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その46 「桧山進次郎について」
阪神タイガースの生抜き最古参、今や代打の切り札である桧山進次郎チーム低迷時代のクリーンアップを勤め、 2003年優勝時には選手会長としてチームを支えた文字通りの功労者である。そんな桧山も 42歳プロ野球選手としては、そろそろ「引退」の二文字がチラつく頃である。FAでどこも手を挙げなかったからとはいうものの、生涯阪神ターガースを貫いた桧山選手には、華々しい引退セレモニー をもってそのプロ野球人生に幕を引いて欲しい。近年、和田や八木がそうであったように･･･。 リーグ優勝もCS進出も関係ない10月の甲子園の消化試合。 なんとなく勝てそうな広島か横浜が相手で。5番ライトのスタメンで、4打席目に空気を読んだ相手投手のどうぞ打ってください的なストレートをこれまた空気を読んだ相手外野手の前にポトリと落ちるお約束ヒット。試合終了後は選手一同による胴上げ。初打席や初ホームラン、不慣れだった一塁守備や28打席連続安打、サイクルヒットや代打満塁ホームランの映像がビジョンに流れてファン感涙。自チーム選手会長と相手チーム選手会長から花束贈呈。嫁･子が出てきて花束贈呈。花束かかえて最後の挨拶。そして最後はファンに手を振りながらのグラウンド一周。ここで、4万大観衆は あの歌 を大合唱するのである。 この一打にかけろ 気合で振り抜けよ 誰もお前を止められぬ 桧山よ突っ走れところがこの歌のトキ、大観衆はコレが最後とほぼ全員が桧山ダンスをするのである。ヒッティングマーチに「迫力」というエフェクトをかけるあの数万個のメガフォンが打ち鳴らされるブォーン ブォーン ブォン ブォン ブォーンが、全くなくなるのである。スカッ スカッ スカ スカ スカッ この一打に スカッ スカッ スカッ 気合で振り スカッ スカッ スカッ 誰もお前を スカッ スカッ スカッ 桧山よつっぱし スカッ スカッ スカッア・カペラ!?たった ひと～つの～こと～ やくそく～ した～んだ～(ララララ～ ララララ～)これ～か～ら～ にど～と～ はな～さな～いとぉ～お～あ～あ、指パッチン鳴っっちゃってるよ（泣）4万人の スカッ スカッ スカッ の前を桧山は涙目に笑顔で走り去ってゆく。タイガースファンの皆さん、20年間ありがとうございましたとファンも答える。スカッ スカッ スカッ頼むから、半分ぐらいの人、メガフォン叩いてやってくれ。まぁでも、何年か前に読売が、斉藤･槙原･村田の「まとめて引退セレモニー」をまるで「おニャン子卒業式」のごとくやっちゃったように桧山･金本･下柳、そろって仲良く卒業式～ってやられっちゃったらぜ～んぶ金本に持ってかれて今日の心配も全て杞憂に終わる。今日はこのへんで。
2011/08/02
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その45 「○で○こジャパンについて」
※あまりに失礼な内容につき伏字にて語らせていただきます。○○しこジャパンの皆さん、スゴい！ スゴいよ！いや～スゴい！すっげぇブ○イク！よくまぁ、そんだけ集めたなぁ。 まさに日本代表！どんな基準で選ばれたんでしょうなぁ。「コイツうまいけどカワイイからアウト」みたいなんかな。選考委員になってる○サイクな先輩達によって。いや～スゴい。ホンマあれだけ揃ったら気持ちイイ。キャ○テンの人が特にスゴい。 もーまさにキャプ○ン。あのー、アレに似てるよ、キャプ○ン。妖○人間○ムに出て来る○ラの変身した方。あ、どっちが変身なんか分からんけど、とにかく○怪っぽい姿の方。髪型もアレ意識してるよね？「天は二物を与えず」と言うが、もうちょい考えてやれよ、天。バレー○ールの人達がすっげぇ美女軍団に見えてまうやんけ。なぁ、なでしこあ言っちゃったよ。今日はこのへんで。
2011/07/19
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その44 「抽選」について
「クリアアサヒ」という、ビールのつもりで飲むリキュール（発泡性）がある。現在、この商品についているシールを3枚一口として応募すれば、第1回締切、第2回締切共に抽選で50,000名ずつ計100,000名に350ml×6缶が当るという。応募要領には下記のような説明がある。※お一人様何口でもご応募頂けますが、同一回内での重複当選はございません。コレはどういうことやろか？一口だろうが、百口だろうが、チャンスは二回。んなアホな話があるかいな。ほんならシール貯めさすなよ。よそん家にお呼ばれ行くトキ、手土産にとたんまり買うて持ってって「ごめん、シールだけちょうだいな♪」言うて頑張って集めてるコッチの身にもなれっちゅうねん。ちゃうよなぁ？絶対に差はつけるはずやわ。どうやって？めっさ来るぞ、この応募。そのけたたましい数のハガキを応募口数ごとに、どないして仕分けするん？よしんば出来たとして、口数の多いモンにどうやってよりチャンスを与えるん？コレはどうもやっちゃったな。「後で考えたらエエがな、とりあえずいっとけ」で今頃 てんやわんや なんちゃうか。というワケで、いつものように想像してみるコトにする。 アサヒビール営業部販売促進課 会議室課長･村上 「えー、ほんなら次の議題･･･詳細を詰めへんまま告知してしまった クリアアサヒの抽選の件ですけどぉ･･･」部長･田中 「出たー！」課長･村上 「まぁとりあえず、ようけシール貼ってきはった人をどない優先するか っちゅうコトで皆さんの意見を伺いたいと思いますぅ。」部長・田中 「おぃ斉藤、なんかないんけ？」社員･斉藤 「俺っすかぁ!? いやぶっちゃけ無理っしょ!?」社員･山本 「それも大事でっしゃろけど、どないして十万人選ぶかぁいうのも 問題ですわなぁ。 抽選いうたら、おぉきい透明の箱にハガキ詰め込んで グルグル混ぜて引きまっしゃろ？ あんなもん、十万回もでけまへんで。」課長･村上 「山さん、それザ･ベストテンですやんか、古いなぁ（笑）」部長･田中 「こらこら村上、長老をバカにしたらアカンぞ。御意見番なんやから。 山さん、さすがに今は機械でするんちゃいまっか？」社員･山本 「あぁ機械でっか。いやワタシまた、そんなもん年寄りの仕事やさかい お前せんかぃ言われたらかなんなぁ思て、はは、はは。」部長･田中 「そんトキはお前、斉藤やんけのう？」社員･斉藤 「俺っすかぁ!? いやぶっちゃけ無理っしょ!?」ガハハハハ、と場が笑いに包まれた瞬間、いきおいよくドアが開く。「ナンしとんねんお前ら!?」一同 「社長！」社長 「遅うまで居残っても残業つかへんぞホンマ、はよ帰れ！」社員･斉藤 「いま抽選どうすっか決めてたんスよ。」社長 「抽選だ!?」課長･村上 「アホ、言うな斉藤！」社長 「なんや田中、どういうこっちゃ!?」部長･田中 「え、いや、あの、言うてーないーかった･･･ですかね？」社長 「聞いてへんから聞いとんじゃ！」部長･田中 「いやあのー、お客様にですネ、プレゼントとかどうかなぁ･･･みたいな。」社長 「はぁ!? この不景気にナニしょうもないコト言うとんねん!? またごっつい賞品ちゃうんやろなぁ!?」部長･田中 「えー、クリアアサヒを･･･6･･･本かな、あ、350ですよ、ちっちゃいヤツ」社員･斉藤 「十万人にっすよ社長、ぶっちゃけすごくないっすか？」社長 「はぁ!?」部長･田中 「いやいや、コレはね社長、えーっと村上クンの発案でしてね･･･」課長･村上 「ちょちょちょちょ、待ってくださいよ、部長かて和民で賛成して くれてましたやんか！」社長 「お前ら60万本やぞ、分かってるか！ 1本100円としたかて･･･600万やぞ！」社員･山本 「いや社長、ケタが一個･･･」社長 「え？ あ、6000万か、て、もひとつアカンがな！ 会社潰す気かお前ら!? やめやめ！ 今からやめてまえ！」課長･村上 「えー、そんな今さら･･･」社長 「じゃーっしゃ！ 誰が6000万身銭切る思とんじゃ！」即刻中止だの、それでは我社の信頼がだの、最初から無理があっただの、騒然となる中、開始から一言も発しなかった新入社員の吉田クンが「あのぅ･･･」社長 「なんじゃ下っ端!?」吉田 「この応募ハガキに小っちゃくですけど･･･ 当選の発表は賞品の発送をもってかえさせていただきますと･･･ コレって送らへんかったら、みんなハズレたと思うんちゃいますかね？」一同 「おおおおおおおおおおおお！」社長 「それで行こ。」ズルいぞ、アサヒ。今日はこのへんで。
2010/03/24
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その43 「ジュースの自動販売機の逆襲」について
以前、この場でジュースの自動販売機をアホ だの、商売っ気ない だの、さんざんコケにしたコトがあったが、その 報復 とみられる攻撃を受けたので、報告させていただく。昨日のコト。「全部100えん」 と表示されたジュースの自動販売機で缶コーヒーを1本購入するコトにした。財布の小銭入れには3枚の10円硬貨のみで900円の釣銭を足しても上級貨幣に両替できないという自分にとってはベストな状態であった。1000円紙幣を投入してボタンを押す。ゴトン。商品が出た後、間髪入れずに釣銭がジャラ ジャラ ジャラ ジャラ ジャラ ジャラ ジャラ ジャラ ジャラ ジャラ ジャラ･･････たった数秒の出来事が、まるで数分間のように感じられた。「案の定100円玉9枚かいな･･･。」半ばあきれながら釣銭口に手を伸ばしたトキ信じ難い光景が。100円×7枚50円×2枚10円×10枚「あわせて、いくらでしょう？」と小学二年の「さんすう」が問わんばかりの貨幣構成である。絶句するのを嘲笑うかのように彼の当りつきルーレット機能が2・2・2 ピピピピピピピピピピピピ ピッピッピー 3残念でした 次回チャレンジ(^-^)電源抜いたろか このハゲ こら!沸騰しそうな怒りを押さえホンマに900円あるかどうか、ズッシリ重い小銭を確認しながらその場を立ち去った。そして今日。攻撃してやった。10時に50円2枚でコーヒー、3時に10円10枚でCCレモンと、吐き出したモノを再度飲み込ませてやった。5・5・5 ピピピピピピピピピピピピ ピッピッピー 6結局3本も買うてくれておおきに ケケケ(^-^)くそぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ命の危険に晒されながら、やっとのコトで追い詰めたテロの重要な手がかりと思われる容疑者を拘束する寸前に隣のビルの屋上から謎の狙撃手に撃ち殺されてしまったジャック・バウアーのごとく叫んだ。この闘いはまだまだ続く。今日はこのへんで。
2009/10/30
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その42 「つゆだく」について
つゆだく。つゆだくさんの略で、牛丼の煮汁を通常より若干多くかけてもらうという注文の仕方である。自身の記憶だけでも、もう十数年前からこの注文の仕方は巷でまかり通っているが、メニューはおろか、どこの店にも「つゆだくご希望の方はお申し付け下さい」などの店内表示すら見受けられない。つまり、このオプションサービスは公式には認められてないのである。「いらっしゃいませ～、ナンしましょ？」「大盛つゆだくで。」「は？」「牛丼の大盛、つゆだくにしといて。」「つゆ･･･だく･･･？」「せや、汁多めにしてて！」「それ、つゆだくて言うんすか？」「そうや！ 普通より汁ちょっとかけてくれたらええねん！」「あは（笑） そんなんないっすよ♪」「なんでやねん！ 簡単なこっちゃろ！」「お客さ～ん、ウチは個人営業の店ちゃいますからね～、 そんなん勝手にしたら怒られてまいますわ。 だいたい、マクドでポテだく とか くら寿司でシャリだく とかて言います？ 笑われますよ、そんなん言うたら♪」「皆言うとるっちゅうねん！」「ポテだくてですか!?」「ちゃうがな！ つゆだくは皆言うっちゅうてんねん！」「あれあれ～？ お客さん、自分っちゅうモンがないんすね～♪ みんな言うてたら、おんなじコト言うんすか～？ めっさ腹減ってても、みんなが並て言うたら並っすか!? ぷぷぷ！ かっちょ悪いっすよね～♪」ぐわぁぁぁぁ 想像やけどごっつ腹立つ!!!!もーつゆだくなんかやめてまえ!!!!「ハイ、最初からやってません♪」今日はこのへんで。
2009/08/21
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その41 「条件反射」について
麺類を食う機会のウチさぁ熱いモンの場合が圧倒的に多いでしょ？素麺とかざるそばてホンマの夏場だけやないですか。インスタントラーメンにしてもカップヌードルにしても鍋のうどんとかにしてもアッツアツですやんか。箸で麺をつかみ上げると、だいたい湯気があがってる状況なわけよ。だからそんなに笑うなよ、オレの家族･･･。冷麺にフーフーしてもたコトを。今日はこのへんで。
2009/08/13
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その40 「背泳ぎ」について
せおよぎ か!?せおおよぎ か!?水着とか記録よりそれハッキリしてくれ。今日はこのへんで。
2009/06/01
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その39 「大人の事情」について
ゴレンジャーから30年以上も同じスタイルで続いている長寿番組スーパー戦隊シリーズこの番組は開始から現在に至るまで、ずっと大手玩具メーカーがスポンサーについている。そして一年周期で新戦隊となり、途中で必ず戦隊メンバーが増える。中には、当初3人の戦隊であったのが終了時には6人になっているという脅威の増員を見せたシリーズもある。キャラクターが増えれば、それだけ玩具として商品化されるアイテムも増え、スポンサー様にとっては非常にオイシイ状況となるわけで。そこには、メイン視聴者であるお子様方に夢を与えるという建て前に隠された大人の事情 が存在する。先日、14人になった あのグループ もココに気付いたのかも知れない。アカザイルアオザイルキザイルモモザイルミドザイルシロザイルクロザイルキンザイルギンザイルムラサキザイルチャザイルダイダイザイルんー、色が思いつかん。あとの二人が何色ザイルを名乗るのか楽しみである。今日はこのへんで。
2009/03/23
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その38 「定額給付金」について
世の中、不景気である。経済については勉強したコトがなく、新聞とかテレビなんかでチラ見チラ聞きする程度の知識しかないもんで、エラそうに語れませんが、とにかくお金が回らんコトが数ある原因の一つなんでしょ。そう、金が回らない。みんな金使わない。「ほんなら金やるから使わんかい」と、一見太っ腹なようで実は単純発想なだけの政策定額給付金制度ありがたいよ。確かにありがたい。でも中途半端やねん。金額が。12000円くれるという。しかし、やれ100年に一度の不況だの、どこそこが倒産しただの経営破綻しただの、リストラだの、派遣切りだの、内定取消だの、希望退職者募集だの、連日のように不景気です！ 不景気です！ 不景気です！という声を耳にすると「使わんと大事に持っとこ」と思てしまう。少々ムダ使いしてしまったところで痛くも痒くもない、「よ～っしゃ、今日は奢ったらぁ、飲め飲め～」と気が大きくなるような金額やったとしたらナンボでも使たんのに。そう、数千万、数億クラスの巨額給付金制度もちろん、そんな額を国民全員に給付できるほど、この国は豊かではないし、そんなコトしても貨幣価値が下がるだけである。ならば限られた少人数にドーンと給付してやれば良い。じゃあ、どうやってその人間を選ぶか。心底困ってる人とか、給付されたらいかにもドバーっと使いそうな人とかがいいような気がするけど誰がそれを決めるねんっちゅう話やし、定義が曖昧で現実的でない。ココは公平性を保つために抽選とする。全国民から抽選というのも大変やし、乳幼児やそろそろ人生を全うしそうな方に給付されてもどないやねんという感じなので、給付して欲しいという人達には料金制で被給付者に立候補してもらう。立候補した証として、料金に応じた抽選券を発行して配布する。平たく言うと、立候補者は抽選券を買うという形。より多くの料金を支払った人には抽選券が多数配布されて被給付者になれる確率が高まる。そうそう、どうせやったら、その集まった料金を給付金にすればいい。ほんなら多額の税金を投入するコトもないし、給付金の欲しいヤツらが金を出し合ってチャンスを待つ。抽選券で夢を買うのです。給付金は当然ながら非課税とし、値打ちをつける為に盆と暮れにはより多額の給･･･そのシステムをこの国では「宝くじ」と呼んでいる。今日はこのへんで。
2009/03/16
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その37 「動機」について
映画「ヤッターマン」のCMを見てつぶやく。「コレ観たいなぁ･･･。」「子供ら連れて行っといでよ。」と嫁が言う。「いや、それはちゃう。」「なんでよ？」「ちゃうねん。」「傍から見たら子供らについて来てる保護者やんか。 誰もホンマはその保護者が観たくて子供らについて来てもろてる なんか思わへんやん。」「ちゃうねんなぁ･･･。」そんなんとちゃうねん。そう、ちゃうねん。ボクが観たいのは深キョンのドロンジョ様だけやねん。今日はこのへんで。
2009/03/09
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その36 「朝のコンビニ」について
朝はギリギリまで寝てるタチなもんで車通勤の際はコンビニに寄って朝メシを調達する。そして運転しながら食す。それが何よりの時間短縮となる。同じようなライフスタイルの人間が多いのかその時間帯のコンビニは結構客が多くレジは大変混雑している。こっちは時間がなくてコンビニを選択しているので前に並んでいるヤツが余計な買い物をして待ち時間が長くなると非常に鬱陶しい。新聞や雑誌はまだアレやけどアメリカンドッグや肉まんを注文してみたりタバコ1カートン言うてみたり恐らく昼に食うであろう弁当やカップラーメンに店員が「温めますか」「お湯入れられますか」「お箸いくつお付けしましょう」とわざわざ聞いてみたりしてるとホンマに「イー」となる。そして時に信じがたい行動に出るヤツがいる。「公共料金の支払」おばはんソレ今やないとアカンのか!?パジャマにジャンパーで財布だけやん！明らかに今からどっこも行けへんやん！だったらお昼頃またどうぞ！！！失敗したわ。そうか、そういうコトか。おばはん、その持ってる食パン買うだけやなかったんやな。最初から払込用紙持っとってんやろ。だから向こうのレジの方が混んでたんや。なんでや？今払わな電気かガスか電話か知らんけど止まんのか？そんな切羽詰った理由ちゃうなぁ？どうせアレやろ、起きてきた子供らが「おかんパンないでー」「あ～昨日買うん忘れてた～買うてくるわ、あ、ついでにコレも払てこ」みたいな感じやろ。「ムシャクシャしてやった、誰でも良かった」と一緒やないか。そこにたまたま居合わせた被害者の俺はこの怒りをどこにぶつけたらエエねん！なぁ分かってくれよ！俺クリームパンと缶のコーンポタージュなんよ。冷めた缶コーヒーはまだなんとか飲めるけどコレは･･･あ～ムカつく！！ホンマはなぁ、ツナマヨネーズを頃合にチンしてもうてカップに熱湯注ぐタイプのコーンポタージュがこんな寒い朝はエエねん！そやけど、それやったら運転しながらは難しいし何よりチンしたりコポコポお湯注ぐ時間がもったいないねん！そうや時間がないねん！にも関わらず、店長っぽいヤツが応対してる若手に「こういう場合はコッチのちぎった方にもハンコ押して～」てまた新人かよ、そいつ！おばはんもおばはんで「お兄ちゃん今月えらい高いなぁ」そいつらが請求してるんちゃう！店員「1万5千289円です。」おばはん「あ、細かいのあるわ。」出さんでエエねん！！どうせ10円玉8枚とかそんなんやろ！お前はジュースの自動販売機か！ちょー、はよしょーやー！冷め冷めやんけ～コーンポタージュ～！新しい温いのんと変えてきたろかと振り向けば長蛇の列。めんどくさー！！あげく、おばはん床に小銭バラバラーはったおすぞコラ！！！「お兄ちゃん、それやったらな、前の日にパンだけ買うといて 販売機で温いのん買うとかしたらええねん。 ちゃうわ、はよ起きたらええねん、せやせや。 イヤやわお兄ちゃん、あっははははははは！！」自分のもう片方の脳が考えているコトをさもこのおばはんに言われているように想像してみる自分がちょっと好きかな。今日はこのへんで。
2009/02/02
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その35 「勝手にしやがれ」について
勝手にしやがれ。言わずと知れた沢田研二の代表曲。この曲名は古い映画のタイトルから付けられたらしいけど、「勝手にしやがれ」というフレーズは曲中に一回も出てこない。そういうタイトルの付け方は個人的に好きやし、サビで繰り返す言葉なんかをそのまま曲タイトルにしてる安易な付け方よりも渋いと思う。まぁ、この歌のサビで繰り返されるのは「あ～あ～ あ～あ～」やからそれもやりようがなかったと言えばそれまでやけど。歌詞は、一緒に住んでた女に（嫁かも知れんな）出て行かれる男の視点なんやけど、どうも「勝手にしやがれ」というタイトルが想像させる「アンタなんかとはやっとれんわ、出てったる！」「おお、勝手にせぇ あほんだら！」的な怒ってる雰囲気ではない。なんで「勝手にしやがれ」なんやろ。壁ぎわに寝返りうって背中で聞いているやっぱりお前は出ていくんだな ホラ「やっぱり」とか言うてるし。 壁むいて寝そべって、出て行く女よう見ぃへんて 意外と気弱やなジュリー。 悪いことばかりじゃないと想い出かき集め鞄に詰めこむ気配がしてる 気配がしてるて、自分がよう見ぃへんからやないか。 もっぺん寝返りうったらええねん。行ったきりなら幸せになるがいい戻る気になりゃいつでもおいでよ よっわ～。 リセットありかよジュリー。せめて少しはカッコつけさせてくれ寝たふりしてる間に出て行ってくれ あ、寝たふりやったんか。 そらすんません。 でも相手からしたら寝てる間にこそーっと出ようとしてるワケでしょ。 そら逆にカッコつかへんのちゃう？アアア アアア アアア アアア 「あ～あ」て、諦めんなよジュリー。バーボンのボトルを抱いて夜更けの窓に立つお前がふらふら行くのが見える まだ良かったなぁ、ふらふら行ってくれてて。 玄関出るまで見つからんようにコソコソしてて ハイ出ましたー言うた瞬間ダッシュされてもイヤやもんな。 出て行くっちゅうより「逃げる」やんソレ。 さよならと言うのもなぜかしらけた感じだしあばよとサラリと送ってみるか いや、もう行っちゃいましたよ！別にふざけて困らせたわけじゃない愛というのに照れてただけだよ いや、だから、もう行っちゃいましたて。 夜というのに派手なレコードかけて 派手なレコードと言われると何故か B.B.クイーンズの「おどるポンポコリン」を思い浮かべる。朝までふざけようワンマンショーで ふざけるんかジュリー！ 近藤房之助のカッコして、はいギター持ってー ナンでもカンでもみんーYeah～ ふざけてるな～。 ボワっと～ ふざけすぎ。 下からオカン「研二！ 何時や思てんの！ 静かにしなさいんか！」 おいオカン怒ってんぞ。 ピーヒャラピーヒャラ～ おいおい、もうええて。 タッタタラリラ～ もーえー言うねん！ 曲変わっとるやないか。 アアア アアア 「あ～あ」て悔やむんやったらやめとけ！ もう好きにせぇや。ほんで「勝手にしやがれ」か。今日はこのへんで。
2009/01/29
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その34 「桑田家について」（最終回）
その10・その11からお読みください。 ピーンポーン 次男 「はい～」 原父 「ワシや。」 次男 「あ、はーい、兄ちゃーん！ じいちゃん来たでー！」 原父 「ちょっとあがるぞ。」 長男 「どないしたん？ 急に。」 原父 「父ちゃんと母ちゃんおらんのか？」 長男 「うん、ナニ言うたかな？ レコ？ レコーディングかなんか言うてたかな、 それ行ってる。」 原父 「また音楽のなんかか。」 次男 「明日も言うてたで。」 原父 「メシは？」 長男 「昨日のカレー残ってるからそれ食えて。」 原父 「お前らの父ちゃんやから、あんまり言いとうないけど ホンマに働かんのぅ。」 次男 「こないだな、ヒロシ君の家遊びに行っててな、ヒロシ君に 桑田君のお父さん何の仕事してるん？ て聞かれてんけどな、ヒロシ君のお母さんがそんなん聞いたらアカンて 怒ってん。」 原父 「気ぃ使うてくれたはんねやな、情けないのぅ。 もうアカンな。 よしゃ、帰るわ、じいちゃん来とったて言うたらアカンぞ。 ほなな。」･････＜三日後＞･････ ピーンポーン 原 「はい～」 原父 「ワシや。」 原 「は？ お父さんどないしたん？ 突然。」 原父 「佳祐くんいてるか？」 原 「うん･･･いてるけど？」 原父 「ちょっとあがるぞ。」 桑田 「あ、お父さんどうも。」 原父 「佳祐くん、明日からナンにも言わんと、この名刺のトコ行き。」 桑田 「木村･･･鉄工所･･･ですか？」 原父 「ワシの古い知り合いでなぁ、事情話したら是非にて言うてくれとる。 前にも言うたと思うけど、音楽ではメシは食えん。 キミが何万人に一人の才能の持ち主やったら別や。 せやけど、なかなかそんな人はおれへん。 ワシもたいがい目ぇつぶってきたけどな。 ホンマはキミが心入れ替えて自分のしたい仕事見つけてくるんが エエんやろけど 急を要する思てな。 まぁいっぺん頑張ってみぃな。」 桑田 「はぁ･･･。」･････＜翌日＞･････ 桑田 「すんませーん、桑田いいますけどー。」 木村 「おお、原さんトコの婿さんやな！ 聞いてる聞いてる。 よう来てくれたな、まぁこっちお入り！」 桑田 「お邪魔します。」 木村 「おお、そこ座り。 まぁなぁ夢に生きるんもええんやろけどな、このご時世よってにな。 自分の歳やったら、そうそう使うてくれるトコもあらへんやろ。 ウチもな、先月までタイ人の出稼ぎ労働者の子が来とったんやけどな、 ちょっと怒ったらすぐ ヤメサシテクダサイ や。 いやいやビビらんでええんやで、ワシも滅多なコトでは怒らんからな。」 木村嫁 「アンタ、ご機嫌なんはエエけどしゃべり過ぎや、 ビックリしてはるやないの、ね～？」 桑田 「は、はぁ･･･。」 木村 「アホぬかせ、誰がご機嫌じゃ、がははははは！ 仕事はじきに教えたる。 キミさえ頑張ってくれるんやったらな、ウチには子供がおらんよって 女房と二人で築いてきたこの工場、将来は継いでもろてもエエかなて 思てるんやで。」 木村嫁 「イヤやわアンタ、気ぃ早い気ぃ早い。 なぁ？桑田さん。 まずは配達とか簡単な仕事からやから 気負わんでエエんよ。」 木村 「がははは！ せやな。 おい、サボイ君の着とった作業服あったやろ？ アレ持ってきたってくれ。 さぁ！ そうと決まったら早速仕事仕事！」コレがサザンオールスターズ無期限活動休止の最たる理由であることはあまり知られていない。そして最後になりましたがなんで大阪弁やねん！ 今日はこのへんで。
2008/06/14
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その33 「ミスマッチ」について
とある建築中の住宅の前を通りかかったトキにウチのガキ共が叫ぶ。「ぎゃは！ こんなでっかい家やのにトイレ外やて！」大きい声で言うなっ（恥）今日はこのへんで。
2008/05/05
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その32 「自動販売機」について
自動販売機には 賢いヤツ と アホ がいる。タバコの自動販売機 は賢い。素晴らしい。ボクは財布の小銭入れが膨らむのをすごく嫌う。尻ポケットが膨らむと座り心地が悪いし、何より重い。同じ硬貨がそのすぐ上の種類の硬貨または紙幣に両替できる枚数ある状態つまり10円玉が5枚とか100円玉が7枚とか500円玉が3枚とか･･･が性格的に気持ち悪い。（人様にはよく、その性格の方が気持ち悪いと言われますが）タバコの自動販売機 はそんなボクに優しくしてくれる。1000円札を入れて300円のタバコを二個買う。当然つり銭は400円やけど既に財布に100円玉が2、3枚入ってて4枚もらってしまうと前述の状態になってしまう。そこで100円玉を一枚追加してから返却レバーに手をかける。チャリ～ン♪あらお見事、500円玉にてご返却。兄さん気に入った！ もう一個買うたろと、その500円玉を入れて300円のタバコのボタンを押す。つり銭を待つけど出てこない。さすがに、そこはもう300円入れて500円玉にしようとは思わんよ。それやったらハナから300円入れたらエエんですからね、えぇ、えぇ。いいんですよ、そこまで気ぃ使うてくれんでも、ハイつり銭おくれと思うた瞬間目についたのが「エコー180円」そう。まだ買えるんです、その200円で。「あきんど」や、彼は。ご投入いただきました金額でしたらご希望の商品にプラス別の銘柄もご購入いただけますが、いかがいたしましょう？と決してガツガツせず、あくまでも紳士的に他の商品も薦めてみる。「エコーは吸わんからエエわ、でもありがとう、また来るわ」タバコの自動販売機 素晴らしい。 それに比べて ジュースの自動販売機 はホンマに アホ3の倍数と3の付く数字のトキだけアホになるようにジュースの自動販売機だけホンマに アホ120円のジュース買うのに1020円入れてみる。8枚の100円玉と10枚の10円玉がジャラジャラジャラ。両替する気なし、っちゅうか意味が分かってない。小銭多いんイヤやっちゅうねん。せめて500円玉含めよ。あるやろ、お前の収入に500円玉。ていうか、朝入れたったやろ500円、アレどこやってん？ナニか？ もろたお金はできるだけ違う人にまわしてちょっとでもお金流通さして景気回復になればと思ててか？アホか全然関係ないわ、んなモン。んで1000円入れて何本か買おう思てんのに1本目ですぐつり銭ジャラジャラジャラ。商売っ気のかけらもあらへん。1000円いうたらお前が識別できる中で最上級やろが。札やぞ札。それを入れてくれてる上客に対して120円の売り上げだけで満足しくさって残りは販売拒否て！お前アホやわ、ホンマにアホやわ。たまに賢いフリか商売について考え直したんか知らんけど1000円入れて1本目でもじーっと待っとる。やったら出来んねやないかと2本目3本目4本目とボタンを押していく。ゴトンゴトンゴトン。返却レバー押されるまでつり銭出さへん。おっカシコなったやんけ～と褒めながらジュース取ろうとしたらガチャガチャガチャ出ーへんがなジュース！！なんやねんコレ！ お前フトコロ小さいねん！見てみぃや、なんやコレ、なんか鉄のフタみたいなん噛んどるがな。やっとのコトで1本出しても上から上からナンボでもかぶってきよる。赤いースイートピ好っきよー今日までーぐらいかぶっとるがな。もっとやな、ゴダイゴの銀河鉄道999クラス やな。書くん難しいから書かへんけど。ほんっま アホ やわ。タバコの自動販売機ちょっとは見習えっちゅうねん！「そんなに言うんならコンビニかどっかで買ってくださいよ･･･」なんやと!? 待てこらぁぁぁぁぁぁぁぁぁ！！！！！！！！！！！今日はこのへんで。
2008/03/10
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その31 「木綿のハンカチーフ」について
木綿のハンカチーフ。1975年～76年にかけて太田裕美が歌って大ヒットした言わずと知れた昭和の名曲中の名曲。都会に就職した男からの手紙を読んで女がそれに答えるという内容の歌詞はキャッチーで切ないメロディーに見事にハマってホロリとさせる。がよ～く聴くと笑ける。 恋人よ 僕は旅立つ東へと向かう列車ではなやいだ街で 君への贈りもの探す 探すつもりだいいえ あなた私は欲しいものはないのよただ都会の絵の具に染まらないで帰って 染まらないで帰って あぁ切ない。 このオンナはエライねぇ。 都会の絵の具に染まらないで帰ってくれたら それ以上は何も望まない。 美しい。 美しいよキミたち。 ココで終わってればキレかったのになぁ。恋人よ 半年が過ぎ逢えないが 泣かないでくれ 何!? オトコ半年も音信不通やったん？ えげつなっ！ 都会に新しいオンナできたんちゃーぅん？ んな携帯もパソコンもない時代に半年ぶりの手紙てアンタ。 「金あれへんから電話もひいてへんねやんかー」て そらその方が都合ええわのう。 そっち行ったんて３月の終わりとかそんなんやろ？ 半年いうたら９月やん。 盆ぐらい帰ったれよ。 「泣かないでくれ」て泣くよそれは。 都会で流行の指輪を贈るよ君に 君に似合うはずだ なにソレ（笑） 罪ほろぼし？ 「都会で流行の」て、いきなり絵の具染まっとるやないか。 とりあえずプレゼントにて いなかのオンナはいなかのオンナでキープみたいな。 「君に似合うはずだ」てええカッコ言うなよー（笑） 都会のお姉ちゃんにもそんなん言うて指輪配りまわってんねやろ？ やらしいで、ホンマにもう。いいえ 星のダイヤも海に眠る真珠も おっ、オンナが反撃に出た！ 指輪としか言うてへんのにダイヤじゃ真珠じゃて ネチネチーと高価なモン催促する攻撃。 おぃおぃ向こうはそんな気ないぞ。きっと あなたのキスほどきらめくはずないもの きらめくはずないもの またキレイにまとめるー。 んなコト言うからオトコが調子乗んねん。 あ、なるほど！ 調子乗せてダイヤ＆真珠か。 ウマイなー！恋人よ いまも素顔で口紅もつけないままか あ～あ、とうとういなかのオンナをバカにしだしたよ。 ほっといたれよー。 「口紅もつけないままか」て そこにチューしたクセにー。 さっきオンナが言うてたぞ。見間違うようなスーツ着た僕の写真 写真を見てくれ 今度はご自慢ですか（笑） 「なぁ写真、写真見てくれ」て 二回言うな写真て！ なにあせっとんねん。 ホンマにどんだけ自分好きやねん。いいえ 草に寝転ぶあなたが好きだったの また軽い反撃にでましたネー。 そうなんです、このヒトは草に寝転んでたんですよ、都会の皆さん。 んでケツにひっつき虫つけたままバス乗って帰るヒトなんですよ。 バラしちゃったねー。 そして何よりも 好き「だった」、出ました過去形！ 今は？ そう、キライでーす！でも木枯らしのビル街体に気をつけてね 体に気をつけてね なんかキレイにまとめよるのー。 本音はちゃうんやろ？ ビル街の路地裏 私に気をつけてね 刺しに行きますか！恋人よ 君を忘れて変わってく 僕を許して オトコすごいなぁ。 忘れて変わっていくけど許してくれて！ 言い訳しない姿勢は立派やけど、そこまでハッキリ言うか？ リンリンランランソーセージ 走れ正直者！毎日 愉快に過ごす街角僕は 僕は帰れない あ～あ、言い切ってもたよ。 都会のオンナがよっぽどヨかってんなぁ。 「毎日愉快に」て遠まわしにいなかのオンナは退屈やみたいに。 そら帰れんわのー。 フィーバーしまくりでんなぁ、え、ダンナ？あなた 最後のわがまま贈りものをねだるわ オンナも「最後」て言うてもたわ。 男女の終わりはあっけないモンでございます。 別れるー言うてんのにモノくれーて オンナなかなか負けてへんな。 そらせやわなぁ。 やれスッピンだ退屈だて言われて 忘れます、変わります、帰れません でも許してくださいて 一歩も引けるかいやのう。しかし･･･ねぇ 涙拭く木綿のハンカチーフくださいハンカチーフください ココだけは何回聴いても泣ける今日はこのへんで。
2008/02/26
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その30 「ポーズ」について
酔うて深夜に帰宅する。惰性で風呂に入る。あがる。着替えがないコトに気付く。困る。寒い。全裸で寝室に行く。暗い。家族当然寝静まっている。自分のパンツどこにしまってあるか知らない。酔うた頭で考える。タンスと思う。寒い。はよ服来たい。空き巣のセオリーを思い出す。下の段から開けていけば閉めていく手間が省ける。全裸で立てひざついて一番下の引き出しに手をかけ･･･た瞬間、照明パッ！振り返らずとも 嫁 の気配。「何!? 何のマネ!?」「･･･ターミネーター」今日はこのへんで。
2008/02/08
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その29 「メールアドレス」について
携帯が水没した。一瞬で拾い上げたにもかかわらずフンともスンとも言わんくなった。ショップに持って行って嘆いてみるものの店員曰く「電源が入りませんコトにはどうしようも･･･」というわけで 中のデータが全トビする という最悪のケースとなった。仕方なく機種変更となったが幸いながら水没させた電話の前に使っていた電話を保存してたのでデータの９割方は復活した。しかし水没電話を使用してる間に新たに登録したり変更したりした番号やメールアドレスについては控えがなく色んな人に電話かけて「あいつの番号教えて」とか「あの人のアドレス分かる」とか一生懸命やってるトコロへ何やらメールが入ってきた。“携帯どぉ？ ところで何時頃お帰り？”残念ながらいたるトコロに愛人を囲っている身分ではないので帰る場所は自宅のみ。あきらかにカミさんからの文面。そのメールアドレスは長々とローマ字が並んで表示されている。記憶にないが、おそらく一度変更したんであろう。そういえばコイツのアドレスてどんなんやろ？と改めて見てみる。自分の名前-娘の名前-息子の名前-昔実家で飼ってて今はもう死んでしまった犬の名前@ezweb.ne.jpボク＜犬メアドに名前を入れてくれる愛人さん募集今日はこのへんで。
2008/02/03
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その28 「似て非なるもの」について
あまりにもヒマやったのでプリンセス・プリンセスの解散ライブのビデオを見てた。そこへ小４の娘が帰ってきた。しばらく立ち止まって画面を見つめている。ベースの渡辺敦子のアップになったトキ突然甲高い声をあげた。「にしおか～すみこだよ～♪」ちゃうよ今日はこのへんで。
2008/01/24
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その27 「人騒がせ」について
いつものようにベランダで一服やっていると家の斜め前で老婆が叫んでいる。「1丁目10-1ですけどー！ 分かりますかー！ 1丁目10-1ですー！」携帯電話で通話中というわけでもなく、誰かと話してる風でもない。ただ一人で周囲に向かって大声で1丁目10-1をアピールしている。これはどうも道に迷とるな。老婆の立ってる道は一方通行ながら幹線道路への抜け道になってて交通量は結構多い。乳母車に曲がった腰、寒そうな薄着。買い物かナンかに出たものの帰る道が分からんくなったに違いない。いい人モードのスイッチをオンにして上着を羽織って外に出る。「おばあちゃん、どないしはったん？」「1丁目10-1です。」「何町の1丁目？」「10-1ですねん。」「いやいや･･･道に迷うたはんの？」「大阪の教育委員会の人がぎょうさん来はるんですけど 分からへんかったら困るやろ思うて。」「え？ 誰か待ってんの？」「娘は朝の十時に来ましてん。」「いやいや･･･あの･･･誰か来るの待ってはるんやね？」「大阪の教育委員会の人が困るから･･･もう何年も前に電話くれはって まだ全然･･･住所が分かりませんねん。」「いや、えっと･･･おばあちゃん家どこ？」「10-1ですねん。」ヤられた。ボケてる。ツッコミを入れれない方の。「おばあちゃん、家族の人は？」「娘は朝の十時に来ます。」「ん･･･娘さんが近所にいてはるの？」「何年も前から教育委員会の人は困ってはって･･･」「よっしゃよっしゃ、おばあちゃん家どこや？」「ここです。」いかにも適当に目の前の家を指さす。「とにかく道に迷うてるんちゃうんやね。 ここ結構クルマ多いからー、危ないからな。 その家族の人に連絡して･･･」「1丁目10-1ですー！！」人の話聞けやー！たまにツッコミどころもある。埒が明かへんので一旦ウチに戻る。再度ベランダから覗き見るとまだ叫んどる。あげくに道の真ん中に出てクラクション鳴らされとる始末。その運転手に向かって「教育委員会の人が困ってはりますねん。」コレは危ない。色んな意味で。関わらにゃ良かったと思いながらも放っとかれへんで思い切った行動に出る。110番通報ちょっとドキドキする。小学校一年の頃に110番に無言電話を何回も立て続けに掛けて逆探知で住所確定されてパトカーが何台もやって来てオヤジにしこたまどつかれたトキの記憶が脳裏によぎる。今日は違う。正当な理由がある。この可愛そうなお婆さんを保護してやって欲しい。一般人の手には負えず、交通事故の危険に晒されている痴呆症気味の老婆を警察の力で家族のもとへ送り届けてやって欲しい。普段は見かけるだけでなんとなく萎縮してしまい、すれ違うトキには「ボクなんにも悪いコトしてませんよ」オーラを最大限に醸し出そうとしてしまうほどのあの警察組織が「ご協力、感謝します」と敬礼する姿が浮かぶ。さあ押せ！一生のうちにそう何回もプッシュするコトのないであろう、あの番号を！ピ・ピ・ポプルプル･･･「110番です、事件ですか事故ですか？」「え、いや、あの･･･き、緊急ではないんですけど」「どうされました？」「家の近くでですね、おばあさんが大声で叫んだはってですね･･･」「苦情通報でしょうか？」「いやや、ちゃうんです、道に迷てる感じやったから聞いてみたら その･･･どうもボケたはるみたいでして。 で、交通量の多い道に立ってはるもんですから、 保護してあげてもらえたらなと。」住所と氏名と携帯電話の番号を聞かれる。「分かりました。無線で付近巡回中の警察官を向かわせますので 恐れ入りますが到着までそのお婆さん見ていただいてて よろしいでしょうか？」ええ？ マジで？敬礼が目に浮かぶ。「はい･･･じゃ、あの･･･待ってます。」再び外へ。通りがかりの自転車のおばちゃんが老婆におウチはどこなの？と聞いている。「あぁ、おばちゃん、今おまわりさん呼んだからOKOK。」「お宅のおばあちゃん？」なんでやねん、それやったらポリ呼ぶか！ばあさんは相変わらず1丁目10-1・大阪市教育委員会・娘は朝十時のキーワードを交互に織り交ぜながら一生懸命に何かを訴えようとしている。待つコト5分強。来た。警察来た。めっさ来た。パトカーには警官二名と婦人警官一名。バイクの警官が三名。遅れること自転車の警官二名。合計八名の警察官に一瞬のうちに取り囲まれた。老婆と共に。「通報者の方ですか？」「はい私です。」婦人警官が念の為にとこちらの身元を確認する。その間に他の警官がばあさんに事情を聞こうとする。「おばあちゃん、どっから来たの？」「1丁目10-1ですねん」「道に迷うたの？」「何年も前から大阪の教育委員会の人が分からへんで･･･」先程から進歩のない問答が続く。「おばあちゃん、お名前は？」「加藤（仮名）です。」「おウチはどちら？」「ココです。」再び適当っぽく目の前の家を指さして言う。が、一同がその家を見た瞬間表札の文字が躍る。加藤（仮名）警官八名がゆっくりとこちらを振り返る。「あの･･･通報者の方はご近所の方なんですよね？」「あ、はい･･･そこです。」加藤さん宅の二軒隣を指さす。「あの～あくまで自称なんですけど･･･ この方は加藤さんとおっしゃってて、この前のおウチも加藤さんという 表札が出てるんですよ～。」「み･･･たい･･･ですねぇ･･･ハハハ。 いや、あのね、この道はクルマが多い道でね、それでね、 真ん中へんに立ってて危ないかなーとか思てね、いや、それでね･･･」「ま、あとはこちらでやりますから･･･。」敬礼での「ご協力、感謝いたします」は失笑まじりの「ごくろうさん」に姿を変えこの暮れの忙しいさっぶいさっぶいトキにしょーもないコトで呼びくさるなよこの民間人的な空気を八人全員で醸し出しながら老婆の家の方へと立ち去って行った。風が冷たい。家に戻ってコトの一部始終をカミさんに話しだした途端かるーく「ああ、そのおばあちゃん有名やで。 教育委員会さがしてる人やろ（笑）」あーそーなんもっと早く言うてくれや！！今年はこのへんで。
2007/12/30
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その26 「胃腸炎」について
週の頭から食欲がなく胃がムカムカする。発熱や頭痛は伴わず風邪というわけでもなく。すぐ治るやろと自然治癒力を過信しながら数日間をやり過ごしていたところ週末にドカン。尋常でない胃痛。キリキリ痛む･･･いやちゃうなぁ掴まれてるような感じ。激しい嘔吐と下痢。睡眠不可。コンビニ袋を口にあてて便器にしゃがみながらのたうちまわるスタイルで未経験の苦痛と共に金曜の夜を過ごす。コレはマズいなぁ･･･というコトで土曜の仕事はキャンセルして何らかの措置を施すコトにする。選択肢は三つ。薬局にて市販薬を購入。しかし患部は明らかに消化器官。粥やヨーグルトの消化ですら拒みそうな今の彼らに空腹状態での投薬の一撃は相当なダメージを逆に与えそうな気がする。却下。近所の開業医にて診察。「どうされました？」「はぁ、とにかく胃の痛みが激しくて･･･戻して下してでして」「前開けてください」聴診器ポンポンポン。「風邪でしょうねぇ、お薬出しときますから二三日安静にして変化なければ また来てください」かなりの高確率でそうなりそうな気がして却下。総合病院にて診察。ウィルスにやられてる可能性もなきにしもあらずでその場合、本格的な検査が望める。飲み薬を嘔吐してしまい効果に期待が持てない場合は点滴という措置がとれる。点滴。この荒れ狂った胃腸どもに一切の負担をかけるコトなく投薬される素晴らしい措置方法。コレや。決定。時計回りに胃のあたりをさすりながらフラフラの運転で近くの総合病院へ流れ込む。初心受付のカウンターにもたれかかりしかめっ面で保険証を提示。一回り下ぐらいのいかにもアホっぽい女子事務員。「この問診票に記入してお待ちくださーい」住所・氏名・生年月日を記入しながらいま渡した保険証にみな書いとるやろがい。胃痛が増す。一刻も早く点滴にすがりたい。質問事項が十数個並ぶ。 いままでに大きな病気にかかったことがありますか？ いままでに手術を受けたことはありますか？おかげさまで普段は健康なので読み飛ばして全ていいえにマルをしようかと思うが性格が邪魔をする。一個ひっかけがあったらどないしよう。胃をさすりながら全項目をチェック。 食物のアレルギーはありますか？ 現在妊娠中、またはその可能性がありますか？結局全部いいえでよかった。胃が痛い。先程の事務員へ提出すると「今日はどうされましたー？」明らかに胃のあたりを歪んだ表情でさすっている。というより医師でもないお前に症状を言うてどうなる。早く点滴にすがりたい。「胃の痛みが激しいて、あと下痢と嘔吐と･･･」「それじゃー内科ですねー。廊下左に折れてつきあたりでーす。」分かってる。内科目当てで今日は来たんやから。内科外来待合。そうや。ウッカリしとった。そこは高齢者の憩いの場と化していた。「木村はん、久しぶりでんなぁ」「や木曜日来たら吉田先生お休みや言うて今日薬だけもらいに来ましてん」「んな大したことあれへんなぁ」「そうですねん」ガハハハハハ頼むからこいつらより先に診てくれ。待つコト一時間半。ようやく呼ばれたと思いきや、診察前の看護士による問診という。「今日はどうされたんですか？」胃を押えた苦悶の表情を目の当たりにしてもコレは決まり文句か。「胃痛と嘔吐と下痢」もうしゃべんのも億劫。「いつぐらいからですか？」「週初めから食欲のうて昨夜イッキに」「下痢は何回ぐらい？」「ひっきりなしです」「そう･･･可愛そうに」そこにナイチンゲール精神いらんねん。早く診察台へ。「じゃちょっと聞いていきますね、いままで大きい病気とかは？」「得にないです」「手術されたとかは？」「全然ないです」ちょっと待ってくれ、さっき紙書いて出したやろが。あのアホ女どこに出しよってん。「おタバコ吸われますか？」ファミレスか。ここで吸います言うたら「ただいま喫煙診察室は満席ですのでもうしばらくお待ちいただけますか」て言われんねやろか。胃の痛みと戦いながらも脳裏でこんなしょうもないコトを一瞬考える自分が腹立たしい。「ご家族で同じ症状の方はおられますか？」「いや一人です」「え、独り暮らしなんですか？」「いや家族はいますけど症状は一人だけです」この看護士わざとやってんちゃうやろかと。早く･･･点滴･･･。そして再び待たされるコト30分。名前を呼ばれついに診察室へ。「今日はどうされましたか？」キミらの分業制は全く意味を成さないと本日悟りました。「激しい胃痛です。下痢と嘔吐もあります」「いつからですか？」お前さっきのヤツと絶対仲悪いやろ。「昨夜からです」「じゃそこに横になってください」診療台に寝そべる。軽い触診。あーそこはやめて、こそばいねん。「胃腸炎ですね」それを聞いて「お～いお茶」と一瞬思い浮かべる自分が情けない。「お薬出しときますから安静にして体休めてください。症状は二三日続きますけど」「は？」「炎症が治まるまでは続きますね」「あの･･･モノが食われへんので飲み薬は･･･」「食欲がない場合はポカリスエットみたいな糖質を含んだ水分を補給してください」「て、点滴とかは無理ですか？」「必要ありません」点滴･･･夢の点滴。こうして体内的には何の変化もないまま数時間が過ぎた。支払を済ませ薬を受け取り、朝よりも明らかに不確かになっている運転で家に帰り着いた。薬の袋を見てみる。毎食後すぐ。せやから食われへーん言うてんねん。半ば投げやり気味に放り投げた袋から一枚の紙キレがひらり。 －おくすりの説明書－ 1/2 ビオフェルミンR ☆整腸剤です。 毎食後すぐにお飲みください。 2/2 ガスターD錠20mg ☆胃酸の分泌を抑えます。 毎食後すぐにお飲みください。だぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ！！！！！！！！！！！今日はこのへんで。
2007/12/19
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その25 「世界における我が国の位置」について
息子が世界地図に定規をあてて感嘆の声をあげている。姉ちゃーん！ コレ見てーん！日本て世界のピッタシ真ん中やで！今日はこのへんで。
2007/12/05
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その24 「年賀状」について
ウチのカミさんの妹から届く年賀状には毎年このように書いてある。あけましておめでとうございます来年も楽しくやりましょう！では･･･よいお年を今日はこのへんで。
2007/12/04
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その23 「いつもの」について
「いつもの」と言うてオーダーするんはかなり難しい。色んな条件を自らで整えてここぞ！というシチュエーションでしか発するコトのできん言葉。だからこそかっちょええ。言うてみたい。ではどんな条件が必要か。＜条件１＞ 馴染みの店であること。これは最低条件。一見で顔出して「いつもの」なんざ言えるわけもなく。通えば通うほど言いやすくなる。最低でも一ヶ月は頑張りたいところ。＜条件２＞ 注文を取る店員は常に同じであること。どんだけ通いつめて毎回おんなじ注文を繰り返したところでバイトの店員がぎょうさん居って曜日や時間帯によってコロコロ変わるようじゃ無意味。＜条件３＞ 飲食店であること。まぁ条件というより自然とそうなる。スーパー・コンビニ・家電量販店・ホームセンターなど自分の欲しいモノ持ってレジに並ぶタイプの店では不可能。＜条件４＞ 注文は一品であること。居酒屋とかであっても色んなモノいっぺんに注文したらダメ。「ボクはコレです」というのを印象付ける為には他に飲みたかろうが食いたかろうが自分の決めたモノしか注文しない、それが大事。＜条件５＞ 決して妥協しないこと。毎日のように同じモノを飲んだり食たりしてると当然飽きてくる。でもガマン。もしかしたらコレが一番大変かも知れん。大袈裟に書き連ねてみたけど、当たり前のコトばっかりのような気がする。コレは意外とイけるかも。というわけで実行してみることにする。自宅から徒歩一分ちょっとのトコロにある喫茶店を選択。ココなら毎日通うのも苦にならん。しかも初老の夫婦だけでやっている。おっちゃんは厨房でホールはおばちゃん一人。固定するメニューはモーニングセットB、アイスレモンティーで。別にコーヒーだけでもええんやけど「いつもの」て言うあいだに「コーヒー」て言えてまうからなんか値打ちないような気がして。幸い早朝から営業してくれてるから定休日の水曜日以外の朝食をココでとり続けるコトにする。通い詰めて１週間。飽きてきた。サラダ付いてるモーニングセットAにしよかな。いやいや、あかんあかん。もうちょいガマン。１０日目。毎朝のゆで卵のカラ剥きに軽く不快感を感じだした頃、入店時のおばちゃんの第一声が「いらっしゃい」から「おはよう」に。なんとなく芽が出てきた。２週間経って「さすがにもうエエやろ」と思いながらも念には念を入れて「モーニングセットB、アイスレモンティーで。」と正式名称でのオーダーを続ける。そして１ヶ月。ついに来た、このトキが。条件は全て整えた。あ～あのかっちょいい「いつもの」というオーダーの仕方が出来る！人間、努力はしてみるもんやな。カランコロン「あ、おはよう、いらっしゃい」「あの･･･いつもの（照）」「えっと･･･お兄ちゃん、ナンやったかな？」＜絶対条件＞店員の記憶力が人並みであること。今日はこのへんで。
2007/08/19
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その22 「散髪屋」について
ウチの近所に散髪屋がある。近所だけに毎日のように店の前を通るけど客がいるのを見たコトがない。店のおっちゃん･･･散髪屋の場合はナンて呼んだらええんかな？マスター？ 大将？まええわ、なんしかその店のおっちゃんは店先をホウキで掃いとったり、たまにゴルフのクラブ持ってスイングしとったり、こないだなんか客が散髪してもらうトキに座るイス･･･アレなんて言うの？ 散髪台？まええわ、なんしかあのイスに座ってテレビ見とったりとにかくヒマそうにしとる。そやのに月曜以外は毎日営業してる。もう、めっちゃ気になる。余計なお世話なんは重々承知やけど･･･やっていけてんねやろか と。そもそも理髪店の採算ベースいうてもその店舗が賃貸なんか自己所有なんか、従業員が何人おるかによって大きく変わるやろうから素人考え と 勝手な推測 をもって単純計算してみるコトにする。そこはおっちゃんが一人で店の上が自宅のような感じやから店舗は自己所有で従業員数は１。原材料を仕入れて加工したモノを販売するという業種ではないので原価はほぼゼロとする。そらシャンプー買うたり水使うたりハサミ買うたりせないかんやろけどそこを計算に入れだすとややこしなるからゼロとする。よく理科とかの問題にある「紙の厚みはゼロとして考えます」みたいな感じで。店の家賃は不要で人件費も原価もかからへんとなると、おっちゃんはその右腕で自分の日当を叩き出せばいいというコトになる。ほんならどれぐらいか。毎週月曜日が定休日として月間の営業日数は25～26日。月に50万稼ごう思たら一日の売り上げ目標2万円。大人のカット料2000円としたら最低10人。毎日コンスタントに10人。雨の日も晴れの日も暑い日も寒い日もまーいにち10人。無理！だってー都会の駅前のお洒落な美容院ちゃうもん！おっちゃん別にカリスマ理容師ちゃうもん！赤と白と青がクルクル回ってる看板やもん！違う意味で女子供を寄せ付けへん店構えやもん！散発なんかせいぜい月一回やん。今日来た客は次の月のおんなじぐらいまで来えへん。んなら近所のおっさんばっかり毎日ちゃうメンツで10人てウチの近所おっさんだらけなってまうわ。パーマか？パンチパーマの料金5000円なら一日4人で済む。無理！毎日4人も5人もパンチてウチの近所パンチだらけなってまうわ。ホンマは毎日来て欲しいのに来月まで来んでええように短くキレイさっぱりにしてあげる因果な商売･･･。あーもー気になるー！どないして採算とってんねーん！あかん。どうしても気になる。どないしてやっていってんねやろう。あかんあかんと思いながらも足が勝手に件の散髪屋へ向かう。おっちゃんスイング練習中。あかんあかんと思いながらも口が勝手に動き出す。「あのぅ･･･」「？」「やっていけてるんすか？」「余計なお世話じゃ！くそったれが！（泣）」その涙に答えを見出せたような気がする･･･。今日はこのへんで。
2007/08/14
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その21 「あかんたれ」について
ボクは生き物が 大キライ である。犬・猫はもちろんのこと、カエル・トカゲ・ヘビからゴキブリ・クモに至るまで人間以外の動く生き物がとにかく ダメ。言うておくが怖いわけではない。 ただキライなだけである。当然ながら動物番組なんか見ようとも思わんし、馬の出産なんかやられたトキにゃあ感動するどころかなんでメシ時にそんなモン映しとんじゃと本気で抗議の電話を入れたろかと思ってしまう勢いである。この世の中で最も縁のないモノはペットショップであり、最も分かり合われへん人物はムツゴロウさんやと思てる。もっぺん言うが怖いわけではない。 ただキライなだけである。しかーし世の風潮として、生き物が苦手なヤツは小心者扱いされる傾向がある。関西で言うトコロの 『あかんたれ』 である。これが解せん。何度も言うが怖いわけではない。 ただキライなだけである。つまり趣味・嗜好の問題であって小心者か大心者か度胸があるかないか肝が据わっているか据わっていないかという問題ではないのである。「ピーマンが食べれません」「酒もタバコもやりません」「紺はちょっとねぇ」「甘いモノは好みません」「ヘビーメタルは聴きません」「寿司はサビ抜きで」「パ・リーグは観ません」「国産車には乗りません」「スポーツは苦手です」「パソコンには興味がありません」これ皆 『あかんたれ』 か？「生き物がキライです」も一緒やないか！「ふふ･･･意外と『あかんたれ』ですね」じゃかましゃボケ！「あなたを大阪城ホールの一万人が楽しみに待っていますよ」喜んで歌たろやないか！MC込みで弾き語ったろやないか！え？ ドコが『あかんたれ』やねん!?ああ怖いよ！ 怖いさ生き物は！あいつらは予期せん動きしよるからな！犬は噛むしカエルは跳ねるしゴキブリは飛ぶからな！しゃあけど 『あかんたれ』 て言うなぁぁぁぁ！！！あかんコトもないし垂れてもないわぁぁぁぁぁ！！！！！！！はぁはぁはぁはぁ半年ぶりの更新の割りには気の利いたオチもなく今日はこのへんで。
2007/08/12
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その20 「ホカ弁」について
ボクの昼メシは基本的に弁当やけど、たまに持って行かないトキがある。コンビニや外食はあんまり好きでないんで、そゆトキは「ホカ弁」をよく利用する。ところが、昼時のホカ弁、これがまた難儀。もう店が見えてきた時点で前は人だかり。まぁ昼時やから混雑してんのはやむなしとしょう。しゃーけど、あの誰が注文済みで誰がそうでないかが分からんのは勘弁して欲しい。なぜなら入った瞬間に注文しようモンなら、自分より先に入ってまだ注文してない客から白い視線を浴びせられて、気まずい空気が流れるから。なんでかレジの奴はたいがい一人なんよね。忙しいクセに。ちぎられないレシートが段々長くなって丸まってレジの盤面を覆い隠す状態にまで陥っとる。そんな、てんやわんやの店員に注文すら聞いてもらえない連中と運良く注文までこぎつけて弁当待ちの連中との違いは見た目の差がないから全く分からん。たまに気の利く客が、注文してから外に出てたりするけど、店自体に入れずに外で注文するの待ってる客もおったりして、結局いっしょ。注文済みの奴が待ってるあいだヒマやから一生懸命メニュー見とる。それやめ！余計分からん。マクドナルドみたいに分かりやすくしてくれたらええねん。そう、順番決めてくれたらええねん。なんぞないか？誰もが納得する民主主義に則った順番の決め方が。五十音順なんかどないでしょ？電話帳も出席番号も五十音順。日本人が慣れ親しんでいる最もポピュラーな順番の決め方。―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・― 客Ａ 「すんません、カラアゲ弁当大盛りで。」 店員 「恐れ入ります、混雑時は五十音順でご注文いただいております。 お名前フルネームでどうぞ。」 客Ａ 「あ、渡辺勇樹ですけど･･･」 店員 「あ～残念、後ろの方へどうぞ」 列の中央辺りから。 客Ｂ 「青木ですけどぉ、いいかな？」 更にその後ろから。 客Ｃ 「ちょっと待ってくれ、自分、相浦いうんやけど･･･」 店員 「相浦さま一番で皆様よろしゅうございますか？」 最後尾が叫ぶ。 客Ｄ 「俺、俺！ 藍上！ 藍上修！ あ ・ い ・ う ・ え ・ お ・ さ ・ む！」 一同、拍手喝采 客Ｄ 「いやいや～すんません、ありがとう！ 自慢やないけど、小学校からず～っと一番ですわぁ。 あ、あのハンバーグのおかずだけ･･･」あかんか。年齢順なんかどないでしょ？年功序列、縦社会。日本人が最も落ち着く順番の決め方。―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・― 店員 「混雑時は年齢順でご注文いただいております。 最年長の方からどうぞ。」 頭の薄くなりかけた腹の出たオヤジが 周囲の学生風やＯＬ風を一瞥しながら 「えへん･･･どうやら私のようですな･･･」 列後方から。 「ちょっと待ったって！ ココ、ココ！」 チンピラ風の男が指さした杖のおじいさん。 「ことし･･･でぇ･･･九十･･･えぇっと･･･七･･･いやぁ･･･八になりま･･･」 一同、拍手喝采。 店員 「あ！ 十二時半になりました！ 大嵐です！ 逆転します！ 最年少の方おられますか？」 幼児の手を引いた主婦が叫ぶ。 「ハイハイ！ この子です！ ほらツトム、いくつやった？」 幼児、指４本立てる。 乳飲み子を抱いたママが勝ち誇った表情で 「あっくんはひとーちゅですもんねー。」 最後尾のマタニティドレスの女性が呟いた。 「あのぅ･･･この子･･･来週予定日なんです。 のり弁当ひとつ。」あかんか。いうかさぁ･･･自分で書いてて思たんやけどどのパターンも列になってるんやからその順番でええがな。今日はこのへんで。
2007/02/08
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その19 「節分」について
「節分の夜 恵方（本年は北北西）に向かって 無言で家族そろって巻き寿司を丸かぶりすると 必ずその年は 幸福 が回ってくる」と云い伝えられている･･･らしい。やってみた。テレビを消し全員、北北西に向かって正座。聖徳太子のポーズで両手で巻き寿司 用意。「ええか･･･しゃべるなよ。」一同、無言でコクリ。「まだ始まってへん。 ええか･･･しゃべるなよ。」「はい」「はい」「はい」「では･･･ よ～～～～～い スタート！」沈黙。巻き寿司うまい。でもそれ言われへん。ノドが詰まる。でもお茶くれて言われへん。咀嚼の音のみが響き渡るリビング。一点を見つめたまま視線を合わそうとしない家族。沈黙の食卓。会話のない食卓。静まりかえった食卓。お通夜のような食卓。ホンマに幸福来るんか？今日はこのへんで。
2007/02/03
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その18 「非常停止ボタン」について
電車の非常停止ボタン。押されたトキのために下に注意書きがあります。 みだりに車外へ出ると危険ですコレを見た８歳の息子が呟いた。「みだり？ 右か左か分かれへん。」今日はこのへんで。
2007/01/11
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その17 「楽器の人」について
バンドにおいて「歌う人」と「楽器の人」の差はかなり激しい。「楽器の人」はつらい。テレビとか出てもインタビュー時は「歌う人」の横か後ろに座らされて ろくに話も振られず、演奏んなったってほとんど映していただけない。おまけに下に歌詞なんか出されたトキにゃあ 一般視聴者の目線は更に「歌う人」へと向けられる。だから知名度は雲泥の差である。「内山田洋とクール・ファイブ」と名乗っているにも関わらず前川清のんが断然メジャーなのと一緒。ファンの人には怒られるかも知れんけどミスター・チルドレンのべースとスピッツのベースが入れ替わっててもボクは多分気付かん。世間も大方せやないかと思う。もしかしたら、それをええコトにたまにホンマに入れ替わっとるかも知れん。 「もしもし～、ミスチルのベースですぅ、まいどぉ」 「あ～まいどまいど、スピッツのベースですぅ」 「いや明日ね、城ホールでライブなんですけど、自分バイト入れてしもてて･･･」 「あは！ やっちゃいましたね」 「そーなんですわ、はは。 んでね･･･」 「分かってますがな！ 変わりに弾けっちゅうんでしょ？」 「さっすが、話早い！」 「困ったトキはお互い様ですやん。ただちょっと他のメンバーさんに言うとって欲しい コトあるんですよ。」 「はぁ、ナンでしょ？」 「いや、流行ってる歌は知ってるんですけどね、そのぉ･･･Ｂ面とかはちょっと分からん のでぇ･･･」 「あ～言うときます言うときます。 そんなんＢ面とかボクもできませんわ。」 「よかったぁ、それやったら歌の本あるからどないかなりますわ。」 「すんません助かりますぅ。 ほなら６時半から始まるんでね、５時４５分ぐらいに 大阪城公園の駅の改札出たとこにおってもろたら、桜井クンが迎えに行く思いますんで。」 「売店とこね。 帰りの切符もさき買うてる方がよろしいねぇ？」 「ん～無難でしょうねぇ。あとで言うてもろたらお金返しますんで。 ほな、すんません、よろしゅう頼んます。」まぁ、こんなんは冗談としても･･･「楽器の人」でバリバリの知名度を誇る人て居てない。世良公則とか大友康平とか宇崎竜童とかバンドでなくなっても有名なのはやっぱり「歌う人」やったからやと思うのです。＜結論＞有名になりたいなら「楽器の人」じゃ無理矢沢永吉？ベースだねぇ･･･＜結論＞有名になりたいなら「楽器の人」じゃ無理但し 成りあがりは別小室哲哉？キーボードだねぇ･･･＜結論＞有名になりたいなら「楽器の人」じゃ無理但し 成りあがりは別金持ちでスキャンダラスな人も別かまやつひろし？ ギターだねぇ･･･岸辺シロー？ タンバリンだねぇ･･･加藤茶？ ドラムだねぇ･･･＜結論＞有名になりたいなら「楽器の人」じゃ無理但し 成りあがりは別金持ちでスキャンダラスな人も別人による今日はこのへんで。
2007/01/07
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その16 「M-1グランプリ」について
今年も面白かったM-1グランプリ。史上初の完全優勝したチュートリアルはさすが。でもちょっと惜しかったのは、最後に松ちゃんも言うてたように途中から自分達でも優勝を確信したんか、ネタ中に徳井がニヤニヤしだした。アレは残念。彼はかつての130R・板尾氏のようにナニがあっても真顔であのキャラを演じないとあかんと思う。真顔で「チリンチリン」言うからおもろいのに･･･。フットボールアワーはV2なるかと期待して見てたけど、岩尾が何を言うてるんか聞き取りにくかったんが痛い。何回か見てるネタやったから分かったけど、初めて見る人はどないかなと余計なお世話ながら心配してしまった。麒麟は川島が相変わらずオモロイ。笑い飯みたいにならんように来年あたり優勝して欲しい。まぁ麒麟のんがはるかにオモロイけど。しかーしM-1グランプリでいっつもしっくりこんのが審査員の皆さん。漫才の頂点を決める人達やのに、その「漫才」でパっとせんかった人が多いように思う。今年で言うならナンちゃん。あんたコントやったやがな。社交ダンスの審査員ならまだ分かるけど･･･。渡辺正行も文字通り「コント赤信号」やもんなぁ。大竹まことなんかもってのほか。紳助も司会しててゲストいじるトークは天下一品やけど紳竜の頃はイマイチやったしなぁ。カウス・ボタンもそないオモロかったわけでもないし。松ちゃんと島田洋七は漫才を評してしかりかな。適任はやっぱり、横山やすし、夢路いとし、人生幸朗あたりか。死んだ人ばっかりやな。まぁ何より･･･ボクが一番 漫才を語る資格がない今日はこのへんで。
2006/12/27
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その15 「最後の一文字」について
大阪市内某所に立てられてる交通標語の看板。落ち着かんでしょ。五・七・五 でないと･･･。そこで、最後の一文字を考えてみる。 「ぞ」 「ドライバー 携帯電話 危ないぞ」 まぁ無難は無難やけど、上からモノ言うとるチック。 却下。 「よ」 「ドライバー 携帯電話 危ないよ」 おっと あんちゃん 危ないよ 江戸っ子だってね 寿司食いねぇ なんのこっちゃ、却下。 「ぜ」 「ドライバー 携帯電話 危ないぜ」 ってそないカッコつけて言われてもなぁ。 柴田恭平っぽくて却下。 「わ」 「ドライバー 携帯電話 危ないわ」 こらぁいいねぇ。 キレイなおねーさんがノンノンしてる感じ♪ でも場所が場所だけになぁ･･･ 大阪のおばちゃんが「お兄ちゃん、そんなんしたら危ないわ」 て言うてそうな気もするでアウト。 「し」 「ドライバー 携帯電話 危ないし」 うっわ～投げやり。 アウト。 「と」 「ドライバー 携帯電話 危ないと」 案ずる心が 胸に沁む 止めてくれるな おっかさん 仕事の電話は メシの種 出てはナンボの 悲しい運命よ･･･ いっつまででも続くでアウチアウチ。 「か」 「ドライバー 携帯電話 危ないか？」 聞いてどないすんねん。 おっさんアウト。 「が」 「ドライバー 携帯電話 危ないが･･･」 が、ナニ!? ウラ見たら ハンズフリーはOKです ダメダメ却下。 「ね」 「ドライバー 携帯電話 危ないね」 おお危ないよ。 それは分かっとんねん、アウト。 「っ」 「ドライバー 携帯電話 危ないっ」 叫ぶな叫ぶな。 字数合うててもゴロ合うてへんでアウト。 「日」 「ドライバー 携帯電話 危ない日」 や、常に危ないんです。 今日、危ない日なの･･･赤ちゃんができたらどうするの？ やめやめ！ アウト。 「Yeah」 欧米かっ。 「ナリ」 コロ助かっ。 「フォ～」 ハードゲイかっ。なかなかエエのんない･･･。どーでもええわ こんなん別に今日はこのへんで。
2006/10/21
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その14 「女性専用車両」について
女性専用車両。女性の乗客に、主に痴漢などの被害に遭う不安を感じることなく、より快適に乗車していただこうという意図はよく分かります。だから別に反対もしないし、それで女性陣が安心して電車に乗れるんやったら･･･と、酒なんかが入ってるトキにゃぁ柄にもなく紳士的なコトを言うたりもしますよ。しかーし前から５両目とかにせんでもええやろ！ボクはねぇ降りる駅で出口までが最短距離になるように予め乗っておく人なんですよ。分かりますかこの意味が？つまり目的の駅に到着して車両を出た瞬間ハイそこ階段！みたいなんが幸せなんですよ。ざまみろ駅、ざまみろ他の乗客、ハイ今日も我が勝利みたいな。そしてその庶民のささやかな幸福をあざ笑うかのようにデーンと階段付近に構えてんのがあんた！女性専用車両だいたいなぁ、喫煙コーナーにしても優先座席にしてもみ～んな隅に追いやられとんねん。なんでお前さんだけ偉そうにド真ん中やねん。あのホームの床にでっかく書くんもやめて欲しいよね。パステルカラーで。いかにも「入っちゃダメよ♪」オーラ出しやがって。並んで待ってる連中までがちょっと近付いただけで「なによあんた、ココは女の聖域だわよ」と言わんばかりにチラ見しやがって。おかげでこっちは横断するたんびに「違うんです違うんです、通るだけなんです、ごめんなさい、百回ごめんなさい」て、まるで下着売場の前を通るトキみたいに恐縮するハメなっとんねん。それもこれも ぜ～んぶ あなたが真ん中にいる所為 なのです！待てよ。「女性専用車両」なんかにしてしまうから真ん中にせざるを得んのですよ。端っこにすると多数のブーイングが予測されるから。ならば･･･発想を転換。女性という守られるべき立場を限定車両で保護するのではなく、害になり得る存在の方を限定車両に閉じ込めてしまう。こうすれば、その車両を端に追いやっても誰も文句は言わんだろう。痴漢専用車両「この電車、最後尾車両は痴漢専用車両となっております。 痴漢目的以外の方はご乗車になりませぬよう、ご協力をお願いいたします。」乗ろうモンなら、鉄道警察隊に囲まれて「あんた痴漢だね？」「え、あ、いや、あの･･･はい。」「ココまでだ。次の駅でご同行願おうか。」翌日の社会面にゃ「効果覿面 痴漢専用車両 乗った瞬間あえなく御用」酔っ払い専用車両３両目に乗ろうとした途端「お急ぎのところすみません、飲酒検問にご協力ください。息吐いてもらえます？」「は～っ」「あ～お父さん飲んでるねぇ？ いかんよ飲んでココ乗っちゃぁ。 ハイ切符出してぇ。 ナニ一駅？ 一駅だったらタクシー乗りゃぁええものを。 飲んだら乗るな、乗るなら飲むな、ハイ一番うしろ行って。」オヤジ臭専用車両「お客さま、失礼ですが若干の加齢臭が･･･。」「は？」「ちょっとコチラの車両まで･･･。」「わしゃまだ４８や、そない臭わんて！」「どなたも自覚はありませんから･･･。」「どこ!? 脇？ うなじ？ くさないて！」「皆さん、そうおっしゃいます。さぁコチラへどうぞ･･･。」あ～ようしゃべった。っちゅうか、女性専用車両て平日の9:00～21:00とかやねんなぁ。よう考えたら平日のそんな時間に電車乗るコトまずないわ。今日はこのへんで。
2006/09/25
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その13 「食事」について
ボクはバランスよく食事をするコトに自信がある。それは栄養的なコトでなく、ご飯とおかずと味噌汁を無意識に同時に食べ終えるというお行儀的なコト。コレでけへん人、結構おるんだ。セットで出てくるモノは大概いける。ラーメンとチャーハントーストと目玉焼きとコーヒーうどんと丼ハンバーガーとポテトとコーラチキンナゲットが追加されたとしても影響はない。メシの途中で「そのカラアゲ明日のお弁当にするから二個置いといて」という場合でも全然平気、かかってこい。「一緒に食うと美味い」という思いが無意識に「交互食い」させてるんやね。しかーし時に鬱陶しいパターンがある。ファミレスの日替わりランチ。なんでスープだけ先に来んねん。おろしハンバーグ食うてライス食うてコーンポタージュ、それが美味いんや。スープ手つけんでボケ～っとしてたら「お客様、お食事のほうお持ちしてもよろしかったでしょうか？」アホけ、それ待っとんじゃい。んで餃子の王将。天津飯セット。天津飯と餃子。なんで天津飯だけメチャメチャはよ来んねん。同時に来い、同時に。こっちゃ天津飯食いながら餃子食いたいねん。餃子七個と天津飯一杯、同時に食い切るテク持っとんねん。プライドあんねん。それ餃子だけ後で出てきて一気食いでけるか？デザートか餃子は？餃子来るまで、冷めていく一方の天津飯ジ～っと見つめてんのもナンやから携帯いじりだした瞬間「お客様、お待ちの方も居られますんで･･･」うっさいわアホ。？コース料理とか？あぁ、あの高いやつ？今日はこのへんで。
2006/09/20
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その12 「息子の夢」について
小学二年の息子に「将来何になりたいか」を聞いてみた。「お前、大人なったらナンになりたいねん。」「え？ 野球選手。」「ほう。お前ポケモンマスターなるんちゃうかったんか？」「だって、あんなん作り話やん。だから絵でやってんねん。 だからポケモンもコナンもナルトも全部作り話やねん。」「なるほどなぁ。」「でも人間がやってんのはホンマの話。」「は？」「だからぁ、ボウケンジャーとか仮面ライダーとか。」「は？」「人間がやってんのはホンマで、絵でやってんのは作り話。」「や･･･せやのうて･･･。 んなら、ボ、ボウケンジャーとかも･･･なれるモンならなりたいわけ？」「え～イヤやぁ。だって戦うねんで。ケガしたらどうするん!?」「野球選手もケガするよ。」ってか･･･お前もう小学生やろ･･･。 今日はこのへんで。
2006/09/13
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その11 「桑田家」について（続編）
桑田佳祐と原由子の夫婦は共働きである。子供たちが大きくなると留守番させて仕事してるに違いない。弟 「兄ちゃーん、またお母さん、置き手紙や。」兄 「なんて書いとる？」弟 「お父さんとお母さんはツアーに行ってきます。 お金を置いておくのでご飯を買って食べなさい。 来週には帰ってきます。 二人仲良くね。 お母さんより。」 兄 「ちっ、また旅行け。 ナンボ置いたあんねん？」弟 「一万円。」兄 「一週間で一人五千円か。一日千円切るやんけ。 おえ、ホカ弁しか無理やぞ。弟 「え～お菓子とか買われへんの？」兄 「お菓子買うたらチキンラーメンで辛抱せなあかんぞ。」弟 「うっそ～、きっつ～。」兄 「ウチは貧乏やからのう。オヤジ仕事しとんの見たコトないもんな。 ホンマ金ないクセに毎年毎年旅行行きやがってなぁ。」弟 「お父さん仕事してくれへんかなぁ。 ボク、学校で桑田君のお父さん何の仕事してはるん？て聞かれても 答えられへんわ。」兄 「まぁしゃあない。世知辛い世の中やでな。 おい、ノリ弁当二つ買うてこい。 あ、俺やっぱりシャケ。」そして今日も桑田は売れる曲を書く。留守中、子供らにもっと贅沢させてやる為に。それがサザンオールスターズの原動力であることはあまり知られていない。今日はこのへんで。
2006/08/28
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その10 「桑田家」について
桑田佳祐と原由子の夫婦は共働きである。子供たちが小さい時は親に預けて仕事してたに違いない。原 「お母さん、明日からまた全国ツアーなんよ。子供ら看とってもらわれへんやろか？」原母 「またツアー（旅行）かいな？ 佳祐さんも一緒に？ あんたたちもそろそろ親の自覚持ちなさいよ。 お母さんらが元気なうちはええけど。 いつまでも協力はでけへんねやよ。」桑田 「ホンマいっつもすんません。」原父 「なんやまたツアー（旅行）行くんかいな？」原母 「そうやてお父さん、どないか言うたってちょうだい。」原父 「まぁわしらも孫は可愛いさかいなぁ、面倒看るんは苦にならんけども。 せやけど二人共いつまでも学生気分やったらあかん。 わしらが若い時はそんなこと考えもせなんだぞ。 お母はんが言うようになぁ、親の自覚ちゅうの持たないかんわ。 それから･･･ええ機会やから言うんやけどな、 佳祐くん、そろそろ職に就いたらどないや？ 歌やギターではなかなかメシは食うていけん。 あんなモン、ホンマに才能ある人いうたら何千人に一人や。 男はな、額に汗して家族養うてナンボや。 それが男の甲斐性やて、わしゃ思うで。」桑田 「はぁ･･･すんません。」そして今日も桑田は売れる曲を書く。もっともっと知名度を上げて義父に認めてもらう為に。それがサザンオールスターズの原動力であることはあまり知られていない。今日はこのへんで。※リクエストされてもないのに、以前 別サイトに掲載したネタを転用。 平たく言えばネタ切れ。大筋以外ほぼ改訂。
2006/08/28
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その9 「落石注意」について
数ある道路標識の中で分からんのが一つある。「落石注意」警告標識の一つで、黄色い菱形に山が崩れてる絵が描いてあるアレ。「落石注意」石が落ってくるから気ぃ付けぇて･･･無理。ほなナニか？石が落ってきそうな道をイチかバチかギャンブルで走れてか。どうかボクが走ってる間は石が落ってきませんようにて祈りながら走れてか。神頼みドラ～イブ。上を向いて走ろう。涙がこぼれないように。前方不注意ココだけ御免。当方頭上に全神経を集中して仕り候。だいたい石が落ってきそうな道てたいがいガケやろ。お前も絵で語っとるがな。ガケて。そんな崖っぷちのクネクネした道を上見ながら走れて。サーカスですか。中国雑技団ですか。あまりに納得いかんので交通安全協会に電話して聞いてみた。「もしもし、あの落石注意の標識ねぇ、あらおかしいでしょ。 運転してんのに頭上注意て･･･」「あ～、アレは 落ちとる石に注意してください ちゅう意味ですわ。 ははは、そらあんた、上から落ってくる石には･･･さすがに･･･ねぇ。 常識からして･･･あはは、ははは。」「･･････。」どりゃぁあああああああああああああああああああ!!!!! くそったれがぁああああああああああああああああああ!!!!!!今日はこのへんで。
2006/08/25
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その8 「早稲田実業・斎藤佑樹」について
早稲田実業の宿舎はウチから歩いて30秒のところにある。こないだからテレビ来るわ、女子高生が朝から晩までウロウロするわで普段から救急車がサイレン鳴らして来ただけで「なんやなんや」とおっさんらが（あ、おっさん言うてもた）出て来るような我が家周辺はちょっとしたお祭り騒ぎであった。宿舎の近所っちゅうだけでそんなんやから、地元東京はニュースでもやってるようにえらい騒ぎであろう。そこで老婆心ながら思う。「ボケるなよ斎藤クン」当然のことながら高校野球は毎年どっかが優勝する。常連校が普通に優勝する年もあれば、創部三年目ですわみたいな初出場の高校が半分まぐれみたいに優勝してしまう年もある。毎年それなりにニュースには出るけど、まぁ優勝はどこそこでしたって報告する程度。しかし今年はちょい事情が違うた。37年ぶりとやらの決勝引き分け再試合っちゅう話題十分のとこへもってきて、エース斎藤ちょっと涼しげな男前、ハンドタオルで汗をぬぐうキュートさ。マスコミ煽る煽る。もっぺん言おう。「ボケるなよ斎藤クン」っちゅうか無理かぁ。18歳の一野球少年が数日の間に国民的スターに祭り上げられてしもたわけで。方々から「ようやった」「すごい」「カッコイイ」「かわいい」「キャ～キャ～」言われるわけで。親もボケてまうよね。あらゆるプロ球団からスカウトが来て「表向きの契約金とは別に内緒でこんだけつけまっさかいどうでっか？」みたいな話ばっかりで。「お父様から説得していただけるんでしたら、住宅ローンの残り全額明日にでもウチからお支払いさせていただきますよ。」おっ、いいね～。ちょ待てよ、ウチの坊主が18なるとき言うたら･･･おぉぉぉ、まだ半分以上残ってるがな！よし、それいただき♪明日から息子とキャッチボールに励む。今日はこのへんで。
2006/08/22
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その7 「さん付け」について
「呼び捨て」とか「ちゃん付け」より「さん付け」のんが丁寧。目上の人や見知らぬ人には「さん付け」するのが常識なように敬意を払った呼び方「さん付け」。「おとん」「おかん」、「お父ちゃん」「お母ちゃん」より「お父さん」「お母さん」のんが上品。「さん」の上は「様」やろから「さん付け」はかなり上級な呼び方。の、はずやのに一つだけ例外がある。「おっさん」は？ 何？ この小バカにした呼び方。「さん付け」は丁寧なんちゃうの？「さん付け」は敬意を払てんちゃうの？「さん付け」は上品なんちゃうの？「さん付け」は上級な呼び方なんちゃうの？ちゃう。「おっちゃん」て言われるよりほんのり嫌われてるチック。しかも関西限定っぽい。「○○のおっさん」て呼ばれてるぐらいなら、まだ呼び捨てされてる方が救われる。あ～救われる。「おっさん、おっさん、これナンボ？」人にモノ尋ねるんならちゃんと呼べ。あ、ちゃんと「さん付け」してんのか。 きぃぃぃぃむかつく！おっさん連中もおっさん連中でおっさんおっさん言われんな。丁寧に呼んでくれてる思てええ気なってんちゃうか？アホよ。普通「おっさん」でない人は「おっさん」という呼び方について何の疑問も抱かなければ、腹を立てることもない。というコトはボクは「おっ今日はこのへんで。
2006/08/02
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その6 「ツッコミ所満載」について
KUWATA BAND。1986年に桑田佳祐がサザンオールスターズとは別に一年間限定で結成したバンド。当時テレビ番組で演奏するKUWATA BANDを見ていた時の話。おかん 「これ何？ サザンオールちゅうやん。」ボク 「また別。」おかん 「ふうん。」そして間奏で、長髪のキーボーディスト小島良喜 がアップになったところでおかん 「うわっ、桑田佳祐またブサイクな女の人 雇てる！」今日はこのへんで。
2006/07/22
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その5 「まんが日本昔ばなし」について
まんが日本昔ばなしの語り手市原悦子と常田冨士男もしもこの二人が夫婦やったら･･･。声を想像しながらどうぞ。常田 「おぉい、悦子ぉ、わしゃぁ仕事に出掛けるでのぉ。」市原 「おい、おまえさん、ちょっとお待ちぃ。」常田 「ん？ なんじゃぁ？」市原 「これを持って行くがええ。 悦子はそう言って小さな風呂敷包みを手渡した。」常田 「これはぁ、一体なんじゃぁ？」市原 「弁当じゃ。」常田 「べんとう？」市原 「おまえさんの腹が減ったときに開けてみるがええ。 必ずええことがある。」常田 「なんか分からんが、ええことがあるちゅうのはええことじゃぁ。 よし、持って行くとしよぉ。」市原 「冨士男は弁当の風呂敷包みを背負って山を降りた。」―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・ 夕刻常田 「おぉい、いまぁ、けぇったぞぉ。」市原 「おかえりなさいませ、旦那様。」常田 「んん？ なんかぁ様子がおかしいのぉ。」市原 「旦那様、わたし見たんです。」常田 「なにをぉ見たんじゃぁ？」市原 「奥様とタケシさんが居間のソファーであんなことやこんなこと･･･。」常田 「おぉい、悦子ぉ。」市原 「言わせてください。」常田 「いや、それは番組がちごとるぞぉ。」今日はこのへんで。
2006/07/20
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その4 「バビル２世」について
砂の嵐に隠された バビルの塔に住んでいる 超能力少年 バビル２世どうでもええけど、えらいトコ住んどるな。あいつ確か学生服着とったけど、その「バビルの塔」とやらから毎日通学しとんねやろか。「バビル君、先生な、こないだ君とこへ家庭訪問行ったんやけど、 あの砂どないかならんのかいな。」「はあ、すんません。」「耳の中まで砂だらけや。ズボンのポケットにも入っとって 嫁はんに あんたは子供か て怒られたがな。」「はあ、すんません。」「それと、こないだの中間テストなあ、ボロボロやったで。 学生の本業は勉強や。超能力では進級でけんさかいにな。」「はあ、すんません。」可哀相なバビル２世。 地球の平和を守る為 三つのしもべに命令だ命令はかまへんけど、もっと具体的に命令せなあかんわ。 怪鳥ロプロス 空を飛べそら鳥なんやから言わんでも飛ぶわいな。 ポセイドンは海を行けいや海で何するんか言うたりや。 ロデム変身 地を駆けろせやから何に変身して、どこまで駆けんのか言うたれて。「バビル様、ちょっとええですか？」「おう、なんやみんな揃て。どないした？」「はあ、私ら三人で話合うた結果、今日で辞めさしてもらおう思てますねん。」「なんで!? なんや!? 金か!?」「そやないんです。長年仕えてきましたけど、いつまで経っても具体的な命令出えへんし、 こんなんやったらまだ、鬼退治言う明確な目標持ってる イヌ・サル・キジの方がマシやなて･･･。」「そんなん急に言われても弱るわぁ。 次のん見つかるまでなんとか辛抱でけんか？」「前からずっと我慢してたんですわ。」「いま辞めたら今月締めの給料払われへんぞ。」「はい･･･それはもうしょうがないかなて･･･。」「ちょ、ちょ、ウソや～ん♪ 今やったら聞かんかったコトにしたる。 な、考え直そや。 春にはみなで旅行でもどないかなぁて計画してたんやで。」「すんません･･･もう決めたんです。 長いことお世話になりました。」「おいおい、ちょ待ってくれ！ 頼む！ 辞めんといてくれ！ 行かんといてくれ！ 俺を一人にせんといてくれ～～～～！！」 やっぱり可哀相なバビル２世。今日はこのへんで。※リクエストにお答えして、以前 別サイトに掲載したネタを転用。 平たく言えば使い回し。一部改訂。
2006/07/19
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その3 「めぞん一刻」について
めぞん一刻はいい。最終話に向けてのクライマックスの部分は何回読み返しても泣く。そこらの映画よりよっぽど感動する。そもそも男にとって、好きな女が「こいつももしかして自分のコトを･･･」と思わせる瞬間というのは至福の時であり、それを随所に見せてくれるこのマンガは非常に男心をくすぐる。とても女性が描いてるとは思えん。おまけに響子さんがたまらん。しっかり者でキレイ好きで料理上手でおっぱい大きくて顔可愛いとくれば多くの野郎共がストライクゾーンとしているところであろうが、ボクにとっても例外なくド真ん中だったりする。取り巻きキャラも皆いい味を出している。一刻館が実在するならば明日にでも3号室に入居したい。文庫版でこじんまりまとまったヤツを棺桶に入れていただいて是非 あの世へ持って逝きたいとまで思う。と･･･これだけ絶賛しておいて「うる星やつら」も「らんま1/2」も「犬夜叉」もこれっぽっちの興味もなければ読む気すらせん、どっちかといえばキライだと思っているボクは自分でも変わっていると思う。今日はこのへんで。
2006/07/13
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その2 「そうですね」について
プロ野球選手がヒーローインタビューで必ず言うセリフ「そうですね」なんじゃそれは。誰もかれもアホの一つ覚えみたいに「そうですね」「そうですね」「そうですね」質問がよ。「あの打席、かなり気合入ってたんじゃないですか？」「そうですね」ならいいよ。「入った瞬間、どんな想いでしたか？」「そうですね」て どうですね？どこの球団のどの選手も言うモンやからこらぁ多分決められとるなと思て日本プロ野球選手会に電話して聞いてみた。「あのヒーローインタビューでみな言うてる『そうですね』てナンですの？」「そうですねぇ･･･」もええわ。今日はこのへんで。
2006/07/12
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その1 「ブログ」について
いままで他人様の管理するサイトに冷やかしのように潜り込んでは、日常思たコトを無責任に書き散らかしてきたものの、他人の褌で相撲を取り続けてんのもいかがなモンかと思い、こんなん開設してみました。ワイドショーなんかが「容疑者のブログを入手しました」とか言うて、声優さんが声に出して読んでくれたあげく、心理学の先生あたりが人格分析までしてくれて、それについて芸能人があ～でもないこ～でもないと討論してくれる。別に犯罪を企ててるわけやないけど、そこらあたりの可能性まで勝手に考えて「あんまりくだらんコトは書けんなぁ･･･」と勝手に気負ってみたりしてます。しかし･･･「ブログ」てなんやねん。よう耳にするけど、説明せぇ言われたら困る。そういう面では「ブログ」も「ワンセグ」も「ローヤルゼリー」もおんなじやな。ボクにとっては。まぁええわ。自分でもナンか分からんモン始めてまいましたが、気持ちが向く限りは続けてみよかなと思います。あと既にお気付きかとは思いますが、全て関西イントネーションで読んでいただければ幸いです。今日はこのへんで。
2006/07/11
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