Freepage List
人気ブログランキング
こんにちは。
GWが終了しましたね。
5月8日には、新型コロナの分類変更もあり、徐々に通常の生活に戻っていくのでしょうか?
さて、DENONのレコードプレーヤー(ターンテーブル)DP-790?の修復のその2を書きたいと思います。(?を付けました)
結論から言いますとフォノモーターの制御の修理はできなかったのですが(そんな技術無い)
実は内部基盤を確認している途中に面白いものを見つけました。こちら
トランジスターの放熱板に貼ってあったメモ書きなんですけど、修理中に書かれたものだと思われます。
「100Hランニングにて一時高速 原因不明 再現セズ、原因究明要す 検 渡辺 6/29」
と読めますね。 多分メーカーか修理業者のメモだと思うのですが、「高速での回転=制御不能」という症状が出ていたものの100時間のランニングテストでは再現せず、修理もできなかったということのようです。今は100%再現していますが.....
というわけで自力での修理は保留にして、代替の部品を調達することにしました。
これがDENON製のレコードプレーヤーの良いところですね。
この時期のDENON製レコードプレーヤーは、キャビネット、フォノモーター、トーンアームを組み合わせて作っているので、構成部品に不具合が生じたらその部分を交換すればよいわけです。
それで、たまたまヤフオク!で見つけたDP-790のフォノモーター部分を入手することにしました。
こちらです。
裏側はこんな感じ
ターンテーブルを外したところ
モーター軸の周囲に手元のDP-790もどき?には無い黒い板が取り付けられています。
「ジャンク品」ということでしたが問題なく動作しました。
ただ回転数をチェックするストロボスコープが付属していなかったので、ネットで探してこちらのサイトを参考に自作してみました。
回転数表記が正確なストロボスコープを作ってみました。
A4用紙に印刷し、ボール紙で補強しています。
オーバーハングの目盛りもあって便利です。個人的には78回転の目盛りはいらないですが.....
こんな感じで回転数をチェックできます。33回転をチェック中
手元のものと入手したDP-790のフォノモーターの裏側を比較してみると...
ほぼ同じですね
でも1か所だけ異なるところを見つけました。こちらです。
写真左にある黄色のフィルムコンデンサー(0.33μF 200VDC)が右の写真ではありません。
よく見ると足がカットされたように見えます。
コンデンサーを追加すれば直る?
やってみよー!
結論から言いますとダメでした
手持ちの部品を探して0.33μF400VDCのコンデンサーを仮付けして試してみたのですが、高速回転は直りませんでした。
で、入手したDP-790のモーター部を手持ちのキャビネットに取り付けて動作確認です。
カートリッジは、手持ちのDENON DL-8Aを使用してみました。
DP-790はクオーツロックではないのですが、当然ですが人間の耳で聴くには何の問題もありませんね。
裏蓋はないですが、ACコードとフォノケーブルもきちんと固定しました
というわけで、「ターンテーブル修復計画第2弾 DP-790?その2」でした。
「完結編」としなかったのは、取りはずしたターンテーブル部の修理を継続して行っていこうと思うからです。その時には、「ターンテーブル修復計画第2弾 DP-790?完結編」として書きたいと思います。お楽しみに!
次回は、レコートカートリッジの修理関係の記事を書きたいと思っています。
人気ブログランキング
カートリッジ修復計画第3弾 DENON DL-8編 2023.05.24
ターンテーブル修復計画第2弾 DP-790その1 2023.05.03
カートリッジ修復計画第3弾 準備編 2023.02.21