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ストーリーはあまり気に入りませんでしたが、ゲストの女の子の演技がすごかったですね。ニュージャージーのきれいな検事補さん、見覚えがありました。「Journeyman」の主人公の奥さんでしたね。ワーナー検死医は、最新の科学捜査に関して何でも来いという感じですね。さすがNYと言うべきか。ハドソン川で若い女性の遺体が見つかった。全身傷だらけで、生前に虐待を受けた可能性がある。直接の死因は頭の傷だが、胸に何度も刺した傷があり、ロシア正教会のペンダントをしていた。検死の結果、年齢は14歳で数ヶ月前はウクライナで生活していたという。SVUは人身売買でアメリカに密入国し、売春をさせられているのではないかと考える。虐待被害者センターの担当者に話を聞くと、昨年やはりウクライナから来たベロニカという女性がいるというので、被害者の写真を見せて情報を求める。ベロニカは組織のアリークという売人を知っているというのでオリビアがおとり捜査を行う。逮捕されたアリークは被害者は売春婦ではなく、ウクライナでは数学の天才児として有名なエルサ・リチコフだという。エルサはアメリカ生まれで一時期ウクライナで過ごしたが、NYの天才児が集まる全寮制のモアウッド校の生徒だった。モアウッドでは学生を競わせるのが有名でエルサは優等生だったが、ルームメイトのジェニファーによると、頭が良すぎるエルサは学校の方針には反感を示していて、夜ボーイフレンドに会うために外出していたという。また、ボンデージ風の洋服をもっていたという。エルサの父親は航空機会社の技術者で今は失業していて、エルサには非常に期待をしているという。期待というだけでなく、幼い頃から厳しくエルサに接して勉強をさせたというが、後にエルサの姉カトリーナの証言で、行きすぎた躾け、体罰を行っていた事が判る。しかも、カトリーナが父親の期待に応えられないと知ると、役立たずとして家から追い出されたという。エルサはモアウッド校でコンテストに入賞するなどして、金を稼ぐ存在だった。SVUは父親を逮捕するが、犯行時間帯にアリバイがあることが判る。振り出しに戻ったSVUは、モアウッド校の生徒に注目し、エルサが中退をしたダニーと交際していた事を知る。ダニーはエルサの方が自分に熱を上げていただけだと言い、エルサとジェニファーが不仲だった事を明かす。ジェニファーはエルサのずば抜けた頭脳に嫉妬をしていて、その執着ぶりは病的だったという。エルサはジェニファーを嫌い、無視していた。また、あのボンデージ風の洋服はジェニファーのものだと判る。思い詰めたジェニファーは1位にさせて欲しいとエルサに迫ったと認め、ダニーに会いに出かけたエルサの後を追い、自分を無視しないで欲しいと話しかけるつもりだったという。しかし、エルサが自分を突き飛ばしたため、ペンでエルサを刺してフェリーから突き落とした事を認める。裁判はフェリーが港に着く前でニュージャージー州で行われる事になったが、そちらではジェニファーは成人として裁かれ、終身刑になる可能性が高い。オリビアとステイブラーは、ジェニファーが正常な精神状態ではないと考え、できれば未成年として裁き、治療を受けるべきだと考える。裁判でジェニファーは追い詰められて暴言を吐き、混乱する。ジェニファーはオリビアに対してエルサを殺した記憶がないと言い出す。勉強のために、モアウッド校では生徒が違法に睡眠障害の薬を手に入れ、何日も寝ないという状態にあるという。ジェニファー自身も数日寝ていないと言い、ノートにびっしりと文字を書き続けるハイパーグラフィアの兆候が見られた。さすがにそれを知った法廷は、ジェニファーを少年更正施設に送り治療を受けさせる判決を下す。ジェニファーが飲んでいたのは、何日も寝なくて済むよう兵士に飲ませる薬で、拷問の時にも使われるらしい。この状態が続くと幻覚を見始めると言い、モアウッドの生徒ははテストで好成績を残すために薬を飲んでいたらしい。そこまでして勉強するのは、競争に勝って褒美として奨学金を得たるためで、彼らは常に追い込まれた状態になっていた。エルサはIQが160もあり、ジェニファーはどんなに勉強してもエルサを越える事はできなかったという。エルサは次第に勉強に関心をなくしたが、生真面目なジェニファーは思い詰め、薬の副作用なのか、切れやすくなり、興奮すると手が付けられなくなってしまった…というわけですが、日本でこういう状況は極端すぎてちょっと想像できないし、無理っぽい説明だったように感じました。むしろ、子供を食い物にする親たちの方がリアルかな。虐待を与えながらお勉強させるなんて酷い話。才能は別の形でいくらでも花咲かせる事ができただろうに。それにしても、insaneなジェニファーを演じたSarah Hylandはとにかく鬼気迫る演技。ちなみに、この人FOXの「モダン・ファミリー」の長女役ですね。見なくちゃ。
February 29, 2012
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『自我の迷宮』大学のキャンパスの事件というとありきたりなのですが、今回はとても毛色の変わったエピソードですね。映像的にもオープニングから「いつもと違う」と思って引きつけられました。からくりはすぐに気づくのですが、犯人は最後までわかりませんでした。凝った脚本ですね。タイトルは多分、ローリング・ストーンズの曲から来ているのでしょうね。後で歌詞を読んでなるほどと思いました。ネタバレ注意デイド大の女子学生2人が夜にホットバスに入ってありふれた会話をしている。何か見張られているような気がするというので、1人が大学警備員に通報しに行き、きっと犯人が忍び寄って殺すのだろうと思っていると、予想通り、Corinneが殺されてしまう。911コールをするMonica Dowは何か様子が変です。その様子を敏感に感じ取るのはやはりHoratioですね。まあ、確かに大親友が殺されれば動転するのは当然と言えるのですが。第一容疑者は監視ビデオに映っていたCorinneのボーイフレンドJaredで、またまたRyanが全力で追います。そして、いつもならHoratioが出てくるところで、Ericが待っていました。(笑)「その場を離れた時はCorinneは生きていた。まさか、それが最後になるなんて思わなかった。」「なあ、jared。君がこの子を殺したのなら、みんなが君を見るのがこれが最後になる。」と、ちょっとしゃれた言葉でオープニング。(笑)被害者はプールに沈められて、首の血管を刃物で切られていた。CorrineとMonicaはルームメイトだという。被害者に恨みを持っている者がいるかどうかWalterがPCをチェックしていると、何か油のような物質がキーボードに付着している。「oily」という言葉は別の意味があるのですね。(笑)PCに付着していた物質は毒性があり、友人から贈られたものだった。贈ったのは筆跡からMonicaではなさそうだと判るが、どうもこのMonicaの言動が怪しい。言っていることがころころ変わるし、記憶が飛ぶ。ちなみに、もう一人、名前だけこの部屋を借りているルームメイトのAlexisがいるという。Monicaは美術を専攻しており、作品展を開くことになっていた。指導教官のWilliam Osloによると、Monicaが作品展は一世一代のチャンスだろうという。容疑を晴らすために、Monicaをポリグラフにかけることになった。今週もCalleighの出番は一瞬ですね。今シーズンはこのまま終わるかも知れないですね。Monicaの受け答えは殺人に関わることについては「嘘」を示していた。どうやら、その部分については記憶がない可能性がある。これまでにMonicaには脳の病気は報告されていない。Nataliaが被害者の首の傷から採取した物質は、特殊な絵の具だと判る。Monicaは美術専攻ですから、またまた怪しい。美術関係はWalterの専門なのです。任しておけ、というところですね。今週もTraversが顔を出していました。イェイ!WalterがNataliaのことを「やあBV!」と呼ぶのがおしゃれですね~良い言葉はいつもWalterが言います。凶器はMonicaの同じクラスの学生の油絵用のヘラと判ったが、持ち主にはアリバイがある。ここで、もう一人のルームメートで彼氏の家で暮らしているというAlexis Taymorと会うために、シェアしているAlexisの部屋を捜索することになった。Alexisは抗うつ剤を飲んでいるらしく、ベッドには何とJaredのDNAが!こういう時には容赦しないNataliaが「お前はAlexisと寝たのか!」と追及すると、Monicaに誘惑されて寝たのだという。まるで別人のようだった。ふむふむ、だんだん判ってきましたね。そこにMonicaからSOSの電話がHoratioにかかる。誰かに覗かれているような気がして、怖い。HoratioとEricが部屋を訪れると、全身傷だらけで男に襲われたというMonicaが出迎える。でも、話に不審な点がある。死体だけでなく生きている人も見るトムが、傷に矛盾を発見する。自分でつけた傷ではないか?そう、全てはMonicaの二重人格に起因していたわけですね。Monicaには存在を証明する社会保障番号がなかった。この展開は、マイアミでは本当に珍しいです。Alexisの人格が支配するとMonicaの記憶が飛ぶ。Alexisが実際に住んでいる部屋には、二重人格の証拠が見つかる。Frankが鍵がかかっている日記を勝手に開けてしまって、オイオイという感じですが、今週もFrankの出番は多かったです。実はAlexisの方が本当の名前で、気の毒なことに子供の頃飛行機事故でAlexisは両親を亡くしていた。今はMonicaの方が勝っている。では、Alexisの人格がCorrineを殺したのか?「Alexisに会えるか?」ということで、昔の精神科医がAlexisを呼び出すわけですが、本来の人格であるAlexisはMonicaが支配している時は意識があって、じっと見ているわけですね。これは辛いでしょう。この手のエピソードはどれだけ別人になりきれるかが勝負だと思うのですが、演じている女優さんのMonicaとAlexisの演じ分けが凄いです。しかも、後で気づきますが、Monicaの時は髪の毛を、Alexisの時は耳を触っているんですね。Corinneはそういうことを知っていて、力になってくれていた。だから、彼女を殺すことはない。でも、大学に入ってから薬が急に効かなくなって、Monicaの方がより出てくるようになった。Traversが処方薬を調べると、中身がすり替えられていることがわかった。それをすり替えたのがまたまたJaredだった。今度もNatalia様のお怒りが激しい。眉間のしわがこわいよ~(爆)JaredはAlexisとは寝るは、金をもらってガールフレンドの大親友の薬をすり替えていたという、本当に最低の奴です。金を出していたのは、例の指導教官だった。才能あるMonicaの高く方を評価し、MonicaのIDで大学に入学させた。それを邪魔するCorrineは邪魔だ。過去の有名な作家というのはそもそも精神病的なものを持っている。でも、Horatioは「才能は無実の人の命には値しない。」と言う。まあ、そこまでしなくても才能を引き出す事ができたでしょうね。有能な指導者ならなおのこと。いつもならHoratioの出番だと思いますが、Alexisの今後の事についてはEricが対応していました。「Monicaは君の一部にすぎない。いろいろな事を組み合わせて、君は素晴らしい事を成し遂げるだろう。」もし、自分がMonicaとして目覚めたらどうするのか?「僕に電話して。」何度でも、必要なだけ話をしてあげるというEricは、自分自身が頭を撃たれて記憶障害を負ったり、いろいろ辛い思いをしていますから、彼でなければ言えない台詞だったのかも知れません。そして、作品展はAlexisの名前で開くことになった。Horatioの心憎い配慮です。辛いこともあるだろうが、がんばって欲しい。これからもHoratioがちゃんと見守っていますよ。本当に、こういう優しさが癒されますね。実際、こういう病気で苦しんでいる人も多いのでしょうね。みんなの活躍もあったし、良くできたエピソードだったと思います。
February 25, 2012
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『ディナー・クルーズ』またまた沿岸警備隊の捜査官アビゲイル・ボーリン登場。Law & Orderでは法律書を手にクールビューティな検事補だったダイアン・ニールが、今度はゴージャスなドレスを着て、銃を構える勇ましい捜査官を演じるのは観ていてとても楽しいです。もちろん、正統派赤毛で、ギブスのお相手として可能性(?)は秘めているということですよね。(笑)ポトマック川をディナークルーズしている船の甲板で、海兵隊中尉ジェレミー・ノーランが撃たれて死んでいるのが見つかる。たまたまブラインドデートで乗り込んでいたCGISのボーリン捜査官が殺される直前にジェレミーに会っていて、ギブスに連絡が入る。ジェレミーはアフガンから戻ったばかりで伯父のグロスマンと妹のキンバリーも乗船していた。ノーラン家は父親が一代で大企業を築き、セレブとして有名で、ジェレミーは家業を継がずに入隊したために父親に勘当されていたという。実際の経営は父親亡き後、CFOのアダムスが実権を握っていた。乗客の中で、ジェレミーとウェイターが口論していたのを目撃した人がいて、ウェイターを尋問するが、セレブのくせに海兵隊などと調子に乗るなと警告しただけで犯行時間には船の反対側にいたという。銃は9ミリ、低い位置から6メートル以上離れた場所から撃ち込まれており、近くに別の船がいた可能性がある。ジェレミーは3日前に暴行罪で訴えられており、すぐに訴えは取り下げられていた。弁護をしたのは伯父のグロスマンで、殴ったのはジェレミーの大学時代からの知り合いで、いがみ合っているデヴィンだった。デヴィンもセレブで、クラブでキンバリーを殴ったからだという。デヴィンはジェレミーを殺した事も、船を持っている事も否定する。アビーは乗客たちの携帯写真を分析し、近くにいた船の種類が漁船の「タイダルナブ」であることを突き止める。また、採取された血液が2人分あったことを検出し、甲板にはもう一人いたという。やがて川から防水シートにくるまれた遺体が発見される。後頭部に22口径の銃で撃ち込まれており、ポケットから9ミリの薬莢が見つかる。被害者は殺人事件などで捜査の対象となったことがあるカイル・ダンスビーで、死亡時刻はジェレミーが殺された直後と思われる。ダンスビーがジェレミーを殺し、もう一人の犯人がダンスビーを殺した可能性がある。該当する第2の船「タイダルナブ」はデヴィン一族の持ち株会社の登録がされており、NCISはデヴィンを逮捕する。しかし、パパラッチの撮影で、デヴィンには犯行時にアリバイがあることが判った。手詰まりとなったところで、マクギーがジャック・ノーランの遺産をジェレミーが相続していた事を見つける。死亡する直前に遺言状を書き換えており、ジェレミーは会社を慈善団体に変えようとしていた。伯父のグロスマンは殺し屋のダンスビーをかつて弁護したことがあり、殺害に使われた船にはノーマンの会社のCFO、アダムスが乗り込んだ証拠がある。また、最近キンバリーは名ばかりの取締役を降ろされていた。ギブスとボーリンは3人を集め、タイダルナブの鍵を見せてこの中に犯人がいると迫る。キンバリーは肩に弾がかすった傷を負っており、殺害時ジェレミーと並んでいたことを認める。お互い罪をなすりつけようとするが、グロスマンが殺害を共謀しているところを録音していた。ジェレミーが会社を慈善団体に変え、家族を会社から引き離すつもりであることを知って、3人は危機感を抱き行動に出たのだった。翌日、ジェレミーの同僚で弁護士のブラットン大尉がNCISに現れ、依頼されて変更した遺言を手渡す。ギブスの「仕事の鬼」に勝るとも劣らないボーリン捜査官ですが、いうこともやることもまるでギブスと同じ。女ギブスですね。デジタルなマクギーに対して、彼女もアナログ。(爆)ボーリンは24時間休みもしないで捜査に熱中する。コーヒーはギブスよりもきついブラックがお好き。(笑)このペースに着いていけるのはギブスだけですね。トニーもマクギーもへろへろです。そして「よくやったマクギー」と褒めるので笑ってしまいました。そんな彼女がブラインドデートで気が乗らない相手と出会っていました。それなりにお相手は必要なのでしょうね。ギブスはドレス姿のボーリンを見てドレスを褒めるやら、着替えを渡してすぐ横で着替えるやら。こういう気の持たせ方は良いですね。(笑)また、NCISのアビーと2人で「2人のアビー、GJ」と言ってみたり。ギブスもご機嫌じゃないですか。最後に出てきたきりりとした海兵隊大尉は、弁護士の傍ら予備役として国に尽くし、富を捨てて海兵隊に入ったジェレミーとは深い友情を育んでいた。だからギブスは彼らの写真をデスクに貼って忘れないように称える。それを見ていると、残業時間を計算して代休をもらおうともくろんでいたトニーも言い出しにくくなってしまう。でも、休みは必要ですよ。超人のギブスは別として、きちんと休んでください。
February 24, 2012
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ラリーの意味ありげな様子が気になりますね。彼はこれからどうしようとしているのでしょうか。LAでは連続して3人、自分で頭を撃ち抜く事件が続き、FBIが捜査する。部屋は改装を目的に窓には防音対策がされており、マイアミ、ヒューストン、デンバーでも同じような状況で7名ずつ死んでいるという。カルトか何かの儀式か?今回の被害者は撃つ様子をカメラで撮影していたらしく、金に困っていたらしい。そのうちの一人がアダルト・サイトで売春婦にのめりこんでいたというので、チャーリーは地理的プロファイリングで3人の共通点を探る事にする。サイトのIPアドレスからストリップクラブが浮上し、グレンジャーとシンクレアが踏み込んだところ、高額なオンラインギャンブルを行っていた。やがて4人目の被害者が出て、たまたま無線LANの混線でその映像を録画したという情報提供があった。行われていたのは実弾を使った1体1のロシアンルーレットで、オンラインで賭をしていた。チャーリーがサイトをハッキングすると、8人制のトーナメントで数百人が勝敗に賭けていた。ゲームは生中継で現場から映像配信されており、チャーリーは次に行われる現場を突き止めることにする。最新のゲームに映っていたのは、1週間前から行方不明となっているグレン・オーリンと判る。オーリンは昨年解雇され求職中だという。ストリップクラブのオーナー、マーゴに、ゲームで死んだ4人が多額の借金をしていることが判る。マーゴはロシアンルーレットには関与していないと言い、胴元の男から頼まれて、借金まみれの客のリストを渡したと認める。ストリップクラブの内部ビデオに、その男が映っていた。リアリティショーなどを手がけるカイ・クレーゲンで、過激すぎるショーで仕事を失っていた。ただ、それだけでは証拠がなかった。次のゲームが始まったのでIPアドレスから現場を突き止めFBIが突入する。2人のうち、負け知らずの不死身の男は取り逃がしたが、オーリンの身柄を確保した。オーリンはギャンブルで全てを失っていながらまだ賭を続けるという。妻の呼びかけにも答えず、釈放されたオーリンはどこかに連絡すると、迎えの車に乗って姿を消す。ラリーはオーリンがこれまでのゲームのオッズを研究していたことに注目し、ロシアンルーレットの実験を行って結果を比較する。それによると、ゲームは八百長であることが判る。使われる拳銃に細工をしてリモコンで自在にリボルバーをコントロールして、特定の参加者が勝つようにしてあった。オーリンはその仕組みに気づき、次のゲームにこれまで稼いだ金を全額賭けていることがわかった。しかも、相手の不死身の男に賭けていて、自分は死ぬつもりらしい。クレーゲンがマネーロンダリングで国際手配されていることが判り、前回のゲームの現場に残されていたカメラはクレーゲンのものだったため家宅捜索をすると、クレーゲンは自宅で殺されていた。殺し屋は拳銃に仕込む送信機を奪い、賭の参加者リストを盗んでいた。その中で高額の掛け金を支払っている客を集め、ネットで公開せずにゲームを行うつもりであることが判る。不死身の男はかつてクレーゲンの仕事を手伝ったことがあるブライアン・ウォルターズで、ボスを殺してこのギャンブルを乗っ取るつもりだと考えられる。会場の場所を掴みシンクレアとグレンジャーが踏み込むが、参加者たちは一斉にFBIに銃を向ける。シンクレアはその場を切り抜けるため、自分も賭けると言って、不死身の男に先にルーレットを始めるように言う。不死身の男が順番にこだわり、断ったために、ゲームが始めから仕組まれたものであることが証明される。アランは上手い投資話に乗って、老後の生活基盤を失う。チャーリーの援助の手を断って、働くことにする。ラリーはいまだに自分の行き先を考えあぐねている。賭ける方はともかく、命を賭けてまで、掛け金(1回10万ドル)を手に入れたい人たちは、単なる射幸心だけではないでしょうね。借金から逃れる最後の手段として一か八かの勝負に出て、8人中7人は死んでいく。ショッキングな映像に、さすがの捜査官たちも目を背けていました。でも「不死身の男」は絶対怪しいですよね。取り締まれないのが疑問です。金の話がメインだったので、Bプロットも金絡み。投資型年金の価値が半分になってしまったというアラン。いずこも同じですね。チャーリーが今度は自分が父親を助ける番だというと、アランは助けはいらないと答える。ドンも人の助けを借りることが嫌いで、自分で何事も解決してしまう。なるほど、親子らしいです。(笑)今後はアランの仕事探しがネタになるのでしょうか。グレンジャーはなぜかストリップクラブのオーナーに気に入られてしまいましたね。真面目なおつきあいということはラストはシンクレアもニッキーと結ばれるとか?ところで、FBIに踏み込まれて、逆に銃を向けるとはどういう人たちでしょうね。怖い者なし?旅に出るかも知れないが、なかなか踏み切れないラリー。どうなるのでしょう。ミニチュアの「石庭」は「アリー」の時にもジョンが机の上に置いていましたよね。(笑)
February 23, 2012
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これはSVUの王道を行く見応えあるエピソードでした。見終わった後の満足感が大きい。ゲストの女の子の演技も凄かったですね。4年前に行方不明になったヘザー・ハランダーがすっかり別人のようになって、自宅に戻ってきた。ヘザーは姉のニッキーと言い合いをして家を飛び出して以来姿を消していたが、その間男に誘拐されてコンクリートに囲まれた地下室に監禁され、性の奴隷にされていたという。そして男の隙をついて無我夢中で逃げ出してきて、犯人の事などは何も知らないという。SVUはヘザーに犯人逮捕の協力を求めるが、長い間閉じ込められていたヘザーは逃げてきた道順を思い出すことができなかった。そのヘザーのことをマスコミが聞きつけて写真を新聞に載せ、一番上の姉のエリカが警察を非難する。エリカはヘザーの失踪後、インターネットのサイトを作って情報を求めていたという。やがて新聞を見た教会の神父から、日曜の礼拝にヘザーと50代の男がいつも来ていたという情報が寄せられる。ヘザーはその情報を嘘だと否定するが、Dr.ホワンはヘザーが犯人に完全に支配されてストックホルム症候群の状態だったのではないかという。その後、ヘザーが自殺未遂を起こし、オリビアが再度犯人逮捕の協力を求める。ヘザーは戻ってきたものの家族との間に溝を感じて自分の居場所がないという。しかし、血液検査でヘザーが両親の子供ではない疑いが出てきた。身元確認の決め手となっていた手首のタトゥが、手配時のヘザーの写真と微妙に異なっている。やはり、ヘザーと思われた女性は全くの別人で、失踪者リストに載っているヘザーの情報を知って、ハランダー家の一員になりたいと思って身元を偽ったという。この女性は自分が誰かを語らず、ハランダー家の人々はヘザーの情報が知りたいと詰め寄る。彼女がタトゥを入れた店が判明し、カール・バスコという男が金を払った事が判った。バスコの家を訪れたところ、逃走しようとしたたため逮捕する。オリビアはバスコの家に地下室があるのを見つけ、身元不明女性の描写と同じ監禁部屋であることが判る。カールのDNAは身元不明女性が来ていた服に付いており、女性は6年前に実の父親に連れ去られたクリステンと判る。クリステンは離婚した母親の元からカールに連れ去られて、監禁された上繰り返しレイプされてきた。検察はクリステンの起訴を取り下げ、改めて話を聞く。クリステンは父親に従うふりをして、脱走のチャンスを待っていたという。母親は死んだと聞かされていたが、実はずっと探していて、その後母親と連絡が取れたため、クリステンは母親と故郷に帰ることになった。しかし、クリステンは実の母親の前から姿を消す。クリステンはハランダー家を訪れニッキーと出かけたというので、母親を問い詰めると、次女のニッキーが、ヘザーが失踪したと言われた時にヘザーを殺したと言っていたという。ニッキーとクリステンの行き先を追ったSVUは、ニッキーがクリステンを屋上から突き落とそうとしているところに出くわし、ニッキーを逮捕する。ニッキーはドラッグをやっているのを母親に告げ口されると聞いて、ヘザーを死なせてしまったという。ヘザーが別人と判るまでは、人間として絶対に許せないような虐待を受け、肉体的にも精神的にも傷付いているのに、さらにオリビアが協力を求めるところは、やや性急だと感じました。受け入れる家族は違和感を持ったようですが、それは仕方ないかも知れません。やはり被害者のことを思って信じてしまうでしょう。Dr.ホワンも本当に久しぶり。まあ、クリステン自身も本当の事を言っている部分もあり、聞けば聞くほどかわいそうな人生を送ってきた訳ですね。「嘘つき!」となった時のオリビアは怖かったですが、最後まで彼女の事を忘れません。クリステンが捕らわれていた場所を探し出したとき、本当に吐き気がするくらいの嫌悪感を感じました。「クリミナル・マインド」じゃないけれど、実際にもこういう事件があるのですね。逃げ出したところ、帰っていく場所がない。だから嘘を付いてでも、似た子を探してその家に入り込む。誰にも相談できなければそうなってしまうのかも。そして、最後に実の母親と再会できて本当に良かった。ここは、思わずもらい泣き。でも、それだけではなかった。ハランダー家の問題児ニッキーの様子がどうも変だと思っていたら、何とヘザーは最初から死んでいたのですね。殺したのか事故だったのか、本当のところは判りませんが、早く気づいてやるべきでした。そもそも、ヘザーの遺体はどこにあるのでしょうね。犯人が激しく女性を憎悪していると知ったとたん、あうんの呼吸で取り調べの方針を変更してののしり合うエリオット&オリビアはさすがでしたね。こうなると犯人は女を蔑視する刑事には、ころりと吐いてしまうのですね。
February 22, 2012
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『檻の中の強者ども』ノンストップで緊張感が続き、あまり考えることもなく一気に見られました。格闘技の試合は普段あまり見ないのですが、リング上の対戦は迫力があったように思います。たまにはこういうのも良いですね。マイアミ・デイド署では脱獄犯残り2名のうちDante Krollの情報を市民に求めることにした。Danteはマーシャルアーツの達人で、喧嘩で殺人を犯した危険な男。珍しくFrankがマスコミ対応をしていましたね。今回はFrankの出番が多くて満足です。(笑)Ericは通報でDanteを目撃したという場所に突入。画面はまるでシューティングゲームのようです。司令塔となったAVラボはまるで、NCIS:LAみたいなハイテクですね。Frankも負けずに最新機器を操っていました。Danteはすでにその場にいなかったが、仲間だったMike DarrowをRyanが捕まえる事ができた。今週もマイアミCSIメンバーは走ります~そして警察官を装ったDanteは、一般人を残酷に殺し荷物を奪って行った。なぜ、Danteはマイアミから離れないのか?Horatioは、元トレーニングパートナーでDanteに不利な証言をしたLogan Shepherdに復讐を果たすつもりなのではないかと考える。Loganは古巣のマイアミでチャンピオンシップの試合があるという。Loganは今回が初めての登場だと思いますが、Horatioとは古く深い繋がりがあるらしい。裁判以来と言っていましたが、その時から今はすっかり立派になったLoganを前に、Horatioが相好を崩しておりました。何気ないシーンなのですが、こういう演出が上手いですね。きっとHoratioの励ましがあったと思われます。危険なので今回の試合は中止したらという意見が多い中、Loganは闘うと宣言する。まあ、そうでないとおもしろくないですよね。(笑)今回もCalleighの出演シーンはほんのわずかでした。彼女が被害者から採取した証拠を処理するのが、同じブロンドのMolly。多分、Emily Procterが完全復帰していたら、Mollyのパートを演じるのでしょうね。その分、今はRyanはMollyとの絡み?が楽しみになりました。RyanはMollyに先輩ぶって現場に連れ出したり、Jonathan Togoも何だか楽しそうです。(笑)殺された一般人は、Loganが試合をするアリーナの警備担当者だった。Danteはどこにでも入れるIDと制服と銃を手に入れており、これは一刻も先を争う事態となってしまった。被害者の妻に同情するNataliaの表情が優しくて良いですね。試合会場の観客など、それっぽくて良かったですね。多分、狭い場所で撮影してそれを広く見せているのでしょうが、違和感なかったです。そしてHoratioとEricがアリーナの貴賓席にいるのは、萌えシーンかも。(爆)Danteはすでに会場に入っており、危険なのでタイトルマッチを中止して欲しいというHに、金儲けに熱心なオーナーは絶対に中止しないという。「後悔することになりますよ。」「私はあまり後悔することはない。だからこのビルを所有している。あなたは…自分の携帯電話も持っていないんだ。」嫌みを言われても痛くもかゆくもないHoratioです。試合の開始と共に、CSIメンバーは会場に紛れているDanteを探し始める。Walterは半ばにしてやっと出てきました。怪しい動きをする男がいたのでWalterとEricが取り押さえるが、単なるカメラマンだった。「バカをやり過ぎで逮捕される前に、さっさと出て行け。」Walterがいかした事を入ってくれます。そのころ、昔武器に使われたという化学物質の手がかりで、RyanとMollyがDanteの隠れていた倉庫の中へ。いくら練習をしていると言っても、Mollyは銃を持つ姿が全く様になっていませんね。危なっかしいです。その代わり、色の褪せた青写真を処理して、Danteの本当の目的を見つけ出した。彼の目的はLoganと思わせておいて、地下室の金庫の金を奪うことだった。アリーナのHoratioから無線でCSIメンバーに地下室へ急げと命令が下る。「Dante、出口は無いぞ!」激しい撃ち合い。この盛り上がり方は何だか「24」のような展開ですね。(笑)でも、出口はあったんですね。Horatioとしては、ちょっと抜けていました。アリーナの人混みの中へ逃げ出したDanteを追ったRyan。ホシを捕まえたのは良かったが、最強のファイターを彼一人で大丈夫だろうかと思ったら、案の定やられてしまいました。殺されなかったのは不思議です。(爆)そして、意外にもパソコンとお友達なFrankがLoganとの接点を見つけ出していた。DanteとLoganは事前に電話で話をしていたらしい。そしてこれも予想に反して3ラウンドでダウンしたLoganは救急車に担ぎ込まれ、Danteはその救急車を奪う。なるほど、始めからそのつもりだったのですね。復讐、復讐と言い続けてきたので、すっかりこちらも騙されてしまいました。「Logan、私の目を見ろ。お前を信じていたんだ。」裏切られ残念そうなHoratioでしたが、これは理由があると判っていたのでしょう。妻を人質に取られてしかたなかったというLoganは、Danteの強盗殺人に手を貸すことになり、結局はHoratioに妻を救ってもらうことになってしまった。「妻は殺されるに違いない。」「その心配は我々がする。」妻の誘拐にはやはりMikeが関わっていたことがわかり、EricとRyanがMikeを締め上げる。これも「24」風。(爆)Danteは思い出のグラブを取りに倉庫へ戻っていた。すでに警察が封鎖しているのに大胆な奴です。サイレンの音は聞こえなかったのかな?そして最後はDante vs. Horatioの無制限1本勝負。見張りの巡査が殺されているので、Hのお怒りは相当のはずです。でも、表には感情を見せません。「遅かったな、警部補。これまで50回もマイアミに来られたぞ。」「ではなぜ去らない?」「やり残したことがある。」この男、ただ金が欲しかっただけではないのですね。ファイターとしての誇りもありLoganには自分がベストだと思い知らせたかった。それが叶って無謀にもHに銃を向けるものだから、あっさりと撃たれてしまいました。それも2回も。「これが負ける感覚ということか。(This is a feel to be on your back ?)」「Dante、人生とはは発見だ。(Well, life is about a discovery, Dante.)」久しぶりに聞くHの「人生とは」でした。(爆)助かったものの、まじめなLoganは悩み続ける。Horatioは人生の師として「一人で悩むべきではない」と優しく諭す。Loganには愛する妻がいる。それを見るHはうれしそうでもあり、ちょっと寂しそう。「これからどうすれば。」「前に進め。」「どうやって。」「すべてにベストを尽くせ。戦い続けるのだ。」最後はまるで自分に言い聞かせるようにHは立ち去っていきました。単なるギャングだけでなく、脱走犯にはいろいろバリエーションがありましたね。単純なストーリーではありますが、誠実なチャンピオンとHoratioとのふれあいが爽やかで、後味が良かったです。"Gary Is a Robot Feat. Micro Jaxson & Trackademicks" by Amp Live
February 18, 2012
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『唯一の目撃者』お楽しみクリスマスエピソードですね。七面鳥ネタが笑わせてくれる。いかにもNCISらしいです。(笑)ラストのメッセージはJAGでもありましたね。スピンオフのこのシリーズにも受け継がれて、心温まる気がします。それにしても、今回のトニーにはすっかりヤられましたね。最高だ!殺人事件の目撃者として、裁判で証言することになっている下士官のジェリー・ナイスラーが失踪したという知らせが入り、NCISはウォルシュ検事と共にジェリーを探す事になった。最後に目撃されたのが、ジェリーの友人の家で、ジェリーは狩猟から戻ってきた後、友人の家で留守番をしていたという。冷蔵庫の中には狩りで得たと思われる七面鳥が丸ごと入っていた。クレジットカード情報で車に給油したことがわかった。ジェリーが証言することになっていたのは、姉弟を路上強盗して姉の方を射殺したサミュエル・ヘイズに対する裁判で、ジェリーは唯一の目撃者だった。有罪となれば死刑判決が下される。ジェリーは両親が心理学者で、評価が高いにもかかわらず異動を繰り返していたという。七面鳥を調べたダッキーによると、リオグランデ種という種類の七面鳥で、アビーは野生種のデータベースから、ジェリーが狩りをした場所を絞り込む。ジェリーが給油をした場所も近かった。狩猟場でナイスラーを見つけたところ、メールで証言するなと脅された上、友人宅に侵入されて脅されている様子を撮影したDVDを受け取ったので逃げたという。友人の家はウォルシュ検事しか知らず、NCISは検事に疑いを持つ。事件の被害者の弟、マットをNCISに呼んで話を聞くが、マットはジェリーを早く見つけて欲しいと訴える。ヘイズは犯罪者の用心棒をしているうちに事件を起こし、雇い主のスミッティが刑務所に面会に訪れていることがわかる。ギブスはヘイズに面会し、スミッティの居場所について尋ねるが、ヘイズは何も言わない。ジェリーを自宅に匿うことにしたギブスだが、そこにウォルシュ検事が現れ、ギブスが帰った後、ヘイズが殺されそうになり審理が延期になったという。ギブスの問いに対して、ウォルシュ検事はスミッティについて何も知らないという。アビーはDVDの画像の癖から、撮影したのは犯罪歴のあるジョー・ケイシーだと突き止める。そのケイシーは今朝、殺されていた。検死をしたダッキーは内蔵に冷凍焼けのような痕跡が残っている事を指摘する。ケイシーの新しく彫られたタトゥからタトゥショップを特定し、店を出てきたスミッティを逮捕する。スミッティは狩猟用のワスプナイフを持っており、これがケイシーを殺した凶器だとわかる。スミッティはケイシーに殺されそうになって正当防衛で殺したと主張する。脅迫犯はケイシーで、スミッティ自身はヘイズに証言してもらって、刑務所を出て欲しくないという。そしてヘイズを相棒にするために、スミッティはヘイズに替わって生命保険を払っているという。ヘイズは保険の受取人を一人残される娘にしていて、ジェリーが証言せずに裁判で無罪になる前に、刑務所で自殺未遂を計っていたのだった。スミッティとウォルシュ検事が頻繁に連絡を取り合っていたことが判り、ギブスが尋問すると、ウォルシュは情報提供者のスミッティと男女関係になってしまい、裁判が無効になるのを恐れて黙っていたことを認める。ギブスが判事に事実を告げたため、ヘイズへの起訴は取り下げられ、ヘイズは釈放されてしまう。ヘイズを尾行していたNCISは、マットがヘイズを追い詰めて銃を突きつけている場に立ち会う。マットはケイシーを雇ったのは自分だと認め、自分の手でヘイズに復讐したかったという。ヘイズはマットに事実を認めてきちんと次の裁判を受ける事を約束し、マットが過ちを冒すのを止める。ギブスは検察と交渉することにする。トニーはまるで人が変わったかのように、真面目な仕事人間になってジヴァやマクギーを心配させる。トニーは、一夜限りのつきあいだった女性がインターネットにトニーとの関係を真剣交際だと書き込んで、その後精神病院に入院した事に責任を感じ、自分を変えようとしたという。ジヴァはみんなに愛されるトニーらしさに戻って欲しいと話す。今回の赤毛の検事さん、またまたギブスのお相手になるのかと思いましたが、トニー目当てでしたね。その上、イケメンのスミッティと懇ろな関係になるという、どこまでもだらしない感じで、まあ関わらなくて良かったです。トニーの別人ぶりには本当にびっくりしましたね。何を企んでいるのか、ギブスまでどこか悪いんじゃないかと心配するほど。彼としてはやればできるということなのでしょうが、ジヴァからは「あなたはクラスの道化師役、あなたらしくいればよい」と言われて、元に戻ったのでしょう。このシーンはかなりシッパーを喜ばせる感じ。(笑)でも、メリー・クリスマスのサプライズはせっかくだからもう一日、という事だったのかも知れません。ちなみに、他人をプロファイルするのが趣味なのか、血筋なのか、ジェリーが言われたくないような心の底をズバズバ言うのが面白かったですね。マクギーがアビーに気がある、でもアビーは仕事を優先し、友人でいたいとか、何やらショックなことを言われたパーマー君だとか。ウォルシュ検事にも言われましたが、トニーとジヴァの関係について「あなたたち付き合っているの?」というのは、BONESを真似たものでしょうね。ジェリーはギブスにも真相をずばっと言い当てて、なかなかの腕前でした。こういう風に言われたくないことを言ってしまうから、彼は異動が多いということなのですね。(笑)アビーのターキー・トロット、かわいかったですね。スコット・ジョプリンの「メイプルリーフ・ラグ」に合わせて踊っていました。ダッキーはフェイスブックに登録して、女性からお誘いのメールがひっきりなしに送られてくる。中にはかなり積極的なホットなものもあるらしい。老いてなお盛んなダッキーでした。これにはギブスもお手上げ。(笑)さすがに先週生死の境をさまよったヴァンス局長はお休み、平和なNCISでした。
February 17, 2012
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今週もシリーズとして成熟を感じさせるような、そんなエピソードでした。やっぱりもう、みんな落ち着くべきところに落ち着く、そんな終わり方になりそうですね。エプス家も始めの頃は親子、兄弟のテーマで葛藤があったりしましたが、個人として独立している印象に変わりました。連続銀行強盗を逮捕するために出動したFBI特殊チームが銃撃戦となり、死傷者が出る。リーダーのピート・フォックスはドンの先輩で、経験不足の部下を率いていたという。強盗犯のリーダージム・ウィルソンは現場から逃走してしまう。銃撃戦を目撃した市民の証言はバラバラで、現場に駆けつけたチャーリーは周囲のパノラマ写真を撮影してスペクトラム合成して何が起こったのか再現するという。ウィルソンは怪我を負っていると見られ、携帯の通話記録からサンタモニカの動物病院で手当を受けていると思われる。シンクレアとグレンジャーが病院に向かい、ウィルソンを逮捕し話を聞いたところ、FBI捜査官を殺してはいないという。ドンらは、フォックスの言動に疑問を持つ。フォックスは元ネイビー・シールズで数々の功績を挙げた捜査官だったが、本部勤務からあえて危険な現場に戻っていた。今のFBIの仕事のやり方が自分に合っていないという。フォックスの3名の部下の内、負傷して助かったゴードンによると、犯人が殺された2名の捜査官、ヘイル、リバを撃ったところは目撃していないという。しかし、チャーリーがCGで再現した現場映像ではゴードンの話と矛盾し、ゴードンはヘイルが味方のリバを撃ってしまった事を隠すために嘘を付いたと認める。フォックスの経歴を見直していたシンクレアは、昨年フォックスが性的不品行などで内部調査局の対象だった事実を見つける。フォックスが本部を去った本当の理由はそれだったのか。しかも、死んだリバは内部調査局の覆面捜査官で、FBIの金を使い込んだ疑いでフォックスを内偵していたことが判る。フォックスは自分を窮地に追い込むリバを殺したのか?チャーリーのCGの位置関係からは、ゴードンがリバを撃ったことになる。フォックスとゴードンは交際しており、リバは2人を尾行していたという。ゴードンはリバからフォックスと別れろと言われ、仲間を裏切ったリバに腹を立てていた。銃弾からもゴードンの指紋が検出されたため、逮捕される。ドンはフォックスと対峙し、真相を問う。フォックスはドンに銃を向け、リバによって自分が処分される事を排除したと認める。真実は、ヘイルがリバを誤射し、フォックスがヘイルを撃ち殺し、ゴードンがリバにとどめを刺した。ドンは正当防衛でやむなくフォックスを撃つ。ラリーは今後の身の振り方について、ジュネーブの「神の粒子」の仕事も辞退し、科学大の研究の助成金申請も取り下げたという。ラリーは再び宇宙に関心を持っているという。ドンは尊敬していたフォックスと自分を重ね、成長した部下に追い上げられて焦りを感じ、アランから気弱になっていると指摘される。一つ疑問が。フォックスがヘイルを殺した理由は何でしょうね。誤射に見せかけてヘイルにリバを殺させて、その後口封じに殺したとか?フォックスは若い頃のドンのmentor、恩師で、いろんな影響をドンに与えた。自分がその人の立場になった時、当時のフォックスの大変さもわかるし、次第に衰え第一線が遠ざかっていく寂しさも感じる。堕落していくかつての恩師の姿を見ることはドンにとっても辛いし、自分の姿を重ねざるを得ない。職務で酷い怪我を負い、今は気弱になっているドンとしては、危険を顧みず殉職したヘイルやリバのような勇気ある仲間に対して、自分は何ができるのだろうか。辛くて、ドンのキャラクターが本当に深められたラストシーンだったと思います。もう一つ、科学大では伝統になっているのか、地下トンネルの壁に数式の落書きを残したラリーは、「息子」チャーリーへ旅立ちの心を伝えた。このシーンもまた感動的でしたね。最新鋭の研究所で研究するのも、もはやラリーにとっては若い人の仕事、ということなのでしょうか。自分はただ「宇宙はラズベリーの香り」というような、誰にも達することのできない世界へ誘われる。彼でなければ言えない事なのかも知れませんね。それぞれの次のステップを感じさせるエピソードだったと思います。そういうシリアスさに華を添えたのがシンクレア、グレンジャー、ニッキーのデート大作戦。今シーズンは3人がパートナーを探す事になるのかな。そして、ついに出た!夢のシーン。カップルのデイヴィッドとコルビーがお食事を。(爆)ファンサービスですよね~
February 16, 2012
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ゲストが私の大好きなマイケル・トゥルッコなので、永久保存版にしたいところですが、うーん、ファンとしてはこのエピソードは辛いなあ。(汗)テーマとしてレイプ被害を立証するのは難しい、というのは判りましたが、違和感ありあり。旅行作家のケリー・サンが半裸で公園をさまよっているところを保護される。数時間前にレイプされていると見られるが、本人は混乱していて何も覚えていない。デートドラッグを盛られらしい。仕事仲間の名前を覚えていたことから、ケリーが宅配会社のフリーランスの運び屋だったことが判る。ケリーは70万ドル相当のダイヤが入ったバッグを韓国へ運ぶ事になっていた。空港で荷物を預けた事までは覚えていたので、監視ビデオを分析すると、ケリーが空港のラウンジで男性と酒を飲みタクシーに乗り込んでいるところが映っていた。その男性は仕事で南米に出張することが多いエリック・ルッツで、飛行機がキャンセルになったので、知り合ったケリーを誘い自宅で合意の上寝たと認める。ルッツの自宅にはダイヤが入ったバッグがそのまま残されており、朝目覚めるとケリーがいなくなっていたという。しかし、ケリーはルッツの事も寝たことも何も覚えていない。ケリーからデートドラッグは検出されなかった。ただ、病院に見舞いに来たルッツを見て、ケリーは彼が犯人だと主張する。ケリーから南米で使われるスコポラミンという薬物が検出され、ルッツの家宅捜索をすることになった。この薬は意識があるままで相手の言いなりになってしまい、しかもその間の記憶が飛んでしまうため、レイプの記憶がないという。家宅捜索でこの薬の痕跡や、購入記録は見つからなかったが、ルッツのパソコンからケリーとの犯行の模様を撮影した決定的な証拠が出る。女性を力と言葉で脅して従わせる犯行で、しかも、被害者が他にも4名いて、ルッツは逮捕される。ルッツはあくまで合意の上での行為だと言い、グレイレック検事補は映像でいくら女性に強要していても、被害者が証言しなければ映像は証拠にならないという。ケリーは記憶がないし、他の被害者の身元がわからないため、ルッツは釈放されてしまう。5人の被害者が撮影されたタイムラインを調べるうち、2番目の被害者はインターネットを介してルッツが接触したプロの女性デニスと判る。デニスはレイプを演出したプレイだったことを明かし、ルッツは満足しなかったという。ルッツは3番目の被害者とスポーツジムのジュースバーで出会ったと見られ、顔写真からローレル・アンドリュースだと判る。オリビアとステイブラーは自宅にローレルを尋ねるが、何も覚えていないという。このままではまた被害者が出るというステイブラーに押し切られるかたちで、オリビアが話をすると、ローレルは断片的な記憶を取り戻し、苦しみながらも証言するという。ルッツの弁護士は罪状認否でポルノ依存症による精神障害だったと主張し、裁判でもポルノ映画の是非が問われた。グレイレック検事補は、ルッツに犯行のビデオを見せて弁護側の嘘を追及する。しかし、担当判事のサーバーに問題のある画像や動画が送りつけられているのを発見したオリビアは、あえてそれを判事に示し、審理無効となってしまう。ローレルは意を決して証言したのに、またルッツが野放しになり激怒する。オリビアは執念でルッツが婚約者に婚約指輪を購入し、その婚約者が5人の被害者の第一号だったことを掴み、ルッツに会いに行ってそのことを匂わせる。その後、婚約者に真実を話すと殺すと脅している証拠を掴んだSVUは、ルッツをレイプで逮捕する。全体的にバタバタした印象でした。非常に個人的なこだわりによるコメントになってしまいますが(爆)、このエピソードを撮影した頃は、バトルスター・ギャラクティカの撮影が終わったかどうかというところだと思いますが、何せ「良い奴」それも、スターバックのだんなという、銀河一、忍耐強い男のイメージがありましたから、今回の役柄はあまりにも合わない。というか、これまでのイメージをがらりと変えて、最悪の女の敵という役柄にチャレンジしたのでしょうね。最後は女性陣につるし上げられる形でしたが、オリビアもキムも楽しんでいたのではないかと思うほど。だって何度「あたなのようはハンサムな」て言うんだもの。(失礼しました)ビデオに反応しちゃった(!)マイケル(否、犯人)は妄想爆発でしたが。その後、各ドラマに引っ張りだこなマイケルは、やっぱりイケメンの良い人の役が多い。はっはっは。いずれにせよ、記憶はないのに強制されると拒めない精神状態になる薬というのは新しいアイテムで、怖いですね。自白剤みたいなものでしょうか。真面目な話、先週で多少立ち直ったかと思われたオリビアがレイプ被害の傷は乗り越えられるものではなく、受け入れるしかないのだと話すシーンは辛かったですね。しかも、ステイブラーが未だにそのことを知らずにオリビアを苦しめているということがいつまで続くのかが今シーズンで描かれるのでしょうか。フィクションとして楽しむポルノ制作物により犯罪が減るという日本の研究というのは、本当にあるのかどうか、気になりました。
February 15, 2012
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『逃亡者』事件は単純でしたが、特に前半は緊迫感があって目が離せませんでした。Nataliaにスポットライトが当てられると、やはりEva La Rueの迫真の演技が光りますね。本当にすばらしい。ところで、RyanとMollyは本当にカップルになるんでしょうか。彼にとっては久しぶりの恋愛ネタですね。教会の鐘の音と沈痛な面持ちのHoratio。何をそんなに思い悩んでいるのでしょうか。「Frank、これは彼の手口だ。」あのシーズン始めのプリズン・ブレイクで5名の受刑者が脱獄し、その中に4年前、デイド大の学生をレイプして惨殺したPatrick Clarksonという男が含まれていた。"This is all on us, Frank. This is all of us."「これは私たちのせいだ。」これまで何も出てきませんでしたが、デイド署としてはずっと追っていたのでしょうね。(笑)とにかく、インターネットで物品を売るサイトを利用する女性たちの中からターゲットを探し、関係者を装って自宅に侵入するという手口をNataliaが大学生たちに説明する。「気をつけて」この言葉がまさか、自分に降りかかることになるとは。Nataliaが誘拐される初めてだったでしょうか。手足を縛られ必死にもがく姿は本当にリアルで、ハラハラしました。Patrickは大学の会場にいたのですね。自分のことを殺人犯だと言い広めているNataliaは邪魔な存在に違いない。彼は被害者と同じように残酷に殺すのでしょうか。しかし、ちょっと違うような雰囲気。PatrickはNataliaに「話を聞いてくれ、助けてくれ」という。かなり興奮していて、自分でも何を言っているのか判らない様子なので、Nataliaも話を合わせながら脱出のチャンスを狙う。Evaは本当にダクトテープで縛られたようですね。今日は非番だったRyanが何度もNataliaに連絡を取るも、まだ誘拐されたとは気づかない。早く助けてやってくれ~今回の被害者を発見したのは、隣人のGreg Calomarで、犯人も目撃していた。演じているMark PellegrinoはLOSTやSupernaturalでおなじみですね。始めから怪しさが漂っています。(笑)一方、PatrickはNataliaに「君の家に行って話をしよう」と言われたために、緊張が走ります。どうも、自分は無実であると言いたいらしい。逮捕によって息子と妻を失ってしまったと激しく訴える。この役者さんも上手かったですね。Patrickは瓶を使って女性をレイプするということだったが、今回の被害者からはPatrickのDNAは検出されず、不思議なことに他の女性のDNAが検出された。話は複雑になってきましたね。ところで、新人ラボガールのMollyがRyanに「あなた、今日はオフじゃなかったの?」とRyanもびっくりするくらいの関心度?ですね。オンラインで出会った人と会うのかと聞いたり、かなり積極的な感じですが、Ryanは以前のエリカ・サイクスのようにこういうタイプに好かれるのでしょうか。被害者の以前のルームメイト、Cheryl Brownは医療従事者で威勢が良いというか、関わりたくないというような雰囲気で早口でRyanたちにまくし立てる。被害者は部屋代を払えなくなって家具を売ったりするだけでなく、どうやら売春をして金を稼いでいたらしい。そしてやっとNataliaに何かがあったと気づいたCSIは、最後に目撃された大学へ。Horatioはカメラに気づいて「Mr.ベントンを呼んでくれ。」わーい、Daveは髪を切ると若く見えますね。このままラボにずっと残って欲しいです。やっと誘拐犯がPatrickだと知った頃、Nataliaは必死で拘束を外してPatrickと闘い、車は横転。もうろうとするNataliaの前に、まるで天使のようなHの姿が現れる。もう、これを待っていたんですよ~Calleighが水の中に落ちたときもそうですが、こういう時のHoratioは優しい声で女性捜査官を包み込んでくれます。(笑)助かったNataliaは怪我をしているにもかかわらず、ものすごい勢いで「彼は無実をはらすと言っていた。昨日の晩は前の妻のところに行っていた。」とHに訴えます。すぐに捜査にも戻り、元妻からPatrickの話の裏を取るわけですが、最初の犯行を見直すなどあまりの入れ込みようにEricは「まさか、ストックホルム症候群になったの?」と言うほど。これは捜査官としての彼女の勘なのでしょうか。「パズルが足りない。」Patrickは妻には一貫して無実を訴えていたが、裁判では証拠が揃っていた。証拠を見直してピンときたNataliaは、被害者がサイトで物を売ろうとしたのは本人の意志ではない、誰か偽の売買をサイトに仕込んだ奴がいると主張。CSIはPatrickの最初の事件から見直すことになったのですが、最初の被害者も金の問題で体を売ろうとしていたことが判った。ほんの一瞬だけCalleighが顔を出していましたね。まだまだ本格復帰は先のようですね。でも、のめり込む同僚に対して心配している様子がよくわかりました。Patrickを見たという目撃者は報奨金目当てだったということが判り、捜査の方向はラテックスの手袋を使ったという点で、またCheryl Brownに戻る。しかし、弁護士を呼べと言われて行き詰まってしまう。諦めないNataliaは瓶から指紋以外の証拠を検出することを思いだし、新たに細菌の繁殖を抑える成分が出てきた。これは超音波検査に使うジェルに使われている。それを扱っている業者は何と、目撃者のGreg Calomarだった。この男は自分の罪を、犬を探すためにたまたま被害者の家を覗いていたPatrickに着せた。Gregは、金のために体を売る女性が許せなかったという。この辺の展開は強引ではありますが、やはりNataliaの執念が凄かったですね。証拠を突きつけられたGregは、「正しいことをしたまでだ。」と自分を正当化する。Hは「違う。君はただ注目を集めたかっただけだ。」"They say 'pride goes before a fall.' I guess they are right."「驕る者は久しからずというが、本当のようだな。」Horatioらしいシーンですが、今回の事件でHoratioは何をしたんでしたっけ?(爆)ラストは本当ならHの出番でしょうが、がんばったNataliaが締めてくれました。Patrickは自分を信じてくれたNataliaだからこそ、自首したのでしょうね。それにしても、無実だと言っても、脱獄に警官を監禁してまた刑務所に戻らなければならず、しかも元妻は別の男性と結婚して家庭を持っている。全く浮かばれませんね。裁判でNataliaが力になってあげられると良いのですが。ところで何だか強引にRyanにコーヒーデートを迫ったMolly。この強引さには何か魂胆がある?と疑ってしまいます。Ryanも別に彼女のことは嫌じゃなさそうですが、さて出かけようと思ったら、残り2名となった脱獄囚を捕まえるためにHがRyanにもっと働けと命令する。(笑)今回の被害者が出たのはRyan一人の責任じゃないですが、Hはデートの邪魔をして悪い上司ですね。それに何か秘密の頼み事をするときはいつもRyanだ。さて、残りのエピソードで2人は捕まるのでしょうか。(ちなみに、後一人捕まったのは誰?)RyanとMollyの関係は進むのか?気になるところです。
February 12, 2012
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『内なる敵』2パーターの後半。これまでのエピソードでちょこちょこと出てきた数々の謎に答えつつ、キャラクターたちを深く描いたと言えるでしょうね。本当に上手い脚本ですよね。すばらしい。もちろん、国内の敵ですから犯人は始めから判っていたと言えるでしょう。セーフハウスに戻ったヴァンス局長たちは爆発に巻き込まれてハダールは死亡、ヴァンスも酷い怪我を負って病院に運ばれる。ダヴィード局長は姿を消した。薄れる意識の中、ヴァンスは1991年、NCISの前身、NISにリクルートされたときのことを思いだしていた。海軍大学校の学生だったヴァンスは、NISのウィットニー・シャープ捜査官から誘われて訓練を受ける。やがてアムステルダムで任務に就くことになった。現地ではマカリスター捜査官がハンドラーとなり、ヴァンスは「ロシア人」と接触するように命じられる。ダヴィード局長は誘拐されたらしく、テロリストとして拘束されたヤシンを取り調べるが何も情報がないようだ。NCISでは内部通報者が情報を漏らしているのではないかと考える。一方、マカリスターはダヴィード局長の自作自演ではないかとほのめかす。ヴァンスとダヴィードはかねてから仲が悪かったと言い、過去の情報の中からアムステルダムで行われた「トライデント作戦」のファイルをギブスに手渡す。ダヴィードの行方を追ったジヴァ、トニーとモサドの2人は怪我をしたダヴィードが行き先を文字で残しているのを見つける。リアットはわざとジヴァに情報を隠す。ダッキーの検死で、爆発物は手製の指向性爆弾だと判る。海軍の制服姿でロシア人を待っているヴァンスはイーライ・ダヴィードと出会う。ダヴィードは自分がモサドの局員だということを妻に知られて、妻は子供と共に去っていったという。ダヴィードは「ロシア人」に殺されるので、船に戻れと警告する。そのダヴィードがロシア人にヴァンスの事を話しているのをヴァンスは発見する。ダヴィードの隠れ場所がシナゴーグだと見たジヴァは、ジヴァを信頼しないリアットと対立し2人は激しく闘う。そこに隠れていたダヴィードが現れ、ダヴィードはNCISに戻りギブスの尋問を受ける。今回の検討会でアムステルダムでの事件を議題に入れようと要望したのはダヴィードだった。ヴァンスは偽の任務に就かされていたという。何者かがヴァンスの命を狙った。ヴァンスが選ばれたのは家族がいないからで、使い捨てだったという。ダヴィードはヴァンスの前に現れ、ロシア人がすでにヴァンスのことを知っていて暗殺をしようとしていると告げる。そのロシア人を殺すため、あえてダヴィードは誘き出した。ダヴィードの指導で2人は指向性爆弾を作って殺し屋を待つ。ダヴィードは妻に去られて、闘う相手が必要だという。ロシア人の暗殺グループは一掃されて、ヴァンスは初任務の成功で評価された。ダヴィードもモサドに復帰したという。しかし、肝心のロシア人は国外に逃げた。ロシア人は今もヴァンスを追っているのか。目覚めたヴァンスは任務当時、内部の情報リークの証拠が見あたらなかったといい、NISの幹部捜査員たちが関わっている事を匂わせる。ギブスはヴァンスに護身用のナイフを手渡す。ギブスはシャープ特別捜査官を尋問しなぜアムステルダムにヴァンスを送り込んだのか尋ねる。シャープはヴァンスを将来の局長として採用したと言い、マカリスターの記録の中でロシア人はアナトリー・ズコフだったと明かす。ズコフはギブスがシェパード局長とかつてパリで暗殺した男だった。ヴァンスの病室にマカリスターが現れ、自分の野望のためにヴァンスを使ってロシアの殺し屋がアメリカの水兵を殺した事件を企てた事を認める。しかし、逆にヴァンスが任務をやり遂げたために、サンディエゴ支局に左遷されてしまった。1999年にヴァンスもサンディエゴ支局におり、マカリスターに任務の履歴を書き換えられていることに気づく。ギブスはサンディエゴ支局でヴァンスと初めて出会った。その後、ギブスはマカリスターの命令でズコフを殺す事になったのだった。マカリスターはヴァンスを殺そうとして、逆にヴァンスに刺されてしまう。イスラエルに戻るダヴィードは、ジヴァに父親としての気持ちを伝え、ジヴァもそれを受け入れる。本人が過去シーンを演じるのに、メイクなどを用いて上手く化けましたよね。(笑)これも若返りソフトを使っているのかな。本編がややこしくて判りにくいのはいつものことですが、あの爆弾はマカリスターがセーフハウスに仕掛けたということですよね。人に触れられたくない過去を持つレオン・ヴァンス(これもエピソードがありましたね)は、彼が死んでも誰も悲しまないために採用され、使い捨ての任務で死ぬはずだった。しかし傷心のスパイ、イーライ・ダヴィードがヴァンスを助けようとした。2人の繋がりは深く遠い過去からあるのですね。2人は仲が悪いどころか、ヴァンスの偽りの任務を検討会にかけて本当の黒幕をあぶり出そうと言ったのはダヴィードで、やっと彼の良い奴の面を知ることができました。そして、パリでのズコフ暗殺(113話)がここで繋がった。ヴァンスがファイルから取り出してシュレッダーした紙は、マカリスターがねつ造したヴァンスの経歴だった訳ですね。局長になってやっと自分の過去を消すことができた。そしてギブスはマカリスターとヴァンスの因縁など、知らなかったのでしょうね。そのギブスは初対面の時にヴァンスにデニッシュパンを潰された。(爆)それで、108話のヴァンス初登場の時に、ヴァンスはギブスに金を払った。とにかく、そういった過去の疑問が解決しました。ジヴァは痛々しいほどに父親を心配して、国と国との間の板挟みになっている。冷淡な男かと思われたイーライは、厳しい任務をこなしながらも彼なりに家族に愛情を持っていることが判り、ラストに娘への愛情を見せてくれた。ジヴァは「Sometimes life surprises you」予期せぬ事も起こる、と心を察してダヴィード局長を受け入れる事ができました。良かったですね。あの、ジヴァもどきの女性モサドとの本気の闘いが凄かったし、もしかしたらダヴィード局長にも伝わったかも。ヴァンス局長は重傷で、本来なら当分はお休みになるはずですがどうでしょう。刺したことで立場が危うくなるということはないのでしょうか。
February 10, 2012
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最終シーズン、第1話。突入シーンが印象的、勇ましくて力業系のNUMB3RSとしては、大人しいシーズン・オープナーだったかな。撃ち合いはありましたけど。何となく、今シーズンの終わりを暗示しているような気がしました。ドンのチームは、政治活動家のドミニク・ポークがマッカーサー公園で開く集会での警護に就くことになった。ポークの家柄は何代も続く政治家一家だったが、ポーク自身は反逆児で過激な発言や行動で注目されており、最近では寄付集めのパーティや学校を建てるなど、活動の方向も変わって来た。それでも批判の対象で、脅迫は日常だという。狙撃を念頭に警備計画を練っているところに、突然発砲がありチームが狙われる。チャーリーが咄嗟に射手の場所を割り出してドンらが容疑者を追うが、犯人はあえてライフルと携帯を残し、FBIに「ポークを殺させろ」という警告のメッセージを送ってくる。ポークはこのような事態になっても集会は行うと主張し、場所も変えないという。結局命をかけて闘うといっても、ポークはセレブ扱いだという。チャーリーは「予期せぬ処刑のパラドックス」を用いて犯人の行動を分析する。集会前夜のパーティ会場で、またも爆竹の爆発騒ぎがあった。現場には携帯が残されており、犯人からの電話にシンクレアが応対する。3度目の警告はないという。調理場の監視カメラの映像をアミタが分析し、犯人の顔を割り出す。男はかつて、爆弾テロの捜査線上にあがったことがある高校教師のシェパード・クレーターで、最近は学校を無断欠勤していた。チャーリーはグレンジャーと、公園内の狙撃ポイントを探り、FBIチームを狙ったと思われる12カ所の狙撃ポイントをピックアップする。シンクレアとグレンジャーがその場所を虱潰しに調べるうち、ついにクレーターのアジトを見つけ本人と遭遇する。クレーターはポークが2年前のポートランドでのデモで、自分を支持する仲間を犠牲にしたと非難する。シンクレアは隙を見てクレーターを捕らえようとするが逃げられてしまう。クレーターには息子がいて、2年前のポークが先導するデモで参加者が過激な行動を起こして逮捕されてしまい、その後刑務所で起きた暴動に巻き込まれて死亡していた。ポークは暴力に走った自分の仲間をやりすぎだったと批判し、活動のやり方を変えた。クレーターはポークに対する恨みを晴らそうとしているのか。FBIの再三の中止の忠告にポークは耳を貸さず、集会は行われることになった。しかし、会場に向かう車列は途中でゴミ箱に仕掛けられた爆発物の妨害を受け、ドンの判断でホテルに引き返すことになった。アミタはゲーム理論で分析し、「不完全情報ゲーム」だという。クレーターの仕掛けてくる攻撃を後手に回って対策しているFBIは、実はクレーターの思うつぼではないか。ポークを公園に行かせないようにして、本当の狙撃ポイントはホテルに戻ったポークを撃つための近くのビルの屋上だった。シンクレアとグレンジャーがクレーターの狙撃を止めようと銃を向ける。クレーターは息子がポークに利用された上、殺されたとしてポークを殺そうとした。シンクレアは「あなたは殺人者ではない」と説得を試みるが、クレーターがFBIに銃を向けたために射殺される。チャーリーからのプロポーズをアミタが受け入れ、2人は結婚することを発表する。当然、あの時の答えはYesでしょ。(笑)それでも、2人が家族や仲間の前でよそよそしいので、みんなアミタに何かあって、チャーリーが悩んでいると思ってしまったようです。いや、パパは判っていたのか。みんなも答えを知りたがっていたのでしょう。ラリーは次の仕事のオファーを待っており、夢の実現の最終段階にさしかかっているようですね。宇宙の神秘を解き明かす事になるのでしょうね。グレンジャーは選挙に出る?ドンは腹を刺された傷が、心の傷となっていざとなると、怯んでしまったようです。でも今までがあまりにも危険を顧みない、死を恐れない行動だったので、これくらいで普通なのかも知れません。チャーリーは先人にならって、21世紀の天才学者として次の部屋の住人に「知」のメッセージを残す。これもなかなか書けなかった手紙がやっと書けたということなので、チャーリーも一つの山を越えたという感じですよね。自分の名前が何かではなく、何をしたのか、自分が存在し生きた意味は何だったのか。チャーリーでなくとも、何かしら思うところはあります。というわけで、第1話から何やら終了モード。(笑)ゲストの人の思い詰めた父親の演技が良かったですね。
February 9, 2012
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オリビアエピソードでしたね。SVUはトップの2人をあえてコンビとして扱わずに、単独エピソードをすることで、よりキャラクターを深めることができるのが凄いです。そしてステイブラー留守中はフィンがパートナーになることが多い。ゲストの曹長役の人は見覚えがあるなあと思ったら、「True Blood」のジェイソンじゃありませんか。このエピソード放送時はすでに始まっていたのですね。監督はERのエリック・ラ・サルでした。レイプ被害者のグループセラピーに出ていたオリビアは、海兵隊伍長のジェシー・クルーズの失踪について相談を受ける。警察に通報すれば脱走となり逮捕されてしまう。ジェシーは7ヶ月前任務地で軍の関係者にレイプされ妊娠してしまった。その後帰国し、軍の中では取り合ってもらえないので、わざわざNYまでセラピーに通っていた。それが3日前に急に動揺していたという。住まいの大家に話を聞くと、2~3日前に軍人らしい男が尋ねてきてジェシーと激しく言い争っていたという。バッテリー公園でジェシーの車が発見され、トランクの中からジェシーの遺体が見つかる。背中に刺し傷があり、犯人は胎児を腹から取り出したらしい。ワーナー検死医は残っていたへその緒などから父親のDNAを調べる。JAGのマーカス中佐が分署を訪れ、ジェシー殺害の捜査権について市警が報告しながら進めることになった。ジェシーがレイプされたと告発した件については、捜査継続中で協力できないという。レイプ犯人についてジェシーが誰にも話していないので、同じセラピー参加者で軍人のロシェルに話を聞く。ジェシーは夜間任務中、格納庫でレイプされたが、ジェシーは以前合意の上のSEXをした相手がおり、軍への報告が遅れた。どうやら犯人は上官らしく、犯人がイラクから帰国したと聞いてジェシーは恐怖を覚え逃走したのだという。検死によると、凶器は海兵隊員が持つケーバーナイフで特殊な訓練を受けた者に致命傷を受けたらしい。容疑者が絞られたので、JAGのマーカス中佐にレイプ事件の時の退院の勤務表を提出するように求めるが、マーカス中佐は捜査の終了を宣言する。海兵隊ではレイプの告発については公式の記録を残していないという。グレイラック検事補は強くマーカス中佐に迫って、ついに勤務表を手に入れる。容疑者の可能性があるのは5名だが、ジェシーの母親が分署を訪れ、ジェシーはとある軍曹に付きまとわれていたという。ドミニク・プルイット曹長がNYのホテルに滞在しているとして会いに行くが、プルイット曹長は上官のロステン大尉と激しい殴り合いをしているのに出くわす。オリビアは2人を止めようとして、半年前に潜入捜査時のレイプ体験を思いだしフラッシュバックに捕らわれる。オリビアは初めてレイプの事についてフィンに話す。プルイットはオリビアに対して、脱走したジェシーを連れ戻そうとつけ回したと説明する。ロステン大尉は自分に暴力を振るうプルイットを告発しないといい、こうなった理由についてジェシーとプルイットが関係を持った事を上層部に報告したからという。しかしプルイットはレイプも殺害も否定する。アパートの大家の目撃したのがプルイットと確認されたので、DNAを採取したところで、プルイットは海兵隊側に引き渡される。グレイラック検事補は一般の法廷でプルイットを裁くよう判事に求めるが認められず、マーカス中佐は軍事法廷にオリビアを検察側証人として召喚することになった。DNA検査の結果で、胎児の父親はプルイットではなくロステン大尉であることが判る。SVUはロステン大尉が殴られていた時に一緒にいた妻が殺人幇助を行ったと見て、夫妻を別々に尋問し、妻から夫にレイプされたジェシーを呼び出したという自白を得る。遺棄した胎児の遺体も見つかる。クレイゲンはオリビアの異変に気づき、休職するように求める。オリビアはプルイット曹長に謝罪をした上、自分も被害者だと告白する。プルイット曹長は努力することで立ち直ることができる、とオリビアを励ます。オリビアが今なおというか、今になって苦しみ、レイプ被害者のグループセラピーに通っていたというのもショックですが、いつも職務を忘れず、すぐに警官に戻ってしまうところが辛いですね。そして、その弱みをフィンだけでなく、プルイット曹長に見破られてしまい取り調べでは舐められてしまった。一線を越えそうになり、明らかにおかしいと判るオリビアも珍しいですね。最終的にプルイット曹長はめちゃくちゃ良い奴だった訳ですが、JAGの法務官が出てきたり、「NCISが調べた」など、おなじみの名前が揃うとどうしても、この事件をNCISで扱ったらどういうエピソードになっただろう、と思ってしまいました。NCISは海兵隊や海軍の側から描くので、捜査権も当然のように彼らの手にあるし、組織で隠蔽するという解釈もしたくないでしょうね。いずれにせよ女性と男性の割合が1:9だという軍隊では、いくら規律正しくしてもこういった事件は起きるのだろうと思いました。逆に上官の命令には絶対服従の組織内でのレイプ被害は、それこそ闇の中に葬られてしまいそう。ジェシーを殺し、腹を割いて子供をハドソン川に流した上官はもう、人間とは思えない。だからこそ、女性兵士ではなくプルイット曹長のような熱血漢がいたことはとても印象に残りました。彼は女性隊員は男性以上に任務で活躍し、強くならなければならないという。仕事上で尊敬され、体力実力も付けなければならないということでしょうね。その言葉がオリビアには響いたようで、次週からは元気になってくれるのでしょう。ステイブラーが全く助けになっていなかったのが残念でしたけどね。プルイットの頭に銃を突きつけたのなど、CSIマイアミの世界じゃ何てことはないです。(爆)
February 8, 2012
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『スペシャル・デリバリー』イケメン配達員の華麗なジゴロ生活か?と思いましたが、中身は結構硬派でしたね。それぞれに見所は多かったです。EricとCalleighの出番が少ないのは、それぞれの事情(前話の監督、ママ業)なのでしょうね。ゲストのRaymond Cruzは「クローザー」では口数の少ない熱血刑事ですが、マイアミにも出ていたのでした。(ハリケーン・アンソニーのエピソード)見るからに女性が大好き、女性も彼が大好きというイケメン配達員のDougは、パッケージ以上の物を届けているらしい。(爆)「また明日ね」ということは、Dougに会いたいために、マダムたちはせっせと通販を注文しているのかしら。彼の配達を待っているのは女性だけでなく、若い少年Travisも思い詰めた雰囲気でビデオゲームを待っている。そのDougがトラックの中で惨殺される。荷物は奪われておらず、金も残されていた。"Do you think it might be in parcel ?" "As uaually is, Mr.Wolfe. Usually is."「これも小包に入っていたと思います?」「普通はそうだな。普通は。」という、何てことのないオープニング。(爆)今朝、Dougが配達した先でトラブルを起こした男性がいるというので、まず捜査開始。1番目にクレジットされているRaymond Cruzですから、ただのオヤジじゃないということは予想できますね。ガールフレンドに付きまとうので追い返したということですが、このMarcos Trejoという男は逮捕歴があるものの、今は更正してちゃんとやっているという。大ベテランを前に、Ericも納得です。そして今シーズン第1話で顔を出したNikkiが戻ってきました。どこかに異動していたようですね。「マイアミはもっとフレキシブルだ」確かにそうです。被害者の衣服に付いていたつばから、先ほどのTravisが浮かび上がる。彼は未成年ながらドラッグ所持などで逮捕されていた。「全力で走るマイアミ」は最近ではNataliaまで走るのですね。きっとスニーカーに履き替えているのだと思います。(爆)ジャンキーのTravisは隠し持っていたヘロインを飲み込んでしまい、意識不明に。そして、Dougの次の配達場所だった会社のオーナー、Sheila Hollandが殺されたという。しかも、息子の高校の体育館の折りたたみ観客席に潰されて。どうやら、何者かに追われて椅子の下に隠れたらしい。Dougの殺され方と言い、犯人の激しい憎しみのようなものが感じられます。その他の受取人たちも、危険かも知れない。というので、Frankがしらみつぶしに調べることになった。Sheilaはおもちゃ会社を経営しており、人気の「プリンセス・クリッシー」をDougの運送会社を使って出荷していた。ベルトコンベアをいきなり停止させるHは、いかにもですね。しかも、令状もなく勝手に箱を開けるし。勝手に人形を壊すし。(爆)メキシコから送られてくる人形をSheila自ら詰め直してDougに渡していたのには、理由があった。人形を使ったヘロインの密輸を行っていたのだった。ところで、Hが粉をちろっとなめるのは禁止されている行為だそうです。今週のTraversはニットベストを着ていた!熱いマイアミなのに。(笑)以前はRyanが着ていましたね。そのうち、ベストの事でからかわれるのかしら。Sheilaがヘロインのビジネスと関わっているとしたら、人形からヘロインを取り出す作業が必要だ。配達先に、海軍造船所がありFrankが向かっている。HはFrankの身に危険を察知して、Travisが振り向いたときにはまた「風のように消えた」。(爆)Frankと犯人との激しい撃ち合いでしたね。瞬間異動に近い時間でHが現れて、弾切れのFrankにさっと弾倉を投げ渡す。このコンビネーションの良さは、足かけ9年のコンビならではでしょう。このおじさんコンビは経験十分で、最強ですね。「何で遅かった?」「道が混んでいたんだ」もう、これがあるからマイアミは辞められません。この場所は、人形からヘロインを取りだして製品化して送り出しているところで、邪魔なことにDEAが捜査権を主張してきた。昔のHなら連邦捜査官などには「俺のシマだ」と脅したでしょうが、最近は部下が成長して、ちゃっかりEricが証拠のハードディスクコピーしている。随分頼もしくなったものですね。内部通報があったというので、HはSheilaの夫Peterから話を聞く。気の優しそうなPeterは、2年前にSheilaと再婚して、妻が商売で行き詰まり困っているところに何者かが毎月5万ドルの仕事をオファーしてきたという。SheilaのPCはキーロガーを使ったパスワードが必要で、オファーした人間からのEメールを見るためにWalterとEricがハラハラドキドキのパスワード探しを行う。何と、オファーをしたのは今はまっとうにやっていると言っていたMarcos Trejoでした。ドラッグをSheilaの会社を使って国内に持ち込み、Dougの運送ルートで物品および代金を運んでいた。「箱に入っているのが普通」と言っていた金はMarcosのものだったのですね。しかし、Marcosは2人を殺していないという。改めて配達トラックに何か証拠が残っていないか、CSIが調べることになって、Ryanが「耳マーク」に注目。血痕が飛び散った小包を元の位置に戻して、2人がどういう風に動いたかを再現するのは、正にCSIの王道ですね。ちなみに、ここでまた身長の話になりましたが、Ryanが5フィート9インチ(175センチ)、Walterが6フィート5インチ(195センチ)なんだそうな。いや~さすがWalterは背が高いですね。犯人の耳にはまだ血液が残っているに違いないということで、ここで突然Calleighが出ていました。まだ、フル出演というわけには行かないのでしょうね。徐々に出番が増えてくると良いのですが。ジャンキーのTravisには、彼を心配する人がいた。Sheilaの部下のSeanが始めは他人のような顔をして、病院に顔を出していたのが、嘘だと判った。幼なじみのSeanは、ドラッグに溺れるTravisを心配し何度も立ち直らせようとした。でも、簡単に手に入ってしまう環境では、元を絶たなければどうしようもない。ということで、運び屋のDougと大元のSheilaを殺したわけですが、さすがに同情の表情を見せているHoratioは、「それは君のすることではない。我々が手を打つ。もうすでに止めた。」と諭す。「僕が殺さなければ、Marcosは捕まらなかったでしょ。」「確かに。しかし、君は正義を行う立場にない。今は君に正義が行われる。(You are not the justice system. Now you'll be a recipient of it.)」今シーズンのHoratioの言葉としては、またまた片腹痛いところですが、Horatioが最後までTravisの面倒を見てくれそうなので、良しとします。ドラッグを巡るエピソードとしては、まとまっていて良かったのじゃないでしょうか。
February 4, 2012
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『外なる敵』ジヴァがすっかりアメリカ人になってしまったところで、家族問題を出してきたということですね。以前のエピソードを思い返してみても、結局、ダヴィード一家のストーリーはNCISにとって、ギブスの過去に並んで根幹となるように思います。ところで「アムステルダム事件」て、一体?通行人のクレジットカード情報をスキャナーで盗み、買い物をしていた女性がスパイ行為およびテロ行為でNCISに逮捕される。盗んだクレジットカードは国土安全保障省の監視リストに載っている人物のもので、テロリストがいると思われる。ジヴァとトニーが町中に出て、同じカードを持っている人物を見つけ後を追ったところ、男はモサド局員マラキとわかり、同じく局員のリアットも同行していた。NCISは話を聞くため、2人を連行する。フロリダ沖で海軍大佐バーネットを含む3名が沿岸警備隊に射殺された事件が起こり、遺体と証拠品がNCISに送られてくることになった。バーネット大佐らは木箱を海に投げ捨てた後応戦してきたという。密輸をしていたと思われる。大佐は頭を近射で撃たれ、殺された3名には発射残渣は見つからなかった。回収された木箱には穴が開いており、キューバからその箱に乗り込んだ犯人が大佐らを殺して沿岸警備隊と騒ぎを起こして、その隙に泳いでアメリカに上陸したのではないかと考えられる。ギブスはマラキとリアットに、その事件との関係について追及し、2人は3人組のパレスチナのテロリストを追ってきたと認める。彼らは国際犯罪の再検討会議のためDCにやってくるダヴィード局長を暗殺する目的でアメリカにやってきたという。マラキとリアットは暗殺者を阻止する目的でアメリカに来た。ギブスはダヴィード局長と直接会い、真意を問う。ヴァンス局長が主催する会議では歴代のNCIS局長があつまり、「アムステルダム事件」へのモサドの関わりなどが問われるという。その事件自体、本当にあったのかどうか疑わしい。ギブスはマラキらと共同でダヴィード局長を護衛することになり、NCISはテロリストの暗殺者に向けて、警備の予行演習を行う。その際、ジヴァは自分の後釜のようなリアットと対立する。緊急手配中のテロリストが武器をのせたトラックをカージャックしたという情報が入る。暗殺者たちは複数のマシンガンを遠隔操作できる武器を手に入れたようだ。アビーは感情的で頑なになっているジヴァに父親との和解を進める。ギブスはダヴィード局長を外に連れ出し、テロリストを誘き出す。案の定、2人のテロリストを発見し、一人を拘束することができた。彼らにとってダヴィード局長は殺さなければならない存在という。後はダヴィード局長にとって目の上のたんこぶであるエル=マスリが野放しとなっている。ジヴァは会議に出席するダヴィード局長を護衛することになった。自分を兵士として扱った父親を許せないというジヴァに対し、局長は家族よりも大事な国を守る使命があると対立する。会場に入った一行は、マスリが設置したマシンガンに阻まれ、ダヴィード局長と部下のハダール局員は引き返す。NCISの会議出席者は無事だったが、その後、ダヴィード局長らとの連絡が途切れる…(続く)今シーズンの第1話でダヴィード局長とヴァンス局長が連絡を取り合う中で、「彼を見つけた」というメッセージがありましたね。それはエル=マスリの事だったのでしょうか。会話などから、ダヴィード局長はあえて情報を流してDCにやってきて、それを追ってテロリストが現れるのを待っていたような感じました。だったらしたたかですよね。国レベルではイスラエルとアメリカは味方同士ですが、逮捕されたテロリストの話を聞くと、両者あい譲らずという気がします。ギブス自身ダヴィード局長のやり方を決して認めてはいない。それはかわいいジヴァの後ろ盾として。ジヴァもアビーに言われて避けていた父と対峙しますがさすがに折り合う点はなし。過去のジヴァのエピソードを振り返っても、戦争が日常化している国との違いを感じました。生きるか死ぬか、相手をたたきつぶすまでは終わりはないのですね。ヴァンス局長が今回気乗りしなかった理由は、彼の27歳の時のミスが追及されるかも知れず、この仕事に初めて就いたアムステルダムでの任務が嘘かどうか、真実を知ることになるから、ということですね。この話は初出かな?そして、改めてヴァンス局長とダヴィード局長は古くからの知り合いだという事が判りました。こうなってくると、NCISの前身から始まって、大河ドラマ的な印象です。いつまでも続けられそう。(笑)ジヴァが自分の後任を「娘の代わりか」と言っていたのは、少し寂しさを感じましたね。彼女がいつか父親と本当に和解できるのはいつなのでしょうか。
February 3, 2012
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