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2022年09月15日
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カテゴリ: 太極拳論
太極拳は、基本的に「争わない」という考え方でいます。

このことは、何度か伸べてきましたが、そうは言っても武術ですから、相手が向かってくればやっつけることに専念します。

おいおい、十分争ってるじゃん…た、たしかに号泣
まあ、ひねくれて言えば、争いに勝つための作戦としての「争わない」とも言えそうです。
太極拳の「争わない」の表れの一つは、一番最初は自分から先に手は出さないということがあります。
これはなかなかステキです。
「どっちが先に手を出したの!?」と先生に叱られても、
「自分じゃない」と言えるわけです。

でも、始まれば先取りして攻撃するわけですから
「やられそうになったから先にやったんだろ!しかももやり過ぎ!」
と言われるに違いありません…過剰防衛しょんぼり

それでも、相手が離れれば攻撃はしないという姿勢ですが…。
もう一つの「争わない」の表れは、相手の動きに逆らわないということです。
相手と真っ向から力勝負をしないということです。
相撲で言えば、正面からぶつかって来る相手をドーンと受け止めて押し戻すのではなく、相手が突進してくるなら、それをかわして土俵の外へ相手自らが飛び出てしまうようにするわけです。
相手のベクトルを上手く利用するので、うまくいけば、外見からは何もしていないのに相手を飛ばしたように見えることになります。
決して横綱相撲ではありませんし、究極のズル技とも言えそう大笑いですが、力では相手にかなわない可能性があるということをきちんと自覚しています。
「相手が進んでくれば、より進みすぎてしまうようにする」ということは、攻撃を食い止めるのではなく、相手の動きをよりうながしてバランスを崩すことを考えているわけです。
だから、相手の力がこちらに向かわなければ争いようがないとも言えます。
相手がこの考え方を理解して、ボクシングのようにフットワークを利用して接近して打ってすぐ離れる(ヒットアンドアウェイ)作戦だとかなり苦戦しそうですしょんぼり
そもそも、先に攻撃を仕掛けないのですから格闘技としては成り立ちそうもありません
一方、とにかくぶつからないように観察して対応に専念しますから、護身術として理にかなっているように感じます。
子どもの頃の遊びに、二人で向かい合って立ち、両手のひらを合わせて、押したり押すふりをしたり、押されるのを力を抜いて交わしたりして、その場から動いたら負けという遊びをしたのですが、ご存じですか。
私は、この遊びが大好きだったのですが、今思えば、力の弱い自分でも勝てる可能性があると無意識に感じていたから好きだったのかもしれません。





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最終更新日  2022年09月15日 00時00分21秒
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