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2022.02.14
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本のタイトル・作者



職場のトリセツ [ 黒川 伊保子 ]

本の目次・あらすじ


第1章 職場のトリセツ
第2章 AIと仕事の未来
第3章 ダメな脳なんてない
第4章 男女の脳は違うのか
第5章 リーダーの条件

引用


「理想の自分」を脳の目標にしてしまうと、脳の世界観が「自分」でいっぱいになってしまう。
このため、自分が叱られたり挫折したりするたびに、脳の座標軸が揺らぎ、目標を見失って、脳のストレスが甚大になるのだ。「組織の成果」が脳の目標ならば、自分の挫折なんて、脳にとってちっぽけなことなのに。


感想


2022年035冊目
★★

黒川さんの本、「○○のトリセツ」の○○の部分を変えているだけで、中身はもう全部同じ内容の繰り返しなので、読むのやめようと思うのに読んでしまう…。
それが悪いということではない。

中身は変わらなくても、可愛らしいパッケージにすれば女性客が手に取ってくれるように。
だからこの人の本は、「新刊が出たから新しいことが書いてあるかもしれないと手に取る」たぐいのものではなく、同じもの(その商品じたいは良いものだと思う)の包装を変えて売りに出しているだけなのだと理解しておかなくてはいけない。

というわけで、今回は「職場」にフォーカスした内容。
第1章は書きおろし。
第2~5章は「コメントライナー」(時事通信社の解説コラム配信サービス)に4年にわたって寄稿されていたエッセイの再録。

・人の話は、共感で受ける
・ポジティブな話は「いいね」で受ける

というのは参考になる。ともすれば忘れがち。

部下で、「きいてください」と些末なことまですべて報告をあげる若手がいる。
はじめは「ホウレンソウ大事だもんね」とウンウン訊いていたのだけど、あまりにも頻繁でこちらの手を止められると、だらだら続く話に作業をしながらの「ながら聞き」になることも。
必要な報告と、そうじゃないもの。

あと「お墨付き」か。
とにかく聴くに徹しているけど、終わったかな?と思っても何かしらの反応を待って横に佇まれていると、「うーん」と思う。どうしたものか。
大変だったね、ご苦労様。報告ありがとう。
そして、指示。

自分が若い頃って、こんなんだったんだなあ…。

どこまで自分で判断して良いか分からなくて。
訊いて、答えてもらって、教えてもらって、はじめて前に進める…。
でも、その子に常から言っているのは、「自分の裁量権を広げられるように仕事をしたほうがいいよ」。
経験が積み重なってくれば出来るようになってくる。
でもその線引きを見誤ると、「出来ない人」もしくは「やりすぎな人」になる。
それでも、自分が少しずつその領土を広げていけるように。
(これ、勝間さんが前に本で言っていた。昨日の自分より裁量権を広げられるように、と。)
自分も楽になる。そして仕事が楽しくなる。面白くなってくる。
出来ないことが出来るようになるって、単純に人間の根源的な喜びだと思う。

引用部分は、自分も覚えておこうと肝に銘ずる。
自己実現を目標にすると、生きていくのは辛い。
だって私は、「巨大な組織の歯車」に過ぎないから。
立派な歯車になろう、なんてことにはならない。
でも巨大な組織をつつがなく動かすことが目標だとしたら。
私はちゃあんと、御役目を果たしているわけだ。

これまでの関連レビュー


妻のトリセツ [ 黒川伊保子 ]
夫のトリセツ [ 黒川伊保子 ]
家族のトリセツ [ 黒川伊保子 ]
・娘のトリセツ [ 黒川伊保子 ]
2021年5月に読んだ本まとめ/これから読みたい本
・息子のトリセツ [ 黒川伊保子 ]
2021年6月に読んだ本まとめ/これから読みたい本
不機嫌のトリセツ [ 黒川伊保子 ]




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最終更新日  2022.12.04 00:41:45
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