2008/02/20
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カテゴリ: アフリカ産
katanga


2006年にも一つ登場しています
このとき、キャンドルクォーツ状のシトリンを手に入れたいものだ……と言っていたのですが、
めでたくその後入手しました。それが、この石です。
面は平らにカットされていますが、期待通りのキャンドル状♪

一つ目のコンゴ・シトリンもシトリンと言われて思い浮かべる「黄色」ではなくて、
茶色味を帯びた色合いでしたが、
二つ目のコンゴ・シトリンはもっと逞しい色。

たぶん「これってシトリン? スモーキーじゃなくて?」と

シトリンとスモーキーの色合いは、グラデーション状につながっていて、
どこまでがスモーキーでどこからがシトリンなのか、
これぞという境目はありません。
今回の石にしても、「これはスモーキー」と判断する人もいると思います。
私は、実物を見て、かなりスモーキーだと思うけれど、
確かにシトリンのニュアンスがあると思えること、
同じ産地で、同じような形(キャンドル状)で、
はっきりとシトリンの色合いの石が産出していることから、
この石に感じる黄色っぽいニュアンスはシトリンの要素だろう……と判断して、
「コンゴ・シトリン」と
……もっと正確には「コンゴ産スモーキー・シトリン」だと判断しています。


「シトリンのニュアンス」とは。
これは、言葉にするとかなり曖昧になってしまうのですが、
個人的には、「茶色」というにはややきつい(強い)
「黄色」と「赤」の色味だと考えています。

スモーキーと言えば茶色なんだから、

たとえば、アルプス・スモーキーやヒマラヤのパキスタンや
ネパール(ガウリシャンカール)など、シトリンをほとんど見かけない産地の
スモーキークォーツ、特にほぼクリアかと思えるほど
淡い色味がある産地のものと見比べていくと、やはり違うと思うのです。

濃い色味のままで考えると「茶色じゃないか」となってしまいますが、
その色をもっと淡く淡く、透明に近いほどに薄めて考えたとしたら……
それは「茶色」が薄くなった色なのか、金色にも見える色なのか、
そんな感じの違いです。

そして、赤。
赤みの強いスモーキーというのも、スモーキー・シトリンであると思っています。
というのも、シトリンには赤みの強い「マディラ・シトリン」と
呼ばれるものがあるからです。
さらに赤みの強いものは、「シトリン・フォーゴ」(炎色のシトリン)と呼ばれるのだとか。
天然石検定の本には、この手の赤いシトリンは加熱によるものだと書かれていましたが、
未加工の石を仕入れ、加熱などの加工がされていれば必ず教えてくださる石屋さんが
かなり赤いシトリンを持っていたことがあるので、
もしかしたら、天然で赤いシトリンもあるんじゃないかと期待中。
(※加熱による赤いシトリンと言っても、すべてのものが赤くなるのではなく、
特定の産地のものが赤くなるのだと思います。
また、加熱前の色がアメジストとは限らないかも)

……と、このようなわけで、KURO的には、シトリンの色合いに「赤」も含まれます。






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Last updated  2008/02/20 11:02:12 PM
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