最小的世界

『少し肌寒いな　そう思って　きみも　そう思っていたみたいだ　　ぼくは言う　そろそろ行こうか　きみは言う　もう少しもう少し　焼けていく空は　出会った頃とは違って濃くて　　気づいた　ぼくときみとの世界　明日になっても　終わらない世界　　　きらりと光った　ぼくは気づいた　なにを祈った？　きみも気づいていたみたいだ　　きみは言う　そろそろ行こうか　ぼくは言う　もう少しもう少し　　染まった空は　ぼくときみとをさらに染めて　　築こう　ぼくときみとの世界　明日になっても　終わらない世界　　　いつまでも　そばにいて　いつまでも　そばにいて』