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翔んで埼玉タイトルは、魔夜峰央さん原作、映画「翔んで埼玉」第1期で二階堂ふみさんが発せられた名台詞からです。映画自体は、この年末に続編となる「翔んで埼玉~琵琶湖より愛をこめて~」が公開されたばかりなので、詳細はここでは割愛します。そろそろ上映終了だと思われます。本当なら11月の公開に合わせて、この記事も作成したかったんですが、時流に乗り遅れてしまいました。魔夜峰央さんについては、もともとパタリロファンなので、「翔んで埼玉」も2015年に宝島社から出た新装版を購入しています。(いや、komenuma嫁が狛江のコンビニあたりで買ってきたんだったかもしれません。彼女もヲタなので)あ、第1期の映画の方で「執事なんかやってるんだから、狛江か町田の出身でしょ」と言わしめたあの狛江市民でした。この映画に対する埼玉県民の皆さんの大人の反応は素晴らしく、知事は「悪名は無名に勝る」とコメント、春日部市のスーパーなどでは「そこら辺の草天丼」という、シソやケールなどの「そこらへんの草」とナスや人参を組み合わせた商品開発までしています。そんな、「そこらへんの草」である、米を買ってみました。そこらへんの米以前書いたことがありますが、komenumaが好きな楽天市場ページに「弁次郎商店」という、埼玉県川越市の、玄米を売りにしたお米屋さんのページがあります。店主の売り口上が好きなのですが、ここだけの話を結構書いてあって、なかなか勉強になります。・埼玉米は、農地周辺の都市化が進んでいる分農薬が使えない。その結果、東北地方の米よりも農薬使用量が少なくなる(これは、「彩のきずな」の公式ページでも同じことを言ってるんで本当なんでしょう)・このあたり(川越市のこと)では未検査米が多くて、農協で検査している光景を見ると珍しく感じるくらい。・彩のきずな、彩のかがやき、彩のみのり、あさひの夢、とねのめぐみなどの多収量品種をひとまとめにして、「埼玉3類」という。・埼玉米は、常温だと梅雨を境に味が落ちる。・ミルキークイーンは、低温倉庫で1年寝かせたほうが熟成されて食味が上がる。などなど、面白いというか、ニヤリとしてしまうような情報をいろいろと教えてくれます。川越市のふるさと納税返礼品を見ていても、同じようなブレンド米が出されていて、「んっ?」と思ったんですが、もともと銘柄も厳密に気にしていない集荷方法ってことなんでしょうね。なお、埼玉県の品種別生産量は下図の通りです。出典:埼玉県ホームページhttps://www.pref.saitama.lg.jp/a0904/komemugidaizu/kome.html出典元のページによると、昭和50年代には8割が「日本晴」だった埼玉のコメの品種は、縞葉枯病に強い「むさしこがね」に代替、その後平成に入ると「コシヒカリ」「キヌヒカリ」「朝の光」「あかね空」「ゆめみのり」が作付けされてきたとのこと。過去には100種類の品種が作付けされているとも言われていたものを、現在は「コシヒカリ」「彩のかがやき」「彩のきずな」の3種類に集約を図っている最中とのことです。で、店長さんがその埼玉3類に、「そのへんの米」と書いて売るということだったので買ってみました。川越市と川島町の農家が作ったお米ということです。店長さんの口上↓にあった、「そのへんの米」という文字は、上の写真の右側、ごはんの絵の横に小さくあります。「埼玉3類」の特徴前述の通り様々な多収量品種の総称のようなので、特徴という書き方はしにくいです。各品種については、そのうち品種ごとに戴いてみて、食味を含めて記事にしたいとなると思います。めちゃくちゃ気の長い話ですが、5年くらいかけて。(ブログ続くのか?俺、生きてるのか?)・彩のかがやき埼玉県農林総合研究センターで、平成14年に誕生した埼玉米の主力品種。「いもち病」「縞葉枯病」「ツマグロヨコバイ」等への抵抗性があり、埼玉の懸案だった減農薬栽培を可能にした品種です。晩生種になります。昔住んでいた鶴見の家の近所のお米屋さんで、新米の時期に2度くらい遭遇したことがあります(ここは、普段は埼玉県産キヌヒカリを最安米として扱っていました)。県ではコシヒカリと同等の食味と言っていますが、もっとさっぱりした印象でした。・彩のきずな日本で一番暑い熊谷市やその周辺部を擁する埼玉では、今年日本中で発生した高温によるコメの白濁化や品質低下が、平成20年頃より先駆けて課題になっており、対応のために埼玉県農林総合研究センターで、平成26年に誕生した品種です。早生種で、高温耐性と病害虫への抵抗力の両立が特徴です。・彩のみのり冬季に麦を栽培した後に栽培する中生品種は、埼玉の場合には「朝の光」「あかね空」がありましたが、どちらも食味がイマイチだということで、「彩のきずな」と「彩のかがやき」の間に収穫できる良食味品種として開発されましたが、あまり見かけません。埼玉では中生種として、昨年まで試験栽培していた「えみほころ」の全県栽培が今年から始まるようなので、今後どうなるんでしょうか。(えみほころ、10kgで良ければBASEで売り手を見つけました。量が多いので、私は諦めます)・あさひの夢埼玉県よりも、北隣の栃木県や群馬県でよく栽培されている日本晴系統の品種です。開発は愛知県総合農業試験場です。「ごはん彩々」さんに、開発のストーリーが掲載されているのでリンクしておきます。・とねのめぐみ農薬や種子などを扱うアメリカ企業モンサント(現在は独バイエル社が買収)の日本資本、「日本モンサント」が開発した民間品種です。モンサントは、遺伝子組み換え種子の販売をしていることから、平成17年にこの品種が出てきた時には遺伝子組み換え米かと誤解した反応も多かったようです。日本モンサントの育種拠点は茨城県河内町にあったことから、現在は同町にある3セク「ふるさとかわち」が権利を持っています。この品種は、茨城県稲敷市と千葉県成田市がふるさと納税で扱ってるので、今年中に食べてみようと思っています。komenumaの細かい考え方等は、その時にでも。それでは、開封してみます。段ボールにクラフト袋が入っている形式で送られてきました。店舗の宣伝などが入っているかと思いましたが特にそういうものはありません。材料玄米は、「埼玉県産 彩のかがやき きずな その他」となっています。複数原料であることはこれで明記している訳ですが、特に「複数原料米」とは書かれていませんでした。裏面は白紙です。精米はこんな感じですちょっと白さが目立ちますが、灼熱王国埼玉の令和5年産だと考えると、このくらいかと思います。一粒ずつの特徴がどれも同じことから、ブレンド米ではなく単一銘柄の未検査米なんでしょう。「彩のきずな」なのか、「彩のかがやき」なのか、それ以外の銘柄なのか、どれでしょうね。それでは、いただきます。口にした際には、バランス系よりややあっさりめ、硬さはやや固めな感じでした。(彩のきずな、の言われている特徴に近そうですが、未食のため判断できません。)そこまでは良かったのですが、飲み込む際にやや青臭さ(玄米の匂い)があるな、というのが特徴でした。品種の特徴なのか、精米が理由なのか、気になるほどではないので、そのままいただきます。前日、ピラフ化した際にはまったく気づかなかったのですが。komenuma嫁のレビューは、「表面に、滑らかさがなく感じる。要するにバサッとした感じ。味は、明確に覚えているが、5年前に食べた彩のかがやきではないと思われる」とのことでした。ごちそうさまでした購入希望の方は【累計発送ナンバー1位】無洗米!ご近所お得さではダントツ1位 小江戸玄米 玄米5kg→精米→無洗米加工価格:2,780円(税込、送料別) (2024/1/22時点)楽天で購入埼玉県川島町ってこんなところ(もう一つ、映像作品の話)(小江戸蔵の町川越市については、私がここで書かなくても、多くの情報があるので省略しちゃいます)このお米を買おうとした動機の一つに、「ご近所川越市と川島町の兼業率100%農家が育てた作物」という商品説明がありました。実は、川島町という町に思い当たりがあります。2019年から放映されているtvkやテレ玉、BS12や地方局などが政策委員会形式で作ったドラマ・映画に「美味しい給食」という作品があります。市原隼人さん扮する学校給食が大好きで中学校教師になった甘利田明先生と、給食大好きな1人の生徒の間で繰り広げられる、「給食を美味しく食べるバトル」の様子を描いたコミカルなドラマです。舞台は1980年代の中学校。生徒が給食前に校歌(「モグモグ食べよう、豊かな食育♫」などという謎歌詞です)を歌い、甘利田先生はテンションMAXで踊り出したいのを必死でこらえてます。この秋、Season3の放映があったのですが、同時にtvkでSeason1の再放送がありました。Season3は函館市が舞台でしたが、Season1.2は架空の街、常節市と黍名子市が舞台でした。撮影協力したのが川島町で、常節中学校のシーンは川島町立の廃校になった小学校で撮影しています。「神野くん(生徒側主人公。服を汚して豪快にソフト麺を食べるために、わざわざ体操服に着替える子)が見て、通学していたあの田園風景のお米なら欲しいな」というのが購入動機の一つでした。川島町は、埼玉県のほぼど真ん中、川越の北、桶川の西にある小さな町です。荒川と入間川という大きな川の合流点にある立地で、西側にはさらに入間川支流の都幾川、北に市野川とまさに「川に囲まれた島」という感じの環境です。いわゆる、「輪中」になります。輪中というと、三重県と愛知県の県境付近付近が最も有名ですが、こちらも当てはまるようです。主要産業は都内からの距離にも関わらず農業なのも、そのようなあまりにも水に恵まれた自然環境が理由としてあるのかもしれません。工業系では本田技研工業が進出していることから、ホンダエアポートがあります。埼玉、千葉、神奈川、東京と南関東のお米は1つずつ紹介しました。あとは北関東3県ですね。
2024.01.27
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新しいポイントミッションが始まったみたいですね。楽天ブログ内で、「1日15記事以上の記事を読んで、いいね」をすれば1ポイント貰えるという。「いいね!」を貰えることは、書き手にしてみれば確実に励みになります。運営側にしても、隣のブログへの訪問者を増やすことで、楽天ブログ全体の活性化を図りたいんだろうという意図も良くわかります。が。。。これ、実際にやってみましたが設定が厳しすぎないですか?楽天ブログだけ、1日で15記事も回るというのはそれだけで結構大変ですよ。かつてのブログがもっとコミュニケーションツールの中心だった時代(私も、15年前にseesaaで全く別分野のブログを持ってました)なら何とかなったかもしれませんが、wordpress全盛で動画が主体のこの時代に楽天ブログを15回るというのは、平日にはまずできないなと思った次第です。休日に余裕があればやりますし、「励みになる」と思っているのは本当なので1日15回は無理でも、偶然楽天ブログにあたったらポチりますけどね。北海道米の2連続紹介ふるさと納税ポータルの使い方についてまとめた12/16の記事で注文した、北海道石狩市・札幌市産の「ななつぼし」になります。これを注文した時点では、前回紹介した「ゆめぴりか」を買う予定はありませんでした。なので、想定していなかった「北海道米2連続」という紹介の仕方になります。いつの間にかJAが合併今回注文した「JAさっぽろ 新鮮市場とれのさと ななつぼし」は、ふるさと納税の返礼品としてはかなり安い部類に入るもので、寄付額は無洗米が7000円、普通精米だと6000円です。「とれのさと」は、北海道石狩市にある直売施設の名前です。これが、昨年9月まではそれぞれ6000円、5000円とさらに安かったことから、早い時期から目を付けていました。当時は、「JAいしかり 新鮮市場とれのさと」だったのですが、いざ申し込んでみようとするると「JAさっぽろ」になっています。??、と思いながら調べてみると、2023年10月1日付で合併したようです。JAいしかりのホームページは、2023年末に見た際にはJAさっぽろが継承していましたが、どうやら2024年初頭にクローズされたようです。ふるさとチョイスの普通精米の方には、「【重要なご案内】こちらの御礼品は、今後パッケージやお米の産地ついて、一部内容が変更になる可能性があります。(ななつぼしというお米の銘柄に変更はございません。)ご了承の上、お申し込みをお願い致します。」という書き込みがありましたが、これが理由のようです。ななつぼしの特徴北海道米の印象として、特徴のある「ゆめぴりか」の方が知名度が高い気もしますが、実は生産量はななつぼしの方が倍近くとなっています(下表)。「ほど良い甘みと粘りがあり」、「冷めても美味しい」ことから、お弁当やお寿司に向いているということです。(そうすると、食味チャートはササニシキやハツシモ、既存の紹介米だとあとは結びの神やてんたかくと同一象限になりますかね)食味ランキングでは、平成22年以降令和4年まで、13年連続で「特A」を獲得している品種でもあります。令和4年度検査量ランキングそれでは開封してみます箱は、ホクレンの箱を使用していました。ホクレンブランドの返礼品は別にあるので、共通して使用されているのでしょう。表面は再掲です。右上に「石狩市・札幌市のいずれかで収穫されたJAさっぽろのお米です」というステッカーが貼られています。ただし、合併直前に2つのJAを比較紹介したJAいしかりの広報誌(2023年8月)によると、米の取扱額が42:1で石狩側の方が多いので、札幌市産のお米にあたったら超ラッキーという感じでしょうね。JAの組合員数は札幌が石狩の8倍いることを考えると、石狩市はかなり米生産の割合が高かったようです。石狩市にはもともとJAが2つあり、平成の市町村合併前の旧石狩市部分以外(石狩市厚田区、浜益区に相当)は、JA北いしかりという別組織(旧2村と石狩郡当別町で構成)になっていることから、正確には「石狩市の南部または札幌市で取れたお米」ということになります。裏面は、「とれのさと」の紹介がありました。石狩市の新興住宅地、花川南や樽川●条●丁目となっているあたりのすぐ隣接地にはありますが、区画整理されていないところみたいですね。販売者は、「札幌市農業協同組合」(JAさっぽろ)の表記になっており、「とれのさと」や所在地の文字はありませんでした。これはちょっと寂しいです。精米はこんな感じです無洗米ですが、販売者HPやとれのさとHPでも、どの方式のものかまでは分かりませんでした。白濁していないことから、乾式無洗米以外かと思っていましたが、裏の注意書きを見る限り「水が白く濁るのはでんぷん質で~」という書き込みがあることに、袋を捨てるときに気づきました。乾式無洗米かもしれませんね。同じ北海道米でも、「ゆめぴりか」よりは小粒で、透明度は高いです。令和5年産ですが、白色米などは少なかった印象を受けました。それではいただきますその前に戴いていたのが「ゆめぴりか」というのもあるでしょうが、口にした瞬間に感じたのは「あっさり・つぶつぶにやや寄った、バランス型のお米」という印象を受けました。私自身のお米に対する主観は、「あきたこまち」なのですが、印象としてはそれよりもややさっぱり、やや硬めな感じです。どの料理にも合いそうということでは、その「あきたこまち」から大きく離れていない印象です。この粒主張とさっぱりした食味は、カレーや牛丼との組み合わせにもかなり良さそうです。わざわざ丼ものの名前を書いたのは、ななつぼしが席巻する前に北海道米の主役だったあっさりさっぱり系北海道米、きらら397(系譜的には、「ななつぼし」とは繋がっていません)を意識してのことです。かつて、牛丼の松屋では「きらら397」を使用していたのを、生産減少などもあり今はあきたこまち(北海道内はななつぼし)に切り替えているという話がありますが、こっちでいいんじゃないのかなという感触です。「きらら397」と「あきたこまち」の中間にあるお米ですが、どっち寄りかといえば、あきたこまち寄りだと思います。極端ではないこの個性が、広く受け入れられている点なんでしょう。ごちそうさまでした購入希望の方は・・・【ふるさと納税】【令和5年度産】お米 精米 ギフト石狩米ななつぼし無洗米 5kg石狩市 ふるさと納税 北海道 米 特Aランク 北海道米 お米 お取り寄せ 白米 精米 北海道産 北海道産米 令和5年度産 5キロ 5kg 5キロ(のし対応可)価格:7,000円(税込、送料無料) (2024/1/22時点)楽天で購入北海道石狩市ってこんなところ札幌市の北西にある、日本海側の市です。昔は米作と酪農を行う農村地帯でしたが、札幌市からのアクセス良く、車のほか市営地下鉄の終点麻生駅からもバスで15~20分という距離にある地域のため、札幌市に隣接する花川北・花川南などでベッドタウン化が進み人口が急増、1970年に1万人だった人口は1980年までの10年間で3.3万人に、2000年までの30年間では5.5万人にまで増加しています。2005年10月の市町村合併では、北側に隣接する厚田村とその北側の浜益村(どちらも、旧石狩市より面積が広いものの、人口は当時で2000人台だった村になります)を編入合併して、南西側は小樽市(後志総合振興局管内)と、北東側は増毛郡増毛町(留萌振興局管内)と接しており、石狩振興局の管内はすべて石狩市となってしまいました。このため、海岸沿いに長細い形状になっています。komenuma自身は、祖母が札幌だったため北海道の結構なエリア(それこそ増毛町も)を中高生の頃に回っていますが、石狩市についてはエアポケットのように訪問したことがありません。ネットが普及する前の平成1ケタの時代だったため、鉄道がない場所は余程の観光地以外、路線図や時刻表などもわからずなかなか行けなかったことが理由です。北海道の大河、石狩川の河口はいつか訪問してみたい場所です。ニュータウンの光景を掲載しようかと思って著作権フリー写真を探したのですが、あまりいい写真がありませんでした。代わりに、地元資本の不動産業者「北章宅建」さんのブログにリンクします。こちらで、一番新しい住宅地の緑苑台をはじめとする石狩市のニュータウンの航空写真を見ることができます。
2024.01.20
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あまり買わなそうなお米を買ったわけ「人を見た目で判断してはいけません」という当たり前の話は、komenuma家でも当然しています。とはいえ、人間は人間。どうしても見た目からの先入観という呪縛から逃げられないことはままあります。我が家の場合には、食べ物に関することでよく当てはまります。恰幅のいいコックさんが作るフレンチや、大きな店主が全力で仕込むチャーシュー、あるいは同じく恰幅のいいタレントさんが旨そうに食べる料理は、「きっと美味いに違いない」と感じながら見てしまいます。古くはホンジャマカの石塚さんだったり、最近だと「せっかくグルメ」に出ているバナナマンの日村さんだったり、そういう人に絶大な信頼を寄せています。年末のクリスマス前の週末、komenuma嫁と駅ビル地下の肉売り場に向かうエスカレーターで、ちょっとした会話をしました。嫁:今度北海道米を食べてみたい。私:それなら、「ななつぼし」をふるさと納税でお願いしたところだよ。嫁:いや、そちらではなくてだな。。。私:どういうこと?嫁:あのマツコがうまいというのであれば、ゆめぴりかを食べてみたいんじゃ。ちょっと驚きました。嫁は本来、あっさり系の品種が好きで、ミルキークイーンに対して「バカ甘い」という表現をします。低アミロース米を、これまで紹介してこなかった理由の一つでもあります。確かに、「マツコの知らない世界」で見るマツコ・デラックス氏のモノの食べ方は、北海道米の宣伝大使という立場を差し引いても、「きっと美味いに違いない」と信頼できる食べ方をしています。さらに、恰幅の良さからも食べ物へのこだわりがありそうに見えます。そのマツコが推すゆめぴりか、宣伝という要素があるとはいえ、彼の言うことは一度信じて食べてみたいと思うのももっともです。komenuma嫁によると、10年ちょっと前の新婚当初にゆめぴりかを試したことがあるらしいです。komenuma相手に黙ってブラインドテストをして、小田急OXや三和などその辺のスーパーで買えるコシヒカリ、あきたこまち、ゆめぴりかと、わざわざこだわりの米屋に買いに行ったササニシキを与えてみたのだとか。その結果、私がいちばん食べ進んだ品種は、実家で食べつけていた「あきたこまち」だったようで、その後しばらく、我が家のお米はあきたこまち主体になったんだそうです。「その時よりも、美味しくなっている可能性はないだろうか」ということで、試してみることにしました。「きらら397」から「ゆめぴりか」へ全国2位の米生産量となっている北海道。その北海道米はかつて、「やっかいどう米」と呼ばれることがあるくらいに、「量は取れても美味しくない」米の産地として知られていました(北海道米LOVEさんより、次項「ゆめぴりかの特徴」を含め色々引用しています。)大きく流れが変わったのは、良食味米として1989年にデビューした「きらら397」からです。komenumaの父は、実は北海道出身です。祖父母はそれぞれ択捉島と根室の出身で(前回書いたように、その両親はどちらも石川県出身)、結婚後はずっと札幌です。カニと鮭がいちばんのご馳走、北海道のものは何でも良いもの、大きいことはいいことだという、典型的な北海道道東人の祖母でしたが、お米には不満があったようです。その祖母が、はじめて「きらら397」を食べた日を私は覚えています。暦が平成に代わったころ、東京から孫が来るということで、巷で評判のお米を出入りのお米屋さんから取り寄せてくれました。それが、「きらら397」でした。「美味しいねぇ、本当に美味しい。わたしはもう、きららしか食べないよ」という言葉を、今にも泣きだしそうな顔で感慨深そうに語っていた祖母の姿は、今も私の目に焼き付いています。育種を行っている人達は、消費者のあんな顔を見たらきっと冥利に尽きるんだろうなと思います。ようやくこの位置まで辿り着いた北海道米は、その後さらなる改良が進められ、あっさり系の「ななつぼし」と、甘みの強い「おぼろづき」、さらに「ゆめぴりか」へと進化しています。ゆめぴりかの特徴ゆめぴりかは、2022年の収穫量年間12万トンと、品種別では全国8位となっています。複数の県で栽培されているコシヒカリ、ひとめぼれ、あきたこまち、ヒノヒカリなどと異なり、北海道のみで栽培していることを考えると大奮闘ですね。とはいえ、北海道米のエースは、実は全国4位のななつぼしで、北海道米の生産量のほぼ半分をななつぼしが占めています。残りうちの半分(全体の4分の1)がゆめぴりかになります。低アミロース米で甘いということは前述の通りで、好き嫌いは分かれると思います。知見の限りではスーパーのライフでは、ななつぼしと1:1の比率でブレンドされた「ゆめぴりかブレンド」という商品があります。さっぱりする分、このくらいの方がいいという方も多いのかも知れません。さて、どこで買おう注文している「はるみ」と、ふるさと納税で駆け込み注文した「ななつぼし」の到着時期がわからないうちに、手元の三重県産「結びの神」がなくなりそうだったので、繋ぎとして「ゆめぴりか」を買うことにしました。問題はどこの実店舗で購入するかです。生産量は全国8位のはずなのですが、「ゆめぴりか」は、スーパーであればコシヒカリ・あきたこまちに次ぐくらいのレベルで、まいばすけっとでも、マルエツ・ライフ・西友・ヨーカドーといったどのスーパーのどこの店舗でも簡単に手に入ります。我が家は現在冬季無洗米推進期間ですが、無洗米ですらどこでも購入できます。生産量が多い筈の同じ北海道米の「ななつぼし」どころか、さらに生産量の多いはずのひとめぼれより見かける位です。(関東では、元からひのひかりは余り見かけません)。年末の記事で書きいたように、この冬は4つの製法ごとに無洗米を試してみたいと思っていました。注文中の「はるみ」はBG無洗米なので、それ以外の製法のものを考えてみます。乾式無洗米、湿式無洗米はこの先買いたい、または返礼品で頂戴したいと思っている商品がそれぞれあるため、タピオカ(NTWP)式を今回のターゲットにしました。タピオカ式、おそらくかなりの会社で導入されていますが、どの方式の無洗米機を導入しているかをホームページ等に明確に提示している会社はそれほど多くなく、商品のパッケージにも特に書かれていません。ライバルのBG無洗米のように、業界団体のホームページがあるわけでもありません。ホームページで分かる限り、関東のスーパーで商品を見かける会社だと、先日紹介した神奈川の「むらせライス」さんや、川崎の東扇島に精米センターのある「東光食品」さん、業務スーパーなどで見かける埼玉の「武蔵糧穀」さん、ライフに新潟米を卸す「諸長」さん、まいばすけっとやマルエツで商品を見る全国企業の「神明」さんなどがタピオカ式の導入企業です。このうち、東光食品さんは東急ストアの系列会社です。東急ストアは、もともと東光ストアという名前で、関連会社にはいまでも「東光」と付くことがあります。東急ストアの場合にはどの銘柄のお米も東光食品さんのものだと思われるため、これを買いに翌日一番近い東急ストアに行ってきました。購入してみましたこちらが、購入した「ゆめぴりか」になります。東急ストア(東光食品)のお米は、コシヒカリ、ひとめぼれ、あきたこまち、まっしぐら等がどれも同じデザインで色違いの袋に入って販売されているのですが、ゆめぴりかについては小豆色のを基調として「粋」の文字が入っている、「ゆめぴりか」として全国的に標準的なデザインのものになっていました。これ、ライフで売られているゆめぴりかも同じように、店舗としての共通なデザインがあるのに、ゆめぴりかはこのデザイン・色合いで売られています。一方で、イトーヨーカドーは、他の品種と共通デザインなので、必ずしも統一性が図れているわけでもなさそうです。なぜなんでしょうかね。パッケージの「認定」マークは、生産者・JA・北海道からなる「北海道米の新たなブランド形成協議会」による認証マークで、以下の基準を満たす場合に付けることができます。・種子更新率100%・栽培適地での生産・タンパク質含有量74%以上左下にある「東川米」の文字は、北海道東川町で生産されたことを指し、裏面に「東川町農協指定米」である旨の表記がされています。原料玄米の産地も、「北海道」ではなく「北海道東川町」になっています。精米はこんな感じですぱっと見ですが、粒が多少ずんぐりしているかなという印象を受けました。上述の通り、タピオカ(NTWP)式の無洗米になります。それでは、いただきます。今回はブラインドテストをされている訳ではないので、最初から「ゆめぴりか」を戴く違いで頂きました。そうでなければ、「ん?水加減がいつもと違う?」と思ってしまう位の柔らかさでした。そして、噛むごとにもちもちとした食感とともに甘みが伝わってきます。お米だけで食べても十分においしいです。おかずとの相性を考えない場合には、コシヒカリよりもさらに粘りと甘みが強い分、「おいしい」と感じる人が多いかもしれません。(これを考え始めると、コシヒカリの優秀さは凄いです。。。)合わせてみたおかずの中では、鶏肉の甘醤油煮や豚汁との相性が特に良かったです。一方で、合わないなと感じたのは辛子明太子でした。本当に調和しませんでした。同じ海産物でも、焼酒との相性は良かったのですが。カレーと合わせても、喧嘩してしまいました。「汁物以外の肉料理と合う使い方を選ぶお米」という前評判は、本当なんだろうなと思います。子供向けと一緒におにぎりを握って貰いましたが、こちらは冷めても食味も良く水分を失われておらず、良かったです。komenuma嫁の評価:「鮭わかめおむすびを握ってみてこのコメの真価が特にわかった。混ぜ込んでも、冷めても全く形崩れしない。学童弁当の時期にリピートするのもありなのではないか。」ごちそうさまでした。次はそのうち、どの食味チャートでも、「ゆめぴりか」と大抵同じような位置に来るミルキークイーンも試してみたいです。東川町ってこんなところ道北の中心都市旭川市の隣町にある、上川管内の小さな町です。旭川のベッドタウンにもなっていますが、北海道だけあって自治体が細長く大きく、町の西側は農地と市街地、町の東側には北海道最高峰の大雪山旭岳のある対照的な姿になっています。大雪山旭岳(写真出典:AC-Photo)大雪山からの豊富な地下水があるため、全国でも非常に珍しい「水道普及率ゼロ」の自治体です。主要産業は農業と木工業で、旭川市のベッドタウンなだけでなく、旭川市からの通勤者がほぼ同数いる、産業基盤の整った町です。近年では、旭川空港から7kmという立地と住環境が注目され、都会からの若い移住者が増えていることでも知られてきています。1994年に人口7000人だった町が20年で8600人に増加と、少子高齢化時代の地方の町村部としてはあり得ないレベルでの人口動態になっていますが、アーティストなどの移住が大きな要因になっています。早い時期(1985年)から、「写真の町」として文化活動の推進を進めてきたことが理由ともいわれています。東川町中心部と農地の様子(写真出典:AC-Photo)ふるさと納税するなら・・・東川町は、ふるさと納税の特設サイトでも、東川米をかなり積極的に売り出しています。ゆめぴりかは、10kg単位での申し込みになっているようです。すでに、令和6年度産の先行予約へと移行しています。【ふるさと納税】【令和6年産先行予約】「ゆめぴりかコンテスト2019」最高金賞受賞!東川米「ゆめぴりか」10kg価格:12,000円(税込、送料無料) (2023/12/27時点)楽天で購入
2024.01.13
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次回記事以降に紹介する予定の「ゆめぴりか」「ななつぼし」の品種別ランキングを確認しようとして、農林水産省の「令和4年度産米の農産物検査結果」から表を作ろうとしてソートしていたところ、結構びっくりすることがありました。「小計」だけだと単一県でしか栽培されていない品種(北海道米の他、ここではまっしぐらが入ります)が出てくることから、小計と県名を一緒にして降順でソートしてみました。まさか、生産量第4位のななつぼしよりも先に、「新潟県産こしひかり」「秋田県産あきたこまち」が生産量上位に出てくるとは思っていませんでした。それぞれ、全国の総検査量の6.6%、6.2%に該当します。なお、この統計はあくまで検査量のため、未検査米は含まれていません。ヒノヒカリがこんなに低かったかなと思った方もいると思いますが、米穀安定供給確保支援機構の「令和4年度 水稲の品種別作付動向について」を見ると、作付面積では相変わらずヒノヒカリは3位です。西南日本のほうが農業規模が小さいことから、自家消費比率が高いことも考えられますが、未検査米の比率が相当高いと考えるほうが妥当かと思います。
2024.01.10
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2023年の最後に口開けしたお米は、神奈川県産の「はるみ」です。komenumaはかつて、横浜の鶴見と藤沢に住んでいたことがあります。あと、komenuma嫁は、自己紹介の記事で書いたことがありますが、横浜出身です。にもかかわらず、これまで二人とも口にしたことがなかったのが神奈川米でした。タイトルの『灯台もと暗し』はそのためですが、店頭ではまず見かけず、なかなか入手機会がないことが最大の理由です。神奈川県のローカル品種、「はるみ」を初めて見たのは、5〜6年前でしょうか。知り合いがボランティアをしている、神奈川県内の教会が運営している海沿いの老人ホームで開催されたバザーの時でした。模擬店で、「平塚で生まれた米『はるみ』」というのぼりを掲げて、大根やキャベツなどの地場野菜と一緒に売られていました。2kgは重いから帰りに買おうと思ったのが運の尽き。お昼ごろにはもうありませんでした。このブログ開設後は、『はるみ』は早めに片付けたい宿題で、ネット上でいろいろ検索しつつ、ご一緒に仕事したことのある厚木市や愛川町へのふるさと納税の返礼品でもらうことを検討してみたり、座間市の農産物直売所で新米を見た時には、手元の保有量から諦めたりしました。気になったのは、他の関東地方の東京近郊米(埼玉の「彩のきずな」や千葉の「粒すけ」)だとラインナップにある無洗米が殆どないことです。北陸や東北だと、コシヒカリやひとめぼれの無洗米はあってもその県単位での代表米(富山の「富富富」とか岩手の「金色の風」)で無洗米が殆どないという事例は見かけますが、神奈川でもそうだということには驚きました。あまり情報がない中で唯一、無洗米取扱いの形跡があったのがYahoo!ショッピングに出店されていた茅ヶ崎市の「大竹農場」さんでしたが、夏ごろの時点では売り切れでした。先日、忘れた頃にYahoo!ショッピングアプリの履歴欄を久しぶりに見て、「大竹農場」さんの取扱いが復活していました。なお、大竹農場のある茅ヶ崎市芹沢は、私が住んでいたことのある藤沢市から市境を越えてすぐ、車での土地勘があるような、個人的には親近感のある場所です。冬場は無洗米にしている我が家、今これを買わなければ春まで「はるみ」を購入することはないと思い、高かったのですが、悩みつつ(※)ポチしてみました。※:本体価格2680円は適正ですが、神奈川から東京への送料1530円はちょっと高いと感じたので。「はるみ」の特徴神奈川県の公的な機関ではなく、平塚市にあるJA全農・営農技術センターが19年かけて開発した品種です。「キヌヒカリ」と「コシヒカリ」の掛け合わせです。民間による開発品種ですが、神奈川では奨励品種になっています。神奈川県では、「キヌヒカリ」がこれまで奨励品種でしたが、秋に雨が続いた場合に発芽しやすいという(平塚市のHPより)欠点を抱えていました。これを克服するために「はるみ」を開発しました。名前は、「湘南の晴れた海」をイメージしたそうで、平塚生まれらしい名前ですね。神奈川県の品種別生産量は極めて特殊でして、実はこの「はるみ」が全生産量の79%を占めています。それでも無洗米どころか普通精米すら手に入りにくいのは、生産量が少ないだけでなく、どうも「学校給食用として確保されてしまう」ことが理由として大きいようです。JAかながわ西湘の広報誌を見ると、「学校給食用として農協に出しましょう」と言われている位で、この品種のみ推奨買取額も高いようです。パッケージはこんな感じです。通販なので、普段なら「開封してみました」と段ボールからの画像をアップするところですが、クロネコの袋に入って届いたため、すっかり忘れてました。なので、トップ写真の再掲です。パッケージは、茅ヶ崎産を強調しており、「大竹農園は、耕作放棄された水田の再生に取り組んでいます」と記載されています。左上にロゴがある通り、無洗米の方式はBG無洗米です。精米はこんな感じです。やや、白っぽい部分が多い気がします。最近の品種は、高温耐性のある品種改良が多いと思いますが、はるみはどうなんでしょうか。それでは、いただきます。さて、神奈川米しかも住んでいた地の隣町のお米なので、先入観が入らないよう気を付けつつ戴きます。口にした食感は、前日まで戴いていた「結びの神」とちょうど反対の感じでした。もちもちやわらか系で、甘みがあります。ただ、どちらもバランス型よりは目立つという程度です。食感、味ともにコシヒカリ系統のお米だよなというのが感想でした。朝食よりも、肉系やサーモンなどのがっつり夕食に合う品種かと思います。とはいえ、卵かけご飯にもあいました。東急ストアでは、神奈川県産の「愛川町のたまご」を販売しているので、それに合わせてみました。あと、おにぎりにもしてみましたが、冷めても食味の落ちませんでした。このあたりは、キヌヒカリよりコシヒカリの特徴でしょうか。ごちそうさまでした購入はこちらから今回、お願いした、大竹農園さんはお米の直販はホームページで行っていないようで、Yahoo!ショッピング以外の購入手段は見つけられませんでした。出されている商品も、この「無洗米はるみ」のみとなっています。茅ヶ崎市ってこんなところ神奈川県南部のほぼ中央、湘南地方にある市です。サザンオールスターズの「砂混じりの茅ヶ崎〜♫」のイメージが強い方も多いと思いますが、サザンビーチ、烏帽子岩と湘南の海を代表する町の一つです。 サザンビーチ茅ヶ崎 海岸から見る烏帽子岩 (AC-Photo) (AC-photo)神奈川には、「どこからどこまでが湘南か」という心底くっっだらない話があるんですが、どんな組み方をしても茅ヶ崎が外れることはまずありません。(私は、広く取って「二宮〜葉山まで。県が言ってるんだから内陸の寒川町も湘南でいいじゃん、なんならしらすが獲れるから湘南佐島なぎさの丘(横須賀市の相模湾側)までのばしてもいいじゃん」、という超穏健派です)とはいえ、その湘南のイメージリーダー茅ヶ崎市にしても丘陵地からなる内陸部はあり、市の中部を東西に貫く新湘南バイパスよりも北側は、概ね山林だったり野原だったりゴルフ場だったりします。地形的に、水田は必ずしも多くありません。下の地図はQGISで、国土数値情報(行政界や土地利用)と基盤地図情報(道路と水域)を組み合わせて作成していますが、明るい緑色になっている所が農地(水田とは限りません)です。茅ヶ崎市の農地は、実はそれほど多くなく、主に4カ所に集中していますが、そのうち一つが大竹農園のある芹沢になります。寒川町・藤沢市との市境を流れる小出川という小さな川に沿って、農地が広がっています。芹沢の北側と東側は藤沢市になりますが、市境のすぐ北側には慶応大学湘南藤沢キャンパスが、すぐ東側には藤沢市と茅ヶ崎市にまたがって開発されたニュータウン「湘南ライフタウン」があり、ここもまた、「こんな内陸が湘南か?」という、上述の不毛な論争に挙がる場所でもあります。
2024.01.06
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年末年始の年中行事になる、ふるさと納税のワンストップ特例申請です。そろそろやらないと間に合わない、と観念して、1月3日に一気に片づけました。komenumaの場合、マイナンバーカードを作成していないため、これらの書類記入と、個人番号入りカードが前住所のままのため、区役所に住民番号入り住民票を取得に行って、コピーを各自治体に送付することになります。マイナンバーカードを持っていないのは、正直に不便です。12月24日に、住んでいる自治体の日曜開庁に合わせて住民票の取得に行ってきました。信条上の理由でのマイナンバーカード未作成ではないことから、保険証の廃止される今年中には作成せざるを得ないかなと思っています。そうすると、来年はもう少しだけ楽になります。ただ、このブログを執筆している以上、来年は対象市が5市を上回り確定申告の書類紹介をしている可能性が高いのではないかとも思っています。今年と同じ限度額の場合には、マイナンバーカードがあっても意味がないかもしれません。それにしても、問い合わせ先が複数あるというのは、本当に自由化というか民間委託が進んでいるんだなぁというのを実感します。この制度、あと何年持ちますかね。特定の自治体から「控除を受けない」ことはできるか。今回、申請したのはブログで米の紹介をした柏崎市、木津川市、土浦市と、今後紹介予定の北海道石狩市、佐賀県伊万里市の5市ですが、komenumaは実はそれに加えて、楽天ふるさと納税を通じて和歌山県海南市にもお米ではなく台風災害義援金として寄付しています。6市になると、確定申告が必要になり、それだけでめんどくさいことから無理やり5市に収めてしまおうと力技を考えました。寄付額が一番安い海南市の分を、ワンストップ特例申請を行わない(=全額自己負担にする)ことで、6市を5市にできるか、海南市に問い合わせてみました。その結果、「できる」との返答だったため、海南市を除く5市に送付をしています。このへん、どのふるさと納税ポータルでも記載がなかったことから、検索で来る人を考慮して、ここに記載しておきます。今年は早々から、能登半島地震で石川県の自治体へのふるさと納税による寄付が増えているようですが、一回ふるさと納税ポータル経由で寄付した義援金等を、同じような形で自己負担にしてしまうこともできそうです。komenumaも、明治時代の遠いご先祖が震度7だった石川県志賀町だったので(その後は北海道へ移民)、志賀町に限定した寄付を行える方法として、ふるさと納税のスキームを今年は使おうと考えています。ふるさとチョイスでは、鳥取県や宮城県気仙沼市、佐賀県神埼市などが代理として志賀町分を受取り、事務作業を行う支援も行われているので、こちらを利用してみるつもりです。
2024.01.04
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