公園人の散策記

公園人の散策記

2011年04月02日
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カテゴリ: 花鳥風月
311の大震災以来、日本中が自粛ムードに包まれている。

まあ、電力供給が逼迫した状態だから、夜桜ライトアップの中止はいたしかたないとは思うが、昼間の花見を自粛する必要はないと思うのである。

というわけで、呑み仲間達と毎年恒例の葛西臨海公園でのお花見。

今年は開花時期が例年より一週間ほど遅かったので、今日の時点で三部咲き程度。
お花見をするとすれば、この週末(2日、3日)か来週末(9日、10日)ということになろうが、それにしては今日の葛西臨海公園は閑散とした感じである。(これも震災による自粛ということか)

快晴とはいかなかったが、天気も気温も丁度良いお花見日和。

お花見2011


参加者が銘々、料理やお酒を持ち寄るの我々のお花見のルール。
ダイソーで買ってきた赤いフェルトを緋毛氈の代わりに敷いて、その上に料理を並べてみた。

お花見2011



東日本大地震で被災した地域を応援する意味で、東北地方の食材やお酒を持ち寄ろうということになっていた。

筍と春の野菜の炊き合わせ レンコンと牛肉のピリ辛煮


「筍と春の野菜の炊き合わせ」は、筍、蕗、アスパラ、菜の花、にんじん、高野豆腐をやや甘め出汁で炊いたもの。
「レンコンと牛肉のピリ辛煮(ゆず風味)」は、牛肉、とレンコンを砂糖、酒、みりん、醤油、鷹の爪でやや濃い目の味付けにし、ゆずの皮で風味付け。



ちなみに、我々のお花見ルールは、
1.各自がお酒や料理を持ち寄る。
2.使い捨ての食器(紙皿、紙コップ等)は使わない。各自がコップや皿を持参すること。
3.ブルーシートは使わない。各自がレジャーシートを持参し、人数相応のスペースにシートを敷く。

我々のお花見は、会費などはなく、皆が自慢の料理やお奨めの酒を持参するというスタイルである。
事前に持って行くお酒や料理を考えるところからお花見が始まっているのである。

二つ目の「使い捨ての食器を使わない」というのには、ゴミの軽減ということは勿論であるが、その他にも二つの理由がある。
料理や飲み物は器で味わう部分もある。紙皿、紙コップでは折角の料理やお酒が味気ないものになる。

キャンプなど、アウトドア遊びをしている仲間なので、その辺り皆心得たものである。

三つ目の「ブルーシートは使わない」にも理由がある。
昨今、ある程度の規模(人数)のお花見では、ほとんどのグループが安価で丈夫で面積が確保できるブルーシートを使っている。
お花見が終われば、そのまま捨てて帰っても惜しくない値段(10人ぐらいのグループで頭割りすれば一人当り50円ぐらいだろうか)だから、いちいちたたんで持ち帰ったりしない連中が多い。
勿論、ちゃんと持ち帰れば何度でも使えるわけだが、一度広げたブルーシートを綺麗にたたむのは結構手間がかかる。

お手軽にお花見しようという連中には、ブルーシートは使い捨てアイテムの一つなのだろう。
ブルーシートを使わず、銘銘が自分の分のシートを持参するというのは、ゴミの軽減、或いは、誰か一人に苦労を押し付けないということなのである。
また、このブルーシート、元々は工事現場などで資材を雨から守るために使われたりしていたもの。
あの青いシートを見ると、どうしても工事現場を連想してしまう。
年に一度の美しい桜の風情をブルーシートがぶち壊していると思うのである。
夜の花見のために朝から広大なブルーシートで場所だけ確保しているなどというのは、私からしたら以ての外である。
できればゴザと緋毛氈を敷いてお花見したいものであるが、そこまでは無理なので、今回は赤いフェルト生地を部分的に敷いて雰囲気を出してみた。

アウトドアの遊びは、安易な「お手軽」ではなく、スマートに楽しみたいものである。






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最終更新日  2011年04月04日 05時05分00秒
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