広島カープ考察

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2015.12.30
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カテゴリ: 広島東洋カープ
 『有力選手不毛地帯時代と開拓時代』

 今回は各地区担当スカウトが指名した選手はどれほどの貢献を果たしているのかをチェックしていきたいと思います。
時期は1999年~昨年の2014年のドラフト会議で指名された選手に区切りたいと思います。
ちなみにポイントは勝手な独断で、ドラフト指名選手の評価基準であるS~Dを数字に置き換えたもの(5~1)としたいと思いますが、全く貢献していない選手は当然0ポイントとし、更に上位指名でありながら1ポイントの獲得もない場合は指名順位に相当したマイナスポイントをつけてみたいと思います。

 『99年ドラフト』

・ドラフト4巡目 末永真史 通算6ポイント  選手生活13年間 平均 0.46ポイント

 村上元スカウトが隠し玉として「緒方、前田の二人を彷彿させる」と絶賛するなど注目していた三拍子揃った外野手として4巡目で指名されました。
しかし、三拍子揃っているというよりは三拍子まとまったタイプとの印象で、個人的には当時在籍していた森笠を更に一段階スケールダウンしたような選手という印象でした。
あまり特徴らしい特徴がなく、打撃も天才と言われていましたが、実際ミート力や選球眼、長打力など客観的な指標で見てもさほど優れた選手というわけでもなかったので、主に控え選手としてのキャリアを過ごしました。


 『00年ドラフト』

・ドラフト1巡目 横松寿一  通算-3ポイント 選手生活 4年間 平均-1.25ポイント

 私が広島ファンになって以降、史上最悪の出来となったドラフトの1巡目指名選手です。
2年目にファームで河内と共に先発投手として頭角を現すも2003年以降は右ひじの故障で殆ど投げることなく、2004年にあっさりと戦力外通告を受けました。

・ドラフト4巡目 甲斐雅一  通算 0ポイント 選手生活 8年間 平均-0.13ポイント

 村上スカウトが内川と共に注目していた強肩強打を売りとする三拍子揃った大型遊撃手として入団、1年目から英才教育を受けたもののあまり特徴らしい特徴はなく、一軍には中々呼ばれることはありませんでした。
それでも二軍では着実に成績を向上させていき、守備面でも遊撃以外にも一塁、二塁、三塁と内野ならばどこでも守れるユーティリティー性を持ち、打撃でも2005年と2006年はハイアベレージを残したのですが、それと同時に右膝靭帯部分断裂の故障をしてしまったのが痛かったでしょうか。
あの時、故障してなければ同じくあまり特徴はないものの巧打ぶりを発揮して控えながら貴重な戦力となっている小窪のような選手生活を送れたかも?しれません。

・ドラフト6巡目 石橋尚登  通算 0ポイント 選手生活 7年間 平均 0.00ポイント

 三拍子揃った大型内野手として入団、しかし実際は三拍子中途半端であっさりと解雇されてしまい、その後は阪神や西武に移籍するもそちらでも出番はありませんでした。
この時期に指名されている選手らは皆入団当時は三拍子揃った選手という触れ込みではありますが、蓋を開けてみると特徴がないまとまったタイプの選手ばかりだったということが多かった印象です。



・ドラフト5巡目 山本翔   通算 0ポイント 選手生活 9年間 平均 0.00ポイント

 強肩強打の大型捕手という触れ込みで入団するも二軍で一度見ましたがワンバウンド送球しているなどどこが強肩なのだろうと思ってしまった記憶があります。
二軍でもあまり出場機会はなく、よく9年も続けられたなというのが正直な感想です。
ちなみに現在、広島経済大学の監督を務めているそうです。

 『04年ドラフト』



 制球に課題を残し、荒削りながらも素材は抜群な大型左腕という典型的な獲ってはいけないタイプの投手、しかも持ち球は直球とカーブしかないという触れ込みで入団するなど正直大成しないだろうなと思ってしまいました。
ちなみに河内さんのような左投手になりたいと言ったことで多少有名になりました。

 『07年ドラフト』

・ドラフト1巡目 安部友裕  通算 2ポイント 選手生活 8年間 平均 0.25ポイント

 俊足巧打の大型遊撃手として入団、しかしながら快足ぶりは見せるも打撃や守備面で精彩を欠き、中々チャンスを掴めないままの状態を過ごしていましたが、2012年頃から徐々に出場機会を得始めました。
それでもまともな成績らしい成績は残せておらず、今年は序盤こそ活躍を見せましたが、結局二軍に降格してしまうなど定着しきれていません。
しかしながらRFでは三塁守備には定評を見せており、課題だった守備でアピールできるか。

・ドラフト4巡目 松山竜平  通算12ポイント 選手生活 8年間 平均 1.50ポイント

 数々の打撃部門のタイトルを引っ提げて入団した強打者、一年目から二軍で4番に定着するなど順調な滑り出しを見せるも途中伸び悩んでしまいます。
それでも2011年に出場機会を掴むと、2013年には主に対右投手時の5番打者として活躍し、.282、10本塁打の記録を残します。
翌年は故障で離脱するも後半戦から復帰して打棒が爆発、.318、7本塁打でOPSは.815を記録するなどキャリアハイの成績を残しました。
今年は.277、7本塁打を記録してOPSは.795と広島の中では丸に次ぐ頼れる存在となっています。
課題の選球眼にも確かな成長を感じさせ、対左でも打てるようになっているのですから何故固定しないのか不思議な限りです。
正直言って新井やエルドレッドよりも打撃力は明らかに上なはずですが・・・、現時点での平均ポイントこそ少ないですがこれから着実に伸ばしていってくれるでしょう。

 『09年ドラフト』

・ドラフト1巡目 今村猛   通算13ポイント 選手生活 6年間 平均 2.17ポイント

 西武の菊池と並ぶ超高校級右腕として入団、2年目からリリーフとして活躍するなどセットアップとして頭角を現すと、3年目はセットアップとして防御率1点台を記録するなど大活躍を見せました。
しかしながらこの年は違反球、水準通りに戻った翌年からは長打を打たれる割合が急増、4年目こそまずまずの成績を残すもそれ以降は完全に伸び悩んでしまっています。
今のところ早い段階で頭角を現したので平均ポイントも高いですが、このままだとじり貧です。

 『10年ドラフト』

・ドラフト6巡目 中崎翔太  通算 9ポイント 選手生活 5年間 平均 1.80ポイント

 145キロの直球を操る正統派右腕として入団、1年目は体作りと並行しながら徐々に登板機会を増やしていき、一軍での登板機会も増やし始めると、2014年には後半から戸田と共にリリーフ投手として登板を積み重ね、そして今年はクローザーとして見事な活躍を収めました。
序盤は打ちこまれるなどボロボロでしたが、徐々に直球が凄みを増し、更にゴロを打たせるなど確かな安定感を見せるようになりました。
疲労さえ残っていなければこれからもクローザーとして活躍できる・・・と思うのですが、正直データを見た印象では先発の方が向いているような気が・・・。

 『11年ドラフト』

・ドラフト3巡目 戸田隆矢  通算 6ポイント 選手生活 4年間 平均 1.50ポイント

 オーソドックスなフォームから148キロを投げる正統派左腕として入団、中崎同様に1年目から体作りと並行して徐々に登板機会を増やしていき、2014年には中崎と共にリリーフとして貢献しました。
今年は開幕一軍を逃しましたが一軍でリリーフとして登板、しかしながら昨年に比べて大きな成長があまり見られず、中崎に水を空けられた格好となりました。

 『13年ドラフト』

・ドラフト1巡目 大瀬良大地 通算10ポイント 選手生活 2年間 平均 5.00ポイント

 最速153キロの直球にカットボールが売りのゴールデンルーキー、3球団競合の末に見続けてきた田村スカウト自らが当たりくじを引いた劇的な展開となりました。
1年目から先発として苦しみながら二桁勝利を記録して規定投球回にも到達して新人王受賞、今年はセットアッパーとして見事な活躍を見せました。
個人的にはリリーフタイプのように感じますが、来年からは先発に復帰予定とのことです。

 以上が九州地区の結果となっています。
2005年までが村上孝雄スカウトが務め、それ以降は主に田村スカウトが担当しています(金城までが村上スカウト)が、村上スカウトが推薦した選手は正直申し上げて誰一人まともな活躍ができずに去り、逆に田村スカウトが推薦した選手はほぼ主力として活躍を見せるなどものの見事に両極端な結果となっています。
また、ここには記載されていませんが、その1年前の1998年のドラフトでは井生崇光に加えて矢野修平や酒井大輔と3人も指名されていますが、いずれも大した成績は残せていません。

 村上スカウトはかつて北別府氏や現在監督を務める緒方、前田智徳氏らを発掘するなど眼力のあるスカウトとして有名だった実績もあり、あまり大きくない地区エリアで数多くの選手をチームに引き入れてきましたが結果としては大失敗に終わりました。
また、スカウト部長を務めて以降の全体のドラフト指名選手の結果を見てもあまり好成績を残したと言える選手が少なく(指名の決定権はオーナーやスカウト部長がするものらしいです)、広島の長年にわたる低迷の一端を間違いなく担ってしまったと見て良いのではないでしょうか。

 それとは裏腹に田村スカウトが推薦してきた選手は着実にモノになっており、これからも素質ある選手を引き入れてほしいところですね。
そういえば2年程九州からの指名選手がないですね・・・(逆に東海地区からの指名が増えました)。
そろそろ来年辺りにスカウトになりたての末永氏と共に良い選手を発掘してきてほしいところです。






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最終更新日  2015.12.30 17:27:39
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