[甘茶ソウル百科事典&GANGSTA LUV] カテゴリの記事
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甘茶ソウルコンピ CHICANO SWEET SOUNDZ / STAY MY LOVE
甘茶ソウルコンピの世界(15) CHICANO SWEET SOUNDZ / STAY MY LOVE '08 (CHICANO SWEET SOUNDZ CSS-2008)2008年また新たにブート風味の甘茶コンピの新シリーズが誕生した模様。現在のところ本作以外に｢NATURAL HIGH｣、｢BLIND OVER YOU｣の2作も出ているようです。CDに住所のクレジットが無かったり、ジャケイラストのタッチが｢LOST SOUL OLDIESシリーズ｣風だったりと実にきな臭い体裁です。にもかかわらずライナーに延々と家族への謝辞や弔辞が語られていて思わずズッコケます。4はオーソドックスな甘茶スタイルの曲。ブラックアイボリーは安心して聴ける中堅甘茶グループという印象です。5はThe Hands Of Timeもやっていた暗めの甘茶ソウル。前者と比べるとファルセットの存在感が少し薄くなってる感じです。語りから始まる6は弱弱しく、か細いファルセットを中心とした静かな曲。物悲しく切ない雰囲気がよく表現出来ています。7は語りから入る絶唱系甘茶。メロディはいまいちで静かなのも最初だけ。終始バリトン・リードがガナる内容で後半にはテンポアップしながら大いに盛り上がっていき、一聴の価値はあるかも。8はSTYLISTICSのヒット曲のカバー。適度に譜面から外れて歌う工夫はみられるものの魅力は乏しくコーラスが無いのも寂しい。｢マジックと付く甘茶にハズレ無し｣という格言もあり、個人的に未聴だった10にはかなり期待してしまいましたが、内容は別にどうってことないC級甘茶でした。同じく｢Tomorrow'sという名のつく甘茶にハズレ無し｣という格言もありますが、11のハイテナーのリードは甘くなかなか魅力的な声で、曲調もフワフワとした甘茶ソウル。曲にいまいちまとまりがないのが惜しい。13でいきなりHolland-Dozier-Holland作の有名曲登場。暗い内容だけど緊迫感のあるグレードの高い曲ですね。甘茶ソウル百科事典P.52ではCHAIN REACTIONによるカバーが少し触れられています。14はU.S.BDG #300のウインディ・シティ。この曲はNOT ON LPで甘茶ソウル百科事典P.33掲載曲。特別甘いというわけでは無いけれど個人的に持つシカゴ・ソウルのイメージに近い爽やかな曲。17は壮絶甘茶ソウルの｢FALLING IN LOVE IS A NO NO｣で有名な20TH CENTURYのグループ。こちらは緊迫感に欠けるゆったりとした内容。18は甘いコーラスにファルセット中心で時折バリトンが絡みます。シンセの装飾音がチャラいけどメロディもしっかりしてるし良い出来です。21も4同様ファルセットにしっかりとしたコーラスが付くオーソドックスな甘茶スタイル。エレキシタールも聴こえて少し得した気分になりました。（甘茶偏差値65以上）（甘茶偏差値61以上）（甘茶偏差値60）1. Stay My Love - Sly Slick & Wicked 2. This Time Will Be Diffrent - The Blue Notes 3. If You Should Ever - Richmond International 4. Time Is Love - Black Ivory 5. This Love Is For Real - Impressions （甘茶偏差値61）6. Just A Littele Notion - The Brief Encounter （甘茶偏差値62）7. Turn Around - Power Of Attorney 8. Betcha By Golly Wow - T&T 9. I'm So In Love With You - Brief Encounter 10. Magic Love - Changing Scene 11. It's Real - Tomorrow's Men 12. Wait A Minute - The Newday 13. Why Can't We Be Lovers - Holland Dozier （甘茶偏差値63）14. Hey It's Over - Windy City 15. It's My Turn Now - Billy McGregor 16. You Got Problems - Richie Merritt 17. Look On The Brighter Side - West Wing 18. Second Time Around - Experience Unlimited （甘茶偏差値61）19. Really Really Love You - Cecil Parker 20. You Taught Me How To Love - Bobby Patterson 21. If I Don't Love You - The Choice Four（甘茶偏差値61）22. Hold On To Love - William DeVaughn 23. Where Did Peace Go - Larry Sanders
2009.05.31
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空気読むな！ SHOCK / Why Should I Forgive You (SHIROCCO 101)
私の好きな甘茶ソウル(7) 【 甘茶偏差値 65 】(その2)SHOCK / Why Should I Forgive You (SHIROCCO 101)'76BRUCE CLARKEプロデュースでP-VINEからの彼絡みの作品集｢MYSTIC SOUL FROM NEW YORK CITY (PCD-5387)｣や｢THE ESSENTIAL SWEET SOUL SELECTION (GOLDMINE GSCD4Z)｣にも収録されてます。前者の解説では鈴木啓志さんもこのグループの正体は全く不明とのこと。曲は約5分と長めのソウルバラード。サウンドはピアノを主体とした音密度の低い静かで上品なもの。タイトルをゆったりと繰り返すコーラスはまるで悠久の時の流れを見守る大河のようにどっしりと落ち着き、世を達観したかのようなムードに満ちています。リードはバリトンでファルセットが絡みつくような形で展開。時折語りを交えたりしながらも徐々に盛り上げていきます。序盤こそ譜面に忠実に歌われていきますが、後半テンションが高まりきってからは譜面など有って無きが如くの歌いまわし。最後は忘我の境地に陥った大絶唱合戦で、将にこれぞ70年代ソウルの醍醐味。こうした自分を省みず、周りの空気を全く読まない心意気こそが世の中を熱くさせるのです。｢スウィート・ソウル・ベスト10｣募集中！ 皆さんのお好きなスウィートソウルを紹介しあって楽しもうというページです
2009.05.15
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甘茶は2曲 SOUL GALAXY IN THE MAGIC OF MOTOWN
甘茶ソウルコンピの世界(12) SOUL GALAXY IN THE MAGIC OF MOTOWN '09 (UNIVERSAL UICZ-1314)昔からマニアには人気があったシングル・オンリーのスウィートソウルばかりを集めた｢SOUL GALAXY - GAMBLING TO SWEET HARMONY｣は将に歴史的快挙と呼ぶに相応しいコンピでしたが、同じタイトルを冠した本作はMOTOWNレーベルに絞ったレア音源集。シリーズものだからといって本作も同じく甘茶コンピかというとそうではありません。結論から言うといわゆる甘茶ソウルの収録は数曲のみなので甘茶ファンは過度の期待をなさらぬように。それと帯で｢超レア・ソウル｣と煽ってますが、何故｢超レア｣になってしまったのか聴けばその理由が一耳瞭然な、いまいち煮え切らない曲が多い感じですね。全体としてはモータウンらしく溌剌とした瑞々しさが漂ってくるヤングソウル集という感じ。それを代表するかのようなナンバーが1で、こみ上げ系のメロディと歯切れの良いサウンドが魅力的。3はスモーキー・ロビンソンのファルセットが聴けますが、甘味は少なく歌詞もちょっと社会的みたいですね。10は甘茶ソウル百科事典TERRY'S SELLECT 009の｢ARE YOU LONELY?｣で有名なシスターズ・ラブの曲ですが、ここでは迫力不足。11でようやく甘茶ソウル。これは以前山下達郎SSBでもオンエアされました。ファルセットでゆったり、こってり、まったりと歌い上げる大仰なバラード曲です。ちょっとキラキラとしたサウンド、甘めのメロディともに素晴らしいですね。ライナーでは触れられていませんが、このお皿｢MOTOWN 1241 ('73)｣には見かけでは判別不能な、全く違う曲が収録されているものが存在します。それはORIGINALSの｢YOU WANT HEARTS AND FLOWERS｣のカバー曲(ロックとソウルとフライフィッシングさん参照)で、そちらもこの曲に負けず劣らずの優良甘茶曲。折角こんなマイナー曲にスポットをあてたコンピを作るんだったら是非こちらも収録して欲しかったですね。13も溌剌とした魅力が弾けるヤング・ソウル。ホーンの入れ方なんかが｢Young Holt Unlimited - Soulful Strut｣風なのでクラブ受けするかも。14はスモーキー・ロビンソン風だなあと思ったらやっぱり彼の作品で、歌い方まで似てますね。18は9のNATURALSの改名グループ。ハイテナーでゆったりと歌う甘めのソウルだけど、魅力はもうひとつ。19のCOURTSHIPはスウィート専門グループと言ってよく、英DEEPBEATSからの傑作スウィートコンピ｢OLD SCHOOL HARMONY VOLUME 2｣には5曲も収録されていました。この曲もスウィートど真ん中な内容なんですけど、いまいち焦点が絞りきれなかった感じで惜しいですね。23は女性ヴォーカルのようでレオン・ウェア作らしい透明感、浮遊感が魅力的な作品。アイザック・ヘイズ、メイン・イングレディエントもカバーしているとのことです。24も爽やかで透明感のあるファルセット・ソウル。甘茶というのには少し軽すぎるかな。（甘茶偏差値65以上）（甘茶偏差値61以上）（甘茶偏差値60）01. The Contours / It's So Hard Being Loser02. The Contours / It's Growing03. Smokey Robinson & The Miracles / I Care About Detroit04. The Fantastic Four / I Love You Madly05. The Fantastic Four / On The Brighter Side Of A Blue World 06. The Monitors / Step By Step07. Eric & The Vikings / I'm Truly Yours08. Bottom & Company / Spread The News09. The Naturals / The Good Things10. The Sisters Love / My Love's Yours (Till The End Of Time)11. The Different Shades Of Brown / When The Hurt Is Put Back On You（甘茶偏差値64）12. Edwin Starr / There You Go13. Bottom & Company / Gonna Find A True Love14. G.C.Cameron / Don't Wanna Play Pajama Games15. Eric & The Vikings / It's Too Much For Man To Take Too Long 16. Art & Honey / The Best Years Of My Life17. The Fantastic Four / Just Another Lonely Night18. The Stylists / What Is Love19. The Courtship / It's The Same Old Love (甘茶)20. G.C.Cameron / Act Like A Shotgun 21. Bobby Taylor / Blackmail22. The Fantastic Four / I'm Gonna Carry On23. Third Creation / Rolling Down A Mountainside24. The Temptations / Take Me Away
2009.05.07
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大人のあまちゃ KAIYA / KAGO (NORTHERN 463002)
私の好きな甘茶ソウル(2) MY FAVORITE SWEET SOUL (2)【 甘茶偏差値 73 】KAIYA / KAGO (NORTHERN 463002)'87 甘茶ソウル百科事典 TERRY'S SELLECT 001。男なのか？女なのか？とテリーさんは悩まれていましたが、このページを見ると、このケイヤは女性で、Johnnie Mae Matthewsという人の娘さんだそうな。ケイヤは本名はAudrey Matthewsと言って、78年にLong Strokeというアルバムを出したADC BANDというファンクバンドでヴォーカルをとっていたとのこと。U.S.BDG 519ではカイヤではなくケイヤと表記されています。ただこの曲で聴けるヴォーカルは私は男だと思うんだけど、、、。曲の方は唱法としては囁き系、ムード的には淡白系、声質は中性系といったところでしょうか。ゆったりとしたウォーキングテンポの甘茶ソウル。灼熱の70年代から大部時が経ち、いい意味で熱の冷めた程よく力の抜けた作品です。浮遊感のあるきれいなメロディに乗せて、愛の言葉を耳元で囁くかのようなヴォーカルは甘く響きます。それと長めに入る男性の甘い語りも、熱すぎず冷めすぎずの小粋な語りっぷり。全体に感じられる余裕綽々の態度が実に大人大人しています。将に大人のあまちゃ、って感じですネ。派手で華美な箇所、特別際立って凄いと思わせる箇所は無いんだけど、トータルとして凄くグレードの高い作品だと思います。それと制作された87年という年や製作陣のバックグラウンドを考慮すると、たまたま、あくまで偶然に出来てしまった奇跡の甘茶ソウルと言っていいかも知れませんね。
2009.04.30
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シカゴ、シカゴ MASKMAN PRESENTS CHI-TOWN HUSTLERS! VOL.2
甘茶ソウルコンピの世界(15) MASKMAN PRESENTS CHI-TOWN HUSTLERS! VOL.2 '08 (DISC UNION特典 MIX CD) DISC UNION特典(一万円以上商品を買うと貰える)マスクマン氏ミックスCDの第9弾。引き続きシカゴ・ソウル特集ですが前作同様かなり地味で泥臭い曲が多く、チャイライツに代表されるシカゴの爽やかで冷たい風などを感じさせる曲は皆無。甘茶ソウルもほとんど有りません。当初こうして都市別にコンパイルするのは面白い試みだと思いましたが、実際こうしてシリーズを聴き続けてくるとディープ、スウィート、モダンやダンサー等が混在するのは正直聴きづらい。結局ジャンルが混在してしまうと都市の持つサウンドの独自性というのも掴みにくい。それゆえ都市ごとの音の傾向というものへの興味が薄れてしまうので、個人的にはやはり初期の作品のようにスウィートやディープ等とジャンル分けしてもらえる方が有り難いですね。3は71年と古めの作品ながら華やかさと瑞々しさが同居したダンサー。ゴージャスなホーンや華麗なストリングスにコーラス陣も忙しげに絡んだりして賑やかな雰囲気が楽しいね。ちょっと泥臭いけど私も大好きな一曲です。続いて4もアップテンポなダンサー。メロディは暗いけど緊迫感はなかなかのもの。5はDUSTY SPRINGFIELDも｢I CAN'T WAIT UNTIL I SEE MY BABY'S FACE｣としてやっているバラード。キャッチーでよく出来たメロディを持つ曲だけど、サウンドにDUSTY版のような華やかさが無くヴォーカルもおとなしめで全体的に小粒な印象。6は洗練された雰囲気のモダンソウル。さほどテンポが速いわけではないけれど、滑らかで流れるようなグルーヴを感じさせる良曲です。10のベルのブルはちょっと甘めのソウル。12はドラムが忙しく畳み掛けるノーザンダンサー。でだしの威勢の良さや高揚感のあるコーラスなど雰囲気はいいがメロディとヴォーカルはいまひとつで惜しい。15はちょっと泥臭いディープソウル。メロディはなかなかいい。18はU.S.BDG #300のウインディ・シティ。この曲はNOT ON LPで甘茶ソウル百科事典P.33掲載曲。特別甘いというわけでは無いけれど個人的に持つシカゴ・ソウルのイメージに近い爽やかな曲。20はSAM DEES作のなかなか快活なレディソウル。21もドラムスが忙しいモダン風味のダンサー。曲調も明るく爽やかだし、こういうのってクラブ受けしそう。22は軽めのファンクというかディスコというかちょっと中途半端な内容かな。23はファルセット・モダン・ダンサー。軽すぎてどうも落ち着かないですね。24は大仰なディープバラード。これは知りませんでしたがイイですねえ。ちょっと風呂敷を拡げすぎた感が有りますが70年代ソウルならば、こう来なくっちゃね。（甘茶偏差値65以上）（甘茶偏差値61以上）（甘茶偏差値60）1.IF A WOMAN CATCHES A FOOL / VOICE MASTERS2.HOMEBOUND / LENNIE SATIN3.HEY GIRL JUST LIKE YOU / DELTAS（ダンサー偏差値65）4.WHAT GOOD AM I WITHOUT YOU / DARROW FLETCHER5.I CAN'T WAIT / SONJI CLAY（バラード偏差値62）6.SHE'LL COME RUNNING BACK / MEL BRITT（モダン偏差値63）7.AIN'T GOT NO PROBLEM / SUNDAY8.IF YOU HAD MY LOVE / ONCOMING TIMES9.LOVE HIM IN RETURN / HELEN CURRY10.IN THE MEANTIME / BULL11.I DIDN'T KNOW HOW TO / CONSTELLATIONS12.PLEASE LEAVE ME / DRAKE & THE EN-SOLIDS (ダンサー)13.TWO LOVERS / CHEERS14.EVERYBODY TALKS ABOUT THE DEVIL / TIMMY SMITH15.CHECKING OUT / LEE SHOT WILLIAMS (ディープ)16.WILL YOU WAIT / EL ANTHONY17.CAN'T GET OVER / JIMMY BURNS18.HEY IT'S OVER / WINDY CITY19.DANCIN' A HOLE IN THE WORLD / ESQUIRES20.YOU BROUGHT IT ON YOURSELF / BARBARA HALL21.BLOW MY MIND / LOST FAMILY（ダンサー偏差値62）22.I WANNA THANK YOU / MISTER23.I LIKE SPENDING MY TIME / LUST24.YOU WERE MADE FOR LOVE / JAMES PHELPS（ディープ偏差値64）
2009.04.22
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｢失われたソウル｣最終盤 LOST SOUL OLDIES VOL.15
甘茶ソウルコンピの世界(7) LOST SOUL OLDIES VOL.15 LOST SOUL RECORDS / LSR1015怪しげなコンピシリーズの現時点での最終盤。相変わらずマイナーな甘めのソウルが中心。｢失われたソウル｣というだけあって、いまいちな出来故に埋もれてしまった作品ばかりという感じ。本作も万人にお薦め出来る内容ではないですが、全15弾よくぞここまでマイナーソウルを集めたなと思わず感心してしまいます。是非これ以降も続けて欲しいですね。幾つかの曲が｢YOU TUBE｣にアップされています。全体的にかなり地味で淡白な印象の曲ばかり、という印象を受ける本作の中で、1は｢パッパラー｣というコーラスが入る比較的華やかな甘茶ソウル。リードも地味で全体的に脱力感が漂うけれど、薄味ゆえの上品な味わいを感じることが出来ます。2も淡白系甘茶ソウル。ファルセットリードに少し語りも入り、狙いは明確も少しメロディにキャッチーさが欠ける。4は荒削りで如何にも素人っぽい作りなんだけどサビのフレーズはなかなかキャッチーで惜しい内容。いまいち煮え切らない歌やメロディの8だけど、イントロや間奏で聴けるホーンの奏でる温かみにはキラリと光るものが有ります。｢LEGGO DUB｣なんかのオールドスタイルのレゲエに有りそうな郷愁誘い系メロディ。このトラック、、、使えるゾ。22はご存知ESCORTSの銘茶カバー。明るくアップテンポな内容で悲壮感も無く、全くこの曲の持ち味が生きておりませぬ。（甘茶偏差値65以上）（甘茶偏差値61以上）（甘茶偏差値60）1. Keep On Trying - Scorpion（甘茶偏差値61）2. Why Little Girl - Contacts3. Mad About the Girl - Four Corners4. Tell Me - Circulations5. This Time - Family Connection6. Faded Memory - Verble Domino7. I Have No Right To Love You - Marjorie Ingram8. What Can You Do For Me - Mandells9. Sad Feelings - Cicero Blake10. I'll Be Right There - Bannivilles11. Woman Come Home - Vanguards12. I've Been Trying - Notations13. Crying Baby Won't Help the Hurt - Si-Berians14. I'm In Love - Len Woods15. It Won't Work Out Baby - Lost Souls16. Don't Leave - Bobby Sansom17. Just An Illusion - Illusions18. Girl You Better Hurry - Perfections19. I Find Myself Falling In Love - Mighty Elegant20. Lost Her Love - Family Connection21. I Can't Have You - Tempting 522. Look Over Your Shoulder - Implaments23. Too Sweet To Be Lonely - Ray Lewis24. Fool For Your Love - Specials25. I Never Had A Girl - Ripples & Waves
2009.04.03
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洗練されたスウィートソウル ISLEY BROTHERS / I ONCE HAD YOUR LOVE ｢GRAND SLAM｣
甘茶ソウル入門の部屋 私の好きな甘茶ソウル(7) 【 甘茶偏差値 65 】(その2)ISLEY BROTHERS / I ONCE HAD YOUR LOVE(AND I CAN'T LET GO) LP(T-NECK 37080)'8170/80年代黒人音楽を代表するヴォーカル＆インストゥルメンタル・グループのアイズレー・ブラザーズ。本国アメリカではEARTH,WIND&FIREと並ぶほどの人気だったとか。彼等の経歴は古く、実に多くのアルバムを残しています。ファンクにもスウィートにも良曲が多く、それらをそれぞれ｢GROOVY ISLEY｣,｢MELLOW ISLEY｣として纏めたフリーソウル橋本徹氏監修のベストアルバムも出ています。彼等のスウィートものは他にも良曲があるので必ずしもベスト選曲とは言えないけれど初心者の方にはまずは無難な内容かも。T-NECKでの通算19枚目のアルバム｢GRAND SLAM｣収録のこの曲は、甘く淡い空間的拡がりを感じさせるバックサウンドが特徴的なスウィートソウル。冒頭のコーラスの第一声がなんともムーディーで洗練された大人の甘い恋愛世界を思いおこさせます。全体に流れる穏やかで上品な空気にソフトなヴォーカル、そしてムードだけじゃなくしっかりと内容の伴ったきれいなメロディラインが素晴らしいですね。かなり高品質な内容ですがヴォーカル含めて取っ付き易いクセの無い内容で甘茶ソウル初心者の方にもうってつけかと思います。｢YOU TUBE｣で聴けます。
2009.03.24
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謎の甘茶ソウル REALISTICS / PURE MAGIC , UNCHAIN ME など続報
甘茶ソウル百科事典の世界(5) 【 未掲載の甘茶ソウル 】謎の甘茶ソウルグループ REALISTICS更にその後、幾つかの音源を入手しましたので報告します。甘茶な7A｢PUTTING IT DOWN｣や爽やかな9A｢THE MAGIC THAT YOU DO｣とうって変わって、8A｢SOMEONE OUGHTA WRITE A SONG ABOUT YOU BABY｣はバリトンリードの明るく力強いアップ。メロディもかなりキャッチーで耳に残りやすく偏差値は63ぐらいと上々の出来。流石KEN GOLDの仕事は一味違うねえ、、、っていうか同じケンゴールドPによるUKソウルグループ｢THE REAL THING｣に実に似ています。曲の感じも｢CAN'T GET BY WITHOUT YOU｣にかなり近い感じで、これ実はリアルシングそのものなんじゃないの？って感じで更なる謎が残りました。当初独立したシングルとして出ていると思われた｢UNCHAIN ME｣ですが、これは8'の裏面であることが判明。曲はバリトンリードの静かでムーディーなスロウ・バラード。ファルセット・コーラスが派手に絡むといった内容ではなく、淡白な雰囲気で少しポピュラー/ジャズっぽい雰囲気。ちょっと甘茶ソウルとは言い難い内容で偏差値は58程度。11｢PURE MAGIC｣ではKEN GOLDは絡んでいないけど、おそらく7から10までと同一グループ。ゆったりとした静かな落ち着いた甘茶ソウルで、リードは甘めのバリトンとファルセットの二本立て。時折荒めのバリトンが絡む内容で7と同じ血の流れが感じられます。メロディにちょっとポピュラーぽさが感じられ、79年という年代からも洗練された雰囲気があります。甘茶偏差値は65前後でもう少しじっくり聴きこんで判断してみます。それと7A｢PUTTING IT DOWN｣は壮絶甘茶｢Gonna Make You An Offer You Can't Refuse｣で知られるJIMMY HELMSもカバーしてました(UK 7N445769)'77。ファルセットじゃないし、ちょっと糖度は落ちますが、曲そのものがいいので悪い出来では無いですね。* 画像はこれら4曲が収録されていた、某所のノベルティのソウル・コンピ・シリーズ(非売品)。（大人の事情によりモザイク処理を施しております。）〔REALISTICS (UK) SINGLE LIST〕7.PUTTING IT DOWN / APRIL FOOL CONNECTION (UK WARNER BROS. 16619)'758.SOMEONE OUGHTA WRITE A SONG ABOUT YOU BABY - SHORT VERSION / LONG VERSION (UK EPIC 5156)'778'.SOMEONE OUGHTA WRITE A SONG ABOUT YOU BABY / UNCHAIN ME (UK EPIC 5156)'779.THE MAGIC THAT YOU DO / LOVE VIBRATIONS (UK EPIC 5439)'779'.THE MAGIC THAT YOU DO / LOVE VIBRATIONS CANADA(COLUMBIA CA 8211)10.SO SAD / THE MAGIC THAT YOU DO (UK EPIC 5723)11.PURE MAGIC (UK BRONZE 81)'79* 1から6までのリストと解説は甘茶ソウル百科事典の世界(5)で。
2009.03.15
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謎の甘茶の正体は、、、 PLEASE / I'VE DONE YOU WRONG
私の好きな甘茶ソウル(7) 【 甘茶偏差値 65 】(その2)PLEASE / I'VE DONE YOU WRONG (TELEFUNKEN 88 001)'75 以前レビューした｢RAREST OF THE RARE SOUL HARMONY Vol.3｣というレアもの甘茶コンピに収録されていた謎のグループの優良甘茶ソウル。｢何なのこの甘さは！知らなかったなあ、このグループの正体は一体？？？｣と全国津々浦々のマイナー甘茶ファンを大いに悩ませましたネ。まずはその時に書いた私の感想を以下に再掲。｢I've Done You Wrong - Please｣知らなかったあ、凄くいい曲じゃん。トロリとしたギターとプログレ的雰囲気の神秘的シンセサウンドをバックに甘ーい語りが1分ほど入ります。基本は｢CHI-LITES / HAVE YOU SEEN HER｣的メロディ使いだけど、ちょっと切ないファルセットリードはいまいち垢抜けないが逆にそこが魅力的で、コーラスアレンジもなかなか凝っていて良い。随所に入るチープなオルガンも実にいい味だが少しうるさいか。全体に二流な雰囲気ながらチャイライツ的に垢抜けてない分個人的にはかなりツボ。このグループのことご存知な方、情報下さい。その後どなたからも情報を頂けなかったので、自分でいろいろ調べてみたら意外な事実が分かりましたのでご報告。シングルの発売年度は75年で推測通りスウィートソウル全盛期のもの。但しグループ(バンド)の国籍は、ぬわんとフィリピン！｢BRAZIL｣という一発ヒットを持つバンドらしいですね。この曲はそのシングル｢BRAZIL｣のカップリング曲でした、、、。うーん、ビックリしました。この曲聴いて｢黒人(ソウル)じゃないじゃん｣って見抜けてた方いらっしゃいます？もちろん、その正体があまりにも想定外だったからといって、私のこの曲に対する評価が変わる訳ではありません。決して｢○○○のクセに生意気だぞ！｣とか言わないでね(笑)｡
2009.03.06
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甘茶ソウル・コンピ UNDERGROUND OLDIES VOL.7 (I.T.P. RECORDS #8907)
甘茶ソウルコンピの世界(6) UNDERGROUND OLDIES VOL.7 (I.T.P. RECORDS #8907) 副題に｢RARE AND HARD TO FIND SOUL OLDIES｣と謳う怪しげなコンピの第7弾。スウィートと銘打っている訳ではないのですが、やけに甘茶度の高いシリーズでもあります。本作はNOT ON LPながらもCD収録曲というのが目立ち、特にレアでもないだろうという印象のラインナップ。｢Should I Let Myself Go｣というタイトルのどこが楽観主義やねん？とイチャモン付けたくなる楽観主義者たちの歌う5は、グループ名とは裏腹に暗く沈んだムードの甘茶ソウル。ジョージ・カーPによるアルバム収録曲ですが、この絶望に打ちひしがれた、うらぶれ感はヒドイ(笑)｡でもメロディ、サウンドともに良く出来ていて暗めの甘茶が好きな人には堪らない内容かも。7はご存知CONTINENTAL FOURの甘茶名曲のカバー。あれえ？こんな曲エスコーツがやってましたっけ？少なくともアルバムには入ってないハズだけど、、、。内容はソフトなファルセットによる落ち着いた内容でコンチ版のような緊迫感や痛みをほとんど感じない凡庸なカバーで妙味は少ない。｢YOU TUBE｣で聴けます。8はベースシンガー、ファルセット、バリトンと歌い継いでいく良く出来た甘茶ソウル。シングル皿(Solid Foundation-101)の表曲｢You Live Only Once｣も素晴らしいダンサーです。(共に最近CD化されましたね。)11もNOT ON LPと言えばそうなんですが、名盤｢What a Shame｣のCD版にはきっちりと収録されてます。曲はオーソドックスなバラードタイプの甘茶ソウルで、ファルセットでないぶん広く音楽ファンにも受け入れ易そう。女性の歌声も混じる15はレディソウルが苦手な人でも聴けそうな淡いムードの甘茶ソウル。MAINSTREAM SOUL SURVEY "TALK TO THE RAIN"にも収録されていました。（甘茶偏差値65以上）（甘茶偏差値61以上）（甘茶偏差値60）1. Ooh I Love You - The Electrifying Cashmeres 2. You Can Be With The One You Don't Love - Barbara Mason 3. Run To Me - People's Choice 4. Sharing You - Sunny & The Sunliners 5. Should I Let Myself Go - The Optimistics（甘茶偏差値63）6. Isn't It Lonely - Hot Ice 7. Day By Day (Every Minute Of The Hour) - Escorts8. Turned Around Over You - Imperial Wonders（甘茶偏差値63）9. I'll Erase The Pain - The Whatnauts 10. Let Me Try - Crosstown Express 11. We're Gonna Be Together - The Dynamics（甘茶偏差値63）12. Storyteller - Enticers13. Never Had A Girl Like You - Sly, Slick & Wicked 14. A Thousand Tomorrows - Steelers 15. Let's Fall In Love - Spectrum16. Strange Feelings - G.Q.
2009.02.26
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日本人の琴線に触れる泣きの甘茶 J.B.BINGHAM / ALL ALONE BY THE TELEPHONE
私の好きな甘茶ソウル(3) 【 甘茶偏差値 71 】J.B.BINGHAM / ALL ALONE BY THE TELEPHONE (UNITED ARTISTS 816)'76GOLDMINEのモダンソウルコンピ｢MODERN SOUL VOLUME 6 (GSCD82)｣にも収録されていた泣きのソウル。確かに幾分洗練された雰囲気はあるけれどモダンというよりは、かなり甘茶よりな内容。メロディは如何にも日本人の琴線に触れそうな泣きのラインで日本語カバーがあっても受けそうですね。更に全体としてどこもムラ無く金太郎飴的に良く出来た内容なのが特筆もの。きれいで起伏に富んで甘味もあり、しかも実にキャッチー。特にサビメロの込み上げっぷりは一種完成された様式美と言っていい。ヴォーカルの声質も魅力的で男ながらに色っぽくてイイのです。終始泣きを入れ、体をクネクネとくねらせ甘えながら歌うのを聴くと思わず食べちゃくなっちゃいますねえ。同じ76年にCHECKMATES,LTD.もやってますが、いまひとつヴォーカルに甘味の足りないバージョン。どっちがオリジナルなんでしょうか、、、。画像のものは再発盤です。｢YOU TUBE｣で聴けます。
2009.02.14
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甘茶コンピ LOST SOUL OLDIES VOL.14 LOST SOUL RECORDS (LSR1014)
甘茶ソウルコンピの世界(7) LOST SOUL OLDIES VOL.14 LOST SOUL RECORDS / LSR1014 怪しげなコンピシリーズの第14弾。相変わらずマイナーなスローが中心ですが本作は甘めの曲は少なく、あまり薦められる内容ではありません。17はほのぼのとした甘めのムードとキャッチーなサビを持つ有名な甘茶ソウル。緊張感は無いけれど、のんびりとした純朴でおおらかな雰囲気がいいですね。｢UNDERGROUND OLDIES VOL.1｣にも収録されてました。｢YOU TUBE｣で聴けます。18は甘百未掲載のキッズグループもの甘茶。緊張感漲る気合の入った力作で一聴の価値は有りますが、ソウルが暗黒サイドに陥ったかのような真っ暗すぎる雰囲気で個人的には日常的に聴ける内容ではないな。｢IMAGE / SPELLBOUND｣､｢DELFONICS / HEY LOVE｣辺りが好きな人向きですね。｢SOULFUL THANGS VOL.1｣にも収録されてました。むしろこのグループで思い浮かぶのはアルバム｢Ahead Of Our Time｣↑の宇宙ジャケ。個人的には音楽のレコードジャケットにはあまり興味が向かないんだけど、このジャケは相当好きですねえ。子供の頃こんな幻想的な風景の夢を見て異様に興奮したのを思い出します。｢ロックとソウルとフライフィッシング｣さんでジャケの拡大版が見れます。｢ソウル茶屋(町)｣さんで同じ写真を使用した日本盤シングルが披露されてます。（甘茶偏差値65以上）（甘茶偏差値61以上）（甘茶偏差値60）1. One More Chance - The Masqueraders2. I've Tried - The Rappers3. Cold Coldlove - Jeri & Joe4. Mad At The World - The Epsilons5. What Am I - The Gifts6. Little Girl - Lee Washington7. Mothers Only Daughter - The Jades8. Try To Understand - Little Hank9. Why Did I Go - Kool Blues10. How Much I Love You - Sons of Darkness11. Our Love Used To Be - The Royal Esquires12. Put Another Dime In The Parking Meter - Bobby F13. The Ground That Your Walking On - The Vanguards14. Trust In Me Baby - Soul Superiors15. I'm Not Like The Others - Little Jimmy Gandy16. Give A Little Love - Marvin & Tammi17. No Time - The Gliders（甘茶偏差値62）18. Remember The Rain - The 21st Century19. Over My Dead Body - Benny & Tina20. The Sly, Slick & Wicked - Doug Haynes21. There's Something The Matter - Cynthia & The Imaginations22. It's All Over - Walter Jackson
2009.02.01
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本気で甘茶を始めるならば GLASS HOUSE / LOOK WHAT WE'VE DONE TO LOVE ｢INSIDE THE GLASS｣
私の好きな甘茶ソウル(5) 【 甘茶偏差値 67 】GLASS HOUSE / LOOK WHAT WE'VE DONE TO LOVE LP(INVICTUS 7305)'71甘茶ソウル百科事典P.32及びU.S.BDG #250掲載曲で彼等の1STアルバム｢INSIDE THE GLASS｣収録。インヴィクタスには珍しい甘茶もの。ハイテナー・リードのタイ・ハンターのねっちょりとした歌い方が特徴的ですね。バックの音は小さく控えめで、悪く言えば物足りなく、良く言えば上品な内容。スネアドラムの音だけやけに耳につくんだけど、ギターの甘い音色や崇高な雰囲気を醸すストリングスこそ、もっと過剰に強調して欲しかった。コーラスも申し分け程度しか入ってなくグループもの甘茶好きとしてはバックには少し不満が残ります。しかし、だからこそタイ・ハンターのリードが際立っていて、その強弱/高低の付け加減などかなり技巧的で聴かせる内容。悲しげなメロディを丹念に切々と歌い上げる様は、それだけでも好感が持てますね。甘く品のある全体のムード、メロディを軽く聞き流すのもいい。けれど本気で甘茶ソウルを始めるならば、ヘッドフォン着用の上で繊細な歌い回しを貪るように聴きこむべし、聴きこむべし＆聴きこむべし。
2009.01.23
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甘茶ソウル・コンピ BROKENHEARTED DREAMER Vol.1
甘茶ソウルコンピの世界(11) BROKENHEARTED DREAMER Vol.1 (BOO-YA RECORDS 001)60年代の甘めのアーリー・ソウル中心のコンピ・シリーズの第一弾。70年代甘茶ソウルのような緊迫感ある甘さは少なく、情感浅めのユルメな曲が多いです。ただ特に悪い内容ではないのでアーリー・ソウルの純朴な感じが好きな方なら満足できるかも。多くの曲が｢YOU TUBE｣にアップされているようです。1はモーメンツの、というかアーリー甘茶ソウルの看板曲。キャッチーな内容なので飽き易いけど、たまに聴くとイイですねえ。2は甘茶ソウルとは言えないけど、少し甘味の有るほんわかとしたムードがいいアーリー・ソウル。温かみのある純朴な雰囲気はソウルの良心って感じですね。こじんまりとしていて派手さは無いけどとても良く出来た曲だと思います。｢YOU TUBE｣で聴けます。あれえ？これと似た曲をどこかで聴いたことあるなあ、、、と悩んでしまう12は、どことなくデルフォニクスを思い起こさせる内容の甘茶ソウル。甘めのファルセットもトロみのあるメロディもなかなかのもの。もしかして意識して作りこまれたソックリさんグループ？それとも私が何かボケかましてるだけ？どなたかこちらで聴いてお助け下さい。13は以前｢謎の甘茶ソウルグループREALISTICS｣として取り上げたグループの曲。力強いバリトンリードのバラード曲で、これはこれでなかなかの出来。14はドラムの入らない幻想的・神秘的なムードの甘茶ソウル。ヤクザな甘茶者なら19のグループ名とタイトルには何やら異様なきな臭さを感じ取ることでしょう。聴いてみると予感的中で、やはり一筋縄ではいかない甘茶ソウル。語りから入り緊張感のあるファルセットが悶えまくる暗めの内容は如何にもB級・マイナーグループファンには重宝されそうです。個人的にはあまり好みの曲調ではないですが絶対値の大きい、存在感のある曲であります。｢YOU TUBE｣で聴けます。正しい曲名は｢This Love Is for Real｣みたいですね。（甘茶偏差値65以上）（甘茶偏差値61以上）（甘茶偏差値60）1. Not on the Outside / Moments （甘茶偏差値63）2. No Time For You / Commands （偏差値64）3. Falling in Love With You / Playboys 4. Let Love Be True / Naturals 5. Wait Be Cool / Mighty Marvelows 6. That's What Love Will Do / Symphonies 7. He's So Easy To Love / Roddie Joy 8. Dearest One / C-Quents 9. Empty Words / Variations 10. Please Don't Go / Unknowns 11. What Have I Done / Billy Stewart 12. Somebody Really Loves You / Victones （甘茶偏差値62）13. Please Baby Please / Realistics 14. Please Don't Go / Ocassions 15. Like a Clock / Mary Wells 16. I Don't Want To Slip Away / Clevelan Martin & Soul Sets 17. Crack Up Laughing / O'Jays 18. Lonely Weatherman / Premiers 19. This Love For Real / Hands of Time （甘茶偏差値62）20. She's Always There / Premiers
2009.01.12
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急かせたら、いけないんだからネ BABY DOLLS / (PLEASE) DON'T RUSH ME (GAMBLE 213)
私の好きな甘茶ソウル(6) 【 甘茶偏差値 65 】BABY DOLLS / (PLEASE) DON'T RUSH ME (GAMBLE 213)BOBBY MARTINアレンジ、GAMBLE-HUFFプロデュースのフィリーソウル。タイトルの萌え語訳は｢私を急かせちゃ、いけないんだからネ!｣ってところでしょうか。曲は2分38秒と短いながらもメロディラインの起伏は激しく、何やら小忙しい雰囲気。最初から最後まで感極まったかのようなリードのテンション高めの唱法が70年代的でイイですねえ。そして特に魅力的なのが｢フーウーウー｣というコーラスの持つ一瞬のトキメキ、胸キュン感。更にバックの音もストリングスが絡んで実に優雅なムード。将にこれぞフィリーソウルって音作りです。｢YOU TUBE｣で聴けます。｢LOST LADIES OF SOUL VOL.1｣という怪しげなコンピに収録されているようですが、意識したことなかったんですけど、実は女性グループなのですね。ベイビー・ドールズなんてちょっと小悪魔的で魅力的な名前もよく考えれば女性グループものですものね。｢スウィート・ソウル・ベスト10｣募集中！ 皆さんのお好きなスウィートソウルを紹介しあって楽しもうというページです
2008.12.30
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嬉しい収録 甘茶ソウルコンピ LOST SOUL OLDIES VOL.13
甘茶ソウルコンピの世界(7) LOST SOUL OLDIES VOL.13 LOST SOUL RECORDS / LSR1013怪しげなコンピシリーズの第13弾でやはりマイナーな甘めのソウル中心。当たりも有りますが全体としてはロスト・ソウルというタイトルだけあってそれなりにいまいちな曲が多いですね。やはりこのCDからの音源が｢YOU TUBE｣に幾つかアップされています。数少ないファルセット甘茶の8は、柔らかく｢ダバダアー｣って始まる出だしのムードが素晴らしく、思わずその後のファンタジックな展開を期待させます。甘い歌声と表情豊かな唱法はなかなかいいんだけど、残念ながら肝心のメロディの出来はいまひとつで甘茶偏差値は58。14はESCORTSの銘甘茶と同じ曲だけど、華美さは皆無で何とも物足りない内容。16は甘茶ソウル百科事典P.20掲載曲。キャッチーなサビのコーラスやソフトに囁く甘い語り、そして可愛らしいテナー・ヴォイス。｢FADE AWAY｣もいいのですが、こちらもかなりの出来ですね。両者の関係や如何に。20は｢FABULOUS SOUL GEMS｣にも収録が予定されていた曲。のんびり、ほんわかとした幸せなムードが漂うオールド・スタイルの甘めのソウル。21も甘百掲載曲(P.44)。パステル・カラーを感じさせるような繊細で淡い色彩が目に浮かびそうな素敵な曲。SMITH CONNECTIONの改名前のグループで、やっぱり彼等のスウィート・センスは超一流だなと感心させられます。甘百にも書かれてますが、お皿はかなり人気のレア高値盤のようで個人的にも長らく聴きたいのに聴けない状態だった曲。実に嬉しい収録でした。｢YOU TUBE｣で聴けますヨ。（甘茶偏差値65以上）（甘茶偏差値61以上）（甘茶偏差値60）1. Like Clouds / Districts2. Raining Teardrops / Rockmasters3. I Hear a Melody / Spice of Life4. Don't Leave Me / Bob & Gene5. Give My Love a Try / Ray Lewis6. Silly / Creation7. I've Got To Be Loved / Green Berets8. I'll Step Aside / Moments of Truth9. Let's Take a Chance / High Keys10. Sad Girl / Curtis & Showstoppers11. I Won't Love You Again / Dimas III12. Something Special / Four Shades13. Shattered Dreams / Endeavors14. I'll Be Sweeter Tomorrow / Dapps15. You Can't Keep a Good Man Down / Tyrone Davis16. Let's Try Making Love / Elements of Love（甘茶偏差値64）17. My Girl She's a Fox / Icemen18. I Can't See Me Without You / Impalas19. I Don't Want To Be Left On the Outside / Finess20. You Ain't Coming Back / Zircons（甘茶偏差値62）21. Check Me Out / Smith Brothers（甘茶偏差値65）22. Just One Time / New Sound23. Of All the Hearts / Black & Blue24. Are You Ready / Chapells
2008.12.22
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知らなきゃ良かった R & J STONE / WE DO IT (RCA 2616)'75
私の好きな甘茶ソウル(6) 【 甘茶偏差値 65 】R & J STONE / WE DO IT (RCA 2616)'75 かなり白いメロディが特徴的なデュオによる75年のスウィートソウル。最初に歌う方が妙に白っぽい感じだけど、次に歌う方は正統的甘茶ファルセット。情感たっぷりにねっちょりと歌い上げるところが好印象。後半の我を忘れたかのような大仰な盛り上がりぶりがまたね。｢YOU TUBE｣で聴けますので早速お試し下さい。さて、いかがでしたでしょうか。この曲は、古くからのソウルファンには結構知られているらしいのですが、私はこのデュオのことを全く知りませんでした。甘百にも載ってませんしね。それで今回このレビューを書くにあたってこの曲を｢YOU TUBE｣で探し、見つけてビックリ。なんとこの曲のPVやらスタジオライブ版まであるじゃないですか。いやあ便利な世の中になったものです、、、ってお前ら白人＋女性だったんかい(笑)。どうもコメント欄なんかを読むと、イギリスのRussell Stoneという白人男性とアメリカのJoanne Stoneという黒人女性との夫婦デュオみたいですね。うーん、こうした便利な動画投稿サイトによって新たな発見がある一方、知らなきゃ良かった事まで知れてしまうという。まあ、これもまた一興ってところですかねえ。
2008.12.16
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甘茶ソウル系 SOULFUL THANGS VOL.8 (LATIN SOUL RECORDINGS SOUL-8000)
甘茶ソウルコンピの世界(14) SOULFUL THANGS VOL.8 '08 (LATIN SOUL RECORDINGS SOUL-8000) 副題が RARE & HARD TO FIND SWEET & NORTHERN SOUL CLASSICS となっている甘茶ソウル系コンピの第8弾。｢おいおい、この内容でクラシックは無いだろう(笑)｡｣と思わずツッコミが入るぐらいシリーズの中でも際立って見たことの無い名前が並んだ感じ。実に壮観に見えるトラックリストだけど、実際に聴いてみるとやはりレアというだけあってそれ相当にヌルい内容の曲が多かったです。1はアーチスト名と曲名が逆だったら甘茶者ならば思わず目が血走ってしまいそうですね。3は｢OOH BABY BABY｣タイプのゆったりしたファルセット甘茶ソウル。メロディにトキメキは少ないけれど、あの手のムードが好きな人になら喜ばれそうな内容。少しクド目のしゃくり上げ唱方に終盤には語りも入っちゃいます。4はモーメンツのオハコ曲。これはカバーなのかな？ヘジテイションズ版があるなんて知りませんでした。空港アナウンスなんかも申し訳程度に入りますが全体としてはディープに歌いこまれた内容で、甘いムードに酔いしれるという雰囲気ではないですね。因みにこの曲にはTHREE FOR LOVEというグループによる原曲に忠実なカバーもあります。5はキッズグループ物だけどガナリがつらい。6は甘味は少ないが旨みのある内容のソロ・シンガーもの。7はかなり力強いバリトンとファルセットが絡む絶唱系甘茶ソウル。スタイルや雰囲気は好みだけどメロディの出来は良くないな。16は暗いムードと煮え切らないメロディが全く肌に合わないんですけど、もしかしたらこういう雰囲気はMONTCLAIRS辺りが好きな人には高評価なのかも知れません。18は派手さは無いけど落ち着いた雰囲気の恋愛小唄で甘茶偏差値は57ぐらい。10,13,20,22と4曲も入ってるデシジョンズはどれもいまいちな出来でした。（甘茶偏差値65以上）（甘茶偏差値61以上）（甘茶偏差値60）1. Reflections - Albert Jones2. He's Gone To Another - Young Ladies3. Poor Loser - Manila Machine4. Gotta Find A Way - Hesitations（甘茶偏差値61）5. Young Love American Style - Fondells6. Funny Money - Wilson Love7. Goin, Goin OUt Of My Mind - Max Infinity8. Love Can Be - Saints9. Why, Why, Why - Creators10. Somebody - Decisions11. You Must Know Magic - Darryl Stewart12. Stay (Turn The Lights Down) - Del-Tones Ltd13. Color Me Blue - Decisions14. Girl Don't Worry - Soul In-Pressions15. Gotta Get To You - The 4th Kingdom16. Can I - Elvans Road Ltd17. A Fool For You - Ledgends18. The Fall - Taack19. Your Best Friend And Me - Expos20. Really Do Love You - Decisions21. I'm Tired Of Running Around - Young Ladies22. Do I Love Her - Decisions23. That's What I Am (Without You) - Cynthia And The Imaginary Three
2008.12.11
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当時モノ、但し音質悪し TRUTH / AL BOYD PRESENTS THE REAL TRUTH
甘茶ソウル百科事典の世界(5) 【 未掲載の甘茶ソウル 】TRUTH / AL BOYD PRESENTS THE REAL TRUTH '08 (MAGNUM CAT MC-1005)甘茶ソウルファンにはお馴染みのIMPERIAL WONDERSに、ソロ活動でも有名なラリー・ハンコックが加わって出来たのが U.S.BDG #684のトゥルース。その彼等の当時の未発表音源中心の作品集。録音は13を除いて全て76年の｢Come Back Home｣のセッション時のものということなので、70年代グループファンには嬉しいですね。インタビューによると、バックのほとんどが当時フィリー録音をしていたオージェイズのバックミュージシャンだそうで、その結果フィリーっぽいサウンドになっているそうです。幾つか素晴らしい曲は有りますが、暗く湿った感じの曲が多数を占め、トータルアルバムとして捉えると個人的嗜好からは外れるかな。3は｢必見！伝説の甘茶ソウル映像 TRUTH / COME BACK HOME｣ にも書きましたが、甘いコーラス、エレキシタール、ハープ？グロッケンなどの煌びやかな甘ーいバックに二人のリードの素晴らしい絶唱合戦。甘いメロディも最高の甘茶ソウル。なので、この曲未聴の方なら是非とも本CDを買いましょうと言いたい所なんですが、4分38秒と短いバージョンで、しかも音が悪すぎ。全編に渡って古い劣化したカセットテープから取ったかのような低水準。ヒスノイズのようなものやら歪みのようなものやらが入るし、終始音はこもったままで、かなり劣悪な音質。もうちょっとデジタル補正するなりアナログ起こしするなり方法はあっただろうに、折角の名曲がとても残念な形でのCD化となってしまいました。因みにこの曲だけでなく全編に渡ってこういう音質ですので、これから買う方はご注意を。（DISTRIBUTED BY diskunionってなってるけど、こういう音質である事はきちっと明記/広報すべきなのでは？）6は3に似た絶唱タイプのかなり良く出来たバラード。歌い始めまでの大仰な盛り上げ方がカッコ良く、その過度に作りこまれたアレンジが嬉しい。7はアップテンポな擬似フィリーダンサー。快活なリズムと明るく元気な雰囲気に乗って、リードの迫力ある歌いまわしが流麗です。コーラスも70年代しててイイですねえ。｢INNERVISION / GOTTA FIND A WAY TO GO BACK｣とか｢EON / NO LOVE IS GREATER THAN OUR LOVE｣なんかを彷彿させる素晴らしい内容。この6と7はもっといい音質で聴けたらと残念な気持ちが残ります。8も7同様アップテンポなダンサー。ノリのいいリズムに合わせ叩きつけるピアノの音が気持ち良く、そのフィリー風サウンドは上々だけどメロディや歌のパートにはキャッチーさが欠ける。（偏差値65以上）（偏差値61以上）（偏差値60）1. Don't Fight The Feeling2. The Price Is Right3. Come Back Home （甘茶偏差値70）(SOUNDS OF CLEVELAND 11711)4. The Flesh Trap5. Excedrin Headache #24 (SOUNDS OF CLEVELAND 11711)6. All The Signs（甘茶偏差値64）7. The Moment Of Truth（ダンサー偏差値67）8. Break Bread Together（ダンサー偏差値61）9. The Mystic Mountain10. Don't Fight The Feeling (Extended Version)11. The Price Is Right (Extended Version)12. The Flesh Trap (Extended Version) 13. Play The Lottery (Bonus Track From The Commercial) (別時期録音のCMソング)
2008.12.04
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スウィートソウル・コンピ LOST SOUL OLDIES VOL.12
甘茶ソウルコンピの世界(7) SWEET SOUL COMPILATIONS (7) LOST SOUL OLDIES VOL.12 LOST SOUL RECORDS / LSR1012怪しげなコンピシリーズの第12弾でマイナー甘茶ソウル中心。いまいちトキメキに欠ける曲ばかりで、煮え切らない選曲内容に消化不良を起こしそう。唯一偏差値60超えとなったのはジョージ・カーの10で、MOMENTSのカバー曲。世の中を達観したかのようなギターのフレーズが特徴的な曲ですが、ジョージのヘタウマ唱法もイイ。彼の声質は特別に魅力がある訳じゃないんだけど、泣きを入れて情感たっぷりに歌いこむ真摯な姿勢、声量が足りないからか伸ばすと微かにビブラートする箇所なんかが実に味わい深い。全体的にこってりした雰囲気は個人的にはモーメンツ版より好みです。他に強いて挙げるなら、6のIntrepidsはメロディはいまいちも軽やかなファルセットがなかなか聴かせる内容。絶唱タイプでキャッチーなサビを持つ9、雷と雨の擬音入りで臨場感のある11、温かみのある古めかしいムードが良い17といったところが偏差値60にちょっと届かない程度でした。1. What Can I Do / Harvey & Phenomenals2. Promise That You'll Wait / Skip Jackson & Shantons3. What More Can I Say / Notations4. It's Too Late For Love / Vanguards5. I'm Not Ready To Settle Down / Cheers6. It's Just a Picture / Intrepids7. It's the Only Way / Manhattans8. Don't Forget About Me Baby / Jeff Dale9. Something To Remember You By / Legends10. Sunday / George Kerr（甘茶偏差値64）11. Lonely Weatherman / Premiers12. I'll Be Gone / Tommy Tucker13. This Is My Prayer / Soul Ones14. Warm Summer Nights / Stimulators15. No Friends At All / Chapells16. What Would You Do / Benny Johnson & His Soul Serenaders17. Have You Ever Told Her / Billy Sol18. Your Search Is Over / Group From Queens19. If I Had Another Chance / Fabuleers
2008.11.27
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歴史的甘茶コンピ SOUL GALAXY - GAMBLING TO SWEET HARMONY
甘茶ソウルコンピの世界(12) SOUL GALAXY - GAMBLING TO SWEET HARMONY '08 (UNIVERSAL UICZ-1304)UNIVERSAL傘下のPOLYDOR、MERCURY、20TH CENTURYレーベルから70年代に発表されたシングルを集めた日本編集のスウィートソウル・コンピレーション。選曲は甘茶ソウル百科事典P.16でDYNAMIC FIVEのLPを披露されていた川畑満男氏。それだけに甘茶マニアのツボを押さえた選曲となっていて、ほとんどが昔から人気の高かった曲ばかりという素晴らしいラインナップ。例えばTomorrow's PromiseとGaslightはアルバムを出せなかったもののシングルで極上曲を連発した二大マイナー甘茶グループの両巨頭。一通りソウルの代表的アルバムを聴き、特に甘茶ソウルに魅了され、ソウル・シングル盤の世界に足を踏み入れた者の業界標準的な目標となってきたグループとも言えますね。一体どれだけ多くのマニアが彼等のシングルをコンプリートし、両グループの全曲入り自作編集盤を作ってきたことでしょう。本コンピでは、そんな二大グループが一枚のCDに会したという、その一つの事実だけとっても歴史的快挙と言って過言ではありません。そのトゥモロウズ・プロミスの3は、甘いメロディに繊細なテナーとファルセットのコンビネーション、コーラスワークが冴え、全体的に淡いパステルトーン的雰囲気が美しい名曲。同じ彼等の19は、ファルセットの変幻自在なヴォーカルに柔らかく優しいコーラスが絶妙に絡んでいくという理想的甘茶ソウル。終盤にラララー、ラララー、ララ、ラランラーと歌う所もとっても可愛らしくチャーミング。全体に漂う切実さはリアリティがあり、マイナーならではの緊迫感、うらぶれた雰囲気も味わい深いものがあります。彼らには他にも究極の甘茶ソウル｢HE DON'T LOVE YOU LIKE I DO｣等、素晴らしい名曲が幾つもあるのでどうかお忘れなく。バリーホワイトPによる6は、同じ20TH CENTURYからの｢TOM BROCK / HAVE A NICE WEEKEND BABY (甘百P.60)｣に似たメロディを持つ大仰な甘茶ソウル。この遠慮なしに目一杯盛り上がるサビが70年代の醍醐味ですね。7はライナーご指摘通り｢ISLEY BROTHERS / FOR THE LOVE OF YOU｣似の甘めのミディアム。オリジナリティに欠けるけど、さすが元ネタがいいだけに落ち着いた湿っぽい雰囲気は味わい深い。因みに裏の｢I KNOW｣は一転して陽気でファンキーな佳曲。9はライナーでも謎のグループとされているカナダ人脈の悲しげな甘茶小唄。因みにこの曲を含め当コンピ収録の幾つかの曲は海賊盤のSOUL FROM THE VAULT RARE SWEET DYNAMITEシリーズに収録されていました。そのシリーズのSILVER BLUE COLLECTIONS編にも2曲収録されていたリッチモンド・エクステンションの10は、エレキシタールが鳴り響く必殺の70年代甘茶スタイル。ヴォーカルの声質に少し魅力が欠けますが、ヴァンマッコイPによる甘いメロディと煌きのサウンドは流石のもの。I'M GONNA GET YOU、DRIFTING AWAYと究極の甘茶名曲を2曲も持つガスライト唯一のポリドール盤は、裏のJust Because OF Youも人気曲。表の11はファルセット部分の触れば崩れそうな、か細く弱弱しい繊細な表現に激しく萌えてしまいます。12はライナーでは裏面が？になってますが、Step Inside My Worldがそのようで、内容はバリトンリードの快活なアップテンポ・モダンといった趣きの佳曲。このコンピでの個人的収穫がサムディーズの16で、大仰なバラードながらバックの作りこまれた神々しいムードを醸すアレンジが秀逸。彼の唱法は好みではないんですけれど、実にいい曲を書くシンガー＆ソングライターですね。17は淡白で抑揚も少なく派手さの無いメロディだけど、聴けば聴くほど味が出てくるタイプの甘茶小唄。18も詳細不明ってことですけど、快活なアップ佳曲のHey Pearl(ShadyBreak 003)を出してたグループなのかなあ。声質は似てる気がします。20は先日さっそく山下達郎氏もオンエアしました。甘く透明感のある空間的拡がりが素晴らしい、ムードで聴かせる内容で、逆に言うと核たるリードが不在ぎみなので甘茶ソウルファン以外には受けは悪いかも。ライナーにもある表のI WANT TO STAY WITH YOUも出来の良い明るくキャッチーなアップで、私はむしろこちらの方が好きなのですが、この曲がポップスヒット(Gallagher & Lyle)のカバーだとは知りませんでした。（甘茶偏差値65以上）（甘茶偏差値61以上）（甘茶偏差値60）1. Richmond Extension / Let's Get Into Something2. Five Special / The More I Get To Know You (Part 1)3. Tomorrow's Promise / Never Take Your Love Away（甘茶偏差値65）4. Ambition / Whisper A Love Chant5. Vaneese & Carolyn / I'm Losing You 6. Westwing / Falling In Love Is A No No（甘茶偏差値65）7. Mojoba / Say You Will（偏差値62）8. The Newcomers / That's When You Know Your Woman Wants To Be Free9. The Insiders / Nighty Night（甘茶偏差値61）10. Richmond Extension / I Can Testify (Good Things Come To Those Who Wait)（甘茶偏差値64）11. The Gaslight / It's Just Like Magic（甘茶偏差値68）12. The Reason Why / So Long Letter (In A Picture Frame)13. North, South, East & West / I'm Not Like The Others 14. Candy & Sweets / I Want To Give You My Everything15. Brenda Lee Eager / Ah! Sweet Mystery Of Life16. Sam Dees / My World（バラード偏差値62）17. Five Special / (Let's Stop Making)"Small Talk"（甘茶偏差値65）18. Prime Cut / I'm So Glad19. Tomorrow's Promise / Should I Follow My Heart（甘茶偏差値72）20. Chapter One / Let Me Down Easy (Have It Your Way)（甘茶偏差値63）
2008.11.05
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こころ洗われる甘茶ソウル NIGHTS / COUNTRY GIRL LP(LITTLE STAR 1003)
私の好きな甘茶ソウル(5) 【 甘茶偏差値 67 】NIGHTS / COUNTRY GIRL LP(LITTLE STAR 1003)'76 ニュージャージーのヴォーカル＆インストゥルメンタル・グループの唯一のアルバム｢THE NIGHTS｣は、甘茶ソウル百科事典、U.S.BDGともに未掲載。関西のソウルファンジン｢SOUL TO SOUL #59｣のベストグループアルバム100選には選ばれていて、なかなか微妙な立ち位置のようです。ジャケは二種類あって左側の方がオリジナル。曲はバランスの取れた素直な王道甘茶スタイル。クセの無い甘く清らかなファルセット・リードに、爽やかで温かみのあるコーラス。グロッケンやストリングスの入るサウンドは適度に煌びやかで耳に馴染みやすく、間奏部分に甘めの語りも入ったりと将にこれぞ70年代甘茶ソウルという典型的仕様。甘茶のメロディラインを｢胸キュン系｣｢ベッチョリ大甘系｣｢せつな系｣｢やるせな系｣｢緊迫系｣｢ほのぼの系｣｢爽やか系｣｢心が洗われる系｣などに大別して考えると、この曲は｢心が洗われる系｣になりますかねえ。分かりやすい美しいメロディで田舎の少女を想う純朴な気持ちに心が洗われる思いがします。｢YOU TUBE｣で試聴出来ます。
2008.10.30
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SWEET SOUL コンピ UNDERGROUND OLDIES VOL.6
甘茶ソウルコンピの世界(6) UNDERGROUND OLDIES VOL.6 (I.T.P. RECORDS #8906)シリーズ第6弾。1はかなりあちこちの甘茶ソウル系コンピに収録されている人気曲。全体のムードと終わり間際のテンパった感じが素晴らしい曲。もう少し終盤の雰囲気で全体を纏めれば凄いことになっていたかも。2は究コレの｢STREET OPERA WITH A BLUES WALTZ｣のグループなのかなあ。ちょっとミステリアスで静かなムードの中、技巧的で味のあるヴォーカルが冴える曲。メロディの出来はいまひとつだけど、こういう内容ならばアルバムの方も聴いてみたいと思わせます。3は幾つものバラード名曲を残したバラッズの傑作ソウル。｢WAIT｣の後に一呼吸入る瞬間がイイね。少し悲しげで甘いムードもいいし、バリトンやファルセット、コーラスなどがしっかりと絡み合う様も素晴らしい。5はレディソウルで電話音なども入るスロウバラード大作。一種の完成された様式美という感じで非の打ち所の無い内容だけど、個人的には心に深く染み渡る何かは感じ取れない。10はマイナー臭漂うファルセット甘茶だけど少し魅力不足。14は甘百BILLY'S SELLECT 049のLE JITによるカバーの元曲。このカバー版が97年の発売当時ニフティの会議室で猛威を振るったのが懐かしいです。調べてみるとこのレニー・ウィリアムスによる元曲は75年の｢Rise Sleeping Beauty (Motown 843)｣収録と意外と古い。曲に漂うムードは暗めで唱法もブラコンっぽいので、LE JIT版と共に個人的嗜好の範囲外だけど、その切迫感と陶酔ぶりには好感が持てます。｢YOU TUBE｣で試聴出来ます。（甘茶偏差値65以上）（甘茶偏差値61以上）（甘茶偏差値60）1. Stop Doubting My Love - Freedom Machine（甘茶偏差値61）2. Talk To Me Sometimes - The Village Choir 3. Wait - Ballads（甘茶偏差値64）4. A Fork In The Road - Smokey Robinson & The Miracles 5. From His Woman To You - Barbara Mason（バラード偏差値62）6. Let's Get Together - Arthur & Mary 7. I Want A Love I Can See - The Temptations 8. Your Mother Understood - Abraham & His Sons 9. Beautiful People - Brenton Wood & M.C. Blvd 10. Gotta Get Away - Billy & The Blood Knots 11. The New Girl In The Neighborhood - The Attractions 12. Don't Walk Away - Carl Carlton 13. Cross My Heart - G.Q. 14. Cause I Love You - Lenny Williams （偏差値62）
2008.10.19
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きゅわゆぃーん甘茶ソウル ETHICS / THINK ABOUT TOMORROW
私の好きな甘茶ソウル(6) 【 甘茶偏差値 65 】ETHICS / THINK ABOUT TOMORROW (VENT 1001)甘茶ソウル百科事典P.19掲載のエシックスの68年頃の作品。後にLOVE COMMITTEE、TEMPTATIONSで活躍するRONALD TYSON PRESSON (ロンタイソン)のいたグループとしても知られています。山下達郎もオンエアしました。(ディスコグラフィーはこちら)曲はほのぼのとしたムードの可愛らしい甘茶小唄。キャラメルのように柔らかで滑らかで甘ーいファルセットが、まるでDELFONICSのWILLIAM HARTみたいでいいのです。このリードがロンタイソンでしょうか、若いだけあって実に瑞々しい魅力溢れる声質ですねえ。体をくねんくねんとくねらせ、恋人に擦り寄るかのような甘えん坊な歌いまわしが、抱きしめたくなる程きゅわゆぃーん！ただし、当然のことながら歌っているのは成人黒人男性です。超可愛い系ロリータポップを歌う声優や電波シンガーの実写版を興味本位で見るのが愚かな自殺行為であるのと同様、こんな可愛らしい甘茶ソウルもそっとレコードで聴くだけに留めておくのが賢明でしょうね。｢YOU TUBE｣で聴けます。
2008.10.10
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マスクマンＰのCHI-TOWN HUSTLERS! シカゴよ、君はそんな街じゃなかったはずだ
甘茶ソウルコンピの世界(5) MASKMAN PRESENTS CHI-TOWN HUSTLERS! '08 (DISC UNION特典 MIX CD)DISC UNION特典(一万円以上商品を買うと貰える)マスクマン氏ミックスCDの第8弾。シカゴ・ソウル特集ということになっていますが地味な曲が多く、穏やかでのんびりとしてたり泥臭かったりと、チャイライツに代表されるシカゴの爽やかで冷たい風などを感じさせる曲は皆無。｢シカゴよ、君はそんな街じゃなかったはずだ｣と言いたくもなりますが、そこはマスクマンＰということで、いつも通りのマニアックな選曲ということでしょう。1は景気のいいダンサー。ノリはいいがメロディはいまいちで甲高いファルセットも耳にツライ。8はマスクマンPの｢SOUL DAY THEME｣にもJOHN EDWARDS版が収録されていた分かりやすいメロディを持った佳曲。JAMES PHELPSもやってますね。10は甘茶ソウル百科事典P.32掲載曲。甘茶という感じではないけど、｢LOVE COMMITTEE / CHEATERS NEVER WIN｣に似たトラックの和やかな佳曲。11はFREEで有名なDENIECE WILLIAMSの昔の作品とのことです。16は出だしの冷ややかなギターのカッティングやちょっとエコーがかったコンガなど空間的広がりを持つバックのサウンドがカッコイイ曲。それに対して歌、メロディともにいまいちで勿体無い出来。この曲のインスト版が26に入っているんだけど、こっちの方がイイですねー。決め手は欠けるが18の爽やかなモダンソウルは贅肉の削ぎ落とされた軽快で洗練された雰囲気が良い。19は英POLYDORのチョーズン・フューとは違うようですが、同じ70年代の甘茶な味わいのファルセット・リード曲で出来も悪くない。後半のリードの盛り上がりっぷりは英チョーズン・フューっぽい感じもするなあ。20はいまいち突き抜け切れなかったけど一瞬の切れ味は鋭い｢かっこいい｣系アップ。（甘茶偏差値65以上）（甘茶偏差値61以上）（甘茶偏差値60）1.Impalas - Whip It On Me2.Otis Leaville - Let Me Live 3.Elvin Spencer - Lift This Hurt4.Leontine Dupree - I'm Guilty5.Inovations - Stay On The Case6.Sheryl Swope - Can't Get Him Off My Mind 7.Betty Everett - Unlucky Girl 8.Nate Evans - The Look On Your Face9.Esquires - How Could It Be 10.Classic Sullivans - Shame, Shame, Shame 11.Deniece Chandler - Mama, I Wish I Stayed At Home12.Notations - Trying My Best To Find Her13.Karl Tarleton - Stay with me14.Chuck Ray - I Don't Mind 15.Maurice Jackson - Step By Step16.Chimes - The Beginning Of My Life17.Billy Easton - Why can't this time18.Denise Lasalle - Here I'm Again（モダンソウル偏差値62）19.Chosen Few - I'm Alone（甘茶偏差値61）20.Southside Movement - Do It To Me21.L.V.Johnson - Trying To Hold On Pt. 122.L.V.Johnson - Trying To Hold On Pt. 223.Joey Irving -Dont Throw Our Love Away 24.Jewel - Paradise 25.High Society - I Can't Believe (26.Chimes - The Beginning Of My Life のインスト・ヴァージョン)
2008.10.04
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ノスタルジック甘茶入りコンピ LOST SOUL OLDIES VOL.11
甘茶ソウルコンピの世界(7) LOST SOUL OLDIES VOL.11 LOST SOUL RECORDS / LSR1011怪しげなコンピシリーズの第11弾でマイナー甘茶ソウル中心。やはり｢YOU TUBE｣で幾つかの曲が視聴できるようです。全体としていまいちな曲が多いけど、3曲ほど当たりが入ってました、という感じです。柔らかで優しいリードの歌う1は適度な情感で品のある甘茶小唄。唐突な終わり方が儚いネ。73年の6(LIBERTY BELL U.S.A. 82073)はパパパコーラスを伴い華やかで洗練された雰囲気を持ちながらピリリと引き締まった作りが素晴らしい。同じフィリーのDesciples Of Soul(G.V. 01)もやっていて、そちらはテンポを落としたうえに語りを入れたりと幾分べっちょりとした雰囲気の作りでどちらかというとニュージャージーのモーメンツ辺りを思わせる内容。10はメロディにキャッチーさは欠けるけど、悲しげな｢ウゥーウゥー｣コーラスやベースの太い語り等ムードは上々。｢かくれんぼ｣と名のついた11はノスタルジック甘茶の最高傑作。静かで淡白でムーディーな曲調とコーラスと透明なストリングスが美しい。このお皿のB面はこの曲のパート2になってますが展開の関係でちょっと大味になってしまい、この曲の淡白な持ち味が損なわれている感じ。（甘茶偏差値65以上）（甘茶偏差値61以上）（甘茶偏差値60）1. The Girl I Lost - The Epics（甘茶偏差値61）2. I Wish It Were Me - The Implements3. I Can Make It - Don Hart & The Fyve4. Have A Little Faith - The Highlighters5. Looking For A Love - The Classics6. Peek-A-Boo - The Creations（甘茶偏差値62）7. I Will Never Make You Blue - The Five Smooth Stones8. Do It For Me - Babylove9. There's Something The Matter With Your Heart - The Young Sirs10. Power To Dream - The Stridells11. Hide And Seek - The Natural Experience（甘茶偏差値74）12. Kiss Me - George Jackson13. Everything About You - James Taylor14. You're Love Comes Slower Than Ever - The Enchanted Five15. It Could Happen To You - The Quotations16. I Love You - The Ambassadors17. Magic Music Makers - Porgy & The Monarchs
2008.09.28
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世紀の傑作ソウル・コンピ再び FABULOUS SOUL GEMS 2CD(EMI TOCP 70637/8)
甘茶ソウルコンピの世界(13) FABULOUS SOUL GEMS 2CD(EMI TOCP 70637/8)'08/11/26発売予定昔からマニアに絶大な人気のあったシングル・オンリー曲をふんだんに盛り込んだ世紀の傑作コンピ｢THE LOST SOUL GEMS 2CD(SONY SICP 1776-7)'08｣の続編といえるコンピ｢ファビュラス・ソウル・ジェムス｣が発売されるようです。今回はEMI系のレーベル音源編で、前回ほどの派手さは無いものの、やはりソウル史上に残る歴史的な名コンピと呼べそうなもの凄いラインナップ。海賊盤の｢SOUL FROM THE VAULT RARE SWEET DYNAMITE VOL.11｣にも収録されていた人気のダンサー1-1、U.S.BDG #76で高沢仁氏に｢シングル盤中のシングル盤｣と言わしめた1-5、甘茶ソウル百科事典P.16｢私の甘茶自慢｣掲載の極甘子守唄の1-15(どこかのコンピに既収録だったはず)、上品で穏やかな味わいが良い1-26、こってり甘いディープソウルの2-14などなどが一同に介する事は奇跡的とさえ思わせますね。個人的にはパッと頭に思い浮かばない曲もとても多く発売が非常に楽しみ。願わくば、紙ジャケにならないことを祈ります。早速、アマゾン、タワー、HMV(以上送料無料)、ディスクユニオン(英字テキストお世話様)など各店で予約可能なようです。DISC.11. Don't Take Your Sweet Lovin Away - Ghetto Children 2. It's Not Easy To Say Goodbye - Ghetto Children 3. Love Song - Simon Said 4. I'm So Lonely - Simon Said 5. This Feeling Of Loneliness - Cliff Nobles 6. Dance，Dance，Dance - Liquid Smoke 7. Where Is Our Love - Liquid Smoke 8. Look In The Mirror Of My Eyes - Percy & Them 9. Don't Let Him Get The Best Of You - Whirlwind 10. Something，I Can Feel Something - Whirlwind 11. Full Time Thing - Whirlwind 12. You To Me Are Everything - Real Thing 13. What Price - Nathan Williams 14. Reachig Higher - Nathan Williams 15. Lover's Lullabye - Dynamic 5 16. Sky Boat - Dynamic 5 17. You Can Make It - Mike Jameison 18. I Don't Need Half A Love - Z.Z. Hill 19. Let's Live And Let Live - Robinhood 20. It's For Real - Sound 70's 21. Time Look Away - Troiel 22. Make Believe Everything's All Right - Jimmy Jones 23. Peace Of Mind - Skip Jackson 24. Don't Go To Strangers - Skip Jackson 25. How Can I Go On Without You - Corey Blake 26. Your Love Is Like A Boomerang - Corey Blake 27. Life Is What You Make It - Tapestry 28. The Soul Of A Woman - Margo Thunder DISC.21. Nothing Can Help You Now - Lenny Curtis 2. Who You Gonna Run To - Lenny Curtis 3. Mama's Got A Bag Of Her Own - Anna King 4. Seven Days Too Long - Chuck Wood 5. Let's Talk It Over - Sam Williams 6. Love Slipped Through My Fingers - Sam Williams 7. Great Big Thing - Carroll Lloyd 8. Miracle Walker - Sam Williams 9. One Day Love - Tommy Dodson 10. Mind? Reader - Tommy Dodson 11. Lucky Guy - Elbie Parker 12. Please Keep Away From Me - Elbie Parker 13. Here Comes The Heartache - Cicero Blake 14. I'm Sorry - Cody Black 15. Stop Trying To Do What You See Your Neighbor Do - Cody Black 16. Let's Face Reality - Billy Frazier 17. I Want It All - Ike Lovely 18. You're My Bad Habit - Ike Lovely 19. Try A Little Tenderness - Michael Lizzmore 20. Promise That You'll Wait - Michael Lizzmore 21. Finders Keepers - Zircons 22. You Ain't Comin Back - Zircons 23. I Surrender - Ann Dequesney 24. Consider The Source - Leon Haywood 25. No More Dreams - Alexander Patton 26. A Lil Lovin Sometimes - Alexander Patton 27. Have A Little Mercy - Frederick Knight 28. If You Can Feel - The Metros 29. You Gonna Reap It - Pat Peterman 30. Trying To Make It Home - Rudy Ludaway 31. That Ain't My Wife - Raw Spitt
2008.09.20
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｢いなたい｣甘茶あります。 スウィートソウル・コンピ LOST SOUL OLDIES VOL.10
甘茶ソウルコンピの世界(7) LOST SOUL OLDIES VOL.10 LOST SOUL RECORDS / LSR1010怪しげなコンピシリーズの第10弾でやはりマイナー甘茶ソウル中心。やはり｢YOU TUBE｣で幾つかの曲が視聴できるようです。5はハイテナー・リードの落ち着いた穏やかな甘茶小曲でメロディはいまひとつもコーラス、ムードともなかなか良い。6のチョーズン・ヒューはUK POLYDOR盤で有名な方ではなく、｢TAKING ALL THE LOVE I CAN (MAPLE 6000)｣の方のグループでLP収録曲。しっかりとした作りだがときめき不足。語りから入る7もファルセットリードの甘茶スタイルでなかなかのムードだけど、メロディに訴えるものがないナ。9も語り入りでかなり場末感が強いが、適度に脱力/倦怠感を感じさせるコーラスのリフレインがなかなか良く、個人的にはイイ掘り出し物。いわゆる｢いなたい｣甘茶ソウルですね。試聴はこちらで。AメロBメロともいまいちな10もサビの切迫感は良い。17は究コレの｢RELAX WITH CONNIE MCGILL AND THE VISIONS (WATCH 100)｣収録曲。落ち着いた甘めのスロウだけど地味な仕上がりで内容はいまいち。18は｢FLAMINGOS / I ONLY HAVE EYES FOR YOU｣風トラックだけど出来は遥かに及ばない。（甘茶偏差値65以上）（甘茶偏差値61以上）（甘茶偏差値60）1. I'll Take A Chance On You - The Inspirations2. You're My Wonderfullness - The Committee3. Please Take This Heart Of Mine - The Topics4. Lonely World - Billy & The Hiliners5. You're The One - The Candibars6. I Can't Take No Chances - The Chosen Few7. Let Me Try - Crosstown Express8. A Love That's Real - Emory & The Dynamics9. I'm In Love Oh Yes I Am - Little Melvin & The Boleros（甘茶偏差値62）10. With A Little Love And Trust - Sam & Deb11. Just An Illusion - The Earls Inc.12. Girl, I Want You To Remember - The Main Events13. Music Revolution - The Delighters14. Yesterdays Love Is Over - Hearts Of Stone15. Let's Get Married - Jimmy Connor16. There's Going To Be A Wedding - The New Yorkers17. I Want To Be Free - Connie McGill & Visions18. When I Say Goodbye - Jerry & Wila19. You Can't Help But Fall In Love - The Contributors Of Soul20. Dearest One - The C Quents21. Night After Night - The Blendells
2008.09.13
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変態大人、我らが首領 DR.YORK / LOVE WON'T LET ME WAIT
私の好きな甘茶ソウル(4) 【 甘茶偏差値 70 】DR.YORK / LOVE WON'T LET ME WAIT LP(TIMELESS 400406)'87甘茶ソウルファンには、その特異なスウィート・センスで一目置かれているドクター・ヨークですが、WIKIPEDIAによると、現在彼は多くの児童に対する性的いたづらの罪で懲役135年の刑に処されているようです。おそらくはそれ故にアルバムは全て廃盤状態のようで、何とも残念な状況。中古市場で彼のレコードが高騰しているという話は特に聞きませんが、数十年単位で考えたとき、彼の諸作品がどのような形でソウル・ファンに聴き継がれていくのだろうか、、、と不安でなりません。75年のMAJOR HARRIS (ATLANTIC 3248)のヒットが原曲と思われるこの曲は、オリジナルを更にエロチックに耽美的にアレンジした名カバー。サウンドは87年ということで機械臭がキツイんだけど、70年代的甘さを損なわずにシンセなどの冷ややかな触感を生かした洗練された内容は流石のセンス。元々セクシーなあえぎ声を大胆に挿れるなど直接的に｢大人の愛の営み｣を表現した曲なのだけれども、それをより官能的に、ムーディーに増幅させ幻想的とさえ言える内容に仕立て上げています。特にワイヤーが軋むような音はＳＭなどの変態的行為を連想させ、甘茶ソウル界でも異彩を放つ名アレンジ。さすが本物の変態大人、我らが首領ドクター・ヨーク様であります。こういうのは、なかなかお目にかかれない特異な内容で個人的には大好きなんですが、逆に拒否反応を示す人も多いんでしょうかねえ、、、。こうした官能的とさえ言える超凄甘茶センスの持ち主ならば、性犯罪の2桁や3桁起こして当たり前、、、というか、そうした特異性癖・性嗜好を持つ人間だからこそ表現できる音世界があるということでしょう。
2008.09.09
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甘茶ソウルコンピ GANGSTER SOUL HARMONY Vol.4
甘茶ソウルコンピの世界(4) GANGSTER SOUL HARMONY Vol.4 (SOSR)副題が｢RARE OLDIES｣となったシリーズ第4弾。個人的にこのシリーズの収録曲は未聴率が異様に高い。レアというだけあって見たことも無いようなグループ名がズラリと並ぶ様は相変わらず壮観なんだけど、やはりレア度に正比例して内容も良くない。甘めのコーラスグループものが多いんだけど、おそらく60年代ものが中心で、どうにもメロディに魅力が足りなく情感も浅いものばかり。18はDOO-WOP風オールドスタイルで歌いまわしがちょっと可愛らしい小唄。やはり少し古めかしい21は後半に向けて徐々に感情が昂ぶっていく様がなかなか良いんだけど、あっという間に終わってしまい惜しい。そんななかで、24はここでは珍しく70年代後期のものだろうと思うんだけど、正統派甘茶スタイルの曲。A,Bメロはいまいちだけど、リードとコーラスの掛け合いの裏でファルセットが陶酔感たっぷりに遠吠えするサビ部分は秀逸。ヤクザな70年代甘茶者ならピクンと来ることうけあいでしょう。こちらで約2分間試聴出来ますので是非聞いてみて下さい。（甘茶偏差値65以上）（甘茶偏差値61以上）（甘茶偏差値60）1. Shells / Do You Love Me 2. Wyle Dixon & Wheels / Sad Times 3. Freddie Waters / Love Is a Strange Thing 4. Gene Anderson / Congratulations 5. Master Men / Why Do You Wanna Treat Me So Bad? 6. Topaz / It Wasn't a Lie 7. Inner Soul / Put the Hurt On You 8. Harper Brothers / Angel 9. Pacesetters / What About Me, Baby 10. Hi C's / Thats How It Is 11. Admirations / My Admiration For You 12. Equations / Oh You Sweet Darling 13. Bob & Gene / I Can Be Cool 14. Billy Butler & Enchanters / You Won't Let Me Forget It 15. Walter Scott & Kapers / I Want To Thank You 16. Sam & Dave / May I Baby 17. Wallace Brothers / Line Between Love and Hate 18. Gene & Eddie / It's So Hard 19. A. Debbie / Baby Darling 20. Desires / Oh What a Lonely Night 21. Magnetics / Oh Love 22. Persians / Here It Comes 23. Earls Inc. / Let's Try It Again 24. Saborian & The Los / Something's Happened To Susie （甘茶偏差値64）25. Ordells / Sippin' a Cup of Coffee Bonus Track 26. Godson Feat. Abu & Premonition / Keepin' It Gritty
2008.09.01
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甘茶ソウルコンピ UNDERGROUND OLDIES VOL.5
甘茶ソウルコンピの世界(6) UNDERGROUND OLDIES VOL.5 (I.T.P. RECORDS #8905)シリーズ第5弾。2は73年のソロアルバム｢SMOKEY (TAMLA 328)｣収録曲。静寂で冷えた真夜中の空気。闇夜に響く神聖なオルガン、シンセ、弦の音色。トロリとした甘みのあるギターにスモーキーの優しい歌声、美しいメロディ。実にクワイエット・ストームという言葉がよく似合う極上のスウィートソウル。4は65年のBILLY STEWARTのヒット曲(CHESS 1932)のカバー。歌いまわしが少しクドめだけど、どうせならもっと派手にコッテリとやっても面白かったかも。そして10も同じくBILLY STEWARTの65年のヒット曲(CHESS 1922)のカバー。このバーバラ・メイスン版も無難な内容でこの曲好きな人にはいいかも。個人的には彼のヒット曲はどちらもいまいちトキメキ不足であんまり好きじゃないんです、、、。7は快活なオルガンの響きが味のある非甘茶なミディアム。泣きのディープ・リードにコーラスが盛り上げるサビもキャッチーでイイ。8はファルセットも交えて甘茶な雰囲気なんだけど、大仰、大掛かりな雰囲気で、風呂敷を拡げ過ぎてうまく纏めきれなかった感じ。いかにもB級マイナー甘茶といった感じの13は甘い雰囲気が実に好みのタイプ。ただサビが尻切れトンボ風で流麗に盛り上がりきらず、実に歯がゆく惜しい内容ですねえ。（甘茶偏差値65以上）（甘茶偏差値61以上）（甘茶偏差値60）1. Mans Temptation - Gene Chandler 2. Baby Come Close - Smokey Robinson（甘茶偏差値65）3. How Do You Say Goodbye - Heartbreakers 4. Sitting In The Park - Bobby McClure 5. Pocket Full Of Heartbreaks - The Moments 6. All For You - Admirations 7. MY Love Is Ready & Waiting - Visitors （偏差値63）8. Didn't We Make It - Broadway Express 9. I Can't Do With Out You - Abraham & His Sons 10. I Do Love You - Barbara Mason11. Are You Lonely - Backyard Construction 12. Here She Comes Again - Bobby Allen & Gee Pees 13. The Great Performer - ADG（甘茶偏差値63）14. Until Then I'll Suffer - Barbara Lynn
2008.08.28
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甘茶ソウルコンピ LOST SOUL OLDIES VOL.9
甘茶ソウルコンピの世界(7) LOST SOUL OLDIES VOL.9 LOST SOUL RECORDS / LSR1009怪しげなコンピシリーズの第9弾でやはりマイナー甘茶ソウル中心。｢YOU TUBE｣で幾つかの曲が視聴できるようです。1は南部の香りが漂う甘めのバラード。コーラスともどもファルセットではないけど、いい雰囲気に仕上がってます。2は17と二つに分かれて収録された淡い静かな雰囲気が良い甘茶。後半は語りを交えて盛り上がるんだけど、前半とは途中で分断されてしまうので美味しさ半減。7はDRAMATICSのL.J.REYNOLDSが在籍していたグループ。バリトンやファルセット、テナーなどが入り混じって甘ーく盛り上げます。どのパートもしっかりしていて流石と思わせますが、特にコーラスの繊細な雰囲気が素晴らしいですね。9は少し古めかしいコーラスの入れ方が格調高い雰囲気を醸していい感じ。終盤の緊迫感のある盛り上がりもなかなか。12は冒頭からテンション高くファルセットが盛り上がる大仰な甘茶ソウル。グロッケンがキラキラと輝くバックの音もなかなか手が込んでいて好みです。この｢Jato Vondel(ジェイト・ヴォンデル？)｣は｢SMALL TOKEN OF MY LOVE｣と｢JUST A FEW STEPS UP THE ISLE｣がこの曲を更に上回る甘いきれいなメロディを持つ素晴らしい曲。もう一枚GREGORYから出てるらしい｢THESE HAPPY DAYS / HAVING A GOOD TIME｣って未聴なんですけどどんな内容なんですかねえ。16の｢FRIENDS / BIRTHDAY SONG｣は私の長年の愛聴曲で、淡白だけど甘く気品溢れる雰囲気が絶品な甘茶ソウル。｢誕生日のお祝い｣も、こうした押し付けがましくない曲なら歓迎ですね。（甘茶偏差値65以上）（甘茶偏差値61以上）（甘茶偏差値60）1. Married To One And In Love With Another - Ebonystic（バラード偏差値62）2. How Can You Win Part.1 - The Techniques3. I Know (You Really Want Me) - Mantis4. Nothing But Promises - The Turnpikes5. Wishing Well - Kenny & The Impacts6. I Love You Baby - The Soul Reflections7. Who You Trying To Fool - Chocolate Syrup（甘茶偏差値63）8. You Don't Want Me - The Perfections9. Let Me Go - The Harmonics10. Do You Want To Have A Love - The 5 Voices Of Reggle Milner11. Where Do I Go From Here - The Exsaveyons12. We'll Join Together - Jato Vondel（甘茶偏差値64）13. I Know The Inside Story - Chub & The Turnpikes14. No Love For Me - The Vontastics15. It's Okay - The Broadway Express16. Birthday Song - Friends（甘茶偏差値71）17. How Can You Win Part.2 - The Techniques
2008.08.22
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穏やかな甘茶小唄 FRIENDS / BIRTHDAY SONG (UP 1)
私の好きな甘茶ソウル(3) 【 甘茶偏差値 71 】FRIENDS / BIRTHDAY SONG (UP 1)ポワーンとした淡い音色で穏やかに始まる甘茶小唄。派手に盛り上がる訳ではなく、どこまでも淡白だけど甘く気品溢れる雰囲気が絶品です。サウンドはフルートのような笛の音にストリングスやピアノなどが上品に繊細に絡むもの。歌の基本はユニゾンで時折ハモったり、ファルセットが絡んだりという展開。あまり起伏の無い平坦なメロディだけど、やけに胸に沁みるのです。こういう歌をやってくれると｢友達｣というシンプルなグループ名も何故かしんみりと響いてイイのです。｢YOU TUBE｣で途中まで試聴出来ます。
2008.08.06
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緊迫感に満ちた掛け声 SKA-FACE AL KAPONE / AIN'T F*CKIN AROUND PT.2 ｢MEMPHIS TO THA BOMBED OUT BAY｣
湯村輝彦 GANGSTA LUV SKA-FACE AL KAPONE / AIN'T F*CKIN AROUND PT.2 '98｢SKA-FACE AL KAPONE PRESENTS... MEMPHIS TO THA BOMBED OUT BAY｣収録曲 (曲名の伏字部分はUです)。『甘茶に塩昆布(ディープソウル)』と言われるように、萌え萌えなアニソン等を聴いてるとその反動として、こういった厳ついギャングスタ・ラップが時たま無性に聴きたくなる。｢ラブリー☆えんじぇる!!｣のキュンキュン、ハイハイな能天気パーティボイスと、その全く対極にあるこの曲のドス黒光りする｢ギャングスタ!ギャングスタ!!｣という掛け声。ナウな音楽オタクならどちらもバランス良く嗜みたいところですネ。不安な気持ちを煽るピアノの不協和音が印象的な暗いトラック。そのうえを行き交う複数人によるラップは何やら不穏な雰囲気が漂っている。そしてサビで聴かれる｢SOLDIERS! GANGSTA!｣といった掛け声が最大の聴かせどころで、生死を賭けた黒人ギャング達の緊迫感に満ちた断末魔の叫びのようで熱く胸を撃つ。アカペラで終わるところも効果的で実にイカシテます。
2008.08.04
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西海岸の甘茶ソウル・コンピ BIG BAD BAY AREA VOL.2
甘茶ソウルコンピの世界(13) BIG BAD BAY AREA VOL.2 '07 (LATIN SOUL RECORDINGS BBBA-2000)SOULFUL THANGSシリーズを出していたLATIN SOUL RECORDINGSからの甘茶ソウルコンピの新シリーズ第二弾。副題として｢SOUL HARMONY CLASSICS FROM THE SAN FRANCISCO - OAKLAND BAY AREA｣とあるので、どうやら西海岸のグループものを集めたもののようです。あまり耳に馴染みの無いマイナーな曲が多いのは嬉しい反面、個人的にはこれぞという曲に巡り合えなかったのが残念でした。年代的には60年代から70年代中期ぐらいまで幅広く選曲されている感じ。（このコンピのほとんどの曲が｢YOU TUBE｣にアップされているようです。）3はU.S.BDG #161のファンクバンドの下積み時代の74年のシングル曲(FRETONE 009)。テナー・リードの憂いを帯びた甘茶ソウルで甘茶全盛期の王道スタイル＆マイナーな香りがかなり好印象。個人的にあまり好きなメロディではないけれど未聴の方には是非聴いて欲しい濃いめの甘茶ソウル。｢YOU TUBE｣で聴けますが皆様の判定や如何に。5はU.S.BDG #187の最近CD化されたアルバム収録曲。悲しげなファルセット・コーラスにのせて低く太目のリードが歌う77年の甘茶ソウル。6分44秒と長めで終盤には語りも入ったりと甘めのムードは悪くないけど主旋律はもうひとつで決め手に欠ける。8は女性のようなファルセットに古きDOO-WOPの香り漂うコーラスのコンビネーションがなかなか味のある泣きのバラード。11も古い時代を感じさせる曲でほんわかしたムードが悪くない。14はU.S.BDG #334のバラッズの60年代後期のベンチャーからのもので悪くは無いが特別良くも無い。バラッズならばやはり彼等の代表曲の19か。しんみり歌い上げる古典バラード。23はこのコンピ内では珍しいアップテンポ・ダンサー。明るく景気が良く、コーラスの突き抜け具合がなかなか楽しい。24もアップでこちらは黒くファンキーなノリがなかなか。人によっては高評価かも知れません。（甘茶偏差値65以上）（甘茶偏差値61以上）（甘茶偏差値60）1. One Way To Love - The Lovers2. The Changes We Go Throuch For Love - The Hartfield Bros.3. Now And Forever - Con-Funk-Shun（甘茶偏差値63）4. I Know (You Really Want Me) - Mantis5. This Love Of Mine - Perfect Circle（甘茶偏差値61）6. Falling In Love - The 9th Creation7. Together Forever - The Two Things In One8. Send My Baby Back - Freddie Hughes9. My Hearts Desire - The Cresendos10. Mr.Mailman - Richard "Dimples" Fields11. The Stakes Are Too High - Ernie Marbray12. I'll Always Love You - The Performers13. This Must Be Love - The Creshendos14. I Love You, Yeah - The Ballads15. Why Do I Do These Foolish Things - The Magicians16. Someone - The Lovers17. A Man That Isn't Free - The Soul Sensations18. Put The Hurt On You - Inner Soul19. Confessin' A Feeling - The Ballads（甘茶偏差値63）20. Girl I Want You To Remember - The Main Events21. Why Must You Cry (I Deeply Love You) - The Magicians22. Without A Doubt - The Lovers23. Times A Wasting - The Fuller Brothers24. We Got To Keep On - The Casanova II
2008.07.29
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インペリアル・ワンダーズの残党 IMPERIAL WONDERS / ICE COLD ENERGY
甘茶ソウル百科事典の世界(5) 【 未掲載の甘茶ソウル 】IMPERIAL WONDERS / ICE COLD ENERGY '05 CD(DYOB NO#)ライナー等によると元インペリアル・ワンダーズで1980年に｢TRUTH (U.S.BDG #684)｣のメンバーだったAL BOYDともう一人が、元インペリアル・ワンダーズのメンバーと仕事をしていた者と始めたグループがアルバム・タイトルにもなっている｢ICE COLD ENERGY｣というグループで、そのグループの唯一のシングルが｢Never Go Looking For Love ('80?)｣ということらしいです。要は甘茶ファンに御馴染みの｢Turned Around Over You｣や｢You Live Only Once｣といった名曲を残した往年のIMPERIAL WONDERSからは、かなりメンバー構成が替わっているということですね。おまけに85年頃の録音中心ということで内容も全くその頃の面影・ノリは無く、まあこれは別グループと考えた方がいいでしょう。全体としてはどうにもツマラナイFUNKや中途半端なアップ/ミディアム・ナンバーが多く、決して甘茶ソウルファンにお薦め出来る内容では無いんですけど、ローカル・ヒットとなった1だけは唯一出来のいいバラード。80年代の幾分洗練されたモダンな雰囲気が漂い個人的にはあまり好きではないけれど、力強く迫力のある引き締まったバリトン・リードに時折ファルセットが絡むゆったりとした荘厳なムードの曲でメロディもなかなか。マービンゲイっぽい軽やかな出だしの3でもリードのコッテリした強気のリードが堪能できるけど、延々鳴り響くシンセが台無しにしていて惜しい内容。後は7のもの悲しいファルセット・リードがちょっと甘茶ソウルっぽいけど、暗く湿ったメロディに機械臭がキツめで偏差値は55程度。｢ICE COLD ENERGY / Never Go Looking For Love｣持ってる人にはこのCDは不要でしょうね。（偏差値65以上）（偏差値61以上）（偏差値60）1. Never Go Looking For Love (バラード偏差値63)2. Temptation3. Lord What Is Happening To The World? 4. Everybody Can Dance5. Running6. I'm A Hostage7. Sweet Delight 8. The Electric Love Company9. Don't Bite The Hand10. Love Me To The Music
2008.07.25
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華美な盛り上がり FAMILY CIRCLE / TOGETHER WE CAN MAKE IT
私の好きな甘茶ソウル(6) 【 甘茶偏差値 65 】FAMILY CIRCLE / TOGETHER WE CAN MAKE IT LP(STRAWBERRY 6002)'77出だしで高らかなホーンやグロッケンと共にコーラスが劇的に盛り上げる曲。この大仰さが70年代甘茶ソウルの醍醐味ですネ。そのサビともなる出だし部分の派手で華美な盛り上がりと対比して、Aメロ、Bメロはいまひとつ魅力不足。ストリングスが入ったりと優雅な雰囲気もいいんだけど、全体としてサウンドにもう少し厚みがあるとより豪華で良かったでしょう。ファルセットも混じえて盛り上がるテナーリードもいまひとつ魅力に欠けるけど終盤の陶酔ぶりはなかなかのものです。なお｢SOUL TO SOUL｣誌 #57(BEST GROUP ALBUMS #1)によると、1STの｢FAMILY CIRCLE (SKY DISC 301)'73｣には、この2ND｢LOVE BOUND｣と4曲が同じテイクで収録されているとのことです。
2008.07.20
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アーリー・ソウル・コンピ BROKENHEARTED DREAMER Vol.3
甘茶ソウルコンピの世界(11) BROKENHEARTED DREAMER Vol.3 '05(BOO-YA RECORDS 003)副題として｢THE SOUND OF THE BARRIO｣と謳うLOS ANGELESにある会社からのおそらくはブートコンピの第三弾。前作同様このレビューが一体世の中の何人ぐらいの人の役に立つのだろうかと懐疑的にならざるを得ないほど緊迫感にかけるユルーイ内容。ただ特に悪い内容ではないのでアーリー・ソウルの純朴な感じが好きな方なら満足できるものなのかも知れません。（収録曲の大半が｢YOU TUBE｣にアップされています。）5は60年のDOO-WOPヒット｢Lonely Guy (COL 03944)｣と雰囲気も近いのでおそらく同一グループと思われます、と調べたら裏面がこの曲でした。Lonely Guyほど心に響くメロディではないけどなかなかの出来。71年の12はかなりゆったりとした気だるい雰囲気の甘茶ソウル。バックはコンガのようなパーカッションと甘いストリングスを主体とした、ソウルとしては珍しい組み合わせ。レゲエのナイヤビンギ・サウンドを彷彿させる内容で、就寝前に聴くといつの間にか安らかな眠りにつける、そんな効果が期待出来そうな面白いタイプの曲。オススメです。(試聴)17はコーラスの物悲しい雰囲気がなかなか味わい深いバラード。リードの声質はいまひとつかな。(試聴) 18は｢TO EVERY STORY, RARE LOVE OLDIES VOL.8｣収録のこの曲のインスト版。ヴォーカルが無く想像を膨らませる余地がある分、かえってこちらの方が面白いかも。（甘茶偏差値65以上）（甘茶偏差値61以上）（甘茶偏差値60）1. Singer of Songs / Whispers '732. Never, Never Leave Me / Mary Wells '653. Things Go Better With Love / Duncan Brothers 4. Huh, Baby / Prophets '665. This Letter To You / Gallahads '61 (DOO-WOP)6. I'll Give You the World / Kelly Sinclair 7. Mad at the World / Epsilons '668. Ever Lovin' Boy / Mary Wells '649. Lenore / Vondells '6410. Just a Part of Life / Five Crowns '7111. When I'm With You / Four Thoughts '6812. Change / Family Circle '71（甘茶偏差値63）13. Stop! Taking Me For Granted / Mary Wells '6414. You Can't Hurt Me No More / Opals '6515. Talk That Talk / Odds and Ends '7216. This Is Your Last Chance / D.C. Blossoms '6617. Take Me For What I Am / Henry Ford '7118. You Don't Know / Movements '7219. I Had a Girl / Savonics '68
2008.07.12
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吉野家コピペ ソウルバー編
甘茶ソウル百科事典の世界(5) 【 おまけコーナー 】吉野家コピペ ソウルバー編昨日、近所のソウルバー行ったんです。ソウルバー。そしたらなんか人がめちゃくちゃいっぱいで座れないんです。なんか親子連れとかもいるし。一家４人でソウルバーか。おめでてーな。『よーしパパ「フロート・オン」頼んじゃうぞー』とか言ってるの。もう見てらんない。もうね、アホかと。馬鹿かと。ソウルバーってのはな、もっと淫靡な男の世界なんだよ。カウンターの隣に座った奴といつセクスが始まってもおかしくない、挿れるか挿れられるか、そんな雰囲気がいいんじゃねーか。女子供は、すっこんでろ。で、隣の奴が『デルフォニックスのテーマ、ヴァイナルで』とか言ってるんです。そこでまたぶち切れですよ。あのな、ヴァイナルなんてきょうび流行んねーんだよ。ボケが。得意げな顔して何が、ヴァイナルで、だ。お前は本当にレコードで聴きたいのかと問いたい。問い詰めたい。小１時間問い詰めたい。お前、ヴァイナルって言いたいだけちゃうんかと。ソウルバー通の俺から言わせてもらえば今、ソウルバー通の間での最新流行はやっぱり、プロデューサーをＰと略す、これだね。例えばトムベルＰ。これが通の言い方。それと、デルフォニックスはデルポと略す。これ、アイドルマスターの雪歩をユキポと略すのが由来。で、それに歌抜き。これ最強。『トムベルＰのデルポのテーマ、歌抜き』。これ。しかしこれを頼むとマスターにマークされ出入禁止になるという危険も伴う、諸刃の剣。素人にはお薦め出来ない。（注：フィクションです。マジで読まないでね。）
2008.07.05
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アーリー甘茶コンピ BROKENHEARTED DREAMER Vol.2
甘茶ソウルコンピの世界(11) BROKENHEARTED DREAMER Vol.2 '05(BOO-YA RECORDS 002)ほとんど全てが60年代のソウルからなるコンピ。おそらくブートでLOS ANGELESにある会社から。その会社の副題として｢THE SOUND OF THE BARRIO｣とあり、バリオは米国のスペイン語通用地域を指す言葉のようなので、その辺りで受けているアーリー・ソウル集ということになるのでしょう。｢SWEET SOUL｣のコンピと紹介しているショップもあるようだけど、そういい切るには少し無理がある甘さ控えめな内容。ファルセットや甘めの女性リードもあるけど、どれも情感浅めのユルメな内容で、70年代風甘茶ソウルのような緊迫感ある甘さを期待して買うと私のように痛い目にあいます。ただ特に悪い内容ではないのでアーリー・ソウルの純朴な感じが好きな方なら満足できるものなのかも知れません。4はディープ風味なよく出来たメロディの曲ですが、誰がオリジナルなんでしょう。Lee Tillman(montel michelle 953),Billy Thompson(wand 1108)なんてのもあるようです。ブルースかな？10,13辺りの女性ものもまずまずの甘さだけど、このコンピ内では70年代正統甘茶でリードがファルセットで悶える14が一番の甘さ。19は｢OPEN THE DOOR TO YOUR HEART - DARRELL BANKS (REVILOT 201)｣の誤植みたいです。Sonny MunroやMOB(DAYLIGHT 1000)のカバーが良い66年のヒット曲。｢The Tears Won't Stop Falling / Vikki Styles｣という替え歌もあります。（甘茶偏差値65以上）（甘茶偏差値61以上）（甘茶偏差値60）1. Why I Love You / Ultimates 2. This Heart Is Haunted / Lee Jones & Sounds of Soul 3. The Town I Live In / Mckinley Mitchell 4. Kiss Tomorrow Goodbye / Danny White （ディープ偏差値62）5. What You Gonna Do / Jobbettes 6. No Doubt About It / Esquires 7. Sad Girl / Jay Wiggins 8. Heartbreaker / Jimmy Gilford 9. Hey, Mr. Lonesome / Van Dykes 10. Part of Your Love / Daydreams 11. At the Crossroads / Notations 12. My Pledge / Lonnie & Floyd 13. I'm In Love / Lovelites 14. Take Me Back / Three Reasons 15. You're Breaking My Heart / Mighty Marvelows 16. Misery Loves Company / Johnny Stewart 17. Standing on Guard / Falcons 18. Try It Babe / Brothers of Soul 19. Open the Door To You're Heart / Darryl Banks （偏差値62）20. River of Tears / Gene Chandler 21. I Want a Love I Can See / Temptations
2008.07.02
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日本人の琴線を撫でまくる CLIFF NOBLES / THIS FEELING OF LONELINESS
私の好きな甘茶ソウル(2) 【 甘茶偏差値 73 】16位 CLIFF NOBLES / THIS FEELING OF LONELINESS (ROULETTE 7142)'73｢THE HORSE (PHIL. L.A. OF SOUL 313)'68｣の景気のいいアップテンポ・ダンサーで有名なディープ系シンガーのクリフ・ノーブルズ。そのイメージからは相当かけ離れた実に甘いバラード名曲をシングル・オンリーで残しています。控えめで上品なトラックに超極甘と言っていい、なだらかで優雅な旋律。それをしゃがれぎみの歌声で終始泣きを入れて情感たっぷりに歌いこみます。シンガーとしてどうこう言われる人ではないけど結果的に曲調ともうまくマッチし、ソウル史上に燦然と輝く至極の名曲を残せたということでしょうね。日本人の琴線を撫でまくる内容で、ディープ/甘茶にかかわらずソウルファンなら誰でも好きになることでしょう。U.S.BDG #76では高沢仁氏に｢シングル盤中のシングル盤｣と言わしめたものの、甘茶ソウル百科事典、楽ソウルでの言及が無いのは残念。
2008.06.27
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マスクマン恒例のミックス RIDE MY PONTIAC / MASKMAN
甘茶ソウルコンピの世界(5) COMPILADO POR EL MASKMAN / RIDE MY PONTIAC (DISCOS UNDERGROUND) '08 (発売元/番号の記載なし)マスクマン氏による恒例のミックスCDRで今回は定価1575円での販売となっています。ポンチャックというタイトルを見て氏の一歩先を行く笑いのセンスに思わず｢やられた！｣と打ちひしがれてしまいましたが、よく見ると韓国イパクサ氏のお笑い音楽のことではなく、60年代の高級車の名前だそうな。年代の表記は無いけれど、60年代のソウル黎明期のものが中心のようで、更に副題は｢DISCOS UNDERGROUND｣となっていてマイナーものが多い。そんな訳で70年代ソウルの持つコッテリとした濃さを持つ曲は少なく、悪く言えばあっさりしていて情感は浅く、良く言えば純朴なムードでリラックスして聴けるといった内容です。4は甘くこみ上げる部分のメロディが素晴らしい幸福感に満ちた曲。甘ーいストリングスも入ってます。6はFOUR TOPSの65年のヒット曲(MOTOWN 1073)の女性によるカバー。8は｢MASKMAN PRESENTS THE SOUND OF CRY!!｣にも収録。ソフトなムードで繊細な良いサウンドを聞かせてくれるがメロディはもう一つで惜しい。9はファルセット・リードでゆったりと甘いムードの甘茶ソウルだけどメロディはもうひとつ。12は古くからのファンには人気が高い曲でオルガンの響き、リードの感情を込めたしつこい歌い方、テンション高めのコーラスのキャッチーさ等など味わい深い作品。13は｢MASKMAN / OH MY LOVE ，SWEET LOVE｣にも収録されていた女性グループの甘くソフトなムードの曲。個人的に好みのメロディではないがグレイドは高いと思います。16は女性ヴォーカルのしっとりとした甘めの曲。なかなかいいメロディの箇所がある。17はSOFT TOUCHの元曲となった曲でリードは男性。糖度はかなり落ちるけどこの曲が好きならば一聴の価値はあるかな。24のリードはジミー・コンウェルだそうでメロディはいまいちだけど、吹っ切れた歌いっぷりが素晴らしいソウル。（追伸：レーベル写真がカラーで見やすくなり有り難いです。）（甘茶偏差値65以上）（甘茶偏差値61以上）（甘茶偏差値60）1. ...Intro...Pontiac GTO V8 Engine Smooth!!2. Chubby & The Turnpikes - I Know the Inside Story3. Reginald Day - My Girl Jean4. El Anthony - I Want To Be Together With You（偏差値64）5. Trinikas - Remember Me6. Elsie Strong - Ask The Lonely7. Bobby Sansom - Don't Leave8. Sunny & The Sunliners - My Dream（偏差値61）9. Emotions - Love Of A Girl10. Ron & The Embracers - You Came Into My Heart11. Performers - Little Angel12. Visitors - My Love Is Ready and Waiting（偏差値62）13. Hill Sisters - Oh My Love, Sweet Love14. Royal Jesters - I've Got Soul15. The Mumy - Don't Let The Sun Catch You Crying16. Inell Young - I've Never Considered（偏差値62）17. Hesitations - Is This The Way To Treat A Girl18. Spontanes - Ain't No Big Thing19. Marvels - Tomorrow20. Dynamite Singletary - I Really Love You (ディープ)21. Jimmie Raye - You Must Be Losing Your Mind22. Barbara Lynn - (Until Then) I'll Suffer23. Little Jimmy Gandy - I'm Not Like The Others24. Exits - Another Sundown In Watts（偏差値61）25. Joe Bataan - Under The Street Lamp26. Edwin Torres - (Goodbye Adios) Roberto Clemente27. ...Outro...My Pontiac Crash!!
2008.06.22
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甘茶ソウル・キコリ風 BARRINO BROTHERS / RAIN
私の好きな甘茶ソウル(4) 【 甘茶偏差値 68 】BARRINO BROTHERS / RAIN LP(INVICTUS ST-9811)'73U.S.BDG #251、甘茶ソウル百科事典P.67。バリノ・ブラザーズがインヴィクタスに唯一残した73年のアルバム｢Livin' High Off The Goodness Of Your Love｣収録曲。スケールの大きなバラードで、大味かつキャッチーなメロディは馴染みやすい反面飽きやすい嫌いはある。6分38秒と長く、ゆったりとしたテンポの曲だけどリードの迫力あるヴォーカルには終始圧倒され、緊迫感がみなぎっています。爽やかで高揚感のあるコーラスをバックに、大上段に構えた大ナタを力強く振りかざすキコリにように荒削りで男気溢れる歌声は甘茶ソウル、というよりもソウル・ミュージックの醍醐味を大いに感じさせてくれます。
2008.06.10
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最も馬鹿馬鹿しい曲 FLOATERS / FLOAT ON
甘茶ソウル入門の部屋 私の好きな甘茶ソウル(6) 【 甘茶偏差値 65 】FLOATERS / FLOAT ON LP(ABC AB-1030)'77 77年の世界的大ヒット曲。ゆったりとしたリズムに甘い雰囲気の曲調でLPバージョンは約12分にも及ぶ。語りやコーラス中心で歌があまり無いのが特徴的な甘茶ソウル。個人的にソウルの入門の最初期に聴き慣れ親しんだ曲で、その分かりやすい内容からかすぐに飽きてしまいましたが、数年に一度ぐらい聴くとその甘いムードに思わず聴き入ってしまう。たしか2006、7年ぐらいだったと思うがビルボード誌か何かのアンケートで｢最も(歌詞が)馬鹿馬鹿しい曲｣というニュアンスのアンケートの第一位になったはず。確かに歌詞は｢星座名と名前などの自己紹介をして女の子の好みを語る｣というもの。個人的には甘茶ソウルの歌詞に中身など全く求めていないけど、これは確かにあまりにも内容が無さ過ぎるかも。これを王様よろしく直訳ソウルで演られたら恥ずかしくて聴いていられないでしょうねえ。ただ幸いにも私は日本人で英語が素で頭に入ってくるワケではないので、全く気恥ずかしくなくこの曲を楽しむことが出来ます。ああ、日本人で良かった。FLOAT ON の歌詞FLOAT ON の映像
2008.06.04
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技に溺れてる、、、 裏声(ファルセット)の技術 / EDDIE HOLMAN
甘茶ソウル百科事典の世界(1) 【 P.16 】 裏声(ファルセット)の技術 / EDDIE HOLMAN裏声(ファルセット)シンガーの代表格とも言われるエディ・ホルマン。山下達郎氏のフェヴァリット・シンガーでもあります。多くの甘茶良曲を擁し私も好きな曲は多いが、はっきり言って嫌いなシンガーです。何故かと言うと｢技に溺れている｣から。技術的に｢うまいか下手か｣と言ったら｢うまい｣シンガーなのだろうけど、それを自慢げに披露する唱法が鼻につく。例えば｢I LOVE YOU ('70)｣収録のDOO-WOPカバー｢SINCE I DON'T HAVE YOU｣｣ではメロディを思いっきり外し声域を伸ばしに伸ばして歌いこんでいる。原曲の柔らかくも美しい繊細なムードブチ壊しで、冗談みたいな内容である。これこそ湯村輝彦氏の提唱する｢ヘタウマ｣の真逆の｢ウマヘタ｣です。プロである以上、最低限の技術は必要不可欠だけど、こういった歌心を忘れた内容では本末転倒です。極論を言うと甘茶ソウルに技術(うまさ)なんて必要無いんだよね。だから私はこのブログでは｢歌がうまい｣なんて表現は絶対に使わない。止むに止まれぬ衝動から壮絶なシャウトが吐き出されたり、感情の昂ぶりから思わず声が打ち震えたり、ひっくり返ったりというのなら聴いているほうも心底惚れ惚れするけど、この曲にはそういった｢ソウル｣を全く感じない。やがて70年代も終わり、｢声を震わせて歌う｣ことや｢軽く語尾をひっくり返して歌う｣ことが最初から目的化された、実に白々しい音楽が流行る時代がやって来てしまう。
2008.05.29
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のんびり/ほのぼの系 THE FILLMOTIONS / YOUNG GIRLS IN MOTION
U.S.BDG 究極のLPコレクション - グループ編(1) 13.THE FILLMOTIONS / YOUNG GIRLS IN MOTION (YOUNG GIRL 1001)'80オークランドのファンク・グループ。2007年にCDで再発されました。曲数・時間的にミニアルバム的内容。1、6はゆるめのファンク。2はちょっとスピード感のあるファンク。共に特に魅力は感じない。5は静かでゆったりとしたジャズっぽい雰囲気を持った曲。3はゆったりとしたファルセット甘茶。コーラスも付いて構成はしっかりしてるけど、メロディにトキメキは少ない。甘茶ソウルに緊迫感や胸を締め付けるメロディを求める私には性が合わないけど、のんびり/ほのぼの系スウィートソウルが好きな方には意外と受けるかも。｢SOULFUL THANGS VOL.4｣にはこの曲のシングル・バージョンが収録されていて、ファルセットがより前面に出ていて緊迫感一割増しという感じ。甘茶ファンならシングル盤かこのコンピがあれば、わざわざこのアルバムを買わなくてもいいでしょう。（甘茶偏差値65以上）（甘茶偏差値61以上）（甘茶偏差値60）1.Let's Party2.Star Rise3.Young Girl4.Young Girl (Inst.)5.Last Night6.Tight Squeeze
2008.05.24
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あのエボニーズの未発表6曲 EBONYS / CLOSE TO YOU
甘茶ソウル百科事典の世界(5) 【 未掲載の甘茶ソウル 】EBONYS / CLOSE TO YOU '04 (PCD-24135)あのエボニーズの未発表曲6曲が2004年に発売された。サブタイトルに｢Flamingo Syndicate presents Tony Camillo's Sweeeeet Seduction｣とあり、ライナーは鈴木啓志氏とフラミンゴの三氏が書かれている。PRODUCED AND ARRANGED BY TONY CAMILLO。緑色の1,6,7,8,9,10の6曲が｢SING ABOUT LIFE (BUDDAH 5679)'76｣収録曲で、それについてはここでは特にコメントはしません。未発表の6曲はPIからブッダに移ってから以降にTONY CAMILLOが製作した曲のようで、78年のCREME D'COCOAに至る頃までの楽曲という感じです。従って録音は76年から78年ぐらいのものということになるでしょう。2はスピード感のあるファンキー・ディスコ。｢CHIC / GOOD TIMES｣をちょっと速くした感じでなかなかのグルーヴ。3はバカラック作のヒット曲カバー。やはりテンポが速い軽快な甘茶ダンサー。リードは男性ファルセットのようで｢本当にエボニーズ？？？｣って感じもしますが、、、。メロディの分かりやすさからか軽すぎてあまり引っ掛かりが無く少し物足りない。4は女性コーラス主体のディスコっぽい曲。もしかして歌入れ前の未完成曲なのかもしれないが何れにしても大した内容ではない。5もテンポの速いディスコ・ナンバーで明るく軽めの雰囲気。やはりリード不在で女性コーラス主体の作品で、これも歌入れ前の未完成曲かも。11はライナーでは誰も触れてないけど｢CREME D'COCOA / DOGGIN' IT ('78)｣と全く同じギター・カッティングを持つディスコ。男性コーラス主体で内容・雰囲気もかなり近く、ソリッドな感触がなかなか素晴らしい。DJ諸氏におかれましては｢DOGGIN' IT｣と繋げてかけてみてはいかが。｢え、何コレ？｣ってなることうけあいでしょう。12はハニー・コーンやジャクソン5風の明るく弾けたピチピチ・ソウル。（甘茶偏差値65以上）（甘茶偏差値61以上）（甘茶偏差値60）1 Neighborhood Gossip 2 C'est Le Rock (ディスコ)3 Close To You （甘茶ダンサー偏差値61）4 Can't Sit Down (ディスコ)5 Rock the Night Away (ディスコ)6 I'll Know When Love Passes Me By 7 Sing About Life 8 Waiting For The Last Goodbye 9 Nobody But You 10 Laughing 11 Hot In The Street (ディスコ偏差値62)12 The Proof Is In The Pudding
2008.05.17
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孤高のファルセット JIMMY HELMS / GONNA MAKE YOU AN OFFER YOU CAN'T REFUSE
私の好きな甘茶ソウル(5) 【 甘茶偏差値 66 】JIMMY HELMS / GONNA MAKE YOU AN OFFER YOU CAN'T REFUSE (CUBE 27)'73 73年にイギリスのチャートで8位とヒットした甘茶ソウル。個人的にはマニアックな甘茶だと思っていたので意外な記録です。いきなり始まる孤高のファルセットの陶酔ぶりがイイ。言われてみれば結構ポピュラーっぽいバリトン・パートもなかなかきれいなメロディ展開ですネ。途中語りが入ったり、ストリングスの調べが甘かったりと70年代甘茶ソウルの美味しい部分をしっかりと押さえている名曲です。｢YOU TUBE｣で聴けます。更に後年になってからと思われる唄う動画もアップされてますが、個人的にはイメージダウンしてしまう内容でした。そちらは見ないほうが賢明でしょう。
2008.05.12
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胸を打ち、心を洗う、、、REFLECTIONS / I'M GONNA LET YOU GO THIS TIME
私の好きな甘茶ソウル(2) 【 甘茶偏差値 73 】REFLECTIONS / I'M GONNA LET YOU GO THIS TIME 12"(RCA 11409)'78U.S.BLACK DISK GUIDE #318で唯一のアルバム｢LOVE ON DELIVERY (CAPITOL 11460)'75｣が取り上げられているリフレクションズのシングル・オンリー曲。同じくNOT ON LPな｢REFLECTION / JUST REALIZED (WAND 11237)｣ともども彼らはアルバムよりもこの二枚のシングルの方こそが抜群の出来なのです。U.S.BDGでも書かれていますが、リードは甘茶ソウルとしては珍しい｢かすれ気味のテナー｣。最初に聴いた時は一瞬とまどいましたが、曲の良さも手伝ってか直ぐに慣れました。っていうかコレこそが味なのだと感じましたね。曲の基本は至極オーソドックスなスローバラードで悪く言えば平凡な内容。しかし何度も聴けば非常に良く出来たきれいで滑らかなメロディラインだということに気付くはず。リードは甘く切なく真摯に歌いこみ、譜面を外してはコロコロと変るその表情もバラエティに富み素晴らしい。控えめなバックのコーラスも甘く郷愁を誘い、やはり控えめで優雅な弦や管の響きが高級感を醸しだす。胸を打ち、心を洗う、実に感動的な甘茶バラード。
2008.05.07
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甘茶ソウルコンピ LOST SOUL OLDIES VOL.2
甘茶ソウルコンピの世界(7) LOST SOUL OLDIES VOL.2 LOST SOUL RECORDS / LSR1002｢RARE & HARD TO FIND OLDIES｣シリーズ第二弾。内容はほとんどが甘茶ソウル。相変わらずレアというだけあって内容がいまいち伴わないけれど、聞いたこともないような名前がズラリと並ぶ様はなかなか壮観ではあります。4は女性グループのようで地味な曲調ながらしっとりと聞かせる。｢BLOODSTONE / NATURAL HIGH (LONDON 1046)'73｣のような曲調でMAGIC TOUCHのものとは同名異曲。人によっては高評価も有り得そう。10はこの中では比較的キャッチーなメロディを持つファルセット甘茶で出来もいい。エンディング間際に絶唱気味に盛り上がるんだけど、すぐにフェイドアウト。こういう所が甘茶の美味しいところなのに製作者は分かっとらんな。12はメロディは分かりやすいし出来もいいんだけれど少しトキメキに欠けるね。13はDELFONICSの有名甘茶のライブ・カバー。原曲より更にゆったりと展開しながら、その持ち味を殺すことなく独自解釈したパフォーマンスはなかなか。出来は及ばないが一聴の価値はある。まあライブでのパフォーマンスならばこんなものかという感じ。こういう名曲ならば腰を据えてスタジオでしっかりと作り込んで欲しい所。15はU.S.BDG｢究コレ・ソロ編｣掲載盤のタイトル曲。内容はディープソウル。気合の入った歌いこみだけどメロディはいまひとつかな。18は｢SMOKEY ROBINSON & THE MIRACLES / OOH BABY BABY｣のカバーで甘茶ソウル百科事典P.19でも取り上げられている。マニアに人気なレーベルSHOUTからのお皿。甘茶ソウル定番曲だけど個人的にはあまり魅力を感じない曲で、このカバーもフラミンゴの御三方が甘百であれだけ盛り上がる理由が実はよく分からない。｢OOH BABY BABY｣と言えば、surregatherさんが｢甘さの極み 稀代の名曲Ooh Baby Babyしばり ｣として多くのカバー曲を一覧にして纏めてらっしゃいます。カバー情報などお持ちの方は是非情報をお寄せ下さい。（甘茶偏差値65以上）（甘茶偏差値61以上）（甘茶偏差値60）1. Girl I Can't Forget - The Royal Jesters2. You're a Woman - The Uptown Syndicate3. You're the One I Need - The Positive Sounds4. Baby You Belong to Me - The Nu Luvs5. I Feel So Good Inside - The Techniques 46. This Love Is for Real - The Hands Of Time7. Love of a Girl - The Emotions8. This Must Be Love - The Creshendos9. I Need Your Love - The Vegas10. Lost on a Highway - The Final Seconds11. Love's Gonna Do You In - The Autographs12. I Loved You Girl - The Chandlers13. Hey Love (Live) - The Sound Experience（甘茶偏差値61）14. Take a Miracle - The Kickin' Mustangs15. Let It All Out - James Conwell (ディープソウル)16. I Thought She Loved Me - The Capitols17. Blind over You - Bobby Wade18. Ooh Baby - Lawrence & The Arabians
2008.05.02
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