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ライオンのながいいちにち(絵本)引っ越しまであと2週間を切りました。気持ちばかりが急いて、準備の方は思うようにはかどりません。捨てても捨てても、まだまだあるモノたち…。そんな落ち着かない気持ちを、ひととき、忘れさせてくれたのは、あべ弘士さんの「ライオンのながいいちにち」。先日、かしの木文庫のおはなし会で読んでいただきました。お母さんライオンが狩りの会議に出ているので、お父さんライオンが子どもたちを散歩に連れて行きます。このお父さんライオン、心を打つ風景に出会うと、「ひらめいた」なんて言って、俳句を詠んじゃうんです。地平線から湧いてくるたくさんの小さな丸い雲を眺めて一句。『雲の子の 生まれ故郷は 地平線』雄大な自然の中で、雄ライオンがぽつりと俳句を詠む。いいですね~。一体、私は何をせかせかしているんだろう…と思えてきます。あべさんのおおらかで力強いサバンナの絵を見ていたら、私の心もグーンと広がったような気がしました。人気ブログランキングクリックで応援お願いします♪
2012.02.21
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番ねずみのヤカちゃん(絵本)先日、私の尊敬するおはなしの大先輩が、ご自宅でお別れおはなし会を開いてくださいました。先輩の語る「番ねずみのヤカちゃん」(作/リチャード・ウィルバー 絵/大社玲子)を初めて聞いたときには、その面白さに衝撃を受けました。「これはもう絶対、娘に聞かせてあげたい」と思い、娘の学年の学校おはなし会で語ってもらえるよう、お願いしてしまいました。ところが、そのおはなし会の当日、娘のクラスはインフルエンザで学級閉鎖に。娘は聞くことができませんでした。そこで先輩は、娘が文庫のおはなし会で聞けるように、取り計らってくださいました。けれどそれも、東日本大震災のため、叶わなかったのです。そして今回、3月に引っ越しをする私たちのために、ご自宅でお別れおはなし会を開いてくださり、娘はついに先輩のヤカちゃんを聞くことができました!一緒に通学しているお友達4人も招待され、文庫の先輩お二人の人形劇を見て、ヤカちゃんのおはなしを聞いて、ゲームをして、おやつを食べて…。本当にあったかくて、楽しい会でした。こんなに良くしていただいて、私たちはなんて幸せなんでしょう。娘は家へ帰るなり、自分の持っている「番ねずみのヤカちゃん」を読み返して、しみじみしていました。あるところに、おかあさんねずみと、四ひきの子ねずみがいました。子ねずみたちのうち、三びきは、おとなしくて、しずかな子でした。でも、四ひきめは、「やかましやのヤカちゃん」とよばれていました。どうしてこんな名前がついたかは、このお話をよめばすぐわかります。人気ブログランキングクリックで応援お願いします♪
2012.02.16
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かえるをのんだととさん土曜のかしの木文庫おはなし会は、1.クナウとひばり(おはなし)2.ふきまんぶく(絵本)作/田島征三3.かえるをのんだととさん(絵本)文/日野十成 絵/斎藤隆夫「クナウとひばり」も「ふきまんぶく」も、立春にぴったりの春を想わせるお話でした。「かえるをのんだととさん」に、子どもたちは仰天。お腹が痛くなったととさんが、お寺の和尚さんに相談すると、『ととさん ととさん、そりゃなあ、はらのなかに むしがおるせいじゃ。かえるを のむと いいぞ』と言われます。そこでととさんは、素直にかえるを飲み込みました。かえるが虫を食べて、お腹の痛みは治まったものの、今度はかえるがペタペタ歩くのが気持ち悪くてしょうがありません。和尚さんに相談すると、へびを飲むといいと言われ…。このととさん、しまいには鬼まで飲み込んでしまうのですが、最後は一件落着。どう解決されるかは、読んでのお楽しみです。会のおしまいにクイズもあって、正解すると賞品としてチョコレートかふきのとうがいただけました。私も頑張って、チョコレート1個とふきのとう2個をゲット。盛り上がりました。人気ブログランキングクリックで応援お願いします♪
2012.02.06
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赤い目のドラゴン(絵本)娘の竜ブームのおかげで「赤い目のドラゴン」(文/リンドグレーン 絵/ヴィークランド)という絵本をみつけました。リンドグレーン/ヴィークランドのコンビが大好きな私ですが、この絵本のことは知りませんでした。リンドグレーンといえば、子どもたちの生活を描いた作品(「ピッピ」シリーズ、「やかまし村」シリーズ、「ロッタちゃん」シリーズなど)で人気がありますが、「はるかな国の兄弟」や「ミオよわたしのミオ」は、最近のファンタジーとは違って、静かで落ち着きのある味わい深い作品です。この絵本も、とても静かな物語でした。豚が赤ちゃんを生んだ次の日、わたしが弟と子ぶたたちを見に行くと、赤い目をしたドラゴンの赤ちゃんが、隅っこにポツンと立っていたのです。わたしたちは、毎日、ドラゴンにえさをやりに行きました。ドラゴンは、いつもだまっていました。声を上げずに笑い、赤い目でわたしたちを見つめました。夕焼けの美しいある秋の日、ドラゴンは目を涙でいっぱいにして、冷たい鼻先をわたしのほっぺにすりつけました…。東洋の竜と西洋のドラゴンって、全然違いますね。竜の方は、長いひげとたてがみがあって、体がへびのように長い。龍神様として尊ばれているだけに、雄大な様子をしています。ドラゴンは、悪魔っぽい羽根が生えていて、顔はワニに似た感じ。物語の中では、悪役のことが多いです。このちっちゃな赤い目のドラゴンは、とっても愛嬌があります。人気ブログランキングクリックで応援お願いします♪
2012.02.02
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