2025
2024
2023
2022
2021
2020
2019
2018
2017
2016
2015
2014
2013
2012
全7件 (7件中 1-7件目)
1
僕が見てきた現代の政治家で、「先生」という尊称をつけるにふさわしい人物は宮澤喜一先生だった。午後、老衰で亡くなったとのニュースを聞いて、「今年の夏は越えられなかったか」と思った。87歳、病気でなく自宅で息を引き取るというのは、現代では珍しいと言える。戦後日本政治において、彼の歩んだ政治的態度は「権力は必要最小限度に」という抑制的な権力観であり、人生観は方丈記にいう「無常」である。時の大統領、クリントンが引けを感じるような難解な英語力、漢籍に通じ、書への造詣も深い。時代を透徹し、国の行く末がみえすぎていた政治家。まさしく、教養人であった。彼は10年早く総理になるべき政治家だったと思うな。しかし、権力闘争での駆け引きには弱かったし、有権者の歓心を買うこともしなかったから、選挙にも弱かった。池田勇人のブレーンとしては有能であり、重用される人物であったが、その池田が創設した「宏池会」は分裂してしまった。宮澤はしっかりとした後継者を作ることはできなかったわけである。竹下、安倍、宮澤というポスト中曽根のニューリーダーの最後の一人が逝き、中曽根が残った。皮肉である。
2007.06.28
コメント(0)
夕方になって、ネットですごく読みたくなった本を目にしたのが運のつき。 近場の本屋では間違いなく売っていないものだったので、2時間半運転して行ってきました。やっぱ、大型書店は落ち着くというか、ほんと目移りするから、 時間があっという間に過ぎてしまう。 2時間半、本屋にいて、欲しかった本以外に4冊買ってしまった。 占めて、7,801円也。 この間も近場の本屋の中をぶらついて3冊の掘り出し物を買ったから、この数日で8冊を並行して読まないとならない(笑) 本の虫ですわ。 これから、全冊さらっと読んでから寝ます。 何を買ったのかって? 単行本2冊、専門書1冊、新書2冊。 タイトルは……、恥ずかしくてとても書けない(笑)
2007.06.24
コメント(0)
1世帯当たりの預貯金、保険、有価証券などを合わせた金融資産保有額って、平成18年では、全国が1073万に対して道内は700万なんだそうな。 借入金額は全国が1368万に対して道内は1258万なんだって。 株、投資信託などのリスク商品の保有率は、全国が15,8%で道内は5,8%。その分、預貯金の割合が高い。 道民は借入比率が高く、資産運用は預貯金の利息に委ねているという傾向。 所得格差があることと資産運用が多様でないということだわね。
2007.06.23
コメント(0)
「人間、3人いれば派閥ができる」と言ったのは、政治家の誰だったか。金丸信だったかな。「世間」を学問的研究としたのは、一橋の学長まで務めた阿部謹也だったと記憶している。人が集まれば「世間」になり、あらゆる組織には「社会」がある。会社内、学校内、サークル内。社内の世間は広いようで狭い。「人の縁」も、もろ刃の刃みたいなところがある。良好な関係がもろくも崩れ去った場合。つらく、苦しい「縁」になる。出会わなければよかったとか。ことに、学校における「いじめ」はなくならない。自殺にまで精神的に追いつめるやり口が、悪質化・巧妙化している。現在の学級「社会」は暮らしにくいだろう。そして、世間・社会はうつろいやすい。「人の噂も七十五日」というように。忘れやすい。そうした、絶対的基準のない、極めて相対的、流動的なものが「世間」なんであろう。世間や社会と、おのれはどう付き合うか。要するに、「間合い」を取るということなんだろうな。一定の距離、適度な関係に止めておくことが、リスクを最小限にする知恵なのかも知れない。かつて、宮澤喜一は、「政治とは関係性なんですな」といった。「それが、サブスタンス(本質)である」ともいった。僕は、政治こそは、人間関係の最たるものだと考えている。人間関係の濃淡、押しと引きによって決まる政策は少なくないと思う。実際に政策が決まるのは、経済合理性とか公共性とか客観的尺度ではない。何を言いたいか?この、せせこましい世間・社会の中で、真に頼れる人は誰かということを見極められる人と、そうでない人とでは、大きな壁、深い溝があるよということなんだよ。
2007.06.22
コメント(0)
さすが、岡田恵和脚本。サントラが、「あいのうた」と似てる。「働いてる人間は、なにかしら充たされない思いを抱えながら働いてる」とか。今週は、新作パスタづくりに没頭する余り、日常の仕事でミスをし、同僚にも気を使わせてしまったことを考え、チャレンジをあきらめた。日常業務を全うしてこそ、チャレンジするべきものだよなって。それも、人知れずこつこつと努力する。自分に言われてるみたいで、このドラマ、僕の上位ランキング入りです!1位はもちろん、「わたしたちの教科書」サントラ、買わないとなあ。
2007.06.13
コメント(1)
今日、銀行の窓口で現金を下ろすことになった。一万おろすことにしたのだが、ふと思い立って、「二千円札で5枚」と若い女子行員にお願いした。一瞬怪訝な表情を浮かべたような気もしたが気にしない(笑) 最近、二千円札見ました?使いにくいからお釣りでもらったらイヤですかねー。ATMで入金できたんだっけ。 今日一日で我が街では3枚、市中に流通することになった。それぞれの店員はどう感じたのか、考えるとなんか面白い。
2007.06.12
コメント(0)
最近、ネガティブで敗北主義的な思考に陥っているような自分がいて、そんな悲劇な人間になっていることをなんとか否定しようとしている。今年の人事で、僕がこの会社で尊敬している人が、同じ地域に転勤してきたことを知った。素直に嬉しくなった。近いうちに連絡を取って、会おうと思っている。今週は、日曜に、親しくさせてもらっている人に誘われて晴天の中をドライブして湖を見てきた。青く澄んだ空と静かな湖面。そして、緑の茂る山並み。遠くにはまだ雪をかぶった連山も見えた。そんな雄大な自然を目の前にすると、自分の存在がいかにちっぽけなものであるかを感じたなあ。景色を目に焼き付け、そして、一緒に来てくれた人に感謝して今週は乗り切れた感じがする。その日の夜、もう一人の尊敬している人に電話。思っていることを僕にそのまま話してくれる人で、一年ぶりに声が聞けて嬉しかった。僕を真っ正面から叱咤してくれた人。自分に厳しく、控えめでこつこつと勉強していた人。こういう2人を僕は尊敬している。
2007.06.08
コメント(0)
全7件 (7件中 1-7件目)
1


![]()