2008/08/28
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カテゴリ: アフリカ産
ワイルド系水晶好きをやっていると、全体的な色味がやや地味め。
で、水晶意外の石たちが、色味を補ってくれているわけですが、
その中でも色の鮮やかさにかけては、
かなりの上位にランキングされるんじゃないかと思うのがこの石。

コバルト・カル

コバルトカルサイトです。
産地はもちろんモロッコ。

ピンクと言われてイメージする色味よりは断然派手。
ホットピンク、いやむしろマゼンタ。
小さめですが、遠目にもばっちり目立つ色合いです。

コバルトカルサイト1号
今回の2号の色鮮やかさがいっそう目立ちます。

6月の新宿ショーの最終日、モロッコの超個性派ジオード類と一緒に500円でゲット♪
特にピンクの石が好き! といっているわけではないのですが、
いいじゃありませんか、この色。

ところで、コバルトカルサイトを検索していて気になったことがあります。
「ピンク・コバルトカルサイト」の表記をあちこちで見かけるんですが……、
コバルトカルサイト=ピンク色じゃなかったでしたっけ?
コバルトカルサイトがすなわちピンク色ならば、
わざわざ「ピンク」とつけなくてもいいような気がするんですが。
なんだか「紫・アメジスト」と言っているような感じに思えます。

それから、もう一つ……。

いろいろ検索していると、色も形の感じもそっくりでドロマイトが出るんですよねえ。

カルサイト(方解石)。化学組成はCaCO3。
ドロマイト(苦灰石)。化学組成はCaM(CO3)2
ついでにもう一つ
スファエロコバルタイト菱コバルト鉱。化学組成はCoCO3


よく見ると化学組成も似ています。

まあ、カルサイトじゃなくてドロマイトであっても、持ってないのでうれしいんですが、
なるべく正確なところを知っておきたいです。

ちなみにジュディ・ホール氏の本には
コバルトカルサイト(輝コバルト鉱)の記述がありますが、
もちろんコバルトカルサイトは輝コバルト鉱ではありません。
たぶん似ている鉱物という意味で言っているんだと思うんですが、
『コバルトカルサイト(輝コバルト鉱)』の書き方では、
誤解してしまいますよねえ……。
しかし、輝コバルト鉱はコバルトカルサイトとは似てもにつかない鉱物、
似ているのは菱コバルト鉱なのです。






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Last updated  2008/08/28 05:23:42 PM
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フォレスト@ Re:”メタ”からアゼツを考える。(09/28) アゼツライトは水晶にもならないただの石…
スターブラリー@ Re:名前を使う、意味を使う(10/08) この写真に掲載されている水晶は、販売予…
spiranthes@ Re:Vサイン!(11/15) 55度24分のベローダ(Belowda)式双晶かもし…
販売者@ Re:分りやすいです。(09/30) スーパーセブンが、過去くず石だったとい…
通さん@ Re[4]:深紅であるはずの石(12/10) わ!わ!こちらにお返事をありがとうござ…

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