おしゃれ手紙

2006.08.09
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カテゴリ: 時事ネタ・主張
餘部の鉄橋 山より山にかけ渡し み空の虹か桟(かけはし)か 百有余尺の中空に 雲をつらぬく鉄の橋」
と「山陰鉄道唱歌」歌われた餘部(あまるべ)の鉄橋。

この鉄橋が出来たのは、今から94年前の明治45年、2年をかけた大工事だった。

完成から90年を超えた現在でも、トレッスル橋としては国内最大であり、初期の鉄道建築としても、高い存在意義を有している餘部(あまるべ)の鉄橋。

この鉄橋が取り壊されると知ったのは、 5月、山陰海岸国立公園を旅行した時。

その時、船に乗って見た鉄橋、真下から見た鉄橋。

100年近く前、まだ機械がなかった頃、人の手だけで、こんな大工事をやったのかと思うと感動的だった。

でも列車に乗って通っていなかった。

で、今回、青春18きっぷを使って、友人と通って見た。(8/6)



そこから、日本海に沿って西に50分ほどのところに餘部(あまるべ)駅がある。

普段は無人駅だが、餘部(あまるべ)鉄橋の取り壊しを惜しむファンで賑わい、5~6人の駅員が乗客の誘導にあたっていた。

その独特な構造と鮮やかな朱色、また付近の情景とも相まって、鉄道ファンのみならず、山陰地方を訪れる観光客にも人気がある。



朝・昼・夕と光の具合でその姿を変えるほか、天候や四季(特に雪)によっても大きく変貌する。

夜、列車が通過する様子は、さながら銀河鉄道であり、轟々と響き渡る通過音には趣さえ感じる。

鉄道に関する観光地としては、屈指のものといって差し支えないだろう。」


日本海と山、鉄橋、鉄橋を通る電車見える駅の上にある撮影ポイントは 黒山の人だかり

「安全性」とコンクリートの橋の方が保守点検が安上がりということを理由に取り壊される鉄橋。

またひとつ、日本の景色がなくなっていく・・・。
+++
少し前に、「レオナルド・ダ・ヴィンチ」の生涯をテレビで見たが、レオナルドも通ったであろう橋が、当時のまま残っていたのには感動した。

100年近く続いた、餘部(あまるべ)の鉄橋のある景色を、なんとか*保存*できないのだろうか。
::::::
■餘部鉄橋の写真■
■写真■
**保存**

列車転落事故により運行基準を強化した結果、冬の観光シーズンを中心に運休や遅れが続出し、定時運行が困難となった事を契機に、現鉄橋の南側にPC橋(コンクリート橋)を新たに設置する計画が浮上した。
PC橋では風速30mまで運行可能な設計とされており、また保守も容易なことから、JR西日本では出来る限り早い着工を目指しており、2007年春から架け替え工事が行われる予定である。

一方で、 観光客や地元住民からは現在の鉄橋が無くなる事を惜しむ声が後を絶たず 、地元からは新しいPC橋が観光資源となり得るかについては疑問の声が多い。

鳥取県議会は寝台特急「出雲」号の廃止に関連して、鉄橋架け替えへの資金提供をやめる可能性を表明している。

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★8月9日 *植物物語:椋(むく)* UP





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Last updated  2006.08.10 10:24:09
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