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2006.04.11
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カテゴリ: カテゴリ未分類
知人の息子(19歳)が新しいバイトを始めてから、ちょっと消息がつかみづらくなったので、「こりゃ、新しい彼女ができたな」という推測が飛び交う。

つまりねー。男の子というのは、彼女がいるといないとじゃ恐ろしく生活行動に違いが生じるわけ。まぁ、放ったらかしのバカ親で、子どもが家に寄り付かない、外で何してるかわからないような家庭は別だけど、ふつうに家でご飯食べて寝て、学校へ行く家の子どもは、実にわかりやすい。

引きこもりか、よほど孤独が好きなボクでない限り、彼女がいないときの彼らの頭の中は気の合う男友達でいっぱい。だから、年中つるんでいるでしょう。「ブロークバック…」じゃないけど、心身ともに健康な子は本来、男同士でちちくり合ってるのが好きなの。ところが、彼女ができると、それがそっくり心身ともに一人の女(普通は)に入れ替わる。

女の子はねー。うまいよ。娘を見ててもわかるけど。知らない間に恐ろしく行動半径を広げている。親父だますのなんか簡単だもの。必要以上に無理しないだけ。娘になったり彼女になったり自由に対応できるから。男の子のほうは性欲のまにまに、そんな彼女にみごとに引きずられて、親の守備範囲から予想外に逸脱するようになる。行動がわかりづらくなるわけです。だからすぐわかっちゃう。

で、母親は「じゃ、いっちょ探ってみるわ」と、皆の期待を受けて、食料を莫大に買い込んだ。食わせて吐かす魂胆です。ここが男の子を持つ母親のすごいところ。女しか育てたことがない女には予想もつかない。帰る時間を見計らって、母は息子の好物をたんまりこさえた。息子が帰ってくる。いつにない豪勢な料理を疑う知恵もなく、「おおっ」と歓喜の雄たけびをあげて食卓にへばりつく。そこからが難しい。気が急くからといって、食べ始めに聞いてはいけない。全意識が食うことに集中しているため、答えがおざなりになる。何を聞いても食いながら「うん…うん…」しか言わない可能性が強い。しかし、食べる前に聞くのはもってのほか。空腹は男を攻撃的にする。「うるせぇ!!」と言って、親子関係が険悪化し、以後、黙秘を通す恐れもある。

だからといって食後もまたいけないんだ。エネルギーが一気に消化器へ向かうから、脳が働かなくなる。睡魔と闘うので精一杯。好きな女の面影すら脳裏から消えてしまいがち。したがって返答もあいまいになる。ようするにタイミング勝負ですね。すべての皿を2かきほどして、鼻から満足げな息を吐き出した頃が絶好の頃合いなのだそうな。

で、母はその好機を逃さず絶妙のタイミングで切り出した。「アンタ、彼女できたの?」。手に茶碗をもち、目は料理に奪われながらも、息子は確かな声音で答える。「うん」。「バイト先の子?」「うん」「学生?」「ううん」「年上なの?」「うん」「いくつ?」「21」。すばらしい受け答え。しかも寸分違わず予想通り。食欲と性欲はまさに表裏一体。とくにこの年代の男子の場合、それはほぼ同体に等しい。食欲が一部満たされたとき、性欲の一端にすり替えられる。一瞬の隙を見て、その性欲の対象に向け、長年の女のカンが鋭く切り込むのだ。

用意していた質問が一通り終わって、母は最後にひと言。
「ねーえ?」「ん?」「私ね、まだ、おばあちゃんになりたくないの」。










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Last updated  2006.04.12 01:32:35
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