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2026.08.12
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第5話(第13集~第15集)

砕星(サイセイ)谷の企みに気づいて密かに東影(トウエイ)郡王を暗殺した月見(ゲツケン)。
何食わぬ顔で上階へ戻ったが、突然、暗がりから鬼卿(キケイ)が現れ、襲われてしまう。
月見は咄嗟に腰から軟剣を引き出し応戦、鬼卿の剣を制した。
「谷主の指示なの?」
その時、鬼卿が隠し持っていた短剣を取り出し、月見の肩を刺してしまう。
しかし着替えを終えた喩非宸(ユヒシン)が現れ月見を援護、焦った鬼卿は逃亡した。

喩非宸は負傷した月見を連れて個室へ戻った。

その時、部屋をくまなく探している東影人の声が聞こえて来た。

喩非宸は月見を寝台に残し、回廊へ出た。
郡王の配下は女を出せと迫ったが、ちょうど度彬(ドヒン)が兵士を連れて駆けつけ、配下を捕縛する。
「遅くなりました、実は大日加斯(タビカシ)郡王が刺されて亡くなりました」
「何だと?!」
驚いた喩非宸は度彬に月見を連れて先に帰るよう命じ、後始末に追われた。

喩非宸は現場で騒然となる民に向け、自分が事件の調査を行うと告げた。
「この事件を利用して反乱を起こし、我が国を挑発するなら喜んで参戦しよう!」
民心を落ち着かせて屋敷に戻った喩非宸、すると月見が涼亭で待っていた。

常に冷静な喩非宸が珍しく感情的になった。
「危うく殺されるところだったんだぞ?分かっているのか?!」

「武将の娘?そんな言い訳…」
喩非宸はうっかり口を滑らせそうになったが、言葉をのみ込んだ。
「太子妃が捕まれば私がどうなるか考えたのか?」
「ご安心を、その時は自害するつもりです」
しかしその答えがかえって喩非宸を怒らせた。

「私があなたを守ってはいけないの?
 あなたは私の命が大切、私はあなたの名誉が大事、間違っていない!」
喩非宸は少なくとも月見が自分のために郡王を殺したと知り、追及できなくなった。
「ともかくこれからは先に私に相談してくれないか?」
「…私がどうやってあなたを守ろうと、それはあなたには関係のないことよ」
喩非宸は月見の頑な態度に憤慨、寝殿での禁足を命じてしまう。



慎(シン)王が黒幕を捕まえた。
砕星谷と結託していたのは京兆府尹(ケイチョウフイン)の賈振源(カシンゲン)だという。
知らせを聞いた喩非宸が駆けつけると、すでに賈振源ははりつけにされていた。
すると慎王は喩非宸に任せて出て行ってしまう。

賈振源は大日加斯が都に来て民に危害を加えても見逃し、使節の金品で私腹を肥やしていた。
しかもすでに喩非宸を糾弾する奏状まで準備していたと分かる。
…太子と東影郡王が密会、謀反の恐れあり…
「まさか賈大人が砕星谷の者だったとは…何と大胆な!他国と内通して世継ぎを陥れるとは!」
「太子殿下、仕方がなかったのです!」
賈振源は尹(イン)国公の娘と同じように砕星谷から毒を飲まされていた。
聞けば砕星谷に属する刺客たちは皆、この毒で操られているという。
「定時に解毒薬を飲まなければ、苦痛にもがきながら無惨な死に方を…」
喩非宸は月見も毒で操られていると知った。
すると喩非宸は賈振源を短剣で刺し殺し、自害したことにして月見の罪を被せてしまう。

喩非宸は月見の寝殿に駆けつけた。
「阿月?」
「殿下、反省中なのでお帰りください」
「…阿月、外は寒いんだ(ボソッ」
「それは失礼しました、部屋を移動します」
「いいんだ、休んでくれ」
その時、宮殿から皇帝の迎えが来た。

喩非宸は東影郡王暗殺事件を″京兆府尹が内通を装って謀殺を図った″と結論づけた。
これで東影側が納得するはずもなく、しかも皇太子が郡王の配下まで拘束したと知り皇帝は激怒する。
「大局を考え厚遇するよう教えたはずだ!」
「私は法に基づき民のために動いたまで…」
「無礼者!お前に説教されるいわれはない!」
皇帝は思わず机にあった硯を投げつけ、慎王は慌てて甥をかばった。
「陛下、お鎮まりを…郡王の遺体は丁重に運び、賠償金でなだめましょう」
しかし皇帝の怒りはおさまらず、喩非宸の兵権を取り上げてしまう。
これに喩非宸は猛反発した。
「辺境の民を救うため戦に臨んだのに、父皇は突然、私に婚姻を賜り、停戦を促した
 父皇の御心が分かりません!…罰は受けます!」
喩非宸は叩頭して帰ることにした。
その時、雷鳴がとどろく。
皇帝は思わず皇宮に泊まるよう引き止めたが、喩非宸は断って出て行った。
慌てて喩非宸を追いかけた慎王、一方、皇太子と諍いになった皇帝は喀血してしまう。



慎王は喩非宸を慰めた。
皇帝も年を取って病を患い、功を上げる皇太子を恐れているのだという。
喩非宸は自分を信用してくれない父皇に憤りを隠せなかった。
「だが先ほど陛下が引き止めてくださったのに、なぜ従わなかった?」
その時、再び激しい雷鳴がとどろいた。
すると喩非宸は急いで帰ってしまう。
慎王は思いがけず月見が皇太子を倒す最良の武器になることを知った。
…上に立つ者が情に溺れれば弱みになる…

雷が苦手な月見は寝所の片隅で小さくなっていた。
雨と雷は月見に子供の頃の辛い記憶をよみがえさせる。
土砂の下敷きになった幼い弟を助けようとするも、自分の無力さに呆然となる月見…。
その時、喩非宸が駆けつけた。

喩非宸は耳を押さえながら震えている月見を見つけた。
「なぜこんなところに?まだ怪我が治っていないんだぞ?」
その時、月見は喩非宸から血の匂いがすると気づいて驚いた。
「大事ない、古傷が開いただけだ」
実は皇帝が投げた硯は喩非宸の胸に命中していた。

喩非宸は月見を連れて寝台に腰掛けた。
「私が郡王を殺したせいね…ごめんなさい」
月見は自分のせいで喩非宸が叱責されたと分かった。
すると喩非宸は自分を殺したいなら殺せばいいという。
「君が何者でも構わない、任務なら実行するんだ
 だが君が望むなら私はいつでも君のそばにいる
 これからは私を信じて頼ってくれないか?君は独りじゃない」
しかし月見はうつむいたまま答えなかった。
「薬を取ってくるよ」
喩非宸はあきらめて出て行くことにしたが、その時、突然、背後から月見が抱きついた。
それが答えだと気づいた喩非宸は月見を抱きしめ、そのまま寝台へ押し倒す。
衣を脱ぎ捨て、肌を重ねる2人…。



一方、月見を始末し損ねた鬼卿は谷主に罰を請うていた。
しかし谷主は今回の目的が皇太子に失態を演じさせて指揮権を剥奪させることであり、成功したという。

喩非宸と夫婦の契りを交わした月見。
しかし別れを決め、喩非宸が眠っている間にこっそり黒衣に着替えた。
…あなたが太子でなく只の宸宇(シンウ)で、私も砕星谷の刺客でなく只の阿月だったらよかったのに、私が去ったあと他の人に殺されないで、無事でいてね…
月見は東宮を抜け出し、独り馬を駆けた。
…姑姑、今後、私は砕星谷とあなたとも縁を切る、育ててくれた恩は命で返します…

月見はいつもの待ち合わせ場所に到着した。
そこで合図の照明弾を上げることにしたが、思いがけず桃金娘(トウキンジョウ)と一緒にいる喩非梵(ユヒハン)を目撃、手を止める。
「殿下の兵符が奪われ、軍は動揺している、太子の金印を奪えばさらに追撃できるぞ?」
「二殿下、要するに金印で命令書を偽造し、軍をかく乱して謀反を起こせと?」
「その通りだ」
物陰で2人の話を立ち聞きしていた月見だったが、その時、ふと顔を動かした喩非梵の首に赤い口紅の跡が見える。
それは確かに昨夜、月見が喩非宸の首につけた口づけの跡だった。




喩非梵の正体は喩非宸だった。
…喩非宸、最初から知っていたのね、私を騙していたなら貸し借りはなしよ…
月見は結局、東宮へ戻った。

つづく


∑(⊙∀⊙)ヒャーーー!どうなるのー!
短劇の醍醐味w





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最終更新日  2026.08.12 20:48:15
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