老師の言葉 0
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ヤギの住処を別の場所に移すことになった。3ヶ月ほど前、みなさんに手伝ってもらって作ったヤギ小屋と柵。できたらそのまま移したい。そんな思いを察してくれる親切な方がいて、朝から6人で柵を移動させた。人が集まって、力を合わせると、足し算どころではない成果が出る。半日もかからずに柵を新しい畑に運び、残すは2つの小屋だけだ。近いうちに、小屋を解体してこちらに運ぶ。そして、またみなさんにお手伝いしてもらって組み立てる。不思議だけど、まわりの人が応援してくれる。「人が集まったってお金にならない」ぼくたちの活動を見て、そんなふうに言われたことがあったが、人を集めて楽しくやっていることで、お金よりも大切なものがどんどん増えていく。その積み重ねの中からお金も動き出す。いいエネルギーの詰まったお金だから、たくさんの人を幸せにできる。ぼくはぼくのやり方で、楽しくて面白い世界を作り上げていく。
2021年06月14日
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6本の桃。1本にアブラムシが発生。アブラムシには2種類あって、ひとつは葉が縦にくるくると巻いてしまうというもの。もうひとつが、葉の裏側に白いアブラムシがびっしりとつく。どちらもつくのは新芽。新芽のエキスを吸ってしまうのだろう。葉が赤くなったり、しわしわになってしまったりする。正確には2本に被害が出ている。ひどいのは、後者のアブラムシ。農家さんから聞くと、こちらのほうがやっかいなのだそうだ。手でつぶして薄めた酢をかけるという方法で対処してきた。それでも増殖するので、農家さんのアドバイスで、酢に一滴だけ洗剤を入れてみた。アブラムシはその名の通り、油でギトギトしている。だから、せっかく酢をかけてもはじいてしまって効果が薄い。そこで界面活性剤が役に立つ。そう言えば、子どものころ、ゴキブリに洗剤をかけたことがあった。すぐに死んでしまった。彼らにとっては脂分は生きるのに必要なのかもしれない。アブラムシが発生する原因は、「窒素肥料」が多すぎることだと聞いた。小学校の理科で、植物が育つには「窒素」「リン酸」「カリ」が必要だと教えられた。農家の人は、せっせと三大栄養素を土にまいて立派な作物をとろうとする。確かに、成長が早かったり、多くく育ったりする。ところが、その分、栄養過多となり、葉っぱや実に栄養が残ってしまう。それをアブラムシたちが食べに集まってくるそうなのだ。人間でも食べすぎは病気のもと。植物も同じ。肥料をやる限り、虫や病気が発生するので、農薬が必要になってくる。無農薬で栽培しようと思うと、無肥料が大事な要素になるのだ。ぼくが育てている桃は、去年まで普通に栽培されていた。化学肥料がたっぷりと施されている。アブラムシが出るのは当然のことだ。収穫まであと一か月。虫や病気を何とか抑えながら、わずかな個数でいいので、おいしい桃を実らせたいものだ。1本はやっかいなアブラムシの害。もう1本には葉を巻くような形で繁殖するアブラムシが少しだけ発生。あと4本は、ぼくが観察する限り、とても元気に育っている。今はゴルフボールと野球のボールの間くらいの大きさ。アブラムシは発生したけれども、よくぞここまで育ってくれたと、ぼくは感動している。
2021年06月07日
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「こっちの夏は暑いよ」あちこちで脅されている。本当に暑いらしい。去年、初めての山梨の夏を体験した次女も、「覚悟しておきなよ」と言う。場所によるが、盆地部は昼間はぐんぐん気温が上がりそうだ。少し山間部へ入ると、ぐっと暑さは和らぐようだ。ぼくが住む塩山でも、20分ほど山の方に車を走らせると、クーラーが必要ないほど涼しいと言う。この夏の問題はやぎたち。やぎは暑さに弱い。みんなで小屋と柵を作ったが、あそこでは、日陰もないし、確実にやぎさんも人もばててしまいそうだ。日陰になる場所はないか。まわりを探して見つけたのは、耕作放棄地になっている柿の木畑。けっこう大きな柿の木が何本もあって、木の下には雑草が生い茂っている。ここなら何とか耐えられそうだ。と言うことで、さっそく持ち主に交渉して貸してもらうことにした。放置されている土地なので賃料もいらないとのこと。ありがたくただでお借りすることにした。これから、柵を作らないと。そこで放牧する。やぎたちが逃げないように。外からイノシシなどが侵入しないように。それなりにきちんと作らないと。やぎたちはかわいくて仕方ないが、彼らが快適に過ごせるようにするには、限りなく労力がいる。65歳のなまった体にむちを打って、やぎたちのためならエンヤコーラ! だ。
2021年05月11日
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ヤギさんがいて、小さな畑があって、桃の木数本と、野菜を少し。疲れた人が訪ねてきて、しばらく滞在して元気になって戻っていく。多様な生き方があることを知って、自分の進む道がぼんやりとでも見えてきたら大成功。そんな農園を目指している。生産性やビジネスに価値を置かない。あくまでもそれは副産物。そんな志を忘れないで動きたい。
2021年05月08日
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ゴールデンウイークも最終日。このところ、ヤギさんのおかげで充実の日々だ。札幌から三女の氣歩が帰ってきていた。福祉の専門学校へ通っていて、1年後の卒業したらどうしようか迷っていた。彼女はすっかりヤギさんにはまってしまった。「私、ヤギ飼いになることにした」そう言って、札幌へ戻った。あいつとはリズムが合うのだと思う。ヤギ飼いとはどんな仕事か?彼女がイメージしているのは、ヤギを繁殖させて売るとか、お乳でチーズやバターを作るということだけではないようだ。「癒し」の動物としてのヤギ。ヤギさんのそばにいると、心がとても和む。彼らが草を食んでいるのを見ていると、あっと言う間に時間がたつ。ヤギさんになつかれると、いろんなこと、「まあ、いいか」と思える。そうしたヤギさんの能力に魅せられたみたいなのだ。ぼくたちは、山梨へ来て、「アグリヒーリング」を実践しようと思っている。ヤギさんは、その大切なパートナーだ。彼らがいることで、どれだけの癒し効果があるか。ぼくたちは、身をもって体験しているところだ。来年、氣歩が山梨へ来て、ヤギさんを担当してくれたら、また新しい展開になると思う。今年は、その基盤をしっかりと作っておかないと。
2021年05月05日
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4月のアグリヒーリング。ヤギのかっくん歓迎会。子どもたちもヤギさんにおおはしゃぎ。かっくんも喜んでいた。(撮影:永瀬佳子さん)(撮影:永瀬佳子さん)菊池さんのサックスは、この会の定番。(撮影:永瀬佳子さん)場所を移動して、おいしいランチ。そして、イチゴのジャムを作ったり、タケノコを掘ったり。(撮影:永瀬佳子さん)(撮影:永瀬佳子さん)(撮影:永瀬佳子さん)雨だったけど、楽しく過ごしました。(撮影:永瀬佳子さん)今日はいい天気。中澤仁美さんが貸してくれた鯉のぼりをあげました。
2021年04月18日
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ここのところ、次女の氣恵の提案で、朝7時から農園で朝食会。ヤギが来てから、農園へ行くのが楽しみになった。1時間ほどの朝ご飯のあと、めいめいが仕事に散っていく。だいたい、ぼくはヤギの散歩と、桃の木のお世話。ヤギも桃も手や声をかければかけるほど、元気に育つはず。今朝は、桃の木の根元に、「ありがとう」と書いた札を立てた。毎日、「ありがとう」と声をかけている。特殊な微生物の入った水をせっせと噴霧している。これから桃の木には、成長を妨げる虫やら病気が発生して、農薬に頼る時期になる。そんな中、農薬を使わずに乗り切れるか。いいと言われること、せっせとやろうと思う。7月には立派な桃が実っているイメージもしながら、お世話をしていこう。
2021年04月10日
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ついにヤギさんがやってきた。2歳の男の子、カッ君。黒ヤギさんだ。ひょんなことから東松山市の梨農園(と言っても、ヤギを40頭くらい飼っている)で出あって、妻がすっかり気に入って購入した。うちの1300㏄の小さな車で、妻と次女の氣恵が迎えに行った。ヤギを乗用車で運ぶって大丈夫だろうかと心配したが、大人しく車に乗っていたらしい。夕方、農園に着いた。みなさんのおかげで出来上がった小屋と柵。知らないところへ連れて来られて戸惑っている。でも、決して不快ではなさそうだ。動物たちにも言葉はわかるし、感情もある。妻はアニマルコミュニケーターだし、次女も、妻の薫陶を受けている。ぼくも、「犬と話ができる!」とか「植物と話ができる!」という本を書いたくらいだから、言葉を発しない生き物たちにも、心があることはよくわかっているつもりだ。いっぱいお話をして、カッ君も少しは落ち着いたみたいだ。夜になったら、ぼくたちも帰らないといけない。小さな小屋で独りぼっち。東松山では大勢で生活していたので寂しがるのではないか。案の定、小屋に入れるとメーメーと鳴く。物悲しい、寂しそうな鳴き声だ。後ろ髪を引かれたが、「ぼくたちは帰らないといけない。ひと晩、我慢するんだよ。明日の朝、早くに来るから」と伝えて、静かになったのを見計らって農園を後にした。一人、早起きの友だちがいて、彼女は夜中の2時に、様子を見に来てくれたらしい。「静かだったよ」と報告してくれた。次女も6時前には農園に来たようだ。ぼくたちも7時には来た。元気にしていた。何だか、いろいろな人が興味をもって協力してくれる。この先に、ぼくたちが望んだ社会が待っているような気がしてならない。ヤギさんもそうだけど、山梨ライフは、神様がくれた贈り物のような気がする。もっともっとやることはある。あせりは禁物だが、やれることはとんとんと進めていかないと。ぼくが心配するのは、ヤギにメロメロの妻が、どんどんヤギの数を増やしてしまうこと。彼女の頭の中には5頭が農園にいる姿がイメージされているようだ。まあ、流れに任せよう。4月17日はヤギさんの歓迎会。参加希望者はこちらまでメールをください。
2021年04月08日
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桃の木がピンチ!3本の桃の木を任された。ところが、そのうち2本は枯れかかっている。復活させてやると、ぼくは意気込んで世話をしている。ところが、もし病気だったらまわりにうつるかもしれないということで、切られそうになった。借りている桃の木だから、ぼくの自由にはできない。もちろん、まわりに悪影響を与えては困る。かと言って、問答無用はもっと困る。必死で止めた。桃栽培のことを親切丁寧に教えてくれる農家の方がいる。彼に相談しようと思ったら、想いが通じたのか、突然、彼が農園にやって来てくれた。雨が降り始めて作業ができなくなったのでちょっと寄ってみたと言うのだ。こんなありがたい偶然、そんなにあるものではない。「助かる」と直感した。彼にチェックをしてもらうと、やっぱり病気の可能性があるとのこと。でも、まわりにうつったりはしないので、様子を見ればいいという、ぼくにとっては最高の診断だった。これで切られなくてすむ。こういう病気の桃を復活させてこそのアグリヒーリングではないか。ちょうど秘密兵器を手に入れたばかりだ。これで治してやる。それと声掛け。桃の木たちに氣を届ける。これまで学んできたことを総動員してみる。(こんな状態で成長がストップしてしまった。来年は絶対に復活する)
2021年04月05日
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ぼくたちが担当する桃の木は3本となった。最初は、16本を任せると言われて、大丈夫だろうかと心配だった。できるだけ農薬を使わずにやろうとしているので、初心者にはハードルが高すぎる。事情があって3本になって、ほっとひと息というのが正直なところ。それに、任せてもらった3本はどれも訳あり。1本はまだ植えてから2~3年の幼木。2本は、病気だろうと思う。2本とも、3割くらいの枝にしか花が咲かなかった。このままだと枯れてしまいそうだ。まだ若い木なのに。幼木には10個くらいの実がなりそうだ。2本はたぶん実はつかない。今年は、収穫よりも、2本を元気することに力を入れようと思っている。これはこれで面白いと、楽しみにしている。いろいろ手はある。微生物を使って、土壌を活性化しようと思っている。それと声掛け。どんな変化が出るか、腕の見せ所だ。
2021年04月02日
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アグリヒーリングでコラボしている農園のオーナーは、とんでもなくスケールが大きい。お金は、稼いで使うものと割り切っている。「お金を残しても仕方ない。残すのは仕組み」彼には障がいのある息子さんがいて、親として、自分が死んだらこの子はどうなるのかという心配がある。どうしたらいいか、試行錯誤の連続だっただろうと思う。彼は、「お金を残してもこの子には使えない」だから、彼が暮らしていけるような環境や仕組みを残しておきたいというところに行き着いた。息子さんだけではない。世の中にはたくさんの障がい者と呼ばれる人たちがいる。そういう人たちが働けて、生活をしていける場を作る。そのために、稼いだお金をすべて注ぎ込む。そんな覚悟が感じ取れるのだ。アグリヒーリングも、彼がぼくたちとかかわったことでひらめいた仕組み。都会で疲れた人が農園へやってくる。そこでは障がい者の人たちが働いている。色とりどりのハーブが咲き乱れる中で、楽しそうに、野菜や果樹、ヤギ、ミツバチの世話をしている。その様子を見て、疲れた人はどう思うだろうか?こういう世界があるんだと、今までの価値観にひびが入るかもしれない。自分も農作業をやってみる。障がい者の方が教えてくれる。生産性ばかりを求めて生きている人は、障がい者を下に見ていることもある。しかし、彼らの観察眼や感性は、健常者にはないものがあって、はっとさせられることがいくらでもある。生き方が変わるほどのインパクトを受ける人もいる。「こうじゃないといけない」という枠が崩れていく。そんなイメージが、オーナーの頭にはあるのではないか。仕組みを作るのは、簡単なことではない。しかし、果敢にチャレンジをしている農園があると知ってもらえれば、一緒にやってみたいとか、応援したいとか、必ず動きが起こってくるはず。すでに起こっている。少し進んでは後戻りという、もどかしい状態が続いているが、それでも、確実に前進している。やる価値がある。ぼくは、そんな気持ちだ。もう少し軌道に乗ったら、この物語を本にしようと思っている。自分のこととして、今の思いをぶつけてみる。この時代にとって、とても大切な道しるべを手に入れたような高ぶりがある。65歳になって、いいテーマをもらった。
2021年03月28日
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暖かくなってきた。山梨ではそろそろ桃の花が咲き始める。あちこちがピンクに染まるそうだ。初めての山梨の春。楽しみで仕方ない。(撮影:永瀬佳子さん)今年は16本の桃を育てることになった。自然栽培が目標だが、あまり欲張らず、低いハードルから始める。無農薬で桃を育てている農家はほとんどないわけで、今年はできるだけ農薬を使わないというスタンスをとりつつ、臨機応変に対応していく。何しろ、やったことのないことなのだから。明日は、低農薬で桃栽培をしている農園を訪ねる。花粉をもらいにいくのだ。間もなく受粉作業が始まる。うちの農園の桃は、花粉のつかない種類らしく、別の桃の木から花粉をもらってきて人の手で受粉させるのだそうだ。そんなことも知らない。生まれて初めての受粉作業。どんなふうにやるのかまったくわからないが、手をかければかけるほど、育つのが楽しみだ。1個でも2個でも、自分で育てた桃を食べることができたらどれほど幸せか。野菜も作る。まずは枝豆とトマト。これも欲張らない。(撮影:永瀬佳子さん)
2021年03月23日
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昨日は20人くらいが集まってヤギ小屋を作った。1週間ほど前にひとつ目のヤギ小屋が完成し、今回がふたつめ。作り方も違う。(キッチンカーも久しぶりに出動! 春から中学生になるミトちゃんが目玉焼きを焼いてくれた。大好評!!!)素人の集まりでどれだけできるか。それでも、みんなで知恵を出し合えばできてしまう。とりあえず、骨組みは完成した。(みんなで力と経験、知恵を出し合って、いい感じで作り上げた)ぼくたちの集まりで自慢できるのは、必ず小さな子どもが泣くこと。「帰りたくない!」「ずっと遊んでいたい」と泣きじゃくるのだ。昨日も、4歳の男の子のお母さんからメッセ―ジ。「帰りに『帰りたくなかったぁー』と急に泣き出しました」小笠原でもそうだった。小さい子どもが心地いい場を作ることができるのが、ぼくたちの得意とするところだ。みんなが無邪気になれる。ぼくたちを利用してひと儲けしようなどと思っている人はまず来ないな。従来の価値観では、理解できないことを、ぼくたちはやっているのだから。きっとそのうち、人もお金も勝手に集まってくるという状況になるはずだ。あくまでも「結果的に」ということ。いろいろやってきて、意図せずとも、ダイナミックに動いていていくだけの潜在力は間違いなくある。いずれは、下心をもって近づいてきた人が、こんな連中もいるんだと、ぼくたちの姿に感動して、その人の人生を変えてしまうくらいのエネルギーをもてるといいな。まあ、今のところはそんなことは考えずに、気の合う仲間で楽しくやれることを目指していこうと思う。ヤギ小屋ができたら、柵も作らないと。そして、いよいよヤギを迎える。4月はヤギさんの歓迎会だ。
2021年03月21日
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「こんなことやりたかった」最近、ちょっと疲れ気味の氣恵がうれしそうに言う。ぼくもそうだ。うれしいことがあると疲れも吹っ飛んでしまう。みんなで大笑いしながら作業をする。昨日はヤギ小屋作り。ぼくと同じ世代の土木の職人さんが2人も手伝いに来てくれた。まったくの好意で。ぼくたちがやっていることが面白そうなので、ぜひ一緒にやりたいと言ってくれたのだ。小さくていいから、心休まる場を作りたい。そう思ってきた。簡単なことではないが、部分的に見たら、すでにこうやってできていることに、昨日は気づけた。まだちょろちょろと水が流れる小川だけど、少しずつ大きな流れにしていこう。ヤギ小屋ができればヤギを迎えられる。農園のすみに菜の花が咲いていた。よく見ると、ミツバチがいた。ニホンミツバチだ。彼らも仲間入りしてくれると思う。いろいろあるけれども、順調な動きだ。お金があればできることではない。有名になればいいというものでもない。かけがえのない、貴重な流れの中に自分たちはいる。その喜び、感謝を、もっとかみしめればいい。そうすれば、「これでいいのか」という葛藤は、自然に消えていくものだ。
2021年03月12日
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ぼくたちと一緒にアグリヒーリングをやろうと山梨へ移住してきたSさん。昨日は、彼の住居探し。いいご縁があって、すてきな家が見つかりそう。彼は57歳。あと3年で定年になる。安定した大きな会社に勤務していたが、このまま勤めて、定年後は何年かの再雇用という道ではなく、今できるチャレンジを選んだ。リスクのともなう選択だったが、「自分の人生。覚悟はできています」との強い決意での移住だった。覚悟をして生きると味方が集まる。ある造園のベテラン職人さんは、「ぼくの技術をすべてSさんに教えたい」と申し出てくれた。今回の家にしても、ひょんなことで出会った大家さんが、「ぜひ、借りてほしい」と破格の家賃を提示してくれた。思い切った行動をすることで、まわりに渦ができて、いろいろな人を巻き込むことができる。多くの人が、Sさんを応援したいと申し出てくれている。応援することで、自分もハッピーになれると思えるからだ。Sさんの作り出した渦が、たくさんのウインウインの関係を生み出している。明日はヤギ小屋の製作。これもSさんが作ってくれた縁が力を発揮してくれる。材料の購入から大工仕事まで、しっかりとアドバイスしてくれる方が現れた。指導ではなく、みんなで楽しみたいからと言ってくれる。「日当を用意します」と言ったら、「そんなことをしたら、もう手を引くから」とのことだ。損得ではなく動ける関係。何とすてきなことだとうれしくなる。
2021年03月10日
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山梨の「いるかのはたけ」。桃が16本、ブドウが2本、いちじくが5本、柿が1本ある。無農薬での栽培に挑戦する。空いているところには野菜を植える。ハーブのゾーンも作る。ほぼど素人のぼくたちにどれだけのことができるのか。あるいは、素人だからこそ怖い物知らずでできるのか。五日市の「いるかのはたけ」では、立派なダイコンやニンジンを自然栽培で作った。これが唯一の実績だし、自信にもなっている。昨日からのスタートだが、まずは、木たちにあいさつをした。一本一本をなでながら、「今年からよろしく」と声をかけた。これまで話しかけられたことのない木たちだから、かなり戸惑っていたが、徐々に心を開いてくれるだろう。木に声をかけるなんて、自然栽培の世界では当たり前のようにやっている人はたくさんいるが、普通はやらない。植物に心があると思っている人は、きわめて少数派であり、変わり者と見られるのがオチだ。あとは特殊な微生物を手に入れようと思っている。それとかなり怪しげなエネルギー栽培法も教えてもらうことにする。さて、半年後、桃は実っているだろうか?ワクワクするぞ。
2021年03月02日
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これからは、学んできたこと、考えてきたことを、実生活の中で、実践していくのだろうと思う。「これが正解」ということは何一つない。やってみて、いろんなことがわかってくる。うまくいったら一番いいし、失敗をすることで、次の手が打てるということもある。すべては実験。うまくいく保証をほしがると、いつまでたっても動けない。まずはやってみる。やってから考える。3月は行動の月にしよう!
2021年03月01日
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イライラしていると、次々とイライラすることが起こってくる。平時ならすっと聞き流せるようなことでも、イライラが募っているときには、ついついムッとしてしまう。そんなときはどうするか。ネガティブな感情を抑え込もうとするのではなく、とりあえずイライラしながら、どうすれば落ち着けるかを考える。昨日は一日、イライラの悪循環にはまっていた。1時間ほど散歩をしてきた。リズミカルに歩いていると、心も軽くなってくる。自然の中で呼吸法をやる。ごろんと横になってみる。大木にふれて愚痴を聞いてもらう。神社にお参りする。いい氣をいただけるような行動が必要だ。そして夜はお酒を飲んで寝る。おかげさまで、昨夜はよく眠れた。6時にはすぱっと目が覚めた。どうしてイライラするのか、人によって傾向があると思う。ぼくの場合、せっかく前進しようとしているのに、ネガティブな言動で足を引っ張られるのが一番嫌だ。自分にも同じようなネガティブな要素があって、そこを見せつけられるのでイラついてしまう。理屈ではわかるが、感情は大人しくしてくれないもの。イラつかないように努力するのも大事だが、イラついたときの対処法を見つけることに、まずは力を注いだ方が良さそうだ。畑に行って作物を見たり、動物を見たり、農作業をするのはとてもいい。アグリヒーリングは、心が不安定になったときの安定剤。今日の午後は、畑を耕してみようか。
2021年02月24日
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山梨へ越して3ヶ月になる。たまに東京へ出る。2時間半くらいかけて、普通電車での旅をする。毎日だとうんざりだが、月に1~2度という頻度だと、けっこう楽しいものだ。まず30分ほどうとうと居眠りをする。空いているから快適に眠れる。起きたら本を開く。ほかにやることがないから、気になっていた本を一気に読むことができる。集中力欠乏気味のぼくには、とっておきの読書タイムだ。いい感じのスローライフ。たった3ヶ月の山梨生活だが、リズムがスローになった。東京にいたころと、見ている方向が違ってきた。たとえば、借りている農園にヤギがやってくる。長野に気に入った子を見つけたが、この間、「妊娠している」との報告があった。まだ1歳になってないのに赤ちゃんを産むんだとびっくり。でも、出産はうちでするの、長野にお任せするの。うちではできないよ。ヤギを飼うのは初めてなんだから。そんなことで妻とあれこれ語り合ったりする。アーモンドを植えてみようと妻が言い出す。どこで手に入れるの?あちこち電話をして、やっと見つけた。そんな日々だ。東京での生活では考えられないこと。久々に東京へ出て町を歩くと、疲れている人が多いなあと感じる。コロナ前からみんな疲れていたのだと思うけど、コロナがそれに拍車をかけた。中央線で人身事故があって電車が止まった。東横線でも。疲れたら山梨へ来ていただきた。疲れる前の方がもっといい。農園で癒しを!というキャッチフレーズで始めたアグリヒーリング。まだ、準備段階だが、それでも、農園でゆっくりと一日を過ごせば、活力を取り戻すことができる。3月からはヤギの親子が癒してくれる予定。自分も癒され、縁ある人も元気になる。いい場ができつつある。
2021年02月11日
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久々に東京の町を歩いた。静かな公園に入りひと休み。何だか疲れる。どうしてだろうと考えてみた。山梨との違いは、五感がフルに動いていること。四方八方に意識を向けていないと危険な場所だ。前を見ていればいいというわけではない。多分、歩いているときの眼球の動きをチェックすれば、山梨にいるときよりも、上下左右に激しく動いているはずだ。いろいろな音が耳に入ってくる。車、バイク、話し声、工事の音・・・。ほとんどが騒音だ。それを処理しているのだから忙しい。空気のにおいからして違う。肌に触れる風の流れにしても、淀んだ空気だから、心地いいわけがない。味覚も、道の両側にはあふれるほど食べ物のお店が並んでいるわけだから、見るだけでも反応しているはずだ。神経が緊張するんだろうと思う。常に交感神経優位な状態で暮らさないといけない。住んでいるときはそれが当たり前だったから、何とも思わなかったが、2ヶ月以上離れて、久しぶりに都会の雰囲気を感じると、よくわかる。若いころは、神経をピリピリさせて生きるのは、快感だった。「よし、やるぞ!」と気合も入った。このピリピリ感があるからこそ生まれるものもある。しかし、たまには、神経を解放してあげないと、体も心もクタクタになってしまう。ピリピリを少しでもやわらげて帰ってもらおうというのが、アグリヒーリングの目的でもある。山梨へ帰る電車に乗ると、ふーっと心が緩んでいくのがわかる。塩山の駅につくと、もっと緩み。家に着けば、くらげのようになってしまう。心のどこかに東京のリズムが刻み込まれているので、「これでいいのだろうか?」という不安が出てくることもあるが、それでも、どちらが快適なと言われれば、文句なく山梨を選ぶ。生活の拠点を田舎に置き、たまに都会で刺激を受ける。今のぼくにはこんなリズムがちょうど良さそうだ。
2021年01月27日
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2月には友だちが山梨へ移住してくる。57歳。大手の外資系ホテルでドアマンをやっている。あと3年で定年。再雇用はあるが、給料が下がるのはどこも同じ。外資系は退職金がないらしい。仕事も収入も尻すぼみになるのは目に見えている。「このまましぼんでしまうのではなく、もう一勝負したいと思いまして」彼は、ぼくがコラボしている農園の管理をやる。アグリヒーリングの顔にもなってもらいたい。農業はあまり経験ないが、体力には自信があるし、重機の運転もできる。そればかりではなく、彼には天性のものがある。やさしさ。半端なやさしさではない。ぼくは彼を、「天使みたいな人ですから」と人に紹介している。人が喜んでくれることが彼の喜び。一生懸命に尽くす。六本木のホテルに隣接しているレジデンスでドアマンをやっているが、疲れて帰ってきた住人も、彼の顔を見ると元気になる。今回、辞めることになると伝えると、何人もの方が泣いて、別れを惜しんでくれたそうだ。かつては、やさしさのせいで重度のうつ病になった。2ヶ月も入院し、自分の人生は終わったと絶望したこともあった。しかし、見事に復活。そのきっかけが、ぼくの書いた『イルカみたいに生きてみよう』だったというのだからうれしいじゃないか。入院していた病院の一室に置いてあったのだそうだ。ひょんなことでお会いすることになって、以来、親しく付き合っている。弘前の佐藤初女さんにも一緒に会いに行った。やさしさをコントロールできるようにもなった。彼と一緒に働くのは、ぼくの夢でもあった。彼もそう思ってくれている。やっと夢が叶う。もっともいい形での願望実現。運命的なものを感じる流れだ。彼の決断と行動には感謝している。これから、彼の良さがますます発揮されることになると思う。そうなれば、ぼくも助かるし、何倍ものエネルギーを発揮することができるはず。彼は、ぼくにとっても偉大な天使だ。
2021年01月25日
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「ねじねじをつくるあつまりにおこしください」知り合いから誘われた。知り合いと言っても、20年ほど前に一度お会いしただけの方だ。彼女は甲府に住んでいて、11月のアグリヒーリング交流会に来られた方が再度の縁をつないでくれた。まだ再会してないのだが、メッセンジャーで何度かやりとりしている。ぼくが引っ越してこなければ、お互いに記憶から消えたままになっていただろうと思う。でも、何なんだねじねじって。何か気になる。ネットで調べてみると、ねじねじは自然農をやっておられる方の発見で、わらをねじってしめ縄のようにして、それを置いておくと、土が柔らかくなったり、野菜が元気になったり、収量が増えたりするのだそうだ。エネルギーが高まるのかな。氣と関係ありそうだな。ねじることでエネルギーが生まれる。これはあるような気がする。少なくとも、みんなで作るのは楽しいじゃないか。これはアグリヒーリングでも使えそうだとがぜん興味をもったわけだ。ねじる。頭にインプットされた。取り敢えず、そのことは横に置いて、妻に頼まれて卵を買いに行った。近所に「たまご村」というおいしい卵を売っているところがある。その帰り道。道路わきに小さな畑があって、何かわからないけれども、果樹の木が何本が植わっていた。けっこう太い木だったが、目に止まったのは、幹が見事にねじれていること。どの木も多かれ少なかれ、ねじれながら成長している。左回り。ねじれが頭にインプットされていなければ目に入らなかったと思う。木を細かく観察したことがないので何とも言えないのだが、こういうのは珍しいのではないか。取り敢えず写真を撮ってフェイスブックに投稿したところ、「ゼロ磁場の影響じゃないですか?」というコメントをもらった。ゼロ磁場というのは、プラスとマイナスがせめぎ合う場所のことで、パワースポットの多くがゼロ磁場なのだそうだ。だったら、あの畑がパワースポットなのか。ゼロ磁場だと、方位磁石がくるくる回りという話も聞いたことがある。ちょっと調べてみようと思う。
2021年01月24日
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山梨アグリヒーリングビレッジにヤギさんが仲間入りしそう。1ヵ月ほど前に、長野へ行って、ぴょんぴょんちゃんという女の子を見初めた。でも、話を聞くと、ヤギは寂しがり屋なので(集団で暮らしている)、一人じゃかわいそうみたいだ。となると、お婿さんになる子を探すか。昨日、埼玉で見つけたのが黒ヤギさんのカチドキ君。大人しくて、人懐っこくて、それにかわいい。(写真撮り忘れた。失敗!)この子にしようか。そんな気になっている。まさか、ヤギ飼いになるとは思ってもみなかった。ぼくよりも、妻や次女のほうが乗り気だ。どんな展開が待っているのか。あせらずあわてず。でも、ヤギ飼いになれる日が待ち遠しい!
2021年01月21日
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木村秋則さんと知り合ったのが30年近く前の話になる。話を聞いて、すごい人だと思った。木村さんが「奇跡のリンゴ」として話題の人になり再会し、木村さんの苦労話プラスUFO体験を本にした(『木村さんのリンゴ 奇跡のひみつ』『木村さんのリンゴ』)。以来、自然栽培を取材してきたが、なかなか自分でやろうという気にはならなかった。基本的に、外で体を動かすのは得意ではない。でも、木村さんばかりではなく、その周辺でがんばっている人の話を聞いていると、少しずつやりたくなってくる。エネルギーがあるレベルまでたまると、行動につながるのだろう。そんなときにふっと思い出した。知り合いの医師(萩原優先生)が、武蔵五日市の実家が空き家で、近くの畑も荒れ地になっていると言っていたことを。「畑を使わせてくれませんか」メールでお願いした。すぐに案内してくれた。「畑は自由に使っていいよ。倉庫も物置にして」と快く貸してくれることになった。これが2018年2月くらい。間もなくまるまる3年になる。農薬も肥料も使わない自然栽培が大事だと盛んに言ってきたが、やってみると簡単なものではないことを痛感した。1年目、2年目。種をまいても芽が出ない。ダイコンも芽が出たのはいいが、いつまでも大きくならない。何ヵ月かたって引き抜くと、細くて弱々しい、ごぼうかニンジンのようなダイコン。不耕起で草もとらないという名人級のことはあきらめた。無農薬・無肥料という基本だけは守って、鍬で耕せる範囲を畑にして、そこに畝を作っての栽培をすることにした。名人の関野さんにも教えてもらって、なかなかいい感じでスタートできた。3年目は満足の年だった。枝豆、ジャガイモができた。次にニンジン。1年目2年目は芽も出なかった。なのに、関野さんに教えてもらった通りにやったら、見事なニンジンができた。これには興奮した。もっとすごかったのがダイコン。立派なやつが食べきれないほどできた。山梨へ越して、五日市の畑をどうするか悩んでいる。畑もペットと同じで、3年もかかわっていると愛着が出てくる。ぼくたちが行くと、喜んでくれるのがわかる。今、やめたら、またもとの草ボーボーの荒れ地に戻ってしまう。これも忍びない。でも、ぼくたち夫婦だけではやり切れない。さてどうする?萩原先生が空家をリフォームして、仕事場として使うそうだ。それなら、ここでもアグリヒーリングができるじゃないか。山梨でもいろいろなことが動き出した。五日市まで手が回るのか。でも、巡ってきたチャンスは逃してはならない。必ずだれかが助けてくれる。ときどき行っては畑を耕しながら、助けがくるのを待っていようと思う。
2021年01月18日
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今週は充実した週だった。ひとつには仕事をきちんとした。本職である原稿を書く仕事。吉祥寺にある「トニーズピザ」の店主である藤原亀吉さんのヒューマンドキュメント。集中して書くことができた。肩の力も抜けて、久々にいい感じだった。妻と次女と長野へ行った。ヤギを飼っている果樹園の見学。塩山のわが家から3時間近くかかった。長野市のそばの須坂市。道路の脇には雪が積もっているところもあった。7年ほど前に東京・調布市から引っ越してきたという40代のご夫婦がやっている。ヤギは4頭いた。いい音を立てて干し草を食べている。お父さんヤギ、お母さんヤギ。お母さんは妊娠中だ。そして、子ヤギが2頭。ヤギというと白いイメージがあるが、ここのヤギは茶色だった。ちょっと小ぶりな品種らしい。山梨アグリヒーリングビレッジでは、来年はヤギとミツバチに仲間に入ってもらおうと思っている。その下見だったが、うちの妻はぴぴっとひらめくと、ぱっと行動するタイプ。一頭の子ヤギを見て、この子がほしいと、まだどこで飼うかも決めてないのに、予約をしてしまった。おっとりとした愛らしい子だ。聞けば、間もなく1歳になる女の子で、少し前まで菅平高原に貸し出されていて、そこで子どもたちを遊んだりしながら、人を癒していたそうな。まさにアグリ―ヒーリングビレッジにはぴったりの子だ。これから場所の選定をしないと。と言うことで、今週はまた一歩進んだ気がする。先は霧がかかってよく見えないが、まあ、目の前のことを一つひとつ片付けていけば、必ず次につながる。ヤギもミツバチも確実に実現に近づいた。
2020年12月26日
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ストレスがなさそうに思えても、だれもがけっこう抱えているもの。意識して発散していく必要がある。気の合う人とお話をしたり、おいしいものを食べたり、楽しく働くと、ストレスは軽減する。しかし、愚痴を言ったり、嘆いていると、一時的にはすっきりしても、本質的なストレスは減らない。山梨で行なっているアグリヒーリングでは、無邪気になって楽しめる場を提供している。お話したり食事をしたり農作業をすることで、知らず知らずのうちにストレスが消えていく。すっきりして家に帰ることができる。直接的な生産性はあまりないが、リラックスして帰ることで、仕事の効率も高まる。勉強会で知識を得るというものとは根本的に違う。頭で考えることで疲れてしまっているなら、体と心で感じる体験をすればいい。みんなでワイワイやっているのは無駄。そんな時間があれば本の一冊でも読みたい。そう思う人には向いてないな。今日から風の時代に入るそうだ。価値観がどんどん変わるはず。「考える」ことから「感じる」ことにシフトしていくのではないか。山梨アグリヒーリング交流会は、1月16日2月20日3月20日詳細はこちら。
2020年12月22日
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山梨の農園へ友だちが応援に来てくれている。長年、サービス業に携わっているが、その前は、砕石の仕事をしていた。もう20年以上も前の話だ。しかし、昔取った杵柄と言うが、重機を操作するのがすこぶる上手。次女の氣恵も重機の免許を取って一緒に作業しているが、「やっぱり上手だわ」と感心している。よく「すべてのことには意味がある」「無駄なことは何一つない」と言うけれども、彼には、これからもっと手伝ってもらうことになるが、もう使わないと思っていた昔の技術が大いに役立つのだから面白い。彼が整地してくれたところに畑を作ろう。参加してくれる人たちみんなで作る。石ころを拾い、土を耕し、種をまく。得意なことをやって、この農園が成り立っていく。そんな場を作っていきたい。山梨アグリヒーリングの交流会は12月19日。クリスマス会&忘年会を兼ねての楽しい集まり。たき火をして芋を焼こうか。第三回アグリヒーリング交流会。お待ちしています!(^^)!
2020年11月17日
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明日から山梨生活が始まる。「行くぞ」と決めたのは9月の初めのこと。薄々ではあったが、そろそろ東京から出る時期だとは感じていた。3年後くらいかなという気持ちだった。下調べのつもりで不動産屋を訪ね、良さそうな物件を2つ見せてもらった。「ここはいいかも」と思っていた最初の物件は、ロケーションや中の雰囲気がもうひとつでパス。もう1軒は築50年と古いところで、ただ見るだけのつもりだった。ところが、妻と次女がそこを気に入った。「サザエさんの家みたい」と次女。確かに、広い窓があって、廊下があって、昭和の作りが心地いい。日当たりもいい。大きなベランダがあって、そこから富士山が望める。ちょうど大家さんが大工仕事をしていて、また人のいい方で、話をしているうちに、エアコンやらカーテンやら、新品にしてくれると言い出した。決断力のある妻だから、そこで即決。ぼくは従うしかない。決めてから改めて各部屋を見ると、とても気持ちが落ち着く環境だと、ぼくも気に入った。東京へ出て35年以上。調布から始まって、中野区、南浦和、川越の小堤、川越の伊勢原、東久留米と引っ越したが、ぼくは家には恵まれている。待ってくれているという感じがする。調布では、胸を膨らませての東京生活スタート。中野では、最初は弟と暮らし、結婚して新婚生活を始めた。南浦和で長女が生まれ、川越では次女、三女が生まれて、子育てを楽しませてもらった。東久留米では、娘たちの巣立ちがあって、山梨の塩山では、妻との二人暮らし。住む家とともに、ぼくの人生物語も進行していく。田舎へ移住するというと、庭いじりをしてのんびりと老後を過ごすというイメージがあるが、ぼくたちの場合は、ちょっと違うような気がする。人生80年として、あと15年。これからがもっとも刺激的になるのではという予感がする。
2020年11月11日
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第2回目のアグリヒーリング交流会。楽しかったなあ。東京、山梨、群馬、愛知など、あちこちから集まってくださった。バーベキューをして、菊池さんのサックス演奏をお聴きし、柿をもいで、干し柿作り。山梨在住の小林さんのお話も感動的だった。8月に息子の浩太朗さんが亡くなった。彼が残した絵をたくさんもってきてくださった。次は12月19日。クリスマス会&忘年会。お問合せ・お申し込みはこちら。
2020年11月08日
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人が集まると、そこから何かが生まれる。月一カフェは、ほっとする場所が作りたいということで始まった。セミナーや講演会のように、だれかが何かを教えるわけではない。参加者一人ひとりの体験が、ほかの人の生き方、考え方の参考になる。子育てで悩んでいるお母さんがいれば、先輩お母さんが、自分の体験を話してあげれば、少しは気持ちが安らぐだろう。病気で苦しんでいる人がいれば、同じような病気を患った人や治療に関する情報をもっている人から話を聞けば、これからどうすればいいか、少しは道筋が見えてくるだろう。人間関係で迷路にはまり込んでしまっていれば、人と話すことで、少しは整理されるかもしれない。3年ほど、毎月やってきて、数人の参加でしかないが、それでも目的は達してきたと思っている。これからは、たくさんの人を集めることにエネルギーを注ぐのではなく、質を充実させないと。そのためにも、主催者であるぼくたちが意識を高めていかないといけない。山梨ライフがどんな展開になるか。とても楽しみだ。山梨アグリヒーリング交流会は、11月7日、12月19日の予定。お問い合わせはこちら。
2020年10月18日
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「山梨アグリヒーリング」のフェイスブックページを作った。11月7日のイベント案内も。ホームページも作ろうと思う。と言っても、パソコンにはとてもうといので、手間がかかって仕方ない。やり始めてはやめて、またやるといった手際の悪さなのでなかなか進まない。だけど、SNSの情報拡散力はすごいと思う。土の時代(物とお金)から風の時代(情報、コミュニケーション)に変わるに当たり、インターネットはなくてはならない道具だ。自分ができなければ人に頼むなりして、上手に使いこなしたいものだ。アグリヒーリングというのは「農(アグリ)」と「癒し(ヒーリング)」を合体させたもの。大地に触れ、作物の成長を見て、人と語り合うことで心身をリフレッシュさせる。癒しに特別な技術や知識は必ずしも必要ではない。人との体験の分かち合いこそが癒しの原点。それも、天地のエネルギーを感じられる場所だともっといい。癒しはただ元気になるだけのことではない。命を感じ、自分が生まれてきた意味を感じ、死を思えるようになること。一足飛びにそこへは行けない。一歩一歩、地道に進んで行ってこそ、魂は癒される。山梨アグリヒーリングでは、さまざまな方に集まっていただき、時間と空間を共有することで、それぞれがそれぞれのペースで一歩を踏み出してくれればいいと考えている。「これで病気が治ります」「これで幸せになれます」「これで成功者になれます」そんなインパクトはないけれども、確実に自分が変化していける場所だ。感性が研ぎ澄まされていく。ぜひお越しいただきたい。
2020年10月06日
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山梨アグリヒーリングが終わって、翌日は片付けをしたり、宿泊した方とゆっくりとランチを楽しんだりして、昨夜、帰宅した。中央道は夕方から渋滞が始まる。25キロほどのろのろ運転。談合坂のSAでは、駐車場から出るのが大変だった。先月の4連休あたりから、確実に人が動き出したのを実感する。山梨へ移り住むまであと1ヵ月ほど。これから引っ越しの準備に追われることになる。うちは本当に荷物が多い。断捨離ができない夫婦。山梨へ引っ越したら、荷物は増やさない!そう、ぼくは決めている。ぼくの場合、本や資料が山になっている。必要なものかと言えば、そんなことはない。読まない本、ただ積まれているだけの資料が大半だ。最近は、本当に欲しい本以外は、図書館で借りることにしていて、何度か整理しているので、少しは減ったかもしれないがまだまだ。これを、目をつむって始末してしまうことにする。机も本棚も処分かな。山梨では軽やかに生きたい。次回のアグリヒーリングは11月7日。干し柿作りをします。柿に含まれている柿タンニンはコロナウイルスを不活性化させるそうです。お問い合わせはこちら。
2020年10月05日
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今日は記念すべき第一回目の山梨アグリヒーリングのイベント。山梨フルーツヒルズ・Ray農園でのBBQ。農業は食材を提供するばかりではなく、大地に触れて、作物を育てることで、人が癒されていく。ぼくはこの3年ほど、武蔵五日市で小さな畑をしてきた。まいた種から芽が出るだけで、あんなにも感動するとは。次はどうなっているか、畑へ行くのが楽しみで仕方ない。雑草や虫たちが作物を支え、微生物たちの重要な役割を果たしていることも、教えてもらった。土の中では、根と根でコミュニケーションを取っているらしい。ただおいしい、おいしいと野菜を食べるだけではもったいない。その過程を観察すると、いっぱい発見があって、数えきれないほどの気づきが得られる。これを山梨の広大な農園と、立派な施設を使って、体験してもらおうというのがアグリヒーリング。いろいろな人に来ていただきたい。人が集まれば、そこから何かが生まれる。癒しは体験の分かち合い。第2回目は11月7日。枯露柿という高級な柿が熟してきたので、これを干し柿にする。3回目は12月19日。忘年会とクリスマス会。楽しい時間を過ごそう!参加者募集中。お問合せ、お申し込みはこちら。
2020年10月03日
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