The second step to 'the place'

The second step to 'the place'

2004年08月14日
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すてきな仲間に巡り会えたおかげで、高校に入ってからの

生活は本当に平和であった。



ただ、勉強はホントに苦しかった。



私の母校A高校は進学校ということもあり、授業の

スピードが速い。

特に英語と数学に関しては、他の高校よりはるかに進みが

早いときいた。


英語に関しては好きだったことと得意だったこともあり

問題はなかった。





中学3年生辺りから苦手意識の出始めた数学だが

高校に入ってからその苦手意識が格段に強くなった。

(>_<;)



最初の正負の計算、文字の式の辺りは

なるほど・・・と理解できていたが・・・

「因数分解」のところにきてから

脳の回路が混乱してしまった。

(>_<)ひっ!!


今考えれば、なんであんなところがわからなかったのだろう

という気もするのだが、当時はこの分野で

全く、ちんぷんかんぷんになっていたのだ。





今思えば、絶対値は「距離の観念」「長さの観念」で

あるから目に見える長さに負の世界があるわけがなく

正で考えるのが普通であり

どうしてあんなに悩んでいたのか、謎なところだが

当時は



「絶対値はどうして、負の数が正になるの?」

この理由を考えてしまっていたのだ。



昔から、ゆっくり一つ一つ、順に考える習性があって

「1から2,3,4,5・・・10」と

順番どおりに行けば、満足するのだが

「1から急に10」に跳んでしまった場合は

「え?なんで?なんで?」

とその理由を必死に考えようとしてしまうのだ。



大学に入ってからは、この「なんで?どうして?」

と疑問を持つ姿勢は非常にいいのだが

当時の高校数学に関しては、足を引っ張る要因そのものに

なっていた。



「A+B=Cになる」

という解法パターンがあるとする。


周りの人たちは、これをこのまま覚えて

どんどん問題を解いていくのに


自分はこれを一生懸命、どうしてそうなるのだろう?

と時間をかけて考えてしまうのだ。

自分は授業に対してどんどん遅れをとっていった。



当然、授業の内容もわからなくなってしまう。

中学のときはたくさん勉強をしていたこともあり

テストの順位では上位に食い込んでいた自分だが

このときばかりは、数学に関しては落ちこぼれてしまう

ギリギリまでいったといってもいい。

テストの順位も数学は最下層ゾーンに入っていたのだから。



授業でやっていることが全くわからない・・・。

(>_<)



塾にも、数学が全くだめで非常に苦しんでいる生徒が

いるのだが、その子たちの辛い気持ち、悔しい気持ちが

自分にはとてもわかる。

自分もかつてギリギリまで落ち込んだ身だからである。



周りでスラスラ解いていってしまう人たちがすごく

うらやましかった。

当時、何もわからない授業の一時間がどれほど過酷なもので

あったのかは言うまでも無い。




中学から行き始めた塾でも先生が一生懸命教えてくれて

いるのに理解できない自分が悔しかった。



ちくしょう・・・ちくしょう・・・なんで・・・なんで・・・

唇をぎゅっと噛み締めた。。。



とにかく今は耐えて、じっくり問題を理解していくことに

した。


しっかり考えるところはしっかりと、飛ばすべきところは

飛ばすようにと。



時間はかかったが、人一倍粘れば効果は徐々に出てくるので

あった。

ホントに少しずつではあるが、最下層から

中間層へと復帰してきたのである。




この頃「粘り」の大事さを改めて知ったような気がする。




高校生活はどちらかといえば、勉強よりも部活にウエートを

おいたような生活だった。



勉強に費やす時間もほとんど部活に注いでいた

といってもいい。




勉強の絶対量が足りなければ、学力もついてくるはずがない

のだが、当時の自分には「部活」は何より大事なものだった

のだ。



もちろんその中でできる範囲で勉強もしたのだが

大学合格へは結びつくにいたらなかった。




私立併願を一切せず、国立のみであった自分は

浪人を決め、予備校の門をたたいた。



ここから私の逆転が始まった。





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最終更新日  2004年08月16日 19時41分02秒
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