2007/03/06
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カテゴリ: アフリカ産



勘のいい方は、タイトルで予想がついてしまわれるでしょう。

ペタライトです。
和名は葉長石。ペタル石とも呼ばれます。
長石と名前が付いていても、 長石の仲間ではありません。
見かけが長石に似ているので、はじめは長石と間違われていたものの、よく調べてみたら違っていたということです。
このあたりのくだりは、ロードナイト(バラ輝石)と同じですね。
和名は、成分や種類の名前を盛り込んだ、よく言えば合理的でわかりやすいものがありますが、こういう場合には誤解の元になってしまいそうです。

さて、私は、学生時代、ちょっと陶芸をしてました。

釉薬は、最近では合成したものもありますが、元はと言えば石や灰に鉱物を砕いたものを混ぜて作るものです。
そのため、材料には長石とか酸化鉄とか、石好き分野でも耳にするような名前が出てくることがあります。

たとえば、長石。
石好きさんにとって長石と言えばムーンストーン、あるいはラブラドライト、アマゾナイトだって長石です。
しかし、陶芸で長石と聞くと、抹茶茶碗などで見かける志野釉のあのぽってりと軟らかい厚みのある質感が頭に浮かびます。
酸化鉄、と言われれば頭の中では弁柄だったり。
土に鉄が加われば訳と赤くなったり、灰色になったり。
鉄釉ともなれば、その割合によってつややかな黒や飴色など変幻自在。

ではペタライトは?
陶芸の分野でペタライトと言えば、まず頭に浮かぶのが土鍋。
ペタライトには加熱によって土が膨張するのを抑える効果があり、その働きによって火に強い、かたく焼き締まった土鍋ができるんだそうです。


なにやらハイパワーな石といわれていますが、
私の頭には、 土鍋ストーン として、インプリンティングされております……。








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Last updated  2011/05/14 08:25:12 PM
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フォレスト@ Re:”メタ”からアゼツを考える。(09/28) アゼツライトは水晶にもならないただの石…
スターブラリー@ Re:名前を使う、意味を使う(10/08) この写真に掲載されている水晶は、販売予…
spiranthes@ Re:Vサイン!(11/15) 55度24分のベローダ(Belowda)式双晶かもし…
販売者@ Re:分りやすいです。(09/30) スーパーセブンが、過去くず石だったとい…
通さん@ Re[4]:深紅であるはずの石(12/10) わ!わ!こちらにお返事をありがとうござ…

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