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タイトルからして、Gとサム、ケンジーとディークスの間の会話に期待を持たせます。ゲストのAlana De La Garzaは本家のJAGにセクシーな役で出ていましたが、今はもう「Law & Order」のきりっとした検事補のイメージですよね。その前に「ホレイショの妻」というブレイクのきっかけがあったわけですが。外交保安局(DSS)のバンがLAXから荷物を運んでいる途中で銃撃され、積み荷を奪われた。奪われたのはインドからLAに送られた68キロの木箱で、DSSの2人の捜査官、ダイアン・ダンロスとロジャー・クラークが付き添っていたという。外交荷物は税関を通らずに国内に持ち込める。グレンジャー副局長がNCISに捜査を命じ、現場に向かうとすでに2人の捜査官は連邦ビルに撤収した後だった。カレンとサムが事情を聞くと、2人は上司エド・ゴーントの指示に従ったまでだという。積み荷の中身が不要な書類だと追及するが、ゴーントはすぐDCに戻ると言い、席を外す。ダンロスによると、スキーマスクを被った4人組に襲われ、犯人は黒のジープと青のフォード・トラックに乗っていたという。2人の捜査官はその後ボートハウスに移動し、NCISの尋問を受ける。彼らは積み荷の中身を知らないというが、NCISはゴーントが犯罪に関わっている疑いもあるとして、2人に揺さぶりをかける。エリックは交通カメラで逃亡したトラックを見つけ、マリブのワイナリーのバンに荷物を積み替えていたのを発見する。犯人の顔が写っていたので顔認識ソフトで調べると、メキシコのカルテルのメンバーで、ワイナリーで身分を偽って働いている事がわかった。NCISはダンロスとクラークを2人きりにして、様子をうかがう。2人は筆談で「マルタ」という言葉を書いていた。調べるとクラークはマルタ共和国の大使館で出会ったアニカという女性と交際しており、クラークはいずれ仕事を辞めてひなびた片田舎で暮らしたいと思っていたという。カレンとサムはクラークとダンロスを個別に尋問することにする。ケンジーとディークスはワイナリーの倉庫を調べ、盗まれた木箱を発見する。中には大量の薬物と思われる粉が入っており、覚醒剤の材料だと思われる。NCISの侵入を知ったカルテルのメンバーを倒してケンジーらは荷物を没収する。ワイナリーのオーナーはこの荷物の搬入については何も知らないという。カレンはダンロスを尋問し、パートナーとしてクラークとの微妙な関係があることに気付く。ダンロスはゴーントが襲撃以来様子が変だという。そして、直前に見知らぬ男とオフィスで会っていたと証言する。サムはクラークを尋問して、以前にも同じような強奪事件があったと気付く。クラークは何かとダンロスをかばっていた。ゴーントが会っていたのは化学の教授、ジョナサン・スーザとだった。ゴーントは届いた荷物をスーザにチェックさせていたのか。ダンロスは以前の事件を問われて、取引したと匂わす。実はグレンジャーが前回の事件で2人の経歴を削除して、二度目の犯行を待っていたという。カレンはグレンジャーに対して、チームを騙したと非難する。グレンジャーはヨルダンで同様の事件が発生し、ダンロスを内偵役に仕立てゴーントを探っていたという。しかし、今回の事件では互いにかばい合い、誰が疑わしいのか判らなくなってきた。ケンジーとディークスがスーザの自宅に向かうと、スーザは殺されており、隠れていたゴーントが発砲してきた。やむなくディークスが反撃してゴーントを倒す。ゴーントはエフェドリンのサンプルと使い捨て携帯を持っていた。携帯の連絡先には、カルテルが隠れ蓑にしている食品会社があった。明日、貨物機がLAに来てワイナリーから例の木箱を輸送することになっているという。NCISはカレンとサムがダンロスとクラークになりすまして、偽装した荷物を飛行機に届けることになった。しかし、受け取りに来たカルテルのメンバーはクラーク役のサムに、相棒のカレンを殺せと迫る。危機一髪、ケンジーとディークスが突入し、現場を制する。クラークのメールアドレスがカルテルとの連絡に使われていたが、クラークはアニカと一緒にいてアリバイがある。実はダンロスがクラークのメールアドレスを使ってカルテルと連絡していた。ゴーントはダンロスの手下だった。ダンロスは10年も一緒に仕事をしたクラークがアニカと付き合うようになり、引退のことをいうようになったのが気に入らず、パートナーとしての関係が崩れたという。グレンジャーは始めからクラークが怪しいとターゲットを絞っていたが、NCISの捜査で見込みは逆と判った。カレンとサムがコンビを組んでちょうど5年。2人は最初の事件を思い出しつつ、記念日を祝う。グレンジャーとヘティの対立はまだまだ続くのですね。自分の手柄を立てたいのか、個人プレーのグレンジャーが「そら見たことか」と得意満面な様子だったのを、ヘティは最後まで見逃しませんでした。ミスを突きつけてさすがです。クラーク役のCurrie Grahamは悪役で出てくる事が多いので、今回はちょっと引っかけでしたね。仕事一途なダンロスがパートナーへの依存度を高めて、単なる仕事のパートナー以上の感情を持つようになり、次第に堕落していったというのが有りそうな感じだなと感じました。なにせ10年もコンビを組んでいたのだというので、家族以上の関係ですよね。でもそれは双方同じ考えではなかった。やはり男女のパートナーというのは一歩踏み外すと危ないですね。普通はあんなきれいな捜査官の人と一緒で何も心が動かない、という方が無理だと思いますが。(笑)ちなみにお楽しみのケンジーとディークスは、サムとカレンのパートナーシップを「兄弟愛(ブロマンス)」と呼んでからかったり、ディークスが5年は俺たちの関係は満たないだろうなとあれこそ妄想しているのが良かったです。ちなみに、コンビ別れはどちらかが殉職した場合を除くと、ディークスはサーカスに入り、ケンジーは肉体年齢に逆らえずにくミュータントの暗殺者をぞろぞろと生む(your biological clock goes off and you pop out a litter of gifted mutant assassins.)というのが面白かったですね。なにせ、「レイダース」も見たことがない、闘うのが本望のオオカミ少女ですから。ちなみに、例のオオカミの育てられた少女というのは、作り話らしいですね。心理学の教科書にも載っている有名な話だったのですが。カレンとサムは、大切な記念日をいちばん大事な酒で祝おうとするが、封を切るのがもったいないと尻ごんでしまう。いくら苦楽を共にする相棒だとしても、最高の酒は5年程度では開けないか。仕事を偽っているサムは、奥さんのために開ける方が良いでしょうね。(笑)
September 28, 2012
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フィーの世話女房ぶりというか、男前なところが良いですね。そりゃ、男だけでなく女も惚れますって。マイケルは幸せ者だって。傭兵のリーダーはNCISのトレント・コルトでした。道理で見覚えがあったわけだ。ジェイコブを雇った黒幕が仕掛けた爆弾はプロの手によるもので、使われたC4爆弾もかなり古いという。フィオナは作り手を探るため、知り合いのアーマンドに頼んで調べてもらうという。アーマンドはフィオナがアイルランドから脱出するときに世話になり、その後悪事の手伝いをさせられたという関係だった。久しぶりにフィオナと再会したアーマンドは、調べる代わりに武器メーカーのライカー社から徹甲弾を盗み出して欲しいという。警備が厳しい上に、マイケルはピアーズの仕事で協力できないがフィオナは引き受けることにする。サムはマデリンに頼んで、トイレを借りたいと言って施設に入り込み、煙爆弾を設置させる。それにスプリンクラーが反応して、贈り物として持ち込んだナトリウム爆弾が爆発したタイミングを見て、徹甲弾を載せたトラックを奪う。マイケルは裏社会に通じあらゆる犯罪に通じるスティーブ・ケイヒルがカリブ海でミーティングをするという情報を得て、ジェシーを加え監視任務に就くことになった。カリブ海のとある島で、ケイヒルは有名な傭兵のヴァンダーウォールと会っていて、島はヴァンダーウォールの部下が厳重な警備を敷いていた。マイケルらはケイヒルを捕らえ尋問するつもりだったが、傭兵に気付かれ、島から脱出するのが困難になった。ケイヒルによると石油会社が傭兵を雇い、この島を南米を攻撃するための基地としてアメリカの国家機関を潰すのだという。ケイヒルはNSAからリークされたファイルをヴァンダーウォールに届けただけだという。マイケルはケイヒルを雇った世界的なピラミッド・グループの内部警備チームを装い、島の通信施設を破壊した上で、ヴァンダーウォールの前に姿を現し、この島のセキュリティを乱したケイヒルを捕らえたという。ヴァンダーウォールは疑いの目を向けるが、マイケルの巧みな語りで親会社からきたと信じ、ファイルを確認させろと要求するマイケル一行を島の司令部に連れて行く。司令部を守っていた正規兵によると、ジャクソン司令官がファイルを持ち帰ったという。島内の連絡網が機能せず、マイケルらの内部警備担当が訪問することは聞いていていなかったと言われ、ヴァンダーウォールはマイケルらを捕らえて尋問する。そこでもマイケルは、ジャクソンがファイルを売るために盗んでその罪をヴァンダーウォールに着せるつもりだったと、嘘八百を並べる。通信施設を壊したのもジャクソンで、自分たちを殺してもジャクソンの部下がお前たちを殺すと言われ、ヴァンダーウォールはマイケルを信じジャクソンと直談判に行くと言い出す。やむなくヴァンダーウォールに同行すると、ジャクソンはヴァンダーウォールがマイケルに騙されているという。傭兵もジャクソンの部下もお互いに銃を向け合うが、マイケルがジャクソンを逮捕すればヴァンダーウォールが司令官になるとそそのかし、ヴァンダーウォールはジャクソンを撃ち殺す。ヴァンダーウォールがファイルを手放さなず、ピラミッド・グループの上層部とミーティングさせろというので、マイケルはNSAとCIAにヘリで迎えに来させる。ヴァンダーウォール一味と国家機密ファイルは無事戻された。アーマンドはフィオナに今の生活が幸せなのかと尋ねる。マイケルが敵に回しているのは手強い相手ばかりで、もし困ったことがあればいつでも戻ってこいという。フィオナはアーマンドが恋人だったとマイケルに打ち明ける。しかし、金のために人を殺す男だと知り別れたと話す。アーマンドとはいかにも何かあったのだろうという感じでしたが、フィオナは初めて過去の男を語りましたね。彼はめちゃくちゃキザで、金も相当もっているようです。でもフィオナは一緒になれないと自分から別れた。アーマンドの仕事の仕方も容赦ない。多分アーマンドは今でもフィオナに未練があるのでしょうね。だから、今になって頭を下げてでも助けて欲しいというのは、よほどのことだ。フィオナにそう言わせるマイケル・ウェスティンとはどういう男なのだろうかと気になる。倉庫みたいなところで同棲してでも、構わないほどフィオナが惚れたという男。うわぁ、マイケルってすごいんだ。(爆)それくらいフィオナの信頼は固くて同じ目的に向かって行く絆も深いということですね。ステキ。こんな心強いパートナーはないですよね。ピアーズ捜査官は今回初めてマイケルの仕事ぶりを目の当たりにした訳ですが、その場その場で必要な物を調達して、即興で相手を信じ込ませるテクニックには驚いたでしょう。ジェシーは政府に使えるよりもマイケルとの仕事を選ぶという。理由はヨーグルト食べ放題だから。(笑)それだけでないのは明白ですよね。何せマイケルのせいで首になったのにそれでもマイケルに付いていく。マイケルと言えば、銃を突きつけられながらも相手を騙して自分に有利に事を運ぶ。武器や腕力だけではなく、生き延びるためには先に質問しろ、ターゲットに嘘を付かせることができれば同じ側の存在となる、闘いでキーとなるのは情報である、などなど、なるほどと思う事ばかり。優秀なスパイというのは、状況を読んで瞬時にシナリオを作り、本気で演じきる事が必要というですね。マデリンに新しいお相手ができたようです。マイケルに力を貸してくれるのはありがたいですが、そろそろママも穏やかに過ごさせてあげて欲しいですね。
September 26, 2012
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これはテーマとして性犯罪を取り上げるドラマとしては、最も深刻に受け止めたエピソードだと思います。想像を絶する体験をした被害者の魂の訴えに「合意があった」と嘯く犯人はかすんで消えたように見えました。24歳のレイニーがマンションの階段でレイプされたと訴える。犯人はマスクをしていて手にナイフをもって脅したといい、レイニーは手に切り傷を負っていた。恋人のジェイソンを呼んで欲しいというが、ジェイソンは一度関係を持ったが、レイニーに付きまとわれて困っていると断る。日頃から露出度の高い服を着て、何かと騒ぎを起こすレイニーに対して、恋人に振りむいて欲しいための狂言か、という疑いも出てきた。犯人は精・液を残していなかった。SVUから再度質問されたレイニーは、何も覚えていないと繰り返すが、思いだしスキーマスクの下から見えた目は青で、通りかかった黒人女性が助けに入り犯人を攻撃したので、その隙に逃げ出したと答える。その女性は事件の目撃者でもあるが、レイニーは見知らぬ人だと言い、防犯ビデオに写っていた写真から同じマンションで老人の在宅看護をしているナーデリーであることが判る。しかし、ナーデリーは不法移民の疑いがあり、SVUが訪問した後仕事を辞めて姿を消してしまう。クレイゲンはナーデリーを探すよう命じる。一方、レイニーの供述を確かめるため、現場を捜索するが何も証拠が出ない。ただし体内に犯人のDNAが検出されたという。レイニーがジェイソンの家の前で騒ぎを起こして通報された。フアンはレイニーを演技性人格障害だと診断する。しかし、レイニーは本当にジェイソンとは付き合っていて、誰も言うことを信じてくれないと訴える。ステイブラーはレイニーの自宅を向かいのビルからのぞき見ている男に気付く。男はブライス・ケルトンと言い、目の周りに青あざがあった。DNAを取って自供を求めると、ブライスはレイニーがいつも自分を挑発していたので応じてやったと「合意」を強調する。通りかかったナーデリーは行為を邪魔しただけでなく、マスクを外して自分の顔を見たが、彼女が不法滞在者と知り脅したという。アレックスはナーデリーの証言がなければブライスが釈放されると言い、何が何でも探すように言う。レイニーは大陪審の直前に裁判所でブライスと鉢合わせし、初めて犯人であると知る。ところが、レイニーは陪審員の前で急に胸の痛みを訴え倒れてしまう。手の傷から耐性黄色球菌に感染し、すでに多臓器不全の状態であった。アレックスはレイニーから臨終供述を取り、ブライスを殺人罪で問うことにする。そのためにはやはりナーデリーの証言が必要で、令状を取って携帯電話のGPSからナーデリーを見つける。ナーデリーが証言を拒否する理由は、もし違法移民と見なされ本国に送還されると身が危険だからという。ナーデリーは何万人もの女性が集団でレイプされるコンゴから来ていた。レイプは戦争兵器とも言われており、自分自身と幼い娘も民兵に集団レイプされ、夫から家を追い出された上、難民キャンプに来たフツ族の過激派(インテラハムウェ)に誘拐されレイプされたという。ナーデリーのようなレイプ被害者の場合は「亡命」として認められにくいという。ただし、殺人事件の証人のような検察に協力した非移民には「Uビザ」というのが与えられるので、ナーデリーの身柄を守って証言してもらうことにする。しかし、証言をしたあとに移民局がやってきて、ナーデリーは不法滞在で収容所に収容されてしまう。理由はテロリストと結婚していたからで、亡命も「Uビザ」も与えられないという。ナーデリーによると、インテラハムウェが支配するために女性たちを強制的に結婚させていたという。たとえ逃げても捕まり拷問されたり、殺害される。アレックスはジャック・マッコイ連邦検事の手を借りて、ナーデリーを釈放してもらう。ナーデリーは法廷でブライスの弁護側から、なぜ見ただけでレイプと判ったのかと追及され、自分もまたレイプ被害者として本国で悲惨な経験をした事を話す。ブライスに対してレイプ罪は有罪となり、ナーデリーにもUビザが発行された。しかしナーデリーは国に戻り、被害を受けた女性たちを救う仕事をするという。2人は互いに感銘を受け、アレックスもまた紛争地での性犯罪と闘うため、NYの地方検事局を休職して国際刑事裁判所で働くことになった。せっかく復帰したアレックスがまたいなくなるのは寂しいですね。でも、勇気を持って証言したナーデリーに自分の使命を気付かされたのだから、がんばって欲しい。そして今度こそ、SVUにはちゃんとした検事補に根付いてもらいたいものです。亡命というのは政治信条、人種や宗教のために迫害される人が認められるもので、レイプ被害者というだけでは認められない。でも紛争地で女性たちが組織的なレイプ被害に遭っており、話を聞けばそれはもう助けが必要なのは明白。知らなかったこととはいえ、やはりショックでした。ちなみに亡命を申請する人数もハンパじゃなくて、認めてもらうのに2年も収容所で待たされるとか、移民局の問題もあるようですね。SVUは本当にいろいろな角度から問題を見せてくれます。マッコイ検事は前のエピソードで出演予定だったらしいですね。結局カットされて、今回こういう形で名前が出てくるとは。レイニーの不安定な言動はちょっと「Homeland」のキャリーを思い起こさせましました。本当に気の毒でした。
September 24, 2012
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やはりスーダンのストーリーは継続するのですね。情に篤く正義感のあるサムにとっては、潜入捜査はある面できついし、感情的になって危ない事もありますね。ヘティとしては部下の状態に常に気を遣っていますが、人を騙す事がどういう反動をもたらすのか(ヘティはそれを「罪」だと言いましたよね)、なかなか厳しい仕事だなと思いました。NCISの保護下にあり、世界刑事裁判所(GCT)で兄のカレドに対して証言することになっているジェイダが、駐車場で何者かに襲われる。失敗しただけでなく、やり方が荒っぽく、犯人はアマチュアのようだ。犯人の乗っていたSUVは捜索中で、カレド本人については、先日ソマリアで確認されたという。カレンはサムの気持ちを思いやる。ジェイダはスーダンでサムと共同作戦に就いたエルムスリーが対応しており、自宅を訪ねるがエルムスリーは姿を消していた。どうやら家族と共に慌ただしく家を出て行った様子だ。残されていた携帯の履歴によると、エルムスリーは最後にGCTの職員ダリル・マルと連絡を取り合っていた。エルムスリーは家族で脱出すると言っていたといい、泊まると言っているホテルの名前がサムがスーダンで泊まっていたホテルの名前と同じだった。これはエルムスリーからの何かのメッセージか?ジェイダによると兄の連絡員がアメリカ国内にいて、その男アブサム・バクリはコリアタウンに倉庫を持っている事が判った。ケンジーとディークスがバクリの倉庫に入り、逃げようとしたバクリを逮捕する。バクリは自分は実業家であり殺人はしないという。またカレドのことは知らないというが、サムが拷問を行おうとすると、怯えて3週間前にソマリアでカレドに会ったが、殺人の依頼は受けていないと答える。エリックはバクリのPCを調べ、カレドの居場所を追う。手配中だったSUVが見つかるが、監視ビデオにはエルムスリーが写っていた。3人の男たちに何か語りかけており、ケンジーがリップ・リーディングをしてハリウッド・サインを見ろと言っていることが判る。エルムスリーはNCISが自分を追っていることを知って、わざと男たちの顔を監視カメラの方に向けさせたらしい。現場に向かったNCISの前に一人待っていたエルムスリーは、家族を誘拐されてジェイダを殺せと脅されたという。依頼者はおそらくカレドの手下だろうと言い、NCISの助けを待ってひたすら時間稼ぎをしていたという。12時間以内にジェイダを殺さなければ家族が殺されると言い、エルムスリーは逃亡してしまう。監視ビデオに写っていた3人はフランスの対外治安総局(DGSE)だった。そのうち1人は、国際的なコンサルタント会社を経営するモンタルバンで、フランスとカレドの間に何か関係があるのではないかと考え、ケンジーとディークスがモンタルバンの会社に潜入し、サーバーの情報を盗む。暗号を解析したところ、フランス軍からカレドへ、武器を横流ししている事実があるという。カレドに近いジェイダがそのことを知っていて、裁判で証言されたら困ると考えたのではないか。ジェイダは残りの2人について、カレドと会っているのを知っているという。武器商人だという。一方、カレドの居場所を探っていたところ、オンラインでカレドとビデオチャットの回線に繋がる。カレドは妹を殺せという命令は出していないが、もし殺すのなら自分自身で妹に手をかけるという。そして、家名に傷を付けたNCISチーム全員に対して、復讐してやると告げる。エルムスリーの家族を救い出すために、NCISはジェイダと人質交換するという取引をエルムスリーからもちかけさせる。サムはジェイダと2人だけで対面し、任務のために騙したことを謝罪する。出会った事がしかたなかった、と言うサムに、ジェイダはそれを理解できるように努力するということか、と答える。人質交換の場で、双方に緊張が高まりNCISチームが攻撃をかける。エルムスリーの家族は救出され、逃亡したモンタルバンも国土安全保障省に逮捕された。エリックはついにカレドの居場所を突き止める。今スペインにいて、NCISを追ってLAにやってくるという。ヘティはサムに覚悟するよういう。ジェイダに直接会ったサムは何を言われても釈明できない立場で、それでもよく会いましたよね。仕事だから何をしてもしかたないけれど、そこにジェイダがいたことが不幸だった。ほんの少しでも気持ちがあれば言い訳にもなったのでしょうが、そういう不誠実なことも言えない。サムの正直な人柄が感じられました。だからこそ、復讐に向かってくるカレドに対しては、心に秘める激しい思いがあるのでしょう。何が何でもジェイダを守る。ただ、守られるジェイダもそれが辛いはず。まだサムが憎める人だったら少しは救われるのに。また、さすがに拷問の一歩手前で止めるのはテレビドラマだからで、こういう場合何をするのかは闇の中なのだろうなと感じました。そういう重いテーマに絡めて、ケンジー&ディークスはいつものようにお笑い担当。誰が見てもダメでしょ、というようなヒョウ柄のブラウスを着たケンジーに、わがままな上司を演じるディークスが言いたい放題、しゃべりの才能を見せてくれました。まるで夫婦漫才を見ているみたいだわ。ただ、ディークスが「息子として育てられた」と言ってケンジーの触れてはいけない部分に触れてしまったようです。彼女にとっては家族のこと、子供の頃の話しはタブーですね。ネルとエリックも相変わらずで、同じ言葉を同時に言ったとき「ジンクス!」と先に言った方が、相手に何か要求できるというので遊んでいました。政府の捜査機関でこんなことをして遊んでいるとは、誰も想像できません。本家も含め、やっぱりNCISの中のみでしょうね。
September 21, 2012
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ジェイコブ役のCharlie Weberはそんなにマイケルに似ていないですよね。でも、ジェフリーのスタントダブルか、なんて失礼なことを言いました。彼は「バフィ」でベン役だったんですね。あの時とは全然イメージが違う。その後WB~CWなどでいくつもドラマにゲスト出演をしていますし、結構ベテランでした。ザカリア役の人も、もちろんよく見る人ですね。マイケルを装ってビデオに写っていたジェイコブ・スターキーを監視しているが、とてもCIA職員を殺すような人間には見えない。それどころか、ジェイコブ宅にギャングたちが武装して乗り込んできた。ピアース捜査官は出張中で、サムとフィオナはジェイコブを悪党から救い出し、話を聞く。ジェイコブはネットで様々な仕事を受けているといい、謎の男に現金で頼まれただけだという。襲ってきたギャングは、最近引き受けた仕事がドラッグ絡みだったらしく、縄張りを荒らされたと襲ってきたらしい。このままでは殺されてしまうので、ジェイコブに仕事の依頼をした黒幕と連絡を取ることにした。サムの恋人の依頼で、マイケルは別れた夫が息子を預かって、約束した時間に引き渡してくれないというデニースの話を聞く事になった。夫のジョンは弟が陸軍レンジャーとしてアフガニスタンで戦死し、それ以来人が変わってしまったという。非常に苦しんだ末、息子のトミーを守ると言って武装するようになった。マイケルはジョンの自宅を訪ね、元レンジャーとして話しをしようとするがサムが物置に入り込み、アラームが鳴ったため疑われてしまい、ジョンはトミーを連れて家を出て行ってしまう。車に装着しておいたGPSで、ジョンは以前から通っていた訓練キャンプにいることが判る。ここは反政府主義者で過激派による民兵集団が立て籠もっていて、重装備で訓練されているため、容易には近づけない。森林局からC4爆弾が盗まれたという報告もあった。特にリーダーのザカリアが常軌を逸して問題だ。下手に警察に任せると銃撃戦となってトミーが危ない。デニースはトミーのぜんそくの薬を届けて欲しいとマイケルに頼む。マイケルはジョンに直接連絡を取り、デニースからの伝言を伝え面会することになった。その間、サムがキャンプの給油設備に穴を開け、給油のタンクローリーがキャンプ内に入るときに進入する「トロイの木馬」作戦を採ることになった。しかし、なぜかフィオナがタンクローリーにしがみついているのがばれてしまう。キャンプでは携帯電話を傍受し、暗号も解除する技術があるようだ。マイケルが直接ジョンにかけた電話も彼らに知られているはずだ。それならば、ということでマイケルらは完全武装したアジトを偽装し、そこに援軍が来るという嘘の会話をザカリアたちに聞かせる。ザカリアらは大挙して森の中に出ていき、その隙にマイケルらはキャンプに侵入してトミーを探す。トミーはジョンと一緒で、ジョンはマイケルに銃を向ける。ジョンは襲撃に出遅れたため、メンバーからリンチを受け足を折っていた。マイケルはトミーの未来のために父親としてここを出るべきだと説得し、ジョンはマイケルを信じてトミーを預ける。ジョンは息子のためにキャンプに残ってトミーの脱出の助けるという。そのころ、森の中のアジトを攻撃していた民兵たちは、騙された事を知り、連絡を受けたATFに逮捕される。その後、ジョンも無事脱出し病院に行ったという。デニースはマイケルに感謝する。ジェイコブに黒幕から連絡があり、助けてやるので出てこいというので、マイケルが待ち合わせ場所のマリーナへ向かう。船の中にバハマへ来いというメモが残されていたが、それは罠で船には海の深度がトリガーとなる爆弾がしかけてあった。マイケルは自動操縦で船を出し、ジェイコブが死んだと思わせる。船にしかけられた爆弾はプロ中のプロの手によるもので、マイケルらは仕掛けから作った者を探し出すことにする。今回もBN Classicというエピソードでした。あのタンクローリーの下に潜り込んでぶら下がるというのは、スタントとしても危険なアクションですよね。特に解除するとき。ハーネスで身体を固定することで意外と楽ということでしたが、それは内輪のネタだったのかな。爆破ネタもあったし(2回も)、銃撃戦が派手でした。フィオナが格好いい。作戦中は特に。でも、やはりレンジャーとして国に仕え、今もCIAのスパイとして活躍するマイケルと、単に政府に不満を持つザカリアとの会話が肝でした。一対一で丸腰で接するマイケルの度胸がすごいです。相手はプロじゃないし、何をするか判らない。武器で倒すことよりも、無事に話を進める事の方が難しい。さすが百戦錬磨。引くところは引いて、ムダに闘わない。デニースが息子を待っている間、壊れた夫婦関係についてマデリンがいろいろ話しをきいてやったのが良かったですね。マイケルの父親とは別れることもできず、苦しんだけれども、マイケルとの絆が強まった。ベテランのマデリンだからこそ、依頼者に共感してあげることもできる。ジョンも最後は父親として息子の前で格好いいところを見せましたね。やはりBNのテーマは家族だなと感じました。ジェイコブの黒幕捜しは、結局今までの流れと同じ事の繰り返しだとは思いますが、エンターテイメントとしては文句はありません。
September 19, 2012
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これもLena Olinをフィーチャーしたゲストエピソードですね。久々にマンチの出番があって良かったけれど、中途半端な扱いで、一体どうなっているのやら。週末に、高層ビルの男子トイレに女性が連れ込まれた様子が監視ビデオに写っていた。SVUに連絡してトイレ周辺を探すが、被害者の姿はない。前後に停電があり、犯人がその隙を見計らって出入りしたと思われ、クレイゲンはビルのオーナーのリチャード・モーガンとその弁護士ブロックに各テナントの従業員の出社状況を提出させる。58階のトイレの壁に血痕を拭き取った痕が見つかり、被害者をゴミ箱に入れてメンテナンス用のエレベーターに乗せて運んだのではないかと考え、回収される寸前のゴミ箱から女性の遺体を発見する。用意周到なところなど、ビルの事情を知り尽くした犯行だと思われる。マンチが今回の事件と良く似た事件が22年前にあったという。この近くのトレントタワーで事務所を持っていたナンシー・ピアソンが殺され、犯人のハーディは刑務所にいる。ハーディはトレントタワーで掃除夫をしていた。SVUは共犯がいるのではないかと考えるが、ハーディは共犯はいないと言い、自分は無実だと訴える。ナンシーとは当時愛し合っており、証拠の体液の血液型で犯人とされたが、DNA鑑定がなかったため、改めてDNA鑑定をしてほしいと訴えているという。今回の被害者はモーガンの会社で経理部門の秘書をしているレネ・シモンズと判る。死亡原因は首を紐のようなもので締められたものだった。これも、ナンシーの殺害方法と同じだ。モーガンによるとレネは他の従業員と共に、金曜の朝に解雇され会社を退出していたという。犯人は同じビルの別の会社に勤める前夫のマットだというが、マットは殺していないという。それだけでなく、マットはレネとモーガンが浮気をしていたと証言する。現在大手投資会社を経営するモーガンは、22年前、ナンシーから事務所を買い取り、ハーディはモーガンに頼まれ事務所に荷物を取りに行って、遺体を発見したという。実はこの時期ブラック・マンデーの直後で、モーガンは金に困っていた。今も、モーガンの口座には金は少なく投資客に大損させていた。レネはモーガンの投資詐欺に気付き、国税庁に通報しようとしていた。ナンシーも22年前同じようにモーガンの不正を知って殺されたのではないか。SVUではモーガンを逮捕するが、罪状認否で判事は連邦法廷でモーガンを裁く意図があるようだ。投資詐欺ではなく、レイプ殺人で起訴するために、SVUはモーガンの取り調べを始める。ステイブラーは無実の罪で服役していたテイトのことを思ったのか、ハーディを救いたいという。実は保管されていたはずのナンシーのDNA検査が紛失していたことが判る。早速モーガンを尋問するが、自信満々なモーガンは帰り際に投資詐欺の被害者ルーニーに撃ち殺されてしまう。なぜルーニーがモーガンの居場所を知っていたか、謎だ。弁護士のブロックの様子を見ていたオリビアは、ブロックがモーガンの殺人関与について知っているのではないかと察し、事実を話して欲しいと引き留める。ブロックは守秘義務を楯に何もしゃべらないというが、オリビアの説得でモーガンがレネを殺したのは判っていたという。実は22年前にも、ナンシーの事務所を手に入れた直後に空手の帯の飾り額を預かったのだが、今回もモーガンからケースを預けられたという。ナンシーの時は「彼女を殺したの?」と聞くと、モーガンは「殺した」と認めたといい、それをずっと秘密にしてきたという。このことを口外すると、弁護士の免許を失うだけでなく罪にも問われてしまう。預けられていた黒帯からは、ナンシーとレネの表皮組織が検出された。これにより、ハーディは釈放されることになった。ステイブラーはハーディの無罪が決まった直後に、ブロックをレネの殺害幇助の幇助逮捕する。黒帯が凶器であることを知りながらモーガンに返したからで、ステイブラーは自分のミスでテイトが有罪となり、証人が死んだために無実を晴らすことができない事を悔いていた。ブロックもあえて守秘義務を破ることで、レネの死を招いた責任を認め、罪を償うつもりになったという。するとステイブラーは起訴を取り下げたいと言いだし、できないと知ると自由の身となったハーディに、モーガンとの間に何があったのか話して欲しいと頼む。最初は断っていたハーディだが、ステイブラーの熱意に負け、ナンシーが殺された時、モーガンからブロックのオフィスの黒帯を移動させていたと証言する。それにより、ブロックは無罪となり、今後はルーニーの弁護をするという。ルーニーにモーガンの居場所を知らせたのはブロックだった。22年前に正しい事をするべきだったという。ステイブラーが「どっちなの?」と言うように、逮捕と起訴取り下げでうろうろしていましたね。感情が先立つ熱血刑事だからこそ、償いたいという気持ちも正直です。まあ、そのための伏線だった訳ですが、シーズンプレミアで出てきた不運な受刑者をこのために使うとは思いませんでした。でも、こういう無実の罪で20年間刑務所に入っている場合もあるのでしょうね。法手続で、無実と判っていても裁判ができない事もある。いずれあらゆる裁判が見直される事が出てくるのでしょうか。弁護士というのは依頼者が死んでも守秘義務があって、無実に繋がる証言であっても誓いを破ると資格を失うという。しゃべって良いのは、マサチューセッツ州だけ。なるほど、これはえん罪の温床になりますね。とことん法律に忠実であれば、矛盾することも出てくるわけだ。レナ・オーリンは「エイリアス」以来でしたが、さすがに存在感があります。表情だけで感情を表現するのですね。これはマリスカも同じですが、テレビドラマならではの演技方法なのでしょう。空手の帯というのは、やっぱり洗わないものなのですね。(爆)
September 16, 2012
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ついに出てきましたね。副局長が。ヴァンス局長とは対立するというよりも、むしろ管理部長のヘティの方が良いようにあしらっている感じだったので、対抗できる人材を投入してLAのチームを意のままに動かそうということなのか。そういえば、本家でもヴァンス局長とギブスが激しく対立していましたし、副局長のお手並み拝見というところです。それにしても、今週のツボは剣道ヘティですね。お見事です。慌てず騒がず、この武士のようなヘティに近親感を持ちます。日本ネタとしては最高ですね。ちなみにゲイシャ・ハウスてどういうところだろう。(笑)任務中のチームにヘティからの緊急援護要請が送られる。発信地はボートハウスで、カレンたちが慎重に中に入ると、ヘティと共に新副局長のオーエン・グレンジャーが待ち受けていた。ヘティは何も語らず、グレンジャーはチームメンバー一人一人の実力を査定したといい、新たな任務を与える。国防総省のお抱えシンクタンクの職員、ブレント・ボルトンが公共駐車場の階段で拳銃自殺をした。妻のミアも同じシンクタンクの職員で、最近監視されていると感じていたという。グレンジャーはブレントが自殺に見せかけ殺されたと考え、外部に機密が漏れていないか調べるように命じる。まずネルがブレントの後任としてシンクタンクの潜入する。グレンジャーはチームにヘティの伝説的な活躍や名声などがLAチームの仕事の邪魔になっていると言い、新たな敵と戦うためにはヘティから離れるようにチームにもちかける。ケンジーについては、父親の死を調べるため、私的にハワイに行った事について、関わらないよう釘を刺す。シンクタンクの職員の話ではブレントとミアは夫婦仲が悪かったという。監視をすると、ミアは親しい男性と一緒にいた。サムとGはシンクタンクの入っているビルに隣接する公園を見張り、気になる人物をチェックする。妻のミアは尾行されていると感じて拳銃を買ったが、ブラントは危険だといい、拳銃を捨てに車を降りたという。その直後、銃声がして駆けつけるとブラントは死んでいた。近くに銃があったという。ミアは夫を愛していたという。一緒にいた男は文章教室で知り合ったロジャー・マカダムスと言い、保険数理士をしているという。ただし、身元を洗うとロジャーは他人のIDを語った偽物だった。その後、公園にいたコーヒー売りやチェスをしていた男もスパイの過去があることが判る。NCISはミアに事実を伝え、作戦に協力するよう頼む。ミアはロジャーを呼び出し、危険を感じ夫の調査を預かってくれと、USBメモリーを渡す。ロジャーはUSBを理髪店に持って行き、そこに置いてきた事がわかる。ディークスがホームレスの振りをして、理髪店の中に入り込み、隠しカメラを仕掛ける。そこでは何かの情報を集めているらしく、シュレッダー・サービスの会社の箱があった。この会社はブレントのシンクタンクにも出入りしており、箱にトラッキングデバイスを入れて追跡すると、書類を粉砕することなく理髪店に持ち出されている事が判った。箱を回収していた男は、娘を危ない目に遭わすと脅され、仕事を引き受けたという。ロジャーがシンクタンクの向かいのビルに出入りしていることが判ったため、NCISが職場に突入する。そこでは違法に手に入れた情報機器などを解析しており、一同逮捕される。ロジャーはNCISに始め何も語ろうとしなかったが、ついにブレントを尾行していたら銃を突きつけられたので階段から突き落とし、銃が暴発してブレントが死んだと認める。そこに、グレンジャーが現れまだ尋問が終わっていないにもかかわらず、ロジャーの身柄を他所に移すという。他局との取引に使うらしく、グレンジャーはNCISも大きな組織の一部に過ぎないという。カレンらは不服だが、ヘティは短時間にブレント殺害の犯人を暴いたことでチームをねぎらう。ヘティはグレンジャーへ静かな闘志を燃やす。グレンジャーは軍隊式というか、これまでの和気藹々のLAチームとは異質な存在ですね。むしろ、エリックの服装をチェックしたり、どちらかというとギブスに近い雰囲気。いや、策略とか官僚的な面もありますね。百戦錬磨のヘティとしては、そう簡単に引き下がるわけではないでしょう。こちらはどうなるのか楽しみです。気になるのは、父親の死の謎を知りたいと願うケンジーに「ハワイには関わるな」と遮るところですね。何か探られて困ることがあるのでしょうか。この先もストーリーがあるのでしょうね。でも、ディークスがその件について口を挟むのが良かった。。ケンジーはミアの尋問で涙ぐんでいましたが、「愛する人を失う」という、これも気になります。今週のケンジー&ディークスですが、歯科衛生士として男から情報を聞き出そうとお色気作戦を実行していたケンジーに、ややjealousなディークスが良かった。ボタンのかけ忘れもきちんとチェック。ちなみにグレンジャーによると、この手の捜査にはケンジーは向いていないという。ところで、潜入相手の男が何だかディークスに似ていましたよね。「あともう一息で彼は相棒を裏切るところだった。彼は私の言いなりだった。(He was this close from giving up his partner. I had him eating out of my hand.)」と、強がりを言ってみたものの、その辺はディークスはお見通しだったと見た。(笑)何をやっても許せるディークスですが、ホームレス姿も絵になっていました。「本気でがんばったから、ちょっと出たかも」冗談にしても、やだ~ってところがまた男の子だなと。後、ものすごくIQが高くてNCISに来る前にいくつかのシンクタンクからリクルートされていたというのも初耳でした。でも、エリックがネルとランチデートしそうになった男にやっぱりjealousで、邪魔しようとするというのもお決まりです。エリックはかなりその気みたいですね。ネルは全然相手にしていないみたいだけど。
September 14, 2012
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なるほど、ここでスピンオフ映画の「バーン・ノーティス: サム・アックス最後のミッション」が繋がるわけですね。そしてシーズン1「Loose Ends」でマイケルにやられたカルメロや、おなじみのシュガーなど、そろそろ一巡したのかなという感じです。ピアース捜査官は、マイアミの兵器ディーラーから無人航空機を購入しようとしているセルビアの犯罪組織の情報を掴み、マイケルに取引の事前に航空機を奪うように命じる。しかし、すでにブツはセルビア人たちに渡っていて、CIAは犯罪組織に潜入しているスパイを尋問するように命令する。ピアーズは過去にスパイだった婚約者を殺された苦い経験があり、そういうことを繰り返したくないという。セルビア人たちは元軍人など、戦闘経験が豊富で容易には航空機を奪う事は難しそうだ。マイケルは上層部には黙って、ヘロイン・ディーラーの大元、カルメロ・ダンテの力を利用して、カルメロのヘロインを奪う代わりに、それをセルビア人のせいにして、航空機を探させようと提案する。そのためには、サムが目撃者となってカルメロに組織に入り込む必要がある。大変危険な任務だが、サムはフィオナの反対を押してマイケルのために働くという。ディーラーのシュガーから情報を聞き、ヘロインを積んだ車を襲った後、部下と現場に戻ってきたカルメロの前に、レッカー車の運転手を装ったサムが姿を見せる。奪った奴らを知っていると言って、サムはカルメロの家に連れて行かれる。一方、ジェシーはセルビア人グループに接近し、カルメロ一味がお前たちを襲うらしいとたれ込む。携帯電話を買ったマイケルに似た男を捜すため、フィオナとマデリンがマイアミの書記官事務所を訪れ、芝居を打って娘を騙した男を捜したいと担当者に頼み込む。上手く取り入って、政府のデータベースにアクセスすることができ、免許証の写真からジェイコブ・スターキーという男が浮かび上がる。サムはカルメロをセルビア人のアジトへ案内するが、用心していたセルビア人側と撃ち合いになって、カルメロは一味のヴラドを確保する。ヴラドからサムの嘘がばれる恐れがあり、早く片を付けないといけない。マイケルはピアーズに部隊の応援を要請するが、CIAの上層部にかつてサムがコロンビアで痛めつけたマナロらがおり、CIAとして許可していない作戦に応援はできないと断られる。拷問しても、ヴラドと話しが食い違うため、カルメロはサムに疑いの目を向け始める。サムは咄嗟にヴラドの家でヘロインを見たと言い、それを聴いていたマイケルたちが自宅に証拠を仕込む。ブツはマリーナの倉庫にあるらしいと判るが、カルメロはそれでも、盗んだヘロイン全部を見つけるまではサムを開放しないという。CIAはあくまで応援部隊を出さず、倉庫で無人航空機が発見された段階でマイアミ警察を呼ぶことになった。カルメロ一味はセルビア人の倉庫を襲い、荷物を発見するが、ヘロインではないと知り、サムに銃を向ける。そこに海からマイケルが現れ、スナイパーがカルメロらを狙っているだけでなく、警察が到着すれば、CIAスパイを殺し、政府の武器を盗んだヘロインディーラーとして逮捕されると脅す。カルメロはCIAに協力して武器を取り戻したとして保護されることになった。フィオナはマイケルに仲間を危険に陥れないよう、釘を刺す。サムとマイケルはジェイコブを監視し、非合法に銃を手に入れているのを知る。このマイケルそっくりさんを出すから、今シーズンのマイケルの髪型が変わったのかな、と思いました。遠目に見ると似ているけれど(というか、もしかしてジェフリー・ドノバンのスタントダブルの方?)、じっくり見ると別人。黒ずくめのジェイコブはマイケルよりもイケメンと見た。(笑)サムのチャック・フィンリー再来もありましたが、あまりおもしろくなかったかな。でも、サムの有能ぶりはさすがでした。今週のツボはやはりマデリンとフィオナの似ても似つかない親子ぶりですね。「キャッスル」の母親は女優でしたが、マデリンも相当な役者ですよね。悪口を言う対象はマイケルの事ですから笑います。ちらっと、嫁から姑へのファッションチェックなどがあって最高でした。ピアーズに使われるマイケルは、どこかの役所にあったような「すぐやる課」の人みたいで、文句も言わず、よく働きます。元彼の話で涙目のピアーズをさらりとフォローするなど、これまでの政府の人間相手の時とは違いますね。良い人マックスのイメージが残っているからかしら。
September 12, 2012
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これもいつものように、最後になって「これが言いたかったのか」と判るタイプのエピソード。ミーシャ・バートンは久しぶりでした。不幸な生い立ちの若い女性という設定は合っていたかな。「The O.C.」の時との違いは、画面がやたら表情のアップが多い、バストショットが多いという印象でした。だから、意外と顔が大きいんだなという感じです。2人続けて売春婦が街で絞殺され、側に聖書の言葉を記したカードが置いてあった。同じ犯人による犯行と見られ、被害者の一人アビーの体内から検出されたDNAで、法廷強・姦の犯歴のあるマイケル・ギャラガーの名前が挙がる。ギャラガーは妻との間で満たされない欲求を満たすため、ネットで相手を求め、様々なプレイを行ったが、それらはアビーの求めによるもので殺してはいないという。ギャラガーを拘束中に新たな犯行が起こり、サンシャインという売春婦が意識を失って倒れていた。サンシャインは客に拾われたあと気がつくと倒れていたというが、現場から逃げ出してしまう。身元は過去の売春の逮捕歴などから、グラディス・ダルトンと判る。グラディスは不幸な生い立ちの末、子供の頃から非行歴があり、里親の元を転々とした後、叔母の家で生活しているという。SVUがグラディスを訪ねると、叔母はグラディスが売春で稼ぐ金を当てにしている状態で、オリビアはグラディスに今からでも更生の道があると話す。グラディスは客について「神に会わせてやる」と言われたことだけを覚えているといい、売春婦仲間のスパッドが知っているという。スパッドは赤い車に乗った白人だったと言い、その後ステイブラーに目撃情報を伝えてくる。SVUが駆けつけると、男は車の中でスパッドの首を絞めようとしていて逮捕される。犯人は地域の宣教師を名乗るビリー・スキャッグスで、罪深い売春婦たちは天国に行けば救われると、勝手な理屈をまくしたてる。SVUはグラディスに面通しを依頼するが、ビリーがガラス越しに聖書の言葉などでグラディスを脅したため、グラディスは「彼よ」と行っただけで部屋を飛び出して行ってしまう。そして、階段から落ちて救急搬送されることになった。グラディスは妊娠していた。グラディスは出産を機に、良い母親となって生活を変えると言うが、オリビアは子育てはそんなに簡単ではない、と話す。案の定、叔母はグラディスの妊娠を知って、面倒を見きれないとののしる。一方、アレックスはグラディスの面通しでの指摘が不十分だとして、審問で改めて証言するよう求める。仕方なくオリビアがグラディスの家に行くと、叔母に追い出された後で、SVUはネットの情報からグラディスの居場所を掴む。すると、グラディスは客の家で破水して倒れていた。妊娠高血圧症候群による子癇で、病院では急遽帝王切開による出産が行われた。生まれた子供は6ヶ月で、脳内出血など生命リスクの高い状態だった。手術をしても成功率は高くなく、重い後遺症が残る可能性がある。それでもグラディスは育てたいとオリビアに告げる。オリビアは積極的に治療することは子供を苦しめることになるのではないかと言って、エリオットと意見が対立する。どうしてもグラディスに証言してもらいたいアレックスは、グラディスを売春で逮捕するように言う。ビリーを野放しにするわけにも行かず、オリビアは証言を拒否するグラディスを逮捕する。裁判で弁護側はグラディスの犯罪歴などを責めるが、アレックスは12歳でポン引きに支配され、これまで客を取り続けてきたという人生を聞き出し、彼女こそが被害者だと主張する。ビリーが「お前は罪人だ」と激高したため、判事はグラディスの証言を有効を認め、売春容疑の起訴は取り下げられる。グラディスは改めて、やり直して正しい道を進むとオリビアに約束するが、その後オリビアを法定後見人に指定して街を出る。オリビアは残された子供の容態が悪化したため、手術するかどうか、判断を求められる。子供を持っていたら、例えどんなに見込みが厳しくても、治療にお金がかかっても、実際は子供本人が苦しむことになっても、親は生きていて欲しいものだ、というステイブラー。穏やかに死なせてあげる事が子供のためよ、というオリビアに、君には子供がいないからそういうことが言えるんだというやりとりがありましたが、更に実際にオリビアにその選択をさせるわけですね。そんな酷な。これだけでもとても重いテーマなので、その前のグラディスの生き様というか、少女を食い物にするポン引きの罪に関してはどこかへ行ってしまった印象です。せっかくの特別ゲストなのに、最後まで責任を取らせてあげれば良かったのに。自称「神の使い」の男にとって、どうして売春婦が罪深いのか、その辺も掘り下げれば良かったですね。それでも、まあまあでしたね。最近、マンチの顔を見ないなあ。どうしているのかしら。
September 11, 2012
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毎度おなじみ、時季外れのクリスマスエピ。LAですから風景は全くクリスマスらしく見えないですね。でも、優しさを分け与えるとか、自分を犠牲にするとか、親しい友と過ごすとか、ほっこりするシーンがありました。NCISシリーズのスピンオフ元、JAGでもクリスマスエピソードの時は、制作陣からのクリスマス・メッセージが最後に流れましたし、懐かしく感じました。ゲストがたまたまなのか、ERのフランクとドベンコ先生でしたね。CITの工学部のラボに侵入者があり、武器にもなる電磁パルス発生器(EMP)の試作機が盗まれた。研究しているカーライル教授は元海軍のエンジニアで、国防総省の研究をしていた。研究内容については特に敵がいるわけではなく、関心もあまり持たれていないという。強盗に襲われた警備員によると、カーライル教授とは長いつきあいで終身在職権を持っていないという。授業があると言いながらキャンパスから去ろうとするカーライルの行動に不審感を抱いたサムとGが後を追うと、駐車場で自分の車のトランクにEMPがある認める。カーライルは世界中にEMPの脅威を知らしめるために、あえて自分で盗んで今夜、ラボで使う使うつもりだったと白状する。これまでずっと危険性を訴え続けてきたという。ところが、トランクの中のEMPは消えていた。EMPは電子機器を破壊するだけでなく、インフラをずたずたにし、病院などの機器をストップさせる。しかし、カーライルの訴えは大学や政府から無視され、次第に追い込まれていったという。カーライルはEMPを取り戻して欲しいと訴える。EMPの存在はカーライルの研究室の院生たちが知っているというので、ケンジーとディークスが潜入することになった。ディークスは院生のチェスターのロッカーから古い爆弾を見つける。自宅を調べると、多数の爆弾が見つかるが、チェスターは単に爆弾を家具に作り替えるのが趣味だと判る。駐車場の監視ビデオに、サンタクロースの格好をした男が古いグレムリンに乗っていたのが写っていたため、エリックがグレムリンを探す。それによると、グレムリンは元院生のジェレミーが持っていたが、ジェレミーは昨年自殺していた。同じ院生のハマダからもらったものだという。該当のグレムリンは見つかるが、サムが開けようとして突然車の中から発火してしまう。その頃、ラボからVircator(ヴァーケイター)と呼ばれる、電磁波を増幅して高出力で発生する装置が盗まれる。この装置とEMPを組み合わせて使うと、なんとLAの市域全体に影響が及び、全滅することになるという。ヘティはさっそくワシントンに報告し、大惨事を未然に防ぐため全力を尽くすことになる。装置は大型で併せて1トンにもなり、飛行機で運ぶのではないかと考え、ハマダの親戚がチャリティのためにチャーター機を借りている事がわかったため、積み荷をチェックする。しかし何も見つからない。院生のベバンがトラックをレンタルして、4000ドルを受け取っている事がわかったため尋問する。ベバンはトラックをパトリックに貸して、そのレンタル料と口止め料を受け取ったと認めるが、詳しい事は語らない。ディークスが上手く聞き出して、今夜12時にパトリックらが銀行強盗をするらしいと判る。院生たちは高等教育を受けたにもかかわらず、就職がなく将来にも希望がもてないのに、授業料のローンを抱えているという。NCISは、パトリックたちがどこでEMPを発射するかを絞り込んで行き、国法銀行を狙っている事を掴む。サムとGは銀行の屋上に置かれたVircatorとEMPと分離させようとがんばる。時間切れとなり液体窒素で爆発させ、とっさに2人は屋上からロープで宙づりとなる。ディークスとケンジーは侵入者のパトリックとシードを追い逮捕する。カーライルは逮捕されることになったが、自分の行いを反省し、最後に娘に会いたいという。ヘティは保釈金を払ってやることにする。サムは娘との約束で、どうしても欲しいクリスマスプレゼントを探していたが手に入らない。エリックはサムから頼まれて、最後はどうしようもなくなり、自分が買って持っていたポーカー・ポニーの人形をオークションで手に入れたと言って渡す。ネルはテレビ電話で親戚にエリックを紹介し、ヘティはチームメンバーにクリスマス・エールを振る舞う。エリックは以前に盗まれたサムの車を見つけてくれと頼まれ、悲惨な状況になった車を見つからなかったことにした、という話しがありましたので、今回はそのお詫びの気持ちもあったかも。ネルは親戚一同が集まるのに、仕事だと嘘をついている。みんな家族には本当の仕事を言っていないのですね。それでも同僚のエリックのことはよく話しているらしい。思わずテレビ電話でエリックをお披露目することになって、この先また発展があるかしら。今週のケンジーの髪型がちょっと変わって、かわいくなりましたね。休暇はどこか、旅行に行くらしいので、ディークスが盛んにどこへ行くのかと詮索する。ハワイだったら、一緒に行こうよ、とこれまたシッパーを喜ばすような事を言い、クリスマスプレゼントのお肌のお手入れオイルを渡して、ケンジーにっこり。今週のK/Dのツボは「君って、清掃員とつるんでるの?」でした。ケンジーは学生でも違和感ないけれど、ディークスのこざっぱりとした清掃員(janitor)ぶりは違和感ありあり。「連邦捜査官だ」と言われても、「マジ?」という感じでしょうね。今時、アメリカでも技術系の大学や大学院まで出て、望みの仕事に就ける人は16%だとか、聞くと驚きますね。だから強盗をして良いわけはないですが、電磁パルス発生器でどれほどの影響が出るのかは勉強しているのだから、判らないはずがない。厳しく罰せられるでしょうね。スパイダーマン並にビルの屋上からロープ1本でぶら下がったサムとG。どうやって撮影したんだか、アクションは毎回見せてくれます。
September 7, 2012
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シーズンフィナーレ。圧巻の最終回でしたね。ちなみに2話分まとめて90分の放送だったので、録画をミスしました。クレア・デインズの演技も凄かったし、ダミアン・ルイスも熱演。これはもう、シーズン2が気になってしかたないわ。以下ネタバレにつきご注意ください。最後まで書いてあります。ウォールデン副大統領の大統領選立候補の日を前に、ブロディは家族宛の告白ビデオを撮影し、公園の一角に隠す。キャリーは症状が変化し、自宅で引きこもっている。これまでの行動について、刑事責任は問われないが、もうCIAに戻れない事は確かだ。見舞いに来たソールには、ナジールの空白時期について調べを続けてくれと頼む。ソールはブロディのことは忘れろという。キャリーがブロディを愛しているのは明らかだった。逃走中のウォーカーは、国務省近くの高層マンションに住む女性の車に忍び込み、女性を拘束して自宅で狙撃の準備を始める。エスティースは副大統領の出馬声明でウォーカーの狙撃を危惧し、大規模な警護陣を敷く。ブロディは自爆テロの覚悟を決め、心の中で家族との別れを告げる。夜中に礼拝のためにガレージに行ったブロディを、娘のデイナが見つけ、ついにブロディはイスラム教に改宗したことを告げる。翌日、国務省周辺の警備の様子がテレビニュースに流れ、国防関係者が大挙して同じ場所に集まることを知ったキャリーはこれこそがナジールの本当の目的だと察する。見舞いのヴァージルに外に連れ出してもらったキャリーは、現場に向かう。ソールはナジールの空白時期を調べていて、無人機による攻撃が関わっているのではないかと感づく。しかし、エスティースは興味を示さないだけでなく、ウォールデンにそのことを報告する。エスティースもその作戦に関わっており、82名の子供たちが殺されたことで、作戦自体を闇に葬る仕事もしていた。デイナの心配を他所に、ブロディは征服の下に自爆ベストを着込み会場に到着する。スイッチを押すタイミングを計っていたところ、突然ウォーカーが発砲し、ゲインズ顧問が射殺される。現場は大混乱となり、副大統領を始め人々は地下のパニックルームへ逃げ込む。ブロディは地下室でウォールデンに近づくチャンスを図る。キャリーは警備担当になったソールに連絡し、ブロディの目的は関係者全員の殺害だと伝える。マリーン1と呼ばれるのは、大統領専用機ではなくブロディのことで、マリーン2はウォーカーの事だった。2人は連携を取り作戦を実行したのだ。しかし、ソールはキャリーを拘束することにする。現場から逃げたキャリーはブロディの家に行き、デイナにブロディを止めてくれと頼む。デイナは警察に通報したため、キャリーは不審者として逮捕されてしまう。一方、覚悟を決めてスイッチを押したブロディだが、なぜか不発でトイレに入ってベストを点検する。戻ってきたブロディに、キャリーが残していった携帯電話でデイナが電話し、帰ってきて欲しいと念を押す。ブロディは娘の言葉に踏みとどまり、間もなく重要人物の拘束も解けた。翌日、ウォールデンは大統領選に出馬することを表明する。ソールはついにウォールデンが無人機による攻撃に関わっていた事を突き止め、その時の事を記録した映像も見つける。ウォールデンは一切関わるなと突き放す。ブロディはキャリーを告訴するかと言われて、直接キャリーに会う。改めて自分はテロリストではなく、これ以上家族を脅かすと許さないと告げる。キャリーは謝罪するが、打ちのめされて病院に戻る。ソールはエスティースに作戦会議の映像を見せ、これを公にしたいと言うが、エスティースはそれによって世界中でアルカイダに志願する者が出ると反対する。「告白ビデオ」を取りに戻ったブロディは、無くなっていることに気付く。その後ウォーカーに会いに行ったブロディは、ナジールと電話で話し、自爆テロではなく、副大統領の側にいて今後政権に影響を与える立場になる方が有利だという。ブロディはナジールに覚悟を示すため、ウォーカーを殺す。キャリーは電気ショックによる手術を受けて、忌まわしい最近の記憶を消すことにする。ソールは反対し、無人機による攻撃でナジールの息子アイサが死んだ事を告げる。手術のための麻酔をかけられたキャリーは、ブロディが寝床で「アイサ」と言っていたことを思い出す。まあ、予想通りな終わり方でしたね。ブロディが自爆テロを思いとどまったのは娘の声であり、運悪くベストが爆発しなかったことがラッキーに繋がった、という展開になるかと思いましたが、ブロディの決意はそう簡単には覆らなかったということに驚くというか、腹立たしく感じました。自分はテロを実行しようとしていながら、しゃあしゃあとキャリーに「俺はテロリストじゃない」と言ったり、冷酷にウォーカーを殺したり。本気でウォーカーを殴り殺したと思っていたので躊躇いがなかったのでしょうか。妻にも子供たちにも良い顔を見せ、犯行直前はものすごい葛藤を見せていたように思いました。国を愛しているからウォールデンを始め、閣僚を殺すのだという論理もナジールの思うつぼじゃないかという気がします。ただ、確かに無人爆撃機の失敗を公にすればアメリカに危険が忍び寄るでしょうね。ではどうすればブロディは正義を果たすことができるのか?一方、キャリーは本当に気の毒。病気を持ち出されてはどうすることもできず、彼女こそアメリカを守ろうとしているのに。シーズン2ではキャリーの汚名がそそがれるのか、また消された記憶が戻るのか、それとも消えずに残るのか、気になるところです。終わってみれば、ソールの温かいお父さんのような存在感が印象に残ったなあ。
September 7, 2012
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これぞBNだ、というようなエピソードでしたね。人助けのためにマイケルたちがやっていることというのは、趣旨から言うと「レバレッジ」と同じなのですが、こちらの方がやり方が泥臭いというか、依頼人との交流にポイントが置かれているような気がしますね。マックスの後任はマイケルを甘く見ていると言うか、扱いやすいようにも見えますが、どんな本性を隠しているのか、気になるところです。マイケルは自分がマックス殺害現場にいた証拠をもみ消し、何事もなかったかのようにオフィスに顔を出す。誰かがマイケルをはめようとしていて、マイケルはマックスを殺した真犯人を自ら捜すつもりだ。CIAでは、マックスの後任のピアーズ捜査官が着任し、ピアーズは殺人事件捜査の指揮を執る。マイケルは最初に容疑者として捜査線上に浮かんだが、逃げなかった事で対象から外され、捜査に協力することになった。マイケルがかつて軍にいたときの上官からの頼みで、妹の仇を討ちたいというイーサンがやってくる。イーサンもまた特殊部隊の優秀なスナイパーで、CIA入りを考慮しているところだという。イーサンの妹ヘザーは、ブランドンというBFから暴力を受け、意識不明で今病院にいる。まずはブランドンを呼び出すために、実家にブランドン宛の小切手を預けることにする。姿を現したブランドンは自分が殴ったのではなく、ボスのラムジーがやったという。ブランドンは医療保険の詐欺をしているラムジーの下働きで病院関係者に賄賂を渡していたが、そこから一部ポケットに入れていたのを知られ、ラムジーに殴られたという。ヘザーは対抗したために死ぬほど殴られ、病院送りとなった。事実を知り、イーサンはブランドンを殺しそうになる。マイケルはブランドンが警察に届け出ても犯罪に関わっているので取り調べて貰えない、それよりもラムジーにより大きな詐欺をしかけて、犯罪の証拠を掴んで警察送りにしようという。イーサンはサムと組んでラムジーに大きなビジネスの話を持ちかけ、パーティに来るように誘う。マイケルらはラムジーに資金を提供し、仕事のノウハウを手にいれるつもりだ。車などの高級品のプレゼントで、ラムジーはその気になっていく。プレゼントの腕時計の中には盗・聴器が仕込まれていて、マイケルらは犯罪の具体的な証拠を手に入れることにする。マックス殺害の捜査で、マイケルは犯行時の付近の携帯の通話状況をジェシーに頼んで手に入れる。それによると、犯行時に疑わしいプリペイド携帯から公衆電話への通話があった。その携帯電話を販売した店を突き止めて、誰が購入したのか監視ビデオで確認することになった。ラムジーが部下と会話しているのを聞いていたイーサンは、妹の話が出て殺されるかも知れないと知り、我慢できなくなり飛び出して行く。ラムジーを狙撃すると知ったサムとフィオナはイーサンを止めようとするが、間に合わず、やむなくフィオナはラムジーの車を撃って危険を知らせる。マイケルはイーサンに感情的になっては妹を救えないと諭す。相手が自分の財産を自ら灰にするのを待つのだという。ラムジーは襲撃にすっかり怯えてしまい、自分を襲ったのは部下ではないかと疑う。マイケルはこの際、ラムジーに部下たちを警察に売って、証拠のファイルと共に高飛びしようと機転を利かせる。ラムジーは心残りとして、ヘザーの事が気になるという。「殺せ」と言われて、ラムジーは病院に向かう。しかし、すでに張り込んでいた警察官たちがラムジーを捕らえて一件落着。イーサンはCIAを考えるという。監視ビデオをチェックしていたマデリンは、プリペイド携帯を購入した男がマイケルにそっくりだと言う。イーサンはかつてのマイケルなのですね。射撃訓練でマイケルを上回ったという。今回出番がないのかと思っていたら、マデリンが良いところでマイケルの昔を語って、イーサンに話して聞かせなさいという。怒りを貯めたマイケルは、決して暴力で敵を取ることはなかった。そう言う息子に育てたつもりはない。母親と息子の信頼関係というか、しっかりとした絆を感じますね。そのマデリンがびっくり。なんと、監視ビデオに映っていたのはマイケルそっくりの男。歩き方も、外見もまるでマイケル。そこまでしてマイケルにマックス殺しの容疑をかけたいのか?でも、これでおもしろくなってきましたね。マイケル似の犯人だなんて。そう思うと、ジェフリーが今シーズン髪型を変えている理由も、そっくりさんとの違いを出すためか、という風にも取れますね。イーサンに「ミセス・ウェスティン」と呼ばれて、満更でもないフィー。マイケルの倉庫は徐々にフィオナの持ち物で飾り付けられていき、男の子のたまり場のような秘密基地だったあの場所も様変わりしていきますね。
September 5, 2012
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重々しいテーマが多いSVUにしては、コミカルで楽しめました。本当はおもしろおかしく扱ってはいけないのでしょうが、ゲストのKathy Griffinの口達者なところに免じて、許してもらいましょう。SVUチームが性差別や憎悪犯罪にどれだけ真摯に取り組んでいるかはみんな良く知っています。レズビアンが多く集まる街に繋がる路地にある廃墟で、首から血を流した女性が倒れていた。レイプされたらしく、身元の確定に繋がるものは奪われていた。被害者は発見時に警官に「ミッチ」と話したが、その後病院で死亡した。現場に血で描かれたヴァンパイアを意味する落書きを見て、デスメタルのアーティスト、グリーンウェイを疑うが、無関係と判る。その後、検死で被害者は血友病と判り、たまたま首に傷をして過失致死だった可能性もあるという。手がかりがを求めて被害者の写真を公開したところ、レズビアンの活動団体を率いるバブス・ダフィが仲間の女性たちと大挙して警察を訪れる。被害者はメンバーのアリサで、バブスはレズビアンを狙ったレイプ殺人であると主張する。さらに、警察がゲイやレズビアンに対してまともに取り合わないとまくし立てる。やっとアリサにはシャロンという恋人がいるということが判ったため、オリビアとエリオットが事情聴取する。シャロンとアリサは婚約をしており、最後にあったのは2日前のバーだったという。バブスは現場付近で抗議行動やビラまきなど、何かとSVUの捜査の邪魔になる行動をする。被害者が最後に目撃されたバーで聞き込みすると、シャロンは見かけとは違って、暴力的だという。2日前には、アリサを怒鳴りつけ突き飛ばした後、2人は裏口から出ていきシャロンだけが戻ってきたとバーテンダーがいう。シャロンはマッチョなイメージで団体を構成し、過去に暴行の犯罪歴もある。さらに、前の恋人から接近禁止命令が出ていた。しかしアリサのことは愛していて、殺してはいないという。「ミッチ」とはアリサに呼ばせている自分のニックネームだった。喧嘩の理由はアリサからDVのセラピーを受けるよう勧められたからだった。その後、バブスの団体のメンバーから新たなレイプ被害者が出た。同じ廃墟に引き込まれた上、携帯を奪われて、犯人からバブスに対して「次はお前だ」とメッセージを伝えるよう言われたという。現場を写す監視ビデオには犯人の手にクモのタトゥがあるのが写っていた。バブスの身を守るため、警察が自宅で警護していると、男性の侵入者があり逮捕する。しかし手にクモのタトゥはなく、バブスはSVUにその男と恋愛関係にあると打ち明ける。実は自分がバイセクシャルだということに最近気づいたが、日頃の活動でそれを明かすと仲間を裏切るような事になるので言えなかったという。SVUの勧めもあり、バブスは集会で自分がバイセクシャルだとカミングアウトすることになった。その集会で参加者の手に注目していたSVUは、同じ街で印刷業を営むワトリーがタトゥをしているのを見つける。ワトリーはこれまでも、レズビアン街の店に数多くの苦情を寄せていた。それでもレイプ殺人の証拠がないため、オリビアがレズビアンの刑事を装って尋問を行う。オリビアに煽られてワトリーは犯行を自白していまう。バブスはステイブラーへの非礼を謝罪する。このバブスが構って欲しいのかと思うほど、しつこくステイブラーたちの前で因縁をつけるので鬱陶しいのですが、オリビアに言い寄ってみたり、あげくの果てはエリオットもちょっと「味見」したりして、案外憎めないキャラでした。レズビアンだけでなく、バイセクシャル、トランスジェンダーなど性にまつわる様々な意見グループを守れと周囲に攻撃的なのは、そうしていないと怖いから。自分を守るためでもあるという。ちなみに、今回はマッチョなエリオットもレズビアンたちからは全くの無視。(爆)シャロンに殴られた事をフィンにまでからかわれるし、いじられるエリオットがかわいかった。代わりに男前なオリビアがモテモテで、ちなみに「あなたレズビアンじゃないの?」と突っ込まれて、それをエリオットに話すと、「違うの?」とからかわれているのが良かった。そして、それだけでは終わらない、最後は最強のレズビアン刑事として犯人に迫るところが良かった~これは完全にファンサービスでしょうか?「ステイブラーはあなたに欲情しているわ」と言われて、「ありえない」と答えるところもツボでした。
September 4, 2012
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