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2025.03.28
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閉鎖したHPより、20年前の日向神話街道を走った記録より

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宮崎県の旅2日目。朝は前日のアルコールが残り、少しスッキリしない目覚めでしたが、シャワーで体を目覚めさせて、ホテルのバイキング朝食でエネルギー補給を完了。
スクランブルエッグやウインナーを選んで腹ごしらえをし、いざ綾町へ出発しました。
宮崎市内の観光は後回しにして、まずは緑豊かな綾町で大自然と伝統文化に触れることに。

綾町は、日本最大級の原生の照葉樹林が広がる自然保護地区であり、観光名所が点在する魅力的なエリアです。
また、酒の泉社は定番の観光場所で、ワイン工房やガラス工房などはオススメですが、2ヶ月まえにも来たばかりまので、手短に観光して
※2025年時点で酒の泉社のホームページより「照葉の湯」は消えており、現在利用できないです。

まず向かったのは「綾の照葉大吊橋」。これは歩道専用吊橋として世界最大級の規模を誇り、綾町のシンボル的な存在です。

吊橋から見える森林の眺めは圧巻そのものなのですが、高所恐怖症の私は近づくのも怖いので、渡ることができず、周辺を散策しましたが、それでも自然の息吹を全身で感じることができました。
この吊橋は綾町が大切に守ってきた照葉樹林に分け入る道であり、綾の自然を存分に楽しむための入り口でもあります。
次に訪れたのは綾国際クラフトの城で、伝統工芸や歴史を体験できるスポットです。
中心の綾城は戦国時代の山城を時代考証に基づいて木造で忠実に復元しており、場内には甲冑や刀などの歴史資料が展示されております。
この城は復元するに当たって木造で3F以上を作るのには建築基準で駄目な所を諦めずに、関係省庁を説得して回って、ついには時代考証に基づき再現したそうです。
城自体は歴史資料館になっていますが、3階から見える綾町の風景は格別で、自然に囲まれた穏やかな雰囲気に心が癒されました。

また、城周辺の敷地内にある工芸館では染織や陶芸、ガラス工芸などの作品が展示・販売されており、実際に体験できるワークショップも魅力です。

さらに、旧綾小学校を改装した綾陽校記念館では、明治時代の生活道具や農具が展示されており、歴史や文化に触れることができます。この施設を訪れることで、綾町の豊かな自然とともに地域の歴史や工芸の魅力を存分に楽しむことができます。

綾国際クラフトの城で気になった綾の手紬染織工房へ 
この工房は、世界で最も高貴な色といわれていた貝紫?ヨーロッパでは「帝王紫」とか「クレオパトラの紫」と呼ばれていた紫色を復元されたらしいです。
藍染めは虫除け効果もあると言われており、その伝統技術を現代に活かした商品は見ているだけでも興味深いです。

実際に展示している藍染めの品を見ていると夏場でも涼しく感じ、藍染めというと和服等のイメージが強いですが、バンダナや洋服に合うような小物も売っていて、こういった物には無関心な私も眺めている内に1つ買ってしまいました。
また、ここの工房はハンカチやスカーフの染色体験ができるので、達人の製品を見ながら、Myオリジナルの作品を作るために染色を体験していくのも良いと思いますよ

さらに、綾町には競走馬を育てる伝統があり、「綾馬事公苑」を訪れると、競走馬のように覆面をしている馬が放たれており、放牧された馬たちが元気よく駆け回る姿に出会えました。
また、駐車場横には直径28mの花時計があって2万本の花々が植わっており、記念写真と思って花時計をバックに写真を撮ると、大きいあまりに小人のように映ります。
ここは公園のように広々としていて、自然の中で馬と触れ合える体験は心を豊かにしてくれます。


昼飯には早いので、アジアン雑貨に立寄っていく。

このお店は外から見た目は普通の住宅で車も民家の駐車場に止める感じで入っていきます。
駐車場から入口に一歩入ったとたんに、雰囲気は東南アジアで、入口にいるかえるの人形の集団に出迎えられて奥へ、店へと入っていきます。
お店も屋根裏部屋付きの普通の家2軒を1つにした感じなんですが、中の雰囲気は....  特に私は猫の観覧車が面白くて、購入しようか、どないしようかと悩みました。


次に綾町を離れて、宮崎市高岡町にある天ケ城公園に訪れる。
この公園は、自然と歴史が融合した魅力的なスポットで、園内には天ケ城歴史民俗資料館があり、高岡町の歴史や文化を学ぶことができます。 

この公園は高台に位置し、宮崎市を一望できる絶景ポイントです。
大淀川、霧島連山、日向灘を望む景色は、まるで絵画のような美しさ。
公園内を散策しながら、木々の間から見える市街地の風景に感動しました。
特にここの資料館の展望デッキからは日向灘や霧島連山を一望できる絶景が楽しめます。
また、園内の「天ケ城茶屋」では、「梅ぼし最中」という宮崎ならではのユニークな和菓子が楽しめます。
この最中は、梅の花をかたどった皮に、甘さ控えめの餡とカリカリの小梅が包まれており、梅の風味を存分に味わえ、梅の酸味と餡の甘さが絶妙なバランスで、地元の特産品として人気があります。
興味をそそられましたが、購入を見送ってしまい、少し後悔。
宮崎市に隣接して、古墳群で有名な西都市へ
宮崎東から高速・東九州自動車道に乗り、バビューンと西都市へ移動。
西都原古墳群は、国の特別史跡に指定された日本最大級の古墳群で、広大な台地に300基以上の古墳が点在しています。
これらの古墳は3世紀後半から7世紀前半にかけて築かれたもので、男狭穂塚や女狭穂塚などの大型前方後円墳が特に有名です。


また、古墳群内にはガイダンスセンター「このはな館」があり、古墳の歴史や文化について学ぶことができ、広大な自然と歴史が融合した西都原古墳群は、歴史好きな方にはお勧めの観光スポットです。

西都市から北上を続けると、小丸川(おまるかわ)を通過。
 河川名は子供でも読めるようにひらがなで書いてある。 河川名を見てうぷぷぷしてしまった。

次に向かったのは木城町にある「高城城址」。
この城はかつて日向国で最強の城と呼ばれ、三方を急な崖に囲まれた天然の要害として知られており、いかなる攻撃にも屈しなかった歴史を持つ名城です。
現在は城山公園として整備されており、7つの空堀や本丸跡が見どころで、また、展望台からは周囲の美しい風景を楽しめます。
城の堅牢な作りとその歴史に触れることで、過去の戦いの様子を想像することができました。

さらに北上して、都濃町に訪れる。
まずは、都濃ワイナリーに訪れて製造工程の見学。
この美しい高台にあるワイナリーの施設内は広々とした芝生が広がり、見晴らしが素晴らしく、眼下には日向灘を眺める望む絶景を楽しめます。

ワイン好きにとってはもちろん、自然の中でリフレッシュしたい方にもぴったりの場所です。
施設内にはカフェやショップもあり、地元食材を活かした食事やお土産が充実しており、国道10号線を観光で移動する途中、食事休憩の場としては最適なスポットだと思う。
次に都濃神社を参拝する。 地図では小さな神社かと思いきや、駐車場を探している間にその大きさに驚かされた。
この神社は「日向国一之宮」として神位が高いだけでなく、神武天皇が東征の際に祈願したと伝えられている。 かつ、近くには日本海軍発祥の地とされる美々津もあり、歴史的背景が実感できる場所だった。
日帰りツーリングで南限にあたる都農までは、これまで数回訪れていたが、こんなに深い歴史を持つとは驚きだ。
本日の宿も宮崎市内なので、ここでUターン。
宮崎市内の海岸線にある一ヶ葉有料道路でパーキングに立ち寄り、海岸に出てみると、そこには予想を超える強い波が押し寄せていた。
波が鉄板に激しく当たり、数メートルもの潮が吹き上がる光景は迫力満点で感動的だった。

そして、宮崎市内観光と思って平和公園に訪れる道中で宮崎神宮を発見し、先に参拝することにする。
この神社は思っていた以上に大きく...森林の中(といっても参拝道です)を走っていくと駐車場があって そこで車を降りて更に歩いて行くと遠くに神宮が見えてきました。 

そこからさらに歩いていくと立派な神宮が姿を現れた。

参拝中に伽藍楽の笛の音が響いていて、最初は音源かと思ったが実際にその場で奏でられており、目をつぶると平安時代の物語に登場するような情景を彷彿とさせ、まるでタイムスリップしたかのような気分に浸った。
宮崎神宮の内宮と外宮の構造はどこか出雲大社を思い出させ、日本の古い歴史と文化を体感する貴重なひとときとなった。
宮崎神宮を参拝後は、少し山手にある平和公園へ
公園のシンボルである平和の塔は、四方を武人、漁人、農人、工人の像が守っており、力強い雰囲気が漂い、4つの鬼門を守っている感じがした・
駐車場から平和の塔の間に芝生+花壇があって、その中央で拍手をすると平和の塔が反響が返ってくるという不思議な体験も楽しんだ。
最後に併設している埴輪公園は今まで夜に立ち寄っていたので、いつも誰も居ないのに見つめられている感じがしていました。
初めて昼間に行くと埴輪たちの表情が面白く、武士や馬、旗を持つ人物など、どれも個性豊かで魅力的でした。
これまでの視線は人形(埴輪)の目線だったのか(*^^*)恥しい思ってしまった。

予定していた訪れたいと思っていた観光地を巡ったのでホテルに戻り、隣接するデパートで夕食を楽しむ。
地鶏料理の店に行けなかったことは少し残念だが、一人旅だと居酒屋に入りにくいものだ。

翌日の移動に備えて早めに休むつもりだったが、夜中に街の騒音で目が覚めるというハプニングもあり、再び眠りについた。
宮崎の歴史と自然に触れる充実した二日目だった。


クリックすると前ページ「​​ 日向神話街道の冒険記 その2 ​」へ

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最終更新日  2025.03.28 12:07:38
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