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うし４８
私のブログへようこそ このブログは広島カープ関連の記事を書くブログです。 尚、記事にはデータやＳＭＲを用いることがあり、 淡々としたブログですのでご注意ください。
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2015.03.14
カテゴリ： 広島東洋カープ
『中村恭平』
それでは引き続き、各投手らを一人一人見ていきたいと思います。
第１０回目の今回は２０１０年の２巡目で入団した背番号２２の中村恭平です。
今回取り上げる中村恭平は『batted ballシリーズ』では紹介しなかった投手なので、他の投手に比べて若干長くなっておりますので、ご了承ください。
※ 一部のデータは『データで楽しむプロ野球』様や「プロ野球 ヌルデータ置き場』様、『プロ野球機構』様のサイトから引用させていただいています。
「投球スタイル」
中村の投球構成は何と直球（最速１５２キロ）とスライダーで９割を占めている（直球が６割程、スライダーが３割程を占めている）など少し先発投手とは思えない非常に単調な投球スタイルとなっており、典型的なパワーピッチです。
他にはカーブやフォークを使っていますが、それぞれ４％と３．７％程とかなり割合が少ないです。
これだけのパワーピッチなのですからさぞかしパワー型のＦＢ投手なのかと想像される方もおられるかと思われますが、２０１３年に先発投手として投げていたbatted ballはこのような結果（リリーフ投手の統計は当時していませんでしたので詳細は分かりませんでしたが、リリーフとして１試合のみの登板だったのでさほど変わらないと思われます）います。
ＧＢ％は暫定ですが ６０．４％ と何と５割を大きく越える数字を記録しているなどかなりのground ball投手であり、何故直球とスライダーだけでここまでＧＢを打たせられるのかは全くの謎です。
相手が勝手にＧＢを打っている印象であり、実はこの傾向は一年目から続いており、もしかすると天性のground ballerなのかもしれません。
「特長面」
まず何と言ってもＧＢ％の高さ、ＧＢ投手として名前の挙がるバリントンや大竹、野村らと比べても全く遜色がないどころか寧ろ上回る程の高さを記録しており、この年の中村の被安打率が異常に低く（何と ．２４０ ）抑えられている理由はこのＧＢ％の高さと当時の広島内野陣の守備範囲（二塁は菊池、三塁は主に堂林が守っていました）にあるのではないかと思われます。
「課題面」
言うまでもなく制球難、中村の場合は制球難の領域を越えてノーコン投手と言った方が妥当で、２０１３年の与四死球率は６．５４ととてつもなく悪い数字となっており、このノーコンぶりは今でも殆ど改善されておらず、大きな影を落としています。
また、もう一つ課題として挙がるのは長打を打たれやすい点、被ＩＳＯＰは．１５１と大瀬良と同じぐらいの高さを記録しており、ましてやＧＢ投手なのにこの数字は信じ難いところです。
他には投球スタイルが単調なだけに、その辺りも改善したいところです。
「総合」
今も制球難のを克服しようとしているそうですが、個人的には５年も制球難を矯正する取り組みをしながらも改善できないのならば、もう克服は難しいのではないかと思われます。
いっそのこと発想を転換してＧＢ投手の利点を活かし、如何にその制球難を誤魔化しながら投げていくかを考えた方が良いのではないかと思われます。
そう考えると、かつて広島に所属したバリントンやデイビーらのような投手を目指すべきなのではないでしょうか。
その分野の日本における究極の投手像が黒田であり、タイプ的に考えてみても最も黒田から学ぶべき投手ではないかと思われます。
まずはツーシームやカットボール辺りのボールを習得して早めに打者を打たせることが必要ではないでしょうか。
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それでは引き続き、各投手らを一人一人見ていきたいと思います。
第１０回目の今回は２０１０年の２巡目で入団した背番号２２の中村恭平です。
今回取り上げる中村恭平は『batted ballシリーズ』では紹介しなかった投手なので、他の投手に比べて若干長くなっておりますので、ご了承ください。
※ 一部のデータは『データで楽しむプロ野球』様や「プロ野球 ヌルデータ置き場』様、『プロ野球機構』様のサイトから引用させていただいています。
「投球スタイル」
中村の投球構成は何と直球（最速１５２キロ）とスライダーで９割を占めている（直球が６割程、スライダーが３割程を占めている）など少し先発投手とは思えない非常に単調な投球スタイルとなっており、典型的なパワーピッチです。
他にはカーブやフォークを使っていますが、それぞれ４％と３．７％程とかなり割合が少ないです。
これだけのパワーピッチなのですからさぞかしパワー型のＦＢ投手なのかと想像される方もおられるかと思われますが、２０１３年に先発投手として投げていたbatted ballはこのような結果（リリーフ投手の統計は当時していませんでしたので詳細は分かりませんでしたが、リリーフとして１試合のみの登板だったのでさほど変わらないと思われます）います。
ＧＢ％は暫定ですが ６０．４％ と何と５割を大きく越える数字を記録しているなどかなりのground ball投手であり、何故直球とスライダーだけでここまでＧＢを打たせられるのかは全くの謎です。
相手が勝手にＧＢを打っている印象であり、実はこの傾向は一年目から続いており、もしかすると天性のground ballerなのかもしれません。
「特長面」
まず何と言ってもＧＢ％の高さ、ＧＢ投手として名前の挙がるバリントンや大竹、野村らと比べても全く遜色がないどころか寧ろ上回る程の高さを記録しており、この年の中村の被安打率が異常に低く（何と ．２４０ ）抑えられている理由はこのＧＢ％の高さと当時の広島内野陣の守備範囲（二塁は菊池、三塁は主に堂林が守っていました）にあるのではないかと思われます。
「課題面」
言うまでもなく制球難、中村の場合は制球難の領域を越えてノーコン投手と言った方が妥当で、２０１３年の与四死球率は６．５４ととてつもなく悪い数字となっており、このノーコンぶりは今でも殆ど改善されておらず、大きな影を落としています。
また、もう一つ課題として挙がるのは長打を打たれやすい点、被ＩＳＯＰは．１５１と大瀬良と同じぐらいの高さを記録しており、ましてやＧＢ投手なのにこの数字は信じ難いところです。
他には投球スタイルが単調なだけに、その辺りも改善したいところです。
「総合」
今も制球難のを克服しようとしているそうですが、個人的には５年も制球難を矯正する取り組みをしながらも改善できないのならば、もう克服は難しいのではないかと思われます。
いっそのこと発想を転換してＧＢ投手の利点を活かし、如何にその制球難を誤魔化しながら投げていくかを考えた方が良いのではないかと思われます。
そう考えると、かつて広島に所属したバリントンやデイビーらのような投手を目指すべきなのではないでしょうか。
その分野の日本における究極の投手像が黒田であり、タイプ的に考えてみても最も黒田から学ぶべき投手ではないかと思われます。
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