM '79では、詩の朗読とSEの演出はなしで、歌う前のMCは「次の曲、あの〜ステージこういう野外であんまり歌った事がない曲なんですけど、 1回やってみようと思います」「あんまり歌った事がない」は正解で^^; 1979年4月30日滝野ローンステージの野外コンサートで朗読とSE演出ありで一度だけ野外で歌ってます。そうそう1979年になってからは「1979年 我々は生きている・・・」にもちろん変えてました。武道館以降に自分が「砂塵の彼方」を生で聴いたのは、1978年9月30日(土)大阪厚生年金会館1978年10月27日(金)東大阪市民会館1978年10月29日(日)枚方市民会館1979年2月12日(月)大阪府立体育館 13時30分公演 Hand in Hand Concert 1979年2月12日(月)大阪府立体育館 17時00分公演 Hand in Hand Concert 1979年4月30日(月)滝野ローンステージ1979年7月28日(土)つま恋 HPT JAM '797回しか聴けてないのか・・・。中でもHand in Hand Concertでの、「砂塵の彼方」は別格に素晴らしかったと記憶に残ってる。SEの音も最大で怖いくらいでした。 最後のサビで照明が真っ赤に舞台を染めます。この演出は地方公演でもそのまま使われました。LPで聴くと、やっぱり最高です!全アルバム、LPで再発してほしい。180g盤リマスターで。
2019年04月22日
大阪フェスティバルホールでの谷村新司さんのリサイタルに行ってきました。4月5日に東京の国立劇場で観た内容と、そのまま同じでしたが、迫力がかなり違いました。ベードラとベースがズンズン来るのは心地良かった!国立劇場は爆音は出せないので、おとなしめの音ですが、それはそれでしっとり気持ち良い音です。今日のフェスは低音をかなり効かせてて凄い迫力でした。迫力と言えば、ちんぺいさんの歌声! 驚くほどに迫力のある歌唱で30代後半の頃のちんぺいさんの歌声を聴いてるようでした。セットリストは国立劇場と同じ。第一部オープニング (ヨハン・パッヘルベル「カノン」)1曲目「サクラサク」(アルバム「NIHON ~ハレバレ~」4曲目&シングル)2015年2曲目「夏草」(アルバム「半空」Disc1の7曲目)2002年3曲目「つらつらと」(アルバム「半空」Disc1の6曲目)2002年4曲目「三都物語」(アルバム「三都物語」1曲目&シングル)1992年5曲目「風の暦」(アルバム「オリオン13」8曲目&シングル)2006年6曲目「北陸ロマン」(アルバム「NIHON ~ハレバレ~」6曲目&シングル)2015年7曲目「幸福-しあわせ-」(アルバムCD「オールドタイム」ボーナストラック&シングル)1986年8曲目「いい日旅立ち」(アルバム「抱擁」10曲目他 いろいろ収録されてます)1984年他第二部オープニング (ホセ・ラカジェ「Amapola」)1曲目「エデンの夏」(アルバム「人間交差点 ~ヒューマン・スクランブル~」10曲目)1985年2曲目「秋のホテル」(アルバム「輪舞 -ロンド-」4曲目)1989年3曲目「最後のI LOVE YOU」(アルバム「君を忘れない」2曲目)1991年4曲目「今のままでいい」(アルバム「今のままでいい」1曲目&シングル)1987年5曲目「忘れていいの」(アルバム「抱擁」7曲目)アルバムバージョン 1984年6曲目「Far away 」(カバー曲)7曲目「CORAZON」(アルバム「21世紀BEST OF THE BLUE1982→」13曲目他 LIVE盤など)8曲目「群青」(アルバム「海を渡る蝶」7曲目&シングル)1981年9曲目「英雄」(アルバム「獅子と薔薇」2曲目&シングル)1988年10曲目「流星」(アルバム「半空」Disc1の10曲目)2002年11曲目「昴」(アルバム「昴」8曲目&シングル)1980年12曲目「櫻守」(アルバム「生成」9曲目&シングル)1997年13曲目「サライ」(シングル他ベスト盤など)1992年やっぱり何と言っても「幸福 -しあわせ-」と「エデンの夏」が聴けた事が貴重!「夏草」「つらつらと」の半空ナンバー連続も鳥肌でした。アルバム「半空」からだと「魂のゆりかご」「東京綺譚」「半空 Nakazora」「クリムゾン」「Vega」「イカロス」「貘(バク)」が聴きたいな。2002年「半空ツアー」は、ソロでのコンサートツアーベスト3に入る好きなツアーでした。あれほど、新曲ばかり歌ってくれたコンサートはなかったと思う。アンコールの最後が、タイトルナンバーの「半空」だったのも最高だった!今日の「英雄」「流星」の歌唱は凄かった!特に「英雄」は、初めて1989年のツアーで聴いた時の迫力そのままって感じで鳥肌でした。次はアリス! まずは5月3日ゲネプロからです。パンフから1973年「anan」に掲載された写真「ALICE IV」のトラックダウン風景1973年ちんぺいさんが一人暮らししてた部屋「紫陽花」が発売された頃
2019年04月16日
1973年12月25日発売の「ALICE III」のB面ラストに収録されてる超名曲。「青春の影」ってタイトルを聞くと、1974年6月発売のチューリップのシングル曲が浮かぶ人が多いと思うけど、その半年前にアリスも同じタイトルの曲をアルバムラストに収録していました。「ALICE III」B面6曲目「青春の影」作詞・作曲 谷村新司さん 編曲 青木望さん実は自分は「愛の光」「明日への讃歌」よりも、この曲に対する思い入れの方が強い。小学生の頃、アリスの事が良いと思い始めて、初めて生アリスを観たコンサートの本編ラストが「青春の影」でした。ライブ盤にもなってる「アリス・セカンド・ライブ」でも本編ラストにも演奏されてます。そう!ほぼあのままの演出でした。「愛の光」「明日への讃歌」のインパクトも、もちろん大きかったのですが、ライティングのコントラストの凄さや、ギター2本のストロークの迫力、そしてきんちゃんのコンガのお腹にズンズン響く迫力!真っ赤なホリゾントとオレンジ色の照明に舞台が照らされて激しく歌い上げる演出に小学生だった自分は圧倒されてしまった。べーやんがソロで歌う「♪周りの人は変わらずに楽しげにコーヒーを飲んでいる」の部分だけホリゾントが消えて舞台全体が暗い青緑になって世界が一瞬で変わる。そしてアウトロ前のサビ繰り返しで、徐々にテンポアップしていき緞帳が降りてくる。たしかアップライトでホリゾントに3人の影が映し出されてたと思う。演奏は「セカンド・ライブ」の時のアウトロのアレンジと少し違っていました。歌い出しの「♪影をひきずり今日もまた くねった路地をくぐりぬけ 路面電車の駅のそば いつもの店のカウンター」(※「ALICE III」の歌詞カードには「♪風をひきずり」と掲載されていますが、「セカンド・ライブ」の 歌詞カードでは「♪影をひきずり」とちゃんと直されています)ここで描かれてる店は帝塚山三丁目にあった喫茶店「白い家」の事です。ちんぺいさんが昔、ラジオで白い家の話をした時に、この「青春の影」の事も少し話されました。ただ、気になるのは、「くねった路地をくぐりぬけ」の歌詞で、どの道順で「白い家」に行ったのだろうかといろいろ考えたけど、結局よくわからなかった。まさか北田辺から歩いて来る事はないだろうし・・・。針中野まで2駅乗って歩いたのだろうか・・?自分は帝塚山のすぐ近くの玉出に5年ほど住んだ事があって、家から歩いて10分以内だったので何度も「白い家」には行った。その時に、いつもくねった路地をいろいろ歩いてみたけどちんぺいさんがどう歩いたのか謎のまま。歌の中に出てくる路面電車に乗って来たのなら、阿倍野から乗って、帝塚山3丁目で降りたらすぐだからきっと違うルートで来ていたと思う^^;玉出の交差点から帝塚山へ向かう南港通り沿いの坂を歩いていると、いつも頭の中は「♪影をひきずり今日もまた くねった路地をくぐり抜け・・・」とこの曲が延々とグルグル回ってたのは当然ですが…^^;白い家のすぐ近くにある万代池の周りをウロウロとよく散歩した。この「青春の影」を生で聴いたのは、1974年12月29日神戸国際会館と1975年4月20日神戸文化ホールの2回のみです。「ALICE IV」が出て本編ラストが「やさしさに包まれて」に代わってからは「青春の影」は演奏する事はなくなってしまった。「やさしさに包まれて」も「青春の影」と同じくらいに大好きな曲なので、良かったのですが・・・。白い家で思い出したけど、ちんぺいさんファンの隠れた聖地だった、ちんぺいさんが一人で暮らしてたマンション近くにあった喫茶店「さんりんしゃ」「さんりんしゃ」は数えきれないほど通った。ここには、ちんぺいさんのお母様がよく来られてて運が良ければいっぱいお話できました^^;ちんぺいさんの実家も歩いて3分ほどの場所にあって、ファンは静かにそぉーっと聖地巡礼じゃないけど歩いてた人は多いはず。ちんぺいさんが通った小学校、幼稚園、夜にすべり台に寝転がって空を見上げてた公園、「残照」で歌われてる道、など・・・。あ、市場の中のちんぺいさんがコロッケ茶漬けにしてたコロッケ売ってる肉屋さんもあった^^;「さんりんしゃ」の1970年代後半のマッチ。中学生か高校に入った頃だったかにもらったマッチ。ちんぺいさんが一人暮らししてたマンションも、ちんぺいさんの実家もなくなったけど、「さんりんしゃ」は今もあるようです。「青春の影」を聴いて感動したコンサートのチケット
2019年04月12日
今日も谷村新司さんつながりで、ウッディ・ウーの「今はもうだれも」の事を。1969年に発売され、その6年後、アリスがカバーして大ヒットした曲です。ウッディ・ウーは、佐竹俊郎さん(12弦ギター)、岡山勇吉さん(ベース)、星野彬さん(ギター) の、3人組のフォークグループ。1曲目「今はもうだれも」作詞・作曲 佐竹俊郎さんアリスのバージョンを聴いてしまってる人には、かなりだるく感じるかも知れないけど、これはこれで、のんびりとした時代に合ってて味のある音です。アコギ2本とベース、そしてオルガンソロで演奏されててドラムは入ってません。アリスバージョンは,何と言っても矢沢透さんのアレンジ力で激し目のフォークロックの音に創り上げた事で大ヒットしたと思う。当時、コンサートではアコギ2本、きんちゃんのタンバというシンプルな構成で演奏してる事が多かったのですが、これが、バンド演奏のスタジオバージョンよりも遥かに迫力があって毎回、鳥肌でした。「今はもうだれも」をカバーして2年後の1977年全国縦断リサイタル「エンドレス・ロード」はライブ盤として収録されていますが、このバージョンはフォークロックを超えて完全にROCKとして演奏されています。これが最高にカッコいい!翌年の武道館ライブもライブ盤になっていますが、これも完全ROCKアレンジで最高です!3人だけの迫力ある演奏が聴けるのは、1977年8月31日ヤンタンライブです。ちんぺいさんとべーやんの迫力あるボーカルがしっかり堪能できるライブです。そして二人の掻き鳴らすギターストローク。きんちゃんのタンバのカッコ良さもよくわかるライブです。意外と3人だけの演奏の「今はもうだれも」が残っていないのが残念です。バンド演奏としてなら、山ほどライブ音源は残っているのですが・・・。「今はもうだれも」をライブの1曲目に持ってくる事もよくありました。1975年12月30日大阪フェスもそうですが、大きいコンサートなら、1978年12月23日武道館、24日大阪フェス、25日横浜体育館のクリスマススペシャルの1曲目が「今はもうだれも」でした。仰々しいティンパニーの連打の後、ちんぺいさんの「1!2!3!4!」のカウントで始まる。続く1979年1月〜3月のHAND IN HAND CONCERTでも、1曲目「今はもうだれも」でした。このツアーは体育館ツアーでした。1979年7月28日つま恋でのHOT JAM '79での1曲目も「今はもうだれも」が選ばれました。が、その後は、メドレーの中に組み込まれるようになってしまいました。唯一、1981年4月29日滝野ローンステージの野外コンサートの時はメドレーにならずに単体で演奏されました。アレンジはほぼロックンロールのような派手なアレンジになってました。この時のアレンジは1981年6月からの謀反ツアーでのメドレーの中の「今はもうだれも」のアレンジの原型になっていました。B面「おそくはないさ」作詞・作曲 佐竹俊郎さんこの曲も懐かしいフォークソングの典型的な音のように思えます。歌い方やアレンジは、このB面の方が好きです。「ALICE AGAIN 2019-2020 =限りなき挑戦=」コンサートツアーも10月20日まで33本発表されています。2020年まであと何本発表されるのか楽しみです。まだ、大阪はその33本に入っていません。東大阪と堺市は発表されました。細かく回ってくれるのでうれしい限りです。武道館が改装する前にアリスを観る事ができるのもうれしい。アリスのジャケットは途中で変更されました。右の緑色のがオリジナルです。「ALICE IV」のカラーに合わせたのかも知れない。このデザイン、ガロの「学生街の喫茶店」のEPジャケとデザインがそっくりで、自分は何となく気に入ってなかった。意識してるわけじゃないかも知れないけど・・・。デザイナーが同じ人とか・・いろいろ考えられるけど。価格変更と共にレコード番号も変わり、ジャケットも新たなものに差し替えられて良かった。中袋も緑の袋に変わった時期です。1975年のちんぺいさん。「今はもうだれも」を歌っているような気がする写真。Dm押さえてるっぽいので「♪あいしたくいの〜」か2番の「♪たったひとつの」の所か・・・
2019年04月08日
谷村新司さんつながりで今日は美樹克彦さんのフォーク時代のアルバム。四角く切り取られてる部分は、コンサート招待応募券。ちょうどその裏が、べーやんときんちゃんのメッセージだった・・・。美樹克彦さんが本格的なフォークのシンダーソングライターとして活動始めた第一弾アルバム。当時、小学生だった自分は美樹克彦さんと言えば、あの超名曲「大巨獣ガッパ」の主題歌しか知らなかった。「大巨獣ガッパ」の主題歌は小学生の頃、ソノシート聴きすぎ、歌いすぎて、美樹克彦さんの歌い癖まで完璧にコピーしてたように思う。「♪火を吹く島か 空飛ぶ岩か 宇宙の神秘 怪獣ガッパ・・・・・・ ガッパァアアアア ガッパァアアアア ガッパァアアアア ガッッッパァ〜〜」二番の歌詞が大好きで。子供ガッパを取り戻し「翼と翼触れ合うように」に家族3匹で仲良く島へ戻っていくさまを歌っています。美樹克彦さんの歌い回しが最高で、子供ながらに、怪獣映画の主題歌ではダントツに一番カッコ良い曲だと感じてた。「ガメラマーチ」とか「ぼくらのガメラ」とか酷い子供コーラスなのは、子供の自分でもよくわかってた。「ゴジラ映画」には主題歌なんてなかったけど、「やっつけろガイガン」とか「ゴジラのお嫁さん」「メカゴジラをやっつけろ」「ゴジラとジェットジャガーでパンチ・パンチ・パンチ」とか^^;挿入歌などで、「かえせ! 太陽を」だけは別格にカッコいいのは、置いといて、「ロック・ロック・ゴジラ」と「ミヤラビの祈り」だけは良いと思う。それが、1976年9月5日神戸国際会館のアリスのコンサートチケットが、送られてきた封筒の中に美樹克彦さんのコンサートのお知らせチラシと招待申し込みが同封されてた。そのチラシにはアリスの3人からの言葉と写真も掲載されてて、「ガッパ」の人だし、子供ながらに興味が湧いて申し込んだら当選した。それでコンサート行ってみて、思ってた歌謡曲、ロカビリーのような印象とは全く違う、本格的なフォークシンガーの美樹克彦さんにびっくりでした。もちろん「大巨獣ガッパ」は歌ってくれなかったけど…。内心ちょっとだけ期待してたのを思い出す^^;送られてきた三つ折りのチラシ。この中に上のアリスからのメッセージが掲載されています。LPの歌詞カードの中にちんぺいさんからのメッセージが掲載されています。これは、プロモ盤にも同じ文章が掲載されてたもの。こっちの方が読みやすいのでプロモ盤の方を。1枚は当選した招待チケット、もう1枚は購入したチケット。姉と二人で観に行ったので、ペア招待じゃなかったため、1枚はプレイガイドで買った。自由席だったので隣同士に座れた。公演チラシ。同じ日の4時公演はバンバンだった。バンバンも観たかったけど、コンサートのはしごはさすがに小学生では無理だった^^;A面1曲目「走馬燈」2曲目「回想」3曲目「躓き」4曲目「あいつ」5曲目「昔、貴女と」6曲目「青いエピローグ」B面1曲目「妖精」2曲目「白い舗道」3曲目「恋は泥棒」4曲目「4月1日の別れ」5曲目「さよならのとなり」6曲目「伽の国」全曲 作詞・作曲 美樹克彦さん 編曲 惣領泰則さん「喜・怒・哀・楽」 LPジャケットジャケットはあまり良いとは思えない。この裏ジャケの美樹克彦さん本人の写真を全面に出してた方が良かったと思う。フォークアルバムとしてジャケ買いする感じではないような・・・。このLPはコンサート観た後に神戸文化ホールの即売で買った。サインも付いてた。この日の特別ゲストの山本雄二さんからも美樹克彦さんの魅力をたっぷり聴いて、そして生の美樹克彦さんのステージを観て聴いて、感動しました。アリスのオープニングアクトでも、それから何度か観る事もありましたが、いつも歌声は素晴らしかったと記憶しています。A面1曲目「走馬燈」は、アリスの「走馬燈」のカバーかと一瞬思うけど、違う曲です。これが歌詞もメロディもアレンジも良くて、1曲目から引き込まれます。シングルカットしたのは「走馬燈」B面「恋は泥棒」です。プロモ盤としてシングルカットしたA3曲目「躓き」とB1曲目「妖精」もリードトラックとして推してた楽曲です。ラジオでは「躓き」がよく流れてたように思う。コンサートでもこの2曲は歌われました。自分はアリスの「想春賦」っぽい雰囲気のA面ラスト「青いエピローグ」が一番好きです。B面2曲目「白い舗道」も古き良きフォークの世界そのもので惹きつけられる。歌詞カードは美樹克彦さん本人の手書き文字プロモシングル
2019年04月07日
今日はBS-TBSの2時間番組「伝説のグループ アリス再始動SP」を観て、感動に浸ってる中、昨日の「谷村新司リサイタル」で初めてライブで歌った「幸福 -しあわせ-」を改めてアナログ盤でしっかり聴いてました。A面「幸福 -しあわせ-」作詞・作曲 谷村新司さん 編曲 服部克久さんシングル盤のクレジットを見て納得。誰のアレンジだったか、思い出せなかったので昨日から気になってた。この柔らかく優しいアレンジは、服部克久さんでした。昨日のリサイタルでも、スタジオ盤とほぼ同じアレンジで演奏されました。何と言ってもイントロの音色とメロディーから心がほぐれていくような感覚になる。この曲を初めて聴いた時からずっと、自分の頭の中に明確な場面が出てきます。小学2年の11月頃、いつも遊ぶ公園よりかなり遠い公園で友達と遊んでて気がついたら、陽が暮れかかってて一気に不安になり焦った思い出。その時の匂いや肌寒さの感覚など今でもはっきりと思い出せる。自分だけ帰る方向が違ってて、街灯が点き始めたほとんど人も歩いていない道を凄い早足で歩いたと思う。今、そこの公園まで歩いたら20分ほどで着くと思うけど、小学2年にはもっと長く感じてたように思う。この曲の冒頭の歌詞が「♪迷い子の夕暮れに 響く鐘の音は 家路を教える 母の声に似ている」この楽曲1番の歌詞に自分の思い出が重なって、それからこの曲のイントロを聴く度にあの時の肌寒さや心細さを思い出す。急いで歩いて自分がいつも遊んでるテリトリー内に入ってきた時の安堵感は、この曲の言う「幸福 -しあわせ-」なのかも知れない。ちんぺいさんの夕暮れに家路を辿る情景を歌った楽曲は数曲ありますが、そのどれもが自分は、自分に置き換えられてしまう楽曲ばかりなので思い入れが強くなる。その中でも「忘れないで」は、いつ聴いても胸が熱くなる。あんなに言葉数が少ない中で、自分を違う場所、時代へトリップさせてくれる曲なんて他にないのかも知れない。年を重ねる度に「忘れないで」の楽曲の素晴らしさが深く解ってきました。ちんぺいさんの優しい声と、哀愁に包まれてるメロディ・・・。ちんぺいさん以外には書けないと思う世界の一つです。B面「遠くで汽笛を聞きながら」(1986年「素描-Dessin-」バージョン)作詞 谷村新司さん 作曲 堀内孝雄さん 編曲 青木望さん「素描-Dessin-」が発売されアリス時代の楽曲をリメイクする事を、当時の自分は幼さからか強い反発心があって、この曲のリメイクに関してはあまり聴こうとしなかったと記憶してる。青木望さんの素晴らしいアレンジで朗々と歌い上げる「遠くで汽笛を聞きながら」も年をとって聴いてみると素直に感動して聴けてしまう^^;この時、この曲をレコーディングする事を決心したちんぺいさんは軽い気持ちじゃ選曲出来なかったと思うし、かなりの覚悟で挑んだんじゃないかと思う。このアルバムに収録されてる他のアリスナンバーとは、一線を画する楽曲で作詞作曲がちんぺいさんの「帰らざる日々」「チャンピオン」「それぞれの秋」に関してはリレコーディングの違和感は当時もなく「秋止符」「狂った果実」「ジョニーの子守唄」はべーやん作曲だけど一連のヒット曲ナンバーなので、これも特に何も思わなかった。だしで有名な茅乃舎が経営してる「汁や」という所で昨日食事した。六本木、東京ミッドタウンの中にあります。茅乃舎のだしは昔から良く買ってて気に入ってるだしです。そこが出してる店だと言う事で・・・。ちょうど胃腸にも優しそうだし…^^; 前日、飲んでた奴が言える言葉じゃないけど^^;「翡翠汁」です!「翡翠」とか「伽羅」とかの漢字に反応してしまうのは仕方ない^^小松菜のペーストを優しい味のだしに混ぜ込んであって、美味しかった。具も多くて健康的な食事^^鶏団子、大根、じゃがいも、スナップエンドウ、たけのこ、玉ねぎ、小松菜で具だくさん。丼の裏側には高菜漬けがあります。
2019年04月06日
谷村新司さんのリサイタルに行ってきました。今日は朝から天気も良く、国立劇場の周りは桜満開でリサイタル日和でした^^東京から無事帰ってきて一安心。昨夜はきんちゃんのお店で、お酒控えめにして大人数でワイワイ楽しみました。事前に関西のテレビ番組で「CORAZON」は歌うと発表してたので、凄く楽しみにしてました。今回の「CORAZON」は期待以上の感動!あまりセットリストに入ってこない曲も多かったし、初めてコンサートで歌う曲もあり、マニアックなファンもライトなファンも両方楽しめる構成になってたと思った。ちょうどいいバランスなのかも。(自分は全曲マニアックな曲だけのライブもいつかやってほしいけど…)セットリスト ネタバレ第一部オープニング (ヨハン・パッヘルベル「カノン」)1曲目「サクラサク」(アルバム「NIHON ~ハレバレ~」4曲目&シングル)2015年2曲目「夏草」(アルバム「半空」Disc1の7曲目)2002年3曲目「つらつらと」(アルバム「半空」Disc1の6曲目)2002年4曲目「三都物語」(アルバム「三都物語」1曲目&シングル)1992年5曲目「風の暦」(アルバム「オリオン13」8曲目&シングル)2006年6曲目「北陸ロマン」(アルバム「NIHON ~ハレバレ~」6曲目&シングル)2015年7曲目「幸福-しあわせ-」(アルバムCD「オールドタイム」ボーナストラック&シングル)1986年8曲目「いい日旅立ち」(アルバム「抱擁」10曲目他 いろいろ収録されてます)1984年他第二部オープニング (ホセ・ラカジェ「Amapola」)1曲目「エデンの夏」(アルバム「人間交差点 ~ヒューマン・スクランブル~」10曲目)1985年2曲目「秋のホテル」(アルバム「輪舞 -ロンド-」4曲目)1989年3曲目「最後のI LOVE YOU」(アルバム「君を忘れない」2曲目)1991年4曲目「今のままでいい」(アルバム「今のままでいい」1曲目&シングル)1987年5曲目「忘れていいの」(アルバム「抱擁」7曲目)アルバムバージョン 1984年6曲目「Far away 」(カバー曲)7曲目「CORAZON」(アルバム「21世紀BEST OF THE BLUE1982→」13曲目他 LIVE盤など)8曲目「群青」(アルバム「海を渡る蝶」7曲目&シングル)1981年9曲目「英雄」(アルバム「獅子と薔薇」2曲目&シングル)1988年10曲目「流星」(アルバム「半空」Disc1の10曲目)2002年11曲目「昴」(アルバム「昴」8曲目&シングル)1980年12曲目「櫻守」(アルバム「生成」9曲目&シングル)1997年13曲目「サライ」(シングル他ベスト盤など)1992年「CORAZON」は別格としておいといて・・・今回のリサイタルは何と言っても!「幸福-しあわせ-」と「エデンの夏」の2曲が超貴重!!「幸福-しあわせ-」は、リサイタルで歌うのは初めてです。「エデンの夏」もめちゃくちゃ久しぶりに歌ってくれた感じがする。「半空」からの「夏草」「つらつらと」も久しぶり!特に「夏草」は2002年ツアー以来じゃないかな。「半空」からなら、もっと聴きたい曲が山ほどあるんだけどなぁ・・・。「今のままでいい」「英雄」「櫻守」もちょっと久しぶりのセットリスト入り。「風の暦」も久しぶりかな。何度聴いても名曲です。その他は、よく歌う曲。とにかく「幸福-しあわせ-」と「エデンの夏」の2曲、そして「CORAZON」だけでも大満足でした。曲数がいつもより少なめに思えるのは、15分もある「CORAZON」を歌ってくれてるからです。全21曲。ちんぺいさんの声は絶好調で、アリスのどの曲でも問題なし!って感じでした。国立劇場の前の桜は強い風に散り始めていました。無料配布のパンフレットアリスの武道館公演のチラシが!終演後、会場で枚数限定で先行発売していました。
2019年04月06日
アリスの名曲を豪華なミュージシャンで演奏。アレンジは全曲「新川博さん」です。アリスの楽曲のインストアルバムは、いろいろ多く出ていますが、このアルバムは演奏を十分楽しめるアルバムです。A面1曲目「ラ・カルナバル」2曲目「帰らざる日々」3曲目「遠くで汽笛を聞きながら」4曲目「冬の稲妻」5曲目「ハドソン河」B面1曲目「チャンピオン」2曲目「秋止符」3曲目「今はもうだれも」4曲目「狂った果実」5曲目「さらば青春の時」選曲はかなりベタですが、ま、それは仕方ない。「ハドソン河」だけ、ややマニアック。Key 新川博さんE,G 松原正樹さんA,G 吉川忠英さん、安田裕美さん、鳴海寛さんBass 伊藤広規さん、長岡道夫さんDrum 青山純さん、島村英二さんPer 斎藤ノブさん、PeckerさんSax Jale H.Concepcion、 渕野繁雄さんSteel G 今剛さん他、ホーンやストリングスも強力布陣で演奏しています。どの曲も楽曲のイメージを壊す事なく、おしゃれにアレンジされています。「ラ・カルナバル」のイントロコーラスなんかは、一瞬オリジナルをサンプリングしてるのかと思ってしまうほど近く作られてますが、「帰らざる日々」のバース部分のトランペットミュートの演奏は鳥肌です。「ハドソン河」の演奏も凄く良い!「遠くで汽笛を聞きながら」のブルースハープ演奏も最高です。松田幸一さんではないですが…。「さらば青春の時」のインストはかなり多くありますが、これがベストかも。アリスに関係するレコードはインスト物でもほとんど買って聴いてますが、ガッカリする物も多かった。サンプル盤多分、このアルバムが全曲アリスの楽曲のインストアルバム。1978年発売。ジャケットで買ってしまったけど・・・。このアルバムは、アリスのレコーディングでも多く演奏してるし、編曲も多く担当してる石川鷹彦さんの監修だし、オリジナルの演奏も聴けるので、よく聴いたアルバムです。1979年発売このアルバムの事は前にも書いてます。CD化もされてます。きんちゃんが指揮して収録したアルバム。
2019年03月24日
1979年7月28日(土)静岡県掛川市 つま恋多目的広場で開催された音楽イベント。出演アーティストは、「アリス」「ツイスト」「南こうせつ」「大久保一久」「大友裕子」「海援隊」「桑名正博&Tear Drops」の7組でした。このイベントはNHKがテレビ収録しましたが、かなり短縮した形で放映され、NHK-FMでも何度か特集され放送されましたが、完全ノーカットでの放送はありませんでした。<この日の事を詳しく初めて書くけど、かなり長くなりそうなので、これまで書かなかった^^; ツアーとツアーの狭間でセットリスト入れ替えギリギリのライブです。>開場10時、開演13時、終演19時の本番6時間のライブに7バンドは当時、多すぎると思ってましたが、今では普通なのかも。チケット大阪イベンター企画のバスツアーで行ったのですが、朝6時半神戸駅集合でバスが発車したのは確か7時前だったと思う。関西からはサモン・ミュージックファクトリーと音楽舎の2つのイベンターがバスツアーを企画してました。普通に考えて7時に神戸から高速乗って開場時間の10時に掛川に着くのなんて完全無理。当日、道が混んでたのかどうか覚えてないけど、会場に着くと13時過ぎてた。1バンド目の「桑名正博&Tear Drops」が最後の曲「セクシャルバイオレットNo.1」を歌い始め、それを聴きながら自分たちが観る場所をウロウロ歩きながら決めたように思う。もう、前方には絶対行けないほどにかなりギッシリと詰まっていた。チラシのイラストほどではないにしろ、かなり後ろから観てた。少しずつじわじわと前に行って、アリスが始まる前には真ん中辺りまで前進できてた^^;チラシアリスは、1979年8月1日北海道真駒内アイスアリーナを初日に新しいツアーが始まる4日前にこのイベントがあったので、セットリストは8/1からの「限りなき挑戦ツアー」の中からの短縮版になるのか、4月30日までのツアーのセットリストの短縮版でやるのか、まったく読めなかった。(5月〜7月は、アリスとしてのライブはなく、べーやん初の大規模全国ソロツアーとちんぺいさんは アダモとのジョイントコンサートツアー。あとはラジオ番組関係のイベントのみ。)新しいセットリストに期待してましたが、結局、4月30日兵庫県滝野ローンステージでの大規模野外コンサートの短縮版でした。その時すでに発売されてた「ALICE VII」のアルバム曲は1曲も聴けなかった。その4日後の北海道真駒内アイスアリーナからは「WILD WIND」「逃亡者」「12゜30'」「未青年」「ゴールは見えない」「秋止符」「美しき絆 -Hand in Hand-」と一気に7曲の新しい曲がセットリスト入りした。7/28つま恋の時点で、新しい曲は演奏できるはずだったと思うけど、あえて新しい曲を1曲も入れなかったのは不思議。「スナイパー〜つむじ風」という大人気メドレーは、この「HOT JAM '79」以降は演奏される事はなかった。メドレーは「スナイパー〜最後のアンコール」「スナイパー〜南回帰線」となり、1978年武道館ライブ「栄光への脱出」から演奏された「スナイパー〜つむじ風」のメドレーは、この日が最後でした。イントロダクション Over The Rainbow1曲目「今はもうだれも」2曲目「ジョニーの子守唄」3曲目「夢去りし街角」4曲目「誰もいない」5曲目「スナイパー〜つむじ風」6曲目「砂塵の彼方」7曲目「この空の下」8曲目「遠くで汽笛を聞きながら」9曲目「チャンピオン」イントロダクションの「Over The Rainbow」は、ティンパニー連打からアリさんのブルースハープの演奏。このイントロダクションは1979年2月10日中野サンプラザからスタートした「ALICE HAND in HAND CONCERT」のオープニングそのまま。「ALICE HAND in HAND CONCERT」は中野サンプラザ、大阪府立体育館、広島県体育館、札幌スポーツセンター、横浜市文化体育館、宮城県民会館、愛知県体育館、福岡九電記念体育館で開催された大規模ツアー。(東京、大阪、横浜、宮城は昼夜2回公演でした。)1曲目「今はもうだれも」ライブの1曲目が「今はもうだれも」になったのは、1978年12月武道館、大阪、横浜市文化体育館でのクリスマススペシャルから。ホーンセクションが入ったのは1979年2月「ALICE HAND in HAND CONCERT」から。「♪今はもうだれも〜〜(踊ってええで〜) 愛したくないの〜(もっと踊って〜)」とバリバリの関西弁でちんぺいさんが叫ぶのもかなり珍しい^^;2曲目「ジョニーの子守唄」「今はもうだれも」からこの曲の繋ぎできんちゃんのドラムのみでちんぺいさんの煽りが入る。演奏はホーンセクションをかなり多用したバージョン。3曲目「夢去りし街角」この曲を歌う前にちんぺいさんのMCは「ちょっと古い曲になりますけど、一応、今一番新しい曲なんで、新曲という事で始めたいと思います。もう聞き飽きてうんざりしてる人も多いと思いますが、一応、新曲!っていう雰囲気で聴いていただきたいと思います。夢去りし街角」テレビやFMではこの曲はほとんどカットになってる。一度だけFMで流れたけど。この時の「夢去りし街角」がほぼ封印されてる理由は・・・歌詞をかなり間違ってて、それも二人でハモる所ばかりなので、二ヶ国語放送みたいでした^^;べーやん 「♪ もう泣かないで 悲しまないで 傷ついて涙も枯れて」 (正しくは「折れるほど抱きしめてみても」)ちんぺいさん「♪ もう泣かないで 悲しまないで 折れ…・・・・・・」べーやん 「♪・・・・らない あの日あの時 かけがえのない季節だった」ちんぺいさん「♪… 戻らない 」べーやん 「♪ 街には〜〜ゆうぐ… じを急ぐ人が」(正しくは「街には家路を急ぐ人が」)ちんぺいさん「♪ 街には〜〜 家路を 急ぐ人が」2番も・・・べーやん 「♪ 愛の喜び 夢に描いて 涙も涙も」(正しくは「傷ついて 涙も枯れて)ちんぺいさん「♪ 愛の喜び 夢に描いて き… 涙も枯れて〜」8月からの新ツアーでもこの曲セットリストに入ってるけど、ここまでグダッたのは珍しかった。新ツアーのリハーサルと、このイベント用に組んだセットリストの練習で頭がゴチャゴチャになってたのかもと、友人たちと話したのを思い出す^^;4曲目「誰もいない」この曲を歌う前のちんぺいさんのMCは、凄い人数が入っている事の話と、前日の出演者全員でミーティングした話、そして初期の客席に人がほとんどいなかった頃の話から、「誰もいない」に繋げる。この日はPAがかなり不安定で急に大きくなったりと変だった。演奏は、いつも通りのアコギ2本、ボンゴでの演奏に3番頭からオルガンが入って、3番のサビ後半から派手にドラムとベースが入ってくる少し珍しいアレンジ。5曲目「スナイパー〜つむじ風」「こんな曲でフィーバーしてみようかな」と当時らしいMCで派手に始まった。イントロのきんちゃんのティンバレスのソロ演奏はかなり長め。この時の「スナイパー〜つむじ風」が、一番カッコよかったかも。会場の盛り上がりも強烈でした!アリスはこの次の月には武道館7日連続+横浜スタジアムでのチケットを完売させ、チケット買えなかった人が続出するほど、アリスのライブを求める観客の数は凄い時期でした。「つむじ風」の間奏ではきんちゃんのティンバレスのソロがかなり長い時間ありました。そして、その次にベースの富倉安生さんのスラップ奏法入れまくりのベースソロが約2分間。ベースソロにしたらかなり長い演奏だと思う。次のブラスセクションソロ前で何かブラスにアクシデントがあってベースソロを伸ばすサインが出てたのかも知れないと思ってしまうほどでした。この時の「つむじ風」のブラスセクションアレンジは8月からの「限りなき挑戦」ツアーのアレンジそのままでした。このアレンジ出来てたのなら「WILD WIND」〜「つむじ風」でも問題なく出来たと思う。6曲目「砂塵の彼方」この曲の前のちんぺいさんのMCは、凄い関西弁でした「おおきに きのう、夜おそぉから えー並んでくれやった人がずいぶんたくさんいてはって 僕らも途中で見に行ったんですけど、雑魚寝でみんな蚊に刺されたり虫に刺されたりで みんな大変やったと思いますけど、その分、頑張るし・・。次の曲、あのーこういう野外で 歌ったことがない曲なんですけど、1回やってみようかなと思います。 つま恋、こうやってこうせつとか、ツイストとか桑名とか大友さんとか大久保くんとか、海援隊 とか、一緒にやろうって言い始めた時に凄くナンセンスとか、いろんな声が上がりました。 やってから後で失敗やったら間違いやったと、そんなんもえーんちゃうんかなと思います。 えー、砂塵の彼方って曲を」うーん、「砂塵の彼方」は野外ステージの兵庫県滝野ローンステージで25000人の前で演奏してる。(1979年4月30日)この曲は人気曲なので、曲紹介でも、歌い始めでも拍手が凄く起きてた。滝野の時は「武道館ライブ」と同じ演出で演奏されました。この日は、アリさんのブルースハープをそれまで以上にフィーチャーした形でアレンジされました。7曲目「この空の下」この曲の前のちんぺいさんのMCも関西弁多め。「おおきに たまにこうやって歌うと 空があるのがびっくりするね。 今まで天井あるとこばっかりやったから… 良かったら次の歌… 1曲くらい前、見やんと聴いてもええんちゃうんかなと思うんやけど、どやろ? 上、見て聴けるかな? 雨降ってるかも分からへんけど、 よっしゃ、ほんなら、空見て聴いてください。 あのーこの空が全部、東京とか大阪とか、果てはフランスとかアメリカまで繋がっています。 そんな感じで歌います。この空の下って曲を」このMCは、これも4月30日滝野での野外コンサートの時の物とほぼ同じです。滝野の時の方が関西弁少なかった不思議^^;「前、見やんと」の「見やんと」は奈良弁だったような気がする。ちんぺいさんは、大阪の河内長野出身なので、比較的、奈良の近いから「見やんと」なのだろうか?「ほんなら」もかなりベタベタな関西弁です。「ほなら」と「ほんだら」と「ほんなら」の3種類あって、どれも同じ意味です。最近は「ほな」って短くしてるのが一番多いかも。「さよなら」とか「バイバイ」の代わりに「ほなな」とか「ほなね」とかよく聞くし、自分も自然と使ってるのかも知れない。ちんぺいさんは、これまでの言動を聞くと「ほんなら派」のような気がする。「ほんだら」と言ってるのは聞いた事ないかも。べーやんは「ほんだら」って言ってたような。きんちゃんは「ほんだらって何なのよ〜」って大笑いしそう。8曲目「遠くで汽笛を聞きながら」この日のアレンジはちょっと不思議なアレンジです。この日の4日後から始まる「限りなき挑戦ツアー」でのアレンジにかなり近いけど、微妙に違っています。イントロは「限りなき挑戦」のアレンジですが、2番と3番の間の間奏に関しては、この日しか聞いた事ないようなメロディのギターソロアレンジって感じでした。4日後からの「限りなき挑戦」では、ここはノスタルジックなメロディのブルースハープソロになっています。そのアレンジは1980年夏のツアーまでの長期間使用されました。1980年9月3日大阪から、その部分のソロはPad系キーボードのソロに変わりました。1980年12月からまたアレンジが変わり、その部分のソロはグリッサンドを多用したハモンドオルガンのソロになりました。9曲目「チャンピオン」最後のMCは、このイベントスタッフに向けての感謝の言葉。ちんぺいさんのガナリ度は、レベル10うち、MAXの10でした^^;まだ、この頃のテンポはスタジオ版の少し早いくらいでした。1979年秋のツアーの頃から、口回らないんじゃないかと思うほど、物凄いアップテンポになってました。自分はあまり速過ぎない方が好きでした。二人のギターストロークが聞こえないほど速いのは好きじゃない。「木枯らしの街」のストロークよりも、もっともっと速い事になってた。そういえば「木枯らしの街」・・・次のツアーでやってほしい。ギターもコンガもかなり大変だと思うけど・・・。まだまだ書いておきたい、アリスのコンサートはあるのですが、もの凄く長くなるのが分かるので、先延ばしにしてしまう。チラシ裏バスツアーのチラシ往復のバス代とチケット代合わせて7600円。この頃でもかなり安い設定だったような気がする。開演前にちゃんと着いてくれるのなら・・・^^;帰りは自分たちが乗るバスを探すのが大変で、バスツアーの客はパニクってた人も多かった。霧雨のような弱い雨が何度か降ったりしてたので、かんかん照りでの暑さの心配はそれほどなかったけど、帰りのバスではグッタリとすぐに熟睡したように思う。HOT JAMの前日が吉田拓郎さんの篠島でのライブで、2つのイベント抱き合わせのツアーもありました。これもかなり安い設定。バス往復、ホテルで一泊二食付きで、さらに2つのライブのチケット代込みで25000円。
2019年02月26日
谷村新司さんが作詞、作曲したテレビまんが「大草原の小さな天使ブッシュベイビー」の主題歌。1曲目「APOLLO」作詞・作曲 谷村新司さん 編曲 佐孝康夫さん 歌唱 沢靖英さんこの曲は「谷村新司 CONCERT TOUR 2016 ~ アルシラの星 ~」の時に初めて本人が歌いました。このCDのアレンジよりも更にHEAVYな演奏になっていました。主題歌アレンジはちんぺいさんの曲をずっと聴いてきた人なら、ちょっとニヤッと笑ってしまう物。アルバム「獅子と薔薇」の1曲目「獅子の時代」のイントロと似過ぎている^^;このマンガは観た事ないけど、アレンジがちょっと勇ましすぎるような感じ。ロボットが出て来るマンガのような雰囲気がするアレンジ。2曲目「鳥になる」作詞・作曲 谷村新司さん 編曲 佐孝康夫さん 歌唱 岡本麻弥さんエンディングテーマだった曲。ちんぺいさんらしい優しいメロディのバラードです。今年の国立劇場でのリサイタルは「CORAZON」とタイトルが付いたので、名曲「CORAZON」を歌ってくれるのかも知れない。
2019年02月24日
ブラザーズ5のシングルが発売されました。ブラザーズ5は、杉田二郎さん、堀内孝雄さん、ばんばひろふみさん、高山厳さん、因幡晃さんの5人で結成した活動開始から5年目のユニットです。1曲目「君に会えて…会えてよかった」作詞 石原信一さん 作曲 馬飼野康二さん 編曲 和田笑店さんやさしく柔らかな曲です。作詞の石原信一さんは吉田拓郎さんにも多くの歌詞を書いてますが、自分的にはやっぱり!ビューティペアの「かけめぐる青春」「真っ赤な青春」「青春にバラはいらない」の青春三部作が、まず頭の浮かぶ。浅草のマキ上田さんの釜飯屋に行って、サインもらって、話も出来た事を思い出す。その上、ジャガーの「愛のジャガー」の作詞も石原さんです!優しい歌詞に美しいメロディが印象的な楽曲です。いきなり杉田二郎さんの声から始まるインパクトの大きさも凄くいい!杉田二郎さんの声は昔から個性が強くて何人かで歌ってる中でもすぐにわかる。ヒューマン・ズーで歌ってる時も二郎ちゃんの声だけはクッキリ浮き上がって聞こえる。「出家とその弟子」は何百回聴いても惹きつけられる曲です。「出家とその弟子」の二郎ちゃんのパートで「おぼえてへんなぁ」と「もう行ってええか」と「そんなに言うんやったら、これでいこか」のセリフは何百回聴いても顔がにやけてしまう。多分、これまで曲を聴いて笑った回数なら「出家とその弟子」がダントツに一番多いと思う。今でも聴いたら、絶対に何箇所かは笑ってしまう。杉田二郎さんと北山修さんの強烈な個性がぶつかり合ってる最高の楽曲だと思う。自切俳人のゴールデン・アルバムの中でも「ハエ・ハエ・ハエ」と「出家とその弟子」の2曲が一番回数を多く聴いた曲だと思う。いつか、自切俳人とヒューマン・ズーの再結成ライブやってほしい。もういなくなった人もいるけど・・・。2曲目「吹く風まかせ ~Going My Way~」作詞 石原信一さん 作曲 馬飼野康二さん 編曲 和田笑店さんこの2曲目の方が好きかな。何となく進藤さとひこさんが参加した頃のザ・ナターシャー・セブンっぽい雰囲気。城田じゅんじさんがバンジョー弾いてるかのような錯覚してしまう。自分にとって杉田二郎さんのイメージはジローズではなく、宵々山コンサートの参加メンバーとしてのイメージと「地球のどまんなか」の全国ツアーの印象が強すぎる。この曲は歌い出しが堀内孝雄さんです。そしてバンバンが歌い継ぐ。今のこの5人のハーモニーには、どんな美しいハーモニーのアカペラグループでも出せない深みと渋さがあって温かい気持ちになれます。初回限定のDVD付きはおすすめです。この2曲のMVと5人の座談会的なトークがたっぷり収録されています。
2019年02月08日
1998年11月発売の堀内孝雄さんのシングル。1曲目「カラスの女房」作詞 荒木とよひささん 作曲 堀内孝雄さん 編曲 川村栄二さんこの曲は2004年にニューバージョン「カラスの女房」も発売。ニューバージョンは、このオリジナルよりもかなりメロウなアレンジになっていて柔らかい印象。自分は、このオリジナルのアレンジの方が好きですが。2曲目「冬が終って」作詞 谷村新司さん 作曲・編曲 堀内孝雄さんこの曲はアリスのファーストアルバムのA面2曲目に収録されてた曲のセルフカバーです。そして、べーやん本人が編曲しています! 凄く良いアレンジです。アリスでは、この曲のリードボーカルはちんぺいさんです。サビの上のパートをべーやんが歌ってました。この曲がカップリング曲に入ってる事を知った時は、べーやんの声でこの曲が聴けるのが凄く楽しみで発売が待ち遠しかったのを思い出す。アリスの「冬が終わって」のイントロは「冬の星座」の歌い出しのメロディーをグロッケンで2小節鳴らしてからアコギのアルペジオに繋がるアレンジです。「冬の星座」で思い出したけど、このアリスファーストアルバムの時点でちんぺいさんは「昴」を作る運命だったのかもと考えてしまう。「冬の星座」の2番の歌詞に「♪オリオン舞い立ち スバルはさざめく〜」とあります。昴の「♪ 嗚ゝさんざめく 名も無き星たちよ」に繋がっていったのかもと。べーやんの1998年アレンジは、ドラマチックな演出から始まります。クリスマスを彷彿させる鈴の音と街の雑踏、そしてストリングスの寂しげなメロディ・・・アリスのバージョンよりもキーを上げています。間奏のギターソロも抜群に良いし、サビのアレンジも最高です。べーやんもアリスの時に聴かせる声で歌ってます。この曲のライブバージョンは『アリス ファーストライブ」に収録されています。ライブバージョンは、イントロのグロッケンをストリングスに変えて演奏しています。テンポはスタジオバージョンよりも少し速めです。この前、発売したばかりの「ALICE LIVE BOX」なら最新リマスターの良い音で聴くことができます。
2019年01月06日
アリスの2019年再始動ツアーの事が少しずつ明らかになってきました。ファンクラブでは第一弾の日程も発表されました。『ALICE CONCERT TOUR 2019-2020 限りなき挑戦』と題されたツアーです。限りなき挑戦と言えば、1979年夏の大規模な全国ツアーのタイトルです。敢えてそのタイトルを今使う事に何か今まで以上のワクワク感を感じます。今でしか出来ない、新たな「限りなき挑戦」を感じさせてくれそうで楽しみです。第一弾発表では25公演が発表されましたが、2020年まで続くロングランのツアー、大都市だけじゃなく細かく全国津々浦々回ってくれそうです。アリスらしいと言うか、地方でしか観る事が出来ないファンに対しての思いやりはいつも感じます。大御所になると、どうしても大都市何ヶ所かになって、地方の人はそこまで観に来い的になってしまう。70才になった二人と、70才になる一人が、各地方へ会いに来てくれるのは凄い事だと思う。前回の再始動の時は47都道府県全て制覇して、さらに多くの追加公演までしてくれました。今回は期間が長いので、前のような過酷なツアーにはならないように思います。が、それでも第一弾の25本だけでも凄い事。この25本の中にまだ発表されていない大都市も残ってます。一般発表もきっともう少しすればあると思います。それで、ライブ盤「限りなき挑戦」をじっくりと聴いてました。11月に発売された「ALICE LIVE BOX 1972-1981」の中にもちろん入ってます。今年、初めてアリスのライブを観ようと思った人には特におすすめのBOXです。デビュー直後の初々しいライブから1981年活動停止の11月7日後楽園球場でのライブまでアリスのライブの歴史のほとんどが聴けます。自分は、あとここに1975年冬のリサイタルと1977年クリスマス時期のトワイライト・タイム コンサートと、1978年冬の(武道館、大阪フェス、横浜)が、ノーカットライブレコーディングされてたなら、それを加えればほぼ完璧なんじゃないかと。(1979年冬の「永遠に捧ぐ」から始まるレアなコンサートツアーもオフィシャルで残しておいてほしかった)ALICE LIVE BOXは、12枚のCDと1枚のDVDが入って18000円と超お得です。今日はCDで聴かずに、LPで裏返したり、盤を変えながら聴いてました。昔、もらった見本盤で、一度も針を落とさずに保存してたのを思い出して、初めて針を落とした。まったくスクラッチノイズもなく、びっくりするような気持ち良い音で楽しめました。このライブ盤の唯一残念な所は「ゴールは見えない」をカットしてしまってる所です。ただ、このライブ盤では聴けないけど、このツアーをロードムービー風に記録した映画「美しき絆」の中では「ゴールは見えない」が聴けるし、観られます!「ゴールは見えない」のライブバージョンの迫力はスタジオ録音の何倍も凄かった。ちんぺいさんにもべーやんにも高音パートがあって凄い迫力で二人のバトルのような歌唱でした。Disc 1A面1曲目「オーバーチュア (チャイコフスキー ピアノ協奏曲第1番)」2曲目「Wild Wind -野性の疾風- 」3曲目「つむじ風」4曲目「逃亡者~Young Man (YMCA)」5曲目「夢去りし街角」6曲目「おまえ」7曲目「12°30'」B面1曲目「帰り道」2曲目「明日への讃歌」3曲目「メドレー: 冬の稲妻~君のひとみは10000ボルト~今はもう誰も~涙の誓い」4曲目「未青年」5曲目「秋止符」Disc 2A面1曲目「忘れな詩」2曲目「あなたがいるだけで」3曲目「陽はまた昇る」4曲目「遠くで汽笛を聞きながら」5曲目「チャンピオン」B面1曲目「帰らざる日々」2曲目「美しき絆 -Hand in Hand-」改めてアナログ盤でじっくり聴いて、この時代のライブ盤と思えない丁寧なMIXと素晴らし良い音で収録されてる事に驚く。CDのリマスター盤ではさらに音の分離がくっきりして迫力ある音になっています。臨場感って点だけで言えば、アナログ盤の方が楽しめるような気がするけど。この時期にしかライブ聴けなかった曲も多く収録されてます。「逃亡者」「12°30' 」「未青年」「忘れな詩」など。「忘れな詩」はベーヤンのソロ曲ですが、その後、ソロのツアーでもあまり歌う事がなかったので貴重なライブバージョンです!ライブ盤ではMCの多くがカットされてます。武道館7daysや横浜スタジアムの時は、会場が大きいのでMCも短めでしたが、大阪フェスティバルホールで観た時はMCも多く3時間超えのライブでした。ライブ盤では完全にカットされていますが、7曲目「12°30'」を歌う前のMCがめちゃくちゃ面白くて長かった。ここのMCは、大阪3日間では少しずつ違ってましたが、「ゴールが見えない」を歌い終わり、ベーヤンか話し始めると決まってたMCでした。「ゴールが見えない」を歌い終えると、べーやんは「ゴールは見えない」のサビの上のハモりのキーの高さの事をよく話してました。その部分を何度も歌ってみて、みんなを笑わせてみたりしてました。次の話題は映画の話題か、ご当地の食べ物でした。そこで、べーやんがちんぺいさんに話をふっていきます。べーやんはちょうど「スーパーマン」を最近観た時で、そのコスチュームの話などを面白おかしく話し、ちんぺいさんときんちゃんに「二人は最近どんな映画観ましたか?」とふります。ちんぺいさんは「チャンプ」を観て感動した話や、きんちゃんは「エイリアン」を観た話しなど。「12°30'」は、ステージのセンターに3人が椅子を並べて歌います。なので、その前のMCもどんどん長くなります。(大阪はどの公演も10分以上のMCでした)「12°30'」歌う直前にちんぺいさんはよく「ここからは、今までにないアリスを聴いていただきます。3人でハモリます。」と話し、オフコースのような綺麗なハモりとは違う我々独自のハモりを・・・とか話し客席を笑わせてから、あの渋い曲「12°30'」を歌いました。映画「美しき絆」ではツアー初日の札幌の音なのですが、大阪公演では、アレンジが少し変わっていました。6曲目「おまえ」を歌い終わり、次の「ゴールは見えない」の間のMCもライブ盤ではバッサリカットされています。ここの部分のMCは、映画「美しき絆」の撮影秘話や失敗談など、そして「ゴールは見えない」についての話に。マラソンのランナーの事など。アンコール1曲目に収録されてる「帰らざる日々」ですが、武道館までは「帰り道」「明日への讃歌」の後で歌われてました。(武道館公演以前は「明日への讃歌」ではなく「愛の光」だった)コンサートの真ん中あたりで「帰らざる日々」を歌った事は少ないと思う。(1部2部制のライブの時は1部ラストで歌った時もありましたが)なので、「帰らざる日々」前にしっかりとMCがある事は1977年以降は珍しかった。よくあったのが「最後の曲です」とだけちんぺいさんが言うとピアノがジャーンと鳴る。この時は、いろんな別れについて話てから「懐かしい曲を…」と言ってから始まった。この3枚のCDがリマスターされた物です。上から、LIVE BOXの物、中が紙ジャケシリーズ、下が最初に出たリマスター盤白レーベル
2019年01月02日
2007年、日中国交正常化35周年の年に開催された「日中音楽交流推進ワークショップ in 南京」のドキュメントDVDです。ライブDVDではないので、ちんぺいさんの歌がたっぷり聴けるものではありません。かなり久しぶりに観ましたが、どんな時代になっても1981年アリスが初めて中国でライブした頃の考えと何一つブレていないちんぺいさんの凄さにも感動です。チャプター メニュー冒頭に1981年8月、アリスが日本のアーティストとして初めて北京でライブをした時のドキュメント映像が少しだけ流れます。これは当時、日本のテレビでも1時間半の特番で放送されました。天安門広場でゲリラライブした時の映像も少し。中国の鉄道の車内でも歌いました。南京芸術学院のワークショップの最後に、急遽、歌うことになって「昴」をピアノ1本で歌った。ピアノの石坂さんも急に呼ばれて、いきなりの演奏^^;南京芸術学院のワークショップで学生オーディションをして、選ばれた数人がその夜、「南京人民大会堂」のステージで自分の作品を披露します。中国のオーケストラの演奏で「チャンピオン」日本からは平原綾香さんも出演。そして中国のアーティストも2人出演。日本と中国の少年少女合唱団とともに「夢人 ~ユメジン~」子供達の合唱団との交流などの映像や南京芸術学院の生徒が作った楽曲の披露も感動的です。このDVDの中で聴けるちんぺいさんの曲は「昴」「チャンピオン」「花」「夢人」です。どれもフルコーラスでは収録されていません。感動的なドキュメント作品になっています。あと30分ほど長く編集してほしい気もする。学生との交流場面など、もう少し観たかったと思う。パッケージは、かなりしっかりした作りになっています。豪華三つ折りジャケットです。
2018年12月20日
堀内孝雄さんが1998年に出したシングル。1998年はこの曲と「カラスの女房」の2枚のシングルを発売しました。1曲目「竹とんぼ」作詞 荒木とよひささん 作曲 堀内孝雄さん 編曲 川村栄二さん「はぐれ刑事純情派」の主題歌で大ヒットした曲です。いきなりセリフから始まるムード歌謡っぽい雰囲気のあるしっとりと聴かせる曲です。コンサートでは、よくセットリストに入ってた曲です。ほぼ決まった振り付けもある曲で、「はぐれ刑事純情派」シリーズでファンになった人にはかなり人気曲です。もちろんアリス時代からのファンでも、この曲が好きな人は多くいます。アコギの音が凄くきれいに録音されてる所も自分はこの曲の好きな所です。2曲目「あいつの背中」作詞 徳永章さん 作曲 堀内孝雄さん 編曲 今泉敏郎さん「塩谷育代のゴルフ魅せます」のエンディングテーマとして使われた曲です。この曲が凄く好きで今日は、このシングルCDを聴いてた。アルバム「竹とんぼ」にも2曲とも収録されています。徳永章さんの歌詞も良いし、何よりこの曲のメロディは堀内孝雄さんの全作曲の中でもかなり上位に入るほど素晴らしいメロディーだと思う。この曲を初めて聴いた時、出だしが、あの超名曲「懐かしい友のうたう歌」を思い出した。メロディーも歌詞のシチュエーションも違うけど、徳永章さんの歌詞だと思うから、余計にそんな風に感じるのかも知れないけど。その最初の静かなヴァース部分だけでゾワゾワ鳥肌でした。リズム隊が入ってきてからの軽快なパートも凄く良い!そして、この曲のべーやんの歌い回しが最高です。今日は「あいつの背中」って曲が本当に良いので書きたかったのもあるけど、シングルが歌謡曲路線になってた時期でも、カップリング曲やアルバムの曲はアリス時代からの雰囲気そのままを感じさせる楽曲も多く収録されていました。「竹とんぼ」のPV森の中で撮影されています^^;妙なフィルターがずっとかかってます。
2018年12月14日
谷村新司さんの1994年発売のシングル。この曲は1993年発売のアルバム「BASARA」に収録されてた曲です。全英オープンに捧げる歌としてリミッスクスしてシングルカットされました。1曲目「アゲインスト」(シングルバージョン)作詞・作曲 谷村新司さん 編曲 森英治さん Additional Arr 住友紀人さん(Additional Arrとは、追加編曲の事)何気なくアルバムバージョンと、このバージョンを聴き比べても違いはすぐには分かりづらい。でも、やっぱりシングルバージョンには、耳に残る配慮がかなりされてると思う。AメロバックではPAD系シンセの厚みを加え音色も少し変えてる。サビではドラムをかなり立ち上げてインパクトのある低音になってる。一番の違いは最後のサビの繰り返し部分の音の厚みが倍増してるほどに、PAD系シンセとうっすらとヴォコーダーのような和音も追加されてるように感じる。この曲はコンサートツアーで歌った事なかったような気がする。2曲目「英雄」(1994シングルバージョン)作詞・作曲 谷村新司さん 編曲 ANNDREW PRYCE JACKMAN Additional Arr 住友紀人さんこの曲は1988年発売のアルバム「獅子と薔薇」に収録されてる曲。「獅子と薔薇」は全曲、ロンドン交響楽団の演奏で制作されたヨーロッパ三部作の第一弾アルバム。この曲もPAD系シンセでさらに厚みを加えている。Aメロ部分「♪嵐の丘には黒い影だけ 右手にかかげたサーベル見つめて・・」の所です。住友紀人さんは凄い人なので、もっと厚みが必要だと思ったのかも知れない。順番に聴き比べれば厚みが出て深くなったと感じる。この曲はライブでは「獅子と薔薇」の中なら「秋のソナタ」と同じくらい、歌われてる。準定番ってほどでもないけど。1989年ツアーでの「英雄」が演出もライティングも最高だったと思う。
2018年12月09日
来年、2019年のアリス再始動コンサートツアーに向けて徐々に実感が湧いてきました。今年の春からアリス3人で始めたラジオ番組「アリスのMBSヤングタウン」そして、このLIVE-BOX発売と来年の再始動への期待が高まってきます。2013年の47都道府県制覇したコンサートツアーも大盛り上がりで大成功してから6年、次はどんなアリスを楽しめるのか、今から楽しみです。このLIVE-BOXには1「1972年 アリス・ファースト・ライブ」2「1974年 アリス・セカンド・ライブ」3「1977年 アリス・エンドレスロード」2枚組4「1978年 栄光への脱出 アリス武道館ライブ」2枚組5「1979年 限りなき挑戦 アリス・ライブ 美しき絆」2枚組6「1981年8月 アリス3606日 FINAL LIVE at 後楽園」2枚組7「1981年11月 3人だけの後楽園 VERY LAST DAY]2枚組全7作品 12枚組です。2018年最新リマスター盤で18000円ともの凄くお得な価格^^その上、特典DVDが1枚付いています。この内容は、現在放送されてる「ヤングタウン」のスタジオでアリス3人がこれまでのライブ盤についてワイワイと語っている座談会DVDです。もっと長くいろいろ聞きたいけど、過去のライブについて語ることがほとんどないので、貴重な映像になってると思う。リマスター効果に関しては、2001年2006年リマスターよりも音圧は上がっていて、高音域がかなりクリアになった印象。2006年のリマスターの音の方が好きな人もいると思う。自分は甲乙付け難い。「エンドレスロード」に関しては2018年の音の方が確実に好きです。「エンドレス・ロード」のジャケットの色が少し黒くなり過ぎてるのが少し残念。他に各アルバムのチャプターのつなぎ目は2018の方がかなり丁寧な印象。ジャケットに関しては、かなりな低価格になってるので、これでじゅぶんだと思う。紙質完全再現の紙ジャケシリーズは2006年に東芝EMI時代の物は全て発売されてて、あの紙ジャケで大満足してたので、今回はBOXとして最新リマスターで発売された事で満足。歌詞カードはLPの歌詞カードの写真をほぼ全て掲載した丁寧な作りの物です。特典DVDは、ちんぺいさんが各ライブアルバムのLPジャケットを持って、1枚ずつ3人で思い出話を語っていくものです。トーク内容は、BOX買った人だけが楽しめるように、書かないでおきます。ALICE LIVE BOXの帯
2018年11月29日
今日は谷村新司さんの「38年目の昴ツアー」ツアーラストに行ってきました。昨日はイタリアのプログレバンド「ゴブリン」の来日LIVEに行って、今日はちんぺいさん。今回のツアーはレアな曲も多く、もう二度とライブでは聴けないであろう楽曲も多く、貴重なツアーでした。毎年、四国公演があれば四国のどこかに行くのが定番になってきてたのに、今年のツアーは四国公演がどこもなく初日の東京と関西でのコンサートだけしか行けなかった。今日の終演後は、神戸のライブの時はいつも行く居酒屋で6人で飲んでました。セットリスト1部1曲目「昴」(別バージョン) 2曲目「Runnin' on」 1980年6thアルバム「昴」A面1曲目 3曲目「終着駅」 1980年6thアルバム「昴」A面2曲目 4曲目「引き潮」 1976年3rdアルバム「引き潮」A面1曲目 5曲目「陽はまた昇る」 1979年5thアルバム「喝采」B面1曲目&シングルカット 6曲目「ラ・カルナバル」 1980年「ALICE VIII」A面1曲目 7曲目「遠くで汽笛を聞きながら」 1976年「ALICE V」A面2曲目 8曲目「さらば青春の時」 1977年シングル2部イントロダクション ラヴェル「ボレロ」 9曲目「喝采」 1979年5thアルバム「喝采」A面1曲目 10曲目「モーニングコール」 1984年10thアルバム「抱擁」A面5曲目 11曲目「真夜中のピンボール」 1979年5thアルバム「喝采」A面3曲目 12曲目「流行の女達」 1984年11thアルバム「棘」A面4曲目 13曲目「忘れていいの」 1984年10thアルバム「抱擁」B面2曲目 14曲目「輪舞-ロンド-」 1989年16thアルバム「輪舞-ロンド-」6曲目 15曲目「冬の嵐」 1977年4thアルバム「黒い鷲」A面3曲目 16曲目「残照」 1980年6thアルバム「昴」B面3曲目 17曲目「いい日旅立ち」 (山口百恵さんへの提供曲) 18曲目「チャンピオン」 1978年アリスEPのソロアレンジバージョン 19曲目「昴」 1980年6thアルバム「昴」B面4曲目&シングル 20曲目「サクラサク」 2015年アルバム「NIHON~ハレバレ~」4曲目 21曲目「サライ」 テレビ番組企画曲 上海、北京公演を挟み、ツアーで歌いこんで熟れた状態でのツアーラスト。どの曲も初日の東京で聴いた時の印象とは大きく変わって聞こえた。「ラ・カルナバル」では総立ち状態になって盛り上がった。アリス時代に「ラ・カルナバル」で総立ちになったのって実は数える程。あの頃はホールでのコンサートの時はアンコールの最後以外立たないという暗黙の了解があって「スナイパー」であろうが「LIBRA」であろうが「荒ぶる魂」であろうが座って聴いてた。それはそれで座って聴くのは何の不満もなかった。「ラ・カルナバル」を初めてライブで演奏したのは1980年8月「HOT JAM '80」の2daysでした。あの時は野外だったので、いきなり総立ちで大盛り上がり。1980年後半、秋のツアー9月大阪フェス、倉敷、12月の大阪フェスや名古屋市民会館でも着席で聴いた。1981年2月大阪フェス3daysと2月1日、2日の神戸国際会館公演も着席。1981年4月29日の大雨の滝野ローンステージでは「ラ・カルナバル」が本編ラストだったので 総立ちになった。アンコール曲は「エスピオナージ」(2回目)と「美しき絆」でした。1981年8月31日後楽園スタジアムでの「ラ・カルナバル」は総立ちになった。1981年10月18日横浜スタジアムでの「ラ・カルナバル」も総立ちだったと記憶してる。1981年10月25日甲子園球場での「ラ・カルナバル」もほとんどの人が立って聴いてたと思う。それ以外の「謀反ツアー」はみんな着席で聴いた。(例外で謀反ツアーの大阪フェス8daysのラストの日だけはみんな立ち上がったと思う。 あの時はWアンコールのあと、さらにアカペラで「さらば青春の時」を歌ってくれた)立ってもいいし、座っててもいいし、どっちでもいいんだけど、ふと思い出して書いてみた。「Runnin' on」「終着駅」「引き潮」「喝采」「真夜中のピンボール」「輪舞-ロンド-」 「冬の嵐」「残照」この8曲は何度でも聴きたい曲。アリスのナンバーは、アリスとして聴ける事が楽しみ。ちんぺいさんの歌声は、今日も最高でした!各楽曲、その当時の声や歌い回しがこの前よりも感じられ、ドキッとする感覚が何度もあった。「終着駅」は1983ツアー(初ソロコンサートツアー)で聴いた時のイメージが浮かんできた。来年はアリスの再始動ツアー!どんな新曲が聴けるのか、どんなセットリストを組んでくれるのか楽しみが多すぎる。
2018年10月28日
堀内孝雄さんの11枚目のソロシングル。この曲は関西地区のみでのEP盤発売でした。どんな曲だったか、まったく思い出せなかったので帰ってきてさっそく聴いてみた。A面「I LOVE OSAKA」作詞 徳河義信さん 作曲 堀内孝雄さん 編曲 服部克久さん大阪21世紀計画テーマソングとして作られた曲です。イントロが鳴るとすぐに思い出した^^;この曲、いったいどこで流れてたのだろうか?ほとんど流れてるの聴いた事なかった。べーやんのコンサートで1コーラスだけ歌った事はあった。フルコーラスでも2分33秒と短い曲。アレンジはこの頃のべーやんっぽくカントリー調の雰囲気になってます。作詞の徳河義信さん、読み方変えたら「とくがわよしのぶ」になって大阪の曲なのに…とちょっと笑える^^;CDで聴くには1998年発売の「堀内孝雄シングルA面コレクション」(3枚組CD)で聴くことができます。1998年で初CD化でした。B面「I LOVE OSAKA カラオケ」2分33秒×2でこのシングル両面でも5分ほど。EPジャケット裏と「堀内孝雄シングルA面コレクション」ブックレットこの写真、阿倍野か新世界のゲームセンターだったと思うくいだおれ太郎を見上げるべーやん^^;1975年の法善寺横丁の入り口。今とは通りの店も変わってしまってる。30年ほど前に、よく飲みに行ってた。今は逆側の看板は藤山寛美さんが書いた看板です。1975年法善寺横丁の中程
2018年10月03日
堀内孝雄さんの12枚目のソロアルバム。12枚目のアルバムなのに、タイトルが「ファースト」だから…ややこしい^^;このアルバムからは4枚のシングルが発売されています。1曲目「川は泣いている」作詞 荒木とよひささん 作曲 堀内孝雄さん 編曲 川村栄二さんドラマ「川は泣いている」の主題歌としてシングル発売された曲。当時はライブでよくセットリストに入ってた印象のある曲です。2曲目「愛さずにいられない」作詞 松井五郎さん 作曲 堀内孝雄さん 編曲 芳野藤丸さん「さすらい刑事旅情編II」の主題歌。シングル曲。芳野藤丸さんとべーやんの取り合わせは、不思議な感じがする。都会的な大人なロックアレンジです。べーやんの作るメロディとも凄く相性が良いように感じる。3曲目「純恋愛」作詞 千家和也さん 作曲 堀内孝雄さん 編曲 川村栄二さんこの曲もシブめなロックナンバーです。4曲目「恋唄綴り」作詞 荒木とよひささん 作曲 堀内孝雄さん 編曲 川村栄二さん「はぐれ刑事純情派」主題歌。大ヒット曲。この曲でレコード大賞を受賞。この前のビルボードでのライブでギター1本でこの曲を歌ったバージョンが最高だった。5曲目「昔からウイスキー」作詞 松井五郎さん 作曲 堀内孝雄さん 編曲 川村栄二さん懐かしいべーやんを思わせるナンバーです。6曲目「今日も最高やねェ! -浪花に夢の風が吹く- 」作詞 荒木とよひささん 作曲 堀内孝雄さん 編曲 川村栄二さんこれもシングル曲です。イントロが流れるとPVが勝手に頭に流れ出す^^;初めて聴いた時は「なんじゃこれ?」って正直思ったけど、いつの間にか好きな曲になってしまってる。強烈にオーケストラル・ヒット使いすぎなのも、この曲だから許せてしまう^^7曲目「夢つれづれ」朝の連続ドラマ「京一輪」主題歌作詞 荒木とよひささん 作曲 堀内孝雄さん 編曲 竜崎孝路さんこの曲も歌メロがすごく好きで、よく聴いた曲。ベーヤンの歌唱もめちゃくちゃ良い!8曲目「愛しき人よ」作詞 荒木とよひささん 作曲 堀内孝雄さん 編曲 川村栄二さんシングル「川は泣いている」のカップリング曲。ドラマ「川は泣いている」挿入歌。このアルバムの中で一番好きな曲。今のべーやんの声で聴いてみたい曲。9曲目「時去り人」作詞 荒木とよひささん 作曲 堀内孝雄さん 編曲 竜崎孝路さんシングル「愛さずにいられない」のカップリング曲この曲もお気に入りで、8曲目〜10曲目の流れが凄く良い!10曲目「心よ泣かないで」作詞 荒木とよひささん 作曲 堀内孝雄さん 編曲 川村栄二さんこの曲の雰囲気も凄く良い。ラスト3曲だけ聴く事も多かったアルバムです。この曲、Aメロは「裸木」と似てるような気もするけど… ^^;べーやんと動物シリーズべーやんと動物と、ややおふざけ写真^^;
2018年09月30日
昨夜は東京の友人たち4人で六本木に集合して飲んでました。いつもの、アリスのきんちゃんの店です^^;きんちゃんの店出てから2軒目に行って「もんじゃ焼き」食べながら飲んでました。六本木の交差点近くに「もんじゃ焼き屋」があるとは思わなかった。昨夜は、飲み会だけで東京に行ったので、ゆっくりと出来た。来年はアリス再活動でコンサートツアーもあるので、今から楽しみです。帰りの新幹線の中で、この「蜩」をリピートして聴いてた。約3回通して「蜩」だけを聴いてた。このアルバムも飽きる事のないアルバムです。カセットテープ版は曲順が少し違っています。 LP カセットテープA面 A面1曲目「テーマ・さよならの季節」 1曲目「テーマ・さよならの季節」2曲目「面影」 2曲目「面影」3曲目「蜩」 3曲目「蜩」4曲目「冬木立」 4曲目「冬木立」5曲目「さちこ」 5曲目「さちこ」6曲目「想い出橋」 6曲目「Good-Bye My Friend So Long」B面 B面1曲目「Good-Bye My Friend So Long」 1曲目「想い出橋」 2曲目「水曜日」 2曲目「水曜日」3曲目「セレナーデ」 3曲目「セレナーデ」4曲目「挽歌」 4曲目「挽歌」5曲目「恋唄」 5曲目「恋唄」6曲目「おやすみ」 6曲目「おやすみ」ずっと前に、多分このアルバムの事は書いたと思う。前に書き忘れたと思う事だけ。1曲目「テーマ・さよならの季節」は、ちょうど少し前にケーブルテレビで映画「恋は緑の風の中」の放映がありました。この曲はその映画のクライマックスあたりで静かに流れるインストです。映画「恋は緑の風の中」は、音楽をアリスが担当していて「ALICE IV」1曲目に収録の「黒い瞳の少女」が主題歌でした。映画で流れるバージョンは、レコードバージョンとアレンジが違います。ハモンドオルガンをかなりフィーチャーしたアレンジで、レコードでのアレンジとはかなり印象が違います。最後のスキャット「♪ルルルル〜」も「♪ルルララ〜」と違います。映画の中では、いろんなヴァリエーションの「黒い瞳の少女」のインストが流れます。かなり貴重な作品なので5回放映があって5回とも録画した^^;伸びきったようなビデオでしか持ってなかったので、きれいな映像でブルーレイに焼いてこれから映画音楽がいい音で聴けるのがうれしい。映画自体は思春期の少年と少女の物語。映画の中で主演の佐藤佑介さんが友人たちとギターを弾きながらアリスの「青春時代」を歌う場面があります。原田美枝子さんのデビュー作でもあります。曲順の流れはカセットの方が自分は好きです。「さちこ」の後に「Good-Bye My Friend So Long」でA面が終わって、「想い出橋」からB面が始まるのが新鮮に思えるし、次に「水曜日」に繋がる雰囲気が凄く良い。このアルバムから、ライブで聴いた事がある曲は「面影」「蜩」「想い出橋」の3曲のみ。「想い出橋」も一度、1974年12月29日神戸国際会館で聴いたのみです。「面影」は1977年頃までよくセットリスト入りしてた。「蜩」は1975年中は歌ってたと思う。ラジオの生歌コーナーで少しだけ「冬木立」を歌ったけど。このアルバムで一番好きな曲はB面3曲目「セレナーデ」です。これは、小学生の頃から変わらない。ちんぺいさんの歌い方が最高です。次は「面影」「想い出橋」「挽歌」の3曲。「冬木立」「蜩」も連続で聴いても飽きない曲。1987年版初CD化と1992年版CDCD裏ジャケCDの歌詞カードは両方ともLP歌詞カードを縮小して折りたたんでいる物。これはLP歌詞カセットジャケ昨夜、この写真にサインしてもらった。
2018年09月20日
堀内孝雄さんの1987年発売、10枚目のソロアルバム。最近、聴いてなかったアルバムだったのでLP引っ張り出してきて、じっくり聴いてみた。A面1曲目「1枚のメール」作詞 矢野朝子さん 作曲 堀内孝雄さん 編曲 川村栄二さん軽快なソフトロックから始まる、このアルバムは全体的にAORっぽくて好きなアルバム。メロディもアレンジも心地よくて美しい。2曲目「西風の中で」作詞 山下啓介さん 作曲 堀内孝雄さん 編曲 川村栄二さんアレンジは、Bruce Springsteenの1980年代の楽曲の中でもPOPな感じの曲の雰囲気を感じる。「Hungry Heart」や「Glory Days」なんかが浮かんでくる。べーやんの歌唱もメロディーも最高です。3曲目「10代のように」作詞 徳永章さん 作曲 堀内孝雄さん 編曲 川村栄二さんこのアルバムの中で一番好きな曲。ドラマチックな構成のロッカバラードです。ライブで聴くと、さらに感動が大きかった曲。シングル「遥かな轍」のB面にも収録。4曲目「それ以上」作詞 三浦徳子さん 作曲 堀内孝雄さん 編曲 川村栄二さん聴く度いつも、ずっとループしてる打ち込みのキーボード音が気になってしまうけど、それさえなければ凄く好きな曲。5曲目「時よ君は美しい」作詞 荒木とよひささん 作曲 堀内孝雄さん 編曲 川村栄二さんA面ラストはメロディーもアレンジも美しいバラードです。B面1曲目「遥かな轍」作詞 小椋佳さん 作曲 堀内孝雄さん 編曲 川村栄二さんこの曲もかなり久しぶりに聴いたけど、名曲すぎて胸が熱くなった。メロディーの素晴らしさとべーやんの歌唱に鳥肌です。ヒットシングル曲です。2曲目「同窓会」作詞 阿久悠さん 作曲 堀内孝雄さん 編曲 川村栄二さん阿久悠さんとべーやんコンビで作った楽曲は、この曲が初めてだったと思う。この後、何曲も二人で楽曲を作っている。(多夢星人名義で阿久悠さんは歌詞を書いている)3曲目「そよ風のように」作詞 矢野朝子さん 作曲 堀内孝雄さん 編曲 川村栄二さんふんわりと心地良いソフトロック。伸びやかなべーやんの歌唱が気持ち良い曲。4曲目「悲しみよ眠れ」作詞 荒木とよひささん 作曲 堀内孝雄さん 編曲 川村栄二さんこの曲も凄く好きな曲。歌詞もメロディーもアレンジも素晴らしい。5曲目「ワン・ナイト -めぐり逢い-」作詞 徳永章さん 作曲 堀内孝雄さん 編曲 川村栄二さんしっとりと最後はこの曲で終わります。美しいストリングスアレンジがべーやんの歌唱に絡み合って鳥肌もんの感動です!この曲も凄く好きな曲。裏ジャケLP歌詞カード
2018年09月12日
堀内孝雄さんのライブに行ってきました。今日もべーやんは絶好調でした。歌は丁寧に美しく豊かな声量で歌い上げ、MCは絶えずハイテンション^^:68歳のべーやんがこんなに元気で歌い続けているなんて、中学生の頃の自分は信じられないと思う。1曲目「サマー・ワインに酔いしれて」 1982年6thアルバム「DAY BREAK」A面5曲目2曲目「今はもうだれも」 1975年シングル 1976年「ALICE V」A面1曲目3曲目「夢去りし街角」 1979年シングル 1979年「ALICE VII」A面3曲目4曲目「狂った果実」 1980年シングル 1980年「ALICE VIII」B面2曲目5曲目「遠くで汽笛を聞きながら」 1976年シングル 1976年「ALICE V」A面2曲目6曲目「空蝉の家」 2016年・2017年シングル (ギター弾き語りリクエストコーナー)7曲目「恋唄綴り」 1990年シングル 1990年「FIRST」4曲目8曲目「南回帰線」 1980年シングル 1980年「デラシネ」1曲目(アルバムバージョン)9曲目「聖橋の夕陽」 2017年シングル10曲目「みんな少年だった」 2018年シングル11曲目「惜春会」 2010年「Thank You ~愛すべき男たち~」8曲目12曲目「愛しき日々」1986年シングル 1986年「ブラウン」B面2曲目「サマー・ワインに酔いしれて」は、アルバム「Day Break」の中で一番セットリストに入る事が多い曲。あのアルバムが出た頃は、この曲がライブで36年後にまだ歌われてるとは想像も出来なかった。あのアルバムならタイトルナンバー「Day Break」とか「CHANGE YOUR MIND」「今は春だから… 」「Don't Stop My Love」辺りの曲が後々にもセットリスト入りしそうな気がしてた。その4曲は1990年代以降は一度も歌われていないと思う。来年はアリスの再始動もあるので、アリスナンバーが多めに歌われた。べーやんの歌声は来年のアリスツアーが凄く楽しみになるほどにパワフルで素晴らしかった。リクエストコーナーは、開場時にテーブルにリクエスト用紙が置いてあって、20曲ほどから選ぶようになってました。箱の中から2枚選んでベーやんが歌うのですが、本人がBOXの中から引くのではなく最前列の観客に引いてもらい選ばれました。今回、選ばれた曲は「恋唄綴り」と「南回帰線」バランス的には良い感じでした。ギター1本の「恋唄綴り」弾き語りはなかなか良かった!「南回帰線」は、ギター1本でHEAVYなアレンジにしてロック色強く歌った。最近の曲、「空蝉の家」「聖橋の夕陽」「みんな少年だった」の3曲はCDで聴くより、生で聴くと感動は更に大きくなる。名曲です。「惜春会」も今回、特に胸に響いていつも以上の感動でした。アンコールの「愛しき日々」も、しっとりと歌を聴かせるアレンジで感動でした。2回公演でした。19時半公演を観ました。CDを買えば、このサイン色紙がもらえるとの事で、もう既に買って持ってるけど、新曲の「みんな少年だった」のCDを買った。
2018年09月09日
フーリッシュ・ブラザー・フットのスタジオ録音で唯一、オフィシャルで発売された曲だと思う。「全日本アマチュア・フォーク・コンサート」と題したアルバムの中に収録されています。「コンサート」とタイトルに付いてるけど、全バンド、どう聴いてもスタジオ録音です。とっくにこのアルバムの事、書いてると思ってたら、まだ一度も書いた事がなかった。このLPのB面3曲目に「そこにいる貴方」は収録されてます。作詞・作曲 堀内孝雄さんこの曲は、後に1973年6月発売の「ALICE II」のA面ラストに収録されました。フーリッシュ・ブラザー・フットバージョンは、二人のギターはイントロ最初からストロークでアリスバージョンに比べると力強いアレンジです。もう一人のメンバー、松居功さんは高音パートをファルセットでずっとハモっています。ファルセットパートが歌詞間違いしてる所があって、そこを聴いて、ホントにライブかも?と思ったりもしたけど、スタジオ録音だと後に、ある人に聞いたので、きっとそうなんでしょう^^;「ALICE II」バージョンの「そこにいる貴方」は、1コーラス目の囁くように、つぶやくように歌うべーやんの歌唱が最高です!リズム隊が入ってきてからのアレンジも好きです。このアレンジのままライブで聴きたいと昔からずっと思ってる。アリスがライブで「そこにいる貴方」を演奏してたのは1975年末頃までだと思う。ライブバージョンは3パターン持ってるけど、どれもアレンジが少しずつ違います。基本的には、べーやんのストロークから始まって、きんちゃんのコンガが、スタジオバージョンの「知らない街で」風の入り方で入ってきて、1コーラス目「何もできない僕だけど〜」からちんぺいさんがハモってくるパターン。2コーラス目後のべーやんのGソロは、4小節バージョンと8小節バージョンがありました。べーやんの作詞作曲なのに、ちんぺいさんがソロで歌ったバージョンもあります。ラジオでのライブですが、完全に一人だけの弾き語りでフルバージョン歌っています。ちんぺいさんの「そこにいる貴方」も、また違った趣で凄く良い!ライブではベーヤンがソロを弾いてたパートもアレンジ変えてのちんぺいさんのGソロが聴けます。多分、1975年12月23日神田共立講堂ライブの「そこにいる貴方」が、オフィシャルで残ってる最後のライブ演奏だと思う。実況録音でラジオで放送されました。あの時のアレンジは、上に書いたアレンジとは少し違っててアウトロも長めに作ってたバージョン。きんちゃんのコンガの入り方も違ってる。このままのアレンジで12月30日大阪フェスティバルホールでも演奏されました。このフーリッシュ・ブラザー・フットが収録されてるアルバムには「ジャッケルズ」「シモンズ」「ピピ」「高山ひろし」など、有名所も多く収録されています。中でも、ジャッケルズの「めぐり逢うこともない」は、めちゃくちゃカッコイイ!ジャッケルズはもう一曲「白い雪」も収録されています。ジャッケルズは、ばんばひろふみさんが「バンバン」でプロデビューする前に組んでたバンドです。 裏ジャケジャケット見開き中の写真。べーやんとばんばんの部分を大きくした。ジャケット写真のべーやん部分。左下のジム・モリソン似の人のやや迷惑そうな真顔と、やや?、おちょけてるべーやんの対比はいつ見ても笑ってしまう。裏ジャケのべーやんは、おとなしくピース。フーリッシュ・ブラザー・フットの簡単すぎるプロフィールが見開き中に掲載ニールヤングも好きとは一度もべーやんは語ってないと思うので、松居功さんがニール・ヤングのファンだったのかも。ニール・ヤングは自分も大好きです。
2018年08月29日
堀内孝雄さんの最新シングルが発売になりました。1曲目「みんな少年だった」作詞 田久保真見さん 作曲 堀内孝雄さん 編曲 川村栄二さん前作の「聖橋の夕陽」のフォーク色強めの楽曲に続き、70年代後半〜80年代のべーやんの世界に近い懐かしさと温かさが感じられる楽曲です。来月のべーやんのライブでこの曲を聴けるのが楽しみです。2曲目「旅人のように (ニューバージョン)」作詞 荒木とよひささん 作曲 堀内孝雄さん 編曲 川村栄二さんこの曲は大好きな曲だったので、リメイクで新しいバージョンが聴ける事はうれしい。1989年NHK「みんなのうた」で使われた曲です。アルバム「Hello Forty」に収録されていました。1989オリジナルバージョンは、Keyを前面に出したアレンジで柔らかく包まれるようなアレンジでした。今回のアレンジは(1989も編曲は同じ川村栄二さん)、アコギの音を前に出して全く新しい雰囲気で楽しめます。このリメイクは大成功パターンだと思う。この曲も、今回のアレンジで次のライブで聴けるとうれしい。べーやんの少年時代(というか17歳だから青年時代か・・・) きんちゃん加入直後1973年5月
2018年08月26日
1977年10月5日発売の下條アトムさん2ndアルバム「アトムランド」のA面3曲目に収録されてる曲。A面3曲目「望郷の歌」作詞・作曲 谷村新司さん 編曲 ボブ佐久間さんこのアルバムが発売された1977年10月5日と言えば、アリスファンならすぐにピンと来るはず。大ヒット曲「冬の稲妻」の発売日と同じです。下條アトムさんも同じ東芝EMI EXPRESSレーベルです。ちんぺいさんが他のアーティストへ提供する曲調は、幅が広くありますが、この「望郷の詩」の曲調っぽい楽曲は比較的、多いように思う。「青年の樹」や「未成年」タイプの楽曲水谷豊さんへの提供曲「インターチェンジ」なども、この同じ括りに入ると思う。下條アトムさんが歌を歌ってる事を知らない人も多いと思う。いろんなジャンルの曲をドラマチックに歌い上げています。下條アトムさん本人の作詞・作曲が2曲、作詞のみが4曲あります。ちんぺいさんの付けそうなタイトルじゃないようにも思うし、サビから長調に転調する感じも当時のちんぺいさんの作る楽曲では珍しい方かも。凄い曲数、多くの歌手に提供していますが、その中でも結構、上位に入る好きな曲です。「♪ 母と呼ぶには余りある 少女のような人だった 白髪混じりの父さえも やさしい目をした人だった 捨てたつもりはないけれど 押さえきれない憧憬(あこがれ)が… もう帰れない 故郷に 今は涙も流せない」「遠くで汽笛を聞きながら」の歌詞と比較してみるのも興味深い。アレンジのボブ佐久間さんは1976年12月発売のソロアルバム「引き潮」で多くの曲を編曲担当してます。歌詞もメロディも編曲も、回数を聴けば聴くほどに心に染み入ってくる不思議な曲です。この「アトムランド」の事も・・・A面1曲目「結婚讃歌」2曲目「ブルー・フェニックス」3曲目「望郷の詩」4曲目「ねえ君」5曲目「残暑」6曲目「心のままに」B面1曲目「追憶」2曲目「ピノキオの手紙」3曲目「マイ・フレンド」4曲目「風にゆれて」5曲目「ほんの少しでも」ベースラインが魅力的な「結婚讃歌」は、軽快なコミカルな曲です。イントロは「カンナ8号線」に凄い似てて(「カンナ8号線」の方がずっと後ですが)、ちょっとびっくりする。本人作詞・作曲の「ブルー・フェニックス」はテンションコードを多用してるようなジャズな曲です。バックの演奏がめちゃカッコ良い!「残暑」は、「牟岐駅」からバスに乗って「八坂八浜」から「徳善山」超えて・・・とか徳島県の凄い具体的な地名が出てくる曲です。下條アトムさんの別れた恋人との思い出を歌っています。作詞は本人。A面ラストの「心のままで」は、良い曲です。メロディはちんぺいさんっぽいけど、違います。B面1曲目「追憶」も本人の作詞・作曲。シャンソンっぽいドラマチックな歌唱とアレンジです。この曲も凄く良い曲です。「マイフレンド」も作詞は下條アトムさん本人。軽快で可愛い曲です。「風にゆれて」は、重めのシャンソン。ちんぺいさんの「1977年 "冬"」を思い出すのは、編曲が同じ設楽幸嗣さんだからかも。ちなみに「下條アトム」は本名で、漫画の「鉄腕アトム」よりも前に、産まれています。「ウラン」という名の同級生が小学生時代にいたのも本当の話のようです。裏ジャケはスゴロク風の漫画歌詞カードに、少し怪しげな「アトム・ランド」参加申込書^^;多分、ただのファンクラブの事だろうとは思うけど^^
2018年07月13日
谷村新司さんのコンサートに行ってきました。4月に開催された国立劇場3daysのリサイタルの全国ツアー版です。ほぼ、セットリストは変わってなかったけど、1曲だけ国立劇場よりも少なくなりました。ちんぺいさんの歌声は、国立劇場で聴いた時よりもさらに力強く、伸びやかでした。低音の厚みや深み、高音の伸びなど、69歳とは到底思えない迫力で今日も圧倒されました。1曲目「昴」(別バージョン) 2曲目「Runnin' on」 1980年6thアルバム「昴」A面1曲目3曲目「終着駅」 1980年6thアルバム「昴」A面2曲目4曲目「引き潮」 1976年3rdアルバム「引き潮」A面1曲目5曲目「陽はまた昇る」 1979年5thアルバム「喝采」B面1曲目&シングルカット6曲目「ラ・カルナバル」 1980年「ALICE VIII」A面1曲目7曲目「遠くで汽笛を聞きながら」 1976年「ALICE V」A面2曲目8曲目「さらば青春の時」 1977年シングル〈2部 〉イントロダクション ラヴェル「ボレロ」9曲目「喝采」 1979年5thアルバム「喝采」A面1曲目10曲目「モーニングコール」 1984年10thアルバム「抱擁」A面5曲目11曲目「真夜中のピンボール」 1979年5thアルバム「喝采」A面3曲目12曲目「流行の女達」 1984年11thアルバム「棘」A面4曲目13曲目「忘れていいの」 1984年10thアルバム「抱擁」B面2曲目14曲目「輪舞-ロンド-」 1989年16thアルバム「輪舞-ロンド-」6曲目15曲目「冬の嵐」 1977年4thアルバム「黒い鷲」A面3曲目16曲目「残照」 1980年6thアルバム「昴」B面3曲目17曲目「いい日旅立ち」 (山口百恵さんへの提供曲)18曲目「チャンピオン」 1978年アリスEPのソロアレンジバージョン19曲目「昴」 1980年6thアルバム「昴」B面4曲目&シングル20曲目「サクラサク」 2015年アルバム「NIHON~ハレバレ~」4曲目21曲目「サライ」 テレビ番組企画曲国立劇場の時はオープニングの「昴」は、花道スッポンから登場して客席を湧かせましたが、今日は下手側の通路の後ろから登場しました。国立劇場では、通常のロックコンサートのような音圧を出すことが出来ないので、今日は、その分かなり強い音圧を感じた。この前の日曜日に行ったBLACK METALのフェスよりも低音の音圧は凄かった事に驚いた。特に音圧が凄かったのは2曲目「Runnin' on」です。1発目のベードラ音からヤバッ!って思った。それに合わせるようにBassもズンズン響いて来る。この音圧こそ、1970年代〜80年代のアリスの、そしてちんぺいさんのコンサートの音圧でした。3人だけの時でも「やさしさに包まれて」のきんちゃんのタンバなんて、今日以上に腹にズンズン響いた。ライブで聴いたあの、強烈なダイナミクスのインパクトで「やさしさに包まれて」がめちゃくちゃ好きな曲になった。完全にライブ向きの曲。スタジオバージョンの何十倍もカッコ良かった!さすがに、今の時代、今日の「Runnin' on」の低音は強烈過ぎたかも知れないけど、自分的には何ら問題ない。久々に腹に響いて、脳を揺さぶって気持ちよかった^^;「終着駅」でも低音の響きは凄かったけど、次の「引き潮」から自然な感じになった。「引き潮」は完全なJAZZナンバーなので、低音が大きすぎると不自然なので、ちょうど良い感じのバランスだったと思う。クリーントーンのオブリも気持ちよかった!再び重低音炸裂したのは、6曲目「ラ・カルナバル」。この曲は1980年8月以降のアリスのコンサートでセットリストから外れたことは、ほとんどないと思う。国立劇場で聴いた「ラ・カルナバル」は、セットリストに入った驚きだけが大きくて、あまり懐かしさや感動はなかったけど、大阪フェスで聴く「ラ・カルナバル」は、まったく違う特別な想いが蘇った。「ラ・カルナバル」についてちょっとだけ・・・大阪フェスティバルホールでのライブで「ラ・カルナバル」を聴いたのは・・・1980年9月3日が最初です。(「ラ・カルナバル」自体は、1980年8月8日9日 HOT JAM'80で初めて生で聴いた)1980年9月3日の大阪フェスは毎日放送開局30周年の企画で「'80 ミュージックフィエスタ1179kHz」と題して、9月1日チューリップ、9月2日桑名正博さん、9月3日アリス、9月4日甲斐バンド・・・・とよりすぐりのアーティスト10組がコンサートを開きました。アリスは、その5日前の8月29日に初めての海外公演をバンコクで開催。テレビドキュメント番組込みだったため、コンサートだけじゃなくカンボジアへの取材など、当時、危険な地域での撮影で、きっと体力的にも精神的もグッタリしてた所に休む間も無く、帰国してすぐの大阪フェスでのライブでした。べーやんもMCで「無事帰って来れて今日、コンサートが出来るのか心配だった」と語ってる。アリスの3人もバンコクで演奏したバックバンドも、真っ黒に日焼けしていつも以上にパワフルなステージを見せてくれました。その時が「ALICE VIII」からの楽曲を関西で初めて演奏する日になりました。「メシア」と「「ラ・カルナバル」の2曲だけですが・・・。「狂った果実」は先行シングルだったので、1980年サマーコンサートツアーですでに演奏。サマーコンサートツアーの大阪は厚生年金会館3daysだったので、「狂った果実」自体も大阪フェスでは初めての演奏でした。(大阪厚生年金でのサマーコンサートは7月12,13,14日)9月3日の次に大阪フェスティバルホールで「ラ・カルナバル」が演奏されたのは、1980年12月27日28日です。「アリス '80フィナーレ・コンサート」12月28日日曜日公演は13時開演^^ 宝塚歌劇みたいな時間のコンサートでした。14時開演ってのは何度かあったと思うけど、13時は珍しかったと思う。次は年明けて1981年2月10日11日の2daysが再び大阪フェスティバルホールで開催されました。内容は12月28日のセットリストと同じでした。そして怒涛の「謀反ツアー」・・・フェスティバルホールでは8day開催。自分が行ったのは8月10日、11日、13日、15日、16日の5回。元々、7回公演の予定だったのですが、主催者発表の間違いか何かで、本当はなかった追加公演が8月1日に行われました。この追加公演の発売方法が少しおかしかったので、当時ちょっとだけ問題になったりしました。最後かも知れないアリスなので、みんな目を血走らせてたから^^;それも懐かしい良い思い出です。「謀反ツアー」は日本全国あちこちと追いかけて行ったけど、何か空虚感だけが残ってる。内容は文句なしに素晴らしいものでしたが・・・・友人とも、あのツアーの話はあまり出てこない。一番多く回数観たツアーだけど。あの6ヶ月間は平常な精神状態でいた事がなかったように思えてしまう。「ラ・カルナバル」の話に戻って・・・自分はちょうど10回「ラ・カルナバル」を大阪フェスで聴きました。今日で11回目^^東京や地方公演や神戸公演を合わせたら凄い回数聴いてるかも。「残照」も「冬の嵐」も国立劇場で聴いた時よりもさらに深く感動しました。そして「真夜中のピンボール」は、やっぱりカッコ良い曲だと改めて聴き入ってました。今日は「ラ・カルナバル」の事が中心になってしまった。まだ、何度かこのツアーは行くと思うので、他の曲の事はまたいつか詳しく。あ、最後に今日、ちんぺいさんが2曲目「Runnin' on」を紹介する時に「ランニング」と紹介しました。国立劇場の時は「ランニング オン」と紹介してた。昔、ラジオでもこの曲を紹介する時は「ランニング オン」と言ってたけど、サブタイトル的なカタカナの「ランニング」に曲名を変えたのかも。正しい表記は「Runnin' on - ランニング -」。ま、どうでもいいと言えば、どうでもいいんだけど。今日は終演後に友人5人で九州居酒屋で飲んでた。いつもは日本酒だけど、久々に「神の河」飲んでた。懐かしい味だった。昔、焼酎も飲んでた頃は、この「神の河」と「田苑」だけは好きで飲んでた。今は、日本酒を中心にバーボン、ブランデーばかり。ビールもまったく飲まなくなった。ビールなんて、もう何年も飲んでないかも。とりあえずビールってのを止めたので、いきなり日本酒から始まる事が多い。今は、「カルヴァドス」を瓶のまま野菜室に入れて、やや冷たい感じにして飲んでる。宝塚歌劇で今上演してる「凱旋門」の中で出て来るお酒で、ま、それに影響されたのもあるけど、前から結構好きなブランデーです。瓶の中にリンゴが丸まま入ってるブランデー。どちらか言うとチェリーブランデーの方が好きだけど、今はとりあえずカルヴァドス^^;チェリーブランデーは、透明な物も、リキュール的な物もどちらも好きです。「ラ・カルナバル」を関西で初めて演奏した日パンフレットは入り口で無料で配られた物で、中は10アーティスト全て掲載されてます。チケット争奪戦も強烈でした。ハガキ抽選だったので、凄い枚数応募してやっと2枚チケット買えた。アリスが掲載されてるページ。写真は1978年と1979年撮影の物。真ん中の写真だけ1976年。この約1週間前にも、大阪フェスティバルホールに2日連続で行きました。アリスのフィルムコンサート2days「ALICE THE MOVIE 美しき絆」と「栄光への脱出 90分フィルムバージョン」大阪フェスで2日間もフィルムコンサートとか、ちょっとびっくりですが、映画でもかなりの人数で客席が埋まってました。1日5回上映。入れ替えなしだったので、2日間とも12時の回から最後まで全て観てた^^;2階席の1列目陣取って、2日間たっぷりアリス三昧。両方ともVHSもまだ出てなかったし、いつ観られるか分からない物だったので貴重な時間でした。「栄光への脱出」は、この時の90分バージョンを商品化してほしい。かなり映像暗かったけど、リマスターで何とか出来ると思う。16mmで撮影された物でした。
2018年06月23日
1977年9月10日発売の庄野真代さんのシングル。A面「ラスト・チャンス」作詞 中村行延さん 作曲 堀内孝雄さん 編曲 佐藤準さんこの曲を初めて知ったのは、1977年12月18・19日 大阪厚生年金会館大ホールでのアリスのリサイタル。「トワイライト・タイム コンサート」とタイトルが付いていて1部はバックバンドにロックバンドを従えてのロック色強めの構成2部は20人規模のストリングスを従えてのアコースティックライブ。「ラスト・チャンス」が歌われたのは、1部の2曲目。1曲目に初披露の「スナイパー」を激しく演奏して圧倒され、そして軽快なロックナンバーの「ラスト・チャンス」にMC入れずに突入。「スナイパー」は、発売されたばかりのちんぺいさんのソロアルバム「黒い鷲」に収録曲。そして「ラスト・チャンス」は庄野真代さんへの提供曲で、べーやんのソロとしてもレコーディングされていないナンバー。3曲目は「熱い吐息」。これもちんぺいさんのソロアルバム「引き潮」からの曲。4曲目「老人」はべーやんのソロ「言葉にならない贈りもの」からの曲。だめ押しの5曲目はまったく未発表曲の「ハートブレイク」。ここまで、アリスのレコードしか買ってない人には、まったく知らない曲の連続^^;「熱い吐息」は、アリスのライブでもそれまでに何度もセットリスト入りしてましたが…ソロアルバムを聴いた事のない人にとって、知らない曲の連続でストレス感じは始めた頃に「今はもうだれも」を演奏。一気に盛り上がる構成。この時点で10月に発売された「冬の稲妻」は、ヒットチャートをぐんぐん上がっていて「冬の稲妻」が聴ける期待感を膨らませてるファンも多かったはず。なんと「冬の稲妻」はアンコールに3人だけの演奏で披露。1部でせっかくバンドついてたのに、何で3人でやるの?ってあの時は思ったけど、それ以降の「冬の稲妻」は、必ずバックバンドありだったので貴重だった。(自分は10/24神戸国際会館ですでにアコースティックバージョン「冬の稲妻」は聴いてたけど)「ラスト・チャンス」? この曲は何だろう?と、しばらく分からないままでしたが、ラジオで庄野真代さんにべーやんが提供した曲だと知って、庄野真代さんのシングルを買いに行った。アリスのライブで聴いた印象とはかなり違ってた。アリスのアレンジは、ロック色が強くそしてコンガがかなり印象的に前に出てた。リードボーカルはべーやんで、ちんぺいさんはサビ部分のみコーラス入れてる感じでした。オリジナルの庄野真代さんのアレンジは荒井由実さんの世界に近いようなオシャレな都会派なアレンジです。作詞の中村行延さんは、この同じ年発売のベーやんソロアルバム「忘れかけてたラブソング」に5曲も歌詞を書いています。すでに次のアルバムの準備曲として存在してたのか、「忘れかけてたラブソング」に収録出来なかった曲なのか、オファー受けて新たに二人で作ったのかは不明。B面「ラッキー・ディ」作詞・作曲 庄野真代さん 編曲 佐藤準さん庄野真代さんは基本的に、自分で作詞作曲した曲を歌うシンガーソングライターなのですが、「飛んでイスタンブール」からの一連のヒットソングが全てプロの作家の作品だったので、意外とシンガーソングライターだと思われてない所もある。一連のヒット曲は全て筒美京平さんの作曲でした。軽快なロックンロールアレンジの明るい曲です。この2曲は3rdアルバム「ぱすてる33 1/3 」に収録されています。このアルバムには「ラスト・チャンス」の前のシングル「中央フリー・ウェイ」も入ってます。「中央フリー・ウェイ」はもちろん荒井由実さんのカバーです。庄野真代さんバージョンの「中央フリー・ウェイ」も自分は凄く好きです。ユーミンが歌うと近未来的な世界が広がり、誰も真似できない世界を作り上げるけど、庄野さんが歌うとまた違う、現実的な風の匂いとか感じられる。シングルジャケットのデッサンか下書きのようなジャケット。おしゃれ。
2018年06月13日
友人のお土産で「伽羅」の線香をいただいた。寺院にお参りに行くと、自分も必ずその寺院の線香を買うようになったので、家の仏壇の前は各種様々な線香の箱が並んでる。仏壇の引き出しの中も線香だらけ・・・。とにかく線香が大好きで、友人にもお土産なら線香が一番うれしいって言ってるほど。法隆寺で買って来てくれた「伽羅」の線香。「伽羅」は、沈水香(ジンスイコウ)の中でも最上級の香木。仏間じゃなくても、香りが漂ってるだけで心が落ち着く。「伽羅」は、ホントに高級なのに売り切れてる事もあって、まだ手の届く「白檀」を買うことが多い。最近、またまたマニアックに線香の世界にハマりつつあるので、ついつい良さそうな物があればネットでも買ってしまう。線香を焚く事によって、その場所を清め、心を落ち着かせ平常心を保つ意味もあり、これからの人生に手放せない物になってきそうです。自分の家の宗教は浄土宗なので、特に縛りや決まりが少ない宗教のようで、線香は1本とか2本とか決められてるわけじゃないので、1本でも3本でも何本でもOK。いつも3本立ててしまう^^;この前もお寺さんがお参りに来た時も、線香マニアかのように仏壇前のテーブルで各種線香の箱を並べているので、その話で少し盛り上がった^^この前、線香じゃなく、少し高級な焼香を買ってみようと店で見てみると150gで60000円とか、もっと高いのもあってびっくり。お手頃価格の物ももちろんあって、香合や焼香香炉など気に入ったものを見つけてから焼香はいろいろ見てから決めようと。香合だけでも迷ってしまうほど様々な色や模様や大きさがあって見てるだけで楽しい。線香の世界にハマってから、いろいろと知る事も多く、寺院や神社に参拝する前に、身を清めるための「塗香」なるものの存在も初めて知った。手のひらに塗って身を清めてからお参りするのが良いらしい。「塗香」を持ち歩くためのケースも、そんなに高くなく、「塗香」自体も低価格。高くても20gで1000円程度です。空薫セットもこの前、注文した。香木に惹かれるようになっていくのは年齢を重ねて自然な事なのかも知れないと妙に納得してます。確実に心が落ち着く力は凄いと思う。「伽羅」と言えば・・・やはり谷村新司さんの楽曲「伽羅」が頭に浮かぶ。1985年発売のアルバムタイトルが「伽羅」で、その1曲目にタイトル曲「伽羅」が収録されてる。オリジナルのLP曲順で聴かないと、アルバムの世界が違って聞こえてしまう。CDではなぜか1曲目に「浪漫鉄道<蹉跌編>」が入ってて、アルバムの世界が崩れてしまう。最後に「浪漫鉄道<途上編>」も入ってるから、入れない方がいいのに。「伽羅」から始まるから、このアルバムがカッコいいのに。「伽羅」作詞・作曲 谷村新司さん 編曲 佐々木周さんヴァース部分のアカペラコーラスから始まり、香木の香りが匂い立つような音の世界に突入!この曲のアレンジは「伽羅」という言葉の響きが似合い、頭の中に浮かび流れてくるような沈水香の香りを感じながら聴けるアレンジ。これは香港盤のLP「伽羅」シュリンクはそのままにして保存してるので、値札も付いたまま。「伽羅」は、「幽香木」とも書くようです。歌詞カードでは「伽羅」のまま。ちんぺいさんの「伽羅」を聴きながら、伽羅の線香を焚くのは最高です。「伽羅」の中国語歌詞。広東語なのかな・・・
2018年06月10日
本日発売の谷村新司さんのニューアルバム!今回のアルバムは少し変わったセルフカバーアルバムです。今年のコンサートツアーで(すでに4月に国立劇場で3日間で開催)、歌う楽曲をスタジオレコーディングしたものです。アリスの活動と平行にソロ活動もしていた頃の楽曲を中心に、昔からのファンにはうれしい選曲です。何度もリメイクした楽曲もありますが、ほとんどが初めてのリメイクです。1曲目「Runnin'on -ランニング-」この曲は、アルバム「昴」の1曲目に収録されてる曲で、コンサートのセットリストにもほとんど入った事のない楽曲です。アルバム1曲目なのに、あんまり日の目を見なかった曲。ちんぺいさんはソロアルバムを1974年「蜩」、1975年「海猫」、1976年「引き潮」、1977年「黒い鷲」、1979年「喝采」、1980年「昴」、1981年「海を渡る蝶」と、7枚のソロアルバムをアリスの活動と同時にリリースしていました。ソロ活動について当時、ちんぺいさんは「ソロコンサートはべーやんだけがやって、自分はしない」と公言してたので、アルバム作りのみのソロ活動でした。シングルカットは1979年「陽はまた昇る」が初。で、基本的にソロの曲を生で披露してくれるのは、アリスリサイタルのソロコーナーの時だけでした。ソロ曲がアリスのナンバーとしてアレンジされてコンサートで歌われる曲も数曲ありました。よく、アリス3人で演奏されてたのは「蜩」「面影」「砂の道」「サンセット」「熱い吐息」「スナイパー」「この空の下」など。「想い出橋」「冬木立」も、たしか1974年冬の神戸か、1975年の春の大阪で歌ったように思う。ソロコーナーとして歌われたのは「讃歌」「都忘れ」「引き潮」「春雷のあとで…」「ハーバー・ライト(港の灯)」「冬の嵐」「陽はまた昇る」「ラスト・ソング-最後のライト-」「昴」。「1977年(冬)」のみ、テレビで一度だけ歌っています。もう一つ、例外があって、アダモとのジョイントコンサートを1979年春〜夏にかけて開催。これはたしか、明治マクビティビスケットを購入して、応募用紙に応募券を貼り付けて送り、抽選で当選した人のみ無料招待だったと思う。関西はフェスティバルホール1日だったので競争率は強烈で、それでも何とか1枚当選して無事に観ることができた。この時はアルバム「喝采」から中心に歌ってくれた。「Left Alone」と「真夜中のカーニバル」が聴けた感動は忘れない!2曲目「終着駅」この曲もアルバム「昴」に収録されてます。「♪うるわしの口唇よ〜」の所のメロディーと譜割を少し変えています。国立劇場で聴いた時にも、「あれ?変えた?!」と思ったのですが、ライブなので(初日だったし),歌ってて自然とそうなったのかもと思ってましたが、レコーディングでも変えてるので、こう歌いたかったのかと・・・。前の方が愛着があるけど、聴き慣れたらこっちの方が良いのかも。早く、ライブで再びこの曲を聴きたい。3曲目「引き潮」大好きなアルバム「引き潮」の1曲目に収録されてるタイトルナンバー。とにかく「引き潮」は名盤すぎる!全てのソロアルバムの中で一番好きかも知れない。確実に聴いた回数は「引き潮」がダントツに一番多いと思う。小学生の頃、アリスよりも「引き潮」ばかり聴いてた頃があった。全曲カッコよくて聴き込みまくった。アリス活動停止後に何度かソロコンサートで「引き潮」を歌ってくれたけど、アレンジと演奏がしっくりこなくて、のめり込めなかった。今回、国立劇場で聴いた「引き潮」は、あの頃の感動が蘇るものでした。多分、オリジナルを尊重したアレンジが良かったのだと思う。キーは違うけど、各パートのオブリもほぼオリジナルを再現してくれてる。ライブ盤「エンドレスロード」での「引き潮」に負けないほどのライブバージョンが今になって聴けるとは思わなかった。4曲目「陽はまた昇る」この曲は何度もリメイクされてるので。「素描」「ベスト・リクエスト」「21世紀 BEST OF THE RED 1972→'81」「音帰し」でもセルフカバーしています。5曲目「喝采-想い出のライト-」この曲は、アダモとのコンサートでも歌ったけど、1982年初のソロツアーの初日に聴いた時の感動は大きかった。アレンジも演奏も凄く良いんだけど、できればレコーディングだけ生のストリングスを入れて欲しかった。急なレコーディングだったから仕方ないけど。暖かみがやっぱりまったく違うから…6曲目「モーニング・コール」この曲はアリス活動停止後の曲。「抱擁」に収録されてた曲。1984〜86年頃はよくセットリスト入りしてた曲。7曲目「真夜中のカーニバル」今回、リメイクされて一番うれしかった曲!初期のちんぺいさんは気怠いボサノバが多く、その世界にハマってしまってた小学生でした。やっぱり最初に聴いた「サンセット(蒼い夕日)」は衝撃的でした。こんなカッコいい音楽の世界があるのかと「サンセット」ばかり聴いてた事もあった。「サンセット」はアルバム「海猫」に収録されていますが、「海猫」の中にはさらに上回る好きな曲があります、「ひまわり」と「讃歌」は、40年以上、異常な回数聴き続けても今だにまったく飽きずに初めて聴いた時の感動と変わらないほどの感動してしまう曲。「ハーバー・ライト(港の灯)」の異常なカッコよさも捨てがたい。「海猫」も好きな曲だらけです。「引き潮」の次に多く回数聴いてると思うアルバム。ボサノバ系なら「引き潮」収録の「煙草のけむり」がダントツ一番好きです。今回、「真夜中のカーニバル」は、イントロのトランペットソロがないけど、それでも、この曲を歌ってくれるだけでうれしい曲。今回のアレンジは曲の世界を崩す事なく、浮かんでくる景色や気温や湿度が変わらないのが一番うれしい。この曲も早くまたライブで聴きたい!8曲目「流行(はやり)の女達」この曲はアリス活動停止後のソロアルバム曲。「棘」に収録。あの頃、ライブではかなりよく聴いた印象の曲。最近はあまりセットリストに入ってなかった。9曲目「忘れていいの」この曲はかなり今でもセットリスト入りする確率の高い曲。10曲目「輪舞-ロンド-」この曲もアリス活動停止後のソロアルバム「輪舞-ロンド-」に収録されてるタイトルナンバー。ソロアルバムでも「ヨーロッパ三部作」は、また別格で、あの3枚からのナンバーが聴けると得した気分になる。特にダントツでアルバム「獅子と薔薇」からが一番ですが。オーケストラと共演する機会が多いのに、ヨーロッパ三部作完全再現とかやってくれたらめちゃくちゃうれしいけど。特に「獅子と薔薇」全曲完全再現なら最高すぎる。11曲目「冬の嵐」アルバム「黒い鷲」に収録されてるシャンソンナンバー。確か、この曲のライブバージョンを初めて聴いたのはFMラジオのスタジオライブだったと思う。「黒い鷲」は1977年12月1日発売ですが、1977年12月のアリス トワイライトタイムツアーのセットリストには入らなかった。1978年春のツアーでは、べーやんのコーラスも入っての「冬の嵐」アリス演奏バージョンが聴けた。(「♪The end The End of my Life」の部分をベーやんがコーラス。)アリスバージョンの「冬の嵐」も好きだった。あの時、アコーディオンのアレンジも良かった。武道館ライブ「栄光への脱出」の時の「冬の嵐」とは、全く違うアレンジだった。武道館公演のみが違うアレンジで、9月からの秋のツアーでの「冬の嵐」は元のアリスバージョンに戻ってました。春とは少しだけアレンジ変えてましたが、基本は同じでした。べーやんのコーラスはなくなって、ソロコーナーのようになって歌ってました。アリス トワイライトタイムツアーでは「黒い鷲」から「スナイパー」が初演奏された。あの時は、他に「この空の下」「砂の道」がソロアルバムからセットリスト入り。この「EARLY TIMES」バージョンの「冬の嵐」も凄く良くて聴き入ってしまう。アコーディオンのサンプリングの音はまったく違和感なく自然に聴ける。ベローの細かい動きも感じられるような音源でどんどんKeyも進化してるんだと思ってしまう。クラリネットから始まる1986年リメイク「素描」バージョンの「冬の嵐」も結構好きだった。アコーディオンパートをクラリネットに変えてのアレンジは斬新だった。12曲目「残照」この曲はアルバム「昴」に収録されてる曲。いつ聴いても胸が熱くなる曲です。ライブで歌ったツアーは数える程で、なかなかセットリストに入らなかった印象。アルバム「昴」からは全曲一度はセットリスト入りしてると思う。「レテの川 -Lethe-」も、たしか歌ったと思う。あとは確実に全曲セットリスト入りしてる。「玄冬記 -花散る日-」なんて、かなり経ってからライブで歌われた。一時期「この世が終わるとき(When The World Ends)」もよく歌ってくれてました。今回は「38年目の昴」という事でセットリスト入りすると思ってたけどなぁ。ハイライトにでも持ってこれる大作。「この世が終わるとき」と、跪き身体を反らすようにしながら絶唱した「愛」を初めて生で聴いた時の衝撃は大きかった。13曲目「昴-すばる-」「ベスト・リクエスト」「21世紀 BEST OF THE RED 1972→'81」「マカリイ」「音帰し」「今 伝えたい」などでもリメイクされています。これは「今 伝えたい」バージョンにかなり近いかも。一番ぶっ飛んでるのは「21世紀 BEST OF THE RED 1972→'81」バージョンです^^;SF映画のエンドロールで流れそうな仰々しいバージョン。これもまたライブで聴くと全く違うイメージになって悪くなく楽しめた。「21世紀 BEST OF THE RED 1972→'81」の中なら、「狂った果実」のぶっ飛びアレンジも凄く好きだった。「「21世紀 BEST OF THE RED 1972→'81」」バージョンの「チャンピオン」もあの頃はイヤだったけど、今聴くと新鮮で良いと思う。「帰らざる日々」は手拍子入れにくいアレンジなのが良い^^;「21世紀 BEST OF THE RED 1972→'81」バージョンの「帰らざる日々」で手拍子したら異常だと思う。今でも異常だと思ってしまうけど・・・・中島みゆきさんの「エレーン」の後半で手拍子するようなもんだと思う^^;有りえないけど。「EARLY TIMES」~38年目の昴~ は、本当に「今」のちんぺいさんの歌声を楽しめるアルバムです。コンサートツアーの日程も徐々に発表されてきました。4月の国立劇場とセットリストも少し変わってくるんじゃないかとちょっとだけ期待。まったく同じでも何の不満もないけど^^飲みながらじっくり聴いてたので、めちゃくちゃ長くなった。関係ない話も多くなった^^;1973年9月のちんぺいさん。この地下鉄出口は、昔の御堂筋線なんば駅の千日前出口っぽいけど・・・。千日前キャバレー「サン」のすぐそばの出口かなぁ。「♪雨が降ってもサンサンサン 風が吹いてもサンサンサン ブルーナイトサン〜 ミッドナイトサン〜 あなたは私の宝 この世の〜〜」この歌、関西人ならみんな歌えたと思う。「♪この世の〜」の後はナレーションが入ってCMが終わる。「♪心の〜」説もある。当時どっちか聞き取れなかった。ちんぺいさんとまったく関係ない話ですが・・・ちんぺいさん一人暮らしの大阪の部屋。これも1973年9月。この部屋で名曲の数々が生まれたんだろうな。「煙草のけむり」とか、絶対この部屋で生まれたと思う。「煙草のけむり」のカッコ良さは異常です^^; ライブで一度でいいから歌ってほしい曲。気怠いボサノバナンバーで「真夜中のカーニバル」以上に好きなボサノバナンバー。
2018年06月06日
1976年12月25日公開の郷ひろみさんの主演映画「おとうと」のテーマ曲です。この2曲は「映画おとうと オリジナルサウンドトラック盤」に収録されています。サウンドトラック盤は映画公開の2ヶ月後の1977年2月25日に発売。谷村新司さんが郷ひろみさんが楽曲を提供してる事はあまり知られていないと思う。この映画は大ヒットしましたが、この2曲をシングル盤で出す事もなかったので隠れた名曲になってる。久しぶりに聴きながらCDに焼こうと思って針を落としてみたら、ノイズも多いし、一箇所針飛びしてしまうので、中古レコード屋とかネットで状態の良さそうな物を探してた。いろいろと売ってたけど、何とか見つけてやっとCDに焼いてみた。1曲目「惜春歌」作詞・作曲 谷村新司さん 編曲 高田弘さんこの曲が発表される少し前に、郷ひろみさんは楳図かずおさん作詞の「寒い夜明け」を歌ったので楳図かずおさんが好きだった自分は初めて郷ひろみさんのレコードを買った。「寒い夜明け」は1976年11月発売。その2ヶ月後に当時もコンサートに行ってた谷村新司さんの作品を歌うと知って、映画も観に行ったし、連続で郷ひろみさんのレコードを買う事にもなった。「寒い夜明け」の事は、たしかかなり前に書いたように思う。この「惜春歌」を聴いて、郷ひろみさんは歌が上手いのだと認識した。ちんぺいさんがこの頃からよく書いてた大正演歌調の七五調の曲です。ちんぺいさんのソロアルバムでは「恋唄」「夢行燈」などの大正演歌調の七五調の名曲を作ってました。この「惜春歌」は、その2曲に負けないほどの名曲で心に浸みます。郷ひろみさんの歌唱も感情豊かで心地いいビブラートとファルセットも使い、歌の上手さを感じる。2曲目「浜薔薇」作詞・作曲 谷村新司さん 編曲 高田弘さん「浜薔薇」と書いて「はまなす」と読みます。2曲目のこの曲は、大正演歌色はなく、ちんぺいさんのソロで言うと「この空の下」に近いタイプかな。この曲も難しい曲だと思うけど、郷ひろみさんは見事に情景が浮かんでくるような歌唱で聴かせてくれます。この頃の郷ひろみさんは、この2曲をシングルカットするのは完全にイメージが変わってしまうので、しなかったのだと思う。映画の中での二十歳になった碧郎が歌ってると思う方がしっくりくる。この映画も凄く感動する作品だったけどDVD化もされていない。DVDかBlu-rayで出れば絶対に買うのに。
2018年06月04日
山口百恵さんの15枚目のアルバム。当時、LPで買って「サンタマリアの熱い風」「ヒ・ロ・イ・ン」「ラスト・ソング」の3曲だけを聴いてたけど、何年かしてアルバム通して聴くようになった。谷村新司さんの作った曲しか最初は興味なかったのですが、他の曲もなかなか良い曲が多い。A面1曲目「サンタマリアの熱い風」作詞・作曲 谷村新司さん 編曲 萩田光雄さんこのアルバムの中で今はこの曲が一番好きです。70年代後半のちんぺいさんの王道メロディラインが散りばめられてるような曲。激しいフラメンコパートと美しい3連バラードパートで構成されてます。フラメンコパートはもっとフラメンコギターを前に出したアレンジにしたらいいのにって昔から思ってたけど、アルバム1曲目なので、このアレンジの方がいいのかと今では思える。アルバムの3曲目辺りだったら、もっと攻めたアレンジでもいいとは思うけど。この曲はいつかちんぺいさんが歌うって思ってたけど、結局、未だに歌っていない。2曲目「幻へようこそ」作詞 阿木燿子さん 作曲 宇崎竜童さん 編曲 萩田光雄さんアルバム1曲目は、なんとなくこの曲の方が良かったような気がする。妖しくこの曲で始まって、2曲目「サンタマリアの熱い風」にして攻めたアレンジにしても良かったような気もする。3曲目「蜃気楼」作詞 喜多條忠さん 作曲・編曲 萩田光雄さん地味な印象だったこの曲ですが、今、聴いてみると名曲だと思う。4曲目「絶体絶命」作詞 阿木燿子さん 作曲 宇崎竜童さん 編曲 萩田光雄さんシングル曲。これは売れるでしょ!って曲です。5曲目「水鏡」作詞・作曲 丸山圭子さん 編曲 萩田光雄さんこの曲も地味な印象だったのに、歌詞もメロディも秀逸です。シングルカットしてもいいような曲6曲目「ヒ・ロ・イ・ン」作詞・作曲 谷村新司さん 編曲 萩田光雄さん大雑把に分けると「青年の樹」「Tomorrow Part 1」「ガラスの花」「天神は朝」タイプの曲。特に「天神は朝」のメロディとアレンジに近い感じ。(「天神(まち)は朝」はアリスの楽曲。他はちんぺいさんソロ)B面1曲目「空蝉」作詞 喜多條忠さん 作曲 丸山圭子さん 編曲 萩田光雄さんこの曲も凄く気に入ってる曲。山口さんの声に凄くあってる楽曲。2曲目「或る女…或る日」作詞 うさみかつみさん 作曲・編曲 萩田光雄さんこの曲を聴くとUNICORNの「ペケペケ」って曲を毎回思い出してしまう。山口さんの方がもちろん先だけど。UNICORNの2ndは名盤。今でも飽きない。3曲目「霧雨楼」作詞 阿木燿子さん 作曲 宇崎竜童さん 編曲 萩田光雄さんこの曲もシングルカットしても売れたと思うキャッチーなアレンジと構成。4曲目「ラスト・ソング」作詞・作曲 谷村新司さん 編曲 萩田光雄さんこの曲は山口さんの引退コンサートでも後半に歌われた名曲。ちんぺいさんも1979年発売の5枚目のソロアルバム「喝采」のラストに収録。1978年12月23日武道館・24日大阪フェス・25日横浜の3公演のみ、アリスのコンサートでも歌われました。(通常は「冬の嵐」を歌ってたのを、この3日間のみ大編成のストリングスが入っていたので変更できたのかも)アリス活動停止後のソロコンサートで数回ツアーのセットリストに入った。この曲は1986年セルフカバーアルバム「素描」のラストにも収録。「素描」は、ファンの間では賛否両論激しく、自分もオリジナルを超えた曲はほとんどないと思っていますが、この「ラスト・ソング」だけは、絶対に「素描」バージョンの方が良い!この頃のちんぺいさんのソロツアーでの、ほぼピアノのみのシンプルなアレンジでレコーディングされています。歌唱も「喝采」バージョンほど演じて歌ってなく、自然な感じです。「喝采」バージョンが6分54秒、「素描」バージョンは8分22秒とテンポもさらにゆったりとじっくり歌を聴かせるアレンジです。あと「冬の嵐」も「素描」でセルフカバーしていますが、この曲もオリジナルに負けないほどに歌唱もアレンジも素晴らしい。これも1984〜86年当時のソロツアーでのアレンジに近いと思う。6月6日に新作が出ます。今年のツアーのセットリストに沿った選曲のリメイクアルバムです。6枚目のソロアルバム「昴」までの楽曲がほとんどで、昔からのファンにとってはかなりうれしい企画です。シングル曲ではなく、アルバム曲が多いのがうれしい。シングル曲のリメイクはいろいろあるので・・・・^^;5曲目「プレイバック Part2」作詞 阿木燿子さん 作曲 宇崎竜童さん 編曲 萩田光雄さんアルバムラストは、このヒット曲です。
2018年05月29日
ささきいさおさんの1980年11月23日発売のシングル。ささきいさおさんと言えば「宇宙戦艦ヤマト」の主題歌でも有名な歌手、そして役者さんです。この2曲は谷村新司さんのカバーです。2曲とも1980年発売のアルバム『昴』に収録されてる曲です。A面「マイ・ボーイ」作詞・作曲 谷村新司さん 編曲 川上了さんアレンジに関して谷村新司さんのバージョンと曲の雰囲気が変わるほどの大幅な違いはなく、シンプルに編曲されています。編曲の川上了さんと言えば、ピンク・レディーの名曲「愛・Giri Giri」のアレンジをした方です。「愛・Giri Giri」は、ピンクレディーの全シングルの中でもベスト5に入ってもいいくらいに自分の好きな曲です。本人たちも気に入ってる曲で再結成のライブで歌ってくれる事も多かった。「マイ・ボーイ」のささきさんの歌唱は、朗々と声楽のようなしっかりした歌唱です。これはこれで良いと思える。かなり久しぶりに聴いてみたけど、ちょっとだけメロディーを変えてる所が少し気になる程度で普通に感動できた。ちんぺいさんはライブでも一時期よく歌ってた曲。B面「残照」作詞・作曲 谷村新司さん 編曲 川上了さんこの曲も、アルバム「昴」に収録されてる感動的なナンバーです。「マイ・ボーイ」が父親から子供を見た歌で、「残照」は子供から老いた父親を見た歌です。何十年かぶりに、ちんぺいさんが4月の国立劇場でのコンサートでこの曲を歌ってくれた。ささきさんバージョンのアレンジは、少し歌謡曲テイストを加えた程度で、この曲でも大幅に印象が変わることがなく編曲されています。「残照」は3コーラス全て聴いて、より感動が強くなる曲。ささきさんの歌唱力でドラマチックな世界を作り上げています。「マイ・ボーイ」よりも、B面の方が感動です。アルバム「昴」の中からだと、アルバム最大のドラマチックナンバーで、SF要素もある、「この世が終る時 (When the world ends)」を、ささきさんの歌声で聴いてみたかった。
2018年05月14日
1976年7月に発売されたアリスの5枚目のスタジオアルバム。このアルバムから3曲のシングルヒットが出ました。「今はもうだれも」「帰らざる日々」「遠くで汽笛を聞きながら」の3曲。このアルバムもLPとカセットでは曲順も収録曲もかなり違っています。これが完全オリジナルのLP。 1979年に品番と価格が変わり、この「ALICE VII」と同じデザインの帯に・・・>< 「ALICE V」アルバムとして正式な曲順(LPやCD) 10曲入り A面 B面1「今はもうだれも」 1「音の響き」2「遠くで汽笛を聞きながら」 2「もう二度と…」3「雪の音」 3「夏の終りに」4「あの日のままで」 4「指」5「僕の想うこと」 5「帰らざる日々」 カセット版「ALICE V」の曲目と曲順 ZT25-303 A面 B面1「帰らざる日々」 1「今もうだれも」2「あの日のままで」 2「指」3「僕の想うこと」 3「明日への讃歌」4「遠くで汽笛を聞きながら」 4「音の響き」5「雪の音」 5「夏の終りに」6「もう二度と…」 6「青春時代」当時、友人で頑ななカセット派の友人がいて、『ALICE I』〜『ALICE V』のアルバムをカセットの曲目で覚えてしまっていた。曲が多かったりして、得な気もするけど、やっぱり何か違和感半端ない。少ししてからカセット版も全て集めだして、聞き比べると明らかに妙なものが多かった。前に書いた「ALICE III」と「ALICE IV」の曲目と曲順でも違和感はかなりある。A面とB面の長さを揃えるための調節で曲を入れ替えたりする意味と、カセット派の人はシングルというものが当時はなかったので、アルバムに収録されていないシングル曲のA面B面を収録する意味もあるらしい。「ALICE V」だとシングル「今はもうだれも」のB面の新録「明日への讃歌」を追加収録。カセット版「ALICE III」で一番不自然な追加曲が「帰り道」だったように、カセット版「ALICE V」には「青春時代」が追加収録になってる。それならイントロダクションSEをカットしてるシングルバージョンの「愛の光」を入れた方がいいかも。曲順にしても、いきなり、ロングバージョンの「帰らざる日々」から始まるとか・・・これが正式な曲順だったとしたら、かなり攻めてるアルバムになるけど。カセット版B面の流れは良い感じです。最後の「青春時代」さえなければ。「夏の終りに」がアルバムラストってのも良い感じ。コンサートのセットリストの鉄板曲は「遠くで汽笛を聞きながら」のみ。「今はもうだれも」と「帰らざる日々」は100%セットリスト入りではない。(1975年〜1981年11月までのセットリスト)1978年9月〜11月までの秋のツアーで「今はもうだれも」はセットリストから外れてる。(1978年4月末〜7月までのべーやんときんちゃん二人だけのツアーでは「遠くで汽笛を聞きながら」のみセットリスト入り)「帰らざる日々」がセットリストから外れたのは、1979年12月27日28日大阪フェスティバルホールでのクリスマスコンサート。12月25日の大阪厚生年金会館の時は本編ラスト「チャンピオン」のあと、アンコール1曲目に「帰らざる日々」を歌い、続けて「さらば青春の時」を歌った。12月28日は1979年最後のコンサート。そして東芝EMI所属アーティストとしても最後の日。「帰らざる日々」をカットしてちんぺいさんの長いMCがありました。「今日で我々と別れてしまうって方もこのホールの中にいらしゃいます。」その時は誰のことなのか分からなかったけど、後にアリスがレコード会社設立するのがわかった時にこの日のあのMCの意味がわかりました。そして、この日はアリスの3人から観客とスタッフにかなりの長い時間、大きな拍手をしてくれました。そして「さらば青春の時」のイントロが流れ出しました。この日の客席は絶叫に近い声で全員がアリスと一緒に「さらば青春の時」を歌いました。そして止まらないアンコールの手拍子・・・。(「帰らざる日々」をカットした代わりに、リコーダー付き「走っておいで恋人よ」が歌われた)この日はちょっと大きめなアクシデントがありました^^;きんちゃんがドラム台から降りてきて、ちんぺいさんに耳打ち^^;急遽、ちんぺいさんときんちゃんのモノマネ大会があったりしました。1981年4月29日の滝野ローンステージのライブでも「帰らざる日々」はセットリストから外れてた。その代わりに、アンコールが「ラ・カルナバル」「エスピオナージ(2回目)」「美しき絆」の3曲。この日のセットリストが多分、一番異例ずくめの貴重なセットリストだった。「マリーダーリン」も2回演奏したし、特別企画の「冬の稲妻」があったりして特別だった。CDは単品のみなら、この4種類発売された。下の段の右が初CD化の時の物。上の2枚は同じリマスターの紙ジャケと通常盤。
2018年04月23日
1980年に堀内孝雄さんが発表した5thアルバム「デラシネ」のB面4曲目に収録されてる曲。アルバム「デラシネ」のラスト曲はB面5曲目「SERENADE」。この曲は1分半ほどの短い曲です。その前に収録されてる「トラベリング・マン」が実質上のラスト曲ってイメージで当時から聴いてました。「トラベリング・マン」作詞・作曲 堀内孝雄さん 編曲 岡田徹さん30代になったべーやんの決意や確認のような物を感じる。作詞する事はほとんどないべーやんがラブソングじゃない歌詞を書き上げ7分半もの長い曲になった。ライブではギター1本で歌うことも多かった。1982年のアリス活動停止後、初のソロコンサートツアーではギター1本弾き語りで本編ラストに歌われた。曲のラストのサビ繰り返しでは、一歩ずつ後ろへ下がりフェードアウトしていく演出だった。アリスのコンサートでも1ツアーだけ歌われた。1980年サマーコンサートツアーのソロコーナーでべーやんはこの曲を選んだ。それまで、ソロコーナーでは「忘れな歌」が歌われていましたが、1980年夏のみ「トラベリング・マン」。1980年8月末タイ、バンコクでライブして帰ってきて9月からのアリスのツアーではアルバムタイトル曲「デラシネ」に変わった。1980年11月までソロコーナーで「デラシネ」が歌われ、1980年12月から1981年3月まで「裸木」に変わった。1980年7月〜8月初旬のみアリスのコンサートで歌われた時は、2コーラス目までべーやん一人の弾き語りで3コーラス目までの間奏で松田幸一さんのブルースハープソロが入ってくる。その後はべーやんの歌に絡むように松田さんのブルースハープのオブリが入って来る。この時がライブでは最高のバージョンだったと思う。松田さんのブルースハープが入ってくると、一瞬で広い荒野の映像が広がってくるようです。この時もマイクから離れていきフェードアウトする演出。どこの会場も物凄い拍手だったように記憶してる。そして、アルバムバージョン。ギタースリーフィンガーと、べーやんの歌のみで始まる。1コーラス目サビからバスドラとスネアとベースのみ加わって来る。このアレンジはいつ聴いてもゾクゾクする。べーやんの歌唱は熱くならず引きすぎず、平熱で普段のべーやんが歌ってるようなトーン。ベードラとスネアの規則的でやや強めな音が、鼓動のように感じて来る。もの凄くシンプルなアレンジですが、全ての音が絶妙に絡み合って、それぞれの熱が感じられる。ロードムービーのように景色が移り変わって見えて来るのは、べーやんの歌唱の素晴らしさがあってこそ。今のべーやんの歌唱で聴いてみたい曲の一つです。「デラシネ」は名曲の宝庫で、これから日の目を見ないとしたら勿体ない楽曲だらけです。「トラベリング・マン」についてべーやんはこんな風に書いてます。「今、生きていることが大切なんじゃないか、と言いたかったんです。 今、なにをしている、それが大事なんだ。そういう気持ちがそのまま歌になっています。」LPLP裏ジャケプレスシート 見開き4ページ1980年5月5日〜 合歓の郷スタジオでレコーディングべーやん本人の全曲解説
2018年04月15日
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