お米の沼にハマってみた

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2024.08.24
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カテゴリ: 宮崎県
6月にもう出てしまう沖縄県産の早場米は紹介しましたが、今回からは本土の早場米を順に紹介していきます。令和5年度産のものをこの先購入するか、すべて切り替えるかはまだ決めていませんが、相当面白いもの以外は令和6年度産になると思います。

宮崎県の早場米
去年、​ 全国の早場米事情についての記事 ​を、当時わかる限りの情報で紹介しました。
早場米の産地は、鹿児島県の種子島から始まり一つ北の宮崎県でこのあたりはコシヒカリ主体、その後太平洋に沿って大分県よりも四国にわたった高知県では様々な品種開発が盛んで、徳島県ではハナエチゼンを栽培し・・・というのが産地の流れです。
鹿児島県種子島のコシヒカリと高知県の早場米(よさ恋美人)は昨年購入していたことから、今年の早場米は宮崎県産を紹介しようというのは早い時期から決めていました。
目を付けていたのは、宮崎県串間市のふるさと納税にもなっていた「松田農産」さんでした。宮崎県産の早場米の銘柄、「さきひかり」「夏の笑み」の両方の銘柄を取り扱っていたことが理由です。特に「さきひかり」は生産量が少ないのですが、松田農産さんはアドレスにsakihikari.netというドメインを使用していたことから、こちらから直接購入をするのが確実だろうと判断していました。
が、こちらのホームページが今年に入ってからなくなってしまいました。同時期に、串間市のふるさと納税ホームページからもこの商品が消えたため、もう手に入らないくなったと考えていました。
実は、「さきひかり」は宮崎県全体でも7トンしか生産していない品種です。何らかの理由でこちらの生産者のものが販売され無くなれば、今後入手するのは絶望的だと思っていました。
諦めて、今年の宮崎県産の早場米は、宮崎で早場米として栽培されている九州唯一の「あきたこまち」を紹介して、あとは他の県の商品で早場米特有の品種を紹介、そのうち「夏の笑み」を他から購入して紹介すればいいかと予定を組み始めていました。

「打首獄門同好会」の記事 ​を仕込んだ際に、彼らの楽曲「日本の米は世界一」の中に歌詞として入っている「さきひかり」を解説するために再検索してみたところ

松田農産のホームページはダウンのままだけど、串間市の返礼品では復活してるじゃん!

ということを発見してしまいました。
金額が高かろうが(2袋15,000円)、計画を再度変更することになろうがいいやと、清水の舞台から飛び降りるが如く、「夏の笑み」と「さきひかり」のセットを注文です。



こちらが到着した「夏の笑み」。注文日が7月25日で、到着日は8月10日でした。注文からちょうど2週間です。おにぎりを食らいつく、昭和テイストの少年がなかなかいいですね。
ホームページやメールからはいつ届くかわからなかったのと、早場米ゆえの不確実性はあるかもと思いつつ、8月4日に前回紹介したひとめぼれ2kgを購入してしまいました。
「さきひかり」との同時到着ですが、精米日がこちらの方が3日早かったためこちらより開封しました。

なお、宮崎県の早場米として最もメジャーなのは、さきひかりでも夏の笑みでもなく、コシヒカリです。
こちらは県南部の沿岸全域で栽培され、東京のスーパーでもほぼ8月限定で入手できます。

息子の手が映り込んでいますが、8月5日に大森の東急ストアで見かけた、東光食品さんの宮崎県産コシヒカリです。
こんな形で山積みになっているので、通販までは考えていないけど、早場米の新米が好きだというような方は、この時期に宮崎のコシヒカリを購入するのが最もいいかもしれません。別メーカー(伊丹産業)のものですが、マルエツとまいばすけっとでも見かけました。
お盆の仏壇に新米をお供えしたいという場合(全国にはそういう地域が存在します)でも、対応できる時期です。

「夏の笑み」の特徴

宮崎県で栽培されている米は、早場米として首都圏などにも出荷されるコシヒカリが全体の約40%、西日本ではこれまで広く栽培されてきたヒノヒカリが33%を占めています。3位の「み系358」および5位の「宮崎52号」は焼酎用米麹に使用される加工用米なので、「夏の笑み」は食用米としては4.4%のシェアで第3位となっています。


「夏の笑み」は2001年に、宮崎県総合農業試験場で育成された品種です。それまで宮崎県とコシヒカリとの作期分散のために栽培されていた「さきひかり」が高温による品質低下を示してきたことから、高温耐性があり玄米の品質がさきひかりよりも良い品種を目指し、高温登熟性に優れる「西海115号」と、極良食味の「南海128号」を交配後に育成されました。コシヒカリより成熟が11日遅く、玄米収量はコシヒカリより15%ほど多い品種となっています。食味は粘りの面でコシヒカリよりも上、いもち病や白枯葉病には弱いという特徴があります。
2011年に宮崎県において奨励品種採用され、2014年に品種登録されたとのことです。


​開封してみました​

次回紹介する「さきひかり」と一緒に入っていました。
松田農産さんからの葉書大メッセージカードが入っています。


福井県大野市産コシヒカリ ​」と同じものです。同じ袋メーカーなんでしょう。


販売者名は、松田農産さんではなく、個人名になっていました。

精米はこんな感じです

粒はやや小さ目かもしれません。
高温登熟性に優れているという特性からでしょうか、それとも今年の宮崎県はそこまで高温で花方からでしょうか、いずれにしても令和5年度米でよくみられるような白い部分の少ないお米でした。

それでは、いただきます。
新米だからなのか、もちもち感とみずみずしさが伝わってきました。もちもちは、夏の笑みの特徴でもあるそうです。食味はコシヒカリに近いという話もあったのですが、最初にお米だけで頂いた瞬間には自分もそう感じました。(が、多分ちょっと違います)
開封初日は、子ども達が大好きな三色ごはん(豚挽肉、鮭、炒り卵)だったため、これに合わせて食べてみました。鮭や炒り卵との愛称は特に美味しく頂きました。これだけもちもちしていて鮭との相性が良ければ、パッケージの少年の右手にあるおにぎりも納得です。
が、しょうゆ味の豚ひき肉と合わせたときに、「あ、コシヒカリと違う種類だ」と分かりました。一緒にすると、完全にお米の味が消えてしまいました。あっさりというか、濃い肉系統とは合わないんです。食感も、お米だけで頂いたときの感覚もコシヒカリっぽいだけに、驚きました。甘みがやや少ないのかな。
この他の組み合わせとしては、朝食用にいただいた明太子との組み合わせが最も良かったです。
とはいえ、さっぱりに強く振れているわけでもないので、朝食だけでなく他の食事との組み合わせも悪くないと思います。

ごちそうさまでした。

ふるさと納税での注文はこちらから



「宮崎県串間市ってこんなところ」については、次回「さきひかり」の記事を書く時に掲載します。

追記:アクセス解析を見ていると、ついに外国産米の記事が1日閲覧数のトップになりました。
   令和の米騒動から、国産米以外を考える人は増えているようです。
   そして、8/17には、都内南部のマルエツの精米売り場の棚がついにこう↓なりました。

8/4にひとめぼれを購入した時には、まだ全品種2-3商品ずつはあったのですが。
南海トラフ地震臨時情報も関係あるのかもしれません。水コーナーもこんな感じだったので。

8/24に寄った時は、ちょうど入荷時で「ふさこがね」「宮崎コシヒカリ」「コシヒカリブレンド」か積まれ始めていました。
価格はともかく、品薄に関しては「流通はきちんと回ってるので、パニックにはならないでお店をこまめに見てください。」と呼びかけたいです。





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Last updated  2024.09.02 04:06:05
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