ogin_san_00のブログ

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2025年10月01日
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テーマ: 投資
カテゴリ: 投資・為替
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経済指標で読み解く

経済指標から読み解く最新動向:景況感の「まだら模様」と中国製造業の回復


更新:2025年9月(内閣府・S&P Global・国家統計局 等)


【速報】中国製造業PMIに二極化の兆し? 9月の結果が示す回復と停滞


中国の製造業は世界のサプライチェーンに影響を与えます。9月のPMIは調査機関で差が出ており、以下が主要ポイントです。



S&P Global / RatingDog 製造業PMI:回復の勢い



    • 2025年9月:51.2(前月50.5)— 6か月で最も速い改善ペース、2か月連続で50超。

    • 新規受注:2月以来の速さで増加。

    • 生産:3か月ぶりに高い伸び。

    • 新規輸出受注:3月以来で増加に転じる。

    • 課題:投入価格の上昇と販売価格の緩やかな低下による利益圧迫の懸念。



国家統計局PMIとの乖離



    • 国家統計局 2025年9月:49.8(前月49.7)— 6か月連続で50下回り縮小。

    • 背景:国家統計局は国内販売中心の大・中規模企業が多く、S&Pは輸出志向の民間企業が多い点が影響。



日本経済の動向:緩やかな成長と持ち直し



項目 数値
実質GDP(前期比) +0.3%(年率+1.0%)
民間最終消費支出 +0.2%
民間企業設備 +1.3%
実質雇用者報酬(前期比) +0.8%


注目点



    • 個人消費は持ち直しの動き。ただし消費者マインドの回復は遅い。

    • 企業収益は改善の一方で足踏み感あり。企業景況感と家計の温度差が存在。

    • 実質賃金(総合、持ち家帰属家賃除く):2025年6月で前年同月比▲0.8%。



景況感指数とは?(一言解説)


PMIは購買担当者へのアンケートを集計した先行指標で、 50が拡大・縮小の節目となります。ISMは米国で注目される同種の指数です。



まとめ:まだら模様の景況感をどう読むか?



    1. 中国は輸出志向企業は改善、国内需要中心の大企業は慎重。

    1. 日本は緩やかな成長だが実質賃金マイナスが家計の実感を抑制。

    1. 投資・経営判断では「二極化」を踏まえたセクター別の見極めが重要。





※出典:内閣府、S&P Global、国家統計局等の速報値に基づき作成。引用時は必ず出典を明記してください。





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最終更新日  2025年10月01日 06時43分52秒
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