現代詩・個人詩誌「白黒目」豊原清明BLOG

2020.10.22
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心が見えるマスク

外側の肉は殼であり
いつか蝉のように
この肉を棄てる時が来る
心臓破りの丘は隠微な薔薇
散っていくばかりの
破裂していく
風の中で傾いていく
父母の世代が生の眠りへ

霞み
霞み
肉蒲団のような体から
外へ出られない
引きこもりの目をしているな
スーパーへ
出掛けてみたら
婦人の嘆息の背中ばかり
欝の鏡の世界。





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最終更新日  2020.10.22 17:13:52
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