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2022年02月22日

太極拳で使う用語を「覚えてねシリーズ」の再開です。
用語を覚えることは、体とのやりとりの一歩です。
既に、虚領頂勁、含胸抜背、鬆腰鬆胯、虚実分明の意味を理解しました。

新しく太極拳を始めたばかりの皆様には意味不明だと思いますが、これらの熟語は太極拳をやるときの体への要求を表しています。
これから何度も出会う常用語ですので、忘れてもご心配なく。
今回は、

沈肩墜肘（ちんけんついちゅう・チェンジエンジュウイジョウ）

という用語と意味を覚えてください。
文字通り、肩を沈め肘を墜とすということです。

肩に無駄な力を入れないということです。

肘を墜とすというのは、萎えることなく緩めるということです。
太極拳を始めると「肩の力を抜いて」「腕を突っ張らないで」と何度も言わます。
私たちの肩は、肩自身の意思があるかのようにがんばりやさんです。
極端に聞こえるかもしれませんが、手を挙げるときにも、肩に力を入れるのではなくて、肩・背中の力を抜くことで挙がるようにしたいんです。

肘も、緊張して伸ばしきったり引っ張り上げたりすることはありません。
ゆるめます。
そのことで体全身の筋肉をうまく利用したいわけです。

では、ここで問題…ではなくて、質問です

。
↓

皆様は様々な趣味特技をお持ちだと思いますが、いかがでしょう。

…武道・書道・茶道・演劇・舞踊・ダンス・釣り・絵画・楽器演奏・歌唱・料理・算盤・電卓・球技・陸上・スキー・水泳・モトクロス・お手玉・けん玉・弓道・落語・ゲーム・写真撮影・折り紙・ダーツ・詩吟・将棋・囲碁・自転車・造園…

上達に従って肩の力を入れることが必要だというものは無さそうだと思うのですが…。
例えば、瞬間的に肩に力を入れる必要のありそうなもの（投てき系競技・ボクシング・バッティング・ウエートリフティング・バレーのアタック・ラケット競技）でさえも、瞬間の力を伝えるために、より力を抜くことが大切のように見えます。

がんばる肩を励ましつつ、力を抜くことを教え肩を喜ばせてあげたいもので￥す＼(^_^ )。