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2009.06.25
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カテゴリ: 読んだ本
2008年9月 新潮社より




今度の舞台は小児科病棟。病棟一の歌唱力を持つ看護師・浜田小夜の担当患者は、目の癌---
網膜芽腫の子供たち。眼球摘出をせざるをえない彼等に心を痛めた小夜は、患者のメンタル
ケアを不定愁訴外来担当の田口に依頼し、小児愚痴外来が始まった。

(上巻 裏表紙 紹介文より)


チーム・バチスタの栄光 』に描かれたバチスタ・スキャンダルの9ヶ月後の話です。
先日読んだ『ジェネラル・ルージュの凱旋』 と同時期に発生している事件で、本の発行順では
こちらの『ナイチンゲールの沈黙』が先。
私は先に『ジェネラル~』を読んでしまったので、『ナイチンゲール~』での重要登場人物で
ある水落冴子の存在が意味不明でしたが、ようやくすっきりしました。

『チーム・バチスタ~』もそうですが、この話もミステリーです。

びっくりしてしまいました。
オイオイ、しっかり自分。(^^;

しかし、謎解きを楽しむミステリーという感じではありませんね。
何と言うか・・・・ファンタジー?SF?
超能力を思わせるような特殊能力が話のメインとなっています。
一応、それにも人間の能力としてあり得る事象であるということが、実例とともに
医学的に解説されているので、『人体の不思議』という感じ?
そこにラブロマンスも加わって、ミステリー色が薄くなっています。
このあたり、読む人によっては好き嫌いが出るかもしれませんね。
私は抵抗なく読めました。
人間のハートにスポットを当てている話って好き♪


一応、主役なのに。(笑)
それだけ周囲のキャラクターが魅力的にしっかりと描かれている、ということでしょうね。
『ジェネラル~』で目に止まった猫田師長が、小児科病棟の師長であるため、
今回たくさん登場していました。
存在感のある人で、やっぱり好き。


『子供と医療を軽視する社会に、未来なんてないわ』
の一言。
医療行政が「小児科はカネにならない」と小児科を冷遇し続けた結果の小児科の減少。
『官僚システムが生み出した、書類上で組み立てられた場当たり的な医療改革案は、
 医療現場に害悪と混乱をまき散らし続けている』という非難。
日本は未来に向けて、本気で考えなくてはいけないと思います。

医師の内山聖美の配慮のなさも際だっていましたねー。
眼球摘出する子供について「だってあたしの眼のことじゃないし」と言い放ち、
その子のためにクリスマスの予定がキャンセルになるためにふて腐れる。
象徴的な存在です。
しかし、ここにも問題はある。
医師であっても人間なのだから、休暇は取りたいし、プライベートも楽しみたい。
全てを捨てて滅私奉公ではやっていられないでしょう。
しかし、そうしないと医療が立ち行かないのであれば、やはりそれは医療行政としての
システムが悪いんだろうなと思う。
まあでも実際問題として、こんな心構えの医師にはかかりたくない、と思うのもまた
個人としての真実ですけどね。

私的には、どちらかと言うと、如月翔子の方がひっかかった。
彼女は『ジェネラル~』での主要人物であり、救急医療にまっすぐに取り組む真面目な看護士。
でも、そんな翔子でさえ、眼球摘出する少年について、こう言うんですよ。
「神様って残酷。あんな素敵な子から眼を奪うなんて、想像しただけでぞくぞくしちゃう」。
小児科病棟の浜田小夜は「そんなこと言わないで。ひどいと思わないの?」と返す。
「それとこれとは話は別。悲劇は心に響くのよ」と翔子。
人間って、自分に直接関わりがない場合って、残酷なほど無神経になれる生き物なんですね。
これは、聖美の場合と違って、一般的な多数派なんだろうなあ。
自分も気を付けようと思いました。

次は『螺鈿迷宮』を読む予定。
後書きに発行順に読むといいとあったんですが、図書館の予約の都合があるので
それは難しいかも。
でも、1つの世界観で描かれる面白いシリーズは好きなので、先が楽しみです。







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Last updated  2009.06.25 14:11:28
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