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2006.05.12
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カテゴリ: カテゴリ未分類
年上の友人からメールがあり、一昨年結婚したお嬢さんからおめでた報告があったそうな。久しぶりに食事をした際に、「ママ、ほらっ」って、CT写真を見せられたとのこと。すごくうれしそうだった。

メール読んで、私もなんだかジーンときてしまった。どこもかしこも、あっちもこっちも芸能界も「できちゃった婚」流行りのなかで、なんかそういう普通の幸せが、すごく貴重なことみたいに思えたわけ。

いや、別に、「できちゃった婚」が悪いとはいいませんよ。結婚前に、ていうか、好き合った末にそういう関係になるのは、まあ自然だし、その結果、子どもができた、つうのも、自然ていや自然(避妊しなかっただけ)。健康な男女の性行為の目的は、まさに生殖にある。好きでもないのにそうなるのは、そりゃマズイけど(あ、別の意味で好きなのか、何が?)。

でもって、「できちゃったから結婚します」だ。お互い責任とって。だって大人だもん。ちゃんと子どももできる年齢だもん。そろそろ年貢の納め時、そろそろ身を固めて、キミも立派な一児の父だ。母でもある。ちゃんと所帯持って、そうそう、生まれてくる子どものために。子どもには罪はない。できちゃったんだから…。

じゃあさ、子どもができなければどうなのでしょうか。まあ、少なくとも結婚は先に延びますね。自分たちに都合よく延びる。「そろそろ年貢」というのも、二人の都合により、適当なところで納め時が決まる。延びた末、別れることもある。あるいは、勢いがついていて延びずにすぐにでも、というのもある。いずれにせよ、二人の都合だよね。そこに子どもは介在しない。

これだけは言えるけど、家庭っちゅうものは、恋愛関係とは全然違うよ。同じ二人でも、まるで違う。同じ二人なのにだ。よく「まだ恋愛中みたい」とか「結婚しても恋人同士みたいな時間を」とかいう話を聞くけど、それはない。キッパリ否定。どんなに自立していようが夫と妻です。一世帯です。ましてやいきなり父と母…。

まあね、ある程度、適齢期(生殖期と言い換えても可)も成熟し、熟れすぎてぐずぐずになって落ちちゃわないうちに、そろそろ固めちゃおうか、てくらいになっていれば、相手はどうあれ子どもを理由にしてもいいかもしれん。その頃になると、家庭というのがどんなものかも薄々わかっているし、何より早いうちに子どもを作っとくに越したことはない、種の保存。

けど、まだ志半ばで(あ、ないか志)、やりたいこともあったろうに(あ、これもないかも)、花の独身から夫婦、そして半年たつかたたないかで父母。これはちょっとねー、可及的速やかに過ぎやしないか。植物だって、芽が出て膨らんで、花が咲いていくわけだし、人間の子だって、這えば立て、立てば歩めの親心なんだし、小学校の1年生は「あいうえお」からなんだし、好きになったらABC…(嘆)。

結婚という制度に縛られない、とか、夫はいらない子どもだけほしい、とかいうけど、どうなんだろう。確かに大人っぽい今風の考え方だ。でも、段取りということから考えたら、制度っていうのも、いちがいに悪いとはいえないんじゃないか。人間てそう簡単に切り替えがきくもんじゃないでしょ。人と人の関係づくりって、けっこう時間がかかる。婚約⇒結婚⇒妊娠という段取りを、とりあえずの制度として昔の人が考えたんなら、それなりに理由があったんだと思う。一人の人間が二人になり、そこにもう一人増えて、さらに増えて…そんなふうに家族の関係が深まって、その家族だけのかたちができていく。



子育ては楽しいよー。けど、すごく力がいる。頭も使うし、気も遣う。いろんなものを犠牲にして、いろんなことに縛られて、一人の人間が育っていく。人間が人間を育てるっていうのは、そういうこと。どこまでも終わらない、家族の成長は延々とつづく。そのじれったいプロセスに敢えて促進剤を打つようなものだから、段取りを飛び越えるのは、それだけ大変だよね。

どうもなー。「できちゃった」というのがね。やっちゃった、できちゃった、しかたがないから生んじゃった、って。なんかないかな。「できました結婚」。同じか…。

くだんの友人は、夫とはずっと別居していたんだけど、娘たちが成長後、離婚して、今は一人暮らしを謳歌している。お嬢さんは、数日後に予定している新夫との休暇旅行のついでに、結婚式以来初めて海外に住む父親のもとに立ち寄ることになっている。それがまた、期せずして、おめでたサプライズ報告になるわけ。父親の喜ぶ顔が目に浮かぶって。一段一段愛情を深めながら幸せを育む娘を見守りつつ、それぞれがその幸せに自分をつなげることができる。これもやり残しをせずに己の人生をちゃんと生きてきたから。家族って、そうやって、ずっと成長していきたいよね。





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Last updated  2006.05.13 00:07:32
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