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2002.06.29

コイの話、その6

(6)

カテゴリ：働く人の恋愛事情

ついに6日目に突入した「コイの話」。書く事もなくなり、ここで「恋」を「コイ」とカタカナ表記したことが威力を発揮する。

今日は「故意」の話でも書いておこう。

ちょっとくらいは恋に結び付いてはいるのだが、ワタシはバスやら電車を故意に乗り過ごした事がある。

ワタシの通っていた学校は、駅からさらに市バスに乗り継がなくてはならない。そのバスの運転手に感動して、つい意味なく終点まで乗ってしまったことがあった。（危うくストーカー）どこでもそうなのかは分からないんだけど、バスの運ちゃんはオッサンと相場が決まっている。そいで、お年寄りがたくさん住んでいる町なのに、ナゼか年寄りに不親切な運転手が多かった。なのにその運ちゃんは若い兄ちゃん。また対応もすごく丁寧で、おばあさんのあさってな質問にも耳を傾けて、降りる乗客にもひとりひとり「ありがとうございました」とニッコリ声を掛ける。うーん素敵だ！爽やかバスの運転手、ハンドル捌きも若々しい。（ハンドル捌きい若さって一体．．．）

しかし降り立った終点は、単なるバスターミナル。別に寄り道するような所などナイ。

仕方ないので、またバスに乗る。（無意味な往復移動）運ちゃんがまたまた爽やか兄ちゃんだったのが、これまたコッパズカしい。兄ちゃんは何も言わなかったけど、かなり怪しかったことだろう。

再度、故意に乗り過ごしたのだが、その時は「コイツは芸能人に違いない！！」と思った人が車両にいたので、わざと乗り過ごした。（すっかりストーカー）

故意に乗り過ごしてまで着いていった芸能人とは「山城新伍」。着いて行ったところで、ナニがあるワケでもない。それなのに何故着いていったかというと、単にヒマだったからさ。ヒマだったといっても「あぁオラァ退屈で仕方ねぇ何とかしてくれ息するのも面倒だ」という投げやりなヒマさではなく、次の予定もつまってて時間に追われているほどでもないというヒマさである。って何でこんな詳細に自分のヒマさを説明してるかというと、芸能界の大御所に対して失礼のないように書いている。

しかし、間抜けなことに、彼は山城新伍でも何でもなかった。かといって香取慎吾でも柳沢慎吾でもない。一般市民であった。なぜそんなことが分かったかというと、途中の駅で乗ってきたオジサンが、モリユが思い込んでいたエセ山城新伍さんに向かって「あぁ、○○さん、お久しぶりです」と声を掛けたから。恐らくどこか別の会社の、取引先同士のオジサンだったようだ。それにしてもソックリだったなぁ。ソックリだったけど、無意味に3駅も乗り過ごした自分にガッカリしながら、また反対方向の電車で逆戻りした。何じゃそりゃ。

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