ラム酒 インプレ【今日もラムを飲んでます】

ラム酒 インプレ【今日もラムを飲んでます】

PR

プロフィール

Swingster

Swingster

カレンダー

バックナンバー

2024.06
2024.05
2024.04
2024.03
2024.02

キーワードサーチ

▼キーワード検索

2021.11.19
XML
カテゴリ: スペイン系(Ron)
​【ドンQ・シグネチャーリリース・シングルバレル2009】​

プエルトリコのラムです。

日本に入ってきていないブランドなので馴染みがありませんが、世界的にはかなりメジャーなようです。

会社としては1865年からラムを作りだし、ドンQブランド(ドン・キホーテにちなんだネーミングだそうです)は1934年にスタートし、現在ではプエルトリコで一番有名なラムとなっていて、一説では米国で消費されるラムの70%を生産しているのだそうです。


​​​​​​
ドンQのラインナップは、レギュラー的なトラディッショナル・レンジと、その上の「いいやつ」レンジ、セラーズ・コレクション、それとフレーバードラムの3つのカテゴリーに分かれています。

今回のシグネチャーリリース2009はセラーズ・コレクションに属する、現在一番新しくリリースされたものです。

2009年4月に蒸留され、2009年5月にバレル熟成開始、2019年6月にボトリングされた、と裏のラベルに記載されています。



10年熟成のシングルバレルということですが、注目すべきは49.25%のカスクストレングスであるということでしょう。
ロン、スペイン系ラムでオフィシャルからカスクストレングスがリリースされるのは、とても珍しいことです。

カスクストレングスの方が好きというわけではありませんが、そう高価でもないし、カスクストレングスで49.25%という低めなところも興味深く、飲んでみたくなりました。



香りはキャラメル、カカオ、バニラ、オーク、少しナツメグ的スパイスとオレンジの感じもあります。
典型的なロンの香り要素満点ですが、それに加えて全体がブーストされているような力強さがあります。
度数のおかげかもしれません。

飲んでみると、やはり濃厚な味わいです。
甘さの程度はそれほど強くありませんが、味自体は濃く、風味も複雑。

チョコレートとリンゴ、ナツメグ、キャラメル、カカオパウダー、柑橘などが一気に感じられ、パワフルですが飲みやすい印象です。
普通の人間がイヤがるクセ、不快要素がないので、それも飲みやすさの一助となっているという気がします。



ニカラグアのフロール・デ・カーニャのカスクストレングス(ボトラーズものですが)と比べると、こちらの方が飲みやすいのですが、風味に大きな特徴が無いので、ハードなラムマニアには物足らないかもしれないと思いました。

クセが無くて高品質、しかも低価格なので、これをダメとする人は少ないだろうと思いますが、これが最高だと評する人もまた少ないかもしれません。

​​​​​【僕の評価】5段階中の 4





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2021.11.19 20:50:06
コメント(0) | コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

© Rakuten Group, Inc.
Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: