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2002.03.19

ご無沙汰日記その3『立山～飛騨高山避暑旅行、お宿・舞』

カテゴリ：ニッポンの風景

富山駅からほんの1時間半くらいでＪＲ高山駅に到着。

今晩泊まる予定の宿は「お宿　舞」という。
電話で今日の予約を確認すると、ご主人が
「また連絡くださったらお迎えに行きますヨ」
と言ってくださった。
チェックインの時間まで、飛騨高山美術館に寄る予定である旨を伝えると、
そこまで迎えに来てくれるとのこと。いやはやイカスぜ、ご主人。

飛騨高山美術館にはエミール・ガレだとかド－ム兄弟のガラス工芸品、
またはマッキントッシュという建築デザイナーの作品が展示されており、

そして「お宿・舞」のご主人のご厚意に甘えさせていただいて、
宿までは車で送迎していただいた。

この「お宿・舞」は、料理人であるご主人とその奥さんの
お二人で経営されてらっしゃる。
夕食は郷土色豊かな料理で、とっても美味しく、
しかもボリューム満点だった。
朴ば味噌や飛騨牛など、高山名産の食材をふんだんに取り入れて、
鮎も美味しかったなぁ．．．ウットリ。
リビングには暖炉があった。
暖炉の回りの絨毯には、あちこちに焼けこげ穴がある。
冬には火を入れて、宿泊客みんなで囲んで酒を飲むらしい。

しかし季節は夏。もちろん暖炉に火を入れるなんて、
いくら夜は冷えるとはいえ、過剰サービスってモンだろう。
ってことでこの日はテーブルを囲んで宴会だった。
Ｒちゃんは酒を飲めないので麦茶、ワタシは冷や酒を戴いた。
ご主人や奥さんのお話を聞いてるうちにとっても気持ち良くなって、

ぐっすり眠って、その日の疲れはすっかり癒えた。
翌朝の目覚めは非常に爽快。ラジオ体操でも踊り出しそうな勢いだった。

ところでここのお宿では、チェックアウト前にケーキとコーヒーが出される。
ホントは前日の夕食の後、デザートとして出してたんだけど、
夕食のボリュームがあり過ぎて、みんな残してしまう。
ってことで、翌日に出す習慣になったそうな。素敵～。

おかげで元気よく高山の町歩きを楽しむことができた。
つづく。

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