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双轨 SPEED AND LOVE 全29話第7話無事に退院して再び飛馳(フェイチー)自動車に戻った姜暮(ジャンムー)。早速、バックヤードで三頼(サンライ)から聞いた靳朝(ジンジャオ)のキーホルダーを探してみるが見当たらない。すると靳朝は栄養が偏っている姜暮のため、バランスのよい朝食を用意してくれた。姜暮は牛乳も卵も嫌いだと突っぱねたが、嫌なら父の家に帰れと言われてしまう。「食べればいいんでしょう?…ママより厳しいんだから(ボソッ」「病院でサインしたんだ、責務だ」「ただのサインでしょう?誓約書じゃあるまいし(ブツブツ」( ತ _ತ)<出て行くのか? ( ‘༥’ )ŧ‹”ŧ‹”<はいはい食べました~一方、姜暮のアレルギー騒ぎでとばっちりを受けた林歳(リンスイ)は、事の発端が万青(ワンチン)だと知って彼女の店に乗り込んだ。「うちの表妹を連れ去ろうとしたらしいな?」万青は友だちに用があっただけだと釈明したが、林歳の怒りは収まらない。「妹妹と友だちになりたいなら節度は守れ、彼女が嫌がることはするな 今度やったらただじゃ済まない」姜暮は靳朝と一緒に暮らすため察(チャ)国で進学しようと考えた。偶然にも娜娜の実家が語学学校を経営していると知り、早速、数日後から始まる現地語の授業に申し込む。一方、姜暮の入院騒ぎでパーツ探しに行きそびれた靳朝は再びある男と接触していた。「レース目前だ、準備は万全か?」「部品が足りない、買い占められていた」「それでもやるしかない、今回のレースで3位以内なら総合で10位以内に入れる」その夜、娜娜の車で送ってもらった姜暮。すると飛馳自動車が閉まっていた。(,,Ծ‸Ծ,,)<絶対にわざとだわ…泊めたくないのよどちらにしても今後の相談もあるため姜暮は父の家に帰ったが、父の家まで閉まっていた。駅までトボトボ歩き出した姜暮、その時、思いがけず路上でゴミのなかで寝ている父を発見する。しかし酔い潰れた父は全く起きようとしなかった。聞けば配線がショートして冷房できず、外の方が涼しいという。姜暮は慌てて趙美娟(ジャオメイジュエン)に連絡したが、ちょうど靳昕(ジンシン)を連れて実家に帰っていた。📱<鍵なら玄関の鉢植えの下よ、え?外で寝てる?ほっとけば自分で帰るわ、じゃあね全く意に介さない趙美娟、その時、姜暮を探していた靳朝が現れた。「何してる?」「今までどこにいたのっ?!」「…用事だ」姜暮がそこまで怒る理由が分からず、靳朝は気まずそうに父を引っ張り上げ、家まで連れ帰った。昔とはすっかり別人になった父の姿に困惑する姜暮。靳朝は配線を直して電気をつけると、靳強(ジンチアン)をシャワー室へ連れて行くことにした。すると無理やり起こされた靳強が娘に気づく。「…暮暮?…朝朝、2人とも良い子だ、パパを許してくれ、俺は駄目な父親だ でも暮暮が来てくれて嬉しい、ずっとここにいろ、俺が養う!」靳朝は夜だというのにコーヒーを入れた。実はこれからチン市まで運転して行くという。「しばらく靳強とここにいろ、部品を探しに行ってくる、工場には誰もいないぞ? じゃあもう行くよ」「良いニュースがあったのに…」すると靳朝は時計を確認し、5分だけ話を聞くことにした。「ここに残って勉強するの、語学学校に申し込んだ」「本気か?」靳朝は一瞬、目を輝かせたが、すぐ冷静になった。「カナダの方がいい、ここは酷いところだ」「私は良い所だと思う、思っていたよりずっと良かった」「…何が?」「教えない」「秘密が多いんだな」「そっちこそ」「俺のことを知ろうとするな」靳朝は時間がないと席を立ち、生活費を置いて玄関のドアを開けた。「ちゃんと食べろよ?…靳強に作らせろ、腕はいい」「早く帰ってね」靳朝は名残惜しそうに姜暮の頭をなでた。「分かった」姜暮はこの機に母に連絡し、このまま留学すると報告した。そこで靳強にも賛成だと言ってもらい、半ば強引に了解させてしまう。すると靳強の言った通り、父の料理の腕は良かった。「靳朝の料理よりずっと美味しい!昔は靳朝よりカッコよかったし」「ゴマするな」一方、靳朝は目当ての部品を見つけられずにいた。しかし店員から靳朝の技術があれば自分で作れると言われ、自ら製作することにする。そしていよいよレース当日。靳朝は妨害されスリップしたが、最後はバックのまま突破、3位に食い込んで総合10位以内に入った。そんなある日、娜娜はこっそり名車が並ぶ林歳の車庫へ姜暮を案内した。実は林歳は潔癖症で車を他人に触らせず、車庫まで消毒しているという。しかし防犯カメラが侵入者に気づき、林歳に映像を送っていた。「なぜあの子が?」そこで林歳は娜娜に連絡し、探していたギターがあると部屋へ上がらせた。喜んだ娜娜は姜暮にすぐ戻ると伝えて消えてしまう。林歳が車庫に現れた。写真を撮っていたせいで他のチームの間者だと怪しまれた姜暮は、うっかり3ローターエンジンの車に比べれば目新しさがないと口を滑らせてしまう。「車の持ち主を知っているのか?」「そうよ、でもあなたに関係ないでしょう?もう帰らせて」「…送ってやる」林歳は車を運転しながら、何の写真を撮ったのか姜暮に聞いた。「クラッチよ、小さくて精巧だった、この車も変速が滑らかね」「俺は野蛮なのが嫌いでね」姜暮はふと林歳の横顔を見つめた。「見とれたか?」「勘違いよ、運転する姿が似てるなって思っただけ」「君が話していた3ローターか」「そうよ、運転中もリラックスしてる」姜暮は降りたいと頼んだが、林歳は家を教えるまで降ろさないと意地悪だった。姜暮は結局、靳記(ジンジー)中華料理店まで送ってもらう羽目になった。憤慨した姜暮は助手席を降りるなり、苛立ち紛れに勢いよくドアを閉めてしまう。「おい、ドアは丁寧に閉めろ」「また意地悪したら今度は車を壊すから!」2人はしばらく店の前で揉めていたが、その様子を趙美娟に見られてしまう。趙美娟は慌てて靳朝に連絡した。実は姜暮が男の車で帰って来たという。「彼氏ができたみたい、何かあれば母親に申し訳ないし、あなたから話してくれない? うまく諭してね」靳朝は姜暮を学校に迎えに行った帰り、夜の公園を歩きながら話のきっかけを探していた。すると姜暮は物陰で抱き合うカップルを見てしまう。「その~こういう所、良く来るの?」靳朝は意味が分からなかったが、その時、ようやく何を言いたいのか気づいた。「変なことを考えるな!」いきなりデコピンされ悲鳴をあげる姜暮。「聞いただけなのにっ!」靳朝は姜暮の荷物を代わりに持って歩き出した。「理想の結婚相手とか考えたことあるか?」「ないわ」靳朝は姜暮の年頃の男が異性の気を引くのは美人を落として戦利品にしたいだけで、責任感がないと警告した。しかし姜暮は不思議そうに同級生のカップルは今でも仲が良いという。その時、目の悪い姜暮がうっかり工事中の側溝に落ちそうになった。靳朝は咄嗟に姜暮の腕をつかんで引っ張り、思いがけず2人は顔が接近してしまう。「若い男のほとんどはまだ子供で恋愛にも無責任だ」「じゃあ、あなたは?あなたも同じなの?」すると靳朝は姜暮をそっと突き放し、自分につかまれと言った。姜暮は靳朝のシャツの袖をつかんで工事中の道を歩いた。「俺は…関係ない」「あなたみたいな人と出会うかも」その時、姜暮はぬかるみに足を取られてしまう。靳朝は再び姜暮を助け、姜暮は慌てて靳朝の腕をつかんだ。「メガネをかけろ」「いや、似合わないの」「ぬかるみを歩く時はどうするんだ?」すると姜暮はバランスを崩した拍子に靳朝の手をつかんでしまう。「他の人と歩くことなんてないわ」戸惑う靳朝の手を引いて道を渡り切ると手を離した姜暮。靳朝は胸の高鳴りに動揺しながらも、思わず顔がほころんだ。飛馳自動車に戻ると三頼と金瘋子(ジンフォンズー)が靳朝と姜暮を出迎えた。しかし他にも誰かいるらしい。「食事は?食べるかい?」ちょうど三頼が料理を運んできた。「手を洗ってくる!」姜暮はバックヤードへ向かったが、そこで見知らぬ女性が通話中だった。つづく( ๑≧ꇴ≦)全てが愛おしい~朝朝は緊急の時以外、暮暮に触らないのよね短劇のせいで感覚がおかしくなっていたせいかw哥哥の道徳観念がしっかりしてるのがいいわ
2026.08.31
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双轨 SPEED AND LOVE 全29話第6話三頼(サンライ)が運転の練習をすると聞いてついて来た姜暮(ジャンムー)。三頼は携帯に録音しておいた靳朝(ジンジャオ)の解説を聞いてドリフト走行を練習するが、なかなかコツがつかめなかった。すると幼い頃、レーサーだった父の車に乗っていた姜暮が当時の記憶を頼りに挑戦、思わぬ才能を発揮する。その時、娜娜(ナナ)がやって来た。実は三頼と娜娜は幼なじみだという。「暮暮、自動車教習所に申し込んでおいたよ! でもイケメンがいないから、これから特別な場所に案内してあげる!」娜娜は姜暮を連れて従兄の豪邸で開かれているプールパーティーにやって来た。広い庭にはスポーツカーから改造車、デコ車までズラリと並び、車好きがポテンシャルの高さを競っているという。一方、靳朝は三頼のピックアップトラックが店に戻ったと気づいて駆けつけた。「姜暮は?」「娜娜と一緒だ、2人は知り合いで出かけたよ」娜娜と言えば万青(ワンチン)の占い師、靳朝は心配になって連絡したが、姜暮は着信を切ってしまう。姜暮は娜娜にコンドーム事件を明かした。彼女がいるのか聞きたかったが、気まずくなるのが嫌で聞けなかったという。「時々、私を妹のように扱わないで欲しいと思う、でも怖くもなるの もし拒絶されたら妹にも戻れなくなっちゃう」すると娜娜は姜暮に男の影を匂わせ、靳朝を試そうと言い出した。そこへちょうど娜娜の従兄・林歳(リンスイ)が現れる。「来たわ、私の表哥、今日の誕生会の主役よ」娜娜はアングルを駆使して林歳と姜暮にさも関係がありそうな写真を撮った。姜暮の携帯にはちょうど靳朝からメッセージが届いている。🏎️朝<どこだ?🏎️朝<電話に出ろ姜暮は娜娜の指示通り位置情報を付けて画像を送信、電源を切った。そして10秒後、すぐ画像を削除してメッセージを送る。🐰朝よわ界隈<ごめん、間違えて送信しちゃった、気にしないですると娜娜の思惑通り、画像を見た靳朝は三頼に娜娜の連絡先を聞いて慌てて車を出した。万青の舎弟たちが占い師を探してパーティーに現れた。驚いた娜娜は10分後にサロンで合流しようと約束し、姜暮を残してどこかに消えてしまう。姜暮は仕方なく先にサロンへ向かったが、そこで梁彦丰(リァンイェンフォン)@3話と出くわした。「やっぱりな、君、本当は有酒(ヨウジウ)の彼女じゃないんだろう?連中が知ったら面倒だぞ? 靳朝の秘密を知っていると言えば俺と話す気になるか?」すると梁彦丰はちょうど通りかかったウエイトレスからカクテルを2つもらった。姜暮は警戒しながらも靳朝のことが知りたくてカクテルを飲んでしまう。その様子を偶然、サロンへ来た林歳が見ていた。「一口飲んだわ、話して」「小青蛇(シャオチンショー)が君の存在を許すとはな、彼女と会っていないのか?」林歳は従妹の連れが女癖の悪い梁彦丰に口説かれていることを心配した。すると姜暮の様子がおかしくなり、慌てて駆けつける。一方、パーティー会場に到着した靳朝は娜娜に連絡した。車の影に隠れていた娜娜は電話に出た勢いで立ち上がってしまい、万記の男たちに見つかってしまう。しかし叫び声を聞いた靳朝が駆けつけ、男たちは靳朝に驚いて引き上げた。林歳は意識を失くした姜暮をリビングに運び込んだ。薬を盛られたと疑って執事に牛乳を持ってくるよう頼み、姜暮をソファーに寝かせてやる。そこへ靳朝と娜娜が駆けつけた。「暮暮?!どうしたの?もしかして薬を盛られた?」娜娜の言葉を聞いた靳朝は林歳の仕業だと思い込み、格闘技の試合から逃げたことを根に持って姜暮を標的にしたと誤解した。「クズめ」「何だと?」「お前はクズだ!」すると靳朝と林歳はリビングで大喧嘩になってしまう。姜暮はようやく目を覚ました。娜娜が急いで知らせると、ちょうど林歳を殴ろうとしていた靳朝が手を止め、慌てて姜暮の元へ駆けつける。「なぜ怪我しているの?」靳朝の顔を見て目を丸くする姜暮、すると靳朝は姜暮の首元あたりが赤く腫れていることに気づいた。「アレルギーだ、桃を食べたか?」「そう言えばカクテルは桃の味がした」「病院へ行こう」すると靳朝は林歳にこの借りは返すとだけ言い残し出て行った。姜暮は念のため1日、入院することになった。アレルギーは薬で治るが、栄養失調も起こしているという。10年ぶりの再会でも桃アレルギーを覚えていてくれた靳朝、ずっと忘れずにいてくれたと思うと嬉しい。「心配かけてごめんなさい」姜暮は同情を引くため自分から謝罪したが、靳朝は何も聞いてくれない。「林歳が私を助けてくれたのね、娜娜の表哥なの、カッコいいでしょう?」今度はわざと揺さぶりをかけてみたが、靳朝に何の反応もない。実は靳朝は姜暮を守れず、栄養失調にさせてしまったことにショックを受けていた。「三頼に何か持って来させる、早く休め」「入院は初めてで少し怖いの」すると靳朝は付き添うと言って椅子に座った。「一晩中いても大丈夫?…誰かと会って来たのよね?」結局、姜暮は勇気を振り絞って自分から切り出した。「相手は女の人?」靳朝は姜暮の意外な質問に驚いた。「なぜだ?何かあったのか?」「何も…ただ邪魔したくなくて、私に付き添ったりしたら誰かさんが怒るかも」靳朝は姜暮の態度がおかしかった理由に気づいて顔がほころんだ。「相手は男だ、女じゃない、誰も怒らない、怒るのは君だけだ」「怒らないわ、私は嬉しい」そこへ連絡を受けた三頼が差し入れにやって来た。早々に三頼を追い返し、廊下まで送りに出た靳朝。すると三頼は姜暮から靳朝に彼女がいるのか聞かれたと明かした。「曖昧にしておいた」「なぜ誤解を招く言い方をしたんだ?…覚えてろよ?」病室に戻った靳朝は姜暮に林檎を剥いてやった。「俺に女はいない、考えてもいない、余計な気を回すな ここにいる間は俺の家も君の家だと思えばいい、俺が君を守る」そこへ看護師が現れ、書類にサインを頼んだ。靳朝がポケットから取り出した万年筆を見た姜暮は自分のお土産だと気づき、林檎をかじりながらほくそ笑む。「なぜ笑ってる?」フル(・_・ ))(( ・_・)フル娜娜は林歳に姜暮が桃アレルギーだったと報告した。「とばっちりだったわね…でも彼女、とっても良い子なの、あの2人と揉めないで」一方、靳強(ジンチアン)も靳朝から姜暮が入院したと聞いていた。趙美娟(ジャオメイジュエン)は病院へ行こうと言ったが、靳強はとりつく島もない。「靳朝がいる、問題ない」翌朝、姜暮は退院、靳朝は靳強の家に送ることにした。姜暮は昨夜の話と違うと駄々をこねたが、車が方向転換する気配はない。「ふぅ〜戻ったところで私が栄養失調だと知ったらパパ、心配するだろうな〜 はぁ〜パパに私の世話なんて無理だし、継母は小さい妹で手一杯だし あの家に戻っても満足な食事なんてできるわけない、また栄養失調で入院か あぁぁ、何を食べたらいいの、食事も口に合わないしな〜」すると靳朝はハンドルを切って飛馳(フェイチー)自動車へ帰った。(^ꇴ^)<先に着替えてくるっ!つづく(*°ㅁ°)ハッ‼ 色気にやられてすっかり忘れてたけど、何与のアゴ割れてる…(´゚艸゚)
2026.08.30
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双轨 SPEED AND LOVE 全29話第5話靳朝(ジンジャオ)の暮らしが気になって仕方がない姜暮(ジャンムー)。しかし靳朝は血の繋がりがないことを理由に父の家に帰れとつれない。するとその日、靳朝が部品の買い出しで留守の間に万記(ワンジー)の賀彰(ホージャン)たちが乗り込んできた。のんきにスナックを頬張りながら様子を見に来た姜暮だったが、三頼(サンライ)が引き止める。実は靳朝が万記から独立して以来、賀彰たちは事あるごとに嫌がらせに来ていた。「ここにいろ」三頼は絡まれている鉄公鶏(ティエゴンジー)と小陽(シャオヤン)を助けに向かった。三頼の顔を見た子分は親父ともども始末してやると脅した。「父親の話はするな、あいつは確かにクズだが俺は善良な市民なんでね」すると賀彰が子分に目配せ、整備中の車を傷つけるよう指示した。子分は早速、工具を手にして車の後ろを叩こうとしたが、見かねた姜暮が現れる。「やめて!離れて!」「何だ?ここはお前の店か?」憤慨した姜暮はいきなり男を拳骨で殴り、長い足を振り上げて後頭部に一撃を喰らわせた。これをきっかけに三頼たちと賀彰たちの小競り合いが始まり、姜暮は咄嗟に携帯を取り出してライブ配信を始める。驚いた賀彰は姜暮から携帯を取り上げようとしたが、そこへ靳朝が現れた。靳朝の逆鱗に触れた賀彰。2人は激しい殴り合いになったが、姜暮が咄嗟に警察に通報したと嘘をつき、事態は収束する。賀彰たちは撤収、工場は足の踏み場もないほど散乱した。靳朝たちが片付けを始めると、姜暮はこっそり三頼をバックヤードに引き込んだ。「なぜ通報しないの?」「暗黙の了解さ、命の危険がなければただの騒ぎで片付ける、通報しても同じだよ」すると三頼がかつての靳朝の様子を教えてくれた。靳朝は今でこそ仕事に励んでいるが、シャークン高校では別人だったという。当時のあだ名は″頭七(初七日)″、命知らずで敵が10人でかかっても倒せないほど強かった。「いつもなら連中が来ても有酒(ヨウジウ)は手を出さない、でも今日は…君がいた 実際、万記の奴らも重罪は犯さない、ただ商売を邪魔したいだけさ」「万記は靳朝にどんな恨みがあるの?」実は靳朝はもともと万記で働いていた。熟練工となって大勢の弟子を持ったが、ある事情を機に鉄公鶏と一緒に辞めてしまったという。結局、他の弟子たちも次々と離職、得意先まで失った万記は商売も低迷した。「彼、危ないことしているの?命に関わることよ?」「格闘技か?!」「レースもよ、危険な連中がいたわ」「ヒイィィィ!!(゚ロ゚ノ)ノ 君は知り過ぎたようだ」すると喋り過ぎたと焦った三頼は逃げ出してしまう。( ๑≧ꇴ≦)謎のスローモーションやめてwwwww一方、謎の改造車を探し回っていた林歳(リンスイ)は子分から3ローターを乗せたピンクのピックアップトラックがあると聞いた。早速、持ち主を訪ねてみるとペットショップに辿り着く。実はピックアップトラックの持ち主は三頼だった。三頼のペットショップに突然、中国語の上手い金持ちがやって来た。「先週の土曜日23時頃どこにいた?監視カメラに黒のRX7が映っていた」画像を見た三頼は靳朝のことだと気づいた。男は車に詳しいのかピックアップトラックがレース仕様だと指摘する。確かに三頼の車は靳朝が1000馬力にS2000トルクの3ローターという最強のサーキット仕様に改造していた。「あ~確かにあれは俺の車だ」すると三頼は店のVIP会員になるなら何でも話すと約束した。三頼は靳朝に名刺を渡し、カモを見つけたと喜んだ。「DRUNK LIN…林歳か」「知っているのか?車の件を聞かれた、土曜日の夜ことだ、防犯カメラに撮られたぞ?」三頼は靳朝のことを黙っていたと恩を着せたが、その実、金払いの良い上客を逃したくないだけだった。「とにかく土曜日に会う」「目的はレースだぞ?インタノン山だな」驚いた三頼は靳朝から運転技術の特訓を受けることにした。その頃、小青蛇(シャオチンショー)こと万青(ワンチン)は占い師を呼び出し、想い人の妻になれるか聞いていた。占い師が引いたのは″月″のカード。「満月の夜に結ばれれば願いが叶うってこと?」「青姐、それじゃ狐妖ですよ~」舎弟たちに茶々を入れられ面白くない万青。その時、占い師の携帯の着信音が鳴った。…姜暮…すると占い師は万青が席を離れて舎弟と揉めている間にこっそり逃げ出してしまう。実は占い師は姜暮が飛行機で知り合った娜娜(ナナ)だった。姜暮は娜娜に頼んでシャークン高校を案内してもらった。すると優秀な卒業生を紹介しているポスターの中に靳朝を見つける。…この写真が私の想像していた靳朝よ、どうして彼は進学を諦めたの?…娜娜は写真の先輩が飛行機で姜暮が話していた彼だと気づいた。「彼は靳朝」「面白い組み合わせね、彼が″朝″つまり″太陽″であなたが″暮″つまり″月″? 朝朝暮暮(ずっと一緒)だ!」「娜娜、私、ここで勉強したい」靳朝が休憩中にタバコを吸おうとしていると、ちょうど姜暮が帰って来た。「喫煙は体に悪いわよ!」靳朝は無視してライターを取り出したが、怒った姜暮は足を振り上げ、ライターを蹴り飛ばしてしまう。「言ってなかったわ、こう見えて黒帯二段なの」「…俺を甘くみるなよ?」「靳朝、どうしてそんなに気性が荒くなったの?」「これでも穏やかになった、2年前なら今頃、お前は川底にいる…それより今、何と?」「靳朝!もう哥哥って呼ばないから、これからは靳朝って本名で呼ぶ、靳朝!」その時、三頼が運転の練習のためピックアップトラックでやって来た。姜暮は三頼が運転の練習に行くと聞いた。そこで機嫌が悪い靳朝を尻目に連れていってもらうことにする。「ちょっと待ってて!」バックヤードに戻った姜暮は念のためナプキンを持っていくことにしたが、その時、買い物袋の底にコンドームを発見した。驚いた姜暮は咄嗟に買い物袋を丸めて引き出しに隠し、ジャケットを持って部屋を飛び出す。実は靳朝が薬局で生理用品を買いに行った時、靳朝が知らない間に店員が気を利かせてコンドームを入れていた。(꒪ꇴ꒪〣)ガーン!三頼は靳朝に鍵を預けてトイレに行った。その間に姜暮が戻って来たが、様子がおかしい。「車に乗って待ってる…」「鍵はここだぞ?」すると姜暮は靳朝から鍵を奪い取り、逃げるように車に乗ってしまう。そこへ三頼が戻って来た。「年頃の女の子は何を考えてる? さっきまでまとわりついていたかと思えば、急に避け出した」「おかしなやつだな~思春期には一切、女に興味を示さなかったのに… そんな仏頂面してるからだろう? 冷たくて無愛想で面白くもないのになぜお前の方がモテるんだ?身長だけだろ?」靳朝は相変わらずの三頼に呆れ、それより出かけるので姜暮を靳強(ジンチアン)の家まで送るよう頼んだ。「人に会う」「決心したのか?…分かった」( ゚д゚)ポカーン姜暮は靳朝がうっかり買い物袋にコンドームを入れたのだと誤解した。もし恋人がいるなら血のつながらない妹がいては確かに邪魔になる。…私のせいで2人の関係がこじれたらどうしよう、彼の人生を邪魔したくない…すると三頼が高校3年の頃は屈指のモテ男だったと自慢話を始めた。しかし上には上がいるもので、靳朝が入学してくるとその人気は凄まじかったという。「三頼哥、靳朝に彼女はいる?」「難しいな、何とも言えないがひとつだけヒントを教える 昔、夜市であいつはキーホルダーを買った、答えはそのキーホルダーにある」その夜、靳朝はバーである男に接触した。同席はせず、近くの椅子に座ってそれとなく声をかける靳朝。「…部外者は同盟のレースに参加できない 彼らを相手に短期間で10位以内に入るのは無理だろう」「だが10位以内に食い込まなければ先はない、諦めるのか?」「2ヶ月ある、やってみるよ、帰国はいつだ?」「当分の間、残る、吉報を待つ」すると男は先に店を出た。つづく( ๑≧ꇴ≦)急にワイルドスピードになってるw
2026.08.30
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锦月如歌 Legend of The Female General第26話烏托(ウタク)の軍営を奇襲し、捕らわれていた女子たちを連れ帰った禾晏(カアン)。しかし娘たちの家族に連絡しても結局、誰も迎えに来なかった。李匡(リキョウ)の側室・綺羅(キラ)の話では敵に辱められた娘は家門の恥とされ、迎え入れられないという。「生きて戻ったのに家族に拒まれるとは…これが男だったら祝宴を開いているだろう」禾晏は理不尽さに憤ったが、そんな扱いを甘んじて受け入れられる綺羅たちに戸惑いを隠せなかった。兵力で圧倒的に劣る潤(ジュン)都、そこで李匡は女子たちを利用して烏托を油断させようと考えた。翌朝、李匡は綺羅に禾晏が救った女子たちを連れて敵陣へ向かうよう命じる。禾晏は江蛟(コウコウ)から知らせを聞いて激怒、仲間と一緒に城門へ急いだ。城門にはすでに綺羅と娘たちが集まっていた。楚昭(ソショウ)は王(オウ)副将に中止するよう訴えたが、王副将は潤都の兵として李総兵官の命だけに従うと譲らない。「開門!」その時、禾晏が放った矢が城門に突き刺さった。禾晏は綺羅と女子たちを連れて軍営に戻った。しかし李匡は計画を邪魔した禾晏に激怒、軍務を司っているのは自分だと反発する。「干渉するなら出ていってくれ!」「お前が出ていけ!…あんたは総兵官でありながら刃を妻や民に向けている!」「私は総兵官として陣頭に立ち、何としても潤都を守らねばならぬ! 戦に負ければ死ぬ覚悟だ!」李匡は女子たちも自分たちで勝機を得られれば本望だと言い放った。呆れた禾晏は女子たちに本当に望んで死ぬのか確認、すると女子たちは思わず本音を漏らしてしまう。「本当は死にたくない…私だって生きたい…」禾晏は女子たちを捨て石にしようとした李匡を諭した。「剣は敵と戦うための物、弱者に向けてはならない」「その通り!」その声は肖珏(ショウカク)だった。「とど🦭…」「お前は変わっていないな」肖珏は賢昌(ケンショウ)館で何如非(カジョヒ)だった禾晏が魏(ギ)先生に堂々と反論したことを思い出した。…魏先生は張(チョウ)将軍が民をおとりにして敵を誘き出したことが仁の心に欠けていると非難しながらも、街を守るためにはやむを得ない選択だったと理解を示した『危機には臨機応変に対処すべきだ』『先生!…私は絶対に趙将軍の策を選びません 切っ先を向けるべき相手が分かっていないなら剣を持つ資格はない 私は弱者に剣を向けない』…肖珏は掖州(エキシュウ)衛の武安郎(ブアンロウ)が問題を起こしたのなら自分が罰すると言った。「口出し無用だ、そもそも禾晏が正しい、勝つ気のない愚将は潤都に要らぬ」李匡は言葉を失った。「将士は死を恐れず、剣を手に取り、国と民を守る…」禾晏の言葉はまさに飛鴻(ヒコウ)将軍の言葉でもあった。( ๑≧ꇴ≦)お前が出て行け!封雲(ホウウン)将軍が九旗営を率いて駆けつけ、潤都軍の士気も上がった。いよいよ烏托軍との決戦。城楼で風を呼んでいた禾晏はついに好機をつかんだ。「風が吹いた…発射!」禾晏の号令と共に城楼から一斉に煙玉が飛び出し、辺り一面にもやが広がった。視界がきかなくなった烏托軍は困惑、突撃する機会を逃し、気がついた時には潤都軍の弓矢に晒されてしまう。不意打ちをくらった烏托軍の先鋒は混乱した。その隙に肖珏と禾晏が敵将の納古爾(ノウコジ)を狙う。禾晏は肖珏が本陣の精鋭と応戦している間に納古爾を捉えた。しかし肖珏の危機に気づき、とどめを刺す前に救出に向かってしまう。肖珏の姿を探すも見つけられず、死体の山を前に呆然としゃがみ込む禾晏。その時、納古爾が禾晏の背後に近づいた。するともやの中から肖珏が飛び出し、納古爾の首を切り裂いて禾晏を救う。禾晏は肖珏の無事を知って思わず走り出し、抱きついた。「二度と会えないかと…」「お前を残して死にはしない」( ߹꒳ ߹ )え___何でだろう、素敵シーンなのに見たくなかったwww実は肖珏は掖州衛を発つ際、飛奴(ヒド)に命じて燕(エン)家軍に救援を要請していた。ついに燕賀(エンガ)率いる燕家軍も加わり潤都軍は烏托軍を撃破、潤都に平安が戻る。楚昭は応香(オウコウ)に頼んで食料を手配していた。李匡は将軍たちに感謝し、しみじみ禾晏は″かつて″の飛鴻将軍に似ているという。肖珏は禾晏を郊外にある許願樹に連れていった。巨木には鈴がついた願掛けの赤い布がびっしり下がっている。すると肖珏は禾晏が置いていった手紙と巾着を見せた。( ತ _ತ)<この巾着の刺繍は何だ?教えてくれ(๑≧ꇴ≦)<…馬です、たてがみがあるでしょう?※こんな会話はありませんw禾晏は軍営を離れる理由を伝えるため文を書いたと説明した。巾着は勝手に青琅剣を持ち出した詫びの品だという。別れの手紙だと思った肖珏は誤解だと知って安堵した。「私が悪かった、過去にとらわれ、お前とあの何如非を重ねてしまった お前はお前だ、昔と変わらず不屈の心を持つ、情に厚い同窓の友 命懸けで国土を守る無敵の将軍だ 今後は何があろうとお前を信じる、2人で敵を打ち破ろう」「はお、久しぶり、肖都督」「久しぶりだ、何将軍」その夜、飛奴は禾晏を訪ね、謝罪の印に一献した。すると肖珏が現れ、誤解していたお詫びに菓子を差し入れてくれる。禾晏は笑って2人を許したが、何如非と徐敬甫(ジョケイフ)に罰を受けさせねば気が済まない。飛奴の調べでは華原で将軍7人は3手に分かれて進軍していた。何如非と策応する手はずだったが、奇襲に遭って7人は落命、敵討ちと称して何如非が烏托を撃退したという。「ふん、何如非が自らの地位を固めるため、烏托と結託して邪魔者を消したのね」禾晏は罠だと知っていたが、昔の仲間や潤都のために来るしかなかったと話した。しかし肖珏が救援に来るとは何如非も予想外だっただろう。何如非は妹の生存を確信したはず、禾晏は一刻も早く都へ戻り、何如非と徐敬甫の結託の証拠を探したいと肖珏に訴えた。「はお、一緒に行こう」つづく( ๑≧ꇴ≦)いよいよ本丸か?!
2026.08.29
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锦月如歌 Legend of The Female General第25話何如非(カジョヒ)は後顧の憂いを断つため、華原(カゲン)の戦いを利用して何晏(カアン)の腹心だった八虎将のうち7人を殺した。…女将軍がもし何晏なら、残る1人を案じて潤(ジュン)都へ向かうはず…最後の1人は潤都の総兵官・李匡(リキョウ)だった。禾晏(カアン)は肖珏(ショウカク)が帰京したその夜、掖州(エキシュウ)衛を密かに出発した。すると思いがけず″旗の争奪戦″以来、盟友となった4人、江蛟(コウコウ)、小麦(ショウバク)、王覇(オウハ)、黄雄(コウユウ)が現れる。実は江蛟が禾晏の様子がおかしいことに気づき、皆で待ち伏せしていた。禾晏は烏托(ウタク)軍の次の標的が潤都だと考え、旧友を助けに向かうと明かした。「俺たちも一緒に行く!」「駄目だ!勝手に軍営を離れたら軍紀に違反する、何より潤都は危険だ」「ならなおさら姑娘ひとりで行かせられない」「いつ知ったんだ?」実は4人は禾晏が季陽(キヨウ)へ出発する時、偶然にも女子姿の禾晏を見ていた。禾晏は自分の正体を知りながら黙ってくれていた仲間に感謝した。しかしやはり皆を巻き添えにできないと拒んだが、そこへ楚昭(ソショウ)が現れる。「禾晏は今や武安(ブアン)郎、任地の縛りはない…私も行く、兵部郎中としての責務がある 人手は多い方がいいぞ?」実は楚昭はすでに応香(オウコウ)へある指示を出していた。これまで孤独な戦いを強いられてきた禾晏だったが、今では信頼できる仲間がいた。しかし戦況は緊迫、烏托の大軍はすでに潤都の近くに軍営を構えている。…何如非は私をおびき寄せ、烏托軍の手で殺したいのね…これでは城内に入る手段がなかったが、禾晏は密道があると知っていた。潤都の密道から突然、人が現れた。報告を聞いた李匡は飛鴻(ヒコウ)将軍が来たと喜んで部屋を飛び出したが、中庭で待っていたのは背格好が似ているものの、見知らぬ青年だった。潤都の密道はかつて何晏が作らせたものだった。存在を知っているのは飛鴻将軍と腹心の8人だけ。李匡は男の正体を怪しんだが、禾晏は八虎将の1人・王七(オウシチ)の配下だと釈明した。「潤都と李総兵官を救うために来ました」誤解が解けた李匡は禾晏たちを歓待した。禾晏は潤都の危機が意図的に隠されていると話し、密道も烏托に存在を知られたため塞いだと報告する。しかし楚昭が応香に指示し、すでに潤都の危機を広めさせていた。禾晏は楚昭の手回しの早さに思わず顔を綻ばせたが、李匡は未だ飛鴻将軍が救援に来てくれると期待している。「救援を待つより出撃しては?…李将軍、何如非は来ません」禾晏は華原の戦いで八虎将のうち7人が戦死したと明かした。その意味を悟った李匡は呆然、背水の陣で攻めたくとも兵の数が圧倒的に少なく、弓矢さえ数が足りないという。片や烏托には潤沢な矢があった。実は敵将の暗殺を試みようとした兵士が城門を出たが、その途端、無数の矢に倒れたという。すると話を聞いた禾晏にある名案が浮かんだ。その夜、烏托陣営では総帥・納古爾(ノウコジ)が副将たちと夕食を楽しんでいた。「今夜も何如非は来ない、丞相の言う通りだ、今回は肖珏とも戦わずに済む」しかしそこへ急報が届いた。「城壁を降りて来る者がいます!」潤都の城壁を降りていたのは兵士に扮した人形だった。禾晏と李匡は城楼に身を潜め、兵士たちが紐で人形を下ろすのを見守る。やがて烏托が兵士の人形めがけて無数の矢を放った。城楼にいた兵士たちは人形を引き上げ烏托軍の矢を回収。こうして翌日も同じことを繰り返し、烏托から大量に矢を巻き上げることに成功する。しかし3日目、納古爾は矢で射抜かれた兵士の悲鳴が聞こえないことに気づき、ついに4日目には報告を聞いても弓隊を動かさなくなる。「矢を数本、放つだけでいい、相手にもう矢を渡すな」実は禾晏は3日目にわざと悲鳴を上げさせなかった。李匡は人形と気づかれてしまうと困惑したが、それが禾晏の本当の狙いだという。『騙されたと気づいても同じことをしますか?当然、もう矢を放ちません つまり次は安全に降りることができる、また藁人形だと思いますから』そして4日目の夜、禾晏は4人と一緒に城壁を降りた。禾晏たちは烏托軍営に潜入、二手に別れた。すると禾晏が途中で人質となった潤都の娘たちがいる天幕を発見する。矢も盾もたまらず救出しようとする禾晏、しかし江蛟が止めた。「兵糧倉を燃やすほうが先だ、助けに行けば小麦や王霸はどうなる? もっと大勢が巻き込まれるんだ」「…まず倉に火をつけ、その混乱に乗じて救おう」禾晏は計画通り倉に放火、5人は娘たちの天幕に駆けつけた。「今なら女子を連れて戻れる、敵を深追いせず、撤退を優先しろ」烏托の軍営は騒然、不意をつかれた納古爾たちは天幕を飛び出し、臨戦態勢をとった。その時、激しい炎の中から仮面を付けた将軍が現れる。飛鴻将軍か?>(*´・ω)(ω・`*)<本物か?ザワザワ…「あり得ぬ!偽物だ!」納古爾がそう断言したことで奇しくも禾晏は確証を得た。…やはり何如非の仕業だった…すると禾晏はきりの良いところで引き上げてしまう。納古爾は呆然となった。あの青琅(セイロウ)剣と将軍の剣法は確かに飛鴻将軍。何如非に裏切られたと誤解した納古爾は恨みを募らせた。楚昭は独り城楼で笛を吹いていた。やがて烏托の軍営から火の手が上がる。…火が見えたら成功の証しよ…楚昭は禾晏の言葉を思い出し、ついに成し遂げたのだと分かった。かつて松明でいじめられた経験から炎を恐れるようになった楚昭。病床の母は自分が死んだら幼い息子を誰が守ってくれるのかと泣いた。『私がいなくなったらろうそくを灯す時に側にいてやれない 子蘭(シラン)は火が怖いのにどうしたらいいの?』…境遇は似ているが私は籠の中の鳥として陰謀に関わっている、だが君は籠を突き破り、勇敢に突き進む、私は火を恐れ、暗闇を孤独に歩んできた、君は小さな火で暗闇を追い払い、私に光をもたらしてくれた…もはや楚昭は炎を見ても恐怖を感じなくなっていた。肖珏が掖州衛に戻ると飛奴(ヒド)が待っていた。すでに肖珏も潤都が包囲されたと承知済み、直ちに救援に向かうため九旗営を招集するよう命じる。「禾晏も連れて行く」しかし禾晏はすでに仲間を連れて潤都へ出立していた。肖珏は幕舎に戻って出陣の準備を始めた。すると剣掛けに飾ってあった青琅剣がない。「禾晏か」その時、肖珏は書斎の机にある置き手紙に気づいた。…潤都を救うため青琅剣を借ります、禾晏…肖珏は手紙と一緒に置いてあった手作りの袋を懐にしまうと、急ぎ出発した。李匡は帰還した禾晏を飛鴻将軍と見間違えた。作戦の直前、禾晏から職人に作らせたという飛鴻将軍の仮面を見せてもらっていたが、それでも本当によく似ているという。ともかくこれで烏托はしばらくおとなしくなるはず、禾晏は今のうち速戦即決の策を練ろうと提案した。李匡はまだ迷いがあったが、腹をくくる。「よし、守りを固め、武器を点検して策を練ろう」すると禾晏は連れ戻した女子たちの家族を調べ、迎えに来させるよう頼んだ。李匡の側室・綺羅(キラ)は率先して女子たちの面倒を見ていた。しかし李匡が現れ、敵の慰み者になった女たちを潤都の恥さらしだと罵る。「何も食わせるな!」怒った李匡は思わず綺羅を突き飛ばしてしまう。そこへ禾晏が粥を届けにやって来た。「ずい分、威勢がいいですね」「妻をどうしようと私の勝手だ」「あなたの妻も意思を持った人間ですよ?か弱い女子を罵るなんてクズだ!」すると憤慨した李匡は出ていってしまう。…これは悲劇の一端よ、早く烏托軍を撃退しなくては…つづく( ๑≧ꇴ≦)画伯の刺繍はウマーでしょうか?
2026.08.28
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锦月如歌 Legend of The Female General第24話烏托(ウタク)が華原(カゲン)に侵攻、飛鴻(ヒコウ)将軍が出征した。鳴水(メイスイ)での怪我を口実に屋敷にこもっていた何如非(カジョヒ)の出陣を訝しむ禾晏(カアン)。そんな中、皇帝の特使として楚昭(ソショウ)と燕賀(エンガ)が掖州(エキシュウ)衛にやって来た。都督と将兵らが仰々しく出迎える中、燕賀は同窓との再会を懐かしむ。燕賀と言えば賢昌(ケンショウ)館の同窓で成績は万年2位、いつも首位の肖珏(ショウカク)を敵視していた。禾晏は烏托との戦いでいくつも功を立てたことから武安郎(ブアンロウ)に封じられ、官服を賜与された。念願叶って将軍に昇格した禾晏、しかし肖珏は無断で任地を離れた罰として棒叩き20回の刑を言い渡されてしまう。…私に恩賞を与え、肖珏を罰することで対立を生むつもりね?…禾晏が察した通り、将兵たちから都督の罰は不当だと声があがった。しかし肖珏は潔く罰を受けると拝命する。同窓のよしみも顧みず、手加減なしできっちり20回、肖珏を激しく打ち付けた燕賀。すると程鯉素(テイリソ)と沈瀚(シンカン)が急いで駆けつけ、肖珏を支えた。禾晏への褒賞を上奏したのは楚昭だった。「君にはそれだけの功績がある」「私も軍紀を破り、無断で軍営を離れました」「丞相が陛下に進言したのだ、″賞罰を明確にすべき″と 都督は軍の総帥として手本を示す責任がある」禾晏はやはり徐敬甫(ジョケイフ)が企てたことだったと憤ったが、その話を肖珏も聞いていた。「ふっ、そういうことだったのか、丞相に感謝を」すると肖珏は程鯉素と沈瀚の手を振り払い、独りで幕舎へ戻ってしまう。その夜、程鯉素が肖珏の手当てにやって来た。激しい痛みに耐える肖珏、その時、窓紗に映る人影に気づく。禾晏は心配して窓越しに様子をうかがっていたが、程鯉素が薬湯を取りに出てくると分かって慌てて帰っていった。翌朝、程鯉素は肖珏に薬を届けがてら、禾晏の処遇を心配した。丞相が肖珏を怒らせようと仕向けたにせよ、武安郎に封じられた禾晏が女子だとばれたら取り返しがつかない。そこへ燕賀が現れた。程鯉素は旧友への仕打ちに憤ったが、肖珏は燕賀も職務だと理解を示す。かつて好敵手だった2人も今は昔、燕賀は一家の主ともなれば寛大になる必要があると笑った。程鯉素は懐妊した夫人のためにも戦で無茶をするなと戒めたが、燕賀は確かに華原には何如非が出陣したという。程鯉素が燕賀を連れて幕舎を出ると、沈瀚が報告にやって来た。楚昭は鳴水の戦いのあと闕(ケツ)城で柴安喜(サイアンキ)と出会っただけで、鳴水の敗戦とは無関係だという。また何如非は元々、徐敬甫とは関わりがなかったが、鳴水のあと急接近していた。「ただ徐敬甫はそれ以前に玉華(ギョクカ)寺へ何家の大小姐に会いに…碁を打ったとか 何が狙いだったのか分かりません」「…飛奴(ヒド)に伝えてくれ、何如非の監視を緩めるなと」一方、楚昭は川辺で物思いにふけっている禾晏を見つけた。「季陽(キヨウ)ではありがとう」「大したことはしていない」禾晏はどこか他人行儀で、一歩下がって楚昭と距離を取った。その意味を察し、楚昭は複雑な面持ちになる。「今、肖珏は朝廷内で警戒されている、前途は危うい、君も巻き添えになるやも…」その話をちょうど禾晏を探しに来た肖珏が聞いていた。「武安郎は任地に縛られない、今後は行動も自由になり、選択肢も増える」楚昭は禾晏に一歩、近づいた。「私と一緒に来ないか?外の世界を見て回るんだ」すると肖珏は禾晏の答えを聞く前に引き返してしまう。禾晏は掖州衛を離れるにしても、それは成すべきことがある時だと答えた。「逃げたい時じゃない」「誰かのために残りたいと?」「ふっ、出会いがあれば必ず別れが来る、私は心のままにやりたいことをやるだけ 楚兄、私はこれで」肖珏たちが燕賀と別れの挨拶を交わしていると、沈瀚が戦況の報告に来た。飛鴻将軍は華原で勝利したが、配下の副将7名が戦死したという。しかし7人の副将は名の通った者ばかり、燕賀は明らかに不自然だと首を傾げた。程鯉素は何如非が殺したのだと気づいたが、理由が分からない。「人に知られては困ることがあるのだろう」肖珏はやはり鳴水の敗戦に加担したのが禾晏ではなく今の何如非だと確信した。…何如非は密かに烏托の丞相・馬寧布(バネイフ)と接触そこで華原で勝たせてもらう代わりに、八虎(ハッコ)将の命と潤(ジュン)都を差し出すと持ちかけた潤都と言えば曜京(ヨウケイ)につながる要衝何如非は潤都の防衛図を差し出し、援軍の要請が来ても救援に向かわないと約束した…肖珏はかつての部下を失った禾晏を心配した。その頃、7人の戦死を知った禾晏は呆然。訓練場で独り鞭を振り回し、悲しみと怒りを標的にぶつけていた。やがて見かねた肖珏が禾晏の振り上げた鞭の先をつかんで止める。「分かっている、八虎将はお前の腹心たち、心が痛むのはよく分かる」「…何如非、絶対に許さない」禾晏の鞭を握りしめる手から真っ赤な血が流れていた。肖珏は禾晏を幕舎に連れ帰り、裂傷を手当てした。7人も仲間を失いながら、復讐することも叶わず、弔うこともできない禾晏。「私がいなければ皆、死なずに済んだ、傷の痛みが私に訴えてくる、この恨みを必ず晴らせと」すると肖珏は両親を失ったが、今も自分の心の中にいると言った。「私たちは似た経験をした、過去も今も同じように…お前の痛みが私には分かる お前なら、いやお前だからこそ信じる」その時、突然、幕舎の外から皇帝の使者の声が聞こえた。「封雲将軍・肖珏は即刻、帰京し、陛下に謁見せよ」禾晏は肖珏を見送った。「行かないのか?…ここで待て、戻ったら話がある」すると肖珏は掖州衛を出発した。程鯉素は洗濯物を干している宋陶陶(ソウトウトウ)を見つけた。風に揺れる洗濯物の間から垣間見る美しい宋陶陶の横顔。程鯉素は思わず自分の心には医術で世を救おうとしている娘がいると告白した。その夜、肖珏は皇帝と謁見、碁の相手になった。皇帝は肖珏がまだ背中が痛いことに気づき、やはり20回は堪えたかという。「配下の前で罰せられ、朕を理不尽だと思わなかったか?」「まさか、非があったのは私です」すると皇帝は何かで埋め合わせしたいという。肖珏は席を立って拝礼すると、実は願いがあると嘆願した。ちょうどその頃、帰還した何如非が皇帝への謁見を願い出ていた。しかし皇帝が肖珏と対局中のため邪魔できないとやんわり追い返されてしまう。「ではここで待ちます」一方、皇帝は肖珏の話にいささか困惑したが、結局、願いを聞き入れることにした。蘭恵(ランケイ)亭で朝を迎えた何如非、すると寝殿を出た肖珏がやって来た。「…仲間の救援に間に合わなかったとか 思い出すな、鳴水でもお前は遅れて来た、飛鴻将軍の名に恥ないと言えるのか? それともやましい事情が?」「肖珏!」その時、総管が勅命を知らせにやって来た。「華原で烏托を撃退し、凱旋した飛鴻将軍の功績は大きい、よって帰還の報告を免除する」結局、何如非は門前払いされ、憤慨して帰ってしまう。一方、禾晏は何如非が次に命を狙うのが八虎(ハッコ)将でただ1人残った李匡(リキョウ)だと考えた。潤都に危機があっても何如非は助けないはず、その前に駆けつけるしかない。つづく( ๑≧ꇴ≦)私は楚兄と行く! ←お前ではないw
2026.08.27
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锦月如歌 Legend of The Female General第23話鳴水(メイスイ)の真相が分かるまで禾晏(カアン)を掖州(エキシュウ)衛に留めると決めた肖珏(ショウカク)。禾晏の様子が気になるものの距離を置き、何如非(カジョヒ)を探るため飛奴(ヒド)を京城に送った。一方、禾晏も義兄の関与を疑い、同期の江蛟(コウコウ)を頼った。「折り入って頼みがある、鏢(ヒョウ)門出身だから人脈が広いだろう? ここ数年で玉華(ギョクカ)寺を訪ね、療養中だった何家の大小姐に会った人を知りたい 何如非の妹妹だ、唐突で驚いたろうが重要なことなんだ」「鏢門は余計な詮索はしない、仲間の頼みだ、俺に任せろ」…鳴水の戦いの前、何如非は玉華寺にいた、徐敬甫(ジョケイフ)と接触するならあそこしかない、ただ会っていたとしても結託したとは証明できない、でもその可能性があると肖珏には伝えられる…京城。飛鴻(ヒコウ)将軍府では何如非が季陽(キヨウ)の戦に女将軍がいたと報告を受けていた。…まさか彼女が?あり得ない、もう死んだんだ、だが用心するに越したことはない、何晏(カアン)かもしれない女は始末せねば…一方、楚昭(ソショウ)は参内の前に丞相府を訪ねた。再会を待ちわびていた徐娉婷(ジョヘイテイ)は土産にかんざしをもらって大喜び、しかし花見への誘いを断られてしまう。「老師へのご挨拶がまだなのです、ぁ…すぐ終わりますので、待っていてください」「いいわ!」徐敬甫は季陽での楚昭の働きに不満があった。そこであらかじめ脇殿に刺客を忍ばせておく。『あやつは私の大きな秘密を知っても言わないだろう 口封じを恐れてか、あるいは私を脅すつもりか… もし正直に話さぬときは数珠を置くのを合図に殺せ』しかし意外にも楚昭は柴安喜(サイアンキ)から鳴水敗戦の真相を聞いたと正直に明かした。「何如非の指示で援軍を遅らせたと…何如非を操っていたのは老師ですね?」楚昭は丞相の秘密を命を懸けて守る決意だと訴え、何如非を利用するよう進言した。「柴安喜と接触したのは何如非、老師ではありません 肖珏が調べを進めていると伝えれば、何如非が手を打つはずです 肖珏も野放しにはできません、本来、無断で軍営を離れるなど許されぬこと 実は今回、肖珏の有能な部下が見事な働きで季陽を守りました その者が陛下から褒賞を受け、肖珏が処罰されれば、肖家軍の古参が不満を抱くはず」「本気か?その企みが露見すればそなたの首が危ないぞ?」「今の私があるのは老師のおかげ、命など惜しくありません」 楚昭は疑り深い徐敬甫がこれで自分を見逃してくれるとは思っていなかった。すると予想通り痺れを切らした徐娉婷が乗り込んでくる。「父親?父親!子蘭(シラン)と花見の約束があるの」徐敬甫は仕方なく楚昭を解放し、花見に行けと言った。「老師、最後にひとつだけ…陛下には何とご報告すれば?」「子蘭、陛下は国を支えておる、些細なことで煩わせてはならぬ」徐敬甫は独りになると、当時を思い出した。…あの時、徐敬甫は何晏として玉華寺でくすぶっている何如非を訪ねた『病を治す薬を見つけた、明日ここへ届けさせる、よく考えろ ここに残って籠の中の鳥のままでいるか、威風堂々と飛ぶ鴻雁(コウガン)となるか』…その時、家職が止めるのもきかず何如非が突然、乗り込んできた。「火急の要件です!肖珏が季陽で戦功を立て、再起しそうな勢いです!」徐敬甫は肖珏が柴安喜を捕らえたことを明かした。すでに手は打ったが、念のため証拠を全て消したほうがいいと助言する。「当時、柴安喜と接触したのはそなただけだからな」すると何如非は再度、烏托(ウタク)と手を組んで肖珏を始末すると決めた。まず烏托に華原(カゲン)を攻めさせ、何如非が出征を申し出て応戦するふりをする。その隙に烏托に潤都(ジュント)を奇襲させ、何如非が動けず見かねた肖珏が出陣したところを包囲する作戦だ。「すぐに手筈を整えます」何如非は丞相の信頼が揺らぐのを恐れ、何晏の件を伝えなかった。何晏と言えば撫越(ブエツ)軍の八虎(ハッコ)将との絆が強い。そのうち7人はそのまま自分の配下となり、1人は潤都の総兵官だ。…もし季陽に現れた女将軍が何晏なら、華原で八虎将7人を始末すれば残る1人を案じて潤都へ向かうはず…何如非はこの機に乗じ、肖珏だけでなく八虎将軍や女将軍も全て始末できると考えた。その夜、応香(オウコウ)は主が丞相に殺されそうだったと聞いて動揺した。実は楚昭は衝立の向こうに隠れている刺客に気づいていたという。「今日は乗り切れたが、問題はこれからだ」一方、掖州衛では程鯉素(テイリソ)が肖珏と禾晏の仲を取り持とうとしていた。しかし肖珏はけんもほろろで取りつく島もない。すると幕舎へ戻る途中、肖珏は深夜の訓練場で独り剣を振り回している禾晏を見かけた。何やら思い詰めた様子の禾晏。実はその日、禾晏は江蛟から重要な報告を聞いていた。…何家の大小姐と会ったのは両親以外では1人だけ、丞相の徐敬甫だ、大小姐の禅房に少しの間とどまり、碁を打ったとか…肖珏はこっそり禾晏の部屋を訪ねた。毎日、限界まで自分を追い込み、くたくたになるまで修練して泥のように眠る禾晏。肖珏は禾晏の頬に切り傷があることに気づき、自分の薬を置いた。すると禾晏の寝顔を見ているうち、これまで自分を助け、時には身を挺して守ってくれた禾晏の姿を思い出してしまう。肖珏はそんな禾晏に辛く当たり、苦しめていると思うと胸が痛くなった。翌朝、目を覚ました禾晏は枕元にある薬瓶を見つけた。恐らく肖珏が来たのだろう。大事そうに薬瓶を握りしめる禾晏。その頃、楚昭と応香は掖州衛に向かう馬車の中にいた。…皇帝は進言通り無断で任地を離れた肖珏に罰を、禾晏には褒賞を賜り、楚昭と燕賀(エンガ)を特使に任命したすると皇帝は民を安全に避難させた楚昭の功績も大きいと認め、どんな褒賞が欲しいか尋ねる楚昭はこれまで一切、辞退してきたが、珍しく高い官位が欲しいと懇願した『私は臣下として忠誠心を重視してきました、ですが分かったのです それだけでは足りない、大きな権力を手にしてこそ陛下のお役に立てるのだと』…楚昭は兵部郎中に任命された。「私にも弱点があると分かれば陛下も私を扱いやすいだろう」その時、華原からの急報を知らせる早馬の声が聞こえてきた。禾晏が演武場に到着すると、兵士たちの噂話が聞こえた。烏托が華原に侵攻、飛鴻将軍が出陣したという。…何如非が?…つづく( ๑≧ꇴ≦)とど🦭!もう少し引っ張って欲しかったな~ ←何を?w
2026.08.26
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锦月如歌 Legend of The Female General第22話肖珏(ショウカク)と楊銘之(ヨウメイシ)の間には程鯉素(テイリソ)も知らない軋轢があった。険悪な雰囲気に包まれた旧友の再会に困惑する禾晏(カアン)たち。その時、どこからともなく琵琶の音が聞こえて来た。琵琶を弾いていたのは花游仙(カユウセン)だった。花游仙は曜京(ヨウケイ)最大の妓楼・入雲(ニュウウン)楼の名妓で、肖珏たちも賢昌(ケンショウ)館時代に店を訪れ、顔見知りである。すると花游仙は肖珏たちの部屋で一曲、披露してくれた。花游仙は当時を懐かしみ、かつて恋文をくれた人もいたと暴露した。宋陶陶(ソウトウトウ)は風流な程鯉素が差出人だと疑ったが、程鯉素は劣等生の自分ではなく優秀な肖珏に違いないという。「ほら!否定しないだろう?」肖珏は黙っていたが、ふいに花游仙と酒を酌み交わしたいと言い出した。すると明らかに楊銘之の様子がおかしくなり、2人が酒を飲むと急に席を立ってしまう。程鯉素は京城の売れっ子名技がなぜ崇淮(スウワイ)にいるのか聞いた。実は花游仙は愛する人に出会って身請けしてもらい夫婦になったという。しかし夢に見た生活とは違い、結局、離縁していた。「入雲楼を去る時、女将から″飛んで火に入る虫の末路を知っているか″と言われたわ まだ若かった私は一瞬でも穏やかな光があればいいと思っていたの だけど愛は跡形もなく消え、私は身を引いた…よくある話よ 今はこの崇淮で自由に楽しく過ごしている、自分の選択に後悔したことはない」それまで黙って聞いていた禾晏だったが、潔い花游仙に感銘を受けた。「達観していて見事な生き様ですね、一献します」「ありがとう(姑娘)」「お気づきでしたか…」すると肖珏が独り身の花游仙に掖州(エキシュウ)衛から誰かを紹介しようと持ちかけた。禾晏は肖珏の意外な提案に動揺したが、すぐその理由に気づく。「肖珏!何のつもりだ!」その時、楊銘之がたまらず脇殿から飛び出して来た。実は花游仙に恋文を渡し、身請けしながら離縁したのは楊銘之だという。…楊銘之は花游仙に一目惚れ、見受けしたいと告白したしかし息子が罪人である肖大将軍をかばった上に名妓を娶ると聞いた兵部尚書は激怒門を出たら縁を切ると迫った楊銘之は迷わず家を捨て花游仙と夫婦になったが、幸せな時間は長く続かないくすぶっていた楊銘之は酒に溺れるようになり、花游仙はそんな夫に愛想を尽かして別れを決めた…禾晏は誇りを守って身を引いた花游仙に感服した。しかしそれに比べ肖珏と花游仙を傷つけた楊銘之はとんだ愚か者だと罵ってしまう。「あの時の都督は両親と戦友を失い、友に裏切られ、陥れられた証拠も見つけられずにいた 己の無力さがいかに辛かったか… 嫁いでくれた彼女のことも尊重せず冷遇した、殴らず、罵らなければ君子の道に背かぬとでも? 冷淡な態度を取られる方がよほど傷つく、相手の心に己がいないことを意味するからだ」肖珏は楊銘之を水亭に呼び出した。父の汚名は楊銘之のせいではなく、そもそも簡単に形勢が変わるとも思っていなかったという。「確かに当時、心ない言葉を恨んだが、すでに過去のことだ、責める気はない、引きずるな 彼女のことは己を責めるより何か行動しろ」一方、花游仙と残った禾晏はやけ酒をあおっていた。「悩み事があるのね?」「あんな偉そうな事を言ったけれど、私も逃げてばかり 私に楊銘之を責める資格なんてないの ふっ、私の事情なんてあの人の苦痛に比べたら些細なことなのに…」「でもあなたも苦しんでいるのね」そこへ肖珏と楊銘之が戻って来た。楊銘之は深々と頭を下げ、花游仙に謝罪した。「許してくれとは言わない、だがもしよければ君のそばに戻り、償いたい」「私たちはもう無関係よ」すると花游仙は席を立ってしまう。しかし楊銘之はあきらめず、花游仙を追いかけ説得した。「無視されても拒まれてもいい、そばにいたいんだ、君を愛している」楊銘之が花游仙の手を握りしめながら思いの丈をぶちまけると、頑なだった花游仙が思わず微笑んだ。一方、肖珏は禾晏の様子がおかしいことに気づいていた。「実は…実は私は…」肖珏は禾晏がついに秘密を明かしてくれると期待したが、禾晏はそのまま酔い潰れてしまう。「一体、どれだけ飲んだんだ?」「…私を恨むか?(ボソッ」翌朝、肖珏は飛奴(ヒド)から禾晏の手紙を受け取った。…江畔の長亭で待っている…肖珏はともかく出かけることにしたが、その時、花游仙が現れた。「私と楊銘之のために心を砕いて頂き感謝します ところであの方は?今もお元気?仮面を着けて家名を伏せていた…」「そやつについて話すことはない」花游仙は肖珏と何如非(カジョヒ)が疎遠になったと知って残念がった。「まあ、女子ではあなたと連絡も取りづらいわよね」「何だと?」「あら知らなかった?さらしを巻いていたし、あの恥じらい方は明らかに女子だったわ」禾晏が橋の上で待っていると突然、黒衣に覆面の男が襲いかかって来た。2人は激しく剣を交えたが、やがて男はまるで2人の縁を切るかのように橋を破壊し、落としてしまう。「都督…」禾晏は黒衣の男が肖珏だと気づいていた。すると肖珏が覆面を外す。「お前の正体が分かった、肖家の者を除き、その技の使い手は1人しかいない」「そうです、私はかつて何如非だった、本当の名は何晏(カアン)、何如非の義理の妹です」何晏は物心ついた頃から義兄の替え玉として育った。当時、義兄は余命が短いと言われ、爵位を保つためにはこの方法しかなかったという。ただの身代わりで終わりたくなかった何晏は無越(ブエツ)軍に志願、軍功を立て褒賞を得たが、結局、義兄が早逝することはなかった。急に何家に戻った何如非は身代わりだった義妹を失明させて飛鴻(ヒコウ)将軍の身分を奪い、命まで奪おうとしたという。しかし天の情けか、生き延びた何晏は″禾晏″として生まれ変わった。「何如非と同じ高みに立ってこそ奴の嘘を暴き、罪なき者たちを守れる 私のものはこの手で取り戻す!…すまない、肖珏、ずっと隠していて どう向き合うべきか分からなかったんだ」「ひとつだけ答えろ、鳴水(メイスイ)の戦いで遅れて来た何如非はお前か?」「…そうだ、あれは私だ」激情に駆られた肖珏は剣を構えた。禾晏はあの戦には裏があると釈明したが、肖珏は信じる術がないという。「すぐ信じてもらえるとは思っていない、必ず証拠を探して真相を突き止めてみせる でも私の顔も見たくないのなら去る」肖珏は何如非への憎しみと禾晏への情の間で揺れ動いた。その時、飛奴が駆けつけ、自分が何如非を成敗するという。しかし肖珏は飛奴を止めた。「そう簡単には終わらせない、掖州(エキシュウ)衛にいろ、真相が分かるまでどこにも逃さぬ」掖州衛への帰り道、肖珏と禾晏は一言も口をきかなかった。気まずい雰囲気の中、程鯉素が口火を切ろうとしたが、宋陶陶に止められてしまう。やがて馬車は掖州衛に到着した。季陽(キヨウ)から持ち帰った禾晏の荷物には女子姿の新粉(シンコ)細工や人魚が織った美しい衣がある。すると禾晏は肖珏との美しい思い出を全て箱にしまって封印し、再び男に戻った。つづく( ๑≧ꇴ≦)盛り上がってまいりました〜!
2026.08.25
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嫁东宫最終話(第22話~第24話)月見(ゲツケン)の蠱毒を解くため、自分の体に母蠱と子蠱を移した喩非宸(ユヒシン)。母子の蠱虫が一緒なら毒性は抑えられると思っていたが、喩非宸は里帰りする月見を見送った後、激しく喀血してしまう。喩非宸は自分の余命を悟り、宸月(シンゲツ)別苑で静養していた。何も知らずに里帰りから戻った月見は慌てて駆けつけたが、そこで激しい発作を起こして倒れている喩非宸を発見する。月見は喩非宸を東宮で医者に見せた。医者の話では喩非宸は本来、母蠱の宿主でないため、蠱虫が体内で暴れ、五臓六腑を傷つけているという。「手の施しようがありません」喩非宸は悲しむ月見を慰めた。「砕星(サイセイ)谷は一掃した、君を苦しめる者はいない 私が死んだら半年、喪に服してあとは好きにしろ」「辰(シン)国の皇室には忌まわしい伝統がある、あなたが死ねば私は殉葬される」「古いしきたりはとっくに廃止した」「私を独りにしないと約束したはずよ!いつもそばにいると言ったくせに!」「すまない、約束を守れそうにない、だがこれも天の思し召し、運命には逆らえない」「私は諦めないわ」喩非宸は最後の時間を愛する月見と共に過ごした。今日は2人で道観を訪ね、願いの木に赤い布を結び手を合わせる。しかし月見がくじを引くと運勢は″下の下″だった。そこで喩非宸は木片を逆さにして″上の上″にする。「何を願った?」「皆と同じよ、大切な人が健康で平穏に暮らせますようにと…あなたは?」「私は平和な世と民の幸せを願った、もちろん愛する人の平穏も」月見は堪え切れず、喩非宸に抱きついてしばし泣いていた。月見は皇太子の病気を治せる名医を広く募った。昼夜を問わず解毒法を探す月見と度彬(ドヒン)、しかし何の手立てもないまま時間だけが過ぎて行く。喩非宸は悪化の一途をたどり、瞬く間に衰弱した。「半年なんて言うんじゃなかった… 私が死んだら少なくとも5年、いや10年は喪に服してくれるか? 私以上の夫などきっと見つからないだろう?」「どうしよう、思いつく方法は全て試したのに駄目だった…」月見は喩非宸を抱きしめ涙に暮れたが、その時、度彬が駆けつけた。「助かる方法が!」呪術の書物によれば蠱虫は人体の血管でのみ生存可能、人体が息絶えると次の宿主を求めて外に飛び出すという。月見は江湖で人体に無害な呼吸停止法があったと思い出したが、医者も鍼灸術で一時的に生気を止められる方法があると教えた。「しかし茶を沸かす時間を過ぎると薬石効なく帰らぬ人に…」「試す価値はあるわ」月見と喩非宸は覚悟を決めた。「私の命は太子妃に預けたぞ?」喩非宸の息が止まると月見がお茶を沸かし始めた。度彬は蠱虫が飛び出してきたらすぐ始末するため、待機する。その時、喩非宸の手の傷口から蠱虫が飛び出してきた。しかし2匹目がなかなか現れない。「最後の5呼吸よ」「…無理です、もう鍼を抜くしかない」「うー…すー…さん…R…いーっ!」「出てきた!」すると同時に医者が急いで鍼を抜いた。回復した喩非宸は父皇に謁見した。しかし皇帝はすでに虫の息だと知る。「父皇!」喩非宸は思わず父皇の元に駆け寄り、手を取った。「お前が生まれてから手を握るのは2回目だ…噂を間に受けて世継ぎを疑うとは… お前の母后を死なせてしまい、そしてお前の弟までも…朕が間違っていた… お前はきっと明君になれる、朕はお前のために…」そこで皇帝は息絶えてしまう。喩非宸の即位が決まった。数日後には月見も否応なしに皇后にならざるを得なくなってしまう。その日、嬷嬷(モーモー)は冊封の儀式の準備のため皇太子妃を訪ねた。しかし婚礼衣装を試着した皇太子妃の様子がどこかおかしい。「太子妃?腰に何をお隠しに?」すると月見は衣の下から次々と武器を取り出した。「全部、お預かりします、それから冊封の儀の前に学んでいただきたいことがあります」嬷嬷は皇太子妃に書を何冊も渡して帰って行った。その夜、婚礼を控えた月見は宸月別苑に戻った。すると突然、わずかな時間の隙間に抜け出して来た喩非宸が現れる。「3日後は冊封の儀だ、今回は正式な婚姻になる」「私は喩非宸に嫁ぎたいだけで皇后に興味はない、今、婚儀をしない?」そこで2人は天を証人に拝礼の儀を行った。敵同士として出会い、次第に心を寄せながら、今では強い絆で結ばれた喩非宸と月見。そんな2人を美しい月が見守っていた。冊封の儀の朝。新帝に即位した喩非宸が宸月別苑へ皇后を迎えにやって来た。「お出ましください、皇后娘娘!」しかし嬷嬷が何度、声をかけても月見は出てこない。痺れを切らした喩非宸は度彬に呼んでくるよう命じたが、嬷嬷はしきたりに反すると止めた。嬷嬷は仕方なく自ら皇后を迎えに行った。すると部屋に入った嬷嬷が血相を変えて飛び出してくる。「大変です!皇后娘娘がお逃げになりました!」喩非宸は嬷嬷から書き置きを受け取った。…どう考えても私に皇后は務まらない、広大な江湖を渡り歩いてくる…「城門を閉じろ!追うぞ!」終わり( ๑≧ꇴ≦)あはははは~婚礼で″めでたしめでたし″で終わると思いきや、このラストいいわw
2026.08.24
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嫁东宫第7話(第19集~第21集)鬼卿(キケイ)こと沈黙(シンモク)は月見(ゲツケン)が死んだと思っていた弟・阿瞳(アトウ)だった。弟を取り戻すため谷主を追って地下宮殿から出た月見と喩非宸(ユヒシン)。しかし突然、男に襲われ、2人は激しく胸を殴られてしまう。その頃、沈黙を探していた沈念慈(シンネンジ)も地下宮殿にたどり着いていた。深手を負った月見と喩非宸の前に砕星(サイセイ)谷の谷主が沈黙を連れてやって来た。「七皇叔…やはりあなただったのか」すると慎(シン)王は恨めしそうに右手の傷を見た。「この傷は春の狩猟で刺客に遭遇し、殿下をかばって受けた傷だ、覚えているか?」「掌骨(ショウコツ)は裂け、筋が傷ついた、それ以来、筆が持てず、絵も描けない」「疑い始めたのはいつだ?」「柳(リュウ)坊の時だ」 「二皇子はお前だったんだな」「思いもよらなかった、こうしてあなたと刀を交えることになるとは… 王爺、私への恩情と教育は偽りだったのですか?」「言ったはずだ、権力というものは人の心を惑わすと」無能で孤立した皇太子なら争う必要などなかった。しかし喩非宸は有能で民に支持されているため命を狙うしかなかったという。慎王は月見に弟か夫のどちらか1人を選べと迫った。すると配下の男が匕首を投げ渡し、沈黙の首に手をかける。「3つ数える間に決めろ、いー、R…さん!」匕首を拾ったものの決断できない月見、その時、喩非宸が月見の手を握って自ら胸を刺してしまう。「(コソッ)急所は外した…大丈夫だ…」そこへ偶然、地下宮殿を出た沈念慈が駆けつけた。沈念慈は人質となった沈黙を見て呆然となった。すると沈黙が郡主に向かって″撃て″とつぶやく。沈念慈は勇気を振り絞って腕を伸ばし、沈黙からもらった暗器を放った。暗器は命中しなかったが、沈黙は男が怯んだ隙に男の帯剣を引き抜く。しかし振り返る時間はなく、沈黙は自分の腹を刺して背後の男を一緒に刺殺した。「沈黙!大丈夫?!しっかりして!」その時、度彬(ドヒン)が現れ、動揺している慎王の首に剣を突きつけた。喩非宸は殺すなと命じたが、慎王は隠し持っていた匕首で自ら腹を刺してしまう。沈黙は激しく喀血して意識を失った。すると今月分の薬を飲んでいない月見も血を吐きながら倒れてしまう。「来世があるなら二度と刺客にはならない…平凡な家に生まれて…それからあなたに嫁ぐの」「阿月、きっと大丈夫だ…目を覚ませ!阿月!」蠱毒(コドク)は南疆(ナンキョウ)の呪術のため医者にも解毒法が分からなかった。度彬が地下宮殿から薬を手に入れて戻ったものの、月見の蠱虫には効果がないという。ともかく先に母蠱の宿主を安定させ、その間に治療法を探すことになった。…阿月、君が現れて私は暗闇の世界から救われた、幼い頃のように弟を装って自分を慰める必要もない、だから死ぬな、回復して私のそばにいてくれ、これからはずっと一緒だ…一方、沈黙は目を覚ました。沈念慈はこれも皇太后の薬のおかげだと喜んだが、沈黙は急ぎ皇太子に伝言を頼む。「月見の体内に蠱毒が…」沈黙は地下宮殿で解毒薬を探していた時、書斎にあった蠱毒の書を見つけたという。「母蠱の宿主が死ぬと子蠱も破裂して死んでしまう 母蠱は血を餌にすれば宿主から誘い出せる、太子妃を救えるかも」慎王は腹を刺したものの命に別状はなかった。郡主から話を聞いた喩非宸は宿主の慎王を殺せないと知り、見逃すしかない。すると慎王は急に鎖を解かれ、困惑した。「どういうことだ?」「あなたは長年、私を教育し、父も同然、だが謀反を企み、私に危害を加えた 恩と恨み、相殺にして全てを終わりにする、治療を受けたら領地に送ります」「ふっ、月見のためだな?情が深いやつだ、言っただろう?情に溺れるなと… 優柔不断な態度が災難を招くと教えたはずだ、お前にはがっかりした 女のために決断できずためらうとは…太子殿下、これが最後の授業となる」慎王は拷問用の短剣をつかみ、自ら首を掻っ切ってしまう。その時、喩非宸は郡主の言葉を思い出した。…母蠱は血を餌にすれば宿主から誘い出せる…喩非宸は自分の手を切り裂き、慎王の首の傷を押さえた。喩非宸の体に母蠱が移った。そこで今度は月見の手のひらを切って握り締め、子蠱も自分の体に移す。「これでいい、君は毒ではなく体内に蠱虫がいたんだ」子蠱は母蠱が一緒なら何も悪さをすることはないという。「でもあなたの体からはどうやって排出するの?」「あとは陰陽が交わればいい…」喩非宸は同衾の口実に利用したが、月見にばれてしまう。「ちょっと待って、沈黙の子蠱はどうなるの?」「ぁ…それは…度彬!沈黙の蠱毒も解毒してくれ」回復した月見は沈黙を訪ねた。沈黙は月見が姉だと知ったが、実は子供の頃の記憶がないという。「6歳の頃よ?」「はっきりしないんだ、でもそばに誰かがいたのを覚えてる」「首飾りとあざは?」「どのあざのこと?お尻?胸?」沈念慈は思わず口を滑らせ、慌てて釈明した。「違うの!薬を塗る時にうっかり見ちゃっただけ」すると2人の関係に気づいた月見は気まずくなって引き上げることにした。「じゃあ行くわね」「阿姐」自由を手に入れた沈黙は大邑(ユウ)と辰(シン)国の国境へ行くと決めた。「そこで育ったんだ、故郷を忘れてしまいそうだ、見てみたい」すると沈念慈も一緒に行くという。「そうと決まったら数日後に出発よ!」そんなある日、東宮に尹(イン)国公がやって来た。皇太子から届いた解毒薬のおかげで娘も回復し、そろそろ嫁に出したいという。月見は自分が身を引く時が来たのだと察したが、喩非宸の口から思わぬ言葉が出た。「尹国公に娘が2人いたとは知らなかった」「そうでした…次女の尹南瑶(インナンヨウ)のことです、幼い頃から体が弱く外出したことがありません 小月よ、お前も回復したことだし里帰りしないか?阿娘も妹妹も待っているぞ?」尹国公は娘の恩人である月見を長女として受け入れ、手を差し伸べた。すると喩非宸が今日から皇太子妃の名は″尹月見″だと決める。月見は変な名前だとぼやいたが、嬉しそうに父の手を取った。しかし月見を見送ったあと、喩非宸は急に喀血してしまう。つづく( ๑≧ꇴ≦)毒の流れがさっぱりわからん!まあ、いつものことだから気にしないw
2026.08.24
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嫁东宫第6話(第16集~第18集)喩非宸(ユヒシン)は喩非梵(ユヒハン)に成り済まして桃金娘(トウキンジョウ)と接触。皇太子の金印を奪うようそそのかした。度彬(ドヒン)は早速、金印に千里(センリ)香を仕込み、東宮に戻った皇太子に渡しておく。「これで香虫で追跡できます」喩非宸はわざと金印を盗ませて砕星(サイセイ)谷の拠点を突き止める計画だったが、ふいに月見(ゲツケン)が現れた。「ちょっと来て…」月見は泣き腫らした目をしていた。「泣いたのか?」「話は後で…」月見は喩非宸を寝台へ押し倒し、肌を重ねた。しかし翌朝、喩非宸が目を覚ましてみると月見の姿がなく、金印が消えていると分かる。喩非宸は月見の仕業だと気づいたが、そこへ火急の知らせが舞い込んだ。「殿下、皇帝が病です!」その様子を鬼卿(キケイ)が物陰から見ていた。日が暮れると月見は宸月(シンゲツ)別苑から照明弾をあげた。金印を携え、待ち合わせ場所に向かうことにした月見。すると思いがけず郡主・沈念慈(シンネンジ)が侍衛・沈黙(シンモク)を連れてやって来る。「落とし物を探しに来たの」しかし沈念慈たちは一向に帰る気配がなく、痺れを切らした月見は月を見に行くと言って湖心(コシン)亭へ出かけてしまう。実は別邸に行きたいと頼んだのは沈黙だった。沈黙から初めて頼み事をされた沈念慈は喜び、何を探しに来たのか追求はせず、ここで待っているという。しかしいざ沈黙を送り出してみると、皇太子妃が沈黙に目配せしていたことを思い出し、急に不安になった。「あの女狐、太子哥哥がいるのに沈黙まで誘惑する気?確かめに行かなくちゃ!」月見が湖心亭で待っていると鬼卿が現れた。「仮面は不要でしょう?鬼卿」月見は鬼卿の正体が沈黙だと気づいていた。そこで金印が欲しいなら明日の酉の刻、独月(ドクゲツ)山の地下宮殿に谷主が取りに来いと伝言を託す。すると草陰で2人の密会を目撃した沈念慈は動揺のあまり動いてしまう。「人影っ!」月見は草むらに暗器を放った。しかし沈黙はそれが沈念慈だと気づき、咄嗟に飛び出して沈念慈を抱きしめ庇う。驚いた沈念慈は卒倒、沈黙は身代わりとなって背中に暗器を受けた。香虫を放って金印を探しに来た喩非宸たちは負傷した沈黙と意識のない沈念慈を発見した。沈黙を連行し、郡主を別苑で医者に診せた喩非宸。すると沈念慈に怪我はなく、数日で回復すると分かった。「お前は4皇子の侍衛として宮中に入り、狩り場で的にされていた所を郡主に救われた 砕星谷の勢力がここまで及んでいたとはな…太子妃も仲間なんだろう?」喩非宸は沈黙の背中から暗器を抜き取り、首に突きつけた。「郡主はお前の正体を知らないのだろう?砕星谷の刺客だと知ったらどう思うかな? お前に機会をやる、私と取り引きをしないか?」喩非宸は沈黙の弱点が郡主だと気づいていた。そこで月見の解毒薬を手に入れれば沈黙の秘密を守るという。香虫は宸月別苑に留まった。金印は確かに月見の部屋で見つかったが、月見の姿はない。「まずい!行くぞ!」やがて目を覚ました沈念慈は誤解を解くため離れを飛び出した。「太子哥哥!私は沈黙の正体を知っていたの!」しかし別苑にはすでに喩非宸たちの姿はなかった。地下宮殿に約束通り谷主と桃金娘が現れた。初めて谷主と顔を合わせた月見。慎(シン)王は解毒薬と金印を交換しようと持ちかけたが無駄だった。「今日はあんたたちと共に死ぬ覚悟で来たわ」月見は地下宮殿に油を流し始めたが、谷主には切り札があった。「これに見覚えは?」それは月見の亡き弟・阿瞳(アトウ)の長命鎖だった。谷主の合図で沈黙が連行された。「お前の弟は私が教育しておいてやった」すると慎王が沈黙の襟元を開けて赤いあざを見せる。「阿瞳…あなたなの?!」あの時、月見は土砂の下敷きとなった弟が死んだと思い、その場を去っていた。まさか弟が生きて砕星谷に引き取られていたとは…。「自分は死んでも弟は見殺しにできんだろう?最後の機会をやる、どうだ?」その時、喩非宸の声が洞窟に響き渡った。「阿月!」慎王と桃金娘が喩非宸の声に驚いた隙に月見は弟を助けようとした。しかし桃金娘の鞭に捕まり、うっかり金印の箱を落としてしまう。実は箱の中は空だった。すると慎王は桃金娘に後を任せ、沈黙を連れて先に脱出してしまう。地下宮殿に喩非宸が兵を率いて現れた。しかし月見が桃金娘に捕まっているため攻撃できない。「配下が邪魔よ!下げて!」「…出ていけ!」喩非宸は度彬に配下を連れて出て行くよう命じた。すると月見はようやく正体を明かし、嘘を認める。「私は尹南瑶(インナンヨウ)じゃない、砕星谷の刺客・月見、私は悪人なの、こいつを殺して私も殺して」「知っていた、最初から…私も君を騙した」喩非宸の月見への情は本物だった。そこで桃金娘は月見の首に剣を突きつけ、助けたいなら喩非宸の命と引き換えだと迫る。「私は毒に侵されているからどうせ死ぬわ!喩非宸!」「阿月…」すると桃金娘は喩非宸に自分の手を切ってから来いと命じた。要求されるまま自ら手のひらを切りつけ、剣を捨てた喩非宸。「三つ数える間にこっちに来たら月見を放す!いー、あー、さん!」その時、桃金娘が月見を突き放し、喩非宸めがけて突撃した。喩非宸はこちらに走ってきた月見の腕をつかんで引き寄せた。すると勢いよく回った月見が桃金娘の剣をつかみ、奪い取ることに成功。そこで喩非宸がその剣を桃金娘に投げ返したが、間一髪のところで避けられてしまう。しかし月見が即座に放った暗器が急所を直撃、桃金娘は絶命した。「阿瞳が…阿瞳を助けなくては!」つづく( ๑≧ꇴ≦)色々と雑ではあるが…w
2026.08.23
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锦月如歌 Legend of The Female General第21話季陽(キヨウ)を救った女将軍として一躍、時の人となった禾晏(カアン)。今日は令嬢たちにお茶会に招かれたが、そこで偶然、見事な刺繍の巾着を目にした。実はその巾着は王(オウ)家の娘が嫁入り道具のため、許嫁に作ったものだという。禾晏は女子が想い人への証しに作る刺繍に興味を持ち、自分でも作りたいと言った。令嬢たちは肖珏(ショウカク)のためだと気づき、禾晏に手取り足取り教えたが、散々たる出来栄えに言葉を失ってしまう。そこで料理を作ってはどうかと提案した。「麺なら簡単よ!」その夜、禾晏は肖珏に麺を届けた。自分のために何かしたいという禾晏の気持ちが嬉しい肖珏。しかし麺は恐ろしいほど塩辛かった。…どんだけ塩入れたんだか…肖珏は顔を引きつらせながら一気に麺を流し込み、禾晏にばれないようお茶を飲んだ。今度は禾晏が衣架にかけてある肖珏の衣を調べ始めた。「ほつれがあれば繕っておこうかと…でも問題はなさそうです」すると肖珏は自ら袖口を引き裂き、破れていると訴えた。禾晏は故意だと分かっていたが肖珏に話を合わせ、すぐ直すので脱げとからかう。そこへ運悪く飛奴(ヒド)が現れた。飛奴はもみ合っている2人を見て変に誤解、動揺して転倒してしまう。「そんなに慌ててどうした?」「ぁ…都督、柴安喜(サイアンキ)が目覚めました」肖珏は約束通り楚昭(ソショウ)に知らせ、一緒に柴安喜を訪ねた。「混乱に乗じて逃げられたのにあなたは残った、民を守る志は変わらぬようだ」肖珏はそんな副将がなぜ父に背いて国を裏切ったのかと憤る。しかし柴安喜は国に背いていないと猛反発、息子を殺した肖仲武(ショウチュウブ)への復讐だったと明かした。柴安喜の息子・柴潜(サイセン)は硯(ケン)山の戦いで肖珏の代わりに急遽、先鋒となり戦死した。そのおかげで肖珏は手柄を立てたが、柴安喜は肖仲武が肖珏を守るため、初めから柴潜を先鋒に代える策だったと邪推してしまう。すると肖珏が当時の事情を語った。「あの時、硯山への道中で烏托(ウタク)の騎兵に遭遇し、5倍の敵との戦闘に入った 作戦遂行を諦めると決めたが、その時、校尉の柴潜が自ら志願した 柴潜はわずか215名の兵を率いて戦況を変えたのだ」肖珏はその証拠に兵士たちの血判を見せた。柴潜が書いた志願書を見た柴安喜は泣き崩れた。息子と妻を失った悲しみから大将軍を疑い、我が子を見くびり、まさか鳴水(メイスイ)の戦いで取り返しのつかない過ちを犯してしまうとは。「何如非(カジョヒ)にご用心を…私は奴の指示で援軍要請の文を数日、差し止めたのです」「誰ですって?」禾晏は思わず確認した。「何如非だ」柴安喜の話では何如非の口ぶりから黒幕が都にいる高位の権力者だと気づいたという。無論、その場にいた皆の頭に真っ先に浮かんだのは徐敬甫(ジョケイフ)だった。寝殿に戻った禾晏は困惑していた。あの時、軍営で撫越(ブエツ)軍の八虎(ハッコ)将・李匡(リキョウ)と会ったが、柴安喜との面識はない。…本当の何如非の仕業ね?前から徐敬甫と結託していたに違いないわ、でもなぜ肖家を陥れたの?私の死ももしかして計画の一部?肖珏が青琅(セイロウ)剣を奪ったのも、素性の知れない私を警戒したのも当然だわ、黒幕の手先だと思われたのね、肖珏は戦場の何如非と柴安喜と接触した何如非が別人だと知らない、とにかく真相を明らかにしなくては…楚昭は応香(オウコウ)から肖珏たちが別れの挨拶のため蒙稷(モウショク)王女を訪ねたと聞いた。そこで楚昭もすぐ後を追う。「お2人も季陽を発つとは…私は同行できませんが」「共に朝廷に仕える身、また会える」「都督の言う通りです」禾晏の言葉を聞いた肖珏は禾晏が楚昭との別れを惜しんでいると邪推してしまう。蒙稷王女は折り入って話があるという肖珏を連れて書斎に入った。すると肖珏は禾晏が厄介ごとを避けるため男として入隊したと明かし、いずれ公にはするが時期尚早だという。王女は季陽の恩人の秘密は守ると約束、その代わり柳不忘(リュウフボウ)の唯一の弟子を理不尽な目に遭わせないで欲しいと釘を刺した。「季陽は永遠にあの子の実家よ」肖珏はその言葉を聞いて喜んだが、回廊へ出るとすでに禾晏の姿がなかった。禾晏は楚昭と一緒に宮門を出たところだった。「楚兄、もうここで大丈夫です」「私が君と歩きたかっただけだ」楚昭は柴安喜の話を聞いても態度を変えずにいてくれる禾晏に感謝した。「そうだ、君から借りた衣を返す、部屋に届けさせるよ」門で控えていた応香はすでに箱を抱えていた。「楚兄、あなたが師の陰謀を全く知らないはずがない、でも季陽の危機に力を尽くしてくれた あなたが国を裏切るとは思えない、どうか二度と悪事には手を貸さぬよう」「この先、何が起ころうとも悔いのないようにするよ」楚昭は禾晏を特別な女子だと称賛した。しかし禾晏は自分が非凡なのではなく、たまたま勉学に励み、家を出て入隊したからだという。もし天下の女子も自由に山河を見ることができれば、誰も屋敷の奥でいがみ合う日々には戻らないだろう。「禾姑娘、君のために新たな道を切り開きたい」「誰かにやってもらう必要はありません、私は誰かと一緒に自力で切り開いて行きたい」その時、楚昭は肖珏が来たことに気づいた。「…その誰かとは肖都督なのか?」禾晏は何如非のことが引っかかって思わず口ごもってしまう。すると肖珏が現れた。「彼と話したくて私を待たなかったのか?」しかし答えを聞く前に血まみれになった飛奴が駆けつけた。「都督、柴安喜が死にました」肖珏たちは慌てて離れに駆けつけた。激しい戦闘の末、胸を一突きされて絶命した柴安喜。すると刺客の亡骸を調べていた禾晏が烏托の令牌を見つけた。肖珏と禾晏は寝殿に戻った。手当を終えた飛奴も合流、徐敬甫を告発すべきだと訴える。しかし肖珏は肝心の証人がいなければ無駄だとあきらめた。「だが何如非の関与は裏付けられた、徐敬甫は手強い、まず何如非から崩す」「恩知らずな奴ですよ」すると居たたまれなくなった禾晏は部屋に戻ってしまう。帰京の途についた楚昭は丞相が必ず刺客を送ると踏んでいた。そこで巻き込まれないようわざと肖珏と一緒に王女に謁見し、咄嗟に烏托の令牌を亡骸に忍ばせておいたという。応香は肖珏が疑っているはずだと警告したが、楚昭は心配ないと言った。「老師が他国との内通を私に明かすとは肖珏も思わぬ、何より私に烏托軍は動かせない それより柴安喜を失ったことが大きいな」肖珏たちは崔(サイ)府に別れを告げ、帰路の途中、崇淮(スウワイ)に立ち寄った。一行は有名な望江(ボウコウ)楼に到着。程鯉素(テイリソ)はかつて同窓たちと学堂を抜け出し、曜京(ヨウケイ)最大の妓楼・入雲(ニュウウン)楼へ行ったことを思い出した。あの時、程鯉素が花游仙(カユウセン)という歌姫を見に行こうと提案、肖珏や何如非を巻き込んで塀を乗り越えたという。今では笑い話だったが、その時、宋陶陶(ソウトウトウ)は禾晏の様子がおかしいと気づいた。「禾姐姐?顔色が悪いわ、昨夜は眠れなかったの?」「…昔のことを思い出して」宋陶陶はてっきり亡き師匠の夢でも見たのだと思った。程鯉素は望江楼に同窓の楊銘之(ヨウメイシ)を呼んでおいた。実は楊銘之は兵部尚書の一人息子で科挙に合格していながら、七品の崇淮知県に甘んじている。しかし程鯉素の期待とは裏腹に肖珏は親友との再会を喜ばなかった。…肖珏が鳴水の戦いで父を失った時、楊銘之は兵部尚書の父に頼んで必ずや内情を調べてもらうと励ましたしかし肖珏がいざ朝堂で嘆願してみると兵部尚書が父を糾弾楊銘之は闕(ケツ)城に行くと嘆願した肖珏を心配し、引き止めに向かう『あの戦いに裏などなかったのかも、恐らく父上が』激怒した肖珏は楊銘之を殴りつけ、二度と顔を出すなと縁を切った…程鯉素は誤解があるのならこの機に仲直りするよう提案した。しかし楊銘之は誤解などないという。「私が約束を守らぬ卑怯者だっただけだ」つづく( ๑≧ꇴ≦)え?寄り道?
2026.08.22
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锦月如歌 Legend of The Female General第20話烏托(ウタク)がついに季陽(キヨウ)に突撃、戦が始まった。崔(サイ)府には名家の夫人や令嬢が集まり、女たちも国を守る気概を持とうと奮起する。その頃、烏托の精鋭たちは徐敬甫(ジョケイフ)から聞いた隠し通路から城内へ侵入しようとしていた。しかし待ち構えていた柳不忘(リュウフボウ)に行手を阻まれてしまう。肖珏(ショウカク)は飛奴(ヒド)に先鋒を命じ、季陽軍の木夷(ボクイ)に城門を死守するよう指示した。禾晏には主力部隊を率いて攻撃を仕掛けさせ、その間に肖珏がおとりとなって忽雅特(コツガトク)の気を引くという。主戦場から総帥を離すことで烏托の戦力を削ぐためだ。しかし禾晏は肖珏以上におとりにふさわしい者がいるという。「軍の存亡を握るあなたをおとりにはできない」肖珏に悩んでいる時間はなかった。「禾晏に命ずる!必ず生きて戻れ」その頃、程鯉素(テイリソ)と宋陶陶(ソウトウトウ)も懸命に傷ついた兵士たちを治療していた。季陽の城門が開いた。飛奴たちが一斉に駆け出し応戦、すると肖珏が主力の騎馬隊と共に突撃する。後方で見守っていた忽雅特は肖珏の姿を見つけ、生け取りにした者には褒美を出すと鼓舞した。その時、蒙禝(モウショク)王女に扮した禾晏が城門から護衛を連れて密かに脱出する。穆紅錦(ボクコウキン)が逃げたと誤解した忽雅特は目の色を変え、側近たちを率いて慌てて後を追った。穆紅錦を追って無我夢中で川へ突っ込んだ忽雅特たち。その時、穆紅錦たちが急に止まったかと思うと、突然、方向転換して襲いかかってきた。実は烏托は陸上戦に慣れているため馬は水が苦手、案の定、足を取られた馬のせいで烏托は思うように戦えなくなってしまう。やがて禾晏と忽雅特の一騎打ちとなった。忽雅特はそこでようやく穆紅錦が替え玉だと気づく。「はっ!お前は偽物か!」一方、城門の前で戦っていた肖珏は兵士の中に柴安喜(サイアンキ)の姿を見つけた。しかしあっという間に見失ってしまう。「飛奴!柴安喜がいた、必ず見つけろ!」禾晏は長槍で忽雅特の巨体を突き刺した。すると忽雅特が最後の力を振り絞って禾晏を蹴り飛ばし、一矢報いて絶命する。禾晏は川底に沈みながら、兄の罵声が聞こえたような気がした。…義妹よ、情けをかけてやったのに、それを無にするとは不義理な奴だ、家のために努力する?何(カ)家の嫡男は1人だけ、さっさと死んでしまえ、おまえは何家に不要な人間、お前の存在は何家の脅威になる!…その時、川に飛び込んだ肖珏が禾晏を捕まえた。岸に上がった禾晏は激しく水を吐き出し、肖珏が救ってくれたと知った。「都督…勝ったのですか?」「勝った」禾晏は喜んで思わず肖珏に抱きついた。しかしふと水中で肖珏が口移しで空気を送ってくれたこと思い出し、照れ臭くなってしまう。「どうした?」「早く戻りましょう」( ゚д゚)ポカーン…ここに来て使い古された水中キスとか蒙稷王女は軍営に戻った肖珏と禾晏を労った。禾晏の無事を喜ぶ楚昭(ソショウ)、すると禾晏も心配してくれたことに感謝を示す。肖珏はそんな2人の関係が面白くないが、そこへ信じられない訃報が舞い込んだ。「王府の近くに柳(リュウ)先生の亡骸が、周りには多数の烏托人の骸も…」柳不忘はたった独りで大勢の敵に立ち向かい、力尽きていた。(∩≧ꇴ≦∩ eeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeee!蒙稷王女と禾晏は雲鳥居(ウンチョウキョ)で柳不忘の亡骸と対面した。その時、穆紅錦は柳不忘が腕輪を握っていることに気づく。…これは″悦心鐲(エツシンタク)″というの、想い合う2人が身に着ければ一生、離れない…あの時、柳不忘は想い人ではないと冷たく言い放ったが、実はこっそり対の腕輪を買っていた。しかし当時は何も知らず、穆紅錦は腕輪を買ってくれないのなら、代わりに一緒に城外へ出ようと誘う。『実はあの廟に城外への隠し通路があるの』柳不忘は隠し通路を知っていた。…誰にも知られず最期の時を迎えた柳不忘肌身離さず持っていた腕輪を懐から取り出すと、ふいに目の前に若かりし頃の穆紅錦の姿が現れた『紅錦、元気でいてくれ、しっかり生きるのだぞ』…( ;∀;)しふぉ…崔府に戻った禾晏は離れの部屋でひとしきり泣いた。肖珏はあえて声をかけず、回廊でじっと待っている。やがて気持ちを切り替えて禾晏が出てきた。いつもと同じように笑顔を見せる禾晏、しかし目を見れば泣き腫らしたと分かる。「やめろ、強がるな、言っただろう?涙も笑顔も我慢しなくていい、自分を偽るな」「こうするしかないんです、この世で私に優しい人は少なくて、片手で足ります でもまた減ってしまった…」肖珏は思わず禾晏に手を伸ばそうとしたが、結局、できなかった。柳不忘は静かな自然の中に埋葬された。手首につけた悦心鐲を握りしめながら悲しみに暮れる穆紅錦。肖珏たちは憔悴した禾晏を慰めていたが、どんな言葉も禾晏の寂しさを埋めることはできなかった。その夜、禾晏は雲鳥居の庭園で独り、師匠の好物を卓上に並べていた。「師父、季陽の風習に従い、家族として料理を用意しました、お見送りします」禾晏が献杯していると、蒙稷王女も料理を持ってやって来た。すると2人の料理が全く同じことに気づく。「何年も経つのに好物が変わらないのね」しかし禾晏の料理は一品、多かった。「魚の甘酢がけ?…もしかして砂糖が入っていない?」「師父は砂糖なしの甘酢がけが好きでした、私はただの酢がけだってからかったんです 後日、知りました、師父の想い人の好物が砂糖なしの甘酢がけだったと」穆紅錦はやっと柳不忘が自分を想ってくれていたと知った。当時、戻ってこなかったのも事情があったからだと分かったが、どちらにせよ結ばれない運命だったという。「あなたの師父とは縁がなかったけれど、あなたを身内だと思って伝えるわ 開戦前の夜、意地を張って会わなかったことを後悔している、一目だけでも見ればよかった 私と同じ轍は踏まず、目の前の人を大事にしなさい 運命の人と出会えるなんて幸せなことよ?だから決して手を離さないで 相手を信じることが自分のためにもなる」「ありがとうございます、王女」弔いを終えた禾晏は水廊に立っている肖珏を見つけた。「都督?いらしてたんですか?」「料理の手配に奔走していたから空腹だろう?」肖珏は禾晏に焼餅(シャオビン)を渡した。応香(オウコウ)が報告に戻った。するとちょうど楚昭が熱心に禾晏の姿絵を描いている。内心おだやかでない応香だったが、冷静さを装った。「公子、肖珏が重傷の柴安喜を連れ帰りました、急ぎ始末しますか?」しかし楚昭は柴安喜が握っている丞相の秘密を聞きたいという。柴安喜は重傷で意識がなかった。そこへ早速、楚昭が現れる。「鳴水の戦いで死んだはずの将士を見つけたとか? 死を装っていたとは何か裏がありそうだ、巡察使として様子を見に来た」肖珏も巡察使という大義名分がある楚昭を追い返す術がなく、柴安喜が目覚めたら連絡すると言った。つづく(꒪ꇴ꒪〣)ある意味、意外な展開w
2026.08.21
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锦月如歌 Legend of The Female General第19話翌朝、崔越之(サイエツシ)が回廊で肖珏(ショウカク)と禾晏(カアン)を待っていた。甥夫婦と偽った負い目があり困惑する肖珏と禾晏、しかし崔越之は喬渙青(キョウカンセイ)が偽物だと初めから分かっていたという。しかし蒙稷(モウショク)王女が肖珏の来訪を静観していた以上、合わせるしかなかったと笑った。禾晏は肖珏と一緒に雲鳥居(ウンチョウキョ)を訪ねた。聞けば柳不忘(リュウフボウ)は毎年、水神(スイジン)祭の前後に季陽(キヨウ)へ戻っていたが、今回は烏托(ウタク)人の間者が多いと気づいて警戒していたところ、さらわれた小楼(ショウロウ)を見つけたという。「よからぬことが起こる気がして仕方がない」すると肖珏は2人が話しやすいよう席を外した。禾晏は師匠が季陽に留まるのは王女のためかと聞いた。すると柳不忘は誰が統治していようと危機が迫った季陽の民を見殺しにできないという。「お前たちも同じ思いなのでは?」「師父の言うとおりです、邪推でした、でも王女に会わなくていいんですか?」「…忙しいのだろう?そろそろ帰りなさい」肖珏が門で待っていると禾晏が現れた。すると屋敷から柳不忘の琴の音が聞こえてくる。肖珏は柳不忘の人柄までは分からぬものの、その音色から深い悲しみが伝わってくると言った。「都督にはやはり音楽の才がある、隠そうとしても琴の音は正直なのですね」「そういえば王女もこの曲を弾いていたな」肖珏と禾晏が街に戻ると飛奴(ヒド)が駆けつけた。崔越之が都督に相談があるという。そこで禾晏は肖珏と別れ、街の様子を見回ってから帰ることにした。すると思いがけず楚昭(ソショウ)が現れる。楚昭は白月(ハクゲツ)山に誘っておきながらすっぽかしたと謝罪したが、禾晏はすっかり忘れているようだった。「気にしていません、それに別の収穫がありましたし」「君は心が広いね、そうだ、お詫びの品がある」楚昭は禾晏の腰に紫玉鞭(シギョクベン)があると気づき、柄飾りを贈った。「私たちは友であろう?友の印だ」「では…私からもお返しを」禾晏は近くの飴細工の露店に目をつけた。そこで自分で作りたいと頼み、楚昭の字・子蘭(シラン)と飴で作る。楚昭は喜んだが、あめを溶かしていた火鉢の火が急に大きくなり、咄嗟に袂で顔を覆った。「楚兄?大丈夫ですか?もしや火が怖いの?」「いいや…あ、よかった、飴が無事で」禾晏が楚昭と一緒に蒙稷王府に戻ると、偶然、回廊で肖珏を見つけた。「都督(ドード)!」しかし肖珏は駆け寄ってきた禾晏の腰に見慣れない飾りがあることに気づいて顔をしかめる。「あ、楚兄から礼物をもらいました」そこで楚昭はお返しに飴細工をもらったと自慢した。すると肖珏は自分も大量に桂花飴をもらったと対抗する。(  ̄꒳ ̄)<この子蘭の文字は彼女が書いてくれたんです、ふっ(  ̄꒳ ̄)<割れやすいから気をつけるんだな、ぬか喜びにならぬように…ふふっお2人とも飴が好きなのね…>( ̄▽ ̄;)そこへ飛奴が慌てて駆けつけた。城内の食糧庫で火事があったという。一方、隠れ家に潜んでいた柴安喜(サイアンキ)も火事騒ぎを聞いて物陰から出てきた。「烏托人だな、始まったか…」( ๑≧ꇴ≦)とどw楚昭は火災現場の煙を眺めながら、ある事に気づいた。「鳴水(メイスイ)でも闕(ケツ)城でも同様の事が起こった 今回、烏托人が容易に侵入できたのは先生の手引きだろう、つまり鳴水も闕城も…」すると楚昭は禾晏からもらった飴細工を大事そうに箱にしまった。蒙稷王女・穆紅錦(ボクコウキン)は守りを強化していたが、状況は一段と悪化していた。間者を捕らえても焼け石に水、烏托もついに攻撃を始め、激戦になるのは必至だ。「少ない兵でも戦うしかない、私が指揮をとって季陽と存亡を共にする」すると肖珏が大魏の将軍として民を守ると申し出た。禾晏は王女と小殿下を先に逃がそうとしたが、小楼(ショウロウ)は母と一緒に民と生死を共にしたいという。その姿を見た禾晏は国を守る気概は女子であっても変わらないと感銘した。肖珏はこの戦で禾晏に季陽の2万の兵士の指揮を任せることにした。しかし突然、現れた女将軍に季陽の将軍は猛反発。禾晏はならば手合わせしようと提案したが、肖珏はその代わり1対10で決着をつけろと命じた。喬夫人が演武場で季陽軍と腕比べするという噂はあっという間に広まった。顔敏児(ガンビンジ)や凌繍(リョウシュウ)たちも駆けつけ、野次馬が集まる中、禾晏は見事に10人を倒してしまう。そこで禾晏は令嬢たちの元へ駆けつけ、女も剣を手にして出征できると訴えた。「もちろん無理に戦う必要はないの、やりたいことをやればいいと思う」顔敏児は禾晏の言葉に感化され、名家の生まれに甘えていたと反省した。すると凌繍は出征できずとも家にある宝飾品を売って武器や糧秣を買って協力したいという。宋陶陶(ソウトウトウ)も医術を学べば女子も戦で役立つと誘った。演武場の様子を楚昭と応香(オウコウ)が矢倉から見ていた。「あれほど強いとは…」「禾姑娘は特別なんだ」その頃、ちょうど民たちの避難が始まった。応香は楚昭も民と共に街を離れるよう勧めたが、楚昭は柴安喜の件が片付いていないと拒み、何より丞相の意図を見抜くため残りたいという。南門では夜になっても民の避難が続いた。宋陶陶は程鯉素(テイリソ)が自分を追い出すつもりだと疑ったが、意外にも程鯉素は医術で人を救うという目的を果たせと背中を押してくれる。そこで2人はどちらが多くの将士を救えるか勝負することになった。「私が勝ったら君は私の洗濯番だ」「ふん!私が絶対に勝つ」翌日、肖珏は崔越之や季陽の将軍たちと戦術を話し合った。楚昭は巡察使として戦火から民を守りながら柴安喜の行方を探していたが、その時、背後から焼け落ちた柱が迫ってくる。その時、巡回していた禾晏が現れ、柱を吹き飛ばしてくれた。「火に敏感なんですね?火に嫌な思い出でも?」楚昭は確かに火が苦手だった。まだ幼い頃、近所の子供たちから父のいない子だと松明で襲われた時の恐怖は今も消えることはない。「楚兄?…楚兄?すみません、立ち入ったことを聞いて」「(はっ)いいや、ありがとう」すると禾晏は人魚が織った衣の背当てを思い出し、楚昭に貸すことにした。「水も火も通さず身を守れるそうです」烏托の大軍は季陽の南20里に兵営を設けた。肖珏が季陽にいることは承知のはず、敵が速戦即決を狙って来るなら、兵が少なく戦を長引かせたくない肖珏たちにとっても好都合だ。今回、烏托の主将は忽雅特(コツガトク)だった。「勇猛だが独り善がりなため布陣には欠陥がある」「私も名は知っています、配下の重装甲兵との戦いが勝敗を決するかと…」「ずい分と忽雅特に詳しいのだな?」「ぁ…私は将軍を目指しているので敵の情報を集めるのは当然です!」そこへ飛奴が駆けつけた。城門で目を光らせているが柴安喜らしき人物は見つからないという。開戦後の混乱に乗じて逃げられたら捕らえるのは難しい。しかし肖珏は季陽の死守を最優先とした。決戦前夜、20年以上もこの街を守り続けてきた穆紅錦は今回も必ず守り抜くと誓った。今夜も王宮に響き渡る″美しき歳月″、その時、どこからともなく琴の音が聞こえて来る。穆紅錦には合奏しているのが柳不忘だと分かった。…あの時、山に戻った柳不忘は師匠に事情を説明し、穆紅錦が婚姻せずとも王位を継げる道を模索したしかし雲機(ウンキ)道長は反対、男子継承という過去の慣習を破れば王位そのものが揺らいでしまうという『彼女は歴代の王に並ぶ名君となる!私が支えます、苦境を抜ける道が必ずあるはず!』『あったとしても代償を払うことになる お前たちが苦労するだけではない、季陽の民を巻き込んでしまうのだぞ?!』柳不忘はともかく下山して穆紅錦に説明したいと懇願したが、道長は聞き分けのない弟子を点穴して眠らせ、監禁してしまう師匠がようやく柳不忘の前に現れたのは、穆紅錦の婚姻の3日前だった…穆紅錦は柳不忘がいると分かっていながら動けなかった。「あなたは結局、戻らなかった、なのに今さら会う必要なんてある?」翌朝、楚昭は王女と共に軍営に出かけて季陽軍の凱旋を待つことになった。そこで禾晏が貸してくれた背当てを大事そうに取り出し、応香に見せる。一方、程鯉素と宋陶陶も前線で戦う将士たちを救うべく、崔家を出た。烏托総帥・忽雅特がいよいよ突撃の号令をかけた。そこで禾晏は肖珏に自分が忽雅特を引きつけると申し出る。「禾晏に命ずる!必ず生きて戻れ」つづく( ̄▽ ̄;)引っ張る引っ張るw
2026.08.20
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双轨 SPEED AND LOVE 全29話第4話姜暮(ジャンムー)を送り届け、飛馳(フェイチー)自動車に戻った靳朝(ジンジャオ)。靳朝はここで車の整備をしながら、工場のバックヤードに住んでいた。結局、夕方になっても姜暮から何の連絡もなく、唐突な別れに苛立ちを隠せない靳朝。その頃、ホテルでは姜迎寒(ジャンインハン)が娘が来るのを待っていた。しかしいよいよフライトの時間が迫り、クリスに促されて出発するしかない。一方、靳朝を誤解していたと気づいた姜暮は一日中、部屋にこもって呆然としていた。すると腹違いの妹・靳昕(ジンシン)が心配して入ってくる。「姐姐…泣いているの?」「靳朝がどこにいるのか分かる?」姜暮は深夜の飛馳自動車を訪ねた。整備中の車の陰で靳朝が誰かと話していたが、姜暮に気づくと逃げるように帰ってしまう。「なぜここに?行かなかったのか?」「言い忘れたことがあったの」その時、時計の針が12時を回った。「お誕生日おめでとう、朝朝」「…君もおめでとう、暮暮」実は靳強(ジンチアン)と姜迎寒に引き取られた靳朝は自分の誕生日が分からなかった。そこで靳強がこれからは姜暮の誕生日を靳朝の誕生日にすると決める。『2人の誕生日は同じ、朝朝と暮暮はずっと一緒だ』姜暮を連れて買い物に出かけることにした靳朝。「あの家はどうなの?居心地は?」姜暮は靳朝が新しい家族に馴染めないのかと心配したが、靳朝は相変わらず素っ気ない。「さあな…慣れた」靳朝は姜暮のために苺ケーキを買ってくれた。姜暮が酒を飲みたいと頼めば、誕生日なので特別に許してくれる。こうして工場のバックヤードに戻った2人は10年ぶりに一緒に誕生日を祝うことになった。「それで本当の誕生日はいつなの?」「さあな…気にせず20年が過ぎた、知っているのは君が生まれた日だけだ」姜暮はふいに申し訳なくなったが、靳朝は早く願い事をするよう促した。「早くしないとろうそくの火が消えるぞ?」「1つ目は口に出して唱える、靳朝の本当の誕生日が分かりますように 2つ目の願い事は心の中だけで唱えると叶うの」…これからは毎年、この特別な日を共に迎えて朝朝とずっと一緒にいられますように…靳朝は甘い物が好きじゃないとケーキを断り、ビール瓶のふたを開けてくれた。「私、酒癖が悪いから」「じゃあ…やめておくか?」「やめてもいいけど〜」「飲みたいなら飲め、俺が面倒を見る」…ふふ、嬉しい!また一緒に誕生日を祝えるなんて…酒が回った姜暮は母の再婚について愚痴をこぼし始めた。「クリスは年を取ってるし、経済力以外に何の取り柄もない ママは移住するけど、騙されていないか心配なの」「君のママは妥協しない、ずっと再婚しなかった、本当に好きだから結婚するんだろう?」「パパのことは靳強と呼ぶのに、ママのことは″君のママ″って呼ぶのね?知っていたの?」「引き取られたのは君が生まれる前だったから、君は知ってたのか?」「前から知ってたわ」「…どう思った?」靳朝の言葉の意味を図り兼ねた姜暮は思わず話題を変えてしまう。靳朝は姜暮を送って行くことにした。しかし姜暮は帰りたくないと駄々をこねる。「外泊は良くないぞ?」「大丈夫よ、あなたと一緒だもん」「なぜ大丈夫だと言い切れる?…ふっ、もう遅い、行くぞ?」「約束したはずよ?酔ったら面倒見てくれるって」「俺は本当の哥じゃない、マズいだろう?」「マズいのはパパの家よ!シャワーが壊れてるのよ?こんな暑いのに…」靳朝は姜暮のわがままに押され、結局、今夜だけという条件で許した。喜ぶ姜暮だったが、こんな時に限って生理が始まり、お腹が痛くなってしまう。靳朝は生理痛で苦しむ姜暮のため生理用品を買って来てくれた。シャワーを借りて靳朝が用意してくれたTシャツに着替えた姜暮。「シャワーが空いたわ」そこで靳朝が部屋に戻ると、姜暮はスウェットパンツを履かず、大きなTシャツ一枚で素足のまま立っていた。目のやり場に困る靳朝、そんな兄を尻目に警戒心のない姜暮はベッドへ行ってしまう。「じゃあ寝るね!」靳朝は隣の三頼(サンライ)の店に泊まることにした。そこで着替えを持って部屋を出たが、その時、奥から物音が聞こえて慌てて引き返す。すると姜暮が腹痛で苦しんでいた。どうしたら良いのか分からず携帯で検索する靳朝。ちょうど痛みを押さえるツボを見つけて教えたが、姜暮は靳朝の温かい手がいいという。「このまま押していて…そのまま」靳朝は姜暮の世話をしながら、ふと昔を思い出した。…靳強が靳朝を引き取った時、姜迎寒は妊娠中だった姜迎寒は子供の面倒など見られないと反対したが、靳強は亡き親友・査勒(チャーレイ)の子供を放っておけないという『あの命知らずは…』『俺だって同じだ!』『もう勝手にして!』靳朝は玄関でその話を聞いていた姜迎寒は生活のため、出産してすぐダンスの仕事に復帰した靳朝は生まれたばかりの姜暮をよく面倒見ていたが、姜暮はなぜか2歳になっても言葉を話さないすると姜迎寒は靳朝が原因だと考え、靳朝を施設に預けると決めたしかし施設の先生が靳朝を迎えに来た当日姜暮がふらりと出てきたかと思うと初めて言葉を発した『哥…哥…』姜暮は靳朝を見て嬉しそうに笑った…翌日、飛馳自動車ではメカニックの小陽(シャオヤン)たちが故障の原因を見つけられず手間取っていた。エンジンルームをあきらめ車体の後ろに回って調べる2人。その時、誰かが車に乗り込んだかと思うとエンジンがかかった。「おい、誰だ?!」「私は姜暮、靳朝の妹妹よ」姜暮は運転席から降りると、マップセンサーが緩んでいたと教えた。2人は姜暮のスラリと長い生足に目が釘付け、そこに慌てて靳朝が駆けつけ、姜暮の前に立つ。「何を見ている?…仕事に戻れ」靳朝は無防備な姿の姜暮に呆れた。「ズボンは?」「履いてる」「…朝食だ、長ズボンを履いてこい」靳朝は外にあるキッチンで姜暮のために炒飯を作った。「荷物を取りに行くから手伝ってくれない?」「一晩だけだと言っただろう?」「もっと泊まる!」しかし靳朝は許してくれなかった。一方、格闘技場のオーナー兼胴元の林歳(リンスイ)はある男を探していた。山道のカーレースで偶然、迷い込んできた見知らぬ黒い車。男はキャップを目深に被り、監視カメラにも顔が映っていなかった。分かるのはキャップに刺繍された月のマークだけ。配下は改造車が集まる場所も探してみたが見つからなかったという。「エンジン音が普通じゃなかった、運転していた男を探せ! あの改造ができる怪物は東南アジアにも少ない ロータリーサウンドがする車をその場で全て調べるんだ」つづく(⑉゚།།゚)もう色々と凄すぎるw
2026.08.20
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锦月如歌 Legend of The Female General第18話舟に寝転んで月を見ながら眠り込んでしまった禾晏(カアン)と肖珏(ショウカク)。翌朝、目を覚ました禾晏は肖珏の肩にずっと頭を乗せていたことに気づき、済まなそうに起き上がった。どうやら肖珏が自分の外衣を脱いでかけてくれたらしい。その時、肖珏もふと目を覚ました。どこか照れくさそうな肖珏、一方、自分を女子だと意識していない禾晏には大した問題ではないようだった。街に戻った禾晏は露店の焼餅(シャオビン)を見て食べたいと頼んだ。久しぶりに慣れ親しんだ焼餅を頬張る禾晏。その時、近くの席で茶の中に塩、胡椒、生姜を混ぜて飲んでいる男を見つける。あれは烏托(ウタク)の寒さをしのぐ方法だ。禾晏と肖珏は季陽(キヨウ)に紛れ込んだ烏托人を怪しみ、尾行した。烏托の男は城門の検問に並んでいる仲間と合流した。その中に子連れの老女がいたが、明らかに子供が逃げないよう腕をつかんで引っ張っている。「引き止めるぞ」緊急性を察知し、男たちを捕まえることにした肖珏と禾晏。その時、琴を背負った白衣の侠客が颯爽と現れ、子供を返せと迫った。…師父?!…白衣の侠客は何晏(カアン)の師匠・柳不忘(リュウフボウ)だった。( ๑≧ꇴ≦)ハンドン、お久しぶりなんですw烏托人は逃亡、柳不忘は子供を取り返した。老女に扮していたのも烏托の間者で、さらわれた子供は蒙禝(モウショク)王女の娘だという。肖珏は昨夜、兵士からの報告で崔越之(サイエツシ)が動揺していた理由を知り、急ぎ崔家に戻ることにした。「王女の娘の護衛を頼む」一方、楚昭(ソショウ)と応香(オウコウ)も火災現場に現れた刺客の行方を探していた。刺客が応香との手合わせで負傷したことから薬舗を巡っていたが、ついにある薬舗で入れ墨のある男を発見する。「公子、いました」すると手当てを終えた男は茶屋で仲間と合流した。丞相が烏托と結託しているのは明らか、どうやら季陽の街が危ないらしい。柳不忘は禾晏と小楼(ショウロウ)を連れて郊外の雲鳥居(ウンチョウキョ)に到着した。小殿下は薬を盛られているため、ここで治療するという。「あの公子は誰だ?」「彼が封雲(ホウウン)将軍の肖珏です、私たちは任務で季陽に来ました、この姿は身分を偽るため」「好いているのか?」「彼とは古い付き合いですが互いに自分のことで精一杯、私たちの間には何も起きません」柳不忘は2人を占ってみることにした。すると水を表す坎(カン)の卦(ケ)と出る。「1つの難から次の難へと続き、そこから抜け出せないか… しかし水の流れは変わる、困難から抜け出すことも可能だろう」師匠は運命を切り開くのは自分だと説いた。禾晏が気付け薬を嗅がせると小楼が目を覚ました。すると柳不忘が奏でる琴の音に気づき、母も暇があると同じ曲を弾いているという。「確か題名は…″美しき歳月″」その時、禾晏は屋敷の名前の由来に気づいた。…雲と鳥は互いを忘れてもいつか楼上で再び出会う、だから雲鳥居なのね…肖珏が崔越之を連れて雲鳥居に到着した。小殿下の無事な姿に安堵する崔越之、そこで恩人の柳不忘にも王宮へ同行して欲しいと頼んだが、柳不忘は隠遁の身だと辞退する。禾晏と肖珏も柳不忘と別れて王宮へ向かうことにした。すると肖珏は禾晏の師匠には小殿下に何やら思い入れがあるようだという。「師父は自分の話をしません、ただ後悔や傷を抱えているのは分かります でも師父が苦しむと思って深くは訪ねたことがありません」崔越之は小殿下を無事に蒙禝王府まで送り届け、甥夫婦と一緒に謁見を待った。先代の王には王女の他に息子がいたが早世し、一時は蒙稷王府の力が不安定になったという。そこで王女は朝臣の息子と婚姻を結び、夫亡きあとは自ら政を行って内乱を鎮め、民の信頼を取り戻していた。蒙稷王女・穆紅錦(ボクコウキン)が現れ玉座についた。崔越之は甥夫婦を紹介したが、王女は芝居もそこまでにしろと肖珏を諌める。「季陽に潜入した目的は何?」喬渙青(キョウカンセイ)とその妻・温玉燕(オンギョクエン)が偽物だと知った崔越之は呆気に取られていた。肖珏は鳴水(メイスイ)の戦いの時に失踪した父の配下・柴安喜(サイアンキ)を探しに来たと釈明した。実は捜索の流れで街に烏托の間者が紛れていることを知ったという。崔越之も事実だと証言、小殿下も遊びに行った先でさらわれていた。王女は難攻不落の季陽に敵が侵入したと聞いてもにわかに信じられなかった。そこへ侍女が現れ、兵部巡察使・楚昭(ソショウ)が来たと前触れが届く。「通して」禾晏は意外にも王宮で楚昭と再会した。すると楚昭も都へ戻る途中に立ち寄ったところ、烏托の間者を見つけて急ぎ知らせに参上したという。王女は報告に感謝したが、季陽のことは自分たちで解決すると頑なだった。「今夜はこの屋敷で休んで」本殿を出た楚昭は身分を偽っている肖珏を揶揄した。「喬公子?まさか名まで変えて季陽に来るとはね、ふっ」「それに婚姻も結んだ」禾晏をめぐって優位な立場を誇示する肖珏、禾晏は思わず失笑し、2人の間に割って入った。「楚兄、私たちは本当に縁がありますね」「そうだな、再会を繰り返しているね」「…歩くだけで幾人と再会するのやら」肖珏は悔し紛れに嫌味を返し、楚昭と一触即発の様相となる。すると焦った禾晏は肖珏の腕をつかみ、強引に連れて行った。「都督、日が暮れます、早く食事にしましょう」王女は肖珏の行いが礼に反していたとは言え、助言通り警備を強化して兵の訓練を急ぐよう命じた。小楼を助けてくれた恩もあり、今回は肖珏を追及せず、人探しも手伝うという。するとその夜、王女が琴を弾いていると、音に導かれるように禾晏が訪ねてきた。「″美しき歳月″ですね、私の師父も演奏を…」実は禾晏の師匠は雲林居士(ウンリンコジ)・柳不忘だった。「息災なの?…答えなくていい、知りたくない」「私の師父と旧知の中なのですか?」…あれは王女がまだ若かった頃、婚姻を拒んで屋敷を抜け出した時だった郊外でごろつきたちに捕まった穆紅錦は琴を背負った白衣の侠客に助けられる『私は穆紅錦よ』『拙者、柳不忘と申す、ではこれにて』『アイヨ~!足をくじいたみたい…』柳不忘は仕方なく穆紅錦を背負い、家まで送ることにしたしかし穆紅錦は誘拐されて家から遠く離れてしまったと嘘をつき、柳不忘と一緒にいたいという『私の命に責任があるでしょう?送ってくれてもいいけれど曜(ヨウ)京よ?』柳不忘の隠れ家に転がり込んだ穆紅錦柳不忘は琴を弾いてわずかな銭を稼ぎ、夜は部屋の外で穆紅錦を守ったある時、穆紅錦は露店で素敵な腕輪を見つける店主は″悦心鐲(エツシンタク)″という対の腕輪だと説明し、思い合う2人が身に着ければ一生、離れないと言った「想い人ではない」すると柳不忘は穆紅錦が持っていた腕輪を戻してさっさと行ってしまうそんなある夜、穆紅錦が待っていると柳不忘が慌てて戻ってきた『官兵が集まって人を探しているようだ、私は明日、栖雲(セイウン)山に帰る 一緒に来るかい?私の師父に会わせる』『だめよ、私は蒙稷王の娘、官兵が探しているのは私なの このひと月とても楽しかった、嫁ぐのは嫌、でも山にも行けない』すると柳不忘は師匠に事情を話して数日以内に戻ると約束した季節が巡っても柳不忘は戻らなかったすると最後の桃の花が散ってしまう穆紅錦はそこであきらめをつけた…「あの人の心に私がいたのか知りたかったけれど分からないまま 私たちは住む世界が違う、一緒にはいられない 詫びて欲しいわけじゃないの、ただ過去の区切りをつけたいだけ」「運命は皮肉なものですね…でも何か事情があったはずです」「ふっ…″時は無情に流れ、ただ人を老いさせる、別離を恨むのみ″」禾晏が本殿を後にすると、再び王女が奏でる琴の音が響き渡った。つづく( ๑≧ꇴ≦)やっと本編に戻った~!と思ったら師匠の恋バナって…≡≡≡ ⊂⌒~⊃。Д。)⊃ ズコーッ!
2026.08.19
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锦月如歌 Legend of The Female General第17話柴安喜(サイアンキ)が棚の裏陰で息を潜めていたその時、ついに飛奴(ヒド)たちが踏み込んできた。隙間からこちらをのぞき込む鋭い視線。柴安喜は短剣の柄をつかんで引き抜こうとしたが、その時、飛奴の号令が聞こえた。「撤収だ!」喬渙青(キョウカンセイ)とその妻・温玉燕(オンギョクエン)に成り済ました肖珏(ショウカク)と禾晏(カアン)は崔越之(サイエツシ)の案内で水神(スイジン)祭に繰り出した。水神祭は若い男女が愛を誓う祭り、すると禾晏は採春(サイシュン)という催し物に興味を持つ。橋からぶら下がった飾り玉を割ろうと次々と現れる挑戦者、しかし成功者はいない。実は飾り玉の中には立春の今日、咲いた黄梅が入っており、これを手にしたものが勝者だという。禾晏は勝者がもらえる賞品の中に紫玉鞭(シギョクベン)があると知り、どうしても欲しくなった。肖珏は諦めろとつれない態度だったが、禾晏が本気で欲しがっている分かる。「いい武器に出会いながら逃すのは惜しいわ」「…私が参加しよう」肖珏は見事に成功、禾晏は紫玉鞭を手に入れた。「ありがとう、本当に嬉しい」やがて崔越之たちはそれとなく姿を消して夫婦を二人きりにしてくれる。初めて本来の女子姿で祭りを楽しむ禾晏、これまで許されることのなかった新粉(シンコ)細工の人形を嬉しそうに眺めた。その時、肖珏が店主に妻の姿を作って欲しいと頼む。「あ、いりません、女子姿の人形では軍営に持ち帰れませんから」「欲しいなら買えばいい、今日はやりたいことをやれ、ありのままのお前でいるんだ」禾晏は自分の人形を見て思わず笑った。「画伯!(´゚艸゚)∴ブッ!私も見た目は女子らしいんですね」「女子だろう?」その時、人ごみに紛れて飛奴が現れた。「柴安喜の隠れ家に向かうも逃げられました」「探し出せ」禾晏は崔家に戻るか聞いたが、肖珏は今日のところは喬夫婦を演じ続けると言った。やがてすっかり日も暮れた。廊橋で柴安喜の件を話し合う肖珏と禾晏、すると2人で遊びに行っていた程鯉素(テイリソ)と宋陶陶(ソウトウトウ)がやっと戻ってくる。そこへちょうと崔越之たちもやって来た。実はちょうど橋から″情人橋″が見えるという。崔越之の話では、この小さな舟を並べた情人橋を無事に渡り切れた2人は一生、離れることはないのだとか。( ̄▽ ̄;)<とど、聞きましたか?一生だそうです(コソッ(;  ̄꒳ ̄)<恐ろしい呪いだな(ボソッ禾晏と肖珏は興味がなかったが、崔越之は本妻と側室を合わせて4回も渡っていると自慢した。( ̄▽ ̄;)<私は一生に一度、1人の人がいいわ渡る気など毛頭ない禾晏だったが、崔家から試してみるべきだと背中を押されてしまう。「王女は揺るぎない愛を好む、あの橋を渡り切れば王女も2人をお気に召すだろう」「はお」肖珏が意外にもあっさり了承し禾晏は困惑した。「王女のために犠牲を払うとは…(ボソッ」人情橋は吊り橋以上に不安定でひどく揺れた。廊橋から見ていた宋陶陶は渡り切れるのか心配になったが、程鯉素はあの2人なら大丈夫だという。「私たちとは違うからな」「じゃあ私たちも渡ってみる?落ちない方に賭ける」一方、禾晏は想像以上に難しい催し物に困惑していた。「とど、軽功を使いますか?それとも潔く落ちます?」「…私の襟をつかめ」肖珏は禾晏を抱きしめ、時に唇が触れ合いそうなほど接近しながら進んだ。するとあと僅かだと安心した禾晏はつい手を離して勝手に渡り始めてしまう。その時、うっかり足を滑らせ倒れそうになった。肖珏は咄嗟に禾晏を抱きとめ引き寄せたが、勢い余って禾晏のおでこに口づけしてしまう。禾晏と肖珏は無事に渡り切った。崔越之は一発で渡り切った甥夫婦を絶賛、崔夫人も今後は何があろうと夫婦が離れることはないと言う。気まずい禾晏は話をそらし、程執事と陶陶はどこか聞いた。するとちょうど情人橋に挑戦している2人を見つける。顔を合わせては喧嘩ばかりの程鯉素と宋陶陶、しかしこうして見ると何だかんだ言いながらも仲が良いと分かった。肖珏と禾晏は再び崔家と一緒に祭りを楽しんだ。すると禾晏を敵視する令嬢・顔敏児(ガンビンジ)と凌繍(リョウシュウ)に出くわしてしまう。顔敏児は相変わらず肖珏に秋波を送るが無視され面白くない。その時、禾晏は舞台で踊っている恋人たちに気づいた。「どうして皆、仮面を?」「それぞれ役柄があるの、水神にまつわる伝説を歌や踊りで表現しているわ あの中に交じって踊ってもいいのよ?仮面をつけて… 最後に長老が酒で濡らした柳の枝を振り、それを浴びれば幸運が訪れるわ」ちょうど踊りに行くところだった顔敏児はあからさまに嫌な顔をした。しかし凌繍は一緒に行こうと禾晏を誘う。「いいわ、是非」肖珏は罠だと知りながらなぜ承諾したのか聞いた。すると禾晏は敵の出方を探りたいという。「本当に将軍になりたいようだ」「もちろん」肖珏は禾晏を見送ると、崔越之のもとに兵士が駆けつけた。「何事ですか?」「大したことはない、祭りを楽しんでくれ」しかし崔越之は夫人たちを連れて引き上げてしまう。…何かあったようだ…顔敏児と凌繍はくじに細工をして禾晏の役回りを狸謊(リコウ)にした。狸謊は大嘘つきで水辺で悪事を働き、天の神が見かねて水神の配下の仙人に対処させたという。「仙人は術をかけて狸謊が真実しか言えなくしたの だから自分の秘密を10個、仙人に明かして、それから海底の牢に永久に閉じ込められる」顔敏児と凌繍は舞台で禾晏に恥をかかせようと企んだ。しかし肖珏が現れ、自分が仙人の役をやるという。「夫人の秘密を他人に聞かせるわけにいかぬ」禾晏は久しぶりの仮面だったが、独りで簡単に装着した。禾晏は適当に踊りながら肖珏だけに秘密を明かした。「昔の私はお酒が強かった…呉子(兵法書)を暗唱できる…掖州衛で一番強い… 好物はきのこと鶏の炒め物…程鯉素の玉佩は万花閣の姑娘にあげた… 都督をとてもいい人だと思ってる…」「お世辞を…」「都督に誤解されるととても傷つく…」「よく言う」「都督とは前世でも会ってる…私は昔、女将軍だった…」「これからなるのでは?」「最後の秘密です…私は月が好き、だけど月はそれを知らない」 肖珏と禾晏は季陽(カヨウ)の名所で唯一、蛍がいる落蛍泉(ラクケイセン)に舟で漕ぎ出した。「とど、今日はずい分と優しかったですね?」「誕生日なんだろう?お前は嘘をつくのが下手だ」「とどだって時々、嘘をつきますよね?」2人は船首に寝転び、しばしおぼろ月を楽しんだ。「誕生日の願い事をしたらどうだ?」「願い事はありません、欲しいものは自分で手に入れる」「私はてっきり将軍になって功を立てたいと言うのかと思った」すると禾晏は肖珏と出会ってもまだ替え玉を演じている自分に気づいた。「最初は程鯉素、今は温玉燕、次は誰の替え玉になるのでしょうか 長く替え玉を演じていると自分が誰か忘れてしまう 思うんです、この世界に私のために駆けつけてくれる人がいるのか」何如非(カジョヒ)や飛鴻(ヒコウ)将軍のためではなく、ただ自分のために駆けつけてくれる人はいるだろうか。「とど、忘れないでください、私の名は…」「禾晏、忘れるものか」つづく( ̄▽ ̄;)いやちょっと…どうでもいいw
2026.08.18
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双轨 SPEED AND LOVE 全29話第3話姜暮(ジャンムー)を乗せたまま繁華街の道路で万記(ワンジー)の賀彰(ホージャン)たちに挟み撃ちにされた靳朝(ジンジャオ)。逃げ道を失ったかと思いきや、靳朝がアクセル全開で飛び出した。正面にいた賀彰は咄嗟に後退しながら道をふさぎ続けたが、一歩も引かない靳朝を恐れてバランスを崩し、その隙間から逃げられてしまう。賀彰は慌てて方向転換、仲間と2台で靳朝を追いかけた。すると靳朝が姜暮にナビゲーターを頼む。実は幼い頃、姜暮もレーサーの父の影響で車には詳しかった。当時も父が姜暮をナビゲーターと称して助手席に乗せ、ドライブを楽しんでいる。「できるわ」姜暮は靳朝の携帯を借りてマップを開き、位置情報を見ながら指示を出した。やがて追っ手の一台が脱落、姜暮の的確なナビは賀彰を翻弄し、靳朝は逃げ切ることに成功する。その時、偶然、今夜のレースに参加していた梁彦丰(リャンイェンフォン)が靳朝の車を見つけた。…なぜ有酒(ヨウジウ)が?今日は来ていないはずだ…靳朝は途中から今夜のレースに合流、目印を目指した。「いいか?俺が5つ数えたらハンドルを握れ…ウー、スー、サン、R…」すると靳朝はドリフトで路上に積まれていた荷物を吹き飛ばし、後方に迫っていた梁彦丰を妨害する。「イーッ!」その時、靳朝がハンドルから手を離して窓から身を乗り出し、ぶら下がっている目印の袋に手を伸ばした。姜暮は言われた通りハンドルを握って持ちこたえたが、その時、前から梁彦丰の車が突進してくる。ちょうど袋を掴んだものの靳朝は呆然、しかし咄嗟に姜暮が靳朝の腕をひっぱって車内に戻した。今夜のレースで勝ったのは靳朝だった。「どうした?来ないはずだろう?」「万勝邦(ワンションバン)のところのガキのせいで走らされただけだ」その時、車から姜暮が降りてくる。違法レースのためよそ者を連れて来るのは厳禁だったが、靳朝は姜暮を恋人だと紹介し、夜中に留守にされて怒っていると言い訳した。「惚れているんだ、別れたくなくてね」すると納得したのか主催者は目印を回収して来た靳朝に封筒を投げ渡す。やがて遅れて梁彦丰が戻って来た。「有酒、このナビゲーターはいくらで雇えるんだ?」「悪いな、俺の専属でね」靳朝は寒いと訴える姜暮を抱きしめた。仲間を黙らせるための演技だと分かっていても、心が揺れる姜暮。「彼女は寒がりなんでね、もう連れて帰るよ」∑(⊙∀⊙)ヒャーーー!靳朝は海岸を見下ろせる高台で車を停めた。違法レースでは大金が稼げる上、グループは現場で解散、証拠も残さず安全だという。姜暮は命懸けの生活などやめるべきだと訴えたが、靳朝にはそうせざるを得ない事情があった。「靳強(ジンチアン)とこの国に来た頃は窓もない地下室に住んでいた 昼間も真っ暗で、雨が降ると膝まで水に使ったよ、教科書は全部、水浸しになった ある時、靳強は仕事を得るため紹介料を払ったが、全財産を持ち逃げされた ついに地下室にも住めなくなって道端で寝ていた、そんな俺に金より大事なものが? 靳強はやっと料理人の仕事を見つけた そこで趙美娟(ジャオメイジュエン)と出会って再婚、店を開いたがギリギリの生活だった 俺は学費の支払い日、たった300元の納付書を持ったまま家に入れなかったよ」実は妹の靳昕(ジンシン)は心臓が悪かった。手術費はもちろん、それ以外にも高額の治療費がかかるという。「俺にどうしろと?見捨てればよかったのか? 靳強はどんなに苦しい時も俺を捨てなかった、それでも見限れと?」「ママは知ってるの?」「知っていようが関係ない、もう他人だ」「だから戻ってこなかったの?恨んでるのね、あなたたちを捨てたママのこと」すると靳強は何も言えなくなった。「哥…一緒に帰ろう?」「今度は何なんだ?」「私と家に帰ろう、昔の南京の家がまだある、カナダには行かない、あなたと中国に帰る そうすれば勉強も再開できるでしょう?殴り合いも怪我も二度としなくていい 私があなたを守る、信じて、必ず守るから、哥、一緒に帰ろう?」姜暮の言葉を聞いた靳朝は今にも涙がこぼれそうでそっぽを向いていた。…無理なんだ…( ;∀;)哥…その頃、靳朝に振り切られた賀彰は万社長に叱責されていた。「次は勝ちます!」「当たり前だろうが!失せろ!」いつの間にか助手席で眠ってしまった姜暮。姿が見えない靳朝を探して車を降りると、靳朝は海岸に降りて海を眺めていた。「君のママが曼(マン)市に到着したそうだ、車で送る」「…分かった」姜暮はそれ以上、我がまままを言うことはできなかった。翌朝、靳朝はホテルまで姜暮を送り届けた。「あなたもママに会う?」「会わない、行け」靳朝は姜暮を降ろすと帰ってしまう。姜迎寒(ジャンインハン)はクリスと一緒に姜暮を迎えに来た。しかし姜暮はカナダへは行かず、卒業後も中国に残るという。「南京の家に戻るの」「南京の家は売るつもりよ」姜迎寒はカナダで事業を展開している夫とともに移住すると決めた以上、家は必要ないという。家がなくなると知った姜暮は激しく動揺し、うっかり口を滑らせてしまう。「ママ!この人といつか別れるかもし…はっ!」するとクリスは母娘で話し合うよう促し、ラウンジを後にした。姜暮は継父をまだ信用できずにいた。しかし母は資産ならちゃんと残してあると説明し、心配ないという。その時、姜迎寒は正面玄関に立っている見覚えのある姿に気づいた。「あれは靳朝かしら?」姜暮が振り返ると、確かに靳朝が運転席に乗り込み走り去っていく様子が見えた。…帰ったはずじゃ?まさか、ママにひと目、会いたかったの?…姜暮をここまで送って来たのは靳朝だった。姜迎寒は姜暮と靳朝を会わせない約束だったと憤慨、兄とは言え血のつながらない異性とは関わるべきでないという。「何度も言ったでしょう?兄妹でも何でもないの、まだ分からないの?」「やめて!私にとっては哥よ!」「そもそも私はあの子を引き取ることに反対だったの! 離婚後、彼から何度も電話が来て警告したわ、もう連絡するなと」実は靳強は姜暮と連絡を取ろうとしていた。しかし姜迎寒は姜暮が年頃になる前に兄妹の関係を終わらせようと考え、付きまとうなと警告したという。…だから一度も会いに来なかったのね…姜暮は母と別れて家に戻った。…午後の便よ、待っているわ、意地を張らずによく考えなさい…何も知らず一方的に靳朝を責めてしまった姜暮。どこに怒りをぶつけたら良いのか分からず、ちょうど部屋にあったダーツで鬱憤を晴らした。するとダーツが的に当たった衝撃で、後ろに隠してあった手紙が落ちて来る。それは姜暮が中学に上がるまで靳朝に送っていた古ぼけた手紙だった。…届いていた、私の手紙は全部、届いて読んでいてくれたいつも手紙の裏に私の似顔絵を描いていたのね靳朝はずっと私と同じ気持ちだった、私を思っていた…姜暮が最後に送った別れの手紙の裏には″僕も姜暮に会いたい″と書いてあった。つづく
2026.08.17
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双轨 SPEED AND LOVE 全29話第2話…靳朝(ジンジャオ)と姜暮(ジャンムー)が別れた日は激しい雨だった『戻ったら字が上達しているかテストする、ちゃんと練習しろよ?偏食するな』『哥哥、本当に戻ってくる?私のこと、ずっと思っていてね』『分かった、ずっと変わらないよ』離れてからも靳朝は電話をくれたが、それもすぐに途絶えた姜暮には連絡する術がなく、兄からもらった万年筆で手紙を書くことにしたが、結局、返事は一度も来ないまま中学生になってしまう『朝朝(ジャオジャオ)、手紙はこれで最後にする』深く傷ついた姜暮は兄を忘れると決めた…小青蛇(シャオチンショー)こと万青(ワンチン)の手下を振り切り、姜暮と無事に家へ戻った靳朝。兄の部屋を使うことになった姜暮は靳朝がどこで寝るのか気になったが、靳朝はまた出かけるという。「外泊するの?」「干渉するな」姜暮は靳朝に凄まれ、へそを曲げて部屋に入ってしまう。万青は靳朝に逃げられたと知り、靳強(ジンチアン)を人質にして靳朝を呼び出した。仕方なく靳朝は彼らのビリヤードバーへ駆けつけ、札束の入った封筒を出す。「金は渡した、連れて帰るぞ、残りは後で返す」すると父の2度目の結婚式より丁寧に化粧をして待ち構えていた万青が食事に付き合ってくれるなら靳強の借金を帳消しにすると持ちかけた。「食事だけでいいのか?その後は?」靳朝はそれとなくビリヤード台に寄りかかると、大人数とやり合うためキューをつかんだ。その時、ふいに着信音が鳴って携帯を取り出す。🐰朝よわ界隈<もう寝た?姜暮のメッセージを見た靳朝は冷静さを取り戻し、結局、そのまま帰ることにした。「ちょっと!あんたのパパは?!」「やるよ」翌朝、姜暮が部屋を出ると、靳朝が置きっ放しだった土産がなくなっていた。受け取ってくれたと知って嬉しい姜暮、しかし靳朝の姿はなく返信も来ない。趙美娟(ジャオメイジュエン)の話では靳朝は用事がある時だけ帰ってくるという。仕方なく姜暮はシャワーを浴びることにしたが、その時、靳朝を呼び出す方法を思いついた。姜暮はわざと給湯器のホースを外し、壊れてしまったと助けを呼んだ。姉が壊すのを偶然、見てしまった靳昕(ジンシン)。姜暮は暴露されると覚悟したが、靳昕はなぜか黙っていてくれた。姜暮の企みが成功、靳朝が継母に呼ばれて給湯器の修理に来た。靳朝の鍛え抜かれた体につい見とれてしまう姜暮と視聴者w「何だ?」「…日光浴よ」「洗面所で?」すると兄が戻ったと知って靳昕も駆けつけた。「昕昕?どうした?日光浴か?」靳朝は修理を終えるとさっさと出ていった。名残惜しそうに窓から靳朝の姿を追う姜暮。その時、ふと思い立って家を飛び出し、ちょうど止まっていたタクシーに乗り込んで靳朝の尾行を頼んだ。しかし姜暮に気づいた靳朝はわざと車を乗り捨て、迷路のような長屋を通り抜けて駅で待ち伏せする。靳朝を追いかけていた姜暮は靳朝を見失い呆然と立ちすくんだが、列車が発車すると、ホームから靳朝が見ていた。靳朝は姜暮にタクシー代を渡し、ついてくるなと釘を刺して車に乗った。仕方なく近くに停まっていたトゥクトゥクと値段を交渉していたが、その時、金瘋子(ジンフォンズー)が通りかかり、姜暮に気づいてトゥクトゥクを降りてくる。「有酒(ヨウジウ)の妹妹か、どこへ行くんだ?」すると姜暮はこの機に乗じて嘘をついた。「靳朝と約束しているの、金子哥哥も?じゃあ一緒に行きましょう?」金瘋子は半信半疑だったが、姜暮に急かされトゥクトゥクに乗ってしまう。「ペイターまで」そこは格闘技場だった。万青は父・万勝邦(ワンションバン)たちと観戦に来ていた。いよいよ今夜のメインイベント、靳朝vs賀彰(ホージャン)が始まる。すると万青は賀彰のリングサイドへ駆けつけ、靳朝に何かあれば殺すと釘を刺しておいた。「私の男なのよ?」しかし靳朝は今夜の試合で勝つことはできなかった。…清(チン)市の山道のためだ、万記の奴らの前で芝居を続けてくれ、悪いな…万勝邦の目的は靳朝を潰すことだった。靳朝は八百長だと分からないよう賀彰をボコボコにしたが、途中で攻撃の手を緩めてしまう。その頃、ちょうど会場に金瘋子と姜暮が到着した。「ねえ、靳朝をなぜ有酒と呼ぶの?」「今朝と言えば?」「″今朝有酒今朝酔″(今日の酒は今日飲め)?」「それだ」※【今朝有酒今朝酔 明日愁来明日愁】今朝に酒あれば今朝に酔い、明日に愁い来れば明日に愁えん姜暮はリングで戦っているのが靳朝だと知って驚愕した。すると金瘋子もハングビジョンを見て目を丸くする。VIP席の林歳(リンスイ)が靳朝に、万勝邦が賀彰に、それぞれ50万バーツも賭けていた。「誰なの?」「あそこにいる赤い服の男が林だ、ここのオーナー兼胴元だよ 正面のオヤジが万記自動車の社長でこの街を牛耳っている」聞けば靳朝が戦っている金髪の男はこの格闘技場の王者だった。( ๑≧ꇴ≦)リンスイ誰ェェェェェェw姜暮は自分の貯金を全て使い果たしても試合を止めたいと訴えたが無駄だった。目の前で痛めつけられる靳朝の惨めな姿に思わず顔を覆ってしまう姜暮。やがて手加減していた靳朝は激しく殴られ、ついにダウンしてしまう。その時、姜暮が思わず声を張り上げた。「靳朝っ!」カウントダウンが始まった。朦朧とした意識の中で姜暮の声を聞いた靳朝はふと意識を取り戻し、何とか立ち上がる。姜暮は耐えられずリングに向かって走り出したが、その時、試合が再会した。しかしふらふらだった靳朝は賀彰の回し蹴りをまともに食らってしまう。「朝朝!」姜暮はリングの手前でスタッフに制止された。するとちょうど靳朝がリングロープまで吹き飛ばされ、うなだれる。「哥っ!」靳朝が頭を上げると、正面に泣き顔の姜暮がいた。姜暮を見た途端、靳朝は覚醒、約束も忘れて猛反撃し、賀彰に激しい一撃を与えて倒した。するとまだ勝負がついていないうちにリングを離れ、姜暮の手をつかんで会場を飛び出してしまう。会場は騒然、驚いた万青は金瘋子に靳朝が連れて行った女は誰なのか聞いた。「彼の新しい彼女?」「まさか、そんな奴じゃない」靳朝は姜暮にどうやって格闘技場へ来たのか問い詰めた。しかしショックを受けて泣いている姜暮を責めることができなくなり、帰国させることにする。「帰りの航空券を取る」「帰らない!どうして変わってしまったの?」すると靳朝は嫌がる姜暮を車に押し込んでしまう。姜暮は到着した日の夜、靳朝と三頼(サンライ)が階段で話していたのが今夜のことだと気づいた。「心配なんかして私ったらバカみたい、そうよね、私なんてどうせ子供時代の遊び相手よ あなたに私の気持ちが分かるわけない、分かっていたら何年も私を放っておくはずないもの」姜暮は靳朝が手紙の返事を1度もくれなかったと嘆き、こらえきれず涙があふれ出した。「塾も宿題も大嫌いだったけれど、少しも怠けず頑張ったわ いつかあなたが帰って来た時にがっかりさせたくなくて… リングであなたの手が血に染まるのを見て、字が書けなくなったらどうしようって… 万年筆を贈ったけれど、今のあなたにはもう必要ないのよね…」姜暮は思いのかぎりをぶちまけると、涙を拭いて区切りをつけた。「全て私の思い込みだったのね、来たのも間違いだった これが最後のお願い、空港へ送ってくれれば帰る」靳朝は胸が痛んだが、その時、サイドミラーに映る追っ手の車が見えた。「なぜ黙っているの?」「…飛ばすぞ、つかまれ!」しかし正面から賀彰の車が現れ、挟み撃ちにされてしまう。…実はあの夜、靳朝は姜暮からもらったお土産を持って家を出ていた途中で箱を開けてみると万年筆だと分かる靳朝はかつて姜暮に字の書き方を教えた頃を思い出し、久しぶりに万年筆を握った…つづく( ߹꒳ ߹ )ウンウン…分かる分かる、暮暮の気持ち ←分かるのかーいwww安定のぶりっ子、このアニメ声のせいなのかアンチも多いらしいけれど私、嫌いじゃないです↓日本語版
2026.08.17
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锦月如歌 Legend of The Female General第16話烏托(ウタク)に季陽(キヨウ)の情報を提供する見返りに柴安喜(サイアンキ)の始末を頼んだ徐敬甫(ジョケイフ)。一方、喬渙青(キョウカンセイ)とその妻・温玉燕(オンギョクエン)に成り済ました肖珏(ショウカク)と禾晏(カアン)は今夜の宴の準備のため、人気の衣装店・繍羅(シュウラ)坊を訪ねた。そこに偶然、常連の令嬢・顔敏児(ガンビンジ)が現れる。顔敏児は眉目秀麗な公子に一目惚れ、それとなく手巾を落として秋波を送った。しかし肖珏は無視し、わざと妻帯者だと知らせる。「夫人、気に入ったのならそれを買おう」すると美しい禾晏を見た顔敏児は激しく嫉妬し、禾晏が選ぶ衣をことごとく横取りしてしまう。禾晏は傲慢な令嬢など相手にせず、店の奥にある衣を見に行った。そこで顔敏児は肖珏が独りになった隙に接触を試みる。「私は御史大夫・顔凌(ガンリョウ)の娘で顔敏児と申します、お名前を伺っても?」しかし肖珏は歯牙にも掛けず、面目を潰された顔敏児の怒りの矛先は禾晏に向かった。顔敏児は禾晏の後をつけ回しては衣を横取りした。仕方なく禾晏は次から次へと衣を選ぶふりをして顔敏児に何着も買わせてしまう。すると肖珏が現れ、店で一番、高価な衣を妻に見せるよう頼んだ。「これは人魚が織ったと呼ばれる絹地で仕立てた衣です、最も貴重なのは背当て 秘薬の効果で水も火も通さず、美しいながらも身を守ることができます」肖珏は衣を手に取り、禾晏の体に当ててみた。あまりの美しさに目を見張る肖珏、さすがの顔敏児も100両の衣には手が出せない。侍女に諌められた顔敏児は引き上げることにしたが、その時、禾晏が引き止めた。「姑娘、お勘定をお忘れなく」崔越之(サイエツシ)は甥夫婦のお披露目の宴を開き、季陽の名門貴族を招いた。令嬢たちは蕪(ブ)州から来た田舎者の商人に過ぎないと夫婦を侮っていたが、肖珏と禾晏が登場するや洗練された姿に息をのむ。中でも一番、驚いていたのは衣装店の夫婦が崔家の甥夫婦だったと知った顔敏児だった。令嬢たちの視線は容姿端麗で物腰も優雅な喬渙青に注がれた。すると顔敏児が夫はともかく妻の温玉燕は嫌な女だと吹き込む。禾晏は向かいの席にいる顔敏児に気づき、面倒ごとに巻き込まれたのは全て都督のせいだと嘆いた。そこで他人事のような肖珏を巻き込もうと、わざと夫に甘えて見せる。「夫君、汁物をよそってくださらない?」崔家の家族は仲睦まじい夫婦の様子に目を細めたが、早速、顔敏児がかみついた。「喬夫人、甘え過ぎでは?女子が夫に尊重されるには慎みが不可欠 あなたは美貌で人を惑わせているだけよ、喬公子、騙されぬようお気をつけて」肖珏は思わず失笑した。実は禾晏は男として育って来たせいで自分の美しさに全く気づいていない。「私が″美貌で人を惑わせる″ですって?…まさか彼女、私が好きなのかしら?」「繍羅坊の″一戦″でお前の存在を胸に刻んだようだ」禾晏は顔敏児が再び仕掛けてくるはずだと警戒した。すると顔敏児の友人で季陽一の才女と名高い凌繍(リョウシュウ)が琴を披露したいという。確かに凌繍の演奏は素晴らしかったが、案の定、今度は喬夫人の琴が聴きたいと言い出した。困り果てて肖珏に猫なで声で助けを求める禾晏。仕方なく肖珏は確かに妻は琴の名手だが、婚姻の際にこれから琴は夫のためだけに弾くと約束させたと言い訳した。「その代わり私が弾きましょう」肖珏は禾晏が修理してくれた琴を持参していた。肖珏の琴は絶賛され、禾晏も恥をかかずに宴は散会した。崔越之は武門の崔家にも風流な君子が現れたと大喜び、幼い我が子を残して逝った兄夫婦を思い出して涙ぐむ。「お前がかくも立派に育ったと知ればさぞや喜ぶだろう」その言葉は両親を亡くした肖珏にとっても感慨深いものだった。すると崔越之は数日後の立春で水神祭が行われると教え、とても賑やかで楽しいという。「立春?私の誕生日で…あ、立春の数日後ですが」禾晏はうっかり口を滑らせ、慌ててごまかした。顔敏児は喬渙青が崔家の跡継ぎになると踏み、このまま引き下がれなかった。そこで令嬢たちと庭園に集まり、喬夫人を呼び出してもらう。程鯉素(テイリソ)は禾晏が令嬢に絡まれていると知り、慌てて肖珏に知らせに向かった。「今頃、ひどい目に遭わせているかも」「女どころか男が10人いても禾晏には勝てぬ」肖珏の予想通り、禾晏はいじめられるどころか夫の手懐け方を指南し、自分らしさを失わないことこそ重要だと説いた。夫と妻は対等であり、人と人は元々、平等であるべきだという。するとあまりに突拍子のない発想に深窓の令嬢たちは面食らった。肖珏は宴でろくに食べられなかった禾晏のため、離れに食事を準備していた。喜んだ禾晏は早速、腹ごしらえ、すると肖珏から軍籍の登記によれば夏生まれだったはずだと追及されてしまう。「あ~嘘をついたんです、贈り物をもらえるかと思って」「ふっ、詐欺師め(ボソッ」そこへ飛奴(ヒド)がやって来た。柴安喜の居場所が分かったという。肖珏は女子がいては目立つと禾晏を置いていくことにしたが、禾晏はすんなり了承した。その夜、柴安喜はいつもの薬舗に向かった。すると店主に左脚を引きずった男が来たかと聞いている客がいる。「見かけたら知らせをくれ、謝礼を払う」驚いた柴安喜は急いでその場を離れた。一方、肖珏と飛奴は柴安喜が働く宝玉店に向かった。しかし1時間前に火事になり、脚の悪い勘定係が逃げきれず犠牲になったと知る。飛奴が焼死体を確認したが、肖珏の予想通り顔の判別ができる状態ではなかった。「ならば柴安喜ではない…」肖珏は柴安喜が痛む脚を抱えてどこかに隠れたと踏んだ。肖珏と飛奴が火災現場を離れる様子を楚昭(ソショウ)と応香(オウコウ)が見ていた。「先を越されたか…」その時、突然、刺客が現れた。応香は主を守って応戦したが、刺客は楚昭に暗器を放って行く手を阻み、転んだところを襲いかかる。しかし楚昭の腰佩の″徐″の文字を見るや引き上げて行った。楚昭は賊が骨で作った暗器を使ったことから、烏托人だと分かった。「なぜ烏托が柴安喜を狙うのか…とにかく肖珏の配下を尾行し、機を見て柴安喜を殺せ」その頃、柴安喜は空き家の物陰に逃げ込んでいた。やがて複数の足音が近づいてくる。つづく(꒪ꇴ꒪〣)え?急につまらなくなったw
2026.08.16
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双轨 SPEED AND LOVE 全29話第1話姜暮(ジャンムー)が9歳の時に両親は離婚。姜暮は母親に引き取られ、大好きな兄・靳朝(ジンジャオ)は父と一緒に察(チャ)国へ移住した。あれから10年、母はカナダ系中国人・クリスと再婚したが姜暮は継父になじめず、新しい家への引っ越しも頑なに拒んでいる。実は姜迎寒(ジャンインハン)は娘が今も兄が戻ると信じて待っていると知っていた。そこで現実を突きつけ、諦めさせることにする。「暮暮(ムームー)、靳朝が音信不通なのはまともに働いていないからよ 彼は本当の兄じゃないでしょう?靳強(ジンチアン)も再婚して今や他人も同然、待っても無駄よ」すると姜暮は母の言葉にショックを受け、衝動的に曼(マン)市行きの飛行機に乗ってしまう。姜暮は飛行機で偶然、隣同士になった娜娜(ナナ)と知り合った。「旅行でしょう?」「人に会いに行くの、長年、曼市に住んでる人よ」「久しぶりの再会ってやつね♪で、どんな人?」「彼は頭が良くて、部屋の壁も賞状だらけだった、知性あふれる人だったわ いつも優しく穏やかで、怒られた記憶がない きれいな手をしてた、指が骨張っててすらりと細くて、すごく字が上手いの」あれは別れの日、靳朝は妹に自分の万年筆を譲り、戻ったら字が上達しているかテストすると言った。姜暮はその約束を信じていたが、結局、あれから1度も会っていない。その頃、靳朝は地下格闘技場で危険な試合に身を投じていた。姜迎寒は急ぎ先夫の靳強に連絡した。「暮暮がそっちに向かっているの」姜迎寒は娘を靳朝に会わせず送り返すよう頼んたが、二日酔いの靳強は靳朝に任せてしまう。「お前の妹妹を迎えに行ってくれ」「妹妹?」試合を終えたばかりの靳朝は傷だらけの顔で姜暮と10年ぶりに会う羽目になった。姜暮が空港の到着ロビーを出るとちょうど携帯にメッセージが届いた。…第1ターミナルの8番ゲートへ…姜暮は車に寄りかかって待っている背の高い男が靳朝だと分かったが、戸惑いを隠せない。靳朝にはもはやかつての優雅な兄の面影はなかった。「俺を忘れたか?…靳強に頼まれた」靳朝は姜暮を乗せて車を出した。無口で無愛想、どこか人を寄せ付けない雰囲気をまとっている靳朝。姜暮は戸惑いながらまだ学生か聞いた。しかし兄は大学へ通っておらず、高卒止まりだという。「いつも学年トップだったのに…大学院へ行くはずでしょう?」その時、信号待ちしていた車に髪を赤く染めた男のバイクが横付けした。「飲みに行こうぜ!」「断る」靳朝は信号が変わるとアクセルを踏み込んだ。靳朝は屋台を見つけて車を止め、降りて行った。…背が高くなっていて驚いた、悪い仲間と付き合っているみたい、顔にも傷がある、一体どんな暮らしをしているの?…姜暮は連絡先の″哥哥″を″靳朝″に変えた。すると生ジュースを買った靳朝が戻ってくる。靳朝は姜暮のために苺ジュースを買ってくれた。幼い頃、兄と2人で苺を摘んだことを思い出した姜暮、靳朝もまだ覚えていてくれたと思おうと嬉しくなった。父の靳強は再婚相手・趙美娟(ジャオメイジュエン)と靳記(ジンジー)中華料理店を営んでいた。住まいは店のビルの3階。しかし父との再会も想像とは違った。酔い潰れて鼻血を流しながら床で寝転がっていた父、すると靳朝が呆れたように叩き起こして風呂場へ連れて行く。一方、夕食の餃子を作っていた趙美娟は義理の娘を歓迎し、写真で見ていたより背が高く、とても美人だと言った。そこへ父と再婚相手の娘・靳昕(ジンシン)が現れる。顔を洗って戻った靳強は姜暮を姉と呼ぶよう言ったが、まだ幼い靳昕は人見知りして靳朝に抱きついた。「いいの、呼ばなくていい、初対面だもの」しかし靳朝が挨拶するよう促すと大人しく言うことを聞いた。「…姐姐」父の新しい家族と血のつながらない兄と囲む食卓。すると靳朝の友だち・三頼(サンライ)が訪ねて来た。どうやら靳朝は友人から″有酒(ヨウジウ)″と呼ばれているらしい。「出かけてくる」姜暮は靳朝に渡しそびれた土産が気になり、後を追った。靳朝と三頼はまだ階段で立ち話していた。「決めたのか?命が危ないぞ?」しかし姜暮の姿に気づき、2人は話をやめてしまう。三頼は帰ることにしたが、ふと思い出して振り返った。「俺は三頼だ、君は?」「姜暮」「″朝暮″の暮か?…店に来い、秘密を教える」すると三頼は意味ありげに笑って帰ってしまう。姜暮は靳朝に土産を渡して家に戻った。しかしその夜、靳朝は土産を残してどこかへ出かけてしまう。靳朝はコンビニで飲み物を買った帰り、うっかり鍵を落とした。すると女の子が拾ってくれる。「落とし物よ?」そのキーホルダーには″朝暮に君を想う″と刻まれていた。靳朝がようやく姜暮の友達申請に気づいて承認してくれた。🐰起床困難戸<今どこ?お腹が空いたするとしばらくして靳朝から返信が届く。🏎️朝<下にいる靳朝は姜暮を連れて夜市に向かった。嬉しそうに靳朝の後をついて行く姜暮、すると靳朝は飛び跳ねるなと叱る。「ねえ、普段は何を…」姜暮が急に道路へ出ようとしたその時、バイクが走って来た。驚いた靳朝は咄嗟に姜暮を引き戻し、抱きしめてしまう。「子供みたいに飛び出すな」靳朝は人気店に行きたいという姜暮を観光客たちで賑わう露店に連れて来た。しかし姜暮はメニューが読めず、靳朝が頼んでくれる。「どうして何も聞かないの?何年も離れていたのに…私がどうしていたか気にならない?」「継父は?なぜ家出したんだ?」「旅行よ」「君のママが明日の便を取った、空港へ送って行く」「帰らない」姜暮は早速、母に帰らないとメッセージを送り、電源を切ってしまう。姜暮はあれからどんな暮らしをしていたのか聞いたが、靳朝ははぐらかしてばかりだった。そこへ偶然、あの赤い髪のバイクの男が現れる。男は姜暮に金瘋子(ジンフォンズー)と自己紹介し、自分の連絡を無視してデートかと靳朝をからかった。「試合に出るそうだな、林(リン)を侮らないほうがいい」焦った靳朝は話を遮り、ネギを取り除いた海鮮炒飯を姜暮に渡した。靳朝の優しさが嬉しい反面、金瘋子に2人の時間を邪魔された姜暮は不機嫌になり、一口食べただけで勝手に会計を頼んでしまう。すると金瘋子は靳朝に警告した。「本当に妹か?小青蛇(シャオチンショー)に見つかるなよ」靳朝と姜暮は席を立った。「小青蛇って誰?彼女?」「違う」その時、突然、靳朝を探していた男たちが現れた。金瘋子は男たちをなだめようと間に入ったが投げ飛ばされ、靳朝は男たちと喧嘩になってしまう。すると金瘋子が自分のバイクの鍵を靳朝に投げ渡し、2人を逃した。靳朝は姜暮を後ろに乗せて夜の街を疾走した。すると靳朝の背中に抱きついていた姜暮はふと兄の面影を取り戻し、笑顔になる。…何度も再会の夢を見た、だけどどんな夢も現実には敵わない、この懐かしい匂い、別人のようでもやっぱりあの頃のままだ…つづく( ๑≧ꇴ≦)ヒャァーッ!噂に違わずすごい!何これ?!w何与が現代劇で覚醒するとは!しかも私の好きな″ムー″あり←なんだそれ?もう全然、ストーリーが入ってこないw虞書欣はずーっとキョトン顔のままだけど、全視聴者もキョトンとしたまま終わるの必至wってか何だ?スピード&ラブって(´゚艸゚)∴ブッまあ〜四の五の言わず見てみて↓日本語字幕ありますんで
2026.08.16
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锦月如歌 Legend of The Female General第15話その夜は雨になった。楚昭(ソショウ)と待ち合わせしていた禾晏(カアン)は涼亭で待ちぼうけ。実は今日は母の誕生日だった。幼い頃から甘えることなど許されなかった禾晏は母を恋しく思い、大きなため息をつく。すると肖珏(ショウカク)がやって来た。肖珏は楚昭が急用で出立したと伝え、預かった手紙を渡した。「桂花糖だ、食べれば心が楽になる…受け売りだ」肖珏は禾晏が楚昭のせいで元気がないと誤解していた。「感謝します、都督、どうして桂花糖がお好きでないのですか? 賢昌(ケンショウ)館ではいつも持っていたのに…(はっ!)人づてに聞いたんです」禾晏はうっかり口を滑らせ、慌てて取り繕った。すると肖珏が桂花糖にまつわる思い出を話してくれる。「子供の頃、桂花糖が入った包みを母親がくれた 私がいつも持ち歩っているのを見た母親はよく作ってくれるようになったんだ じきに私は甘味が苦手になったが、あの桂花糖は特別だった」実は肖珏は母が作ってくれた最後の桂花糖をある女子に渡していた。その女子は目が見えず、玉華(ギョクカ)寺で自害しようとしていたという。禾晏はそれが自分だと気づいて驚いた。「そんな大事な物をあげたのですか?」「…私にとってあれは未練とかなわぬ願いの象徴、ならば他の者の助けにしたかった」禾晏はふと笑顔になり、肖珏にも桂花糖を渡した。肖珏は身分を偽って柴安喜(サイアンキ)がいる季陽(キヨウ)へ向かうことになった。そこで禾晏は様子を探りにひと足先に季陽へ行くと申し出たが、肖珏には腹案があるという。すると肖珏が禾晏の目を見つめながら尋ねた。「私が好きか?」「…いいえ、別に」禾晏は唐突な質問に動揺し、慌てて否定してしまう。しかし肖珏はそれなら良かったと安心した。肖珏は季陽の実権を握る蒙稷(モウショク)王女の忠臣・崔越之(サイエツシ)の甥で喬渙青(キョウカンセイ)に成り済ますと決めた。実は喬渙青は幼い頃に家族と生き別れになり、最近になって行方が分かったという。折よく崔越之が甥の帰郷を求めているとか、しかし喬渙青はちょうど妻を迎えたばかりだった。「つまり私が…」「喬夫人だ」禾晏は喬夫人・温玉燕(オンギョクエン)が評判の才女だと聞いて二の足を踏んだ。すると肖珏はぼろが出ない程度に可能な限り早く才女になれという。「琴棋書画の心得は?自信があるものからやって見せろ」禾晏が得意なのは書だった。しかし筆跡で正体がばれることを恐れてわざと下手に書いてしまう。肖珏のもと猛特訓を始めた禾晏。すると肖珏は琴を練習していた禾晏を見かねて手取り足取り指導してくれる。「緊張し過ぎだ、私が好きなのか?」「…人前で恥をかくのが心配なだけです」禾晏は感じたことのない恥じらいに戸惑いながらも、懸命に努力を重ねた。そんなある日、根を詰める禾晏を心配して宋陶陶(ソウトウトウ)が薬膳を差し入れに来た。すると宋陶陶が程鯉素(テイリソ)の診断を怪しんで脈診したいと訴え、嫌がる禾晏の手首を強引につかんでしまう。一方、肖珏と程鯉素はちょうど幕舎に向かっていた。その時、宋陶陶が怒って飛び出して来たかと思うと、神妙な顔をした禾晏が後を追ってくる。慌てて禾晏を引き止め事情を聞く程鯉素、実は宋陶陶に禾晏の秘密がばれたという。禾晏は男だと嘘をついていたと認めて謝罪した。しかし宋陶陶は女だと分かって怒っているのではなく、早く教えて欲しかったという。「知っていたら私が手当てできたのに…」宋陶陶は禾晏から血の臭いがするのは怪我のせいではなく、月のものだと分かった。すると禾晏はいつの日か女子として堂々と人前に立ち、男に負けぬ才を持ち、一代の名将になると表明する。宋陶陶も女でも医術で世を救えると証明したいと訴え、家にこもって男の指図を受けるなど御免だと笑った。程鯉素は宋陶陶が激高して何をするか分からないと心配していた。そこへ禾晏と宋陶陶が仲良く戻ってくる。どうやら程鯉素の取り越し苦労だったようだ。結局、季陽には程鯉素だけでなく宋陶陶も同行することになった。おかげで出発当日は宋陶陶が禾晏を美しく着飾ってくれる。「都督!どうですか?!」初めて見る本来の禾晏の姿に目を見張る肖珏、片や飛奴は禾晏が女子だったと知って目を丸くした。楚昭と応香(オウコウ)は高楼から季陽に到着した肖珏たちの様子を見ていた。応香は肖珏の配下に監視されて動けず、未だ柴安喜の居場所を突き止められない。丞相が手配した配下たちが城門を見張っていたが、城内にいるのは確実だという。楚昭はともかく肖珏の動向を注視するよう命じ、肖珏が柴安喜を見つけ次第、漁夫の利を得ることにした。崔府の豪華な屋敷に到着した肖珏たち。肖珏と禾晏は執事役の程鯉素と侍女役の宋陶陶と別れ、叔父夫婦が待つ本院へ通された。禾晏が上手く演じられるのか心配していた肖珏だったが、親族と疎遠だったせいで叔父との感動の再会にうまく対応できず困惑してしまう。しかし崔夫人が長旅で疲れた夫婦をまず休ませようと提案、無事に解放された。新婚夫婦には美しい庭園のある離れが用意された。すると殿内は床入れの儀と見まごうあつらえ、肖珏はいささか面食らってしまう。そんなぎこちない肖珏を尻目に禾晏は上手に温玉燕を演じた。「どう?気に入ったかしら?」「ありがとうございます、気に入りました…ね、夫君?」肖珏は喬渙青が愛妻家なのを思い出し、慌てて夫人が好きなら自分も好きだと言った。禾晏は寝所の衝立に仕掛けがあることに気づいて近づいた。どうやら枠の中の絵が回るらしい。「都督、見て!動きますよ!」肖珏は裏の絵を見て慌てて止めたが、禾晏は興味津々で強引に回してしまう。「なんだ、ただの避火(ヒカ)図じゃありませんか、動揺する必要が?」「恥じらいのない奴め」面目丸潰れの肖珏は思わず禾晏に迫り、そのまま2人は衝立にぶつかって倒れてしまう。思いがけず禾晏を押し倒す形になってしまった肖珏。そこへ運悪く飛奴が報告に現れた。飛奴は主の私事を目撃、慌てて目をそらした。気まずいながらも慌てて立ち上がる肖珏と禾晏。すると肖珏は何か情報があったのか聞いた。斥候によると楚昭もまだ柴安喜を見つけられず、捜索中だという。実は柴安喜は遠征の際に左足を負傷して完治していない。肖珏は湿気の高い季陽では痛みが出やすいと気づき、薬舗を見張ることにした。「都督、私も行きます!」「明日の宴での振る舞いを考えておけ、バレたら終わりだ」翌朝、禾晏は肖珏をからかって眉を書いて欲しいとねだった。「バレたらまずいのでしょう?なら完璧に演技しなくては…」禾晏は揚げ足を取ったつもりだったが、肖珏は意外にも素直に眉を描いてくれる。唇が触れ合いそうなほど顔が接近し、互いに意識してしまう2人。その頃、徐敬甫(ジョケイフ)は柴安喜を始末するため、烏托に手を回していた。「難攻不落と言われる季陽を速戦即決で落とす手立ては南門を破ることだけ 隠し通路を教えていただき感謝します、烏托にとって天の助け 馬寧布(バネイフ)丞相からも文が届き、感謝の意を伝えるよう言付かりました」すると徐敬甫は使者に柴安喜の絵姿を渡して始末を任せた。つづく( ̄▽ ̄;)あれ?女姿に戻ったら…コレジャナイ感w
2026.08.14
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锦月如歌 Legend of The Female General第14話…闕(ケツ)城で楚昭(ソショウ)が助けた男は″肖(ショウ)″の文字がある匕首を持っていた楚昭は男の齢では軍を脱走しても仕方がないと理解を示したが、男は否定する『これは息子の匕首です』男は肖家軍の一員だったが肖仲武(ショウチュウブ)に息子を殺され、心を病んだ妻も死んでしまったという恨みを募らせた男は肖家を必ずや破滅に導くと決意、肖家軍を追って闕城まで来ていたしかし肖珏(ショウカク)を襲う機会がなかったという『恐らくその機会はすぐに訪れるだろう』楚昭は思いがけず有能な駒を見つけた…雷侯(ライコウ)と烈赫(レツカク)を内外呼応させ、掖州(エキシュウ)衛を危機に陥れたのは肖家軍副将・柴安喜(サイアンキ)だった。しかし楚昭から報告を聞いた丞相・徐敬甫(ジョケイフ)は柴安喜なら戦死したはず、本人かどうか疑わしいという。「鳴水(メイスイ)について何か言ったか?…ともかく関わらぬほうが良いだろう 雷侯にせよ柴安喜にせよ、禍根は断っておけ」「仰せの通りに、ただこの件は肖珏と関連しているので再び掖州へ行かなくては…」そこで楚昭は烈赫を打ち破った肖珏に褒美をやるという名目が必要だと頼んだ。帰りの馬車の中、楚昭は応香(オウコウ)に雷侯兄弟と体つきの似た骸を用意するよう頼んだ。それにしても徐敬甫は柴安喜の名を聞いてなぜ動揺したのか。「弱みを握られているのやも…興味がある、どんな弱みなのか」一方、掖州衛では禾晏(カアン)が修理した都督の琴を幕舎まで届けていた。禾晏は恨めしそうに琴を横目で見ながら訓練に戻ったが、飛奴(ヒド)の話では禾晏が数月分の俸給を全て修理に注ぎ込んだという。肖珏は久しぶりに弦を弾いて音を確かめると、満足そうに口角を上げた。(´゚艸゚)∴ブッ!とどー🦭w雪が溶けて春を迎えた頃、掖州衛に特使として楚昭がやって来た。肖珏は皇帝から表彰され褒賞を受け取ると、長旅だった楚昭のために幕舎を用意する。すると楚昭は早速、禾晏を食事に招いた。禾晏は楚昭との再会を喜んだ。すると乾杯した時、ちょうど下にあったろうそくに酒がこぼれて炎が大きくなってしまう。禾晏は気にも留めなかったが、なぜか楚昭は酷く驚いている様子だった。禾晏は楚昭からそれとなく飛鴻(ヒコウ)将軍の話を聞き出そうとした。しかし楚昭は文官のため将軍とは親しくないという。「飛鴻将軍の家族に近頃、何か異変はありませんでしたか?」「うーん…あ、将軍は仮面を着けなくなった」今や仮面を外し、武芸に秀でた眉目秀麗の将軍という評判を手にれた何如非(カジョヒ)。何も知らない使用人たちは将軍の過去の栄光を称えつつ、鳴水の戦いで負傷しなければ今も活躍できただろうと噂した。何如非は憤慨して使用人たちに八つ当たり、そこへ何元盛(カゲンセイ)が現れる。「なぜ苛立っておる?」「死んだはずなのに影がつきまとい続ける…私が本物の何如非、飛鴻将軍だ!」楚昭は飛鴻将軍が義妹思いの情に厚い人だと感心した。実は亡き義妹の供養のため玉華(ギョクカ)寺に通っているという。禾晏は自分に毒を盛って殺そうとした兄を思うと悶々となり、思わず酒をあおった。その頃、程鯉素(テイリソ)が慌てて肖珏の幕舎に駆けつけていた。「懐瑾(カイキン)@肖珏!禾妹妹がどこにいると?」「楚昭と飲んでいる」「知ってたのか?…相手は楚昭だぞ?いいのか?」程鯉素は才能ある洒脱な美男子に禾晏を奪われてしまうと煽ったが、楚昭は相変わらず仏頂面で取り付く島もない。「強情な奴め」(  ̄꒳ ̄)とど🦭ったらwすっかり酔っ払った禾晏は幼い頃の苦い経験を思い出した。母の誕生日に花を届け、覚えたばかりの歌を披露した何晏(カアン)。しかし義父が現れ、何家の嫡男としての自覚を持てと叱られてしまう。『為徳編(イトクヘン)は覚えたのか?!』『子曰く君子に必要なものは誠実さと正義、それから…』何晏は途中で忘れてしまい、義父を怒らせてしまう。禾晏は無意識に母のために歌った曲を口ずさんでいた。すると意外にも楚昭がその歌を知っているという。「私の母親がよく口ずさんでいた」楚昭は深酒する禾晏を心配し、悩みがあるなら話して欲しいと言った。しかし禾晏は悩み事と聞いて笑い飛ばす。「ふっ、私は禾晏!生まれながらに空を飛ぶ鳥のごとく自由! もう籠の鳥ではない!」禾晏は急に席を立ち、これから白月(ハクゲツ)山で月を見ようと言い出した。困惑した楚昭は禾晏を送って行くことにしたが、その時、突然、肖珏が現れる。「肖都督、白月山へ行くところです、ご一緒しますか?」楚昭は肖珏を牽制するためわざと誘った。「楚大人、行くなら独りでどうぞ、禾晏は連れて帰ります」肖珏は泥酔した禾晏をかつぎ、さっさと帰ってしまう。程鯉素は肖珏が結局、禾晏を迎えに行ったと知って幕舎にやって来た。すると泥酔した禾晏が肖珏の腰に抱きついている姿を目撃し興味津々。しかし禾晏は肖珏を義父と間違えていた。「でぃえ(爹)、為徳編を暗記したら許してくれますか?」程鯉素は酔っ払った禾晏を面白がったが、親に褒められたいと願う姿を見るに禾晏がいかに厳しく育てられたのかが分かる。「懐瑾、褒めてやれよ、褒美をやるといい」肖珏は仕方なく何が欲しいのか尋ねた。喜んだ禾晏は肖珏の体をまさぐり、腰にぶらさがっていた佩玉に気づいて奪い取ってしまう。( ๑≧ꇴ≦)とどー🦭色々と動揺し過ぎwww程鯉素は禾晏が酔っているうちに肖珏が好きかと聞いた。「程鯉素!いい加減にしろ!」肖珏が激怒すると程鯉素は慌てて逃げ出した。その時、禾晏がふらふらとやって来たかと思うと肖珏に抱きついてしまう。「好き…」「好き?一体、何が?」「腰…ムニャムニャ…」禾晏は結局、何が好きなのか言う前に酔い潰れてしまう。( ๑≧ꇴ≦)やっぱり気になって聞いちゃうとど🦭w一方、楚昭は応香から雷侯の行方を聞いていた。密偵の報告では弟を連れて烏托(ウタク)へ向かっているという。楚昭は追跡をあきらめ、すでに用意した偽の骸を都へ運び、雷兄弟を死んだことにした。「要は柴安喜だ」柴安喜の捜索が困難なのは明らかだった。しかし肖珏たちも柴安喜を探しているはず、肖珏を見張っていればいずれ居場所が分かるだろう。翌朝、禾晏はひどい二日酔いで目を覚ました。手にはなぜか肖珏の腰佩がある。そこへ程鯉素が酔い覚ましを持ってやって来た。禾晏は昨夜の失態を思い出し脱力、肖珏の大事な佩玉を奪ってしまったと気づく。しかもこの玉は大将軍夫人の形見で特別な意味があった。「元は白黒の2色で大叔母の嫁入り道具だった それを2つに分けて白を大哥に、黒を懐瑾に渡したんだ ちなみに今、白い佩玉は大嫂が持っている」「( ꒪ͧ⌓꒪ͧ)オワタ…前は琴を壊し、今回は未来の奥方の佩玉を…返してくる!」禾晏は恐る恐る都督に佩玉を返した。「昨夜は飲み過ぎて都督の大切な物を盗んですみませんでした 寛大な心でご容赦を…都督はいわば育ての親みたいなものですし…」( ತ _ತ)ピキッ!(; >ω
2026.08.13
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锦月如歌 Legend of The Female General第13話烈赫(レツケツ)との戦いで深手を負った禾晏(カアン)だったが、翌朝までぐっすり眠り、ようやく目を覚ました。「あ~疲れた~」「丸一日も寝ていたら疲れて当然だ」「肖珏(ショウカク)?まだいたのか…(はっ)…都督…」禾晏に付き添っていた肖珏は冷めてしまった薬を温め直すことにした。「そのまま飲めますから」「温かい方が効く」すると朝一番に総教官・沈瀚(シンカン)がやって来た。( ๑≧ꇴ≦)とど🦭w沈瀚は自分の過ちを認め、罰を請うた。「私の優柔不断が敵兵の襲撃を許し、十数名の新兵を犠牲に…」肖珏は自分の留守が招いたことだと許したが、沈瀚は禾晏から防衛図を受け取りながら警告を無視したという。「防衛図?」すると防衛図を受け取った肖珏の顔色が一変した。禾晏の描いた防衛図は新兵が作ったとは思えない完璧な出来栄えだった。肖珏から説明を求められた禾晏は入隊して半年も経てば周囲の地形を把握できると訴え、他の新兵より記憶力がいいという。そこで話をそらすため、掖州衛を救った褒美が欲しいと懇願した。「私を九旗営に…」「いいぞ」「え?!本当に?!☆*:.。.o(≧▽≦)o.。.:*☆」禾晏の実力を認めてついに入隊を許可した肖珏、しかしまだ禾晏の経歴を信じたわけではないという。女子の身で新兵として軍に入ったのは何か事情があるのは明らか、いつかその秘密を暴くと釘を刺し、温まった薬湯と口直しの桂花糖を置いて出て行った。(*≧∀≦)<いやこれ私があげた飴ェェェーッ!程鯉素(テイリソ)が禾晏の様子を見に来た。禾晏が女子だと知った程鯉素は事情を説明するよう迫ったが、適当にごまかされてしまう。「私は城門を守る小役人の娘で、美貌ゆえ街の悪党に目をつけられたんです それで生き延びるために軍へ…」「そんな話を信じると思うか?まあいい、深追いはしないよ」肖珏は禾晏を連れて雷侯(ライコウ)の尋問に向かった。実は第2話で禾晏の素性を調べた際、雷侯が身分を偽っていることが発覚したという。入隊早々に目をつけられていたと知り、気まずそうな禾晏。すると肖珏は自白を拒む雷侯にある長命鎖を見せた。「はっ!弟弟のお守り!…私を殺してもいいが弟弟は見逃してくれ!」雷侯は取り乱し、肖珏の容赦ない仕打ちに憤った。「お前は闕(ケツ)城で数万の民を溺死させた!非情さでお前にかなう者はいない!」雷侯は闕城出身の烏托(ウタク)人だった。村が水没して家も流され、雷侯と幼い弟だけが残ったという。途方に暮れていた時、闕城で商いをしていた烈赫(レツカク)人の胡元中(コゲンチュウ)と出会い、一緒に復讐しようと誘われた。恨みに駆られていた雷侯は胡元中の手引きで身分を偽装し入隊、肖珏に接近するため九旗営を目指したという。しかし禾晏が最大の障壁となった。そこで鄭玄(テイゲン)を買収し狼に襲わせたが、予想外に禾晏たちは生還してしまう。すると胡元中が怪我人を装って掖州衛に潜り込んだ。日達木子(ジツタツボクシ)が率いる烈赫軍と練った奇襲計画を雷侯へ知らせるためだったという。禾晏は一介の烈赫人が仕掛けられる単純な策ではないと気づいた。しかし雷侯も黒幕までは知らないという。すると肖珏が雷侯の弟を連れて来た。飛奴(ヒド)の話では肖珏が雷侯の弟を見つけ出し、今まで面倒見ていたという。雷侯は弟の無事な姿に安堵したが、肖珏に感謝するどころか激しく責めた。「罪滅ぼしのつもりか?死んだ者たちは二度と帰ってこない!」「…許しは請わぬ、命を下した時に覚悟はできていた、この罪と共に生きていくと」結局、肖珏は雷侯と弟を解放した。営門で兄弟を見送る肖珏たち、するとふいに雷侯が引き返してくる。雷侯は恨みを手放すことはできなかったが、胡元中から受け取った例の妻の愛の詩を渡した。「暗号だ、借りは返したぞ」闕城での辛い記憶を思い出し、矢倉から黙って兵営を見つめる肖珏。「私は冷酷非道な人間だ」しかし飛鴻(ヒコウ)将軍として戦ってきた禾晏には肖珏の気持ちがよく分かった。「戦況は瞬時に変わる、他の者は恐れても動揺してもいい、でも将軍は常に決断を迫られる 逃げ道なんてない…闕城の話が嫌なら聞きません」すると肖珏が重い口を開いた。「あの日は激しい雨だった」…皇帝に闕城奪還を誓い出兵した肖珏しかし烏托軍3万に対し大魏は3千、たとえ奇襲をかけても勝算は低かったその日は軍営も激しい雨になったという民が暮らす村との距離は10里、肖珏は大雨に乗じて堤防を崩せば闕城内の烏托軍を殲滅できると考えた『早急に村人を避難させ、救助の人員を手配しろ』当初、この雨脚なら村は水没しないはずだったしかし予想外に豪雨となり、村が水没したと報告が来る…その夜、自責の念に駆られた肖珏は演習場で独り、剣を手にした。『水を放て』当時の自分の決断を思い出しながら剣を振り回すも、心に刺さった棘が抜けることはない。呆然と立ちすくむ肖珏、すると黙って肖珏を見守っていた禾晏が駆けつけ、外套を着せた。「数で劣勢だったあなたに選択肢はなかった、窮地に陥った中で尽力したはず」「私が民を殺したのだ…」その時、禾晏が思わず肖珏に抱きついた。「昔から辛い時には誰かにこうして抱きしめてもらいたかった ふっ、でも無理だったの、でもあなたに同じ思いはさせたくない…」しかし禾晏はそのまま気を失ってしまう。程鯉素は禾晏がまた倒れたと聞いて駆けつけた。「妹妹はまだ完治していないのに雪の中で凍えさせたのか?舅舅、女子は労わらないと」すると程鯉素は呆れて出て行ってしまう。肖珏は責任を感じて自ら禾晏に薬を飲ませてやることにしたが、そこへ飛奴がやって来た。雷侯が残した暗号の烈赫語は誰に聞いても意味不明だという。その時、禾晏は密書からかすかな匂いを感じ取った。「…生姜湯を」禾晏はうっかり口を滑らせ、また肖珏に疑いの目を向けられてしまう。密書に生姜湯をつけると文字が浮かび上がった。…いつもの場所で会おう、此木(シボク)より…これは″明礬(ミョウバン)水の文″と呼ばれ、表には墨汁で、裏には乾くと消える明礬で文字を書く。乾いた明礬水はその後、生姜湯で濡らすと蘇るが、実はこれを考案したのは肖珏の父だった。「肖家軍と近しい者しか知らぬはず、なぜお前が知っている?」「その~書物で見たことが…」禾晏はばつが悪そうにうつむいたが、その時、飛奴が口を挟んだお陰で話が変わる。「都督、黒幕は肖家軍にいた者ということでしょうか?」肖珏は暗号の″此木″が″柴″を指すと知っていた。恐らく父の配下にいた副将・柴安喜(サイアンキ)のことだという。しかし柴安喜は鳴水(メイスイ)の戦いで死んだはずだった。「だが肖家軍の内情に通じ、この密書を記せる者となると彼しかいない 本当に生きていたとしたら鳴水の敗戦にも関わっていたのか」「絶対にその男を探し出さなくては」禾晏はいつになく神妙な様子だった。掖州衛に潜り込ませた駒の素性があっさり露呈、丞相・徐敬甫(ジョケイフ)は落胆を隠せなかった。しかし楚昭(ソショウ)は本当の駒が他にいるという。「もっと役に立つでしょう」あれは楚昭が水没で荒れ果てた闕城に入った時のこと。偶然、目の前で倒れた男を助けて手当てしてやったが、その男は″肖″の文字がある匕首を持っていた。楚昭は男が肖家軍から脱走したと誤解して安心させようとしたが、柴安喜は違うと否定する。実はその男が柴安喜だった。つづく( ߹꒳ ߹ )禾晏…
2026.08.12
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嫁东宫第5話(第13集~第15集)砕星(サイセイ)谷の企みに気づいて密かに東影(トウエイ)郡王を暗殺した月見(ゲツケン)。何食わぬ顔で上階へ戻ったが、突然、暗がりから鬼卿(キケイ)が現れ、襲われてしまう。月見は咄嗟に腰から軟剣を引き出し応戦、鬼卿の剣を制した。「谷主の指示なの?」その時、鬼卿が隠し持っていた短剣を取り出し、月見の肩を刺してしまう。しかし着替えを終えた喩非宸(ユヒシン)が現れ月見を援護、焦った鬼卿は逃亡した。喩非宸は負傷した月見を連れて個室へ戻った。「何をしている?」その時、部屋をくまなく探している東影人の声が聞こえて来た。喩非宸は月見を寝台に残し、回廊へ出た。郡王の配下は女を出せと迫ったが、ちょうど度彬(ドヒン)が兵士を連れて駆けつけ、配下を捕縛する。「遅くなりました、実は大日加斯(タビカシ)郡王が刺されて亡くなりました」「何だと?!」驚いた喩非宸は度彬に月見を連れて先に帰るよう命じ、後始末に追われた。喩非宸は現場で騒然となる民に向け、自分が事件の調査を行うと告げた。「この事件を利用して反乱を起こし、我が国を挑発するなら喜んで参戦しよう!」民心を落ち着かせて屋敷に戻った喩非宸、すると月見が涼亭で待っていた。常に冷静な喩非宸が珍しく感情的になった。「危うく殺されるところだったんだぞ?分かっているのか?!」「分かってる、武将の娘として敵を倒しただけよ」「武将の娘?そんな言い訳…」喩非宸はうっかり口を滑らせそうになったが、言葉をのみ込んだ。「太子妃が捕まれば私がどうなるか考えたのか?」「ご安心を、その時は自害するつもりです」しかしその答えがかえって喩非宸を怒らせた。「自分の命を軽く考えるな!私を信じられないのか!」「私があなたを守ってはいけないの? あなたは私の命が大切、私はあなたの名誉が大事、間違っていない!」喩非宸は少なくとも月見が自分のために郡王を殺したと知り、追及できなくなった。「ともかくこれからは先に私に相談してくれないか?」「…私がどうやってあなたを守ろうと、それはあなたには関係のないことよ」喩非宸は月見の頑な態度に憤慨、寝殿での禁足を命じてしまう。慎(シン)王が黒幕を捕まえた。砕星谷と結託していたのは京兆府尹(ケイチョウフイン)の賈振源(カシンゲン)だという。知らせを聞いた喩非宸が駆けつけると、すでに賈振源ははりつけにされていた。すると慎王は喩非宸に任せて出て行ってしまう。賈振源は大日加斯が都に来て民に危害を加えても見逃し、使節の金品で私腹を肥やしていた。しかもすでに喩非宸を糾弾する奏状まで準備していたと分かる。…太子と東影郡王が密会、謀反の恐れあり…「まさか賈大人が砕星谷の者だったとは…何と大胆な!他国と内通して世継ぎを陥れるとは!」「太子殿下、仕方がなかったのです!」賈振源は尹(イン)国公の娘と同じように砕星谷から毒を飲まされていた。聞けば砕星谷に属する刺客たちは皆、この毒で操られているという。「定時に解毒薬を飲まなければ、苦痛にもがきながら無惨な死に方を…」喩非宸は月見も毒で操られていると知った。すると喩非宸は賈振源を短剣で刺し殺し、自害したことにして月見の罪を被せてしまう。喩非宸は月見の寝殿に駆けつけた。「阿月?」「殿下、反省中なのでお帰りください」「…阿月、外は寒いんだ(ボソッ」「それは失礼しました、部屋を移動します」「いいんだ、休んでくれ」その時、宮殿から皇帝の迎えが来た。喩非宸は東影郡王暗殺事件を″京兆府尹が内通を装って謀殺を図った″と結論づけた。これで東影側が納得するはずもなく、しかも皇太子が郡王の配下まで拘束したと知り皇帝は激怒する。「大局を考え厚遇するよう教えたはずだ!」「私は法に基づき民のために動いたまで…」「無礼者!お前に説教されるいわれはない!」皇帝は思わず机にあった硯を投げつけ、慎王は慌てて甥をかばった。「陛下、お鎮まりを…郡王の遺体は丁重に運び、賠償金でなだめましょう」しかし皇帝の怒りはおさまらず、喩非宸の兵権を取り上げてしまう。これに喩非宸は猛反発した。「辺境の民を救うため戦に臨んだのに、父皇は突然、私に婚姻を賜り、停戦を促した 父皇の御心が分かりません!…罰は受けます!」喩非宸は叩頭して帰ることにした。その時、雷鳴がとどろく。皇帝は思わず皇宮に泊まるよう引き止めたが、喩非宸は断って出て行った。慌てて喩非宸を追いかけた慎王、一方、皇太子と諍いになった皇帝は喀血してしまう。慎王は喩非宸を慰めた。皇帝も年を取って病を患い、功を上げる皇太子を恐れているのだという。喩非宸は自分を信用してくれない父皇に憤りを隠せなかった。「だが先ほど陛下が引き止めてくださったのに、なぜ従わなかった?」その時、再び激しい雷鳴がとどろいた。すると喩非宸は急いで帰ってしまう。慎王は思いがけず月見が皇太子を倒す最良の武器になることを知った。…上に立つ者が情に溺れれば弱みになる…雷が苦手な月見は寝所の片隅で小さくなっていた。雨と雷は月見に子供の頃の辛い記憶をよみがえさせる。土砂の下敷きになった幼い弟を助けようとするも、自分の無力さに呆然となる月見…。その時、喩非宸が駆けつけた。喩非宸は耳を押さえながら震えている月見を見つけた。「なぜこんなところに?まだ怪我が治っていないんだぞ?」その時、月見は喩非宸から血の匂いがすると気づいて驚いた。「大事ない、古傷が開いただけだ」実は皇帝が投げた硯は喩非宸の胸に命中していた。喩非宸は月見を連れて寝台に腰掛けた。「私が郡王を殺したせいね…ごめんなさい」月見は自分のせいで喩非宸が叱責されたと分かった。すると喩非宸は自分を殺したいなら殺せばいいという。「君が何者でも構わない、任務なら実行するんだ だが君が望むなら私はいつでも君のそばにいる これからは私を信じて頼ってくれないか?君は独りじゃない」しかし月見はうつむいたまま答えなかった。「薬を取ってくるよ」喩非宸はあきらめて出て行くことにしたが、その時、突然、背後から月見が抱きついた。それが答えだと気づいた喩非宸は月見を抱きしめ、そのまま寝台へ押し倒す。衣を脱ぎ捨て、肌を重ねる2人…。一方、月見を始末し損ねた鬼卿は谷主に罰を請うていた。しかし谷主は今回の目的が皇太子に失態を演じさせて指揮権を剥奪させることであり、成功したという。喩非宸と夫婦の契りを交わした月見。しかし別れを決め、喩非宸が眠っている間にこっそり黒衣に着替えた。…あなたが太子でなく只の宸宇(シンウ)で、私も砕星谷の刺客でなく只の阿月だったらよかったのに、私が去ったあと他の人に殺されないで、無事でいてね…月見は東宮を抜け出し、独り馬を駆けた。…姑姑、今後、私は砕星谷とあなたとも縁を切る、育ててくれた恩は命で返します…月見はいつもの待ち合わせ場所に到着した。そこで合図の照明弾を上げることにしたが、思いがけず桃金娘(トウキンジョウ)と一緒にいる喩非梵(ユヒハン)を目撃、手を止める。「殿下の兵符が奪われ、軍は動揺している、太子の金印を奪えばさらに追撃できるぞ?」「二殿下、要するに金印で命令書を偽造し、軍をかく乱して謀反を起こせと?」「その通りだ」物陰で2人の話を立ち聞きしていた月見だったが、その時、ふと顔を動かした喩非梵の首に赤い口紅の跡が見える。それは確かに昨夜、月見が喩非宸の首につけた口づけの跡だった。喩非梵の正体は喩非宸だった。…喩非宸、最初から知っていたのね、私を騙していたなら貸し借りはなしよ…月見は結局、東宮へ戻った。つづく∑(⊙∀⊙)ヒャーーー!どうなるのー!短劇の醍醐味w
2026.08.12
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锦月如歌 Legend of The Female General第12話宋陶陶(ソウトウトウ)が山中で助けた男は胡元中(コゲンチュウ)という烈赫(レツカク)人の猟師だった。故郷を離れて久しく、妻を亡くしたばかりで悲しみが癒えずに供養に出かけたところ、倒れてしまったという。しかしそう言いながら宋陶陶に色目を使う男に禾晏(カアン)は違和感を持った。そこで宋陶陶と看病を代わることにしたが、偶然、胡元中が懐に密書を隠すのを目撃する。禾晏はわざと薬こぼして衣を拭きながら密書を奪い取った。すると烈赫語で書かれているため読めない。「あ~済まない、つい興味本位で」「亡くなった妻からの愛の詩なんだ」胡元中への疑念を深める禾晏。そこで禾晏は薬を飲んでいる胡元中に向かって矢を放った。すると胡元中は猟師と言いながら瞬時に矢を避ける。しかし見かねた宋陶陶が忠告した。「禾大哥、彼が気に入らないのね?でも怪我人なのよ?何度もいじめてはだめ」宋陶陶は禾晏が自分の手当てを受ける胡元中に嫉妬していると誤解した。その夜、禾晏が宿舎へ戻ろうとすると黒い人影が見えた。禾晏は即座に追撃、黒衣の覆面男と争いになる。すると賊は隙を見て逃げ出し、教官の宿舎に飛び込んだ。禾晏は帷を上げる間もなく長刀を突き刺したが、その時、馬大梅(バタイバイ)の亡骸が倒れてくる。「はめられた…」しかし運悪く巡回中だった総教官・沈瀚(シンカン)たちが見ていた。禾晏は怪しい黒衣の男を追いかけていたと説明、胡元中が怪しいと訴えた。烈赫人が主に使う武器は珍しい形の湾刀のため、長年使用すると親指や手首に発疹が出る。実は胡元中の手にもその発疹があった。通常、猟師が湾刀など使うはずがない。また胡元中が持っている妻が書いたという詩も怪しかった。禾晏は急ぎ烈赫語を読める者が必要だという。「私は相手の胸元に一撃を加えました、新しい傷があればそれも証拠になります」沈瀚は早速、胡元中を呼んだ。しかし胸元にそれらしき痕はない。「証拠もなしにどう信じろと?今のところお前が一番、怪しい」沈瀚は禾晏を収監、都督の帰りを待つことにした。「私を投獄するのは構いません、でも調べは進めてください、掖州(エキシュウ)衛が危険です」禾晏は新兵ばかり残った掖州衛に突如、烈赫人が現れたことを訝しんだ。肖珏(ショウカク)のいない掖州衛なら落とすのは容易いはず、もしや栗台(リタイ)城からの要請も嘘だったのかもしれない。すると宋陶陶がこっそり面会にやって来た。「私の薬でみんなを眠らせるから、ここから出て都督を待ちましょう」「それでは手遅れになりそうだ…」そこで禾晏は宋陶陶から眠り薬と腰帯をもらい、書き付けを託して沈教官に渡すよう頼んだ。「早く戻って」沈瀚は確かに宋陶陶から書き付けを受け取ったが、禾晏の過剰な反応だと高をくくっていた。翌朝、禾晏が投獄されたと知った仲間たちは沈教官に嘆願しようと宿舎を出た。その時、激しい馬の蹄の音と共に敵軍が現れる。驚いた兵士たちは咄嗟に武器をつかんで正門へ駆けつけ、沈瀚が先頭に立った。「何者だ!」「俺は烈赫の大将軍・日達木子(ジッタツボクシ)!掖州衛を滅ぼしに来た!」その頃、禾晏の牢に黒衣の賊が侵入した。賊はまだ眠っている禾晏に忍足で近づき剣を振り下ろしたが、突然、禾晏が飛び起きる。禾晏は宋陶陶からもらった腰帯を使って応戦、見事に賊の剣を封じた。「やっと来たか、雷侯(ライコウ)、これは旗の争奪戦で使ったお前の技だ」雷侯は病を装って軍営に残り、胡元中と呼応して禾晏を陥れていた。すると禾晏は眠り薬を雷侯の口に全部、流し込んでしまう。日達木子は助けを待っても来ないと不敵な笑みを浮かべた。今頃、栗台城へ向かった封雲(ホウウン)将軍たちは予定を変更して抜け道を使い、奇襲に遭っているだろう。その時、突然、禾晏が現れ、対峙する肖家軍と烈赫軍の間に割って入った。「私が相手だ!」…都督は戻らないし、新兵だけでは烈赫に敵わない、無駄死にするだけ…禾晏は将軍さえ捕まえれば勝機があると踏んだ。烈赫と言えば数年前、何如非(カジョヒ)だった禾晏が倒した相手だった。「先の将軍はお前の兄・日達木基(ジッタツボクキ)だな? 敵もその名を聞くだけで震え上がったそうだが、それも束の間 飛鴻(ヒコウ)将軍によってあっけなく首をはねられた、大将軍、ここで私と勝負しないか?」「身のほど知らずめ!…いいだろう」「私が負けたら好きにしろ、だがお前が負けたら私を″爹(ディエ)″と呼べ!」すると禾晏の目論み通り、挑発された日達木子は勇み立った。禾晏と日達木子の一騎討ちが始まった。禾晏のしなやかな鞭と日達木子の湾刀がせめぎ合い、沈瀚と新兵たちは固唾をのんで2人の戦いを見守る。すると激しい攻防の末、日達木子の湾刀が禾晏の脇腹を切り裂き、同時に禾晏の鞭が日達木子の横っ面を引っ叩いた。浅からぬ傷を負った禾晏と顔を深く傷つけられた日達木子は互いに鮮血を流しながら一旦、退いた。禾晏の負傷に気づいた新兵たちは援護しようと構えたが、禾晏は腰帯を引き抜いて傷口を縛る。一歩も退かない禾晏の態度に日達木子は兄から聞いた飛鴻将軍の姿を思い出した。「何如非は矢が当たっても軍の指揮を執り続けたとか、お前はそいつを彷彿とさせる」「私は何如非ではない、ただここにいる大魏の兵士たちは皆、私と同じ 命ある限り最後まで戦い抜く!中原にはこんな兵士がごまんといる 果たして烈赫にはいるかな?」すると憤慨した日達木子が再び禾晏に襲いかかった。頭に血が上った日達木子は禾晏の鞭に翻弄され、劣勢を強いられた。すると烈赫が人質にした宋陶陶と程鯉素(テイリソ)を連れて来る。その時、怯えた宋陶陶が兵士を突き飛ばして禾晏の元へ走り出し、日達木子の標的となった。咄嗟に鞭を放ち、宋陶陶の腰に巻きつけて自分の元へ引き寄せた禾晏。危ないところで宋陶陶は救ったが、代わりに背後から肩を突き刺されてしまう。しかし日達木子が湾刀を引き抜く一瞬の隙を突き、禾晏は振り向きざまに鞭で日達木子の首を捕らえた。満身創痍の中、禾晏は日達木子を倒した。「掖州衛将士們何在!」「在!」「烈赫人を討ち取れ!」「殺ァァァァァァァァァァ!」その時、肖珏と九旗営が帰還した。栗台城への道中、山道の崩落で足止めされた肖珏たち。抜け道が1本だけあると聞いて予定を変更したが、肖珏はそれが烏托(ウタク)の使う道だと知っていた。肖珏は伏兵がいると悟り、敵の狙いが掖州衛だと気づく。そこで副将を自分の身代わりにして先に進ませ、精鋭と共に先回りした飛奴(ヒド)たちと敵を挟み撃ちにするよう指示した。『私は先に掖州衛に戻る』肖珏は傷だらけの体で戦っていた禾晏を援護した。しかし力尽きた禾晏はついに倒れてしまう。「肖珏…来たんだね…」「お前はいつも自らを危険に晒す」「それは多分、信じているから…あなたが助けに来てくれると」すると禾晏は激しく喀血し、意識を失ってしまう。肖珏は禾晏を幕舎へ運び込み、程鯉素を呼んだ。しかし肖珏は手当てをする前に脈を見ろという。「はっ!禾晏は女子?!」程鯉素は肖珏がなぜ禾晏を気遣い、自分の幕舎にまで住まわせるのかようやく理由が分かった。「男でもつらいのに、女子の体で耐えるとは…」そこで肖珏に血を拭いて薬を塗るよう頼み、程鯉素は出て行ってしまう。肖珏は禾晏の肩の傷に薬をつけた。すると痛みで禾晏が目を覚ます。「痛むか?」「いいえ」「私の前では強がらなくとも良い」「都督…私、すごかったでしょう?」肖珏は思わず笑顔でうなずき、この時ばかりは禾晏を認めた。つづく( ๑≧ꇴ≦)とどー!←何?www
2026.08.11
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嫁东宫第4話(第10集~第12集)喩非宸(ユヒシン)は砕星(サイセイ)谷の根城で折檻されていた月見(ゲツケン)を救出、東宮へ戻った。「痛いか?」「ええ」傷の手当てをしながらようやく本音を漏らした月見。喩非宸は真心が通じたと喜んだが、結局、月見は何も話してくれなかった。「今日の件で私に何か言うことは?」「…危うく賊に殺されるところでした」喩非宸は心を開かない月見に苛立ちを隠せなかった。しかし砕星谷の根拠地を知った理由に月見はすぐ気づくはず、そこで目の色を変えて第二皇子に成り済ます。度彬(ドヒン)は正直に正体を明かし、月見の素性も分かっていると伝えるべきだと諌めたが、喩非宸は拒んだ。「太子妃の不安を取り除いてからだ」喩非宸は真実を知った月見が姿を消してしまうのが何より怖かった。喩非宸の予想通り、月見は喩非梵(ユヒハン)が皇太子に砕星谷の根拠地をばらしたと疑って冷宮に現れた。相変わらず馴れ馴れしく接近する喩非梵に容赦なく短剣を突きつける月見。「自重して」「嫂嫂が心配なだけなのに冷たいな~まさか皇兄に心が動かされた?」「いいえ!」しかし月見は明らかに動揺していた。すると月見は喩非梵に皇太子と結託していない証拠を出せと迫る。「そんなものはない、皇兄は曲者だととっくに忠告しただろう?」「協力関係もここまでね」月見が出て行くと隠れていた度彬が現れた。喩非宸は月見の心に自分がいると確信、しかしどうすれば月見が警戒心を解いてくれるのか分からない。すると度彬は男女の情愛に疎い主に助言した。「殿下、いいですか?恋愛は札遊びと同じ、大事なのは″切り札″です 賢い女子ほど慎重になります、安心感を得られないうちは何も言わないでしょう つまり家です、家の権利書に勝る物はありません」「拠り所のない月見に一番、大切なのは帰る場所なのだな?そして家族か」郡主の侍衛・沈黙(シンモク)は腕に装着できる暗器を沈念慈(シンネンジ)に贈った。使い方を指南しながら密着してしまう2人、そこへちょうど郡主を訪ねて来た皇太子が現れる。「ふっ、やっぱりな~」「どういう意味よ?何笑ってるの?!」沈念慈は皇太子に見透かされ、思わず声が裏返った。喩非宸は沈念慈が皇太后から別宅を賜ったと聞いていた。その別宅は周りを山に囲まれ、辰京(シンキョウ)で最も安全な屋敷だという。「売ってくれ」「どうして?」「1枚目の切り札として使いたい」皇太子が帰ると沈黙が現れた。「太子哥哥すら悟ったのよ?あなたはいつ切り札を出してくれるの?」しかし沈黙は相変わらず寡黙なまま、郡主はへそを曲げて行ってしまう。そんな郡主の後ろ姿を見送りながら、沈黙はふと表情が和らいだ。「…あなたが私を救ってくれた13歳の時に私の切り札は無くなりました」喩非宸は月見を連れて宸月(シンゲツ)別苑にやって来た。「今日からここが君の家だ」門をくぐった月見は一目見て気に入ったが、その時、喩非宸がいきなり襲いかかってくる。「修練に付き合おう」2人はしばし手合わせに興じ、自然と心を通わせた。やがて喩非宸がわざと剣を手放し、慌てて攻撃の手を止めた月見はバランスを崩してしまう。喩非宸は月見を抱き留め、そのまま一緒に倒れた。「殿下?!大丈夫ですか?お怪我は?」「ふっ、私が心配か?」月見はからかわれたと気づき、怒って立ち上がってしまう。するとそこが夜来香(イエライシャン)の花畑だと気づいた。「夜来香、またの名を月見草、君の好みが分からないから自分の好きな花を植えた どんな過酷な環境下でも咲き誇る、月見草は強い花だ 月を見守るように夜にしか咲かないが、香りが良く、花も美しい…」喩非宸は告白し、月見の髪にかんざしを挿した。心を動かされた月見は気持ちを偽れなくなり、思わず自分から唇を重ねてしまう。月見を取り逃した桃金娘(トウキンジョウ)は恐る恐る谷主に報告した。しかし谷主は気にするなと許し、別の案があるという。「5日後、柳(リュウ)坊の天字(テンジ)一号室に太子を連れて来させろ 奴の名声を地に落としてやる 月見に関しては…異心を抱いた刀は不要だ、機を見て排除しろ」桃金娘は月見を呼び出した。月見は根拠地を教えたのは自分ではないと釈明、すると桃金娘から証明するために皇太子を天字一号室へ誘導するよう指示される。「それだけですか?」「ええ、これは今月の解毒薬よ」月見は喩非宸が柳坊へ入る様子を確認した。そこで後を追うことにしたが、店の前で偶然、東影(トウエイ)国の郡王と鉢合わせになる。郡王は美しい月見に一目惚れ、しかし配下から約束の時間だと邪魔されてしまう。「待たせておけばいい、美人を連れて行く!」しかし気がつくとすでに月見の姿はなかった。月見は柳坊の向かいの楼閣にいた。すると郡王たちが柳坊へ入って行く姿が見える。…なるほど、喩非宸と郡王の密会を捏造する気なのね…砕星谷の谷主の正体は喩非宸の七皇叔である慎(シン)王だった。七皇叔に誘われ柳坊にやって来た喩非宸。慎王は親しげに皇太子の腕をつかんで席まで案内したが、喩非宸はそんな七皇叔を冷ややかに見ていた。上階の個室で2人で酌み交わしていると、回廊から月見の声が聞こえて来た。<太子妃?<あら小度すると喩非宸が様子を見に来た。月見は柳葉(リュウヨウ)釀を買いに来たと説明して帰ることにしたが、わざとぶつかって喩非宸に酒をこぼしてしまう。月見は馬車にある着替えを受け取り、桃金娘の指示通り喩非宸を天字一号室へ誘導した。しかし着替えを手伝わず、外で待つと伝えて出て行ってしまう。月見はその間に別の衣に着替え、階段を降りた。すると郡王が月見に気づいて嬉しそうにやって来る。「これはさっきの美人さん!着替えたのかい?」「奇遇ね」月見はつまずいたふりをして郡王にもたれかかったが、すぐ行ってしまう。実はその時、郡王は月見に刺されていた。郡王が殺され、柳坊の1階は大騒ぎになった。その間に月見は上階へ戻って外衣を脱ぎ捨て、元の衣装に戻る。すると暗がりから突然、賊が現れ、月見は慌てて身をかわした。「鬼卿(キケイ)…」つづく( ๑≧ꇴ≦)もう度彬がツボ過ぎるw
2026.08.10
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嫁东宫第3話(第7集~第9集)月見(ゲツケン)の正体を知りながら献身的に手当てする喩非宸(ユヒシン)。一方、皇太子暗殺に失敗した桃金娘(トウキンジョウ)は根城に戻っていた。「主上、お許しください、太子と月見は崖から落ちて行方不明です 月見は人質をかばって負傷、恐らく…」「連れ戻し意図を確認せよ、必要ならば次の手を打て」月見は皇太子でありながら手際よく火をおこして魚を焼き始めた喩非宸に驚いた。実は喩非宸は16歳の時、皇帝が息子を鍛える目的で身分を偽り、宸宇(シンウ)という名で入隊させたという。当時は何もできなかったが、行軍中に何かと面倒を見てくれた友がいた。「身分を知らないから気軽に友になれたのね…で、それから?」「彼は死んだ」虎子(コシ)は戦で喩非宸を守って死んだ。最期に虎子は宸宇が皇太子だと知っていたと明かし、絶命する。…弟が亡くなったあと、無力さを感じたのは2回目だ…しかし何も知らない月見は親友だからこそ盾になってくれたのだと言った。「じゃあ君が彼女を救ったのも友だから?」月見は尹南瑶(インナンヨウ)が逃げてきた時を思い出しながら、無意識に体が動いたと答えた。もし彼女が死んだら、両親や彼女を愛する人たちが傷つくだろうと以前から気がかりだったという。「なら自分が死んだら家族や友が傷つくと思わなかったのか?…家で何と呼ばれている?」「阿月(アーユエ)…なら太子殿下はなぜ私を助けたの?」「無意識に体が動いたんだ」夜を徹して捜索していた度彬(ドヒン)と尹(イン)国公たちが皇太子と皇太子妃を発見した。尹国公は人払いして全てを明かすことにしたが、喩非宸は暗に皇太子妃の秘密を守るよう釘を刺す。「負傷した太子妃の手当てが先であろう」すると喩非宸は月見を抱き上げた。「家に帰ろう」度彬は尹国公が黒幕ではなかったと報告した。尹南瑶が毒を盛られて人質となり、解毒薬を毎月もらうため従うしかなかったという。喩非宸は尹家を追求せず、砕星(サイセイ)谷を掃討後に解毒薬を入手して娘を救うことにした。「今回、砕星谷の刺客の大半を掃討し、残るは桃金娘と鬼卿(キケイ)と… 殿下の部屋のあの方だけですね」「太子妃を中傷するとは…杖刑30回!」「はあ?殿下、まさか好きになっ…」すると図星だった喩非宸は度彬の尻を蹴り飛ばして追い出してしまう。その頃、皇太子の寝所にある娘が忍び込んでいた。寝台で眠っている皇太子妃を見た娘はやはり偽物だと確信、恐る恐る短剣を振り下ろす。すると目を開けた月見がいきなり素手で刃をつかんだ。( ๑≧ꇴ≦)<キィャアー!ちょっと!危ないじゃない!しかし短剣は装飾品、月見の手は無事だった。「誰なの?」「私?私は太后の養女で郡主、太子哥哥とは幼なじみよ!」「太后の養女のくせに何が太子哥哥よ、太子からしたら大姨媽じゃない」月見は歯牙にも掛けず、履き物を履いて出て行ってしまう。月見は自分の寝殿に戻ることにしたが、郡主・沈念慈(シンネンジ)が追いかけてきた。実は郡主は皇太子妃と尹南瑶の筆跡が違うと気づき、偽物だと分かったという。月見は思わず首根っこを捕まえたが、その時、郡主の侍衛・沈黙(シンモク)が駆けつけ月見を突き飛ばした。しかし運良く喩非宸が現れ、月見を抱き止める。「ふぁんすー(放肆)!東宮で太子妃に手を出すとは何と大胆な!太子妃は怪我人だぞ!」すると沈念慈が金切り声を上げた。「怪我人?!こんな怪力な怪我人がいるもんですか!」沈念慈は皇太子が騙されていると訴え、証拠の書を示した。「太子哥哥が淑女好きだから猫かぶってるのね! 私が狩りに誘ったら断りの文が来たわ、筆跡を変えるのを忘れたでしょう?」「私が淑女好き?デマを流すな!私は怪力で腕が立つ嘘つきが好きだ!」喩非宸は思わず反論、沈黙に斬首を命じた。すると焦った沈念慈が自分の配下の罰は自分で決めるという。「…沈黙、顔を上げて」⊂彡☆))Д´) バシッ!沈念慈は涙をのんで沈黙の顔を引っ叩いた。喩非宸は月見を抱きかかえて自分の寝所へ向かった。「殿下、自分で歩けます」「分かってる」…喩非宸、まさか私のことが好きなの?…一方、屋敷に戻った沈念慈は沈黙の頬を心配して冷やしていた。沈黙は皇太子妃に関わらないよう警告したが、沈念慈は自分が懲らしめてやると威勢がいい。「それにしてもなぜ私に偽物の短剣を渡したの?今度は本物を作って!宝石をはめた剣よ?」相変わらず寡黙で何の反応もない沈黙、しかし天真爛漫な郡主の後ろ姿を見送りながら、自然と顔をほころばせた。沈黙の掌をまともに受けた月見は肩の傷が再び開いた。喩非宸は手当することにしたが、月見は喩非宸の真意が気になる。「嘘つきが好きなの?…私を信じていないのね」「この目で見て心で感じたことを信じる、私たちの間に嘘があるなら話してくれ その前に傷の手当てを…」喩非宸は月見の衣をはだけて新しい包帯に交換した。すると月見が顔を歪めて痛みをこらえている。「痛いなら声を出していい」月見は砕星谷で痛みを感じなくなるまで修行しろと叩き込まれていた。そのため痛みを認めることが難しい。喩非宸は仕方なく棗の砂糖漬けを月見の口に入れた。その時、うっかり度彬が寝所に入ってしまう。「殿下!ってうわっ!私は何も見ていません!…門を閉めておいてください」喩非宸は慌てて月見の肩を隠すと、誰かに皇太子妃の世話をさせるよう命じた。「今度、何かあったらお前を罰する」ある日、街に出た喩非宸は露店でかんざしを買って帰った。度彬はそのかんざしで刺されるかもしれないと警告したが、喩非宸は月見をどう思うか聞いてみる。月見は腕が立ち、頭の回転が速く、人に厳しいが自分にはさらに厳しかった。完全に冷酷な殺人者とも言えず、物乞いの子供や尹南瑶を助ける優しさもある。「でも殿下、あなたを刺す時は迷いなく殺しますよ?」喩非宸は優しい月見が本来の姿だと信じ、何か事情があって砕星谷に身を投じたのだと考えた。「全てを明らかにする時期かもしれないな」「お言葉ですが、まだ話す時期ではないかと…」度彬は時期尚早だと判断したが、案の定、護衛が駆けつけ、誰かに眠らされた隙に皇太子妃が消えたと知らせた。「やはり逃げたのでは?」「いや、任務が果たせぬうちに戻れば酷い目に遭う」独月(ドクゲツ)山では報告に戻った月見が桃金娘から厳しい罰を受けていた。「よくも裏切ったわね!」桃金娘は月見を鞭で打ちのめし、香炉を近づけた。「心臓をえぐる痛みで任務を思い出したか?今月の解毒薬はなしだ」月見は皇太子をかばって信用を得るためだったと釈明したが、それがかえって桃金娘の怒りを買ってしまう。「あの男に惚れたな!敵に心を動かされるなと教えたはずだ!折れた刀はどうなると? どうやらもう解毒薬も必要ないようだ」桃金娘は再び鞭を振り上げたが、その時、喩非宸が兵を率いて現れた。度彬は逃亡した桃金娘たちを追った。すると喩非宸は自分の披風で月見を覆い、抱き上げる。「阿月、家に帰ろう」つづく( ๑≧ꇴ≦)度彬wもうやめてあげてwww
2026.08.09
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锦月如歌 Legend of The Female General第11話何如非(カジョヒ)が肖珏(ショウカク)を狙う理由は依然、薮の中だった。禾晏(カアン)は肖珏が父や肖家軍の将士たちが死んだのは撫越(ブエツ)軍が遅れたせいだと恨みを募らせていたことを思い出したが、当時、禾晏は知らせを受けてすぐ救援に向かっている。…まさか鳴水(メイスイ)の戦いが肖大将軍と肖家軍を葬る陰謀だった?…肖仲武(ショウチュウブ)が常々、丞相・徐敬甫(ジョケイフ)を批判していたのは禾晏も知っていた。やはり今回の黒幕は徐敬甫で、何如非が丁一(テイイツ)を放ち、肖珏の命を狙ったに違いない。…奴は鳴水の陰謀にも関与を?いいや、あの頃、奴は華玉(カギョク)寺にいたはず、軍のことに手出しはできまい…禾晏が兵営を歩きながら物思いにふけっていると、同期の仲間たちが現れた。禾晏が怪我を負ったと知り、帰還の祝いを兼ねて連れて行きたいところがあるという。一方、飛奴(ヒド)は都督がなぜ疑いが晴れた禾晏の監視をまだ続けるのか首を傾げていた。肖珏は禾晏が女子とは明かせなかったが、まだ疑わしい点が多くあるという。「禾晏はどうしている?」「仲間たちと温泉に…」その頃、禾晏は仲間たちから温泉に入るよう強要され困惑していた。焦った禾晏は傷口に障ると断って逃げようとしたが、仲間に捕まって温泉に引きずり込まれそうになってしまう。しかし危ないところで肖珏が現れ、禾晏は温泉禁止だと厳命した。「都督、なぜですか?!」「…それは虚弱ゆえだ」肖珏は禾晏を連れて帰ったが、これが思わぬ誤解を招いてしまう。小麦(ショウバク)たちは禾晏が虚弱と聞いてもぴんと来なかった。何だ虚弱って?>(*´・ω)(ω・`*)<どこに問題が?すると兵士たちの間で禾晏が不能だという噂が広まり、宋陶陶(ソウトウトウ)も偶然、耳にしてしまう。翌日、禾晏が宿舎に立ち寄ると、仲間たちからの差し入れがあった。禾晏は喜んで食べ始めたが、そこに宋陶陶が現れる。「禾大哥、噂なんか気にしないで、私が治してあげる、私は不能でも気にしない だってあなたは本物の英雄だもの、絶対よくなるから頑張りましょう!」すると宋陶陶は気まずそうに出て行ってしまう。禾晏は仲間の差し入れがすっぽんの理由に気づき激怒、都督の幕舎に怒鳴り込んだ。兵営内は禾晏が不能という噂でもちきりだった。禾晏は全て肖珏のせいだと訴え、責任を取って個室をよこせと要求する。呆れた肖珏は温泉で女子だとばれていたら残れなかったと指摘したが、逆に禾晏から脅されてしまう。「都督の″最愛の人″という立場で残りましょうか?」腰の赤い痣を思い出した肖珏は仕方なく禾晏を侍衛という名目で自分の営舎に住まわせることにした。九旗営に入るため肖珏からの信頼を得たい禾晏。その夜、肖珏から何如非との確執について聞き出そうとしたが、部屋を繋ぐ戸の鍵を締められてしまう。禾晏は仕方なく戸越しに自分を信じられる時が来たら肩を並べて共に戦いたいと声をかけた。「都督…今夜の月は美しいですよ?一緒に見ませんか?」肖珏は思わず戸の鍵に手をかけたが、ふと冷静になって諦める。しかし戸で隔たれながらも2人は窓から同じ月を見ていた。一方、曜京(ヨウケイ)城に戻った楚昭(ソショウ)は丞相に帳簿を届けていた。徐敬甫が恐れていた通り、やはり孫祥福(ソンショウフク)は丞相への付け届けを全て記録してある。楚昭は帳簿を全て回収できたかは不明だと報告したが、その時、飛鴻(ヒコウ)将軍の来訪が伝えられた。何如非は丁一の失態を謝罪、肖珏暗殺を謀ったのも丞相のためだったと釈明した。徐敬甫は何も言わなかったが、数珠を投げ出して不満をあらわにする。そこで楚昭は師父の意を汲んで口を挟んだ。「老師、丁一は将軍の腹心、当然、周到であったと…」「ご安心ください、丁一は用心深く、不利な証拠は残しません!」すると徐敬甫は何も問題が起きなければ構わないと許した。何元盛(カゲンセイ)が飛鴻将軍府で待っていると何如非が帰ってきた。「なぜまだ丞相と関わっている?!何家はすでに富喜を手にした、もう手を切るべきだ」「それが許されると?」何如非は徐敬甫が自分を避けていたのは″いつでも始末できる″という脅しだと分かっていた。楚昭が書斎で帳簿を見ていると応香(オウコウ)が困惑した。「丞相に全てお渡ししたのでは?」「これは要点を書き写したものだ」楚昭は丞相が皇帝に隠れてこれほど私腹を肥やしていたことに驚きを隠せなかった。その夜、雪が舞う掖州衛に栗台(リタイ)城からの奏状が届いた。烏托(ウタク)が頻繁に襲来するため撃退に手を貸して欲しいという。肖珏は九旗営を連れて明朝、発つことにしたが、禾晏は置いて行くと決めた。「あいつは馬大梅(バタイバイ)に監視させろ」禾晏の部屋から物音が聞こえた。肖珏が心配して駆けつけてみると、背中に薬を塗ろうとしていた禾晏が薬瓶を落としただけだと分かる。すると禾晏の背中の傷が開いていた。「都督?」「私がやろう」禾晏は栗台城へ行きたいと嘆願した。「私が都督を守ります」しかし肖珏は傷を治すことが先だという。「私がお前を守るはめになる」「はい、私は掖州衛を守ります」その時、ふいに禾晏の後れ毛が傷口にかかり、肖珏は髪を避けながら禾晏の肌に触れてしまう。互いに相手を意識し、一瞬だけ流れる静寂。「終わったぞ」「あ、都督…渡したいものがあります」すると禾晏は道中に食べて欲しいと桂花糖を贈った。肖珏は黙って受け取ったが、部屋を出て行く前にふと言い残しておく。「…あの晩の月は美しかった」翌朝、禾晏が目を覚ますと肖珏の姿はなかった。すると机の上に開封していない桂花糖が置いてある。「まあ受け取っただけでも良しとするか」…肖珏、無事に戻って、それまで掖州衛は私が守る…こうして肖珏のいない生活が始まった。順調ならそろそろ栗台城に着く頃だろう。一方、宋陶陶は禾晏が不能だと誤解したまま薬湯を届けていた。その日、新しい処方を思いついた宋陶陶は薬草を取りに山へ入ったが、怪我をして倒れている男を発見し、兵営へ運び込む。しかし禾晏は男の身なりから異民族だと気づき、警戒を強めた。その頃、肖珏たちはまだ20理しか進めずにいた。報告によれば山道で崩落があり、進軍は困難だという。抜け道が1本あると聞いて肖珏は予定を変更することにしたが、飛奴に密かに指示を出しておいた。徐娉婷(ジョヘイテイ)が中庭で梅の花を見ていると、ちょうど楚昭の姿が見えた。「子蘭(シラン)!来てくれたの?」「老師に会いに…あ、もちろん君にも」喜んだ徐娉婷は楚昭にも梅の枝を贈ることにした。そこで侍女に枝を切らせたが、ふいに風が吹いて梅の花が落ちてしまう。「何してるの?!役立たずね!」徐娉婷はいきなり侍女を引っ叩いた。涙ぐむ侍女を見た楚昭は今度、郊外の梅の花を見に行こうと誘い、徐娉婷の機嫌を取って別れる。その様子を徐敬甫が見ていた。徐敬甫は娘を甘やかし過ぎたと嘆いた。内心で徐娉婷を嫌悪しながら、楚昭はこれも率直な性格ゆえだろうとかばう。すると徐敬甫は掖州城から戻った肖珏が順風満帆のようだと遠回しに不満を漏らした。しかし楚昭はそろそろ掖州衛に嵐が起こるという。つづく( ๑≧ꇴ≦)やだもう都督ったらw ←何が?w
2026.08.08
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锦月如歌 Legend of The Female General第10話孫(ソン)家の仏堂で12体もの娘の亡骸が見つかった。応香(オウコウ)から一連の報告を聞いた楚昭(ソショウ)は何より丁一(テイイツ)を倒した禾晏(カアン)の武功の高さに目を見張る。しかし自分の目的は帳簿を手に入れること、孫父子の所業については肖珏(ショウカク)に任せることにした。「慈悲は私とは無縁、自分で選んだ道だ、今さら徳を積む必要はない」好色の孫凌(ソンリョウ)は娘たちをさらい、辱めて殺した挙句、死後の安らぎさえ奪っていた。禾晏は亡骸が街の告示に張り出されていた消息不明の娘たちだと確信し、一刻も早く無念を晴らしてやりたいという。しかし目下の急務は軍費と糧秣、肖珏は処理が多少、遅れても問題ないと冷たかった。「どう動くかは考えてある、口を出すな」禾晏は肖珏が価値の軽い女子の事件を後回しにしたと憤慨、翌日から単独で行動することにした。すると偶然、告示版の貼り紙を見ながら尋ね人を記録している飛奴を見つける。禾晏は肖珏を誤解していたと気づき、飛奴にある情報を耳に入れた。肖珏が青琅(セイロウ)剣と飲秋(インシュウ)剣の手入れをしていると飛奴が戻って来た。飛奴は告示版の前で禾晏と出くわしたと伝えたが、肖珏は気にせず都の状況を聞く。「何如非(カジョヒ)は徐敬甫(ジョケイフ)に接触を図るも会えずにいます」「私に見る目がなかったか…」肖珏は鳴水(メイスイ)で何如非が遅れて来たのも丞相と結託していたからだと気づき、自分の暗殺計画も丞相への手土産だと分かった。「何如非とはかつて共に学んだ仲、だが…」しかし肖珏はそこで言葉を飲み込んでしまう。孫祥福(ソンショウフク)は突然、姿を消した丁一を探し回っていた。楚昭は見ていないとごまかし、応香に孫祥福を見張るよう指示する。「命綱である帳簿を気にしているはず、見つけてもすぐには奪うな、騒ぎは避けたい」その日の宴、楚昭は独りで席についた程鯉素(テイリソ)を見て、目が治ったと知った。禾晏は実は夜には治っていたと暴露し、肖珏を驚かせる。「従甥は再び襲われるのを恐れて芝居を続けていたそうだ、私も騙されていた」肖珏は咄嗟に釈明し、計画を進めた。昨日、孫祥福が軍費に回すほど税収がないと嘆いていたが、ならば商人たちを集めて代わりに自分が徴収するという。「楚大人も同席してくれるか?」「都督の頼みなら喜んで」楚昭にとっても孫家の混乱は好都合だった。宴は散会、すると部屋へ戻る道すがら、肖珏はなぜ急に目のことを明かしたのか聞いた。禾晏はこれも都督のためだと訴え、孫父子を脅かして計画を進めやすくしたという。「微力ながらお手伝いを」肖珏は禾晏が自分の計画に気づいて怒りを解いたのだと分かった。楚昭の予想通り孫祥福は帳簿を確認するため隠し部屋に現れた。物陰に潜んでいた応香は金庫の開錠方法を暗記、楚昭に報告する。「肖珏が明日、騒ぎを起こすはずだ、侍衛が制圧されたら帳簿を盗みに行け」応香は宴に出席すれば楚昭も巻き込まれると心配したが、楚昭はその場にいたほうが対処できると安心させた。「どちらにせよ孫祥福は生かしておけぬ」「ご安心を、私が必ずや憂いを断ちます」翌日、肖珏の招きで商人たちが宴に現れた。しかし早く散会させたい孫祥福が商人たちに睨みをきかせ、弱みを握られている商人たちは料理に手もつけられない。すると禾晏が気分転換に庭でも散策してはどうかと提案、商人たちを仏堂へ誘導した。商人の中にも行方不明の娘を探している者がいた。すると思いがけず仏堂で哀れな姿になった娘と対面、父親たちの慟哭が響く。孫祥福は関与を否定し証拠がないと訴えたが、そこへ宋陶陶(ソウトウトウ)が駆けつけた。宋陶陶は太医院長官の一人娘だと明かし、掖州城に来て孫凌にさらわれそうになったと証言する。「宿の誰もが見ていたわ」そこで禾晏は12体の仏像がいつ作られたのか調べ、女子たちが死んだ時期と一致するか見てみようと畳み掛けた。孫祥福は思わぬ追及に言葉を失い、激怒した商人たちは孫父子を厳罰に処して欲しいと都督に嘆願する。その隙に禾晏は別の亡骸の場所に向かった。禾晏は自分が殺した丁一の亡骸をさも初めて発見したかのように驚いた。「ここに男の亡骸もあるぞ!この屋敷で働いていた男では?」すると肖珏は掖州城に到着直後、万花(バンカ)閣でこの男が舞姫を選んでいるのを見かけたと言った。「その舞姫たちが私を暗殺しようと謀った、まさかあれも孫大人の命か?」「アイヤ~この男も気の毒だ、使い捨てとはな」そんな騒ぎの中、応香は隠し部屋に潜入し、金庫を開けて帳簿を手にした。しかし飛奴が現れ、帳簿の取り合いになってしまう。飛奴は黒衣の賊を蹴り飛ばして帳簿を手にしたが、応香はその隙に逃げ出した。すると飛奴は賊から取り上げたと思っていた帳簿が同じ布装のただの書物だったと気づく。一方、追い詰められた孫祥福は肖珏たちを一網打尽にすべく笛を吹いて侍衛を呼んだ。しかし駆けつけたのは九旗営、すでに屋敷は制圧したという。「糧秣は見つかったか?」「いいえ、倉は空っぽでした」肖珏は孫祥福に糧秣をどうしたのか聞いた。ついに逃げられなくなった孫祥福は腹を括り、命を助けてくれるなら黒幕を明かすという。その時、孫祥福に暗器が命中、絶命した。実は禾晏は仏堂で亡骸が発見された時、上等な衣を着ている娘がいることに着目していた。翌日、街で飛奴と出くわした禾晏は豪商の中にも失踪した娘がいることから亡骸と無関係ではないと助言する。肖珏は今回ばかりは禾晏のおかげで真相を暴けたと素直に感謝した。楚昭は応香のおかげで帳簿を手に入れた。「絶妙な時に孫祥福を始末してくれた この帳簿はまさに諸刃の剣、さて、どのように利用すべきか」すると応香が済まなそうに隠し部屋で肖珏の配下と争ってしまったと報告した。しかしどちらにせよ肖珏は丞相の門下である自分を疑うはず、楚昭は証拠がなければ何もできないと安心させる。一方、飛奴も賊が金庫に隠してあった帳簿を持って逃げたと報告していた。肖珏は楚昭の仕業と勘づいたが証拠はない。「消えた軍費や糧秣は徐敬甫の懐に入ったのだろう、この借りは返す」12体の亡骸のうち3体は素性の知れない娘だった。そこで肖珏は郊外にある乗風(ジョウフウ)という高台に3体を葬ることにする。名も知れぬことから石塔には″乗風而游自在山河(風に乗り自由に山河を旅する)″と彫った。宋陶陶は貞淑を美徳とする女子の弱さを嘆き、禾晏は女子でも武術を身につけ強くなれると説く。その時、楚昭が男なら己の翼の下で女子を守るべきだと訴えた。楚昭の辛い過去を知る由もない禾晏は女子が男に全て委ねるべきではないと反論、己の翼で自由に飛ぶこともできるという。楚昭は幼い自分を残して亡くなった母のことを思い出していた。『子蘭(シラン)@楚昭、私は疲れただけ、来世も女子に生まれてあなたの母親になりたい その時はしっかり翼を生やしてあなたを守るわ』病床の母はそう言って穏やかに笑った。…あの時、誰かが母を助けてくれたら良かったのに…都督が孫家の悪事を暴いてくれたと知り、孫府に城内の民が駆けつけた。民は感謝の印に各々が差し入れを持参、豪商たちも軍費と糧秣の足しにして欲しいと食料と銭を持ってきてくれる。すると宋陶陶が記録すると申し出て皆を連れて行った。楚昭は肖珏と程鯉素に都へ帰ると別れを告げた。「縁があればまた会いましょう、程公子、君とは縁があるようだ まだ本名を知らない、程鯉素は仮の姿だろう?」「私は禾晏です、黙っていてくださり感謝します」その時、楚昭がふいに禾晏に接近、耳元で囁いた。「剣舞も見事だった、仙女が現れたかと…安心してくれ、君の秘密は必ず守るよ」すると面白くない肖珏が早く荷物をまとめろと急かした。掖州衛に肖珏たちの馬車が到着した。程鯉素は身代わりになってくれた禾晏を出迎えたが、思いがけず最後に宋陶陶が現れる。「毒女だ!」「何ですって!程鯉素!」程鯉素が逃げ出すと宋陶陶が追いかけて行った。誰もいない宿舎に落ち着いた禾晏。「毒を盛ってからとどめを刺す、何如非は変わらないな でも肖珏の命を狙うのはなぜだ?2人には私の知らない軋轢が?」つづく"(ノ*>∀
2026.08.07
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锦月如歌 Legend of The Female General第9話肖珏(ショウカク)を牽制するため何如非(カジョヒ)の侍衛・丁一(テイイツ)を利用し、その隙に孫祥福(ソンショウフク)の帳簿を奪いたい楚昭(ソショウ)。侍女・応香(オウコウ)は帳簿が孫凌(ソンリョウ)の部屋にあると目星をつけて見張っていたが、思いがけず肖珏が忍び込み、隠し部屋に入ったという。肖珏は丞相と孫祥福の金銭の授受を知らないはず、おそらく税収について調べているのだろう。「だが帳簿を奪われると厄介なことになる、応香、肖珏から目を離すな」その頃、肖珏は孫祥福と茶を飲みながら、糧秣が届かぬ苦労を嘆いて反応を見ていた。孫祥福は烏托(ウタク)との戦が絶えず市場が閉鎖となり、商人の稼ぎが減ると同時に税収が減って軍費の工面もできなくなったと嘆き、この身を売れるのなら銭に換えて軍営に届けたいと涙する。「胸を打たれる言葉だ、軍の困窮が一時的なものならきっと信じたはず」肖珏に下手な芝居は通じず焦る孫祥福だったが、その時、楚昭が客間で待っていると使用人が知らせた。すると渡りに船とばかりに孫祥福はさっさと行ってしまう。一方、丁一(テイイツ)はどこか見覚えのある程鯉素(テイリソ)を怪しんでいた。そこで程鯉素が部屋で独りになった隙に接近、本当に見えていないのか試してみる。禾晏(カアン)は見えない演技を続け、丁一がわざと足元に置いた小さな踏床につまずいて転んだ。すると丁一は程鯉素が腰に下げている香炉に毒入りの香り玉を仕込んで音もなく去って行く。禾晏は毒に気づいたが、恐らく近くで見張っていると考え、取り出すことができなかった。…この毒で肖珏もろとも始末する気ね…肖珏が中庭の池の橋を渡っていると、前から禾晏がふらふらとやって来た。「どうした?」肖珏が禾晏の腕をつかむと、禾晏は毒の香り玉を仕込まれたと囁く。すると禾晏は足を踏み外したふりをして肖珏をもろとも池へ落下した。濡れた香り玉は台無し、丁一はまたしても暗殺に失敗してしまう。しかし毒を仕掛けた途端に池に落ちるのはあまりにでき過ぎだった。「見えないふりだろう」禾晏は丁一がなぜ肖珏を狙うのか気になり、その夜、母屋の屋根に登って孫祥福と丁一の会話を盗み聞きした。<程鯉素を殺す?飛鴻(ヒコウ)将軍の命は肖珏の暗殺なのでは?<彼が邪魔なのです、先に知恵者を消せば肖珏の暗殺ははるかに簡単に…肖珏暗殺計画の黒幕は何如非(カジョヒ)だった。その時、丁一が屋根に曲者がいると気づいてしまう。禾晏は屋根から飛び降り、急いで逃げた。すると驚いたことに途中で別の賊と出くわし、手合わせになってしまう。しかし追っ手が迫り、2人は慌てて別々の方向へ逃げた。実はもう一人の賊は肖珏だった。肖珏は部屋に戻ったが着替える時間がなく、湯殿に入ることを思いつく。その時、思いがけず禾晏が飛び込んできた。禾晏は覆面を下ろして安堵したが、衝立の奥で湯あみしている肖珏に気づき動揺を隠せない。ふと設定を思い出して目が見えないふりをした禾晏、しかし手遅れだった。「黒衣を脱いで猿芝居をやめないか」すると賊を捜索していた丁一が門を叩いた。「肖都督?お休みですか?」焦った禾晏は勝手に湯殿の中に入って潜ってしまう。丁一がいきなり門を開けた。肖珏は無礼だとたしなめたが、丁一は賊の捜索中だと断り、程鯉素が部屋にいなかったという。そこで肖珏は従甥なら食雲居(ショクウンキョ)の菓子を食べに行ったとごまかし、丁一を追い返した。禾晏は肖珏のおかげで難を逃れた。「なぜ追われている?黒衣を着て何をしていた?」肖珏はここぞとばかりに禾晏を追求したが、その時、禾晏が肖珏の顔を手で覆った。やはり先ほど出くわした覆面の賊は肖珏だ。「都督こそ、さっきまで黒衣で何を?多分、同じことでは?」「(ギギギギ…)なぜ見えぬふりをした?」「都督をかばって目が見えなくなったのは事実です、ただ治りが早かっただけ 恩をお忘れなく♪」「禾晏…出ていけ」実は禾晏が屋根にいた時、肖珏も反対側の屋根で盗み聞きしていた。肖珏は何如非が自分を殺すつもりだと知って憤った。…孫祥福に仕える男が何如非の配下だとは鳴水(メイスイ)では援軍を遅らせ、御前では誣告し、今度は私の暗殺を謀った私が知る何如非は決して陰険でも狡猾でもないそれとも私が本性を見誤ったのか?そして禾晏は一体どんな役割を演じているのか?…そんな騒ぎの中、楚昭は高みの見物を決め込んでいた。応香の話では孫祥福と丁一の密談を誰かに聞かれ、その時、肖珏は湯浴み中だったという。「周到だな」「肖珏は丁一が何如非の手下だと察したはず」「放っておけ、恨まれるのは何如非だ」すると応香は公子のために準備した汁物を渡した。(๑´ω`๑)♡キュン@応香禾晏は部屋に戻ったものの諦めきれず、決着をつけるため再び部屋を出た。ちょうど捜索をあきらめて部屋に戻った丁一、しかし再び黒衣の賊が現れ、対峙する。「私が誰か分からぬか?」すると禾晏は覆面を外した。「程鯉素…いや程鯉素は武芸ができぬ、別人だな?」禾晏は剣を抜いて丁一に襲い掛かり、孫府の仏堂へ誘導した。仏堂には孫父子が12の亡霊を封じるため12体の仏像が立っていた。「いい死に場所を選んだな、お前の魂も永遠に閉じ込められ、生まれ変われぬ!」「私は地獄から戻った悪鬼、来世などどうでもよい!仏像など怖くないわ!」禾晏と丁一の激しい攻防が続いた。すると身軽な禾晏が壁を蹴り上げ姿を消してしまう。急に静まり返った仏堂、丁一は息を殺しながら警戒していたが、その時、突然、禾晏が頭上から現れ、丁一の両目を切りつけた。その夜は激しい雷雨になった。応香は窓を閉めることにしたが、楚昭はそのままでいいという。「この嵐がどこまで天地を濡らすか見たい」果たして禾晏はこの局面で何を果たすつもりだろうか。丁一は幡に絡まれ身動きが取れなくなった。「丁一、私は同じ奴に2度も殺されない、今日、私の代わりに地獄へ行け おまえも生まれ変われるかな?」「正体を明かせ!」「かつてお前は目の見えぬ女を殺した…これで分かったか?」その様子を肖珏がこっそり見ていた。「何晏(カアン)だな!」「なぜ何如非が肖珏の命を狙うのか、正直に話せば楽に死なせてやる」「そんなに肖珏が大事なのか!」「彼は生死を共にする仲間、当然だろう?」「ぶはははは~!たとえ死のうともお前に話すものか!」「それなら閻魔に話せ、私はお前に殺され地獄から這い戻った、復讐のためにな」禾晏は丁一の首を切り裂いた。「…お前は何者だ?」その声は肖珏だった。「丁一に殺されたとはどういうことだ?」禾晏は肖珏に見られていたと気づき、咄嗟にいつもの調子に戻す。「脅かしただけですよ~」「まだ言わぬつもりか…禾″姑娘″」肖珏はすでに禾晏が女子だと知っていた。肖珏は女子の身で男の戸籍を作り、掖州衛に潜入した禾晏を怪しんだ。「全て明かすなら九旗営(キュウキエイ)に入れてもいい」「本当ですか?!(信じるかっつーの)」実は何晏の師匠・柳不忘(リュウフボウ)は全て織り込み済み、禾晏は台本通り事情を明かした。「私はもともと戸籍上は男です」身重だった母がある占者と出会い、男を産めば立派な将軍に、女なら早死にすると言われ、禾晏を男として育て、戸籍にもそう記したという。「では暴れ馬を鎮めた撫越(ブエツ)軍の技は?」「男として生きるからには将軍になりたい そこで撫越軍に入り、少々、手柄を立てましたが、伍長に女子だとばれました 伍長は表沙汰にしませんでしたが、処罰を恐れて怪我を理由に私を郷里に送り返したんです」確かに最近の調査で禾晏が撫越軍で功を立てるも負傷して除隊したという知らせを受け取っていた。「全部、答えましたよ!九旗営に入れますか?」「女と知られても追い出されると思わないのか?」「私は将軍になって国を守りたい!肖家軍なら才を重視し公平に扱ってくれるはずです!」その時、肖珏は禾晏が背中を怪我したと気づき、急ぎ戻ることにした。「行くぞ」「でも屍が…」「飛奴(ヒド)がやる」禾晏は背中に手が届かず、肖珏に薬を塗って欲しいと頼んだ。「男装して恥じらいもなくしたか?」「都督は君子だと信じています」仕方なく肖珏は衝立の奥に入り、手当てしながら探りを入れた。「どうして何如非の配下と斬り合いになった?」「都督のためですよ~都督の暗殺を企てていると知って何としても防ごうと思って 丁一に気づかれ攻撃されてしまい、手加減できなかったんです 私の忠誠心は本物ですよ!」しかし肖珏は九旗営入りにこだわる禾晏を訝しんだ。無事に手当を済ませ、身支度を整えた禾晏。そこで禾晏は賢才ばかりの九旗営に入り、身分や性別に関係なく功を立て国に貢献できると証明したいと訴えた。「志ある者は必ず大事を成す、いつか必ず将軍になる!(๑•̀ㅂ•́)و✧」「言葉によどみなく説得力もある、だが、私が信じると?真実を言えないのなら掖州衛を去れ」「約束を破るんですか?!」「私にだけ誠実さを求めるな」禾晏は肖珏に追い出されると焦り、愚策に走った。「私を追い出すなら言いふらすから、都督が女を囲っていたって 都督、腰に小さな赤い痣があるって知ってますよ~」「何だと?!」実は禾晏は湯殿に潜って隠れていた時、肖珏の腰にある赤い痣に気づいた。「また絶妙な場所にありますよね~情人でなければ知るはずない」その時、飛奴が報告にやって来た。すると飛奴は寝台にいる肖珏と禾晏を見て顔をしかめてしまう。肖珏は禾晏の脅しがまんざら嘘でもないと知り、気まずくなった。「で、報告があるのでは?」「都督、丁一の屍を埋めようと思ったのですが、仏堂内に穴を掘ったところ… ご自分の目で確かめてください」肖珏と禾晏は再び仏堂へ向かった。そこで見たものは…。つづく( ๑≧ꇴ≦)えー意外な展開!今回もツッコミどころが多くて楽しかった!
2026.08.06
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嫁东宫第2話(第4集~第6集)皇太子・喩非宸(ユヒシン)の暗殺を企てるも失敗続きの尹南瑶(インナンヨウ)こと月見(ゲツケン)。翌朝、皇太子が参内すると、早速、双子の弟・喩非梵(ユヒハン)を訪ねた。「初夜を終えたばかりで私と密会か?どうやら皇兄は役立たずなんだな?ふっ」「近過ぎ…毒をくれないと太子を殺せないわ」すると喩非梵は毒を渡す代わりに殺したらすぐ連絡が欲しいという。「君が太子を殺したらすぐ兄に取って代わるためさ」「その目では無理でしょう?」喩非梵は顔こそ皇太子と瓜二つだが、目の色が青かった。「大丈夫…とにかく警告しておく、死に損ないの皇兄は少しばかりやっかいだぞ?」「大きなお世話よ」喩非宸が屋敷へ戻ると尹南瑶が待っていた。…何を企んでいるのか見てやろう…すると尹南瑶は汁物を準備しておいたので飲んで欲しいという。「私はきのこが苦手で発疹が出てしまうの、殿下が口移しで飲ませてくれるなら別だけど」月見は無理を承知で皇太子を煽ったが、その時、毒入りだと知っている喩非宸が口移しで尹南瑶に飲ませてしまう。驚いた月見は体が痒くなって来たとごまかし、慌てて部屋に向かった。その途中、月見は回廊で点穴し毒を吐き出す。「毒入りだと気づいた?二殿下の罠だったのかしら…」喩非宸は側近の度彬(ドヒン)から尹南瑶に入れ替わったのが砕星(サイセイ)谷の達人・月見だと聞いた。「極めて残忍で腕が立ち、師父は砕星谷の一番手・桃金娘(トウキンジョウ)です もう1人の達人は鬼卿(キケイ)という名で本人の姿を見た者はいません」しかし情報もここまで、砕星谷の拠点までは分からなかったという。月見は喩非宸が喩非梵に成りすましている可能性を疑い、師匠に相談した。桃金娘の話では確かに目の色を変えられる薬が存在するが、2刻しかもたないという。そんなある夜、月見は皇太子が皇宮に留まると知り、喩非梵と酒を飲むことにした。「ずっと冷宮にいたの?」喩非梵は動揺を悟られまいとふいに席を立ち、背を向ける。「双子が生まれると国運が下降する、全ては私の目の色のせいだ 私は皇兄の影に隠れて生きるだけ、まるでネズミのように」「町の野良犬より皇宮のネズミの方がましよ」「口下手なら無理に慰めなくていい」月見は喩非梵の青い目をのぞき込んだが判別できず、このまま2刻待つことにした。すると今度は喩非梵がなぜ砕星谷に入ったのか尋ねる。「そうね…空腹だったから、食べないと死んでしまう、生きたかったの」月見は師匠との辛い修練を思い出しながら、本当はすごく怖がりだと明かした。「雨の日の稲光が怖い、雷鳴も怖い、雨の日は人が死ぬ…」酒を飲んだ月見は幼少期の話をしながら眠ってしまう。月見は喩非梵の声で目を覚ました。「嫂嫂、もうすぐ朝だ、そろそろ戻った方がいい」すでに2刻を過ぎたが、やはり喩非梵の目は青いままだった。月見が帰ると水廊の下でずっと控えていた度彬が現れた。「殿下、内力で薬効を伸ばすなんて危険すぎます!」すると喩非宸は急ぎ血を流しながら黒目に戻し、月見から盗んだ紫の花を見せた。「辰(シン)国の断崖絶壁で紫の月見草が生えるのは…独月(ドクゲツ)山か」「そこが拠点?!、二皇子に成り済ます策が功を奏しましたね!」度彬は早速、捜索に向かった。「私も雨が嫌いだ(ボソッ」あれは激しい雨の夜、まだ幼かった喩非宸は冷宮に弟・喩非梵を訪ねたが、すでに死んでいた。…目の色が違うだけで不吉と思われ、死んでも誰も気にかけないなんて…喩非宸が推察した通り独月山に屋敷があった。そこで尹国(インコク)公が砕星谷の黒幕なのか探りを入れるため、尹国公府の裏庭で狩りをすると決める。翌朝、喩非宸は何の前触れもなく尹南瑶に今日は尹国公夫妻と狩りをすると伝えた。月見は砕星谷に知らせるため部屋に戻ろうとしたが、喩非宸に邪魔されてしまう。仕方なく尹国公府へ向かう馬車から密書を捨てた月見。やがて馬車が急停止した。饅頭(マントウ)を盗んだ子供が店主に捕まり、道のど真ん中で折檻されていた。見かねた月見は馬車から飛び出し、店主にかんざしを渡して子供を見逃してもらう。「あなたには分からないでしょうね、危険を冒してまで饅頭を盗む子の気持ちが!」「はあ?何様のつもりだ?」そこに喩非宸が現れた。まさか皇太子妃とは知らず、驚いてその場にひざまずく店主。すると喩非宸は店主に杖刑50回を命じ、少年には軍に入るよう勧めた。少年は東影(トウエイ)国のせいで両親が死んだと訴え、兵士になって復讐するという。「でも待って、廟に空腹の妹がいるんだ!」「妹がいるの?」月見は弟と饅頭を分け合って食べたことを思い出し、妹想いの少年に自分を重ねた。尹国公府へ到着した喩非宸と月見。月見は密書が無事に届いたか半信半疑だったが、尹国公は再会を喜んで娘を抱きしめた。「会いたかったぞ、宮中での生活はどうだ?(裏山へ)」月見が捨てた密書は無事、組織の者が拾っていた。先回りした桃金娘はすでに尹南瑶を人質にし、話を合わせるよう尹国公夫妻を脅す。尹国公は指示に従うと約束、娘を傷つけないよう頼んでいた。裏山にやって来た喩非宸たち。喩非宸は馬にまたがり、皇太子妃のために獲物を取って来ると約束して度彬と森へ向かった。すると案の定、潜んでいた砕星谷の刺客たちが襲いかかって来る。しかし予見していた喩非梵が口笛を吹いて伏兵を呼び、刺客たちは逆に襲撃された。その時、思いがけず背後から桃金娘が現れ、度彬を蹴り飛ばし、喩非宸に襲いかかる。さらに仮面をつけた鬼卿(キケイ)が駆けつけ、見事な足技で弓兵を倒した。使い手2人が相手とあって思い通りに攻撃できない喩非宸。すると度彬が援軍を連れて駆けつけ、桃金娘と鬼卿はそこで退散してしまう。「追え!」その時、騒ぎに気づいた月見と尹国公夫妻がやって来た。「殿下?ご無事ですか?」月見は密かに短剣を構えた。しかし人質だった尹南瑶が隙をついて逃げ出し、突然、走って来る。「母親!母親!助けてーっ!」驚いた月見は短剣を隠して振り返った。その時、背後から喩非宸を狙っていた刺客が矢を放ってしまう。月見は咄嗟に走り出して尹南瑶を後ろへ突き飛ばし、代わりに肩を射抜かれ、その衝撃で崖から転落した。すると思いがけず喩非宸が飛び降りて月見を捕らえ、岩肌に剣を突き刺して持ちこたえる。「手を離すな!」しかし刺客が投げた暗器が剣に命中、2人は谷底へ落下した。尹国公夫妻は皇太子の無事を信じ、戻った暁には砕星谷に脅されていた件を全て話すと決めた。しかし思いがけず娘の恩人となった月見を危険に晒すことになってしまうと気づく。一方、喩非宸と月見は川に落下し無事だった。喩非宸は深手を負った月見を川から引き上げ、肩の傷を見ようとしたが、その時、急に月見がその手を握りしめる。「阿瞳(アトウ)!」「阿瞳?誰のことだ?」月見は朦朧とした意識の中、幼い頃の辛い経験を思い出していた。激しい雨の中、生き埋めになった弟を必死に引っ張り出そうとしていた月見…。すると月見はふと我に返った。「何でもない…過ぎたことよ」喩非宸は月見を連れて森に入り、暖を取った。やむを得ず衣をはだけて刀傷に薬草を湿布し、自分の衣の裾を割いて包帯がわりに巻いてやる。月見はこの機に乗じて短剣を握ろうとしたが、その時、激痛が走って顔を歪めた。「動くと傷が開く」喩非宸は月見が手を動かさぬよう握りしめた。…助けてもらうのは今回だけよ…つづく
2026.08.05
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锦月如歌 Legend of The Female General第8話掖州(エキシュウ)知県・孫祥福(ソンショウフク)の屋敷に到着した楚昭(ソショウ)。それとなく肖珏(ショウカク)の排除をほのめかすも、あくまで丞相の与り知らぬことであると牽制した。すると孫祥福はすでに掖州で動いていた飛鴻(ヒコウ)将軍の侍衛・丁一(テイイツ)と引き合わせる。「何かあればお申し付けください」「不要な気遣いだ、頼むことはない」肖珏と程鯉素(テイリソ)に成り済ました禾晏(カアン)が孫府に到着した。すでに妓楼で顔を合わせていた肖珏と楚昭、しかし暗黙の了解で久しぶりの挨拶を交わす。そんな中、禾晏は占者と偽って騙した楚昭との再会に動揺していた。すると思いがけず楚昭が初対面として対応してくれる。「初めまして、程公子」「程鯉素と申します、楚大人」禾晏は楚昭が自分の正体を暴露するつもりがないと気づいて胸をなで下ろしたが、2人の関係を勘繰っていた肖珏はいささか当てが外れた。孫祥福は掖州の財政が赤字続きで軍にまで手が回らないと理解を求めた。そこで肖珏はこの機会に楚昭と一緒に帳簿を確認したいと切り出し緊張が走るも、ひとまず挨拶がわりの乾杯が終わり、余興が始まる。すると楽師と美しい舞姫たちが現れた。禾晏は丁一が妓楼から連れてきた舞姫たちを警戒していたが、そこに孫家秘蔵の酒が運ばれて来る。しかし禾晏は丁一が肖珏に注いだ酒を怪しみ、乾杯するふりをしてわざと肖珏の手から杯を落とした。その時、床にこぼれた酒から煙が湧き立つ。「毒だ!どういうことだ!」禾晏が騒ぎ立てると、舞姫たちが隠し持っていた武器を手にした。刺客の標的は肖珏だった。肖珏は独りで刺客を次々と退けたが、その時、禾晏は丁一が倒れた舞姫にこっそり指で合図を送るのを見る。驚いた禾晏は咄嗟に肖珏を突き飛ばし、代わりに舞姫の毒粉を浴びた。激怒した肖珏はその舞姫を刺し殺したが、結局、他の刺客も毒を噛んで自害してしまう。静まり返る宴席、すると禾晏が口を開いた。「舅舅…目が見えない」刺客たちが全滅し取り調べはできなくなった。孫祥福と丁一は身に覚えがないと釈明したが、肖珏はこの機会を利用し、真相究明まで孫府に残って調査に協力するという。すると楚昭も証人として真相を探り、黒幕を捕らえると約束した。( ತ _ತ)激オコとどー🦭wその夜、肖珏は禾晏を心配して付き添っていた。禾晏は落ち着いていたが、肖珏は禾晏が平静を装っているだけだと誤解している。「私なら大丈夫です、視力を失っても目が見えない者の中で1番になりますから」禾晏は玉華(ギョクカ)寺の参拝客の男の言葉を引用したが、肖珏も禾晏が自分と同じ発想なことに驚いていた。一方、宴で騒ぎを起こした孫祥福と丁一は楚昭から叱責されていた。楚昭はこの失策を指示したのが飛鴻(ヒコウ)将軍だと気づいたが、孫祥福は咄嗟に自分たちの独断とは言え丞相のためだったと釈明する。「そなたたちが何をしようと勝手だが、我が師の名声を傷つけたら責任を取ってもらう!」「ご心配なく!必ずや肖珏を始末してみせます!」孫祥福は楚昭を何とかなだめて帰したが、肖珏だけでなく程鯉素も切れ者だと知った。肖珏の杯を落としたのも偶然とは思えず、武芸ができないと見せかけながらそれとなく肖珏を援護している。すると丁一は程鯉素になぜか見覚えがあると言った。肖珏は献身的に禾晏を世話した。そんな優しい肖珏の一面の戸惑いながら就寝した禾晏。「何かあれば呼べ」( ತ _ತ)ヤンデレ化とどー🦭肖珏は隣の部屋に戻ると飛奴(ヒド)が待っていた。飛奴が潜入した際、孫凌(ソンリョウ)の楼閣で隠し部屋を発見、帳簿は恐らくそこにあるという。この機に乗じて虎穴に入ると決めたものの、禾晏を巻き込んでしまったと自責の念に駆られる肖珏。一方、孫祥福は金庫の中に隠してある帳簿の無事を確認していた。…肖珏は思ったより手強い、帳簿をしっかり隠さねば、税収をごまかしていると肖珏にバレたら何もかもおしまいだ…しかし金庫にはもう1冊、孫祥福の命をつなぐ大事な帳簿があった。…これさえあれば丞相は私を見捨てない、万一の時は道連れにするまで…すると孫祥福は金庫を閉めた。翌朝、肖珏は禾晏に自ら粥を食べさせてやった。そこへ目に詳しい医者がやって来る。喜んだ禾晏は決明子(ケツメイシ)と白芍(ビャクシャク)を煎じて飲んだと伝えたが、医者は確かに決明子は目に良いとしか言わなかった。すると医者は禾晏の目に鍼を刺そうとする。心配そうに見守る肖珏、しかしすんでのところで禾晏が医者の手を掴んで止めた。…見えているのか?…肖珏は驚いたが、実は禾晏はヤブ医者だと見抜いていた。「大夫、決明子と白芍は併用すると腹痛が起きやすい、禁忌を忘れたのか?」焦った大夫は年のせいで物覚えが悪くなったと言い逃れ、薬を準備すると言って退散した。( ತ _ತ)騙されたとどー🦭昨夜、目が見えなくなった禾晏は密かに師匠からもらった薬を飲んで視力が回復していた。しかし敵を油断させるため、しばらく見えないふりをすると決める。…その方が何かと動きやすい…一方、禾晏が演技していると見破った肖珏はこれを利用することにした。肖珏は禾晏を連れて屋敷を散策した。「舅舅、どこへ行くのですか?」すると肖珏は孫凌の院子に到着するや禾晏を一人残し、消えてしまう。「肖珏の奴、人使いが荒いな…(ボソッ」薄目を開けた禾晏は自分の居場所に気づいて事情を察し、わざと大声を出して門衛の気を引いた。「誰かいないか?!目が見えないんだ!道に迷った!」門衛は慌てて駆けつけ禾晏を追い出そうとしたが、その隙に窓から肖珏が楼閣に忍び込んでしまう。肖珏は地下の密室を発見、複雑な鍵がついた金庫を見つけた。しかし正しい順序で回さねば開かないどころか、1つでも間違えれば中の物が台無しになってしまう仕掛けだろう。その時、中庭にいる禾晏の声が大きくなった。「大丈夫!独りで戻れる!放せよ!押すなってば!」肖珏は孫凌が戻ってきたと気づき、咄嗟に梁の上に隠れて無事だった。孫凌は庭で揉め事を起こしている程鯉素を懲らしめようと外へ出た。しかし運良く楚昭が現れ、禾晏の肩を持ってくれる。「では私が部屋まで送ろう」程鯉素が女だと知っている楚昭は目が見えない禾晏に気を遣った。禾晏はそんな楚昭に困惑し、独りで歩けると安心させ、自分の部屋に招く。「楚大人、どうぞ座って…」「君に大人と呼ばれるのは変な感じだ」「なら楚兄と…多謝、楚兄」「何?急に改まって…」「楚兄ならお分かりかと…」「ではそういうことに」すると丁一が楚昭を迎えに来た。楚昭は孫祥福が呼んでいると聞いて席を立ったが、丁一は一緒に出て行ったと見せかけ、音もなく禾晏の部屋に戻る。つづく( ๑≧ꇴ≦)んなわけないのに楽しいw
2026.08.05
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锦月如歌 Legend of The Female General第7話客桟を抜け出した禾晏(カアン)は掖(エキ)州知県・孫祥福(ソンショウフク)の屋敷を見張っていた。すると見覚えのある男が屋敷から出てくる。それは掖州衛で見かけた何(カ)家の配下・丁一(テイイツ)だった。禾晏は早速、男を尾行することにしたが、実は自分も肖珏(ショウカク)につけられていると気づく。その時、運良く丁一が万花閣に入った。…気位の高い肖珏に妓楼は無理でしょ…禾晏はこれで肖珏を振り切れると踏み、万花閣へ潜り込んだ。掖州城に入った兵部巡察使・楚昭(ソショウ)は万花閣で酒を飲んでいた。その時、侍女・応香(オウコウ)がある男に目を止める。「公子、あれは闕(ケツ)城からの帰路で会った占者では?」実は楚昭と禾晏は面識があった。…掖州衛へ向かう途中、酒楼に立ち寄った禾晏そこで金持ちそうな客を見つけ、小遣い稼ぎに占者と称して近づいた『ここで会えたのも何かの縁、占わせてください』禾晏は指を折って計算しながら、公子からほのかに薬の匂いを感じ取った『最近、怪我をなさいませんでしたか?』公子の表情を見た禾晏は当たったと確信、そこで傷薬と体力増強の薬を差し出したするとその意味を悟った公子が薬の代金を払ってくれるおかげで禾晏は店主に食事代を支払い、出発した…客を装って妓楼に入った禾晏は妓女の案内で上階の閨房に入った。妓女が酒の準備で部屋を出ている間に衣装を拝借、面紗で顔を隠し、美しい舞姫に成り済ました禾晏。するとちょうど舞姫を引き連れて出かける丁一を見かける。禾晏はどさくさに紛れて舞姫たちの最後尾についたが、その時、大広間では売れっ子の舞姫が体調不良で遅れ、客たちの怒号が響き渡っていた。困っていた女将は通りかかった美しい舞姫の禾晏に目をつけ、ひとまず場をつないで欲しいと舞台に押し出してしまう。禾晏は正体がばれないよう切り抜けるしかなかった。そこで客人から剣を借りて得意の剣術で舞うことにする。舞台に現れた舞姫の見事な剣舞に釘づけとなった楚昭、その時、舞姫があの占者だと見破った。「男装だったか…これは面白い」すると意外にも肖珏が店に入って来る。禾晏は肖珏に気づいて動揺を隠せず、拍子を外して足がもつれた。その時、楚昭が咄嗟に笛を吹いて助け舟を出してくれる。禾晏は笛の音のおかげで調子を取り戻し、ようやく広間に駆けつけた本物の舞姫と交代した。安堵した禾晏は笛を吹いてくれた公子に会釈したが、あの時の公子だと気づいて困惑してしまう。肖珏は舞姫が禾晏だと気づいていたが、知らないふりをした。…本当に肝が据わった女子だ…一方、禾晏は肖珏が舞姫姿の自分に気づくはずがないと高を括り、急いで着替えに戻る。すると用心棒たちが逃げ出そうとした娘を無理やり部屋に連れ戻す様子を見かけた。その頃、肖珏と楚昭は意外な場所で1年ぶりの再会を果たした。「笛が上手いな」「それほどでも…」2人は酒の席を共にした。すると男装に戻った禾晏が扇子で顔を隠しながら急いで広間を通り抜けて行く姿が見える。肖珏は楚昭が禾晏を目で追っていることに気づき、困惑した。…同じ場所に現れ、禾晏を気にかけている、まさか知り合いなのか?…「では私はそろそろ、次は孫府で会うことになるだろう」「都督、では後日」妓楼の裏口から用心棒が拘束した娘を連れて出てきた。待ち伏せしていた禾晏は用心棒たちを倒し、娘を救って客桟へ連れて帰る。娘は婚姻が嫌で逃げ出したが、掖州で誘拐されたと説明した。「私は宋陶陶(ソウトウトウ)よ」名前を聞いた禾晏は驚いた。実は何如非(カジョヒ)として賢昌(ケンショウ)館で学んでいた頃、父が何晏(カアン)の偽装結婚を企んでいたことがある。その時、名前が上がった相手が宋陶陶だった。宋陶陶との思わぬ縁に顔がほころぶ禾晏。聞けば宋陶陶は孫家の息子の妾にされるところだったという。「一度はかんざしで刺して逃げたの、でも追いつかれた、私が本気を出せば倒せたのに」すると宋陶陶は腰にぶら下げていた自慢の毒を見せた。( ̄▽ ̄;)<オイオイ、危ないから片付けて@禾晏孫知県の息子・孫凌(ソンリョウ)が客桟に乗り込んできた。次々と追い出される客たち、するとついに禾晏の部屋に孫凌が配下を連れてやって来る。禾晏はすでに宋陶陶にも男装させ、自分の従者のふりをさせていた。しかし妓楼にいた用心棒の男が娘を連れ去ったのが禾晏に似ていると証言してしまう。「お前の名前は?」「程鯉素(テイリソ)だ」すると許嫁の名前を聞いた宋陶陶は驚いてうっかり顔を上げてしまう。孫凌は従者を怪しんで顔を確認しようとしたが禾晏に邪魔され、ともかく2人を連行すると決めた。禾晏は階段を降りながら警告した。「悪いことは言わないからやめておけ、私の舅舅を誰だと? 封雲(ホウウン)将軍、右軍都督・肖珏だぞ?」しかし孫凌は腹を抱えて大笑い、本当ならすぐ呼んでこいという。「私が怖気づくとでも?肖珏の目の前でお前をボコボコにしやんよ!」その時、ちょうど肖珏と飛奴(ヒド)が客桟へ戻ってきた。「しゅーま(是嗎)?」すると禾晏は呆気に取られている孫凌たちを尻目に宋陶陶を連れて肖珏の背後に隠れた。肖珏と面識がない孫凌はまさか本人だとは知らず、激高して鞭を放った。するとあっけなく肖珏に鞭をつかまれ、吹き飛ばされてしまう。そこへ客桟での騒ぎを聞いた孫祥福が駆けつけた。孫祥福は大怪我を負った息子の姿に動揺したが、相手が都督だと知って慌ててひざまずく。「ご到着とは知らず大変、失礼しました!何とお詫びしたら良いのか~!」孫凌はその男が本当に都督だと聞いて慌てて叩頭した。「ご子息の私に対する無礼は罪に問わぬ だがもし兵部巡察使を偽者扱いすれば命を失うことになるぞ?」都督に見逃してもらった孫祥福は慌てて孫凌を連れて退散した。禾晏は宋陶陶が程鯉素の許嫁だと知った。実は宋陶陶は禾晏が程鯉素の身代わりだと気づいていたという。「非力な男に扮するのは大変だったでしょう?」一方、屋敷に戻った孫祥福は自ら息子に薬を飲ませていた。「敵に回す相手を間違えたな、閻魔を怒らせるとは… だが準備はしてある、罠にかかるのを待とう、安心しろ、お前の敵を討ってやる だが当分はおとなしくしておけ あそこに埋めた″ごみ″もさっさと始末しろよ?」翌日、禾晏は宋陶陶と買い物に出かけた。聞けば許嫁の程鯉素は宋陶陶の父の弟子、しかし昔から馬が合わないという。縁談を断るつもりが先に程鯉素が掖州衛へ逃げてしまい面目丸潰れ、この機に直接、破談を伝えると決めていた。その時、宋陶陶が飴店に足を止め、桂花糖を買いたいという。禾晏は玉華(ギョクカ)寺でもらった飴を思い出し、この世で一番、美味しかったと話した。そこで1袋、買うことにする。すると道すがら、告示板に行方不明の娘の絵姿を貼っている両親を見かけた。城内では妙齢の女子の失踪が続き、孫凌が関わっているともっぱらの噂だという。客桟に戻った禾晏は肖珏に飴を差し入れた。肖珏は桂花糖と聞いていささか驚いたが、いらないという。「どうして?甘いですよ?」「甘味は食べぬ」「嘘だ…(はっ!)安物だからいらないんですね」禾晏はうっかり口を滑らせそうになり、慌てて取り繕った。楚昭が孫府に到着、肖珏たちは宴に招待された。程鯉素として同行するよう命じられた禾晏。するとかつて占者と偽って騙した男と再び再会してしまう。チーン(ㆆ_ㆆ).oO(まさか巡察使だったのか…つづく( ๑≧ꇴ≦)あはははは~♪楽しかった!
2026.08.04
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锦月如歌 Legend of The Female General第6話旗の争奪戦で見事に優勝した禾晏(カアン)。しかし九旗営(キュウキエイ)への入隊が決まったのは雷侯(ライコウ)だった。悔しさのあまり大酒をあおった禾晏だったが、どうしても納得できず、都督の営舎に突撃してしまう。その頃、肖珏(ショウカク)は家族と囲んだ中秋節の円卓を懐かしみながら琴を弾いていた。すると突然、禾晏が乗り込んでくる。「肖珏、ひどいぞ!」「何と呼んだ?」「″肖珏″だ!バカなのか?自分の名前だろう?!」酩酊した禾晏はくだを巻き、思わず肖珏の胸ぐらをつかんだ。「掖州衛一の兵士である私をなぜ選ばない?! ふん、選ばなかった理由は分かってる…私を間者だと疑っているのだろう?」その時、肖珏は窓紗に映る人影に気づいた。慌てて禾晏の口をふさごうとしたが、禾晏に手をつかまれてしまう。「雷侯…雷侯だ」しかし人影はすぐ消えてしまう。その頃、都督の営舎から慌てて立ち去った雷侯はちょうど夜食を差し入れに来た飛奴(ヒド)と出くわした。「九旗営に選ばれて感謝を伝えに来たんだが…」すると雷侯は気まずそうに行ってしまう。一方、禾晏は肖珏の腰にすがりついて駄々をこねていた。「私が嫌いなんですか?容貌も武芸も…それに背の高さだって負けてない!」すると禾晏は書机に乗って肖珏を見下ろした。「何が足りないの?!」「…いや背は低い」禾晏は再び暴れ出した。肖珏は禾晏を止めようとしたが、足を踏み外した禾晏に腕を引っ張られ、一緒に倒れてしまう。咄嗟に禾晏の頭を支え、抱きかかえた肖珏。禾晏が酔っ払って口を滑らせると思ったが、結局、肝心な事は何も明かしてくれなかった。(  ̄꒳ ̄)もう都督ったら3翌朝、禾晏は程鯉素(テイリソ)の声で目を覚ました。聞けば肖珏は寝台を禾晏に譲って程鯉素の宿舎で寝たという。都督の営舎で寝ていたと気づいた禾晏は慌てて飛び起きた。すると壊れた琴が目に入り、ふと昨夜の醜態を思い出して顔面蒼白になる。実は禾晏は酔った勢いで青琅(セイロウ)剣を振り回した挙句、琴を真っ二つに破壊していた。都督の営舎に掖州知県・孫祥福(ソンショウフク)の使者がやって来た。使者は肖珏に招待状を渡して帰って行ったが、その足取りや呼吸からかなりの使い手だと分かる。「程鯉素を呼べ」ちょうどその頃、禾晏は演習場で罰を受ける武器を選びながら都督への謝罪の言葉を練っていた。すると偶然、都督を訪ねた客人が通りかかる。「掖州衛は広いんだな、1人なら道に迷っていた」それは寺から脱出した何晏(カアン)を襲った刺客の声だった。…大小姐、お見送りします、来世は何家の娘にならぬように…あの時、刺客と手合わせした禾晏は男の小指が欠けていると気づいたが、客人の男も確かに左手の小指がなかった。「あいつだ」禾晏は客人を門まで案内した兵士に一緒にいた男が誰か聞いた。「掖州知県の使いだ、都督に招状を届けに来た」禾晏は使者が何家の配下だと確信、何家が掖州知県と手を組んで何か企んでいると分かった。一方、程鯉素は肖珏から招待状を見せられ困惑していた。「″都督をお招きし糧秣や軍費不足について話し合いたい またこの機に程賢甥ともお会いできれば幸いです、ぜひ共にお越しください″? 何で私を呼ぶんだ?何も関わりないのに」その時、肖珏が誰の招待状か確認させた。「はっ!孫祥福か!終わったー!」禾晏はちょうど都督の営舎から出て来た程鯉素を捕まえ、どんな招待状が届いたのか探りを入れた。すると程鯉素は肖珏と一緒に掖州知県の屋敷を訪ねることになり、これで人生も終わりだという。「孫祥福の妻は私の縁談をまとめた仲人なんだ」程鯉素は毒使いの宋(ソウ)家の娘が苦手だった。禾晏は都督がついていると励ましたが、肖珏は軍需品の交渉で行くため守ってくれないと嘆く。「程公子、私が助かる方法を考えましょう」肖珏は孫祥福の罠だと分かっていたが、招待を受けることにした。飛奴の報告では兵部巡察使・楚昭(ソショウ)が掖州に来るという。楚昭と言えば慶元19年の状元で徐敬甫(ジョケイフ)の門生、現在も丞相の側にいた。「楚昭は最近、闕(ケツ)城から戻っており、都督の悪評を広めた犯人の可能性も…」肖珏は幼い頃から楚家で冷遇されていた楚昭が状元になってやっと認められたと聞いていた。丞相に仕えるのもその力を利用するためだろう。飛奴は武人でない程鯉素を連れて行くのは危険だと気づいたが、肖珏はすでに手を打っていた。「代役として禾晏を連れて行く」「・・・・・」(  ̄꒳ ̄)都督…@飛奴w水汲みに出かけた禾晏は孫祥福の企みが何なのか思案していた。…何如非(カジョヒ)は孫祥福と何か企んでいるはず、矛先は掖州衛に向いているわ、肖珏も標的なのね、掖州城へ行って軍や肖珏はもちろん、自分のためにも敵の思惑を明らかにしないと…そこへ急に肖珏がやって来た。「心ここに在らずだな」「昨夜は酔って失態を…それで償う方法を考えたんです」「それで程鯉素の身代わりになると?」「本当は自分のためなんです、都督に評価してもらえれば次は九旗営に入れますから」「お手並み拝見だな」出発の朝、禾晏は程鯉素のような風流な公子に様変わり、肖珏を驚かせた。程鯉素も美しく変貌した禾晏を絶賛したが、肖珏は噯にも出さない。(^ꇴ^)b<都督、どうです?今日の私は風采がよく魅力的でしょう?( ತ _ತ)<…お前はやはり背が低い一方、楚昭はすでに掖州城に入っていた。侍女の話では丁一(テイイツ)がすでに孫祥福と接触したという。「招状も肖珏のもとに届いているはずです 孫祥福の息子・孫凌(ソンリョウ)について収穫が… 孫凌は好色で親の権力を盾に街の女子を手込めにし、民の反感を買っています」「舞台は整い、役者ももうすぐ揃う、動くのはそれからだ」その頃、肖珏たちも掖州城へ到着、清風客桟(セイフウキャクサン)に落ち着いた。ひとまず腹ごしらえして客室に入った禾晏、そこで聞こえよがしに満腹で眠くなったと漏らし、こっそり部屋を出る。一方、隣の部屋では肖珏と飛奴が露台に出ていた。「孫家へ忍び込み、近年の帳簿を探せ、糧秣を渡さぬ裏にどんな事情があるか確かめる」その時、肖珏は人混みの中に禾晏の姿を見つけた。つづく( ̄▽ ̄;)そこまで背にこだわるのに、なぜ朝堂で気づかなかった?!扇子パタパタ攻撃されて肖珏が素で笑ってたねw
2026.08.03
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锦月如歌 Legend of The Female General…仮面を着けた小柄な何如非(カジョヒ)は同窓生の格好の標的となったその日、何如非はドジョウを入れられた履き物をひっくり返して歩いていたが、偶然、書棚の影から現れた肖珏(ショウカク)とぶつかってしまうすると肖珏の腰から巾着が落下、何如非は慌てて中身を拾い集めて返すことにした『すまない、不注意だった…あ、この飴は汚れてしまったな』『戻せ』何如非は飴を袋に入れて返したが、実は本棚の隅にもう1つ飴が落ちていたしかし2人は気づかず、結局、肖珏にとって最後の桂花糖になってしまう…第5話飛奴(ヒド)がどれだけ調べても禾晏(カアン)に不審な点は見つからなかった。肖珏は禾晏が女子だと明かさなかったが、それにしてもよほど有能な者が禾晏の正体を隠したのだろう。「調査を続けろ、ところで糧秣(リョウマツ)が届かない原因は?」「掖州(エキシュウ)知県・孫祥福(ソンショウフク)いわく、今年は不作で我々に回すほど余裕がないと」孫知県が嘘をついているのは明らかだった。恐らく丞相・徐敬甫(ジョケイフ)が肖珏の再起を阻もうと妨害しているのだろう。徐敬甫は左遷された肖珏の軍の成長に焦っているのだろうが、実はこの地を選んだのは肖珏本人だった。ともかく天災でもないのに糧秣が不足しているとなれば兵たちの心が離れると心配し、肖珏は旗の争奪戦が終わり次第、孫知県に会いに行くという。「いい機会だ、徐敬甫の操る駒がどの程度か見てやろう」中元節、禾晏も兵たちに混ざって近くの川で灯籠を流した。…何晏(カアン)、あなたは家族に疎まれ、見捨てられて、殺された私は名を変えて生き直す、禾晏としての人生は全て自分で決める…すると大きな灯籠を抱えた程鯉素(テイリソ)がやって来た。「程公子、大き過ぎませんか?」「これは程家の故人だけでなく、肖家の人々の弔いも含んでいるからな 賑やかでいいだろう?私の″大叔母″は寂しがり屋でね」禾晏は肖珏の母も亡くなったと知った。肖夫人は夫の死に耐え切れず、肖珏が棺と共に戻ったあと、自ら命を絶ったという。「あいつは孤独なんだ、程家の者や肖家と近しい人たちには好かれていない 一方、懐瑾(カイキン)の兄の肖璟(ショウケイ)は皆に愛されている 肖家は武官の家柄、跡継ぎが必要だが肖璟は武芸を好まなかった だから懐瑾は兄のため自ら軍に入ったんだ 早くに家を離れたせいか性格も冷淡になったよ 家族や親戚と距離ができて母親ともぎこちなくなった」実は何晏と肖珏は事情は違えど互いに軍に身を投じ、家族と疎遠になっていた。夜も更けた頃、肖珏も供養にやって来た。『辛い時は桂花糖をなめてね、このほのかな甘みが多くの苦しみを消してくれる』母からもらった飴を思い出し、献杯して灯籠を流す肖珏。その時、都督に気づいた禾晏がやって来た。禾晏は英霊のためだと言って灯籠を作り始めたが、その不器用な様子を見て肖珏は思わず笑ってしまう。禾晏が女子だと知ったせいか、自然と意識してしまう肖珏。相変わらずつっけんどんながら、なかなか火をつけられない禾晏のために手を伸ばして風除けを作ってやった。「月明かりに亡き人を思う…彼らにも同じ月が見えているでしょうか?」「そう願う」(  ̄꒳ ̄)都督ったらw新兵による旗の争奪戦、当日を迎えた。教官たちが白月(ハクゲツ)山の各所に立てた赤い旗は15本、日没までに最も多くの旗を手に入れた小隊が優勝となる。すると肖珏は争奪戦の後、優秀な新兵1名を選び、九旗営(キュウキエイ)に加えると発表した。禾晏の小隊は黄雄(コウユウ)を加え5人に戻った。すでに白月山の地図を完成させていた禾晏は最初に誰も近づけなさそうな危険な場所から攻めるという。一方、肖珏は総教官・沈瀚(シンカン)と対局しながら決着がつくのを待っていた。沈瀚は優秀な兵が集まった雷侯(ライコウ)の小隊が勝つと踏んでいたが、肖珏は個々の能力以上に団結力が鍵になるという。「隊をまとめる力が物を言うだろう、私は禾晏に賭ける」その時、飛奴が駆けつけ途中経過を伝えた。「禾晏たちが他隊の旗を奪っています」「″余力を蓄え、敵の疲労を待ち、勝機をつかむ″か、新兵は禾晏の敵ではないな」禾晏たちは誰も来ない危険な場所の旗を集めて余力を残し、争奪戦で疲れた隊から旗を奪った。片や正攻法で争奪戦を制し、旗を手に入れた雷侯たち。双方共に7本ずつ獲得し、残る1本は谷の岩壁にある。ひと足先に谷へ降りた雷侯は最後の旗を手にしたが、その時、身軽な禾晏が竹林から現れ、鞭で腕をつかまれてしまう。すると禾晏は1対1で勝負しないかと持ちかけた。「もし負けたら全ての旗を渡す」「2位の座まで失うぞ?」「争いは好まないが、欲しいものは必ず手にいれる」禾晏と雷侯の手合わせが始まった。すると雷侯が不利になった時、焦った仲間が禾晏に暗器を放つ。しかし瞬時に気づいた江蛟(コウコウ)が長槍で阻止、全員で卑怯な兵士たちを牽制した。「禾晏の背中は俺たちが守る!」禾晏はそんな仲間たちの姿を見て思わず笑みがこぼれた。雷侯は禾晏の武器である鞭を器用に足で踏みつけながら接近、剣で襲いかかった。…変わった技だ…しかし武器を封じられながらも柔軟な体で剣を避けた禾晏は鞭の反動を使って反撃、ついに雷侯の急所をとらえた。「禾兄弟、見事な腕前だ、負けを認める」飛奴から報告が来た。禾晏の小隊が15本の旗を全て獲得し戻ったという。沈瀚は碁も人を見る目も都督に敵わないとお手上げ、肖珏は密かにほくそ笑んだ。…あいつが本当に間者ならこれほど目立つことはしないはずだが新兵とは思えぬ、一体、何を企んでいる?…禾晏たちは優勝したが祝宴もなく、褒賞は5日後の中秋節までお預けとなった。そこで禾晏は記念に旗飾りを作って肖珏に届ける。九旗営に配属されるのも目前となりすっかり舞い上がっている禾晏。ちょうど飛奴が報告に戻ったことから禾晏は帰ることにしたが、肖珏が引き止めた。「机の上の菓子をやる」「…謝謝、都督」(  ̄꒳ ̄)都督ったら2w一方、楚昭(ソショウ)は飛鴻(ヒコウ)将軍府に何如非を訪ねていた。実は先日、丞相が会わなかったのには理由があるという。「心配事があって気が立っていたのです」楚昭は肖珏が孫祥福に過剰に軍需品を要求して対立していると説明、これから掖州へ出向き仲裁しなければならないと言った。しかし一介の武官で侍女が1人しかいない自分では心許ないという。何如非は楚昭の思惑に気づき、自分の侍衛を使って構わないと言った。「それはありがたい、ただ私はすぐに行けないため、掖州で合流したい」「分かった」何如非は楚昭を見送ると、丁一(テイイツ)に掖州へ向かうよう命じ、ある指示を出した。「楚昭は手柄を立てたいのだろう、独り占めなどさせるか」中秋節の夜、禾晏は都督が宴に来るのを今か今かと待っていた。すると沈教官が現れ、優勝した禾晏たちに特別に酒を振る舞う。禾晏は待ちきれず九旗営の人選が発表されるか尋ねたが、沈教官は都督が雷侯を選んだと伝えた。「雷侯?」「禾晏、諦めるな、今後も機会はある」つづく|•́ㅿ•̀ )シュン! そんな~女子だから?
2026.08.02
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锦月如歌 Legend of The Female General…思いがけず肖仲武(ショウチュウブ)から宝剣・青琅(セイロウ)を贈られた何如非(カジョヒ)青琅の重みで右腕を痛めてしまったが、宿舎の部屋に戻るといつの間にか窓枠に薬瓶が置かれていた『金瘡(キンソウ)薬?』しかし何如非は誰が薬をくれたのか分からなかった…第4話手合わせに勝った禾晏(カアン)は祝宴で程鯉素(テイリソ)から意外な話を聞いた。実は程鯉素以外にも禾晏に焼餅(シャオビン)を賭けた者がいたという。「黄雄(コウユウ)か小麦(ショウバク)だろうな」すると禾晏はふと思い立って都督の幕舎へ出かけてしまう。禾晏は師匠への感謝の印に茶を献じることにした。しかし肖珏(ショウカク)は茶に手をつけず、奏状を読み始めてしまう。「では夜食をどうぞ…」「やめろ!」肖珏は止めたが間に合わず、禾晏は蓋を開けてしまう。すると籠には山盛りの焼餅が入っていた。禾晏に賭けたことがばれて気まずい肖珏、そこで禾晏は都督を勝たせた褒美に九旗営に入れるかと聞いてみる。「新兵2人に勝った程度でうぬぼれるな」「ではもっと試してください、失望させません」新兵たちが訓練を始めて一月、各自の実力を示す機会として中秋前夜に旗の争奪戦を行うことになった。新兵たちは小隊に分けられ、白月(ハクゲツ)山に立てられた旗15本を探し出し、規定の時間内により多くの旗を得た小隊が優勝となる。しかも優勝した小隊は俸給が1ヶ月間だけ倍、さらに配給も倍量になるという。今日は争奪戦の前に山の下見が許され、早速、総教官の沈瀚(シンカン)が組み分けを発表した。すると禾晏は天敵の王覇(オウハ)と子分の鄭玄(テイゲン)、江蛟(コウコウ)、小麦(ショウバク)と組むことになり、隊長に指名されてしまう。禾晏たちは馬を置いて頂上近くまで登った。ひとまず休憩しながら黙々と地図を書いていた禾晏だったが、王覇と鄭玄は焼餅に飽きて勝手に食糧を探しに行ってしまう。しかし陽が傾く頃になっても2人は戻って来なかった。小麦はさすがに心配になったが、その時、鄭玄だけが戻って来る。「大変だ!助けてくれ!王覇が狼の群れに襲われた!」すると禾晏は助けを呼ぶよう頼み、独りで王覇を探しに出かけてしまう。王覇は木の枝に捕まったまま狼に囲まれ動けなくなっていた。しかしついに力尽きて落下、挫いた足を引きずりながら必死で逃げるも狼に飛びつかれてしまう。その時、禾晏が馬で駆けて来た。禾晏は倒れている王覇の胸ぐらをつかんでそのまま馬を走らせ、何とか狼の群れから離れる。「王覇!大丈夫か?!」すると禾晏は怪我をした王覇を馬に乗せて先に逃し、おとりになった。その夜、禾晏の小隊からようやく鄭玄だけが戻って来た。罰を恐れた鄭玄は他の仲間が狼に殺されたと思い込み、禾晏たちが脱走したと報告する。しかし思いがけず小麦、江蛟、王覇が無事に帰還してしまう。一方、禾晏は仕留めた狼と共に崖下に落下、かろうじて群れから逃れていた。鄭玄の嘘を知った王覇は激怒した。江蛟の話では自分たちまで殺そうと鄭玄が帰りの馬まで逃していたという。そんな騒ぎの中、都督が現れた。沈瀚は自分が探しに向かうと申し出たが、肖珏は地形に詳しい自分が行くという。禾晏は狼の亡骸を抱きしめ、寒さをしのいだ。「ここもそう悪くない…」夜空を見上げれば美しい月が見える。「″人々は皆、秋月を見上げ、幾万本もの赤い糸を針に通す″か… 今夜は七夕、こんな過ごし方もいい、だって独りじゃない」「想い人と共に過ごしたかったのか?夢見がちだな」その声は肖珏だった。禾晏は狼との戦いで負傷し、自力で上がれずにいた。そこで肖珏は森で見つけた長い蔓を下ろし、禾晏を引き上げてやる。「ふっ、お前は独りで狼を倒し、仲間を危機から救って先に逃した 大した度胸だ、とても新兵とは思えない」「必死だったんです、若く有望な兵が閻魔の所へ行くのを見るのは忍びないですから」相変わらず口が減らない禾晏。肖珏は警戒しながらも仕方なく怪我した禾晏を後ろに乗せて帰ることにした。するとしばらくして疲れた禾晏は眠ってしまい、うっかり肖珏の背中に体を預けてしまう。…はっ!女子か?女子の身で遠方まで来て軍に入るとは、一体、何が狙いだ?…肖珏が掖州衛(エキシュウエイ)に到着する頃には陽が昇っていた。沈瀚たちは慌てて出迎え、眠っている禾晏を起こして馬から下す。「程鯉素のところへ連れて行き手当させろ」「優しいくせに昔から言葉はきつい…(ボソッ」「何だと?!」「いえ、何でもありません」禾晏は兵舎で程鯉素の手当てを受けながら、鄭玄が腰斬の刑に処されたと聞いた。…肖珏はやはり容赦ない…また王覇は山越えの罪で棒叩き20回、小麦と江蛟は狼に立ち向かわなかったとして10回くらいは打たれそうだという。「君も懐瑾(カイキン)@肖珏のやり方は残酷だと思うか?」「鄭玄は軍紀を破りました、道義を守れぬ奴に戦場で背中を預けられない きっと深く考えてお決めになったのでしょう」「まるで将軍みたいだな」「将軍を目指していますから!」その話を偶然、肖珏が聞いていた。すると程鯉素が体にも薬を塗るので脱げと言い出し、禾晏が動揺して逃げ回り始める。「許嫁以外に肌は見せない!」そこへ肖珏が現れ、助け舟を出した。「貞操を守らせてやれ」肖珏は禾晏に薬瓶を投げ渡し、出て行った。程鯉素はその薬が金瘡薬だと気づいて驚く。「奴がこれを渡したのは2人だけ、1人は君でもう1人は恩知らずの何如非だ」この時、禾晏はようやく賢昌(ケンショウ)館で薬をくれたのが肖珏だったと気づいた。その頃、義妹の軍功を横取りして飛鴻(ヒコウ)将軍となった何如非は何晏(カアン)の供養のため寺にいた。一方、肖珏が掖州衛で手柄を立てながら、新兵の訓練にも成果が出始めたとて聞いて警戒を強める丞相・徐敬甫(ジョケイフ)。楚昭(ソショウ)は掖州衛と役所が軍需品の件で軋轢があると知り、丞相の門生だった掖州知県・孫祥福(ソンショウフク)を利用してはどうかと進言した。しかし丞相はどこか口が重い。実は恩返しと称していつからか孫祥福と金銭のやり取りが始まり、帳簿を作っている可能性があると懸念する。その時、飛鴻将軍が訪ねて来たと声がかかった。何如非の要件は丞相への贈り物だった。丞相の代わりに対応した楚昭は飛鴻将軍から受け取った治水の書を師匠に届けたが、何如非は噂に聞くような名高い将軍に見えなかったという。「ですか利用できる点はあります」楚昭は足音もなく歩いていた何如非の侍衛がかなりの使い手だと分かった。「何如非を巻き込めば肖珏に対抗でき、孫家への懸念も消えます」楚昭が屋敷へ戻ると継父の石晋(セキシン)伯・楚臨風(ソリンフウ)がいた。今日は丞相が公務で忙しいため早めに戻ったと報告したが、楚臨風は重用されるため側にいるよう釘を刺す。「まあよい、私は宴に出かける、お前は母親の食事に付き合いなさい」楚昭は継父に言われて奥へ向かったが、石晋伯夫人は楚昭の顔を見ると食欲がないと言って席を立った。「ふん、あの人と本物の父子にでもなったつもり? お前は楚家の大小姐の子だけれど父親は誰だか分からない 楚家の面目を保つため、あの人が養子にしただけ 家名を汚した母親を祠堂に入れたくば、後ろ盾を得て出世するのね」つづく( ๑≧ꇴ≦)バレるの早っw
2026.08.01
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锦月如歌 Legend of The Female General…賢昌(ケンショウ)館で学問を学び始めた何如非(カジョヒ)しかし仮面を外さないせいで授業が終わるや同窓生の標的にされてしまう書を取られた何如非は取り返そうと必死だったが、手が届かなかったその時、呆れた肖珏(ショウカク)が書を取り返してくれる肖家の次男には誰も逆らえず、意地悪な同窓生は退散した『ありがとう』『愚かで背も低い、よく入学できたな、もっと食え』すると肖珏はさっさと帰ってしまう…第3話白い湯気が立ち込める山間の温泉。禾晏(カアン)が独りで浸かっていると、思いがけず肖珏が現れた。驚いた禾晏は咄嗟に潜って隠れたが、水面に浮き上がる気泡に気づいた肖珏に襲われてしまう。しかし禾晏は見事に攻撃を交わし、温泉から飛び出した。٩(¨ )ว=͟͟͞͞ <お先に失礼っと…「またあいつか」肖珏が気づいた時にはすでに禾晏は衣を着ていた。翌日、総教官の沈瀚(シンカン)は訓練中の禾晏を見て目を見張った。「今日は軽快な動きだ」すると肖珏が昨日、禾晏と手合わせしたと明かし、決して弱くはないという。「新たな餌を撒いて尻尾を出すのを待つ」肖珏が騎兵隊を率いてこれ見よがしに駆け回った。羨望の眼差で九旗営を見つめる江蛟(コウコウ)、しかし小麦(ショウバク)は何のことか分からない。「九旗営だ、亡き肖大将軍が作った、精鋭揃いで漆黒の軍衣をまとう 向かうところ敵なしの肖家軍が誇る部隊さ」しかし禾晏だけは急に九旗営の話題で持ちきりになったことを怪しんだ。…温泉での手合わせで何かを察し、ぼろを出させようと餌を仕掛けたのか?ならそれを利用して九旗営に入ってやるか…すると案の定、沈教官がそれとなく禾晏を鼓舞した。「頑張ればお前も入れるぞ?」「強い部隊なら入りたいです!」沈教官は九旗営には毎年1人だけ、最も優れた新兵を配属すると吹き込んだ。その日の配給、王覇(オウハ)はわざと禾晏にぶつかり、禾晏の手から離れた焼餅(シャオビン)を横取りした。小麦は相手にするなとなだめたが、禾晏は怒りが収まらない。「1度あることは2度ある、毎日のように奪われたら私はずっと空腹だ こんな不公平が許されると?」そこで禾晏は10日後に王覇の得意な弓術で勝負しようと持ちかけた。「大きく出やがって、もしお前が負けたら炊事番になれ」「よし、その代わりお前が負けたら私を大哥と呼んでもらう」その時、江蛟が思わず冷笑した。すると禾晏は同じ日に江蛟にも槍で挑むという。騒ぎに気づいた沈教官は軍紀を忘れたのかと叱責したが、禾晏の実力を知りたい肖珏は許した。禾晏は寝る間も惜しんで独り孟特訓を始めた。その様子を密かに見守る肖珏だったが、長槍に手こずる禾晏を見かねて手を出してしまう。「これだけ努力してその程度か?」禾晏はあっけなく肖珏に敗れた。「あの時、温泉にいたのはお前だろう?」「はっ!都督でしたか?!驚いて思わず逃げてしまいました」「何を企んでいる?」すると禾晏はあっけらかんと肖珏の弟子になりたいと懇願した。「理由もなく夜更けに新兵を攻撃しますか?私に見込みがあるからでは?」肖珏は痛いところを突かれ、仕方なく円の中で10手持ちこたえられたら許すと言った。禾晏は9手まで何とか円の中に残っていた。それも肖珏のさじ加減のおかげ、最後の10手で長槍に引っ掛けられ、投げ飛ばされてしまう。しかし禾晏は咄嗟に槍の柄をつかんで空中を舞い、肖珏の首に抱きついた。「都督、私は円の中にいます!」確かに禾晏は肖珏の足の上に着地、かろうじて外に出ていなかった。「毎夜、戌の刻だ」「謝謝、都督…いえ、師父!」すると肖珏は10日後の手合わせで負けた時は掖州衛(エキシュウエイ)を去れと命じた。肖珏の特訓のおかげで長槍の腕が上達した禾晏。しかしその夜は肖珏が稽古に現れなかった。そこで禾晏は都督の営舎を訪ねたが、肖珏の姿はない。すると思いがけず鳴水の戦いで肖珏に取り上げられた青琅(セイロウ)剣を見つけた。「青琅、久しぶり…」青琅剣は肖珏と何如非が共に学んでいた頃、肖仲武(ショウチュウブ)が何如非に贈った宝剣だった。肖仲武がかつて名匠に頼んで作ったという2本の宝剣。1本は飲秋(インシュウ)といい、肖珏が元服の時に贈ったという。『この件は青琅、今日、お前に贈ろう』肖珏は父がなぜ何如非に譲るのか分からなかったが、肖仲武は2人が必ずや大魏(ギ)を支える星になると期待した。禾晏は思わず青琅に手を伸ばした。その時、ちょうど営舎に戻ってきた肖珏に背後から剣を突きつけられてしまう。禾晏は涙をこらえ、笑顔を作ってから振り返った。「見事な剣だったので思わず掴んでしまいました、都督の剣も業物ですね~ 教えてもらった技を全て身につけたので見てください」「…行くぞ」手合わせ当日の朝、炊事房はさながら賭場と化し、兵士たちは自分の焼餅を賭けた。程鯉素(テイリソ)は恩人のため参加することにしたが、意外にも禾晏に賭けた者が1人いる。「私は焼餅10枚を全て禾晏に賭けるぞ!」こうして皆が見守る中、まずは王覇と禾晏の弓術対決が始まった。すると禾晏は新兵で1番の雷侯(ライコウ)まで見学に来ていることに気づく。「雷侯、賭けたのか?」「いいや」王覇は難なく的のど真ん中を射抜いた。すると禾晏は黙って後方へ歩いて行ってしまう。野次馬たちは禾晏が尻尾を巻いて逃げ出したと揶揄したが、その時、振り返った禾晏が矢を放って的のど真ん中を射抜いた。え…>ʕ•̫͡•ʕ*̫͡*ʕ•͓͡•ʔ-̫͡-ʕ•̫͡•ʔ*̫͡*ʔ-̫͡-ʔ<うわ…禾晏と江蛟の長槍の手合わせが始まった。あの雷侯でさえ禾晏の見事な身のこなしに驚き、新兵とは思えないと漏らす。その時、肖珏がわざと禾晏に礫(ツブテ)を放った。礫は肩に当たったが、禾晏は見事に体勢を立て直す。飛奴(ヒド)は思わず禾晏の動きが主と同じだと言った。「でも石は避けられませんでしたね」「いいや」肖珏は禾晏があえて避けなかったと分かった。やがて防御一辺倒だった禾晏が攻撃に転じ、江蛟は長槍を奪われた挙句、禾晏に詰め寄られ転んでしまう。江蛟は素直に負けを認めて禾晏を″大兄″と呼んだ。江蛟の勝利を願っていた王覇だったが、仕方なく禾晏を″大兄″と呼ぶしかない。「大哥…」その夜、賭けに勝った程鯉素は祝宴を開いて兵士たちにご馳走を振る舞った。差し入れの羊の汁物も届いて夕食は大盛り上がり、雷侯も好敵手に賛辞を送る。一方、都督の営舎では飛奴がなぜ禾晏がわざと石に当たったのか聞いていた。すると肖珏は禾晏に尻尾を出させるつもりが、全て読まれていたという。「私は九旗営を餌に腕比べをさせ、余裕のない時に奇襲をかけた 意外にも奴は私に試されていると気づき、避けなかったのだ、辛抱強く、おまけに賢い」「捕らえますか?」「まだだ、新兵が訓練を始めて一月経った、旗の争奪戦で全て明らかになるだろう」つづく( ๑≧ꇴ≦)さすがに男設定に無理があるw
2026.08.01
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