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先日の「さがびより」の記事で書きましたが、佐賀県東部の自治体は、こと「ふるさと納税」に関してはいろいろと脛に傷のある自治体だらけと言わざるを得ません。先日、みやき町を紹介するために作った地図を少し変えて、4つの自治体にしてみました。まずは、先日紹介したみやき町昨年のふるさと納税制度改正時にも国からピンポイントで狙われた自治体に、大阪府泉佐野市がありますが、みやき町はかつて、返礼品にamazonギフト券をお礼の20219品とする、泉佐野市と同様の手法が疑問視され、2019年6月のふるさと納税制度改正の際に、泉佐野市、和歌山県高野町、静岡県小山町とともに制度から除外されていたという過去があります。泉佐野市が国を相手取った裁判で、2020年6月に勝訴したことで、7月より参加が認められたという経緯があります。https://www.nhk.or.jp/politics/articles/statement/40883.htmlまた、みやき町自体の問題として、この2017-1018年の期間に、副町長が返礼品納入事業者の代表を兼職していたという点についても疑問が挙がっています。https://www.saga-s.co.jp/articles/-/1024543次に、その隣にある上峰町こちらは、町自体というよりも返礼品にまつわる不祥事ですが。komenumaが住むマンションのごみ捨て場で5袋が未開封のまま捨てられているのを目撃するという、衝撃の体験をした「さがみのり」という名の、旧制度で20kg1万円という破格価格で用意されていたブレンド米の返礼品が、実は佐賀県産以外のひのひかりが混入されていたという話です。このお米の質の低さに関する評判は、以前書いた上記リンクの記事にありますが、高評価が多いものの、低評価も極端に多く、「粘土の臭いのするお米」「騙された気分です」「虫湧いてた」「古米ですか?」「私の経験上ふるさと納税史上最悪」といった不思議な感想が、きちんと他の商品も評価されているような方のアカウントで並んでいました。怖いもの見たさで評価を読んでみたい方がいたら、ふるなびさんはまだ残っているようなのでどうぞ。この返礼品は、昨年10月より除外されたそうです。https://www.asahi.com/articles/ASRD87D4FRD8TTHB00B.htmlこの他に、牛肉やシャインマスカットでの産地偽装も発生しているようで、こちらはサガテレビのHPからです。https://www.sagatv.co.jp/news/archives/2023121115175更にその西側の吉野ヶ里町11月に、佐賀新聞や西日本新聞で報道がありました。隣の神埼市のふるさと納税担当者が、新米の返礼申し込み見込みを立てたものの申し込みが少なく、おかしいと調べてみたところ、全く同じ業者の同じお米を、神埼市が1万円で10kgの返礼品にしているのに対して、隣の吉野ヶ里町は12kgの返礼品にしているというものでした。どちらの自治体も1kg300円で購入しているものの、吉野ヶ里町は業者に対して800円程度の業務委託費を払っているというものでした。委託費は調達費に含まれるのではということで、総務省が調査中だそうです。https://www.saga-s.co.jp/articles/-/1159118最後に、神埼市その吉野ヶ里町と対立した神埼市ですが、ふるさと納税のPR事業を行う事業者選定のプロポーザルにおける官製談合をめぐって、神埼市長が後援会幹部に便宜を図ったとして逮捕されました。https://www.saga-s.co.jp/articles/-/1193489全国どこでもこのようなことが起きる自治体はあるんだろうと思いますが、それにしてもこの狭いエリアで4市町連続で不祥事ってのはどうなんでしょうね。「さがびより」自体は大変美味しいお米だったのでリピートしたいですが、少なくとも上記4市町に対してふるさと納税という形で私の税金は払いたくありません。お金を出してきちんと買うことにします。
2024.02.28
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さまざまな無洗米この冬の無洗米強化期間、さまざまな無洗米を試してきました。詳細は別の記事で書きますが、無洗米の製法は大きく分けて湿式無洗米(水洗式無洗米)、BG無洗米、タピオカ(NTWP)式無洗米、乾式無洗米の4種類があります。この冬に、ここまで紹介した各種無洗米のうち、製法が明らかになっているものだけを紹介すると湿式無洗米⇒なしBG無洗米⇒結びの神・はるみタピオカ式無洗米⇒あきたこまち、ゆめぴりか乾式無洗米⇒夢しずく・さがびよりとなっていたことから、水洗式無洗米を買いたいと思っていました。(ななつぼし、埼玉米は製法が確実には分かりませんでした)「湿式無洗米/水洗式無洗米」とは各種の無洗米の中で、最も昔からある製造方式のものです。精米に、10%強の水を加水し、低い圧力を加えて米ぬかを除去したのちに、急速乾燥を行うことで無洗米化する方式です。開発者は、佐竹製作所(現:サタケ)で、1991年頃に開発されました。この、サタケの当初の無洗米技術については、BG無洗米陣営による後発での特許申請と特許無効という、裁判所を舞台にした精米機業界の血で血を争う仁義なき争いがあったのですが、その件については主要4種無洗米別の記事を書く機会で紹介します。「吉野商店」さんの紹介水洗式無洗米を購入するならここで購入してみたいと、ずっと前から思っていた店舗になります。楽天市場に店舗を出されている、町のお米屋さんです。「無洗米」と書かれた独特のパッケージも気になっていましたし、この店舗が都内の小売店舗で初めて(2004年に)無洗米工場を設立した点にあります。導入したのは、サタケの「スーパージフミニ」で、当時1億円以上かかる大型工場の無洗米設備と比較すると比較的安価に導入できるということで導入したものの、装置と改造費等で3000万円以上の導入費がかかっているようです。この店舗がすごいなと思ったのは、近隣の米穀店の無洗米加工を有料で引き受けている点にあります。零細な街のお米屋さんにとって、無洗米の需要があっても、設備投資が大きすぎて対応できない点を、代表して無洗米設備を入れることで、同業者と「一緒に生き残ろうという願望がある」というコメントをしています。komenumaは、かつて横浜市内に住んでいた頃、町のお米屋さんと接点を持ってました。1993年の米騒動の時に、出入りのお米屋さんが国産米を融通してくれていた祖母の話が気になっていたからです。でも、komenuma嫁が下の子の出産後に手荒れが酷くなって以降、町のお米屋さんではなく自宅に近い郊外型ドラッグストアで無洗米を買うようになりました。そのお米屋さんには、無洗米がなかったためです。それを面と向かって言うことはさすがにできず、こっそり姿を消したので、せっかくの人付き合いが、1つなくなってしまいました。「新之助」の際に紹介したマニアックな品ぞろえのお米屋さん、「大田の米屋 ヤマロク」さんの店先には、あれだけ種類のある自店精米のお米ではなく、大手BG無洗米メーカーの木徳神糧の「こしひかり」「あきたこまち」「ひとめぼれ」あたりの売れ線の商品が、申し訳程度に置かれている程度でした。このお店は相当努力している店舗だと思いますが、それでも無洗米の取扱いはその位にとどまっています。北信州みゆき農協こしひかり「幻の米」の特徴長野県の最北部、飯山市とその周辺(木島平村、野沢温泉村、栄村と中野市の旧豊田村部分)で栽培されているこしひかりで、長野県で最も降雪量が多く、標高は最も低い地域となっており、隣接する新潟県魚沼地域と似た風土なことから、こしひかりの栽培条件が整っています。その上で、徹底した生産・出荷管理を行い高品質なこしひかりを産出「幻の米」として出荷しています。「北信州みゆき」は地域名ではなくJA名ですが、2016年に長野県内のJA再編でJAながのと合併したため、現在はこの商品や豚肉に名前が残るのみとなっています。長野県の米穀卸業者、「ベイクックコーポレーション」さんの幻の米の紹介を見ると、出荷量は玄米ベースで年間1500tだそうです。長野県全体のコシヒカリの出荷量(検査数量ベース)が7.7万tなので、長野県産コシヒカリの2%程度となっています。お値段の方も相応に高く、3776円でした。今回は、このお米を買うために、せっせと貯めてきた楽天ポイントを3746円分(残りはビンゴの30円クーポン)豪快に支出しました。開封してみました箱での配送は特に希望していなかった(有料と書いてあったので)のですが、この箱で届きました。同封されているのは、全国米穀商連合会のリーフレット、「ぽかぽかお米だより」と、納品書の入った封筒でした。封筒には、驚いたことに店舗の方からの手書きの時候のメッセージが同封されていました。これまで、お米の通販でこのようなことはなかっただけに、また買いたいと感じる、いい印象を受けました。緑色の目立つパッケージです。原料玄米は精米日についての記載は、ステッカー対応でした。精米はこんな感じです。粒が見事に揃っていました。やや白いのは、令和5年度の米の出来から考えれば許容範囲です。信濃毎日新聞の昨年の記事でも、新潟県境で少雨傾向顕著とありました。魚沼と同じような現象が起きていたのではないかと思います。水を入れた際の透明度は、乾式だけでなくタピオカ式やBG無洗米よりも澄んでいるように見えました。それでは、いただきます。「幻の米」自体は、このブログの開始後に一度だけ戴いたことがあります。購入したのは、「新之助」の際に紹介した上記ヤマロクさんです。大田区梅屋敷には定期的に用があり、それなりに行く機会があるのですが、その時は子連れでした。店先にある、2合の「お試し米」を子どもにねだられて購入しました。なので、R4年産かR5年産か、普通精米か無洗米かという違いはあるにせよ、「美味しいお米」という意味で、味は十分に期待できます。ひとくち口にすると、口の中で甘みが広がります。うんおいしい。普通のこしひかりと比べると、上乗せで甘みを乗せたような味になります。正月に、komenuma嫁の実家で、こしひかりの王様こと普通精米の魚沼産こしひかりを戴いた時の記憶がまだ鮮明ですが、ひょっとするとそれよりも美味しいんじゃないだろうか、という口溶けした。おかずとの相性では、味の濃いカレーや豚汁とよく合いました。朝食時に卵かけご飯や明太子だと、ちょっとご飯の主張が強いかなという印象はあります。また、これだけ甘みの強いお米ならということで、塩っぱいものと合わせても美味しいのでは?というkomenuma嫁の企みで、焼きたらことちりめんを混ぜ込んだご飯を作ってみましたが、ご飯の食味はほとんど消えませんでした。本当においしい。これだけのお米ですから、水洗と急速乾燥で米に負担がかかっていたとしても、全く気になりませんでした。そういえば、komenuma嫁は、私よりよりモノの味がわかる割に思い切りが良く、このお米で子どもが好きな炊き込みカレーピラフを作ってました。おいしかったですが、あぁもったいないと思ってしまいます。ごちそうさまでした。購入はこちらから令和5年産JAみゆき農協幻の米5kg 【コシヒカリ無洗米】【RCP】 【無洗米こしひかり】【お急ぎの時はあす楽で】価格:3,776円(税込、送料無料) (2024/2/14時点)楽天で購入北信州みゆき農協エリアってこんなところ「気候が魚沼に近い」というのを実際に売りにしていることから、新潟県と長野県を合わせて、魚沼地区と北信州みゆきエリアを色付けした地図を作ってみました。逆の隣接地で同じように「魚沼の隣だから美味しい」と言われる、福島県会津や群馬県利根沼田産のコシヒカリを紹介する機会があれば、その時も同じようなモノを作ってみます。同じ信濃川(千曲川)が流れていて、地形気候が似ているのであればそりゃ同じようなお米ができてもおかしくありません。新潟県産のコシヒカリが一斉にBL化し品種が実は変わっていることを考えると、従来型こしひかりの最高峰だとしても驚きません。そんな極端な表現をしたくなるほど、とても美味しいお米でした。このブログをやっていると新しい品種にばかり目移りしてしまいますが、いつかきっとリピートします。地域の様子は下の地図の様な形で、北側と東側が新潟県に囲まれ、千曲川(信濃川の長野県内の呼称)がそのまま新潟県の魚沼地区(津南町~十日町市)に向けて流れ込んでいきます。地域の中心、飯山市は盆地の中にあり平野がありますが、木島平村や栄村は山に囲まれた地域となっています。地形的制約のため長野県内からの道路アクセスが難しく、新潟県から谷沿いに入るしかない秘境の「秋山郷」などもここにあります。
2024.02.24
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記事の貯まり具合から、セール中にこちらで購入したお米を紹介できるか分からないので、先にお知らせします。「JAタウン」が、2月14日より決算セールを行っており、全JAが参加している訳ではありませんが、20%オフになっています。産直の商品で、「高いけどので買ってみたかったけどこれまでは諦めていた」場合などはお勧めかもしれません。私自身は、一時期3900円に値下がりしていた商品が年末から5000円に戻ってしまい、手を出すかどうか迷っていたものをこの機に購入したので、そのうち紹介します。なお、前回JAタウンで購入した、ポケモンローカルActsの商品ですが、2023年いっぱいで通信販売は終了する予定でしたが、2024年も購入できるようルール変更があったようです。今回、「結びの神」で確認しました。ただし、「結びの神」自体は20%オフの対象店舗には残念ながらなっていないようです。
2024.02.21
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九州で一番評価の高いお米前回の記事において、佐賀県には穀物検定協会の特Aランクを13年連続で継続している「さがびより」という品種があることをお知らせしました。これがどれほどすごい事かといいますと・そもそも令和4年度の特Aを取った九州米は、元気つくし(福岡)、さがびより(佐賀)、にこまる(長崎)、ひとめぼれ(大分)、つや姫(大分)の5品種しかない。・このうち、連続して特Aを取っているのは、元気つくしとさがほのかに限られる。・元気つくしは3年連続の受賞だが、さがびよりは13年連続。全国に目を向けた場合でも、珍しい健闘ぶりの品種になります。今回のふるさと納税返礼品では、佐賀米2種類のセットでしたが、実力を試してみたいという意味ではこちらはより楽しみな銘柄でした。さがびよりの特徴今回、やや説明が煩雑になるため、久しぶりに系譜図を作りました。(「夢しずく」など、他のお米にも今後少しずつ追加していきます。サボっていてごめんなさい)佐賀県農業研究センターで、2009年に生まれた品種です。親は、同じく佐賀県農業研究センターで開発された「天使の詩」と、「あいちのかおり」に縞枯葉病耐性といもち病耐性を付けた「あいちのかおりBSL」になります。ちなみに、天使の詩のもととなる西海201号もまた、「あいちのかおり」と「ひのひかり」の子であることを考えると、あいちのかおりの成分がかなり強い品種とも言えそうです。中生品種で、登熟期の高温耐性に優れているほか、倒伏耐性もあります。親の「天使の詩」は高温に弱いことから、県内の多くの地域で「さがびより」に置き換えが進んだようです。天使の詩自体、下の地図にある「神崎地区」のさらに一部でしか今では栽培されていないようなので、これはこれでそのうち買ってご紹介してみます。生産量(検査数量ベース)としては、佐賀県内で最も多く全体の38%を占めています。前回紹介した「夢しずく」と合わせると、佐賀県全体の米のうちおよそ73%となり、「主要2大品種のうち一つ」と言えるでしょう。もう一つ、この表を見て驚いたことですが、どの品種も随分二等米比率が高いんですね。九州のお米屋さんの通販を見ていると、どうも東日本(北信越や東北)とは二等米に関する考え方が違いそうです。出典:佐賀米ホームページ https://sagamai.jp/variety/sagabiyori.html一方で、上の「佐賀米ホームページ」を見ていると意外な事実がわかってしまいます。この品種は生産量はトップですが、実は「佐賀県全域で栽培されているわけではない」のです。そして、今回の返礼品の送付元である伊万里市のあるJA伊万里も、栽培範囲として外れています。お米の栽培できない町(例:北海道根室市)が、同一県内他の自治体の商品を共通返礼品にするのはとは違う話なので、ちょっと不思議な気分です。伊万里市には伊万里市で「たんぼの夢」というローカルな品種があるので、それもそのうち購入してご紹介する必要がありそうです。(しかし、上の表の一等米比率0.8%を見ると、いったいどんな品種なんだろうかと気になります)開封してみました「夢しずく」の会の再掲になります。2kgの袋2種類が真空パックの形で上下に入っていました。販売者は、夢しずくと同じくみやき町の「大塚米穀店」さんになります。精米はこんな感じです。今回、2kgの減りが激しく、撮影を忘れてしまいました。ごめんなさい。それでは、いただきます。特A米だからおいしいに違いないという先入観よりも、申し訳ないけど「佐賀にそんなおいしいお米あるの?」くらいの心構えで、バランス米の「夢しずく」をいただいた時と同じような気持ちで最初のひと口を戴きましたが、いやなんというか美味しいです。バランス米というよりは、コシヒカリ寄りという感想が近いのですが、甘みはしっかりしているし味の濃いおかずにもまったく負けない印象を受けました。食感も、粒よりはもちもちを感じます。komenuma嫁の感想は、「これは美味しいお米である。粒が大きく、味も十分濃い。よく出来た佐賀のお米で、他のお米と比べてどうのと、わざわざ言わなくていい」というものでした。米本体が持つ味の芯の強さですが、濃い味の料理にも十分合いました。今回もいろいろな料理と一緒に戴きましたが、一つだけ大失敗した料理があります。YouTubeで見たという、子どもの希望で作った、サーモンユッケです。某有名、超メジャーなお金持ちYouTuberの番組でやっていたもので、彼自身がコストコのサーモンの使い方として勧めていたのですが、作ってみると自己主張があり、他の料理を潰してしまうような強い味でした。焼酎やウイスキーのような酒のツマミには向いてそうですが。それでも、さがびよりとの相性はよく、米の味は消されませんでした。それ以外もいくつかの料理との相性を試してみましたが、明太子やバター醤油ご飯との相性がよく、魚(ほっけ、ブリ照り)とも両者ともに引き立てる形でした。唯一ダメだったのは、山菜にあたるうるいのおひたしですが、これは最初から覚悟していた通りお米の味の方が強くなり、うるいが目立ちませんでした。過去の紹介米だと、「てんたかく」「こしいぶき」あたりでなければ同じ結果になるかと思います。ごちそうさまでした。ふるさと納税での申し込みはこちら伊万里市への申し込みはこちらです。楽天ふるさと納税の場合には、3個入りのセットになります。【ふるさと納税】【無洗米】お米マイスター厳選!!さがびより2kg×3袋【真空パック】 B540価格:12,000円(税込、送料無料) (2024/2/13時点)楽天で購入もう少し小ロットがいいという方は、江北町へのふるさと納税でも返礼品として受領できます。江北という地名は聞いたことがない方が多いかも知れませんが、鉄道マニアの方なら、「肥前山口駅」が昨年「江北駅」になったと聞けばお分かりいただけるかもしれません。【ふるさと納税】令和5年産 さがびより 無洗米 4kg ( 2kg×2袋 ) 【大塚米穀店】 [HBL012]価格:7,000円(税込、送料無料) (2024/2/13時点)楽天で購入佐賀県みやき町ってこんなところ伊万里市の紹介は前回の記事でしたため、今回は「大塚米穀店」のある、みやき町を紹介します、伊万里市とは県の反対側、福岡県と接する県東部にあります。隣接市は、南側に福岡県第3の都市久留米市があり、地区にもよるようですが経済圏としては佐賀県内よりむむしろ久留米市を向いているようです。町の南端、久留米市との市境(福岡県との県境)は、筑後川で区切られていますが、河川改修があったために、筑後川の対岸に土井外、坂口という飛地があり、町内と行き来するには一旦福岡県を通過する必要があります。県内の近隣の自治体には、東側に鳥栖市、西側に上峰町、吉野ヶ里町、神埼市があります。さて、神埼市と言えば、ふるさと納税をめぐる談合で市長が今週(2/13)逮捕されたばかりですが、西側の他の2自治体と今回紹介のみやき町も、どこもふるさと納税ではトラブルを起こしており、「問題児4兄弟」のようになっています。ちょっと怒りが収まらないので、これについては別記事にてきちんと紹介します。(「大塚米穀店」自体は、これらのトラブルに巻き込まれた業者ではありません)佐賀県のお米自体は美味しいので、今後はふるさと納税という手段は頼らずに入手・紹介します。
2024.02.17
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佐賀県産米の位置づけ「翔んで埼玉2」の主題歌を歌ったはなわさん(春日部市生まれ、プロフィール上の出身は佐賀県)の曲、「埼玉県」に何か思い入れがあるわけではないですが、埼玉県米の次は佐賀県米の紹介になります。昨年末のふるさと納税の返礼品として受け取った、佐賀県産の「夢しずく」です。佐賀県、全国的な米生産量はちょうど中間(47都道府県中24位)の県ですが、ふるさと納税返礼品の世界ではかなり目立った存在の県になります。価格が安い、或いは同じ金額での返礼品の量が多いんです。平成22年以降、令和4年まで日本穀物検定協会の食味ランキングで特Aを取り続けている「さがびより」や、平成29年から令和2年までの4年間特Aを取得した「夢しずく」等の銘柄があるのですが、あまり注目されることがありません。かつて、「鳥またぎ米」とまで言われた九州米の低い評価が、イメージとして引きずられているのでしょうか。とはいえ、東京でも入手できる機会は増えています。「夢しずく」は、西友の定番ラインナップに加わっていて、あきたこまち、コシヒカリ、ひとめぼれ、ななつぼしと一緒に、同じ色違いデザインの袋で並んでます。ちょうど、今回の夢しずくの袋を開ける直前、品川区内の西友にありました。komenuma嫁が、「最近聞く、佐賀県のお米が並んでる!」とハイテンションで購入したいモードしたが、「すまん、いまそれこそちょうど、ウチにその夢しずくがあるでおじゃる」とごめんなさいをしました。「夢しずく」の特徴キヌヒカリとひとめぼれの交配により、2000年に佐賀県農業試験場で生まれた品種になります。佐賀米のホームページによると、「ほどよい粘りと優れた味わい、食欲をそそるふっくらでつやのある光沢が高い評価を受けています」、とされています。普通期栽培の中生品種で、佐賀県産のひのひかりより10日早く栽培できるとのこと。栽培地域は佐賀県全域です。出典:佐賀米ホームページ https://sagamai.jp/variety/yumeshizuku.html農林水産省のホームページによると、「佐賀県で最も生産量の多い米」とのことです。開封してみました。「夢しずく」と「さがびより」の2品が、真空パックで上下に入っています。パンフレットは、伊万里市の紹介などではなく、提供元の大塚米穀店の商品案内でした。大塚米穀店は、三養基郡みやき町にあります。伊万里市とは同じ佐賀県ですが、西側にある伊万里市からは離れた、福岡県との県境付近にあります。この大塚米穀店、やり手なのか地元の三養基郡みやき町に加え、中央部にある江北町と西部の伊万里市の2市と佐賀県NPO支援の返礼品供給も行っています。「夢しずく」「さがびより」の2kg単位真空無洗米のラインナップは同じですが、伊万里市のみ2種類の食べ比べというラインナップがあったため、こちらにしました。パンフレットの裏面を見る限りコシヒカリもあるようですが、こちらは返礼品ラインナップには入っていませんでした。「大塚米穀店の無洗米は食味を落とさないよう洗米しておりません」となっており、無洗米方式は乾式無洗米のようですね。精米はこんな感じです。2023の佐賀県の気候は良かったのでしょうか。白い部分も少なく割ときれいな米粒でした。乾式無洗米のはずですが、水を入れたときの濁り方はそれほどでもなかったです。それでは、いただきます。実は、食べてみての味の感想をあまり表現できない品種でした。秋田県米で育ったkomenumaは、「あきたこまち」と比較して判断しているのですが、食味チャートで味がほぼ同じ場所に来るのではないかという感想だったんです。ただし、食感については「夢しずく」の方が、ややもちもち度が高くやややわらかめかなという印象です。ということは、バランス型のお米代表ということになるかと思います。実際に、お米系、カレー、揚げ物(コロッケとアジフライ)のどの料理に使っても違和感は全くありませんでしたが、自己主張もありませんでした。そして、好みのタイプなので美味しく頂きました。「葉月みのり」ほど、あきたこまちに類似している印象ではありませんが、それでもかなり近いです。ごちそうさまでした。ふるさと納税での注文は楽天ふるさと納税では、真空パック版の「夢しずく」「さがほのか」の組合せは、みやき町、江北町同様に見つかりませんでした。ふるさとチョイスにはあるので、こちらからどうぞ。夢しずくのみの場合は、↓から【ふるさと納税】【無洗米】お米マイスター厳選!!夢しずく2kg×3袋【真空パック】 B541価格:12,000円(税込、送料無料) (2024/1/26時点)楽天で購入佐賀県伊万里市ってこんなところ。今回紹介した「夢しずく」は佐賀県産というカテゴリのため、必ずしも伊万里市で生産されたものではなさそうですが、ふるさと納税納付先として、伊万里市についてここでは紹介します。佐賀鍋島藩直営の磁器生産地として、17世紀以降に発展してきました。「伊万里焼」という名前を聞いたことがある方も多いと思います。同じく、磁器の生産地として名高い有田焼の有田町とは隣接の位置関係にあります。市南部の、大川内山に「秘窯の里」があります。焼き物のイメージが強いことから他の産業について知りませんでしたが、この機に調べてみたところ、コンテナターミナルや臨海工業団地のある、港湾工業都市なんですね。地形的制約もあり、農地はそれほど多くないようです。伊万里市のエリアでのみ栽培されている銘柄の「田んぼの夢」や、伊万里市産で産地ブランド化された夢しずくもあるようなので、このあたりもいつか試してみたいとは思っています。
2024.02.10
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年末に最後の給与明細を貰って、年内の給与と控除額が確定したところで、2023年最後のふるさと納税をしました。前回は、「JRE MALLふるさと納税」より納税しましたが、今回はポイントが残っていた「ふるさとチョイス」さんを使っています。ふるさとチョイスは、「ふるなび」「さとふる」さんなどと並ぶふるさと納税ポータルサイトの大手ですが、2012年創業とこの業界の中でも老舗です。情報量も多く、自治体ごとの検索もしやすいため、komenumaはもっぱら情報収集に活用しています。ポイント制度、「チョイスマイル」は1%の還元率ですが、全方位型の提携のため、ポイントをアマゾンギフトカード、dポイント、paypay、楽天ポイント、楽天Edy、ponta、Tポイント、nanaco、waon、ANAマイル(還元率悪)、quopayと提携しています。一方で、ポイントキャンペーンの方は最近ぱっとしていません。9月末のふるさと納税制度見直しまでは、条件をクリアすれば20%還元などもあったのですが。今回は、8月に注文した「木津高生のお米」のキャンペーン時に得た2000ポイントを活用しながら納税します。まずは、楽天リーベイツへいつも通り、ふるさと納税時のお約束として、楽天リーベイツを経由して楽天ポイントをついでに稼ぎます。「ふるさとチョイス」のポイント付与率は1.5%でした。前回、JREMall経由で納税した時に見た時には、ふるさとチョイスは1%還元だったので、どうも年末でポイント付与率が変わっているようです。「ふるさとチョイス」に進みます。それでは、キャンペーンを見ていきましょう。年末にもかかわらず、キャンペーンはあまり多くありません。今回はポイント利用目当てなのでいいですが、前回紹介したJREMallの還元率と比較すると、積極的にこちらを選ぶ人は少ないかも知れません。実はふるさとチョイス、以前は結構大型のキャンペーンを行っていました。私の手元にある、「10000円で2000ポイント」も、上記2つのキャンペーンを活用したものです。が、9月末に行われたふるさと納税の制度見直し以降、このような大きなキャンペーンは実施しなくなったようです。ふるさとチョイスの魅力は、「返礼品の探しやすさ」「返礼品の種類の多さ」にあるとkomenumaは考えています。特に、商品検索は他のポータルと変わりませんが、自治体単位での検索が行いやすいです。今回は、目当ての品が決まっていることから、こちらから「佐賀県」を選択します。さらに、「伊万里市」を選択します。なお、「ふるさとチョイス」の魅力の一つにある、対象自治体の多さですが、佐賀県はどうやらすべての自治体が対象となっているようです。これが、前回紹介したJREMallの場合には5市町に限られています。伊万里市のページから、「カテゴリ⇒米・パン」を選びます。ターゲットは、左上の「お米マイスター厳選‼食べ比べ【さがびより2kg 夢しずく2kg】」です。この商品、佐賀県内の他の自治体でも見かけるのですが(江北町など)、2kgずつの食べ比べになっている自治体が伊万里市のみなので、こちらに納税しました。37件の感想を見ると、最新の感想には「片方だけ真空パックだった」とあります。不安ですが、人身御供になることにします。そして、その方の書き込みに「真空パックでない方は令和5年度産で、真空パックの方が令和4年度産」とありました。でも、通常「さがびより」の収穫時期は10月中旬なのですが、書き込みも10月中旬でした。この時期のふるさと納税のお米は、きちんと品種チェックをしないといけませんね。(真空パックにの件は問題があるけど、令和4年の方は当然そうだろうと考えています)後は寄付金の使い道の選択。ここでは、「子育て支援」を選択しました。最後に、チョイスマイルの利用について。今回はこのために「ふるさとチョイス」を利用しているので、当然全マイルを充当しました。この後のページは、住所等が出てくることからスクショしませんでしたが、住所確認と同時に配送希望日が出てきます。今回は、1月下旬を選びました。きちんと真空パックであれば、多少放置しても問題ないので。「ふるさとチョイス」の利用報告は以上です。これまで情報収集で相当お世話になってきたサイトなのですが、いまのポイント還元だと、「チョイス限定品」が欲しい場合と、取り扱っているポータルが限られる場合以外はあまり使わないかもしれません。この還元率だと、「お買い物マラソン」の開催時に楽天ふるさと納税を使うので十分です。
2024.02.03
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