ある障害者の独り言

ある障害者の独り言

2008年08月16日
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カテゴリ: 日記
今週はお盆で練習は休みです。

頸椎、脊椎の首の部分ですが、上から第1から第7(違っていたらごめんなさい)まであって、上に行くほど中枢神経をコントロールするのでやばいんです。第1第2だと待ったなしで即死、第3だと首から下つまり呼吸中枢がやられるので、高い確率で死に至るそうです。よくニュースで交通事故で首の骨を折って即死と出ますね。
私が怪我したのはこの第3頸椎でした。もし意識を失っていたら、私は今こうしてブログなど書いていません。幸い意識を失わなかったので、腹式呼吸で自発呼吸出来たので命を長らえました。でも病院に運ばれて、医者が家族に「肺が停止しているので、喉を切開して気道を確保するかも知れません。」と言っているのが、意識があるせいで全て聞こえるんです。さすがに「俺はこのまま死ぬのかも知れない。」と思ましたが、幸い手術は成功して命は取り留めました。
今思うとよくここまで回復出来たものです。美唄労災の医者もリハビリの先生も第3をやって、ここまで回復出来た患者は見たことがないと言っているので、本当に奇跡なのでしょう。
家族を含めた周囲の人たちの理解と協力がなければ、とうていここまでは来られませんでした。半年でドッジのコーチに復帰なんて事も、今年監督を務めることも出来ませんでした。そういう意味では、感謝の言葉なんてとうてい見つかりません。去年のラルズカップは車椅子で観戦でしたが、今年は監督として自分の足でコートに立てました。これからも感謝の気持ちを忘れずやっていきたいと思います。
長々と私的なことを書いてしまいましたが、もし周囲に脊髄損傷を負った人がいたら、こんな奇跡も起こることがある、と伝えて下さい。





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最終更新日  2008年08月16日 20時43分25秒
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