全63件 (63件中 1-50件目)
「松本高明」背番号45 右投左打 遊・三・二・外野手 オーナーの推薦でドラフト指名を受けた俊足野手で、元々外野手だったのですがプロ入りしてすぐに内野に転向した変わり種です。それでは成績を書いていきたいと思いますが、一軍出場が少ない選手なので2009年と2010年の二軍成績と2010年の一軍成績を書きたいと思います。<二軍>09:.269 0本 23打点 37三振 35四死球 23盗塁 8犠打 .34810:.298 2本 18打点 44三振 27四死球 15盗塁 7犠打 .369<一軍>10:.000 0本 0打点 0三振 1四死球 1盗塁 0犠打 .125 と二軍成績ではリードオフマンを務めていますが、課題は守備面でどのポジションでも失策が多いことが一軍昇格へのネックとなっているのかもしれません。ただ、二軍のTAは.780を記録しており、二塁手や遊撃手の質は中々高い選手が多いものの駒数自体は少なく、特に昨年は小窪や東出が不振だったこともあるのでもう少しチャンスを与えても良かったのではないかなと思います。ただ、木村の台頭やトレーシーの獲得などもあって中々出場機会に恵まれず、このまま広島にいても塩漬けになりそうな気がするので、トレードで投手をもらった方が球団にとっても本人とっても良いのではないかなと思います。力がある選手ですが、今後も冷遇傾向が続くかもしれません。
2011.01.31
コメント(0)
「石井琢朗」背番号25 右投左打 遊・三塁手 横浜が誇ったかつてのスピードスター、広島移籍後は渋い働きを見せています。それでは成績を書いていきたいと思います。09:.227 2本 18打点 33三振 24四死球 2盗塁11犠打 .30610:.318 0本 20打点 20三振 12四死球 1盗塁 5犠打 .369 と2010年は本来の調子を取り戻し、TAも.634とまずまずの成績を残し、得点貢献を計るRCもプラス評価、守備もプラス評価とチーム貢献を地味ながらも広島打線を支える選手でした。まあベテランなので特に何も言う必要はないかなと思いますが、前田と違っていざという時にはスタメン出場してチームの調子を取り戻せる存在でもあります。冷遇傾向は致し方ないかもしれませんが、レギュラーでも十分出れる選手なだけにもっと評価されても良い選手だと思います。
2011.01.30
コメント(0)
<結論> 『私がGMなら今年は諦める!』 投手の実力からしてどれくらいの勝ち星が見込めるかを計算してみたところ、何と59勝にとどまり、しかもこれには故障中で今年どうなるか全く不透明な大竹を入れた構想であり、このベースをさらに下回る可能性があるのです。また、シュルツ、永川など故障明けでどうなるか分からず、勝利の方程式さえ不透明な現状では豊田、菊地原らの奮起や新外国人の働き、更に新人の活躍に若手投手の上積みが必要不可欠となります。しかし、それでも15勝分くらいの上積みであり、それでもまだ74勝と僅かな貯金にしかなりえず、そうなると、後は運に頼るしかなくなり、ベースがこれでは下がることだって予想される状況でこの数字ではCS出場すらかなり微妙と言わざるを得ません。 ここで話は変わりますが、あの資金力に乏しいアスレチックスが何故あれほど補強しているか分かりますか?それは今年のシーズンに自信を持ち、これならば優勝やWカードでプレーオフに出場できると言う思いがあるからここまでの補強をしているのです(ゲレロをスルーして松井を獲ったのはアスレチックスらしいですが)。反対にイチローが所属するマリナーズはここまで目立った補強はしておらず、もう最下位予想されています。それは今年の悲惨な状態ではとてもじゃないがプレーオフ進出は絶望的だとの判断したからでしょう。現実にGMは「今年は若手のチャンスを与える」と発言をしているのが何よりそれを証明しています。 さあ広島ファン、もしくはこれを見てくださっている他球団ファンの皆さん。今のセリーグの他球団との戦力図を把握した限り、今の広島の戦力状況で本当にAクラスに入る自信があると思う方はどれだけおられますか?今の状況はアスレチックスでしょうか?マリナーズでしょうか?私はマリナーズの状況と酷似していると思います。 なので、もしこれがメジャーならば今年は諦めて若手にチャンスを与えるために石原や東出、更に行動するのならば永川や栗原などもトレードで放出している可能性が非常に高いと思います。さすがにそこまではしないと思いますが、今の状況を打開したいのならば「急がば回れ」という言葉を広島球団に伝えたいなと思います。野村克也氏のように「種をまき、水をやって花を咲かせよう」ではありませんか。【送料無料】メジャーリーグのWBC世界戦略価格:756円(税込、送料別)
2011.01.30
コメント(0)
「岩本貴裕」背番号10 左投左打 外野・一塁 今年ノーステップ打法でプチブレイクした広島の若木和製大砲です。それでは成績を書いていきたいと思います。10:.259 14本 36打点 57三振 6四死球 0盗塁 1犠打 .279 と長打力あふれる打者で、実はブラゼルよりも上回るほどの長打力表を示しており、今年はスタメンを勝ち取れば一気に本塁打王争いをできるほどのポテンシャルを秘めています。また、一塁守備ではプラス評価も得られており、守備面でもしっかりと守れています。しかし、問題なのはスタメンを取れるかということです。57三振で6四球とかなり選球眼に難があり、確かにポテンシャルは秘めていますが、その分脆さも秘めているところにあります。また、長打力の割にRCでは1とかなり物足りない数字であり、これは嶋よりも下回っています。 しかし、そのポテンシャルは十分レギュラーを与えたい程のものがあり、是非とも自らの力でスタメンを勝ち取ってもらいたいと思います。
2011.01.30
コメント(0)
「会沢翼」背番号64 右投右打 捕手 広島期待の強肩強打の大型捕手で、今年のレギュラー奪取が期待される選手です。それでは成績を書いていきたいと思いますが、サンプルが少ないので2010年の一軍と二軍の成績を書きたいと思います。10:.169 1本 5打点 16三振 2四死球 1犠打10:.317 8本22打点 24三振13四死球 と打撃に持ち味のある選手で、一軍では打率こそ低いものの得点圏打率は高く、非凡なものを見せました。BRやRCという数字でもこの低打率にもかかわらず石原よりも若干良い数字を残しており、期待感は更に高まります。また、リードでも前田健太と組んで完封勝利を果たすなど昨年は非凡なものを見せているので、メジャーの球団ならば間違いなく彼を育成しようということになるのですが・・・。今年こそはアピールを続けて石原を完全に追い抜いてレギュラー捕手になれるのか、大いに注目したいと思います。【送料無料】捕手型人間は出世する価格:1,575円(税込、送料別)
2011.01.29
コメント(0)
それではFAについて書いていきたいと思います。・倉義和盗塁阻止率の高い捕手で、正捕手としても十分使える選手の割には年俸が3000万とかなりお買い得なので良い買い物だと思います。・横山竜士深刻な中継ぎ投手不足の中で一人奮闘していた時期にFA権を獲得した選手、年俸も6500万円とそれほど高いものでもないので良かったのではないでしょうか。・東出輝裕打率3割を打ったものの、実際は得点にあまり貢献できておらず、TAも5割台とリードオフマン失格の数字を残しており、1億円は高すぎだと言わざるを得ず、私がGMならば恐らく1対2のトレードで放出していたかと思います。また、現状では守備に衰えが見え始め、今のチーム状況でもBRで貢献していた木村や今年は不振でしたが、TAが6割5分弱の小窪がいるので、今のうちに東出を放出しようと考えても不思議ではないかなと思います。・石原慶幸働きの割に最も年俸が跳ね上がり、金の無駄遣いだと言わざるを得ない選手。守備面でもそこまで貢献できておらず、盗塁阻止率も低い打撃では貢献できない選手であり、しかも倉や会沢がいるチーム状況に対して1億円はあまりにも高すぎる。私がGMならばソフトバンクかオリックス辺りに1対2、もしくは新垣や山本などを狙ってトレードしていたかと思います。FA宣言しても恐らくオファーすら出さないかなと思います。・新井貴浩100打点と輝かしい数字を持つ割にはBRがさほど高い数字でもなく、4番としては物足りなかった選手。阪神での契約が2億円だったのでまあ放出しても良いかなと思います。阪神でも今年22と打撃面で高い数字を残した半面、守備面で-10と吐き出してしまっており、年俸に見合った働きはできていないかなと思います。寧ろ赤松の方が、6割5分弱とまあ標準より少し下あたりのリードオフマン能力ですが、守備では多大な貢献をしており、年俸2700万円を考えるとかなりお買い得な買い物だったと思います。逆に阪神は高い買い物をしたなという印象があります。・黒田博樹、高橋建共に先発投手として働いてくれましたが、本人がメジャーを希望したのならば仕方がないかなと思います。黒田の場合は年俸がばかにならず、他に補強費を廻せないので仕方がないかなと思います。 <結論>お買い得な契約をしたかと思えば、一部の選手には目を疑うほど年俸が釣り上がるなどまるで下の立場にはきつく、上の立場には生ぬるいドラえもんのスネ夫を連想させます。特に石原はあまりにも高すぎと言わざるを得ず、この選手でもっと良い投手を獲れたのではと思わなくもありません。ただ、東出も石原もチームの一員なので応援していきましょう。 余談ですが、新井と赤松の取り替えは大成功だったのではないでしょうか。なので、このケースをベースにしてFA選手は無理に引き留めずに貢献度を考慮して的確な年俸を提示した方が良いかなと思います。広島はFA流出を恐れずにこういった人的保障や金銭補償をもっと大事にするべきではないでしょうか。
2011.01.29
コメント(0)
セイバーメトリクスにおいて最も重要な指標となりうるものは采配や戦術などではなく、球団運営です。今回は球団運営についてGM気取りになって考えていきたいと思いますが、まずはトレードからです。あくまでも客観的評価なので、少し失礼にあたる発言があるかもしれませんが、ご了承ください(尚今回は2006年~2010年を対象にしています)。・木村拓也⇔山田真介2年間不振が続き、年齢もそろそろ高くなってきたことでブラウン構想から外れて俊足外野手山田とトレードしました。木村は巨人移籍後、輝きを取り戻して2番役を務めて逆転Vに貢献するなど活躍しましたが、山田は全く活躍できずに1年も経たないうちにトレードされました。一見失敗に見えますが、当時東出が台頭して守備力も高かったことや後年に同じユーティリティータイプの小窪や木村を補強して戦力になっていること、守備でも例年マイナスを記録するなど守りを重視する広島の野球とは合致せず、木村の年俸が3500万前後くらいであることを考えると、それほど大きな痛手ではなく、その分重要な補強ポイントに資金を廻せたので自称GM側から考えると、このトレードは有意義のものだったと思います。・福地寿樹⇔青木勇人代走屋とエレベーター投手のトレード、青木もエレーベーターのごとくぼちぼちの活躍でしたが、福地は西武で台頭を現し、ヤクルトでは盗塁王を獲得して打撃も開眼、TAという指標では8割を越えるなど今広島が欲しいチャンスメーカーとしての能力を十分に発揮している選手であり、年俸もほぼ同じくらいだったことからこのトレードは失敗だったと言えます。・喜田剛⇔山田真介二軍の帝王と俊足外野手のトレード、どうやら山田は資金を浮かせるための手段だったのか?あっさり喜田とトレードされました。低年俸同士のトレードで両者共それほど一軍での実績もなかったので痛くもかゆくもなく、活躍すれば儲け物といったトレードだったので、まあ広島は良かったなと思うくらいでしょうか。・佐竹健太⇔牧野塁何とも微妙な速球派同士のトレードでしたが、どちらもチームに貢献できているとは言えない数字なので損得よりも無駄なトレードだったかなと思います。・小山田保裕⇔木村昇吾、岸本秀樹元ストッパーと二軍選手とのトレードで、いかにもメジャーがやりそうなトレードです。当時は計算できる選手として名前が挙がっていた小山田を放出して無名の選手を獲得するのに抵抗を持ったファンは多いかもしれませんが、今では否定する人はいないでしょう。実際小山田は目立った活躍はできずに昨年引退しましたが、木村はサブ要員として一軍に帯同し、貴重な戦力となり、岸本は年俸の割には中継ぎとして名前が挙げられるくらいの選手にはなったかなと思います。年俸は浮かせる事に成功し、二人は台頭の兆しを見せるなどこのトレードは成功だったと思います。・喜田剛、長谷川昌幸⇔迎祐一郎何年も燻っていた長谷川を放出することが最大の目的だったであろうこのトレード(喜田まで放出する必要があったのは疑問ですが)、思惑通りあまり長谷川は戦力にならず、喜田もあまり出場機会を得られずに横浜へ移籍しました。迎は活躍できていませんが、目論み通り放出した選手は戦力にならずにコストは抑えられたということで成功だと思います。 <結論> ファン側の視点ではどうしても選手の成績で判断しますが、球団側でトレードを見る場合は年俸分の働きができるのか、チーム状況に即した選手なのかによって評価が変わってくると思います。この5年間を見た限りでははっきりと失敗と言えるトレードは福地の件だけでしょうか。こういったトレードでの資金浮かせは中々の手腕を見せています。
2011.01.28
コメント(0)
「前田健太」背番号18 右投右打 投手三冠を獲得した広島のエース、平均投球数が119球でありながら7.67回を投げられるなど効率的な投球も持ち味であり、松坂よりもメジャーで活躍できそうな投手です。それでは成績を書きたいと思います。08:19試合9勝 2敗109.2 103被安打 55奪三振38与四死球 3・2009:29試合8勝14敗193 194被安打147奪三振32与四死球 3・3610:28試合15勝8敗215.2 166被安打174奪三振53与四死球 2・21 前田健太の話によると、リリースの感覚を掴んだことで直球に自信がついたと話していましたが、その通り球種的価値を見ると直球が高評価でした。他にはチェンジアップを始め、スライダーもプラス評価を受けていました。これにより、被安打は大幅に減ることに成功してそれが効率良く長い投球回数を投げることができたのだと思います。ただし、変化球の評価はそれほど高いものではなく、後半は直球の球速帯が落ちていたので後遺症が少し心配です。今年は変化球の精度をもう少し高めてもらうことと、一番評価の高いチェンジアップをもう少し投げると面白いかもしれません。 また、この投手は非常にメジャー向きの投手なので一番メジャーで長く活躍できるかもしれませんので、メジャーでの活躍も見てみたですが、まだカープで頑張ってほしいなと思います。もしメジャーに来るのなら個人的に応援しているレンジャースに是非!
2011.01.28
コメント(0)
1月はやることがないので、すぐに仕事を終えるので今日もさっさと書きたいと思います。 「ウィルフィレーセル・ゲレロ」背番号140 右投右打10:14試合 2勝3敗 43 41被安打 24奪三振 31与四死球 3・35F : 3試合 1勝2敗 12.1 11被安打 5奪三振 9与四死球 7・30 と球の力自体は悪くないと思いますが、やはり決め手不足と制球力に課題があります。特にフェニックスリーグでは9つもの四死球を出すなどの大乱調ぶりを記録しています。それでもシーズン中ではまとめた投球ができていたので、先発向きなのかなという印象はあります。ただいかんせん情報不足なのであまり詳しいことは言えないですが、とりあえず制球力さえしっかりと身につけることができれば案外早い段階で昇格できるかもしれませんが、外国人投手なので戦力としては計算しづらく、その実力はメジャーリーグでということになるかもしれません。 余談ですが、今年ホルヘという多彩な変化球を持ち合わせたまとまった本格派タイプの投手を獲得するなど最近のアカデミー出身投手の獲得傾向もかつての身体能力重視の荒削りタイプではなく、まとまったタイプの投手を獲得する傾向にあるところが発覚しました。育てやすいタイプの方をより重視するという姿勢は良い事だと思います。
2011.01.28
コメント(0)
広島では当たり前であり、伝統的な練習が投げ込みです。今回はその価値を考えてみたいと思います。 「投げ込みは有益なのか?」 率直に申し上げて少なくともカープにとっては有益なものではないと断言しても良いのではないでしょうか。私としては寧ろ故障する要因としか思えず、何の価値もないように思えてなりません。 例年3000球などを掲げて投げてる投手がかつての広島では当たり前でしたが、最近では全く成果が見られませんでした。特に2005年に安仁屋コーチが就任し、2500球を投げ込めという指令を出して玉山や長谷川、河内などがそれに近い球数を放りましたが、今現在カープの戦力にはまるでなっておらず、河内などはフォームを崩して迷走することになりました。そして、まだ高卒だった佐藤剛士をこの過酷なキャンプに一軍メンバーとして選ばれたことが原因で内転筋痛を発症し、その後に肩を壊して三軍に行きました。結局このときの故障が原因で140キロ後半を記録することはついに一度もありませんでした。また、この時期の広島は佐藤の他に若手投手を次々と潰していき、生き残ったのは大竹だけでした。 そして2005年秋、ブラウン監督が就任すると、過度な投げ込みを廃止しました。結果的にそれが功を奏し、前田健太や斉藤、篠田、今井など高卒選手が続々と台頭して今に至っています。つまり、一定の成果が出たのです。 しかし、一昨年の秋季キャンプから球数制限は撤廃されて、再び元に戻って投げ込みが盛んに行われました。盛んにブルペンで投げ込みが行われましたが、大竹が故障すると次々と故障者が続出し、防御率が大幅に悪化しました。また、最も多く投げ込んだ小松はフォームを崩し、二軍でも満足いく成績を残せないまま河内と同じ道を辿り、今村もこの過酷なキャンプに一軍帯同して佐藤と同じく、故障して今現在直球のスピードが物足りない状態になっています。結局、一番活躍したのは皮肉にも投げ込みをしないタイプの前田健太ただ一人であり、投手三冠を獲得するなど名実ともにエースになりましたが、その前田健太が投げ込みについて次のように語っています。http://number.bunshun.jp/articles/-/82091 また、メジャーでは球数と選手寿命との密接な関係を証明するデータが既に完成されており、いかに過度な投げ込みが危険な行為なのかが分かります。他にも日本では大学生野球を対象にした投手のどれほどの球数を放ることで肩の炎症が発生するかといった研究では100球以上で既に炎症することが明らかになり、90球前後が最も理想だとしているのです。よく日本では150球以上投げると下半身で投げるようになり、良い球が行くなどと言いますが、その分肩の炎症は蓄積しているのです。 何はともあれ成果が出ていない以上、カープにとって投げ込みの価値は全くない寧ろ有害をもたらすものであると言わざるを得ないと思います。私は投げ込みよりも動作解析などでフォームを連続写真にしてチェックポイントを指摘し、それを確認しながら30~50球あたりで投げ込んだ方が良いのではないかなと思います。動作解析などは既に陸上競技やスキーのフォームなどで既に使用されており、何故野球で使用されていないのかが不思議でなりません。現実に黒田という動作解析によって成績が安定したという成功例があり、尚且つ前田健太という投げ込みをせずに好成績をあげた成功例があります。この二人にならってもっと効率的な育成法を考えてほしいなと思います。また、監督やコーチが代わったからと言って何でも指導法を変えてしまうと河内のようにフォーム変更を繰り返し、時間のロスになりますので、広島も育成マニュアルを作成するべきではないでしょうか。最も成功している前田健太をどのように育てたのか、それをベースにしてレポートでまとめることができれば他の若手にも同じ練習法をさせることができ、かなり効率的ではないかなと思います。いずれにしても過度の投げ込みはもう前世代的な遺物であることをいい加減理解してもらいたいと思いますが、秋季キャンプでは投げ込みを減らして遠投などを取り入れていたので、春季キャンプではどのような練習をするのか注目してみたいと思います。
2011.01.27
コメント(0)
「ディオーニ・ソリアーノ」背番号99 左投右打 最速151キロの直球を繰り出すドミニカアカデミー出身の左腕、今年に大きな期待が寄せられている投手です。それでは成績を書いていきたいと思いますが、過去の成績ではなく、今年の一軍と二軍の成績を書きたいと思います。一軍:10試合 2勝3敗 46 45被安打 27奪三振 19与四死球 4・30二軍:15試合 3勝4敗 78 67被安打 36奪三振 42与四死球 3・35 球の威力は非凡なものがありますが、決め球不足と制球力が課題として浮き彫りになっています。また、この投手は直球とスライダーがプラス評価であることから今年は最も飛躍が期待できる投手だと思います。課題としてはチェンジアップも140キロ前後を記録するため、持ち球殆どが同じ球速帯で単調なことであり、ドミニカ人ということもあるのでカーブよりも効果的なパワーカーブを習得できればもっと良い投球ができるのではないかと思います。現状二軍の主力投手の中で一番一軍で登板できるレベルにあると思いますが、外国人枠の問題があるためバリバリ活躍できるかと言えば微妙な立場ではないかなと思います。ただ、分析上では面白い投手なので他球団ファンの方も期待選手として今村と共に覚えておいて良いかと思います。
2011.01.27
コメント(0)
「松田翔太」背番号123 左投左打 今カープで流行りのまとまった本格派タイプの左腕で、育成ドラフトでの指名となりました。何となくフォームが工藤に似ているのが特徴的です。それでは二軍の成績を書いていきたいと思います。09:11試合 0勝1敗 11.1 12被安打 5奪三振 11与四死球 7・1510:10試合 0勝1敗 10.1 14被安打 2奪三振 5与四死球 5・23 とまだ今年で高卒三年目ではありますが、まとまりを売りにした投手にしてはこの数字は寂しいと言わざるを得ず、球速も140キロを越えるくらいで成長しているとは言えず、育成選手として置いておく価値は今のところないのではないかなと言わざるを得ません。一つ気がかりなのは可能性を狭めた起用法にあります。そもそも育成選手であり、まとまりが売りの投手なのですから球の威力やキレがあるとか言うタイプの投手ではないはずであり、1イニングの中継ぎは厳しいのではないかなと思います。なので思い切って先発として登板させてみても面白いかなと思いますが、ひょっとすると持ち球など別の理由でこういう起用なのかもしれません。いずれにしても成績を残さない限りは山中のように契約延長は勝ち取れません。ましてやその山中ですら戦力外になったのですからもっと危機感を持つべきではないでしょうか。
2011.01.27
コメント(0)
「河内貴哉」背番号124 左投左打 かつては期待度NO.1だった大型左腕、151キロを計測した時期もありましたが、フォームを崩してサイドに転向しましたが、2007年に肩を故障してそれ以来登板できずにいます。なので、成績はありません。 私も正直現状は不明であり、何も語れることはありません。ただ、幾多のフォーム変更や闇雲にやるだけの投げ込みなど前世代な練習は何の効果も得られないということを証明したような投手かもしれません。河内には大変失礼ですが、彼を反面教師にしてもらいたいと思います。【送料無料】プロ野球広島カープ投手王国列伝価格:980円(税込、送料別)
2011.01.27
コメント(0)
以前犠打は価値がない無駄死にであるということを書きましたが、それはマネーボールという書籍に書かれていたことで、それらはセイバーメトリクスに基づいた考えです。そして、もう一つ書かれていたのが盗塁でした。今回は広島機動力野球を全否定されかねない盗塁の価値を書いてみたいと思います。 「マネーボールでは価値なしと言われているが・・・」 確かにその時代は盗塁は失敗のリスクもあり、有効性に疑問を呈して価値はないものとなりました。しかし、盗塁を複数回決めれば安打一つと同等の価値を得られるというデータが証明されており、現在は盗塁の価値が再び微上昇しています。そもそもなぜ盗塁が再び評価されるようになったのか? それは当時の捕手の盗塁阻止率が影響しているのではないかと思います。日本のプロ野球でも2000年前後の捕手の盗塁阻止率は軒並み3割を越えた選手が多く、古田や谷繁などは4割、5割を記録するなど成功確率が6:4、もしくは5:5とほぼevenだったのです。この比ならどちらに転ぶかどうかはかなり微妙であり、しかも盗塁複数回決めてやっと安打一つの価値にしかならないハイリスクローリターンであり、ならわざわざ無理する必要はないという発想へとつながったのではないでしょうか。しかし、時代は変化していきます。 今は情報や映像などの科学分野が発展し、今は動作解析などで投手の癖を簡単に盗むことができます(現実に中日などはそれを打撃に使っているそうです)。また、スパイクの軽量化なども重なり、科学の力で選手の脚力に+aがつき始めたのです。しかし、捕手側の方はと言えば今でも勝負できるのは肩のみであり、+aとなるものが何も生み出されておらず、脚力:肩の比が年々乖離していきました。現実に今年の盗塁阻止率はセリーグの阿部の.371、パリーグは細川の.361と低いとは言いませんが、かつてに比べるとやはり物足りない数字であります。しかもパリーグの場合、1割というフリーパス状態の捕手もおり、今の時代の脚力:肩の比は8:2、もしくは7:3と走者側の有利へと変わっているのです。つまり、今はローリスクローリターンへと移行し、殆どの確率で成功するため行かなきゃ損ということになります。 そこで広島機動力野球の次のステップは盗塁数になります。1位を記録したとはいえ、119個と7、8割は成功する確率でありながらこの数字は機動力野球を推奨するチームにしてはまだまだであり、もっと行けるのではないかなと思います。メジャーではどのチームも100~160個あたりを記録しているのですからもっと行くべきだと思います。 <付け加え> ちなみに広島の盗塁成功確率は89%とかなり高い数字を記録しています。なのでデータ的に見ますと、日本のプロ野球であったとしても140か150あたりは行けるのではないかなと思います。【送料無料】メジャーリーグの数理科学(下)価格:2,835円(税込、送料別)
2011.01.26
コメント(0)
「相澤寿聡」背番号65 左投左打 斉藤、今井の同期の左腕投手。これと言って特徴がありませんが、秋季キャンプにスクリューを習得し、球速も145キロに到達して一軍に初昇格しました。それでは成績を書いていきたいと思いますが、一軍の成績はサンプルが少ないので、二軍の成績を書きたいと思います。10:21試合 5勝6敗 78.2 72 43奪三振 40与四死球 3・32 と二軍でもあまり投球内容は良くなく、寧ろ制球、球の威力共に一軍では物足りないと言わざるを得ません。これは今井にも同じことが言えますが、こういったまとまったタイプの投手は二軍で圧倒的な数字を残せていない場合は一軍に昇格させても促成効果はないように思います。まずはしっかりと二軍でも抑えられるようになってから一軍に昇格させた方が良いのではないかなと思います。特に特筆すべきところがないだけに今年は正念場となるかもしれません。
2011.01.26
コメント(0)
「宮崎充登」背番号54 右投右打 153キロの直球が売りだった希望枠投手、しかしまともな活躍は残せないまま今年は正念場を迎えています。それでは成績を書きたいと思います。08:12試合 1勝6敗 47 55被安打 21奪三振 31与四死球 6・89 ここ3年間の一軍成績はこれのみなので今年の二軍成績を書きたいと思います。10:32試合 2勝2敗 51 61被安打 36奪三振 30与四死球 4・76 二軍でのレポートでも球速は144キロが2010年の最速であり、直球のスピードは影を潜めているそうです。この数字を見てもわかるとおり、二軍でも論外の出来なのでこのまま同じ調整やフォームで練習を重ねても無駄なので、いっそのことサイドかアンダーにでも変えてみてはどうでしょうか。正直、セイバーメトリクスなど客観重視な私としては二軍の若手投手を潰さないためにあえて酷使できる候補かなという失礼な思いしかないのが実情です。
2011.01.26
コメント(0)
今日も休みなので書いていきたいと思います。 「小松剛」背番号41 右投右打09:25試合 5勝3敗 60 75被安打 41奪三振 23与四死球 5・2510: 5試合 1勝3敗 22.2 36被安打 19奪三振 9与四死球 7・94 と成績を書いたとおり、投手不足の広島以外のチームならば恐らくこれほど登板機会を得られていないのではないかなと思います。今年はさらに内容を悪化させて二軍に降格してフォーム探しの旅に出たきりおざなりとなっています。2009年はブラウン監督の投手運営がおかしかった年で、酷使が目立った年であり、本来育成する必要のあった小松を起用したことが、今年の劣化の原因ではないでしょうか。そんな中、非凡なのは奪三振率で、そんなに目立ったものがあるわけではなさそうな投手ですが、決め球はしっかりしているだけにまずは一通り体を大きくしてからの方が良いかもしれません。
2011.01.26
コメント(0)
「中田廉」背番号34 右投右打 2008年ドラフト2巡目指名の本格派右腕、今年ついに一軍初登板を果たして最速を更新する149キロを計測するなど大きくホップした年になりました。それでは成績を書いていきたいと思います。10:13試合 1勝1敗 25 20被安打 17奪三振 16与四死球 4・32 二軍では7点台と振るわない成績ですが、実は4月に先発登板して1回5失点というのがあったことも影響しているようで、一軍では主にモップアップやロングリリーフの役割を果たしていましたが、何故か経験の少ない先発に廻されるなどスイングマン的役割を担っていました。数字を見た限りでは確かな球の威力があり、1イニングならば十分直球で押すことができるのではないかと思います。課題は決め球の習得と制球力にあり、速球派投手でありながら被安打を投球回数以内に抑えていますが、奪三振17個はやや物足りない数字であり、せめて同等に持ってきたいところです。また、この投手は意外に器用で二種類のスライダー、カットボール、二種類のカーブ、フォーク、シュートと合計で何と7種類も変化球を持っており、かなり多彩なのですが、逆にこの変化球の持ちすぎが問題なのではないかと思います。変化球を多く所持していると、色々な球種を投げたがる傾向になり、逆に打ち込まれてしまう現象が多く、ダルビッシュなどがそれに該当しています。なので、将来的には全球種の精度を高めれば良いですが、現段階ではこの中かからとりあえず3つに絞り、精度を高めて決め球として使える球種を磨くことから始めてもらいたいと思います。球の威力はあるし、まだ若いのですから直球で押してもらいたいなと思います。速球派投手というのは持って生まれた才能なのですから。ディスカバリーチャンネル ベースボール革命: 勝利の統計学(DVD) ◆20%OFF!価格:2,856円(税込、送料別)
2011.01.25
コメント(0)
今日は仕事が休みなので、早速書いていきたいと思います。 「中村憲」背番号69 左投左打 荒削りながら140キロの直球を投げる大型左腕という最近指名した選手の中では前世代が好みそうな投手。それで成績を書いていきたいと思います・・・と言いたいところですが、毎年故障で殆ど登板しておらず無駄なので、今年のフェニックスリーグの成績を簡単に書きたいと思います。 5試合 0勝0敗1S 6 6被安打 5奪三振 2与四死球 1・50 と意外にも良い数字をたたき出しています。殆ど満足に登板ができていないにもかかわらず、制球、球の威力は確かなものを感じさせるものがあります。実はこの選手、昨年のフェニックスリーグでもまずまずの成績を収めており、着実に投球内容は良くなっていっています。また、故障ばかりで満足に行く状態でないながらも球速は142キロを叩き出すなど高校時代の最速を更新するなど着実な成長を残しています。今年から育成選手へと降格しましたが、実は一番潜在能力があり、ノビシロを秘めている左腕なのではないでしょうか。なので、お願いですから故障しないで一年過ごしてもらいたいと思います。
2011.01.25
コメント(0)
このままでは選手紹介が終わる前にキャンプインしそうなので、ペースを上げたいと思います。 「大竹寛」背番号17 右投右打 最速155キロを誇る剛腕投手でマエケンと共にチームを引っ張るエース候補ですが、昨年は右肩痛によって離脱してしまい、満足のいくシーズンを送ることができませんでした。それでは成績を書いていきたいと思います。08:28試合 9勝13敗 171 189被安打 99奪三振72与四死球3・8409:29試合10勝 8敗 185.2 177被安打127奪三振60与四死球2・8110: 3試合 1勝 0敗 18 22被安打 9奪三振12与四死球5・00 潜在能力がピカイチで、きれいな投球フォームをしていると評されており、球種もスライダー、カーブ、チェンジアップ、フォーク、シュートなど一級品の球種を揃えている割には投球内容は意外と大したことありません。2008年までは数字を見てもわかるように打者にとって苦になっておらず、制球も芳しくなく、完全にマエケンに抜かされたと思いましたが、2009年にチェンジアップを覚えてからは投球の幅が広がって被安打は投球回数以内に抑えましたが、やはり奪三振があまりにも物足りず、ここに大竹が突然崩れだす原因があるのではないかなと思います。 今年は一昨年の過密起用(以前書いた大竹故障の原因をご覧ください)が祟って右肩を故障しましたが、どうやら原因はそれだけではなかったようです。実は習得したチェンジアップはどうやらバルカンチェンジという類のもので、確かに有効な球種ではありますが、その代償として非常に肩に負担のかかる球種なのです。外国人ですらこのボールを避ける傾向がある今、日本人が投げれば肩を壊すのは至極当然のことです。まもなく春季キャンプが始まりますが、肩の状態は一向に上向かずに苦しい状況が続いています。私としては今年は出てこなくて構いませんからしっかりと肩を直して来年また出てきてもらえたらと思います。
2011.01.24
コメント(0)
ここで、恒例の日本の野球界に一石を投じる(投じているつもりです)コーナーですが、いつもと趣向を変えて「広島野球の視点から見た」ということを付け加えたいと思います。 「広島の野球にとって本当に犠打は必要か?」 広島の野球と言えばご存じ機動力野球です。機動力とは隙あらば次の塁を盗む野球で、盗塁や相手守備を見て三塁打を狙うなどを重視する野球です。では、ここでチーム成績を見ていきたいと思います。 .263 222二塁打27三塁打104本塁打556打点119盗塁140犠打.324 機動力野球の名の通り、三塁打が多く盗塁もダントツ1位を記録しており、非常にどういう野球を展開しているかが見て分かります。しかし、一つ気になる部分があります・・・そう、犠打の数であり、何と140も記録しており、これはセリーグ2位の数字です。「機動力野球だから小技である犠打は当然じゃないの?」と言われる方もおられるかもしれません。しかし、本当にそうでしょうか?犠打というものはアウトを一つ献上する代わりに進塁することを言いますが、裏を返せば無条件で相手に一つアウトを与えるのと同じです。ここで注目していただきたいのが得点確率です。http://number.bunshun.jp/articles/-/71342?page=2この数字の通り、実は犠打という行為は効率が悪い攻め方なのです。ただでさえ還す役割の打者が不足気味であり、得点力が低い広島が多用してはいけないことになります。つまり、犠打というのは機動力野球とは逆の「打力に自信があるチーム」の方が有効なのだではないのでしょうか。 考えてみれば、足の速い選手が多いにもかかわらず、無死一塁の場面で盗塁やヒットエンドランで相手をかき乱すことができるチャンスを犠打という行為でみすみす棒に振るのは何とも惜しいとだとは思いませんか?例え一死二塁になったところで、得点効率が逆に悪くなるだけでなく、広島には3番に頼れる選手が不在の状況なので相手チームは栗原とまともに勝負しなければ無得点で終わってしまう可能性が高く、逆にほっとしてしまうのです。勿論犠打を全否定するわけではなく、終盤で僅差の展開や無死二塁の場面などはしても良いでしょう。しかし、還せるアテもないのにアウトを一つ献上するのは広島の顔触れを見た場合、自爆行為でしかありません。本当に機動力野球を目指すのならば、まずは犠打の数を減らすことにあるのではないでしょうか。【送料無料】カープは復活できるか価格:1,470円(税込、送料別)
2011.01.24
コメント(0)
「横山竜士」背番号23 右投右打 ご存じ広島の頼れる「ガラス」のセットアッパーで、確かに頼れる投手なのですが故障が多いのが難点です。彼はルーズショルダーを患っており、一時期球速が落ち込みましたが、今は149キロを出すなど球速は元に戻っています。それでは成績を書いていきたいと思います。08:38試合 5勝1敗 42 27被安打 34奪三振 16与四死球 1・5009:69試合 3勝8敗 64 57被安打 56奪三振 28与四死球 3・5210:46試合 3勝2敗 50 37被安打 48奪三振 20与四死球 1・62 と、好成績を収めたシーズンでは必ず故障し、チームにとっては痛い離脱となっています。また、かつての投球とは違って直球のスピードが落ちた時期に投球スタイルを移行し、カーブが投げる機会が減少し、内スラを投げてファールを打たせてカウントを整えることが可能になり、結果的に怪我の功名となっています。なので、かつてほど圧巻の投球は影をひそめましたが、被安打は投球回数よりも10以上少ない年が多く、奪三振も同等程ではないですが威力はしっかりしています。しかし、意外にも与四死球率3点台半ばとあまり良くないところが意外なところですが、特別悪いわけではありません。ただし、意外に四球を出すこの非効率さが右肩痛を発症してしまう原因である可能性は否定できません。数字ではスライダーの数字が良いですが、直球はぼちぼちといったところで、昨年は146キロに留まっており、年齢的にもそろそろスピードが落ち始める時期なので頼れるとはいっても過信するのは禁物ではないかと思います。 今年こそは途中離脱することなく、シュルツと共にセットアッパーとして君臨してもらいたいと思います。
2011.01.24
コメント(0)
「マイク・シュルツ」背番号70 ご存じ広島のセットアッパーで、今年は永川の不振で抑えに廻りましたが、腰痛で戦線離脱してそれ以降は登板なしに終わりました。それでは成績を書いていきたいと思います。08:55試合 3勝4敗 53 47被安打 43奪三振 20与四死球 3・2309:73試合 5勝3敗 75 57被安打 72奪三振 22与四死球 2・2810:10試合 0勝1敗 10.1 10被安打 8奪三振 2与四死球 3・48 と球の威力で抑え込むことができる投手です。制球も2年間は2008年に比べて良化しており、奪三振率もチェンジアップやスライダーを投げるようになってからは格段に増しました。数字では特にスライダーの威力が良いそうです。ただ、今年は被安打が投球回数とほぼ同数の数字で、これは体の消耗によるものなのか、はたまた腰痛の兆候によるものなのかは定かではなく、今年によってはっきりしそうです。広島としてはこの選手の復活なくしてAクラスには進めないので、何としてもしっかりと調整をしてもらい、シーズン通して活躍してもらいたいところです。【送料無料】カープは復活できるか価格:1,470円(税込、送料別)
2011.01.23
コメント(0)
今回は禁断?の日本野球界ネタで行きたいと思います。前回は縦カーブの存在意義を問うネタを書きましたが、今回は守備のネタで書きたいと思います。 「守備が上手い=印象?」 私は日本のプロ野球を見ている時や某野球ゲームの守備力のランク付けなどを見ていると、いつもそう思います。しかも日本のゴールデングラブ賞は記者投票という極めていい加減な決め方であり、正直日本において守備は軽視されている部分があるのではないかなと思います。極端な話、最初の印象で決まっているのではないかと・・・。しかし、それと矛盾しているのが打撃のタイトルです。打撃部門ではきちんと打率、本塁打、打点、盗塁としっかり数字で決めることができます。しかし、それはすなわち「打撃成績はあるのに守備成績が曖昧なものしかないのはおかしいのではないか?」ということに繋がるのではないかと思います。。そこで、皆様にお願いがあります。この際解説者や記事などに書かれている守備の評価を一旦全て無にしてから見てください。ここからは印象ではなく、UZRというメジャーの最新システム守備指標を用いて評価してくださったサイトがこちらです。http://www.baseball-lab.jp/column_detail/&blog_id=11&id=57http://www.baseball-lab.jp/column_detail/&blog_id=10&id=53http://www.baseball-lab.jp/column_detail/&blog_id=7&id=47http://www.baseball-lab.jp/column_detail/&blog_id=8&id=56http://www.baseball-lab.jp/column_detail/&blog_id=7&id=51※左翼手、捕手、一塁手は後日発表とのことです。 ゴールデングラブ賞の結果と実際守備が上手かった選手を把握してみてどうだったでしょうか?合致しているところもいくつかありますが、実際食い違っている部分の方が多いのではないでしょうか。特に中堅手は青木、栗山、糸井などは決して上手い選手ではないことが分かるだけでなく、糸井のレーザービームも実際それほど大きな貢献をしていない「作り上げられたただの印象」だったことが分かります。日本のプロ野球ももっとこういったことをやるべきだと思います。でなければいつまで経っても非効率なことばかりの迷信を信じ続けてしまい、メジャーどころか韓国にも追い抜かされる日がくるかもしれません。
2011.01.22
コメント(0)
「梅津智弘」背番号39 右投右打 サイドながら146キロの直球を投げる投手(広島はこういうタイプのサイド投手が多い)です。それでは成績を書いていきたいと思います。08:64試合 0勝3敗 58.1 44被安打 49奪三振 20与四死球 2・6209:26試合 2勝1敗 24.2 17被安打 16奪三振 4与四死球 1・8210:46試合 0勝1敗 40.1 47被安打 24奪三振 20与四死球 5・80 と阪神戦で10失点も喫した影響もあって防御率は悲惨なことになっていますが、内容を見ても分かるように与四死球率、奪三振率どれを見ても大幅に悪化しています。現実に得意とするスライダーでもマイナスを記録し、直球もマイナスを記録するなど投球の軸となる球種が通用していなかったことが分かります。 恐らくこれは疲労によるものではないかと思います。実は2008年に既に右肩痛の兆候があり、2009年は141キロにとどまるなど右肩の状態が芳しくない中、登板し続けて右肩痛で抹消しています。 やはりサイドスローの投手が中継ぎをやるのはかなり無理があり、やはりきっちりと役割を決めて登板させた方が梅津の投手としての寿命も延びるのではないかなと思います。横浜の木塚や小山田らがあまり長く稼働していないところもやはり強く感じます。まずは右肩の状態を万全にすることが大事ではないでしょうか。【送料無料】おしゃれ野球批評価格:1,365円(税込、送料別)
2011.01.22
コメント(0)
「木村昇吾」背番号66 右投左打 三・二塁手 俊足、好守が売りのサブ要員で、打席は少ないですが貴重な選手です。それでは成績を書いていきたいと思います。08:.229 0本 1点 13三振 3四死球 6盗塁 4犠打 .27509:.231 0本 1点 7三振 1四死球 4盗塁 1犠打 .28610:.324 1本11点 33三振 12四死球 6盗塁16犠打 .378 と昨年は打撃好調で、東出が故障で戦線離脱した後に一気にレギュラーを掴みました。木村が優れているのはやはり小技と足が速い点で、東出よりも2番打者としての適性があるのではないかとみています。また、本塁打こそ1本ですが、三塁打を5本記録するなど長打率は.493を記録しており、これはチームトップの数字であり、東出を2番で起用するよりも攻撃の選択肢に幅を広げることが可能な選手だと言えます。BRも打席数は少ないですが4と素晴らしい数字を残しており、十二分に得点に貢献することができています。課題としてはここ二年間盗塁失敗がほぼ盗塁数と同じ数字を記録しており、もう少し成功率を高めてもらいたいと思います。 2010年はプチブレイクした木村ですが、やはり一年だけの数字では分かりません。実績面ではまだまだ東出、小窪に劣るのは否めないと思います。しかし、彼らにあって木村にあるのは長打力と足、まずは自分の持ち味をアピールして彼らにはないものを全面的に発揮する必要があります。ライバルが多い激戦区ですが、パンチ力のある俊足好守選手は梵のように野村監督が好むタイプなので、アピール次第で「2番二塁」の座を十分に勝ち取れる可能性が高いのではないかなと思います。
2011.01.21
コメント(0)
「青木高広」背番号47 左投左打 変則気味のフォームから投げ込む長身左腕、これといった特徴ある球種があるわけでもなく、投手版ユーティリティープレーヤーです。それでは成績を書いていきたいと思います。08:24試合 0勝3敗 55.1 69被安打 28奪三振 13与四死球 4・7209:29試合 2勝3敗 74 76被安打 50奪三振 18与四死球 4・7410:19試合 1勝6敗 65.1 102被安打 45奪三振 16与四死球 6・75 と毎年被安打が投球回数を上回り、正直変則フォームの恩恵は少ないような気がします。ただ、制球は毎年20与四死球を与えない安定ぶりを披露しており、奪三振も技巧派の割にはまずまずの数字です。また、彼の直球はプラスを記録しており、十分に通用するだけのものを持っているにもかかわらず、何故こうも防御率が悪いのか疑問な投手です。 恐らく簡単にストライクを揃えすぎることが投球の上で問題なのだろうと推察します。安易にストライクを取りにいくと、特別優れた球種があるわけではない青木ならば痛打を浴びることは当然です。彼に関してはストライク先行がマイナスに作用してしまっているようです。要するに今の青木の投球はただ単にストライクめがけて投げているだけであり、本当の投球とは言わないのだと思います。社会人出身なのだからもっとボール球を投げて投球を組み立ててもらいたいと思います。【送料無料】カープは復活できるか価格:1,470円(税込、送料別)
2011.01.21
コメント(0)
前回のものを読んでいない方はそちらをまずご覧ください。 前回は日本人が投げる特有のドロップ気味の縦カーブの有効性に疑問を呈し、実際に球種的価値のランキングでも上位5人は上記のカーブとは明らかに異なるカーブを投げる投手たちが独占し、反対に岸、金子、前田健などが投げる典型的な縦カーブを得意とする投手らがマイナスを記録するなどこの球種の存在自体に疑問を感じさせ、危ぶまれる結果となりました。それでは、救援投手が投げた場合はどうなのでしょうか?実際にこちらのデータを使って検証してみたいと思います(いつも本当に頭が下がります)。http://www.baseball-lab.jp/column_detail/&blog_id=7&id=44 と、ここでもファルケンボークが投げるパワーカーブの評価が高いですが、反対に藤川や久保のカーブはマイナスを記録しており、救援投手の分野でもあまり有効的な役割は担えないと言えます。特に救援投手はスピード重視で投げるため、プロ野球の解説者やドラフト関連の本を書いている方々の理論上では緩急をつける意味でもカーブは有効的なボールのはずなのですが、実際に数字を見てみても分かるように縦カーブではなく、パワーカーブの方が効果的であるという数字が出ています。 結論ですが、やはりこの縦カーブはあまり使えない球種だと言わざるを得ないかなと思います。日本ではこの球種は長い伝統を持ち、重宝されてきていて解説者も「最近は縦カーブを投げる投手が減った」と嘆く方がおりますが、その話はこのデータを見る限りでは特に悲観することではないのかもしれません。球種的価値がない上に有効な使い道が見つからない以上、いずれ日本の球界もパワーカーブという球種が入ってきて縦カーブは死に球となる日が来るのも時間の問題かもしれません。【送料無料】切れ味バツグン!!変化球習得メソッド価格:1,680円(税込、送料別)
2011.01.20
コメント(0)
「林昌樹」背番号53 右投右打 サイドアームながら最速148キロを叩き出し、スーパースライダーの異名を持つ速球派右腕です。それでは成績を書いていきたいと思います。08:17試合 0勝0敗 18 20被安打 13奪三振 6与四死球 4・5009:46試合 0勝2敗 48.1 55被安打 27奪三振 23与四死球 4・2810:26試合 0勝1敗 25.2 40被安打 19奪三振 8与四死球 5・96 2007年までは最速148キロの直球と横の変化を武器に力で押す投球で、被安打数を投球回数以内に抑えるなど打者を圧倒し、奪三振率もサイドにしては割かし高めの数字を記録していましたが、2008年に肋骨を骨折してからは常時130キロ前半~135キロ前後に推移するなどスピードが明らかに落ち込み、以前のような投球ができなくなり、奪三振率が大幅に下がり、目に見えて今までの投球に陰りが見え始めた投手であることが分かります。現実に直球とスライダーもマイナスを記録し、有効的な球種ではなくなってきています。 しかし、林本人はそれを自覚しているようで、今年はパームやシンカーなど緩急や縦の変化球を織り交ぜるなど技巧派スタイルに移行し、力押しではなくて制球重視の投球で、今まで悪かった与四死球率が3を切るなど今年の投球では球威の衰えに気づいていることが窺えます。 まだ自分のものにできないままシーズンを終えてしまいましたが、今年は昨年の投球をもっと昇華して新スタイルを確立してもらいたいと思います。期待はそれほど高いものはありませんが、個人的に最もどういった成績を残すのかが興味深い投手です。
2011.01.20
コメント(0)
「ジャンカルロ・アルバラード」背番号91 右投右打 敏腕駐米スカウトであるシュールストロムの推薦により、獲得に至った投手で登録名は「ジオ」となっていますが、「アルバラード」の方がカッコいいと思うのは私だけでしょうか?それでは成績を書いていきたいと思います。10:20試合 8勝8敗 119.1 110被安打 97奪三振 44与四死球 4・07 と助っ人としては平凡な数字ですが、実は序盤に打ちこまれて一度二軍調整をしていたので、今年は開幕からの活躍を望みたいところです。また、投球の殆どは動く直球とスライダー(カットボール)のみのであり、技巧派投手と称された投手にしては比較的単調な投球なのですが、それでも奪三振率は7・31と高い数字を記録しており、被安打も投球回数以内と技巧派にしては球の威力がある投手だと言えます。現実にジオのスライダーはダルビッシュに次いで二番目に効果的な数字を記録しており、直球も0.04とプラスの数字を記録しています。与四死球率も3・32とまずまず良い数字で、今年はそれ以上の成績を期待できる数少ない投手です。また、この投手はルイスやミンチーらとは違って中四日では本来のパフォーマンスを発揮できないタイプの投手で、中四日で登板した場合は炎上しただけでなく、体に異常を訴えて負傷降板しています。なので、この投手は中五日、中六日で登板したいところです。 課題としてはまだ日本のルールに慣れていないのかボークが5つを記録していること、投球に慣れた相手が研究をしてくることです。特に後者はジオ自身ほぼこの二球種しか投げないので、もう少し別の球種を習得して投球の幅を広げる必要がありそうです(確かチェンジアップ、シンカーがあると聞いていたのですがどうなったのやら・・・)。とはいえ、広島の先発陣の中では前田健太と並ぶ二本柱的存在なので、今年は最低でも二桁いってもらいたいと思います。【送料無料】プロ野球広島カープ投手王国列伝価格:980円(税込、送料別)
2011.01.19
コメント(0)
今日は二人紹介していきたいと思います。 「上野弘文」背番号19 右投右打 最速151キロの直球が売りの剛腕投手というブラウン希望のパワーアームに合致するとして入団した投手ですが、スカウトは一体何を勘違いしたのか実際は140キロ前後の微妙に動くムービングボールを武器に打たせて取る投球が売りの完全技巧派投手です。それでは成績を書いていきたいと思います。08:42試合 2勝2敗 48.2 59被安打 29奪三振 20与四死球 4・8109: 8試合 0勝0敗 7.2 13被安打 3奪三振 1与四死球 7・0410:27試合 1勝2敗 27.1 34被安打 11奪三振 9与四死球 4・94 と主に中継ぎとして働いていますが、防御率を見る限りでは少々信頼性に欠ける投手だと言えます。奪三振が極端に少なく、被安打が投球回数を越えていますが、与四死球率は3を切る程の良好な数字であり、制球力は向上してきていていることが窺えます。なので、もう少しボール球を有効的に使えばもっと良い投球ができるかもしれません。 実際の触れ込みとはかなり違う投球と書いたとおり、変化球はかなり多彩でシュートと書かれますが、実際は微妙に違う球種を投げていることや今年今まで投げていたスライダーとは別の球質(カットボール)を習得するなどかなり向上心のある投手なのかなという印象があります(ちなみにヤフーでは新球種をスライダー、以前の球種をカーブと称されていました)。また、この投手の直球は意外にも-0.04とごくごく標準的な数字には驚かされます。これはこの投手の特徴的な部分で、被本塁打率は今年こそ(某コーチの滅茶苦茶投手起用で)悪いものになりましたが、実は結構低い数字であり、球威があるのです。打者にとっては球が動くわ球威はあるわで技巧派投手にしては厄介な直球なのではないでしょうか(ひょっとすると151キロというのは重量か?)。しかも今年は飛ばないボールになるため、球威型の上野にとっては大きく有利に働くのではないでしょうか。 課題としてはフォークであまり空振りが取れないことやこの手の投手は慣れられると厳しくなる短命型の投球なので、常に新しいことを追求していく必要がありますが、飛ばないボールで比較的有利に働くと見ている私としてはかなり注目したいと投手です。
2011.01.19
コメント(0)
「篠田純平」背番号14 左投左打 2007年ドラフト外れ一巡目で指名された左腕投手、外れながらもビッグ3よりも立派な数字を残して一軍の主力としてぼちぼちな投球をしています。それでは成績を書きたいと思います。08:15試合 3勝4敗 64.2 71被安打 41奪三振 21与四死球 4・3109:13試合 2勝1敗 39.2 29被安打 29奪三振 8与四死球 1・8210:34試合 6勝6敗 108.2 119被安打 58奪三振 48与四死球 4・47 という成績が並んでいますが、2010年は好調だった2009年に左肩痛を痛めてしまった影響で、今まで良かった制球力が悪化し、球の威力も目に見えて下がっており、良い時の感覚を忘れてしまったかのような数字が並んでいます。 課題としては今井同様、あまり突出した球種を持っておらず、球速も大学時代から伸びておらず、成長度合は停滞といったところかもしれません。投球に関しては直球はまずまず通用していますが、直球と同じ割合で投げているスライダーがあまり通用しておらず、もう少し引き下げた方が良いかもしれません。また、殆どがこの二つのみの投球なので先発をするのならばもっと縦の変化を武器とする球種を投げる必要がありそうです。また、この投手は今年も左肩痛によって二軍降格しており、シーズン通しての活躍が難しいタイプなのかもしれません。ただ、やってもらわなければ困る存在だけにもう一ランク上の投球をしてもらいたいと思います。
2011.01.18
コメント(0)
今回は趣向を変えたいと思います。題して、 「日本人=カーブ、フォークですか?」 日本人投手が投げる大きな特徴としてドロンとした縦のカーブ、フォークが挙げられます。メジャーではこれらを投げる投手はおらず、日本側からの見方としては「緩急をつけるのに有効なドロップ気味のカーブ、縦にストンと落ちるフォークはアジア人特有のものであり、非常に有効的な球種であるが、欧米人は体格の関係上投げることができず、代役としてパワーカーブ、SFF、チェンジアップを使っている」といった風潮が目立ちます。ここで現役の日本人メジャーリーガーを思い浮かべてみると、ある事実に気づくはずです。野茂、松坂、上原、岡島、斉藤、黒田、高橋建、藪、高橋尚成、川上、五十嵐、高津など・・・。 そう、確かにフォークを持ち球として所持し、活躍している投手はいるものの、ドロンとした縦カーブを武器にしている投手は岡島くらいで、後の投手は殆ど活躍できていないところにあります。また、岡島にしてもメジャーで評価されているボールはチェンジアップであるため、今カーブを武器にして活躍している投手がいないことが分かります(高津のカーブはサイドスローからのカーブなので除外)。しかし、それでも現代の日本では「最近の投手は縦カーブを使わない投手が多い」とか「沢村は三段ドロップだった」いった者や解説者がいるのはなぜなのでしょうか?本当に日本人が投げるカーブは有効なのか、色々サイトを回ってみた結果衝撃的な事実が分かりました。・カーブ有効性ランキング1位 マーフィー 千葉ロッテ 2位 ペン 千葉ロッテ 3位スタンリッジ 阪神 4位ダルビッシュ 日本ハム 5位 渡辺俊介 千葉ロッテ 6位 村中 ヤクルト 7位 永井 楽天 8位 金子 オリックス 9位 東野 巨人10位 岸 西武 11位 杉内 ソフトバンク 12位 涌井 西武 13位ホールトン ソフトバンク14位 前田 広島 15位以下はラズナー、中沢と続きます(ちなみに田中はランク外ですが、-0.82)。※このデータの出典元はこちらになります。http://www.baseball-lab.jp/column_detail/&blog_id=7&id=43 何と、欧米人特有のパワーカーブを投げる投手が上位を独占し、日本人にしてもダルビッシュ以外は渡辺、村中と言う縦カーブではなく、アンダーから投じるカーブ、スラーブ気味のカーブを操る投手の方が数字が良く、反対に縦カーブとして有名な岸や金子、前田健太がマイナスを記録し、あまり有効的な球種ではないという数字が出ています。カーブという球種の使い方はあくまでも主に緩急をつけるためやカウントを整えることが目的の球種です(現実に初球に投げるカーブは見送り率が高いそうです)。しかし、それはパワーカーブも同様であり、同じ土俵でデータが出ています。これは縦カーブよりもパワーカーブの方が有効的な球種であるという決定的な数字なのではないかと思い、はっきり言いますが、ドロップ気味のカーブは非常に有効であるという言い伝えは間違っていたということになります。こうなると縦カーブの存在自体が危ぶまれるのではないかと思います。 余談ですが、格闘ゲームの世界では技の出が遅い、攻撃範囲が小さい、判定が弱いといった使えない技を『死に技』と言います。これまで日本では有効的な球種とされてきた縦カーブですが、実はあまり使えない球種なのではないかと言うデータが出てきてしまいました。いつの日か死に技ならぬ『死に球』となる時代が日本のプロ野球にも訪れるのかもしれません。
2011.01.18
コメント(0)
さて、更新して間もないですがもう一人紹介したいと思います。最近気づきましたが、このままのペースでやるとシーズンが開幕してしまうのでできるだけ早めのペースで更新したいと思います。 「斉藤悠葵」背番号21 左投左打 皆さんがご存じの投手とは違って赤いハンカチ王子の方で、広島の先発を担っています。それでは成績を書きたいと思います。08: 6試合 3勝 1敗 32.1 21被安打 26奪三振 17与四死球 3・3409:27試合 9勝11敗 133 140被安打 71奪三振 51与四死球 3・9910:23試合 4勝 7敗 100 135被安打 49奪三振 40与四死球 5・58 と2008年は素晴らしい成績を残していますが、投球フォームのバランスが崩れたのか?翌年からは数字こそ9勝していますが、あまり打者に通用しているようには見えず、今年はさらに悪化させてシーズンを終えました。何より奪三振が5割にも満たない数字は異常で、被安打も投球回数を遥かに上回る数字を記録しており、制球も悪いとなるとかなり球数を要する必要があることは容易に想像できます。現実に直球、スライダー、チェンジアップと主体の球種全てがマイナスを記録するなど、かなり厳しい数字が並んでいます。ただ、それでもこの数字で収まると言うことはこの投手特有の粘り強さが反映されているのかもしれませんが、球種自体は一軍レベルの球種ではないだけに今のままでは苦しいと言わざるを得ません。 しかし、中国新聞によると秋季キャンプにて149キロを記録して何かを掴んだとのことなので、期待したい・・・と言うよりかはやってもらわなければ困る存在だけに何とか全体的にもうワンランクアップしてもらいたいところです。
2011.01.18
コメント(0)
今日は休みなので早速選手を紹介していきたいと思います。 「今井啓介」背番号62 右投右打 黒田二世と評されている広島期待の若手投手で、比較的まとまった投手です。それでは成績を書いていきたいと思います。09: 9試合 1勝3敗 45.2 38被安打 28奪三振 16与四死球 3・7410:11試合 0勝4敗 37.1 42被安打 24奪三振 21与四死球 5・30 2009年は中々良い内容で期待させましたが、2010年はすべての数字が軒並み下がり、大きく失速しました。やはりシーズン終盤での好投は次の年の糧にはならないと言われていることを証明した投手かもしれません。しかし、同情すべき点はあり、春季キャンプに右ひじを故障して二軍調整をしていましたが、そのファームレポートでは「まだまだ調整が必要」といったコメントが載ったにもかかわらず、その数日後に一軍に昇格して先発として登板させるなどあり得ないコーチのあり得ないとんでも起用で十分な調整ができないまま一軍へ昇格してきたこともあり、二軍でもパッとしない投球に終始しました。 また、この投手の欠点として軸となる球種がなく、投球の5割は直球を投げているのですが、その肝心の直球が-2.16では一軍では厳しいと言わざるを得ません。この秋季キャンプでは全投手に球威アップ中心の遠投練習をしたそうですが、まずは直球をある程度通用する球種にならなければ変化球は活きないので、球威アップを望みたいところです。 一軍でのローテ入りを期待されていますが、二軍でもパッとした成績を残していないので、まずは二軍では寄せ付けないくらいの投球をしない限りはローテ入りをしても今年の小松と同じことになるだけだと思います。【送料無料】広島東洋カープ60年史価格:1,200円(税込、送料別)
2011.01.18
コメント(0)
今日はあまり知られていない選手を紹介したいと思います。 「山本芳彦」背番号59 右投右打 ? 二軍では主力として活躍するも三拍子中途半端でまとまりすぎているせいか中々一軍での出場機会に恵まれず、二軍でも出場機会が減ってきている選手です。また、この選手の最大の特徴は広島ファンでさえも一体どこが正ポジションなのかが一切不明であることです。何と捕手以外のポジションをすべて経験したことがある選手であり、他球団ファンからは知られていませんが、非常に便利屋的な存在なのです。逆に言えば、それだけたらい回しにされるほど特徴がなく、要するにユーティリティープレーヤーの劣化版とされる器用貧乏タイプの選手だと思います。それでは成績を書いていきたいと思います。08:一軍出場なし09:.000 0本 0打点10:.256 0本 2打点 15三振 1四死球 0盗塁 1犠打 .267 とあまり参考になる数字ではありません。しかし、二軍では08:.257 6本28打点 27三振 6四死球 1盗塁12犠打 .279 09:.304 1本 9打点 10三振 5四死球 1盗塁 3犠打 .35510:.212 0本 3打点 5三振 6四死球 0盗塁 0犠打 .293 と2008年まではレギュラーとして出場していましたが、何とも特徴に欠ける数字を記録しており、さすがに首脳陣も活きのある若手を起用した方が良いと踏んだのか?ここ二年間は30試合にも満たず、他の選手に出場機会を奪われているのが特徴的です。しかし、唯一光明を見出す光としては出塁率が高く、代打として起用すれば打率こそ高くない成績に終わるかもしれませんが、意外に出塁率は高くなるかもしれません。しかし、代打として起用するには長打力があまりにもなさすぎる点や一軍の成績から見た限りでは非常に三振が多い点(打率より高い)、足に光る点がないこと、守備においても一応はどこでも守れますが、どのポジションでも満遍なく失策を犯しています。また、二塁手や一塁手、外野手、遊撃手は今現在数が揃っていてそれほど守備固めを必要とせず、守備固めで欲しい肝心の三塁手としての出場でも二軍で26試合守備に就きながら何と6失策もしており、厳しいと言わざるを得ません。このままだと今年中の戦力外通告や構想外で野手不足の球団へトレードされる可能性も否定できないかなと思います。 ここからは余談になりますが、実はこの選手2005年に一時期投手不足により、元投手という経験を買われてファームで投手として登板した過去があります。そこで投げていた直球のスピードは148キロを記録したことがあります。今更ながら体が未だに細いままや高校時代よりも137キロから11キロもスピードが引きあがったことを考えた限りでは、実は投手に適性があったのではないかなと感じてしまいます。過去に萩原という選手が投手に転向して花開きましたが、失礼ですが、このまま野手を続けても恐らく出番が少ないと思います。山本芳彦も今一度考えてみるべきではないでしょうか。
2011.01.17
コメント(0)
さて、先発陣と救援陣の運営について私なりの意見を書いてきましたが、次に若手投手について書いていきたいと思います。 「まずは一軍に招待」 まずは昨年の一軍のシーズンの終盤や二軍のシーズン、フェニックスリーグ、秋季キャンプ中に目立った若手投手に加え、ドラフト指名した即戦力候補をピックアップし、一軍の招待選手として春季キャンプに参加させます。今年ならば例えば中田や今村、武内、中村憲、福井、中村恭、岩見、金丸などがそれに該当するのではないかと思います(中村憲は育成選手)。 次に適性を確かめるためにまずは春季キャンプの紅白試合や練習試合などで全員先発感覚で3、4イニング投げます。やはり決めつけて可能性を狭めるよりは一度先発として投げさせてみた方が良いのではないかと思います。そこで、結果はともかくとしてキャパを大きく落とした投手や球速が持続しない投手はリリーフに適性があるとみなしてオープン戦からは中継ぎとして見ます。 最後はオープン戦で結果を残せば、先発適性があるとみなされた投手はいつでも一軍に昇格できる投手として二軍待機してもらい、外国人や力量の落ちる投手(斉藤、篠田)が不振な場合は入れ替えで昇格します。次にリリーフに適性があるとされた投手は開幕一軍かは分かりませんが、一軍に入った場合はまずはモップアップで1イニングを投げて実戦慣れしてもらいます。そこから徐々にステップアップしていき、最終的にはミドルマンに昇格してもらい、来年からはセットアップや抑えを狙う競争に本格的に参戦してもらいたいなと思います(中継ぎというものは調子のよい選手が一軍にいて、そうでなかった投手が入れ替え要員として今一軍にいる投手の疲労を軽減するためにいる言わばシーズンを乗り切るための共同作業であり、決して競争する場ではないと思います)。 以上が私なりの投手陣構想になります。恐らくこのような運営方法ではないかと思いますが、昨年はスクランブル体制で焦土と化しただけに今年はどのような起用でシーズンを乗り切るのか大野コーチの手腕を拝見したいと思います。
2011.01.16
コメント(0)
「倉義和」背番号40 右投右打 捕手 カープの二番手捕手で、比較的まとまりながらもパンチ力のある捕手で石原との併用が続いていましたが、何故か石原に固定されてからは出場機会が激減し、スタメン出場に恵まれずに冷遇の日々が続いています。それでは成績を書きたいと思います。08:.207 2本 11打点 23三振 6四死球 0盗塁 .24209:.190 0本 7打点 17三振 3四死球 0盗塁 2犠打 .21210:.281 2本 13打点 20三振 12四死球 1盗塁 4犠打 .366盗塁阻止率 08:.464 09:.313 10:.318 と2年間は打撃不振に陥りましたが、今年は出塁率がに高い上に、得点圏打率も.348を記録するなど打撃好調であり、BRもこの時点で-3とまずまずの成績を残しています。また、盗塁阻止率も3年連続して3割台を記録するなど非凡な数字を記録しており、肩の強さは石原よりも上だと見ていいでしょう。つまり、今年の倉は打撃でも得点にある程度絡むことができる上に失点においても防ぐことができたはずなのです。しかし、それでも今年は40試合少ししか出場しておらず、非常に勿体ないシーズンでした。特に今年は投手陣が崩壊気味で未熟な投手が登板しているのですからリードよりも打撃が良く、盗塁を刺して投手の心配をかき消す倉をもっと起用するべきだったと思います。 正直石原と倉の力量差は私の中の評価では全くないと思っています。石原を起用するのは恐らく捕手は固定している方が良いと思ったからでしょうが、過去3年間で優勝を経験しているチームの中で日本ハムやソフトバンクなどは捕手を併用しており、固定する必要性は皆無だと見てよいでしょう。寧ろ力量差がそれほど変わらないにもかかわらず、特定の選手をレギュラーとして偏重起用する方がえこひいきと取られ、チーム内に不協和音がはびこってムードが悪くなる危険性があります。また、今までもそういった起用法により、他の有望選手が試合に出られず辞めていった選手は数多くおり、この偏重起用こそがこのチームが長年低迷する根本的な原因ではないかと思います。現実に石原がFA権を取得した時、大金を積んででも本当に残留して欲しいと願った人は緒方や江藤、金本だけでなく、東出の時とでも比べてかなり少なかったことがそれを証明しているのではないでしょうか。それは広島ファンからはそこまで不動の選手として見られていないということだと思います。 来年は打撃が売りの会沢がいるだけに捕手は非常に面白い展開となっています。守りなら倉だけに打撃でアピールしてこの冷遇を打ち破ってもらいたいと思います。
2011.01.16
コメント(0)
それでは先発陣の運営を考えたいと思います。 「救援陣の疲労とリンクしたローテーション構成を」 私はできれば先発投手を6人用意し、中六日制を敷くのがベストではないかなと思います。まずは先発投手を書きたいと思います。 前田健太⇒斉藤悠葵⇒ブライアン・バリントン⇒大竹寛⇒篠田純平⇒ジャンカルロ・アルバラード 以上の順番でローテーションを廻したいと思います。しかし、大竹は未だに右肩痛に悩まされており、開幕に間に合わないことや最悪の場合先発はもう不可能な状態であることも否定できません。その場合は今井を代わりに先発要員として一軍に昇格し、ジオとローテの順番を入れ替えとなります。 何故これほどまでに順番にこだわっているのかと思いますが、実はこれは重要な意味があります。それは相性云々ではなく、救援陣の疲労度合とリンクさせてローテーションを決めていることです。この中で炎上確率が比較的高めの投手は失礼な話ですが、斉藤と篠田の二人ではないかなと思います(防御率で判断しました)。日本のように先発三本柱を開幕三連戦にぶつけるやり方を踏襲してしまっては広島の場合は力量差があまりにも大きく、スイングマンやロングリリーフが連投する確率が跳ね上がってしまい、すぐに疲労してしまいます。なので、力量の比較的高い投手の間に挟み、連投の可能性を低くすることがシーズンを乗り切る上で重要なことだと思います。 欠点としてはこれだと連勝の可能性が下がってしまい、中々波に乗れないことがある可能性がありますが、これなら比較的体力面が脆い救援陣を助けることができるだけにシーズンを乗り切り、結果的に粘り勝ちできるのではないかなと思います。【送料無料】広島カープ投手王国列価格:980円(税込、送料別)
2011.01.15
コメント(0)
今年はスクランブル体制を敷いたおかげで大惨事を招いた広島救援陣、それだけでは足らず、まだまだ現役でやれる力量のあった高橋建を使い倒して引退に追い込んでしまいました。もう去年の二の舞を防ぐために私なりの考えを書いてみました。 「本当の完全分業制へ」 メジャーに習って日本のプロ野球もローテーションや中継ぎ、セットアッパー、抑えと区分けされ始めました。しかし、メジャーに比べるとまだまだ全然分業できておらず、特に中継ぎやセットアッパーをメジャーに比べてかなり酷使気味に起用しています。また、広島の中継ぎ投手は高齢、右肩の故障歴のある投手が多いだけに他の球団よりももっと疲労を軽減する必要があります。そこで、日本ではまだ馴染みのないポジションもありますが、区分けして広島の救援陣を構想してみました(ちなみに広島は野手陣の層が薄いので投手13人体制で考え、先発は6人体制を敷きます)。スイングマン:青木、大島 ロングリリーフ:上野、林 ミドルリリーフ:豊田、サファテ、梅津、菊地原モップアップ:岸本、若手 セットアップ:横山、シュルツ クローザー:永川 ※スイングマンとはロングリリーフが基本ですが、谷間の先発を任されることもあるポジションです。※ロングリリーフとは先発が早い回に崩れた時に複数回投げるポジションでスイングマンと併用という形に なりますが、谷間の先発は任されません。※ミドルリリーフとは6、7回を任せる投手のことです。 と私ならこういった構想を立てます。また、ここで重要なのは優先順位のように個々の投手の力量を考えて選んでしまっては結局負け試合で投げる必要が出てきてしまい、かつての梅津や横山のように離脱してしまい、ポジションを定めた意味もなく、本末転倒となります。なので、基本的にスイングマン、ロングリリーフ、モップアップ、セットアップ、抑えを各1名ずつ選出し、ミドルリリーフを2名選出します。そして、ある程度登板を重ねたら同じポジションの投手と入れ替えるためにAグループとBグループの二つに分けて分類します。パターンA:青木、上野、岸本、豊田、サファテ、横山、永川パターンB:大島、林、若手、菊地原、梅津、シュルツ、永川 とこのようにして分けておきます(どちらが開幕一軍でも構いません)。ただし、問題はミドルマンの部分で、1イニング型の投手しかいないことです。6,7回を任せるのですから誰か2イニング行ける体力のある投手が欲しいところですが、現状はサファテ一人だけしかおらず、ここが不安点の一つと言えるかもしれません。 しかし、このように役割をあらかじめ分担しておき、登板を重ねたら二軍で控えている投手と入れ替え、休養させていけば少なくとも今年のようなヒトラーの「焦土作戦」を思い起こさせる行為により、誰もいなくなるようなことはなくなるのではないかなと思います。【送料無料】メジャーリーグの書かれざるルール価格:1,680円(税込、送料別)
2011.01.15
コメント(0)
今日も選手を紹介していきたいと思います。 「小窪哲也」背番号4 右投右打 二・遊・三 2007年ドラフト3巡目で入団した内野手、一年目から活躍して遊撃手のレギュラーを奪取かと思われた昨年ですが、梵を優先起用したことでスタメンからは外れて三塁手として主に出場しました。それでは成績を書いていきたいと思います。08:.270 3本 19打点 49三振 29四死球 1盗塁 11犠打 .33809:.295 2本 16打点 33三振 22四死球 2盗塁 4犠打 .37110:.207 1本 24打点 31三振 26四死球 0盗塁 6犠打 .290 と打率の割に出塁率が高いことが特徴的で、小窪よりも打率が高い東出と殆ど変わらない点が特徴的です。BRという数字でも2009年までの二年間は-4、+4と破綻のない数字(今年は-21)と東出と大差がないどころか東出よりも上の数字を記録しており、東出よりも得点に貢献できていると言えます。守備面では本職が二塁手であり、遊撃手としての出場は慣れていないはずなのですが、+3、-4と破綻のない数字で平均的な守備の持ち主であり、本職の二塁手ならばもっと良い数字を記録できるのではないかと思われます。ただ、三塁手としては-15とセリーグ最下位の数字を記録しており、スタメンや守備固めで出場するのは控えた方が良いと思います。私としては東出よりも小窪をスタメンで出場させる方が効率的に得点することができ、チームにとってプラスな選択ではないかと思います。 しかし、ここは日本のプロ野球です。日本の野球では出塁率などよりも特徴的なものを持っていることが条件と言えます。そういう観点からみると、足が特別速い選手でもなく、四死球もそれほど選ぶタイプではなく、やや特徴に欠けるところがレギュラーとして推せる材料がない点が中々レギュラーを勝ち取れずにいる理由ではないでしょうか。しかし、右打ちや犠打などはしっかりとできる選手なので、オープン戦で結果を残してレギュラーをつかみ取ってもらえたらと思います。
2011.01.15
コメント(0)
引き続き、投手の紹介を書きたいと思います。ちなみに選手紹介の順番は本当に気分次第になりますが、ご了承ください。 「大島崇行」背番号46 左投左打 大竹と同期の左腕で、期待されながらも中々期待にこたえられない投手。去年、岸本と共に中継ぎとして登板を重ねてブレイク?しました。それでは成績を書いていきたいと思います。08:16試合 0勝4敗 31.2 35被安打 16奪三振 14与四死球 3・9809: 7試合 0勝0敗 9.2 15被安打 9奪三振 2与四死球 12・1010:53試合 1勝5敗 56 61被安打 46奪三振 27与四死球 5・14 とあまりパッとしない数字が残っています。投球回数以上の被安打率や4を越える与四死球率は課題ですが、奪三振率6・78は大島の投球の印象としては意外に高いと思われる方もいるかもしれません。大島のイメージとしてスライダーやカーブを連想する方がおられるかもしれませんが、私はそれほど効果的な球種には見えず、寧ろ最速147キロの直球とチェンジアップの方に魅力があるのではないかと思います。現実に岸本で紹介したコラムを読んでみると、直球とチェンジアップはプラス評価を受けているのに対してスライダーは全く通用していません。なのでこの投手はワンポイントで力で押す投球がベストなのではないでしょうか。元来、大島は長いイニングを投げる際キャパを思い切り落として投球しています。また、チェンジアップという球種はフォークとは違って絶対的に空振りを奪える球種ではなく、直球のスピードが左右されます。キャパを思い切り落としてしまっては投げても空振りを誘えず、あまり強力な武器とはいえないスライダーやカーブを使わざるを得ず、結局打ちこまれることが目立ちます。なので打者一人に対してキャパ全開で投げる方が適しているのではないかなと強く感じます。 しかし、ワンポイントを任せるには制球があまりにも悪すぎる点がネックであり、非常に使いどころの難しい投手です。
2011.01.14
コメント(0)
今日は野手ではなく、投手を紹介したいと思います。 「岸本秀樹」背番号48 右投右打 最速153キロの直球が売りのカープに数少ない速球派投手で、2008年にトレードで横浜から加入し、2010年は中継ぎとして活躍?しました。それでは成績を書きたいと思います。08:37試合 2勝2敗 35.1 37被安打 21与四死球 27奪三振 5・3509:一軍登板なし10:51試合 1勝2敗 60.1 86被安打 26与四死球 45奪三振 5・97 はっきり言いますが、全く一軍レベルの投手ではありません。速球派投手でありながら奪三振率は低い上に被安打率は12.82とかなり悪い数字を記録しており、彼の投球は打者相手に全く通用せず、投げる球は苦にもされていなことを証明しています。制球力もそれほど光るものを感じず、恐らく広島の台所事情の苦しさによって仕方なく登板しただけに過ぎないのではないでしょうか。 しかし、希望の光が全くないのかと言えばそうではありません。http://www.baseball-lab.jp/column_detail/&blog_id=7&id=44 こちらのコラムを見る限りでは、恐らく決め球として位置付けのフォーク、殆ど投げていませんがスライダーは打者相手に通用しています。ところが、投球構成では主に直球とシュートを主体として投げています。しかもこの二球種は-0.88、-1.30と全く通用しておらず、せっかくの有効球であるフォークとスライダーを全く生かせていません。これは岸本が打者心理を読む本当の「投球」をしておらず、ただ何も考えずに勢いで投げていたことを証明する結果となっています。それと同時に石原のリードセンスや眼力に疑問をもたらす結果となっています。しかし、逆に言えばフォークとスライダーはある程度打者に通用しています。なのでスライダーをもう少し多めにカウント球として投げ、直球やシュートは見せ球にしてフォークで仕留めるといった変化球主体の投球に移行する方が良いのではないかなと思います。いずれにしても余程の成長を見せない限りは現時点では一軍で活躍することは厳しいと言わざるを得ず、厳しいシーズンを送ることになるのではないでしょうか。【送料無料】後藤正治ノンフィクション集(第5巻)価格:2,520円(税込、送料別)
2011.01.13
コメント(0)
それでは選手紹介を再開したいと思います。 「栗原健太」背番号5 右投右打 一塁手 ご存じ広島の4番打者です・・・はい。説明不要だと思うので成績を書きたいと思います。08:.332 23本 103打点 68三振 54四死球 5盗塁 .38909:.257 23本 79打点 82三振 55四死球 1盗塁 .32710:.295 15本 65打点 70三振 58四死球 3盗塁 .382 成績を眺めてみますと、どちらかと言えば4番打者と言うよりは3番打者としての方に適性を感じる打者だと思います。2008年はキャリアハイで素晴らしい成績を残しましたが、2009年は明らかに本塁打にこだわるあまり、本来の打撃を崩してしまって打率が急降下することとなりました。その証拠にこの年は二塁打よりも本塁打が上回っており、明らかに4番打者としての意地が感じられました。しかし、今年は不本意な成績となりましたが、2008年の打撃スタイルに戻っており、今年は怪我さえなければ3割20本を確実に計算できるのではないでしょうか。BRを見てみますと、34、3、14と得点に貢献できていますが、4番としてはやや物足りない数字ではないかなと思われますが、今年は怪我あったのでフル出場すれば20は計算できていたのではないでしょうか。また、守備面も、-17、5、3と徐々にではありますが守備面での上達が見て取れるので、できれば一塁手として出場するのが望ましいと思われますが、今年は三塁手としてトレーシーを獲得しましたが、この選手の守備がいまいちという情報があるので、場合によっては三塁手としての出場の可能性があります。ちなみに三塁手としては-9と少し悪いですが、これくらいの数字ならば徐々に守備面で上達している選手なだけに我慢して起用しても構わないとは思います。 この2年間は不振や故障による戦線離脱などで不本意な成績が続いており、岩本やトレーシーなどの新戦力が出てきており、4番とはいえ安泰とは言えません。しかし、2010年は故障さえなければ十分な成績を残せたはずで、離脱しておきながらBR14はチーム2位の数字なだけに得点に大きく貢献できる栗原はチームに欠かせない存在です。今年こそフル出場して満足できる成績を残してもらいたいと思います。【送料無料】カープは復活できるか価格:1,470円(税込、送料別)
2011.01.12
コメント(0)
今日は選手の評価をしていきたいと思っていたのですが、コラムを見つけて読んでみると、大竹が右肩痛で殆ど投げられなかった根本的原因ともとれる内容を発見しました。とりあえずURLを貼ったのでご覧ください。http://www.baseball-lab.jp/column_detail/&blog_id=14&id=30http://www.baseball-lab.jp/column_detail/&blog_id=14&id=31 広島と千葉ロッテの二チームはまさに対照的な起用法だと思います。一方は黒田、ルイス、大竹(私としてはダグラスもこの過密起用に該当するのではないかと思います)と次々と故障が頻繁に発生して戦線離脱が多くなり、一方では大きな故障もなく、今も一線としてやれているのは紛れもなく、起用法の違いだと思われます。大竹の故障の原因はキャンプで270球を投げたからだと言われることが多いですが、間違いなくこの起用法だと思われます。 そして、今前田健太が酷使されようとしています。既に2010年に体の疲労で一度ローテーションを飛ばしています。確かに勝ちたい気持ちは分かります。日本では勝つためならというのを美徳としていますが、たった一瞬のため人生を棒に振る権利など首脳陣にもないはずです。何とかしてこの起用法を改めない限りでは広島の本当の意味での投壊現象は正常に戻らないのではないでしょうか。 話は逸れますが、日本では球数制限に関しては否定的でメジャーでは中四日で投げることを引き換えに100球で廻し、日本では120球あたりを投げることを引き換えに中六日で廻すのだから問題ない。といった風潮がありますが、これは大きな間違いであると思います。日本の場合はメジャーとは違って春季キャンプやオープン戦でも球数を制限せずに自由にやらせて体の状態がまだまだな時に100球以上投げて挙句の果てには300球を投げることもあり、球数を厳重に制限してオープン戦でも球数が一定に達すると打者との対戦中でも問答無用で交代するメジャーとは大きく異なります。即ち日本ではメジャーとは違い、春季キャンプの時点で既に開幕しているようなものです。そこから公式戦へと突入するのですからメジャーに比べると疲労度は相当なものだろうと思います。こういったことが、30中盤という比較的早い段階で球速が落ちる投手やキレを失い、短命で終わってしまう投手が目立つのだと思います。甲子園大会なども恐らくアメリカで紹介すると、考えられない酷使だと騒ぎたてるのではないかなと思います。こういった大会にもWBCと同じく、球数制限を設けるべきではないかなと思います。
2011.01.12
コメント(0)
不動のレギュラーである東出や石原らを考察しましたが、あまり芳しい評価ではなく、戸惑いを覚えている方もあられるかもしれません。また、考察をするために指標や数字を使って作成する日本ではあまり馴染みのないセイバーメトリクスを使って評価しています。しかし、数字を見てにわかに信じられない方や意味不明な指標を使って選手を表することなどは無意味だと言われる方もおられるかと思われます。なので、ここからはなぜこういった評価をするのか、私の意見や野球観などを分かっていただければ幸いです。 「なぜ数字を使うのか?」日本のプロ野球中継や選手特集で投手を紹介する時はよく「直球のキレが凄まじい」、クルーンの直球を「球速ほど苦にならない」などとよく評されています。しかし、それらは直球の紹介であり、それで選手の評価や年俸を決めるものではないと思います。例えば中里という直球のノビが凄いと言われていた投手がいますが、球速ほど苦にならないクルーンよりも良い選手だと評価する人は誰一人としていません。それはクルーンの方が結果を残しているからです。そう、どちらが上かを評するのは実力、即ち成績であり、数字なのです。守備でも同様で、「一歩目が速い」、「取ってから投げるまでの動作が速い」、「小回りが利く」、「肩が強い」、捕手では「送球動作が1.8秒」などと評価されています。しかし、それらはあくまでもアウトを取るまでの過程のものであり、実際に守備で評価をする場合には不適格ではないかと思います。寧ろ打撃は3割30本100打点など数字がはっきりと出ているにもかかわらず、なぜ守備は数字で評価しないのかの方が私には不思議でなりません。ましてやGG賞というものを記者で決めるなど論外だと思います。実際、二塁手の守備評価では最も足の運びが悪いなどの批判が多かったにもかかわらず、カスティーヨが一番高かったのです。主観と客観がいかに乖離しているかが分かるのではないかなと思います。また、打撃も打率、本塁打、打点だけでは本当に得点に貢献したのかが不透明だと思います。特に野球は共に9回まで交互に攻撃し、一番得点した合計値の高いチームが勝利となるのですから尚更結果の方が大事であり、得点に貢献することができたのかを評価するのがベストだと考えました。 また、主観的に見たら当たり前のことでも客観的に見たら決してそうではないということがあります。例えば日本の野球とメジャーでは得点圏にいる場面において、メジャーでは通常とさほど変わらないにもかかわらず、日本では打率が1割5分跳ね上がるそうです。これは前進守備をしているからであり、本来凡打であるにもかかわらず、安打にしてしまうことによる影響だと思われます。その影響もあり、メジャーでは滅多なことでは前進守備体形はとりません。しかし、日本の野球は未だに「ピンチの場面は前進守備」という思い込みが蔓延しています。他にも一塁に走者を置いた時点で、投手は走者を気にして打たれやすくするために走者がプレッシャーをかけることで打者を楽にさせると言われますが、実際打率はさほど変わらず、寧ろ走者が走るかもしれないという心理を打者に植え付けさせるだけでマイナスなのではないのかとさえ思います。また、「フライを上げるな」という指導がありますが、ゴロ、フライ、ライナーの中で最も得点を結び付けやすい打球はフライがライナーに次いで高く、ゴロは大体マイナスなのです。つまり、その指導は理にかなっていないということになります。また、以前にも書きましたが、犠打や犠飛も全く効果的な戦法ではないことがメジャーだけでなく、既に日本の野球でも証明されています。メジャーでは犠打をすることなど余程の接戦ではない限りありませんが、日本では初回からすることもあります。しかし、それらは確率を下げる非常に勿体ない戦法だと思います。日本ではまだまだこうした思い込みが多く、特に守備に関しては未だに主観的、昔ながらの慣習で進化が見られない印象を受けます。データ野球と言われている日本ですが、実はメジャーの方がデータを活用し、それを実行しているのです。それは野球を客観的に見ているからではないでしょうか。なので、私は「粘り強い」とか「嫌らしい」といった打撃の評価はせず、「一歩目が速い」、「強肩」などといった守備の評価もせず、指標から導き出した結果を重視し、あくまでも客観的に選手を見て評価していきたいと思います。 現在、メジャーから取り入れるものはもうないという風潮が日本のプロ野球では蔓延していますが、セイバーメトリクスこそが新たに取り入れるべきものではないでしょうか。そして、新しく日本なりにアレンジしたものを作成するべきなのではないでしょうか。
2011.01.11
コメント(0)
今日から本格的に仕事再開となりますので、書くのは大体この時間帯となります。それではFAせずに残留したこの選手を取り上げたいと思います。 「石原慶幸」背番号31 右投右打 捕手 2008年から本格的にレギュラー捕手として起用されている石原、規定打席には到達しませんでしたが、今年も正捕手として主に先発出場し、FAせずに1億円で残留を決意しました。それでは3年間の成績を記したいと思います。また、捕手なので盗塁阻止率も書きたいと思います。08年:.265 9本 50打点 80三振 23四死球 10犠打 6盗塁 .30209年:.206 10本 37打点 90三振 43四死球 11犠打 2盗塁 .28710年:.263 8本 41打点 81三振 32四死球 6犠打 4盗塁 .321盗塁阻止率;08年:.309、09年:.299、10年:.286 という成績を残していますが、正直言いますとかなり平凡な数字だという印象を持ち、レギュラー選手として破綻した部分がない一方、特別何かが優れているというものがないのも事実です。前回取り上げた東出は最近こそ陰りが見えますが、守備力がブラウン監督を振り向かせ、打撃も開眼してレギュラーを獲りましたが、石原にはこれがあるからレギュラーが獲れたというものが見当たりません。では、日本のプロ野球では現れない数字が石原を支えているのかを検証してみたいと思います。しかし、BRという指標は-12、-14、-10と安定的に二桁を記録しており、出塁率や長打率、共に高いとは言えない数字なので得点に貢献できているとは言えません。また、打撃も三振を100近く記録しており、四死球も少ないところや打撃成績が一向に向上しないところはベテラン捕手でありながら捕手らしく配球を読む打撃をしておらず、学習能力の低さを感じさせます。守備評価は-1.7、0.1、0.4と特別守備が良いと言うわけでもなく、盗塁阻止率もぼちぼちと特別優れている数字はありませんでした。恐らく特別優れているわけではなく、広島の捕手事情が大きく影響しているのではないでしょうか。倉は既に30中盤に差し掛かっていたことや当時は会沢がまだ二軍でも本格的に出場していなかったことが大きく左右したものだと思われます。しかし、今は会沢が頭角を現しており、石原をレギュラーで起用する必要性は低下しています。そんな状況下で平凡な成績の石原に大して1億円を支払ったところは、やはり球団の資産運用は下手だと言わざるを得ません(実際細川も動いたのは横浜くらいであり、横浜には失礼ですが、森本のような変わり種の選手でない限り、弱小球団に行こうという選手はいなかったと思い、FAになってももう少し安くまとめられたはずでは)。FAせずに残留した石原ですが、今年はレギュラー出場が保証された立場ではないのではないかと思われます。【送料無料】広島東洋カープ60年史価格:1,200円(税込、送料別)
2011.01.11
コメント(0)
「新外国人選手の予測」 新外国人選手には法則があるのか、今回は3Aの成績と日本で残した成績を書いていきたいと思います。シーツ 3A:.294 14本 69打点 実際:.313 25本 75打点ラロッカ 3A:.290 10本 68打点 実際:.328 40本101打点シーボル 3A:.300 32本105打点 実際:.273 15本 53打点マクレーン 3A:.300 29本108打点 実際:.244 18本 52打点フィリップス3A:.315 5本 22打点 実際:.265 15本 50打点ヒューバー 3A:.273 22本 76打点 実際:.220 7本 17打点フィオ 3A:.312 12本 67打点 実際:.246 2本 15打点 とまあバラバラで法則性は一見ないように見えるかもしれませんが、実はないように見えてあります。それは3Aで本塁打をあまり打っておらず、打率が高い選手が日本で活躍する可能性が高いということです。シーツやラロッカは共に3Aで.290打っており、日本でもそれぞれ.300を打つなど打率を2分上昇させていること、本塁打もほぼ10本増やしていることが分かります(ラロッカは一年目こそ40本打ちましたが、後年ではフル出場したとしたら大体25本前後)。また、フィリップスも3A日本共に出場試合こそ少ないですが、140試合出場したとすると3Aは17本塁打72打点という成績であり、日本では28本塁打83打点という成績なので二人に合致しています。 次に微妙だった選手という位置づけはシーボルとマクレーンの二人、こちらは3Aで共に30本前後打つスラッガーですが、打率を5分前後下降させて本塁打も10後半に減り、打点も50という成績になります。 最後に外れという位置づけはヒューバー、フィオの二人です。興味深いのは両者共に5分落ちていることと、打点も10後半に低迷することに挙げられます。まあ外れという時点で一軍登録から外れるので出場機会が少なくなるのでしょう。 最後にどの外国人選手が活躍するのかという話ですが、このデータを見た限りではシーツ、ラロッカ、フィリップス、フィオらのような中距離打者が活躍する可能性が最も高いのではないかなと思います。 しかしながら外国人選手はどう転ぶか分からないので活躍、ぼちぼち、外れという三段階で上記の法則と照らし合わせて予測を立てる方がベストではないかなと思います。では、最後にトレーシーの成績を記して終わりたいと思います。ちなみにトレーシーの成績は40試合の出場ながら.365、11本36打点なので、日本の試合数で換算すると36本138打点となり、どちらかと言うとマクレーン、シーボルタイプの選手だと推定します。なので、日本では.315、11本69打点といったところではないでしょうか。
2011.01.10
コメント(0)
今日は祝日ということで仕事は休みです。今回からは今いる選手の紹介をしていきたいと思います。 「東出輝裕」背番号2 右投左打 二塁手 ご存じ広島のリードオフマンで、内野のリーダー的存在?の選手です。それでは成績を書きたいと思います。08年:.310 0本 31打点 26四死球 24犠打 63三振 13盗塁 .34109年:.294 0本 26打点 45四死球 19犠打 39三振 14盗塁 .34510年:.267 1本 40打点 27四死球 10犠打 55三振 10盗塁 .307 と、年々打率が下降していることがはっきりと分かり、四死球と三振の数を見る限りではそこまで選球眼が優れている選手ではないことが分かります。恐らくその選球眼が優れていない点が打率の割に出塁率が伸びない原因でしょう。また、長打も本塁打はともかく、二塁打や三塁打自体あまり多くない選手であり、盗塁も10前半しかしないので、リードオフマンとしての技量にはかなり疑問符がつく成績です。実際、BRという打者の得点貢献度を計る指標がありますが、毎年東出はマイナスを記録しており、得点への貢献度が低いことが分かります。ただ、犠打などつなぎ役としての貢献を考えるべきという声もあるかと思いますが、実は犠打という戦法は日本でもアメリカでもあまり役立たないということが数字で既に証明されているので私の中では参考材料には入りません(ちなみに犠飛は日本でのみマイナス戦法だそうです)。 次に守備ですが、2008年まで守備得点でプラスを記録し、毎年1位を記録しているほどの名手でしたが、2009年からは毎年マイナスを記録しており、年齢の影響か守備に陰りが見え始めています。元々肩が強い選手ではないので併殺の数自体も少なく、最近の守備得点を加味すると守備での貢献もできているとは言い難いです。 つまり数字で判断すると打撃では得点に貢献できていない上に守備でも足を引っ張っているということになり、正直レギュラーで起用する価値のある選手だとはどうしても思えません。しかし、逆に言えばこういう選手がスタメンで不動のレギュラーとして起用されていること自体に低迷する根本的原因が潜んでいるのかもしれません。 しかし、今年は小窪だけでなく、木村という新たな対抗馬が現れたことで東出の尻に火がついて状態となっています。現状維持を目指すのではなく、もっと上を目指してほしいと思います。今のままでは5年も経たないうちにレギュラーを奪われていることかと思います。合計¥2400以上送料無料!広島カープ公式 プロ野球ティッシュ【合計¥2400以上送料無料!】価格:298円(税込、送料別)
2011.01.10
コメント(0)
「ドラフト成功率を考える」 ドラフト指名選手紹介が終わり、感想も終わりました。余った時間を使って今いる広島のスカウトの中でどの地区が一番選手が大成し、チームに貢献できているのかを検証してみました。東北地区:近藤スカウト関東地区:備前スカウト(2002年退団)、苑田現スカウト部長、尾形スカウト(新任)中部地区:渡辺スカウト(故人) ※2005年までで、翌年からは信越と東海に区分け北陸地区:高山スカウト東海地区:松本スカウト ※2006年から就任関西地区:宮本スカウト、鞘師新スカウト(今年から就任)中国四国:白武スカウト九州地区:村上スカウト(2005年まで)、田村スカウト(2006年から?)以上が広島のスカウト陣営になります。以前までは正直少なすぎると思われても仕方ない程人数不足でしたが、最近になって北陸、東海に分かれたようです。それではデータを書いていきたいと思います(1998~2008年までで、2008年は高卒選手を除外します)。東北地区: 5選手指名 うち2選手が大成(栗原、石原)関東地区:31選手指名 うち16選手が大成(新井、永川、梅津、廣瀬など)、微妙(河内、木村一喜、小松、尾形の5名)中部地区:12選手指名 うち5選手が大成(東出、斉藤、大島、天谷、林)北陸地区:なし東海地区: 4選手指名 うち0選手が大成 微妙(宮崎、上野、青木高、中東)関西地区: 8選手指名 うち2選手が大成(前田、倉)中国四国: 6選手指名 うち0選手が大成 微妙(天野)、(佐竹)九州地区:11選手指名 うち0選手が大成 微妙(末永、井生)となります。 ぶっちぎりなのは関東地区で、まあ大卒・社会人出身の選手が多く、成功確率が高いのは当然のことなのかもしれません。逆に九州地区を主に担当してきた村上スカウトは敏腕スカウトと言われて緒方、前田を指名した実績の影響か高卒選手の指名が多いにもかかわらず、誰一人として大成していません。正直村上スカウトに眼力は残念ながらなかったと言わざるを得ないかなと思います。それとは正反対なことに高卒選手が比較的大成しているのが北陸(当時は中部で一括)地区で、渡辺スカウトが担当していた地区です。渡辺スカウトが亡くなったのは大きな痛手かもしれません。 しかし、これを見て思うのは高卒選手よりも大学・社会人の名前が多いことや微妙と位置付けられている選手は大体地方の大学・社会人出身の選手であること、大成となっている選手は高卒選手や関東地区の大学生であるということです。なのでドラフト戦略の基本は「関東地区の大学生を上位候補」とし、「北陸や関西出身の高卒選手を中下位指名」がスタンスなのかもしれません。また、東海地区から新たに指名されている選手が増えています。まだ結果は分かりませんが、どのような経過をたどるのか注目していきたいと思います。
2011.01.09
コメント(0)
全63件 (63件中 1-50件目)