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こんなに長くしなくても、ちゃっちゃと話を進めれば良いのに、と愚痴が出るエピソードでした。見ていて、眠たくなった。まあ、回想シーンというのはどうしてもそうなるものでしょうが。ちょっと分量が多すぎたですね。シリアへ向かっているはずのクィンは、コソボの村で足止めされる。ここで、物資の補給などをするという。クィンはシリア国境は武器を持ち込めないと強調するが、トラックの中に隠れているように命じられる。キャリーから連絡を受けたアリソンは、まだ具体的にキャリーと会う約束はしていない。イワンはとにかくキャリーに会い、助けるふりをしろという。アダールはソールの拉致にモサドが関わっていると考える。アリソンに手を貸したのではないかと問うと、こうなったのはアダールのせいであり、被害を最小限にしてソールを連れ戻すべきだという。一方、エタイはソールにCIAに戻るか、このままイスラエルに行くか選べという。ソールはキャリーが真実を暴き出すので待つという第3の選択肢があるというが、局長命令でソールは足止めされる事になった。キャリーはラインベックという村の教会にメモを残したとアリソンに連絡する。2005年バグダッド支局を引き継ぐためにキャリーがアリソンと会った時、サミール・ハリルという裁判官と一緒に「イラクの自由作戦」を実施していた。法務省を強化し、暫定政府を支援していこうというものだが、アリソンは疲れ切っており、アメリカの民主主義をイラクに押しつけるのは無理だという。テロリストたちは、弁護士や事務官、暫定政府の支持者を狙い殺している。アメリカ人の死亡者も多数だ。ハリルは、世界で初の法典を作ったこの国で法が重視されない事に不満を持っていた。さらに、スンニー派の裁判官の情報をシーア派死の軍隊に売りつけている疑いがあるアフメド・ナザリという男がいて、アメリカ側には調査を依頼しているのに、一向に進展しない。しかし、アリソンはキャリーに、アフメドは自分の重要な情報提供者「アクロバット」で、任務引き継ぎ後はキャリーにアクロバットは引き継がれるという。アダールから頼まれ、トヴァがソールに会いに来る。今回の亡命騒ぎが公になれば、両国にとって恥となる。ソールはユーセフ将軍を殺害したのはロシアだと主張するが、その証拠はキャリーが持ってくるのを待つしかない。トヴァは明日の朝が期限だという。キャリーはアフメドから奪ったPCをヌーマンの力を借り、開くことにする。初めてアフメドに会った時、アフメドはどんな条件を出しても、情報はアリソンにしか話さないと言った。アフメドはアリソンに執着しており、任地を離れるアリソンに金の問題ではないという。法務省の地下に大量のドル札があり、アフメドはそれを少しずつ持ち出していた。すでに800万ドルを持ち出したという。それを2人で分けようという。アリソンは翌日、アフメドが説得に応じてキャリーに情報を提供すると嘘をいう。アフメドには、逃走先を指示し金を西インド諸島の口座に送金して欲しいと告げる。それを聞いていたのがロシアの情報庁(SVR)のイワンだった。イワンはアリソンを脅し、二重スパイになるよう口説いた。結局、裁判所の爆弾テロでアフメドは死亡したとアリソンはキャリーに嘘をついたのだった。様子が変だと感じたクィンは、兵士たちが世話になっている家に忍び込む。そこにはガスマスクが隠されていた。キャリーの指定した場所でアリソンは待つ。イワンは、離れた場所でアリソンの合図を待ってキャリーを射殺する計画だ。キャリーは、アリソンに自分が狙われる理由がわからないと告げる。狙っているのはロシア情報庁だ。ハリルはなぜ死んだはずのアフメドが生きていると伝えようとしたのか。当時の資料を調べて欲しいと頼んだキャリーは、これを終わらせて自分の人生を取り戻したいのだという。アリソンは二度と流出文書を公表しないという約束を求める。アリソンはイワンに合図を送らず、そのままキャリーを行かせる。クィンは、トラックを乗り換えると聞いて異議を唱え兵士に殴られてしまう。彼らはシリアではなく、ベルリンで事を起こす事になり、化学兵器を積み込む。エタイはソールに、トヴァとアダールが取引し捕まえにくると告げる。とにかく、安全な所に逃げようという。ヌーマンがパスワードを破り、遠隔操作でキャリーに指示を求めてくる。キャリーはアフメドのスクリーンセーバーが南国のバーだという事に気づき、アリソンが離任後西インド諸島で休暇を過ごすのを楽しみにしていたのを思い出す。案の定、アフメドはその場所にいた。キャリーはやっとアリソンが嘘をついていた事に気づく。やっぱり、アリソンが主役でしたね。アダールもソールもまだアリソンの実態に気づかないのに、やっとキャリーが気がついた。それでも遅すぎです。過去シーンは、それを思いつくために延々と記憶をたぐり寄せていたという事ですね。赴任したCIAには、行方不明になったり捕虜になった仲間の写真が飾られ、そこにブロディの写真があった、というのは粋な計らいでした。その段階ではまだブロディが戻ってくるとは全く思っていなかったでしょうね。さすが、クレア・デインズの10歳若い役作りは上手かったけれど、アリソンはどうだろう。やたら女の武器を使って不安だとか、めそめそしているところが、非常に気持ち悪かった。そんなに良い女ですか?それにしても、なぜアリソンはキャリーを殺さなかったのか。イワンは殺したがっていたけれど、元々アリソンは殺しは嫌いだったのか。善人の部分が残っているとは言わせないぞ。(笑)一方、デューリングは明らかにヨナスとキャリーのよりを戻す事は反対のようですね。あれだけ親切にしてくれていて、それなのに心配しているヨナスの気持ちをキャリーに伝えない。なぜ?本当の黒幕がデューリングだった、というオチはないかなあ。一番心配なのは、やっぱりクィンですね。撃たれ、刺され、殴られて、もう今シーズンのクィンはボロボロです。いくら不死身でも死ぬだろう~ベルリンで化学兵器テロをすることに決めたのは、誰なのか。なぜ、途中で目標が変更になったのか、気になりますね。
June 30, 2016
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わーい、ゲストがジェイミー・バンバーだ~シーズン4になって、やっと実現したBSGゲストですね。今回は本来のイギリス・アクセントでしたが、彼のアメリカ英語も流ちょうなんですよね。今後はなるべく早く、エドワード・ジェームズ・オルモスも出て欲しいなあ。舞台はLAですからね。スーパーモデルのクリスタ・クックが自宅で殺されているのが見つかる。自身で911に連絡したが、折れた肋骨が刺さり溢れた血で声が出せなくなったようだ。被害者は頭を何度も床に打ち付けられていて、一人暮らしだった。クリスタには総合格闘技選手のフィリックス・コスターという恋人がいるようだが、今は大きなタイトル戦を前にしていた。さっそく、サイクスらがジムに会いに行くが、犯行時にはオーナー兼トレーナーの兄ディロンと一緒だったという。しかし、フィリックスはクリスタとは1ヶ月前に別れたという。そもそも、交際1年のうち、後半は別々だったという。クリスタには現在他の交際相手はいないようだった。刑務所に行きスライダーと面会したラスティの行動が、弁護側からレイダー警部が息子を送り込んだと判断され、問題となった。2人に召喚状が出ているという。ラスティには悪気はないが、LAPDでは警官の家族が弁護士を要求した後の被疑者に接触することはできないというルールがあり、判事が面会の内容を精査するという。クリスタのPCをチェックしていたタオは、潜んでいたウィルスが職場のPCに感染した事に気づき、あわててLAPDのイントラネットをシャットダウンする。どうも、クリスタはウィルスを送り込まれ、カメラで日常を覗かれていたようだ。そのウィルスの出所を探ったところ、3ヶ月前に受信したメールに添付されていた写真に潜んでいた。メールを送ったのは、クリスタのモデル事務所のオーナーで、無名時代からこれまで新味に世話をしてきたのに、最近では自分を軽んじ、仕事を捨てて大学に行きたいと言い出したという。問題の写真は評判の悪い写真家マルコム・リッチが送ってきたものを転送したという。マルコムは、フィリックスと別れたクリスタに取り入ろうとしつこく、他のモデルともトラブルを起こしていた。さっそく、マルコムの仕事場に乗り込みPC類を押収するが、マルコムは悪びれない。軽犯罪だが、のぞき見で逮捕するというと、自分は殺していないだけでなく、犯行の目撃者だという。顔は見えなかったが、フィリックスのようなジャージを履いた男が犯人だという。マルコムは他の女性ものぞき見ており、シャロンは殺人罪に問わない代わりに、のぞき見た全員の名前を書くようにいう。さらに、過去3ヶ月のクリスタの室内映像も提出するという。マルコムは釈放されるが、のぞき見たのは42人だったとわかり、重大犯罪課は腹を立てる。ラスティは担当判事との面談で、アリスの本名を明らかにするため取り組んでいると主張し、ジャーナリストとしてブログも書いていると話す。判事はそのブログを見てみるという。犯行時間帯、ディロンがコーヒーショップに立ち寄った事がわかり、シャロンは犯行映像に「フィリックス」と呼びかける音声をかぶせてディロンに見せる。ディロンは弟に奇妙なメールが来たため、ぶち切れたが殺すほどは殴っていない、弾みで押しただけだと言っていたと話す。重大犯罪課は練習中のフィリックスを逮捕に向かうが、興奮したフィリックスは暴れて警察官を人質に取り抵抗する。タオの説得に応じたように見えたが、サンチェスが飛びかかり弾みで銃を向けたため、タオは射殺する。フィリックスが激怒したというメールは、プリペイド携帯から送られたクリスタの盗・撮写真で、ひわいなコメントが付いていた。重大犯罪課はこれもマルコムが送ったものとして、嘘をついたので取引はないと告げる。覗いた相手は一人残らず書けと言ったが、タオのPCもLAPDのPCもウィルスに感染させたため、場合によっては愛国者法のテロ行為にも当たると追及する。連邦検事に引き渡せば罪は重くなるが、取引なら過失致死が認められる。マルコムはフィリックスにクリスタを襲わせた。選べと迫られ、マルコムは過失致死となった。ラスティがスライダーとの面会で撮影した動画を見た判事は、いわゆる無実の訴えだとして、ラスティをとがめないという。ラスティは今後もアリスのために捜査を続けるというと、判事は動画をブログにアップしても良いという。判事はシャロンに、ラスティの正義感や情熱を評価し、監視は必要なものの、ブログはもう見ない方が良いとアドバイスする。そろそろ、独り立ちするころだ。犯罪ドラマのゲストで出演すると、大体犯人役や悪い人役ですが、そういう役柄もジェイミー・バンバーは上手にこなしますね。気取った感じも出ていたし、ゲスな面もでていたし、良かった。まじめで青々しかったリー・アダマから、10年以上経って、老けたというのではなく、とても良い感じに年を取っているなと思いました。メアリー・マクダネルは全くそのまま、ローラ・ロズリンでしたけど。(笑)モデルエージェンシーの人は、モデル業を捨てて大学に行きたいというのを「あなたは間違っている」という権利はないのじゃないかなあ。いつまでもモデルをしている事もないのだし、勉強して次の仕事のために自分に投資するものありでは?普通に考えて、事務所が儲からなくなるからと思いますよね。最初、フィリックスの反応がリアルで、兄の方が犯人かと思いましたが、だまされました。タオ御難の日でしたね。あれ、サンチェスが飛びかからなければどうなっていたんだろう。一方、ラスティについては、確かに勝手に行動すると裁判などに影響があるかもしれない。逮捕して自白させても、裁判で負ければ意味がない。今後はいろいろ学びながら取材するという事ですね。検事局などがあまり意識しない、身元不明の被害者たちにしっかりと取り組んでいくラスティの姿はとてもたくましく見えました。理解ある判事さんで良かったです。
June 30, 2016
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シーズンフィナーレ。うーん、やっぱりそうなのか。でも、結果的に良かったのかも。(謎)ネタバレ注意!ディアスはレッドのアドバイス通り、大統領選挙戦を中断し、アレキザンダー・カークを上院のエネルギー委員会で証人喚問するという。カークが過激派から原油を買い、テロ組織に資金供与をしたという疑いがあるというが、もちろんそれはでっちあげで、レッドはカークが証人喚問のために姿を現した時にリズの敵を討つつもりだった。そして、ディアスが大統領になった暁には、リズに恩赦を与え名誉挽回することをもくろんでいた。しかし、カークは動かずアメリカには現れない。レッドはFBIが押収したテロリストの原油をカークのものとして、証拠をねつ造することで、カークを追い詰めることにする。トムはレッドとMr.キャプランにアグネスの監視をされながら、カークを陥れる作戦には関わりたいという。一方、カークは部下にトムの暗殺とアグネスの誘拐を命じていた。カークがアメリカで持っているネクサコ石油会社は全土にタンク車を走らせており、レッドのチームはそのうちの1台をすり替え、タンクの中身を原油にする作戦に出る。ドライバーがすり替えたタンク車を運転し始めたところで、FBIがタンクの中身を調べ逮捕する。さすがに、証拠が出たとなると、カークも委員会を無視する訳にもいかない。起訴されると、アメリカでの資産は凍結されてしまう。レッドはクーパーに復讐する事を伝え、これが終わればFBIでの仕事は終わりにするという。アラムとレスラーは、レッドの復讐に手を貸す事に疑問を覚える。トムとアグネスは買い物中に、監視のキャプランらを出し抜き姿を消す。その頃、アグネスの主治医を脅してトムの位置情報を手に入れた殺し屋は、トムを追っていた。トムがプライベートジェットに乗り込むのを見た殺し屋は、親子がキューバのバラコアに向かった事をつかみ、カークに連絡する。アメリカに入るカークに対して、警備はさらに厳重となり、レッドは直接狙撃できる建物を探す。スナイパーが位置についた時、レスラーがレッドを止めに入る。レッドの狙いは簡単に読め、カークを殺すことは復讐であって正義ではないという。もしリズがいれば、止めるはずだというと、レッドはそのリズがいないのだから、止めることができないという。そこに、トムが娘と姿をくらませたという連絡が入り、レッドはスナイパーのエヴァリーを外し、自分がカークを撃つという。レスラーはレッドに銃を下ろすよう、説得を続けるが、最終的にはレッドに向けた銃を下ろす。しかし、スコープを覗いていたレッドはカークが現場にいないことに気づく。アラムによると、カークはアブダビで確かに飛行機に乗ったはずだが、証人喚問の場には現れなかった。その後、直前にキューバに向かったらしい。レッドはDCを飛び立った親子連れを探すようアラムに言い、嬰児を連れたトムがプライベートジェットでキューバに向かった事を掴む。レッドはそのジェットの持ち主を問い詰め、手配したのはキャプランであると知り激怒する。キャプランは、レッドがリズを守れると信じたためにアグネスを危険にさらした事を重く見て、リズのためにもアグネスを同じ目に遭わせないと考えたという。誘拐を装ったのは、レッドからアグネスを守るためだったという。しかし、キャプランの老婆心がアグネスを奪われる事に繋がった。カークはすでにトムとアグネスを追って、キューバに向かった。キャプランは、驚くべき告白をする。実はリズの死を偽装していて、トムはキューバにいるリズの元に娘を連れて行ったのだった。キャプランは憤るレッドに、そこまでしてでも、娘を守りたかったのだという。レッドはキャプランと共に、潜伏先のキューバに向かうが、カークの手下はトムを倒しアグネスを誘拐していた。レッドはどうしてくれるのかと、キャプランに銃を向ける。一方、誘拐されたリズの前にカークが現れる。カークは自分はコンスタンティン・ロストフと言い、マーシャ(リズ)の父親だというが…ということは、レッドは自分がリズの父親だと勘違いしている?そんなこと、DNA検査すれば判るのに。でも、カークは怪しい輸血のような事をしていましたよね。自分を生物学上の父親として偽装するための、何か怪しいことをしているのか。ロストフとロストヴァだから、確かに親子みたいになっていますけど、もう何があっても信じられない。制作陣のミスリードかも知れない。ここまでひたすらリズが死んだと言われて、疑いようがなかった私はバカでした。ブラックリストは何でもありですものね。もちろん、出産を挟んでメーガン・ブーンは出演し続ける事になります。トムの消息が不明ですが、まあ、スピンオフで活躍するために曖昧にしたのかも知れません。レッドはキャプランを殺さないでしょう。暴走するレッドを諫められるのは、「ケイト」だけですし。全てはレッドの妄想だったのか。それにしても、クーパーとレッドが涙目でお互いを認め合うのは変な感じでした。悪を持って悪を制すというブラックリストだとしても、FBIもグレーを通り越して真っ黒です。止めに入ったレスラーもレッドが撃つ事を認めてしまったし、親しい人が殺されたら復讐もあり、というのはレッドと長く関わったからですね。こうなると、清廉潔白はアラムだけだなあ。来シーズン、復活したリズを助けるために、レッドは本気でカークをつぶしにかかるのか。あるいは、実の父と出会ったリズが運命の鍵を握るのか。リズが「パパを殺さないで」と言えば、レッドも引き下がるしかないし。とにかくリズ抜きでは成り立たないドラマですから、良かったですね。
June 29, 2016
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何だか、急展開ですね。オリビアも油断していたというか、まあ、このための交際だったのかも。ドッズ・ジュニアの存在も、意味がありましたね。それにしても、最近フィンの存在感ないなあ。少女たちが乱交パーティに送り込まれ、そこに判事や議員、検事補など市の要職に就く人々が客として集まるという匿名の通報があり、SVUが潜入捜査を始めた。カリシが客と少女のもめ事に介入しようとすると、用心棒が銃を出し、SVUが突入した。しかし、それは風紀課の刑事で、彼らは2年間極秘に張り込んでいたという。少女たちは恐れているのか、元締めの名前を言おうとしない。また、風紀課の警部は、客に警察内部の者がいるため、潜入は警察内でも秘密にされていて、2人の刑事は悪徳警官役であえてバッジを持っていたという。元締めは大物で、皆それをかばうため口が堅い。少女たちが送り込まれるのはしかたないが、自分たちはその大物を狙っているという。聞きたいことは警視正に聞けと言う。オリビアはパーティを仕切っていた女性が、実はシスターだったと知り驚く。ニーナは、少女たちを救い出すため、組織に潜入しやっと信頼を得たところだという。さらに、風紀課の刑事に何度もレイプされた子もいるという。オリビアはニーナが救い出して施設に入れたキャラから話しを機事にする。キャラは怯えながら、やっと風紀課の2人の刑事にレイプされたと話す。それでも、主催者についてはどうしても言えないという。オリビアはタッカーに報告し、風紀課についてはよく苦情があるので、再度調べると言う。マイクは、父親に探りを入れたが、風紀課がターゲットを隠しているという。タッカーの聴取では、少女たちはストリートギャングに送り込まれているというが、本当の狙いは彼らではない。本部が言うまでは、そのターゲットは明かすことができないという。マイクは元締めそのものが風紀課ではないかという。少女たちが聖ファビオラ高校の子供たちだというと、タッカーはいとこのユージーンが指導員をしているので、話を聞いてみるという。オリビアと2人で学校を訪れると、少女たちが売春をしていることは、告解で知っているが守秘義務があるので、明かすことはできないという。キャラについては、不幸な生い立ちで里親の元で薬物依存になり、退学したという。ニーナについて質問すると、ユージーンは休職したらしいという。どうも、心の病が原因で、子供たちから遠ざけないといけないと判断が働いたらしい。バーバは、キャラを説得して検事局に連れてきて欲しいとオリビアに話す。しかし、キャラは施設の自分の部屋で急性薬物中毒で死亡していた。粗悪なヘロインで、過剰摂取といっても自分でやったとは思いにくい。殺された可能性もあるが、証拠がない。ニーナはその話を聞いて、奴らに居場所を知られたからキャラは殺されたと怯える。オリビアは自分の家でニーナをかくまうことにする。キャラはずっと自分の部屋にいたが、いつものライリー神父の代わりに、昨日はアキントーラ神父が告解に訪れていたという。アキントーラ神父は、キャラが苦しんでいたといい、施設の全ての少女たちに目を配ることは難しいだろいうという。オリビアは隠していたはずのキャラの居場所が漏れたのは、タッカーがユージーンに話したからだと知る。タッカーは激怒し、オリビアが割ってはいるが2人は殴り合いになりそうなほど言い争う。タッカーは令状を取り、ユージーンを調べると息巻くが、オリビアはこの件はSVUに任せて欲しいという。自宅に戻ったオリビアは、ニーナにユージーンの事を聞く。指導員が外部との繋がりがあると言い、タッカーがユージーンのいとこだと聞くと、ニーナは取り乱して私を殺さないでと言って、飛び出していく。バーバのところへ行くと、モリガン神父が少女たちの悲劇を止めて欲しいという要望を伝えに来ていた。アキントーラ神父とユージーンについて調べたいのだが、聖職者には判事はなかなか手を出したがらないという。バーバはオリビアに、タッカーが風紀課を調べているが、彼を信じるのかという。実はモリガン神父は1年間に、風紀課が売春を斡旋しているという情報をタッカーに伝えたが、握りつぶしたという。ユージーンは告解の内容まで伝えたという。オリビアはタッカーを信じているというと、バーバは2人が親密な関係であると気づく。バーバはオリビアに今後は外してくれと言い、タッカーは売春斡旋と殺人容疑で調べられる事になった。タッカーはユージーンにはめられたという。オリビアも本部からSVUから外され、マイクが代理チーフに任命された。みんなが大物と怖がるのはドッズ警視正じゃないのかなあ。マイクが昇進の誘いを断ったことで、オリビアを排除して息子をチーフに据えたかったとか。もちろん、ドッズが風紀課の売春ビジネスから金を儲けていたとは思わないけど。しかし、バーバの涙目がものすごかったなあ~そりゃ、関連部署というか、自分たちの敵と寝たらだめでしょう。タッカーも一番、身の回りを潔白にしておかなければならないのに、オリビアがいくら彼は仕事でやったことよ、と言っても誰も信じない。今度こそ、オリビアがSVUを去るのか?というシーズンフィナーレかも知れませんが、安心しましょう。来シーズンもあります。オリビアのいないSVUはあり得ません。ニーナが鍵を握っているので、とにかく死んで欲しくないです。どこからともなく、フィンが現れ救うのか?
June 26, 2016
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『成り済まし詐欺』原題はどうしてもヘプバーンの映画「シャレード」を思い出させるのですが、実際にネタを使っていますよね。シーズン終盤になって、トニーのエピソードが多くなって感慨深いです。「ケイト」と「ジヴァ」が無事で良かった。(笑)ギブスの代わりに、ヴァンス局長と共に上院議員のパーティに出席したトニーは、ブランスフィールド議員と挨拶をして怪訝な顔をされる。何を勘違いしているのか、上院議員はトニーに「約束は明日のはず。二度と近づくな。」と言い、2万ドル入った封筒を手渡す。NCIS捜査官が交通事故で死亡したという連絡がはいり、しかもその名が「トニー・ディノッゾ」だという。IDの写真は別人だが、被害者はトニー名義のバッジを持っていた。一見、単独事故にみえるが、もう一台の車に追われて接触した痕跡がある。さらに、トランクのアタッシュケースの中からさらに2万ドルが見つかった。トニーはID窃盗に遭い、クレジットカードを止める。ギブスはトニーが2万ドルの件を黙っていた事を怒る。被害者はウエイターや運転手をしているスコット・バイヤーズと判る。顔はどことなく、トニーに似ており、本物のトニーのカードを盗んでブランスフィールド議員を脅していた。ダッキーはバイヤーズの太ももから携帯電話の破片を取り出す。アビーはバイヤーズの車を調べ、接触した部分にビニールの成分があるという。さらに、分光測色計で接触した相手の車の色は年代物のBMWかベンツだという。ブランスフィールド議員をNCISに呼び話を聞くと、数週間前から「トニー」から2万ドルをサッカー場のゴミ箱に入れるよう、脅されていたと話す。脅しのネタは、偽トニーが死んだというと、もう解決したので答えないという。アビーは上院議員の携帯をハッキングし、脅しの理由が女性との浮気現場を撮影した写真が送りつけられているのを見つける。マスコミにばらされたくなければ、2万ドル払えというものだった。女のIDは顔が見えないため、判らない。しかしさらに、約束を破って金を払わなかったので、4万ドル払えというメールが届く。ビショップは、脅されているのは1人ではなく、ケリー議員、マシソン議員もいるという。ケリー議員を脅していたのがバイヤーズ、マシソン議員は別のトニー、ということは3人の偽トニーがいたことになる。ギブスはマシソン議員とブランスフィールド議員になりすまして、金の受け渡し場所を張り込むことにする。偽のトニーは、ギブスが誰かもわからずバッジを見せ、逮捕される。ゴミ箱から金を取り出した偽トニーも逮捕される。2人とも、女に雇われて金を受け取っただけだと言い、2人とも役者だという。トニーの個人的な事は雇い主から聞いていて、受け取った金はバス乗り場のロッカーに入れる。その場所を撮影した映像を見たトニーは、取り出しに来た女が、デートをしたことがあるレア・ラムジーだと気づく。レアとはバーで出会い、メールアドレスを渡したが詳しいことは覚えていない。彼女は、隙を見てトニーからIDを盗んだ。しかもレア・ラムジーは偽名だった。アビーと自宅を捜索したトニーは、冷蔵庫に残るワインの瓶に指紋が残っている事を思い出す。調べたところ、小切手の不渡りや横領などで前科のあるエリザベス・エリオットであることが判る。ケリー議員のメールには、「軍事機密」という言葉があった。ケリー議員は元海軍大尉で、砂漠の嵐作戦の時に参加するはずが、傷病により除隊していた、しかし、後に医師を買収していたことがわかる。それは非公開情報だった。ケリー議員の愛車は1972年の白いベンツで、アビーが見つけたビニールは駐車許可証を貼った部分ではなか。レンタカーを走らせていたトニーは、盗まれたカードを使ったとしてパトカーに逮捕される。NCISのバッジを見せても信じてもらえず、マクギーのおかげでやっと釈放される。トニーは最近焼きが回ったと、自虐的になる。手配中の「レア」こと、エリザベスが見つかり、背の高い方の偽トニーにマイクを仕込み、金の受け渡し場所で見張る。作戦は失敗したかに見えたが、車に隠れていたトニーはエリザベスを逮捕する。エリザベスは「自白書」でケリー議員により、友人のバイヤーズが殺されたと主張するが、ギブスは取引には応じられないと突っぱねる。エリザベスによると、バイヤースから上院議員に追われていると電話があり、途中で切れてしまったという。状況証拠ではケリー議員を逮捕するのは難しかったが、軍事機密には内通者がいるはずだ。ケリー議員の秘書、リサ・マースデンはエリザベスと元同僚で、2人は盗んだ情報で脅しをしていた。ベンツを運転していたのはリサだった。2人の偽トニーは逮捕される。マクギーがデライラと血道を上げていた、新しい原子力空母の命名で、ビショップが応募した名前が最後の10個の選考に入ったという。それはマクギーの父ジョン・マクギーにちなんだものだった。背の高いトニーが本当に似ていたので、もしかしてマイケル・ウェザリーのスタンドインかと思いました。偽物トニーたちがゆるくて、トニーと食事しているシーンは楽しかったです。ギブスが「お前はたるんでいるぞ」とばかりに、叱ってしましたが、自分でも最近何をしているのか判らない、というのが伏線なのかな。レアは感じが良いなと思ったけれど、やり手の詐欺師だったわけですね。トニーの喪失感みたいなものが、どこから来ているのか、自分を取り戻すのに何が必要なのか、説明されるのでしょうか。やっぱり寂しいですね。ほんのわずかなBプロットでしたが、最後はしんみりしましたね。海軍長官、新しい人になったのかな?
June 25, 2016
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うーん、もどかしい。みんな、どうしちゃったんだよ。こらっ、アリソーン!アリソンはイワンに、ソールが機密文書を持ち出してデューリングに渡そうとした事を報告する。そこまでして敵側に接触する理由は、唯一キャリーしかない。キャリーは死んだというイワンだが、アリソンは不安を隠せない。イワンはソールと話せ、という。キャリーは託された大量の文書を読み、ロシア側が隠したがっている情報を探る。やがて、バグダッドで現地の協力者が「オリオール」に連絡を取ろうとして、ベルリン支局が無視したという文書に気づく。オリオールとはキャリーの偽名で、バグダッドで判事だったサミール・ハリルに連絡を取ることにする。クィンのアドバイスを聞いて、宿のテロリストたちがトルコでテロを行う事になり、クィンに手伝って欲しいという。大金が必要だと言うと、彼らを資金援助しているアブ・アル・カドゥリが金を出してくれるという。クィンは無関心を装いながら、アダールに連絡を取る。サミールからキャリーに連絡があり、5ヶ月前に爆破テロで死んだはずのナザリを近所で見たので緊急連絡したという。ナザリは裁判所の事務官で、金を受け取って情報を流していた。それが生きている。よく知らない諜報員がサミールに会いに来たが、キャリーでなければ話さないと、ひたすらキャリーの連絡を待っていたという。アダールはクィンがベルリンにいることに驚き、ソール関係の情報はないかと尋ねる。クィンは釈放された過激派が国外でテロを起こし、副司令官のアル・カドゥリに近づく事ができると話す。アダールは、作戦実行の許可を与える。テロリストたちは現地で掃討するつもりだ。アリソンはアダールに、監禁中のソールをホテルに戻して自分が秘密を聞き出すと説得する。ソールはアリソンが2重スパイだと気づかず、キャリーに文書を渡したことを話してしまう。キャリーが文書から、真相を掴むのには72時間は必要だ。アリソンはキャリーが生きていた事を知り、ショックを受ける。すぐさまイワンに報告するが、イワンは手下をアムステルダムに向かわせるという。キャリーはサットンとヌーマンをデューリングの屋敷に呼び寄せ、アフメド・ナザリを探して欲しいと頼む。サットンは手に入れた文書の残りを欲しがるが、キャリーは断って、ヌーマンが見つけ出したナザリの妻のアムステルダムの住所を手に入れる。アムステルダムに向かったキャリーは、かつての協力者イサムと再開し、ナザリが妻と暮らしている事を確認する。キャリーはイサムにナザリを監視させて、留守になった家に入り手がかりを探る。しかし、ナザリはイサムの目の前で連れ去られ、キャリーは家に戻ってきたイワンの手下に追われる。脱出したキャリーは、イサムがタクシーの中で殺されているのを見つける。ソールはついに帰国させられることになった。洗濯物の回収を頼むと連絡したソールは、ホテルの駐車場で黒ずくめの男たちに拉致されてしまう。しかし、それはソールの要望に応えたイスラム大使館のエタイの指示で、ソールはイスラエルに亡命を求める。キャリーはベルリンに戻る途中、アリソンにどうしても話したいことがあるので会いたい連絡を入れる。それは誰にも言わないで欲しいという。アメリカ、ロシア、イスラエル三つどもえの諜報合戦になるのでしょうか。アリソン役の女優さん、ちょっと演技が大げさな感じします。ロシアの諜報機関が長い年月をかけて、いずれはCIA長官にとアリソンを育て上げてきたというのは、古いスパイ映画見たいだなと感じました。いくらなんでも、CIAをなめちゃいけない。でもまあ、彼女のような悪役がいるから面白いですね。この先、キャリーだけは二重スパイを見抜いて欲しいし、もう別れたと言いつつ、デューリングはヨナスの気持ちを察して2人を応援しているようなので、キャリーの危機にヨナスがまた登場して欲しい。何せクィンはトルコ~シリアで作戦に関わっていますから、間に合いません。一体全体、本国の許可もなく、隠密作戦に出るクィンって、良いの?アダールに権限があるから、大丈夫なのか?命令には忠実ですね。それにしても、クィンの傷の治りが早いですね。スーパーソルジャーだ。思ったのですが、ヨナスの存在は、立場が違いますがキャリーにとって、ブロディみたいな感じかな。何も無ければ湖の別荘に娘と一緒に連れて行って、穏やかな生活を送りたい。でも、無理。(笑)2人は住んでいる世界が違うから。
June 23, 2016
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事件の方はすぐに犯人の目星が付きましたが、やはりMajor Crimesだなあ~と思わせる結び方。サンチェス役のレイモンド・クルーズはすごい役者さんだと思います。あの「ブレイキング・バッド」の時のぶっとんだ演技とは対局にありますね。ロングビーチから車が逃走し、警察車両が追いかける様子がテレビで放送された。逃走車はLAに入って、停車していた車両にぶつかって止まったが、トランクから人が転がり落ちたのが移し出された。重大犯罪課が現場に行くと、運転していた男はフロントガラスに頭を打ち付けて死亡したが、身元がわからない。運転していた車はロングビーチの精神科医ジャスティン・ヘンソンで、トランクの男もヘンソンだった。ヘンソンは運転席に座っているところを、後部座席から撃たれたようで、6発発射したうちの3発しか当たっていなかった。凶器は車内で見つかる。車を追跡していた警官によると、運転中に携帯をかけているのを見て、止めようとしたら逃げたという。しかし、車内には携帯がなく、シャロンはテレビ中継を見直してどこかで投げ捨てたかどうか、調べるようにいう。車内には誰のものかわからないカバンがあり、中から「月曜日のやることリスト」が見つかる。なぜか「青物市場に行く」が2回書いてあり、服を着替えていることから、ヘンソンを撃ったと考えられる。検視で、男の胃から直前に飲み込んだと思われるメモが見つかり、ヘンソンの住所が書かれていた。結婚指輪には「ジャニス」と書かれていた。ヘンソンは主に12~18歳の患者を専門に診療しており、やることリストと胃のメモの筆跡は異なった。ヘンソンの妻、コートニーは患者の親たちは医師を恨む事が多いという。夫よりも20歳若いコートニーは、運転していた男の事は知らないと言い、ヘンソンの元患者だった。その筆跡はリストともメモとも一致せず、家宅捜索に同意した。失踪課のオデルノ刑事によると、昨日提出された失踪届の中で運転手と一致する者があり、その妻はジャニスだという。ジャニス・ウォードは人気のシェフで、夫のランドールとレストランを経営していた。信用情報を調べたタオは、かなり苦しい状況だという。シャロンは鬱ぎがちなサンチェスを気にかけ、フリンと組ませて外に出るように仕向ける。ランドールの家を訪ねると、すでに顧問弁護士のホランドがいて、財務の件で今朝ランドールに呼ばれていたという。ジャニスは、ランドールからは新たな投資家を見つけたとメッセージがあり、それはダウンタウンに新店舗を開くためだという。しかし、非通知なので出なかった。それで携帯にかけ直すと夫は携帯を家に置いたままだったという。重大犯罪課はランドールの家を家宅捜索し、妻の車から2万ドルの現金を見つける。コートニーは同じホテルを何度も利用しており、浮気相手がいるようだった。バズがやっと携帯を投げ捨てた場所を特定し、回収したところ、ランドールの携帯からは、当日にジャニス宛とホランド宛の通話があり、更に、5日前にコートニーと会話している事がわかる。コートニーは嘘をついていた事になり、2万ドルは夫を殺す報酬だったのか。ジャニスとホランドにランドールが依頼殺人を引き受けた後、死亡したと告げると、ジャニスは動揺し店が傾いている事さえ知らず、車の中の金については何も知らないという。ホッブス検事補は取引をもちかける。コートニーが2万ドルを支払った証拠は見つからず、コートニーは夫が患者のことばかり考え夫婦間が冷え込んだので、浮気に走ったと認める。ランドールからの電話について、病院から転送されてきたもので、息子の月曜日の診療を希望したので、すでに先約があると答えたという。やることリストの中にある、月曜日の予定をチェックと一致する。フリンが金の流れの証拠を見つけ、シャロンはジャニスとの取引を中止させる。新たな殺人の証拠が見つかったというので、二度目のミランダ警告をした上でジャニスを逮捕すると、ホランドはその証拠とは何かという。タオは胃から見つかったメモを見せ、ホランドの筆跡と一致するという。ホランドは銀行から2万ドルを2度引き出していた。先の2万ドルは依頼金としてランドールに渡し、残りの金はまた自分の口座に戻した。ランドールはジャニスに金を残したかったので、メモを飲み込んだようだ。ホランドは8ヶ月前、娘のことでヘンソンの診療を受けていたが、娘は自殺した。サンチェスが心のこもった話でホランドを説得すると、ホランドはやっと娘がヘンソンが処方した抗不安剤を飲んで自殺をしたと話し始める。携帯を握っていた娘は、何度もヘンソンに電話をかけていたが、ヘンソンは後でまたかけ直して欲しいとメッセージを残していた。いつでも電話して良いと言っていたのに、無視された娘は家中の薬を飲んで死んだ。ランドールは顧客で妻の店のために金を必要としていた。死体を積んで走っていた所を警官に見つかり、パニックになりランドールは逃げたのだろう。ラスティはアリスの事件を調べるために、犯行を自供したスライダーから話を聞く事にする。スライダーは薬物依存で警察にはめられたと言い、無実だという。自分の話をブログに書くのなら、アリスの情報を教えてもよいというので、ラスティはまずスライダーの話を聞き、アリスの情報があればお前の記事を書いてやると答える。事件は解決し、メンバーはサンチェスに気を遣う。怒りマネージメントのセラピーを受けているサンチェスとしては、今回の事件が辛かっただろうというと、サンチェスは、妊娠中の妻がかつて精神科医にもらった薬を必要ないとやめた結果、車の運転中、症状の発作が出て交通事故を起こして死亡したという話をする。お腹の子供は女の子で、生きていたらホランドの娘と同じくらいの年齢になる。その時にも、前に進めと言われたが、やはり忘れる事ができず、怒りが抑えられなくなったという。フリンはサンチェスに元の席に戻るようにいう。前話で、セラピーに行って戻ってくるのに、えらく大げさな対応をしているなと思っていたら、そういうことだったのか。彼は熱しやすい、熱いハートを持った刑事だという印象でしたが、今回の事件は過去の傷を開くことになって、辛かったでしょうね。ギャングに殺された弟の話もありましたし、困ったママの話もあり、とにかく家族のストーリーはサンチェスにお任せです。シャロンは「個人的に」フリンにお願いして、サンチェスを励ましてあげてと言った。サンチェスは、元の席に戻れるかどうか不安で、仲間たちからも色眼鏡で見られている事が苦痛だった。代役のオデルノ刑事が人気なのも辛かった。それをラスティにぽろりと漏らし、最後は仲間に話すことができた。もう安心という事ですね。フリンが思わず「シャロン」と呼びかけてしまって、バズとタオが顔を見合わせるところとか、細かい演出もありいつものMajor Crimesでした。フリンがプロベンザに八つ当たりするのは、それくらいシャロンのために必死という事でしょう。ところで、シーズン3の「Jane Doe」に出てきたスライダーですがこの先、ずっと出るみたい。スライダーがストローに代わる、新しい敵という事かな。ラスティは犯罪者のスライダーと向き合う事で、過去の古傷にも触れることになり、辛いかも知れない。でも、もしかすると、アリスのように自分も死んだかも知れないと考え、彼女を始め多くの名もなき少女たちに名前を取り戻そうと考えた。一段とたくましくなったラスティが、重大犯罪課のメンバーの力を借りながら、真相に迫っていくというのは楽しみです。
June 22, 2016
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いよいよ、スピンオフ「The Blcklist:Redemption」始動ですね。トムを主人公にどういうドラマになるのだろうかと思っていたら、結局、本家Blacklistの拡大版ですね。というか、上手い焼き直しというか。さすが、制作側は知恵をひねるものですね、感心しました。トムの前にレッドが現れ、リズが死んだ原因を作った張本人、アレクザンダー・カークが判明し、これから捕らえるという。トムにはアグネスを守って欲しいというが、トムはために手伝うと言い張る。カークは鉱山の経営で財を成し、政治家を支援することで生きながらえている。カークは今は大統領候補ディアス上院議員の支援をしているが、3億ドルといわれる金をディアスから奪う事で、カークを引きずり出す事ができるだろう。そのためには、カークに雇われたスーザン(スコティ)ハーグレイブと組むという。トムはスーザンを憎んでいたが、共通の敵のために一時的に手を組む事を受け入れる。ハーグレイブの部下ソロモンと共にハルシオンの戦術訓練センターに向かったトムは、FBIのチームとともにディアスの選挙資金をマンハッタンの銀行から盗む事にする。ハルシオンのメンバーとトムが強盗を装い、事後、FBIが捜査の名目でサーバールームに入り、ハッキングするという。ためらうレスラーらに、ハーグレイブは「あなたたちだって、無類の犯罪者、レディントンと組んでいるじゃないの」という。ソロモンとローワン、トムが銀行強盗に入ると、たまたま客のNYPDの警官が銃を抜き、ソロモンが警官を撃ってしまう。その時、幼い女の子が巻き添えを食って撃たれてしまい、トムは子供とその父親を逃走用の車に乗せて、連絡を受けた救急車へ引き渡す。その後、レスラーとナヴァービが銀行を訪れ、アラムの指示でサーバールームにアクセスする。その後は、ハルシオンのデュモンドがパスワードを盗む。しかし、口座にアクセスするのに、第2のキーが必要だった。それは、カークの会計担当ピーター・ブルイットの網膜スキャンで、現在はベルリンのトルコ大使館にいるという。トムは自分の持っているトルコ人のIDを使い、ブルイットを誘拐するという。そのIDはインターポールで指名手配されているので、ドイツ国内で逮捕されると、大使館に連行される事になる。首尾良く大使館に潜入したトムは、尋問係を殴って脱出し、ウェイターに化けてプルイットに近づく。薬で抑制したところを、ソロモンらが救急車で運びだすが、薬を使いすぎて、網膜スキャンができない。しかたなく、瞳孔を開く薬を薬局から奪うと、トムは「妻の分だ」といってソロモンを銃で撃つ。その頃、プルイットが拉致された事に気づいた銀行の頭取が、口座を閉じようと動き出した。トムは間一髪で、網膜スキャンをパスしてディアスの選挙資金を丸ごと盗む事に成功する。病院に戻ったトムは、娘のアグネスが誘拐されたのを知り、ハーグレイブの開催するイベントに現れる。しかし、ハーグレイブは、カークがアグネスの存在を知って動き出したため、FBIに知らせすぐにアグネスを取り戻したという。レッドとスーザンは、ディアスに会い、一時的に選挙戦から身を引き、支援しているカークを自分の委員会で証人喚問するように発表しろという。つまり、カークの違法な資金をレッドが洗浄して、FBIもカークを逮捕することができるという。トムはFBIのリズの仲間たちと、アグネスの洗礼式を行う。その後、改めてハーグレイブを殺しに行くが、レッドがハーグレイブはトムの母親だと知らせてくる。ハーグレイブは息子のクリストファーが3歳の時に失い、死んだものと思っていた。クリストファーの死は偽装され、ハーグレイブには息子に絡む秘密がある。トムは今も息子を想うハーグレイブを殺す事をやめると、ハーグレイブはトムに雇いたいと言う。「Blacklist」の裏版ですよね。全て逆。レッド&リズがハーブレイブ&トムになって、親子の情を醸しだし、リズはレッドが父親かと疑い、トムは自分が息子であることを黙っている。そして、FBIチームの裏、というかグレイな組織がハルシオンで、アラムの役割がデュモンド。ローワンは、ナヴァービの位置づけかな。シリーズ化されたら、レスラー役も出てくるのかも。犯罪者でありながら、悪者を退治するというレッドの立場は、ハルシオンという組織がクライアントの依頼を受けて、白からグレイ、そして黒と様々な仕事をするという形で反映されていますね。こちらも相当な資産、人員を持っているようなので、レッドとFBIの組み合わせよりも強力かもしれません。それにしても、トムがすっかり善人顔になってきた。(笑)少女を助けるために、危険を冒すとか、それも父親になったからこそでしょうか。ソロモンは、きっと死んでいないのでしょうね。もし、新シリーズでソロモンと組むことになったら、復讐を腹に抱えたまま任務に就くトムの姿が見られそう。施設の描写もクールだし、何だか、スピンオフの方がスケールが大きそうですね。次週、カークとの戦いが終わったら、さて、本家はどこへ向かうのでしょうね。
June 22, 2016
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事件の方はバーバに同情しますね。これを起訴できないと言っても、責められるのは酷だと思います。あえて、後はゴシップ記事で痛めつけてくれという事かな。まあ、結局はドッズ父子のストーリーだったわけですけど。セレブとの交流を動画でブログにしているクリスティが、人気俳優のボビー・ダミーゴの店で支配人のノエル・パンコにトイレでレイプされたと訴えた。クリスティは病院での検査の様子やSVUの聴取なども撮影しており、当日は友人の誕生パーティで店に行ったという。ボビーはドッズの父と友人関係で、ドッズ警視正は自ら話を聞くという。クリスティの友人の話によると、レイプされたはずのクリスティは特に様子が変わったこともなく、最後まで一緒だったという。マイクが撮影現場でボビーに話を聞くと、ノエルとは幼なじみでクリスティとは合意の上でトイレでセックスしたと認める。日頃、ファンがボビーに会いにやってきて、艶聞には事欠かないという。オリビアとマイクは店に行き、ノエルに話を聞くが、クリスティの方から誘ってきたというが、証言があいまいだ。店内の監視映像を見る限り、トイレに2人で入っていくまでは合意の上と見て取れた。また、その後もフロアに戻ってダンスに興じている。クリスティによると、ボビーとオーラルセックスをしていて、途中からノエルが入ってきたが、自分は断ったという。それなのに、ボビーが出て行ってからノエルが後ろから襲ったという。ダンスをしていたのは、友人の手前雰囲気を壊したくなかったからだ。ドッズ警視正もバーバも、クリスティについては起訴は難しいと考える。ドッズの一言でオリビアはクリスティに証拠不十分だと伝えるが、クリスティはその後、ボビーにもレイプされたとして、SVUは信じてくれなかったという内容の動画をアップした。SVUでは騒ぎとなり、改めてクリスティを呼ぶが、ボビーはノエルが入ってきたときに、3Pを強要したという。ドッズ警視正はボビーの話を途中で切り上げ、弁護士を雇えという。しかし、クリスティのブログに自分の同じようにレイプされたという書き込みがあった。本人を特定して聞いたところ、ボビーのスタッフで、告発することはできないという。つまりボビーとノエルは常習犯だと考えられるが、それでもバーバは起訴に二の足を踏む。どうしてもボビーとノエルを起訴したいと考えるアマンダは、マイクから現行犯でなければ無理だと言われ、無許可で潜入捜査を行う。2人に襲われそうになったところで、店を出るが、後を付けてきたマイクに見つかり、2人をレイプ未遂で逮捕してしまう。現場に駆けつけたブキャナン弁護士は、勝手な捜査は許されないと言い、2人は開放される。しかし、アマンダはトイレの中での出来事を録画しており、さらにオリビアを怒らせる。これを裁判で使う事は難しく、後はクリスティが証言するしかないという。裁判では、クリスティが何度も証言を変えている所を突かれ、ブログのアクセス数稼ぎが目的だったのではないかと追求される。検察側はかなり不利で、弁護側は早々と証人尋問を打ち切った。評決はやはり無罪となり、クリスティはSVUに怒りをぶつける。その後、アマンダが撮影した未遂動画が匿名でテレビ局に持ち込まれ、オリビアはまたアマンダが相談なく勝手な事をしたと非難する。アマンダは自分はやっていないという。しかし、マイクは、アマンダが流出させたのではないと言い、これに関しては父と自分との問題なのだという。トイレの中の空白の10分間を証明するものはなく、合意があったとかなかったとか、これを裁判で明らかにしようというのはとても難しい。だから、同じような手口を探して、アマンダが撮影した動画が正に、クリスティに起こったことと同じだ、というのもかなり苦しい説明だと思います。それでも、人気俳優がそういった噂や疑惑を持たれるだけでも、かなりのダメージだと思うので、メディアに持ち込むとか、方法があったのじゃないかなあ。クリスティが未成年だったら、それこそSVUが本気になって締め上げるのに、この落差は何だかなあ、と思います。そもそも、ボビーは素人に手を出す必要はないはずなのに。いや、やはりレイプが目的か。マイクは初めて父親にたてついたのでしょうか。警視正もこんな怪しい俳優をかばうような事をしたら、逆に汚点となるから、息子が父親を救ったようなものですね。カリシは司法試験に合格しそう?多分受かったと思う、では決めつけられないけれど、今後の彼の活躍に期待。それにしても、アマンダはなぜ暴走してしまうのでしょう。子守に任せっきりで、子供の事は大丈夫なのか。怒るオリビアにも同情してしまいますよ。カリシが間に入って、取りなしてくれるのを見越しているのも納得ですね。
June 20, 2016
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『2人の被疑者』これも、最後の出演となるのでしょうか。タイトルを見ただけで、犯人は想像がつきましたが、ディノッゾSr.のサイドストーリーに感情移入してしまいました。良かった~たった一人でラボを切り盛りするアビー、やっぱり助手なり部下なり付けてあげて欲しいですね。ドラマとしてはそれで良いのでしょうけど。海軍航空基地で民間の記者として記事を書いているローレンス・ジェニングスが自宅で女に撃たれたという通報があり、警察と警備会社が駆けつける。家の外にいたジョアンは、ローレンスの妻アンジェリーナが撃ったのを見たと言い、家の中でトイレに隠れていたアンジェリーナは、ジョアンが撃ったという。ジョアンはローレンスの愛人と思われ、2人は激しくお互いを非難する。被害者は書斎のいすに座ったまま、頭と胸を撃たれており、天井にも銃弾によると思われる穴が空いていた。死亡時刻は朝8時半から9時くらいだという。銃は側に落ちていて、ギブスは2人の硝煙反応を調べるように言う。アンジェリーナは被害者と高校時代からの交際で、ジョアンは弁護士として開業していたが、最近数々の職務上の違法行為で業務停止命令を受けていた。NCISは2人からそれぞれ、話を聞く。妻は夫の浮気を疑っており、3日前に証拠を掴んだので問い詰めたが、ローレンスは否定し、その後大げんかとなりモーテルに宿泊していた。今朝は7時ころにローレンスから電話があり呼び出された。彼女と別れるからと謝ったが、家に着くとあの女がいて、ローレンスを2回撃った。その後、自分にも銃を向けたので逃げた。ジョアンは、数日前にローレンスから妻に打ち明けたと聞かされた。今朝は7時頃ジムにいたが、ローレンスから電話があり、妻が取り乱して脅されているという。家に着くと、妻が銃を構えていたので止めようとしたが、彼女は2発撃った。自分にも銃を向けた。銃を奪おうともみ合った時に暴発し、外に出た。2人は互いを犯人だという。検視でダッキーは、1発目は頭を撃ち、2発目は近射で胸を撃ったと思われる。胸の傷に繊維が着いているので、アビーが分析することにする。凶器はローレンスのもので、本人の指紋に加え、女性2人の指紋が付いていた。トニーとお決まりのランチに出かけたディノッゾSr.は、見知らぬホームレスの女性から「パパ」と呼びかけられる。どうやら混乱しているようだが、シニアはこの女性が妙に気になる。年を取っても仕事がしたいというシニアに、ギブスはその女性を捜してみろとアドバイスする。今朝のジョアンとアンジェリーナの位置は供述通りで、硝煙反応は2人とも認められた。どちらの言っていることが正しいのか、NCISで意見が分かれる。シニアはホームレスの女性を見つけて、トニーの家に連れて来る。スーザンという名前しか判らないので、シェルターに連れて行くと健康上の問題があり治療が必要だと言われる。もし、名字が判ればカルテが取り寄せられるというので、シニアはスーザンの指紋を採ってアビーに調べてもらう事にする。ローレンスの銀行口座で、50万ドルを2つの口座に分けて入金していることが判った。いずれも残金が少なくなっている。ローレンスの仕事場の航空基地で後任の大尉に話を聞くと、ローレンスは去年宝くじが当たり、50万ドルほどを手にしたという。高額なので弁護士を雇ったが、それがジョアンで、2人が浮気をしていたという噂があったという。2つの銀行口座は、それぞれアンジェリーナとジョアンによって、散財されていた。ジョアンは高級車のリース料を払えなくなったとローレンスを脅し、アンジェリーナはクレジットカードの借金がかさみ、夫と騒ぎを起こして警察沙汰となっていた。さらに、アンジェリーナは生命保険金の受取人だった。ギブスは2人をポリグラフにかけろ、と命じる。ホームレス女性は元陸軍伍長のスーザン・エリザベス・ロウと判る。スーザンは86年に名誉除隊をしており、退役軍人手当をもらえるはずだ。シニアはスーザンをシェルターで診察させようとするが、スーザンは怖がって姿を消してしまった。どうやら、認知症以外に、脳腫瘍の検査を受けた方が良いという。スーザンは若くして母も父も亡くし、除隊後はDCで職を転々とした。見失って、がっかりしているシニアに代わってトニーが情報を調べ、最後の住所が判った。親子は一緒にスーザンを捜すことにする。ローレンスの傷口についていた繊維は中国製の電気毛布のもので、遺体を温めた可能性が出てきた。ということは、死亡時刻がさらに2時間前となり、2人は嘘を言っていることになる。スーザンは30年前、ゲイであることを理由に父親に拒絶され、疎遠となった。しかし、具合が悪くなってから、スーザンは父親に会いたがっていたという。だから、シニアのことを「パパ」と読んだのか。公園にいたスーザンは発熱しており、シニアは入院させる。ローレンスの手には硝煙反応はなかったが、爪の間から検出された。ギブスはローレンスが遺書を書いていたと考え、クラウドに残っていた文書を探す。ローレンスは妻と愛人の欲深さに人生を壊されたと非難していた。2人はローレンスに呼ばれ自宅に行ったが、2人の目の前でローレンスは自殺した。しかし、加入して2年以内の自殺では200万ドルの死亡保険金を受け取ることはできない。そこで、妻と愛人はお互いを犯人だと証言して合理的疑いを持ち出し、無罪になるつもりで細工をした。保険金は折半するつもりだったという。NCISは2人を保険金詐欺で逮捕する。スーザンは手の施しようがなく、余命1ヶ月だという。シニアは父親としてスーザンに接し、自分が悪かったと謝罪する。私は若い頃のロバート・ワグナーのファンですので、最後のシーンでトニーのパパというよりは、俳優ロバート・ワグナーとして、年を取られたなあ、もうこれで彼とは会えなくなるのかなあ、と感じて涙が出ました。演じているご本人の心の中には長い人生の様々な事が浮かんでいるのだろうなあ。それくらい、美しい演技でした。もちろん、シニアはトニーのことを長年苦しめた事も含めてスーザンに謝罪していたのですが、人は良いことをしようと変わることもできるのですね。トニーと頻繁に会うようになって、優しさを取り戻したのかな。スーザンは気の毒すぎる人生でした。とにかく、これでディノッゾ親子のストーリーも終わりですね。ロバート・ワグナーもいつまでもお元気で、と言いたいです。被害者は妻と愛人を恨むより、そんな女性を選んだ自分を反省すべきでしたね。意志が弱すぎる。それでジャーナリストの端くれだったのか。マクギーのプロポーズはいよいよ近づいてきている雰囲気ですね。こちらも期待~
June 17, 2016
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物事は少しずつ進んでいくため、まどろっこしい印象ですが、ここまでが前半ですね。後半の展開に期待。ソールとアダールのドタバタぶりは、今のアメリカの諜報機関を象徴しているのかな。タイトルは「並体結合」という意味らしいですが、2つの個体が血管で繋がるという、クィンの状況を意味するのかも知れませんね。このシリーズのエピソード・タイトルは結構凝った物が多いです。ソールと接触したキャリーは、現在の状況を説明し、クィンが怪我をして自分を殺そうとしたのはロシアだと告げる。恐らく流出した文書の中に、ロシアがキャリーに見られたくない物があるのだろう。文書を見せて欲しいというキャリーに、ソールはキャリーが自ら距離を置いたと言って拒絶する。しかし、ソールはあなたは身内に尾行されているというキャリーの話をやっと信じ始める。クィンを助けたのはイスラム教徒の元医師で、ドイツにやって来たものの医師免許が認められないので建物の管理人をしているという。手当を受けクィンは少しずつ回復しはじめるが、CIAから流出した文書のせいで、逮捕されていたイスラム過激派が釈放され、コミュニティに戻ってきた。その中で特に過激な言動をするハジークがクィンに目を付け、スパイだと疑う。ハジークはドイツでテロ事件を起こそうと仲間に話すのをクィンは耳にしてしまう。ソールはアリソンに尾行されていないかと問い、アリソンはアダールの命令だと答える。ソールはスイスでの飛行機爆破について情報漏れがあると言い、CIA支局全体を調べるようにいう。クィンのアジトに戻ったキャリーは、ヨナスからクィンが死ぬために姿を消したと告げられる。これまでキャリーのために危ないことも協力してきたが、事態はどんどん悪くなる。キャリーがあの頃の生活には戻りたくないと言っていたのに、逆に元に戻ろうとしていることでヨナスは別れを言い、去っていく。アダールはソールがイスラエルにリークして、作戦が失敗したと責める。ソールは背後にアサド政権を支持してきたロシアがいるというが、アダールは信じようとせず、ソールをポリグラフにかけるという。頼る人を失ったキャリーは密かにデューリングを訪ね、自分が原因で人々が傷ついていくと訴える。ソールからも、激しく嫌われたことがショックで、もうドイツを去るという。デューリングはキャリーのために、飛行機を用意することを約束する。ソールはポリグラフを受ける前に、自分が機密閲覧資格を失っている事を知り、隙を見て流出した文書をコピーしてCIAを抜け出す。ソールはその足でデューリングの立ち寄り先に現れ、キャリーに文書を渡して欲しいと頼む。アリソンとアダールはソールの暴走に気づき、身柄確保のため人員を送る。強引な身体検査でデューリングとソールからは文書は見つからなかった。ソールは拘束されてしまう。しかし、ソールはデューリングのコートのポケットに文書を忍ばせていた。クィンはハジークにスパイかと疑われ、20日前までシリアで傭兵をしていたと答える。釈放されたばかりのハジークは、警察に監視されているはずで、聖戦を行うのならシリアでやれという。クィンは身の危険を察してまだ傷は重いが、コミュニティから出て行く事にする。コミュニティではハジークの意見に賛成する者は少なかった。ハジークはクィンの前に立ちふさがるが、怪我をしながらもクィンはハジークを殺してしまう。コミュニティのメンバーはクィンにもっと滞在しても良い、という。飛行場に着いたキャリーに、デューリングはソールから託された文書を渡す。ソールと会ったのが深夜だとすると、キャリーは朝まで何をやっていたのかと思いますが、ヨナスが20時間待ったのには同情しますね。その間、勝手に帰らずに待っていて、クィンの行き先も調べ、一緒に帰ろうと言ってくれた。それなのに、「ソールが~」とか自分の事を優先するキャリーはとても彼女らしい。(笑)クィンは君を守るために死にに行ったんだぞ、少しは彼の気持ちも考えてやれ、という言うことなら、本当にヨナスは良い人です。そこまで言われてやっと、「私が原因なんです」とデューリングに助けを求める訳ですが、デューリングも本当に良い人でした。キャリーにとってソール以上の父親的人物です。一方、ソールとアダールとの間には30年以上前からのわだかまりがあるみたいですね。かつてモサドに情報をリークした事をアダールは根に持っているのか。アダールもソールもいつになったら、アリソンを疑うのやら。もうこんな年寄りは害になるだけ。部下の前でアリソンに「ソールとヤッているんだろう?」とはCIAも堕ちたものだなあ。CIAは社交クラブにずけずけと入っていって、問答無用に身体検査をするし、これがアメリカのやり方なのでしょうか。クィンは良い人に助けてもらってラッキーでしたね。この医師の妻を空爆で殺したのはアメリカだったかも知れないのに。イスラム系の移民やホームグロウンの住民の中でハジークのような存在が疎まれている事も描かれていたし、それがクィンのこれからの道に何か影響を与えるのかなと思いました。それにして、クィンはあれだけ怪我をしていても強い。不死身のソルジャーです。行く当てはあるということなので、国外脱出を断念したキャリーと早く再会して欲しいですね。
June 16, 2016
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新シーズンプレミア。今シーズンは話数が多くてこれが最後かと思われましたが、シーズン5もあるようです。(そちらは13話のようですけど、終わるならそろそろかな)とにかく、充実のシーズンということですね。ラスティも大学生になって、変化がありそうですね。 ハリウッドの住宅街で続いていたバラ花束侵入強盗と思われる事件が発生し、今回は家の中で高齢の男性が射殺されていた。背中から9ミリの銃で3発撃たれており、犯行がエスカレートしたのかと思われた。これまでの手口では、犯人はバラの花束を配達し、住人がドアを開けたときにスタンガンで倒して手錠をはめる。しかし、今回の被害者は花束が残っておらず、スタンガンも使われていないなど、違う点が多く見られた。プロベンザはハリウッド署の管轄だというが、隣の家から少女が飛び出してきて、母親が死んでいるという。家の中は荒らされ、バラの花束強盗と同じ状況で、クローゼットの金庫は開けられていた。母親はスタンガンで襲われた後、頭を撃たれていた。サンチェスは5ヶ月間の無給休暇の後、カウンセリングを受けて今日職場に復帰する予定だ。フリンはサンチェスの現場復帰に懸念を示す。シャロンは国外でストローが目撃されている事を気にしている。少女は16歳のアシュリー・ルイスで、家に戻ってきたら母親が死んでいるのを見つけたという。父親は数年前にがんで死亡し、身内は兄のピーターと海外を旅行中の祖母だけだった。金庫の中には父の指輪と銃が入っていたが、盗まれていた。ピーターが署に呼ばれ、最近の地域の異変について質問される。隣人の男性とアシュリーの母親は同じ銃で撃たれたことが判る。さらに、今回のバラの花束強盗の容疑者をLAPDが監視中だという。ラスティは大学の学生新聞の記者になるため、捜査中の事件について記事を書こうとしていた。テイラーは遺族のことに集中するように念を押す。ラスティはシャロンに、大学で尾行されているようだと告げる。写真を撮影したので、シャロンはそれを送るように言い、ストローは国外にいるので心配することはないという。クーパー警部補によると、容疑者のジム・ノートンは警備会社に勤めハリウッド地区が担当で、盗品を質屋に持ち込んだことでマークしていうという。ただ、直接的な証拠がないため泳がせていた。強盗犯の犯行は2週間おきで、今朝ノートンがバラを24本購入したという報告が入る。ノートンが下見をしていた家がわかったため、重大犯罪課が先回りして待ち構えていると、若い女がバラの配達に現れ、応対したサイクスをスタンガンで倒すと、後ろからショットガンを持った若い男が侵入した。2人はすぐに逮捕され、ノートンと別に聴取が始まる。ノートンは始めは犯行を否定していたが、2人が夫婦で取引に応じるとノートンを売ると言われ、態度を変える。ラスティは取材のためにピーターに話を聞く事にする。ピーターは、母親にバラの花束を贈る人物はいないし、バスローブ姿で玄関を開ける事はないと言い、父親が死んでから母親は落ち込み、兄妹への拘束が強くなり、親子は険悪な雰囲気だったという。ノートンは連続強盗事件については認めるが、今朝の殺人事件は知らないという。また、手口の一つ一つが違うと言い、今朝の事件はテレビニュースなどで報道された情報を元に、模倣犯が行った可能性があるという。サンチェスの留守の間にチームに加わったオデルノは、ピーターが6ヶ月前にスタンガンを購入していた事実を見つける。シャロンは直ちにピーターを逮捕するが、ピーターは妹が元彼からしつこくつきまとわれていたために、スタンガンを買ったとい。そのスタンガンは逆に元彼に奪われてしまった。元彼のラウルを待ち構えていたところ、9ミリの銃を持ち、捜査官たちを見て逃げ出した。ラウルは逮捕されるが、その車の中から手錠をしたアシュリーが飛び出した。ラウルはルイス家の盗品を所持していて、凶器の銃も父親のものと一致し、動機はアシュリーとの交際に反対する母親が邪魔だったからと自供した。シャロンはなぜラウルが金庫の番号を知っていたのか、銃があることを知っていたのか疑問に思う。そのため、兄妹にラウルが死んだと嘘を言うと、アシュリーはラウルに犯人を知っていると呼び出されたと話し始める。ラウルは自分が邪魔な母親を殺し、アシュリーと駆け落ちするつもりだと言ったという。もし、断ればピーターの命が危ないといわれたという。一方、ラウルはアシュリーに呼び出され、何かと拘束する母親を殺してくれたら一緒になれると言われたという。彼女を誘拐した事はないといい、さらに、バラの花束を買ったのはアシュリーで、金も母親からもらったという。ラウルの話の裏が取れたため、重大犯罪課はアシュリーがラウルに命じて母親を殺させ、隣人はラウルを目撃したため殺されたとして逮捕する。ラスティはバズの助言に従って、身元不明の殺された少女について記事を書くことにする。シャロンは、クーパーの部下がラスティの警護に失敗して気づかれたとクーパーを責める。しかし、いつまでも監視を続けることは無理だと理解し、護衛を中止することにする。フリンはシャロンがこれまで通りサンチェスを職場に戻すことに、テイラーと対立していることについて、意見があるという。シャロンはあなたの助言はいらないと言いつつ、話し合いには応じるという。 お兄さんは妹を守るために自由にしゃべらせなかったのですね。このお兄さんはまともな人でしたが、こういうことになってとても気の毒。最初は犯人かと思ってしまった。しかし、ラウルが死んだと嘘を言って自白を引き出すのはOKなのかな。取引するから良いのか。ストローについては、今シーズンも引っ張るような感じですね。わざわざ戻ってきて、ラスティを殺すのかどうかは判りませんが、シャロンが警戒を解いたのなら、しばらくは忘れられそう。サンチェスの今後を不安視するフリンとテイラー、それに反発するシャロンとプロベンザという対立は、今後何かあるのでしょうか。「僕は君の利益を第一に考えている」、「私は仕事に関しては、自分の利益を一番に考えているわ」とか、何とか言いながら、この2人の関係も続くようですね。オデルノ刑事、まじめそう。良い人だと思います。でもFOXの番宣で出てくるお葬式は何だか、この人ぽい感じがするのですが。
June 15, 2016
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いよいよ、最終話に向かって緊迫してきましたね。レッドらしさも戻ってきました。トムが撮影した謎の女について、民間の警備会社ハルシオン・イージスを夫婦で経営する、レッドはスーザン・スコティ・ハーグレイブだという。彼らの会社は闇で軍事行動や情報を提供しており、レッドはスコティに直接会いたいとメッセージを送る。クーパーはパナベイカーからローワンに関わる捜査から手を引くように言われ、トムを雇ったことをチームに告げる。リズが死ぬ事になった教会での襲撃は、ハルシオンに雇われたソロモンの指揮で行われ、金融コンサルタントのストルダーは何かを隠している。クーパーはトムに秘書のアマンダ・ビグロウを調べるように言う。レッドは「結社」のヒッチンに、ハーグレイブとソロモンを手渡すよう迫る。ヒッチンはソロモンを切って処刑しようとしたというが、レッドはあくまでリズを死なせた責任があると引かない。政府の仕事があるとして、ハルシオンの関係者を呼び出し、殺してメッセージを送るが、それでもスコティは動かない。クーパーはスコティ逮捕の手続きを踏もうと、連邦検事の友人に話すが断られてしまう。トムはアマンダの行きつけのカフェで接触を試み、PCのデータを盗むことに失敗するが、デートの約束を取り付ける。殺されたハルシオンの関係者の携帯には、取引相手と思われる人物の番号があり、レスラーとナヴァービが後を追う。本人は取り逃がすが、ヴェスタント石油の副社長サミュエル・ランドであることが判る。レッドはランドの家に乗り込み、脅してハルシオンとの契約内容を聞き出す。それによると、ライバル会社がテロリストから原油を買っている事がわかり、ハルシオンを雇って何とかしようと考えていたようだ。ライバルのケロゲント社がアムステルダム港に大量の原油を運び込むのを妨害しようとしていると考え、FBIが現場を監視していると、ローワンが現れた。ローワンはコンテナに隠された原油を爆弾を使って、大爆発を起こそうと試みるが、突撃部隊の活躍で阻止された。トムはアマンダの家でデートをして、PCからデータを盗む事に成功する。ストルダーの通話内容がチェックでき、ハーグレイブがボスの命令でリズを誘拐するよう、ハルシオンに依頼した事がわかる。そもそも、最初の依頼はレッドを殺せというものだった。レッドはスコティに直接連絡し、会いたいと伝える。スコティはレッドが逮捕される危険がある空港を面会場所に指定する。しかし、それはレッドを殺すための罠だった。レッドは巧みにチェックをすり抜けて空港に入り、スコティを目の前にするが、空港警察に見つかって拘束されてしまう。それでも、一人の警官がハルシオンの関係者で、レッドを誘拐しようとした。レッドは先を読み、男を制圧すると、男を利用してスコティが待っている場所に向かう。レッドはスコティの部下を殺し、ハルシオンにリズを誘拐しろと依頼した人物を聞き出す。スコティはアレキザンダー・カークだと答え、リズを殺すつもりはなかったという。それを聞いたレッドは、スコティに寝返るようにいうが。 リズが死んだのはお前たちのせいだ、というレッドはしつこい印象ですね。自分が守りきれなかった反省や怒りの矛先があっちこっちに向いているのかな。よほど、自分のせいじゃないと言いたいみたい。ハルシオンは政府からも仕事を受けているので、個別の依頼内容に善悪の違いはないのかも知れません。ちなみに、スコティ役のファムケ・ヤンセンはスピンオフのキャストということなので、単なる悪役ではなさそう。そして、リズを誘拐しろと依頼したのはリズの母親ではないという事がわかったので、やはり、リズのママはもう死んでいると見たらよいのだろうか。今シーズンのラスボスはアレキザンダー・カークだそうで、ついにリズの敵を討つ血を血で洗う戦いが見られるのでしょう。ソロモンはまだ残っていますよね。そして、チーム解散前に、アラムの告白も?トムが「新しいキーン捜査官」というのが笑えました。アラムも気にしていましたが、女性の心を掴むのが上手いトムも、本音ではリズの面影を追いかけていて、キャラクターが洗浄されたようなイメージですね。そうでないと、「最初は仕事だったけど、本気になった」という告白が嘘になる。(笑)
June 15, 2016
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王道のテーマで、アメリカで児童ポルノがどれほど厳しく取り締まられているか、改めて理解しました。実態がそれほど酷いということなのかも知れませんが、日本でも、こういった専門の部署があれば良いですね。地域の警察だけではとても追及しきれないなと思います。元ボクシングのチャンプで、今は人気バーベキューチェーン店を経営しているテディ・ホーキンスが、未成年を相手に性犯罪を行っているという情報で、SVUが潜入捜査を行う。若い女性にモデルにならないかと、服を脱がせて写真を撮り、自分のベルトに手をかけたところで逮捕する。テディは不当逮捕だと言い、児童ポルノの所持など、直接の証拠は見つからなかった。検察はマスコミに晒すと脅しをかけるが、テディは他にも「大物」がいると、取引を持ちかける。テディによると、定刻に動画をアップロードする提供者がいると言い、そのサイトのパスワードを教えるという。取引を受け入れ、3人の犯人を順番に捕らえていくが、3人目は隣人の部屋においたモデムを使っていた。SVUがその家を訪ねると、何とハンク・エイブラハム本部長補佐とピッパ・コックス検事補の自宅だった。何も知らないピッパはSVUを夫の書斎に通し、SVUはアップロードしている最中のハンクを逮捕する。相手が相手だけに、SVUは手順を踏み、内部捜査のタッカーまで呼び出して捜査を進めるが、引き出しの裏に隠された記録メディアが決定的となる。それでもハンクは自分ははめられたと主張し、現実を理解しようとしない。ピッパはオリビアに濡れ衣ではないかと訴える。オリビアはプロトコルで、夫妻の子供たちからも父親についてインタビューしなければならないと説得する。幸い、子供たちが性的な被害を受けている事はなかったが、取引を受け入れなかったハンクは事態をマスコミに知られて、大騒ぎとなった。その影響で、ピッパは子供とは無関係の仕事に追いやられ、自分たちもマスコミに追われこれまでの生活を失うなど、その怒りの矛先がオリビアへと向く。ハンクはやっと依存症だったと罪を認め、自宅で軟禁状態となるが、取引するにはすでに時遅く、FBIが捜査に乗り出すため、動画一つにつき5年、最高20~30年の刑になるという。ハンクは自殺未遂を起こすが、ピッパに救われ、やっと現実を受け入れる事になった。今後20年間は性犯罪者として登録されることになる。一方で、テディは未成年の客に酒を提供したという微罪だけに問われ、1000万ドルの基金を依存症患者や性犯罪の被害者の支援のために寄付するという。ドッズは負傷してリハビリ中だったが、立てこもり事件の活躍が関連部署の目にとまり、父親のドッズ警視正は息子を合同テロ対策チームに推薦するという。そのためにも、復帰したらすぐに警部補昇進試験を受けろという。ドッズはオリビアに相談し、オリビアは自分自身で決めるようにと答える。ドッズはもう少しSVUにいたいと父親に告げる。最後のタッカーとオリビアで決まりですね。なんだ、腕なんか組んじゃって。(笑)これまででは一番お堅い相手かも知れませんが、酸いも甘いも知り尽くしたオリビアなので、今度こそはちゃんとした相手を選んだのかも?ドッズはせっかく良いキャラなのでせめて今シーズン一杯はいて欲しいなと思います。5年計画で息子を出世させようという父親に操られていては、いつまでたっても本物にはなれない。どうせ、将来は政治家にさせたいのでしょうね。どの世界も同じですね。バーバと張り合っているように見えたコンサルタントのハンクは、こういうオチだったのですね。出世ばかり頭にあって、何がいけないかが見えていなかったのか。自分は動画を作成したわけでも、子供たちに手をかけたわけでもない、という言い分は全く通りませんね。持っているだけ、アップロードしただけで捕まるという事がよくわかりました。さらに、そういうことをすると家族がみな不幸になり、キャリアも何もかも失ってしまうということも肝に銘じておかないと。テディが上手く生き延びたのがしゃくに障りますが、こういうのがアメリカの司法制度なのだな、と思いますね。
June 13, 2016
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『孤高の狙撃手』何だか、ギブスの過去を振り返るシーンが多いので違う雰囲気でしたね。でも、話数を見て納得。記念すべき300話でしたか。これを機に、ロングランシリーズも新たな段階に入ってく事を期待します。ギブスありきのNCISですから。イラクで旅行中のドッド兵曹長夫妻が、スナイパーに撃たれ死亡した。遺体は回収されて、NCISに届けられる。現地では武装勢力による無差別攻撃か、と考えるが、1.6キロ圏内に目撃者がおらず、高性能の銃によって撃たれたようだ。撃った狙撃手の腕前も相当なものと考えられるが、実は現場から5キロ離れたところで2ヶ月前に銃撃戦があり、狙撃手を含む海兵が4名が攻撃された。今この場所はイラク軍の前哨基地となっている。彼らは高性能銃XR-30のプロトタイプを使っていて、この銃は2キロ離れた場所からも、自動照準で狙えるという。その銃はRPGで攻撃を受けた際に破壊されたと思われていたが、今回、盗まれて使用されたとも考えられる。たった一人の生き残り、アーロン・デイビス軍曹は酷い怪我を負い、事件のPTSDに苦しみ、今は入院して口を閉ざしているという。娘も寄せ付けない。ギブスはコンファロン医師に頼み、デイヴィスから当時の話を聞くことにする。しかし、デイヴィスはギブスを見て、頑なな態度を取り出て行ってくれという。NCISは、ドッド兵曹長が国防総省の財務担当だったことで、狙われたのではないかと考える。ギブスはデイヴィスの娘ライリーから話を聞くよう命じる。ライリーは、父親が体に酷い傷を負っているのを見せたがらず、自分を追い出したという。それでも、デイヴィスは音楽がとても好きだった。軍の病院には、負傷兵を含む「音楽隊」が結成されており、デイヴィスはこれの練習を毎日見に来ているという。ライリーはとても観察眼が高く、父親について積極的にNCISに話をした。ドッド兵曹長の夫、スペンサーのパスポートがダレス空港で使われたという知らせがあり、NCISは偽造されたパスポートを使った人物を追う。実は夫のパスポートを盗むのが目的で殺したのか。パスポートを使った人物は、ロバート・クィンと名乗り、モーテルに宿泊していた。NCISが乗り込むと、クィンは留守で、ベッドの下から盗まれた銃を分解してバグダッドから送ったと見られる段ボール箱が見つかった。ばらばらにして送り、こちらで組み立てたと考えられる。それならば、標的は誰なのか?ギブスは元狙撃手の忍耐力で、デイヴィスが心を開くのを待つ。デイヴィスは根負けしてギブスを受け入れる。ギブスは妻と娘を失った事に触れる。デイヴィスによると、XR-30のスコープを使って武装勢力の動きを監視していたとき、突如、別の場所にいた仲間からRPGで攻撃され、仲間と銃を失ったという。目の前で仲間は木っ端みじんとなり、その状態で救助を待つしかなかった。犯人の手がかりになるような目撃情報はなく、自分の銃は見あたらなかったという。アビーは回収した段ボールに数字のようなものが書き込まれているのを見つける。結局段ボールからは犯人の指紋などは検出されなかったが、イラク軍の前哨基地には以前設置されたカメラが残っているかもしれないという。至急、カメラの回収を命じる。ライリーが父親を訪ねたら、いなくなっていたという。すぐに携帯電話の位置情報で、ギブスがデイヴィスを探す。デイヴィスは銃を持ち出していた。XR-30を盗まれたことではなく、ライリーにこんな姿を見せたくないのだとギブスに話す。ギブスはライリーにとって、今も父親は変わらないと言い、セラピーを拒むデイヴィスに助けが必要だと説得する。回収されたカメラには、クィンらしき男が写っていた。マシュー・クロスという、イギリス人で、子供時代を湾岸戦争後のイラクで過ごし、問題を抱えていたようだ。アビーは段ボールに書かれた数字は空港で使われる通信の周波数だという。クロスは離着陸の情報を傍受していて、標的は航空機だと思われる。周波数はラファイエット空港で使われているもので、NCISは関連機関にテロの情報を流す。ギブスは空港が見渡せる場所に陣取り、クロスが現れるのを3日間待つ。ビショップは飛行計画を監視していたが、管制に登録がいらないVFR機の離陸が行われようとしていた。乗客にサウジアラビアの役人、バシャラットがいるという。ギブスはクロスを見つけ、撃ち殺す。ギブスはデイヴィスに、銃を取り戻したと告げる。デイヴィスはライリーとも親子の時間を取り戻し、前を向いて歩いて行きたいという。ギブスはこれまでカウチで寝ていたが、やっと寝室のベッドで寝る事を考える。JAGのハーモンはパイロットでしたし、ギブスはスナイパーだったということですね。だから人を寄せ付けず、忍耐強く頑固だった。ダッキーのスナイパーのうんちくも良かった。もし、ワシントンが殺されていたら?デイヴィスの過酷な体験はギブスにとって当たり前の事かもしれないけれど、苦しむのは人それぞれですね。今は時代が違います。デイヴィスが素直に助けを受けいれる事にしたのを見て、ギブスにも変化が訪れたようだった。寝室は夫婦のためのもので、カウチで一人寝るのは妻や娘への罪悪感から来ていたのでしょうね。でも、それも終わりになりそうです。タフト医師のお薦め先生のせいでもなく、自分で前に進む事ができたのはギブスらしいというか。とにかく、人生の新たな段階に進むことができそうで、良かったと思います。お楽しみとして、ダッキーとパーマー、ヴァンス局長、トニーがバイクに乗ってお食事に出かけていったのは、なかなか良かった。彼らも、人生の厳しい局面を乗り越え、仲間らしいつきあいができるようになれたと感じました。どれほど、盛り上がったことでしょう。アビーのカフパウのヘルメット、あれは頭が重くて実用的ではなさそうですね。マクギーはいよいよ、デライラにプロポーズか?こちらは、早く見て見たいと思います。
June 10, 2016
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もう、クィーンっ!と叫びたいです。こんなに苦しんでいるクィンを見るのは初めて。クールな彼がボロボロになりながら、ひたすらキャリーに尽くすなんて…(歓喜)ほんと、キャリーは神だな。タイトルは「ブレイキング・バッド」のスピンオフですよね。ややこしい暗号を使わず、さっさと電話すれば良いのに。スイスの作戦現場にアダールが到着し、状況を把握しようとする。アリソンは裏切り者がいると考え、関わった医療関係者を調べているという。作戦について、ベルリンやCIA本部で漏れた可能性も捨てきれない。キャリーはクィンを撃った男の身元をアストリッドに調べてもらうよう、頼む。クィンが怪我をしていることを告げると、アストリッドはクィンのために引き受けるという。クィンの容態が悪化し、キャリーはヨナスに頼んで医師の妹から、薬を入手してもらう。ヌーマンはコーズニックの恋人カーチャが殺され、コーズニック自身が行方が判らなくなっていることから、文書を売り渡したロシア大使館員ボリスを特定する。ボリスはカーチャの常連客で、監視カメラにプレイした様子が映っていた。ヌーマンは正義のハッカーとして、この動画を公開し、抗議のためロシア大使館前に集まろうと呼びかける。ヨナスはキャリーのために薬を持ってやってくる。怪我をしたクィンを見て困惑し、妹はこんなことに巻き込みたくないという。アリソンはソールに、今回の爆破事件の背後にイスラエルの存在があるのではないかという。アリソンはその後ボリスと密会し、ソールのヒットマンがソールと会うのが心配だという。そうなれば、自分がキャリーの暗殺を依頼した事がばれてしまう。ボリスは安心しろと言い、キャリーが死んだと告げる。ボリスはアダールとソールが対立するよう、工作するようにいう。アダールは飛行機に仕掛けられた爆弾がイスラエル製だったと言い、アリソンにソールとエタイの間に何かあったのではないかという。アダールはソールの監視を命じ、アリソンはボリスの命令通り、土曜日にベルリンからジュネーブに向かった乗客名簿をソールに渡す。そこには、エタイの偽名があった。ソールはこのことはまだアダールには言わないでくれという。アストリッドが調べた結果、クィンを撃ったのは、元ロシア犯罪組織の殺し屋ヴァシリーと判る。ヴァシリーは今はフリーで、ロシアの対外情報庁と取引しているという。キャリーはその話を聞いて、サットンが持っているはずの残りの文書を見なければならないという。今しも、ロシア大使館前では動画の影響で、多くのデモ参加者が集まっていた。キャリーはクィンをヨナスに任せると、取材中のサットンと接触し、ヌーマンの相棒がロシア人に残りの文書を売ったと知る。サットン自身は文書を持っていないが、彼のハードディスクにはまだ残っているはずだ。アダールはアリソンから、ソールがエタイと会っている証拠を見せられ、いらだつ。クィンの容態が更に悪化し、ヨナスは救急車を呼んで病院に行かせるべきだという。クィンは自分が見つかれば、キャリーがまた狙われると言い、断固として病院にはいかないという。ヨナスが電話をかけている間に、クィンは姿を隠しアジトを出る。キャリーはホテルで監視されているソールに連絡し、外に呼び出す。クィンは人知れず死のうとするができず、道ばたで倒れてしまう。「全ては彼女のためなんだ」というクィンに泣けますね。自分は死んでも構わない。だから、君は逃げてくれ。銃で自殺しなかったのは、「あなたがちゃんと面倒を看なかったせいよ!」とキャリーに言わせないためか。ヨナスも息子をクィンに誘拐されているというのに、世話を焼いたりして、「最後のお願い」と言われたらしかたないか。「もう、こんな仕事は辞めろ、君を失いたくない。」キャリーの心の中は判っていないのに、気の毒です。(笑)アストリッドだってそうです。クィンが好きだから手を貸す、と本人が言ってどうする。結局はキャリーの命がかかっているわけですから、みんなキャリーのために動いているのです。それにしても、クィンの世話をかいがいしく看るキャリーにはニヤニヤしてしまいますね。クィンの顔のアップも多かったし。ヨナスも2人の関係に気づけよ、と突っ込みたくなります。「私は神の使いだ」という男は、多分クィンの見た幻覚というか、守護天使なんじゃないかな。キャリーのために死んでも良いと思っているけれど、クィンの心に「生きたい」、「死ねない」という渇望があって、それがこの先の道に繋がるのではないか、と期待しています。アリソンはボリスの愛人か何かでしょうか。アダールがソールを疑い、ソールがエタイを疑うのがベタ過ぎる展開で、友達関係の仲間割れで国際関係が緊迫するのは心配ですね。ハッカーのデモをドイツ警察が鎮圧しようとするのは、意外だなと思いました。
June 9, 2016
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ちょっと退屈だった。ビッグイベントがあったとしても、もうちょっと話が前に進んでも良かったのに。そんな中で、アラムの活躍は光りますね。良いところをみんな持っていく。リズの葬儀が行われ、FBIの仲間たちはリズとの最後の別れを告げる。しかし、そのころレッドはある場所にいた。ドムはリズの祖父で、世捨て人のように密かな生活をしていた。ドムは「カタリーナ」が子供を産んだことも聞かされておらず、自分の存在をレッドがリズに伝えていなかった事を責める。元々、マーシャの安全のためにドムとカタリーナは存在を消したのだった。マーシャを守ると言いながら、結局危険に陥れ、全てはレッドのせいだという。パナベイカーは、クーパーたちがリズを襲った犯人を捜査するのを許さず、その代わり姿を消しているレッドを見つけろと言う。リズがいなくなったからといって、レッドが情報提供をしなくなるのは許さないという。アラムは、リズを監視していた組織が、エネルギー関係のビジネスのコンサルトをしているベンジャミン・ストルダーも監視していた事を掴む。ストルダーはワーウィックホテルに滞在しており、国際金融会議に出席する予定だった。レスラーとナヴァービがストルダーの身柄を確保に向かうと、ストルダーは謎の女に誘拐されようとしていた。後を追ったナヴァービは、女と戦ってストルダーを守るが、女は逃がしてしまう。ナヴァービは女が拘留中のはずのネズ・ローワンだったという。ストルダーは仕事上自分が狙われる事もあると言い、ローワンのことは知らないと答える。クーパーはパナベイカーにローワンの件を尋ねるが、パナベイカーは上層部の判断でローワンを釈放したという。何か秘密の任務があるらしい。クーパーはトムに闇で調べるように頼む。アラムはデンベから行き先を聞き、レッドに戻るよう、説得に行く。必死の説得にも、レッドは今はまだ戻らないという。FBIに戻ったアラムは、静止軌道上の使われていない衛星が監視者に使われているのではないかと考え、侵入を試みる。それにより、暗号化された情報を手に入れ、今も監視中の基地を特定する。FBIが基地に向かうと、素早く察知され、監視者らは基地を破壊して逃亡した。アラムは、ストルダーがずっと部屋にいたと、FBIに嘘を言っていた証拠を見つける。ストルダーはホテルの通路で女性と立ち話をしていた。トムはパナベイカーを尾行し、ストルダーと会っていた女性と面会している情報をクーパーに伝える。トムはその女こそ、カタリーナ・ロストヴァで生きているのではないかという。レッドはドムから、当てにされている人の元に戻れと言われ、アラムの家を訪ねる。借りを返しに来たという。レッドがソフトな人間的な面を見せるのはうれしいですが、やはり早く元のキャラクターに戻って欲しい。ドムとレッドの関係は義理の父と息子、舅と婿、という事でしょうか。「我々は」と言っていたので、カタリーナが姿を消したのは、やはり工作ぽいですね。そして、ドムはピアノが上手。居座るレッドを納得するまで置いてくれるなど、良い人でした。ちゃんとシングルモルトのスコッチまで買ってきてくれるし。ともかく、やっとレッドのエンジンがかかって、アラムに借りを返しにきた。犯人の目星が付いているのでしょうか。一方、良い人か?と思っていたパナベイカーにも疑わしい行動が。再び、クーパーとトムがコンビを組む。このコンビはろくな事がない。(笑)あの謎の女がもしかして、カタリーナ?ロシアのスパイだった女が、今はアメリカの政府と通じている?ストルダーの動きは、世界の金融市場に影響するだろうから、その面から監視していても不思議ではないですが、リズを狙っていた組織の目的は何だったのか、早くそちらの話に進んで欲しいですね。弔辞を述べて、リズをリスペクトしていたアラムも良かったけれど、リズの私物を勝手に持っていくな!と激怒するレスラーも良かったです。相互に認めあった同僚への思いが、男っぽく描かれていましたね。
June 8, 2016
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これもまた「Chicago:P.D.」とのクロスオーバーですね。例のシリアルキラーを追っての連動なので、単独でもわかる部分もあるが、結末が見られない。「Chicago:Fire」の方はAXNで見られるようになったけれど、こちらはどこで放送されるのかなあ。連続レイプ殺人犯のイエーツ(Criminal Pathology)が、ペラム・ベイ公園で見つかった遺体について、中西部の失踪者ではないかとほのめかしたため、オリビアはシカゴPDのヴォイトに連絡を取る。イエーツ自身はアマンダを要求していたが、オリビアとしては2人を近づけたくない。シカゴからはリンジーとドーソンがやってくる。リンジーはナディアを死なせた件で、まだ罪悪感にさいなまれていた。2人は4人の失踪者の写真をイエーツに見せるが、アマンダが来ないために協力的ではない。SVUと合同で話し合った上、オリビアはカリシを連れてアマンダを行かせることにする。イエーツは模範囚として、刑務所内でボランティアも行っているが、同じ刑務所にイエーツの宿敵、ラドニックもいた。改めて写真を見たイエーツは、一人の女性が家を出てから売春婦となり、ゲーリー郊外のサービスエリアに埋められているという。それ以上は、特待棟への移送が条件だと要求する。実はラドニックはその特待棟に収容されていた。イエーツは復讐を企てているのか。カリシは2人部屋にいるラドニックに会い、もしイエーツが同じ棟に収監されたら怖いのではないかと尋ねる。ラドニックは、扱い離れているから大丈夫だという。オリビアは次は自分がイエーツと会うと言い、ドッズを伴いバーバと刑務所に向かう。受刑者たちは運動場で運動しており、イエーツは図書室にいるのではないかという。その時、運動場の上空にドローンが現れ、次々と荷物を落とす。その中には、麻薬や携帯電話、銃などが入っており、刑務所全体で緊急点呼が行われる。するとラドニックとイエーツの姿がなく、ラドニックの部屋の壁に穴が開けられていたことが判る。ラドニックの同室のホセによると、今朝イエーツがやってきて、自分も脱獄すると言ったという。それにしても、ラドニックは壁をくりぬく道具をどこで手に入れたのか。脱走ルートをたどると、排気口の側で作業者に乗った男性2人が首をへし折られて死んでいた。2人は外部の協力者と思われ、ラドニックが金で雇ったが、しゃべられるのを恐れて殺したと見られる。刑務所所長はイエーツがアマンダに執着していたことから、オリビアにアマンダを呼べという。凶悪なレイプ殺人犯2人が逃亡した事から、テレビなどでも報道され、関連機関が大捜査網を敷いた。いったんはシカゴに戻ったリンジーとドーソンも戻ってきた。同室のホセは、ラドニックと紛争回避訓練の講師、ウィルキンスが親しくなり、毎回持ち込むラザニアに隠して道具を手に入れていたという。ウィルキンスは、オリビアを誘拐したルイスの逃亡にも手を貸した人物だった。SVUがウィルキンスの自宅に向かうと、夫が一人でいて、妻は朝から家族の買い物に出て行ったままだという。ウィルキンスの車が乗り捨ててあるのが見つかり、周辺から囚人服と女性の服、カツラが見つかった。さらに、近くの車のトランクからウィルキンス本人が閉じ込められているのが見つかり、イエーツとは昼間で一緒だったという。ウィルキンスはラドニックと精神的に繋がっていて、脱獄に手を貸したところ、それを聞きつけたイエーツが便乗して、イエーツは彼女を殺せとラドニックに命じた。ラドニックは死なせたと思わせ、助けてくれたという。ラドニックとイエーツは逃亡中と思われるが、なぜかイエーツの目撃情報はアメリカ全土から寄せられていた。しかし、NYで州警察官がレイプされ殺されているのが見つかる。別荘地で近所の人から通報があり、中を調べようとしたようだ。近くに血痕があり、ボート置き場にラドニックが隠れているのが見つかる。ラドニックはイエーツに両膝、両足首を折られていた。イエーツはラドニックが逃亡先としていたウェルスレイ島に向かったと思われる。その頃、イエーツがカナダへ向かったと考えていたリンジーはドッズと共に車を走らせていた。リンジーはパトカーが止まっているのを見つけ、管轄外だというドッズが止めるのも聞かず、飛び出していく。警官が撃たれて死亡しており、ドッズも何者かに撃たれてしまう。それでもリンジーは森の中を追い、山小屋を見つける。家の中で隠れていた少女は、パパが外に行ったという。その時銃声がして、リンジーが飛び出すと、イエーツが自動車を奪い逃げていった。少女の父親は頭を打ち抜かれており、口の中に「リンジー、故郷で会おう」とメモがあった。カリシがラドニックから信頼を受けているので、とても役に立っている。リンジーの暴走は予想通りですが、それにしても付き添いの相棒刑事は何の役に立っているんでしょう。シカゴとの連絡係?撃たれたドッズは致命傷ではなさそうなので、安心しましたが、SVUでシカゴ警察の刑事が活躍するのはどうしたものか。これ、後半は当然シカゴで決着を見るのですよね。今回お休みのフィンがまたシカゴに行くのかな。アマンダに執着したイエーツが、最後にもう一度会いたいと言ってくるのかなと思うのですが。それにしても、女性の刑務所長と受刑者のセラピーをしているウィルキンスのだらしないことと言ったら。イエーツやラドニックのような、人を操るタイプの受刑者にとって、赤子の手をひねるようなもので、決して近づけるべきではない。特にウィルキンスは、刑務所に出入りしたら駄目でしょう。アマンダではないけれど、イライラだけが募るエピソードでした。他に見所がないものなあ~
June 6, 2016
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『時間外の捜査活動』なーんか、脱力エピでしたね。でも終わった感じは、ベルサリオの人情ドラマぽい。マクギーとデライラの生活が垣間見れたのは良かったかも。911にマルドゥーン下士官から通報があり、NCISが現場に向かう。帰宅途中、女性がナイフで男に襲われているのを見て、警告をした後、銃で3発撃ったという。襲われた女性はエイミー・ハリソンで、男が車で追ってきてぶつかって止まり、引きずり下ろされたという。その後、男の車に押し込まれナイフで脅されている時にマルドゥーンが通りかかった。2人の供述は一致していて、エイミーは男の事を知らないという。マルドゥーンが使ったのは、古いスミス&スミッソンの銃で、登録はされていない。1月に他界した祖父の持ち物で、まだ手続きをしていないという。ギブスはマルドゥーンの言うことを素直に信じられない。アビーが調べたところ、銃の指紋もナイフの指紋も2人の言うとおりだと判る。しかし、アビーは「雲行きを見るべき」という。被害者はかなりの犯罪歴のあるグラフトンで、マルドゥーンは成績優秀、10代から人助けをする英雄だった。ギブスはチームに帰宅するようにいう。デライラとディナーを楽しむマクギーは、「マルドゥーンが立ち寄ったコンビニは、方向が違う」というデライラの言葉が気になり、現場を思い出して、3台の車の位置が納得できないという。残業していたビショップはモルグに立ち寄る。ダッキーは遺体から弾丸を取り出した上で、自分たちが到着した時に左を下に横たわっていたのに、死斑が右側になるという。つまり、誰かが遺体を動かした可能性がある。さらに、死亡推定時とマルドゥーンの通報までに1時間の間がい空いているという。美女とデートをしたトニーは、優秀な射手のマルドゥーンが至近距離から3発撃って、3発目が当たったというのは変だと気づく。射手なのに銃が汚れて手入れされていないのも変だ。ビショップはギブスの自宅に寄り、ナイフについた血痕から、犯行時にはナイフはさやに収まっていたのではないかという。つまり、犯罪現場は工作された可能性がある。2人はダイナーでエイミーについて調べ、2005年に少年鑑別所に収監されていた事がわかる。その理由については封印されていた。結局、事件が気になるチームは全員現場に戻って調べ直すことにする。アビーはエイミーが襲われた時間にメールをしていたのを見つけ、その相手はマルドゥーンだったことがわかる。マルドゥーンは、ギブスの厳しい取り調べにも最初の供述を繰り返し、弁護士を要求する。アビーは被害者から取り出された弾を調べ、そこからエイミーのDNAが見つかったという。つまり、弾を装填しグラフトンを撃ったのはエイミーだったのではないか。グラフトンはエイミーが入っていた少年鑑別所の看守で、グラフトンにもエイミーにも麻薬の前科があった。2人は売人として繋がりがあったのではないか。エイミーを改めて聴取すると、自分は売人ではないという。ロッカーから大麻が見つかって、売人を言わなかったために少年鑑別所に入ったが、8ヶ月で釈放された。その間、グラフマンにレイプされ続け、昨日、たまたまガソリンスタンドでグラフマンを見つけたため、思わず後を追ったという。その時の恐怖や憎しみ、苦しい感情がわき上がり、車をぶつけるとグラフマンは車を降りてきて、自分に気づいた。叫びながら近づいてきたために、思わず撃ってしまったという。マルドゥーンとはボランティア団体を通じて知り合いで、彼に連絡し、マルドゥーンは反対したが、エイミーは嘘をつくことにしたという。しかし、それはマルドゥーンの考えだった。知り合って、過去の辛い話を聞くうち、エイミーをまた刑務所に送り返すことはできないという。ギブスは優秀なマルドゥーンがエイミーへの思いで、嘘をついたことに理解を示し、今ならエイミーは正当防衛を主張できるという。マルドゥーンにも司法妨害には問わないという。チームは一晩活躍して自宅に戻ろうとするが、すでに出勤時間だった。NCISのメンバーは、デライラも含め、プライベートでも仕事のことばかり考えているという事ですね。このまま、マルドゥーンが英雄的な行為を行った事にしておいても良かったが、捜査官魂がそれを許さない。この事件には何か、しっくり来ないことがある。トニーがデート中、心ここにあらず状態なのは変な感じですが、まあ、ゆるーく楽しいエピソードでした。被害者がエイミーにしたことは酷い事で許せませんけど。ちなみに、新しいデート相手のレアは「Fairly Legal」のローレンだった。セクシーだけでなく、感じの良い人だと思いますけどね。女性を虜にする、トニーの魅力が楽しめたのはおまけだったかな?しかし、ますます「今の」ディノッゾ・シニアに似てきた。(笑)マクギーとデライラがビショップとジェイクが陥った失敗を意識して、いろいろ工夫しているのが面白かったです。ギブスは相変わらず寂しい食事ですねえ。タフト医師のアドバイスは何も聞いていないですね。
June 3, 2016
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内容的にもたっぷりありましたが、やはりクィンとキャリーが仲良ししているのが良いですね~これだけで十分楽しめるのですが、戦うべき相手が見えてきたのが2人の絆をさらに強くするでしょう。シリアをめぐる中東情勢はわかりにくさを感じていたので、これはまあフィクションですが、いろいろ参考になることがありますね。キャリーはクィンからソールが自分を殺そうとしていると聞かされる。命令は上層部から出ていると言い、クィンはとにかくキャリーが殺されたとでっちあげて時間を稼ぎ、国外に逃げるように言う。キャリーはフラニーのためにメッセージを録画する。ソールは古くからの友人のエタイの家で過ぎ超しの祭りを祝う。エタイはアメリカ政府がアサド大統領の代わりにユーセフ将軍を推すのではないかと鎌をかける。ソールは話をごまかす。イスラエルとしては、アラブ人同士が争っている間は国は安泰なのだという。ヨナスはキャリーがいなくなり、一人で行方を捜す。サットンは、ヌーマンから渡されたデータが空だったことから、自宅軟禁中のハッカー、ザビーネの力を借りて、ハッカーと連絡を取ることにする。ソールとアリソンは、スイスで密かにユーセフ将軍の娘が臓器移植を受ける場を設定し、接触を試みる。ユーセフは国を出るのに監視が付けられており、隙を見てソールが人望のあるユーセフなら、アサドの代わりに国を率いることができると説得する。アメリカ政府はそんために1000万ドルを手土産として渡すという。それを使ってシリアで自由選挙と民主主義を実施すれば、アメリカも支援するという。シリアを統一できるだろう。ユーセフは乗り気ではないが、アサドはいずれ化学兵器を使ったという罪をユーセフに押しつけるかもしれない。キャリーは脱出用に準備していたパスポートと金を手にして、クィンの指示通り国外に出るつもりだったが、やはり自分を殺す者を見極めたいという。ソールがクィンを使って自分を殺させるというのは、あり得ないという。ザビーネがヌーマンとコンタクトを持ち、データが偽物だったと告げると、ヌーマンはコーゼニックがすり替えたと気づく。その頃、コーゼニックはロシア外交官のつてで、イワンという男と会っていた。金を受け取るのに、他にコピーがあるかどうかをチェックすると言われ、コーゼニックは恋人の部屋にコピーがあるのを話してしまう。恋人もコーゼニックもロシアンマフィアに殺され、ヌーマンは事態の深刻さを知る。クィンが受け渡し場所の郵便局を訪れると、待ち構えていた男がクィンを狙った。キャリーが手を貸して、男を殺したがクィンも大けがを負ってしまった。2人はクィンのアジトに戻り傷の手当てをする。ユーセフは娘の手術が終わり、アリソンに妻と娘をヨーロッパのどこか安全なところに残していきたいという。それはできないというアリソンに、ソールはそれは良い兆候だという。キャリーは暗殺者から奪った携帯に、一つだけあった履歴に電話をかけてみる。相手はアリソンだった。その時、ユーセフの乗ったジェット機が爆発する。アリソン、何という悪女。そういえば、先シーズンもパキスタンのタスニームだっけ、気に入らない女がいましたよね。アリソンはソールに取り入って、秘密のミッションも知っているという事でしょうか。キャリーの存在は邪魔なのかな、しかし、クィンとキャリーの関係を知らなかったということか。クィンも、ソールが殺すはずがない、疑えよと思いますが、キャリーが危険となると判断が狂うのでしょうね。とにかく、自分の手のひらを切って血をキャリーになすりつけるだけでも、あは~という感じ。フラニーへの愛を語るキャリーの気持ちを深く受け止めるクィンも良し。キャリーが諜報員魂を失わず、緊急脱出用のIDなどを持っている事に感心し、「あなたのことをずっと考えていた」と言われて、「もう良いんだ」とはにかむクィン。撃たれながらもキャリーに逃げろと言うと、キャリーが「置いては行かないわ!」と叫び、モルヒネを打たれたクィンがキャリーの方に顎を埋めるところも、もうおいしい場面ばかりですね。アダールとソールがもくろんでいたのは、アサド大統領を下ろして、次のアメリカの息がかかったリーダーを選ぶという事ですよね。でも、イスラエルはそれを快く思わないという事なら、ユーセフ一家を殺したのはイスラエルのスパイという事になるのかな。つまり、アリソンはイスラエルのスパイの可能性もありますよね。ハッカーが欲をだしたために殺されてしまい、CIAの文書も盗まれてしまった。情報が外に出るとただになってしまうので、案外彼ら(マフィア?)が持っている方が安全なのかもしれません。さて、ソールはいつアリソンの裏切りに気づくのか。女と女の戦いが始まるのかな~
June 2, 2016
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衝撃的なエピソードの後に、こういう番外編的なものがあってもよいと思います。想像通りのオチなので驚きませんが、見終わってからLotte Verbeekだったと知ってびっくり!「アウトランダー」のゲイリス・ダンカンですよ。前髪を下ろすと全然判らなかった~心の折れたレッドはタクシーをケープ・メイに向けて走らせる。海辺の休業中のホテルを訪ねたレッドは、女性が海に向かって入っていくのを止めに入る。女性を救いホテルで介抱したレッドは、不思議な感覚を得る。意識を取り戻した女性は、自分を殺しに奴らが来るという。レッドは女性のために周囲を見回って、なぜ死を選んだのかと尋ねる。女性はレッドにも話すべき事があるだろうと言い、レッドは赤ん坊の命を救うために他に選択肢がなかったと話す。しかし、それは今までにしたことで最悪の事だった。リズを慈しみ、安全を守っていれば幸せだと考えていた。それは傲慢な考えだった。レッドが何をしようと死がつきまとう。ここに来たのは、前に来た事があるからだ。その時の自分は今とは違った。女性はレッドに人を殺したことはあるかと尋ねる。殺すべき相手は殺すというと、女性も人を殺したことがあるという。その時ガラスが割れる音がして、不審者に侵入された。レッドはバスルームで殺人者と戦い殺す。女性はこれは奴らの一人で、もっとやってくるという。女性はなぜ自分を助けたのかと問う。レッドはかつて心底愛した女性を失ったという。その女性は女の子を一人遺していった。トムは生まれた子供に近づくなとレッドに言った。もう、彼女を見守ることさえできない。トムを殺せば、赤ん坊に被害が及ぶことになる。女性の追っ手が到着し、レッドは女性と一緒に戦う事を選ぶ。選択肢は常にある。女性は娘を守るため死を選んだという。自分がいれば娘に死をもたらすという。レッドと女性はあらゆる手段を使って、暗殺者軍団と戦う。全員倒したところで、レッドは異変に気づく。女性はまた海辺に向かっていた。追いかけたレッドはそばにいた男性に、女性を見なかったかと尋ねる。男性はこの2週間でみかけたのはあんだだけだ、という。男性が砂の中から見つけたロケットには「カタリーナへ、パパより」と彫られていた。女性はレッドの前に立ち、「私か、マーシャだった。あなたはマーシャを通して私を助けたのよ」という。レッドはするべき事を思い出す。最初のアヘン窟の夢オチだったのか、と思いましたけど、無人のホテルが「シャイニング」や「サイコ」ぽい演出で、良かったと思いました。さすが、ジェームズ・スペーダーの腕の見せ所満載で、見応えはありましたね。海辺の風景も「リベンジ」の舞台のようで、レッドの内面をえぐり出すのに適していたと思います。結局、カタリーナとレッドは激しい恋をして、その娘マーシャ、つまりリズのためにカタリーナは死んだという事ですね。その反動なのか、レッドは悪の世界に身を置いてひたすらリズの成長を見守った。リズのためなら殺しも厭わなかった。そのリズが母親と同じように命を狙われた時、2人とも失うか一人だけ助けるか、選択しなければならなかった。同じ事を繰り返すことになり、激しい罪悪感でレッドは現実から逃避しようとした。そこに、カタリーナが道を示しに戻ってきたという事ですかね。もちろん、全てはレッドの頭の中の出来事なのですが、たまにはこういったロマンチックなエピソードもありでしょう。次週からの反撃に期待しましょうか。ニック、殺されちゃったのでしょうか。
June 1, 2016
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