公園人の散策記

公園人の散策記

2011年09月25日
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カテゴリ: 花鳥風月
朝日新聞に「しつもん!ドラえもん」というコーナーがあるらしい。
私はどの新聞も取っていないので、実際に読んだことはないのだが、TVで流されている朝日新聞のCMで「8月1日という意味の果物がある・・・」答えは「はっさく(八朔)」というものを見て、ふと気になった。

「朔」の意味。

この字は、地球から見て太陽と月が同じ方角にあることを意味する。
このときの月がいわゆる「新月」であり、「朔月」(さくげつ)である。

月の満ち欠けの周期を一ヶ月とした太陰暦では、朔月を含む日を一ヶ月の最初の日、「ついたち」とする。
「朔日」あるいは「朔」一文字で「ついたち」と読むのである。
(残念ながら私のパソコンでは「ついたち」と入力して変換しても「一日」しか出てこない。)

ところで、日本語、特に漢字の読み方の難しいところは、色々と例外があるところである。


一日(ついたち)
二日(ふつか) [ふた(つ)・か -> ふつか]
三日(みっか) [みっ(つ)・か -> みっか]
四日(よっか) [よっ(つ)・か -> よっか]
五日(いつか) [いつ(つ)・か -> いつか]
六日(むいか) [むっ(つ)・か -> むいか]
七日(なのか) [なな(つ)・か -> なのか]
八日(ようか) [やっ(つ)・か -> ようか]
九日(ここのか) [ここの(つ)・か -> ここのか]
十日(とおか) 
「日」という漢字が「か」という読み方をするのは日付として読むときだけのような気がする。(他にもあるのかもしれないが・・)

「ついたち」という言葉は、元々は「つきたち(月立ち)」、月が現れる日、太陰暦の一ヶ月の始まりということだったようで、「一日」という漢字の一般的な読み方とはかけ離れたものになっている。

ちなみに、一ヶ月の最後の日を「晦日」と書き、「みそか」あるいは「つごもり」と読む。
現在でも12月31日(一年の最終月の最終日)を「大晦日(おおみそか)」と呼ぶことは一般的であるが、毎月の月末の日を「晦日」と表現する人は非常に少なくなったと思う。
この「みそか」という読み方であるが、これは「三(み)」「十(そ)」「日(か)」、「三十日」という日付の呼び方そのものであり、太陰暦の一ヶ月=30日(小の月は29日)に由来している。
また、「つごもり」という読み方は「つきごもり(月隠り)」が転じたもので、月が隠れることを意味する言葉だそうである。







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最終更新日  2011年09月25日 16時48分48秒
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