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水前寺清子さんの60周年を記念する2枚組の新曲入りのベスト盤が発売されました!全曲2024年リマスターではないと思いますが、2012年リマスターとは明らかに音が良くなってる曲もある。2019年に企画盤として発売された「ありがとうの歌 ~水前寺清子TV主題歌コレクション~」の時もリマスターされていましたが、そのアルバムに収録されてる楽曲と今回の選曲で重なってる曲を比べてみたら2019年よりも音圧上がってるしバランスも良くなってる。水前寺清子さんの人生の応援歌は他のどんな歌手よりも多くの人を励まし救ったのかも知れない。強烈な歌唱力で歌い上げる応援歌は物凄い説得力があって、誰もが元気をもらえるように思う。応援歌では水前寺さんの右に出る歌手はいないかも知れない。今回の2枚組ベスト盤を買っておけば、リマスター時期はバラバラかも知れないけど、一番良い音で各曲が聴けるのは確実です。「ありがとうの歌」と「いつでも君は」は2019年の音と比べ物にならいほど音が良くなってる。選曲もまあ、満足です。そりゃ入れないといけない楽曲は他にも何曲もあるのですが、そうなると3枚組、4枚組になってしまう。個人的には「青空を見たかい」「鬼面児」「ああ 男なら 男なら」「だめでもともと」「みそこなっちゃいけないよ」「にんげんどっこの唄」が選ばれたのはうれしい。今回は「男のいのち 援歌の真髄」とタイトルがついてるので男唄を中心に選曲されている感じですが、「おんな富士」や「自慢じゃないが女だよ」なども収録されています。通常のベストなら「艶歌」「大勝負」「虚空太鼓」「空手道」「涙のマーチ」「命坂」「君は青空を見たか」「肥後の駒下駄」を外すのは絶対におかしい。「援歌の真髄」をコンセプトに選んだらこうなったのか…。「艶歌」が入っていないのだけはおかしい…。1969年に応援歌ばかりを集めたコンセプトアルバム「人生の応援団長」というアルバムが出ました。そこには「青空の唄」「あすなろの唄」「ここでやらずにどこでやる」「ほほえみ」が収録されてます。この4曲も「援歌の真髄」の1曲だと思う。まあ、今回選ばれた30曲もどれも名曲揃いなのです。楽曲が多すぎて選ぶ方も大変だとは思う。Disc 11曲目「涙を抱いた渡り鳥」2曲目「天国の近く」3曲目「ゆさぶりどっこの唄」4曲目「いっぽんどっこの唄」5曲目「どうどうどっこの唄」6曲目「みそこなっちゃいけないよ」7曲目「にんげんどっこの唄」8曲目「ああ 男なら 男なら」9曲目「鬼面児」10曲目「おんな富士」11曲目「自慢じゃないが女だよ」12曲目「おんなの街道」13曲目「日本人だね演歌だね」14曲目「運否天賦で行こうじゃないか」15曲目「男のいのち」2曲目「天国の近く」がCD化されるのは初めてじゃないかな。この曲はデビュー曲「涙を抱いた渡り鳥」のB面曲です。チータのファンならみんな知ってる曲だけど、ライトなファンは知らない人もいるのかも。どうしてこの曲が選ばれたのかは謎だけど、良い音で聴ける事はうれしい限り。「どっこの唄」シリーズ4曲全てが収録されてるのも少し珍しい。8曲目「ああ 男なら 男なら」が選曲されたのも珍しい。ヒット曲なのですが、忘れられがちの曲です。この曲もチータの歌声が気持ち良すぎる!CD-BOXには収録されていました。9曲目「鬼面児」が最新リマスターでCD化されたのはうれしい。この曲の事もかなり前にブログで書いています。今回のアルバムのほとんど曲のシングル盤をブログで書いています。「鬼面児」は、1982年「水前寺清子 リサイタル 演歌・人生・応援歌」のライブ音源も絶品です!!「鬼面児」〜「肥後の駒下駄」のメドレーになっています。「水前寺清子 リサイタル 演歌・人生・応援歌」もCD化してほしい。11曲目「自慢じゃないが女だよ」(1995年)は大好きな曲です。軽快なROCKナンバーでチータの歌も最高です。13曲目「日本人だね演歌だね」(2009年)も発売当時、よく聴いた曲。この曲もあまり知られてないと思うけど、ほんわかのんびり聴ける名曲。14曲目「運否天賦で行こうじゃないか」(2022年)は今の所、最新シングル曲。この曲も今のチータだから説得力のある人生の応援歌です。15曲目「男のいのち」は今回の60周年記念盤のためにレコーディングされた新曲です。2024年の現在でもチータが歌う、こんな曲がリリースされるのは凄く良い事だと思う。こう言う歌はどんな時代にも大切な曲です。チータが切り開いて行った道が、今の若い演歌歌手の手本となり道しるべとなっていく。日本の応援歌の基礎を作った一人だと言っても過言ではない。畠山みどりさんもその中の一人だと思う。Disc 21曲目「いつでも君は」2曲目「三百六十五歩のマーチ」3曲目「友達の唄」4曲目「真実一路のマーチ」5曲目「ありがとうの歌」6曲目「だめでもともと」7曲目「青空を見たかい」8曲目「大逆転のマーチ」9曲目「祭りになればいい」10曲目「かあさん」11曲目「テネシー・ワルツ」12曲目「ブンブンビート阿波踊り M.C.チータ」13曲目「涙をふいて」14曲目「春雷」15曲目「チータのcha cha cha」1曲目「いつでも君は」はいつ聴いても惹かれる楽曲です。メロディーの美しさ、優しく力強い歌声、アレンジの素晴らしさ、全てが完璧な楽曲。そして自分が持っているどのリマスターよりも今回のCDの音が最高です。4曲目「真実一路のマーチ」も小学生の頃から何百回聴いたのだろう…って思ってしまう。「三百六十五歩のマーチ」よりもこの曲を聴いた回数の方が確実に多いと思う。「いつでも君は」もそうですが、自分がどんな年代を生きてる時も必ず聴いてたと思う曲。でも水前寺さんの楽曲で一番多く回数を聴いたのはダントツで「艶歌」(1968年)です!「艶歌」が入ってないのは寂しい。水前寺さんの全曲の中で一番好きな曲は絶対的に「艶歌」です!5曲目「ありがとうの歌」(1970年)も小学生の頃にずっと観てたドラマの主題歌だったので思い入れは強い。この曲のイントロを急に鼻歌で歌ってたり、口笛吹いてる時がある。歌メロじゃなくなぜかいつもイントロを鼻歌で歌ってる^^;6曲目「だめでもともと」(1970年)が選ばれたのはびっくりです。この曲は軽快なラテンナンバーです!この曲、CD化された事あったっけ?軽快に歌うチータの歌唱も心地良く最高です!7曲目「青空を見たかい」(1971年)はシングル「あゝ恋唄」のB面です。この曲も初CD化なんじゃないかな。B面曲ってあまりCD化されないから・・・。A面の「あゝ恋唄」も凄い名曲なのにB面が選ばれたのはおもしろい。タイトルに「青空」がつく楽曲が多くあります。「三百六十五歩のマーチ」(1968年)B面は「青空の唄」です。「青空浪人の唄」(1971年)、「君は青空を見たか」(1975年)、「青空」(1990年)と多くあります。でも自分は「君は青空を見たか」(1975年)の方が好き過ぎて、この曲は最新リマスターで収録して欲しかった。8曲目「大逆転のマーチ」(1972年)がベスト盤に収録されるのは珍しいような気がする。9曲目「祭りになればいい」もB面曲です。A面は「昭和放浪記」(1972年)です。この曲も初CDかなのかも。12曲目「ブンブンビート阿波踊り M.C.チータ」も異色な選曲。チータのぶっ飛び系の楽曲は多くあります。「いまさら歌舞伎」「C.C.レモン チータ With Blind Lemon Brothers」「キッカケサンバ」など。一番知られてるのは「C.C.レモン」だと思う。「だめでもともと」とはまったく関係ない「だめでもともと音頭」もあります。14曲目「春雷」(2006年)はプログレのような激しく曲調が変わる曲。この曲の前半部分が水前寺さんの楽曲の中で一番ROCKしている。15曲目「チータのcha cha cha」はこの60周年記念アルバムのための新曲。意外とチータには珍しいムード歌謡です。ムード歌謡全盛期を超えてきたチータですが、ムード歌謡は歌ってこなかった。島倉千代子さんはムード歌謡を多くリリースしています。チータのイメージと大きく違った楽曲「ハーモニー」なんかも選曲されていると良かったのに。いつもの唱法ではない歌声を聴かせてくれた名曲です。
2024年10月17日
森進一さんの新曲が発売されました!130枚目のシングルで57年間連続でオリコン週間ランキングにランクインの記録を出した。オリコン週間ランキングは1968年から始まった。森進一さんは1966年6月デビューで1968年までに7枚のシングルをヒットさせています。2年間で7枚シングルリリースはその頃は人気歌手なら普通でした。1年に10枚以上シングルをリリースする歌手も多くいました。畠山みどりさんは1963年1964年と続けて11枚のシングルをリリースしています。今回は両A面での発売です。1曲目「みれんの港」作詞 かず翼さん 作曲 四方章人さん 編曲 竹内弘一さんここ最近10年の森進一さんのシングルは森さん本人が作詞、もしくは作曲、作詞作曲両方を担当してシンガーソングライターとして活動が目立っていました。今回は久しぶりのかず翼さん、四方章人さんコンビの作品です。この二人は2003年シングル「哀の河」の時のコンビです。ド演歌系の名曲でした。今回もド演歌系です。そして初期の森進一さんを彷彿させる嘆きの女歌歌唱です。2曲目「おもかげ運河」作詞 かず翼さん 作曲 四方章人さん 編曲 竹内弘一さんこの曲も森進一さんが得意とするジャンルで軽いノリの演歌です。ココ何年か森進一さんのライブに行けていないので、大阪公演か神戸公演があれば久しぶりに魂の生歌を体感したいと思ってる。森進一さんの事を書くのもひさしぶりだったし、じっくり聴くのも久しぶりでした。1979年発売のアルバム「男坂・女坂」を久々に今から聴こうと思う。
2024年08月03日
森進一さんの最新シングル「厚化粧の女」が2023年7月19日発売になりました。まだ書いてなかったのにもう書いたと思い込んでた。128枚目の前作のシングル「さわりは名調子」からちょうど1年、70年代の森さんの歌唱を彷彿させる新曲が発売になりました。1曲目「厚化粧の女」作詞・作曲 森進一さん 編曲 周防泰臣さん予約注文してたこのCDが届いて、初めて聴いた時、まず思ったのが「声が若返ってる」と驚いた。森さんにしか出来ない個性的な歌唱法も多く使っています。「♪ダメよと拒んで 泣ぁぁ〜きぃぃぃいい〜ながら」の「きぃぃぃいい〜〜」の音程を一気にずり上げて高音ファルセットにまで釣り上げる歌唱には鳥肌もんの感動でした。この歌唱は60年代〜80年代の森さんの楽曲ではいくつもありますが、真っ先に思いつくのは1981年9月発売の52枚目のシングル「命あたえて」の最後の歌い上げ部分の「♪誰か…誰か…誰か お願い〜 い の ち あたぁぁぁぁ〜〜えぇ〜てぇ〜」の「あたぁぁぁぁ〜〜えぇぇてぇ〜」の歌い上げる部分。誰も完璧に真似できない唯一無二の歌唱で、凄い高音まで音を上げて行きます。森進一さんの曲をオリジナルキーでカラオケで歌ってみたらわかると思うけど、ハイトーンのロックシンガーの曲より高音部分がかなり多い事に驚くはず。「命あたえて」をまったく同じキーで同じ歌い方が出来る人はかなり限られると思う。(例えば森さんが軽く歌ってる「故郷」を歌ってみたらキーの高さと歌の難しさがわかる)「命あたえて」はカラオケで歌が上手いと自信ある男の人でもきっと森さんのように歌えないと思う。「命あたえて」って曲は楽曲以前に森さんの歌唱があって初めて良い曲になれる楽曲。他の歌手が普通に歌うと、それほど良い歌詞でも曲もないのですが、森さんが歌う事で初めて名曲になるというのがよくわかる曲。「おふくろさん」なども森さんの歌唱で初めて名曲と呼べるようになれる曲。あの曲も他の人が歌っているのを聴いてもまったく良い曲だとは思えない曲です。森さんの声で歌ってもらえた事で初めてあの曲は名曲と呼ばれるようになったと言っても過言じゃない。でも「冬の旅」や「別れの接吻」「あゝ人恋し」「北の螢」「ひとすじの白い道」「悲しみの器」「はな」「ゆうすげの恋」「さざんか」「さらば友よ」「命かれても」「母恋い人生」「旅路のはてに」「きみよ荒野へ」「ルーム・キー」「古傷」「故郷」・・・・まだまだあるけど、楽曲だけでも超名曲と呼べる曲は森さんのオリジナル曲にはかなり多い。今回も森進一さん本人が作詞、作曲です。(前作は書き溜めていた阿久悠さんの歌詞に森さんが曲をつけました)2曲目「昭和エレジー」作詞・作曲 森進一さん 編曲 佐野博美さん、斎藤功さんイントロのSAXのグロウル奏法で一気に昭和のタバコ臭さと熱燗温めてる匂いの飲屋街の風景が一気に頭に浮かび上がってくる。この曲も「厚化粧の女」に負けてない「良い演歌」になっています。森さんが歌詞に「故郷の老いたかあちゃん」と入れているのも胸にグッとくる。今回の2曲は、最近の森進一さんが作詞作曲した楽曲の中で「あるがままに生きる」に匹敵する名曲だと思います。最近、また森進一さんのいろんなライブ盤を聴いてたりするので、関西でコンサートがあればまた是非行きたいと思う。
2023年08月28日
若手演歌歌手「青山新さん」の4枚目のシングル。少し前、BSフジの歌番組に山本リンダさんが出演すると知って観ていました。山本リンダさんは53枚目のシングル「明日への翼」を歌いました。この曲のライブヴァージョンが聴けるのが目当て番組を観ていました。その番組には歌の巧さに惹かれてずっと聴いてる「二見颯一さん」も出演していて「一里塚」を歌唱。その番組を流して観てたら「青山新さん」が登場。タイトルは「女のはじまり」凄い1960年代のようなタイトルに惹かれ飛ばさずに聴いてみたら、まるで1968〜1970年頃の森進一さんの歌のようで気に入ってすぐにCDを買った。森進一さんの少しマニアでもあるので、森さんっぽい歌唱や楽曲があると聞き入ってしまう。Amazonで買ったこのシングルCDはDVDと2枚組でCDには1曲しか入ってなかった。あまり何も見ずに適当にポチッとしたので仕方ない。1曲目「女のはじまり」作詞 田久保真見さん 作曲 水森英夫さん 編曲 竹内弘一さん作詞の田久保真見さんは堀内孝雄さんの名曲「空蝉の家」を書いた作詞家。「空蝉の家」は日本作詞大賞も受賞した名曲です。他にはべーやんと組んだ「みんな少年だった」も名曲です。 作曲の水森英夫さんは二見颯一さんの師匠でもある作曲家。青山新さんは二見さんと同じ門下生って感じなのかも知れません。二見さんは正統派で民謡からの強烈な歌唱力が魅力の歌手ですが、青山さんも1960年〜70年代の古き良き演歌を思い出させる歌唱です。そのBSフジの番組で聴いてて、森進一さんを感じられたのでCDが欲しくなった。森進一さんの「望郷」を思い出させるような女性スキャットから始まるイントロも昭和演歌のようで惹きつけられた。そして歌い始めはまるで「命かれても」を彷彿させるメロディーとアレンジ。「命かれても」は1960年代の森進一さんの楽曲の中ではダントツに一番好きな曲。60年代の森さんの曲なら次は「ひとり酒場で」が好きな曲です。「ひとり酒場で」のB面「神戸の夜」も凄い名曲です!(1968年頃の森進一さん)70年代になると森さんは演歌にこだわらずに流行歌を歌っていきたいと話していてブルース、歌謡曲、ロック、フォークと一気に幅広い楽曲を歌うようになった。「旅路のはてに」と「望郷」「夏子ひとり」は特別好きな曲。そして!1973年10月に森進一さんの最強の超名曲「冬の旅」をリリース!やっぱりこの曲を超える森さんの曲はないかも。カッコ良すぎる曲です。「さらば友よ」「別れの接吻」「あゝ人恋し」「故郷」「さざんか」「雨の桟橋」と好きな曲だらけのこの頃の森さんの楽曲。「襟裳岬」「おふくろさん」は有名だけど自分はあまり好きではない曲です。「おふくろさん」なら「母恋い人生」の方がダントツに好きです。「母恋い人生」は「命かれても」のB面曲です。「おふくろさん」の4年も前の曲。コンサートで一度でいいから「おふくろさん」の代わりに「母恋い人生」を歌ってほしい。毎回、「おふくろさん」を歌うし。1977年「東京物語」をリリースしてから、また森さんは歌謡ロック路線も多くリリースするようになる。次の「甘ったれ」はアダモが作曲した歌謡ロックで、この曲も最高です!続いての「林檎抄」はフォークロックなカッコいい曲。そして正統派演歌「雪よおまえは」を次にリリースする事で森さんの世界が完成したように思える。ド演歌系でも「北の蛍」「命あたえて」「それは恋」「冬桜」と名曲を確実にリリースしています。コンサートでのアンコールでも盛り上がる「恋月夜」もその頃にリリースしたロックナンバー。「東京物語」〜「恋月夜」とアンコールで続けたセットリストの時は最高だった!!この頃の森さんの楽曲はシングル曲だけじゃなくアルバム曲でも名曲が多く生まれています。「東京ハートブレイク・ホテル」「古傷」「今思えば」「ルーム・キー」は特別カッコいい曲。ライブ盤「'87 森進一ライブ 中野サンプラザ」ではそんなアルバム収録のロックナンバーのライブヴァージョンが聴けます!!でもこれはカセットテープのみの発売だったので手に入りにくいかも。1990年代に入っても「移り香」「風のエレジー」「悲しい歌が流行ります」など名曲が止まらない。そして究極の名曲「悲しみの器」をリリース!その後、リリースしたブルース・スプリングスティーンのような「ライラ ライ」も凄く好きな曲。 2000年代になるとジャジーな名曲「ウイスキー色の街で」からスタート。きっちりと名曲「哀の河」のようなド演歌も残しています。スタンダードナンバーのような「はな」も森進一さんの歌手生活の中で重要な名曲。「人生ひたすら」「波止場」のような演歌の名曲、そしてロックナンバー「ゆらぎ」も2000年代の名曲。2010年代はやはり最高作品は「あるがままに生きる」です。これは文句なしの完璧な名曲です。他にも2013年発売の「情念」とそのカップリング曲「月のエレジー」も忘れてはいけない名曲です。「月のエレジー」は何年か前のコンサートでセットリストにも入りました!森進一さんの事ばかり書いてしまいましたが、青山新さんの「女のはじまり」は久しぶりに森進一さんを感じられる艶のある女歌を聴かせてくれる若い歌手が出て来たのはうれしい限りです。もっと癖強く歌ってもいいと思うけど、今の時代はこれぐらいが丁度いいのかも知れない。歌いこなしていくと感情むき出しで森さんのように歌うようになるのかも。まだ、この1曲しか知らないのですが、他にも60年代の演歌を感じられる曲があれば聞きたい。DVDのMV
2023年08月23日
水前寺清子さん101枚目のシングル。1992年3月21日発売 1曲目「いまさら歌舞伎」作詞・作曲 石坂まさをさん 編曲 宝夢覧 さんお囃子はお笑いタレントの松尾伴内さん、つまみ枝豆さん、グレート義太夫さんの3人が担当。コミカルなナンバー。歌舞伎の出し物の登場人物を次々と紹介するような歌詞です。水前寺さんの粋な歌い回しがカッコいい!2曲目「ウスクダラ」訳詞 音羽たかしさん トルコ民謡 編曲 田辺信一さんメイン曲よりもカップリング曲のこの曲が聴きたくて今日はCDを聴いてた。この曲は1954年8月に江利チエミさんが発売した大ヒットシングルのカバー。どんな経緯でこの曲をカバーする事になったのかは謎ですが、水前寺さんの声にもバッチリ合ってる楽曲です。「ウスクダラ」のいろんなバージョンを聴いていますが、水前寺さんのバージョンと江利チエミさんのバージョンが特に好きです。雪村いづみさんも1954年にリリースしていますが、訳詞が違っていて1番から日本語で歌っています。江利チエミさんと水前寺さんのバージョンは1番、2番は現地語で歌われています
2023年04月10日
1963年10月発売の畠山みどりさんの4曲入りコンパクト盤。最近、活動してるのかどうかよくわからない状況だったので心配してたのですが、ミニライブやファンの集い的な事はしてたのを知って安心しました。そして、年末、大晦日に「年忘れにっぽんの歌」に出演!迫力ある歌唱でその健在ぶりを披露しました。「年忘れにっぽんの歌」では「出世街道」を熱唱。自分的には違う曲を聴きたかったけど、最大のヒット曲だし仕方ないか。できれば最近の曲を歌ってほしかった。一番聴きたかったのは「また逢いませう」、その次は「人生舞台〜私は旅人じゃない〜」、そしてご陽気に「その世の歌」や「とは…言うものの人生は」「根っこのように」のような2000年代以降の曲。2000年代以降のシングルはハズレなしの名曲揃いです。昨年、大晦日の畠山みどりさんA面1曲目「出世街道」 作詞 市川昭介さん 作曲・編曲 佐伯充さん2曲目「恋は神代の昔から」作詞 市川昭介さん 作曲・編曲 佐伯充さんB面1曲目「女侠一代」 作詞・作曲 遠藤実さん 編曲 山路進一さん2曲目「ちょうど時間となりました」 作詞 市川昭介さん 作曲・編曲 前田憲男さん「出世街道」は昨年の大晦日に歌われた曲です。3枚目のシングルです。この曲は250万枚を売り上げた超大ヒット曲。どの年代のベスト盤を買っても必ず収録されてる。最初この曲はB面扱いだったのですが、話題になり急遽、A面に昇格。(A面は「ハッケヨイ待った」でした)解説に『女村田の異名を取る畠山にとってこの歌も女性版「人生劇場」というちころです』と書かれています。そういえば「女村田」ってのも間違ってはいない気もする。A面曲が入れ替わった「恋は神代の昔から」はデビュー曲です。デビューから150万枚を超える大ヒット!この曲はキャッチーだし、それまでになかったような展開で耳に残る曲です。イントロや間奏の三味線のフレーズのインパクトの強さもこれだけの大ヒットになった要因の一つそうそう!ずっと三味線とユニゾンで被せてる楽器は何だろう?って謎だったのですが、このレコードの解説に「レキント・ギターを三味線風に。ハモンドオルガンを打楽器風にこっけいに使った編曲が大変おもしろく・・・」と書かれていました。レキント・ギターと言えば!鶴岡雅義さん!あの少し小ぶりなアコギの事です。そしてとにかく、畠山さんの歌い回しや声が本当に素晴らしい!カラオケでよく歌ってみるけど畠山さんのコブシも歌い回しも完コピは難しい。「女侠一代」は6枚目のシングル。この曲も大ヒットしました。100万枚に迫る大ヒット。この曲も好きだけど、そこは4枚目のシングル「船は出て行く煙は残る」を入れるべき。コミカルな曲として絶品です。「船は出て行く煙は残る」はもっと語られても良いと思う名曲。「ちょうど時間となりました」は2枚目のシングル曲。コミカルなナンバーです。この曲ももちろん大ヒット!コンサートの本編ラストに歌われる事が多かったようです。自分が持ってるライブDVDでも本編ラストに歌われています。「♪ 貫一さん〜 下駄で女を蹴るなんて 明治時代でよかったね いまじゃたちまち 吊るし上げ」と4番の歌詞ですが、1962年でもうすでにウーマンリブが始まってたのか。60周年は記念シングルも出なかった。55周年の時は「人生舞台〜私は旅人じゃない〜」が発売されました。次のシングルが早く出ないか・・・と楽しみにしています。
2023年03月07日
友人からLINEで連絡があった。今年の「年忘れにっぽんの歌」に畠山みどりさんが出演するとの事。これはめちゃくちゃうれしい。2年以上、スタジオレコーディングの歌以外の歌声は聴いていない。60周年の記念曲も出なかったので心配してた。友人から連絡があって番組HPを観に行った。畠山みどりさんの出演が一番うれしいのですが、山本リンダさん、八代亜紀さん、田辺靖雄さん・九重佑三子さんも出演すると知った!そして堀内孝雄さんは今年も出演!大晦日は松任谷由実さんだけ観るつもりだったのですが、この番組も観なければいけなくなった^^;自分が出て欲しいアーティストは女性アーティスト 男性アーティスト畠山みどりさん 森進一さん水前寺清子さん 菅原洋一さん山本リンダさん 湯原昌幸さん八代亜紀さん 藤正樹さんこまどり姉妹 美樹克彦さん金井克子さん 二見颯一さんいしだあゆみさん 真田ナオキさん由紀さおりさん 堀内孝雄さん黛ジュンさん ばんばひろふみさん内田あかりさん 欧陽菲菲さん今年、畠山みどりさんは何を歌うのだろう。「恋は神代の昔から」か「出世街道」の可能性が一番高いだろうな・・・。この2曲以外でお願いしたい。それこそ一番最新の「人生舞台」でも良いと思うし、「また逢いませう」を歌ってくれたら最高です。ご陽気に「その世の歌」でも凄くうれしい。2000年以降の曲に良い曲が多いので2000年以降の曲を歌って欲しい。初期の曲なら「船は出て行く煙は残る」「ちょうど時間となりました」「あんたこの世に何しに来たの」「氷雪の門」「女侠一代」「GO!GO! 安兵衛高田馬場へ」「北国は恋がいっぱい」などのほとんどテレビで歌わない初期の曲が良い!「アロエベラ音頭」で度肝を抜くのもイイ!「GO!GO! 安兵衛高田馬場へ」が一番、観てる人の度肝を抜くと思うけど。「天下をとれ」も「千年杉」もいい!名曲が多いから何曲か歌ってほしいと思う。最近のシングル4枚。人生の応援歌を歌わせると水前寺清子さんと並んで2トップだと思う。
2022年12月24日
森進一さんの1970年発売の4曲入りコンパクト盤。A面1曲目「恋ひとすじ」 作詞 藤田まさとさん 作曲・編曲 猪俣公章さん2曲目「夜のこぼれ花」 作詞 藤田まさとさん 作曲・編曲 猪俣公章さんB面1曲目「港町ブルース」 作詞 深津武忠さん 補作詞 なかにし礼さん 作曲 猪俣公章さん2曲目「花と蝶」 作詞 川内康範さん 作曲 彩木雅夫さん 編曲 森岡賢一郎さん「恋ひとすじ」は森進一さん15枚目のシングル。1970年2月5日発売。この曲は勇ましい印象のイントロから始まります。軍歌の名曲「戦友」を彷彿とさせる雰囲気です。この頃の森さんのレコードはボーカルにほとんどエフェクトをかけてない事が多いのですが、この曲は特にボーカルが生々しくヘッドフォンで聴くと凄く近い。この曲はライブバージョンはオフィシャルでは存在していないようです。すべてのライブ盤にもセットリスト入りしていない。このシングルの前後の曲はセットリストに入る事が多かったのですが。「夜のこぼれ花」はシングル「恋ひとすじ」のB面曲。楽曲の取っ付きやすさではA面よりも、こっちの方がキャッチーだと思う。曲調はA面より軽めでも歌詞は逆にA面よりも重いのもおもしろい。森さんの歌唱も素晴らしい。「港町ブルース」は1969年4月15日発売の大ヒットシングル。250万枚を売り上げました!この曲はライブでも定番です。セットリスト入りは鉄板に近いと思う。客席降りで握手しながら歌う事やステージ上で上手下手と客席ギリギリを歩いて握手したりするときに歌われた事が多かった印象です。「花と蝶」は1968年5月15日発売の大ヒットシングル。100万枚を売り上げました。改めて森岡賢一郎さんのアレンジ力の素晴らしさあってこそ大ヒットに繋がったと思える。森さんの歌唱を最大限に活かした編曲で大ヒットした
2022年10月15日
水前寺清子さんの132枚目のシングルが先月発売になりました!前作「熊本城」のヒットから4年ぶりのシングルです。1曲目「運否天賦で行こうじゃないか」作詞 美樹克彦さん・学斗さん 作曲 岡千秋さん 編曲 水谷高志さん「運否天賦(うんぷてんぷ)」なんて言葉がタイトルに付いてるので固そうな曲に思えるけど、チータらしい元気の出る人生の応援歌です。美樹克彦さんは作詞家としても作曲家としても活躍していますが、歌手活動も期待してしまう。初期の美樹克彦さんの楽曲は個性的でカッコいい曲が多く、歌い続けていかないともったいない。美樹克彦さんのヒット曲で自分が好きな順は・・・「6番のロック」「恋の台風第一号」「行こうぜ東京」「回転禁止の青春さ」「狂った時計」「赤いヘルメット」「俺の涙は俺がふく」「君は俺の花」「花はおそかった」「愛しているんだ!」そして!一番カッコ良くて数え切れないほど聴きまくった「大巨獣ガッパ」がレベチで大好きな曲。デビュー57年目、大きなリサイタルとかやってほしい。もちろん世界的にも有名な「大巨獣ガッパ」をセットリストに入れてほしい。最近よくLPで「手紙 ひとりぼっちのミュージカル」を聴いていますが、このアルバムは唯一のライブ盤と言ってもいい。スタジオで録音してますが、ヒット曲メドレーとかライブ収録のようにレコーディングされています。メドレー「赤いヘルメット〜俺の涙は俺がふく〜6番のロック〜回転禁止の青春さ」は圧巻です!水前寺さんの話に戻して・・コロナの流行で全国各地を回るはずだったミニコンサート、サイン会が中止になったのは悔しい。生チータの歌声をいろんな場所で聴きにいくつもりだったのに。「熊本城」も生で聴きたかった。コンサートの情報も調べてるけどなかなかタイミングが合わない。自分が聴きたい曲はセットリストに入りにくそうな曲が多いのですが・・・。「君は青空を見たか」「虚空太鼓」「艶歌」「空手道」「男にゃ三つの夢がある」「大勝負」「命坂」「赤い血の歌」「どうどうどっこの唄」「あすなろの唄」「青空の唄」「我がふるさと」「いつでも君は」「涙のマーチ」「1+1の音頭」「いつかは逢えるだろう」「その一言を待ってます」「昭和艶歌」…そして今回、新録した「昭和放浪記」本当に水前寺清子さんのオリジナル曲には名曲が多すぎる!この「運否天賦で行こうじゃないか」も水前寺演歌の王道をいく重みも優しさもある楽曲です。自分が今の年齢になっても現役で歌い続ける水前寺清子さんの新譜が聴けてる事に幸せを感じる。2曲目「昭和放浪記」作詞 阿久悠さん 作曲 小林亜星さん 編曲水谷高志さんこのリメイクは本当にうれしい!ちょうど50年前にシングル発売された超名曲です。昭和、平成、令和と駆け抜けた水前寺さんの今の歌声でこの曲が聴けるのは本当に幸せです。今回のアレンジはアコギのアルペジオの響きが印象的でフォーク寄りにしたのも凄く良い。山崎ハコさんの楽曲の編曲のようになっています。1972年のオリジナルもド演歌ではない編曲です。琵琶の音色を斬新に使ったのもカッコいい!この琵琶を斬新に使った感じは、翌年1973年に大ヒットした内田あかりさんの「浮世絵の街」の編曲に影響を与えたと思ってる。 50年後に新たにレコーディングされて、この曲が再び日の目を浴びた事がうれしい。
2022年09月24日
1969年にコロムビアレコードが全40種類「STAR MINI DELUXE」シリーズとして発売した企画物シングル。このシリーズの仕様が好きでいろいろと集めています。ハードカバージャケットにミニポスター付き、ジャケ写もシングルジャケットのカット違いなどが多く貴重なイメージ。A面1曲目「出世街道」 作詞 星野哲郎さん 作曲 市川昭介さん2曲目「恋は神代の昔から」 作詞 星野哲郎さん 作曲 市川昭介さんB面1曲目「歌こそわが人生」 作詞 古木花江さん 作曲 市川昭介さん2曲目「ちょうど時間となりました」 作詞 星野哲郎さん 作曲 市川昭介さん 「歌こそわが人生」は、この4曲の中では一般には知られてない曲ですが、畠山みどりさんファンには人気のある曲。他の3曲ほど売れたわけではないけど、ライブでは外せない曲。畠山みどりさんが得意とする男歌の中でも、ひときわ男臭さを感じる楽曲です。A面はこの2曲の売り上げ合計で400万枚を超える超大ヒットした名曲です。一番人気は「出世街道」だと思いますが、自分はデビュー曲の「恋は神代の昔から」の方が好きで聴く回数も確実にこっちの方が多い。「恋は神代の昔から」をカラオケで歌うとわかると思うけど、歌い回しの難しさとリズムの取り方の難しさを感じると思う。三味線をかなり中心にした編曲も好きな所のひとつ。カッコいいアレンジです!「ちょうど時間となりました」はコンサートのラストに歌われる事が多い曲。この4曲の中で唯一のコミカルソングです。新曲が待ち遠しいのですが、なかなかそんな噂もなく…レコード会社に所属はそのままなので、60周年も過ぎてしまったけど、そろそろ新曲があるのではないかと期待してます^^
2022年09月18日
畠山みどりさんの1991年11月21日発売のシングル。この同じ年の7月に1962年の大ヒット曲2曲を初CDシングルカットで発売!「出世街道/恋は神代の昔から」で2枚のシングルを合わせた売上枚数は400万枚です!実際はもっと多くの枚数が売れてるいるようです。この2曲とも名曲中の名曲なので時代が変わっても残っていく曲です。 1曲目「千年杉」作詞 石本美由起さん 作曲 遠藤実さん 編曲 佐伯亮さんこの曲の事は、何かのアルバムの事を書いた時にも書いたような記憶があるけど、ま、いいか。イントロど頭のアレンジが最高です。強烈なインパクトある尺八演奏から始まります。そのあとの仰々しくHeavyなイントロも凄くイイ!石本美由起さんと遠藤実さんがタッグを組んで名曲が出来ないはずがない。そこに佐伯亮さんの編曲で良質な応援歌になっています。本物の応援歌を歌えるのは畠山みどりさんと水前寺清子さんがツートップだと思う。この曲をリリースした時の畠山さんは52歳。(現在は83歳です)2013年のリサイタルでもセットリスト入りしてる曲です。2曲目「漁り火酒場」作詞 石本美由起さん 作曲 遠藤実さん 編曲 佐伯亮さんカップリング曲ですが、この曲も人気曲です。50周年記念のリサイタルでは「千年杉」は歌われずに、この「漁り火酒場」がセットリスト入りした。「千年杉」とはまったく毛色の違う、切ない男と女の曲です。不倫の末に離れ離れになっていく悲恋ソング。この曲を歌う時は、純白のウエディングドレスでした。2012年のライブDVDから。
2022年09月14日
1980年代、第一弾シングルは森進一さん自身の作曲の楽曲でした。シングルではこの曲の一つ前の「新宿・みなと町」のB面曲「夜の再会」で初めて作曲を担当。70年代〜80年代前半はペンネーム「蘭世」の名前で作曲していたので、森進一さん自身の作曲とは知らない人が多かったと思います。「森進一」の名前で初めて作曲したシングルは1988年発売の名曲「京都去りがたし」でした。作曲「森進一」の名前で出したシングルは20枚(B面のみの曲もあります)作詞・作曲ともに森さんが担当したシングルは6枚。いい曲を多く書いています。10代の頃からギターを弾いていた森さんなので曲作りも自然な流れだったのだと思います。A面「酒場舟」作詞 麻生香太郎さん 作曲 蘭世さん 編曲 竜崎孝路さんこの曲が発売される時に、このタイトルだけ見ると森進一さんのファンなら、「盛り場ブルース」「ひとり酒場で」「放浪船」のような熱燗の匂いとおでんの出汁の匂いがしてきそうな昭和ド演歌系かと思った人が多いはず。まあ、編曲が竜崎孝路さんだとわかればド演歌ではないと想像できるけど。軽快なフォーク調の明るめの曲です。森さんの書く演歌調でない曲もいい曲が多い。この曲はライブでももっとセットリストに入れて歌い続けていくべき曲のひとつ。「襟裳岬」の代わりにこの曲をセットリストに入れて欲しい。「襟裳岬」は毎回歌うのでもうそろそろいいと思う。大ヒット曲は山ほどあるから…。この曲の方が断然好きだし。B面「帰ってきて」作詞 山本総一郎さん 作曲 蘭世さん 編曲 竜崎孝路さんこの曲も名曲です。山崎ハコさんがこのまま歌ってもまったく違和感のない感じの和フォークナンバー。中島みゆきさんや山崎ハコさんがレコーディングで泣きながら歌うように森さんも咽び泣きのように歌い上げます。歌バックの演奏はアコギのアルペジオが中心にピアノとEGの少しのオブリ、静かなストリングス。70年代後半の山崎ハコさんの編曲にかなり近いものを感じます。この曲、ライブで生で歌った事はあったのだろうか?生で聴けばかなり強烈に感動しそうです。1980年なら、もう森進一さんのライブには行ってたのですが、「酒場舟」を聴いた記憶はあるけど「帰ってきて」はないような・・・。B面曲を歌う事は珍しいわけではないけど、全B面曲を歌うって事はないから。アルバム曲、B面曲、あまりセットリストに入らなかった楽曲だけでセットリスト組んでライブして欲しい。「襟裳岬」も「おふくろさん」も「冬のリヴィエラ」も「港町ブルース」も「それは恋」も封印してもっと良い曲でセットリスト組んでほしい。「北の蛍」「冬の旅」「さらば友よ」「別れの接吻」「さざんか」「命あたえて」「命かれても」「波止場町」「放浪船」「あゝ人恋し」「あるがままに生きる」「悲しみの器」「旅路のはてに」は絶対外せないシングル曲^^;1973年の森進一さん。コンサートパンフよりデビューから1980年までの全シングルジャケット!
2022年08月29日
森進一さんの1980年11月5日発売の50枚目のシングル盤。今年の7月22日発売の128枚目のシングル「さわりは名調子」まで、ほとんどのシングルの事を書いたと思ってたけど、このシングルの事はまだ書いてなかった。どのシングルの事を書いていないのか、わからなくなってる^^;128曲、どの曲も森さんのソウルフルな歌唱を楽めるので、聴き飽きない。A面「夢という名の女」作詞 阿久悠さん 作曲 浜口庫之助さん 編曲 薗広昭さん森進一さんの歌詞は阿久悠さんが書いた物がやはり一番良い!森進一さんと阿久悠さん組んだ楽曲は全て超名曲になっています。「冬の旅」「さらば友よ」「北の螢」「北航路」「別れの接吻」「あゝ人恋し」「故郷」「東京物語」「甘ったれ」「林檎抄」「涙きらり」「夢という名の女」「悲しい歌が流行ります」「昭和最後の秋のこと」「はな」「さわりは名調子」と・・阿久悠さん作詞のほとんどのシングルA面が超Sランク曲です。「襟裳岬」良い曲だけどあれは自分の中ではAランク曲。別にコンサートで聴きたいと思わない曲。阿久悠さん作詞の楽曲だけでコンサートしてほしい。この曲は2014年9月17日発売のシングル「えにし」のカップリング曲としてオケはそのままでボーカルだけ吹き込み直し新たにレコーディング。34年後に再び歌った「夢という名の女」は深さを増した熟成した歌唱で聴けます。甲乙つけがたい両方の歌唱です。「夢という名の女」・・・超名曲です!B面「そして煙草<春夏秋冬>」作詞 阿久悠さん 作曲 浜口庫之助さん 編曲 薗広昭さんA面もそうですが、浜口庫之助さんの作るメロディーも凄い。森進一さんと浜口庫之助さんは何曲か組んでるようなイメージですが、このシングルの2曲のみです。なので、特にこのB面の「そして煙草<春夏秋冬>」は、森さんの他のシングルにないような新鮮な印象をうける。フォークとスタンダードナンバーの間に位置するような楽曲。季節ごとに書かれた阿久悠さんの歌詞も本当に素晴らしい!森進一さんの歌は完全に唯一無二!こんなソウルフルにスモーキーな声で心を聴かせてくれる歌は森進一さんの歌は国宝ものです。ちょうどこの頃のツアーパンフより。野良猫とたわむれる森さん
2022年08月24日
畠山みどりさんが1965年2月20日に発売したシングル。「人情一代」「出世富士」「人生意気に感ず」「一本勝負」と連続で力強い人生の応援歌をリリースしてた時期の中でも力強さを感じる楽曲です。A面「人生意気に感ず」作詞 石本美由起さん 作曲 遠藤実さん 編曲 安藤実親さん勇ましいイントロの重々しさが強烈なインパクト。畠山さんも楽曲の重さと力強さに合わせた迫力のボーカルです。女性にしてはかなり低音域のメロディもありますが、すんなり聞かせるのが凄い。畠山みどりさんの歌唱での男への応援歌は心に響く。「♪苦労しに来た 此の世じゃないか・・」B面「無常念仏」作詞 石本美由起さん 作曲 遠藤実さん 「無常念仏」とは世の無常を知らせる念仏です。自分の家は浄土宗ですが、「無常」「念仏」というワードはお寺さんが読んでくださるお経の中に度々出て来るワードです。昔に経本を読みながら意味を辿って調べた事もありました。お経のような響きのイントロから始まる曲です。この曲、歌詞を読みながらじっくり聴くと、ややコミカルなアレンジとは別に深く心に入って来る歌詞に惹かれる。畠山みどりさんの歌唱がいかに心に響くかがよくわかる楽曲です。この曲はテレサ・テンさんも台湾でカバーしてします。中国、台湾などで多くのアーティストがカバーしている名曲です。デビュー曲「恋は神代の昔から」がいきなり150万枚を超える大ヒット!それを受けて畠山みどりさんの出演の映画「恋は神代の昔から」が制作されました。映画も大ヒット!その時の映画館のロビーカードです。
2022年08月04日
森進一さんの新曲が出ました。阿久悠さんの未発表の歌詞に森進一さんが曲をつけた名曲が生まれました!A面「さわりは名調子」作詞 阿久悠さん 作曲 森進一さん 編曲 猪俣義周さん軽快なテンポの元気がもらえる楽曲です。歌詞はもちろん、森進一さんが書き上げた曲も素晴らしく頭に残りやすい名曲になっています。オリコンが発足されてからの記録だと「シングル連続ランクイン年数」55年連続ランクイン!もちろん歴代1位です。この記録は多分、もう誰も塗り替える事はできないでしょう。歴代1位の「シングル連続ランクイン年数」も自己更新しました!森進一さんはオリコン発足の2年前にデビューでその2年間でシングルを7枚リリースしています。全てオリコンがあればランクインしてた事は確実。デビュー56年でまだまだ精力的に楽曲を発表しています。ライブに行けば1発でわかるのですが、歌声の繊細さと声量には驚かされると思います。肺がん手術、C型肝炎の長期治療も乗り越え、引退などする事もなく生涯現役を貫こうとしています。昔から中途半端がきっと嫌いなんだろうと思っています。余計な事は言わない、そして理不尽な事を言われても胸におさめる。多くの芸能人や歌手が見習わないといけない所が山のようにあると思います。自分は中学生の頃から何度も森進一さんのライブに行っていますが、毎回これがプロ!だと思わされる。つまらない芸人やタレントが森さんを揶揄しても、逆にその大人のはずの人たちを恥ずかしく思う。3年近く森進一さんのライブには行けていませんが、今度は久しぶりに行きたいと思ってる。B面「旧友」作詞 阿久悠さん 作曲 森進一さん 編曲 猪俣義周さんこの曲も阿久悠さんの未発表の歌詞に森進一さんが曲をつけたものです。これは昭和の古賀メロディーを彷彿させるような厚みのある重い曲です。この歌詞は阿久悠さんが森進一さんに歌ってもらいたくて書いたような気がしてならない。阿久悠さんの歌詞で森さんが歌った名曲は数え切れない。森進一さんの歌詞といえばやはり阿久悠さんの作品が最高です!その次は確実に中山大三郎さんです。中山大三郎さんはあの名曲「ひとすじの白い道」を書いた事がかなり大きい。阿久悠さんの作詞の楽曲は全て名曲です。「襟裳岬」「おふくろさん」「冬のリヴィエラ」はそれらに比べると自分の中ではかなり下です。阿久悠さんが森さんに書いた名曲「あゝ人恋し」「冬の旅」「北の螢」「夏子ひとり」「さらば友よ」「東京物語」「故郷」「昭和最後の秋のこと」「とまり木」「別れの接吻」「放浪船」「林檎抄」「甘ったれ」・・・全曲阿久悠さんの作詞作品だけでコンサートしてほしい!名曲だらけで最初から最後まで涙腺崩壊かも。1981年 香港公演の写真1997年冬のコンサート
2022年07月24日
1966年11月発売の畠山みどりさんのシングル。この頃、発売されたシングルは「どさんこ一代」「やん衆太鼓」「馬鹿は死ななきゃなおらない」やこの曲のような勇ましい系の男歌が続いた時期です。「馬鹿は死ななきゃなおらない」はコミカル系の方にも入りますが、歌自体は男臭い威勢の良い歌です。A面「花の鼓笛隊」作詞 石本美由起さん 作曲 市川昭介さん戊辰戦争時に先頭に鼓笛隊を従えて西郷隆盛が「錦の御旗」を掲げて江戸へ向かう勇ましい姿を歌った曲。1番後の間奏にあの有名な「維新マーチ」の鼓笛隊風の演奏が入ります。畠山みどりさんの名唱の一つとも言える素晴らしい歌唱です!あまり知られていない曲かも知れませんが、石本美由紀さんの歌詞も市川昭介さんのメロディーも秀逸な楽曲です。B面「明治気質」作詞 石本美由起さん 作曲 市川昭介さん明治維新をテーマにしたシングルです。曲中に日本のラップの元祖と言えるオッペケペー節のフレーズを入れています。「オッペケペー」は日本の音楽を根本的に変えたと言われる川上音二郎が作った音楽です。この曲も畠山みどりさんの歌唱は素晴らしく聴き惚れます!イントロからアレンジも良くて楽しめます。
2022年07月20日
1963年10月発売の畠山みどりさんのシングル。畠山みどりさんのアナログ盤を集め出して30年以上経つけどまだ手に入らない物も多い。でもコロムビア時代の物はほぼコンプリート出来そうです。RCA時代の物が難しい。森進一さんと八代亜紀さんの楽曲は20代の頃から聴いてたしライブも行ってたのでリアルタイムで買ってたものが多くて持っていない物も比較的見つけやすい。水前寺清子さんのシングルもかなり集められた。こまどり姉妹のEP盤もコンプリートしたくて集めてますが、詳しいディスコグラフィが出てないのでかなり難しそうです。島倉千代子さんのシングルも中古レコード屋でかなり見つける事ができた。オークションにはマイナーなシングルはなかなか出て来ない。やっぱり中古レコード屋に足を運んで探すのが確実。CDのベスト盤で聴くのじゃなく、いちいちEP盤に針を落として聴くのがこの時代の音楽を聴いてると実感できて感動も大きい。面倒臭い時はCDやiTunesで流してしまう事もありますが。A面「人生街道」作詞 星野哲郎さん 作曲 市川昭介さんこの曲も星野さんの歌詞は絶品です!人生の応援歌、そして教訓を星野さんの歌詞に学ぶ事も多い。でも、この同じ歌詞を違う歌手が歌うとまったく説得力を感じられないと思う。この「人生街道」は畠山みどりさんの歌でないとハマらない。畠山みどりさんの楽曲の多くは他の歌手では表現しきれない物が多いように感じる。星野さんも「畠山さんがこう歌うだろう」と想像して書いてるように思う。カッコ良さと可愛らしさをバランス良く持っている畠山みどりさんの歌唱は唯一無二。早く新曲出して欲しい。B面「生まれてくるのがおそかった」作詞 西沢爽さん 作曲 市川昭介さん 編曲 福田正さん市川昭介さんはコミカルな曲とHeavyな曲の両極端の幅の広さにいつも感動する。そしてどんなコミカルな楽曲でも歌いこなす畠山さんの歌唱が最高ですきっと昭和30年代のまだまだ戦後の貧しい時にこんな曲が世の中を明るくしてたんだろうと思う。何も考えずにあっけらかんと聴いていられる明るい曲です。畠山みどりさんのコミカルな曲で自分が好きなベスト101位 「GO!GO! 安兵衛高田馬場へ」2位 「あんたこの世に何しにきたの」3位 「船は出て行く煙は残る」4位 「ジャンケンポン」5位 「さわらぬ神にたたりなし」6位 「ちょうど時間となりました」7位 「意地っ張りさん負けん気さん」8位 「飛んで火にいる恋の虫」9位 「そこを何とか」10位 「それを信じて今日まで二年」11位 「ズッコケ節」12位 「どん底万才」13位 「あゝしくじった惚れちゃった」14位 「ホンコの恋ならドンと来い」15位 「大江戸お好み小唄」別格で「その世の歌」2004年4月に発売された曲。作詞は星野哲郎さん、そして作曲と編曲は星野哲郎さんの長男でシンガーソングライターの有近真澄さんです。演奏は全て打ち込みで有近真澄さんがトラック制作。星野哲郎さん親子で作り上げた2000年代のコミカルでカッコいい曲。好きすぎてカラオケでは必ず歌ってしまう曲。2014年3月発売の「とは・・・言うものの人生は」もコミカルなアップテンポの名曲。アレンジもコンガが効いてて気持ち良い。
2022年06月29日
1970年3月発売の森進一さんのコンパクト盤。A面1曲目「恋ひとすじ」作詞 藤田まさとさん 作曲・編曲 猪俣公章さん1968年11月発売「年上の女」以降は出す曲出す曲、オリコン5位以内の大ヒット連続。「年上の女」4位、「港町ブルース」1位、「おんな」3位、「花と涙」5位、「恋ひとすじ」3位、「波止場女のブルース」2位、「銀座の女」4位、「望郷」1位。1968年11月から1970年12月までの森進一さんのシングルです。年間売上2位や4位の楽曲もあります。この「恋ひとすじ」のイントロは軍歌調の勇ましい系のアレンジの楽曲です。畠山みどりさん、水前寺清子さんが歌ってもばっちりハマりそうな楽曲。コンサートのセットリストにあまり入らなかった印象です。それでもこの曲はオリコン3位、1970年年間売上の18位と大ヒットしています。森進一さんのファンでも、すぐに歌えるって人は少なそうな気がする。ライブバージョンを聴くには「1976年ライブ オリジナルコンサート1 愛と涙のオンステージ」で聴く事ができます。森光子さんのナレーションの後に歌われます。2曲目「夜のこぼれ花」作詞 藤田まさとさん 作曲・編曲 猪俣公章さんこの曲はシングル「恋ひとすじ」のB面曲です。シングルのジャケットを見るとわかるのですが、両A面扱いのような文字の大きさです。キャッチーさならこの「夜のこぼれ花」の方がとっつき易い曲。(シングル「恋ひとすじ」のジャケット)B面1曲目「港町ブル-ス」作詞 深津武士さん 補作詞 なかにし礼さん 作曲 猪俣公章さん 編曲 森岡賢一郎さん月刊誌「平凡」で歌詞募集して作られた曲です。250万枚を売り上げる大ヒットになりました。コンサートでは、ほぼ鉄板曲。客席降りで歌ってた事が多かった印象。2曲目「花と蝶」作詞 川内康範さん 作曲 彩木雅夫さん 編曲 森岡賢一郎さんこの曲は有名ですが意外と8位にまで上がりませんでした。楽曲や歌詞は単調なものですが、森進一さんの個性溢れる歌唱で売れたように思う。「♪ そんな〜恋する〜 おんなに〜〜〜〜ぃぃぃぃぃぃぃぃっ… なりあたぁ〜〜いいぃぃ」と誰も思いつかないような歌い回しが強烈で感動的。歌詞カードで読むと「そんな恋する 女になりたい」とかなり単調です。森進一さんのシングルの中では面白みに欠ける曲なのかも。他のオリジナル曲がインパクト強烈すぎるのが多いから仕方ないけど。
2022年06月25日
森進一さんの初期の楽曲をいろいろとアナログ盤で聴いてた。127曲出してる森進一さんのシングル楽曲はほとんど書いたように思う。コンパクト盤はほとんどまだ書いていないので少しずつ書きたい。1968年2月5日発売「湯の町の女」のA面B面と1967年12月5日発売「盛り場ブルース」のA面B面を収録したコンパクト盤。1968年6月発売。A面1曲目「湯の町の女」作詞 吉川静夫さん 作曲・編曲 猪俣公章さんこの曲は「命かれても」「盛り場ブルース」と連続のヒットの次に出たやや地味に感じるシングル。さらにこの曲が地味に感じるのは、3ヶ月後に出したこの次のシングルが超大ヒット!あの「花と蝶」です。森進一さんは「花と蝶」の大ヒットでデビューから約2年で大物流行歌歌手の仲間入り。その後は安定した大ヒット曲を次々と発売。「湯の町の女」はオーソドックスなド演歌ですが、森さんの凄まじい個性のある歌い回しで在り来たりな演歌とはまったく違う凄みのある楽曲になっています。猪俣公章さんに「こう歌え」と指示されたのか、本人がレコーディング時にこの歌い回しを考え作り上げて歌ったのかは、謎です。このレコーディング時はまだ19歳か20歳のはずだけど、こんな凄まじい歌唱ができる20歳はこの後も誰一人出ていないように思う。2曲目「涙をふいて」作詞 吉川静夫さん 作曲・編曲 猪俣公章さんこのB面を初めて聴いた時にまず思ったのは「何でこの曲をA面にしなかったのか!?」・・・物凄いインパクトのある歌唱と楽曲です。A面の「湯の町の女」を初めて聴いた時もインパクト凄かったけど、それどころじゃない強烈な歌唱です!歌い出しから凄い。やりすぎ感があってB面になったのか、タイトルに「女」が付いているので「湯の町の女」が優先されたのか…。この曲が大ヒットしてたら「おふくろさん」よりもモノマネの人たちはこっちを真似たと思う。難しすぎてモノマネの人たちには歌えない可能性の方が高いけど。「盛り場ブルース」の時のアーティスト写真B面1曲目「盛り場ブルース」作詞 藤三郎さん 補作詞 村上千秋さん 作曲 城三好さん 編曲 森岡賢一郎さんこの曲はライブのセットリストにたまに入ってくる大ヒット曲。大ヒット曲が多すぎて全てをセットリストに入れ切れないのが森進一さんのライブ。この曲ではまたまったく違う太い発声を使っての歌唱。ライブではこのスタジオ版の発声で歌うことはない。当時のテレビやラジオの公開録音番組などではこの発声法で歌っていたのだろうか…。2019年の大阪公演を観に行った時にこの曲がセットリストに入ってましたが、軽めに歌っていたように思う。2曲目「伊豆の女」作詞 佐々木ひろとさん 補作詞 中山貴美さん 作曲 城三好さん 編曲 森岡賢一郎さんこのコンパクト盤のほかの3曲が強烈すぎて、この曲があっさりした曲に感じてしまう^^;じゅうぶんに濃い歌唱と演奏なのですが。映画ではひばりさんと共演
2022年06月23日
1963年11月発売の畠山みどりさんのシングル。一ヶ月前の10月に男の応援歌「人生街道」をヒットさせたところに少しコミカルでプログレのようなアレンジのこの曲が発売された。A面「月が鏡となればよい」作詞 石本美由起さん 作曲 上原げんとさん粋な歌詞に浪曲調の節とお座敷調の歌謡曲が交互に出て来る画期的な作品。「♪ 川が逆さに 流れても 好きが嫌いにゃ なりません」七五調の浪曲部分の畠山さんの歌唱、節回しが粋でカッコいい!この曲はあまり知られていないような気がする。B面「拝啓一言だれかさん」作詞 関沢新一さん 作曲 船村徹さんカップリング曲もコミカル色強めなアレンジと歌詞です。自分はこの曲、かなり気に入っててA面よりも更に好きな曲です。宝塚歌劇の和物系の音楽を思い出すような編曲。サビからの繋がるメロディーと畠山さんの歌唱は秀逸です!この曲の前後のシングルは好きな曲が特に多いかも。このシングルの次の「バカはバカでも粋なバカ」の歌い回しや編曲も凄く好きです。
2022年05月27日
1963年4月20日発売の畠山みどりさんの大ヒットシングル。こんな有名な曲をまだ書いてなかった。まだ書けていないシングルや手に入らないシングルもまだありますが、のんびり中古レコード屋とネットで探そうと思ってます。A面「女侠一代」作詞・作曲 遠藤実さん 編曲 山路進一さんコンサートではセットリスト入りする確率が高い曲。イントロの音創りも古き良き時代の流行歌ののんびりして温かい音です。左右スピーカーから出る音がハッキリ分けられていてヘッドフォンで爆音で聴くと急に片チャンネルからそれまでに鳴ってなかった楽器の音が鳴り出してドキッとする^^この1年前はモノラル録音だったので1963年辺りからステレオ録音の物が増えてきたのかも。レコードの内袋にもかなり大きくステレオを主張しています。だからステレオ感を全面に出したくて、左右に振り分ける音を激しくしてたのかも知れない。B面「なにがなにしてなんとやら」作詞 石本美由起さん 作曲 遠藤実さん 編曲 山路進一さん豊文・豊輔の三味線がかなり大きくフィーチャーされています。1960年〜70年代前半の演歌系のシングルのジャケットには「三味線 豊文・豊輔」と掲載されてる物がほんとにかなり多い。民謡、浪曲のレコードにも多く「三味線 豊文・豊輔」と載っているものがかなりあります。豊文さん・豊輔さんの事はわからなくて特にデータも無さそうでした。この二人の名前が掲載されてる曲にはかなり三味線の音が全面に出ています。これまでにブログで載せた多くのアーティストのシングル盤のジャケットにかなりの確率で載ってると思う。スタジオミュージシャンとしてレコーディング専門の三味線奏者なのだろうか。石本美由紀さんの粋な歌詞が耳に残る畠山みどりさんらしい1曲です。「♪なにがなにしてなんとやら くちづけ上手な 巻煙草 マッチで浮気な 火をつける 煙草の煙は 薄なさけ 誰かの心も 薄なさけ なにがなにして こうなって 掴めば消えてく 逃げていく」この内袋は「人生街道」「あんたこの世に何しにきたの」など1963年発売の物が多い。
2022年05月17日
1964年4月20日発売の畠山みどりさんの大ヒットシングル。このシングル盤は一応A面が「浮世街道」、B面が「氷雪の門」としての扱いでしたが、いつの間にか悲しく感動的な「氷雪の門」の人気が次第に出てきてコンサートやベスト盤でも「氷雪の門」の扱いの方が大きくなってきたようです。A面「浮世街道」作詞 星野哲郎さん 作曲・編曲 市川昭介さんこの曲は1964年第15回紅白歌合戦で歌われました。畠山みどりさんのオリジナル曲は「〜 街道」というタイトルの楽曲が多い。250万枚以上売り上げた最大のヒット曲「出世街道」をはじめ、「人生街道」「浮世街道」「女の街道」「昭和街道」「残俠街道」「街道(みち)」など・・・。 コンサートでもセットリストに入る確率の高い曲です。畠山さんの歌声に力づけられます。2012年7月21日 NHKホールでの50周年記念のコンサートでは客席から登場して客席でこの曲を歌った。B面「氷雪の門」作詞 星野哲郎さん 作曲・編曲 市川昭介さんこの曲が語っているのは、第二次世界大戦終戦後にソ連軍が樺太に侵攻。1945年8月15日に終戦。その5日後の8月20日にいきなり樺太に侵攻してきたソ連軍。樺太に乗り込んできたソ連兵が各地で次々と市民を殺害していく状況を知り、真岡郵便電信局で連絡業務で残っていた電話交換手の女性9人が青酸カリでの自決した。何か…今の世界の状況と似ているような…。この曲はその若い女性9人の悲しさや虚しさを歌っている。コンサートではホリゾントに稚内公園の中にある「九人の乙女の像」が映し出される。この「氷雪の門」は1974年に映画化もされています。上映反対運動やソ連からのクレームで公開を断念。36年後の2010年にやっと公開された。主題歌は畠山みどりさんのこの歌じゃないのが残念です。この曲が流れたらさらに感動できたのに。2012年7月21日 NHKホールでの50周年記念のコンサートお嫁に行く事もなく自決した乙女もいたのか、畠山さんはウエディングドレス姿で「氷雪の門」を歌った。バックに映し出される稚内公園の中にある「九人の乙女の像」畠山みどりさんの60周年のコンサートはないのだろうか・・・
2022年05月05日
1969年1月15日発売の畠山みどりさんのシングル。年明け発売で、ご陽気な勢いのある粋な曲です。A面「晴姿喧嘩花道」作詞 関沢新一さん 作曲・編曲 市川昭介さんこのシングルの前作もコミカルな沖縄民謡調の「八重山恋唄」でした。あの曲は何てジャンルになるのか…。コミカルな男性コーラスがずっと入ってるアレンジ。一番近い感じは「ぶらり信兵衛 道場破り」のテーマ曲のイメージ。ボニージャックスがコミカルに歌った曲・「♪ルンッ!ルンッ!ル、ルンルンルン 信兵衛さんの長屋は十六軒 鶴とふたりでぶーらぶら 向こう三軒両隣…… 〜かごは金太と銀太でね」って曲。歌詞読むだけで歌える人は多いと思う。「八重山恋唄」を聴くとどうしても「ぶらり信兵衛 道場破り」のテーマ曲を思い出す。もちろん畠山みどりさんの「八重山恋唄」の方がずっと前に作られた曲ですが。まったく関係ない話だった・・・「晴姿喧嘩花道」の話。時代劇のチャンバラシーンで流れてきそうな陽気で勢いある演奏。そして畠山さんの歌も最高。民謡の合いの手、掛け声のような「サァッ! サァッ! サァサァサァサァ〜ッ!」で始まる。三波春夫さんの歌謡浪曲などでよく出て来るフレーズ。使用楽器もお目出度い感じの鳴り物が楽曲を華やかにしてます。浪曲に近いフレーズが多い曲です。この曲のライブバージョンを聴いた事がない。シングル発売当時にはテレビの歌番組でもきっと歌ったんだろうな。ライブではどんな歌い回しでアクションを付けてたのかかなり興味がある。B面「友情涙あり」作詞 丹古晴己さん 作曲 吉田博久さん 編曲 只野通春さんこの曲はA面よりさらに男臭い友情の歌。重くスローなアレンジだけど、どこかコミカルな感じがするのは今の時代だからだろうか。「♪親よりきびしい 友情の鉄拳ふるう このつらさ」古き良き人情や友情がはっきりしてた時代だから感動できたのかも知れない。今の時代なら問題ありそうな歌詞です^^;でも畠山さんの男歌は勢いと力強さがあって聴いてると元気になれる。
2022年04月21日
1967年10月1日発売の畠山みどりさんのシングル。この前も書いたけどデビュー60周年を超え、61年目の畠山みどりさん。活動状況が分からずに身体をこわしてないのか心配してましたが、今年もミニコンサートや餅つき大会などイベントもファンの人たちとしてるようで安心しました。畠山みどりさんもオンリーワンの歌い手さんです。声質も歌い回しも他にはないオリジナリティがあって、ジャンル関係なしに好きな歌手です。A面「女の街道」作詞 西條八十さん 作曲・編曲 市川昭介さん5周年記念曲ともあって作詞はあの西條八十さんが書き上げました。この曲は「恋は神代の昔から」「出世街道」「氷雪の門」「人生街道」などと同等に並べて語られても良いように思う名曲です。自分は一般的に名曲と語られてる100万枚以上売り上げてる知名度の高い曲よりもぶっ飛んでる派手な曲や平成以降にも名曲が多い事が知られていないのが悔しい^^;この重厚な強い女の歌の前のシングルはあの「GO!GO! 安兵衛高田馬場へ」です。畠山さんは楽曲の振り幅が物凄くてライブのセットリストも振り幅の広い選曲で飽きさせない。平成以降の自分が超おすすめする曲は2011年発売の「また逢いませう」2004年発売の「その世の歌」2014年発売の「とは・・・言うものの人生は」1999年発売の「俺の人生(みち)」そして55周年記念曲 2016年発売の「人生舞台~私は旅人じゃない~」この5曲はカラオケで「畠山みどり歌って」と少し高齢のママさんに言われたら歌う5曲^^;特に「その世の歌」は自分より遥かに高齢のお客さんがハマる曲。CD貸して上げた事もあるほど。そこの店の客では自分が一番若い方なので戦前の話とかいろいろ話してもらえて楽しい。店のスタッフは90歳超えてる方が2人もいます。凄い元気なのでこっちまで元気がもらえる店。B面「俺のひとりごと」作詞 関沢新一さん 作曲・編曲 市川昭介さんこの曲もデビュー5周年記念曲で両A面扱いです。力強いアレンジの男歌。一途に思う女性の事を歌った曲です。畠山みどりさんの力強く、それで繊細な歌唱が胸に響く。大正琴の音色が古き良き時代を感じさせる。畠山さんのコブシの転がし方も気持ちよくくせになる。そうそう、このド演歌のシングルの次のシングルは「北国は恋がいっぱい」です。これは変拍子が耳に残るロックサウンドの名曲です。ロック的な歌の時、畠山さんは一切、コブシを回さずに、ストレートにロングトーンを伸ばします。この曲、きっと歌詞先であとで曲をつけたから変拍子的になったんだろうな・・・。
2022年04月17日
森進一さんの4曲入りコンパクト盤。コンパクト盤だけで数え切れないほどの種類をリリースしてる森進一さんですが、このコンパクト盤が特に充実してるように思う。4曲中3曲が、阿久悠さん作詞、猪俣公章さん作曲の超名曲です。特に「冬の旅」と「さらば友よ」は森進一さんの全シングルの中でもかなり好きな曲。A面1曲目「北航路」 1974年9月15日発売 31thシングル作詞 阿久悠さん 作曲 猪俣公章さん 編曲 森岡賢一郎さんこのコンパクト盤が出た時、この曲がこの4曲の中では一番新しい曲だった。この曲も絶対にライブで聴いたら感動倍増の曲なのですが、この曲発売後ライブ盤「1975年ライブ 明日に向かって」に収録されていないのが惜しい。「1976年ライブ オリジナルコンサート1 愛と涙のオンステージ」に初めてライブバージョンが収録されましたが、「放浪船」とのメドレーのようになってて残念。ワンコーラスのみの歌唱ですが、強烈に素晴らしい歌唱です。ベストは「'87 森進一ライブ 中野サンプラザ」のバージョンだと思う。2曲目「襟裳岬」 1974年1月15日発売 29thシングル作詞 岡本おさみさん 作曲 吉田拓郎さん 編曲 馬飼野俊一さんこのレコードの4曲のうちこの曲だけ阿久悠・猪俣公章コンビじゃない曲。好きな曲ではあるけど森進一さんのオリジナル曲の中ではそんなに好きではない方かも。大ヒットしてなくても、もっと渋くてカッコいい曲が多いのでライブのセットリストでも毎回この曲が入るから違う曲を歌ってほしいと思ってしまう。1975年全国ツアーの写真B面1曲目「冬の旅」 1973年10月10日発売 28thシングル作詞 阿久悠さん 作曲 猪俣公章さん 編曲 森岡賢一郎さんこの4曲のうちで、この曲だけはレベチで次元が違う名曲だと思ってる。初めて聴いた時は子供だったけど、森さんの熱唱とアレンジに惹かれた。祖母がステレオでこの曲を聴いてるのを横で聴いてて、この曲だけは何度も聴きたくなった曲。テレビでもこの曲を歌う森さんを子供の頃に何度も観たけど、サビの絶唱とアクションの凄いインパクトにハマった。名曲が多すぎて順番は決められないけど、「冬の旅」「別れの接吻」「悲しみの器」「さざんか」「旅路のはてに」「あゝ人恋し」「さらば友よ」「あるがままに生きる」「ひとすじの白い道」「北の蛍」「故郷」「命かれても」「夏子ひとり」「ゆうすげの恋」「ウイスキー色の街で」「ゆらぎ」「東京物語」「はな」「ライラ ライ」「うさぎ」この20曲は上位から変動しない大好きな曲。「おふくろさん」も「襟裳岬」も「港町ブルース」も「冬のリヴィエラ」も自分のベストに入ることはない。飛ばして聴いてしまう事の方が多いかも。「冬の旅」はライブ盤にも多く収録されています。どのライブ盤を聴いても最高なことは確実。一番おすすめは「1976年ライブ オリジナルコンサート1 愛と涙のオンステージ」での歌唱!このライブ盤のみフルコーラス聴けます!あとのは1番と2番のみ。観客の叫び声も一瞬しか入らないし・・・^^; この曲の時だけは叫ばないでほしいと思ってしまう。「1974年 熱唱の森進一オン・ステージ」の「夏子ひとり」なんて聴いていられないほど叫びまくり。興奮してしまって妙な事になってしまってる。静かに聴きたい曲なのに。2曲目「さらば友よ」作詞 阿久悠さん 作曲 猪俣公章さん 編曲 森岡賢一郎さん観客の叫びと言えばこの曲も昔、コンサートで近くの席の人に叫びまくられて感動が台無しになったのを思い出した。この曲の「1974年 熱唱の森進一オン・ステージ」バージョンもかなり叫び声がひどい。「1975年ライブ 明日に向かって」はイントロだけ我慢すればあとは静かに聴いてる。この曲もライブ盤でベストだと思うのは「1976年ライブ オリジナルコンサート1 愛と涙のオンステージ」森進一さんの全シングル曲127曲の事は、ほとんど書いたように思う。書き忘れてる曲もあるとは思うけど。森進一さんのシングルは全て持っています。1975年のライブ写真
2022年04月14日
畠山みどりさんが1988年2月にシングル「男凧」を発売した記念のような形で企画されたベスト盤です。1988年2月頃と言えばアナログ盤からCDに移行する真っ只中でした。このベスト盤のLPはたしか発売されていないと思う。ひょっとしてボーナストラックのようなモノラル録音曲4曲を除いてLPででも発売したのかも知れない。でも「恋は神代の昔から」「出世街道」の2曲を外したベスト盤があるのは考えにくい。1曲目「男凧」2曲目「幸せ1丁目」3曲目「残侠街道」4曲目「やまあい慕情」5曲目「土俵」6曲目「男ぶし」7曲目「利尻慕情」8曲目「馬鹿は死ななきゃなおらない」9曲目「浮世街道」10曲目「ツキツキ節」11曲目「女侠一代」★12曲目「出世街道」★13曲目「さて、それからというものは」★14曲目「それを信じて今日まで2年」★15曲目「ちょうど時間となりました」★16曲目「恋は神代の昔から」16曲も収録されているのもかなりなお得感があります。そして何より選曲を見てもわかるように60年代〜80年代とバランス良く選曲されているのもこのベスト盤の良い所です。1曲目の「男凧」に関しては、シングル盤の紹介でもうすでに書いていますが、改めて久々に聴いたら凧が天を目指して飛んでいくかのような突き抜ける通った歌唱で元気をもらえる。少し疲れた男に力を授けてくれるような応援歌になっています。ど演歌なアレンジと歌唱がまた気持ち良い!2曲目「幸せ1丁目」はシングル「男凧」のB面曲。畠山さんと言えば力強い応援歌のイメージが強いかも知れませんが、全曲聴いてる人からすれば可愛い系の曲もかなり多い。この曲はその感じです。すがりつく可愛い女性の歌です。軽く力を抜いた歌唱の畠山みどりさんもおすすめです。3曲目「残侠街道」は1986年11月発売の名曲。星野哲郎さんと市川昭介さんの二人が作った作品なので駄作はない。実はこのシングルのB面「冬の旅」がまた凄くイイ!「冬の旅」と言えば森進一さんの楽曲が頭に浮かぶ人がほとんどですが、この畠山さんの「冬の旅」も素晴らしい曲です。4曲目「やまあい慕情」は1984年3月発売のシングル。この曲のシングルの事も比較的最近に書いたような気がする。この曲も強力な作家布陣で作られている名曲です。作詞 中山大三郎さん、作曲 弦哲也さん、編曲 斎藤恒夫さんという凄いメンバーです。悲しく優しい楽曲です。5曲目「土俵」は1982年6月発売のシングル。この曲も星野哲郎さんと市川昭介さんの二人が作った名曲です。(この曲は星野哲郎さんの別のペンネーム「古木花江」で掲載されている事もあります)タイトル通りにどっしりと重く歌い上げる畠山さんの力強さも最高です。6曲目「男ぶし」は1969年11月発売のシングル。任侠演歌系の男臭く力強い曲です。この曲もシングル紹介ですでに書いた曲です。7曲目「利尻慕情」は1968年「北国は恋がいっぱい」のB面曲そして1971年発売の「こわれた命」のB面にも収録されました。この曲が選曲されてるのが、このベスト盤もいい所のひとつです。作詞高柳公さん、作曲 古屋潤さん、補作曲 チャーリー石黒さん 編曲 森岡賢一郎さんこの曲の事は前にも書きましたが、「北海道百年記念盤」として発売された曲。演歌色はなく唱歌のようなメロディーをおおらかに歌い上げる畠山みどりさんの歌唱も絶品です!8曲目「馬鹿は死ななきゃなおらない」は1967年発売の大ヒット曲。このベスト盤はここまでコミカル系の曲は1曲も入っていません。畠山みどりさんと言えば外せないのが、コミカル系の元気ソングです。ここまで聴いただけで楽曲の幅の広さがわかると思う。9曲目「浮世街道」は1964年発売の大ヒット曲。紅白歌合戦でも歌われた曲。星野哲郎さんと市川昭介さんの二人の作品です。10曲目「ツキツキ節」は再びコミカル系ソングの代表的な曲のひとつ。1963年7月発売で大ヒットしました。当時はきっとお座敷をかなり盛り上げた曲なんだろうと思う。11曲目「女侠一代」は2000年代に入ってからもライブではセットリストによく入っている曲。1963年4月発売の大ヒット曲。作詞、作曲、遠藤実さんです!このシングルのB面「なにがなにしてなんとやら」も自分はかなり好きな曲です。12曲目「出世街道」1962年12月発売。ここからモノラル音源で収録されています。ここからの5曲はブログで何度も書いているような有名曲です。この曲は畠山みどりさん最大のヒット曲で売り上げ250万枚を突破した超大ヒット曲。13曲目「さて、それからというものは」1963年2月発売。この曲のシングルはA面B面、違うアーティストで構成されてるシングルでした。タイトルを見るとコミカル系かと思いきや失恋した女性の悲しい物語です。14曲目「それを信じて今日まで2年」1963年5月発売「男心と秋の空」のB面曲。この曲が選曲されてるのもこのベスト盤の貴重な所です。よく出来てる曲でややコミカル系の雰囲気もあるのですが、リズムパターンの展開もおもしろい。15曲目「ちょうど時間となりました」1962年10月発売のデビューして2枚目のシングル。ライブでも本編ラストによく歌われる曲。16曲目「恋は神代の昔から」は誰もが知る大ヒットデビュー曲です!何度聴いても「いいなぁ」と思いながら聴いてしまう。畠山さんの歌唱はもちろん、歌詞もメロディーも構成も大好きです。
2022年01月16日
水前寺清子さんの1990年8月21日発売のシングル。演歌色の強いシングルが続いた中、このポップスナンバーが発売された。1曲目「青空」作詞 星野哲郎さん 作曲 三島大輔さん 編曲 前田俊明さん星野哲郎さんらしい穏やかな人生の応援歌。この曲はもっと注目されても良かったのにって思う曲です。ホルンで始まるオケも凄く良いしアコギのストロークの音もいい感じ。軽く歌い上げる水前寺さんの歌唱も凄く良い!2曲目「あきない」作詞・作曲 池浦利彦さん 編曲 平野孝幸さんカップリング曲はド演歌です。このカップリング曲で池浦利彦さんが作詞、作曲したのが次出る名曲シングル「曼陀羅華」につながる。「曼陀羅華」は1991年1月21日発売。この「あきない」も良い曲ですが「曼陀羅華」のような神懸かってはないかな。
2022年01月15日
畠山みどりさんの1995年発売のシングル。1995年1月21日発売。阪神淡路大震災の4日後に発売されたシングルです。自分は震災の真っ只中にいたので、この新曲を聴いたのはかなり年月が経ってから。理屈こねた応援歌よりも、こんな真っ直ぐな応援歌がやっぱり元気をくれる。当然、レコーディングしたのは震災のずっと前だと思いますが…。 1曲目「ゆっくり人生」作詞 麻こよみさん 作曲 四方章人さん 編曲 南郷達也さん1995年3月頃になってやっと少し先が見えてきた頃、この曲を聴いていたら元気の素の一つになったかも知れない。畠山みどりさんの歌声は元気になれる不思議なパワーがある。youtubeを始めた上沼恵美子さんが動画の中で畠山みどりさんの話題を出していました。上沼さんはお笑いじゃなく歌手になるのを目指して日々練習して子供のど自慢などに出演していたそうです。その頃から一番憧れていた歌手が畠山みどりさんだったそうです。その頃、畠山さんと一緒に撮った写真なども公開していました。畠山さんの温かい人柄はコンサートのDVDなどのMC場面などを観ていてよくわかります。コンサートでの歌唱も素晴らしいし、力を出し切る姿は最高です。どんなジャンルでも歌は人柄なのじゃないかと年を重ねてきてそう思えるようになってきた。いくら上手くても人柄がよくないと耳に入ってこないのかも知れない。自分が好きなアーティストは人柄を知った上で聴き続けているアーティストがかなり多い。2曲目「恋のいろは」作詞 麻こよみさん 作曲 四方章人さん 編曲 南郷達也さん畠山さん初期のコミカルなナンバーを思い出させるような明るい楽曲です。1962〜64年頃にこの曲をA面でリリースしてたら大ヒットしてたように思う。畠山みどりさんの楽曲はブログでかなりの曲数書いたと思うけど、まだまだ書いていないシングル曲も残ってると思う。シングル盤全てまだコンプリート出来てないのですが、中古レコード屋で持ってないのを見つけたら必ず買ってる。
2022年01月06日
1998年5月30日発売の畠山みどりさんのシングル。昨日に引き続き、畠山みどりさんの楽曲を久しぶりにたっぷりと聴いてた。1曲目「祝辞」作詞 藤原良さん 作曲 水森英夫さん 編曲 伊戸のりおさん人生の応援歌を多く歌っている畠山みどりさんですが、この曲も苦労を乗り越えていく人生の応援歌です。どの応援歌もはっきり言って歌詞はどれも特別大きな違いがあるわけではないのですが…一番大事なのは畠山みどりさんが歌っているという事。畠山さんの声で聴くと、自然と力が湧き出るような魔法がある。水前寺清子さんにも同じことが言えるのですが、人生の応援歌の歌詞はどれも似ています。誰が歌うかが一番大切。他の歌手が歌うと歌詞は頭の中を流れ過ぎていくのですが、畠山さんや水前寺さんが歌うと言葉のひとつひとつが心に入ってくる。歌唱力の問題ではなく、その人の滲み出て来る人柄や、声の表情で決まるように思う。今年の60周年・・・新曲も出して欲しいし何か集大成的なBOXアルバムやDVDを出して欲しい。2曲目「アロエベラ音頭」作詞・作曲 橿原玄さん 編曲 伊戸のりおさんテレビでこの曲が取り上げられて話題になった事もありました。昔から畠山みどりさんを聴いてる者にとっては特にびっくりするような楽曲でもない。もっとぶっ飛んでる曲は1960年代から山のように歌っています。まあ、たしかにインパクトはあります。でも、「GO!GO! 安兵衛高田馬場へ」に比べたらまだまだ甘い。「船は出てゆく煙は残る」「あんたこの世へ何しにきたの」「さわらぬ神にたたりなし」「ああ無情」「生まれてくるのがおそかった」「意地っ張りさん負けん気さん」「そこを何とか」「ハッケヨイ待った」「恋は買いもの腕しだい」「ちょうど時間となりました」「ズッコケ節」など・・最近の曲なら「その世の歌」がダントツ素晴らしい。この曲はカラオケで歌う機会がある時は必ず歌う曲です。「アロエベラ音頭」はアロエの良さを延々歌っている曲です^^;それまで「アロエ」について詳しく調べようとも思わなかったけど「アロエ」の細かい情報がこの1曲を聴けばいろいろとわかります。「♪サボテンみたいに見えるけど ところがどっこいゆり科です」「♪昔の人は書きました ご存知葦の葉パピルスに その名も不滅の植物と」「♪クレオパトラも使ってた ベラで作った化粧水」「♪ベ〜ラベラベラ アロエベラ ベ〜ラベラベラ アロエベラ」畠山みどりさんのコンサートパンフより年表のページ。 平成10年5月祝辞、アロエベラ音頭 発売の下に「アメリカにてアロエベラ本社に挨拶に」とあるけど「アロエベラ本社」ってことはこのアロエベラは会社名だったのかな・・・。パンフ見てて今日気づいた。これも畠山みどりさんのコンサートパンフより
2022年01月01日
畠山みどりさんの1969年7月1日発売のシングル。毎年楽しみにしてるテレビ東京系「年忘れにっぽんの歌」の出演もなかった。大晦日は一年のうちで一番テレビのスイッチが入ってる日。でも、今年は「年忘れにっぽんの歌」以外、あまり観たいものがなかった。堀内孝雄さんが「君のひとみは10000ボルト」、山本リンダさんが「狙いうち」、八代亜紀さん、森進一さん、水前寺清子さん、など普段よく聴いてるアーティストの生歌も聴けた。ラストは堀内孝雄さんが作った「山河」を五木ひろしさんが歌った。一番驚いたのは、さくらと一郎の「昭和枯れすすき」!さくらさんの高音があの時のまま!と言うかあの時以上の強烈なハイトーン!なんか凄かった。畠山みどりさんがもし出演してたなら、この「ああ!人生」を歌って欲しかった。来年60周年の年なのに、何も情報がないのは体の調子が悪いのかと心配してしまう。A面「ああ!」人生」作詞 橋本淳さん 作曲 すぎやまこういちさん 編曲 福井利雄さん今年の9月に亡くなられたすぎやまこういちさんの作曲です。演奏は豪華なフルオーケストラと演歌の定番楽器の融合。この曲のレコーディングはお金かかってると思う。演歌の編曲をしてるイメージがない福井利雄さんのアレンジはクラシックのオーケストラを感じさせるような部分もあります。トロンボーンを中心にブラスセクションのアレンジも凄くイイ!畠山さんの歌唱は力強く、人生の応援歌を歌わせると日本で3本の指に入る歌手じゃないかと思わせるほどの説得力がある歌唱です。B面「武田節」作詞 米山愛紫さん 作曲 明本京静さん 編曲 福井利雄さんこの曲は三橋美智也さんが歌った事で有名な楽曲。それを畠山さんが福井利雄さんの編曲で豪華なフルオーケストラで畠山さんオリジナルのようなアレンジを完成させています。イントロはミュージカルのオーヴァーチュアのようなドラマを感じさせる素晴らしいイントロです。畠山みどりさんの気迫のこもった力強い歌唱が最高です!オークションで見つけて落札した畠山みどりさんのブロマイド6種類
2021年12月31日
水前寺清子さんの1984年発売の90枚目のシングル。「浪花節だよ人生は」は多くのシンガーが競作で発売しました。中でも、この水前寺さんのバージョンとこまどり姉妹のバージョンが特に気に入ってます。基本系とも言える木村友衛さんのバージョンはもちろん好きでよく聴いてました。A面「浪花節だよ人生は」作詞 藤田まさとさん 作曲 四方章人さん 編曲 薗広昭さんこまどり姉妹のバージョンは気合い入れる掛け声が入って華やかなアレンジですが、水前寺さんのバージョンは渋めのアレンジになってます。三味線も特に前に出てるわけでもなく尺八も鼓も歌よりも前に出て目立つ感じはありません。水前寺さんの歌唱はブレス位置が他とは少し違ってたりするのも新鮮に聞けます。B面「大阪ひとり」作詞 荒川利夫さん 作曲 四方章人さん 編曲 京建輔さん大阪の地名を散りばめてるご当地ソングです。心斎橋、通天閣、法善寺、堂島川など。リズムの感じは「大阪ラプソディー」のようなテンポ感のある明るいナンバーです。
2021年08月07日
水前寺清子さんの10枚目のシングル「女三四郎」が1966年4月に発売され大ヒット。その前後のシングル曲を集めてこの8曲入りソノシートを発売。(ソノシート4枚組)1曲目「女三四郎」 作詞 並木ひでをさん 作曲 北原じゅんさん 編曲 福田正さん2曲目「女ごころの流し唄」 作詞 星野哲郎さん 作曲 北原じゅんさん3曲目「俺は天下のご意見番」 作詞 良池まもるさん 作曲 北原じゅんさん4曲目「その一言を待ってます」 作詞 星野哲郎さん 作曲 米山正夫さん 編曲 小杉仁三さん5曲目「ゆさぶりどっこの唄」 作詞 星野哲郎さん 作曲 北原じゅんさん 6曲目「人生ばやし」 作詞 土井朗さん 作曲 北原じゅんさん 編曲 福田正さん7曲目「人生舞台」 作詞 阿蘇健さん 作曲 叶弦大さん 編曲 安田彫花さん8曲目「つきんぼ船唄」 作詞 星野哲郎さん 作曲 米山正夫さん 編曲 小杉仁三さん 「女三四郎」を熱唱1曲目「女三四郎」1964年11月に大ヒットさせた美空ひばりさんの「柔」は男歌でしたが、この曲は女性柔道家としての歌です。イントロと間奏に出てくるブラスセクションとティンパニーのインパクトあるアレンジは凄い迫力です。4曲目「その一言を待ってます」は前にも書いたかも知れないけど、凄く好きな曲です。アップテンポで軽快な人生の応援歌です。「女三四郎」の一つ前のシングル。5曲目「ゆさぶりどっこの唄」このソノシートの中で一番知られてる曲だと思う。1965年11月発売の大ヒット曲。8曲目「つきんぼ船唄」は「その一言を待ってます」のB面曲ですが、水前寺さんの歌の上手さがより一層わかる楽曲です。道着を着てる水前寺さん
2021年03月14日
畠山みどりさんの1976年11月25日発売シングル盤。この曲は芸能生活15周年記念として発売された曲です。A面「お伝物語」作詞 藤田まさとさん 作曲・編曲 吉田正さん当時、シングル曲で5分41秒はかなり挑戦だったと思う。1975年10月31日発売のQUEENの「Bohemian Rhapsody」が5分55秒と長尺な事でイギリスでもレコード会社はシングル発売をかなり渋ったほどなので。歌われている「お伝」とは明治12年、打ち首の刑で命を落とした「高橋お伝」の事です。明治14年で斬首刑を廃止。お伝の打ち首刑から執行されたのは数人だったそうです。毒婦とも呼ばれたお伝ですが、後に事実が徐々に判明してきた。世間に伝わった人格とはまったく違っていたのも解明されてきたのですが、一人の男を殺害してしまったのは事実でした。「♪粋な浴衣(しぼり)を 血で染めて わたる世間を 闇にする 落ちて沈んで 縛り縄 どうせ行く先ゃ知れているああ お伝 お伝哀しや 地獄花」2013年1月18日ヤクルトホールのライブを収録したDVDでこの曲のライブ歌唱が聴けます!ライブだとさらに語りも感動的です。B面「たそがれ鴉」作詞 藤田まさとさん 作曲・編曲 吉田正さん曲調は明るめなのですが、この曲も「お伝物語」に通じるような哀しい女の歌。このB面も強力な作家陣で製作されています。
2021年03月05日
畠山みどりさんの1984年3月21日発売シングル。まだ畠山さんのシングル盤、全て揃ったわけではないけど持っていないシングル盤も数えられるほどになってきた。このシングルは20年以上前に中古レコード屋で手に入れてました。A面「やまあい慕情」作詞 中山大三郎さん 作曲 弦哲也さん 編曲 斎藤恒夫さん凄い作家陣で制作されたシングル盤です。中山大三郎さんの書く歌詞はどれも胸を震わせる。作詞・作曲の両方を担当する事も多い方です。森進一さんに提供した中山大三郎さん作品は絶対にハズレなしの名曲揃いです。正統派演歌の編曲には定評のある斎藤恒夫さんの編曲も素晴らしく王道演歌を堪能できます。畠山さんの歌唱もいつも以上に細かく丁寧に歌ってる印象です。B面「酒場通りで」作詞 中山大三郎さん 作曲 弦哲也さん 編曲 斎藤恒夫さんB面も同じ作家陣で作られた作品です。昭和演歌の良さの一つの3拍子の悲しい歌です。力強くみんなを元気付ける印象の強い畠山さんですが、この曲のような耐える弱い女を歌っても胸にしみます。勇ましい男歌も耐え忍ぶ女歌も両方良いのが畠山みどりさんです。コンサートパンフに掲載されてた、ほんの一部のシングルジャケ。
2021年02月23日
畠山みどりさんの1978年4月25日発売のシングル。ストレートな人生の応援歌です!比較的最近の曲で「天下をとれ」を聴いていたら、この曲が聴きたくなってきた。「天下をとれ」の事は書いたかどうか忘れたけど、これもいい曲です。A面「大事に生きようこの人生」作詞 藤田まさとさん 作曲 市川昭介さん 編曲 湯野カオルさん藤田まさとさんの歌詞、言葉には重みと深みがあるので素直に心に入って来る。星野哲郎さんとはまた違う切り口で力づけてくれます。1933年から作詞活動を始め1982年に亡くなるまで数え切れないほどの応援歌を書いています。畠山みどりさんが藤田まさとさんに作品提供された名曲に「お伝物語」があります。シングル「お伝物語」に引き続き、藤田さんはこの曲を畠山みどりさんに提供しました。B面「逆戻り」作詞 藤田まさとさん 作曲 市川昭介さん 編曲 湯野カオルさんこの曲も力強い男歌です。「♪あいつだけには死ぬ気で惚れた 死ねと言うなら十万億土 ままよ地獄の底までも」「♪脇差(ドス)で量れぬ命の重さ それをあいつが教えてくれた」3番まで熱い歌詞が続きます。畠山さんの歌う男歌は胸に響く。
2021年02月18日
畠山みどりさんのビクター時代のシングル。1980年4月25日発売。A面「新地ブルース」作詞 鈴木正文さん 作曲 瀧竜二さん 編曲 只野通泰さん作家陣が凄い。どういった経緯でこの曲を作ったのかはわかりませんが、日本硬式空手道協会設立し会長を務め、総合武道の「日本正武館」の館長でもあった鈴木正文さん。作曲の瀧竜二さんも「日本正武館」の常任顧問です。瀧竜二さんはこれまでにも多くの作品を作っていました。女手一つで子供の育てる新地のホステスの悲しさを歌っている曲です。1960年代の匂いを残す良質な演歌曲です。畠山みどりさんの歌唱が沁みます。B面「白粉仁義」(おしろいじんぎ)作詞 瀧竜二さん 作曲 越純平さん 編曲 只野通泰さん1番は深川の芸者、2番は祇園の芸者、3番は博多の芸者を歌っています。各地区の芸者さんの特徴を歌詞にして力強く畠山さんが歌い上げる男勝りな女歌です。A面では作曲をしていた瀧竜二さんがこの曲では作詞です。作曲の越純平さんは一節太郎さんの大ヒット曲「浪曲子守唄」の作曲者です。
2021年02月09日
1968年2月1日発売の畠山みどりさんのシングル。北海道稚内出身の畠山さんが歌う「北海道百年記念盤」です。A面「北国は恋がいっぱい」作詞 高柳公さん 補作詞 丘灯至夫さん 作曲 彩木雅夫さん 補作曲 チャーリー石黒さん編曲 森岡賢一郎さん1960年中頃からそれまで演歌を中心に歌ってたアーティストが、その頃ブームだったグループ・サウンズのような楽曲をリリースする事が多かった。こまどり姉妹の「恋に拍手を」や島倉千代子さん「愛のさざなみ」、美空ひばりさん「真赤な太陽」など。その流れで畠山みどりさんもこの「北国は恋がいっぱい」をリリースしました。変拍子が入るロカビリー曲です。北海道100年記念曲という事で、北海道の地名が7カ所出てきます。1番「札幌」2番「帯広」3番「宗谷」4番「登別」「室蘭」5番「小樽」6番「函館」この曲はNHKホールで開催された50周年記念リサイタルでも歌われているのでライブDVDでライブバージョンを聴く事ができます!B面「利尻慕情」作詞 高柳公さん 作曲 吉屋潤さん 補作曲 チャーリー石黒さん 編曲 森岡賢一郎さんB面も演歌色はまったくなく、宝塚歌劇の主題歌のような和と洋を合わせたようなバラード。A面の「北国は恋がいっぱい」もそうですが、この曲もこれまでの歌唱にはなかったような歌唱法で歌い上げています。この曲も50周年記念リサイタルで歌われています。このシングルはA面、B面ともに名曲です。
2021年02月04日
畠山みどりさんの1968年発売のシングル。歌手生活60周年を迎えるので記念曲や記念ライブはあるのだろうか。最近、オフィシャルHPなどにも新しい情報がないので少し心配です。直筆サイン入り盤を見つけて買った!A面「歌こそわが人生」作詞 古木花江さん 作曲 市川昭介さん 編曲 不詳畠山さんの得意とする男歌です。男の人生を歌っています。コンサートでも生で聴いてみたいと思う曲。自分が持ってるライブ音源にはこの曲を歌ってるものがなくて残念です。60年代〜70年代にライブ盤を残しておいてほしかった。最近のコンサートはDVDなどで観ることもできますが、当時のリサイタルなどを収録していたら最高なんだけど。B面「どん底万才」作詞 古木花江さん 作曲 市川昭介さん 編曲 不詳アレンジは少しコミカルです。歌詞は男の友情を歌っています。この曲も男歌です。リズム隊が独特でスネアが強烈なインパクトです。そこが気になりだしたら、スネアにばかり耳が入ってしまうけど・・・^^;50周年記念公演DVDより50周年記念曲「また逢いませう」を歌ってる所
2021年01月26日
2013年1月の畠山みどりさんのライブDVDを観ていました。最近、HPにもファンサイトにも新しい情報が何もないので心配です。たしか今年が歌手生活60周年のはず。60周年のコンサートはやりたいと2016年の55周年記念コンサートのMCでも語っていました。60周年記念曲発売の発表がいつあるのかと公式HPやレコード会社サイトでもいつもチェックしていますが情報はまだなく心配。このDVDは2013年1月18日ヤクルトホールで収録された畠山みどりさんの芸能事務所から発売されたオフィシャルDVDです。かなりレアな曲も歌ってくれています。たとえば「GO!GO! 安兵衛高田馬場へ」「浮世街道」なんてライブで歌ったのはかなり珍しいと思う。美空ひばりさんなどのカバー曲が多いのが少し残念。できればオリジナル曲だけを聴きたい。Disc 11曲目「根っこのように」2曲目「惚の慕の酒場」3曲目「ろくでなし」4曲目「ザ・出世」(ダンス)5曲目「出世街道」6曲目「男じゃないか」7曲目「江戸の闇太郎」8曲目「やくざ若衆祭り唄」9曲目「遊侠街道」10曲目「浮世街道」11曲目「インスト」(ダンス)12曲目「初恋マドロス」13曲目「鼻歌マドロス」14曲目「港町十三番地」15曲目「真赤な太陽」Disc 21曲目「お伝物語」 合田道人さんの童謡コーナー2曲目「また逢いませう」3曲目「恋は神代の昔から」4曲目「女侠一代」5曲目「幸せさんよ出ておいで」6曲目「GO!GO! 安兵衛高田馬場へ」7曲目「人生街道」8曲目「ツキツキ節」9曲目「氷雪の門」10曲目「ちょうど時間となりました」11曲目「出世街道」歌手生活50周年第一弾シングル「また逢いませう」、第二弾シングル「幸せさんよ 出ておいで」、そして「根っこのように」の最近の3曲は名曲揃いです。2004年発売「その世の歌」がセットリスト入りしていないのが残念。60周年記念コンサートがこんなセットリストだったら最高です。(60周年は絶対に行くつもりです)<妄想セットリスト>第一部1曲目「恋は神代の昔から」2曲目「さわらぬ神にたたりなし」3曲目「船は出て行く煙は残る」4曲目「夫婦春秋(オリジナル)」5曲目「人情一代」6曲目「男は度胸」7曲目「天下をとれ」8曲目「ああ無情」9曲目「おんな人生劇場」10曲目「千年杉」11曲目「人生舞台~私は旅人じゃない~」第二部1曲目「とは・・・言うものの人生は」2曲目「その世の歌」3曲目「あんたこの世に何しに来たの」4曲目「聞いて頂戴この話」5曲目「飛んで火にいる恋の虫」6曲目「いいじゃないか人生」7曲目「街道」8曲目「人生街道」9曲目「出世街道」10曲目「氷雪の門」11曲目「ちょうど時間となりました」アンコール12曲目「歌こそわが人生」13曲目「60周年記念曲」感動的な語りと共に聴かせてくれる「お伝物語」。この曲は畠山みどりさんのデビュー15周年記念曲だったそうです。「また逢いませう」は名曲です。60年歌い続けてきた畠山みどりさんだから感動させる事ができる曲。手作り感が温かさを感じるDVDジャケット 2013年1月18日 ヤクルトホール
2021年01月02日
森進一さんのシングル盤は全シングル127枚、ほとんど書いたように思ってたけど、こんな超名曲をまだ書いていなかったみたいです。何を書いたのかもわからなくなってきた^^;楽曲「さざんか」の事はライブ盤やコンサートを観に行った時に何度も書いてるので書いた気になったのかも。今朝、玄関先に植えてる「さざんか」の写真を撮ってる時に、この曲が頭の中にイントロから流れてきた。毎年、この時期「さざんか」が咲き始めると毎朝、森進一さんの「さざんか」を口ずさんでしまう。玄関先に「さざんか」を植えたのも森進一さんの「さざんか」って曲が凄く好きだったから。(庭に金木犀を植えたのは「君にひとみは10000ボルト」の影響です^^;)玄関先の今年の「さざんか」まだまだ蕾が多く1月終わり頃まで毎年、次々と咲いてくれる。A面「さざんか」作詞 中山大三郎さん 作曲 猪俣公章さん 編曲 小林仁三さんこの曲はスタジオバージョンよりもライブで聴くと感動は倍増する曲です。10種類リリースされてるライブ盤の2種類にしか収録されていないのは残念です。コンサートでは比較的よくセットリストに入る曲なのですが。1976年発売「オリジナルコンサート1 愛と涙のオンステージ」1977年発売「オリジナルコンサート2 男と女の季節」この2種類のライブ盤に「さざんか」のライブバージョンが収録されています。カセットテープのみで発売された「オリジナルコンサート3 まぼろしの…」には収録されなかった。 (ライブ盤で残念なのは2番を飛ばして1番と3番のみしか歌わない所。フルコーラス聴きたい)「オリジナルコンサート」シリーズはオリジナル曲のみのはずなのに、「3」だけカバー曲が多くて少しがっかりです。やっぱりオリジナル曲だけを聴きたい。「3」の凄い所は「雪よおまえは」が聴けるのがかなり貴重です。あと「うさぎ」も歌っています。多分「雪よおまえは」は、カセットのみ発売の「オリジナルコンサート3」でしか聴けないと思う。映像作品なら2005年に開催された40周年記念のコンサートのライブDVDにも収録されています。この時のライブは「さざんか」「雨の桟橋」「ゆうすげの恋」と中山大三郎さん作品を3曲連続で歌うという感動的なセットリストでした!この曲は名曲中の名曲です。「さざんか」は小学生の頃に初めて聴いた時から大好きな曲です。この時期、さざんかの花がいろんな場所で咲き始めるの見ると必ず聴きたくなる1曲です。普通子供なら「♪さざんか さざんか 咲いた道 焚き火だ 焚き火だ 落ち葉焚き」が頭に浮かびそうですが、この曲が発売されてから「さざんか」を見ると森進一さんのこの曲です。大川栄策さんの「さざんかの宿」もかなり好きな曲ですが、やはり森さんの「さざんか」の方が好きです。B面「いのち燃やして」作詞 中山大三郎さん 作曲 猪俣公章さん 編曲 小林仁三さんこのB面ですが、想像するにどっちをA面にするかギリギリまで考えたんじゃないかと思う。「さざんか」に負けていない名曲です。タイトルのインパクトなら「いのち燃やして」の方があったと思う。「さざんか」は男の悲哀を歌っていますが、このB面は悲しい女歌です。この「さざんか」の次のシングルも中山大三郎さんが作ったド演歌の「雨の桟橋」です。この曲は強烈なドラマチックな構成で「さざんか」以上の名曲だと思ってる。「雨の桟橋」は作詞、作曲とも中山大三郎さんです。「雨の桟橋」もライブで聴く方が何十倍も凄い。DVD「森進一 輝きの軌跡 - 森進一 歌手生活40周年記念リサイタル -」 「さざんか」を歌ってる所。
2020年11月23日
1993年9月発売の水前寺清子さんのシングル。星野哲郎先生の作詞生活40周年記念曲として発表された曲です。1曲目「結婚行進曲」作詞 星野哲郎さん 作曲 吉田正さん 編曲 小林仁三さんメンデルスゾーンの結婚行進曲とは何の関係もない曲です。結婚をテーマにした人生の応援歌です。1番、2番とも前半はフリーテンポっぽいバラードで始まります。その後は水前寺さんのパンチの効いた歌唱が楽しめます。2曲目「虚空太鼓」作詞 星野哲郎さん 作曲 島津伸男さん 編曲 池多孝春さん少し前のブログで書いた1977年発売「虚空太鼓」が15年後にシングルのカップリング曲としてリマスターされて復活しています。2013年11月に発売されたCD5枚組BOXの「水前寺清子の世界」に収録されてるものもこの1993リマスターかと思ってて聴き比べてみたらリバーブの深さとかかなり違ってて音圧も2013年発売の方がかなり高い。BOX発売に合わせ新たにリマスターされているようです。50周年記念のBOXという事でかなり期待したけど、カバー曲が多く残念すぎました。そこに収録されてる多くのカバー曲より水前寺さんのオリジナル曲の方が遥かにクオリティーも高い曲が揃ってるのに・・・・。
2020年08月30日
水前寺清子さんの72枚目のシングル。昨日の「水前寺清子の人生は365歩のマーチ」でも元気そうな水前寺さんを観る事ができて良かった。A面「虚空太鼓」作詞 星野哲郎さん 作曲 島津信男さん 編曲 池多孝春さんこの曲は水前寺さんの歌唱力の凄さが分かりやすい楽曲です。節回しは浪曲調で非常に難しい歌です。このお盆の時期にこの曲を聴くと少し背筋が寒くなる人もいるかも。「虚空太鼓」とは、ある旅芸人の一座が船で瀬戸内海を渡っていると嵐に遭い太鼓を打ち鳴らし助けを求めながら海に沈んでしまう。その時期になると、瀬戸内でどこからともなく海の底から太鼓を打つ音が響いてくる・・・と言う、怪談です。イントロは静かに寂しく鳴る太鼓の音のみから始まります。この哀しい話を浪曲調にして水前寺さんが歌い上げます。この曲は普通に歌がうまいレベルの歌手には歌えない曲です。この歌詞に込める想いを伝えられる歌手は、ほとんどいないんじゃないかな・・・。CDでは2012年発売のベスト盤のラストに収録されています。歌詞カードには3番までの歌詞が掲載されていますが、2番までしか収録されていません。2番までで3分50秒なので、シングル盤で3番まで収録したら確実に5分30秒超えるのでリリースは無理だったのかも知れません。3番までフルコーラスで収録しているテープが残っているのならリミックスしてCDで出して欲しい。譜面をなぞって歌うだけでもかなり難しいと思うB面「明日では遅すぎる」作詞 星野哲郎さん 作曲 島津信男さん 編曲 池多孝春さんこの曲も非常に歌唱力を要する楽曲です。水前寺さんの真骨頂、力強く人々を元気づける楽曲です。
2020年08月17日
畠山みどりさんの1964年1月20日発売のシングル。1962年6月に「恋は神代の昔から」でデビューして、いきなり150万枚以上売り上げる大ヒット。そして3rdシングル「出世街道」は250万枚を超える大ヒット。(2ndシングル「ちょうど時間となりました」も75万枚の大ヒット)この頃は今のオリコンじゃなくレコード会社がレコード店での売上枚数で販売枚数をカウントしていたそうです。オリコンは出荷枚数なので返品で山のようにレコード会社に戻ってくるものも含まれます。1950年代〜60年代はチャート買いなんてものがなかった時代です。大型チェーン店やレンタル店に大量出荷だけしてそのままほとんど返品する…なんて事もなかった時代。1950年代〜60年代の売り上げを考えれば歴代の売り上げは大幅に変わってくると思う。1962年に3枚のシングルを大ヒットさせ、1963年は11枚ものシングルをリリース!そのどれもがヒットしました。そして1964年の第一弾シングルがこの「恋は買いもの腕しだい」です。このシングルは「バカはバカでも粋なバカ」と同時リリース。当時は同時に2枚のシングルを発売する事も多かった。A面「恋は買いもの腕しだい」作詞 関沢新一さん 作曲 市川昭介さん 編曲 安藤実親さんこの曲は畠山みどりさん主演映画「歌くらべ満月城」の主題歌。映画は観た事ないのですが、「狸の国のお姫様と人間のお城の若殿さまとのラブロマンス」と書いてあります。美空ひばりさんも狸御殿物は多く出演してたように思います。時代喜劇物が多く作られていた時期です。喜劇映画主題歌らしいご陽気ものです。「聞いて頂戴この話」「千客万来」のような陽気な祭囃子が印象的な楽曲です。B面「忘れましょう」作詞 関沢新一さん 作曲 市川昭介さん 編曲 安藤実親さん悲しげなイントロと重いメロディーの失恋ソング。最初は「船は出て行く煙は残る」のパターンかと思ってしまうけど、この曲は途中からのどんでん返しはありません^^;この曲も松竹映画「歌くらべ満月城」の主題歌です。この映画がBlu-ray化するのをずっと待ってます^^最近、畠山みどりさんの情報がまったくなく、ファンブログも昨年の11月から更新がないので心配しています。来年は歌手生活60周年記念の年なので、主演映画のBlu-ray化やお蔵入りになってるライブ音源、ライブ映像などをBOXでリリースしてくれるとうれしい。コンサートも東京、大阪だけでも開催してくれると最高なのですが・・・。
2020年07月23日
森進一さんのシングルが発売されました。歌手生活55周年記念のシングルです。ちょうど1年ぶりのシングル、127枚目です。1曲目「昭和・平成・令和を生きる」作詞・作曲 森進一さん 編曲 伊豆のりおさんタイトルだけ先に知っていたのでどんな曲なのか楽しみにしていました。予想してなかった正統派なド演歌路線でした。前作「恋せよ乙女」がオールディーズなロックナンバーだったので久しぶりの演歌曲の新曲を聞けた感じ。紆余曲折乗り越えて来た森進一さんだからこそ歌える曲だと思うし、説得力もあります。2曲目「女の真心」作詞・作曲 森進一さん 編曲 伊豆のりおさん今回のシングルは前作同様にカップリング曲も森さん本人の作詞、作曲です。「命あたえて」のような高音ファルセットボイスも使っています。新曲では久しぶりに使ってるような気がします。この曲も正統派演歌で自然と胸に沁みるような楽曲になっています。
2020年06月28日
来年には歌手生活60周年を迎える畠山みどりさんですが、昨年末からHPなどの更新もなく、どうしてるのか心配です。ナガシマリゾート〔長島温泉 湯あみの島〕の公演の中止も今の状況になる前に、他の歌手との交代が発表されていました。60周年の公演には絶対に行くつもりでいるので、60周年に向けての新曲などを早く発表してほしいと思っています。このアルバムは1993年にシングル「恋は女の胸三寸」発売時にリリースした、カバー曲とオリジナルで構成されたアルバムです。1曲目「恋は女の胸三寸」2曲目「男じゃないか」3曲目「出世街道 モノラル」4曲目「恋は神代の昔から モノラル」5曲目「王将」 村田英雄さんのカバー6曲目「涙の渡り鳥」 小林千代子さんのカバー7曲目「ゲイシャ・ワルツ」 神楽坂はん子さんのカバー8曲目「唐人お吉の唄 明治編」 藤本二三吉さんのカバー9曲目「女の街道」10曲目「シナの夜」 渡辺はま子さんのカバー11曲目「トンコ節」 久保幸江と楠木繁夫のデュエット曲のカバー12曲目「侍ニッポン」 徳山璉さんのカバー13曲目「伊豆の佐太郎」 高田浩吉さんのカバー14曲目「誰か故郷を想わざる」 霧島昇さんのカバー15曲目「漁り火酒場」16曲目「千年杉」1曲目「恋は女の胸三寸」は1993年11月1日発売の勢いのある歌謡演歌。多く歌手が共作した「浪花節だよ人生は」的な歌謡ロック。2001年発売の「根っこのように」や2014年発売「とは・・・言うものの人生は」の方が勢いもキャッチーさも上なので、この2曲を聴く事の方が圧倒的に多い。2曲目「男じゃないか」はシングル「恋は女の胸三寸のカップリング曲。しっとり系の応援歌で、このカップリング曲の方が好きでした。3曲目「出世街道 モノラル」4曲目「恋は神代の昔から モノラル」の2曲はオリジナルモノラルバージョン。5曲目「王将」から14曲目「誰か故郷を想わざる」のカバー曲の中では(9曲目「女の街道」は1967年発売の畠山さんのオリジナル)7曲目「ゲイシャ・ワルツ」では、艶っぽい歌唱です。8曲目「唐人お吉の唄 明治編」は素晴らしい歌唱で引き込まれる。10曲目「シナの夜」のカバーも素晴らしい。畠山さんには、JAZZのカバーなんかもしてほしい。13曲目「伊豆の佐太郎」なんかは、オリジナルを歌う畠山さんの歌唱のようです。カバー曲の中でダントツに良いのが14曲目「誰か故郷を想わざる」です。この曲自体が、カバー曲全曲の中で一番好きな曲ってのもありますが。15曲目「漁り火酒場」は1991年発売のシングル「千年杉」のカップリング曲。16曲目「千年杉」は作詞 石本美由起さん、作曲 遠藤実さんの名曲です。(「漁り火酒場」も 作詞 石本美由起さん、作曲 遠藤実さん)1965年の畠山みどりさん
2020年05月23日
この前の日曜日にBSフジで「水前寺清子55周年記念特別番組」がありました。故郷の熊本でのロケや、これまで語らなかった秘話をスタジオでたっぷり聞け、フルバンドでの演奏の歌唱も多く聴けた。中でも「艶歌」はもちろんの事、「あすなろの唄」のバラードバージョンは感動でした!オリジナルとはまったく違う聞こえ方で最高でした。「あすなろの唄」は1969年発売の人生の応援歌だけを集めた企画盤「人生の応援団長」にも選ばれて収録されました。あと歌われた曲は、外せない大ヒット曲ばかりでした。マニアックな選曲は「あすなろの唄」のみだった。「艶歌」のフルバージョン歌唱に一番感動しました。2002年10月23日にシングルCDを2枚同時発売されました。「涙をふいて/ウォーキング・マーチ」と、この「夫婦/祝福 〜貴方を称える歌〜」の2枚。「涙をふいて」は三好鉄生さんが1982年に大ヒットさせた曲のカバーです。かなり前に水前寺さんバージョンの事は書いたと思う。ソウルフルな歌唱で最高です。カップリング「ウォーキング・マーチ」は星野哲郎さんの作詞の応援歌です。1曲目「夫婦」作詞・作曲 林泉さん 編曲 馬飼野俊一さんブルージーな「涙をふいて」と対照的なオーソドックスな昭和演歌です。アレンジも演歌の王道って感じ。作詞、作曲の林泉さんが、水前寺さんに提供した楽曲はこのシングルのAB面のみです。2曲目「祝福 ~貴方を称える歌~」作詞・作曲 林泉さん 編曲 馬飼野俊一さんこの曲はロッカバラード風アレンジの歌謡曲です。英語の歌詞が突然出て来るので、歌詞カード読みながら聴いていなければ、ちょっと驚く^^;「♪GLORY GLORY beautiful Story」「♪Congratulation! Very nice success」「Congrats!! 」じゃないので、何の祝いなのか、いくつかに限定されるけど・・・。このシングルはあまり聴く事のない曲ですが買った時に聴いた以来、久々に聴いたけど水前寺さんの良さをあまり出せていないような気がする2曲です。同時発売のシングルの方はよく聴いたけど…。ジャケット写真、スキャナーで取り込むと、たまにこんなノイズだらけになる事がある。紙質のせいなのか、印刷のせいなのか分からないけど、どう設定を変えてもノイズだらけに・・・。
2020年03月18日
水前寺清子さんの大ヒット曲「艶歌」を主題歌にレコード会社の裏側を描いた映画。1968年5月29日公開作品。五木寛之さんのベストセラーの映画化です。DVD化されて3月3日発売!リマスターされていて映像も綺麗です!水前寺清子さんの歌唱がたっぷり聴けます!「いっぽんどっこの唄」「男でよいしょ」「艶歌」の3曲すごい映像です^^楽曲が先で映画化される事の方が多いように思いますが、この「艶歌」は映画と同時進行だったようです。主演は渡哲也さんで、化粧品会社のコピーライターからCMソングのディレクター、そしてレコード会社の製作の一員に出世していく話ですが、いろいろと伏線もあっておもしろい。レコード会社の話なので、クラウンレコードの所属歌手も多く出演しています。泉アキさんの「夕焼けのあいつ」の熱唱映像は貴重です。デビュー1年目の美川憲一さんの「柳ヶ瀬ブルース」も聴けます。笹みどりさんはレコーディング風景で出演青山ミチさん歌唱映像も貴重!「俺のブルース」は特に貴重一節太郎さんは回想シーンでモノクロで登場。映像は1968年当時のものです。曲は聴けば誰もが知っている「浪曲子守唄」です!団次郎さんは新人歌手の役で役名も団次郎。この役から芸名も団次郎になりました。眉京子(水前寺清子さん)はアパート管理人の娘で、主演の渡哲也さんの良き話し相手。民謡酒場の店員から、流しになり、名プロデューサーにスカウトされて歌手になっていく。「男でよいしょ」を流しの演奏で歌っている場面「艶歌」をフルバージョン聴けます!映画ポスターロビーカード
2020年03月11日
水前寺清子さんの36枚目のシングル。この曲は、前に書いた「水前寺清子・コント55号主演 映画『大勝負』」の主題歌にもなった曲。A面「大勝負」作詞 関沢新一さん 作曲・編曲 安藤実親 さん大正琴を前面にフィーチャーしたイントロのインパクトは大きい。力が湧いてくるような名アレンジです。水前寺さんの強烈な歌唱力で説得力のある人生の応援歌になってます。この曲の歌詞を教訓にして生きて来た人も多いのだろうと思う。良い歌詞です。このまま全て実践できれば凄いけど・・・。それにしても水前寺さんの歌の上手さは凄すぎる。日本の女性シンガーの中で一番なんじゃないかと思ってしまうほどに、いつ聞いても凄いと思う。この曲は誰がカバーしても水前寺さん以上に歌える人はいない。これだけ声が出て表現力も完璧なら、どれだけ歌っても気持ち良いんだろうなと思う。B面「男ならどうする」作詞 関沢新一さん 作曲 叶弦大さん 編曲 安藤実親 さんこのB面がまた良い曲。歌詞とアレンジは斬新。A面の「大勝負」でもチューバを良い感じに使っていますが、この曲でのチューバの使い方はさらに強烈で、三味線とユニゾンの部分があって凄いの一言。この頃の歌謡曲はベースとは別にチューバを入れてるアレンジがよくありました。金管楽器がいきなり入ってくるようなアレンジは大好きで、ど演歌にユーフォニウムがいきなり裏メロ吹いてたりすると鳥肌です。昔は斬新な遊びがあったのでアレンジも楽しめた。これ以上に斬新なアレンジはないと思える、びっくりするようなブレイクが入ります。このブレイクはプログレにもないほどのラジオで流したら放送事故かと思うほどのブレイクです。実はA面「大勝負」よりも、この「男ならどうする」の方が子供の頃から好きでした。これ、ライブでは指揮者がいないと絶対に演奏できない曲。水前寺さんは一度でもライブで歌った事はあるのだろうか?ホントに名曲です!浪花節も入ってくるし水前寺さんの歌の上手さがよりわかる楽曲です。安藤実親さんの編曲にはずれなし。いつも凄いと思う。
2020年01月28日
今年55周年を迎えた水前寺清子さんの1985年リリース92枚目のシングル。先週のBSフジ「水前寺清子の人生は三百六十五歩のマーチ」のゲストは水谷豊さんでした。水谷さんの子供時代からの語って来なかったような話が1時間半、たっぷりと聞けました。今週土曜日のゲストは宝田明さんです。きっとゴジラ作品の裏話などしてくれると思いますが、1954年の初代ゴジラ以外の話が聞けたらうれしい。いつも最初のゴジラの話なので、1966年「ゴジラ・エビラ・モスラ 南海の大決闘」の裏話やあまり語らない2004年「ゴジラ FINAL WARS」、1967年「キングコングの逆襲」、1969年「緯度0大作戦」の裏話が聞きたい^^;水前寺さんはゴジラシリーズを観た事があるのか、も興味津々です。宝田さんは特撮映画専門なわけじゃないので、高峰秀子さん、田中絹代さんと共演した「放浪記」の話や、映画化した「夢で逢いましょ」の話なども聞きたい。A面「松五郎愛歌」作詞 なかにし礼さん 作曲 岡千秋さん 編曲 京建輔さん昨夜、宝塚の飲み屋で話してる時に宝塚版、無法松の一生の「永遠物語」の話になって水前寺清子版の無法松の一生があったな、と思い出した。そのお店に「永遠物語」で主演した元タカラジェンヌの方が来るという話から無法松の一生の話になったりした。「永遠物語」は大好きな作品で、2013年再々演も観に行って感動した。水前寺さんの「松五郎愛歌」は、吉岡良子から見た松五郎を歌っています。松五郎が亡くなったあとの遺品整理でもしているかのようなセリフから始まります。「松五郎さん、あんたが死んで残ったものは柳行李が一つ。その中には私があげた 毎年のお年玉が封も切らずにしまってあった。・・・と長いセリフが感動的です。「無法松の一生」の映画でも、「永遠物語」でも観た人は胸にくる良い楽曲になってます。吉岡良子から松五郎へのラブレターのような歌になっています。水前寺さんのセリフも良いし、優しい歌唱に悲しさを感じられる歌い回しに感動です。水前寺清子さんの歌の上手さはやっぱりハンパないと改めて感じられる曲です。B面「母上様」作詞 宮崎貴さん 作曲 岡千秋さん 編曲 京建輔さん「かあさん」と「お父さん」って曲はそれまでにありますが、この「母上様」は軍歌に近い楽曲です。北方の戦場と南方の戦場から母親を想う歌詞になってます。水前寺さんの歌声で聴くと、本当に感動できます。
2020年01月17日
水前寺清子さんのRVC時代の3本の指に入る名曲と言っても過言じゃない作品。「有明の海」→「命坂」→「花が咲いたらまた来るよ」→「あさくさ物語」→「涙のマーチ」までのシングルリリースの流れは名曲揃いです。中でも「命坂」と「あさくさ物語」は群を抜いてるように思う。A面「あさくさ物語」作詞 なかにし礼さん 作曲 森田公一さん 編曲 京建輔さん森田公一さんの作曲というのは、かなり珍しい。なかにし礼さんの歌詞はこの前に数曲ありましたが、なかにし礼さんと森田公一さんのコンビでの提供はかなり珍しい。「♪浮世狭めて 心中の相手探してるような顔してる 明日の愛より 今日の恋」若い身空で身銭切って通いつめる男を心配して思う柔らかい心の女性の歌。B面「よさこい母情」作詞 なかにし礼さん 作曲 森田公一さん 編曲 京建輔さんこの曲も物悲しい名曲です。よさこい祭りの夜に母親に捨てられた子供の歌。「♪ ゆうたらいかんちゃ おなごはおなご 親になっても恋をする ヨサコイヨサコイ」
2019年12月28日
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