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今回は、リズのパーソナル・ストーリーと事件がマッチしていて、なかなか良かったと思います。ママの秘密にもどんどん、踏み込んで行っていますしね。バズって、今回初めて名前を知りましたけど、役者さんもバズ?スタントの人か何かかしら。数年前に失踪し、死亡したと思われていた子供たちが相次いで見つかった。顔に何かのペイントが施されているが、いずれも障がいや特別なケアが必要な子供たちで、クーパーは顔のペイントから指紋を検出するようにいう。リズとレスラーは口を開かないイーサンの病室を訪ねる。虐待の痕跡はないという。調べたところ、イーサンが失踪する2週間前に両親が養子に出すため、斡旋所を訪問していたことがわかった。両親のリンリー夫妻はイーサンの療育に金がかかるため、仕事を増やしたり負担になっていたと思われる。FBIは、両親が何か隠しているのではないかと考える。レッドは人捜しのグレンに元KGBのヴァシリア・パティンカを探してくれと依頼する。トムは強盗事件で金を手にし、リズにレッドから自由になれるので養子に出さないでくれと連絡してくる。相棒のジーナは、トムに2人で組んでチューリッヒへ行こうと誘う。リンリー夫妻が最後に相談した斡旋所の担当ノア・シュースターは、イーサンが失踪した後にリンリー氏から25,000ドルを振り込まれていた。リンリー氏は、そのことについては何も知らないと言い、妻が出て行ったまま戻ってこないという。FBIはリンリー氏を連行し、リズはイーサンを自宅に連れ帰る事にする。しかし、イーサンに食事を作ろうとしてリズがぼやを出すと、隣で監視していたバズが銃を持って飛び込んできた。リズは監視は必要ないとレッドに怒る。レッドはリズに子供を手放さないようにいう。ノア・シュースターが担当した案件で、養子縁組を断念したケース93件のうち、その後子供が失踪したのが16件あった。明らかにノアと子供の失踪には関係がある。イーサンから検出された指紋は、失踪届の出ている子供たちのものであることも判った。ノアの妻は、望まれない子供たちを集めて育てる「レディ・アンブロジア」として、息子のセオドアと暮らしていた。ノアはリンリーの妻を捕らえて殺すと、もうこのようなことは辞めるべきだという。セオドアがイーサンらを逃がした張本人だった。しかし、アンブロジアは、事情を知っているイーサンを殺せとノアに命令する。アラムは、ノアがリズの住まいを知ったと気づき、今すぐイーサンを連れて逃げるようにいう。すぐにノアとセオドアが到着してリズを襲うが、隣に控えていたバズがリズを救い、ノアを捕らえる。レッドはグレンが探し出したヴァシリアに会いに行く。ヴァシリアは名前を変え、聾唖学校の教師として働いていた。レッドは彼女の行方不明になった娘を探し出す約束で、グラスノスチのファイルを渡してくれと頼む。児童福祉局は度々トラブルを起こすリズの元にイーサンを置いておけないというが、イーサンは少しずつリズに心を開きかけていた。レッドはノアを締め上げ、子供たちの居場所を聞き出す。リズは自分の母が自分を手放す時はどうだったのかと、レッドに尋ねる。冷戦の終結とソ連の崩壊で、リズの父親はリズを連れて去った。母親は娘を取り戻そうとして、あの火事の夜に言い合いとなった。母親はまだ夫を愛していて、家族をやり直すつもりだった。しかし幼いリズは誤って父を撃ち殺し、最愛の娘に最愛の夫を殺された母親は、2ヶ月後海に身を投げた。リズは自分が両親を殺したと落ち込む。ノアがリズの家に残した蝶の絵を調べると、肉食のシジミチョウの絵だという。アラムは蝶の幼虫を購入した人物を捜す。ノアは、ヴァシリアの娘アーニャの居場所を聞き出すが、手遅れだと言われる。アンブロジアは、12歳の誕生日を迎えた子供たちを「蝶」となって永遠に生きていくため、さなぎにして空井戸に投げ込んでいた。レッドはアンブロジアの子供の家に急ぎ、アーニャを救い出す。セオドアには兄がいたが、事故で兄を失った。できの良い息子が死んで落胆したアンブロジアは、セオドアにお前が兄を殺したと言い続けた。アンブロジアはセオドアのような、社会からのけ者にされ、受け入れられない子供たちを救ったのだというが、レッドはセオドアに、醜いのはお前ではなく母親だと話す。セオドアは母を空井戸に投げ込んだ後、自分もそこに身を投げる。イーサンは父親の元に戻される。トムはジーナのチューリッヒ行きの誘いを断り、ジーナは仕事仲間ごとトムを殺そうとする。かろうじて生き延びたトムは、民家に逃げ込んでそのまま倒れERに運ばれる。レッドはヴァシリアに娘を帰してやり、「ロストヴァ」のファイルを手に入れる。リズは子供を手放す事をトムと話し合おうと考える。リズの両親の話は、レッドが言うことが「本当」だとしたら、悲劇ですね。なんて、救いがないのだ。でも、服を脱いで海に入っていった母親が生きているという噂もあるのですよね。グラスノスチで、隠されていたKGBエージェントの記録が明らかになったのでしょうか。レッドはリズをもうどこにもやりたくないので、監視し、生まれてくる子供ために信託預金を準備してやり、至れり尽くせり。予想通りだな。そして、危険な要素をはらむトムとは縁を切って欲しい。でも、リズは親子の絆の良さを実感し始めている。イーサン親子を見つめるリズと、目配せするレスラーのシーンが良かったですね。何も言わなくても判るんだな、この2人は。しかし、トムに危機が!こうして、このカップルはリズの気持ちが現実とすれ違うのでしょうね。やっぱり悲劇のカップル。。ちなみに、制作側はトムを主人公にしたスピンオフを考えているらしい。そのエピソードを今シーズンでやって、もしピックアップされなければ、トムは来シーズン、レギュラーに戻ってくるとか。何でもスピンオフすればよい、というものじゃないでしょうに。ちょくちょく顔を出す人捜し屋のグレンに、吐かせ屋のブリムリー。今回はラマ?アルパカ?を連れて、一体どういう拷問をしたんだろう。(笑)本国でもまだ最終話は放送されていませんが、来シーズンへむけて、気になりますね。
April 27, 2016
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このエピソードの前の7話「Patrimonial Burden」は、録画を失敗したので、再放送の時に書くことにします。祝、シーズン18ピックアップ。この調子だと、本家にならって20シーズンまで行きそうですね。テーマはSVUでは珍しくないものでしたが、新人ドッズのキャラクターを掘り下げるという意味ではオーソドックスな手法が良かったと思います。15歳のリリーが早朝練習のプールに行った後、行方がわからなくなった。心配する両親からの通報でSVUが捜査を始める。リリーのタブレットには、両親が知らない年上のディエゴという男とのメールがあり、水着の写真があった。ボーイフレンドのピーターは、最近リリーが授業をさぼったり、たばこ臭かったり、友達の顔ぶれが変わったり、様子が変だったという。SVUは思春期のリリーが親の知らない世界に踏み込んでいたと考える。大学の友愛会の寮にも出入りしていたと聞き、ディエゴの身柄を捕らえる。しかし、ディエゴはリリーが15歳と聞いてからは会っていないといい、アリバイもあった。リリーのデビットカードが使用されたという通報があり、ホームレスの男が捕まる。男は高架下に捨てられていたバッグからカードを拾ったと言い、現場でリリーのプールの鞄が見つかった。周辺の捜索を続けたところ、毛布にくるまれたリリーの遺体が見つかる。死因は後頭部への鈍器損傷で硬膜外血腫ができ、ゆっくりと死んでいったという。レイプの傷はないが、服は破られ、爪の間に皮膚、太ももに精・液が検出された。DNAを調べたワーナーは、家族検索をして、犯人と15%の部分一致する人物がいるという。おそらく同じ父親の血縁関係で、軽微な容疑でDNAを採取されたブレンダン・ケイヒルを訪ねる。ブレンダンは、自分は養子なので実父の事は知らないという。そこで、実母に話を聞くと、ブレンダンは既婚者と交際して妊娠した子で、相手はレイ・マリーノだという。ただ、レイは5年前に死亡しており、ジョージとロビーの2人の息子がいる。SVUはレイの妻に知られないように、兄弟を署に呼びDNAを採取する。弁護士をしているジョージは、弟のロビーが薬物を摂取すると記憶を失う事があるという。ロビーは昨日は兄の事務所のカウチで寝ていたというが、遺体を縛っていた運搬用のテープと同じタイプのものを持っていた。しかし、ロビーの車からはリリーのDNAなどは検出されず、ワーナーは、兄弟のDNAは犯人の物とは一致しないかったという。ということは、ブレンダン、ジョージ、ロビー以外にも男の兄弟がいるのか。ワーナーは、犯人は彼らよりは若いと言い、レイの妻に直接夫の女性関係を聞くことにした。妻は何も知らなかったが、ジョージは父には隠れた女性関係があり、その家族と会ったことがあるという。その女性は、男女の双子をもうけていたが、長男は10年前に死亡していた。実は彼女以外にも不倫関係だった女性がいて、三兄弟がいるという。ただし、この女性は当時結婚していて、今更不倫相手の事で警察には協力的ではない。ドッズは息子3人とも逮捕しようというが、カリシがアイディアを出し、アルコール検問を装って3人のDNAを集める。そのうち、ゲリーは、バンの中に運搬用のテープがあり、検査の結果も一致した。ゲリーは清涼飲料の配達をしており、リリーが通っていたプールの自販機にも飲み物を補給していた。ゲリーを逮捕したところ、バンの中からリリーの血痕が見つかり捜査は終わった。ドッズは捜査を始めた時にはリリーが生きていたかもしれないと、責任を感じ、犯行の動機を知りたいという。ゲリーはプールで見かけるリリーをかわいいと思っていたが、リリーの方から車に乗せてくれと助手席に乗り込んできたという。話しかけてキスをしようとすると、リリーが暴れ出し気づかれると困るので黙らせようと車の中で揺さぶると、床で頭を打ちぐったりしてしまった。怖くなったので暗くなるまで待って、下ろそうと思ったら死んでいたので毛布に来るんで捨てた。あれは事故だったという。ドッズとオリビアは両親に捜査結果を告げる。オリビアは思い悩むドッズに、家に帰って愛する人と話し、日常を大切にすることだ、とアドバイスする。一体、レイ・マリーノ氏はどれだけ艶福家だったのか、あっちにも、こっちにも子供が、というのは現実離れしていましたが、初めて子供が被害者になる事件を担当したドッズ・ジュニアの心の動きが丁寧に出ていたと思います。子供を亡くした親の心を癒すことは誰にもできないし、辛い現実を伝える立場はこれまでエリートだった?ドッズにとって、初めての経験だったかも知れませんね。オリビアはそれを20年近く続けてきた訳で、幼い子供も育てている。一体、どうすればそういう事ができるのですかと、ドッズならずとも、尋ねたいところです。オリビアは様々な経験を重ねて、立派な警部補になったということですね。それでもちょっと目を離した隙にノアの姿が見えなくなって肝を冷やしたというのも、偽らざる親の気持ちですね。この先も、オリビアはノアにハラハラさせられるんでしょう。捜査ですが、なぜ被害者が最後に目撃されたプールを中心に聞き込みやら監視カメラの映像のチェックをしなかったのかと思いました。ドッズとカリシがロビーに自白を強要しているのは、良くなかったですね。弁護士の兄がもっと抗議しても良かったのに。アマンダはまだ自宅で出産を待っているという感じかな?お母さんが世話をしてくれないので、毎日冷凍食品かレトルトを食べていて、それをみんなで手料理を食べさせようとは、愛情があますよね。
April 26, 2016
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『姉弟都市:後編』クロスオーバーの後半。改めて、本家とニューオーリンズはクロスオーバーしやすいのだろうな、という感じがしました。チームリーダーが同じようなタイプで、CSI的な連携が可能ですね。邦題をあえてアビーとルカになぞらえて「姉弟」にしていますが、ニューオーリンズとDCは姉と弟の絆のある街、というニュアンスでしょうか。ただまあ、実際のニューオーリンズの「姉妹都市」はアメリカ国外の都市となっていて、日本では島根県松江市だそうです。だから、原題の意味がちょっとわかりにくい。本当に愛と絆だったのかな。前話の続き。ダッキーとパーマーを取り囲んだ男たちは、バンに遺体がない事を確認すると去っていった。男たちは外交官ナンバーの車を使用していた。ビショップは極秘にパブレンコの遺体をニューオーリンズのウェイドのモルグに運ぶ。所在の判らない、ジェナー・ブライ社長はすでに死亡していると思われる。ライブリー中佐が国防総省で議題にしようとした「マンタ・レイ」計画は、レーダーに感知されない次世代の軍艦のことで、金銭面で計画が中止となり、その後ロシア政府が船を手に入れようとしたという。ルカを陥れたエヴァ・アサロワはGRUの潜入捜査官で、ニューオーリンズでブライ社長を探っていたようだ。プライドはエヴァを捕らえるために、ルカに会う。エヴァは警戒して身を隠していたが、プライドに自分は誰も殺していないと言い、ルカが手を貸し、NCISの手から逃亡してしまう。プライドはルカを安全のために拘束し、エヴァがスパイであることを告げるが、ルカは揺るがない。パブレンコの遺体に残った蚊の刺し痕から、血液サンプルを取り出し、刺された場所を特定する。ニューオーリンズからほど遠い湿地帯の中に、生態系の監視施設があり、そこに生命反応があった。NCISが突入すると、そこにブライ社長が隠れており、ここを動かないという。水を飲んだブライ社長が倒れてしまったために緊急搬送をし、命を救う。同じ毒が使われたようだ。ブライ社長によると、「マンタ・レイ」はブライ産業が始めたプロジェクトだが、国防総省が投げ出し、その後船を商業用に改造することを許可したという。今は石油探査船としてノルウェイの企業に売却したが、実はロシア政府が海外の技術を購入するために作ったダミー会社だったという。ノルウェイに船は到着していない。ロシア政府はその陰謀が知られたので、関係者を殺したのか。それならば、なぜ用が済んだエヴァはニューオーリンズを去らないのか。セバスチャンは偶然パブレンコの歯のインプラントに、信号を発信している小さな装置があるのを見つける。これはマイクで、これまでのNCISの会話は全てロシア側に知られていた事になる。パットンは、信号の逆探知を行い、とあるホテルに盗・聴者がいるという。プライドはそこで、ロシアGRUのスパイで、かつてプライドがモスクワで逮捕されたパウリナ・クルテワと再会する。パウリナは今は外交団のメンバーで、エヴァの事は知らないとしらを切る。パウリナには外交特権があり、情報は何も得られない。セバスチャンはパブレンコの歯の発信器をもってDCに向かい、アビーと共に分析する。パットンはプライドの携帯に細工をし、パウリナの近くにある携帯に侵入することに成功する。監視していると、パウリナらはエヴァを探して店の中に入っていき、そこで発砲騒ぎがあった。現場に駆けつけると、男らが倒されパウリナが隠れていた。拘束されたパウリナは、エヴァはパブレンコの直属の部下で、ブライの情報収集のために働いていたが、パブレンコの忠誠が疑われるようになったので、自分が派遣されたという。しかしエヴァとは連絡できず接触できなくなったという。プライドは協力的でないパウリナを説得し、GRUのスパイたちに仕込まれた歯のインプラントの事を伝え、エヴァの発信器の周波数を教えろと迫る。拘束中のルカが姿を消し、美術館でエヴァと会っているところをNCISが確保する。エヴァはルカに、これまでにしたこと、これからすることを許して欲しいという。そこに、2人を狙う者が狙撃し、エヴァは狙撃者を追う。NCISも2人を追って、プライドは狙撃者がブライ産業の警備主任ハクスリーであることに驚く。エヴァとハクスリーが殺し合いをするのをプライドが助け、エヴァは拘束される。エヴァは、ハクスリーの本当のターゲットはルカだったという。ルカはパブレンコが来た最初の会合の時に食事を出していた。パウリナの身を案じて、なかなか真実を打ち明けようとしないエヴァだったが、プライドがルカの気持ちに免じて話せと説得する。パブレンコはエヴァにとって恩師であり、スパイ活動よりも人命に関わるものがあるとして、ブライ産業への潜入を命じた。そのためにルカを利用したのは事実で、捜査の途中で死者が出たのでパブレンコを殺した犯人を捜すためにニューオーリンズに残った。ルカは酒を飲ませて、飛行機に乗らないように守った。パウリナの警備担当官を殺したのはハクスリーで、パブレンコもハクスリーが殺したという。だが、自分が監視されているのが歯のインプラントだったとは知らなかった。ハクスリーはロシアの手先ではなく、ブライ社長の命令で動いていた。ブライ社長はベネズエラに逃亡しようとしていたが、ラサールが追いつく。ロシア政府が策略を使い、マンタ・レイを売るようにしかけたというのは嘘で、計画の発覚を恐れ、ブライはハクスリーに命じ、国防総省とのミーティングを潰した。ブライは反逆罪と殺人罪で捕らえられる。エヴァは国防総省が話を聞くため、ギブスの元に移送される。数ヶ月はかかるだろう。別れ際にエヴァはルカに「善い人ね」キスをする。パウリナは釈放され、航行中のマンタ・レイはまもなく氷山にぶつかるという。後半はトニーとマクギーの出場はなし。とうか、マクギー全然出ていませんね。プライドの過去に、ロシアの女スパイとのハニートラップだとか、怪しい駆け引きだとかが出てきて、何やら他のシリーズとあまり変わらないなと思いました。ギブスとは過去にチームとして仕事をしていて、昔はペーパーワークも面倒ではなかった、諜報活動の華やかかりし時代ということか。この感じだとパウリナはまた出てくるのでしょうね。エヴァもギブスに任せておけ、という事なら後で使いようもある。志のある人のようでしたし。DEAの潜入捜査官からNCISに入ったソーニャが、私も同じ仕事をしていた、というシーンは良かったと思います。しかし、ビショップの離婚ネタをここでも持ち出すのかと、食傷気味でした。そこまでジェイクをコケにしなくても。このクロスオーバーで感じられたのは、ルカがとんでもないお人好しで、アビーが過保護でうるさい姉という事でしたね。パブレンコのことは裏があるのではないかと、度々疑いましたが、結局、ロシアの人なのに(!)正義の人だった、ということで、その損失は大きいですね。それにしても、わかりにくいスパイ劇だったなあ。
April 25, 2016
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『姉弟都市:前編』ニューオーリンズとのクロスオーバー、前半。ニューオーリンズは、まだスパドラでシーズン2が放送されていないので、出演者の変化などにちょっと戸惑います。ルカ役の人は、初めてですか?ギブスがヘアカットして、これで元に戻ったというのようです。ニューオーリンズを出発してDCに向かった小型プライベートジェット機が、途中で交信を絶ち、海軍の戦闘機がスクランブル発進をした。機内に生命反応がなく、操縦士を始め4名は低酸素症で死亡したと思われる。プライベート機は軍に技術を提供するプライ産業の自家用機で、海軍のライブリー中佐が登場することになっていた。すでにニューオーリンズ支局のプライドらが確認中だが、残っている燃料からこのまま自動操縦でNYやフィラデルフィア、ボストンまで飛ぶことになる。海軍では、人気のない山間地の上空で墜落させる事を考えるが、残された時間は少ない。アビーは自動操縦をコントロールすることはできないが、衛星にアクセスしてGPS信号からそれたと機器に判断させようとする。機は高度を上げすぎ、その結果自動的に墜落してしまった。その時、ギブスはプライドから搭乗者名簿にアビーの弟、ルカが乗っていたという知らせを受ける。ルカはシェフとして成功し、ブライ産業で働いている。アビーは現在ルカと連絡が取れないとしても、毎日連絡しているルカがDCに来るのに、何も知らせないのはおかしいという。墜落現場に向かったNCISチームは、機内を確認し、被害者に低酸素症の特徴が見られない事に気づく。操縦士、副操縦士、ブライ産業の副社長、ライブリー中佐に加え、5人目の遺体はシェフ・ルカと書かれた上っ張りを着ていた。運ばれてきた遺体は火事で損傷していたが、アビーはルカではないと断定する。ルカの自宅を調べたニューオーリンズ・チームは1万ドルの現金と銃が2丁入った鞄を見つける。さらに、高性能の盗・聴器も見つかった。ライブリー中佐は急な用件で、国防長官と会う予定だったという。ブライ産業は最近は軍との取引がない。アビーにルカからのメールが届き、姉弟だけに判る秘密の場所が告げられた。アビーはノースカロライナの遊園地に向かうというので、トニーが同行する。ルカの自宅で押収された物には、ルカの指紋が見つからなかったという。ブライ社長は、連絡が取れない状態になっていた。会社側の話では、社長はライブリー中佐に会いにニューオーリンズに行き、そこで姿を消したという。ジェット機に乗っていた乗員から検出された毒物は、バトラコトキシンと判る。機内で提供される食事で、フォークに毒物をスプレーしていた。それらを持ち込んだのは、ニューオーリンズの格納庫の監視映像から、ルカ本人と判る。アビーは探し回ったあげく、ルカと再会する。ルカは昨夜目覚めたら、モーテルだったという。その後、乗るはずの飛行機が墜落し、部屋が荒らされているのを知って、怖くなり、アビーに連絡したという。トニーはルカを容疑者として逮捕し、DCに戻る。天才発明家として有名なブライ社長の車がニューオーリンズの川で見つかり、現在遺体を捜索中だという。ルカはギブスに話をしようとしないので、アビーが自ら真実を聞き出す。ルカは困っている女性を放っておけないたちで、エヴァという女性と交際し、2週間エヴァはルカの部屋に滞在していたという。しかし、エヴァは企業スパイで、それを盗むために、シェフという社長に近い立場にあるルカに盗・聴器をしかけていた。エヴァはDNAや指紋を残していなかったが、似顔絵から顔認証で5つの国家機関に登録されているエヴァ・アサロワであることが判る。さらに、エヴァはあのパブレンコ参事官の部下だった。そのエヴァがギブスに電話を寄こし、人の命がかかっているので正規のルートでパブレンコに連絡を取らないで欲しいという。すぐに逆探知をして、ロシアレストランを突き止め、ギブスとトニーが向かうが、そこに待っていたのはパブレンコ本人だった。パブレンコは、エヴァの電話を利用してギブスに自分と会うように知らせたという。政府に反逆することになり自分の命も危険だが、それでも知らせなければならないことがあるという。ルカの代わりに飛行機に乗ったのは、工作員で、パブレンコの代わりに国防長官に会う予定だった。乗員を殺したのは自分ではなく、ブライが発明した物をロシア政府が狙っているという事を知らせるため、会合をセッティングしたという。パブレンコは情報が事実であることをニューオーリンズで確認し、もし盗まれたら戦争になると憂慮した。しかし、パブレンコは目の前で倒れてしまう。飲んだウォッカの瓶に毒が仕込まれていたのだった。ルカはいつまでも自分に過保護なアビーに、大丈夫だからとニューオーリンズに戻るという。ルカはアビーの意見にもエヴァを無条件に受け入れていた。ギブスは鍵を握る遺体をニューオーリンズに送ったとプライドに話す。ダッキーとパーマーは、モルグのバンで移動中に突然何者かに車を止められる。To Be Continued...緊張感ある導入は良かったと思います。DCとニューオーリンズ支局を結びつけるのも自然。MTACがあるから、いつでもできそう。アビーを不安に陥れる展開も、ありでしょう。ただ、ルカ本人に違和感があったのですが、確か動物病院だったか、ペットショップの店員だったんじゃなかったっけ?アビーの家族だから、イノセントなのは良いけれど、ハイテク産業の社長お抱えシェフになるには、人の良さはかえって邪魔になるように思いますが。アビーが探し出すまでのファミリーストーリーなど、良かったのですけどね。お化け屋敷でトニーと一暴れして欲しかった。ニューオーリンズ側はシーズンが進んでいるので、女性陣に変化ありでしたね。ブロディが髪型が変わって、普通のおねえさんなり、ソーニャは念願の捜査官に。ここでまた、因縁のパブレンコが出てきてどうなるかと思ったら、なんと!怖い毒でしたね。後半に期待しましょう。
April 24, 2016
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『長かりし旅路』ダッキーのクリスマスエピソードでした。いろいろ、事実関係などにミスがあるようですが、最後にじわーと来ましたので良しとしましょう。せっかくジェイミー・バンバーが出ているのだから、2人で絡んで欲しかったですが。NCISが二等兵曹の殺人事件で現場にむかったところ、ダッキーが何者かに暴行を受け近くのバンの中で拘束されているのが見つかる。その朝、ダッキーは弁護士を名乗る男から電話があり、家族に関する事について話を聞くためカフェに出かけていった。しかし、何も実のある話がなく、店を出ようとしたら車に押し込まれ抵抗したら気を失ったという。家族とは、昔辛い別れをした義理の弟ニコラスに関することで、ニコラスは離婚した父が望ましくない相手ロレインと再婚して生まれた、20歳離れた弟だった。ダッキーはニコラスをとてもかわいがっていたが、不幸な別れ方をした後死亡したという。死亡していたエンジェル二等兵曹は、同じカフェにいたが、ダッキーの声を聞き店を飛び出し犯人に殺されたようだった。ダッキーにかかってきた電話は使い捨てだったが、乗り捨てられたバンの持ち主は車をカーシェアリングに出しているサム・バトラーと判る。NCISがサムの家を訪れると、ルーファス・シムズという男に車を貸したという。ダッキーの証言に基づいた犯人の似顔絵を見せると、ルーファスと一緒にいた男だという。ルーファスに自宅を貸しているというサムだったが、そのルーファスは家の中で首を吊っているのが見つかる。検死の結果、自殺ではなくプールで溺死し、自殺に見せかけていた事がわかる。ルーファスはフィラデルフィアの郵便局の課長で、ダッキーとは何の繋がりもない。しかし、ルーファスの持ち物の中に、ダッキー宛のニコラスの手紙が見つかった。住所は40年前のロンドンで、子供が書いたような文字だった。ダッキーの父はドアマンをしていたが、ロレインから離婚を突きつけられ、ニコラスを連れて出て行くことになり、ダッキーは愛する弟を何とか手元に残そうと、友人の弁護士クラークに相談した。ロレインは子供を諦めるために、1万ポンドを要求しているという。ダッキーはニコラスを養育するためには退役も辞さないという。ビショップは、ついにジェイクと向き合う。お互い同じNSAで働いていた時は通じ合える事があったというが、ビショップがNCISに行ってからは2人の間に壁ができた。謝罪してやり直したいというジェイクに、ビショップは不倫が問題なのではなく、ずっと前から私たちは限界だったと、別れを告げる。アビーはルーファスの着けていた時計から、死の直前にキーボードで質屋を検索していたことがわかるという。さらに、手紙は昔のものではなく、3週間前に書かれていたという。ということは、ニコラスは生きているということになる。しかも、DNAも一致した。ダッキーは信じられない。ルーファスが訪れた質屋の主人によると、ルーファスは1973年の希少な「アーサー王」の切手を質入れしようとしたが、マーリンの切手とセットだと50万ドルの値打ちがあると聞いて、連れの男ともめたという。その男こそ、ダッキーをニコラスのことで呼び出し暴力を振るった男だった。監視カメラの映像から、男はフィラデルフィアの私立探偵、ヴィゴ・トレリスと判る。恐らく、ニコラスはアーサー王の切手を使って手紙を出したが、無効な切手なために配達不能となり、ルーファスのところに届いた。切手のことに詳しいルーファスはニコラスがマーリンの切手を持っていると考え、ヴィゴにニコラスを探し出すよう依頼したが、ヴィゴはその価値を知ってニコラスを殺したのではないか。ダッキーはニコラスに切手帳をクリスマスプレゼントに渡したが、そこに高価な切手が含まれていたらしい。クラーク弁護士のおかげで、ニコラスを手放さなくて良くなったはずだったが、ロレインは突然ニコラスを連れて家を出て行ってしまった。ダッキーはなすすべもなかったという。ヴィゴの持っている携帯を追跡し、遠隔操作で音声を聞くと、ヴィゴはニコラスを連れてサムの家に向かっている事がわかった。NCISが追いかけると、確かに家の中にニコラスがいたが、同姓同名の別人だった。ロレインはニコラスを連れて、故郷のアルバニアに向かったらしい。ダッキーはニコラスを探し出すために、立場を利用して世界中を回った。しかし、その後親戚の話では、母子はプラハで事故死したという。ダッキーは軍を離れ、アフガニスタンへ向かい、今に至った。パーマーはダッキーに、死んだというのは嘘の話を聞かされていたのではないかという。その後、NCISチームはニコラスの消息を探し出した。アルバニアに行ってからは、イタリアで名前を変え、アメリカ市民権を得て、今は若年性アルツハイマーを患って施設にいるという。ダッキーはニコラスを訪ね、クリスマスにプレゼントした機関車の模型を手渡す。ニコラスはダッキーを覚えていた。若き日のダッキー役、イリヤ・クリアキン似の俳優さん、相変わらずイングランドの英語で違和感はありましたけど、ニコラス役の役者さんとよく似ていたし、よくぞキャスティングしましたね。弟思いで、若かりしダッキーにそんな悲劇があったとは。父親も出てきましたし、元帥にも気に入られ、掘り下げたストーリーがとても良かったと思いました。今後ニコラスは記憶をなくしていくかもしれないけれど、ダッキーにとっては唯一の家族ですし、正にクリスマスの奇跡ですね。一方、ビショップとジェイクはこれで完全に終わりか。ジェイクに同情することはないけれど、でもそもそも私たち、もう終わっていたのよねと、とりつく島もない。この夫婦、一体何だったんだーこれで、ジェイミー・バンバーの出番はもうないのかな。それはそれで残念ですが。結局、NCISにいては結婚生活を維持できないという事に落ち着きました。珍しくパーマーくんの大人びたコメントが良かったですね。
April 22, 2016
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盛りだくさんの内容で整理できていなかったかな。先の予測は付くのですが、何だか、泥沼に足を取られているような混沌とした印象でした。「名探偵モンク」のゲストも、どう味付けしたいのか消化不良でした。NYで抗争対立を激しくするエリクソン家とヴァカーロ家の間に、ファミリーを合併させ、巨大なカルテルを誕生させようとする動きがあるという。そこには「プロムネストリア」という仲介者の存在があるというレッドのもたらした情報に、クーパーはDEAとも連携するように命じる。情報源が信じられず、始めは疑っていたDEAも双方のボスが会うらしいと知り協力することになった。ミーティングの音声を拾ったところ、仲介者は両家の子供を結婚させ、争いに終止符を打つという。妊娠したリズを支えるためトムは、かつての仕事仲間で関係のあったジーナ・ザネスコスに連絡を取る。ジーナはトムにしぶしぶ、高級宝石店の強盗に加わるようにいう。リズが撮影した仲介者の身元はFBIでも特定することができず、レッドに協力を求める。仲介者は偽名らしい名前で高級ホテルに宿泊していることがわかり、FBIが監視していると、エリクソンのボス、マッツが現れた。レスラーは仲介者を尾行していて、病院から婚約者のアナと一緒に出てきたクリストファー・エリクソンを目撃する。そこに黒ずくめの車が現れ、2人に向かって銃撃しアナが撃たれてしまう。実は婚約者がいるクリストファーに、自分がヴァカーロ家に狙われたと思い込ませるための工作で、この争いを終わらせるには両家の政略結婚しかないと思わせるためだった。合併が成立することになり、レッドはなじみのマッツにお披露目パーティが行われる場所と時間を聞き出す。一方、ヴァカーロ家ではかわいい娘を犠牲にしたくないと考えていて、ボスのダニーはパーティの席でエリクソン家全員を暗殺しようと考えていた。アラムは仲介者の携帯電話を監視して、アリステア・ピットという人物であることを突き止める。リズにレッドからの連絡がなくなったが、アラムがピットの通話からお披露目の場所と時間を探り出す。FBIとDEAはホテルの従業員などに扮して、会場に潜入する。ところが、レッドが客として入ってきた事がわかり、レスラーは突入を中止し、監視を続ける。ジーナとトムは宝石泥棒とそれを追うFBI捜査官に扮し、店で逮捕劇を演じる。トムはジーナの取り調べのために店の奥に入り、仲間を呼び入れる算段をする。厳しい取り調べでオーナーを油断させると、2人は警備の者を倒して、地下の加工室にある宝石を盗む。レッドはヴァカーロの暗殺計画を耳にして、パーティの途中でスピーチを始める。裏の話を暴露してその場を混乱させると、ピットが会場に顔を出す。そのタイミングでヴァカーロ家が銃撃を始めるが、FBIとDEAも突入してその場を制圧する。レッドはピットを連れて脱出しようとするが、DEAがFBIの情報源がお尋ね者のレッドだと知り逮捕しようとする。レッドはDEAの手を逃れ、ピットを因縁の場所に連れて行く。かつて、レッドと交際していたジョセフィーンが父親の商敵と政略結婚させられそうになったときに、仲介したのがピットだった。しかし、ジョセフィーンが暴力的な結婚相手に酷い暴力を受けた事にレッドは恨みを持っていた。レッドはピットを殺す。リズは養子斡旋の話を進めていたが、養子に行っても子供の事を知らせて欲しいという希望が相手先から拒否させてしまう。エリザベス・キーンの名前が邪魔をしているのだった。レッドが私的な復讐のためにFBIを利用してリスト者を探すのは珍しくないですが、4年前の彼女というのはちょっと無理を感じるなあ。始めはリズの母親かと思ってしまいました。それならば、リズのキャラクターを掘り下げるのに意味があると思いますが、どこの誰でもない人では面白くない。まあ、数あるレッドのロマンチックなエピソードの一つなのでしょうが。犬を溺愛するちょっと変な仲介者のおじさん、そんなにやり手には見せませんでした。トムに関しては動きがあったと見るべきですね。ジーナはシーズン1に出てきた(Gina Zanetakos)あの人ですね。結局釈放されたということか。トムはこの女と焼けぼっくいに火が付いたということになるのだろうか。犯罪者カップルとして、ケミストリーがあるなと感じました。トムが「少佐」にスカウトされてこの道に入り、ドイツのネオナチに潜入したという流れ、そして少佐に恨まれているというストーリーはまだ残っていますから(The Longevity Initiative)、この先描かれるのかも知れません。NYが舞台なので、おなじみのモリー・プライスが出ていましたけど、さすが女優さん、ゴージャスです。ナヴァービがモサドの元彼に会ったけど、婚約者がいたって涙ぐむのって、必要か?アラムの一途な気持ちが通じるという布石かしら。シーズン3に入ってやたら、プライベートの話が多いですね。
April 20, 2016
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『血を分けた兄弟』ビショップの家族ストーリーを感謝祭の時期に持ってくるのは不自然ではないと思います。ここでも、父親のようなギブスと娘のビショップの物語ですが、ゲストに救われました。へえ~リンゼイ・ワグナーか。本家「バイオニック・ウーマン」懐かしいですね。軍人一家のアレックス・クィン大尉が白血病で余命幾ばくもないのに、骨髄移植の可能性のある弟ショーンが半年前から連絡が取れないため、NCISに探して欲しいと、国防長官から依頼があった。クィン家の長男で少佐のウィリアムは射殺されて、頼みの綱の姉レイチェルはカンダハールで爆死したと知らせが入り、母親は肩を落としていた。ショーンは長男の死をきっかけに酒におぼれ、悪い仲間と付き合うようになったという。ショーンのアパートを訪れると、部屋の中から複数のパスポートと大金が見つかった。確かに犯罪と関わっているようだ。オクラホマの実家に戻ったビショップは、今もジェイクからの電話を拒否し、ビショップの母バーバラは頑固な娘のために兄ジョージを呼び寄せる。ジョージは妹思いで、ジェイクを許せないという。ビショップはまだ結論を出せずにいた。押収した札束は偽札だった。アビーは、それほど精巧ではないというが、それでも10万ドル分あった。ショーンはその金を東海岸の数カ所のカジノで本物に交換していたようだ。FBIからフォーネルがやってきて、偽札について捜査中だという。ショーンは偽札製造グループの下っ端で、現金に洗浄する係をしている。しかし自分をその道に誘った高校の友人が殺されたことから、考えを変え、FBIに協力することになったという。実は今夜、FBIのセーフ・ハウスでショーンと会う事になっており、採血が可能だという。ギブスはダッキーを伴い、フォーネルとショーンを待ち伏せる。ところが、止めてある車の中でショーンのハンドラー、ポッター捜査官が殺されているのが見つかる。ショーンの姿はなく、凶器も見つからなかった。ビショップはトニーから連絡を受け、アレックスと骨髄移植の適合者がショーン以外にもう一人いることを突き止める。殺人罪で終身刑となり、カンザスの軍事刑務所に入っているリチャード・ドゥーガン三等軍曹で、ビショップは面会してドナーになるよう説得する。ドゥーガンは仲間を殺したテロリストを殺したのだと、信念を持っていた。自由の身にならなければ、ドナーにはならないと取引を要求する。アビーはポッター捜査官から取り出された弾から、ショーンのDNAが検出されたという。つまり、ショーンは怪我をして今どこかに隠れているはずだ。ギブスはクィンの母親と話し、ショーンの立ち回り先を聞き出す。港の倉庫を探すと、そこに血を流して横たわるショーンが倒れていた。意識不明だが、助かる見込みはある。ところが、検査したところアレックスと骨髄移植が適合しなかった。ギブスはトニーにポッター捜査官殺害事件の捜査を任せ、オクラホマのビショップの実家を訪ねる。ドゥーガンの取引が認められ、これから面会に行くという。ドゥーガンに執行猶予が認められたが、それでも出所は40年先だった。ドゥーガンはこれでは意味がないと、取引を拒否する。偽札を現金にすり替えるためにカジノに出入りしていたショーンの前任者を捜すため、監視映像を調べると、アパートの管理人アルトン・ブリンクマンが映っていた。ブリンクマンを逮捕し話を聞くと、組織のボスはマルコム・トゥロという男で、ショーンを訪ねてNCISが現れたのを機に、ショーンを尾行し、ポッターに会っているのを見て2人を殺したという。自分の身柄を保護してくれるなら、ということで、トゥロのアジトの場所を吐く。アーリントンの倉庫を監視中、トゥロが現れるの待って突入し逮捕する。ギブスはビショップ家の感謝祭に招かれ、ジェイクとの話し合いを先延ばしにし、かたくななビショップに誰かに助けを求めるように言う。ビショップは自分のことに家族が口を出すのが耐えられなかったという。ギブスは自分もタフト医師に話しているという。「誰かに助けを求めることも必要だ」アレックスの容態が悪化し、これ以上待てなくなった。ビショップはドゥーガンを訪ね、過去は変えられないが未来は変えられると説得する。人生のやり直しを考えるのなら、これがスタートとなるだろう。もちろんアレックスを救うこともできる。ショーンも回復し、骨髄移植が行われる。バーバラは、娘の職場の上司に出会った事で安心したという。ビショップは、DCに戻ることを決心したという。最初「プライベート・ライアン」のようなストーリーになるのか、と思いました。本当に気の毒なお母さんでしたね。血を分けた兄弟が適合せず、赤の他人がアレックスを救うというストーリーは良かったと思いましたが、そこにビショップ本人もオーバーラップしていた訳ですね。ビショップ家も結局は家族思いの、善い人ばかりで、血を分けた兄妹だからこそ、立ち入った問題にも口を出してしまう。家族の問題はやっかいで、感謝祭の時はけんかが絶えないという、ありがちなテーマでしたが、ごくごく普通の家庭でしたよね。ギブスがビショップ家の料理を手伝ったり、良いシーンもありました。イメージチェンジかな。久しぶりに登場したフォーネルは、元気そうで良かった。トニーと娘の作ったディナーを食べるというのも、珍しい組み合わせでした。で、ビショップはジェイクと別れるのか?
April 15, 2016
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リズを元に戻すという大きなストーリーが終わって、いったん納める意味もあったかも知れませんが、何だか無駄な時間が多かったな。妊娠を今後の課題とするために、1話無理に作った感じ。自分の人生なのにあれこれ口を出されて、今回はさすがにリズに同情しました。ホルト役に人、確かに「ゴッサム」のザーズですね。トムはボストンで教師の職を見つけ、リズと共に新しい生活を始めたいという。リズは妊娠の事をトムに黙っていたが、目を見てトムに知られてしまう。レッドは派遣ピエロをしている、ウィリアム・ダウドという男が口に溶けた鉛を注ぎ込まれるという中世の拷問で死亡したと、FBIに伝える。これは、中世のドイツで活動した「聖フェーメ団」という自警団による仕業で、彼らは教会に守られて数千人の罪人を処刑したという。フェーメ団がなぜ現代に蘇り、再び処刑をしているのか疑問だ。リズは見知らぬ男から暴行を受け静養していたが、仕事に戻る。レッドは禁じられている銃をリズに渡し、妊娠の事は知っているという。レッドはこれから多くの敵と戦うのに、子供が生まれると困難な状況になるという。リズはダウドの事件を調べ、娘がいるが名前を変えているという。ナヴァービはチームに戻れたのは、レスラーが報告書で自分のことを褒め、首にしたことを後悔し、チームに必要な人材だと評価していたとクーパーから聞かされる。レスラーとナヴァービがダウドの自宅を訪ねたところ、妻は夫が惨殺される心当たりはないという。しかし、娘がいるはずなのにその存在が希薄なことに気づき、2人は何か隠しているのではないかと疑う。ダウドの娘リサに会って話を聞くと、父親には小児性愛の秘密があったのを誰も信じてくれなかった、だから自分から縁を切ったという。リズが帰宅すると、トムが子供の件で話し合うという。リズは犯罪や暴力にあふれる自分とレッドの世界に、生まれてくる子供の居場所はない、養子にだすつもりだというと、トムは自分にも意見を言う権利があり、レッドから離れろと主張する。レッドはリズを殴った男を捜し出し殺す。拷問に使われた鉛を分析したところ、特殊な染料が検出され、フィラデルフィアの元受刑者の支援施設で使われている事がわかった。レスラーとナヴァービが施設を捜査し、地下で新たな被害者を見つけ、反撃してきた隠れていた信者たちを倒す。ターゲットとなる人物の詳しい資料を押収し、信者の一人ハーラン・ホルトを逮捕する。ホルトは、元教師で未成年者への性的暴行で服役していた。今は他の信者と同じように去勢しているが、それは欲望を抑えるために自ら罰を与えたという。ホルトは、目撃者がいるのに起訴されなかった暴行事件など、司法が機能しないので自分たちが代わりに裁いているという。しかし、彼らが与えられるターゲットの資料は嘘だった。FBIはフェーメ団が何者かに操られているのではないかと考える。レッドは山中で逃亡生活を続けるジェラルド・サリバンと会う。レッドによると、資金洗浄の商売敵がフェーメ団に何人も殺されており、その黒幕を教えろと迫る。FBIでもホルトにフェーメ団が操られていた事を伝えると、次のターゲットを殺せと命令を受けており手遅れだという。高校の慈善パーティに参加する予定のジェームズ・ワグナーが危ない。レッドはジェラルドから聞き出した黒幕リチャーズ枢機卿に会い、教会の権威に隠れ、資金洗浄の悪事を働いていると指摘する。フェーメ団は小児性愛の罪人を裁いているのではなく、枢機卿がビジネスで敵になる者を嘘の情報で小児性愛者だと嘘をついて、殺させているのだ。レッドはFBIも事実を掴んで枢機卿を捕まえに来るので、自分の提案を引き受けてくれれば安全を保証しようと取引を持ちかける。フェーメ団を使って殺して欲しい人物がいるというと、枢機卿は信者たちを呼び寄せる。ワグナー氏は何者かに襲われそうになるが、処刑は中止された。リズとナヴァービが枢機卿を訪ねてくると、レッドは枢機卿が部下のフェーメ団に連れ去られたと答える。真実を知った信者たちは彼を殺すだろう。レスラーはホルトによって、フェーメ団全員を逮捕できるという。ナヴァービはレスラーが自分をチームに呼び戻してくれたと礼を言うが、レスラーはそんな報告はしていないという。むしろ、まだナヴァービのことを信頼できないと答える。トムはボストンの仕事を断られ、恐らくレッドに潰されたのだろうという。仕事は他にもあり、とにかく、今出来ることを試すつもりだという。レッドはリズに子供を産むなと誤解を招くような事を言って悪かったと謝る。リズの母親も恐れていたのに、リズが生まれた瞬間に考えを変えたという。トムとボストンへ行けばリズを守れなくなると、あくまでリズの生活に干渉し、24時間体制で安全を守るという。それでもリズは養子斡旋の手続きを始める。レスラーのレポートを改ざんしたのは、アラムだった。ナヴァービはアラムに礼を言う。クーパーは妻と別居中で、アラムに秘密にしてほしいと頼む。さすがにクーパーの別居話までは要りませんね。この先、どういう展開があるのでしょうか。アラムは自由自在、万能だなあ。ナヴァービを呼び戻したかったから、レポートに手を加えたのですね。レスラーの率直な物言いが良かった。(笑)頑固というか、媚びないところが良いですね。彼が信じているのは正義であり、たとえレッドとつるんでいてもリズは信じる事ができる。でも、ナヴァービのことは心底信頼できない。ナヴァービだって、アラムに気を持たせるような事を言うし、レスラーは正しい!ということで、この2人が変な恋愛モードに入ることもなさそうで、安心しました。レッドの話はリズの母親と親密だったと思わせ、やはりリズは自分の子供ではないかと思わせますね。守る、守ると言っていますけど、結局リズの存在自体が大切なのですよね。あれもこれも口を出して、ホント愛情一杯のパパだわ。ロシアの女スパイの秘密、いずれ出てくるのでしょうか。いずれにせよ、子供が生まれても親子仲良く暮らしていてはドラマにならないので、ベイビーは姿を消すのでしょう。ますます「エイリアス」を思い出すなあ。
April 13, 2016
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あ~イライラする!役者さんが上手いのでしょうが、自分にこんな家族がいたら、私は暴れるぞ。アマンダが子供が生まれてもママが来てくれるから大丈夫、と言っていたのはこのためだったのですね。ちなみに、初登場のママはヴァージニア・マドセンでした。えらくゴージャスだと思ったら、大物ゲストだったわけだ。彼女もこういう役柄が上手いですね。SVUに新しい巡査部長マイク・ドッズが着任する。世界的に人気のフルートプレーヤー、アントン・クラスニコフにレイプされたと、競演したヴァイオリン奏者アレッサンドラ・ベイが訴える。オリビアは父親のドッズ警視正の要望で、現場にマイクを向かわせる。アレッサンドラは宿泊しているホテルで倒れているのが見つかり、すぐさま同じホテルのアントンの部屋に向かう。出てきたアントンは、昨夜共にした女性に大切なフルートを奪われたという。レイプの件は黙って、警察に同行してもらい話を聞くことにする。自分のファンの、サバンナという女性がバーで飲んでいると声をかけてきて、一緒に部屋に戻って酒を飲んで寝たという。アレッサンドラの事を聞かれたアントンは、レイプについて何も知らず、記憶もないという。しかし、監視カメラの映像には、2時半ごろにアントンが全裸でアレッサンドラの部屋に入っていく様子が写っていた。手配していた質屋から、アントンのフルートが見つかったと連絡が入り、その映像を見たアマンダは思わず隠してしまう。保釈中に逃亡し、NYにいないはずの妹キムが映っており、フィンに問い詰められたアマンダは、ドッズの息子がいるのに、このことを知られれば大変だという。とにかく、母がキムの居場所を知っているはずなので、自分が連行するまでオリビアには黙っていて欲しいという。マイクはカリシとアントンの盗難事件の捜査を続け、サバンナが売春婦だと突き止める。アントンはやはりアレッサンドラの部屋に行ったことはない、薬を飲まされていて記憶がないという。マイクはネットでサバンナに予約を入れたとオリビアに告げ、オリビアは先走らないように釘を刺す。アマンダが母親に頼んでキムを呼び出し、一緒に自首しようと説得する。しかし、キムはフルートはもらった物だと言い、自分を逮捕したらママが悲しむといって逃げていく。母親はキムを騙したことになると怒る。潜入捜査でマイクとカリシはぽん引きのスライスを逮捕する。スライスはサバンナに金を盗まれたと怒っていた。DNA検査で、アレッサンドラをレイプしたのはアントンと証明された。オリビアはサバンナを探すよりも、先にレイプ事件を起訴するよう命じ、アマンダとフィンが何か隠しているのではないかと追及する。そこに、マイクがサバンナはキムだったと告げに来る。オリビアはロリンズ夫人に捜査への協力を求め、キムに連絡させる。キムはアマンダの家で母に預けた金を探しているというので、SVUが急行し逮捕する。キムは姉の部屋でスライスに襲われたといい、捜査官たちが飛び込むとスライスが股間を刺されて倒れていた。キムはスライスから何度もメールが来て、怖くなり街を出ようと思って金を取りに来たら、後を付けてきたスライスに襲われたので正当防衛だったと答える。窃盗事件については相変わらず、フルートはアントンからの贈り物だと言い、彼は薬をやっていたと主張する。アントンからは結局薬物は検出されず、何も覚えていないというアントンは身柄を再勾留されることになった。アマンダはキムの弁護士に司法取引を受け入れるよう頼む。しかし、キムはスライスへの第2級故殺を拒否し、検察側はその他の罪を全部起訴するという。ロリンズ夫人は、キムをかわいがり、逮捕したアマンダを批判した上、NYに残って孫の世話をすることもないという。ドッズ警視正は息子の働きぶりを気にかける。マイクはオリビアに父親が上司だといっても、SVU内部の事を漏らすことはないと約束する。アマンダは刑務所のキムに呼ばれ、検事に姉が自分のことをオリビアに黙っていたことや、これまでアマンダがギャンブル依存や上司にレイプされたことなど、数々の問題を抱えていた事を話したという。裁判になれば、アマンダは嫌でもそれを証言することになるが、弁護士が司法取引をして今回の容疑は全て見逃されるだろうという。もちろん、アントンのレイプ事件については証言するといい、うまく行けば1年以内に刑務所から出られるだろう。キムは弁護士を丸め込み、求婚されるだろうという。冒頭のヴァイオリンを弾く美女たち、本物ぽかったですね。クレジットがなかったので気になりますが、2cellosのヴァイオリン版?ドッズの息子はなかなかのイケメンでしたね。しかも、仕事もできて優秀だ。父親が大物なので、偉そうにするのかと思ったら、家族はやっかいだという事を身にしみて判っています、というような奴だったので、好感を持ちました。そうでなくても、どうせ父親にチクるんだろうと思われて、チームに溶け込むのは難しそうですよね。ちなみに、役者さんはブロードウェイ・バージョンの「ロッキー」に出ているらしい。道理で良いガタイをしているわけだ。さて、当てにしていた母親がつむじを曲げてしまうと、アマンダは出産で当分困ったことになる。世話をしてくれる人を見つけるまでは休まないと行けないかな。いずれにせよ、ドッズの言うように早くアマンダを休ませてやった方が良いですね。いつ生まれるのかと、ハラハラします。キムに関してはやはり取引で釈放されてしまうのでしょうか。そうなると、アマンダの悩みは消えることはないですね。そもそも、ちょっと刑務所に入ったくらいでキムが更正するとは思えない、あの立て板に水の嘘つきは、生まれついての犯罪者というか、病気なんじゃないかと思います。アマンダ以外、カリシや新しいメンバー、マイクにもスポットを当てて、キャラクター・ストーリーを作って欲しいですね。
April 11, 2016
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『着せられた汚名』プライベートの話で、メインの事件はすっかり飛んでしまいました。結局本質は何だったんだろう。それに、たまには本当にJAGの法廷シーンを出せばいいのに。ボルティモア警察の刑事さん、「コールド・ケース」のヴェラ刑事でしたね。三等兵曹カイル・フリージェンがジョイ・ヴァナッターを殺害したという事件で、令状の不備により証拠が不採用となって、カイルは釈放された。釈放されたカイルは弁護士のキャリー・クラークを伴いってギブスの前に現れ、自分を逮捕して軍法会議にかけ、無実であることを弁明する場を与えて欲しいという。この一件で、カイルの前から身重の妻が去り、仕事仲間の水兵たちからも嫌がらせを受けているという。ギブスはカイルの望みを受け入れ、NCISで捜査をすることにする。ビショップは最近ぎくしゃくしている夫婦の関係を取り戻そうと、久しぶりにデートをする。ドバイでの爆破事件で危険な目にあったジェイクは、ビショップからその件を尋ねられると、しつこく聞かないでくれと機嫌が悪い。カイルと被害者のヴァナッターは、16歳の時に交際しており妊娠して中絶していたという。その後、カイルが被害者に暴行したため保護観察となったが、海軍に入隊してからはカイルはまじめになり、2年前には結婚し、来月には子供も生まれる予定だ。被害者は薬物と売春容疑で前科があり、ギブスはカイルが逮捕されたボルティモアにトニーとマクギーを行かせる。クラーク弁護士によると、カイルの容疑は状況証拠に基づいており、事件当日に被害者とメールと電話をしていたという。さらに、被害者の血液が付いた注射器がカイルの車から見つかったが、カイルは被害者とは会っていないという。実は被害者から会いたいと言われたが、断ったのだという。ボルティモア署でトニーの昔の仲間であるマローン刑事から話を聞くと、死因は鈍的外傷で、遺体は動かされたらしいという。凶器は今のところ見つかっておらず、持っていた200ドルも手つかずで残っていた。被害者の携帯も見つかっておらず、カイルのアリバイはなかった。決定的な証拠となるはずの注射器は、ワイナー検事補が令状発行で手違いがあり、令状を待たずに車を捜索したことで棄却されていた。アビーはもう一度、注射器を調べると言う。被害者の通話記録を調べたところ、カイルと話した後、使い捨て携帯と通話したことが判った。ビショップは、夫がいつも一人で昼食を取るというレストランをのぞきに行く。そこで見たのは、ジェイクが女性と深刻そうに話し込む姿だった。被害者が薬物を購入していたと考えたトニーはボルティモアに戻り、昔の情報提供者「チーチ」に会う。チーチによると、ヴァナッターはまとまった金が入ったので、上物のヘロインを買おうとしていたという。ヴァナッターは娼婦で、スーツを着た男と会っていたらしい。ビショップは、ジェイクがドバイでタクシーに乗り込んでいた映像をチェックし、隣に女性が座っていたことを思い出す。その女性はNSA監察室のテイラー・マシューズで、ジェイクは爆破事件で情報を漏らした疑いで調査対象になっていたと理解する。アビーは200ドルの札を調べ、新札に記された番号からATMで引き出された事を掴む。その時の映像を見ると、何とカイルが金を引き出している姿が映っていた。やはり2人は会っていたのかと、ギブスはカイルがNCISに嘘をついたと、激怒する。カイルは、ヴァナッターから会ってい欲しいと言われ、断ったら過去をばらすとおどされ、仕方なく金を渡したという。疑われるのが怖かったというカイルは、被害者がトラブルで街を出るつもりだと言っていたという。ギブスは望み通り、カイルを殺人容疑で起訴するという。ビショップは、ジェイクの状況をギブスに話し、アドバイスを求める。ギブスは、仕事のことは聞けなくても気持ちは聞いてやれるだろうという。アビーは、注射針に被害者のDNAがあったが、注射器の中身は安物のヘロインだったという。それは上物がお気に入りだったという被害者とは矛盾する。ビショップは任務で翌朝帰宅したジェイクを待ち受け、監察室の調査を受けているのかと問う。レストランで2人の姿を見たというと、ジェイクはテイラーと浮気をしていることを認める。最初はドバイの事件で接触したというが、ビショップはショックを受ける。被害者の組織からは、上物のヘロインが検出され、やはり証拠の注射器は仕込まれたのではないかという。トニーとビショップはボルティモア署を訪れ、2年前にヴァナッターが薬物使用で逮捕された時の資料を調べる。情報をたれ込んだのは「チーチ」で、ヴァナッターには公選弁護人が付き、半年服役した。チーチはなぜそのことを言わなかったのか。3週間前に、この資料を閲覧した者がワイナー検事補とわかり、2年前の麻薬取り締まり裁判でも担当していた。アビーは2年前に押収された注射器を見て、これは3ヶ月前の製品だと指摘する。NCISにジェイクが現れ、エリーと会わせてくれという。ギブスはジェイクを追い返す。ワイナー検事補は、過去にも令状発行の不備でミスをおかしていた。スーツ姿の男はワイナーだとして、マローン刑事はワイナーを逮捕する。これから令状に基づき、殺害した証拠を探すことになる。ワイナーは、ヴァナッターを気にかけており救おうとしたというが、誤認逮捕されたカイルをわざと令状発行のミスで釈放させたという。それはゆがんだ倫理観だった。カイルは無実が明らかになり、割り切って仕事に戻る。妻とは元に戻らないのが残念だが、ギブスは子供のことを大切にしろという。ビショップはオクラホマの実家に戻るという。うーん、ここまで引っ張ってやっぱり浮気かい。チームに既婚者を持ち込んだのは初めてだったので、そういうことがしたかったのかとは思いますが、何だか別のドラマみたいでしたね。事件の容疑者と妻の関係が、パラレルになっていたのでしょうね。秘密を抱えた仕事であれば、どうしても夫婦間の会話は限られて、一緒に過ごす時間もなくなっていく。そういえば、ギブスの前の妻たちも、仕事中心のギブスに愛想を尽かして出て行ったっけ。しかし、頼りがいのあるアニキたちや、父ちゃんギブスがエリーを守るのは、ちっとも笑えない。私としてはもし、この件でビショップが仕事より家庭を選んでNCISを辞めます、というのなら、それも結構です。ぼかした表現でしたが、ジェイクが戻ってくるかどうかは先延ばしでしょうか。カイルが妻の信頼を取り戻す可能性はありますね。でも、実質ジェイミー・バンバーがこの先出られるかどうかにかかっているのかも知れませんが。個人的には「ギャラクティカ」と同じような状況のジェイミー・バンバーはおいしくて堪りませんけど。(笑)ところで、トニーはまだゾーイと付き合っているのですね。しかも、マクギーによるアビーの生々しい秘密の暴露、なんて知りたくなかった~弁護士のクラークとは朝食を食べる関係というのは、ちょっと気になります。彼女、善い人だと思いますけどね。
April 9, 2016
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ゲストが「ミディアム」の優しい夫ジョーでしたね。この人、SVUにも出ていたんじゃないかな。犯罪者の役だとものすごく違和感ありますね。レスラー役ディエゴのアクションシーン、すごかったですね~この人の可能性はまだまだあると思います。ミスター・キャプランの部下が仕事中に侵入してきた男に撃ち殺される。男は「レッドに俺たちは知っていると伝えろ」とミスター・キャプランに伝言する。リズはFBIのコンサルタントとして復帰する。現場に出ることはできないが、リズは自分を見捨てなかった仲間に感謝する。レッドは世界中の犯罪組織のリーダーが集まるシェル・アイランドについてリズに話す。敵対する組織が問題解決のために、手を打つ事もあるという。会合はマーカス・カリジューリという男が仕切っているが、まもなく開かれるらしい。大物が集まるので、そこで犯罪者を一網打尽にできる。レッドは手がかりとして招集した人物を探せと言う。リズは逃げ回ることに疲れ、敵を倒して新たな生活を始めることを考えていた。トムはリズに二度目のプロポーズをする。会合を招集した人物を捕らえると、その男はレイモンド・レディントンと名乗り、これまでレッドがFBIに提供した資料と同じものを持っていた。FBIは、そもそもレッドの本当の顔はわからないし、比較参照するDNAもなかったとして、どちらが本物のレッドかと疑う。「レッド」は、FBIに友人の情報が流れ次々と捕まっていることで、リズとの逃亡劇で自分がその情報提供者だと見なされている事に腹を立てていたという。もし偽レッドと直接会えば、シェル・アイランドの事やカリジューリの事を何でも教えるという。当のレッドは、自分とFBIの関係を暴くために送り込まれたスパイだろうという。「レッド」は今からFBIの上級職員が、友人のカリジューリに誘拐されるという。それは、人的情報ユニットを率いるジャネット・マクナマラと判ったため、レスラーとナヴァービは身柄の確保に急ぐ。リズは新しく家を借りようとして、不動産屋に世間を騒がせた「時の人」だと知られ、断られる。マーカス・カリジューリの手下は、レスラーの手をかすめてジャネットを誘拐する。箱の中に監禁されている「レッド」はこれまでの経緯を何でも知っており、クーパーが知っている過去の機密事項まで知っていた。2人のレッドは対峙するが、「レッド」は自分こそシェル・アイランドを開催することになっていて、偽物はその場所を知らない、必要ならポリグラフテストを受けても良いという。レッドはそんなものは当てにならないと言い、FBIの契約内容を知っているジャネットを早く探し出すべきだという。リズはベルリンも結社も倒したのだから、新しい人生を求めて生き方を変えるべきだとレッドにいうが、レッドは逃亡生活の間に、自分たちの敵はますます増えた、全部倒さなければ終わらないと答える。私の戦いではないというリズだが、リズの存在も世界中に知られ、伝説のスパイだったリズの母親カタリーナ・ロストヴァは生きているかも知れないという。ロストヴァの秘密は、敵を潰す鍵ともなり、彼らはリズを目当てに必ずやってくるだろう。「レッド」は釈放してくれれば、シェル・アイランドの開催場所を教えるというので、FBIは「レッド」に隠しマイクを着け、ミーティング場所に潜入させる事にする。しかし、レッドは偽物に先んじて会場に入り、メンバーに自分がFBIと組んだ裏切り者だというのは間違いだと説明する。誰かが自分をはめようとしているというと、マーカスがジャネットの自白を見せ、世界中の犯罪者の情報をFBIに売って、大儲けしたとレッドを追及する。そこに「レッド」が現れて、ミーティングの参加者はさらに困惑する。監視していたリズは、レッドが最初から開催場所を知っていたと理解し、状況を見守ることにする。レッドはマイクを意識して、ジャネットの居場所をばらす。マーカスこそが、偽レッドを雇って自分をはめた張本人だというと、「レッド」が身につけていた隠しマイクを暴く。ホテルの屋上にレッドが用意したヘリコプターが接近し、FBIは突入を決断、ナヴァービは屋上へと向かう。レッドが偽物にマーカスに雇われたと告白させ、マーカスを殺し偽物も殺してしまう。屋上に向かっていたヘリはおとりで、レッドは貨物用エレベーターで地下から仲間の犯罪者たちを逃がす。レスラーは教えられた通りジャネットを救出し、レッドはジャネットに安全なカリフォルニアの家を提供すると申し出る。レッドに殺された偽物はグレゴリー・デブライというペテン師で、末期の胃ガンだったのを自ら死を選んだのだという。作戦のためFBIも欺いたレッドは、仲間を逃がすことで彼らから失った信頼を取り戻した。死んだ男はミスター・キャプランの息子だった。レッドはトムを呼び、リズと再び結婚することは許さないと告げる。リズは断られた住まいを手に入れる事ができた。しかし、近くでリズを見た男は「この売国奴」とリズに暴行を振るう。病院でリズは妊娠していると告げられる。ミスター・キャプランの息子とはね~レッドだから託せたということかな。こうしたちょっとした人情話は結構好きです。キャラクターの掘り下げというか。陽気なお掃除隊のおばさんたちも面白かった。殺されてしまいましたけど。レスラーとナヴァービの対立はちょっと、にやりとさせられました。「怒ってる?」というレスラーの鈍感なところもツボだし、ムキになるナヴァービも、もしかして「本気?」と思わせる。この先もあるのかな。ついに自身の妊娠を役に取り入れてしまったということは、相手は当然トムということになりますよね。トムがやり直そうと言っている、そこに子供も、ということになると、レッドもそれ以上の事は言えないし、トムもリズを離さないだろう。ストーリーラインとして納得はいくけれど、じゃあ、生まれた赤子をかかえてどうやって悪と戦うのかは、今頃制作陣が知恵を絞っているのでしょうね。何となく出産シーンにはレスラーが立ち会うのかな、と思ったり。だって、トムと親子三人感動の出産シーンだと別のドラマになってしまいますよ。リズの母親はますます今後、出てくるぽいですね。そうなるとやっぱり「エイリアス」みたいになるなあ。(笑)
April 7, 2016
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報道で見るような、警官が無実の黒人を射殺する事件にがっつり取り組んだという事ですね。警察官が主人公のドラマなので、オリビアが警官たちを守ろうとする立場なのは理解できるし、正義を求める被害者側とバーバが板挟みになるのも判るけれど、言いたかったのは何かな。オリビアついに警部補に昇格しました。それよりも、アマンダの子供の父親って…連続レイプ犯による犯行が行われ、夫婦と12歳の娘が襲われた。犯行は27分署の管轄で起こっており、SVUは人手不足のため合同で捜査を行うことにする。妻は、犯人は背の高い20代後半の黒人男性だったという。アフロヘアで、バスケのユニフォームのようなものを着ていた。夫の兄弟は警官で、27分署の警官たちは仲間を襲った卑劣な犯人を何としても捕らえようと決意を固める。犯人は銃を持っており、オリビアは危険に備えるようにいう。似顔絵を持って地域の聞き込みを行う中、「23」と書かれたウェアを着た男性がさっきまでここにいたという証言があり、犯行時に奪われたカードがコンビニで使われたという情報が入ったため、捜査班は店に急ぐ。店主によると、監視カメラに後ろ姿が写っている「23」のウェアを着ている男が犯人に違いないという。男の目撃情報が入り、大がかりな捜査網が犯人を追い詰めていく。公営団地に逃げ込んだ男は27分署のカンペシ刑事、ドゥマス刑事、ドンラン巡査部長の3人に追い詰められ撃たれる。オリビアとカリシが到着した時には、男は倒れて意識を失っており、銃を持っていなかった。周辺の住民は警察による黒人青年銃撃に大騒ぎとなる。撃たれたのはテレンス・レイノルズで、奪ったはずのカードも持っていなかった。撃った3人はテレンスが腰に手を回して銃を取り出そうとしたと、主張する。カリシはテレンスの自宅を捜索するが、同居人はテレンスはずっと丸刈りだったという。事件を受けて内部調査のタッカーが現れ刑事たちから話を聞く。病院にテレンスの両親が到着した頃、テレンスの死亡が告げられた。レイプ犯だったかどうか聞かれて、被害者の夫はテレンスだというが、妻は若すぎる気がするという。タッカーの聴取に対して、刑事たちは銃を持っていると聞かされており、危険だと感じて撃ったというが、それにしては35発も撃ち込まれており、3人の供述ははかったように同じだった。タッカーは口裏を合わせているのではないかという。DNA検査の結果、2件のレイプ事件で犯人は同じだったが、それとテレンスは一致しなかった。相次ぐ悲劇に、カーティス牧師はマスコミに声を上げ始めた。市議会は起訴を望んでおり、バーバは大陪審を開いて、警官たちを起訴しなければならないという。オリビアも本部長補佐のエイブラハムも、警官たちは仕事をしただけだというが、バーバは態度を崩さない。テレンスの両親とカーティス牧師もバーバを訪ね、暴動を望んでいるのではなく、正義を求めている、そのために民間による調査と解剖をしてほしいという。アマンダとドゥマス刑事は過去に仕事をしたことがあり、ドゥマスはSVUは自分たちの味方をするのかと尋ねる。そのアマンダの前にセルビアで潜入捜査中のデクランが現れ、妊娠の噂を聞いて驚いて駆けつけたという。アマンダは自分で決めたことなので、心配しないで欲しいという。大陪審に先立ち、テレンスが撃たれた様子を目撃者が録画していたという衝撃情報が流される。それによると、明らかにテレンスは手を挙げており、倒れて危険ではないのに、警官の銃弾が撃ち込まれていた事がわかった。それでも、オリビアは彼らは規則に従っただけだという。大陪審ではSVUや27分署の刑事たちが証言するが、いずれも正当防衛や捜査の妥当性を主張する。バーバはドンランのみ、3発しか撃っていない事を指摘し、どうして警官たちは危険がないことを確かめられなかったのかと問う。テレンスの父親は地域の黒人コミュニティと警察の関係が良くないと言い、テレンスの友人が逮捕されて酷い目にあったので、息子は逃げるしかなかったのだろうという。バーバは第一級無謀危殆罪か業務上過失致死罪に問うというが、陪審員の中からはもっと厳しい罪に問うべきなのではないかという意見が出た。しかし、その場合犯意を証明しなければならない。これは殺人ではないかという意向が強く、カンペシ刑事とドゥマス刑事は第一級故殺罪、ドンラン巡査部長は無謀危殆罪で起訴されることとなった。警官たちの間で検察に反発が起こる中、新米警官が路上で撃たれ死亡するという事件が発生し、警官たちは病院に終結する。肝心のレイプ犯が捕まらなかったのは、後でまた取り上げるということでしょうか。警察と地域の対立、本部長補佐とバーバの確執なども続きがありそうですね。しかし、どう見ても逃げるから撃っただけでは、捜査がずさんすぎるでしょう。逃げているのが本人かどうか判らないのに、決めつけて追いかけているし、仮に真犯人だったとしても、生かして捕らえて裁判で事実を明らかにしなければ、これでは被害者だってけじめがつかないだろうし。警察の身内が襲われているので、敵を討ったんだろうと言われてもしかたない。もちろん人種差別も。不幸な事件でした、ではやはり済まされないですね。でも、実際はこういう風にえん罪が引き起こされるのかなとも思いました。都合の悪い事は後からごまかして、証拠もねつ造したりして。さて、何とまあアマンダのお相手はデクランだったか。彼女は恋多き女なので、どこの誰でも良かったのですが、わざわざ「ゴッサム」に出演中のドナルド・ローグをこのためだけに顔を出させるというのは驚きです。この先、また登場するのかしら。「ゴッサム」を降板する様子もなさそうなのに。あえて父親を伏せて置いて、シングル・マムとして奮闘する方がアマンダらしいけれど、デクランも任務が終わったら戻ってくる方が良いですね。
April 4, 2016
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シーズンフィナーレ。終盤急に盛り上げにかかったシーズン1でしたが、上手く終わりましたね。ニューオーリンズは少人数のチームなのですが、力量以上のかなり大がかりな事件を扱ったように思います。それでも、プライドを中心に最後まで「仲間は家族」というテーマを貫いて、安定感がありました。やっぱり、アーチャー船長に見えてしまいますけど。(笑)ATF捜査官のソーニャは、しばらくNCISで傷を治すことにしたという。プライドは信頼が置けるメンバーを隔離室に集め、ジェンクスの護送ルートが内通者によって外部に漏れたのではないかという。パットンは建物にマイクがしかけられているかどうかを調べる。港のコンテナヤードで、兵站部のハンソン3等兵曹が殺されているのが見つかった。ハンソンはコンテナを開けたところで、首を切られていた。積み荷は一見殺害に無関係に見られたが、コンテナの奥に隠し部屋があり、そこで人が滞在していた痕跡があった。そこにいた人物は誰でどこに消えたのか。世界中で海軍が利用するコンテナの動きについて調べたところ、毎週1万個のコンテナが到着し、そのうち2%は実態がないゴースト状態で、チェックもされていない。プライドは「内通者」の情報を求め、刑務所にいる父カシアスを訪ねる。海軍の情報を漏らして密輸に目をつぶる人物としては、ハミルトン議員が怪しいというプライドだが、カシアスは、手足となって動く関係者を探れという。コンテナで見つかった毛包は、南米系の女性のものと判る。「嵐が来る」と言っていたのは、人身売買のことだったのか。ソーニャは、ATFの手入れでも、女性のDNAしか検出されなかったが、その中に犯人の男性が隠れていて、女性にそのDNAを採取が残っていた事があったという。メシア刑事からトレメで南米女性が監禁されているという通報があり、NCISと共に突入する。救出された女性たちは、港でコンテナのドアが開くのを待っていたら、たまたまハンソンがドアを開け、潜んでいた悪い男がハンソンを殺したという。男には特徴的なタトゥがあり、女性たちの衣服に犯人2人の皮膚組織が付着していた。DNA検査により、西アフリカのテロ組織リーダー、ソロモン・エクポの名前が浮かぶ。エクポはナイジェリア出身で、アメリカのグレイブリッジ社が起こしたパイプライン火災で家族と農園を失い、復讐に転じた。NSAによると、エクポは数ヶ月前に姿を消し、南アメリカ経由でニューオーリンズを目指したと思われる。エクポは仲間のトゥレイを伴っていた。そしてニューオーリンズに到着し、恐らく迎えが来る前にハンソンがドアを開けてしまって、殺して逃げたのだろう。プライドは監視カメラの映像を港湾委員のウォーレンに頼んでいたが、なかなかとどかないので、パットンがネットで調べたところ、犯行時間近くで映像が消去されれいた。映像を操作した人物のIPアドレスを調べると、ウォーレンであることが判る。すぐさまウォーレンを手配するが、ウォーレンが殺されているのが見つかった。指名手配してからわずか、1時間ちょっとの犯行で、ウォーレンの携帯には5桁の数字を書き込んだメールが何通も届いていた。数字はコンテナ番号と考えられ、最後の数字はエクポらが乗り込んだものだった。ウォーレンを港湾委員に任命したのはハミルトンで、プライドは直接ハミルトンに真相を問う。ハミルトンは、ウォーレンを任命したかも知れないが、誰かからの寄付により、自分にハミルトンを任命させたとしたら、その人物こそが内通者だという。自分もこの町を愛していて、プライドの捜査に全面的に協力するという。ハミルトンの寄付リストをカシアスに見せたところ、スージー・リバートという名前に注目する。スージーの2番目の夫が刑務所にいて、スージーの旧姓はメシアだった。メシアはスージーの息子だという。メシアがジェンクスの情報をリークしていたのか。プライドはメシアの居場所を追跡し、閉鎖されたモーテルに追い詰める。しかし、そこで見つかったのは半殺しの目にあい拘束されたメシアで、メシアはタトゥの男にやられたという。部屋にはガスのにおいが立ちこめ、プライドらは間一髪でメシアを救い出す。メシアはテロリストを入国させるつもりなどなく、サーシャにそそのかされて金を受け取り、その金を母親名義で寄付すると、ウォーレンを任命させた。そしてコンテナ番号を知らせていたという。コンテナの中身は知らなかったというメシアは、口封じにウォーレンを殺し、その際にウォーレンは「バンク」とか「バンカー」というのが密航者だと言っていたという。爆破された部屋からは、手榴弾の一部の缶が遺されていた。缶からは炭素繊維がはみ出している。また、写真を保存するためのカードリーダーがあり、カードは抜き取られていたが、データを回収することはできるという。パットンがデータを解析したところ、部分的な絵を見てソーニャが、バトンルージュの海軍作戦支援センターだという。そこには様々な武器があり、NCISが駆けつけたときには、すでに侵入された痕があった。犯人はロケット砲を盗んでおり、射程距離は最大6キロにも及ぶという。発射薬は別に保管されていたが、ATFの情報でセントジョージ弾薬庫から、発射薬が盗まれている事もわかった。彼らは一体どこをターゲットにしているのか。セバスチャンは炭素繊維が詰め込まれた缶は「停電爆弾」だという。これを原子炉の周辺の電気設備の上から振り落とすと、次々と小さな火災を起こし、それが原子炉本体をメルトダウンに向かわせる。ミシシッピ川には21基もの原子炉があるが、どれを狙うのか。盗まれた発射薬から、射程は1キロ半と考えられ、警戒地域の外からは打ち込むことができない。NCISは川沿いの原子炉の側に、無人島がいくつもあることに気づき、その中にバンカー島という小さな島があるという。エクポはここからグレイブリッジ社の原子炉に向かってロケット砲を打ち込むと思われ、プライドらはボートで島に上陸する。プライドが設置されたロケット砲を見つけて解除しようとし、近くにいたトゥレイと争う。トゥレイに撃たれ、傷を負いながらプライドはトゥレイを倒すと、パットンとソーニャの指示でリモコンの回路を外す。エクポはプライドに銃を向けるが、ラサールに倒された。プライドは刑務所のカシアスに、今回の協力を強調し、次の仮釈放委員会で父を釈放させたいと告げる。ソーニャはプライドにNCISの仲間に加わりたいと伝える。今までは一人で潜入捜査をしてきたが、プライドのチームの家族のような絆に惹かれたという。ブロディは、サヴァンナの形見のメダルを肌身離さず持っているラサールに、自分の妹の形見のチェーンを渡し、身につけて欲しいという。ニューオーリンズにやってきて、ラサールがここを家のように思わせてくれた、という。ふーむ、ハミルトンではなくメシアだったか。確かにハミルトンがテロリストの橋渡しをしていては、あまりにも無理がある。ハミルトンには、プライドと表裏となって、ニューオーリンズの街を守っていって欲しい。そのためには、対立するシーンがあってもよいし、時に手を携える事もあって良いでしょう。できれば、メシアももう少し前から顔を出しておくと良かったですね。「嵐」の内容は、思ったより深刻に感じました。日本だって海沿いの原子炉を無人島から狙うというのもありではないでしょうか。予備電源を破壊してしまえば、何も本体を攻撃しなくてもメルトダウンに向かうかも。危機管理という点で、こういうドラマや映画の世界は思わぬ盲点を指摘してくれるものですね。いつも感心します。次シーズンは、プライド親子の間に温かい交流が見られるでしょうね。それこそ、ベテランの父は捜査の上でアイディアや知恵を出してくれそうです。ソーニャの加入は、武器麻薬のプロという面と、潜入などのきわどい捜査もできるという事でありですね。まもなく見られるNCIS本家とのクロスオーバーでも、いるようでしたし。ますます、パワーアップしてシーズン2が楽しみです。
April 3, 2016
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『想い出の人』事前のスポイラーでゲストの事は知っていましたが、思ったよりは良かったです。トニーのお当番エピソードだったとしても、彼がまともに描かれて良かった。ロケはチープでしたけど。かつて見たような気はしました。シーズン7の第一話(Truth or Consequences)とか。南スーダンで危険な地域にボランティアで医療活動に参加していた医師たちが襲われる。その中に、海軍医師リズ・コートランドが含まれているとして、ジブチ基地に滞在中のNCIS特別捜査官スタン・バーリーから連絡が入る。彼が駆けつけると、リズの遺体と黒こげになった2名の遺体があった。彼らが送り込まれた国際医師グループ(IDG)によると、先月5名の医師が送り込まれたという。IDGはデイヴィッド・ウッズ医師によって設立され、トニーとビショップが本部を訪ねると、何とそこにはかつてトニーが潜入事件で親密となったジャンヌ・ブノワがいた。ジャンヌはウッズ医師と結婚し、この活動をサポートしており、この状況に動揺し、久しぶりのジャンヌにNCISも驚く。現場から回収された遺体は、コートランド大尉他2名と特定された。ウッズ医師と海軍医師のジョニ・ライアン少尉は未だに行方不明だ。現地トグは、南スーダンの部族間紛争が激しく危険な場所で、ギブスは自ら現地に向かうと言い出す。NCISにライアン少尉と同僚だったというタフト医師が現れ、ギブスに手術後半年で南スーダンに行くのは無理だとストップをかける。ライアン少尉は銃弾を受けたギブスの手術にも加わった医師だった。ジャンヌも夫を捜すために現地に向かうと言い出すが、ギブスが急に倒れてしまう。タフトはヴァンス局長に連絡してギブスを在宅勤務にし、ギブスの検査を進める。トニーとジャンヌはかつて任務で接近して恋愛関係になったことで、酷い別れ方をして、今も微妙な雰囲気だった。移動中、マクギーはトニーに2人で話をするようにいう。ジャンヌはトニーと別れてコンゴで夫と出会い、貧しく医療施設もない人々のためにIDGを立ち上げる事にしたという。ダッキーは検視をして、被害者の足の裏に特徴的な刺し傷を見つける。犯人が儀式的な行いをしたと思われ、部族を特定できるかもしれない。現地に到着したトニーらはスタンと合流するが、村の人々が姿を消し、誘拐されたと思われるウッズ医師らの手がかりが得られない。しかし、隠れていた現地スタッフが犯人グループが医師らを連れ去ったと証言する。その相手については、恐れるあまり何も言おうとしない。自宅に戻ったギブスの元に、タフトが検査結果を持って現れる。今のところ、倒れた原因となる異常は見つからず、タフトは心因的なものストレスが原因だろうという。これまでの厳しい出来事を経て、思ったよりも心は負担を感じているはずだ。ギブスはカウンセリングを受けろと言われるが、タフトを拒絶する。トニーらは診療所で特殊な模様のあるナイフを見つける。これが手がかりになるかも知れない。そこに、ギブスの要請でSEALSの特殊部隊が現れる。他に優先事項があり、共に医師を捜すことはできないが、後から増援に駆けつけるという。現場で見つかったナイフと被害者の足の裏の傷とは一致しなかったが、アビーは傷からは特別な毒素がみつかったという。ただし、部族の数が多く、どの部族がその毒を使うかは特定できない。ナイフに彫られていた文字から「猛獣」という言葉が読み取れ、シルック族の反乱軍を率いるガデット将軍が自ら猛獣と名乗っている事がわかった。NSAの情報によると、ガデット将軍は3日前に戦闘で重傷を負ったという。その手当のために医師を連れ去ったのか。ガデット将軍一行は、トグからレンカという村に逃げ込んだと思われる。ギブスは再びめまいに襲われ、タフトのオフィスのドアをたたく。タフトが無くした息子の話を聞き、カウンセリングではなく、君の話が聞きたいという。トニーらはレンカに向かうが、村はすでに焼き払われていた。しかし、現場に血の付いた医療用グローブが落ちており、それがウッズ医師の生きている証拠だと考えられる。ギブスは部族間の抗争の様子から、ガデット将軍らが逃走する先がピートクという場所だと予測して、監視衛星とSEALSに協力を要請する。すでに希望を無くし始めたジャンヌだったが、トニーが励まし続け、次の場所へと向かう。そこで一行を発見するが、増援はまだ到着していない。トニーは自分たちでウッズとライアンを救出しなければならないと言い、陽動作戦を打って出る。傷の重い将軍の手当を求められたウッズらは、トラックの爆破で隙を見て救出される。SEALSも間に合い、2人の医師とジャンヌは帰路に就く。トニーは夫妻の幸せを祈っているとジャンヌに告げ、ジャンヌは礼を言う。2人のわだかまりは解けた。トニーはこれで罪悪感を捨てることが出来るかも知れない。タフトはギブスの家を訪れ、自分が何を恐れているのか認める必要があるという。今回はさすがに「カサブランカ」の引用はなかったですね。ストーリーは完全にそれでしたけど。トニーとジャンヌの関係はあまり好きではなかったし、中途半端に終わっていたけれど、それをこうしてきれいに納めることができたのは良かったです。トニーが現地でリーダー役を演じ得ることができたのも良かった。まあ、軍隊を描くドラマの中で、国境なき医師団のような人道支援活動をしている人たちが何も意見をいわないのはしかたないのかなとも思いましたけど、とにかく、誰にも真似の出来ない尊い事ですね。トニーとの別れがそういう方面にジャンヌを向かわせたとしたら、それはそれでまた、トニーの気持ちを揺さぶるでしょうが。でも、これで完全に終止符。ギブスの「めまい」ですが、身体にはほとんど問題がないのに、「気のせい」だというのはかなり無理がある。(笑)それでも、こうでもしないと、ギブスの人間的な面を掘り下げることはできないですね。同じような体験をしたタフト医師だからこそ、ギブスの深層を引き出してくれるという制作側の努力は買います。チーム全員がギブスを病人扱いしたり、楽しい面もありました。さすがにリビングの暖炉でステーキを焼いて一人で食べる、なんていつの時代の人間なんだと思いましたが。それから、ビショップがジェイクとの微妙な雰囲気を引っ張るのはもういい加減に辞めて欲しい。決着して欲しいですね。
April 2, 2016
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